JP2005017526A - 移動体広告システム - Google Patents

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Yasuhiko Imagawa
▲泰▼彦 今川
Kenzo Yamamoto
健三 山本
Yukio Tanaka
幸雄 田中
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NIPPON KEIEI SHINKO KYOKAI KK
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HIGASHI TWENTY ONE CO Ltd
NIPPON KEIEI SHINKO KYOKAI KK
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Abstract

【課題】移動体を利用した広告の訴求効果の把握を容易にし、移動体広告の利用の促進を図る。
【解決手段】トラックの運行記録データが運行記録データベース14に登録される。広告訴求情報生成処理部24は、運行記録データに基づき、トラックが通過した行政区画の居住人口を居住人口データベース12から読み出し、トラックの運行経路上における単位時間当たりの通過車両数を通過車両データベース13から読み出す。広告訴求情報生成処理部24は、これらの読み出された情報に基づいて、広告訴求情報を生成する。この広告訴求情報が顧客(広告主)に提供される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両、船舶および航空機に代表される移動体の外表面に広告画像を付することによって訴求効果を得るための移動体広告システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
トラックの荷台用カバーに広告を付したり、トラックやバスの車体に剥離可能な広告フィルム体を貼着することによって、車体を目にする看者に対して訴求する車体広告方法が提案されている(下記特許文献1,2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−29320号公報
【特許文献2】
特開2002−120637号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、車体広告では、広告主にとっての最大の関心事である訴求効果を把握することが困難であり、それゆえ、車体を利用した広告の利用を円滑化することができない。
そこで、この発明の目的は、移動体を利用した広告の訴求効果の把握を容易にする移動体広告システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、移動体の外表面に付した広告画像によって訴求するための移動体広告システムであって、上記広告画像が外表面に付された移動体が実際に移動した移動経路を表す移動経路情報が検索可能に登録される移動経路データベース(14,35)と、移動体が移動可能な経路に対応付けた訴求効果情報が検索可能に登録される訴求効果データベース(12,13)と、上記移動経路データベースを検索して上記外表面に広告画像を付した移動体の移動経路情報を読み出し、この移動経路情報に基づいて上記訴求効果データベースを検索することによって、上記移動体が上記移動経路を移動したことによって達成されたと推定される訴求効果を表す訴求効果情報を生成する訴求効果情報生成手段(24)とを含むことを特徴とする移動体広告システムである。なお、括弧内の英数字は後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
【0006】
また、請求項2記載の発明は、移動体の外表面に付した広告画像によって訴求するための移動体広告システムであって、上記広告画像が外表面に付された移動体が実際に移動した移動経路を検出する移動経路検出手段(101)と、移動体が移動可能な経路に対応付けた訴求効果情報が検索可能に登録される訴求効果データベース(12,13)と、上記移動経路検出手段による検出結果に基づいて上記訴求効果データベースを検索することによって、上記移動体が上記移動経路を移動したことによって達成されたと推定される訴求効果を表す訴求効果情報を生成する訴求効果情報生成手段(24)とを含むことを特徴とする移動体広告システムである。
【0007】
これらの構成によれば、移動体が実際に移動した移動経路に基づき、訴求効果データベースが検索され、移動体の実際の移動経路に対応した訴求効果情報が生成される。したがって、この訴求効果情報を広告主に提供することによって、広告主は、正確な訴求効果を容易に把握することができるので、移動体を利用した広告の利用を促進することができる。
上記移動体は、たとえば、車両(特にトラック等の物流車両やバス等の大型車両)、船舶または航空機であってもよい。
【0008】
上記広告画像は、写真やイラスト等の狭義の画像、文字、記号、図形、およびこれらの任意の2つ以上の組み合わせを含む。
たとえば、移動体が車両である場合、道路交通網を構成する所定の道路区分(たとえば行政区画毎の道路部分)ごとに、当該道路区分に対応した訴求効果情報を訴求効果データベースに予め登録しておくとよい。これにより、広告を付した車両が実際に通行した通行経路を構成する道路区分における訴求効果情報に対して所定の演算処理を実行することによって、訴求効果情報を生成することができる。
【0009】
より具体的には、訴求効果データベースは、主要道路が貫通している所定の区域(たとえば行政区画)毎の居住人口を登録した居住人口データベース(12)を含んでいてもよい。また、上記訴求効果データベースは、主要道路における所定の区域(たとえば行政区画)毎の単位時間当りの通過車両数を登録した通過車両データベース(13)を含んでいてもよい。この場合、たとえば、広告を付した車両の通行経路に該当する行政区画等の居住人口を累積したり、車両が通過した主要道路における通過車両総数(所要時間×単位時間あたりの通過車両数)を累積したりすることによって、訴求効果情報を生成することができる。
【0010】
また、自動車専用道路(高速自動車道路など)では、一般に、対向車両の車体を見ることは困難であるので、自動車専用道路を通行中は、訴求効果がないものとして訴求効果情報が生成されることが好ましい。また、夜間の走行時には、車両の車体を見ることが困難であるので、車両が予め定める夜間時間帯に通過した通行経路に関しては、訴求効果がないものとして訴求効果情報を生成することが好ましい。
【0011】
上記移動経路検出手段は、移動体に搭載され、当該移動体の位置座標を検出する位置検出手段(102)と、この位置検出手段によって検出された移動体の位置座標を時系列に従って記憶する記憶手段(103)とを含むものであってもよい。このような移動経路検出手段の1つの具体例はデジタルタコグラフである。上記記憶手段は、メモリカードのように、移動経路検出手段に対して着脱自在な記録媒体であってもよい。
【0012】
請求項3記載の発明は、上記移動体の移動経路に基づいて、移動体が移動した地域情報(たとえば行政区画名)または路線情報(たとえば、移動体が通行した路線名)を生成する移動地域・路線情報生成手段(37,37A)をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の移動体広告システムである。上記地域情報または路線情報は、移動体が通行した地域名または路線名ごとに、当該地域または路線の通過頻度を表す情報を含んでいることが好ましい。また、上記地域情報または路線情報は、移動体が各地域または路線を通過した時間(とくに日)を特定する時間情報を含んでいることが好ましい。
【0013】
この構成によれば、移動地域・路線情報生成手段によって生成される地域情報または路線情報に基づいて、トラック等の移動体の運行地域を適切に手配(配車)することができるから、一部の地域や路線に偏ることなく、広範囲に渡って、広告画像による訴求効果を実現できる。
上記のような地域情報または路線情報は、広告による訴求効果を地域的に均一化するための訴求地域均一化情報として活用できる。この訴求地域均一化情報は、とくに好ましい形態では、移動体が運行された複数の運行日に関して、個々の運行日ごとに、当該移動体が移動可能な複数の運行地域ごとの当該移動体の通過回数を記録した情報であってもよい。
【0014】
上記移動地域・路線情報生成手段は、上記位置検出手段によって検出されて上記記憶手段に記憶される位置座標に対応した地域情報または路線情報が検索可能に登録された地域情報・路線情報データベース(37A)と、上記記憶手段に記憶された位置座標に基づいて上記地域情報・路線情報データベースを検索することによって、当該位置座標に対応した地域情報または路線情報を抽出する地域・路線情報抽出手段(37)とを含むものであってもよい。
【0015】
請求項4記載の発明は、上記広告のために利用可能な移動体の属性情報が検索可能に登録される移動体属性データベース(11)と、この移動体属性データベースに、上記属性情報を登録するための属性情報登録処理手段(22,23)とをさらに含み、この属性情報登録処理手段は、上記移動体属性データベースに、個々の移動体について、その外表面に広告画像が付されている広告実施中であるか否かを表す広告実施状態を上記属性情報の1つとして登録する広告実施状態登録処理手段(S12)を含み、上記訴求効果情報生成手段は、上記移動体属性データベースに広告実施中であることを表す広告実施状態が登録されている移動体に関して、訴求効果情報を生成するものである(S31)ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の移動体広告システムである。
【0016】
この構成では、移動体データベースに移動体の属性情報が登録されるようになっていて、個々の移動体について、広告実施中であるかどうかを表わす広告実施状態が当該移動体の属性情報として登録される。そして、訴求効果情報は、広告実施中の移動体に関して生成されるようになっている。
上記移動体の属性情報としては、たとえば当該移動体がトラック業者が保有するトラックである場合には、トラック業者名、トラックの運行エリア、積載量、登録番号、バン素材(荷台を覆う箱形部分の素材)、バン形状(上記箱形部分の表面形状。丸波形、角形、平板状等)、バンメーカ(上記箱形部分の製造業者)、広告開始時期、広告終了時期、広告実施状態等を例示できる。
【0017】
上記訴求情報は、たとえば、毎日、2週間に1度、1月に1度のように定期的に生成するようにしてもよい。
広告実施中の車両に関して生成される訴求効果情報を定期的に広告主に提供すれば、広告主は、移動体の移動経路に依存して変動する訴求効果を逐次知ることができる。
請求項5記載の発明は、上記広告画像は、広告画像を形成した剥離可能なシート体を移動体の外表面に貼着することによって、当該移動体の外表面に付されるものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の移動体広告システムである。
【0018】
この構成によれば、剥離可能なシート体(たとえばフィルム状のもの)を移動体の外表面に貼着することによって、移動体に広告画像を付することができ、このシート体を剥離することにより、当該移動体から広告画像を除去することができる。したがって、移動体自身に塗料を用いて広告画像を形成するわけではないので、予め広告画像を形成したシート体(広告シート)を準備しておくことにより、短時間でかつ容易な作業で、移動体の外表面に広告を付することができる。また、移動体の外表面に付すべき広告画像の交換も短時間で容易に実行できる。これにより、広告画像を付したり、広告画像を交換したり、広告画像を除去したりするために移動体が拘束される時間が短いので、移動体を利用した広告活動を、高い稼働率で実施できる。
【0019】
移動体の外表面に貼着することができる剥離可能なシート体としては、たとえば、3M社製のスコッチプリント(ScotchPrint(商標))を用いることができる。このシート体は、エチレンビニルアセテート層の一方表面にポリアクリル酸エステル層からなる粘着層を配置するとともに、その他方表面に塩化ビニリデン層(フッ化処理層)を配置し、これらを積層した3層構造を有している。粘着層は、低粘度であるとともに、ディンプル加工によって吸着性が付与されている。そのため、移動体の外表面に一旦貼着すると剥がれにくいが、粘着層の粘度が低いため、剥離作業が容易であるという特徴がある。さらに、塩化ビニルを材料として使用していないため、焼却してもダイオキシンが発生せず、環境性に優れている。しかも、表面がフッ化処理されているため、耐候性および防汚性に優れており、移動体の外表面を利用した広告素材として極めて適している。また、表面がフッ化処理されているため、耐劣化性が非常に高く、地中に埋没させて雑草の成長を防ぐ用途に使用できるなど、リユース性(再利用性)に優れている。
【0020】
請求項6記載の発明は、上記シート体が移動体の外表面から剥離されて再利用可能となる時期の情報を含むシート体再利用情報が検索可能に登録される再利用データベース(15)をさらに含むことを特徴とする請求項5記載の移動体広告システムである。
この構成により、使用済の広告シートが再利用可能な時期が再利用データベースに登録されるため、使用済の広告シートの円滑な再利用が可能になる。
【0021】
上記再利用情報には、使用済広告シートの再利用のための予約状態、当該広告シートの状態(ピンホールの有無等)、再利用場所、再利用の用途(地中埋没、コンクリート埋没等)などが含まれていてもよい。
請求項7記載の発明は、上記属性情報登録処理手段は、上記移動体属性データベースに、上記シート体を用いた広告の終了時期を上記属性情報の1つとして登録する手段(23,S28)を含み、上記移動体属性データベースに登録される上記終了時期を、当該シート体が剥離されて再利用可能となる時期として上記再利用データベースに登録する手段(28,S54)をさらに含むことを特徴とする請求項6記載の移動体広告システムである。
【0022】
この発明では、広告の終了時期(広告シートの剥離時期)と再利用データベースに登録される再利用可能時期とが関連づけられるので、シート体の広告利用と、その再利用とを連携させることができる。
請求項8記載の発明は、上記属性情報登録処理手段は、上記移動体属性データベースに、上記属性情報の1つとして、当該移動体の外表面に付されるシート体の量を表す情報を登録する手段(S5)を含み、上記移動体属性データベースに登録される上記シート体の量を表す情報に基づいて、再利用可能となるシート体の量を表す情報を上記再利用可能となる時期と対応付けて上記再利用データベースに登録する手段(S55)をさらに含むことを特徴とする請求項6または7に記載の移動体広告システムである。
【0023】
この発明によれば、広告に使用されるシート体の量と、再利用データベースに登録されるシート体の量を表わす情報とが連携するので、使用済広告シートの再利用を円滑化できる。
上記移動体データベースに登録される上記シート体の量を表わす情報は、広告画像を付すために利用可能な移動体の外表面の面積に対応した広告面積情報であってもよい。この広告面積情報は、たとえば移動体としての車両の積載量(積載量に応じて箱形部の大きさが決まる。)や、その車両がトラックである場合のバン形状(平板か波形かによって必要なシート体面積が異なる。)を含んでいてもよい。
【0024】
この場合に、上記再利用データベースには、上記広告面積情報から演算されたシート体の面積または長さが登録されることが好ましい。
上記移動体広告システムは、たとえば、広告代理店に備えられてもよい。広告主は、広告代理店に出向いて広告の依頼をすることができ、また、電話や書面(郵便やファクシミリ)等の古典的な通信手段によって、広告の依頼をすることができる。
【0025】
また、上記移動体広告システムが、インターネット等のネットワークに接続するための通信処理手段(21)を有している場合には、広告主は、同じく当該ネットワークに対する接続機能を有する端末装置から、ネットワークを介する電子通信手段によって、広告代理店に対し、広告を依頼することができる。この場合の電子通信手段は、電子メールであってもよいし、広告代理店がネットワーク上に公開するウェブサイト上において、広告主が広告発注フォームに記入することにより、広告発注データがネットワークを介して広告代理店のサーバ装置に転送される構成(すなわち、フォームファイルの送受信)によって実現されてもよい。
【0026】
また、移動体として、トラック、バスまたはタクシーのように運行記録の作成が法律によって義務づけられているものを用いる場合には、当該トラック、バスまたはタクシーを運行する業者において、運行記録データが作成され、この運行記録データが、移動経路情報の形式で移動経路データベースに登録されるようにすれば効率的である。この場合、トラック、バスまたはタクシーの業者において、インターネット等のネットワークに接続可能な端末装置を用意しておき、この端末装置から上記ネットワークを介して、運行記録データが広告代理店の端末装置に送信されるようになっていてもよい。
【0027】
むろん、トラック等の業者において、この発明に係る移動体広告システムの構成要素を備えてもよい(たとえば、トラック等の業者が広告代理店を兼ねるような場合)。この場合には、ネットワークを介して運行記録データを授受する必要はない。
上記移動体広告システムは、さらに、広告主の要求に応じて広告デザインを作成する広告デザイン作成処理手段(57)をさらに備えていることが好ましい。たとえば、この広告デザイン作成処理手段は、デザイナー事務所に備えられていて、このデザイナー事務所には、インターネット等のネットワークに接続可能な通信処理手段(56)を有する端末装置が備えられていることが好ましい。この場合、デザイナー事務所では、広告主からの要求を当該通信端末を通じて受け付けることができ、また、できあがった広告デザインデータを広告主に送信してその確認を促したり、広告画像をシート体上に印刷する印刷業者へと当該広告デザインデータを送信したりすることができる。
【0028】
したがって、この場合、印刷業者は、広告デザインデータをネットワークを介して受信することができる広告デザインデータ受信手段(76,77)を備えた端末装置を有していることが好ましい。印刷業者では、広告デザインデータ受信手段によって受信された広告デザインデータから、印刷データ作成手段(78)によって印刷データが作成され、この印刷データを用いて、印刷装置により、媒体としてのシート体上に広告画像が形成されることになる。こうして、移動体の外表面に貼着すべき広告シートが作成され、この広告シートが、たとえば、トラック、バスまたはタクシー業者において、移動体としての車両の表面に貼着されることになる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る移動体広告システムの全体像を説明するためのブロック図である。この実施形態に係る移動体広告システムは、トラック業者T1,T2が保有している複数台のトラックのボディ(車体、特に荷台を覆う箱形部分の外表面)を利用して、このトラックのボディに、広告画像を形成した剥離可能なシート体(以下「広告シート」という。)を貼着することにより、トラックの移動経路において、当該トラックのボディを見る看者に訴求する広告システムである。
【0030】
トラック業者T1,T2は、インターネット等に代表されるネットワークNに接続可能な端末装置をそれぞれ有している。このネットワークNには、広告主である顧客C1,C2からの広告依頼を受け付ける広告代理店Aの端末装置(たとえば、サーバ装置)が接続されている。ネットワークNには、広告代理店Aからの要請を受けて顧客C1,C2の希望に応じた広告デザインを作成するデザイナー事務所Dの端末装置が接続されており、さらに、デザイナー事務所Dによって作成された広告画像のデータに基づき、シート体上に当該広告画像を印刷する印刷業者Pの端末装置が接続されている。また、ネットワークNには、トラック業者T1,T2が保有するトラックから剥離された使用済の広告シートを再利用する再利用業者R1の端末装置が接続されている。
【0031】
顧客C1は、ネットワークNに接続可能な端末装置を有しており、顧客C2はこのような端末装置を有していない。したがって、顧客C1は、その端末装置を使用することにより、ネットワークNを介して広告代理店Aに広告の発注をしたり、デザイナー事務所Dに対して広告デザインに対する要求を与えることができる。一方、顧客C2は、広告代理店Aに出向いて広告発注や広告デザインに対する要求を伝えるか、電話や郵便等の古典的な通信手段(ネットワークNを介するデータ通信以外の通信方法)によって、広告代理店Aに対して、広告の発注や広告デザインに対する要求を伝えることができる。
【0032】
再利用業者R1は、ネットワークNに接続可能な端末装置を有しているが、再利用業者R2はそのような端末装置を有していない。したがって、再利用業者R1は、ネットワークNを介して、広告代理店Aに対し、使用済広告シートの再利用予約を行うことができるが、再利用業者R2は、広告代理店Aに出向くか、電話または郵便等の古典的な通信手段によって使用済広告シートの再利用予約を行うことになる。
【0033】
顧客C1,C2から広告の発注を受けると、広告代理店Aは、利用可能なトラックの有無を調べ、利用可能なトラックがあれば、当該広告を受注し、その旨を顧客C1,C2および当該トラックを保有するトラック業者T1,T2に伝達する。それとともに、広告代理店Aは、デザイナー事務所Dに対して、顧客C1,C2からの要求を伝え、広告デザインの作成を要請する。
これを受けて、デザイナー事務所Dは、広告デザインを作成し、できあがった広告デザインを、ネットワークNを介するデータ通信によって顧客C1に提示したり、郵便や宅配便等の古典的な通信手段によって顧客C2に提示したりする。顧客C1,C2は、ネットワークNを通じて、または古典的な通信手段によって、デザイナー事務所Dに対し、提示された広告デザインに対する必要な修正要求を伝える。これに応じてデザイナー事務所Dは、広告デザインに修正を加え、修正後の広告デザインを顧客C1,C2に提示する。顧客C1,C2が広告画像に対して承認を与えると、デザイナー事務所Dは、ネットワークNを介して、その広告デザインのデータを印刷業者Pへと送信する。
【0034】
印刷業者Pは、受信した広告デザインデータを印刷用データに変換し、印刷装置を用いて、シート体上に広告画像を印刷する。こうして広告シートが作成されると、この広告シートは、トラック業者T1,T2に受け渡され、予め通知されているトラックのボディに貼着されることになる。
トラック業者T1,T2は、広告シートが貼着されたトラックを運行するとともに、その運行記録を作成する。この運行記録を表わす運行記録データは、広告代理店AへとネットワークNを介して送信される。この運行記録データに基づき、広告代理店Aでは、たとえば、定期的に訴求効果情報が生成される。この訴求効果情報は、ネットワークNを介して顧客C1に送信されたり、または、所定の用紙上に印刷されて顧客C2に送付される。これにより、顧客C1,C2は、トラックのボディに付された広告画像による訴求効果を逐次把握することができる。
【0035】
顧客C1,C2と広告代理店Aとの間で取り決めた所定の広告期間だけ広告シートをボディに貼着したトラックを運行した後、トラック業者T1,T2はその広告シートを当該トラックのボディから剥離する。この剥離された使用済広告シートは、再利用業者R1,R2へと受け渡されて、地中埋没やコンクリート埋没等の再利用に供されることになる。
図2は、広告代理店Aに備えられた端末装置としてのコンピュータの構成を説明するためのブロック図である。この端末装置は、CPU、RAM、ROMおよびハードディスク装置等の記憶装置が備えられたコンピュータ本体1と、このコンピュータ本体1に接続された入力装置2と、同じくコンピュータ本体1に接続された表示装置3とを備えている。入力装置2は、キーボードやマウス等のポインティングデバイスを含む。表示装置3は、2次元画像表示の可能なものであり、CRTや液晶表示装置等で構成されている。
【0036】
コンピュータ本体1は、CPUが所定のプログラムを実行することによって実現される複数の機能処理部を実質的に備え、また、記憶装置の記憶領域に形成される複数のデータベースを備えている。具体的には、コンピュータ本体1には、トラック業者T1,T2が保有する複数のトラックに関する情報が登録されるボディデータベース11と、トラックが通行する可能性のある地域の所定の区域(たとえば行政区画)毎の居住人口が格納された居住人口データベース12と、トラックが通行する可能性のある道路の所定の区分毎の単位時間あたりの通過車両数を格納した通過車両データベース13と、個々のトラックの運行記録データが登録される運行記録データベース14と、広告シートの再利用に関するデータが登録される再資源化データベース15とを有している。
【0037】
コンピュータ本体1は、さらに、機能処理部として、ネットワークNとの間の情報通信を制御する通信処理部21と、ボディデータベース11に対するデータ登録処理を制御するボディ登録処理部22と、顧客からの発注に応じてボディデータベース11にボディ予約情報を登録するボディ予約処理部23と、顧客に提供すべき広告訴求情報を生成する広告訴求情報生成処理部24と、顧客に対して広告代金を課金するための課金処理部25と、トラック業者から提供された運行記録データを運行記録データベース14に登録する運行記録登録処理部26と、広告代理店A、デザイナーD、印刷業者Pおよびトラック業者T1,T2に対する収益配分処理を行う収益配分処理部27と、再利用業者R1,R2からの再利用予約を受け付ける再利用処理部28と、運行記録データベース14に登録された運行記録データに基づいて訴求地域均一化情報を生成する訴求地域均一化情報生成処理部29とを備えている。
【0038】
通信処理部21は、さらに、ネットワークN上にウェブサイトを提供するサーバ機能を有していてもよい。すなわち、当該ウェブサイトにおいて、広告予約等を受け付けたり、使用済み広告シートの再利用の予約を受け付けたりするようになっていてもよい。
図3は、ボディデータベース11におけるデータ格納状態を説明するための図である。ボディデータベース11には、情報が登録される個々のトラック毎に、レコードが作成される。個々のレコードは、トラック業者の拠点を表わす「立地」、トラック業者名である「トラック会社」、当該トラックが運行される主な地域を表わす「運行エリア」、当該トラックの「積載量」、当該トラックの「登録番号」(図3の例では4桁の数字部分のみ)、当該トラックの荷台の箱形部分の素材である「バン素材」、当該箱形部分を構成する部材の平面形状を表わす「バン形状」、当該箱形部分の製造業者名である「バンメーカ」、当該トラックに広告シートを貼付して広告を開始する日付を表す「貼付開始」、当該トラックから広告シートを剥離する日付を表わす「貼付完了」、当該トラックに現在広告シートが貼付されているかどうかを表わす「実車状態」(広告実施状態)の各フィールドを含んでいる。立地フィールドには、たとえば都道府県名のような行政区画名が記入される。実車状態フィールドには、現時点において当該トラックのボディに広告シートが貼付されていれば「実車中」(広告実施中)と記入され、当該トラックのボディにいずれの広告シートも貼付されていない場合には「空車」と記入され、事故や車検等のために利用不可能となっているトラックについては「事故休車中」や「車検休車中」などと記入される。
【0039】
「登録番号」が「1234」のトラックの例に見られるように、広告シート貼付の予約がされると、同一の登録番号のトラックに対して複数個のレコードがボディデータベース11内に生成される。図3の例では、「滋賀」に拠点を有するトラック会社である「ヒガシ21」の登録番号「1234」のトラックは、現時点において実車中であり、現在貼付中の広告シートは、2003年5月31日に剥離される予定となっている。その後、2003年6月1日から2003年8月31日の期間には、このトラックのボディに別の広告シートの貼付予約が入れられていて、この予約に対応するレコードの実車状態フィールドには「予約中」と記入されている。同様に、2003年9月1日〜2003年12月31日には、さらに別の広告シートの貼付予約が入れられている。また、2004年1月1日〜2004年3月31日の期間には、さらに別の広告シートの貼付予約が入っているが、当該広告シートのデザイン(意匠)が決定していない段階では、実車状態フィールドには「待機」と記入される。
【0040】
図4は、ボディ登録処理部22の働きにより、ボディデータベース11にトラックのレコードを作成する処理を説明するためのフローチャートである。広告代理店Aの端末装置のオペレータは、入力装置2を操作することによって、当該登録しようとするトラックを特定するための識別情報(たとえばトラック会社および登録番号)を入力する(ステップS1)。この入力に応答して、ボディ登録処理部22は、ボディデータベース11を検索し、入力された情報に該当するレコードが登録されているかどうかを判断する(ステップS2)。もしも入力条件に該当するトラックのレコードが登録済であれば(ステップS2のYES)、ボディ登録処理を終了する。未登録であれば(ステップS2のNO)、ボディ登録処理部22は、新たなレコードを生成してボディデータベース11に加える(ステップS3)。
【0041】
そして、表示装置3には、当該新たに追加されたレコードの各フィールドの入力画面が現れ、この画面上で、オペレータは、入力装置2を操作しながら、当該新たなレコードの各フィールドに該当事項を入力していく(ステップS4)。この入力を受けて、ボディ登録処理部22は、ボディデータベース11に追加されたレコードの各フィールドに入力事項を記入していく(ステップS5)。さらに、ボディ登録処理部22は、実車状態フィールドに、「空車」を記入する(ステップS6)。これにより、新たなトラックのボディ登録処理が完了する。
【0042】
実車状態フィールドには、初期値として「空車」が自動的に入力されるが、オペレータは、入力装置2を操作することによって、この実車状態フィールドの値を「事故休車中」、「車検休車中」、「予約中」、「待機中」などに変更することができる。
一方、ボディ登録処理部22は、図5に示す実車状態更新処理を実行している。すなわち、ボディ登録処理部22は、ボディデータベース11に登録された各レコードを定期的に(たとえば1時間おき)にスキャンして、現在の日時が、貼付開始フィールドに記入された日時と貼付完了フィールドに記入された日時との間の値であるかどうかを判断する(ステップS11)。そして、現在日時が貼付開始日と貼付完了日との間の値であれば、実車状態フィールドに「実車中」を記入する。現在の日時が貼付開始日と貼付完了日との間になければ、実車状態フィールドの値は従前の値に保持される。
【0043】
広告代理店Aに備えられた端末装置の入力装置2からトラックのボディ登録処理を行う代わりに、トラック業者T1,T2が保有する端末装置から、広告代理店Aのウェブサイトにアクセスして、トラックのボディ登録処理を行うこともできる。この場合には、当該ウェブサイトを介する要求に応じて、ボディ登録処理部22は、通信処理部21を介して、トラック業者T1,T2の端末装置に、ボディ登録フォームファイルを送信する。
【0044】
たとえば、ボディ登録処理部22から、登録しようとするトラックを識別するための情報(たとえばトラック会社および登録番号)の入力を促すフォームファイルをトラック業者T1,T2の端末装置に送信する。これに応答して、トラック業者T1,T2の端末装置から、当該トラックの識別情報がネットワークNを介して送信されると、その識別情報が通信処理部21で受信されてボディ登録処理部22に受け渡される(ステップS1)。そして、ボディ登録処理部22は、ボディデータベース11を参照して、受信した識別情報に対応するトラックのボディ登録が既にされているかどうかを判断する(ステップS2)。そのトラックのボディ登録がなされていなければ、ボディ登録処理部22はボディデータベース11内に新たなレコードを生成するとともに(ステップS3)、この新たなレコードの各フィールドへの記入事項の送信を促すフォームファイルをトラック業者T1,T2の端末装置へと送信する。
【0045】
トラック業者T1,T2の端末装置のオペレータが、そのフォームファイルに必要事項を記入し、ネットワークNを介して広告代理店Aの端末装置に送信することにより(ステップS4)、通信処理部21からボディ登録処理部22に、当該登録すべきトラックのレコードを構成するフィールドの値が受け渡される。この値が、ボディデータベース11に記入されることになる(ステップS5)。この場合も、ボディ登録処理部22は、実車状態フィールドには自動的に「空車」を記入する(ステップS6)。
【0046】
図6は、ボディ予約処理部23の働きによって、ボディデータベース11に対し、広告シートを貼付すべきトラックの予約(ボディ予約)を行うための処理を説明するフローチャートである。広告代理店Aの端末装置のオペレータは、入力装置2を操作することにより、顧客C1,C2からの要求に基づき、広告を実施すべき地域、期間、必要なトラックの台数、必要な広告面積等の情報(広告要求情報)を入力する(ステップS21)。この入力を受けて、ボディ予約処理部23は、入力された広告要求情報の条件に合致するレコードをボディデータベース11から検索する(ステップS22)。すなわち、運行エリアフィールドの値と入力された「地域」とが照合され、貼付開始フィールドおよび貼付完了フィールドの各値と入力された「期間」とが照合される。さらに、積載量フィールドの値は広告のために使用可能な面積に対応することになるので、この積載量フィールドの値と「面積」とが照合される。ボディ予約処理部23は、入力された「期間」と貼付開始〜貼付完了の期間とが重ならないトラック(入力された期間に予約のないトラック)のうち、「地域」および「面積」の条件に該当するものがあれば(ステップS23のYES)、そのようなトラックのレコードをボディデータベース11から読み出して表示装置3に表示させる(ステップS26)。条件に該当するものがなければ(ステップS23のNO)、その旨が顧客に通知される(ステップS30)。
【0047】
もしも、入力条件に該当するトラックの実車状態フィールドに「実車中」と記入されていれば(ステップS24のYES)、当該トラックに対する新たなレコードが生成される(ステップS25)。そして、ボディ予約処理部23は、ボディデータベース11から読み出したレコードおよび新たに生成されたレコードを表示装置3に表示させる(ステップS26)。
この表示画面を見ながら、オペレータは、入力装置2を操作して、個々のトラックのレコードに対して、貼付開始フィールドおよび貼付完了フィールドに対応する値を入力することになる(ステップS27)。この入力された値は、ボディ予約処理部23によりボディデータベース11の貼付開始フィールドおよび貼付完了フィールドにそれぞれ記入される(ステップS28)。
【0048】
さらに、ボディ予約処理部23は、貼付開始フィールドおよび貼付完了フィールドに入力値が記入されたレコードに対して、その実車状態フィールドに「待機」を自動記入する(ステップS29)。その後は、ボディ予約処理部23は、通信処理部21を介して、顧客に対し、予約受け付け完了を通知する(ステップS30)。
顧客からの広告依頼が、ネットワークNを介することなく、古典的な通信手段によって行われる場合には、顧客への予約完了の通知は、広告代理店Aで働く者によって、古典的な通信手段を用いて行われることになる。
【0049】
広告代理店Aの端末装置のオペレータは、ボディ予約処理後に、広告シートのデザインが決まれば、該当するトラックの実車状態フィールドに「予約中」を書き込むための入力を行う。
図7は、居住人口データベース12に登録されたデータの内容を説明するための図である。居住人口データベース12は、トラック業者T1,T2が保有するトラックが通行する可能性のある道路に関して、それらの道路が貫通している行政区画の居住人口を記録したレコードを複数個登録して構成されている。個々のレコードは、都道府県名フィールドと、行政区画名フィールドと、その行政区画を貫通している道路を表す貫通道路フィールドと、その行政区画の居住人口を表す居住人口フィールドとを含んでいる。図7の例では、たとえば、滋賀県のA町には国道a号が貫通していて、このA町の居住人口が3000人であることが、1つのレコードとして居住人口データベース12に登録されている。
【0050】
図8は、通過車両データベース13に登録されたデータの内容を説明するための図である。通過車両データベース13には、トラック業者T1,T2が保有するトラックが通過する可能性のある道路に関して、単位時間あたりの通過車両数(単位時間あたりにトラックがすれ違う車両の総数)が登録されている。より具体的には、通過車両データベース13には、トラックが通過する可能性のある道路における通過車両数が行政区画毎に1つのレコードとして登録されている。個々のレコードは、都道府県名フィールドと、その都道府県内の行政区画名を表す行政区画名フィールドと、この行政区画を貫通している貫通道路フィールドと、当該行政区画内における当該貫通道路の単位時間あたりの通過車両数を表す通過車両数フィールドとを含んでいる。
【0051】
図8の例では、たとえば、滋賀県にA町という行政区画が存在し、このA町を国道a号が貫通していて、A町における国道a号の単位時間あたりの通過車両数は100台であることが、1つのレコードとして登録されている。
居住人口データベース12および通過車両データベース13の各レコードは、この移動体広告システムの運用に先立って予め登録され、この移動体広告システムの運用中は、必要に応じてその内容を更新するためのメンテナンスが行われる。
【0052】
図9は、運行記録データベース14に登録される運行記録簿データの一例を示す図である。図9には、1台のトラックについての運行記録簿が示されているが、運行記録データベース14には、少なくとも実車状態のトラックの全てに関する運行記録簿が登録されることになる。むろん、空車状態のトラックについての運行記録簿をも運行記録データベース14に併せて登録することとしてもよい。運行記録簿には、トラックの登録番号、運転者、出庫時間、入庫時間、出庫時オドメータ指示値、入庫時オドメータ指示値、実走行距離、実車距離(荷を積んで走行した距離)、空車距離(荷を積まずに走行(回送)した距離)のデータが登録される。さらに、走行した道路の種別(主たる走行路)毎に、運行区間の始端、終端、始端通過時刻および終端通過時刻が登録され、荷主、積み荷の品名、荷受け先、実車種別(実車状態か空車(回送)状態か)が登録される。
【0053】
図9の例では、登録番号1237のトラックは、野洲の倉庫(始端)でaaa商事の精密部品を積み込んだ状態で6:00に出発し、国道a号を通って米原に向かい、さらに名神高速道路を通って小牧に至って、bbb製作所に積み荷を受け渡している。その後、このトラックは、名阪国道を通り、空車状態で桑名に向かい、そこでccc飲料の空き瓶を積み込んだ後、伊勢自動車道路を通って伊勢市に向かい、さらに国道b号を通って熊野市のdddボトラーズに積み荷を受け渡している。そして、このトラックは、さらに、空車状態で、国道b号を通って串本に向かい、さらに国道c号を通って泉南へと向かい、その後、関西空港道路を通って関西空港へと向かっている。そして、関西空港でeee航空の保税貨物を積み込んだ後、近畿自動車道路を通って吹田へと向かった後、名神高速道路を通って、野洲のヒガシB/Sに積み荷を受け渡し、翌日午前1:00に入庫している。
【0054】
このような運行記録簿は、たとえば、トラックの運転者自身が記録し、入庫後速やかに、トラック業者の端末装置においてデータ入力されるとともに、ネットワークNを介して広告代理店Aの端末装置に受け渡され、運行記録登録処理部26の働きにより、運行記録データベース14に登録されることになる。たとえば、図17に示すように、トラックに運行経路を自動記録する運行経路自動記録装置(いわゆるデジタルタコグラフ)101が装備されている場合には、この運行経路自動記録装置101に装着されたメモリカード103に記憶された運行経路データをトラック業者の端末装置に読み取らせることで、運行記録データを自動生成させることができる。この場合も、自動生成された運行記録データは、ネットワークNを介して広告代理店Aの端末装置に受け渡され、運行記録登録処理部26の働きによって、運行記録データベース14に登録される。
【0055】
図10は、広告訴求情報生成処理部24によって作成される広告訴求情報(トラックの実際の運行経路に即して推定された情報)の一例を示す図である。広告訴求情報生成処理部24は、ボディデータベース11において実車状態フィールドの値が「実車中」となっている個々のトラックにつき、図10に示すような広告訴求情報を生成する。広告訴求情報は、個々のトラックの運行区間の始端および終端の地名ならびに始端および終端の通過時間のデータと、その始端および終端の間で通過した主たる走行路の情報を含む。これらの情報は、当該トラックの運行記録簿から引き写されることになる。
【0056】
広告訴求情報生成処理部24は、運行区間の情報および主たる走行路の情報から、たとえば、居住人口データベース12または通過車両データベース13を参照することによって、当該トラックが通過した通過地の行政区画名を検索し、運行区間毎に、通過地名として広告訴求情報に追加する。さらに、広告訴求情報生成処理部24は、居住人口データベース12および通過車両データベース13を参照することにより、当該通過地における居住人口の総数を訴求人口として広告訴求情報に追加し、当該通過地における主たる走行路での対向車両総数を、通過車両データベース13に記録された単位時間あたりの通過車両数と当該運行区間の通過に要した時間とに基づいて算出し、それを広告訴求情報に追加する。その結果として、広告訴求情報生成処理部24は、対向車両数と訴求人口との和を路線訴求情報として広告訴求情報に追加する。
【0057】
図10の例では、たとえば串本から泉南の運行区間において、当該トラックは、国道c号を17時〜20時の3時間に渡って通行しており、この間にG町およびH町を通過している。図7の居住人口データベース12によれば、国道c号が貫通しているG町およびH町の居住人口はそれぞれ6000人および13000人であるので、これらの居住人口の和である19000人が訴求人口とされている。
【0058】
一方、図8の通過車両データベース13によれば、G町およびH町における国道c号の単位時間あたりの通過車両数はいずれも100台であり、当該トラックは国道c号を3時間かかって通過しているので、対向車両数は300(=100×3)台とされている。その結果、路線訴求情報は、19000人と300人(対向車両にそれぞれ1人ずつ乗員が乗車していると仮定)とを加算することにより、19300人とされている。
【0059】
また、名神高速道路、名阪国道、伊勢自動車道路、関西空港道路、近畿自動車道路は、いずれも自動車専用道路であって、トラックのボディがそれらの道路が通過する地域の居住人口の目に触れることがなく、対向車両のドライバからも視認しにくいことから、対向車両数および居住人口がいずれも零とされ、結果として、路線訴求情報は零とされている。また、夜間走行時には、トラックのボディを視認することが困難であるから、たとえば、20時以降翌6時迄の夜間時間帯については、対向車両数および訴求人口がいずれも零とされ、路線訴求情報も零となる。
【0060】
広告訴求情報生成処理部24は、上述のようにして個々の運行区間毎の路線訴求情報を求め、さらにこれらを加算して延べ訴求情報を求め、広告訴求情報に加える。
こうして生成された広告訴求情報を表わすデータは、通信処理部21からネットワークNを介して顧客C1に送信されるか、または、広告代理店Aの端末装置に備えられたプリンタから印刷出力されて、その印刷物が顧客C2に届けられる。
【0061】
図11は、広告訴求情報生成処理部24による処理内容を説明するためのフローチャートである。広告訴求情報生成処理部24は、定期的に(たとえば24時間毎に)図11に示す処理を実行する。広告訴求情報生成処理部24は、ボディデータベース11のレコードを順にスキャンし、実車状態フィールドに「実車中」と記入されたレコードを検索する(ステップS31,S43)。広告訴求情報生成処理部24は、実車中のトラックのレコードが見つかると(ステップS31のYES)、そのレコードの登録番号フィールドの値に基づき、運行記録データベース14を検索して、当該登録番号のトラックの運行記録簿データを読み出す(ステップS32)。
【0062】
続いて、広告訴求情報生成処理部24は、運行区間の情報を通過時間の順に処理し、当該運行区間が自動車専用道路かどうか(ステップS33)、当該運行区間の通行時間が夜間であるか(ステップS34)をそれぞれ判断する。当該運行区間が自動車専用道路であるか、夜間に通行した運行期間であれば、当該運行期間については通過地情報、対向車両情報および訴求人口情報を生成せず、次の運行区間の処理に移る。
【0063】
処理対象の運行区間が自動車専用道路ではなく、夜間に通行した運行期間でもなければ(ステップS33およびS34のNO)、主たる走行路の情報に基づき、通過地名が生成される(ステップS35)。さらに、広告訴求情報生成処理部24は、生成された通過地名情報に基づき、居住人口データベース12を検索することにより、当該通過地の居住人口情報を読み出す(ステップS36)。広告訴求情報生成処理部24は、さらに、読み出された居住人口を加算することによって訴求人口を算出する(ステップS37)。
【0064】
続いて、広告訴求情報生成処理部24は、通過地名情報に基づき、通過車両データベース13を検索し、当該通過地を貫通する道路の通過車両情報を読み出す(ステップS38)。そして、広告訴求情報生成処理部24は、読み出された通過車両情報と、当該運行区間を通過するのに要した時間とに基づき、対向車両数を算出する(ステップS39)。さらに、広告訴求情報生成処理部24は、対向車両数と居住人口とを加算することによって、当該運行区間における路線訴求情報を求める(ステップS40)。
【0065】
さらに次の運行区間があれば(ステップS41のYES)、ステップS33からの処理を繰り返す。こうして全ての運行区間についての路線訴求情報が求まると(ステップS41のNO)、各運行区間の路線訴求情報を加算することによって、延べ訴求情報が算出される(ステップS42)。
その後、広告訴求情報生成処理部24は、ボディデータベース11に未処理のレコードがあるかどうかを調べ(ステップS43)、未処理のレコードがあれば、ステップ31からの処理を繰り返し、すべてのレコードについての処理が完了すると、訴求情報生成処理を終了してメインプログラムにリターンする。
【0066】
図12は、訴求地域均一化情報生成処理部29によって作成される訴求地域均一化情報(トラックが通行した地域または路線を表す情報)の一例を示す図である。訴求地域均一化情報生成処理部29は、ボディデータベース11において実車状態フィールドの値が「実車中」となっている個々のトラックにつき、図12に示すような訴求地域均一化情報を定期的(たとえば、1日または複数日(2日、数日、一週間など)に1回)に生成する。訴求地域均一化情報は、個々のトラックの登録番号のフィールドと、当該登録番号のトラックの運行日のフィールドと、当該運行日に当該トラックが通過した地域(または路線)ごとの通過回数を表すフィールドとを含む。これらの情報は、当該トラックの運行記録簿に基づいて生成されることになる。
【0067】
生成された訴求地域均一化情報を表わすデータは、通信処理部21からネットワークNを介してトラック業者T1,T2に送信される。トラック業者T1,T2は、訴求地域均一化情報を受信し、配車担当者に閲覧させる。配車担当者は、訴求地域均一化情報から、トラックの車体に貼付された広告シートによる訴求が行われていないか地域または訴求頻度の少ない地域を把握して、そのような地域で当該トラックが運行されるように配車を工夫する。これにより、広告訴求効果を地域的に均一化できる。
【0068】
図13は、訴求地域均一化情報生成処理部29による処理内容を説明するためのフローチャートである。訴求地域均一化情報生成処理部29は、定期的(1日ごと、数日ごとなど)に図13に示す処理を実行する。訴求地域均一化情報生成処理部29は、ボディデータベース11のレコードを順にスキャンし、実車状態フィールドに「実車中」と記入されたレコードを検索する(ステップS71,S77)。訴求地域均一化情報生成処理部29は、実車中のトラックのレコードが見つかると(ステップS71のYES)、そのレコードの登録番号フィールドの値に基づき、運行記録データベース14を検索して、当該登録番号のトラックの運行記録簿データを読み出す(ステップS72)。
【0069】
続いて、訴求地域均一化情報生成処理部29は、運行区間の情報を通過時間の順に処理し、主たる走行路の情報に基づいて、当該運行区間の通過地を特定する(ステップS73)。さらに、訴求地域均一化情報生成処理部29は、当該登録番号のトラックにおける訴求地域均一化情報において、対応する運行日の当該特定された通過地に対応するフィールドに記入されている度数(通過回数)をインクリメントする(ステップS74)。
【0070】
さらに次の運行区間があれば(ステップS75のYES)、ステップS72からの処理を繰り返す。こうして全ての運行区間についての処理を終えると(ステップS75のNO)、最終的な訴求地域均一化情報が生成される(ステップS76)。
その後、訴求地域均一化情報生成処理部29は、ボディデータベース11に未処理のレコードがあるかどうかを調べ(ステップS77)、未処理のレコードがあれば、ステップ71からの処理を繰り返し、すべてのレコードについての処理が完了すると、訴求地域均一化情報生成処理を終了してメインプログラムにリターンする。
【0071】
こうして生成された訴求地域均一化情報29は、ネットワークNを介して、トラック業者T1,T2へと送信され、トラックの配車のための資料として活用される。
図14は、再資源化データベース15に記録されるデータの内容を説明するための図である。再資源化データベース15には、トラックのボディへの貼付期間が完了した使用済の広告シート毎のレコードが登録される。個々のレコードは、使用済広告シートが発生する地域を表す地域フィールド、広告シートが剥離されるトラックの登録番号を表す登録番号フィールド、使用済み広告シートが発生する日を表す発生予定日フィールド、その発生量(面積,長さ)を表す発生量フィールド、当該広告シートの再利用予約状態を表わす予約状態フィールド、その使用済広告シートの状態等を記入するための備考フィールド、再利用地を表わす再利用現場フィールド、再利用の予定日を表わす再利用予定フィールド、およびその再利用の用途を表わす用途フィールドを含んでいる。
【0072】
図15は、再利用処理部28による処理内容を説明するためのフローチャートである。再利用処理部28は、ボディデータベース11のレコードを順次スキャンし、実車状態フィールドに「実車中」と記入されたレコードを検索する(ステップS51,S57)。実車中のトラックのレコードが見つかると、再利用処理部28は、再資源化データベース15に新たなレコードを生成する(ステップS52)。
【0073】
そして、再利用処理部28は、ボディデータベース11内の当該レコードの内容を読み出し(ステップS53)、立地フィールドの内容を地域フィールドに引き写し、登録番号フィールドの内容を引き写し、貼付完了フィールドの値を発生予定フィールドに引き写す(ステップS54)。さらに、再利用処理部28は、ボディデータベース11内の当該レコード中の積載量フィールドおよびバン形状フィールドの値に基づいて、使用済広告シートの発生量(面積または長さ)を算出して、その値を発生量フィールドに記入する(ステップS55)。再利用処理部28は、さらに、備考フィールドに、規定値として「ノーマル」を記入する(ステップS56)。
【0074】
このような処理が、ボディデータベース11に記録された全てのレコードに関して実行されることにより、再資源化データベース15に順次レコードが生成されていく(ステップS57)。
むろん、再資源化データベース15内に既にレコードが作成されていれば、同一のレコードが生成されることはない。たとえば、再資源化データベース15の登録番号フィールドを、ボディデータベース11の各レコードの識別情報として用いることにより、重複してレコードが生成されることを回避できる。
【0075】
図16は、再利用業者R1,R2からの要請に応じて、主として再利用処理部28の働きによって行われる再利用予約の手順を説明するためのフローチャートである。再利用予約が要請されると、広告代理店Aのオペレータは、入力装置2を操作することによって、再利用地域、再利用期間、再利用のための広告シートの必要量を入力する(ステップS61)。
この入力に応答して、再利用処理部28は、再資源化データベース15を検索し(ステップS62)、入力条件に適合したレコードがあるかどうかを判断する(ステップS63)。入力条件に適合するレコードが存在すれば、そのレコードの内容が表示装置3に表示され(ステップS64)、この表示画面内で、オペレータは入力装置2を操作することにより、再利用現場フィールド、再使用予定フィールドおよび用途フィールドに必要事項を入力することができる(ステップS65)。この再利用現場および再使用予定フィールドへの入力により、再利用処理部28は、予約状態フィールドに「再利用予約」を自動記入する(ステップS66)。そして、再利用業者に対して、予約が受け付けられた旨の通知がなされる(ステップS67)。
【0076】
もしも、入力条件に適合するレコードが存在しなければ(ステップS63のNO)、その旨のメッセージが表示装置3に表示され、予約の受け付けが不可能である旨が再利用業者に通知される(ステップS67)。
再利用業者に対する予約受け付けの可否の通知(ステップS67)は、通信処理部21から、ネットワークNを介して、再利用業者R1に通知内容を電子的に送信することにより行われてもよいし、広告代理店Aの従業者から顧客に対して電話等の古典的な通信手段を用いて通知することとしてもよい。
【0077】
ネットワークNに接続された端末装置を有する再利用業者R1からの再利用予約は、広告代理店Aのオペレータを介在させることなく行うこともできる。すなわち、たとえば、再利用業者R1の端末装置を操作して、広告代理店Aのウェブサイト上で、広告代理店Aのコンピュータ装置に対して、再利用予約のためのフォームファイルを要求する。これに応答して、広告代理店Aの端末装置から、通信処理部21を介して、要求されたフォームファイルを再利用業者R1に送信する。このフォームファイル内で、再利用業者R1は、使用済広告シートを必要とする地域、期間、およびその必要量を入力する(ステップS61)。
【0078】
その入力後のフォームファイルが再利用業者R1の端末装置から広告代理店Aのコンピュータ装置に送られてくると、通信処理部21によってこのフォームファイルが受信されて再利用処理部28に受け渡される。そして、再利用処理部28により、再資源化データベース15の検索が行われ(ステップS62)、入力された条件に適合するレコードが読み出される(ステップS63)。
この読み出されたレコードを含む予約フォームファイルが通信処理部21からネットワークNを介して再利用業者R1の端末装置に送信される(ステップS64)。再利用業者R1は、予約フォームファイル内に、再利用現場、再使用予定、用途をそれぞれ入力し、入力後のフォームファイルをネットワークNを介して広告代理店Aのコンピュータ装置へと送信する(ステップS65)。
【0079】
広告代理店Aのコンピュータ装置では、通信処理部21で記入済の予約フォームファイルが受信されて、再利用処理部28に受け渡される。再利用処理部28は、受信された記入済フォームファイルの記入内容を再資源化データベース15の該当するレコードに記入するとともに(ステップS66)、通信処理部21を介して、再利用業者R1の端末装置に、予約完了を通知する(ステップS67)。
【0080】
もしも入力条件に適合するレコードが存在しなければ(ステップS63のNO)、再利用処理部28は、通信処理部21を介して再利用業者R1の端末装置に、その旨を通知することになる(ステップS67)。
図17は、トラック業者T1,T2の事業所に設けられ、ネットワークNに接続された端末装置の構成例を説明するためのブロック図である。この端末装置は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置からなっていて、コンピュータ本体31と、このコンピュータ本体31に接続された入力装置32および表示装置33を備えている。コンピュータ本体31には、CPU、ROMおよびRAM、ならびにハードディスク装置等の記憶装置が備えられている。この記憶装置内には、トラック業者T1,T2が保有する個々のトラックの運行記録簿を登録するための運行記録データベース35が形成されている。
【0081】
さらに、コンピュータ本体31は、CPUが所定のプログラムを実行することによって実現される複数の機能処理部を備えている。これらの機能処理部には、ネットワークNとの間のデータ通信を制御する通信処理部36と、運行記録データを運行記録データベース35に登録するための運行記録作成処理部37と、運行記録データベース35に登録された運行記録簿のデータを通信処理部36からネットワークNを介して広告代理店Aの端末装置に送信する運行記録送信処理部38と、個々のトラックの運行記録簿を運行記録データベース35から読み出したデータに基づいてプリンタ34から出力させる印刷処理部39とを備えている。
【0082】
このような構成によって、トラック業者T1,T2から、個々のトラックの運行記録データを、ネットワークNを介して、広告代理店Aの端末装置に引き渡すことができる。
トラック100の運転者が運行記録簿を記入する場合には、この記入された運行記録簿の内容は、入力装置32から入力される。運行記録作成処理部は、入力装置32から入力された運行記録簿の内容に対応する運行記録データを運行記録データベース35に登録する。
【0083】
一方、トラック100にデジタルタコグラフ101が搭載されていて、トラック100の運行記録データがメモリカード103に自動的に記録されるようになっている場合には、このメモリカード103をコンピュータ本体31に接続されたリーダ/ライタ40によって読み取らせることによって運行記録データがコンピュータ本体31に入力される。
デジタルタコグラフ101は、一定時間ごとに、時刻とトラック100の位置座標とを、時系列に従ってメモリカード101に登録するものである。このデジタルタコグラフ101は、トラック100の位置座標を検出するための位置検出部102を備えている。この位置検出部102は、たとえば、GPS(Grobal Positioning System)衛星105からの電波をGPSアンテナ106を介して受信し、それに基づいて、トラック100の位置座標を検出するものであってもよい。
【0084】
この場合、運行記録作成処理部37は、位置座標と地域名および路線名とを対応付けて記憶した地域・路線情報データベース37Aを参照して、運行記録データベース35への登録形式に対応した運行記録データを生成する。すなわち、運行記録作成処理部37は、リーダ/ライタ40によって読み取られた各時刻ごとの位置座標に基づいて地域・路線情報データベース37Aを検索することにより、トラックが各時間に通行した地域名および路線名を抽出し、これに基づいて運行記録データを生成して運行記録データベース35に登録する。
【0085】
なお、上述の訴求地域均一化情報処理部29と同様な働きの機能処理部をトラック業者の端末装置のコンピュータ本体31に備えることによって、運行記録データベース35の内容を参照して、訴求地域均一化情報を生成することとしてもよい。すなわち、デジタルタコグラフ101によって検出された運行経路情報に基づいて、トラック業者側で訴求地域均一化情報を生成し、これをトラックの配車のために活用することができる。
【0086】
図18は、顧客C1に備えられた端末装置の構成例を説明するためのブロック図である。この端末装置は、ネットワークNに接続されたパーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置からなり、コンピュータ本体41と、このコンピュータ本体41に接続された入力装置42、表示装置43およびプリンタ44とを備えている。
コンピュータ本体41には、CPU、ROMおよびRAMが備えられているとともに、ハードディスク装置などからなる記憶装置が設けられている。コンピュータ本体41は、CPUが所定のプログラムを実行することによって実現される複数の機能処理部を有している。これらの機能処理部には、ネットワークNとの間のデータ通信を制御する通信処理部46と、広告代理店Aの端末装置からネットワークNを介して送信されてくる予約フォームファイル等を閲覧するためのブラウザ処理部47と、印刷業者PからネットワークNを介して送信されてくる広告デザインデータを閲覧するためのデザインデータ閲覧処理部48と、広告デザインデータ等をプリンタ44から印刷出力するための印刷処理部49とを備えている。
【0087】
このような構成によって、顧客C1の端末装置から、ネットワークNを介して、広告代理店Aに対して広告予約を行うことができ、またデザイナー事務所Dから送られてくる広告デザインデータを閲覧したり、これを印刷したりすることができる。そして、必要に応じて、デザイナー事務所Dに対して、広告デザインの修正要求を送信したりすることができる。
図19は、デザイナー事務所Dに備えられた端末装置の構成を説明するためのブロック図である。この端末装置は、ネットワークNに接続されたパーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置からなっていて、コンピュータ本体51と、このコンピュータ本体51に接続された入力装置52、表示装置53およびプリンタ54とを有している。コンピュータ本体51には、CPU、ROMおよびRAMの他に、ハードディスク装置などからなる記憶装置が備えられている。
【0088】
コンピュータ本体51に備えられた外部記憶装置には、広告デザインデータを記憶するための広告デザイン記憶部55のための記憶領域が確保されている。一方、コンピュータ本体51は、CPUが所定のプログラムを実行することによって実現される複数の機能処理部を実質的に有している。これらの複数の機能処理部には、ネットワークNとの間のデータ通信を制御する通信処理部56、入力装置52からの入力に応じて広告デザインデータを作成するための広告デザイン作成処理部57と、作成されて広告デザイン記憶部55に格納された広告デザインデータを通信処理部56を介してネットワークNから顧客C1または印刷業者Pに送信するための広告デザイン送信処理部58と、顧客C1からネットワークNを介して送信されてくる修正要求を通信処理部56を介して受信する修正要求受信処理部59と、広告代理店Aの端末装置からネットワークNを介して与えられるデザイン作成要請を受け付けるデザイン要請受け付け処理部60と、広告デザイン記憶部55に記憶された広告デザインデータをプリンタ54に与えて印刷出力させるための印刷処理部61とを備えている。
【0089】
このような構成により、デザイナー事務所Dの作業者は、入力装置52を操作することによって、表示装置53に表示された内容を確認しながら、広告デザインを作成し、これを必要に応じて修正して、広告デザイン記憶部55に格納することができる。また、広告デザイン記憶部55に格納された広告デザインデータを、ネットワークNを介して顧客C1に送信したり、印刷業者Pに送信したりすることができる。
【0090】
図20は、印刷業者Pに備えられた設備の構成を説明するためのブロック図である。印刷業者Pは、ネットワークNに接続された端末装置70と、広告媒体となるシート体に広告画像を印刷するための印刷装置80とを備えている。端末装置70は、パーソナルコンピュータ等からなり、コンピュータ本体71と、このコンピュータ本体71に接続された入力装置72および表示装置73とを備えている。
【0091】
コンピュータ本体71は、CPU、ROMおよびRAMの他に、ハードディスク装置などからなる記憶装置を備えている。この記憶装置の記憶領域内に、広告デザインデータやこの広告デザインデータを変換して得られる印刷データを保存するためのデータ記憶部75が設けられている。
また、コンピュータ本体71は、CPUが所定のプログラムを実行することによって実現される複数の機能処理部を備えている。これらの複数の機能処理部は、ネットワークNとの間のデータ通信を制御する通信処理部76と、ネットワークNから通信処理部76を介して受信される広告デザインデータの受信を制御して、受信された広告デザインデータをデータ記憶部75に格納する広告デザインデータ受信処理部77と、データ記憶部75に格納された広告デザインデータを読み出し、これを印刷装置80に適合した印刷データに変換する印刷データ作成処理部78とを備えている。作成された印刷データは、データ記憶部75に格納されることになる。
【0092】
端末装置70と印刷装置80の制御装置80Aとは、たとえばローカルエリアネットワーク85を介して接続されている。したがって、制御装置80Aは、端末装置70のデータ記憶部75に格納された印刷データを読み出し、この印刷データに基づいて印刷装置80を作動させることにより、シート体上に広告画像を印刷させることができる。
図21は、再利用業者R1が保有する端末装置の構成例を説明するためのブロック図である。この端末装置は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置からなり、コンピュータ本体81と、このコンピュータ本体81に接続された入力装置82および表示装置83とを含む。コンピュータ本体81は、CPU、ROMおよびRAMの他にハードディスク装置等の記憶装置を有している。コンピュータ本体81は、CPUが所定のプログラムを実行することによって実現される複数の機能処理部を有していて、これらの複数の機能処理部には、ネットワークNとのデータ通信を制御する通信処理部86と、ネットワークNから受信されるフォームデータ等を表示装置83上に展開して表示するブラウザ処理部87とを備えている。
【0093】
このような構成により、再利用業者R1は、広告代理店Aの端末装置から提供される再利用予約フォームを受信し、このフォーム内に必要事項を記入した後に、その記入されたフォームデータを、ブラウザ処理部87から通信処理部86を介して広告代理店Aの端末装置へと送信することができる。
図22は、この実施形態に係る移動体広告システムの全体の流れを説明するためのフローチャートである。顧客C1,C2からの広告要請は、広告代理店Aによって受領され、ボディデータベース11を検索した後に、対象車両(トラック)が決定される。この決定は、トラック業者T1,T2に伝えられるとともに、顧客C1,C2に対しては、広告要請が受け付けられた旨が通知される。
【0094】
これを受けて、顧客C1,C2からは、広告デザインの要請が広告代理店Aまたはデザイナー事務所Dに対してなされる。これに応じて、デザイナー事務所Dは、広告デザインを製作し、これを顧客C1,C2に対して提案する。顧客C1,C2は、必要に応じて、デザインに対する修正要求を出し、これに応じてデザイナー事務所Dは、広告デザインの修正を行って、顧客C1,C2に修正後の広告デザインを再提案する。
【0095】
顧客C1,C2がデザイナー事務所Dから提案された広告デザインを検収し、その旨をデザイナー事務所Dに通知すると、デザイナー事務所Dは広告デザインデータを印刷業者Pに送信する。印刷業者Pは、広告デザインデータを受信し、これを印刷用データに変換して、シート体上への印刷を開始する。この印刷が完了すると、広告画像を担持したシート体である広告シートが、トラック業者T1,T2に引き渡される。
【0096】
トラック業者T1,T2は、先に対象車両として決定されたトラックのボディに広告シートを貼着して、そのトラックの運行を開始する。この運行時には、トラックの運転手によってトラックの運行記録が作成され、この運行記録は、トラック業者の端末装置のオペレータが、運行記録データベース35に登録する。この運行記録データベース35に登録された内容が、広告代理店Aの端末装置へと送信され、この広告代理店Aの端末装置において、広告訴求情報が生成されて、顧客C1,C2に提供される。
【0097】
広告期間が満了すると、トラック業者T1,T2によって使用済の広告シートがトラックのボディから剥離されることになる。この剥離された広告シートは、再利用業者R1,R2によって再利用される。広告期間満了時期は、ボディデータベース11に予め登録されており、このボディデータベース11内における広告期間満了日に相当する貼付完了フィールドの内容が、再資源化データベース15における発生予定フィールドに引き写されることになる。
【0098】
以上のように、この実施形態によれば、トラック業者T1,T2から提供される運行記録データと、居住人口データベース12および通過車両データベース13の内容とに基づき、広告代理店Aの端末装置において広告訴求情報を生成し、これを顧客C1,C2に提供することができる。これにより、顧客C1,C2は、トラックのボディを利用した広告の訴求効果を正確に把握することができるようになる。これにより、トラックのボディを利用した広告の円滑な利用を図ることができる。
【0099】
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は他の形態で実施することもできる。たとえば、上記の実施形態では、広告訴求情報が広告代理店Aの端末装置において作成されることとしたが、運行記録データベース35はトラック業者T1,T2が保有しているので、トラック業者T1,T2において広告訴求情報を生成することとしてもよい。また、広告代理店Aとは別のサーバ装置をネットワークNに接続しておいて、このサーバ装置において広告訴求情報を生成させることもできる。また、上記の実施形態では、顧客からの広告依頼は広告代理店Aにおいて受け付けられるようにしているが、このような広告依頼はトラック業者T1,T2において受け付けることとしてもよい。
【0100】
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る移動体広告システムの全体像を説明するためのブロック図である。
【図2】広告代理店に備えられた端末装置としてのコンピュータの構成を説明するためのブロック図である。
【図3】ボディデータベースにおけるデータ格納状態を説明するための図である。
【図4】ボディ登録処理部の働きにより、ボディデータベースにトラックのレコードを作成する処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】ボディ登録処理部による実車状態更新処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】ボディ予約処理部の働きによって、ボディデータベースに対し、広告シートの貼付をすべきトラックの予約(ボディ予約)を行うための処理を説明するフローチャートである。
【図7】居住人口データベースに登録されたデータの内容を説明するための図である。
【図8】通過車両データベースに登録されたデータの内容を説明するための図である。
【図9】運行記録データベースに登録される運行記録簿データの一例を示す図である。
【図10】広告訴求情報生成処理部によって作成される広告訴求情報の一例を示す図である。
【図11】広告訴求情報生成処理部による処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図12】訴求地域均一化情報生成処理部によって作成される訴求地域均一化情報の一例を示す図である。
【図13】訴求地域均一化情報生成処理部29による処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図14】再資源化データベースに記録されるデータの内容を説明するための図である。
【図15】再利用処理部による処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図16】再利用業者からの要請に応じて行われる再利用予約の手順を説明するためのフローチャートである。
【図17】トラック業者の事業所に設けられた端末装置の構成例を説明するためのブロック図である。
【図18】顧客に備えられた端末装置の構成例を説明するためのブロック図である。
【図19】デザイナー事務所に備えられた端末装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図20】印刷業者に備えられた設備の構成を説明するためのブロック図である。
【図21】再利用業者が保有する端末装置の構成例を説明するためのブロック図である。
【図22】この実施形態に係る移動体広告システムの全体の流れを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
A 広告代理店
C1,C2 顧客
D デザイナー事務所
N ネットワーク
P 印刷業者
R1,R2 再利用業者
T1,T2 トラック業者
1 コンピュータ本体
2 入力装置
3 表示装置
11 ボディデータベース
12 居住人口データベース
13 通過車両データベース
14 運行記録データベース
15 再資源化データベース
21 通信処理部
22 ボディ登録処理部
23 ボディ予約処理部
24 広告訴求情報生成処理部
25 課金処理部
26 運行記録登録処理部
27 収益配分処理部
28 再利用処理部
31 コンピュータ本体
32 入力装置
33 表示装置
34 プリンタ
35 運行記録データベース
36 通信処理部
37 運行記録作成処理部
37A 地域・路線情報データベース
38 運行記録送信処理部
39 印刷処理部
40 リーダ/ライタ
41 コンピュータ本体
42 入力装置
43 表示装置
44 プリンタ
46 通信処理部
47 ブラウザ処理部
48 デザインデータ閲覧処理部
49 印刷処理部
51 コンピュータ本体
52 入力装置
53 表示装置
54 プリンタ
55 広告デザイン記憶部
56 通信処理部
57 広告デザイン作成処理部
58 広告デザイン送信処理部
59 修正要求受信処理部
60 デザイン要請受け付け処理部
61 印刷処理部
70 端末装置
71 コンピュータ本体
72 入力装置
73 表示装置
75 データ記憶部
76 通信処理部
77 広告デザインデータ受信処理部
78 印刷データ作成処理部
80 印刷装置
80A 制御装置
81 コンピュータ本体
82 入力装置
83 表示装置
85 ローカルエリアネットワーク
86 通信処理部
87 ブラウザ処理部
100 トラック
101 デジタルタコグラフ
102 位置検出部
103 メモリカード

Claims (8)

  1. 移動体の外表面に付した広告画像によって訴求するための移動体広告システムであって、
    上記広告画像が外表面に付された移動体が実際に移動した移動経路を表す移動経路情報が検索可能に登録される移動経路データベースと、
    移動体が移動可能な経路に対応付けた訴求効果情報が検索可能に登録される訴求効果データベースと、
    上記移動経路データベースを検索して上記外表面に広告画像を付した移動体の移動経路情報を読み出し、この移動経路情報に基づいて上記訴求効果データベースを検索することによって、上記移動体が上記移動経路を移動したことによって達成されたと推定される訴求効果を表す訴求効果情報を生成する訴求効果情報生成手段とを含むことを特徴とする移動体広告システム。
  2. 移動体の外表面に付した広告画像によって訴求するための移動体広告システムであって、
    上記広告画像が外表面に付された移動体が実際に移動した移動経路を検出する移動経路検出手段と、
    移動体が移動可能な経路に対応付けた訴求効果情報が検索可能に登録される訴求効果データベースと、
    上記移動経路検出手段による検出結果に基づいて上記訴求効果データベースを検索することによって、上記移動体が上記移動経路を移動したことによって達成されたと推定される訴求効果を表す訴求効果情報を生成する訴求効果情報生成手段とを含むことを特徴とする移動体広告システム。
  3. 上記移動体の移動経路に基づいて、移動体が移動した地域情報または路線情報を生成する移動地域・路線情報生成手段をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の移動体広告システム。
  4. 上記広告のために利用可能な移動体の属性情報が検索可能に登録される移動体属性データベースと、
    この移動体属性データベースに、上記属性情報を登録するための属性情報登録処理手段とをさらに含み、
    この属性情報登録処理手段は、上記移動体属性データベースに、個々の移動体について、その外表面に広告画像が付されている広告実施中であるか否かを表す広告実施状態を上記属性情報の1つとして登録する広告実施状態登録処理手段を含み、
    上記訴求効果情報生成手段は、上記移動体属性データベースに広告実施中であることを表す広告実施状態が登録されている移動体に関して、訴求効果情報を生成するものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の移動体広告システム。
  5. 上記広告画像は、広告画像を形成した剥離可能なシート体を移動体の外表面に貼着することによって、当該移動体の外表面に付されるものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の移動体広告システム。
  6. 上記シート体が移動体の外表面から剥離されて再利用可能となる時期の情報を含むシート体再利用情報が検索可能に登録される再利用データベースをさらに含むことを特徴とする請求項5記載の移動体広告システム。
  7. 上記属性情報登録処理手段は、上記移動体属性データベースに、上記シート体を用いた広告の終了時期を上記属性情報の1つとして登録する手段を含み、
    上記移動体属性データベースに登録される上記終了時期を、当該シート体が剥離されて再利用可能となる時期として上記再利用データベースに登録する手段をさらに含むことを特徴とする請求項6記載の移動体広告システム。
  8. 上記属性情報登録処理手段は、上記移動体属性データベースに、上記属性情報の1つとして、当該移動体の外表面に付されるシート体の量を表す情報を登録する手段を含み、
    上記移動体属性データベースに登録される上記シート体の量を表す情報に基づいて、再利用可能となるシート体の量を表す情報を上記再利用可能となる時期と対応付けて上記再利用データベースに登録する手段をさらに含むことを特徴とする請求項6または7に記載の移動体広告システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012131596A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Yazaki Corp 集配業務支援装置
JP2020035193A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 Ihi運搬機械株式会社 車体広告による宣伝効果評価装置、宣伝効果評価方法、および宣伝効果評価プログラム

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