JP2005023781A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジン等の機器類に対する保守、点検時におけるエンジンカバーの開閉作業を容易に行なう。
【解決手段】 カウンタウエイト11の点検口11Cを開閉するエンジンカバー16を、平行リンクを構成する第1リンク部材22と第2リンク部材26とを備えたリンク機構19によって支持し、点検口11Cを開く開位置と点検口11Cを閉じる閉位置との間で上,下方向にほぼ平行に移動させる構成とする。これにより、エンジンカバー16は、カウンタウエイト11の後面11Bに沿って上,下方向へと平行移動するので、エンジンカバー16が開位置に移動したときの把手部16Aの地上高さが低くなり、作業者が把手部16Aを持上げる高さを低く抑えることができる。このため、エンジンカバー16を開くときの作業者の負担を軽減することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン等の建設建設に関し、特に、車体に搭載されたエンジン等を開閉可能に覆うエンジンカバーを備えた建設機械に関する。
一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械は、自走可能な車体と、該車体を構成する上部旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成されている。そして、油圧ショベルの上部旋回体には、動力源としてのエンジン、該エンジンによって駆動される油圧ポンプ、エンジン等を冷却する熱交換器等の機器類が搭載され、これら各種の機器類は、上部旋回体に設けられた外装カバーによって覆われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−348911号公報
ここで、油圧ショベルの上部旋回体に設けられた外装カバーには、通常、エンジンを含む機器類を点検するための点検口が設けられ、この点検口は、エンジンカバーによって開閉可能に覆われている。そして、上述した従来技術によるエンジンカバーは、外装カバーの表面(外側面)に沿って前,後方向(水平方向)に移動することにより点検口を開閉する構成となっている。
一方、他の従来技術によるエンジンカバーとして回動式のエンジンカバーが知られており、この回動式のエンジンカバーは、例えば上端側がヒンジ機構によって回動可能に支持される固定端となり、下端側が上,下方向に回動する自由端となっている。そして、回動式のエンジンカバーは、その自由端側に設けられた把手等を作業者が把持して上方に持上げることにより、固定端を中心として上,下方向に回動し、点検口を開放するものである。
しかし、上述した従来技術による回動式のエンジンカバーは、作業者が自由端側の把手等を把持して上方に持上げることにより、固定端を中心として上,下方向に回動する構成となっている。
このため、エンジンカバーを開位置とするためには、作業者はエンジンカバーの自由端側を上方に大きく持上げる必要があり、このエンジンカバーを開く作業が煩わしいという問題がある。
また、エンジンカバーが開位置となったときには、通常、自由端が外装カバーの表面から斜め上向きに突出するため、例えばエンジンカバーを開位置に保持したまま上部旋回体を旋回させた場合には、この上部旋回体の周囲に存在する立木等の障害物にエンジンカバーが衝突してしまい、当該エンジンカバーが破損してしまう虞れがある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、エンジン等の機器類に対する保守、点検時におけるエンジンカバーの開閉作業を容易に行なうことができるようにした建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、自走可能な車体と、該車体に搭載されたエンジンと、該エンジンを覆う開閉可能なエンジンカバーを含んで構成され車体に搭載された機器を覆う外装カバーとを備えてなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、外装カバーを構成するエンジンカバーを開位置と閉位置との間で上,下方向にほぼ平行に移動させるリンク機構を設けたことにある。
請求項2の発明は、リンク機構は左,右方向で対をなして車体とエンジンカバーとの間に配置された左,右のリンク機構によって構成したことにある。
請求項3の発明は、リンク機構は、固定端が車体に回動可能にピン結合され自由端がエンジンカバーに回動可能にピン結合された第1リンク部材と、固定端が第1リンク部材の固定端から上,下方向に離間して車体に回動可能にピン結合され自由端が第1リンク部材の自由端から上,下方向に離間してエンジンカバーに回動可能にピン結合された第2リンク部材と、車体と第1,第2のリンク部材のうち一方のリンク部材との間に設けられエンジンカバーが開位置と閉位置との間で移動するときに該エンジンカバーを開位置または閉位置のいずれか一方側に付勢する付勢手段とにより構成したことにある。
請求項4の発明は、付勢手段は、エンジンカバーが開位置となったときに当該エンジンカバーをその自重よりも大きな付勢力をもって開位置に保持する構成としたことにある。
請求項5の発明は、付勢手段は、リンク機構の動作に応じて伸縮しエンジンカバーの開位置と閉位置との間で最大伸長位置となる引張りばねにより構成し、該引張りばねは、エンジンカバーが閉位置から開位置に向けて移動する間に最大伸長位置を超えたときには該エンジンカバーを開位置に向けて付勢し、エンジンカバーが開位置から閉位置に向けて移動する間に最大伸長位置を超えたときには該エンジンカバーを閉位置に向けて付勢する構成としたことにある。
請求項6の発明は、第1,第2のリンク部材のうち一方のリンク部材には、他方のリンク部材に衝合することによりエンジンカバーの上方への移動を規制する上限ストッパを設ける構成としたことにある。
請求項7の発明は、上限ストッパは、第1,第2のリンク部材のうち一方のリンク部材と車体との間を結合するピンにより構成したことにある。
請求項8の発明は、車体には外装カバーと一緒にエンジンを覆い該エンジンを含む機器を点検するための点検口を有したカウンタウエイトを設け、第1,第2のリンク部材は、その固定端をカウンタウエイトに回動可能にピン結合し自由端をエンジンカバーに回動可能にピン結合する構成とし、エンジンカバーは、第1,第2のリンク部材の自由端が固定端を中心として上,下方向に回動することにより、カウンタウエイトの点検口を開く開位置と閉じる閉位置との間で上,下方向に移動する構成としたことにある。
請求項9の発明は、カウンタウエイトには、点検口を挟む左,右両側にエンジンカバーを収容する窪み部を設け、エンジンカバーは、閉位置となったときには点検口と一緒に左,右の窪み部を覆う構成としたことにある。
請求項10の発明は、エンジンカバーには、カウンタウエイト側に突出する爪部材を備えたロック機構を設け、カウンタウエイトには、エンジンカバーが閉位置となったときにロック機構の爪部材が係合することにより該エンジンカバーを閉位置にロックするウエイト側フック部材を設け、リンク機構には、エンジンカバーが開位置となったときにロック機構の爪部材が係合することにより該エンジンカバーを開位置にロックするリンク側フック部材を設ける構成としたことにある。
請求項11の発明は、リンク機構は左,右方向で対をなしてカウンタウエイトとエンジンカバーとの間に配置された左,右のリンク機構によって構成し、これら左,右のリンク機構は左,右方向に延びる連結部材によって連結し、リンク側フック部材は該連結部材のうちウエイト側フック部材と左,右方向で一致する部位に設ける構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、エンジンカバーを開位置と閉位置との間で上,下方向にほぼ平行に移動させるリンク機構を設ける構成としている。このため、エンジン等の機器に対する保守、点検時にエンジンカバーを閉位置から開位置へと移動するときに、該エンジンカバーの下端側が大きく上方に持上がることがなく、この分、エンジンカバーを開閉する作業を容易に行なうことができる。また、例えば上端側がヒンジ機構によって支持され下端側が上,下方向に回動する自由端となった回動式のエンジンカバーに比較して、開位置となったエンジンカバーが外装カバーの表面から大きく突出するのを抑えることができ、該エンジンカバーの破損等を防止することができる。
請求項2の発明によれば、左,右方向で対をなすリンク機構によって、エンジンカバーを車体に対して両持ち支持することができるので、エンジンカバーを開位置と閉位置との間で安定して上,下方向に移動させることができる。
請求項3の発明によれば、リンク機構を構成する第1,第2のリンク部材により、エンジンカバーを閉位置と開位置との間で上,下方向にほぼ平行に移動させることができる。また、エンジンカバーを開位置に向けて移動させるときには、付勢手段がエンジンカバーをその自重に抗して開位置へと付勢することにより、エンジンカバーを容易に開位置へと移動させることができる。一方、エンジンカバーを閉位置に向けて移動させるときには、付勢手段がエンジンカバーを閉位置へと付勢することにより、エンジンカバーを閉位置に保持しておくことができる。
請求項4の発明によれば、付勢手段の付勢力によってエンジンカバーを開位置に保持しておくことができるので、エンジンカバーを開放したままエンジン等の機器に対する保守、点検作業を安全に行うことができる。
請求項5の発明によれば、付勢手段を、エンジンカバーの開位置と閉位置との間で最大伸長位置となる引張りばねにより構成したので、エンジンカバーが閉位置から開位置に向けて移動する間に引張りばねが最大伸長位置を超えたときには、縮小する引張りばねによってエンジンカバーを開位置に向けて付勢することができる。また、エンジンカバーが開位置から閉位置に向けて移動する間に最大伸長位置を超えたときには、縮小する引張りばねによってエンジンカバーを閉位置に向けて付勢することができる。
請求項6の発明によれば、第1,第2のリンク部材のうち一方のリンク部材に上限ストッパを設けることにより、エンジンカバーが閉位置から開位置へと移動するときに、一方のリンク部材に設けた上限ストッパが他方のリンク部材に衝合した位置でエンジンカバーの上方への移動を規制することができる。このため、上限ストッパの位置、または他方のリンク部材の形状を変化させることにより、エンジンカバーの開位置を適宜に変えることができる。
請求項7の発明によれば、一方のリンク部材と車体との間をピン結合するピンを上限ストッパとして利用し、エンジンカバーの上方への移動を規制することができる。
請求項8の発明によれば、リンク機構を構成する第1,第2のリンク部材の固定端をカウンタウエイトにピン結合し、第1,第2のリンク部材の自由端をエンジンカバーにピン結合する構成としたので、エンジンカバーは、第1,第2のリンク部材が上,下方向に回動することにより、カウンタウエイトの点検口を開く開位置と閉じる閉位置との間で上,下方向に移動することができる。
請求項9の発明によれば、カウンタウエイトに設けた点検口を閉位置となったエンジンカバーによって閉じたときに、該エンジンカバーによってカウンタウエイトのうち点検口を挟んだ左,右の両側に設けられた窪み部を覆うことができる。これにより、例えばカウンタウエイトを鋳造によって形成した場合に、該カウンタウエイトのうち点検口を挟む左,右の窪み部の鋳肌面をエンジンカバーによって覆うことができ、カウンタウエイト側からみた建設機械の外観美を高めることができる。また、鋳造されたカウンタウエイトの鋳肌のうち、エンジンカバーによって覆われる鋳肌に対する研削等の表面加工を不要にでき、カウンタウエイトの製造コストを低減することができる。
請求項10の発明によれば、エンジンカバーに設けたロック機構の爪部材がウエイト側フック部材に係合したときには、エンジンカバーを閉位置にロックすることができ、ロック機構の爪部材がリンク側フック部材に係合したときには、エンジンカバーを開位置にロックすることができる。これにより、付勢手段の付勢力に頼らずにエンジンカバーを確実に開位置に保持しておくことができ、エンジンカバーを開放したままエンジン等の機器に対する保守、点検作業を安全に行うことができる。しかも、エンジンカバーに設けた単一のロック機構を用いて、エンジンカバーを閉位置と開位置との2位置にロックすることができるので、エンジンカバーを閉位置にロックするためのロック機構と開位置にロックするためのロック機構とを個別に設ける必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。
請求項11の発明によれば、左,右のリンク機構の間を左,右方向に延びる連結部材によって連結し、この連結部材のうちウエイト側フック部材と左,右方向で一致する部位にリンク側フック部材を設けたので、エンジンカバーを閉位置としたときには、ロック機構の爪部材をウエイト側フック部材に係合させることができ、エンジンカバーを開位置としたときには、ロック機構の爪部材をリンク側フック部材に係合させることができる。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を、油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図14を参照しつつ詳細に説明する。
まず、図1ないし図9は本発明の第1の実施の形態を示し、図中、1は油圧ショベルで、該油圧ショベル1の車体は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とにより構成されている。そして、上部旋回体3の前部側には、スイングポスト式の作業装置4が俯仰動可能に設けられている。
ここで、上部旋回体3は、旋回輪5を介して下部走行体2上に設けられた旋回フレーム6を備え、該旋回フレーム6上には、運転室を画成するキャブ7、後述のエンジン8等が配設されている。
8は旋回フレーム6の後端側に設けられたエンジンで、該エンジン8は左,右方向に延在する横置き状態に配置されている。また、エンジン8の左側には、該エンジン8によって駆動される油圧ポンプ9が設けられ、エンジン8の右側にはラジエータ、オイルクーラ等の熱交換器10が配設されている。そして、これらエンジン8、油圧ポンプ9、熱交換器10等の機器類は、後述のカウンタウエイト11、外装カバー12等によって覆われる構成となっている。
11はエンジン8の後側に位置して旋回フレーム6の後端部に設けられたカウンタウエイトで、該カウンタウエイト11は、作業装置4との重量バランスをとるものである。ここで、カウンタウエイト11は、左,右方向に円弧状に延びる凸湾曲形状をなし、鋳造手段によって一体形成されている。そして、カウンタウエイト11は、旋回フレーム6の後端部から上方に立上がり、後述の外装カバー12と一緒にエンジン8、油圧ポンプ9、熱交換器10等の機器類を後側から覆っている(図2参照)。
11Aはカウンタウエイト11の上,下方向の中間部位に設けられた窪み部で、該窪み部11Aは、図3及び図4に示すように、カウンタウエイト11の後面11Bのうち上,下方向の中間部位を薄肉に形成(鋳造)することにより、左,右方向の全域に亘ってエンジン8側に窪んでいる。そして、窪み部11A内には後述のエンジンカバー16が収容され、このエンジンカバー16によって鋳肌面となった窪み部11Aの表面が覆われる構成となっている。
11Cはカウンタウエイト11の窪み部11A内部の中央部位に設けられた矩形な点検口で、該点検口11Cは、カウンタウエイト11の左,右方向の中央部に配置されている。そして、点検口11Cはエンジンカバー16によって開閉され、作業者は、この点検口11Cを通じてエンジン8、油圧ポンプ9、熱交換器10等の機器類に対する保守、点検作業を行なうようになっている。
11D,11Dは左,右方向で対面するように点検口11Cの上部側の内周縁に突設された左,右のリンク取付座で、これら左,右のリンク取付座11Dは、図5及び図6に示すように、点検口11Cの内周縁に沿って上,下方向に延びる長円形状をなし、カウンタウエイト11に一体形成されている。そして、左,右のリンク取付座11Dには、後述のリンク機構19がそれぞれ取付けられる構成となっている。
12はカウンタウエイト11に連続して旋回フレーム6の後部側に設けられた外装カバーで、該外装カバー12は、図1ないし図4に示すように、旋回フレーム6の後部左側に配置されカウンタウエイト11の左端側から前方に向けて滑らかに連続する左後カバー13と、旋回フレーム6の後部右側に配置されカウンタウエイト11の右端側から前方に向けて滑らかに連続する右後カバー14と、これら左後カバー13と右後カバー14との間に配置された後述のエンジンカバー16とにより大略構成されている。
そして、外装カバー12は、旋回フレーム6に配設されたエンジン8、油圧ポンプ9、熱交換器10、コントロールバルブ(図示せず)等の機器類をカウンタウエイト11等と共に覆うものである。
また、旋回フレーム6の前部左側には旋回フレーム6とキャブ7との間に位置して左スカートカバー15が設けられ、同じく、旋回フレーム6の前部右側には右スカートカバー(図示せず)が設けられている。そして、これら左スカートカバー15と右スカートカバーとは、外装カバー12の一部を構成している。
16は左後カバー13、右後カバー14と共に外装カバー12を構成するエンジンカバーで、該エンジンカバー16は、後述のリンク機構19を用いてカウンタウエイト11に支持されている。そして、エンジンカバー16は、図1ないし図4に示すように、左後カバー13と右後カバー14との間に連続して配設され、カウンタウエイト11の点検口11Cを後側から開閉可能に覆うものである。
ここで、エンジンカバー16は、例えば樹脂材料等を用いて一体形成され、上,下方向の寸法に比較して左,右方向の寸法が大きく、カウンタウエイト11の窪み部11Aに対応した凸湾曲形状をなしている。そして、エンジンカバー16は、後述のリンク機構19により、カウンタウエイト11の点検口11Cを開く開位置と該点検口11Cを閉じる閉位置との間で、カウンタウエイト11の後面11Bに沿って上,下方向にほぼ平行に移動するものである。
この場合、エンジンカバー16が開位置となったときには、図3及び図4に示すように、カウンタウエイト11の点検口11Cがその全域に亘って開放され、作業者は、点検口11Cを通じてエンジン8、油圧ポンプ9、熱交換器10等の機器類に対する保守、点検作業を行うことができる。
一方、エンジンカバー16が閉位置となったときには、図1及び図2に示すように、エンジンカバー16はカウンタウエイト11の窪み部11Aに嵌り込み、カウンタウエイト11の点検口11Cと、点検口11Cを挟んで左,右両側に位置する窪み部11Aの表面(鋳肌面)を後側から覆う。この場合、エンジンカバー16は、左後カバー13、右後カバー14に連続した滑らかな表面を形成する。
これにより、カウンタウエイト11側からみた油圧ショベル1の外観の審美性を高めることができ、かつエンジンカバー16によって覆われる窪み部11Aの表面(鋳肌面)に対する研削等の表面加工を不要にでき、この分、カウンタウエイト11の製造コストを低減することができる構成となっている。
17はエンジンカバー16の下端側に設けられたロック機構で、該ロック機構17は、エンジンカバー16を閉位置としたときに、カウンタウエイト11の点検口11C下縁部に設けた止め具18(図4参照)に係合することにより、エンジンカバー16を閉位置にロックするものである。また、ロック機構17の左,右両側には、エンジンカバー16を開閉するときに作業者が把持する把手部16Aが設けられている。
19,19はカウンタウエイト11に対してエンジンカバー16を上,下方向にほぼ平行に移動させる左,右のリンク機構で、該各リンク機構19は、左,右方向で対をなしてカウンタウエイト11とエンジンカバー16との間に配置されている。そして、左,右のリンク機構19は、後述の第1リンク部材22、第2リンク部材26、引張りばね29等により構成されている。
ここで、左,右のリンク機構19は同一の構成を有しているので、以下、図5ないし図9を用いて右側のリンク機構19について説明し、左側のリンク機構19についての説明は省略するものとする。
20は上部旋回体3を構成するカウンタウエイト11に固定された車体側ベース板で、該車体側ベース板20は、鋼板材等を用いて五角形をなす平板状に形成されている。また、車体側ベース板20は、2個のボルト21,21を用いてカウンタウエイト11のリンク取付座11Dに固定され、車体側ベース板20の後端部位は、リンク取付座11Dから後方に突出している(図5,図7参照)。そして、車体側ベース板20の後端部位には、後述する第1リンク部材22の固定端、第2リンク部材26の固定端がピン結合される構成となっている。
22は固定端が車体側ベース板20にピン結合された第1リンク部材で、該第1リンク部材22は、鋼板材等を用いて略S字状に屈曲した細長い板状に形成されている。ここで、第1リンク部材22の固定端(長さ方向の一端部)は、車体側ベース板20の後端部位にピン23を用いて回動可能にピン結合されている。また、第1リンク部材22の自由端(長さ方向の他端部)は、エンジンカバー16に取付けられたカバー側ベース板24に、ピン25を用いて回動可能にピン結合されている。
26は固定端が車体側ベース板20にピン結合された第2リンク部材で、該第2リンク部材26は、鋼板材等を用いて略I字状をなす細長い板状に形成されている。ここで、第2リンク部材26の固定端(長さ方向の一端部)は、車体側ベース板20のうち上述のピン23から下側に離間した位置に、ピン27を用いて回動可能にピン結合されている。また、第2リンク部材26の自由端(長さ方向の他端部)は、カバー側ベース板24のうち上述のピン25から下側に離間した位置に、ピン28を用いて回動可能にピン結合されている。
ここで、図5及び図7等に示すように、第1リンク部材22の両端部に位置するピン23,25間の距離と、第2リンク部材26の両端部に位置するピン27,28間の距離とはほぼ等しく設定されている。また、ピン23,27間の距離と、ピン25,28間の距離とはほぼ等しく設定されている。これにより、第1リンク部材22と第2リンク部材26とは平行リンクを構成している。
そして、第1リンク部材22と第2リンク部材26とを備えたリンク機構19は、カバー側ベース板24に取付けられたエンジンカバー16を、図5及び図6に示す閉位置と図7及び図8に示す開位置との間で上,下方向にほぼ平行に移動させることにより、該エンジンカバー16によってカウンタウエイト11の点検口11Cを開閉するものである。
29は第1リンク部材22と車体側ベース板20との間に設けられた付勢手段としての引張りばねで、引張りばね29はコイルばねにより構成されている。ここで、引張りばね29の一端側は、車体側ベース板20に突設された掛止ピン30に掛止めされ、引張りばね29の他端側は、第1リンク部材22の長さ方向中間部に突設された掛止ピン31に掛止めされている。そして、引張りばね29は、第1リンク部材22がピン23を中心として回動することにより、掛止ピン30を中心として回動変位しつつ伸縮し、エンジンカバー16を開位置または閉位置の一方側に向けて付勢する構成となっている。
ここで、引張りばね29は、図9に示す如くピン23、掛止ピン30,31がほぼ一直線上に並んだときに最も伸長した最大伸長位置となり、この最大伸長位置から矢示A方向に回動するときには、そのばね力によってエンジンカバー16を開位置に向けて付勢し、最大伸長位置から矢示B方向に回動するときには、そのばね力によってエンジンカバー16を閉位置に向けて付勢するものである。
この場合、引張りばね29のばね力(付勢力)は、エンジンカバー16が開位置となったときに当該エンジンカバー16の自重よりも大きく設定されている。これにより、エンジンカバー16を開位置に移動させたときには、このエンジンカバー16を引張りばね29によって開位置に保持しておくことができる構成となっている。
32は第1リンク部材22の固定端に設けられた上限ストッパで、該上限ストッパ32は、図5及び図6等に示すように、第1リンク部材22の固定端を車体側ベース板20に結合するピン23に一体形成され、車体側ベース板20から第2リンク部材26側へと突出している。そして、上限ストッパ32は、図7及び図8に示すように、エンジンカバー16が開位置へと移動したときに第2リンク部材26が衝合することにより、エンジンカバー16がそれ以上に上方へと移動するのを規制するものである。
従って、第1リンク部材22に対する上限ストッパ32の配設位置を変化させることにより、あるいは、第2リンク部材26の形状を変化させることにより、上限ストッパ32と第2リンク部材26とが衝合するタイミングを変化させることができ、エンジンカバー16の開位置を適宜に設定することができる構成となっている。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、この油圧ショベル1は、下部走行体2によって作業場所まで自走した後、上部旋回体3を旋回させつつ作業装置4を俯仰動させることにより、該作業装置4によって土砂等の掘削作業を行う。
ここで、本実施の形態による油圧ショベル1は、エンジン8、油圧ポンプ9、熱交換器10等の機器類に対する保守、点検作業を行うときに、カウンタウエイト11の点検口11Cをエンジンカバー16によって開閉する作業を容易に行うことができるようになっており、以下、エンジンカバー16によって点検口11Cを開閉する作業について説明する。
まず、カウンタウエイト11の点検口11Cを開くときには、作業者は、ロック機構17を解除した状態でエンジンカバー16の把手部16Aを把持し、該エンジンカバー16を閉位置から開位置に向けて上方へと持上げる。
この場合、エンジンカバー16を支持するリンク機構19は、第1リンク部材22、第2リンク部材26等からなる平行リンクを構成している。このため、カバー側ベース板24に取付けられたエンジンカバー16は、図5及び図6に示す閉位置から図7及び図8に示す開位置に向けて、カウンタウエイト11の後面11Bと対面しつつ上方にほぼ平行に移動することができる。
このとき、車体側ベース板20と第1リンク部材22との間に設けられた引張りばね29は、第1リンク部材22がピン23を中心として回動するのに伴い、掛止ピン30を中心として回動変位する。そして、引張りばね29は、図9に示すようにエンジンカバー16が閉位置から僅かに上方に移動し、ピン23、掛止ピン30,31がほぼ一直線上に並んだときに最大伸長位置となる。
従って、エンジンカバー16が閉位置から開位置へと移動するときに、引張りばね29が図9に示す最大伸長位置を超えて矢示A方向に回動すると、該引張りばね29は徐々に縮小するようになる。これにより、引張りばね29は、エンジンカバー16の自重に抗して該エンジンカバー16を開位置に向けて付勢するので、この分、作業者がエンジンカバー16を持上げるのに必要な力を軽減することができる。
そして、エンジンカバー16が、図7及び図8に示す開位置へと移動したときには、車体側ベース板20と第1リンク部材22との間を結合するピン23に一体形成された上限ストッパ32に、第2リンク部材26が衝合する。これにより、エンジンカバー16がそれ以上に上方に移動するのを規制し、エンジンカバー16の開位置を設定することができる。
この場合、第1リンク部材22に対する上限ストッパ32の配設位置を変化させることにより、あるいは、第2リンク部材26の形状を変化させることにより、上限ストッパ32と第2リンク部材26とが衝合するタイミングを変化させることができる。従って、上限ストッパ32の配設位置を調整することにより、エンジンカバー16の開位置を適宜に設定することができる。
このようにして、エンジンカバー16は、リンク機構19によりカウンタウエイト11の後面11Bに沿って上方へと平行移動し、図3及び図4に示す開位置に保持されることにより、カウンタウエイト11の点検口11Cをその全域に亘って開放する。これにより、作業者は、点検口11Cを通じてエンジン8、油圧ポンプ9、熱交換器10等の機器類に対する保守、点検作業を行うことができる。
この場合、エンジンカバー16は、カウンタウエイト11の後面11Bに沿って上方へと平行移動するので、エンジンカバー16が開位置に移動したときの把手部16Aの地上高さを低減でき、作業者が把手部16Aを持上げる高さを低く抑えることができる。このため、例えば上端側がヒンジ機構によって支持され下端側が自由端となった回動式のエンジンカバーに比較して、エンジンカバー16を開くときの作業者の負担を軽減することができる。
また、エンジンカバー16が閉位置から開位置へと移動するときに、車体側ベース板20と第1リンク部材22との間に設けた引張りばね29が、図9に示す最大伸長位置から矢示A方向に回動することにより、引張りばね29のばね力によってエンジンカバー16を開位置に向けて付勢することができる。従って、エンジンカバー16を開くときの作業者の負担を一層軽減することができる。
また、引張りばね29のばね力は、エンジンカバー16が開位置となったときに当該エンジンカバー16の自重よりも大きく設定されているので、引張りばね29によってエンジンカバー16を開位置に保持しておくことができる。従って、点検口11Cを通じてエンジン8等の機器類に対する保守、点検作業を安全に行うことができる。
また、エンジンカバー16は、カウンタウエイト11の後面11Bに沿って上方にほぼ平行に移動するので、図3に示すように、エンジンカバー16が開位置となったときに、該エンジンカバー16のカウンタウエイト11表面(後面11B)からの突出長さを可及的に小さくすることができる。このため、例えばエンジンカバー16を開位置に保持した状態で上部旋回体3を旋回させたとしても、エンジンカバー16が上部旋回体3の周囲に存在する立木等の障害物に衝突するのを防止でき、エンジンカバー16を保護することができる。
また、上,下方向の寸法に比較して左,右方向の寸法が大きいエンジンカバー16を用いた場合でも、このエンジンカバー16をリンク機構19によって上方に平行移動させることにより、カウンタウエイト11の点検口11Cをその全域に亘って確実に開放することができる。
さらに、カウンタウエイト11とエンジンカバー16との間には、左,右方向で対をなす左,右のリンク機構19が設けられているので、これら左,右のリンク機構19によってエンジンカバー16を両持ち支持することができる。従って、左,右方向の寸法が大きいエンジンカバー16を用いた場合でも、このエンジンカバー16を開位置と閉位置との間で安定して上,下方向に平行移動させることができる。
次に、エンジン8、油圧ポンプ9、熱交換器10等の機器類に対する保守、点検作業が終了した後に、エンジンカバー16を開位置から閉位置に移動させる場合には、作業者は、開位置を保持するエンジンカバー16の把手部16Aを把持し、エンジンカバー16を下方に下ろす。
これにより、リンク機構19によって支持されたエンジンカバー16は、カウンタウエイト11の後面11Bと対面しつつ、図7及び図8に示す開位置から図5及び図6に示す閉位置に向けて下方にほぼ平行に移動する。
ここで、エンジンカバー16が開位置から閉位置に向けて移動するときに、引張りばね29が図9に示す最大伸長位置を超えて矢示B方向に回動すると、該引張りばね29は徐々に縮小するようになり、この引張りばね29のばね力により、エンジンカバー16を閉位置に向けて付勢することができる。
そして、エンジンカバー16を閉位置まで移動させ、カウンタウエイト11の点検口11C下縁部に設けた止め具18(図4参照)にロック機構17を係合させることにより、エンジンカバー16を閉位置に保持することができる。これにより、エンジンカバー16は、カウンタウエイト11の窪み部11Aに形成された点検口11Cを覆うと共に、該点検口11Cの左,右両側に位置する窪み部11Aの表面(鋳肌面)を覆う。
この場合、エンジンカバー16が閉位置にあるときには、引張りばね29がエンジンカバー16を閉位置に向けて常時付勢しているので、例えばロック機構17が破損したとしても、引張りばね29によってエンジンカバー16を閉位置に保持しておくことができ、エンジンカバー16が不必要に開位置へと移動してしまうのを抑えることができる。
また、閉位置に保持されたエンジンカバー16は、カウンタウエイト11のうち点検口11Cを挟む左,右の窪み部11Aの鋳肌面をその全域に亘って覆う。これにより、鋳造されたカウンタウエイト11のうち、エンジンカバー16によって覆われる窪み部11Aの鋳肌に対する研削等の表面加工を不要にでき、この分、カウンタウエイト11の製造コストを低減することができる。また、閉位置となったエンジンカバー16は、左後カバー13、右後カバー14に連続した滑らかな表面を形成するので、カウンタウエイト11側からみた油圧ショベル1の外観の審美性を高めることができる。
次に、図10ないし図14は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、エンジンカバーにカウンタウエイト側に突出する爪部材を備えたロック機構を設け、カウンタウエイトにはロック機構が係合することによりエンジンカバーを閉位置にロックするウエイト側フック部材を設け、リンク機構にはロック機構が係合することによりエンジンカバーを開位置にロックするリンク側係合部材を設けたことにある。なお、本実施の形態では上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、41は第1の実施の形態によるエンジンカバー16に代えて本実施の形態に用いたエンジンカバーで、該エンジンカバー41は、第1の実施の形態によるエンジンカバー16とほぼ同様に、カウンタウエイト11の窪み部11Aに対応した凸湾曲形状に形成され、カウンタウエイト11の点検口11Cを後側から開閉可能に覆うものである。
そして、エンジンカバー41は、後述のリンク機構50によって支持され、図11に示す如くカウンタウエイト11の点検口11Cを閉じる閉位置と、図12に示す如くカウンタウエイト11の点検口11Cを開く開位置との間で、カウンタウエイト11の後面11Bに沿って上,下方向にほぼ平行に移動する構成となっている。また、エンジンカバー41の下端側中央には、カウンタウエイト11の点検口11C側に窪んだ凹窪部41Aが設けられ、該凹窪部41Aには後述のロック機構42が設けられている。
42はエンジンカバー41の下端側に設けられたロック機構で、該ロック機構42は、後述のウエイト側フック部材47に係合することにより、エンジンカバー41を図11に示す閉位置にロックすると共に、後述のリンク側フック部材64に係合することにより、エンジンカバー41を図12に示す開位置にロックするものである。
ここで、ロック機構42は、図13に示すように、エンジンカバー41の凹窪部41Aに取付けられた矩形な箱状のケーシング43と、該ケーシング43からカウンタウエイト11の点検口11C側に突出し、突出端側が二又状の分岐部44Aとなった固定爪部材44と、該固定爪部材44の下側にピン45を用いて回動可能に取付けられた可動爪部材46とにより大略構成されている。
そして、ロック機構42の固定爪部材44は、エンジンカバー41が閉位置となたっときには、図13に示す如く分岐部44A間に後述のウエイト側フック部材47を挟込み、エンジンカバー41が開位置となったときには、図14に示す如く分岐部44A間に後述のリンク側フック部材64を挟込むものである。
一方、ロック機構42の可動爪部材46は、ケーシング43内に設けられた操作部材(図示せず)をエンジンカバー41の外側から操作することにより、ピン45を中心として、図13中に実線で示す如く固定爪部材44の分岐部44Aを閉じるロック位置と、図13中に二点鎖線で示す如く固定爪部材44の分岐部44Aを開くロック解除位置との間で回動するものである。
従って、ロック機構42は、可動爪部材46が図13中に実線で示すロック位置となったときには、固定爪部材44がウエイト側フック部材47から離脱するのを可動爪部材46によって禁止し、可動爪部材46が図13中に二点鎖線で示すロック解除位置となったときには、固定爪部材44がウエイト側フック部材47から離脱するのを許す構成となっている。
47はカウンタウエイト11に設けられたウエイト側フック部材で、該ウエイト側フック部材47は、エンジンカバー41が図10及び図11に示す閉位置となったときに、エンジンカバー41に設けたロック機構42の固定爪部材44と可動爪部材46とが係合することにより、該エンジンカバー41を閉位置にロックするものである。
ここで、ウエイト側フック部材47は、丸鋼材等をU字状に折曲げることにより形成され、長方形の平板状に形成されたベース板48にその両端側が溶接等によって固着されている。そして、ウエイト側フック部材47は、カウンタウエイト11に形成された点検口11Cの下端縁部にボルト49,49を用いてベース板48を固定することにより、逆U字状となって点検口11Cの下端縁部からほぼ鉛直上向きに立上がっている。
これにより、エンジンカバー41を閉位置としたときには、図10、図11及び図13に示すように、ロック機構42の固定爪部材44と可動爪部材46とが、ウエイト側フック部材47に係合し、エンジンカバー41を閉位置にロックしておくことができる構成となっている。
50,50は左,右方向で対をなしてカウンタウエイト11とエンジンカバー41との間に配置された左,右のリンク機構で、該各リンク機構50は、カウンタウエイト11に対してエンジンカバー41を上,下方向にほぼ平行に移動させるもので、第1の実施の形態によるリンク機構19に代えて本実施の形態に用いたものである。そして、左,右のリンク機構50は、第1の実施の形態によるものとほぼ同様に、後述の第1リンク部材53、第2リンク部材57、引張りばね60等により構成されるものの、左,右のリンク機構50間に後述のリンク側フック部材64を設けた点が異なるものである。
ここで、左,右のリンク機構50は同一の構成を有しているので、以下、図11及び図12を用いて右側のリンク機構50について説明し、左側のリンク機構50についての説明は省略するものとする。
51はカウンタウエイト11に固定された車体側ベース板で、該車体側ベース板51は、鋼板材等を用いてほぼ長方形の平板状に形成され、ボルト52,52を用いてカウンタウエイト11のリンク取付座11Dに固定されている。そして、車体側ベース板51の後端部位は、リンク取付座11Dから後方(エンジンカバー41側)に突出し、この車体側ベース板51の後端部位には、後述する第1リンク部材53の固定端、第2リンク部材57の固定端がピン結合される構成となっている。
53は固定端が車体側ベース板51にピン結合された第1リンク部材で、該第1リンク部材53は、鋼板材等を用いて細長い長方形の板状に形成されている。ここで、第1リンク部材53の固定端(長さ方向の一端部)は、車体側ベース板51の後端部位にピン54を用いて回動可能にピン結合されている。また、第1リンク部材53の自由端(長さ方向の他端部)は、エンジンカバー41に取付けられたカバー側ベース板55に、ピン56を用いて回動可能にピン結合されている。
57は固定端が車体側ベース板51にピン結合された第2リンク部材で、該第2リンク部材57は、鋼板材等を用いて細長い長方形の板状に形成されている。ここで、第2リンク部材57の固定端(長さ方向の一端部)は、車体側ベース板51のうち上述のピン54から下側に離間した位置に、ピン58を用いて回動可能にピン結合されている。また、第2リンク部材57の自由端(長さ方向の他端部)は、カバー側ベース板55のうち上述のピン56から下側に離間した位置に、ピン59を用いて回動可能にピン結合されている。
ここで、第1リンク部材53の両端部に位置するピン54,56間の距離と、第2リンク部材57の両端部に位置するピン58,59間の距離とはほぼ等しく設定されている。また、車体側ベース板51におけるピン54,58間の距離と、カバー側ベース板55におけるピン56,59間の距離とはほぼ等しく設定されている。これにより、第1リンク部材53と第2リンク部材57とは平行リンクを構成している。
そして、第1リンク部材53と第2リンク部材57とを備えたリンク機構50は、カバー側ベース板55を介してエンジンカバー41を支持し、このエンジンカバー41を図11に示す閉位置と図12に示す開位置との間で上,下方向にほぼ平行に移動させることにより、カウンタウエイト11の点検口11Cを開閉するものである。
60は第1リンク部材53と車体側ベース板51との間に設けられた付勢手段としての引張りばねで、引張りばね60はコイルばねにより構成されている。ここで、引張りばね60の一端側は、車体側ベース板51に突設された掛止ピン61に掛止めされ、引張りばね60の他端側は、第1リンク部材53の長さ方向中間部に突設された掛止ピン62に掛止めされている。
そして、引張りばね60は、第1リンク部材53がピン54を中心として回動することにより、掛止ピン61を中心として回動変位しつつ伸縮し、エンジンカバー41を閉位置から開位置に向けて付勢する。これにより、作業者がエンジンカバー41を閉位置から開位置へと持上げるのに必要な力を、引張りばね60のばね力によって軽減することができる構成となっている。
63は左,右のリンク機構50の第1リンク部材53,53間を連結する連結部材で、該連結部材63は、丸鋼材等を用いて左,右方向に延びる棒状に形成されている。そして、連結部材63は、長さ方向の両端部が左,右の第1リンク部材53のうちピン54とピン56の間に溶接等によって固着され、ほぼ水平な姿勢を保ちつつ左,右方向に延びている。
64は左,右のリンク機構50間に設けられたリンク側フック部材で、該リンク側フック部材64は、丸鋼材等をほぼU字状に折曲げることにより形成され、連結部材63の長さ方向の中間部位に溶接等によって固着されている。そして、リンク側フック部材64は、エンジンカバー41が図12及び図14に示す開位置となったときに、逆U字状となって連結部材63からほぼ鉛直上向きに立上り、エンジンカバー41に設けたロック機構42の固定爪部材44と可動爪部材46とが係合することにより、該エンジンカバー41を開位置にロックするものである。
ここで、図10に示すように、リンク側フック部材64は、連結部材63のうちウエイト側フック部材47と左,右方向で一致する部位に設けられている。即ち、ウエイト側フック部材47のうちロック機構42の各爪部材44,46が係合する部位の軸中心線をO−Oとすると、リンク側フック部材64のうちロック機構42の各爪部材44,46が係合する部位は、この軸中心線O−Oと連結部材63とが交わる部位に配置されている。
これにより、エンジンカバー41が図10及び図11に示す閉位置から図12及び図14に示す開位置へと上方に平行移動したときに、エンジンカバー41に設けたロック機構42の各爪部材44,46が、連結部材63に固定されたリンク側フック部材64に確実に係合することができる構成となっている。
本実施の形態は上述の如きエンジンカバー41、リンク機構50等を有するもので、以下、エンジンカバー41によってカウンタウエイト11の点検口11Cを開閉する作業について説明する。
まず、エンジンカバー41が図11に示す閉位置にあるときには、ロック機構42の固定爪部材44と可動爪部材46とが、図13中に実線で示す如くウエイト側フック部材47に係合することにより、エンジンカバー41を閉位置にロックしている。
そして、上述の如く閉位置にロックされたエンジンカバー41を開くときには、作業者が、エンジンカバー41の外側からロック機構42のケーシング43内に設けられた操作部材(図示せず)を操作する。これにより、ロック機構42の可動爪部材46が、ピン45を中心として図13中に実線で示すロック位置から二点鎖線で示すロック解除位置へと回動し、ウエイト側フック部材47から離脱する。
この状態で、エンジンカバー41を上方に持上げることにより、リンク機構50の第1リンク部材53がピン54を中心として上方に回動すると共に、第2リンク部材57がピン58を中心として上方に回動する。この場合、第1リンク部材53と第2リンク部材57とは平行リンクを構成しているため、エンジンカバー41は、図11に示す閉位置から図12に示す開位置に向けて、カウンタウエイト11の後面11Bと対面しつつ上方にほぼ平行に移動することができる。
このとき、車体側ベース板51と第1リンク部材53との間に設けられた引張りばね60は、第1リンク部材53がピン54を中心として上方に回動するのに伴い、掛止ピン61を中心として上方に回動しつつ徐々に縮小し、エンジンカバー41を閉位置から開位置に向けて付勢する。これにより、作業者がエンジンカバー41を閉位置から開位置へと持上げるのに必要な力を、引張りばね60のばね力によって軽減することができる。
一方、エンジンカバー41が図12及び図14に示す開位置へと移動したときには、左,右の第1リンク部材53間を連結する連結部材63に固着されたリンク側フック部材64が、逆U字状となって連結部材63からほぼ鉛直上向きに立上る。そして、エンジンカバー41に設けられたロック機構42の固定爪部材44と可動爪部材46とが、立上がったリンク側フック部材64に係合することにより、エンジンカバー41を開位置にロックしておくことができる。
次に、エンジン8等の機器類に対する保守、点検作業が終了した後には、ロック機構42のケーシング43内に設けられた操作部材(図示せず)を操作し、ロック機構42の可動爪部材46をリンク側フック部材64から離脱させる。
この状態で、エンジンカバー41を下方に押下げることにより、リンク機構50によって支持されたエンジンカバー41は、カウンタウエイト11の後面11Bと対面しつつ、図12に示す開位置から図11に示す閉位置に向けて下方にほぼ平行に移動する。
そして、エンジンカバー41が閉位置に移動したときには、ロック機構42の各爪部材44,46がウエイト側フック部材47に係合することにより、エンジンカバー41を閉位置に確実にロックしておくことができる。
かくして、本実施の形態によれば、エンジンカバー41を開位置に移動させたときに、該エンジンカバー41に設けたロック機構42の各爪部材44,46が、リンク機構50に設けたリンク側フック部材64に係合することにより、引張りばね60のばね力に頼ることなく、エンジンカバー41を開位置にロックしておくことができる。
このため、経年変化等によって引張りばね60のばね力が低下したり、引張りばね60が破損したとしても、ロック機構42によってエンジンカバー41を開位置にロックしておくことにより、エンジンカバー41が不意に開位置から閉位置へと移動するのを確実に防止することができる。従って、開放された点検口11Cを通じてエンジン8等の機器類に対する保守、点検作業を安全に行うことができる。
しかも、本実施の形態によれば、エンジンカバー41に単一のロック機構42を設け、このロック機構42の各爪部材44,46がウエイト側フック部材47に係合したときにはエンジンカバー41を閉位置にロックすることができ、ロック機構42の各爪部材44,46がリンク側フック部材64に係合したときにはエンジンカバー41を開位置にロックすることができる。このように、エンジンカバー41に設けた単一のロック機構42を用いて、エンジンカバー41を閉位置と開位置との2位置にロックすることができるので、エンジンカバー41を閉位置にロックするためのロック機構と開位置にロックするためのロック機構とを個別に設ける必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。
なお、上述した第1の実施の形態では、リンク機構19を構成する第1リンク部材22の固定端及び第2リンク部材26の固定端を、車体側ベース板20を介してカウンタウエイト11にピン結合した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば旋回フレーム6に支柱等を立設し、この支柱等に第1リンク部材22の固定端及び第2リンク部材26の固定端をピン結合する構成としてもよい。このことは、第2の実施の形態についても同様である。
また、上述した第1の実施の形態では、車体側ベース板20と第1リンク部材22との間に引張りばね29を設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば車体側ベース板20と第2リンク部材26との間に引張りばね29を設ける構成としてもよい。このことは、第2の実施の形態についても同様である。
また、上述した第1の実施の形態では、付勢手段としてコイルばねからなる引張りばね29を用いた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばガススプリング等を用いてもよい。このことは、第2の実施の形態についても同様である。
また、上述した第1の実施の形態では、車体側ベース板20と第1リンク部材22との間を結合するピン23に、上限ストッパ32を一体形成した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば第1リンク部材22のうちピン23とは異なる位置にストッパを単独に設ける構成としてもよい。さらに、ストッパを第2リンク部材26に設け、当該ストッパを第1リンク部材22に衝合させる構成としてもよい。
さらに、上述した各実施の形態では、建設機械として油圧ショベル1を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば油圧クレーン、ホイールローダ等の他の建設機械にも広く適用することができる。
本発明の第1の実施の形態が適用された油圧ショベルを示す正面図である。 油圧ショベルの外装カバー、カウンタウエイト、エンジンカバー等をカウンタウエイト側からみた図1の右側面図である。 外装カバー、カウンタウエイト、リンク機構、エンジンカバー等をエンジンカバーが開位置となった状態で示す拡大正面図である。 図3中の外装カバー、カウンタウエイト、リンク機構、エンジンカバー等をカウンタウエイト側からみた拡大右側面図である。 図4中のカウンタウエイト、点検口、リンク機構等をエンジンカバーが閉位置となった状態で拡大して示す要部拡大図である。 カウンタウエイト、点検口、リンク機構等を図5中の矢示VI−VI方向からみた要部拡大断面図である。 カウンタウエイト、点検口、リンク機構等をエンジンカバーが開位置となった状態で拡大して示す、図5と同様位置からみた要部拡大図である。 カウンタウエイト、点検口、リンク機構等を図7中の矢示VIII−VIII方向からみた要部拡大断面図である。 リンク機構の引張りばねが最大伸長位置となった状態を示す図6と同様な要部拡大断面図である。 第2の実施の形態によるエンジンカバー、リンク機構等をカウンタウエイトの内側からみた一部破断の要部拡大図である。 ロック機構、ウエイト側フック部材、リンク側フック部材等をエンジンカバーが閉位置となった状態で示す図10中の矢示XI−XI方向からみた拡大断面図である。 ロック機構、ウエイト側フック部材、リンク側フック部材等をエンジンカバーが開位置となった状態で示す図11と同様な拡大断面図である。 ロック機構とウエイト側フック部材との係合状態を図10中の矢示XIII−XIII方向からみた拡大断面図である。 エンジンカバー、リンク機構、ロック機構、リンク側フック部材等をエンジンカバーが開位置となった状態で示す一部破断の斜視図である。
符号の説明
1 油圧ショベル
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
4 作業装置
8 エンジン
9 油圧ポンプ
10 熱交換器
11 カウンタウエイト
11A 窪み部
11B 後面
11C 点検口
12 外装カバー
13 左後カバー
14 右後カバー
16,41 エンジンカバー
19,50 リンク機構
22,53 第1リンク部材
23,25,27,28,54,56,58,59 ピン
26,57 第2リンク部材
29,60 引張りばね(付勢手段)
32 上限ストッパ
42 ロック機構
44 固定爪部材
46 可動爪部材
47 ウエイト側フック部材
63 連結部材
64 リンク側フック部材

Claims (11)

  1. 自走可能な車体と、該車体に搭載されたエンジンと、該エンジンを覆う開閉可能なエンジンカバーを含んで構成され前記車体に搭載された機器を覆う外装カバーとを備えてなる建設機械において、
    前記外装カバーを構成するエンジンカバーを開位置と閉位置との間で上,下方向にほぼ平行に移動させるリンク機構を設ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記リンク機構は左,右方向で対をなして前記車体と前記エンジンカバーとの間に配置された左,右のリンク機構によって構成してなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記リンク機構は、固定端が前記車体に回動可能にピン結合され自由端が前記エンジンカバーに回動可能にピン結合された第1リンク部材と、固定端が前記第1リンク部材の固定端から上,下方向に離間して前記車体に回動可能にピン結合され自由端が前記第1リンク部材の自由端から上,下方向に離間して前記エンジンカバーに回動可能にピン結合された第2リンク部材と、前記車体と前記第1,第2のリンク部材のうち一方のリンク部材との間に設けられ前記エンジンカバーが開位置と閉位置との間で移動するときに該エンジンカバーを開位置または閉位置のいずれか一方側に付勢する付勢手段とにより構成してなる請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 前記付勢手段は、前記エンジンカバーが開位置となったときに当該エンジンカバーをその自重よりも大きな付勢力をもって開位置に保持する構成としてなる請求項3に記載の建設機械。
  5. 前記付勢手段は、前記リンク機構の動作に応じて伸縮し前記エンジンカバーの開位置と閉位置との間で最大伸長位置となる引張りばねにより構成し、該引張りばねは、前記エンジンカバーが閉位置から開位置に向けて移動する間に最大伸長位置を超えたときには該エンジンカバーを開位置に向けて付勢し、前記エンジンカバーが開位置から閉位置に向けて移動する間に最大伸長位置を超えたときには該エンジンカバーを閉位置に向けて付勢する構成としてなる請求項3または4に記載の建設機械。
  6. 前記第1,第2のリンク部材のうち一方のリンク部材には、他方のリンク部材に衝合することにより前記エンジンカバーの上方への移動を規制する上限ストッパを設ける構成としてなる請求項3,4または5に記載の建設機械。
  7. 前記上限ストッパは、前記第1,第2のリンク部材のうち一方のリンク部材と前記車体との間を結合するピンにより構成してなる請求項6に記載の建設機械。
  8. 前記車体には前記外装カバーと一緒に前記エンジンを覆い該エンジンを含む機器を点検するための点検口を有したカウンタウエイトを設け、
    前記第1,第2のリンク部材は、その固定端を前記カウンタウエイトに回動可能にピン結合し自由端を前記エンジンカバーに回動可能にピン結合する構成とし、
    前記エンジンカバーは、前記第1,第2のリンク部材の自由端が固定端を中心として上,下方向に回動することにより、前記カウンタウエイトの点検口を開く開位置と閉じる閉位置との間で上,下方向に移動する構成としてなる請求項1,2,3,4,5,6または7に記載の建設機械。
  9. 前記カウンタウエイトには、前記点検口を挟む左,右両側に前記エンジンカバーを収容する窪み部を設け、前記エンジンカバーは、閉位置となったときには前記点検口と一緒に前記左,右の窪み部を覆う構成としてなる請求項8に記載の建設機械。
  10. 前記エンジンカバーには、前記カウンタウエイト側に突出する爪部材を備えたロック機構を設け、
    前記カウンタウエイトには、前記エンジンカバーが閉位置となったときに前記ロック機構の爪部材が係合することにより該エンジンカバーを閉位置にロックするウエイト側フック部材を設け、
    前記リンク機構には、前記エンジンカバーが開位置となったときに前記ロック機構の爪部材が係合することにより該エンジンカバーを開位置にロックするリンク側フック部材を設ける構成としてなる請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9に記載の建設機械。
  11. 前記リンク機構は左,右方向で対をなして前記カウンタウエイトと前記エンジンカバーとの間に配置された左,右のリンク機構によって構成し、これら左,右のリンク機構は左,右方向に延びる連結部材によって連結し、前記リンク側フック部材は該連結部材のうち前記ウエイト側フック部材と左,右方向で一致する部位に設ける構成としてなる請求項10に記載の建設機械。
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