JP2005018539A - データ保存機能を有する電子装置およびその電子装置におけるデータ管理方法 - Google Patents

データ保存機能を有する電子装置およびその電子装置におけるデータ管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】保存されたデータの属性に基づいて削除すべきデータの削除リストを自動作成することができる、データ保存機能を有する電子装置を提供する。
【解決手段】データ保存機能を有する電子装置10は、外部とデータの送受を行う通信部20と、通信部20から受信されたデータを保存するデータ保存部30と、データ保存部30に保存されたデータを管理するデータ管理部40と、表示部50とを有する。データ管理部40は、データ属性を作成し記憶するデータ属性作成部42と、新規のデータ保存要求があったとき、データ保存部30のデータ空き容量と保存すべきデータ容量とを比較し、データ空き容量が少ない場合には、データ属性に基づきデータ保存部30に保存されているデータから削除すべきデータの削除リストを作成する削除リスト作成部44とを含み、作成された削除リストは表示部50に表示される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ保存機能を有する電子装置およびその装置におけるデータ管理方法に関し、特に、記憶装置等に保存されたデータを削除するときの手法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信技術の発達により、比較的大容量のコンテンツデータなどであっても、ネットワーク等の通信手段を介して高速にダウンロードすることが可能となってきている。このため、オーディオ機器、ナビゲーション装置、携帯電子端末等の電子装置は、通信機能を内蔵したり、または通信機能を有する装置を接続可能とすることで、必要なデータを外部のサーバーなどから取得し、内部に保存できるようになっている。
【0003】
例えば、車載用ナビゲーションシステムは、地図等のデータや各種プログラムデータをハードディスク装置に保存し、更新時にはネットワーク通信を介してデータを取得し保存することが可能である。また、ナビゲーションシステムにおいて、ナビゲーション以外にオーディオ再生や映像再生などを行う場合にも、音楽や映像のコンテンツデータを外部から取得し、ハードディスク装置に保存することを可能としている。
【0004】
しかしながら、電子装置に含まれる記憶装置は、装置の小型化やコスト低減のために、その記憶容量に制限がある。このため、ネットワーク等の通信を介して新規なデータを保存しようとするとき、記憶装置の空き容量不足から、以前に保存されたデータを消去しなければいけないケースが生じる。この場合、一般的には、データの名称、保存年月日、データの種類等をユーザーが見て、人手により不要なデータを判断し、それらを消去してから新規データを保存していた。
【0005】
あるいは特許文献1に示すように、外部から取得したコンテンツデータを記録媒体に蓄積するとき、新しいコンテンツを蓄積できなくなると、最も古く蓄積を行ったコンテンツから削除して蓄積を可能とするものもある。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−335504号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したように、記憶装置に保存されたデータのうち、どのデータを削除するかは人手によって検索、判断されていたため、その作業が非常に煩雑であり、かつ時間を要するものであった。特に、記憶装置のデータ保存量が膨大である場合には尚更である。他方、特許文献1に示すようなデータの削除では、記憶装置に記憶されたデータがどのような経緯で取得されたかなどは一切考慮されないため、たとえ高価なデータであっても、それが古いものであれば自動的に削除されてしまうという問題がある。
【0008】
そこで本発明は、保存されたデータの属性に基づいて削除すべきデータの削除リストを自動作成することができる、データ保存機能を有する電子装置およびその装置におけるデータ管理方法を提供することを目的とする。
さらに本発明は、データの管理を容易かつ高速に行うことができる、データ保存機能を有する電子装置およびその装置におけるデータ管理方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る、データ保存機能を有する電子装置は、外部とデータの送受を行う通信手段と、通信手段から受信されたデータを保存するデータ保存手段と、データ保存手段に保存されたデータを管理するデータ管理手段と、表示手段とを有する。データ管理手段は、通信手段から受信されたデータのデータ属性を記憶するデータ属性記憶手段と、新規のデータ保存要求があったとき、データ保存手段のデータ空き容量と保存すべきデータ容量とを比較し、データ空き容量が少ない場合には、データ属性に基づきデータ保存手段に保存されているデータから削除すべきデータの削除リストを作成する削除リスト作成手段とを含み、表示手段により削除リストが表示される。
【0010】
本発明によれば、保存されたデータのデータ属性を参照することで、自動的に削除すべきデータの削除リストを作成し、表示するようにしたので、ユーザーは、削除するファイルを検索したりする作業の手間が省け、データ管理をより効率よく、短時間で行うことができる。
【0011】
好ましくは、データ属性は、少なくとも当該データが有料で取得されたものかまたは無料で取得されたものか示す取得情報を含み、削除リスト作成手段は、取得情報を参照して、無料で取得されたデータを優先的に削除リストに加える。無料のデータは、ソースデータにアクセスすれば、さほどコストを負担(通信コスト)することなく何度でも無料で取得することができるが、有料のデータの場合には、それを取得するときにコスト負担をしており、同じデータを再び取得しようとする場合に、またコストがかかってしまう。無料のデータを優先的に削除することにより、経済的なデータの保存・管理を行うことができる。
【0012】
好ましくは、データ属性は、当該データを取得した取得年月日に関する情報を含み、削除リスト作成手段は、取得年月日に関する情報に基づき、取得が古い無料のデータを優先的に削除リストに加えるようにしてもよい。
【0013】
好ましくは、データ管理手段はさらに、データ保存手段に保存されたデータへのアクセス頻度を記憶するアクセス頻度記憶手段を含み、削除リスト作成手段は、アクセス頻度に基づきアクセス頻度が少ない無料のデータを優先的に削除リストに加えるようにしてもよい。
【0014】
削除リスト作成手段は、無料で取得したデータの削除だけでは空き容量が不足する場合、取得情報に基づき、有料で取得したデータのうち購入価格の安いものを優先的に削除リストに加えるようにしてもよい。
【0015】
本発明に係るデータ保存機能を有する電子装置におけるデータ管理方法は、以下のステップを有する。記憶装置にデータを保存するときに、少なくともデータが有料で取得されたものかまたは無料で取得されたものかを示すデータ属性を記憶するステップと、新規にデータ保存要求があったとき、記憶装置のデータ空き容量と新規に保存すべきデータの容量とを比較し、データ空き容量が少ない場合には、前記データ属性を参照し、前記記憶装置に保存されたデータから削除すべきデータの削除リストを作成し、該削除リストに無料のデータが優先的に含まれるようにするステップとを有する。
【0016】
データ管理方法はさらに、削除リストを表示するステップと、ユーザーからの入力により前記削除リストの内容を変更するステップとを含むことができる。作成された削除リストに従いデータの削除を行うことも可能であるが、これとは別に、自動作成された削除リストの内容をユーザーによって変更できるようにしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係るデータ保存機能を有する電子装置の機能ブロック図である。同図において、電子装置10は、ネットワーク等の通信を介して外部とデータの送受信を行う通信部20と、通信部20で受信されたデータを保存するデータ保存部30と、データ保存部30に保存されたデータを管理するデータ管理部40と、保存されたデータについて削除リスト等を表示する表示部50と、ユーザーからの指示等を入力する入力部60と、これらの各部を制御する制御部70とを有する。また、図1(b)に示すように、データ管理部40は、データ保存部30に保存するデータの属性を作成しこれを記憶するデータ属性作成部42と、新規のデータ保存要求があった場合に、データ保存部30の空き容量が少ないとき、削除候補となるデータの削除リストを作成する削除リスト作成部44と、データ保存部30に保存されたデータへのアクセス頻度を記憶するアクセス頻度部46とを有する。
【0018】
次に、電子装置10のデータ管理動作について説明する。ここでは、サーバー80からインターネットを介してデータをダウンロードする例を図2のフローチャートを参照して説明する。
【0019】
初めに、電子装置10は、制御部70の制御のもとで、通信部20を介してサーバー80にアクセスを行う(ステップS101)。サーバー80はソースデータ82を含み、サーバー80から電子装置10に対してダウンロード可能なソースデータの一覧が送信され、これが表示部50に表示される。ユーザーが入力部60を介して、新規に保存を望むデータを選択すると(ステップS102)、データ管理部40は、保存すべきデータの容量と、データ保存部30の空き容量とを比較する(ステップS103)。データを保存するのに十分な容量が確保されている場合、すなわち、空き容量が大きい場合には(ステップS104)、制御部70は、サーバー80に対して当該データの送信を要求する(ステップS105)。サーバー80は、送信要求に応答して、電子装置10に対してデータを送信する。通信部20にデータが受信されると、データ管理部40のデータ属性作成部42は、受信したデータについてのデータ属性を作成し、これを記憶する(ステップS106)。その後、データ管理部40は、受信した新規データをデータ保存部30に保存させる(ステップS107)。
【0020】
図3は、データ属性を説明する図である。上記したように、新規のデータをデータ保存部30に保存するとき、データ属性作成部42は、データ属性を作成しこれを記憶する。データ属性は、図3に示すように、データの名称、取得年月日、取得の種類、金額、格納場所、サイズに関する情報を含む。データ属性作成部42は、サーバーからダウンロードされたデータから、当該データの名称およびサイズを抽出し、通信部20で受信した時刻を取得年月日とする。また、データのダウンロード時に、支払い処理が不要であるときは、無料(取得の種類)であると判定し、他方、ネット上でクレジットカード等を利用して決済等を行わなければデータのダウンロードをすることができない場合には、当該データは有料であると判定する。有料データであると判定したときは、併せてその金額も記憶する。また、ユーザーによる格納場所が指定されているときは、その指定場所を格納場所として記憶し、ユーザーによる指定がないときはデフォルト状態で定められた格納場所を記憶する。
【0021】
例えば、楽曲Bについてのデータ属性を参照すると、当該データは、2003年2月13日に取得されたデータ、金額は無料、サイズは10MBであることがわかる。楽曲Hの場合には、2003年5月11日に取得された有料データであり、金額が2、900円、サイズが18MBであることがわかる。このようなデータ属性の作成は、原則として、データの保存時にデータ属性作成部42により自動的に行われるが、属性を抽出することができないときや、ユーザーからの要求があったときは、表示部50に属性についての質問事項を表示させ、ユーザーにより入力部60から属性データを入力させるようにしてもよい。
【0022】
再び図2の動作フローに戻り、サーバー80からデータをダウンロードするとき、空き容量が保存すべきデータ量よりも小さい場合には(ステップS104)、削除リスト作成部44により削除リストが作成され、これが表示部50に表示される(ステップS108)。削除リストに従い、データ保存部30からデータの削除が行われると(ステップS109)、ステップ105以降の処理が行われ、保存すべきデータについてのデータ属性の作成および記憶(ステップS106)、新規のデータの保存(ステップS107)が行われる。
【0023】
次に、削除リストの作成動作を図4のフローチャートに示す。まず、データ保存部30の空き容量と新規に保存すべきデータの容量との差から、削除すべきデータ量Xを算出する(ステップS201)。保存されているデータの大きさはまちまちであり、データ量Xに一致するデータを削除することは難しいため、データ量Xよりも大きくかつこれに近い容量のデータを削除することが望ましい。
【0024】
次に、上記した図3に示すデータ属性を参照し、すべての無料のデータについての合計サイズAを算出し(ステップS202)、削除すべきデータ量Xと無料のデータの合計サイズAとを比較する(ステップS203)。無料のデータの合計サイズAが大きい場合には、すべての無料のデータを、その取得年月日が古い順に並べる(ステップS204)。個々の無料データのサイズを取得の古い順にA1、A2、・・・An(nは無料のデータの数)とすると、A=A1+A2+・・・+Anとなる。
【0025】
次に、X<Σ(A1+・・・Am)を求める(ステップS205)。つまり、取得の最も古い無料のデータA1から順に合計していき、削除すべきデータ量Xを超えることとなるm番目の無料のデータAmを求め、A1からAmまでの無料のデータを削除すべきデータとして削除リストに加える(ステップS206)。こうして、無料のデータが優先的に削除し得るデータとして削除リストに加えられる。
【0026】
他方、無料のデータの合計サイズAが、削除すべきデータ量Xよりも小さい場合には(ステップS203)、無料のデータに加えて、有料のデータを削除すべきデータとして加えなければならない。属性データを参照し、有料のデータを取得の古い順に並べ替える(ステップS207)。有料のデータが総数をnとし、最も取得の古い有料のデータをB1とすると、B=B1+B2+・・・+Bnとなる。
【0027】
次に、X−A<Σ(B1+・・・Bm)を求める(ステップS208)。X−Aは、削除すべきデータ量Xからすべての無料のデータの合計Aを引いた値であり、言い換えれば、無料のデータを削除したとしても、削除に不足しているデータ量である。取得の最も古い有料データB1から順に合計していき、不足しているデータ量X−Aを超えることとなるm番目の有料のデータBmを求める。そして、無料のデータのすべてと、B1からBmまでの有料のデータが削除すべきデータとして削除リストに加えられる(ステップS209)。こうして、無料のデータと、取得が古い有料のデータが優先的に削除データとして削除リストに自動的に加えられる。
【0028】
例えば、新規に保存をすべきデータのサイズが10MBであり、データ保存部30の空き容量が3MBであるとすると、少なくとも削除すべきデータ量X=7MBとなる。図3の例で、無料のデータは、楽曲B、プログラムY、楽曲A、動画Fであり、これらの合計サイズA=27MBである。X≦Aの関係にあるため、無料のデータのうち、取得の古いデータを選択する。取得の古い順位に並べると、プログラムY(3MB)、動画F(8MB)、楽曲B(10MB)、楽曲A(6MB)の順となる。古い順にデータを加算していき、削除すべきデータ量X(7MB)を超えることとなるデータは、動画Fである(Amに相当する)。つまり、図5(a)に示すように、プログラムYと動画Fが削除リストに含められることとなる。
【0029】
別の例として、新規に保存すべきデータのサイズが40MBである場合には、削除すべきデータ量X=40MB−3MB=37MBとなる。無料のデータの合計サイズA=27MBであるから、無料のデータに加えて有料のデータをも削除する必要がある。従って、上記したステップS207のように、図3のデータ属性に基づきすべての有料のデータを取得の古い順に並べ替えると、動画M(9MB)、プログラムZ(11MB)、楽曲H(18MB)となる。無料のデータをすべて削除した後の削除に不足しているデータ量は、X−A=10MBである。取得の古い順にデータを加算したとき、削除に不足しているデータ量X−Aを超えるデータは、プログラムZ(Bmに相当)であり、従って、図5(b)に示すように、動画MとプログラムZが削除リストに加えられる。
【0030】
上記図4に示すアルゴリズムでは、無料のデータのうち、取得年月日が古いものを優先的に削除リストに加えるようにしたが、これに限らず、アクセス頻度の少ないものを優先的に削除リストに加えることも可能である。データ管理部40は、データ保存部30に保存されているデータへのアクセス数を計数し、これを記憶するアクセス頻度部46を含んでいる。アクセス頻度の情報を参照することで、データ管理部40は、無料のデータをアクセス頻度の少ないものから順に並べ、上記したステップS204、S205、S206と同様の処理により、アクセス頻度の少ないデータを優先的に削除リストに加えることができる。
【0031】
また、有料のデータについても、その取得年月日を考慮する以外に、データの価格や、アクセス頻度を優先的にすることも可能である。例えば、データ属性の価格を参照し、有料のデータの価格の安いものから順に削除リストに加えるようにすることも可能である。同様に、有料のデータのアクセス頻度の少ないものを優先的に削除リストに加えるようにすることもできる。
【0032】
このように、データ管理部40により削除すべきデータ量に応じたデータを含む削除リストが自動に作成されるため、ユーザーは、無料のデータ等を検索する手間が省け、作業の効率化、短時間化が図られる。ユーザーは、削除リストに従いそこに提示されたデータをそのまま削除するような指示を入力部60から与えることができる。他方、図5に示すように、削除リストと併せて、データ保存部30の残されるデータを表示させることで、ユーザーは削除リストに含まれるデータを変更するような指示を入力部60から与えるようにしてもよい。
【0033】
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である
【0034】
上記実施の態様における電子装置10は、特定の機能を有する電子装置に限定されるべきものではなく、オーディオ装置、家電装置、コンピュータ装置、携帯端末装置、ナビゲーション装置、あるいはこれらを複合的に組み合わせた装置やシステムであることができる。
【0035】
データは、特定のデータに限定されるものではなく、音楽等の再生用データ、動画や静止画等の映像データ、プログラムデータ、これらの圧縮されたデータ等を広く含む概念である。
【0036】
データ保存部30は、データを記憶する媒体として、例えば、ハードディスク等の磁気記憶装置、フラッシュメモリやダイナミックメモリ等の半導体メモリ、読み書き可能なCD−RW、DVD−RW、DVD−RAM等を用いることができる。
【0037】
通信部20は、電子装置10に内蔵されているものでもよいが、必ずしもこれに限らず、携帯電話や携帯端末(PDA)のような通信機能を有する装置であって電子装置10に外部接続されるものでもよい。
【0038】
表示部50は、液晶、プラズマ、フィールドエミッション等の表示装置を用いることができ、入力部60は、電子装置に対して、キーボードやリモコン操作による入力、あるいは音声による入力を行えるものを用いることができる。
【0039】
さらに、データ属性として、図3に示すもの以外にも、データの種類、バージョン等を含ませ、これらの属性を参照して削除リストを作成するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、データ保存機能を有する電子装置において、データ保存手段に保存されたデータのデータ属性を作成・記憶し、データ保存手段からデータ削除の必要性があるときに、データ属性を参照して自動的に削除すべきデータの削除リストを作成するようにしたので、ユーザーは、削除するファイルを検索等を行う作業の手間が省け、処理時間の短縮を図ることができる。無料で取得したデータを優先的に削除リストに含ませるようにしたので、出来るだけ有料のデータが保存され、経済的なデータ保存・管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の実施の形態に係るデータ保存機能を有する電子装置の機能ブロックを示す図であり、図1(b)は、データ管理部の内部構成を示す図である。
【図2】図2は、データを保存するときの動作フローチャートを示す図である。
【図3】図3は、データ保存部に保存されるデータのデータ属性を示す図である。
【図4】図4は、削除リストを作成する動作フローチャートを示す図である。
【図5】図5は、作成された削除リストの例を示す図である。
【符号の説明】
10:電子装置、20:通信部、30:データ保存部、40:データ管理部、
42:データ属性作成部、44:削除リスト作成部、46:アクセス頻度部、
50:表示部、60:入力部、70:制御部、80:サーバー、
82:ソースデータ

Claims (11)

  1. データ保存機能を有する電子装置であって、
    外部とデータの送受を行う通信手段と、
    前記通信手段から受信されたデータを保存するデータ保存手段と、
    前記データ保存手段に保存されたデータを管理するデータ管理手段と、
    表示手段とを有し、
    前記データ管理手段は、前記通信手段から受信されたデータのデータ属性を記憶するデータ属性記憶手段と、新規のデータ保存要求があったとき、前記データ保存手段のデータ空き容量と保存すべきデータ容量とを比較し、データ空き容量が少ない場合には、前記データ属性に基づき前記データ保存手段に保存されているデータから削除すべきデータの削除リストを作成する削除リスト作成手段とを含み、
    前記表示手段は、前記削除リスト作成手段によって作成された前記削除リストを表示する、を有するデータ保存機能を有する電子装置。
  2. 前記データ属性は、少なくとも当該データが有料で取得されたものかまたは無料で取得されたものか示す取得情報を含み、前記削除リスト作成手段は、前記取得情報に基づき無料で取得されたデータを優先的に削除リストに加える、請求項1に記載のデータ保存機能を有する電子装置。
  3. 前記データ属性はさらに、当該データを取得した取得年月日に関する情報を含み、前記削除リスト作成手段は、取得年月日に関する情報に基づき、取得が古い無料のデータを優先的に削除リストに加える、請求項2に記載のデータ保存機能を有する電子装置。
  4. 前記データ管理手段はさらに、データ保存手段に保存されたデータへのアクセス頻度を記憶するアクセス頻度記憶手段を含み、前記削除リスト作成手段は、前記アクセス頻度に基づきアクセス頻度が少ない無料のデータを優先的に削除リストに加える、請求項2または3に記載のデータ保存機能を有する電子装置。
  5. 前記削除リスト作成手段は、無料のデータの削除だけでは空き容量が不足する場合、前記取得情報に基づき、有料で取得したデータのうち購入価格の安いものを優先的に削除リストに加える、請求項2、3または4に記載のデータ保存機能を有する電子装置。
  6. 前記削除リスト作成手段は、無料のデータの削除だけでは空き容量が不足する場合、有料で取得したデータのうちアクセス頻度の少ないものを優先的に削除リストに加える、
    請求項2、3または4に記載のデータ保存機能を有する電子装置。
  7. 前記データ保存機能を有する電子装置はさらに、入力手段を有し、前記データ管理手段は、前記入力手段からの入力に応答して前記削除リストに含まれたデータを削除し、前記新規のデータ保存要求があったデータを前記データ保存手段に保存させる、請求項1、2、3、4、5または6に記載のデータ保存機能を有する電子装置。
  8. データ保存機能を有する電子装置におけるデータ管理方法であって、
    記憶装置にデータを保存するときに、少なくともデータが有料で取得されたものかまたは無料で取得されたものかを示すデータ属性を記憶するステップと、
    新規にデータ保存要求があったとき、記憶装置のデータ空き容量と新規に保存すべきデータの容量とを比較し、データ空き容量が少ない場合には、前記データ属性を参照し、前記記憶装置に保存されたデータから削除すべきデータの削除リストを作成し、該削除リストに無料のデータが優先的に含まれるようにするステップとを有する、データ管理方法。
  9. 前記削除リストを作成するステップは、無料のデータのうち、アクセス頻度が少ないデータを優先的に削除リストに加える、請求項8に記載のデータ管理方法。
  10. 前記削除リストを作成するステップは、無料のデータのうち、取得された時期が古いものを優先的に削除リストに加える、請求項8に記載のデータ管理方法。
  11. 前記データ管理方法はさらに、前記削除リストを表示するステップと、
    ユーザーからの入力により前記削除リストの内容を変更するステップと、を含む、請求項8に記載のデータ管理方法。
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