JP3874414B2 - Anchor pin for exterior wall repair - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート躯体の表面に施工されたモルタル等によって代表される外壁の浮きを補修して外壁の剥落を防止する外壁補修用アンカーピンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート躯体の表面に施工されたモルタル外壁がコンクリート躯体から剥離して浮き(隙間)が生じると、何れはコンクリート躯体から剥落する危険があるので、この隙間にエポキシ樹脂などによる接着剤を注入して両者を固着補修している。又、このために各種の補修用アンカーピンが使用されている。外壁補修用のアンカーピンは、中空形状であって先端に拡開構造を備えており、モルタル外壁からコンクリート躯体に穿孔した施工穴内へ打ち込み、その拡開構造を拡開させることによりコンクリート躯体へ固着するものである。
【0003】
コンクリート躯体に打ち込んだアンカーピンは、ピン内部へエポキシ樹脂などの接着剤を注入し、接着剤をアンカーピン本体の中空内から施工穴の隙間やモルタル外壁とコンクリート躯体との隙間へ充填して、接着剤の接着力とアンカーピンの固着力によってモルタル外壁の剥落を防止している。
【0004】
従来技術におけるアンカーピンの一例は、円筒状に形成されたピン本体の先端内部に拡開プラグを挿入した拡開部を設け、基端にピン本体の長手方向に直交するフランジを設けたものがある。
【0005】
【特許文献1】
特許第2998932号公報
【0006】
特許文献1で提案されたアンカーピンは、図1に示す第1タイプのアンカーピンと、図32に示す第2タイプのアンカーピンである。
【0007】
第1タイプのアンカーピンは、中空構造に形成されたピン本体10の基端部にフランジ形状の口金17を設け、先端に拡開用の凹凸条18を設け、ピン本体10内に拡開プラグ11を収容し、さらに、ピン本体10の中間部に接着剤流出孔20,21を設けたものである。第1タイプのアンカーピンは、口金17の構造に特徴があるが、該口金17はピン本体10の基端部にフランジ形状に突出しているので、アンカーピンの施工に際し外壁表面部は段付き穴となる施工穴をあけることが条件となっている。
【0008】
モルタル外壁に段付き穴を形状するためには、通常のストレートドリルではなく段付き穴を穿孔するための特殊な段付きドリルを使用する必要がある。特許文献1には、図27に段付き穴をあけるための専用ドリルが示されているが、当該専用ドリルは市販のストレートドリルと比べ高価であるが、段付き穴をあけるためには高価な特殊ドリルを使用せざるを得ないのが現状である。
【0009】
又、第2タイプのアンカーピンは、第1タイプの構造を備えており、さらに口金17部分に当該口金17よりも大径なリング状の逆流防止弁39を設けたものである。
【0010】
上記の逆流防止弁39は、施工時にピン本体内に供給した接着剤が施工穴の隙間からモルタル外壁の表面に漏出するのを防止できるとされているが、ここでも逆流防止弁39を装着するためには段付き穴が必要である。ただし段付き穴をあけるためにコストが嵩むことは前記したとおりである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、モルタルなどの外壁にあけたストレート穴に施工できるようにし、かつ、接着剤の注入時に接着剤が漏れるのを防止した外壁補修用のアンカーピンを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
解決手段の第1は、アンカーピンが管状に形成されており、アンカーピンは、基端部端縁に軸心に対して直交方向に突出するフランジ状刃体を形成すると共に該基端部の外周面に樹脂を断面漏斗状に被覆した漏斗状樹脂を設けて接着剤注入部に形成し、先端部に拡張手段を設け、上記接着剤注入部と上記拡張手段の間をアンカー胴体に形成したものであって、当該アンカーピンの基端部内周にガイド筒体を嵌合したものである。
解決手段の第2は、アンカーピンが管状に形成されており、アンカーピンは、基端部端縁に軸心に対して直交方向に突出するフランジ状刃体を形成すると共に該基端部の外周面に樹脂を断面漏斗状に被覆した漏斗状樹脂を設けて接着剤注入部に形成し、先端部に拡張手段を設け、上記接着剤注入部と上記拡張手段の間をアンカー胴体に形成したものであって、当該アンカーピンの基端部近傍に貫通孔を設け、上記漏斗状樹脂を形成した樹脂が上記貫通孔を介してアンカーピンの内周面を被覆し当該アンカーピンを挟んで外周皮膜と内周皮膜を一体成形したものである。
解決手段の第3は、解決手段の第1又は第2において、アンカーピンの基端部の外周面に形成した漏斗状樹脂の最大外径をフランジ状刃体の外径と同じか又は若干小径としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るアンカーピンの実施形態を示す正面視における半断面外形図、図2は図1のアンカーピンで、aは正面図、bは背面図、図3はアンカーピンの部品図で、aはアンカーピンの本体、bはガイド筒体を示し、図4はアンカーピンの他の実施形態を示し、aはアンカーピンの其端部の断面図、bは基端部の横断面図、図5はアンカーピンの施工状態を示す断面図である。
【0014】
図において、アンカーピン1は、板材をパイプ状に曲げ加工したもの、パイプ材から形成したもの、円柱状部材に軸方向に貫通する中空孔を設けて管状に形成したものであり、基端部に接着剤注入部2を設け、先端部に拡張手段3を設け、接着剤注入部2と拡張手段3との間をアンカー胴体4に形成したものである。アンカーピン1のアンカー胴体4には接着剤の注出口5が複数個形成されており、さらにアンカーピン1の先端部に形成した拡張手段3には、先端側から軸方向に沿うスリット6を設けると共にアンカーピン1の半径方向に沿いかつ軸心に向って突出する突状部7を形成している。8はアンカー胴体4の内部に挿入した拡開用プラグである。実施形態において注出口5は軸方向に2個を180度の位相で2箇所設けている。
【0015】
請求項1に係るアンカーピンは、基端部端縁に軸心に対して直交方向に突出するフランジ状刃体10を形成すると共に該基端部の内周にガイド筒体11を嵌合し、さらに当該基端部の外周面に樹脂を断面漏斗状に被覆した漏斗状樹脂12を形成し、該漏斗状樹脂12を含む部分を接着剤注入部2としたものである。ガイド筒体11は金属又は樹脂製であってアンカーピン1の基端部端縁に係合するフランジ11aを有している。アンカーピンは、基端部内周にガイド筒体11を嵌合したので、接着剤注入機の注入ノズルとの接触面に隙間が生じることがなく、接着剤注入時の注入ノズルと接着剤注入部2の接触面からの液漏れを防止できるものである。
【0016】
請求項2に係るアンカーピンは、図4に示すように、アンカーピン1の基端部外周面に設けた漏斗状樹脂12が、基端部近傍に円周方向に沿って複数個設けた貫通孔13に充填されて基端部内周面も被覆されており、当該漏斗状樹脂12を形成した樹脂は、外周皮膜12aと内周皮膜12bがアンカーピン1を挟んで一体成形されている。接着剤注入部2の内周面は漏斗状樹脂12の内周皮膜12bが形成されて真円が確保されているから、接着剤注入時において、接着剤注入機の注入ノズルと当該接着剤注入部2の接触面に隙間が生じることがない。従って接着剤注入時に接着剤注入部からの液漏れを防止できるだけでなく、アンカーピンの打込み時に漏斗状樹脂12にクラックが発生するのを防止できる。実施形態における貫通孔13は円周方向に90度の位相で4個設けている。
【0017】
請求項3に係るアンカーピンは、アンカーピン1の基端部に形成した漏斗状樹脂12の最大外径が、フランジ状刃体10の外径と同じか又は若干小径になるように形成したものである。アンカーピンは、漏斗状樹脂12の最大外径をフランジ状刃体10と同じか又は若干小さく形成することによって、モルタル外壁にあけた施工穴20にアンカーピン1を打ち込んだときに、漏斗状樹脂12の樹脂皮膜が施工穴20の開口部方向に押し出されてパッキンの作用を奏する。なお、樹脂皮膜が剥がれて施工穴20の開口部から突出することはない。
【0018】
又、施工穴20の開口部が真円でなく開口部が一部欠けていて歪んだ形状にあいた場合は、アンカーピンの樹脂注入口3と施工穴20の孔壁面との間に空隙が生じてしまうが、アンカーピンをさらに打ち込むことで、フランジ状刃体10が施工穴20の開口部近傍の壁面を削り取り当該アンカーピンを施工穴20の奥部の真円部分に達するまで挿入して、接着剤注入部2と施工穴20との間に空隙が生じないようにすることができる。
【0019】
図5において、モルタル外壁21の補修をするには、まず、補修を必要とするモルタル外壁21から、コンクリート躯体22に向ってアンカーピン1が挿入できる深さの施工穴20を穿設し、この施工穴20内にアンカーピン1を接着剤注入部2がモルタル外壁開口部に位置するように打ち込む。次いで、図示しない打込み棒を使用してアンカーピン1の拡開用プラグ17を叩打してアンカーピン1の先端部を拡張し当該アンカーピン1をコンクリート躯体22に固定する。
【0020】
実施形態におけるアンカーピン1の寸法並びに施工穴20の穴径は下記のとおりとした。アンカーピン1は、厚さ0.8mmの板材をパイプ状に曲げ加工したものであり、アンカー胴体4の外径6.1mm、フランジ状刃体10の外径7.5mm、接着剤注入部2の傾斜角度7.5°、全長は50mmとした。又、施工穴20の周面と打ち込まれたアンカーピン1の間には0.25mm程度の隙間を確保した。すなわち、実施形態では施工穴20の穴径を6.6mmとしている。
【0021】
モルタル外壁21及びコンクリート躯体22に固着されたアンカーピン1には接着剤注入部2から接着剤を注入する。接着剤は、アンカー胴体4の注出口5から注出してアンカーピン1と施工穴20の隙間に充填されると共にモルタル外壁21及びコンクリート躯体22との隙間23にも充填され両者を固着する。これによって、コンクリート躯体22との間に隙間が生じて剥落する危険があるモルタル外壁の補修がなされたことになる。
【0022】
【発明の効果】
本発明のアンカーピンは、基端部端縁に軸心に対して直交方向に突出するフランジ状刃体を形成したものであるから、施工穴の開口部が真円でなく開口部が一部欠けていて歪んだ形状にあいた場合などに、アンカーピンをさらに打ち込むことで、フランジ状刃体が施工穴の開口部近傍の壁面を削り取り当該アンカーピンを施工穴の奥部の真円部分に達するまで挿入して接着剤注入部と施工穴との間に空隙が生じないようにすることができるものである。
【0023】
又、本発明のアンカーピンは、アンカーピンの基端部内周に筒体を嵌合したのであるから、接着剤注入部の内周は真円が確保されており、接着剤注入部と接着剤注入機の注入ノズルとの接触面に隙間が生じることがないので、接着剤注入時に接着剤注入部からの液漏れを防止できるものである。
【0024】
又、本発明のアンカーピンは、アンカーピンの基端部に設けた漏斗状樹脂が、アンカーピンの基端部近傍に設けた貫通孔を介して外周皮膜と内周皮膜が一体成形されたものであるから、接着剤注入部の内周は真円が確保され、接着剤注入時の注入ノズルとの接触面に隙間が生じることがなく、接着剤注入時に接着剤注入部からの液漏れを防止できるものである。
【0025】
さらに又、本発明のアンカーピンは、アンカーピンの基端部に形成した漏斗状樹脂の最大外径をフランジ状刃体と同じか又は若干小径に形成したので、施工穴にアンカーピンを打ち込んだときに、漏斗状樹脂の樹脂皮膜が施工穴の開口部方向に押し出されてパッキンの作用を奏することは勿論、樹脂皮膜が剥がれて施工穴の開口部から突出することを防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンカーピンの実施形態を示す正面視における半断面外形図。
【図2】図1に示すアンカーピンであり、aは正面図、bは背面図。
【図3】図1に示すアンカーピンの部品図であり、aはアンカーピン本体の正面図、bはガイド筒体の正面図。
【図4】本発明に係るアンカーピンの他の実施形態を示し、aはアンカーピンの基端部の断面図、bは基端部の横断面図。
【図5】本発明に係るアンカーピンの施工状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 アンカーピン
2 接着剤注入部
3 拡張手段
4 アンカー胴体
5 注出孔
6 スリット
7 突出部
8 拡開用プラグ
10 フランジ状刃体
11 ガイド筒体
12 漏斗状樹脂
12a 外周皮膜
12b 内周皮膜
13 貫通孔
20 施工穴
21 モルタル外壁
22 コンクリート躯体
23 隙間[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an outer wall repair anchor pin that repairs floating of an outer wall represented by mortar or the like constructed on the surface of a concrete frame to prevent the outer wall from peeling off.
[0002]
[Prior art]
If the outer wall of the mortar constructed on the surface of the concrete frame peels off from the concrete frame and a float (gap) occurs, there is a risk that it will eventually fall off the concrete frame, so inject an adhesive such as epoxy resin into this gap. Both are fixed and repaired. For this purpose, various repair anchor pins are used. The anchor pin for repairing the outer wall has a hollow shape and is provided with an expanded structure at the tip. The anchor pin is driven into the construction hole drilled in the concrete frame from the outer wall of the mortar and fixed to the concrete frame by expanding the expanded structure. To do.
[0003]
Anchor pins that have been driven into the concrete frame are injected with an adhesive such as epoxy resin inside the pin, and the adhesive is filled into the gap between the hole in the anchor pin body from the hollow of the anchor pin body and the outer wall of the mortar and the concrete frame, The mortar outer wall is prevented from peeling off by the adhesive strength of the adhesive and the anchoring strength of the anchor pin.
[0004]
An example of an anchor pin in the prior art is that in which a widened portion in which a widened plug is inserted is provided inside the tip end of a cylindrical pin body, and a flange perpendicular to the longitudinal direction of the pin body is provided at the base end. is there.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 2999832 [0006]
The anchor pins proposed in
[0007]
The first type of anchor pin is provided with a flange-shaped base 17 at the base end of a
[0008]
In order to form a stepped hole in the outer wall of the mortar, it is necessary to use a special stepped drill for drilling a stepped hole instead of a normal straight drill.
[0009]
The second type anchor pin has the first type structure, and is further provided with a ring-shaped backflow prevention valve 39 having a diameter larger than that of the base 17 at the base 17 portion.
[0010]
The above-described backflow prevention valve 39 can prevent the adhesive supplied into the pin body at the time of construction from leaking from the clearance of the construction hole to the surface of the mortar outer wall, but the backflow prevention valve 39 is also mounted here. For this, a stepped hole is required. However, as described above, the cost increases because the stepped hole is formed.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
The problem to be solved by the present invention is to provide an anchor pin for repairing an outer wall that can be applied to a straight hole formed in an outer wall such as mortar and prevents the adhesive from leaking when the adhesive is injected. It is.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, the anchor pin is formed in a tubular shape, and the anchor pin forms a flange-like blade body projecting in a direction orthogonal to the axis at the base end edge, and the base end portion A funnel-shaped resin coated with a resin in a cross-sectional funnel shape is provided on the outer peripheral surface to form an adhesive injection portion, an expansion means is provided at the tip, and an anchor body is formed between the adhesive injection portion and the expansion means. A guide cylinder is fitted to the inner periphery of the base end of the anchor pin.
According to a second aspect of the present invention, the anchor pin is formed in a tubular shape, and the anchor pin forms a flange-like blade body projecting in a direction orthogonal to the axial center at the proximal end edge, and the proximal end of the proximal end is formed. A funnel-shaped resin coated with a resin in a cross-sectional funnel shape is provided on the outer peripheral surface to form an adhesive injection portion, an expansion means is provided at the tip, and an anchor body is formed between the adhesive injection portion and the expansion means. A through hole is provided in the vicinity of the base end portion of the anchor pin, and the resin in which the funnel-shaped resin is formed covers the inner peripheral surface of the anchor pin through the through hole, and the outer periphery sandwiching the anchor pin. A film and an inner peripheral film are integrally formed.
The third of the solving means is the first or second of the solving means, wherein the maximum outer diameter of the funnel-shaped resin formed on the outer peripheral surface of the anchor pin base end portion is the same as or slightly smaller than the outer diameter of the flange-shaped blade body. It is what.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 is a half sectional outline view in front view showing an embodiment of an anchor pin according to the present invention, FIG. 2 is an anchor pin of FIG. 1, a is a front view, b is a rear view, and FIG. 3 is a component diagram of the anchor pin. A is a main body of the anchor pin, b is a guide cylinder, FIG. 4 shows another embodiment of the anchor pin, a is a cross-sectional view of the anchor pin, and b is a cross section of the base end. FIG. 5 and FIG. 5 are sectional views showing the construction state of the anchor pin.
[0014]
In the figure, an
[0015]
The anchor pin according to
[0016]
As shown in FIG. 4, the anchor pin according to
[0017]
The anchor pin according to
[0018]
In addition, when the opening of the
[0019]
In FIG. 5, in order to repair the mortar
[0020]
The dimensions of the
[0021]
An adhesive is injected from the
[0022]
【The invention's effect】
Since the anchor pin of the present invention is formed with a flange-like blade body projecting in a direction orthogonal to the axis at the base end edge, the opening of the construction hole is not a perfect circle but a part of the opening. When the chip is in a chipped and distorted shape, the anchor pin is further driven, so that the flange-shaped blade body cuts the wall surface near the opening of the construction hole and reaches the perfect circle at the back of the construction hole. Until a gap is not generated between the adhesive injection part and the construction hole.
[0023]
In addition, since the anchor pin of the present invention has a cylindrical body fitted to the inner periphery of the base end portion of the anchor pin, a perfect circle is secured on the inner periphery of the adhesive injection portion, and the adhesive injection portion and the adhesive Since there is no gap on the contact surface with the injection nozzle of the injection machine, liquid leakage from the adhesive injection portion can be prevented when the adhesive is injected.
[0024]
In the anchor pin of the present invention, a funnel-shaped resin provided at the proximal end portion of the anchor pin is formed by integrally molding the outer peripheral coating and the inner peripheral coating through a through hole provided near the proximal end portion of the anchor pin. Therefore, a perfect circle is secured on the inner circumference of the adhesive injection part, and there is no gap on the contact surface with the injection nozzle when injecting the adhesive, and liquid leakage from the adhesive injection part is prevented when injecting the adhesive. It can be prevented.
[0025]
Furthermore, since the anchor pin of the present invention is formed with the maximum outer diameter of the funnel-shaped resin formed at the base end portion of the anchor pin being the same as or slightly smaller than the flange-shaped blade body, the anchor pin was driven into the construction hole. In some cases, the resin film of the funnel-shaped resin is pushed out toward the opening of the construction hole to exert a packing action, and it is possible to prevent the resin film from peeling off and protruding from the opening of the construction hole.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a half sectional outline view in front view showing an embodiment of an anchor pin according to the present invention.
2 is an anchor pin shown in FIG. 1, wherein a is a front view and b is a rear view. FIG.
3 is a component diagram of the anchor pin shown in FIG. 1, wherein a is a front view of the anchor pin main body, and b is a front view of the guide cylinder. FIG.
4 shows another embodiment of the anchor pin according to the present invention, in which a is a cross-sectional view of the base end portion of the anchor pin, and b is a cross-sectional view of the base end portion.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a construction state of an anchor pin according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
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