JP2005020306A - 電子カメラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、プリンタ装置2等の外部装置がUSBケーブル9を介して接続され、この接続された外部装置に応じた最適処理を行い得るデジタルカメラ1であって、上記外部装置が上記デジタルカメラ1に接続されたことを判定して、その出力に応答して複数のUSB通信手順の内から一つを選択し、この選択されたUSB通信手順に則して上記外部装置と通信を行うように制御するCPUを具備したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電子カメラ等の撮像装置に係り、特に外部機器と接続可能なDSCの分り易い接続、操作を実現した電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子カメラで撮影された画像ファイルをプリント出力するには幾つかの方法があるが、その一つとして電子カメラとプリンタ装置とをUSB接続してパーソナルコンピュータ装置を介することなく撮影画像のプリントを行うプリントシステムが知られている。このプリントシステムは、特定の電子カメラと特定のプリンタ装置との組み合わせとして成立するため、汎用性に欠ける。
【0003】
このような点に鑑みて、電子カメラ、プリンタ装置双方に若干の制御プログラムを追加することでA社製電子カメラとB社製プリンタ装置との組み合わせでも成立し得るような汎用性を拡張する画像プリント方式が提案されている。
【0004】
一方、電子カメラに内蔵または装着された記憶素子は、その記憶容量が限られているため、記憶素子中の撮影画像ファイルを何らかの外部ストレージ装置に保存することが必要である。その為、電子カメラを、例えばパーソナルコンピュータ装置に接続して撮影画像ファイルをパーソナルコンピュータ装置の固定ディスク等の記憶媒体に転送し、その後にCD−RドライブやMOドライブを用いてそれぞれの記憶媒体に撮影画像ファイルを保存する方法が知られている。
【0005】
しかし、この方法ではパーソナルコンピュータ装置の利用が必須となり、このような目的のみでパーソナルコンピュータ装置を導入するようなことは得策とはいえず、パーソナルコンピュータ装置を介することなく電子カメラから外部ストレージ装置に画像ファイルを転送できることが望ましい。
【0006】
このような要求を満たすために、電子カメラと外部ストレージ装置とをUSB接続してパーソナルコンピュータ装置を介することなく撮影画像ファイルの転送を行うストレージシステムが知られている。このストレージシステムは、USBストレージクラスに対応した電子カメラと特定のストレージ装置との組み合わせで、外部ストレージ装置がUSBホストとして成立している。しかし、このストレージシステムは、電子カメラに設けた画像ディスプレイを始めとする優れたユーザインタフェースを十分に活用したものとはいえず、改良が望まれていた。
【0007】
そこで、電子カメラ、ストレージ装置双方に若干の制御プログラムを追加することによってA社製電子カメラとB社製ストレージ装置との組み合わせでも成立し、電子カメラのユーザインタフェースを活用できるようにした画像ファイルストレージ方式が提案されている。
【0008】
尚、特許文献1では、システムコントローラが、予め定められた少なくとも2つ以上のボタンが同時に押下された場合に、USBケーブルにより接続される外部の電子機器と各々通信する複数の動作モード間の切り換えを実行する電子カメラに関する技術が開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−18540号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来技術によれば、USB接続を前提としながらも電子カメラの通信制御は従来のUSBストレージクラスと異なるUSB動作クラスを必要としている。すなわち、電子カメラは接続される外部装置に応じてUSBストレージクラスと、もう一つのUSB動作クラスとを切り換える必要が生じる。この動作クラスの切り換えは、例えば特許文献1に開示される如く、外部装置をUSB接続する前に電子カメラ側で設定してもよいが、その方法はユーザに事前の高度な知識を要求するものであり、デジタルカメラや通信に不慣れなユーザにとっては敷居が高い等、困難を伴うものである。
【0011】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外部装置とUSBケーブル接続した直後にUSB動作クラスを設定できるようにした、判りやすい通信設定操作方法を有する電子カメラを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様では、パーソナルコンピュータ装置、プリンタ装置及び外部記憶装置の少なくともいずれか一つの外部装置がUSB接続され、この接続された外部装置に応じた最適処理を行い得る電子カメラにおいて、上記外部装置が上記電子カメラに接続されたことを判定する接続判定手段と、上記接続判定手段の出力に応答して、複数のUSB通信手順の内から一つを選択するための選択手段と、上記選択手段により選択されたUSB通信手順に則して上記外部装置と通信を行う通信制御手段と、を具備したことを特徴とする電子カメラが提供される。この態様によれば、外部装置とUSBケーブル接続した後にUSB動作クラスを設定できる。
【0013】
第2の態様では、上記第1の態様において、上記接続判定手段は、USB給電線の電圧を検出することを更に特徴とする電子カメラが提供される。この態様によれば、外部装置が電子カメラに接続されたことを簡易な手法で検出できる。
【0014】
第3の態様では、上記第1の態様において、上記通信制御手段は、上記選択手段によって選択されたUSB通信手順に応じたUSBクラスのディスクリプタを生成した後に、USBデータ線に対してプルアップ処理を行う手段を更に含むことを特徴とする電子カメラが提供される。この態様によれば、外部機器にデジタルカメラに接続された旨を知らせることができる。
【0015】
第4の態様では、上記第1の態様において、画像表示手段と操作入力手段を更に有し、上記選択手段は、当該画像表示手段に選択画面を表示すると共に、上記操作入力手段からの入力情報によって所定の選択を行うことを更に特徴とする電子カメラが提供される。この態様によれば、選択画面を用いた簡易な手法により複数のUSB通信手順の中から一つを選択することができる。
【0016】
第5の態様では、上記第4の態様において、上記選択画面はUSBのクラスを選択させるための画面であることを更に特徴とする電子カメラが提供される。この態様によれば、USBのクラスを選択することができる。
【0017】
第6の態様では、上記第1の態様において、上記複数のUSB通信手順は、ピクチャートランスファープロトコル手順を含むことを特徴とする電子カメラが提供される。この態様によれば、ピクチャートランスファープロトコルに基づいた通信制御を行うことが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。
【0019】
先ず、図1(a)には、本発明の一実施の形態に係る電子カメラとしてのデジタルカメラ1を、USBケーブル9を介して、外部機器としてのプリンタ装置10と通信自在に接続した様子を示して詳細に説明する。
【0020】
この図1(a)に示されるように、デジタルカメラ1のカメラ本体の上面部にレリーズスイッチ釦4等が配置されている。カメラ本体の背面部には、ファインダ接眼窓3、LCD表示部2、電源スイッチやモード選択スイッチ等を兼ねるダイヤルスイッチ部5、LCD表示部2のカーソル操作スイッチを兼ねる十字キースイッチ部7、メニュー選択スイッチ部6等が配置されている。
【0021】
本実施の形態では、十字キースイッチ部7は、操作のための操作キー7a乃至7eからなり(図1(b)参照)、レリーズスイッチ釦4は、レリーズスイッチ部4a、テレ動作スイッチ部4b、ワイド動作スイッチ部4cからなる(図1(c)参照)。さらに、カメラ本体の背面部にはコネクタ部8が配置され、当該コネクタ部8には、図示のようにUSBケーブル9の一端が接続される。
【0022】
以上の他、カメラ本体の前面部には、不図示の撮影レンズやファインダ窓やストロボ窓等が配置されている。また、カメラ本体の側面部又は底面部には、不図示であるが、撮影画像データの記録媒体であるメモリカードを装填するカードコネクタや電池を収納する電池収納室等が配置されている。
【0023】
次に、図2にはデジタルカメラ1の構成を更に具現化して示し説明する。
【0024】
図2に示されるように、デジタルカメラ1は、後述する各構成制御素子を駆動制御してカメラ全体の制御を司るカメラコントローラとしてのCPU21を内蔵している。このデジタルカメラ1においては、撮影レンズ22及び絞り部23を介して被写体像が取り込まれ、その被写体像は、CCD等の撮影素子29にて電気信号に変換される。この撮影レンズ22は、レンズ駆動部24を介して進退駆動される。絞り部22は、絞り駆動部25を介して絞り駆動される。
【0025】
撮像素子29は、タイミング回路27によりCPU21と同期した状態で撮像素子ドライバ28を介して駆動される。この撮像素子29の撮像出力は、プリプロセス回路30とA/D変換回路31によりデジタル画像データとしてデジタル処理回路32に取り込まれる。デジタル処理回路32より出力されるデジタル画像データは、メモリコントローラ33の制御の下でフレームメモリ34に格納される。さらに、このフレームメモリ34に格納された画像データは、カードI/F38を介してカードコネクタに装着されたメモリカード39に撮影コマ毎に記録される。撮影コマ毎の画像データに対応して画像データのヘッダ情報も記録される。デジタル処理回路32にてデジタル画像処理が施された画像データやメモリカードに記録された画像データ、或いは後述するプリンタ装置2でプリントされる画像データ等は、LCDドライバ42を介してLCD表示部2に画像として表示される。また、デジタルカメラ1においては、CPU21に対してファームウェアを格納するファームウェア回路部35と、カメラの撮影のための情報を記憶するRAM36、ROM37とがバスラインを介して接続されている。
【0026】
以上の他、CPU21には、レリーズスイッチ釦4、各種設定用の十字キースイッチ部7、電源オンやモード設定用のダイヤルスイッチ5、メニュー選択スイッチ部6等に対するスイッチ入力回路41と、充電用コネクタ部を含むコネクタ部8に接続されている通信I/F44、充電コントローラ45、ストロボ発光部26等が接続されている。さらに、コネクタ部8の充電用コネクタ部には、充電コントローラ45を介して電池46が接続されており、また、ダイオード47を介して各制御素子への給電ラインに接続されている。
【0027】
次に、図3には、プリンタ装置10の構成を更に具現化して示し説明する。
【0028】
この図3に示されるように、プリンタ装置2は、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)からなるインクリボンを使用する面順次方式の昇華型熱転写プリンタ装置であり、ROM53に格納されるプリント制御プログラムに従って後述する各制御素子を制御するプリンタコントローラとしてのCPU51を内蔵している。そして、プリンタ装置2においては、デジタルカメラ1に記録される画像データ及びヘッダ情報等がUSBケーブル9を介して接続されるコネクタ部50を経由し、通信I/F70を介してCPU51及びフレームメモリ52に取り込まれる。
【0029】
フレームメモリ52に格納された画像データは、画像処理回路54にて補正パラメータに基づき、RGBからCMYへの色変換、ドット/インチによるサイズ変換、γ変換、色補正、サムネイル変換、枠合成等の処理が施される。画像処理回路54の変換出力データは、CPU51の制御の下でヘッドドライバ63を介してプリントヘッド(サーマルプリントヘッド)64に出力される。
【0030】
一方、プリントヘッド64のプリント動作に同期してモータドライバ55,59を介し、リボン送りモータ(M)56、給紙モータ(M)60が駆動され、インクリボン、用紙が給送され、用紙へのプリントが実行される。
【0031】
インクリボン送り状態は、リボンセンサ57により検出され、インクリボン残量データがCPU51に取り込まれる。また、用紙を格納する用紙カセットに収納されている残りの用紙枚数データは、給紙センサ58により検出され、CPU51に取り込まれる。プリンタ装置2には、プリンタの動作状態又はプリント動作時における警告等を表示するLED13、及びプリント動作時における警告音を発する警告手段であるPCV(圧電ブザー)68と、プリンタ電源スイッチ部11及びプリント開始スイッチ部12によりオン操作されるスイッチ接点11a,12aと、プリント画像データの指定スイッチや画像補正スイッチやプリントモード指定スイッチ等のスイッチ接点群67等が配置され、それぞれCPU51に接続されている。プリンタ装置2には、ACコネクタに接続可能な電源回路71が通信コネクタ50に併設される充電コネクタ部に接続されている。
【0032】
この電源回路71もCPU51により制御され、プリンタ装置2側の各制御用素子に直流電力を供給すると同時にコネクタ部50の接続状態では充電コネクタ部を介してデジタルカメラ1側に駆動用電力、又は電池46の充電用電力を供給する。プリンタ装置2には、更に外部機器との通信I/F、CRTI/F、メモリカードI/F、LCDモニタ等を内蔵させることも可能である。
【0033】
尚、請求項に記載の接続判定手段とはCPU21等に相当し、選択手段とは十字キースイッチ部7等に相当し、通信制御手段とはI/F44及びコネクタ部8等に相当し、画像表示手段とはLCD表示部2等に相当し、操作入力手段とは十字キースイッチ部7等に相当する。但し、これに限定されない。
【0034】
以下、上記構成に係るデジタルカメラ1による作用を詳細に説明する。
【0035】
上記の如き構成において、デジタルカメラ1のコネクタ部8がプリンタ装置2のコネクタ部50とUSBケーブル9を介して接続されると、デジタルカメラ1のCPU21は、それを検出する。そして、この検出に応じて、デジタルカメラ1のCPU21は、LCDドライバ42を制御してLCD表示部2に印刷指定画面を表示する。この印刷指定画面を参照しつつ、十字キースイッチ部7等を操作することで、所望とする印刷指定が可能となる。デジタルカメラ1のCPU21は、当該印刷指定に係る信号を受けると、指定された画像ファイルをI/F44、コネクタ部8、USBケーブル9を介してプリンタ装置2に送信する。これに代えて、プリンタ装置2に画像ファイルを取得するように要求してもよい。
【0036】
デジタルカメラ1のCPU21は、少なくとも画像ファイルの転送が終了するまでは、転送中である旨をLCD表示部2の画面に表示し、ユーザにその旨を知らせる。これにより、画像ファイルの転送の間はUSB接続の切断を行えば転送が不正に中断してしまう旨をユーザに理解させることが可能となる。
【0037】
そして、デジタルカメラ1のCPU21は、画像ファイルの転送の終了を検出すると、プリンタ装置2から次の印刷が可能である旨の通知を受けるまで待機することになる。次いで、CPU21は、プリンタ装置2から次の印刷が可能である旨の通知を受け取ると、印刷指定画面を再びLCD表示部2に表示する。
【0038】
このとき、LCD表示部2の画面表示形態は、上述した画面、即ち印刷指定画面と同じであるが、プリンタ装置2による印刷が進行中であれば、新しい選択肢がある旨を併せて表示し、アイコン等による当該選択肢の選択を行うと現在進行中の印刷の進捗状況を確認できることをユーザに示唆する。
【0039】
即ち、詳細は後述するが、オプション選択肢として、プリント進捗情報(以下、これを単に進捗情報と称する)に係る選択肢を表示する。
【0040】
次いで、デジタルカメラ1のCPU21は、ユーザによる十字キースイッチ部7等の操作による進捗情報に係る選択肢の選択決定を検出すると、LCD表示部2の全画面を使って詳細な進捗情報に関する画面を表示する。
【0041】
これは、例えば、何枚目を印刷中であるかを表示したり、ファイル名を同時に表示したり、画像そのものを表示したり、撮影した日時を表示したり、つまりユーザに現在印刷中の画像の詳細情報や、全体の進捗を判り易く通知するものである。これと同時に、元の印刷指定画面へ戻る方法も示唆する。
【0042】
さらに、一画面に印刷進捗情報を全て表示してしまうと判りにくい場合は、更なる詳細情報表示を行う選択肢がある旨を表示で示唆してもよく、当該選択肢が選択された場合は更に詳細な進捗情報を表示する。尚、この画面には、1つ前の進捗情報に係る画面や印刷指定画面に戻る方法が表示されてもよい。
【0043】
また、以上の応用例として、一枚以上の印刷がなされたならば、その一枚にかかる(平均)時間を計測しておき、指定された印刷枚数分をその時間にかけることにより、全体の印刷時間を予測して、ユーザに知らしめることで、ユーザに当該時間分だけ違う作業を行える旨を通知することも可能である。
【0044】
さて、デジタルカメラ1では、ユーザが詳細情報表示に係る画面の確認を終了した旨を検出すると、印刷指定画面に戻り、更なる印刷指定を受け付ける。再度の印刷指定を受けた場合には、以前の印刷が進行中であれば、印刷状況を総括的に表示するため、例えば何枚中の何枚目といった数字に新たな印刷指定の数字を加算することとしてもよい。この応用として、逆にユーザの印刷指定の回数に応じて当該枚数の詳細表示を用意し、既に受け付けられ、且つその後に実行されるべき印刷指定が存在する旨を、進捗情報に係る画面で行ってもよい。
【0045】
また、ユーザの指定する枚数の印刷を完了したところで、印刷をキャンセルしたり、またユーザの印刷指定毎に印刷をキャンセルしたりする方法を画面表示で示唆してもよい。仮にデジタルカメラ1がユーザによる作業中や放置中に、プリンタ装置2から印刷が全て完了した旨の通知を受け付けると、その画面表示や音による印刷終了の旨をユーザに告知することになる。
【0046】
このように、本実施の形態に係るデジタルカメラ1は、プリンタ装置2とUSBケーブル9を介して接続することで、メモリカード39等に記録された所望の画像ファイルをプリント出力するものであって、CPU21の制御の下で、プリンタ装置2と例えばPTP等の通信手順に従って通信を行い、所望とするプリント処理が開始された後に当該プリント処理の進捗情報を受信したときには、当該進捗情報の表示を示唆するように選択肢を表示するように表示形態を切り換えるものである。より詳細には、CPU21の制御の下、プリンタ装置2を接続した状態にて、プリント出力すべき画像ファイルを特定し、当該画像ファイルに係るプリント出力枚数等の設定を受け、この設定に係るプリント処理が開始された後に、プリント処理の進捗情報を取り込み、進捗情報に係る選択肢、更にはその詳細画面に表示形態を切り換えるものである。進捗情報としては、プログレス表示、プリント実行中の画像ファイル名、撮影日時、プリント実行中のイメージ、プリンタ装置の用紙残量、インク残量、給紙エラー情報等が含まれる。
【0047】
また、本実施の形態では、プリンタ装置2で対応可能な画像ファイルに制限があるとき、LCD表示部2による表示を当該制限に係る画像ファイルに対してプリント指定不能である旨の表示形態に切換えことも可能となっている。
【0048】
ここで、この実施の形態では、デジタルカメラ1とプリンタ装置2との間の通信のプロトコルとして、DPS規格等を採用することができる。このDPS規格は、アプリケーションレベルのインターフェースを規格化するもので、物理インターフェース等のハードウェアに依存しない拡張性を有しており、インターフェースにはUSBを、データ転送にはPTP(Picture Transfer Protocol)を採用する。より詳細には、物理通信レイヤとしてUSBを用い、トランスポート層の通信プロトコルとしてPTPを用いる。そして、このPTPトランスポート層とDPSアプリケーション層の間に新たな変換レイヤであるDPS層を設け、PTPプロトコルとのマッピングを行う。この実施の形態に係るデジタルカメラ1では、DPS規格に準拠することで、メーカー及び機種によらずに相互接続された機器間でのダイレクトプリントを可能としている。
【0049】
ところで、上記USBケーブル9には、VBUSと称する5V電源線(USB供給線)、GND線、D+及びD−といった2本の信号線(USBデータ線)の合計4本の配線が含まれており、専用コネクタで着脱される。
【0050】
一般には、デジタルカメラ1は、外部機器との接続を確認するために、VBUSの電圧レベルを監視する。PCやプリンタ装置2等の外部機器は、デジタルカメラ1との接続を検出するために、信号線D+若しくはD−のプルアップを監視する。デジタルカメラ1は、外部機器に接続されるとVBUSを検出するが、直ぐには通信を確立せず、例えばD+、D−のプルアップを行わない。
【0051】
従って、外部機器はデジタルカメラ1との接続を認識しない。
【0052】
この間に、デジタルカメラ1は、外部機器から与えられるVBUSの電圧値の変化に応じて、UI画面にUSBのクラスを選択させるような画面を自動的に表示する。ユーザは、所望とする外部機器を当該UI画面にて選択可能となる。
【0053】
デジタルカメラ1は、ユーザの選択に応じたUSBクラスのデスクリプタを自動的に生成し、D+若しくはD−をプルアップすることで、外部機器との接続を確認した旨を知らせる。これにより、外部機器は、デジタルカメラ1との接続を認識し、USBプロトコルの確立に必要な所定の通信を行う。
【0054】
こうして通信が確立されると、ユーザへの確認も含め、どのような外部機器に接続されたのかをデジタルカメラ1のUI画面上に表示する。これ以降、ユーザは、操作を開始し、好きな作業を行うことになる。
【0055】
以下、図4乃至図75を参照して、一実施の形態に係る電子カメラとしてのデジタルカメラ1による動作について、より具体的に説明する。
【0056】
先ず、図4及び図5のフローチャートを参照して、一実施の形態に係るデジタルカメラ1によるDPS操作について詳細に説明する。
【0057】
ここでは、図6乃至図21を適宜参照しつつ説明を進める。
【0058】
デジタルカメラ1のCPU21は、前述したような手法によりUSBケーブル9を介して外部機器と接続された旨を検出すると(ステップS1)、USB接続先選択に係る処理に入る(ステップS3)。尚、DPS/DSSモード時の途中の不図示のカードフタの開閉を検知した場合にも(ステップS2)、同様にUSB接続先選択に係る処理に入ることとしている(ステップS3)。
【0059】
このUSB接続先選択の処理では、図6に示されるように「PC」又は「プリント/ダイレクト転送」の項目いずれかを、十字キースイッチ部7の操作キー7b,7cを操作することで選択し、操作キー7aの押下により決定することになるが、それを示唆するために、図7に示されるような画面をLCD表示部2に表示する。選択を中止する場合には、操作キー7dを押下すればよい。
【0060】
続いて、CPU21は、USBケーブル9を介して接続された外部機器がPCであるのか(USBストレージクラス)、プリンタ装置2であるのかを(PTP)、上記決定に係る情報に基づいて判断する(ステップS4)。
【0061】
このステップS4において、CPU21は、デジタルカメラ1の接続先がPCであると判断した場合には、ストレージモードに移行する(ステップS5)。
【0062】
一方、CPU21は、デジタルカメラ1の接続先がプリンタ装置2であると判断した場合には、続いて、DPS/DSSモードであるか否かを判断する(ステップS6)。この実施の形態では、デジタルカメラ1のUSB接続の設定(ステップS3で決定済)がプリント/ダイレクト転送になっており、通信相手方の外部機器(プリンタ装置2)の電源が入っている場合に、DPS/DSSモードであると判断することとしているが、これには限定されない。
【0063】
上記ステップS6で、DPS/DSSモードにないと判断した場合には、CPU21は、LCDドライバ42を制御して、LCD表示部2に警告表示を行う(ステップS7)。この警告表示の一例は、図8に示される通りであり、「接続されていません」との内容をユーザに示唆するものとなっている。
【0064】
一方、上記ステップS6で、CPU21は、DPS/DSSモードにあると判断した場合には、不図示のカードフタの開閉を検出し(ステップS9)、当該カードフタが開いていることを検出した場合には、CPU21はLCD表示部2に警告表示を行う(ステップS10)。この警告表示の一例は、図9に示される通りであり、「カードフタが開いています」との内容が示唆される。
【0065】
これに対して、カードフタが閉じている場合には、続いてCPU21は、デジタルカメラ1のメモリカード39が装填されているか否かを検出する(ステップS11)。ここで、当該メモリカード39が装填されていない場合には、警告表示を行う(ステップS12)。この警告表示の一例は、図10に示される通りであり、「カードを確認できません」との内容が示唆される。
【0066】
上記ステップS11で、メモリカード39が装填されていると判断した場合には、CPU21は、続いてデジタルカメラ1のメモリカード39のフォーマットがなされているか否かを検出することになる(ステップS13)。
【0067】
そして、メモリカード39のフォーマットがなされていない場合には、CPU21は、カードセットアップに係る処理に入る(ステップS14)。カードセットアップに係る処理では、図11に示されるように「電源オフ」又は「フォーマット」のいずれかの処理を、十字キースイッチ部7の操作キー7b,7cを操作することで選択し、操作キー7aを押下することで決定することになるが、それを示唆すべく、図12に示されるような画面をLCD表示部2に表示する。このとき、選択を中止する場合には、操作キー7dを押下すればよい。
【0068】
このステップS14にて、「電源オフ」が選択決定された場合には、CPU21は、デジタルカメラ1の電源をオフする(ステップS16)。一方、「フォーマット」が選択された場合には、フォーマットに係る処理に入る(ステップS17)。このフォーマットに係る処理では、図13に示されるように「フォーマット」又は「中止」のいずれかの処理を、十字キースイッチ部7の操作キー7b,7cを操作することで選択し、操作キー7aを押下することで決定することになるが、それを示唆すべく、図14に示されるような画面をLCD表示部2に表示する。選択を中止する場合には、操作キー7dを押下すればよい。
【0069】
こうして、CPU21は、選択内容を検出し(ステップS18)、「フォーマット」が選択された場合には、ユーザに注意を促す意味で、図15に示されるように「すべてのデータが消去されます」との表示を行い、メモリカード39のフォーマットを実行し(ステップS20)、ステップS13に戻る。このフォーマットの実行中は、CPU21は、図16に示されるようにLCD表示部2にフォーマット中である旨を示唆する表示を行うこととしている。
【0070】
一方、ステップ18で、「中止」が選択された場合には、CPU21は、上記ステップS14に戻り、上記動作を繰り返す(ステップS19)。
【0071】
ステップS13にて、デジタルカメラ1のメモリカード39がフォーマットされていると判断した場合には、CPU21は、当該メモリカード39に記録されている画像の有無を検出する(ステップS21)。そして、メモリカード39に画像が記録されていない場合には、LCD表示部2に警告表示を行う(ステップS22)。この警告表示の一例は、図17に示される通りであり、「画像が記録されていません」との内容が示唆されることになる。
【0072】
一方、メモリカード39に画像が記録されている場合には、CPU21は、続いてプリントモードかMOモードかを判断する(ステップS23)。
【0073】
このステップS23にて、プリントモードに設定されている場合には、プリンタエラーチェックを行う(ステップS24)。このプリンタエラーチェックの結果がNGである場合には、電源選択に係る処理に入る(ステップS25)。
【0074】
この電源選択に係る処理では、図18に示されるように「電源オフ」又は「続行」のいずれかの処理を、十字キースイッチ部7の操作キー7b,7cを操作することで選択し、操作キー7aの押下により決定する。尚、選択を中止する場合には、操作キー7dを押下すればよいことになる。
【0075】
こうして、CPU21は選択内容を判断し(ステップS26)、続行しない場合には「電源オフ」が選択決定されるので、デジタルカメラ1の電源をオフし(ステップS27)、続行する場合には「続行」が選択決定されるので、上記ステップS24に戻り、上記した動作を繰り返す。一方、ステップS24で、プリントエラーチェックの結果がOKであると判断した場合には、詳細は後述するDPSモードに係る処理へ移行する(ステップS28)。
【0076】
さて、上記ステップS23にて、MOモードに設定されている場合には、図5のステップS30以降の処理に進む。途中のMOの抜き差しによっても、ステップS30以降の処理に進む。CPU21は、MOがプロテクト(書込み禁止)されているか否かを判断し(ステップS30)、プロテクトされている場合には警告表示を行う(ステップS31)。ここでは、例えば「MOが書込み禁止になっています」等といった内容を示唆する。ここで、操作キー7aが押下されるまでは警告表示を継続し、操作キー7aが押下されると(ステップS32)、CPU21は、MOセットアップに係る処理に移行する(ステップS33)。
【0077】
このMOセットアップに係る処理では、図19に示されるように「イジェクトマーク+イジェクト」又は「続行」のいずれかの処理を、十字キースイッチ部7の操作キー7b,7cを操作することで選択し、操作キー7aの押下により決定する。選択を中止する場合には、操作キー7dを押下すればよい。
【0078】
次いで、CPU21は、選択内容を判断し(ステップS34)、「イジェクトマーク+イジェクト」が選択された場合には、MOをイジェクトし、USBセットアップに係る処理を行う(ステップS35)。一方、「続行」が選択された場合には、CPU21はステップS36に進む。
【0079】
ステップS36では、CPU21は、MOがフォーマットされているか否かを判断する。ここで、MOがフォーマットされていると判断した場合には、CPU21は、詳細は後述するDSSモードに係る処理に進む(ステップS42)。
【0080】
一方、MOがフォーマットされていないと判断した場合には、CPU21はMOセットアップに係る処理に入る(ステップS37)。このMOセットアップに係る処理では、ユーザは、図20に示されるように「イジェクトマーク+イジェクト」又は「MOフォーマット」のいずれかの処理を、十字キースイッチ部7の操作キー7b,7cを操作することで選択し、操作キー7aの押下により決定する。選択を中止する場合には、操作キー7dを押下すればよい。
【0081】
そして、CPU21は、選択内容を判断し(ステップS38)、「イジェクトマーク+イジェクト」が選択されている場合には、MOをイジェクトし、USBセットアップを行う(ステップS35)。一方、「MOフォーマット」が選択されている場合には、MOフォーマットに係る処理に入る(ステップS39)。
【0082】
ここで、このMOフォーマットに係る処理では、図21に示されるように「フォーマット」又は「中止」のいずれかの処理を、十字キースイッチ部7の操作キー7b,7cを操作することで選択し、操作キー7aの押下により決定する。なお、選択を中止する場合には、操作キー7dを押下すればよい。
【0083】
次いで、CPU21は、選択内容を判断し(ステップS40)、「フォーマット」が選択されている場合にはフォーマットを実行し(ステップS41)、上記ステップS36に戻り上記処理を繰り返し、「中止」が選択されている場合には上記ステップS37に戻り上記処理を繰り返すことになる。
【0084】
次に、図22のフローチャートを参照して、一実施の形態に係るデジタルカメラ1によるDPSモードに係る処理について詳細に説明する。
【0085】
ここでは、図23乃至図41を適宜参照しつつ説明を進める。
【0086】
さて、このDPSモードに係る処理に入ると、先ずCPU21は、プリントモード設定に係る処理を行うことになる(ステップS51)。プリントモード設定に係る処理では、図23に示されるように「プリント」、「全コマプリント」、「マルチプリント」、「全コマインデックス」、「プリント予約(DPOF)」のいずれかを、十字キースイッチ部7の操作キー7b,7cを操作することで選択し、操作キー7aの押下により決定することになるが、それを示唆すべく図24,25に示されるような画面をLCD表示部2に表示する。尚、これらの選択を中止する場合には、操作キー7dを押下すればよい。図26は、上記操作により選択決定後の表示形態を示している。
【0087】
CPU21は、プリントモード設定に係る処理で、操作キーが押下されたか否かを判断し(ステップS52)、操作キー7dが押下されたと判断した場合にはDPSモードから抜け(ステップS53)、操作キー7aが押下されたと判断した場合には、サイズ設定に係る処理に入る(ステップS54)。
【0088】
このサイズ設定に係る処理では、図27に示されるように、サイズとして「大」、「デフォルト用紙」、「小」のいずれかを、十字キースイッチ部7の操作キー7b,7cを操作することで選択し、操作キー7aの押下により決定する。選択を中止する場合には、操作キー7dを押下すればよい。図28は「デフォルト用紙」が選択された画面の表示例、図29は「小」が選択された画面の表示例、図30は「大」が選択された画面の表示例をそれぞれ示している。
【0089】
CPU21は、サイズ設定に係る処理で、操作キーが押下されたか否かを判断し(ステップS55)、操作キー7dが押下されたと判断した場合には上記ステップS51に戻り、操作キー7aが押下されたと判断した場合には、コマ選択に係る処理に入る(ステップS56)。
【0090】
このコマ選択に係る処理では、図31に示されるように「1コマ表示」、「インデックス表示」のいずれかを、テレ動作スイッチ部4b、ワイド動作スイッチ部4cを操作することで選択し、操作キー7aの押下により決定する。こうして決定された場合の画面は、例えば図32に示されるようになる。
【0091】
一方、操作キー7bが押下されると(ステップS57,58)、デフォルト予約がなされる(ステップS59)。尚、このデフォルト予約に関する画面の表示例は例えば図33乃至35に示される通りである。更に操作キー7cが押下されると(ステップS57,58)、詳細は後述するプリント情報詳細設定に係る処理に入る(ステップS60)。このプリント情報詳細設定に係る処理の後、操作キー7aが押下されると再びコマ選択に係る処理に戻るようになっている。
【0092】
上記ステップS57において、CPU21は、操作キー7aが押下されたものと判断すると、次いでプリント設定に係る処理に入る(ステップS61)。
【0093】
このプリント設定に係る処理では、ユーザは、図36に示されるように「プリント」、「中止」、「テストプリント」のいずれかを、十字キースイッチ部7の操作キー7b,7cを操作することで選択し、操作キー7aの押下により決定することになるが、それを示唆すべく図37,38に示されるような画面をLCD表示部2に表示する。図37はプリント/マルチプリント時の表示例であり、図38は全コマプリント/全コマインデックス/予約プリント時の表示例である。これらの選択を中止する場合には、操作キー7dを押下すればよい。
【0094】
続いて、CPU21は、プリンタ装置2の設定に変更があったか否かを検出する(ステップS62)。ここで、検出された変更が適切でない場合にはプリントモード設定へ戻り(ステップS67)、変更が特に検出されない場合にはプリント実行に係る処理に入る(ステップS63)。このプリントの実行の為に画像ファイルを転送している最終においては、「転送中」である旨を示唆すべく、図39に示されるような画面がLCD表示部2に表示される。
【0095】
そして、このプリント実行の途中で操作キー7aが押下されると(ステップS64)、CPU21はプリント設定に係る処理に入る(ステップS65)。
【0096】
即ち、このプリント設定に係る処理では、ユーザは、図40に示されるように「続行」、「中止」のいずれかを、十字キースイッチ部7の操作キー7b,7cを操作することで選択し、操作キー7aの押下により決定することになるが、それを示唆すべく図41に示されるような画面をLCD表示部2に表示する。尚、これらの選択を中止する場合には、操作キー7dを押下すればよい。
【0097】
CPU21は、選択内容を検出し(ステップS66)、「続行」が選択されている場合には上記ステップS63に戻り、上記処理を繰り返し、「中止」が選択されている場合にはプリントモード設定へ移行する(ステップS67)。
【0098】
ここで、図42のフローチャートを参照して、図22のステップS63でのプリント実行中におけるエラーチェックについて説明する。
【0099】
先ずCPU21は、1枚プリントの終了を検出する(ステップS71)。より詳細には、ここでは、用紙切れ、インク切れ、プリンタその他のエラーをチェックする。そして、エラー時は、それぞれエラー処理されるまで待機する。
【0100】
次いで、CPU21は、プリンタエラーチェックに係る処理を行う(ステップS72)。このプリンタエラーチェックの詳細は、図43のフローチャートに示される通りであり、「電源オフ」、「続行」のいずれかを、十字キースイッチ部7の操作キー7b,7cを操作することで選択し、操作キー7aの押下により決定する。これらの選択を中止する場合には、操作キー7dを押下すればよい。ここで、「続行」が選択された場合には、ステップS72に戻り、「電源オフ」が選択された場合にはデジタルカメラ1の電源をオフする(ステップS75)。
【0101】
このようなプリンタエラーチェックの結果がNGである場合には、上記ステップS71に戻って上記動作を繰り返し、その一方、OKである場合には次のプリントがあるか否かを検出する(ステップS73)。そして、次のプリントが有る場合には上記ステップS71に戻り上記動作を繰り返し、次のプリントが無い場合にはプリントモード設定に移行する(ステップS74)。
【0102】
次に、図44乃至図60を参照して、図22のステップS60で実行されるプリント情報詳細設定に係る処理について更に詳細に説明する。
【0103】
プリント情報詳細設定としては、「プリント枚数」、「日付」、「フチ」、「ファイル名」、「分割数」、「トリミング」の各情報を詳細に設定することが可能となっている。ユーザにより十字キースイッチ部7の操作キー7b,7cが操作されて図45及び図46の各項目のうちのいずれかが選択され、操作キー7aが押下されて当該項目に決定されると、CPU21は当該項目の詳細設定の処理に進む。
【0104】
即ち、「プリント枚数」が選択決定された場合には、図47に示されるように操作キー7b,7cを操作することで、「10枚」、「1枚」、「0枚」の中から所望とする枚数を選択決定することが可能となる。そして、例えば「10枚」に選択決定された場合には図48に示されるような表示が、「1枚」に選択決定された場合には図49に示されるような表示が、「0枚」に選択決定された場合には図50に示されるような表示が、LCD表示部2においてなされる。
【0105】
そして、「日付」に選択決定された場合には、図51に示されるように操作キー7b,7cを操作することで、「無し」、「有り」を選択決定することが可能となる。これは、「フチ」、「ファイル名」に選択決定された場合も同様である。そして、「日付」について「有り」に選択決定された場合は図52に示されるような表示が、「フチ」について「無し」に選択決定された場合は図53に示されるような表示が、「ファイル名」について「無し」に選択決定された場合には図54に示されるような表示が、LCD表示部2においてなされる。
【0106】
さらに、「分割数」に選択決定された場合には、図55に示されるように操作キー7b,7cを操作することで、「上限」、「デフォルト」、「下限」の中から所望とするものを選択決定することができる。例えば、「デフォルト」に選択決定された場合には、LCD表示部2の表示は図56に示されるようになる。
【0107】
そして、「トリミング」に選択決定された場合には、図57に示されるように先ずはサイズ/縦横/位置選択を行うことが可能となる。詳細には、レリーズスイッチ釦4のテレ動作スイッチ部4b又はワイド動作スイッチ部4cを操作することで、トリミングサイズ又は縦横選択のいずれかに選択し、十字キースイッチ部7の操作キー7b乃至7eを操作することで、トリミング位置選択を行う。この選択内容は図58に示されるようにLCD表示部2に表示される。そして、操作キー7aが押下されると選択内容が確定し、続いて「決定」、「再設定」、「解除」のいずれかに選択する。「決定」に選択決定された場合には、CPU21は図60に示されるように結果が表示される。さらに、「解除」に選択決定された場合には、図59に示されるような表示がなされる。また、「再設定」に選択決定された場合には、サイズ/縦横/位置選択に戻る。
【0108】
次に、図61及び図62のフローチャートを参照して、一実施の形態に係るデジタルカメラ1によるDSSモードに係る処理について詳細に説明する。
【0109】
ここでは、図63乃至図71を適宜参照しつつ説明を進める。
【0110】
DSSモードに係る処理に入ると、先ずコピー・再生設定の処理を行う(ステップS81)。ここでは、図63に示されるように、操作キー7b,7cを操作することにより「コピー」、「再生マーク+MO」、「終了」のいずれかを選択できるようになっており、操作キー7aの押下により決定される。
【0111】
ここで、選択内容を判断し(ステップS82)、「終了」に選択決定された場合には、DSSモードを抜ける(ステップS83)。一方、「コピー」に選択決定された場合には、コピーモード設定に係る処理に入る(ステップS84)。
【0112】
このコピーモード設定に係る処理では、図64に示されるように、操作キー7b,7cを操作することにより「選択コマ」、「全コマ」のいずれかを選択できるようになっており、操作キー7aの押下により決定される。
【0113】
CPU21は、選択内容を判断し(ステップS85)、「選択コマ」に選択決定されている場合にはコマ選択に係る処理に進む(ステップS86)。このコマ選択に係る処理では、図65に示されるように、ファイルNo,日付表示かインデックス表示かをテレ動作スイッチ部4b、ワイド動作スイッチ部4cの操作により選択できるようになっている。更に、十字キースイッチ部7の操作キー7b乃至7eの操作により10コマ戻し/ページ戻し、1コマ戻し、10コマ送り/ページ送り、1コマ送りを行うことができるようになっている。
【0114】
ここで、操作キー7aが押下されると、CPU21は、続いて選択コマコピーに係る処理に入る(ステップS87)。この選択コマコピーに係る処理では、図66に示されるように、操作キー7b,7cの操作により「実行」、「中止」のいずれかを選択できるようになっている。上記ステップS85にて、「全コマ」に選択決定されている場合には全コマコピーに係る処理に入る(ステップS58)。この全コマコピーに係る処理では、図67に示されるように、操作キー7b,7cの操作により「実行」、「中止」のいずれかを選択できる。
【0115】
CPU21は、選択内容を判断し(ステップS89)、「中止」に選択決定されている場合にはDSSメニューに戻る(ステップS97)。一方、「実行」に選択決定されている場合にはMO容量をチェックする(ステップS90)。
【0116】
ここで、CPU21は、MOの容量の結果、容量不足であると判断した場合には上記ステップS86に戻り、上記動作を繰り返す。
【0117】
一方で、容量が十分であると判断した場合にはコピーを実行する(ステップS91)。ここで、操作キー7aが押下されると(ステップS92)、選択コマ/全コマコピーに係る処理に入る(ステップS95)。ここでは、例えば、図68に示されるように、操作キー7b,7cの操作により「続行」、「中止」のいずれかを選択できるようになっている。そして、「中止」が選択された場合には(ステップS96)、DSSメニューに戻る(ステップS97)。
【0118】
上記ステップS92にて、操作キー7aが操作されなければ、コピー先確認に係る処理に入る(ステップS93)。このコピー先確認にかかる処理では、図69に示されるように、ファイルNo,日付表示かインデックス表示かをテレ動作スイッチ部4b、ワイド動作スイッチ部4cの操作により選択できるようになっている。更に、十字キースイッチ部7の操作キー7b乃至7eの操作により10コマ戻し/ページ戻し、1コマ戻し、10コマ送り/ページ送り、1コマ送りを行うことができるようになっている。こうしてCPU21は、操作キー7aが押下されるまでステップS93の処理を行い、操作キー7aが押下されると(ステップS94)、上記ステップS81に戻り、上記動作を繰り返す。
【0119】
一方、ステップS82で「再生マーク+MO」が選択されたものと判断した場合には、図62の処理に進む。即ち、CPU21は、先ずメディアをMOとして再生を行う(ステップS98)。次いで、操作キー7aが押下されたか否かを判断し(ステップS99)、操作キー7aが押下されるとMO再生トップメニューに係る処理に入る(ステップS100)。このMO再生トップメニューに係る処理では、例えば、図70に示されるように、操作キー7bの押下により「自動再生」を、操作キー7dの押下により「EXIT」を、操作キー7cの押下により「1コマ消去/ヒストグラム表示」を、操作キー7eの押下により「モードメニュー」を、それぞれ選択できる。
【0120】
続いて、CPU21は、選択内容を判断し(ステップS101)、「モードメニュー」が選択されている場合には、再生/編集タブ設定に係る処理に入る(ステップS103)。この再生/編集タブ設定に係る処理では、図71に示されるように、操作キー7b,7cの操作により「再生タブ」、「編集タブ」を選択できるようになっている。次いで、CPU21は選択内容を判断し(ステップS104)、「再生タブ」が選択されている場合には、再生メニューへ移行し(ステップS105)、「編集タブ」が選択されている場合には編集メニューへ移行する(ステップS106)。その一方で、CPU21は、上記ステップS101で「EXIT」が選択されていると判断した場合には、MOの再生を終了し、DSSメニューへ移行することになる(ステップS102)。
【0121】
次に、図72乃至図75を参照して、本発明の一実施の形態に係るデジタルカメラ1がプリンタ装置2からの割り込み指令を受けた場合(図4のステップS200)の処理について詳細に説明する。
【0122】
この実施の形態に係るデジタルカメラ1は、前述した図4及び図5のシーケンスの途中で、即ちプリント処理が開始された後に、PTP等の通信手順に基づく通信により、プリンタ装置2からの割り込み信号を受信すると(ステップS110)、LCD表示部2の画面に小さく、オプション選択肢としての所定のアイコンを表示し、ユーザに注意を喚起する(ステップS111)。この割り込みは、例えばプリント処理の進捗情報を含んだXMLスクリプトファイルのパケットの送信により行われる。
【0123】
このアイコンの表示例は、例えば図73に示される通りである。ここでは、プリントモード選択の際に割込み信号を受信した例を示しており、同図では表示画面の左下方に「進捗」とアイコンが表示される。これにより、ユーザはプリンタ装置2から何等かの進捗情報の提示があったことを認識する。
【0124】
この「進捗」とのアイコンが操作キー7dの押下により選択されるまでは、前述した通りの処理が行われることになるが、その間、「進捗」との表示を各画面が前述したように遷移する過程でも継続表示してもよい。
【0125】
そして、操作キー7dの押下により「進捗」とのアイコンが押下されると(ステップS112)、プリンタ装置2のプリント作業の進捗状況に係る情報の詳細がLCD表示部2に全画面表示される(ステップS113)。
【0126】
この表示例は、例えば図74に示される通りである。
【0127】
即ち、この表示例では、プリント中である旨及びプリント実行中のページを示唆する「印刷中 2/10」、プリント実行中の画像ファイルの撮影日時を示唆する「撮影日時 2003.1.3」、プリント実行中の画像ファイル名を示唆する「画像ファイル名」等の項目が表示される。これは、あくまでも一例であり、これらの一部の組み合わせ、更にプログレス表示等を含めた組み合わせもある。
【0128】
尚、図示していないが、この実施の形態では、進捗情報として、プリンタ装置の用紙残量、インク残量、給紙エラー情報の少なくともいずれか一つを含む情報を示唆するような表示をLCD表示部2に行うこともできる。
【0129】
この表示がなされている状態で、上記項目が操作キー7b,7cの操作により選択され、操作キー7aの押下により決定されると、当該項目に関する詳細情報を更にLCD表示部2に表示する。この例では、画像ファイル名が選択されたか否かを判断し(ステップS114)、選択決定された場合には当該画像ファイルの画像を全画面表示する(ステップS115)。この画像ファイルの全画面表示の一例は、図75に示される通りである。ステップS114で選択がなされていないと判断した場合には、ステップS113に戻る。
【0130】
こうして、CPU21は、操作キー7dが押下されたか否かを判断し(ステップS116)、当該操作キー7dが押下されている場合には動作を終了する。一方、操作キー7dが押下されるまでは、上記ファイル表示を継続する。但し、不図示ではあるが、他の操作キーが押下された場合には、当該操作キーの操作に基づく処理に移行することになる。以上が、割り込み処理である。
【0131】
以上のほか、プリンタ装置2で対応可能な画像ファイルに制限があるとき、LCD表示部2による表示を当該制限に係る画像ファイルに対してプリント指定不能である旨の表示形態に切り換えるようにすることもできる。また、前述した全画面表示に、直前の画像に戻る選択肢と、更なる詳細表示画面に進む選択肢とを含めるようにすることも可能である。
【0132】
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る電子カメラによれば、ユーザに判り易い印刷進捗画面、接続の切断告知、及び印刷指定の表示を実現する。また、例えば、進捗情報として印刷要時間等も表示すれば、印刷の進捗状況をリアルタイムで確認でき、印刷に必要な時間を有効に活用できるようになる。更に進捗情報に係る選択肢を画面上に小さく表示し、更に選択肢が選択された場合であっても、進捗情報が詳細に亘る場合には、始めは一部の情報のみを表示し、更に詳細画面へと遷移するような仕様とすることで、ユーザにとって見づらく、操作を誤るような煩雑な画面となることを避けることができる。
【0133】
さらに、ユーザがUSBケーブルを接続した後にそれを検出して自動的に接続専用のUI画面が表示され、複数のプロトコルの選択が可能になるため、接続の前にUI画面をユーザが起動して接続選択画面を表示させ、選択するような面倒な作業をなくすことができ、UI操作が単純かつ楽になる。
【0134】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。例えば、前述した再生モード/DPSモードのうち、DPSモードに設定されているときには、例えばRAWデータ等といったプリンタ装置が扱えない画像については、デジタルカメラのLCD表示部に表示しないか、或いは表示する場合であってもプリンタ装置側で取り扱えない(プリント対応不能)である旨を併せて表示するようにしてもよい。
【0135】
【発明の効果】
本発明によれば、外部装置とUSBケーブル接続した後にUSB動作クラスを設定できるようにした電子カメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施の形態に係る電子カメラとしてのデジタルカメラ1がUSBケーブル9を介して外部機器としてのプリンタ装置2と接続された様子を示す図であり、(b)は十字キースイッチ部7の詳細な構成を示す図であり、(c)はレリーズスイッチ釦4の詳細な構成を示す図である。
【図2】デジタルカメラ1の詳細な構成を示す図である。
【図3】プリンタ装置2の詳細な構成を示す図である。
【図4】一実施の形態に係るデジタルカメラによるDPS操作に係る処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】一実施の形態に係るデジタルカメラによるDPS操作に係る処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】図4のステップS3の処理を詳細に示す図である。
【図7】図4のステップS3の処理に関係する表示例である。
【図8】図4のステップS7の処理に関係する表示例である。
【図9】図4のステップS10の処理に関係する表示例である。
【図10】図4のステップS12の処理に関係する表示例である。
【図11】図4のステップS14の処理を詳細に示す図である。
【図12】図4のステップS14の処理に関係する表示例である。
【図13】図4のステップS17の処理を詳細に示す図である。
【図14】図4のステップS17の処理に関係する表示例である。
【図15】図4のステップS17の処理に関係する表示例である。
【図16】図4のステップS20の処理に関係する表示例である。
【図17】図4のステップS22の処理に関係する表示例である。
【図18】図4のステップS25の処理を詳細に示す図である。
【図19】図5のステップS33の処理を詳細に示す図である。
【図20】図5のステップS37の処理を詳細に示す図である。
【図21】図5のステップS39の処理を詳細に示す図である。
【図22】一実施の形態に係るデジタルカメラによるDPSモードに係る処理の流れを示すフローチャートである。
【図23】図22のステップS51の処理を詳細に示す図である。
【図24】図22のステップS51の処理に関係する表示例である。
【図25】図22のステップS51の処理に関係する表示例である。
【図26】図22のステップS51の処理に関係する表示例である。
【図27】図22のステップS54の処理を詳細に示す図である。
【図28】図22のステップS54の処理に関係する表示例である。
【図29】図22のステップS54の処理に関係する表示例である。
【図30】図22のステップS54の処理に関係する表示例である。
【図31】図22のステップS56の処理を詳細に示す図である。
【図32】図22のステップS56の処理に関係する表示例である。
【図33】図22のステップS56の処理に関係する表示例である。
【図34】図22のステップS56の処理に関係する表示例である。
【図35】図22のステップS56の処理に関係する表示例である。
【図36】図22のステップS61の処理を詳細に示す図である。
【図37】図22のステップS61の処理に関係する表示例である。
【図38】図22のステップS61の処理に関係する表示例である。
【図39】図22のステップS63の処理に関係する表示例である。
【図40】図22のステップS65の処理を詳細に示す図である。
【図41】図22のステップS65の処理に関係する表示例である。
【図42】図22のステップS63においてプリント実行中になされるプリンタエラーチェックの処理の流れを示すフローチャートである。
【図43】図42のステップS72の処理を詳細に示す図である。
【図44】図22のステップS60の処理を詳細に示す図である。
【図45】図22のステップS60の処理に関係する表示例である。
【図46】図22のステップS60の処理に関係する表示例である。
【図47】図44のプリント枚数に係る処理を詳細に示す図である。
【図48】図44のプリント枚数に係る処理に関係する表示例である。
【図49】図44のプリント枚数に係る処理に関係する表示例である。
【図50】図44のプリント枚数に係る処理に関係する表示例である。
【図51】図44の日付、フチ、ファイル名に係る処理を詳細に示す図である。
【図52】図44の日付に係る処理に関係する表示例である。
【図53】図44のフチに係る処理に関係する表示例である。
【図54】図44のファイル名に係る処理に関係する表示例である。
【図55】図44の分割数に係る処理を詳細に示す図である。
【図56】図44の分割数に係る処理に関係する表示例である。
【図57】図44のトリミングに係る処理を詳細に示す図である。
【図58】図44のトリミングに係る処理に関係する表示例である。
【図59】図44のトリミングに係る処理に関係する表示例である。
【図60】図44のトリミングに係る処理に関係する表示例である。
【図61】一実施の形態に係るデジタルカメラによるDSSモードに係る処理の流れを示すフローチャートである。
【図62】一実施の形態に係るデジタルカメラによるDSSモードに係る処理の流れを示すフローチャートである。
【図63】図61のステップS81の処理を詳細に示す図である。
【図64】図61のステップS84の処理を詳細に示す図である。
【図65】図61のステップS86の処理を詳細に示す図である。
【図66】図61のステップS87の処理を詳細に示す図である。
【図67】図61のステップS88の処理を詳細に示す図である。
【図68】図61のステップS95の処理を詳細に示す図である。
【図69】図61のステップS93の処理を詳細に示す図である。
【図70】図62のステップS100の処理を詳細に示す図である。
【図71】図62のステップS103の処理を詳細に示す図である。
【図72】一実施の形態に係るデジタルカメラ1がプリンタ装置2からの割り込み指令を受けた場合(図4のステップS200)の処理について詳細に説明するためのフローチャートである。
【図73】図72のステップS111の処理に関係する表示例である。
【図74】図72のステップS113の処理に関係する表示例である。
【図75】図72のステップS115の処理に関係する表示例である。
【符号の説明】
1・・・デジタルカメラ、2・・・LCD表示部、3・・・ファインダ接眼窓、4・・・レリーズスイッチ釦、5・・・ダイヤルスイッチ、6・・・メニュー選択スイッチ、7・・・十字キースイッチ部、8・・・コネクタ部、9・・・USBケーブル、10・・・プリンタ装置。
Claims (6)
- パーソナルコンピュータ装置、プリンタ装置及び外部記憶装置の少なくともいずれか一つの外部装置がUSB接続され、この接続された外部装置に応じた最適処理を行い得る電子カメラにおいて、
上記外部装置が上記電子カメラに接続されたことを判定する接続判定手段と、
上記接続判定手段の出力に応答して、複数のUSB通信手順の内から一つを選択するための選択手段と、
上記選択手段により選択されたUSB通信手順に則して上記外部装置と通信を行う通信制御手段と、
を具備したことを特徴とする電子カメラ。 - 上記接続判定手段は、USB給電線の電圧を検出することを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
- 上記通信制御手段は、上記選択手段によって選択されたUSB通信手順に応じたUSBクラスのディスクリプタを生成した後に、USBデータ線に対してプルアップ処理を行う手段を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
- 画像表示手段と操作入力手段を更に有し、
上記選択手段は、当該画像表示手段に選択画面を表示すると共に、上記操作入力手段からの入力情報によって所定の選択を行うことを更に特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。 - 上記選択画面は、USBのクラスを選択させるための画面であることを更に特徴とする請求項4に記載の電子カメラ。
- 上記複数のUSB通信手順は、ピクチャートランスファープロトコル手順を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
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