JP2005018328A - 異常事態通報装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】被監視者が宅外での行動時に異常事態が発生した場合、監視者に対してそのことを通報する手段を提供する。
【解決手段】動き検出機101は、被監視者の動きを検出する動き検出手段109と、監視状態設定手段113と、携帯型通信機102との接続検出手段105と、接続検出により前記携帯型通信機102をサーバ4に接続するサーバ接続手段106と、被監視者の動きデータをサーバ4に送信する動きデータ送信制御手段115とを設け、サーバ4は監視状態と動きデータとから異常事態の有無を判定する異常事態判定手段118と、この判定結果によって情報端末機5に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段119とを設けたことにより、設定された経路上の被監視者の動きが登録されたパターンとある基準以上食い違っている場合には異常が起こったと判定し、監視者にアラーム情報が伝えられる。
【選択図】 図1
【解決手段】動き検出機101は、被監視者の動きを検出する動き検出手段109と、監視状態設定手段113と、携帯型通信機102との接続検出手段105と、接続検出により前記携帯型通信機102をサーバ4に接続するサーバ接続手段106と、被監視者の動きデータをサーバ4に送信する動きデータ送信制御手段115とを設け、サーバ4は監視状態と動きデータとから異常事態の有無を判定する異常事態判定手段118と、この判定結果によって情報端末機5に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段119とを設けたことにより、設定された経路上の被監視者の動きが登録されたパターンとある基準以上食い違っている場合には異常が起こったと判定し、監視者にアラーム情報が伝えられる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被監視者の外出行動時に異常が生じたことを監視者に伝達する異常事態通報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の異常事態通報装置としては、例えば図8のようなものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図8において、宅内で使用され、被監視者が使用する状況を記録して送信する機能を設けた電気機器1と、この電気機器1には、時計手段2を設けて被監視者が使用した時刻を記録する使用時刻記録手段3と、この使用時刻記録手段3からの情報を受信するサーバ4と、監視者が持つ情報端末機としての携帯電話5と、それらを結ぶネットワーク手段6とで構成される。
【0004】
この構成において、電気機器1は、被監視者による使用状況としてその使用された時刻を時計手段2の出力から得て使用時刻記録手段3に記録し、定期的にネットワーク手段6を介してサーバ4にその情報を送信する。さらにサーバ4は、監視者の携帯電話3にその情報を提供することにより、監視者が被監視者の状況を知ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−78034号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成は、宅内での行動において被監視者に異常が発生していないかどうかを監視者に対して知らせることはできるが、被監視者が外出しているときには安否が不明になってしまうという課題があった。また、従来の構成は宅内で使われていることを前提に判断するため、被監視者がたとえば単に外出しているために使っていない場合と、事故などの異常事態が発生したために使っていない場合との判断が難しく、異常事態と判断できるまでには一定の時間が必要となって対応が遅れるという課題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、被監視者が宅外での行動時に異常事態が発生した場合、監視者に対してそのことを迅速に通報する手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機と、被監視者の動きを検出するとともに前記携帯型通信機に接続して動きデータを前記サーバに送信する動き検出機とから構成され、前記動き検出機は被監視者の動きを検出する動き検出手段と、監視状態を設定する監視状態設定手段と、前記携帯型通信機との接続検出手段と、前記接続検出手段の検出結果に基づいて前記携帯型通信機を前記サーバに接続するサーバ接続手段と、前記監視状態設定手段の設定に基づいて前記動き検出手段により検出された被監視者の動きデータを前記サーバに送信する動きデータ送信制御手段とを設け、前記サーバは被監視者の動きデータに基づいて異常事態の有無を判定する異常事態判定手段と、前記異常事態判定手段の判定結果に基づいて前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末機に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とを設けたことにより、たとえば被監視者が日常的によく使う経路における自らの移動に伴う標準的な動きのパターンや転倒あるいは衝撃などを受けたときに生じる異常な動きのパターンがサーバに登録されていて、それがたとえば通勤経路の場合には、職場を出発するときに監視状態に設定することによって、それ以降の通勤経路上の被監視者の動きを、動き検出手段が検出してサーバに送信し、その動きデータと登録されている標準的な動きのパターンとを比較して、それらがある基準以上食い違って経路を外れて別の場所に移動している場合や事故などによる異常な動きのパターンが検出された場合には異常が起こったと判定し、監視者の持つ情報端末にアラーム情報が送信される。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機と、被監視者の動きを検出するとともに前記携帯型通信機に接続して動きデータを前記サーバに送信する動き検出機とから構成され、前記動き検出機は被監視者の動きを検出する動き検出手段と、監視状態を設定する監視状態設定手段と、前記携帯型通信機との接続検出手段と、前記接続検出手段の検出結果に基づいて前記携帯型通信機を前記サーバに接続するサーバ接続手段と、前記監視状態設定手段の設定に基づいて前記動き検出手段により検出された被監視者の動きデータを前記サーバに送信する動きデータ送信制御手段とを設け、前記サーバは被監視者の動きデータに基づいて異常事態の有無を判定する異常事態判定手段と、前記異常事態判定手段の判定結果に基づいて前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末機に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とを設け、たとえば被監視者が日常的によく使う経路における自らの移動に伴う標準的な動きのパターンや転倒あるいは衝撃などを受けたときに生じる異常な動きのパターンがサーバに登録されていて、それがたとえば通勤経路の場合には、職場を出発するときに監視状態に設定することによって、それ以降の通勤経路上の被監視者の動きを、動き検出手段が検出してサーバに送信し、その動きデータと登録されている標準的な動きのパターンとを比較して、それらがある基準以上食い違って経路を外れて別の場所に移動している場合や事故などによる異常な動きのパターンが検出された場合には異常が起こったと判定し、監視者の持つ情報端末にアラーム情報が送信されるので、被監視者が監視者に連絡したくてもできないような状況に陥っている場合、自動的に監視者が異常事態を知ることができ、事故等を未然に防いだり、迅速な事後対応をおこなうにあたっての支援が可能となる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、動き検出手段は、被監視者の歩数を検出し、その歩数データを記憶する構成とし、被監視者の歩数のパターンに基づいて異常の有無を判定するので、簡易な構成で目的が達成できる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、動き検出手段は、被監視者の歩行や動作に伴う加速度を検出し、その経時変化を記憶する構成とし、被監視者の動きによって生じる加速度の変化パターンに基づいて異常の有無を判定するので、基準パターンから逸脱しているという異常の他、併せて強い衝撃を受けたかどうかというような情報も得ることができ、判定精度が高まるという効果がある。
【0012】
請求項4に記載の発明は、動き検出手段は、被監視者の歩行や動作に伴う加速度を検出し、この加速度に基づいて被監視者の移動距離を算出して記憶する構成とし、被監視者の動きによって生じる加速度を積分して監視経路の距離と比較するので、異常判定の基準が決めやすく、はじめての経路を監視することも容易に可能となる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、動き検出手段は、被監視者の歩行や動作に伴う加速度を検出し、この加速度に基づいて被監視者の移動経路を算出して記憶する構成とし、被監視者の動きによって生じる加速度を積分して監視経路そのものと比較するので、地図情報に基づけば異常判定の基準が決めやすく、はじめての経路を監視することも容易に可能となる。
【0014】
請求項6に記載の発明は、動きデータ送信制御手段は、あらかじめ設定された一定時間間隔で動き検出手段により検出された動きデータをサーバに送信する構成とし、サーバでは推移を一定時間間隔で監視することで異常の有無を容易に判定することができる。
【0015】
請求項7に記載の発明は、動きデータ送信制御手段は、動き検出手段の検出結果があらかじめ設定された条件となったときに前記動き検出手段により検出された動きデータをサーバに送信する構成とし、異常の判定は予想される時刻に動きデータが送信されなかったり、逆に早く来るなどによりおこなうが、定期的にはデータ送信が生じないので、システムの動作負荷が小さいという効果がある。
【0016】
請求項8に記載の発明は、監視状態設定手段は、少なくとも監視状態開始操作と監視状態解除操作とが被監視者により操作される構成とし、被監視者が任意の経路を監視者に監視させるとともに、希望するときにだけ監視状態とするので、プライバシーを侵害しない。
【0017】
請求項9に記載の発明は、監視状態設定手段は、監視状態開始操作と監視状態解除操作とが被監視者により操作される際、監視状態開始操作と監視状態解除操作のいずれかまたは両方において被監視者本人認証をおこなう構成とし、他人によって監視状態に設定されて頻繁に異常判定が起こったり、異常が起こっているにもかかわらす他人に監視状態を解除されることのないようにできる。
【0018】
請求項10に記載の発明は、異常事態判定手段は、携帯型通信機から送信されてきた被監視者の動きデータとあらかじめ設定された動きパターンとの比較に基づいて異常を判定する構成とし、たとえば日常よく使う通勤経路などに限って監視をおこなうことで、精度の高い判定が可能となリ、実用上、優れた効果を発揮する。
【0019】
請求項11に記載の発明は、異常事態判定手段は、携帯型通信機から送信されてきた被監視者の歩数データの経時変化とあらかじめ設定された歩数の推移パターンとの比較に基づいて異常を判定する構成とし、時間軸と歩数の両面から判定するので、簡便に精度の高い判定結果が得られる。
【0020】
請求項12に記載の発明は、異常事態判定手段は、監視状態に対応した被監視者の動きパターンを学習する動きパターン学習手段を設けた構成とし、監視経路の設定をたとえば通勤経路など被監視者の実際の経路を使って作成するので、修正や変更、追加が容易にできる。
【0021】
請求項13に記載の発明は、携帯型通信機は、携帯電話または携帯情報端末とすることにより、被監視者が日頃持ち歩いて利用することに慣れた機器を使用することで機器操作への心理的ストレスを軽減できるとともに、携帯情報端末の場合にはその性格上、個人のスケジュール管理などとも連携し、多くの機能を提供できたり、逆に異常事態通報の目的に絞った機器とすることも容易になるなど、被監視者に提供できる機能に柔軟性が高いという効果がある。
【0022】
請求項14に記載の発明は、接続検出手段は、動き検出機と携帯型通信機双方に互いに接続可能に設けられた接続具を用いて電気的に接続されたことを検出する構成とすることにより、利用者が動き検出機を携帯型通信機に直接つなぐという行為自体に基づいてサーバに接続するので、直観的な操作環境が提供できる。
【0023】
請求項15に記載の発明は、請求項1〜14のいずれか1項記載の異常事態通報装置の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムとすることにより、パソコンなどで容易に実現することができ、そのプログラムを記録した記録媒体を用いることでソフトウェアを各利用者の家庭でインストールする作業も容易になる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0025】
(実施例1)
図1は本発明の第一の実施例の構成を示す図である。
【0026】
動き検出機としての歩数計101と、サーバ4と、情報端末機としての監視者用携帯電話5と、携帯型通信機としての被監視者用携帯電話102と、これら監視者用携帯電話5、被監視者用携帯電話102およびサーバ4を互いに接続してデータ送受信をおこなうための通信ネットワーク手段6とから構成される。歩数計101と被監視者用携帯電話102には、これらを互いに電気的に接続するための接続具としての第一のコネクタ103と第二のコネクタ104を設けている。歩数計101には、第一のコネクタ103と第二のコネクタ104によって電気的に接続されたことを検出する接続検出手段105と、この接続検出手段105の検出結果に基づいて被監視者用携帯電話102をサーバ4に接続するサーバ接続手段106と、歩数カウント手段107と歩数データ記憶手段108が設けられた歩数検出手段109と、被監視者が操作する監視開始手段110と監視解除手段111と監視経路学習開始手段112とが設けられた監視状態設定手段113と、計時手段114が設けられた歩数データ送信制御手段115が設けられている。通信ネットワーク手段6を介して接続されるサーバ4は、歩数パターン比較手段116と歩数パターン学習手段117が設けられた異常事態判定手段118と、アラーム情報発信手段119とで構成される。
【0027】
図2は、システム構成を示した図であり、歩数計101と被監視者用携帯電話102とが第一のコネクタ103と第二のコネクタ104によって接続された状態を示している。
【0028】
以上の構成において動作を説明する。
【0029】
たとえば被監視者が職場から帰宅するときを考える。被監視者は歩数計101の第一のコネクタ103を被監視者用携帯電話102の第二のコネクタ104に接続すると、接続検出手段105はこれらが電気的に接続されたことを検出し、その検出結果に基づいてサーバ接続手段106により、被監視者用携帯電話102は通信ネットワーク手段6を介してサーバ4に接続され、この結果、歩数計101もサーバ4に接続された状態となる。ここで、被監視者は、監視状態設定手段113を起動し、歩数計101に設けられた図3に示すような監視開始手段110の操作画面301により、監視する経路を選択する。この場合は「通勤(復路)」の横の開始ボタンを押すと、次に画面302でパスワードを要求してくるので、あらかじめ決めてある数字をキー操作で選択して入力後、送信ボタンを押す。サーバ4での認証が得られると監視状態であることを示す画面303となる。被監視者は無事に帰宅したときや、帰宅途中に自分の意志で経路を外れるときなどにはこの画面上の解除ボタンを押すことにより監視解除手段111が起動されて監視を解除する。
【0030】
監視が開始されると、歩数カウント手段108で被監視者の歩数計測が開始され、歩数データ記憶手段107にその値が記憶されるとともに、歩数データ送信制御手段115では計時手段114の計時にしたがって、歩数データ記憶手段107に記憶された歩数データを、1分毎に被監視者用携帯電話102ならびに通信ネットワーク手段6を介してサーバ4に送信する。サーバ4の異常事態判定手段118では、歩数計101から送信されてきた歩数データを歩数パターン比較手段116があらかじめ設定してある標準パターンと図4に示すように推移を記憶しながら比較処理をおこなう。歩数が標準パターンを一定の割合以上逸脱すると、異常事態判定手段118により被監視者に異常が起こったと判断され、アラーム情報発信手段119により、監視者用携帯電話5に対し、被監視者に異常事態が起こっている可能性がある旨を発信する。
【0031】
無事に帰宅するか、帰宅途中で自分の意志により経路を外れたりする場合には監視解除手段111の解除ボタンを押して監視を終了させる。なお、監視を解除する場合も、開始の時と同様にパスワードの入力を要求して本人であることを認証し、他人が解除できることのないようにしている。
【0032】
次に、通勤経路が変わったり、新たに違う経路を設定したい場合の動作を説明する。被監視者が監視経路学習開始手段112を起動すると、図5に示すように経路名を入力する画面501が表示され、被監視者が入力して送信ボタンが押されると、パスワードの入力画面502を経て新しい経路の歩数パターンを学習する状態となる。監視のときと同様に、1分毎にサーバ4に歩数データが送信され、歩数パターン学習手段116に記憶されていく。被監視者が帰宅するなどして、その経路の設定を終了したときには画面503の終了ボタンを押すことにより、歩数パターン学習手段117での学習が完了し、新たな経路が設定される。ここで取消ボタンが押されると、学習中の経路は破棄される。
【0033】
このように、本実施例では、被監視者が監視状態設定手段113により任意に監視状態に設定した間、歩数計101の歩数検出手段109で検出された被監視者の歩数をサーバ4の異常事態判定手段118に送信して設定された経路上の異常の有無を判定し、異常があれば監視者用携帯電話5に通報するので、被監視者が監視者に連絡したくてもできないような状況に陥っている場合、自動的に監視者が異常事態を知ることができ、事故等を未然に防ぐ支援が可能となり、安心できるサービスを提供することができる。そして、被監視者は監視状態にするかどうかを自分の意志で決めることができるので、常に監視されているという心理的なストレスがないという効果もある。さらに、被監視者が登録した標準的なパターンが異常事態発生を判断する前提となり、そのパターンから外れた時点で異常と判定することができるため、監視者への迅速な通報が可能となる。また、監視状態であるときだけサーバ4が稼働し、サーバ4や通信ネットワーク手段6への負荷が小さいという効果もある。
【0034】
また、以上の説明では、異常の場合だけ監視者用携帯電話5にその旨を伝える場合を説明したが、必ずしも判定結果が異常でなくても、定期的に被監視者の状態を伝えてもよい。あるいは、監視開始時に監視者用携帯電話に被監視者が監視状態であることを伝えておいて、その間にサーバ4にアクセスすれば被監視者の状態を参照できるようにしてもかまわない。
【0035】
なお、本実施例では携帯型通信機として携帯電話を用いたが、代わりに携帯情報端末を用いてもよい。
【0036】
さらに、本実施例では、監視者用携帯電話5は1台の場合を示したが、複数台あってもよく、また、携帯電話ではなく、固定電話やパーソナルコンピュータでもよい。また、それらの混在でもかまわない。
【0037】
さらに、本実施例は監視状態設定手段113を歩数計101内に設けたことで、サーバ4では送られてきた歩数データを歩数パターンと比較だけをすればよいので、サーバ4の処理負荷が小さいという効果がある。
【0038】
(実施例2)
図6は、本発明の第二の実施例の構成を示す図である。
【0039】
第一の実施例と異なる点は、動き検出手段は移動距離検出機601とし、歩数検出手段109の代わりに移動距離検出手段602を設けて、加速度検出手段603で検出された被験者の加速度から移動距離を算出して移動距離データ記憶手段604に記憶する。そして、歩数データ送信制御手段115の代わりにあらかじめ設定された移動距離に被監視者が到達したことを判断する移動距離判断手段605の判断結果に基づいて移動距離データをサーバに送信する移動距離データ送信制御手段606を設けている。また、サーバ4の異常事態判定手段118には、歩数パターン比較手段116と歩数パターン学習手段117の代わりに、移動距離パターン比較手段607と移動距離パターン学習手段608が設けられている。
【0040】
以上の構成における動作として、被監視者が移動距離検出機601を用いておこなう操作そのものは第一の実施例の歩数計101と同じである。移動距離検出手段602は加速度検出手段603の出力を積分して被監視者の移動距離を算出し、移動距離データ記憶手段604に記憶する。移動距離データ送信手段606の移動距離判断手段605は、被監視者の移動距離があらかじめ設定された距離、たとえば最寄りの駅に到着したところで被監視者用携帯電話102を介して移動距離データを送信する。具体的には、監視経路上で移動距離判断手段605が移動距離データをサーバ4に送信する基準として、徒歩から交通機関に乗りかえるなどで時間あたりの移動距離が変わる場合を基本とし、同じ状態が続く場合には適当な時間間隔で送信する処理がおこなわれる。このデータは通信ネットワーク手段6を介してサーバ4に送信され、異常事態判定手段118の移動距離パターン比較手段607で標準パターンと比較される。図7は、移動距離パターン比較手段607の比較処理を示すが、移動距離に対して時間がある一定以上逸脱した時点で、被監視者に異常が起こっていると判断して、アラーム情報発信手段119により、監視者用携帯電話5に対し、被監視者に異常事態が起こっている可能性がある旨を発信する。
【0041】
また、帰宅時などの監視解除の動作は、第一の実施例に示す手順と同様である。
【0042】
新たな経路の学習方法としては、監視経路学習開始手段112が被監視者に選択された場合には、移動距離データ送信制御手段606は第一の実施例と同様、例えば一分毎などの一定時間間隔でサーバ4に移動距離データを送信し、それに基づいて監視時に送信してもらうべき距離を決定し、移動距離判断手段605に伝えるという処理をおこなう。
【0043】
この実施例によれば、移動距離という直接的に理解しやすい表現で被監視者の状況が伝わるので、監視者、被監視者双方の安心感が高まる。また、移動距離がある条件になったときにサーバ4にデータを送信する構成なので、頻繁に送信が起こらず、システムの動作負荷が小さくなるという利点もある。
【0044】
さらに、この実施例では加速度検出手段603を設けたことにより、転倒や衝突事故などによる過大な加速度が瞬間的に加わったことを検出することができるので、異常事態判定手段118にそのような場合の判定基準を別途設けることも可能である。このような場合には被監視者のその後の動きに変化が表われるので、結果的に移動経路から逸脱したと同じ判定結果が得られることになることもあるが、上記したような判定基準を設けておくことによって、即座に事故等による異常事態を把握することができるという効果がある。
【0045】
さらに、図示しないが、第二の実施例と同様の構成で、移動距離検出手段602を、加速度検出手段603に基づいて移動距離とともに移動の方向を算出する機能を付加することにより、被監視者の現在位置がわかるので、それを地図情報と連動させるなどすると、さらに直接的に被監視者の状況が把握できる効果があり、それに加えて、異常が起こった場合にも、その後の被監視者の動向なども追跡することが可能なので、より安心感の得られるサービスが提供できるという効果がある。
【0046】
さらに、上記したような加速度から移動距離や移動経路を算出する方法の場合、移動距離検出機601の処理負荷が大きくなるので、移動距離検出機601には加速度検出手段603だけを設けて、その加速度データを一定時間毎にサーバ4に送信し、サーバ4の異常事態判定手段118にてそのデータをそのまま加速度の標準パターンと比較する他、加工して移動距離や移動経路を算出するという構成としてもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機と、被監視者の動きを検出するとともに前記携帯型通信機に接続して動きデータを前記サーバに送信する動き検出機とから構成され、前記動き検出機は被監視者の動きを検出する動き検出手段と、監視状態を設定する監視状態設定手段と、前記携帯型通信機との接続検出手段と、前記接続検出手段の検出結果に基づいて前記携帯型通信機を前記サーバに接続するサーバ接続手段と、前記監視状態設定手段の設定に基づいて前記動き検出手段により検出された被監視者の動きデータを前記サーバに送信する動きデータ送信制御手段とを設け、前記サーバは被監視者の動きデータに基づいて異常事態の有無を判定する異常事態判定手段と、前記異常事態判定手段の判定結果に基づいて前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末機に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とを設けたことにより、たとえば被監視者が日常的によく使う経路における自らの移動に伴う標準的な動きのパターンや転倒あるいは衝撃などを受けたときに生じる異常な動きのパターンがサーバに登録されていて、それがたとえば通勤経路の場合には、職場を出発するときに監視状態に設定することによって、それ以降の通勤経路上の被監視者の動きを、動き検出手段が検出してサーバに送信し、その動きデータと登録されている標準的な動きのパターンとを比較して、それらがある基準以上食い違って経路を外れて別の場所に移動している場合や事故などによる異常な動きのパターンが検出された場合には異常が起こったと判定し、監視者の持つ情報端末にアラーム情報が送信されるので、被監視者が監視者に連絡したくてもできないような状況に陥っている場合、自動的に監視者が異常事態を知ることができ、事故等を未然に防いだり、迅速な事後対応をおこなうにあたっての支援が可能となるという顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における異常事態通報装置の構成図
【図2】本発明の実施例1における異常事態通報システムの構成図
【図3】同携帯型通信機としての被監視者用携帯情報端末の監視状態設定手段の表示画面を示した図
【図4】同異常事態判定手段の歩数パターン比較手段による比較状態を示した図
【図5】同携帯型通信機としての被監視者用携帯情報端末の監視状態設定手段の表示画面を示した図
【図6】本発明の実施例2における異常事態通報装置の構成図
【図7】同異常事態判定手段の移動距離パターン比較手段による比較状態を示した図
【図8】従来の異常事態通報装置の構成図
【符号の説明】
4 サーバ
5 情報端末機としての監視者用携帯電話
101 動き検出機としての歩数計
102 携帯型通信機としての被監視者用携帯電話
105 接続検出手段
106 サーバ接続手段
109 動き検出手段としての歩数検出手段
113 監視状態設定手段
115 動きデータ送信制御手段としての歩数データ送信制御手段
118 異常事態判定手段
119 アラーム情報発信手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、被監視者の外出行動時に異常が生じたことを監視者に伝達する異常事態通報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の異常事態通報装置としては、例えば図8のようなものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図8において、宅内で使用され、被監視者が使用する状況を記録して送信する機能を設けた電気機器1と、この電気機器1には、時計手段2を設けて被監視者が使用した時刻を記録する使用時刻記録手段3と、この使用時刻記録手段3からの情報を受信するサーバ4と、監視者が持つ情報端末機としての携帯電話5と、それらを結ぶネットワーク手段6とで構成される。
【0004】
この構成において、電気機器1は、被監視者による使用状況としてその使用された時刻を時計手段2の出力から得て使用時刻記録手段3に記録し、定期的にネットワーク手段6を介してサーバ4にその情報を送信する。さらにサーバ4は、監視者の携帯電話3にその情報を提供することにより、監視者が被監視者の状況を知ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−78034号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成は、宅内での行動において被監視者に異常が発生していないかどうかを監視者に対して知らせることはできるが、被監視者が外出しているときには安否が不明になってしまうという課題があった。また、従来の構成は宅内で使われていることを前提に判断するため、被監視者がたとえば単に外出しているために使っていない場合と、事故などの異常事態が発生したために使っていない場合との判断が難しく、異常事態と判断できるまでには一定の時間が必要となって対応が遅れるという課題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、被監視者が宅外での行動時に異常事態が発生した場合、監視者に対してそのことを迅速に通報する手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機と、被監視者の動きを検出するとともに前記携帯型通信機に接続して動きデータを前記サーバに送信する動き検出機とから構成され、前記動き検出機は被監視者の動きを検出する動き検出手段と、監視状態を設定する監視状態設定手段と、前記携帯型通信機との接続検出手段と、前記接続検出手段の検出結果に基づいて前記携帯型通信機を前記サーバに接続するサーバ接続手段と、前記監視状態設定手段の設定に基づいて前記動き検出手段により検出された被監視者の動きデータを前記サーバに送信する動きデータ送信制御手段とを設け、前記サーバは被監視者の動きデータに基づいて異常事態の有無を判定する異常事態判定手段と、前記異常事態判定手段の判定結果に基づいて前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末機に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とを設けたことにより、たとえば被監視者が日常的によく使う経路における自らの移動に伴う標準的な動きのパターンや転倒あるいは衝撃などを受けたときに生じる異常な動きのパターンがサーバに登録されていて、それがたとえば通勤経路の場合には、職場を出発するときに監視状態に設定することによって、それ以降の通勤経路上の被監視者の動きを、動き検出手段が検出してサーバに送信し、その動きデータと登録されている標準的な動きのパターンとを比較して、それらがある基準以上食い違って経路を外れて別の場所に移動している場合や事故などによる異常な動きのパターンが検出された場合には異常が起こったと判定し、監視者の持つ情報端末にアラーム情報が送信される。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機と、被監視者の動きを検出するとともに前記携帯型通信機に接続して動きデータを前記サーバに送信する動き検出機とから構成され、前記動き検出機は被監視者の動きを検出する動き検出手段と、監視状態を設定する監視状態設定手段と、前記携帯型通信機との接続検出手段と、前記接続検出手段の検出結果に基づいて前記携帯型通信機を前記サーバに接続するサーバ接続手段と、前記監視状態設定手段の設定に基づいて前記動き検出手段により検出された被監視者の動きデータを前記サーバに送信する動きデータ送信制御手段とを設け、前記サーバは被監視者の動きデータに基づいて異常事態の有無を判定する異常事態判定手段と、前記異常事態判定手段の判定結果に基づいて前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末機に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とを設け、たとえば被監視者が日常的によく使う経路における自らの移動に伴う標準的な動きのパターンや転倒あるいは衝撃などを受けたときに生じる異常な動きのパターンがサーバに登録されていて、それがたとえば通勤経路の場合には、職場を出発するときに監視状態に設定することによって、それ以降の通勤経路上の被監視者の動きを、動き検出手段が検出してサーバに送信し、その動きデータと登録されている標準的な動きのパターンとを比較して、それらがある基準以上食い違って経路を外れて別の場所に移動している場合や事故などによる異常な動きのパターンが検出された場合には異常が起こったと判定し、監視者の持つ情報端末にアラーム情報が送信されるので、被監視者が監視者に連絡したくてもできないような状況に陥っている場合、自動的に監視者が異常事態を知ることができ、事故等を未然に防いだり、迅速な事後対応をおこなうにあたっての支援が可能となる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、動き検出手段は、被監視者の歩数を検出し、その歩数データを記憶する構成とし、被監視者の歩数のパターンに基づいて異常の有無を判定するので、簡易な構成で目的が達成できる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、動き検出手段は、被監視者の歩行や動作に伴う加速度を検出し、その経時変化を記憶する構成とし、被監視者の動きによって生じる加速度の変化パターンに基づいて異常の有無を判定するので、基準パターンから逸脱しているという異常の他、併せて強い衝撃を受けたかどうかというような情報も得ることができ、判定精度が高まるという効果がある。
【0012】
請求項4に記載の発明は、動き検出手段は、被監視者の歩行や動作に伴う加速度を検出し、この加速度に基づいて被監視者の移動距離を算出して記憶する構成とし、被監視者の動きによって生じる加速度を積分して監視経路の距離と比較するので、異常判定の基準が決めやすく、はじめての経路を監視することも容易に可能となる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、動き検出手段は、被監視者の歩行や動作に伴う加速度を検出し、この加速度に基づいて被監視者の移動経路を算出して記憶する構成とし、被監視者の動きによって生じる加速度を積分して監視経路そのものと比較するので、地図情報に基づけば異常判定の基準が決めやすく、はじめての経路を監視することも容易に可能となる。
【0014】
請求項6に記載の発明は、動きデータ送信制御手段は、あらかじめ設定された一定時間間隔で動き検出手段により検出された動きデータをサーバに送信する構成とし、サーバでは推移を一定時間間隔で監視することで異常の有無を容易に判定することができる。
【0015】
請求項7に記載の発明は、動きデータ送信制御手段は、動き検出手段の検出結果があらかじめ設定された条件となったときに前記動き検出手段により検出された動きデータをサーバに送信する構成とし、異常の判定は予想される時刻に動きデータが送信されなかったり、逆に早く来るなどによりおこなうが、定期的にはデータ送信が生じないので、システムの動作負荷が小さいという効果がある。
【0016】
請求項8に記載の発明は、監視状態設定手段は、少なくとも監視状態開始操作と監視状態解除操作とが被監視者により操作される構成とし、被監視者が任意の経路を監視者に監視させるとともに、希望するときにだけ監視状態とするので、プライバシーを侵害しない。
【0017】
請求項9に記載の発明は、監視状態設定手段は、監視状態開始操作と監視状態解除操作とが被監視者により操作される際、監視状態開始操作と監視状態解除操作のいずれかまたは両方において被監視者本人認証をおこなう構成とし、他人によって監視状態に設定されて頻繁に異常判定が起こったり、異常が起こっているにもかかわらす他人に監視状態を解除されることのないようにできる。
【0018】
請求項10に記載の発明は、異常事態判定手段は、携帯型通信機から送信されてきた被監視者の動きデータとあらかじめ設定された動きパターンとの比較に基づいて異常を判定する構成とし、たとえば日常よく使う通勤経路などに限って監視をおこなうことで、精度の高い判定が可能となリ、実用上、優れた効果を発揮する。
【0019】
請求項11に記載の発明は、異常事態判定手段は、携帯型通信機から送信されてきた被監視者の歩数データの経時変化とあらかじめ設定された歩数の推移パターンとの比較に基づいて異常を判定する構成とし、時間軸と歩数の両面から判定するので、簡便に精度の高い判定結果が得られる。
【0020】
請求項12に記載の発明は、異常事態判定手段は、監視状態に対応した被監視者の動きパターンを学習する動きパターン学習手段を設けた構成とし、監視経路の設定をたとえば通勤経路など被監視者の実際の経路を使って作成するので、修正や変更、追加が容易にできる。
【0021】
請求項13に記載の発明は、携帯型通信機は、携帯電話または携帯情報端末とすることにより、被監視者が日頃持ち歩いて利用することに慣れた機器を使用することで機器操作への心理的ストレスを軽減できるとともに、携帯情報端末の場合にはその性格上、個人のスケジュール管理などとも連携し、多くの機能を提供できたり、逆に異常事態通報の目的に絞った機器とすることも容易になるなど、被監視者に提供できる機能に柔軟性が高いという効果がある。
【0022】
請求項14に記載の発明は、接続検出手段は、動き検出機と携帯型通信機双方に互いに接続可能に設けられた接続具を用いて電気的に接続されたことを検出する構成とすることにより、利用者が動き検出機を携帯型通信機に直接つなぐという行為自体に基づいてサーバに接続するので、直観的な操作環境が提供できる。
【0023】
請求項15に記載の発明は、請求項1〜14のいずれか1項記載の異常事態通報装置の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムとすることにより、パソコンなどで容易に実現することができ、そのプログラムを記録した記録媒体を用いることでソフトウェアを各利用者の家庭でインストールする作業も容易になる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0025】
(実施例1)
図1は本発明の第一の実施例の構成を示す図である。
【0026】
動き検出機としての歩数計101と、サーバ4と、情報端末機としての監視者用携帯電話5と、携帯型通信機としての被監視者用携帯電話102と、これら監視者用携帯電話5、被監視者用携帯電話102およびサーバ4を互いに接続してデータ送受信をおこなうための通信ネットワーク手段6とから構成される。歩数計101と被監視者用携帯電話102には、これらを互いに電気的に接続するための接続具としての第一のコネクタ103と第二のコネクタ104を設けている。歩数計101には、第一のコネクタ103と第二のコネクタ104によって電気的に接続されたことを検出する接続検出手段105と、この接続検出手段105の検出結果に基づいて被監視者用携帯電話102をサーバ4に接続するサーバ接続手段106と、歩数カウント手段107と歩数データ記憶手段108が設けられた歩数検出手段109と、被監視者が操作する監視開始手段110と監視解除手段111と監視経路学習開始手段112とが設けられた監視状態設定手段113と、計時手段114が設けられた歩数データ送信制御手段115が設けられている。通信ネットワーク手段6を介して接続されるサーバ4は、歩数パターン比較手段116と歩数パターン学習手段117が設けられた異常事態判定手段118と、アラーム情報発信手段119とで構成される。
【0027】
図2は、システム構成を示した図であり、歩数計101と被監視者用携帯電話102とが第一のコネクタ103と第二のコネクタ104によって接続された状態を示している。
【0028】
以上の構成において動作を説明する。
【0029】
たとえば被監視者が職場から帰宅するときを考える。被監視者は歩数計101の第一のコネクタ103を被監視者用携帯電話102の第二のコネクタ104に接続すると、接続検出手段105はこれらが電気的に接続されたことを検出し、その検出結果に基づいてサーバ接続手段106により、被監視者用携帯電話102は通信ネットワーク手段6を介してサーバ4に接続され、この結果、歩数計101もサーバ4に接続された状態となる。ここで、被監視者は、監視状態設定手段113を起動し、歩数計101に設けられた図3に示すような監視開始手段110の操作画面301により、監視する経路を選択する。この場合は「通勤(復路)」の横の開始ボタンを押すと、次に画面302でパスワードを要求してくるので、あらかじめ決めてある数字をキー操作で選択して入力後、送信ボタンを押す。サーバ4での認証が得られると監視状態であることを示す画面303となる。被監視者は無事に帰宅したときや、帰宅途中に自分の意志で経路を外れるときなどにはこの画面上の解除ボタンを押すことにより監視解除手段111が起動されて監視を解除する。
【0030】
監視が開始されると、歩数カウント手段108で被監視者の歩数計測が開始され、歩数データ記憶手段107にその値が記憶されるとともに、歩数データ送信制御手段115では計時手段114の計時にしたがって、歩数データ記憶手段107に記憶された歩数データを、1分毎に被監視者用携帯電話102ならびに通信ネットワーク手段6を介してサーバ4に送信する。サーバ4の異常事態判定手段118では、歩数計101から送信されてきた歩数データを歩数パターン比較手段116があらかじめ設定してある標準パターンと図4に示すように推移を記憶しながら比較処理をおこなう。歩数が標準パターンを一定の割合以上逸脱すると、異常事態判定手段118により被監視者に異常が起こったと判断され、アラーム情報発信手段119により、監視者用携帯電話5に対し、被監視者に異常事態が起こっている可能性がある旨を発信する。
【0031】
無事に帰宅するか、帰宅途中で自分の意志により経路を外れたりする場合には監視解除手段111の解除ボタンを押して監視を終了させる。なお、監視を解除する場合も、開始の時と同様にパスワードの入力を要求して本人であることを認証し、他人が解除できることのないようにしている。
【0032】
次に、通勤経路が変わったり、新たに違う経路を設定したい場合の動作を説明する。被監視者が監視経路学習開始手段112を起動すると、図5に示すように経路名を入力する画面501が表示され、被監視者が入力して送信ボタンが押されると、パスワードの入力画面502を経て新しい経路の歩数パターンを学習する状態となる。監視のときと同様に、1分毎にサーバ4に歩数データが送信され、歩数パターン学習手段116に記憶されていく。被監視者が帰宅するなどして、その経路の設定を終了したときには画面503の終了ボタンを押すことにより、歩数パターン学習手段117での学習が完了し、新たな経路が設定される。ここで取消ボタンが押されると、学習中の経路は破棄される。
【0033】
このように、本実施例では、被監視者が監視状態設定手段113により任意に監視状態に設定した間、歩数計101の歩数検出手段109で検出された被監視者の歩数をサーバ4の異常事態判定手段118に送信して設定された経路上の異常の有無を判定し、異常があれば監視者用携帯電話5に通報するので、被監視者が監視者に連絡したくてもできないような状況に陥っている場合、自動的に監視者が異常事態を知ることができ、事故等を未然に防ぐ支援が可能となり、安心できるサービスを提供することができる。そして、被監視者は監視状態にするかどうかを自分の意志で決めることができるので、常に監視されているという心理的なストレスがないという効果もある。さらに、被監視者が登録した標準的なパターンが異常事態発生を判断する前提となり、そのパターンから外れた時点で異常と判定することができるため、監視者への迅速な通報が可能となる。また、監視状態であるときだけサーバ4が稼働し、サーバ4や通信ネットワーク手段6への負荷が小さいという効果もある。
【0034】
また、以上の説明では、異常の場合だけ監視者用携帯電話5にその旨を伝える場合を説明したが、必ずしも判定結果が異常でなくても、定期的に被監視者の状態を伝えてもよい。あるいは、監視開始時に監視者用携帯電話に被監視者が監視状態であることを伝えておいて、その間にサーバ4にアクセスすれば被監視者の状態を参照できるようにしてもかまわない。
【0035】
なお、本実施例では携帯型通信機として携帯電話を用いたが、代わりに携帯情報端末を用いてもよい。
【0036】
さらに、本実施例では、監視者用携帯電話5は1台の場合を示したが、複数台あってもよく、また、携帯電話ではなく、固定電話やパーソナルコンピュータでもよい。また、それらの混在でもかまわない。
【0037】
さらに、本実施例は監視状態設定手段113を歩数計101内に設けたことで、サーバ4では送られてきた歩数データを歩数パターンと比較だけをすればよいので、サーバ4の処理負荷が小さいという効果がある。
【0038】
(実施例2)
図6は、本発明の第二の実施例の構成を示す図である。
【0039】
第一の実施例と異なる点は、動き検出手段は移動距離検出機601とし、歩数検出手段109の代わりに移動距離検出手段602を設けて、加速度検出手段603で検出された被験者の加速度から移動距離を算出して移動距離データ記憶手段604に記憶する。そして、歩数データ送信制御手段115の代わりにあらかじめ設定された移動距離に被監視者が到達したことを判断する移動距離判断手段605の判断結果に基づいて移動距離データをサーバに送信する移動距離データ送信制御手段606を設けている。また、サーバ4の異常事態判定手段118には、歩数パターン比較手段116と歩数パターン学習手段117の代わりに、移動距離パターン比較手段607と移動距離パターン学習手段608が設けられている。
【0040】
以上の構成における動作として、被監視者が移動距離検出機601を用いておこなう操作そのものは第一の実施例の歩数計101と同じである。移動距離検出手段602は加速度検出手段603の出力を積分して被監視者の移動距離を算出し、移動距離データ記憶手段604に記憶する。移動距離データ送信手段606の移動距離判断手段605は、被監視者の移動距離があらかじめ設定された距離、たとえば最寄りの駅に到着したところで被監視者用携帯電話102を介して移動距離データを送信する。具体的には、監視経路上で移動距離判断手段605が移動距離データをサーバ4に送信する基準として、徒歩から交通機関に乗りかえるなどで時間あたりの移動距離が変わる場合を基本とし、同じ状態が続く場合には適当な時間間隔で送信する処理がおこなわれる。このデータは通信ネットワーク手段6を介してサーバ4に送信され、異常事態判定手段118の移動距離パターン比較手段607で標準パターンと比較される。図7は、移動距離パターン比較手段607の比較処理を示すが、移動距離に対して時間がある一定以上逸脱した時点で、被監視者に異常が起こっていると判断して、アラーム情報発信手段119により、監視者用携帯電話5に対し、被監視者に異常事態が起こっている可能性がある旨を発信する。
【0041】
また、帰宅時などの監視解除の動作は、第一の実施例に示す手順と同様である。
【0042】
新たな経路の学習方法としては、監視経路学習開始手段112が被監視者に選択された場合には、移動距離データ送信制御手段606は第一の実施例と同様、例えば一分毎などの一定時間間隔でサーバ4に移動距離データを送信し、それに基づいて監視時に送信してもらうべき距離を決定し、移動距離判断手段605に伝えるという処理をおこなう。
【0043】
この実施例によれば、移動距離という直接的に理解しやすい表現で被監視者の状況が伝わるので、監視者、被監視者双方の安心感が高まる。また、移動距離がある条件になったときにサーバ4にデータを送信する構成なので、頻繁に送信が起こらず、システムの動作負荷が小さくなるという利点もある。
【0044】
さらに、この実施例では加速度検出手段603を設けたことにより、転倒や衝突事故などによる過大な加速度が瞬間的に加わったことを検出することができるので、異常事態判定手段118にそのような場合の判定基準を別途設けることも可能である。このような場合には被監視者のその後の動きに変化が表われるので、結果的に移動経路から逸脱したと同じ判定結果が得られることになることもあるが、上記したような判定基準を設けておくことによって、即座に事故等による異常事態を把握することができるという効果がある。
【0045】
さらに、図示しないが、第二の実施例と同様の構成で、移動距離検出手段602を、加速度検出手段603に基づいて移動距離とともに移動の方向を算出する機能を付加することにより、被監視者の現在位置がわかるので、それを地図情報と連動させるなどすると、さらに直接的に被監視者の状況が把握できる効果があり、それに加えて、異常が起こった場合にも、その後の被監視者の動向なども追跡することが可能なので、より安心感の得られるサービスが提供できるという効果がある。
【0046】
さらに、上記したような加速度から移動距離や移動経路を算出する方法の場合、移動距離検出機601の処理負荷が大きくなるので、移動距離検出機601には加速度検出手段603だけを設けて、その加速度データを一定時間毎にサーバ4に送信し、サーバ4の異常事態判定手段118にてそのデータをそのまま加速度の標準パターンと比較する他、加工して移動距離や移動経路を算出するという構成としてもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機と、被監視者の動きを検出するとともに前記携帯型通信機に接続して動きデータを前記サーバに送信する動き検出機とから構成され、前記動き検出機は被監視者の動きを検出する動き検出手段と、監視状態を設定する監視状態設定手段と、前記携帯型通信機との接続検出手段と、前記接続検出手段の検出結果に基づいて前記携帯型通信機を前記サーバに接続するサーバ接続手段と、前記監視状態設定手段の設定に基づいて前記動き検出手段により検出された被監視者の動きデータを前記サーバに送信する動きデータ送信制御手段とを設け、前記サーバは被監視者の動きデータに基づいて異常事態の有無を判定する異常事態判定手段と、前記異常事態判定手段の判定結果に基づいて前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末機に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とを設けたことにより、たとえば被監視者が日常的によく使う経路における自らの移動に伴う標準的な動きのパターンや転倒あるいは衝撃などを受けたときに生じる異常な動きのパターンがサーバに登録されていて、それがたとえば通勤経路の場合には、職場を出発するときに監視状態に設定することによって、それ以降の通勤経路上の被監視者の動きを、動き検出手段が検出してサーバに送信し、その動きデータと登録されている標準的な動きのパターンとを比較して、それらがある基準以上食い違って経路を外れて別の場所に移動している場合や事故などによる異常な動きのパターンが検出された場合には異常が起こったと判定し、監視者の持つ情報端末にアラーム情報が送信されるので、被監視者が監視者に連絡したくてもできないような状況に陥っている場合、自動的に監視者が異常事態を知ることができ、事故等を未然に防いだり、迅速な事後対応をおこなうにあたっての支援が可能となるという顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における異常事態通報装置の構成図
【図2】本発明の実施例1における異常事態通報システムの構成図
【図3】同携帯型通信機としての被監視者用携帯情報端末の監視状態設定手段の表示画面を示した図
【図4】同異常事態判定手段の歩数パターン比較手段による比較状態を示した図
【図5】同携帯型通信機としての被監視者用携帯情報端末の監視状態設定手段の表示画面を示した図
【図6】本発明の実施例2における異常事態通報装置の構成図
【図7】同異常事態判定手段の移動距離パターン比較手段による比較状態を示した図
【図8】従来の異常事態通報装置の構成図
【符号の説明】
4 サーバ
5 情報端末機としての監視者用携帯電話
101 動き検出機としての歩数計
102 携帯型通信機としての被監視者用携帯電話
105 接続検出手段
106 サーバ接続手段
109 動き検出手段としての歩数検出手段
113 監視状態設定手段
115 動きデータ送信制御手段としての歩数データ送信制御手段
118 異常事態判定手段
119 アラーム情報発信手段
Claims (15)
- 通信ネットワーク手段を介して接続された携帯型通信機とサーバと少なくとも一つの情報端末機と、被監視者の動きを検出するとともに前記携帯型通信機に接続して動きデータを前記サーバに送信する動き検出機とから構成され、前記動き検出機は被監視者の動きを検出する動き検出手段と、監視状態を設定する監視状態設定手段と、前記携帯型通信機との接続検出手段と、前記接続検出手段の検出結果に基づいて前記携帯型通信機を前記サーバに接続するサーバ接続手段と、前記監視状態設定手段の設定に基づいて前記動き検出手段により検出された被監視者の動きデータを前記サーバに送信する動きデータ送信制御手段とを設け、前記サーバは被監視者の動きデータに基づいて異常事態の有無を判定する異常事態判定手段と、前記異常事態判定手段の判定結果に基づいて前記ネットワーク手段を介して接続された前記情報端末機に対してアラーム情報を発信するアラーム情報発信手段とを設けてなる異常事態通報装置。
- 動き検出手段は、被監視者の歩数を検出し、その歩数データを記憶する構成とした請求項1記載の異常事態通報装置。
- 動き検出手段は、被監視者の歩行や動作に伴う加速度を検出し、その経時変化を記憶する構成とした請求項1記載の異常事態通報装置。
- 動き検出手段は、被監視者の歩行や動作に伴う加速度を検出し、この加速度に基づいて被監視者の移動距離を算出して記憶する構成とした請求項1記載の異常事態通報装置。
- 動き検出手段は、被監視者の歩行や動作に伴う加速度を検出し、この加速度に基づいて被監視者の移動経路を算出して記憶する構成とした請求項1記載の異常事態通報装置。
- 動きデータ送信制御手段は、あらかじめ設定された一定時間間隔で動き検出手段により検出された動きデータをサーバに送信する構成とした請求項1〜5記載の異常事態通報装置。
- 動きデータ送信制御手段は、動き検出手段の検出結果があらかじめ設定された条件となったときに前記動き検出手段により検出された動きデータをサーバに送信する構成とした請求項1〜5記載の異常事態通報装置。
- 監視状態設定手段は、少なくとも監視状態開始操作と監視状態解除操作とが被監視者により操作される構成とした請求項1〜7記載の異常事態通報装置。
- 監視状態設定手段は、監視状態開始操作と監視状態解除操作とが被監視者により操作される際、監視状態開始操作と監視状態解除操作のいずれかまたは両方において被監視者本人認証をおこなう構成とした請求項8記載の異常事態通報装置。
- 異常事態判定手段は、携帯型通信機から送信されてきた被監視者の動きデータとあらかじめ設定された動きパターンとの比較に基づいて異常を判定する構成とした請求項1〜9のいずれか一項記載の異常事態通報装置。
- 異常事態判定手段は、携帯型通信機から送信されてきた被監視者の歩数データの経時変化とあらかじめ設定された歩数の推移パターンとの比較に基づいて異常を判定する構成とした請求項2または10のいずれか一項記載の異常事態通報装置。
- 異常事態判定手段は、監視状態に対応した被監視者の動きパターンを学習する動きパターン学習手段を設けた構成とした請求項1〜11のいずれか一項記載の異常事態通報装置。
- 携帯型通信機は、携帯電話または携帯情報端末と一体となって構成とした請求項1〜12記載のいずれか一項記載の異常事態通報装置。
- 接続検出手段は、動き検出機と携帯型通信機双方に互いに接続可能に設けられた接続具を用いて電気的に接続されたことを検出する構成とした請求項1〜13のいずれか一項記載の異常事態通報装置。
- 請求項1〜14のいずれか一項記載の異常事態通報装置の機能の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラム。
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Cited By (2)
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-
2003
- 2003-06-25 JP JP2003180825A patent/JP2005018328A/ja active Pending
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