JP2005023550A - Outer wall repairing anchor pin - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート躯体の表面に施工されたモルタル又はタイルなどの外壁となる外壁仕上げ材層の浮きを補修するための外壁補修用アンカーピンに関している。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート躯体の表面に施工された外壁仕上げ材層がコンクリート躯体から剥離して浮き(隙間)が生じた時に、これを放置しておくと、外壁仕上げ材層はやがて躯体表面から剥落する危険がある。従来から、外壁仕上げ材層とコンクリート躯体の隙間にエポキシ樹脂などによる接着剤を注入して剥離の進行を防ぎ、外壁仕上げ材層が躯体表面から剥落する危険を回避する工事がなされており、接着剤を注入するためのアンカーピンの開発もなされている。
【0003】
アンカーピンを使用する外壁補修工事は、古くは、外壁からコンクリート躯体に向かって施工穴をあけ、施工穴内にエポキシ樹脂などによる接着剤を注入して施工穴および外壁と躯体の隙間に接着剤を注入し、さらに接着剤を注入した施工穴内に全ネジボルトを差し込み、接着剤が硬化すると外壁と躯体が固着されるものであった。通常、これらの工事に使用するエポキシ樹脂は、2液混合タイプが多いので、仮に配合ミスなどによって接着剤が硬化しなかった場合は、外壁と躯体を機械的に固着していないことが原因で、接着部分から再び剥離が進行してしまうという問題があった。
【0004】
上記問題点を解決するために、外壁からコンクリート躯体にあけた施工穴に差し込むアンカーピンを管状に形成し、同時にアンカーピンは、先端に拡開構造を形成し、基端にコーン形状を備えたものとした。そして、アンカーピンは外壁からコンクリート躯体に向かってあけた施工穴に最初に打込み、エポキシ樹脂は打ち込まれたアンカーピンの管内を通して施工穴および隙間に注入していた。この工事は、アンカーピンが外壁と躯体を機械的に固着しているので、上記問題点が解決されており、近年の外壁補修工事は専らこの工法が採用されている。
【0005】
しかし、管状に形成されたアンカーピンは、ピンを打ち込む力の反力をピンの基端部で受けているので、ピンを打ち込む時に基端部となるコーン形状部分が外壁を押さえ付けるので、外壁とコンクリート躯体の隙間を狭めてしまうということが見られた。このため、アンカーピンの打ち込み後に行うエポキシ樹脂の注入状態が良好でなく、外壁と躯体との隙間に補修に必要な量の樹脂が注入できないという新たな問題が生じてきた。
【0006】
【特許文献1】
実開昭60−123415号公報
【0007】
特許文献1に記載の考案は、第6図に補修工事の施工状態が示されているが、モルタル外壁20からコンクリート躯体21にあけた下穴22に補修用ピン1を挿入し(第6図A)、打込棒9を使用して補修用ピン1の先端を拡開して躯体に固着しているが(第6図B)、この時、打込棒9は補修用ピン1の基端を叩いているので、補修用ピン1の基端部がモルタル外壁20を躯体21に向かって押し付け、モルタル外壁20をコンクリート躯体21との隙間23を狭めてしまうことがあった。
【0008】
上記したように、外壁補修工事はモルタル外壁20をコンクリート躯体21との間に生じた隙間23に接着剤を注入することであるから、接着剤の注入前に隙間23が狭まっていたのでは、補修に必要な量の接着剤を当該隙間23に注入することができないことになる。すなわち、剥離が生じている隙間に必要量の接着剤を注入することができないと、外壁とコンクリート躯体を接着剤によって付着させることができないことになる。また、一方では、モルタル外壁やタイル等による外壁仕上げ材の厚み(施工穴の深さ)によって、それに適した長さのアンカーピンをその都度用意しなければならないため、余分な手数とコストを要するといった問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、外壁仕上げ材層の補修に際し、外壁仕上げ材層からコンクリート躯体にあけた施工穴に接着剤を注入してから補修用アンカーピンを打ち込むものであって、接着剤の注入前に外壁仕上げ材層とコンクリート躯体との間に生じた隙間を狭めないようにして、補修に必要な量の接着剤を注入できるようにした外壁補修用アンカーピンを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
解決手段の第1は、アンカーピンが、ピン主体、軸体、拡開コーンからなり、上記ピン主体は基端に上記軸体を挿入する軸体挿入口を形成すると共に先端に先端拡開部を形成し、上記ピン主体の内周面と上記軸体の外周面に凹凸形状歯体を形成し、補修する外壁仕上げ材層からコンクリート躯体に向かってあけた施工穴に接着剤を注入して該接着剤を外壁仕上げ材層とコンクリート躯体の間に生じた隙間に注入した後、上記アンカーピンを上記施工穴に挿入し、上記軸体を叩打して上記拡開コーンによって上記ピン主体の先端を拡開してコンクリート躯体に固着すると共に当該軸体の基端拡径部によって外壁仕上げ材層を押付けて固定することを特徴とする。
解決手段の第2は、ピン主体の内周面および軸体の外周面に形成した凹凸形状歯体が、ラチェット型歯体であることを特徴とする。
解決手段の第3は、ピン主体の内周面および軸体の外周面に形成した凹凸形状歯体が、ネジ形状であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る外壁補修用アンカーピンを示し、図2は他の実施形態による外壁補修用アンカーピンを示し、図3は外壁補修用アンカーピンの施工手順を示し、図4は施工完了時におけるアンカーピン全体の長さを比較した図である。
【0012】
図1において、アンカーピン1は、ピン主体10、軸体20、拡開コーン30からなっている。ピン主体10は、板材をパイプ状に曲げ加工したもの、パイプ材から形成したもの等であるが、実施形態では、板材をパイプ状に曲げ加工したものである。また、ピン主体10は、基端に軸体20を挿入するための軸体挿入口11に形成し、先端を先端拡開部12に形成したものである。
【0013】
ピン主体10の先端拡開部12は、ピンの先端からピン主体全長の略3分の1程度の長さに形成しており、先端からピン中心に向かってスリット13が形成されている。スリット13は、3本であり、1本は板材をパイプ状に曲げ加工した時の板材どうしの接合部であり、他の2本は120°位相の位置に形成されている。なお、それぞれのスリット13は、先端拡開部12の拡開角度を規制するためにスリット終端部に小孔14を形成している。
【0014】
また、ピン主体10は、上記先端拡開部12を形成した残りの部分のパイプ内周面に、凹凸形状内歯体15を形成している。実施形態において、凹凸形状内歯体15はラチェット型歯体である。
【0015】
上記軸体20は、基端に皿ねじの頭部に相当する形状を有する基端拡径部21を形成し、軸部は、ピン主体10の内周面に形成した凹凸形状内歯体15と同じ形状の凹凸形状外歯体22を形成したものである。実施形態において、凹凸形状外歯体22はラチェット型歯体である。また、軸体20は、ピン主体10の凹凸形状内歯体15の長さより若干長めに形成する。
【0016】
30はピン主体10の先端拡開部12に装着する拡開コーンであって、先端拡開部12の内周と略同径の軸部31とコーンナット32を一体に形成したものであり、軸部31をピン主体10の先端拡開部12に装着するものである。
【0017】
実施形態において、ピン主体10の内周面に形成した凹凸形状内歯体115と軸体20の軸部に形成した凹凸形状外歯体22を、いずれも歯体がラチェット歯体形状に似せて形成したのは、両者を結合した時に、引張り方向に離脱しないようにするためのものであるから、結合状態が確保できれば、図2に示すように、凹凸形状内歯体15a及び凹凸形状外歯体22aがネジ形状であってもよい。
【0018】
図3において、40はコンクリート躯体、41はコンクリート躯体40の表面に形成したモルタル又はタイルなどによる外壁仕上げ材層、42はコンクリート躯体40と仕上げ材層41との間に生じた隙間(浮き)であり、以下、同図を参照して外壁補修工事の手順を説明する。
【0019】
まず、コンクリート躯体40と外壁仕上げ材層41の間に生じた隙間42に、当該外壁仕上げ材層41からコンクリート躯体40に向かって施工穴43をあける。次いで該施工穴43に、エポキシ樹脂などによる接着剤50を注入し、接着剤50を施工穴43だけでなく、コンクリート躯体40と外壁仕上げ材層41の隙間にも注入する(図3A)。
【0020】
次に、接着剤50が注入された施工穴43に、アンカーピン1を挿入するのであるが、アンカーピン1は、予めピン主体10の基端から軸体20を挿入し、先端に拡開コーン30を装着しておく。組み立てられたアンカーピン1は、拡開コーン30を施工穴43の奥部に向けて挿入し、施工穴43の底に当該拡開コーン30が達するまで挿入する(図3B)。
【0021】
続いて、外壁仕上げ材層41から突出しているアンカーピン1の軸体20を叩打する。これにより、軸体20がピン主体10内に進入すると共に、ピン主体10自体が施工穴43の奥に向かって進入し、先端が、既に施工穴43の底に達している拡開コーン30のコーンナット32に乗り上げ、先端拡開部12が拡開してコンクリート躯体40に固着される。軸体20は、外壁仕上げ材層41の表面と同じ位置に達するまで打ち込みを続け、基端拡径部21が外壁仕上げ材層41の表面と面一になったところで施工作業が完了する(図3C)。
【0022】
施工されたアンカーピンは、軸体20の基端拡径部21が外壁仕上げ材層41を押さえ付け、拡開コーン30を伴って先端拡開部12がコンクリート躯体40に固着されるので、当該アンカーピン1は、外壁仕上げ材層41とコンクリート躯体40に対し機械的に結合する。この時、軸体20とピン主体10は、それぞれに形成された凹凸形状外歯体22並びに凹凸形状内歯体15が噛み合っているから、両者の引張り方向に対して抵抗力が高く、両者は容易に離脱することがない。また、アンカーピン1を施工穴43に打ち込み前に、コンクリート躯体40と外壁仕上げ材層41の隙間42に接着剤50を注入しているから、補修に必要な量の接着剤50が注入されており接着剤不足による工事不備が解消される。
【0023】
図4は、アンカーピンの施工完了時におけるアンカーピン全体の長さの比較をした状態を示しており、A,B共に軸体20をピン主体10に挿入して施工が完了した状態を示している。外壁補修工事にあっては、コンクリート躯体40にあける施工穴43の深さが一定以上になるように要求されている。このため、外壁補修工事に際しアンカーピンは、補修する外壁仕上げ材層が厚い場合と薄い場合とにより、アンカーピン全体、特にピン主体の長さが異なるものを用意する必要があった。
【0024】
実施形態のアンカーピンは、ピン主体10に軸体20を挿入する構成としたものであるから、ピン主体10及び軸体20を共用部品として使用できるので、外壁仕上げ材層41の厚みが異なる現場であっても一種類で補修工事ができるものとなっている。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、外壁仕上げ材層からコンクリート躯体にあけた施工穴に接着剤を注入してから補修用のアンカーピンを打ち込むものであって、接着剤の注入前に外壁仕上げ材層とコンクリート躯体との間に生じた隙間を狭めないから、外壁補修工事に必要な量の接着剤を外壁仕上げ層と躯体の隙間に注入することができると共に仕上げ層と躯体を機械的に固着できるので、仮に接着剤が何らかの原因で硬化しなかった場合であっても、接着部から再度剥離することを防止できるものである。
【0026】
本発明は、ピン主体と軸体に形成した凹凸形状歯体の機能により、施工穴の深さに応じてアンカーピンを確実に施工することができるものである。また、施工穴の底部にアンカーピンが達した状態で拡開部を拡開させるので、コンクリート躯体に必要なアンカーピンの埋め込み深さが確保でき、補修工事の確実性と安全性を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】外壁補修用アンカーピンを示しており、Aは全体の一部断面図、Bは部品図。
【図2】他の実施形態による外壁補修用アンカーピンを示す一部断面図。
【図3】施工作業の手順を示す断面図。
【図4】施工完了時における外壁補修用アンカーピン全体の長さを比較した各アンカーピンを示す一部断面図。
【符号の説明】
1 アンカーピン
10 ピン主体
11 軸体挿入口
12 先端拡開部
13 スリット
14 小孔
15 凹凸形状内歯体
20 軸体
21 基端拡径部
22 凹凸形状外歯体
30 拡開コーン
31 軸部
32 コーンナット
40 コンクリート躯体
41 仕上げ材層
42 隙間
43 施工穴
50 接着剤[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an anchor pin for repairing an outer wall for repairing floating of an outer wall finishing material layer that becomes an outer wall such as mortar or tile applied on the surface of a concrete frame.
[0002]
[Prior art]
When the outer wall finishing material layer applied on the surface of the concrete frame peels off from the concrete frame and floats (gap), if left untreated, the outer wall finishing material layer may eventually fall off the surface of the frame . Conventionally, an adhesive such as an epoxy resin has been injected into the gap between the outer wall finishing material layer and the concrete frame to prevent the peeling from progressing, and the work to avoid the risk of the outer wall finishing material layer falling off the surface of the frame has been made. An anchor pin for injecting the agent has also been developed.
[0003]
In the past, repair work on the outer wall using anchor pins has been done by drilling a hole from the outer wall toward the concrete frame and injecting an adhesive such as epoxy resin into the hole to put the adhesive in the gap between the hole and the outer wall and the frame. Then, all the screw bolts were inserted into the construction holes into which the adhesive was injected, and when the adhesive was cured, the outer wall and the casing were fixed. Usually, the epoxy resin used in these constructions is a two-component mixed type, so if the adhesive does not harden due to a mixing error, etc., it is because the outer wall and the casing are not mechanically fixed. There was a problem that the peeling proceeded again from the bonded portion.
[0004]
In order to solve the above problems, the anchor pin inserted into the construction hole drilled in the concrete frame from the outer wall is formed in a tubular shape, and at the same time, the anchor pin has an expanded structure at the distal end and a cone shape at the proximal end. It was supposed to be. The anchor pin was first driven into the construction hole drilled from the outer wall toward the concrete frame, and the epoxy resin was injected into the construction hole and the gap through the pipe of the anchor pin that was driven. In this construction, the anchor pin mechanically fixes the outer wall and the frame, so the above-mentioned problems have been solved, and this construction method is mainly used in recent outer wall repair work.
[0005]
However, since the anchor pin formed in a tubular shape receives the reaction force of the force for driving the pin at the base end portion of the pin, the cone-shaped portion that becomes the base end portion presses the outer wall when the pin is driven. It was found that the gap between the concrete frame and the concrete was narrowed. For this reason, the injection | pouring state of the epoxy resin performed after driving | running | working an anchor pin is not favorable, and the new problem that the quantity of resin required for repair cannot be inject | poured into the clearance gap between an outer wall and a housing has arisen.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 60-123415 [0007]
The device described in Patent Document 1 shows the state of repair work in FIG. 6, but the repair pin 1 is inserted into the prepared
[0008]
As described above, since the outer wall repair work is to inject an adhesive into the gap 23 formed between the mortar
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The problem to be solved by the present invention is that when repairing an outer wall finishing material layer, an adhesive is injected into a construction hole formed in the concrete frame from the outer wall finishing material layer, and then a repair anchor pin is driven. It provides an anchor pin for repairing the outer wall so that the gap required between the outer wall finishing material layer and the concrete frame is not narrowed before the agent is injected, and the amount of adhesive necessary for repair can be injected. is there.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The first of the solving means is that the anchor pin is composed of a pin main body, a shaft body, and an expanding cone, and the pin main body forms a shaft body insertion port for inserting the shaft body at a base end and a distal end expanding portion at a distal end. Forming a concave and convex tooth body on the inner peripheral surface of the pin main body and the outer peripheral surface of the shaft body, and injecting an adhesive into a construction hole drilled from the outer wall finishing material layer to be repaired toward the concrete frame After injecting the adhesive into the gap formed between the outer wall finishing material layer and the concrete frame, the anchor pin is inserted into the construction hole, the shaft is struck, and the tip of the pin main body is struck by the expanding cone. The outer wall finishing material layer is pressed and fixed by the base end enlarged diameter portion of the shaft body.
According to a second aspect of the present invention, the uneven tooth body formed on the inner peripheral surface of the pin main body and the outer peripheral surface of the shaft body is a ratchet type tooth body.
According to a third aspect of the present invention, the uneven tooth body formed on the inner peripheral surface of the pin main body and the outer peripheral surface of the shaft body has a screw shape.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows an anchor pin for repairing an outer wall according to the present invention, FIG. 2 shows an anchor pin for repairing an outer wall according to another embodiment, FIG. 3 shows a construction procedure of the anchor pin for repairing an outer wall, and FIG. It is the figure which compared the length of the whole anchor pin in time.
[0012]
In FIG. 1, the anchor pin 1 includes a pin
[0013]
The
[0014]
In addition, the pin
[0015]
The
[0016]
30 is an expanding cone to be attached to the
[0017]
In the embodiment, both the concave and convex internal teeth 115 formed on the inner peripheral surface of the pin
[0018]
In FIG. 3, 40 is a concrete frame, 41 is an outer wall finishing material layer made of mortar or tile formed on the surface of the
[0019]
First, a
[0020]
Next, the anchor pin 1 is inserted into the
[0021]
Subsequently, the
[0022]
In the anchor pin thus constructed, the base end enlarged portion 21 of the
[0023]
FIG. 4 shows a state in which the length of the entire anchor pin is compared when the construction of the anchor pin is completed, and shows a state in which construction is completed by inserting the
[0024]
Since the anchor pin of the embodiment is configured such that the
[0025]
【The invention's effect】
The present invention is for injecting an adhesive into a construction hole drilled in a concrete frame from an outer wall finishing material layer and then driving in an anchor pin for repair, and before the injection of the adhesive, the outer wall finishing material layer and the concrete frame Since the gap generated between the outer wall and the housing can be injected into the gap between the outer wall finishing layer and the housing, and the finishing layer and the housing can be mechanically fixed. Even if the agent is not cured for some reason, it can be prevented from peeling again from the bonded portion.
[0026]
According to the present invention, the anchor pin can be reliably constructed according to the depth of the construction hole by the function of the concave and convex tooth bodies formed on the pin main body and the shaft body. In addition, since the expansion part is expanded with the anchor pin reaching the bottom of the construction hole, the anchor pin embedding depth necessary for the concrete frame can be secured, and the reliability and safety of the repair work can be improved. It can be done.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an anchor pin for repairing an outer wall, wherein A is a partial sectional view of the whole, and B is a component diagram.
FIG. 2 is a partial cross-sectional view showing an anchor pin for repairing an outer wall according to another embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a procedure of construction work.
FIG. 4 is a partial cross-sectional view showing each anchor pin in which the lengths of the entire outer wall repair anchor pins are compared when construction is completed.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
Priority Applications (1)
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JP2003187533A JP2005023550A (en) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | Outer wall repairing anchor pin |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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- 2003-06-30 JP JP2003187533A patent/JP2005023550A/en active Pending
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