JP2005023458A - 補正機能を備えた装身具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】人体の一部に装着して、着用者の体形を補正する補正機能を備えた装身具において、人体の曲面に沿った形状に対応する伸縮性を有する材質からなる内面素材と、前記内面素材の表面側に配置され、人体の目的とする体形と着用者の人体との間隙を補う造形用のパッド体とを有するように構成して課題を解決した。
【選択図】 図1
Description
【発明が属する技術分野】
この発明は、ガードルやブラジャー、ボディースーツ、オールインワン等の女性用衣料、あるいはヒップパッドや肩パッド、パッド付サポーター等のパッド部材など、補正機能を備えた装身具に関し、特に、ヒップ部等の膨出部を補正して美しいシルエットを造形することを可能とした補正機能を備えた装身具に関するものである。
【0002】
【特許文献1】特開平9−273006号公報
【0003】
【従来の技術】
従来、上記ガードルやヒップパッド等においては、ウレタン等の発泡体を内蔵したり、ウレタン等の発泡体を内面生地と外面生地とによって被覆することにより、ヒップ部の美しいシルエットを造形するように構成されている。さらに説明すると、上記ヒップパッドとしては、例えば、特開平9−273006号公報に開示されているように、ポリウレタン発泡体やポリエチレン発泡体等からなるパッド本体を、加熱成形等により所定の形状に成形し、当該パッド本体の表裏両面を綿やポリエステル等からなる表地によって被覆するように構成したものがあ る。このヒップパッドは、当該ヒップパッドの上端縁にテープ状のバンドを縫着し、当該テープ状バンドによってスカート等の内面に装着するようになってい る。
【0004】
また、上記ガードルとしては、加熱成形等によって所定の形状に成形されたポリウレタン発泡体等のパッド本体を、ガードルの背部に縫い止めしたり、ガードルの背部に設けられたポケットに挿入するように構成したものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開平9−273006号公報等に開示されたヒップパッドの場合には、ヒップパッドの上端縁に縫着されたテープ状のバンドによって、スカート等の内面に装着するように構成したものである。このように、スカート等の内部に単に装着するヒップパッドの場合には、当該ヒップパッドが下着やガードル等と別体となっているため、着用者が座位をとったときに、ヒップパッドの下部が座席等に接触して、上方に押し上げられてしまい、着用者が恥ずかしい想いをする虞れを有しているという問題点があった。
【0006】
また、後者のガードルの場合には、ガードル本来の機能である腰囲の引き締め作用によって、ポリウレタン発泡体等のパッド本体の容積が圧縮されてしまい、ヒップアップ等の美しいシルエットを形成する造形作用を十分発揮させることができないという問題点を有していた。
【0007】
かかる問題点を解決するためには、パッド本体として、ガードルの引き締め作用によって変形し難いハードな材質のものを用いることも考えられるが、この場合には、パッド本体の剛性が高くなり、着用者に違和感を感じさせるとともに、着用者の体を圧迫して血行等を損ねる虞れを有しているという問題点が生じる。
【0008】
ところで、本来、上記ヒップパッドやガードル等の補正機能を備えた装身具を装着する目的は、ヒップ部の隆起したラインを美しく形成する為などである。そのため、上記ヒップパッドやガードル等の補正機能を備えた装身具は、着用者のヒップライン(ヒップ部の表面形状)と形態上一体化するのが望ましく、ヒップパッドやガードル等の装身具とヒップラインとの間に段差が生じるのは好ましくない。然るに、着用者の背中の部分に続く腰部は、原則として、体の動きに伴なう皮脂の移動は少ないが、ヒップ部のトップよりも下側の部分は、体の中でも最も伸縮率が高い部分であり、着用者が前傾姿勢をとった場合など、ヒップパッドやガードルのヒップ本体には、大きく移動させる力が作用する。
【0009】
よって、着用者のヒップ部に接触するガードルなどは、着用者の第2の表皮を構成するものであり、当該ガードル等のパッド本体は、上述したように、ヒップ部の隆起したラインを美しく形成する上では、着用者の脂肪層を補うものであ り、より柔軟であることが望ましいが、ガードルの引き締め作用によって変形するのを防止するためには、ハードな材質を選択せざるを得ないという相反する問題点を有していた。
【0010】
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、パッド層が着用者の人体に今までより一層一体化しやすいとともに、当該パッド層に不必要な引き締め作用等が作用するのを防止し、パッド層が着用者の人体の補正機能を補う脂肪層としての作用を発揮し て、着用者のヒップ部等の膨出部を補正して美しいシルエットを創出することが可能な補正機能を備えた装身具を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載された発明は、人体の一部に装着して、着用者の体形を補正する補正機能を備えた装身具において、人体の曲面に沿った形状に対応する伸縮性を有する材質からなる内面素材と、前記内面素材の表面側に配置され、人体の目的とする体形と着用者の人体との間隙を補う造形用のパッド体とを有することを特徴とする補正機能を備えた装身具である。
【0012】
また、請求項2に記載された発明は、人体の一部に装着して、着用者の体形を補正する補正機能を備えた装身具において、人体の曲面に沿った形状に対応する伸縮性を有する材質からなる内面素材と、前記内面素材の表面側に配置され、人体の目的とする体形と着用者の人体との間隙を補う造形用のパッド体と、前記造形用のパッド層を押圧することなく、当該造形用パット層の表面を覆う外面素材とを有することを特徴とする補正機能を備えた装身具である。
【0013】
さらに、請求項3に記載された発明は、前記パッド体が、前記内面素材と一体的に構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の補正機能を備えた装身具である。
【0014】
上記内面素材及び/又は外面素材は、必要に応じて、着用者の人体に沿った形状にモールド成形されるため、これら内面素材及び/又は外面素材としては、セット性( 成形性) の良い合成繊維( ポリエステル繊維等) が使用された編物が一般的に使用される。
【0015】
また、上記内面素材及び/又は外面素材、特に内面素材は、伸縮性を持たせることがポイントであることから、スパンデックス等のストレッチ性のある繊維を編成( 一般的には挿入) することが望ましい。さらに説明すると、パッド体の表面を被覆する内面素材及び/又は外面素材としての編組織は、スパンデックス等の弾性糸を編成したストレッチ性のあるトリコット及びラッセル縦編機によって得られた編地又は丸編地や布地等の伸縮性を有する素材からなるものであれば、如何なるものでも良い。また、上記パッド体の表面を被覆する外面素材は、衣料等のスベリを良くすること及び摩擦に強いこと並びに熱成形性の良いことが望ましいことから、スパンデックスに交編される繊維は、合成繊維が良く、内面素材は肌への影響からこれら合成繊維と天然繊維との交編、混紡糸等が用いられる が、これに限定されるものではない。
【0016】
上記パッド体としては、例えば、弾性とカサ嵩性を備えるように、連続気泡構造のウレタンフォーム等からなる発泡体が用いられるが、このウレタン発泡体等自体も伸長率50% 以上250%以下であることが望ましい。また、このパッド体に は、保形性が高いことに加えて、軽量であってより通気性があることが望まし い。そのため、上記パッド体としては、ウレタンフォーム発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリ塩化ビニル発泡体等の合成樹脂発泡体を用いることができ、特にウレタンフォーム発泡体が好ましい。
【0017】
【作用】
この発明に係る補正機能を備えた装身具は、人体の曲面に沿った形状に対応する伸縮性を有する材質からなる内面素材と、前記内面素材の表面側に配置され、人体の目的とする体形と着用者の人体との間隙を補う造形用のパッド層と、前記造形用のパッド層を押圧することなく、当該造形用パット層の表面を覆う外面素材とを有するように構成されているので、パッド体を内面素材に接着等により固着することにより、伸縮性を有する材質からなる内面素材によって、装身具を着用者の体に一体化させることができるのは勿論のこと、当該内面素材とパッド体が接着等によって一体化されているため、パッド体を着用者の体により一層一体化させることができる。
【0018】
また、上記装身具は、パッド体の表面を外面素材によって覆うように構成されているので、当該パッド体に不必要な引き締め作用等が作用するのを防止し、パッド体が着用者の体の補正機能を補う脂肪層としての作用を発揮して、着用者のヒップ部等の膨出部を補正して美しいシルエットを造形することが可能となっている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示すこの発明の一実施の形態に基づいて、この発明を具体的に説明する。
【0020】
図2において、1は補正機能を備えた装身具としてのガードルを示すものであり、このガードル1は、女性の体の腰部から両太腿の部分までを覆うように構成されているが、両太腿の上端部までを覆うように短く構成されたものであっても勿論良い。上記ガードル1は、図1に示すように、スパンデックス等の伸縮性を有する生地からなる内面素材としての内面生地2と、ウレタンフォーム等の発泡体で形成されたパッド体3と、当該パッド体3の外表面を覆う外面素材としての外面生地4とで構成されている。なお、図1において、破線5で示すラインは、女性の体の腰部からヒップ部の下部に掛けてのラインを示すものであり、当該ガードル1を着用することによって、ヒップ部6の下方の部分7が、内面生地2で示すラインのようにヒップアップされているとともに、実際のヒップ部6のトップ8よりも上の部分9が、パッド体3によって上方に湾曲した曲線を描き、ヒップ部6のトップ8が実際の位置よりも上方に移動することによって、ヒップ部6のトップの位置を高くして、脚を長く見せ、且つ腰部からヒップ部6に掛けて理想的な美しい曲線を描くようになっている。
【0021】
上記内面生地2は、ガードル1としての機能を発揮させるため、ヒップアップ等の補正機能を備えている。また、この内面生地2は、必ずしもガードル1全体を構成する一枚地でなくとも良く、素材や組成並びに組織等は、特に限定されるものではない。ただし、内面生地2は、人体の伸張に追従する伸張率を有することが必要である。着用者の背中の部分に続く腰部10は、原則として、人体の動きに伴なう皮脂の移動は少ない。しかし、人体のヒップ部5のトップ8よりも下側の部分7は、図3に示すように、人体の中でも最も伸縮率が高い部分であり、着用者が前傾姿勢をとった場合など、ガードル1の内面生地2には、大きく移動させる伸張力が作用する。そのため、ガードル1の内面生地2は、このような人体の大きな伸張に追従する伸張率を有することが必要となる。さらに、上記内面生地2の表面には、パッド体3の内面が接着されており、当該内面生地2と共にパッド体3も人体の伸張に伴なって伸張自在に構成されている。
【0022】
このように、上記内面生地2は、人体の大きな伸張に追従する伸張率を有することが必要となるが、当該内面生地2の表面に接着されるパッド体3も、内面生地2と共に人体の伸張に伴なって伸張自在に構成するのが望ましい。
【0023】
また、上記の如く、パッド体3が内面生地2と共に人体の伸張に伴なって伸張した場合であっても、当該パッド体3には、大きな圧縮力が作用しないことが望ましい。
【0024】
上記パッド体3は、人体の理想とするシルエットと着用者の人体との間隙を補う容量を備えている。このパッド体3は、図1に示すように、人体の理想とするシルエットを実現し、ヒップアップ機能を発揮させるため、着用者のヒップ部6のヒップトップ8よりも上側の位置において、その内面形状が着用者のヒップ部6の形状に合致した形状に形成されているとともに、その外面形状が人体の理想とするシルエットを実現する形状に形成されている。
【0025】
また、上記パッド体3の表面層11及び裏面層12としては、図1に示すように、黄変性や人体への刺激性、並びに伸張率等の点からシリコン樹脂からなる薄いシートを用いるのが望ましいが、これらの条件を満たすものであれば、シリコン樹脂に限定されるものではない。また、パッド体4の芯体13としては、軽くソフトで且つ弾性に富むポリウレタンフォーム等の発泡体を用いるのが望まし い。そして、上記パッド体3の芯体13は、例えば、図4に示すように、スライス加工等によってヒップの両方の膨出部の基本形状に合わせてそれぞれ裁断さ れ、その周縁部は、テーパ状に薄くなるように形成されている。なお、パッド体3の表面層11及び裏面層12を所定の形状に形成できるものであれば、パッド体3の芯体13としては、ポリウレタンフォーム等の発泡体ではなく、ジェル状体や空気等の気体を用いても良い。
【0026】
さらに、上記パッド体3は、原則として、内面生地2と一体的に成型することが望ましいが、量産性等を考慮した場合には、パッド体3を内面生地2と別々に製造し、接着方式等によって内面生地2と一体化させるように構成しても良い。
【0027】
また、上記パッド体3の表面は、ガードル1の外面生地4によって覆われている。この外面生地4は、ガードル1のシルエットを直接形成するものであって、内面の構造体であるパッド体3に圧力を加えたり、当該パッド体3の伸張を制限するものでないことが望ましく、ガードル1の商品としてのデザイン的役割を担うものである。
【0028】
上記パッド体3は、着用者のプライベート的な脂肪層の不足量を補うことを目的とするものであるが、更に、着用者の加齢的又は生活的皮脂の老化防止または老化による下垂等をサポートするファンデーションとしての役割をも担ってい る。
【0029】
さらに、上記パッド体3は、着用者の人体に一体化される内面生地2に対し て、更に同化させる構造とすることにより、人体と遊離することを防止するように構成されている。特に、図3に示すように、パッド体3の下部、つまりヒップ部の下部に位置するA〜B間の部分は、内面生地2と外面生地4とが一体的に形成されており、人体の屈折時、又は着座時の臀部の動きによる伸縮に対応し、ズレを防止するようになっている。
【0030】
この実施の形態では、図3に示すように、ガードル1の内面生地2が女性の体にフィットしており、直立の姿勢から前方へ屈折する姿勢をとったときに、ヒップ部6の最下端部である臀部溝14の位置は、脚部の付け根の部分であり、移動することはないが、それよりも上方に位置するヒップ部6の下方の部分7は、湾曲した状態から略直立した状態へ移動する。また、ヒップ部6のトップ部8近傍は、図3に示すように、前屈姿勢に伴って大きく伸張し、ヒップ部6のトップ部8近傍のA部が、A部からA’部へと大きく移動する。このヒップ部6のトップ部8近傍の移動に伴い、ガードル1の内面生地2は、大きく伸張して、臀部溝14の位置からヒップ部6のトップ部8までの領域▲3▼が、150%前後伸張するようになっている。そのとき、パッド体3は、ガードル1の内面生地2に接着されており、当該内面生地2とともに移動するが、図3に示すように、臀部溝14の位置からヒップ部6のトップ部8までの領域▲3▼のうち、パッド体3が占める領域▲2▼は、殆ど伸張せず、パッド体3の下部に位置する内面生地2と外面生地4の部分が大きく伸張するようになっている。さらに、上記ガードル1の内面生地2のうち、領域▲3▼の上部に位置する領域▲4▼は、図3(B)に示すように、湾曲はするものの、その長さは殆ど変わらず、パッド体3に大きな圧迫力が加わるのを防止するように構成されている。
【0031】
また、上記パッド体3は、当該パッド体3と着用者の人体曲線との間に段差が生じないように構成されている。従来のガードルにおいて、当該ガードルの表側にパッド体をセットした場合は、パッド体が完全にフリーな状態となり、体の線にフィットしたアウターには対応することができない。さらに、ガードルの内面にパッド体をセットした場合には、ガードルとパッド体が一体化されていないため、パッド体は、人体の動きに追従することができず、結果としてガードルあるいはパッド体と人体との間にズレを発生させると共に、パッド体がアウターのシルエットに響きやすいという問題点を有している。
【0032】
これに対して、この実施の形態に係るガードル1は、パッド体3が内面生地2に一体成形や接着等によって一体化されているとともに、パッド体3が外面生地4とも原則として一体化されており、人体との間に段差が生じることがないように構成されている。
【0033】
また、上記外面生地4は、パッド体3に対して完全に同調するととともに、着座時や前屈時等に、当該外面生地4によってパッド体3を圧迫しないように構成されている。更に説明すると、上記外面生地4は、例えば、熱セット性に優れた素材によって形成され、人体の理想とするシルエットを実現する形状に形成されたパッド体3の外面形状に対応させて、当該外面生地4を形成することによっ て、人体の動きや内面生地2の圧縮力が作用しても、パッド体3を圧迫しないように構成するのが望ましい。なお、上記外面生地4は、屈折時や着座時に、パッド体3に圧迫を与えない機能を備えるものであれば、原則として、商品としてのガードル1のデザインを優先するものであってもよい。
【0034】
上記の如く形成されるガードル1の形状は、全体的にモールド型による成型方式をとることが望ましいが、必ずしもこれに限定されるものではなく、パッド体3のみを成型するか、又は内面生地2並びにパッド体3を同時に成型するか、又は別々に成型し且つ外面生地4は成型編地によるものなどであってもよく、あるいは全く成型をしないものであっても良い。
【0035】
これに対して、従来のガードルは、ガードルの内面にパッド体をセットした場合、着座時や屈折時等に、ガードルの外面生地によってパッド体が圧迫され、パッド体の厚み自体が人体への圧力となって、長時間の着用には耐えられないという問題点を有していた。
【0036】
以上の構成において、この実施の形態に係るガードルでは、次のようにして、パッド層が着用者の人体に今までより一層一体化しやすいとともに、当該パッド層に不必要な引き締め作用等が作用するのを防止し、パッド層が着用者の人体の補正機能を補う脂肪層としての作用を発揮して、着用者のヒップ部等の膨出部を補正して美しいシルエットを創出することが可能となっている。
【0037】
すなわち、この実施の形態に係るガードル1では、図 に示すように、人体の曲面に沿った形状に対応する伸縮性を有する材質からなる内面生地2と、前記内面生地2の表面側に配置され、人体の目的とする体形と着用者の人体との間隙を補う造形用のパッド体3と、前記造形用のパッド体3を押圧することなく、当該造形用パット体3の表面を覆う外面生地4とを有するように構成されているの で、パッド体3を内面生地2に接着等により固着することにより、伸縮性を有する材質からなる内面生地2によって、ガードル1を着用者の体に一体化させることができるのは勿論のこと、当該内面生地2とパッド体3が接着等によって一体化されているため、パッド体3を着用者の体により一層一体化させることができる。
【0038】
また、上記ガードル1は、パッド体3の表面を外面生地4によって覆うように構成されているので、当該パッド体3に不必要な引き締め作用等が作用するのを防止し、パッド体3が着用者の体の補正機能を補う脂肪層としての作用を発揮して、着用者のヒップ部等の膨出部を補正して美しいシルエットを造形することが可能となっている。
【0039】
なお、パッド体3の形状並びに容量、シリコン樹脂層の厚み並びに面積等全く限定されるものではない。また、人体に対する製品の使命または製品機能から限定されることもない。また、ブラジャー等のシルエットに影響をしない部分に は、ボーン等を内蔵させても勿論良い。
【0040】
さらに、この発明は、人体を構成する皮膚層における中で、筋そのものが人体形状(美的シルエット)を構成すると同時に動きの大きい部位における造形構造であり、その代表とするヒップ部を前提にするが、これはバスト部にも適応することができるものであり、当該技術をもってすればスポーツ用等の最も動きを優先する機能を持ったサポーター等の商品を創造できることは言うまでもない。
【0041】
実施の形態2
図5はこの発明の実施の形態2を示すものであり、この実施の形態2では、本発明の補正機能を備えた装身具をブラジャーに適用したものである。
【0042】
すなわち、この実施の形態2では、図5に示すように、ブラジャー20の左右のカップ部21a、21bに、パッド体としてバストパッド22a、22bが使用されている。このブラジャー20では、乳頭下部の伸びaが、本来最も伸びる部分であるが、製品の機能から当該部分は、斜線cの傾斜角度を、腕を上げた状態でc’のように垂直化する範囲で対応可能となっている。また、上記ブラジャー20では、乳頭上部の伸びbが、胸筋に連動する伸張率を持たせるように構成されている。
【0043】
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、、パッド層が着用者の人体に今までより一層一体化しやすいとともに、当該パッド層に不必要な引き締め作用等が作用するのを防止し、パッド層が着用者の人体の補正機能を補う脂肪層としての作用を発揮して、着用者のヒップ部等の膨出部を補正して美しいシルエットを創出することが可能な補正機能を備えた装身具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施の形態1に係る補正機能を備えた装身具としてのガードルの要部を示す断面構成図である。
【図2】図2はこの発明の実施の形態1に係る補正機能を備えた装身具としてのガードルを示す概略構成図である。
【図3】図3はこの発明の実施の形態1に係る補正機能を備えた装身具としてのガードルの要部の動きを示す説明図である。
【図4】図4はこの発明の実施の形態1に係る補正機能を備えた装身具としてのガードルのパッド体を示す外観斜視図である。
【図5】図5はこの発明の実施の形態1に係る補正機能を備えた装身具としてのブラジャーを示す構成図である。
【符号の説明】
1:ガードル(補正機能を備えた装身具)、2:内面生地、3:パッド体、 4:外面生地。
Claims (3)
- 人体の一部に装着して、着用者の体形を補正する補正機能を備えた装身具において、
人体の曲面に沿った形状に対応する伸縮性を有する材質からなる内面素材と、前記内面素材の表面側に配置され、人体の目的とする体形と着用者の人体との間隙を補う造形用のパッド体とを有することを特徴とする補正機能を備えた装身 具。 - 人体の一部に装着して、着用者の体形を補正する補正機能を備えた装身具において、
人体の曲面に沿った形状に対応する伸縮性を有する材質からなる内面素材と、前記内面素材の表面側に配置され、人体の目的とする体形と着用者の人体との間隙を補う造形用のパッド体と、前記造形用のパッド層を押圧することなく、当該造形用パット層の表面を覆う外面素材とを有することを特徴とする補正機能を備えた装身具。 - 前記パッド体は、前記内面素材と一体的に構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の補正機能を備えた装身具。
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