JP2005021370A - 分散型遊技情報表示システムと分散型遊技情報表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ホールコンピュータを利用しない遊技情報表示システムを実現すること。
【解決手段】分散型遊技情報表示システム510は、表示ユニット群530,531,532と、制御ユニット群540,541,542とを備えている。表示ユニット群530,531,532は、遊技台毎に設置されるものである。制御ユニット群540,541,542は、それぞれが異なる表示ユニット530,531,532と接続されており、接続されている表示ユニット530,531,532を制御する。さらに、それぞれが異なる遊技台520,521,522と接続されており、接続されている遊技台520,521,522の遊技情報を収集して記憶している。各制御ユニット540,541,542は、相互に遊技情報を通信可能に接続されている。
【選択図】 図1
【解決手段】分散型遊技情報表示システム510は、表示ユニット群530,531,532と、制御ユニット群540,541,542とを備えている。表示ユニット群530,531,532は、遊技台毎に設置されるものである。制御ユニット群540,541,542は、それぞれが異なる表示ユニット530,531,532と接続されており、接続されている表示ユニット530,531,532を制御する。さらに、それぞれが異なる遊技台520,521,522と接続されており、接続されている遊技台520,521,522の遊技情報を収集して記憶している。各制御ユニット540,541,542は、相互に遊技情報を通信可能に接続されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の遊技台が設置されている遊技場において、顧客に各遊技台の遊技情報を表示するシステムに関する。特に、遊技台毎に表示ユニットを設置し、対応する遊技台の遊技情報のみならず、顧客が関心を持つ遊技台の遊技情報を表示することができるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】遊技場の中には、遊技台毎に表示ユニットを設置し、遊技台毎の遊技情報を表示ユニットに表示することによって遊技者に提供するシステムを備えているものがある。各表示ユニットは、ホールコンピュータと通信可能に接続されている。ホールコンピュータは、各遊技台と通信可能に接続されている。ホールコンピュータは、各遊技台から出力される通信データに基づいて、例えば特賞回数、図柄変動回数、アウト数、セーフ数等の遊技情報を、遊技台毎に収集記憶する。各表示ユニットは、ホールコンピュータで収集記憶された遊技情報を表示する手段を備えている。
遊技者の中には、遊技している遊技台以外の遊技情報を閲覧したい人が存在する。そこで、遊技者が遊技情報の閲覧を希望する遊技台を指定する手段が設けられている表示ユニットが開発されている。遊技台指定手段で遊技台が指定されると、その遊技台が指定された旨の情報をホールコンピュータに対して出力する。ホールコンピュータは、遊技台が指定された旨の情報を出力した表示ユニットに対して、指定された遊技台の遊技情報を出力することによって、その表示ユニットの表示手段で指定された遊技台の遊技情報を表示させる。遊技者は、遊技している遊技台以外の遊技情報を閲覧することが可能となる。
特許文献1に、遊技台毎に遊技情報の表示手段(特許文献1のデータ通信表示装置)を設けたシステムが開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−295919号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムでは、ホールコンピュータが表示ユニットの表示を制御している。このために、ホールコンピュータが設置されていない遊技場には遊技情報表示システムを導入することができない。また、ホールコンピュータが設置されていても、そのホールコンピュータでは遊技情報表示システムに対応できないことがあり、この場合には、遊技情報表示システムを導入することができないか、あるいは、高価なホールコンピュータを交換しないければならない。
【0005】
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、ホールコンピュータを利用しない遊技情報表示システムを実現する。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用と効果】図1に、分散型の遊技情報表示システム510の一例を示している。このシステム510は、ホールコンピュータを利用しないで構築することができる。システム510は、多数の遊技台520,521,522が設置されている遊技場で用いられる。システム510は、表示ユニット群530,531,532と、制御ユニット群540,541,542を備えている。
1台の遊技台に対応して1台の表示ユニットが設置されている。例えば遊技台520に対して表示ユニット530が設置されている。
1又は複数の遊技台とそれに対応する1又は複数の表示ユニットに1台の制御ユニットが接続されている。図1は、1台の遊技台とそれに対応する1台の表示ユニットに1台の制御ユニットが接続されている例を示し、例えば、1台の遊技台520と1台の表示ユニット530に1台の制御ユニット540が接続されている。1台の制御ユニットに複数の遊技台と複数の表示ユニットを接続することも可能であり、図2は、1台の制御ユニット640に、複数の遊技台620,621,622と複数の表示ユニット630,631,632を接続している例を示している。
図1と図2に示すように、各表示ユニットは、遊技台の遊技情報を表示する手段と、操作することによって遊技台を指定する遊技台指定手段を有している。
各制御ユニットは、接続先の遊技台の遊技情報を収集記憶する手段と、他の制御ユニットと通信する手段と、当該制御ユニット(例えば540)に接続されている表示ユニット(当該制御ユニットが540であれば530で示される表示ユニット)の遊技台指定手段(560)で指定された遊技台の遊技情報を当該表示ユニット(530)の表示手段550で表示させる手段を有する。
表示ユニットは遊技台の台数分が必要とされる。1台の制御ユニットに複数の遊技台と複数の表示ユニットを接続する場合には、遊技台の台数よりも少ない台数の制御ユニットで足りる。
【0007】
各制御ユニット540,541,542(または図2の640,643)は、他の制御ユニットと通信することによって、自身が遊技情報を収集記憶している遊技台以外の遊技台の遊技情報を得ることができる。例えば、制御ユニット540は、制御ユニット541や542と通信することによって、遊技台521や522の遊技情報を得ることができる。このために、各表示ユニット530,531,532の表示手段550,551,552では、全ての遊技台520,521,522の遊技情報を表示することができる。このシステム510は、中央で一括管理するホールコンピュータを利用しないで構築することができる。
なお、本発明は、遊技場にホールコンピュータが存在することを必ずしも排除するものではない。例えば、遊技情報の分析等を目的としてホールコンピュータを設置することもできる。
また、本明細書で用いる「接続」という用語は、有線接続と無線接続の双方を含むものである。
【0008】
図1に示されるように、1台の制御ユニットが、1台の遊技台とそれに対応する1台の表示ユニットに接続されていてもよい。即ち、制御ユニット540は遊技台520と表示ユニット530に接続され、制御ユニット541は遊技台521と表示ユニット531に接続され、制御ユニット542は遊技台522と表示ユニット532に接続されていてもよい。この場合、各制御ユニットと各遊技台が直接に接続されていてもよし、表示ユニットを介して接続されていてもよい。
【0009】
上記の分散型遊技情報表示システムでは、各制御ユニットとそれに接続されている各表示ユニットの組が、一つのケースに収容されていることが好ましい。
図1に例示する場合には、表示ユニット530と制御ユニット540を一つのケースに収容し、表示ユニット531と制御ユニット541を他の一つのケースに収容し、表示ユニット532と制御ユニット542をさらに他の一つのケースに収容する。
制御ユニットと表示ユニットを一つのケースに収容した分散型遊技情報表示装置は、本発明で創作された物である。
【0010】
上記した分散型遊技情報表示システムでは、遊技台と表示ユニット毎に制御ユニットを設けてよいが(図1参照)、複数の遊技台に対して共通の制御ユニットを利用するものでもよい。図2がそれを例示している。制御ユニット640は、2以上の表示ユニット630,631,632と、2以上の遊技台620,621,622に接続されている。同様に、制御ユニット643は、2以上の表示ユニット633,634,635と、2以上の遊技台623,624,625に接続されている。
このようにすると、遊技台毎と表示ユニット毎に制御ユニットを用意する必要がないために、システムを構成するためのコストを抑えることができる。ここでも、制御ユニットが複数のユニットに分散されており、従来のホールコンピュータによる一括管理方式とは相違している。
【0011】
なお、複数の遊技台に対して共通の制御ユニットを利用する場合は、制御ユニットが、それに接続されている複数の表示ユニットの内の一つの表示ユニットのケースに収容されており、当該制御ユニットに接続されている他の表示ユニットのケースには制御ユニットが収容されていない構成とすることができる。
図2に例示する場合、例えば制御ユニット640は、表示ユニット631を収納している第1ケース681に収容され、他の表示ユニットを収容する第2ケース680,682には制御ユニットが収容されていない。同様に、制御ユニット643は、表示ユニット634を収納している第1ケース684に収容され、他の表示ユニットを収容する第2ケース683,685には制御ユニットが収容されていない。
この場合、各ケース680〜685を同一形状にすることにより、外観に統一性をもたせることができる。
【0012】
本発明は、また、1台の表示ユニットと1台の制御ユニットを一つのケース内に収容している分散型遊技情報表示装置を創作したということもできる。この装置は、1台の遊技台に対応して1台が設置される表示ユニットと、1又は複数の遊技台とそれに対応する1又は複数の表示ユニットに接続される制御ユニットを備えている。表示ユニットは、遊技台の遊技情報を表示する手段と、操作することによって遊技台を指定する遊技台指定手段を有している。制御ユニットは、接続先の遊技台の遊技情報を収集記憶する手段と、他の制御ユニットと通信する手段と、接続先の表示ユニットの遊技台指定手段で指定された遊技台に接続されている制御ユニットで収集記憶された遊技情報を受信する手段と、受信された遊技情報を当該表示ユニットの表示手段で表示させる手段を有している。
この装置を利用すると、遊技場のための遊技情報表示システムを、ホールコンピュータを利用せずに(または遊技場に設置されているホールコンピュータとインターフェースしなくとも)、安価に構築することが可能となる。
【0013】
また、本発明では、次のような分散型遊技情報表示システムも提供される。このシステムは、多数の遊技台が設置されている遊技場で用いられる。そして、1台の遊技台に対応して1台が設置されている表示ユニットの群と、複数の遊技台とそれに対応する複数の表示ユニットに1台が接続されている制御ユニットの群を備える。各表示ユニットは、対応する遊技台の遊技情報を表示する手段を有する。各制御ユニットは、接続先の遊技台の遊技情報を収集記憶する手段と、接続先の表示ユニットに対応する遊技台の遊技情報を当該表示ユニットの表示手段で表示させる手段を有する。この場合、各制御ユニットが、それに接続されている複数の表示ユニットの内の一つの表示ユニットのケースに収容されており、当該制御ユニットに接続されている他の表示ユニットのケースには制御ユニットが収容されていないようにしてもよい。
このシステムによると、各表示ユニットでは、全ての遊技台の遊技情報を表示することはできないが、対応する遊技台の遊技情報を表示することができる。遊技者は、自身が遊技している遊技台の遊技情報を閲覧することができる。このシステムは、ホールコンピュータを利用せずに(または遊技場に設置されているホールコンピュータとインターフェースしないで)構築することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】まず、下記の実施例に記載の技術の主要な特徴をまとめておく。
(形態1)遊技台毎に呼出し装置が設置されている。呼出し装置は、ランプ表示ユニットと遊技情報表示ユニットと制御ユニットを有する。
(形態2)遊技台毎に呼出し装置が設置されている。呼出し装置は、ランプ表示ユニットと遊技情報表示ユニットを有する。所定数(例えば三台)の呼出し装置毎に、台ユニットが設けられる。台ユニットは制御ユニットを有している。台ユニット(制御ユニット)は、対応する複数の呼出し装置の遊技情報表示ユニット及びランプ表示ユニットと接続されている。
(形態3)遊技台毎に呼出し装置が設置されている。呼出し装置には、親の呼出し装置と子の呼出し装置の二種類存在する。親の呼出し装置は、ランプ表示ユニットと遊技情報表示ユニットと制御ユニットを有する。子の呼出し装置は、ランプ表示ユニットと遊技情報表示ユニットを有する。制御ユニットは、当該親の呼出し装置のランプ表示ユニット及び遊技情報表示ユニットと接続されている。制御ユニットは、子の呼出し装置のランプ表示ユニット及び遊技情報表示ユニットにも接続されている。
(形態4)制御ユニットが収集記憶する遊技情報は、遊技機側から出力された信号に基づいて収集される情報(特賞回数、図柄変動回数、アウト数、セーフ数等)や、それらの情報を加工して得られる情報(特賞確率、スランプグラフ等)である。
(形態5)形態1の場合、呼出し装置は、遊技者が指定した台番号情報(遊技情報要求信号でもある)を他の呼出し装置に出力する。台番号情報を入力した呼出し装置は、その台番号の遊技台の遊技情報を自身が収集記憶している場合に、その台番号の遊技台の遊技情報をその台番号情報を出力した呼出し装置に対して出力する。
(形態6)形態2の場合、台ユニットは、遊技者が指定した台番号情報(遊技情報要求信号でもある)を他の台ユニットに対して出力する。台番号情報を入力した台ユニットは、その台番号の遊技台の遊技情報を自身が収集記憶している場合に、その台番号の遊技台の遊技情報をその台番号情報を出力した台ユニットに対して出力する。
(形態7)形態3の場合、親の呼出し装置は、遊技者が指定した台番号情報(遊技情報要求信号でもある)を他の親の呼出し装置に対して出力する。台番号情報を入力した親の呼出し装置は、その台番号の遊技台の遊技情報を自身が収集記憶している場合に、その台番号の遊技台の遊技情報をその台番号情報を出力した親の呼出し装置に対して出力する。
【0015】
【実施例】
(第1実施例)図面を参照して、本発明に係る分散型遊技情報表示システムの実施例を説明する。図3に、遊技場10の概略図を示す。分散型遊技情報表示システム2は遊技場10で用いられる。遊技場10には、複数の遊技台40,40,40…(…は複数を表す)が設置されている。図3の各遊技台の下に付した番号は、いわゆる台番号である。台番号とは、遊技場10内で各遊技台を特定するために付された番号である。遊技台毎に呼出し装置20が設置されている。各遊技台40,40,40…と各呼出し装置20,20,20…は、信号線42によって接続されている。各呼出し装置20,20,20…は、信号線44によって相互に通信可能に接続されている。
なお以下では、複数を表す「…」を省略して記載する。
【0016】
各遊技台40は、パチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機である。以下に、本実施例におけるパチンコ機の主要な特徴をまとめておく。
(1)遊技盤にパチンコ玉を打ち込む(投入する)ためのハンドルを備えている。投入されたパチンコ玉のことを「アウト」と呼ぶ。投入されたパチンコ玉数のことを「アウト数」と呼ぶ。
(2)パチンコ玉が所定の領域を通過すると所定数のパチンコ玉が払出される。払出されたパチンコ玉のことを「セーフ」と呼ぶ。払出されたパチンコ玉数のことを「セーフ数」と呼ぶ。
(3)3つの図柄を変動表示する図柄表示装置を備えている。図柄変動が停止したときにゾロ目が表示されると特賞状態(大当り状態)に移行する。本実施例の遊技台は、いわゆるフィーバー機である。
【0017】
続いて、図4を参照して、呼出し装置20の構成を説明する。各呼出し装置20は、ほぼ同じ構成をしている。図4は、呼出し装置20の正面図である。呼出し装置20は、ランプ22a,22bを点灯させるための構成(ランプ部22とランプスイッチ24)と、遊技情報を表示させるための構成(表示部26と操作部28)と、呼出し装置20の動作を制御するための構成に大別できる。以下では、ランプ部22とランプスイッチ24をまとめてランプユニット23という。また、表示部26と操作部28とをまとめて表示ユニット27という。また、呼出し装置20の動作を制御するための構成を制御ユニット30という。ランプユニット23と表示ユニット27は、図4では符号を省略しているが、図5に示されている。制御ユニット30は、図4では図示省略しているが、図5に示されている。
呼出し装置20は、ケーシング20aを有している。ケーシング20aは、略直方体形状を有している。このケーシング20aに、ランプユニット23と表示ユニット27と制御ユニット30が収納されている。
【0018】
ここでは、ランプユニット23の構成について説明する。ケーシング20aの正面上部には、ランプ部22が設けられている。ランプ部22は、左右に設置された2つのランプ22a,22bから構成される。ランプスイッチ24が操作されると、ランプ22aとランプ22bが点灯する。遊技者は、遊技場10の従業員を必要とする場合にランプスイッチ24を操作する。このスイッチ24が操作されると、上記したランプ部22が点灯する。遊技場10の従業員は、呼出し装置20のランプ部22が点灯していると、その呼出し装置20に対応する遊技台で必要とされていることを認識できる。
【0019】
次に、表示ユニット27の構成について説明する。表示部26は、液晶ディスプレイである。表示部26では、遊技台の遊技情報が表示される。図4に例示している各種の遊技情報について説明しておく。表示部24の最上部には台番号が表示されている。この台番号は、現在表示されている遊技情報がどの遊技台のものなのかを示している。後で詳しく説明するが、呼出し装置20を用いると、遊技場10内に設置されている全遊技台の遊技情報を閲覧することができる。特賞回数とは、特賞状態に切換えられた回数を意味している。本実施例では、3日分の特賞回数を表示する。図柄変動回数とは、遊技台で図柄変動した回数を意味している。特賞確率とは、(本日の特賞回数)/(本日の図柄変動回数)という分数を、分子を1にして表現したものである。特賞確率の下に示されるグラフは、いわゆるスランプグラフである。スランプグラフとは、横軸に時間をとって縦軸に差玉数(アウト数−セーフ数)をとったグラフである。
操作部28は、ゼロから9までの操作キーと確定スイッチ28aから構成される。遊技者は、各操作キーを押すことによって遊技情報の閲覧を希望する台番号を入力することができる。確定スイッチ28aは、遊技者によって入力された台番号を確定するためのスイッチである。遊技者は、遊技情報の閲覧を希望する台番号を入力した後に、確定スイッチ28aを操作する。この操作を実行すると、入力された台番号の遊技情報が表示部26で表示されることになる。この点は後で詳しく説明する。
【0020】
続いて、図5を参照して、呼出し装置20の制御ユニット30について説明する。図5には、呼出し装置20の制御構成が示されている。
制御ユニット30は、CPU32とROM34とRAM36から構成される。CPU32は、ROM34に格納されているプログラムに従って、呼出し装置20の動作を統括的に制御する。ROM34に記憶されているプログラムには、ランプ制御処理、表示制御処理、及び他の呼出し装置との通信処理等を実行するためのプログラムが含まれる。RAM36は、ワークメモリとして使用されるメイン記憶素子であって種々の情報を記憶する。例えば、その呼出し装置20に対応する遊技台40の遊技情報を記憶している。また、RAM36には、呼出し装置20を特定するID(以下では特定IDという)が記憶されている。ここでは、呼出し装置20に対応する遊技台40の台番号を、その呼出し装置20の特定IDとして用いる。例えば、1番台に対応する呼出し装置20の特定IDは「1」であり、2番台に対応する呼出し装置20の特定IDは「2」である。
【0021】
制御ユニット30とI/Oインターフェイス38とが信号線50によって通信可能に接続されている。I/O38は、信号線52を介してランプ部22と接続されている。I/O38は、信号線54を介してランプスイッチ24と接続されている。この構成から、制御ユニット30とランプユニット23がI/O38を介して接続されているといえる。
ランプスイッチ24は、low状態又はhigh状態の信号を出力している。ランプスイッチ24は、low状態の信号を出力しているときに操作されると、high状態の信号に切換える。逆に、high状態の信号を出力しているときに操作されると、low状態の信号に切換える。I/O38は、ランプスイッチ24から出力された信号を入力する。制御ユニット30は、ランプスイッチ28から出力された信号に基づいてランプ部22の駆動させる(ランプ制御処理を実行する)。
【0022】
また、I/O38は、信号線56を介して表示部26と接続されている。I/O38は、信号線58を介して操作部28と接続されている。この構成から、制御ユニット30と表示ユニット27がI/O38を介して接続されているといえる。
操作部28は、遊技者によって数字(台番号)が入力されて確定スイッチ28aが操作されると、その入力された台番号をI/O38に対して出力する。I/O38は、操作部28から出力された台番号情報を入力する。制御ユニット30は、I/O38に入力された台番号情報を取り込む。そして、取り込んだ台番号の遊技情報を表示部26で表示させる(表示処理を実行する)。
また、I/O38は、信号線44を介して他の全ての呼出し装置のI/Oに接続されている。即ち、遊技場10内にある全ての呼出し装置20は、相互に通信可能に接続されている。即ち、全ての呼出し装置の各制御ユニット30は、相互に通信可能に接続されているといえる。
【0023】
図6を参照して、遊技台40からその遊技台40に設置された呼出し装置20に対して出力される各種信号について説明する。
各遊技台40は、特賞信号とセーフ信号とアウト信号と図柄変動信号を出力する。これらの各信号は、その遊技台と接続されている呼出し装置20(即ちI/O38)に入力される。特賞信号は、特賞状態のときにhigh状態であり、特賞状態以外の遊技状態のときにlow状態である。セーフ信号は、遊技台40から10個のパチンコ玉が払出される毎に出力されるパルス信号である。アウト信号は、遊技台40に10個のパチンコ玉が投入される毎に出力されるパルス信号である。図柄変動信号は、図柄表示装置で図柄変動が1回行なわれる毎に出力されるパルス信号である。
【0024】
続いて、呼出し装置20の制御ユニット30が実行する各処理について説明する。
(1)遊技情報収集処理;接続されている遊技台40の遊技情報を収集する処理である。
(1−1)特賞信号のレベルを監視することによって、特賞状態に移行した回数をカウントする。これにより特賞回数が収集されることになる。
(1−2)図柄変動信号の入力パルス数をカウントする。これにより図柄変動回数が収集されることになる。
(1−3)セーフ信号の入力パルス数をカウントする。
(1−4)アウト信号の入力パルス数をカウントする。
(1−5)1分毎にスランプグラフを更新していく。まず、1分毎に、カウントされたセーフ信号の入力パルス数に10を乗じる。これにより累積セーフ数が算出されることになる。また、カウントされたアウト信号の入力パルス数に10を乗じる。これにより累積アウト数が算出されることになる。そして、累積セーフ数から累積アウト数を減算する。これにより差玉が算出される。算出された差玉をグラフ上にプロットすることによってスランプグラフが更新される。
【0025】
(2)ランプ制御処理;ランプ部22を制御する処理である。
ランプスイッチ24からhigh状態の信号が出力されている場合は、ランプ部22に対して電力を供給する。これによりランプ部22が点灯する。ランプスイッチ24からlow状態の信号が出力されている場合は、ランプ部22に対しての電力供給を停止する。これによりランプ部22は消灯する。
【0026】
(3)表示処理;表示部26で遊技情報を表示するための処理である。
図7に、表示処理のフローチャートが示されている。ここでは、1番台と接続されている呼出し装置20(当該呼出し装置と呼ぶことがある)の制御ユニット30(当該制御ユニットと呼ぶことがある)が実行する表示処理について説明する。
制御ユニット30は、遊技者によって台番号が入力されたか否かを常時監視している(ステップS2)。この処理は、操作部28から出力された台番号情報をI/O38が入力するとYESとされる。台番号情報が入力された場合(ステップS2でYESの場合)は、入力された台番号が、当該制御ユニット30が遊技情報を収集している遊技台40(即ち1番台)か否かを判別する(ステップS4)。例えば、遊技者が操作部28を操作することによって1番台が入力された場合には、ステップS4でYESとされる。一方、遊技者が操作部28を操作することによって1番台以外の台番号が入力された場合には、ステップS4でNOとされる。ステップS4でYESと判別された場合はステップS10に進み、NOと判別された場合はステップS6に進む。
ステップS6では、遊技情報要求信号を出力する。遊技情報要求信号とは、当該呼出し装置20の特定IDと、ステップS2で入力された台番号(即ち遊技者が遊技情報の閲覧を希望している台番号)とが対応づけられた信号である。図6には、1番台の呼出し装置20から2番台の呼出し装置20に対して遊技情報要求信号が出力される様子が示されている。本実施例では、当該呼出し装置20から、それ以外の全ての呼出し装置20に対して遊技情報要求信号が出力される。例えば、特定ID「1」と2番台とが対応づけられた遊技情報要求信号は、2番台の呼出し装置20に対してだけ出力されるのではなく、2番台以外の遊技台の呼出し装置20に対しても出力される。
【0027】
ステップS6(図7参照)で遊技情報要求信号を出力すると、その遊技情報要求信号に対応づけられた台番号(ステップS2で入力された台番号)の遊技情報が当該呼出し装置20に対して送られてくる。送られてきた遊技情報は、I/O38に入力される。制御ユニット30は、I/O38に入力された遊技情報を取り込む(ステップS8)。遊技情報がどのような経緯で送られてくるのかは後で説明する。
ステップS10では、ステップS2で入力された台番号の遊技情報を表示部26で表示する。ステップS4でYESと判別されてステップS10の処理を行なう場合は、当該制御ユニット30のRAM36で記憶している遊技情報を表示部26に表示させる(表示内容は図2に例示している)。また、ステップS8を経てステップS10の処理を行なう場合は、ステップS8で取り込んだ遊技情報を表示部26で表示させる。
【0028】
(4)遊技情報要求信号監視処理;他の呼出し装置20から出力された遊技情報要求信号に対応するための処理である。
図8に、遊技情報要求信号監視処理のフローチャートを示している。ここでも、1番台と接続されている呼出し装置20(当該呼出し装置)の制御ユニット30(当該制御ユニット)が実行する遊技情報要求信号監視処理を説明する。
制御ユニット30は、遊技情報要求信号がI/O38に入力されたか否かを常時監視している(ステップS20)。遊技情報要求信号は、上述したように特定IDと台番号が対応づけられた信号である。遊技情報要求信号が入力された場合(ステップS20でYESの場合)は、入力された台番号の遊技情報を収集しているか否かを判別する(ステップS22)。即ち、当該制御ユニット30は、入力された台番号が1番台であればYESとし、入力された台番号が1番台以外であればNOとする。
ステップS22でNOと判別された場合は、処理を終了してステップS20に戻る。即ち、入力された遊技情報要求信号に対して何のアクションもおこさない。一方、ステップS22でYESと判別された場合は、ステップS24に進む。ステップS24では、入力された特定IDの呼出し装置20に対して、入力された台番号の遊技情報を出力する。即ち、当該制御ユニット30のRAM36に記憶されている1番台の遊技情報を出力する。これにより、遊技情報要求信号を出力した呼出し装置20が1番台の遊技情報を得ることができる。
【0029】
上記した実施例では、ホールコンピュータを利用せずに遊技情報の表示システム2を構築している。従来はホールコンピュータによる一括管理方式を採用していたために、ホールコンピュータに不具合が生じると全ての表示ユニットで遊技情報が表示できなくなるといった問題があった。本実施例のシステム2によると、一つの呼出し装置20(制御ユニット30)に不具合が生じてその呼出し装置で遊技情報を表示できなくなっても、他の呼出し装置20では遊技情報を表示することができる。また、従来は、ホールコンピュータに不具合が生じると、ホールコンピュータを交換又は修理する必要があった。この場合、多くのコストが必要であった。本実施例では、不具合が生じた呼出し装置20を交換又は修理するだけでよいために、従来のシステムよりもシステムの維持コストを抑えることができる。
【0030】
(第2実施例)ここでは第1実施例と異なる点を中心に説明する。図9に、本実施例における分散型遊技情報表示システム102の構成を示している。遊技台毎に呼出し装置120が設置されているのは第1実施例と同じである。但し、後で詳しく説明するが、呼出し装置120の構成が第1実施例と異なる。また、各呼出し装置120が遊技台40と接続されていない点が第1実施例と異なる。
本実施例では、遊技台3台毎(即ち呼出し装置3台毎)に台ユニット160が設置されている。例えば、図9に示されるように、1番台と2番台と3番台の遊技台40が1台の台ユニット160に共通的に接続されている。台ユニット160は、対応する3台の遊技台40と信号線42を介して接続されている。また、台ユニット160は、対応する3台の呼出し装置120と信号線146を介して接続されている。例えば、図9に示されるように、1番台の呼出し装置120と2番台の呼出し装置120と3番台の呼出し装置120が1台の台ユニット160に共通的に接続されている。
【0031】
図10を参照して、本実施例における呼出し装置120及び台ユニット160の構成を説明する。
呼出し装置120は、制御ユニット30を有していない点を除けば、第1実施例とほぼ同様の構成をしている。即ち、呼出し装置120は、ランプユニット23と表示ユニット27とI/038を備えている。
台ユニット160は、制御ユニット30とI/O138を有する。制御ユニット30は、第1実施例の制御ユニットとほぼ同様の機能を有する。制御ユニット30は、CPU32とROM34とRAM36を有する。CPU32は、ROM34に格納されているプログラムに従って、3台の呼出し装置120の動作を統括的に制御する。RAM36には、当該台ユニット160を特定するID(これも特定IDということにする)を記憶している。ここでは、1番台と2番台と3番台に接続されている台ユニット160の特定IDを「X」と表現することにする。I/O138には信号線44が接続されている。この信号線44は、他の台ユニット160のI/O138と接続されている。各台ユニット160は相互に通信可能である。I/O138は、信号線42を介して1番台と接続されている。同様に、I/O138は、2番台と3番台が接続されている。この構成から、制御ユニット30は、I/O138を介して1番台、2番台、及び3番台と接続されているといえる。また、I/O138は、信号線146を介して1番台の呼出し装置120のI/O38と接続されている。同様に、I/O138は、2番台の呼出し装置120のI/O38と接続されているとともに3番台の呼出し装置120のI/O38と接続されている。この構成から、制御ユニット30は、I/O138とI/O38を介して、1番台の表示ユニット27、2番台の表示ユニット27、及び3番台の表示ユニット27と接続されているといえる。
【0032】
各遊技台40は、第1実施例と同様の信号を台ユニット160に送る。即ち、特賞信号とセーフ信号とアウト信号と図柄変動信号を台ユニット160に送る。
呼出し装置120の操作部28から出力された台番号(遊技者が遊技情報の閲覧を希望する台番号)は、信号線56、I/O38、及び信号線146を介してI/O138に送られる。呼出し装置120のランプスイッチ24から出力される信号(high状態又はlow状態)は、回線58、I/O38、及び信号線146を介してI/O38に送られる。
【0033】
台ユニット160は、I/O138の入力端子毎に、その入力端子に接続されている遊技台(又は呼出し装置)の台番号が対応づけられている。例えば、A入力端子と1番台が対応づけられている。また、B入力端子と1番台の呼出し装置120が対応づけられている。これにより、制御ユニット30は、I/O138に入力される情報(信号)がいずれの遊技台のものであるのかを判別できる。
【0034】
続いて、台ユニット160の制御ユニット30が実行する処理について説明する。各処理は、第1実施例の制御ユニットが実行する処理とほぼ同様である。
(1)遊技情報収集処理では、接続されている三台の遊技台40の遊技情報をそれぞれ収集する。即ち、1番台と2番台と3番台が接続されている台ユニット160は、1番台の遊技情報と2番台の遊技情報と3番台の遊技情報をそれぞれ収集する。収集された遊技情報は、RAM36で記憶しておく。
(2)ランプ制御処理では、ランプスイッチ24から出力された信号の状態がhigh状態になると、そのランプスイッチ24に対応するランプ部22を点灯させる。例えば、1番台の呼出し装置120のランプスイッチ24から出力されている信号がhigh状態になると、1番台の呼出し装置120のランプ部22を点灯させる。
【0035】
(3)表示処理は、上記した図7のフローチャートとほぼ同じ処理を実行する。ここでは、図7のフローチャートの各ステップを本実施例の記載に合わせて説明していく。なお以下では、1番台と2番台と3番台に接続されている台ユニット160(当該台ユニット160と呼ぶことがある)の制御ユニット30(当該制御ユニット30と呼ぶことがある)が実行する処理を説明する。
当該制御ユニット30は、1番台、2番台、又は3番台の呼出し装置120の操作部28に台番号が入力されたか否かを監視している(ステップS2)。
ステップS4では、1番台、2番台、又は3番台の呼出し装置120の操作部28において、1番台、2番台、又は3番台が入力された場合にYESとされる。一方、1番台、2番台、又は3番台の呼出し装置120の操作部28において、1番台、2番台、及び3番台のいずれか以外の台番号が入力された場合は、ステップS4でNOとされる。
ステップS6では、当該台ユニット160以外の全ての台ユニット160に対して遊技情報要求信号(特定ID「X」と台番号とを対応づけた信号)を出力する。
ステップS8では、当該台ユニット160以外の台ユニット160から出力された遊技情報を取り込む。例えば、101番台と接続されている台ユニット160から出力された101番台の遊技情報を取り込む。
ステップS10では、ステップS8で取り込んだ遊技情報(ステップS2で入力された台番号の遊技情報)を、ステップS2で台番号が入力された呼出し装置120の表示部26で表示する。例えば、ステップS2において1番台の呼出し装置120の操作部28に101番台が入力された場合は、1番台の呼出し装置120の表示部26において101番台の遊技情報を表示する。
【0036】
(4)遊技情報要求信号監視処理は、上記した図8のフローチャートとほぼ同じ処理を実行する。ここでは、図8のフローチャートの各ステップを本実施例の記載に合わせて説明していく。なお、上記した本実施例の表示処理と同様に、1番台と2番台と3番台に接続されている台ユニット160(当該台ユニット160)の制御ユニット30(当該制御ユニット30)が実行する処理を説明する。
ステップS20では、当該台ユニット160以外の台ユニット160から出力された遊技情報要求信号(特定IDと台番号が対応づけられた情報)が、I/O138に入力されるとYESとされる。
ステップS22では、ステップS20で入力された台番号が、1番台、2番台、又は3番台であるか否かを判別する。
ステップS24では、ステップS20で入力された特定IDの台ユニット160に対して、ステップS20で入力された台番号(1番台、2番台、又は3番台)の遊技情報を出力する。
【0037】
上記した第2実施例に係るシステム102によっても、第1実施例と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施例に係るシステム102では、遊技台毎に制御ユニット30を設ける必要がない。このために、第1実施例のものと比べると低コストでシステムを構築することができる。
【0038】
(第3実施例)ここでは第1実施例と異なる点を中心に説明する。図11には、本実施例における分散型遊技情報表示システム202の構成を示している。遊技台毎に呼出し装置220a,220bが設置されている点は第1実施例と同じである。本実施例では、2種類の呼出し装置220a,220bが存在する。即ち、遊技台40と接続されている呼出し装置220aと、遊技台40と接続されていないが呼出し装置220aと接続されている呼出し装置220bとが存在する。以下では、呼出し装置220aのことを「呼出し装置(親)」と記載し、呼出し装置220bのことを「呼出し装置(子)」と記載する。
呼出し装置(親)220aは、信号線242を介して3台の遊技台40と接続されている。呼出し装置(親)220aは、信号線246を介して2台の呼出し装置(子)220bと接続されている。本実施例では、遊技台三台毎に、一台の呼出し装置(親)220aと、二台の呼出し装置(子)220b,220bが設置されている。
【0039】
図12を参照して、本実施例における呼出し装置220a,220bの構成を説明する。なお、以下では、1番台の呼出し装置(子)220bと、2番台の呼出し装置(親)220aと、3番台の呼出し装置(子)220bの構成を説明する。
呼出し装置(親)220aは制御ユニット30とI/O38を有している。これに対し、各呼出し装置(子)220bは制御ユニットを有していない。この点を除けば、呼出し装置(親)220aと呼出し装置(子)220bの構成はほぼ同じである。呼出し装置(親)220aと呼出し装置(子)220bのいずれも、ランプユニット23と表示ユニット27を有している。
制御ユニット30は、CPU32とROM34とRAM36を有する。CPU32は、ROM34に格納されているプログラムに従って、1台の呼出し装置(親)220aと2台の呼出し装置(子)220bの動作を統括的に制御する。RAM36は、当該呼出し装置(親)220aを特定するID(特定ID)を記憶している。ここでは、1番台と2番台と3番台に接続されている呼出し装置(親)220aの特定IDを「X」と表現することにする。
I/O38には、信号線44が接続されている。この信号線44は、他の各呼出し装置(親)220aのI/O38と接続されている。即ち、各呼出し装置(親)220aは相互に通信可能である。I/O38は、信号線42を介して1番台と接続されている。同様に、I/O38は、2番台及び3番台と接続されている。この構成から、制御ユニット30は、I/O38を介して、1番台、2番台、及び3番台と接続されているといえる。また、I/O38は、信号線246を介して、1番台の呼出し装置(子)220bの各部(ランプ部22、ランプスイッチ24、表示部26、操作部28)と接続されている。同様に、I/O38は、信号線246を介して、3番台の呼出し装置(子)220bの各部と接続されている。さらに、I/O38は、信号線(符号省略)を介して、当該呼出し装置(親)220aのランプ部22、ランプスイッチ部24、表示部26、及び操作部28と接続されている。この構成から、制御ユニット30は、I/O38を介して、1番台の表示ユニット27、2番台の表示ユニット27、及び3番台の表示ユニット27と接続されているといえる。
【0040】
なお、呼出し装置(親)220aは、制御ユニット30とランプユニット23と表示ユニット27を収納しているケーシング20a(図12では図示省略している;図2参照)を有する。また、呼出し装置(子)220bは、ランプユニット23と表示ユニット27を収納しているケーシング20a(図12では図示省略している;図2参照)を有する。呼出し装置(親)220aのケーシング20aと呼出し装置(子)220bのケーシング20aは外観が同じものである。
【0041】
遊技台40のそれぞれは、自身と接続されている呼出し装置(親)220aに対して各種信号(特賞信号とセーフ信号とアウト信号と図柄変動信号)を送る。I/O38には、呼出し装置(親)220aの操作部28から出力された信号が入力される。また、I/O38には、二台の呼出し装置(子)220b,2220bのそれぞれの操作部28,28から出力された信号が入力される。また、I/O38には、呼出し装置(親)220aのランプスイッチ24から出力された信号(high状態又はlow状態)と、二台の呼出し装置(子)220b,220bのそれぞれのランプスイッチ24から出力された信号が入力される。
呼出し装置(親)220aのランプ部22と表示部26は、I/O38を介して制御ユニット30から出力される駆動信号に基づいて駆動する。二台の呼出し装置(子)220b,220bのそれぞれのランプ部22は、I/O38を介して制御ユニット30から出力される駆動信号に基づいて駆動する。また、二台の呼出し装置(子)220b,220bのそれぞれの表示部26は、I/O38を介して制御ユニット30から出力される駆動信号に基づいて駆動する。
【0042】
呼出し装置(親)220aは、I/O38の入力端子毎に、その入力端子に接続されている遊技台(又は呼出し装置)が対応づけられている。例えば、A入力端子と1番台が対応づけられており、C入力端子と2番台の呼出し装置(子)220bが対応づけられている。これにより、制御ユニット30は、I/O38に入力される情報(信号)がいずれの遊技台のものであるのかを判別できる。
【0043】
続いて、制御ユニット30が実行する処理について説明する。各処理は、第1実施例の制御ユニットが実行する処理とほぼ同様である。
(1)遊技情報収集処理では、接続されている三台の遊技台40の遊技情報をそれぞれ収集する。収集された遊技情報は、RAM36で記憶しておく。
(2)ランプ制御処理では、ランプスイッチ24から出力されている信号の状態がhigh状態になると、そのランプスイッチ24に対応するランプ部22を点灯させる。例えば、1番台の呼出し装置(子)220bのランプスイッチ24から出力されている信号がhigh状態になると、1番台の呼出し装置(子)220bのランプ部22を点灯させる。
【0044】
(3)表示処理は、上記した図7のフローチャートと同じ処理を実行する。ここでは、図7のフローチャートの各ステップを、本実施例の記載に合わせて説明していく。なお以下では、1番台と2番台と3番台に接続されている呼出し装置(親)220a(当該呼出し装置(親)220aと呼ぶことがある)の制御ユニット30(当該制御ユニット30と呼ぶことがある)が実行する表示処理について説明する。
ステップS2では、1番台、2番台、又は3番台の呼出し装置220a,220b,220bの操作部28に台番号が入力されたか否かを監視する。
ステップS4では、1番台、2番台、又は3番台の呼出し装置220a,220b,220bにおいて、1番台、2番台、又は3番台が入力された場合に、YESとされる。一方、1番台、2番台、又は3番台の呼出し装置220a,220b,220bにおいて、1番台、2番台、及び3番台のいずれか以外の台番号が入力された場合には、ステップS4でNOとされる。
ステップS6では、当該呼出し装置(親)220a以外の全ての呼出し装置(親)220aに対して遊技情報要求信号(特定ID「X」と台番号とを対応づけた信号)を出力する。
ステップS8では、当該呼出し装置(親)220a以外の呼出し装置(親)220aから出力された遊技情報を取り込む。例えば、101番台と接続されている呼出し装置(親)220aから出力された101番台の遊技情報を取り込む。
ステップS10では、ステップS8で取り込んだ遊技情報(ステップS2で入力された台番号の遊技情報)を、ステップS2で台番号が入力された呼出し装置の表示部26で表示する。例えば、ステップS2において1番台の呼出し装置(子)220bの操作部28に101番台が入力された場合は、1番台の呼出し装置(子)220bの表示部26で101番台の遊技情報を表示する。
【0045】
(4)遊技情報要求信号監視処理は、上記した図8のフローチャートと同じ処理を実行する。ここでは、図8のフローチャートの各ステップを、本実施例の記載に合わせて説明していく。なお以下では、1番台と2番台と3番台に接続されている呼出し装置(親)220a(当該呼出し装置(親))の制御ユニット30(当該制御ユニット)が実行する表示処理について説明する。
ステップS20では、当該呼出し装置(親)220a以外の呼出し装置(親)220aから出力された遊技情報要求信号(特定IDと台番号が対応づけられた情報)が入力されるとYESとされる。
ステップS22では、ステップS20で入力された台番号が、1番台、2番台、又は3番台であるか否かを判別する。
ステップS24では、ステップS20で入力された特定IDの呼出し装置(親)220aに対して、、ステップS20で入力された台番号(1番台、2番台、又は3番台)の遊技情報を出力する。
【0046】
上記した第3実施例に係るシステム202によっても、第1実施例と同様の効果を得ることができる。また、本実施例に係るシステム202では、遊技台毎に制御ユニット30を設ける必要がない。このために、第1実施例のものと比べると低コストでシステムを構築することができる。また、制御ユニット30を呼出し装置(親)220aのケーシング20aに収納するようにしているために、第2実施例のように台ユニットを設置するためのスペースを確保する必要がない。
【0047】
(第4実施例)ここでは第3実施例と異なる点を中心に説明する。図13には、本実施例における分散型遊技情報表示システム302の構成を示している。
図13に示されるように、本実施例では、呼出し装置(親)220a同士を接続する信号線(図11の符号44)が存在しない。即ち、呼出し装置(親)220aには、他の呼出し装置(親)220aと通信する機能が存在しない。
図14に示されるように、呼出し装置(親)220aと呼出し装置(子)220bのどちらにも操作部(図12の符号28)が存在しない。
本実施例における制御ユニット30は、遊技情報要求信号監視処理を実行しない。
【0048】
本実施例における制御ユニット30は、次のようにして表示処理を実行する。
制御ユニット30と接続されている表示部26に、その表示部26が設置されている遊技台40の遊技情報を常時表示させる。例えば、1番台に設置されている呼出し装置(子)220bの表示部26では1番台の遊技情報を常時表示させる。また、例えば、2番台に設置されている呼出し装置(親)220aの表示部26では2番台の遊技情報を常時表示させる。各表示部26では、対応する遊技台以外の遊技情報は表示されない。なお、遊技情報を常時表示させるのではなく、所定の操作に対応させて表示させるようにしてもよい。
第4実施例に係るシステム302によると、各表示ユニット27では、全ての遊技台40の遊技情報を表示することはできないが、対応する遊技台40の遊技情報を表示することができる。遊技者は、自身が遊技している遊技台40の遊技情報を閲覧することができる。このシステム302は、ホールコンピュータを利用せずに構築することができる。
なお、各表示ユニット27では、対応する遊技台40の遊技情報のみを表示させるのではなく、その表示ユニット27が接続されている制御ユニット30が収集記憶している他の遊技台40の遊技情報を表示させてもよい。例えば、2番台に設置されている呼出し装置(親)220aの表示部26において、2番台の遊技情報のみならず、1番台や3番台の遊技情報を表示させてもよい。この場合、各呼出し装置220a,220bに操作部を設けて、操作部によって入力された遊技台40の遊技情報を表示させるようにしてもよい。
【0049】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
表示ユニットや制御ユニットの設置場所は実施例の内容に限定されない。例えば、表示ユニットを、隣接する遊技台の間の設置してもよい。
【0050】
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】分散型遊技情報システムの概略構成図である(遊技台毎に制御ユニットが設置された場合)。
【図2】分散型遊技情報システムの概略構成図である(複数の遊技台毎に制御ユニットが設置された場合)。
【図3】第1実施例に係る分散型遊技情報システムの概略構成図である。
【図4】呼出し装置の正面図である。
【図5】呼出し装置の制御構成を示す。
【図6】遊技台から呼出し装置に対して出力される信号を説明するための図である。
【図7】制御ユニットが実行する表示処理のフローチャートである。
【図8】制御ユニットが実行する遊技情報要求信号管理処理のフローチャートである。
【図9】第2実施例に係る分散型遊技情報システムの概略構成図である。
【図10】呼出し装置と台ユニットの制御構成を示す。
【図11】第3実施例に係る分散型遊技情報システムの概略構成図である。
【図12】呼出し装置(親)と呼出し装置(子)の制御構成を示す。
【図13】第4実施例に係る分散型遊技情報システムの概略構成図である。
【図14】呼出し装置の制御構成を示す(第4実施例)。
【符号の説明】
2・・分散型遊技情報表示システム
10・・遊技場
20・・呼出し装置
22・・ランプ部
23・・ランプユニット
24・・ランプスイッチ
26・・表示部
27・・表示ユニット
28・・操作部
30・・制御部
32・・CPU
34・・ROM
36・・RAM
40・・遊技台
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の遊技台が設置されている遊技場において、顧客に各遊技台の遊技情報を表示するシステムに関する。特に、遊技台毎に表示ユニットを設置し、対応する遊技台の遊技情報のみならず、顧客が関心を持つ遊技台の遊技情報を表示することができるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】遊技場の中には、遊技台毎に表示ユニットを設置し、遊技台毎の遊技情報を表示ユニットに表示することによって遊技者に提供するシステムを備えているものがある。各表示ユニットは、ホールコンピュータと通信可能に接続されている。ホールコンピュータは、各遊技台と通信可能に接続されている。ホールコンピュータは、各遊技台から出力される通信データに基づいて、例えば特賞回数、図柄変動回数、アウト数、セーフ数等の遊技情報を、遊技台毎に収集記憶する。各表示ユニットは、ホールコンピュータで収集記憶された遊技情報を表示する手段を備えている。
遊技者の中には、遊技している遊技台以外の遊技情報を閲覧したい人が存在する。そこで、遊技者が遊技情報の閲覧を希望する遊技台を指定する手段が設けられている表示ユニットが開発されている。遊技台指定手段で遊技台が指定されると、その遊技台が指定された旨の情報をホールコンピュータに対して出力する。ホールコンピュータは、遊技台が指定された旨の情報を出力した表示ユニットに対して、指定された遊技台の遊技情報を出力することによって、その表示ユニットの表示手段で指定された遊技台の遊技情報を表示させる。遊技者は、遊技している遊技台以外の遊技情報を閲覧することが可能となる。
特許文献1に、遊技台毎に遊技情報の表示手段(特許文献1のデータ通信表示装置)を設けたシステムが開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−295919号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムでは、ホールコンピュータが表示ユニットの表示を制御している。このために、ホールコンピュータが設置されていない遊技場には遊技情報表示システムを導入することができない。また、ホールコンピュータが設置されていても、そのホールコンピュータでは遊技情報表示システムに対応できないことがあり、この場合には、遊技情報表示システムを導入することができないか、あるいは、高価なホールコンピュータを交換しないければならない。
【0005】
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、ホールコンピュータを利用しない遊技情報表示システムを実現する。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用と効果】図1に、分散型の遊技情報表示システム510の一例を示している。このシステム510は、ホールコンピュータを利用しないで構築することができる。システム510は、多数の遊技台520,521,522が設置されている遊技場で用いられる。システム510は、表示ユニット群530,531,532と、制御ユニット群540,541,542を備えている。
1台の遊技台に対応して1台の表示ユニットが設置されている。例えば遊技台520に対して表示ユニット530が設置されている。
1又は複数の遊技台とそれに対応する1又は複数の表示ユニットに1台の制御ユニットが接続されている。図1は、1台の遊技台とそれに対応する1台の表示ユニットに1台の制御ユニットが接続されている例を示し、例えば、1台の遊技台520と1台の表示ユニット530に1台の制御ユニット540が接続されている。1台の制御ユニットに複数の遊技台と複数の表示ユニットを接続することも可能であり、図2は、1台の制御ユニット640に、複数の遊技台620,621,622と複数の表示ユニット630,631,632を接続している例を示している。
図1と図2に示すように、各表示ユニットは、遊技台の遊技情報を表示する手段と、操作することによって遊技台を指定する遊技台指定手段を有している。
各制御ユニットは、接続先の遊技台の遊技情報を収集記憶する手段と、他の制御ユニットと通信する手段と、当該制御ユニット(例えば540)に接続されている表示ユニット(当該制御ユニットが540であれば530で示される表示ユニット)の遊技台指定手段(560)で指定された遊技台の遊技情報を当該表示ユニット(530)の表示手段550で表示させる手段を有する。
表示ユニットは遊技台の台数分が必要とされる。1台の制御ユニットに複数の遊技台と複数の表示ユニットを接続する場合には、遊技台の台数よりも少ない台数の制御ユニットで足りる。
【0007】
各制御ユニット540,541,542(または図2の640,643)は、他の制御ユニットと通信することによって、自身が遊技情報を収集記憶している遊技台以外の遊技台の遊技情報を得ることができる。例えば、制御ユニット540は、制御ユニット541や542と通信することによって、遊技台521や522の遊技情報を得ることができる。このために、各表示ユニット530,531,532の表示手段550,551,552では、全ての遊技台520,521,522の遊技情報を表示することができる。このシステム510は、中央で一括管理するホールコンピュータを利用しないで構築することができる。
なお、本発明は、遊技場にホールコンピュータが存在することを必ずしも排除するものではない。例えば、遊技情報の分析等を目的としてホールコンピュータを設置することもできる。
また、本明細書で用いる「接続」という用語は、有線接続と無線接続の双方を含むものである。
【0008】
図1に示されるように、1台の制御ユニットが、1台の遊技台とそれに対応する1台の表示ユニットに接続されていてもよい。即ち、制御ユニット540は遊技台520と表示ユニット530に接続され、制御ユニット541は遊技台521と表示ユニット531に接続され、制御ユニット542は遊技台522と表示ユニット532に接続されていてもよい。この場合、各制御ユニットと各遊技台が直接に接続されていてもよし、表示ユニットを介して接続されていてもよい。
【0009】
上記の分散型遊技情報表示システムでは、各制御ユニットとそれに接続されている各表示ユニットの組が、一つのケースに収容されていることが好ましい。
図1に例示する場合には、表示ユニット530と制御ユニット540を一つのケースに収容し、表示ユニット531と制御ユニット541を他の一つのケースに収容し、表示ユニット532と制御ユニット542をさらに他の一つのケースに収容する。
制御ユニットと表示ユニットを一つのケースに収容した分散型遊技情報表示装置は、本発明で創作された物である。
【0010】
上記した分散型遊技情報表示システムでは、遊技台と表示ユニット毎に制御ユニットを設けてよいが(図1参照)、複数の遊技台に対して共通の制御ユニットを利用するものでもよい。図2がそれを例示している。制御ユニット640は、2以上の表示ユニット630,631,632と、2以上の遊技台620,621,622に接続されている。同様に、制御ユニット643は、2以上の表示ユニット633,634,635と、2以上の遊技台623,624,625に接続されている。
このようにすると、遊技台毎と表示ユニット毎に制御ユニットを用意する必要がないために、システムを構成するためのコストを抑えることができる。ここでも、制御ユニットが複数のユニットに分散されており、従来のホールコンピュータによる一括管理方式とは相違している。
【0011】
なお、複数の遊技台に対して共通の制御ユニットを利用する場合は、制御ユニットが、それに接続されている複数の表示ユニットの内の一つの表示ユニットのケースに収容されており、当該制御ユニットに接続されている他の表示ユニットのケースには制御ユニットが収容されていない構成とすることができる。
図2に例示する場合、例えば制御ユニット640は、表示ユニット631を収納している第1ケース681に収容され、他の表示ユニットを収容する第2ケース680,682には制御ユニットが収容されていない。同様に、制御ユニット643は、表示ユニット634を収納している第1ケース684に収容され、他の表示ユニットを収容する第2ケース683,685には制御ユニットが収容されていない。
この場合、各ケース680〜685を同一形状にすることにより、外観に統一性をもたせることができる。
【0012】
本発明は、また、1台の表示ユニットと1台の制御ユニットを一つのケース内に収容している分散型遊技情報表示装置を創作したということもできる。この装置は、1台の遊技台に対応して1台が設置される表示ユニットと、1又は複数の遊技台とそれに対応する1又は複数の表示ユニットに接続される制御ユニットを備えている。表示ユニットは、遊技台の遊技情報を表示する手段と、操作することによって遊技台を指定する遊技台指定手段を有している。制御ユニットは、接続先の遊技台の遊技情報を収集記憶する手段と、他の制御ユニットと通信する手段と、接続先の表示ユニットの遊技台指定手段で指定された遊技台に接続されている制御ユニットで収集記憶された遊技情報を受信する手段と、受信された遊技情報を当該表示ユニットの表示手段で表示させる手段を有している。
この装置を利用すると、遊技場のための遊技情報表示システムを、ホールコンピュータを利用せずに(または遊技場に設置されているホールコンピュータとインターフェースしなくとも)、安価に構築することが可能となる。
【0013】
また、本発明では、次のような分散型遊技情報表示システムも提供される。このシステムは、多数の遊技台が設置されている遊技場で用いられる。そして、1台の遊技台に対応して1台が設置されている表示ユニットの群と、複数の遊技台とそれに対応する複数の表示ユニットに1台が接続されている制御ユニットの群を備える。各表示ユニットは、対応する遊技台の遊技情報を表示する手段を有する。各制御ユニットは、接続先の遊技台の遊技情報を収集記憶する手段と、接続先の表示ユニットに対応する遊技台の遊技情報を当該表示ユニットの表示手段で表示させる手段を有する。この場合、各制御ユニットが、それに接続されている複数の表示ユニットの内の一つの表示ユニットのケースに収容されており、当該制御ユニットに接続されている他の表示ユニットのケースには制御ユニットが収容されていないようにしてもよい。
このシステムによると、各表示ユニットでは、全ての遊技台の遊技情報を表示することはできないが、対応する遊技台の遊技情報を表示することができる。遊技者は、自身が遊技している遊技台の遊技情報を閲覧することができる。このシステムは、ホールコンピュータを利用せずに(または遊技場に設置されているホールコンピュータとインターフェースしないで)構築することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】まず、下記の実施例に記載の技術の主要な特徴をまとめておく。
(形態1)遊技台毎に呼出し装置が設置されている。呼出し装置は、ランプ表示ユニットと遊技情報表示ユニットと制御ユニットを有する。
(形態2)遊技台毎に呼出し装置が設置されている。呼出し装置は、ランプ表示ユニットと遊技情報表示ユニットを有する。所定数(例えば三台)の呼出し装置毎に、台ユニットが設けられる。台ユニットは制御ユニットを有している。台ユニット(制御ユニット)は、対応する複数の呼出し装置の遊技情報表示ユニット及びランプ表示ユニットと接続されている。
(形態3)遊技台毎に呼出し装置が設置されている。呼出し装置には、親の呼出し装置と子の呼出し装置の二種類存在する。親の呼出し装置は、ランプ表示ユニットと遊技情報表示ユニットと制御ユニットを有する。子の呼出し装置は、ランプ表示ユニットと遊技情報表示ユニットを有する。制御ユニットは、当該親の呼出し装置のランプ表示ユニット及び遊技情報表示ユニットと接続されている。制御ユニットは、子の呼出し装置のランプ表示ユニット及び遊技情報表示ユニットにも接続されている。
(形態4)制御ユニットが収集記憶する遊技情報は、遊技機側から出力された信号に基づいて収集される情報(特賞回数、図柄変動回数、アウト数、セーフ数等)や、それらの情報を加工して得られる情報(特賞確率、スランプグラフ等)である。
(形態5)形態1の場合、呼出し装置は、遊技者が指定した台番号情報(遊技情報要求信号でもある)を他の呼出し装置に出力する。台番号情報を入力した呼出し装置は、その台番号の遊技台の遊技情報を自身が収集記憶している場合に、その台番号の遊技台の遊技情報をその台番号情報を出力した呼出し装置に対して出力する。
(形態6)形態2の場合、台ユニットは、遊技者が指定した台番号情報(遊技情報要求信号でもある)を他の台ユニットに対して出力する。台番号情報を入力した台ユニットは、その台番号の遊技台の遊技情報を自身が収集記憶している場合に、その台番号の遊技台の遊技情報をその台番号情報を出力した台ユニットに対して出力する。
(形態7)形態3の場合、親の呼出し装置は、遊技者が指定した台番号情報(遊技情報要求信号でもある)を他の親の呼出し装置に対して出力する。台番号情報を入力した親の呼出し装置は、その台番号の遊技台の遊技情報を自身が収集記憶している場合に、その台番号の遊技台の遊技情報をその台番号情報を出力した親の呼出し装置に対して出力する。
【0015】
【実施例】
(第1実施例)図面を参照して、本発明に係る分散型遊技情報表示システムの実施例を説明する。図3に、遊技場10の概略図を示す。分散型遊技情報表示システム2は遊技場10で用いられる。遊技場10には、複数の遊技台40,40,40…(…は複数を表す)が設置されている。図3の各遊技台の下に付した番号は、いわゆる台番号である。台番号とは、遊技場10内で各遊技台を特定するために付された番号である。遊技台毎に呼出し装置20が設置されている。各遊技台40,40,40…と各呼出し装置20,20,20…は、信号線42によって接続されている。各呼出し装置20,20,20…は、信号線44によって相互に通信可能に接続されている。
なお以下では、複数を表す「…」を省略して記載する。
【0016】
各遊技台40は、パチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機である。以下に、本実施例におけるパチンコ機の主要な特徴をまとめておく。
(1)遊技盤にパチンコ玉を打ち込む(投入する)ためのハンドルを備えている。投入されたパチンコ玉のことを「アウト」と呼ぶ。投入されたパチンコ玉数のことを「アウト数」と呼ぶ。
(2)パチンコ玉が所定の領域を通過すると所定数のパチンコ玉が払出される。払出されたパチンコ玉のことを「セーフ」と呼ぶ。払出されたパチンコ玉数のことを「セーフ数」と呼ぶ。
(3)3つの図柄を変動表示する図柄表示装置を備えている。図柄変動が停止したときにゾロ目が表示されると特賞状態(大当り状態)に移行する。本実施例の遊技台は、いわゆるフィーバー機である。
【0017】
続いて、図4を参照して、呼出し装置20の構成を説明する。各呼出し装置20は、ほぼ同じ構成をしている。図4は、呼出し装置20の正面図である。呼出し装置20は、ランプ22a,22bを点灯させるための構成(ランプ部22とランプスイッチ24)と、遊技情報を表示させるための構成(表示部26と操作部28)と、呼出し装置20の動作を制御するための構成に大別できる。以下では、ランプ部22とランプスイッチ24をまとめてランプユニット23という。また、表示部26と操作部28とをまとめて表示ユニット27という。また、呼出し装置20の動作を制御するための構成を制御ユニット30という。ランプユニット23と表示ユニット27は、図4では符号を省略しているが、図5に示されている。制御ユニット30は、図4では図示省略しているが、図5に示されている。
呼出し装置20は、ケーシング20aを有している。ケーシング20aは、略直方体形状を有している。このケーシング20aに、ランプユニット23と表示ユニット27と制御ユニット30が収納されている。
【0018】
ここでは、ランプユニット23の構成について説明する。ケーシング20aの正面上部には、ランプ部22が設けられている。ランプ部22は、左右に設置された2つのランプ22a,22bから構成される。ランプスイッチ24が操作されると、ランプ22aとランプ22bが点灯する。遊技者は、遊技場10の従業員を必要とする場合にランプスイッチ24を操作する。このスイッチ24が操作されると、上記したランプ部22が点灯する。遊技場10の従業員は、呼出し装置20のランプ部22が点灯していると、その呼出し装置20に対応する遊技台で必要とされていることを認識できる。
【0019】
次に、表示ユニット27の構成について説明する。表示部26は、液晶ディスプレイである。表示部26では、遊技台の遊技情報が表示される。図4に例示している各種の遊技情報について説明しておく。表示部24の最上部には台番号が表示されている。この台番号は、現在表示されている遊技情報がどの遊技台のものなのかを示している。後で詳しく説明するが、呼出し装置20を用いると、遊技場10内に設置されている全遊技台の遊技情報を閲覧することができる。特賞回数とは、特賞状態に切換えられた回数を意味している。本実施例では、3日分の特賞回数を表示する。図柄変動回数とは、遊技台で図柄変動した回数を意味している。特賞確率とは、(本日の特賞回数)/(本日の図柄変動回数)という分数を、分子を1にして表現したものである。特賞確率の下に示されるグラフは、いわゆるスランプグラフである。スランプグラフとは、横軸に時間をとって縦軸に差玉数(アウト数−セーフ数)をとったグラフである。
操作部28は、ゼロから9までの操作キーと確定スイッチ28aから構成される。遊技者は、各操作キーを押すことによって遊技情報の閲覧を希望する台番号を入力することができる。確定スイッチ28aは、遊技者によって入力された台番号を確定するためのスイッチである。遊技者は、遊技情報の閲覧を希望する台番号を入力した後に、確定スイッチ28aを操作する。この操作を実行すると、入力された台番号の遊技情報が表示部26で表示されることになる。この点は後で詳しく説明する。
【0020】
続いて、図5を参照して、呼出し装置20の制御ユニット30について説明する。図5には、呼出し装置20の制御構成が示されている。
制御ユニット30は、CPU32とROM34とRAM36から構成される。CPU32は、ROM34に格納されているプログラムに従って、呼出し装置20の動作を統括的に制御する。ROM34に記憶されているプログラムには、ランプ制御処理、表示制御処理、及び他の呼出し装置との通信処理等を実行するためのプログラムが含まれる。RAM36は、ワークメモリとして使用されるメイン記憶素子であって種々の情報を記憶する。例えば、その呼出し装置20に対応する遊技台40の遊技情報を記憶している。また、RAM36には、呼出し装置20を特定するID(以下では特定IDという)が記憶されている。ここでは、呼出し装置20に対応する遊技台40の台番号を、その呼出し装置20の特定IDとして用いる。例えば、1番台に対応する呼出し装置20の特定IDは「1」であり、2番台に対応する呼出し装置20の特定IDは「2」である。
【0021】
制御ユニット30とI/Oインターフェイス38とが信号線50によって通信可能に接続されている。I/O38は、信号線52を介してランプ部22と接続されている。I/O38は、信号線54を介してランプスイッチ24と接続されている。この構成から、制御ユニット30とランプユニット23がI/O38を介して接続されているといえる。
ランプスイッチ24は、low状態又はhigh状態の信号を出力している。ランプスイッチ24は、low状態の信号を出力しているときに操作されると、high状態の信号に切換える。逆に、high状態の信号を出力しているときに操作されると、low状態の信号に切換える。I/O38は、ランプスイッチ24から出力された信号を入力する。制御ユニット30は、ランプスイッチ28から出力された信号に基づいてランプ部22の駆動させる(ランプ制御処理を実行する)。
【0022】
また、I/O38は、信号線56を介して表示部26と接続されている。I/O38は、信号線58を介して操作部28と接続されている。この構成から、制御ユニット30と表示ユニット27がI/O38を介して接続されているといえる。
操作部28は、遊技者によって数字(台番号)が入力されて確定スイッチ28aが操作されると、その入力された台番号をI/O38に対して出力する。I/O38は、操作部28から出力された台番号情報を入力する。制御ユニット30は、I/O38に入力された台番号情報を取り込む。そして、取り込んだ台番号の遊技情報を表示部26で表示させる(表示処理を実行する)。
また、I/O38は、信号線44を介して他の全ての呼出し装置のI/Oに接続されている。即ち、遊技場10内にある全ての呼出し装置20は、相互に通信可能に接続されている。即ち、全ての呼出し装置の各制御ユニット30は、相互に通信可能に接続されているといえる。
【0023】
図6を参照して、遊技台40からその遊技台40に設置された呼出し装置20に対して出力される各種信号について説明する。
各遊技台40は、特賞信号とセーフ信号とアウト信号と図柄変動信号を出力する。これらの各信号は、その遊技台と接続されている呼出し装置20(即ちI/O38)に入力される。特賞信号は、特賞状態のときにhigh状態であり、特賞状態以外の遊技状態のときにlow状態である。セーフ信号は、遊技台40から10個のパチンコ玉が払出される毎に出力されるパルス信号である。アウト信号は、遊技台40に10個のパチンコ玉が投入される毎に出力されるパルス信号である。図柄変動信号は、図柄表示装置で図柄変動が1回行なわれる毎に出力されるパルス信号である。
【0024】
続いて、呼出し装置20の制御ユニット30が実行する各処理について説明する。
(1)遊技情報収集処理;接続されている遊技台40の遊技情報を収集する処理である。
(1−1)特賞信号のレベルを監視することによって、特賞状態に移行した回数をカウントする。これにより特賞回数が収集されることになる。
(1−2)図柄変動信号の入力パルス数をカウントする。これにより図柄変動回数が収集されることになる。
(1−3)セーフ信号の入力パルス数をカウントする。
(1−4)アウト信号の入力パルス数をカウントする。
(1−5)1分毎にスランプグラフを更新していく。まず、1分毎に、カウントされたセーフ信号の入力パルス数に10を乗じる。これにより累積セーフ数が算出されることになる。また、カウントされたアウト信号の入力パルス数に10を乗じる。これにより累積アウト数が算出されることになる。そして、累積セーフ数から累積アウト数を減算する。これにより差玉が算出される。算出された差玉をグラフ上にプロットすることによってスランプグラフが更新される。
【0025】
(2)ランプ制御処理;ランプ部22を制御する処理である。
ランプスイッチ24からhigh状態の信号が出力されている場合は、ランプ部22に対して電力を供給する。これによりランプ部22が点灯する。ランプスイッチ24からlow状態の信号が出力されている場合は、ランプ部22に対しての電力供給を停止する。これによりランプ部22は消灯する。
【0026】
(3)表示処理;表示部26で遊技情報を表示するための処理である。
図7に、表示処理のフローチャートが示されている。ここでは、1番台と接続されている呼出し装置20(当該呼出し装置と呼ぶことがある)の制御ユニット30(当該制御ユニットと呼ぶことがある)が実行する表示処理について説明する。
制御ユニット30は、遊技者によって台番号が入力されたか否かを常時監視している(ステップS2)。この処理は、操作部28から出力された台番号情報をI/O38が入力するとYESとされる。台番号情報が入力された場合(ステップS2でYESの場合)は、入力された台番号が、当該制御ユニット30が遊技情報を収集している遊技台40(即ち1番台)か否かを判別する(ステップS4)。例えば、遊技者が操作部28を操作することによって1番台が入力された場合には、ステップS4でYESとされる。一方、遊技者が操作部28を操作することによって1番台以外の台番号が入力された場合には、ステップS4でNOとされる。ステップS4でYESと判別された場合はステップS10に進み、NOと判別された場合はステップS6に進む。
ステップS6では、遊技情報要求信号を出力する。遊技情報要求信号とは、当該呼出し装置20の特定IDと、ステップS2で入力された台番号(即ち遊技者が遊技情報の閲覧を希望している台番号)とが対応づけられた信号である。図6には、1番台の呼出し装置20から2番台の呼出し装置20に対して遊技情報要求信号が出力される様子が示されている。本実施例では、当該呼出し装置20から、それ以外の全ての呼出し装置20に対して遊技情報要求信号が出力される。例えば、特定ID「1」と2番台とが対応づけられた遊技情報要求信号は、2番台の呼出し装置20に対してだけ出力されるのではなく、2番台以外の遊技台の呼出し装置20に対しても出力される。
【0027】
ステップS6(図7参照)で遊技情報要求信号を出力すると、その遊技情報要求信号に対応づけられた台番号(ステップS2で入力された台番号)の遊技情報が当該呼出し装置20に対して送られてくる。送られてきた遊技情報は、I/O38に入力される。制御ユニット30は、I/O38に入力された遊技情報を取り込む(ステップS8)。遊技情報がどのような経緯で送られてくるのかは後で説明する。
ステップS10では、ステップS2で入力された台番号の遊技情報を表示部26で表示する。ステップS4でYESと判別されてステップS10の処理を行なう場合は、当該制御ユニット30のRAM36で記憶している遊技情報を表示部26に表示させる(表示内容は図2に例示している)。また、ステップS8を経てステップS10の処理を行なう場合は、ステップS8で取り込んだ遊技情報を表示部26で表示させる。
【0028】
(4)遊技情報要求信号監視処理;他の呼出し装置20から出力された遊技情報要求信号に対応するための処理である。
図8に、遊技情報要求信号監視処理のフローチャートを示している。ここでも、1番台と接続されている呼出し装置20(当該呼出し装置)の制御ユニット30(当該制御ユニット)が実行する遊技情報要求信号監視処理を説明する。
制御ユニット30は、遊技情報要求信号がI/O38に入力されたか否かを常時監視している(ステップS20)。遊技情報要求信号は、上述したように特定IDと台番号が対応づけられた信号である。遊技情報要求信号が入力された場合(ステップS20でYESの場合)は、入力された台番号の遊技情報を収集しているか否かを判別する(ステップS22)。即ち、当該制御ユニット30は、入力された台番号が1番台であればYESとし、入力された台番号が1番台以外であればNOとする。
ステップS22でNOと判別された場合は、処理を終了してステップS20に戻る。即ち、入力された遊技情報要求信号に対して何のアクションもおこさない。一方、ステップS22でYESと判別された場合は、ステップS24に進む。ステップS24では、入力された特定IDの呼出し装置20に対して、入力された台番号の遊技情報を出力する。即ち、当該制御ユニット30のRAM36に記憶されている1番台の遊技情報を出力する。これにより、遊技情報要求信号を出力した呼出し装置20が1番台の遊技情報を得ることができる。
【0029】
上記した実施例では、ホールコンピュータを利用せずに遊技情報の表示システム2を構築している。従来はホールコンピュータによる一括管理方式を採用していたために、ホールコンピュータに不具合が生じると全ての表示ユニットで遊技情報が表示できなくなるといった問題があった。本実施例のシステム2によると、一つの呼出し装置20(制御ユニット30)に不具合が生じてその呼出し装置で遊技情報を表示できなくなっても、他の呼出し装置20では遊技情報を表示することができる。また、従来は、ホールコンピュータに不具合が生じると、ホールコンピュータを交換又は修理する必要があった。この場合、多くのコストが必要であった。本実施例では、不具合が生じた呼出し装置20を交換又は修理するだけでよいために、従来のシステムよりもシステムの維持コストを抑えることができる。
【0030】
(第2実施例)ここでは第1実施例と異なる点を中心に説明する。図9に、本実施例における分散型遊技情報表示システム102の構成を示している。遊技台毎に呼出し装置120が設置されているのは第1実施例と同じである。但し、後で詳しく説明するが、呼出し装置120の構成が第1実施例と異なる。また、各呼出し装置120が遊技台40と接続されていない点が第1実施例と異なる。
本実施例では、遊技台3台毎(即ち呼出し装置3台毎)に台ユニット160が設置されている。例えば、図9に示されるように、1番台と2番台と3番台の遊技台40が1台の台ユニット160に共通的に接続されている。台ユニット160は、対応する3台の遊技台40と信号線42を介して接続されている。また、台ユニット160は、対応する3台の呼出し装置120と信号線146を介して接続されている。例えば、図9に示されるように、1番台の呼出し装置120と2番台の呼出し装置120と3番台の呼出し装置120が1台の台ユニット160に共通的に接続されている。
【0031】
図10を参照して、本実施例における呼出し装置120及び台ユニット160の構成を説明する。
呼出し装置120は、制御ユニット30を有していない点を除けば、第1実施例とほぼ同様の構成をしている。即ち、呼出し装置120は、ランプユニット23と表示ユニット27とI/038を備えている。
台ユニット160は、制御ユニット30とI/O138を有する。制御ユニット30は、第1実施例の制御ユニットとほぼ同様の機能を有する。制御ユニット30は、CPU32とROM34とRAM36を有する。CPU32は、ROM34に格納されているプログラムに従って、3台の呼出し装置120の動作を統括的に制御する。RAM36には、当該台ユニット160を特定するID(これも特定IDということにする)を記憶している。ここでは、1番台と2番台と3番台に接続されている台ユニット160の特定IDを「X」と表現することにする。I/O138には信号線44が接続されている。この信号線44は、他の台ユニット160のI/O138と接続されている。各台ユニット160は相互に通信可能である。I/O138は、信号線42を介して1番台と接続されている。同様に、I/O138は、2番台と3番台が接続されている。この構成から、制御ユニット30は、I/O138を介して1番台、2番台、及び3番台と接続されているといえる。また、I/O138は、信号線146を介して1番台の呼出し装置120のI/O38と接続されている。同様に、I/O138は、2番台の呼出し装置120のI/O38と接続されているとともに3番台の呼出し装置120のI/O38と接続されている。この構成から、制御ユニット30は、I/O138とI/O38を介して、1番台の表示ユニット27、2番台の表示ユニット27、及び3番台の表示ユニット27と接続されているといえる。
【0032】
各遊技台40は、第1実施例と同様の信号を台ユニット160に送る。即ち、特賞信号とセーフ信号とアウト信号と図柄変動信号を台ユニット160に送る。
呼出し装置120の操作部28から出力された台番号(遊技者が遊技情報の閲覧を希望する台番号)は、信号線56、I/O38、及び信号線146を介してI/O138に送られる。呼出し装置120のランプスイッチ24から出力される信号(high状態又はlow状態)は、回線58、I/O38、及び信号線146を介してI/O38に送られる。
【0033】
台ユニット160は、I/O138の入力端子毎に、その入力端子に接続されている遊技台(又は呼出し装置)の台番号が対応づけられている。例えば、A入力端子と1番台が対応づけられている。また、B入力端子と1番台の呼出し装置120が対応づけられている。これにより、制御ユニット30は、I/O138に入力される情報(信号)がいずれの遊技台のものであるのかを判別できる。
【0034】
続いて、台ユニット160の制御ユニット30が実行する処理について説明する。各処理は、第1実施例の制御ユニットが実行する処理とほぼ同様である。
(1)遊技情報収集処理では、接続されている三台の遊技台40の遊技情報をそれぞれ収集する。即ち、1番台と2番台と3番台が接続されている台ユニット160は、1番台の遊技情報と2番台の遊技情報と3番台の遊技情報をそれぞれ収集する。収集された遊技情報は、RAM36で記憶しておく。
(2)ランプ制御処理では、ランプスイッチ24から出力された信号の状態がhigh状態になると、そのランプスイッチ24に対応するランプ部22を点灯させる。例えば、1番台の呼出し装置120のランプスイッチ24から出力されている信号がhigh状態になると、1番台の呼出し装置120のランプ部22を点灯させる。
【0035】
(3)表示処理は、上記した図7のフローチャートとほぼ同じ処理を実行する。ここでは、図7のフローチャートの各ステップを本実施例の記載に合わせて説明していく。なお以下では、1番台と2番台と3番台に接続されている台ユニット160(当該台ユニット160と呼ぶことがある)の制御ユニット30(当該制御ユニット30と呼ぶことがある)が実行する処理を説明する。
当該制御ユニット30は、1番台、2番台、又は3番台の呼出し装置120の操作部28に台番号が入力されたか否かを監視している(ステップS2)。
ステップS4では、1番台、2番台、又は3番台の呼出し装置120の操作部28において、1番台、2番台、又は3番台が入力された場合にYESとされる。一方、1番台、2番台、又は3番台の呼出し装置120の操作部28において、1番台、2番台、及び3番台のいずれか以外の台番号が入力された場合は、ステップS4でNOとされる。
ステップS6では、当該台ユニット160以外の全ての台ユニット160に対して遊技情報要求信号(特定ID「X」と台番号とを対応づけた信号)を出力する。
ステップS8では、当該台ユニット160以外の台ユニット160から出力された遊技情報を取り込む。例えば、101番台と接続されている台ユニット160から出力された101番台の遊技情報を取り込む。
ステップS10では、ステップS8で取り込んだ遊技情報(ステップS2で入力された台番号の遊技情報)を、ステップS2で台番号が入力された呼出し装置120の表示部26で表示する。例えば、ステップS2において1番台の呼出し装置120の操作部28に101番台が入力された場合は、1番台の呼出し装置120の表示部26において101番台の遊技情報を表示する。
【0036】
(4)遊技情報要求信号監視処理は、上記した図8のフローチャートとほぼ同じ処理を実行する。ここでは、図8のフローチャートの各ステップを本実施例の記載に合わせて説明していく。なお、上記した本実施例の表示処理と同様に、1番台と2番台と3番台に接続されている台ユニット160(当該台ユニット160)の制御ユニット30(当該制御ユニット30)が実行する処理を説明する。
ステップS20では、当該台ユニット160以外の台ユニット160から出力された遊技情報要求信号(特定IDと台番号が対応づけられた情報)が、I/O138に入力されるとYESとされる。
ステップS22では、ステップS20で入力された台番号が、1番台、2番台、又は3番台であるか否かを判別する。
ステップS24では、ステップS20で入力された特定IDの台ユニット160に対して、ステップS20で入力された台番号(1番台、2番台、又は3番台)の遊技情報を出力する。
【0037】
上記した第2実施例に係るシステム102によっても、第1実施例と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施例に係るシステム102では、遊技台毎に制御ユニット30を設ける必要がない。このために、第1実施例のものと比べると低コストでシステムを構築することができる。
【0038】
(第3実施例)ここでは第1実施例と異なる点を中心に説明する。図11には、本実施例における分散型遊技情報表示システム202の構成を示している。遊技台毎に呼出し装置220a,220bが設置されている点は第1実施例と同じである。本実施例では、2種類の呼出し装置220a,220bが存在する。即ち、遊技台40と接続されている呼出し装置220aと、遊技台40と接続されていないが呼出し装置220aと接続されている呼出し装置220bとが存在する。以下では、呼出し装置220aのことを「呼出し装置(親)」と記載し、呼出し装置220bのことを「呼出し装置(子)」と記載する。
呼出し装置(親)220aは、信号線242を介して3台の遊技台40と接続されている。呼出し装置(親)220aは、信号線246を介して2台の呼出し装置(子)220bと接続されている。本実施例では、遊技台三台毎に、一台の呼出し装置(親)220aと、二台の呼出し装置(子)220b,220bが設置されている。
【0039】
図12を参照して、本実施例における呼出し装置220a,220bの構成を説明する。なお、以下では、1番台の呼出し装置(子)220bと、2番台の呼出し装置(親)220aと、3番台の呼出し装置(子)220bの構成を説明する。
呼出し装置(親)220aは制御ユニット30とI/O38を有している。これに対し、各呼出し装置(子)220bは制御ユニットを有していない。この点を除けば、呼出し装置(親)220aと呼出し装置(子)220bの構成はほぼ同じである。呼出し装置(親)220aと呼出し装置(子)220bのいずれも、ランプユニット23と表示ユニット27を有している。
制御ユニット30は、CPU32とROM34とRAM36を有する。CPU32は、ROM34に格納されているプログラムに従って、1台の呼出し装置(親)220aと2台の呼出し装置(子)220bの動作を統括的に制御する。RAM36は、当該呼出し装置(親)220aを特定するID(特定ID)を記憶している。ここでは、1番台と2番台と3番台に接続されている呼出し装置(親)220aの特定IDを「X」と表現することにする。
I/O38には、信号線44が接続されている。この信号線44は、他の各呼出し装置(親)220aのI/O38と接続されている。即ち、各呼出し装置(親)220aは相互に通信可能である。I/O38は、信号線42を介して1番台と接続されている。同様に、I/O38は、2番台及び3番台と接続されている。この構成から、制御ユニット30は、I/O38を介して、1番台、2番台、及び3番台と接続されているといえる。また、I/O38は、信号線246を介して、1番台の呼出し装置(子)220bの各部(ランプ部22、ランプスイッチ24、表示部26、操作部28)と接続されている。同様に、I/O38は、信号線246を介して、3番台の呼出し装置(子)220bの各部と接続されている。さらに、I/O38は、信号線(符号省略)を介して、当該呼出し装置(親)220aのランプ部22、ランプスイッチ部24、表示部26、及び操作部28と接続されている。この構成から、制御ユニット30は、I/O38を介して、1番台の表示ユニット27、2番台の表示ユニット27、及び3番台の表示ユニット27と接続されているといえる。
【0040】
なお、呼出し装置(親)220aは、制御ユニット30とランプユニット23と表示ユニット27を収納しているケーシング20a(図12では図示省略している;図2参照)を有する。また、呼出し装置(子)220bは、ランプユニット23と表示ユニット27を収納しているケーシング20a(図12では図示省略している;図2参照)を有する。呼出し装置(親)220aのケーシング20aと呼出し装置(子)220bのケーシング20aは外観が同じものである。
【0041】
遊技台40のそれぞれは、自身と接続されている呼出し装置(親)220aに対して各種信号(特賞信号とセーフ信号とアウト信号と図柄変動信号)を送る。I/O38には、呼出し装置(親)220aの操作部28から出力された信号が入力される。また、I/O38には、二台の呼出し装置(子)220b,2220bのそれぞれの操作部28,28から出力された信号が入力される。また、I/O38には、呼出し装置(親)220aのランプスイッチ24から出力された信号(high状態又はlow状態)と、二台の呼出し装置(子)220b,220bのそれぞれのランプスイッチ24から出力された信号が入力される。
呼出し装置(親)220aのランプ部22と表示部26は、I/O38を介して制御ユニット30から出力される駆動信号に基づいて駆動する。二台の呼出し装置(子)220b,220bのそれぞれのランプ部22は、I/O38を介して制御ユニット30から出力される駆動信号に基づいて駆動する。また、二台の呼出し装置(子)220b,220bのそれぞれの表示部26は、I/O38を介して制御ユニット30から出力される駆動信号に基づいて駆動する。
【0042】
呼出し装置(親)220aは、I/O38の入力端子毎に、その入力端子に接続されている遊技台(又は呼出し装置)が対応づけられている。例えば、A入力端子と1番台が対応づけられており、C入力端子と2番台の呼出し装置(子)220bが対応づけられている。これにより、制御ユニット30は、I/O38に入力される情報(信号)がいずれの遊技台のものであるのかを判別できる。
【0043】
続いて、制御ユニット30が実行する処理について説明する。各処理は、第1実施例の制御ユニットが実行する処理とほぼ同様である。
(1)遊技情報収集処理では、接続されている三台の遊技台40の遊技情報をそれぞれ収集する。収集された遊技情報は、RAM36で記憶しておく。
(2)ランプ制御処理では、ランプスイッチ24から出力されている信号の状態がhigh状態になると、そのランプスイッチ24に対応するランプ部22を点灯させる。例えば、1番台の呼出し装置(子)220bのランプスイッチ24から出力されている信号がhigh状態になると、1番台の呼出し装置(子)220bのランプ部22を点灯させる。
【0044】
(3)表示処理は、上記した図7のフローチャートと同じ処理を実行する。ここでは、図7のフローチャートの各ステップを、本実施例の記載に合わせて説明していく。なお以下では、1番台と2番台と3番台に接続されている呼出し装置(親)220a(当該呼出し装置(親)220aと呼ぶことがある)の制御ユニット30(当該制御ユニット30と呼ぶことがある)が実行する表示処理について説明する。
ステップS2では、1番台、2番台、又は3番台の呼出し装置220a,220b,220bの操作部28に台番号が入力されたか否かを監視する。
ステップS4では、1番台、2番台、又は3番台の呼出し装置220a,220b,220bにおいて、1番台、2番台、又は3番台が入力された場合に、YESとされる。一方、1番台、2番台、又は3番台の呼出し装置220a,220b,220bにおいて、1番台、2番台、及び3番台のいずれか以外の台番号が入力された場合には、ステップS4でNOとされる。
ステップS6では、当該呼出し装置(親)220a以外の全ての呼出し装置(親)220aに対して遊技情報要求信号(特定ID「X」と台番号とを対応づけた信号)を出力する。
ステップS8では、当該呼出し装置(親)220a以外の呼出し装置(親)220aから出力された遊技情報を取り込む。例えば、101番台と接続されている呼出し装置(親)220aから出力された101番台の遊技情報を取り込む。
ステップS10では、ステップS8で取り込んだ遊技情報(ステップS2で入力された台番号の遊技情報)を、ステップS2で台番号が入力された呼出し装置の表示部26で表示する。例えば、ステップS2において1番台の呼出し装置(子)220bの操作部28に101番台が入力された場合は、1番台の呼出し装置(子)220bの表示部26で101番台の遊技情報を表示する。
【0045】
(4)遊技情報要求信号監視処理は、上記した図8のフローチャートと同じ処理を実行する。ここでは、図8のフローチャートの各ステップを、本実施例の記載に合わせて説明していく。なお以下では、1番台と2番台と3番台に接続されている呼出し装置(親)220a(当該呼出し装置(親))の制御ユニット30(当該制御ユニット)が実行する表示処理について説明する。
ステップS20では、当該呼出し装置(親)220a以外の呼出し装置(親)220aから出力された遊技情報要求信号(特定IDと台番号が対応づけられた情報)が入力されるとYESとされる。
ステップS22では、ステップS20で入力された台番号が、1番台、2番台、又は3番台であるか否かを判別する。
ステップS24では、ステップS20で入力された特定IDの呼出し装置(親)220aに対して、、ステップS20で入力された台番号(1番台、2番台、又は3番台)の遊技情報を出力する。
【0046】
上記した第3実施例に係るシステム202によっても、第1実施例と同様の効果を得ることができる。また、本実施例に係るシステム202では、遊技台毎に制御ユニット30を設ける必要がない。このために、第1実施例のものと比べると低コストでシステムを構築することができる。また、制御ユニット30を呼出し装置(親)220aのケーシング20aに収納するようにしているために、第2実施例のように台ユニットを設置するためのスペースを確保する必要がない。
【0047】
(第4実施例)ここでは第3実施例と異なる点を中心に説明する。図13には、本実施例における分散型遊技情報表示システム302の構成を示している。
図13に示されるように、本実施例では、呼出し装置(親)220a同士を接続する信号線(図11の符号44)が存在しない。即ち、呼出し装置(親)220aには、他の呼出し装置(親)220aと通信する機能が存在しない。
図14に示されるように、呼出し装置(親)220aと呼出し装置(子)220bのどちらにも操作部(図12の符号28)が存在しない。
本実施例における制御ユニット30は、遊技情報要求信号監視処理を実行しない。
【0048】
本実施例における制御ユニット30は、次のようにして表示処理を実行する。
制御ユニット30と接続されている表示部26に、その表示部26が設置されている遊技台40の遊技情報を常時表示させる。例えば、1番台に設置されている呼出し装置(子)220bの表示部26では1番台の遊技情報を常時表示させる。また、例えば、2番台に設置されている呼出し装置(親)220aの表示部26では2番台の遊技情報を常時表示させる。各表示部26では、対応する遊技台以外の遊技情報は表示されない。なお、遊技情報を常時表示させるのではなく、所定の操作に対応させて表示させるようにしてもよい。
第4実施例に係るシステム302によると、各表示ユニット27では、全ての遊技台40の遊技情報を表示することはできないが、対応する遊技台40の遊技情報を表示することができる。遊技者は、自身が遊技している遊技台40の遊技情報を閲覧することができる。このシステム302は、ホールコンピュータを利用せずに構築することができる。
なお、各表示ユニット27では、対応する遊技台40の遊技情報のみを表示させるのではなく、その表示ユニット27が接続されている制御ユニット30が収集記憶している他の遊技台40の遊技情報を表示させてもよい。例えば、2番台に設置されている呼出し装置(親)220aの表示部26において、2番台の遊技情報のみならず、1番台や3番台の遊技情報を表示させてもよい。この場合、各呼出し装置220a,220bに操作部を設けて、操作部によって入力された遊技台40の遊技情報を表示させるようにしてもよい。
【0049】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
表示ユニットや制御ユニットの設置場所は実施例の内容に限定されない。例えば、表示ユニットを、隣接する遊技台の間の設置してもよい。
【0050】
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】分散型遊技情報システムの概略構成図である(遊技台毎に制御ユニットが設置された場合)。
【図2】分散型遊技情報システムの概略構成図である(複数の遊技台毎に制御ユニットが設置された場合)。
【図3】第1実施例に係る分散型遊技情報システムの概略構成図である。
【図4】呼出し装置の正面図である。
【図5】呼出し装置の制御構成を示す。
【図6】遊技台から呼出し装置に対して出力される信号を説明するための図である。
【図7】制御ユニットが実行する表示処理のフローチャートである。
【図8】制御ユニットが実行する遊技情報要求信号管理処理のフローチャートである。
【図9】第2実施例に係る分散型遊技情報システムの概略構成図である。
【図10】呼出し装置と台ユニットの制御構成を示す。
【図11】第3実施例に係る分散型遊技情報システムの概略構成図である。
【図12】呼出し装置(親)と呼出し装置(子)の制御構成を示す。
【図13】第4実施例に係る分散型遊技情報システムの概略構成図である。
【図14】呼出し装置の制御構成を示す(第4実施例)。
【符号の説明】
2・・分散型遊技情報表示システム
10・・遊技場
20・・呼出し装置
22・・ランプ部
23・・ランプユニット
24・・ランプスイッチ
26・・表示部
27・・表示ユニット
28・・操作部
30・・制御部
32・・CPU
34・・ROM
36・・RAM
40・・遊技台
Claims (7)
- 多数の遊技台が設置されている遊技場で用いるシステムであり、
1台の遊技台に対応して1台が設置されている表示ユニットの群と、
1又は複数の遊技台とそれに対応する1又は複数の表示ユニットに1台が接続されている制御ユニットの群を備え、
各表示ユニットは、遊技台の遊技情報を表示する手段と、操作することによって遊技台を指定する遊技台指定手段を有し、
各制御ユニットは、接続先の遊技台の遊技情報を収集記憶する手段と、他の制御ユニットと通信する手段と、接続先の表示ユニットの遊技台指定手段で指定された遊技台の遊技情報を当該表示ユニットの表示手段で表示させる手段を有することを特徴とする分散型遊技情報表示システム。 - 1台の制御ユニットが1台の遊技台とそれに対応する1台の表示ユニットに接続されていることを特徴とする請求項1の分散型遊技情報表示システム。
- 各制御ユニットとそれに接続されている各表示ユニットの組が、一つのケースに収容されていることを特徴とする請求項2の分散型遊技情報表示システム。
- 1台の制御ユニットが複数台の遊技台とそれに対応する複数台の表示ユニットに接続されていることを特徴とする請求項1の分散型遊技情報表示システム。
- 各制御ユニットが、それに接続されている複数の表示ユニットの内の一つの表示ユニットのケースに収容されており、当該制御ユニットに接続されている他の表示ユニットのケースには制御ユニットが収容されていないことを特徴とする請求項4の分散型遊技情報表示システム。
- 1台の遊技台に対応して1台が設置される表示ユニットと、
1又は複数の遊技台とそれに対応する1又は複数の表示ユニットに接続される制御ユニットを備え、
表示ユニットは、遊技台の遊技情報を表示する手段と、操作することによって遊技台を指定する遊技台指定手段を有し、
制御ユニットは、接続先の遊技台の遊技情報を収集記憶する手段と、他の制御ユニットと通信する手段と、接続先の表示ユニットの遊技台指定手段で指定された遊技台に接続されている制御ユニットで収集記憶された遊技情報を受信する手段と、受信された遊技情報を当該表示ユニットの表示手段で表示させる手段を有し、
1台の表示ユニットと1台の制御ユニットを一つのケース内に収容していることを特徴とする分散型遊技情報表示装置。 - 多数の遊技台が設置されている遊技場で用いるシステムであり、
1台の遊技台に対応して1台が設置されている表示ユニットの群と、
複数の遊技台とそれに対応する複数の表示ユニットに1台が接続されている制御ユニットの群を備え、
各表示ユニットは、対応する遊技台の遊技情報を表示する手段を有し、
各制御ユニットは、接続先の遊技台の遊技情報を収集記憶する手段と、接続先の表示ユニットに対応する遊技台の遊技情報を当該表示ユニットの表示手段で表示させる手段を有し、
各制御ユニットが、それに接続されている複数の表示ユニットの内の一つの表示ユニットのケースに収容されており、当該制御ユニットに接続されている他の表示ユニットのケースには制御ユニットが収容されていないことを特徴とする分散型遊技情報表示システム。
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