JP2005016372A - 内燃機関の吸入空気イオン化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸入空気イオン化部材を内燃機関の吸入空気流通経路に介在させて燃費効率の向上を図る技術を提供する。
【解決手段】吸入空気イオン化部材14は、全体が略矩形状であって、前後左右屈曲自在の薄板状の袋体で構成され不織布で成形されている。該吸入空気イオン化部材14は、複数段の粗部14a〜14eを左右方向に延在させ上下に適宜間隔を置いて、配置している。該粗部14a〜14eは外部からより多く吸入空気を流過させる。この流過率は密部14f〜14iに比較し高くなる。該密部14f〜14iは前記粗部14a〜4e相互間に形成してある。また、前記吸入空気イオン化部材14は密部14f内の袋体内に例えば、断面形状が小矩形の2本又は複数体の炭素繊維片15a、15bを介装している。同様に該密部14g内の袋体内に2本の炭素繊維片15a、15bを、該密部14h内の袋体内に炭素繊維片15a、15bを、該密部14i内の袋体内に炭素繊維片15a、15bをそれぞれ介装している。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン又は船舶用エンジン等各種の内燃機関に於ける燃焼効率を向上させた内燃機関の吸入空気イオン化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種、内燃機関の吸入空気イオン化装置は、磁石体による技術やコバルト、ラジウム又はウラン等放射性物質生成時の残物質としての放射線によるイオン化技術、若しくは炭素塊又は炭素微粉末を塗布、混入してこれを利用した吸入空気のイオン化技術に基づく各種装置であった。
【0003】
また、従来の技術に於いては、図7に示すような特開2003−106223の公開特許公報に開示した内燃機関の燃費改善吸気装置がある。
すなわち、エアークリーナーボックス1内に設置するマイナスイオンを発生する粒状のセラミックス2を封入した装置、またはマイナスイオンを発生する粉状のセラミックス2をステンレスの金網等で構成された該エアークリーナーボックス1に塗布、含浸または付着させた装置またはマイナスイオンを発生する粉状のセラミックス2をろ紙、不織布等に塗布、含浸または付着させた装置の中を燃焼に必要な空気中の酸素が通過する。その装置内に送られてくる酸素にマイナスの電荷を与えることになる。このためマイナスの電荷を受けた酸素は、内燃機関内または燃焼装置内で、液体燃料の場合は、気化された燃料と反応しやすくなり、完全燃焼を起こしやすくする。気体燃料の場合も同様である。この結果、排ガス中の一酸化炭素(CO)の量が低減し、窒素酸化物(NOx)の量も低減する。
【0004】
また、ディーゼルエンジン、ガスエンジン等の内燃機関及びボイラー等の燃焼装置のエアークリーナーボックス1へのダクト3に接して設置し、その中へ燃焼に必要な酸素を含んだ空気を通過させる。ところで、円形のステンレスの金網でなるエアークリーナーボックス1の外側を2重の金網で構成し、その間に粒状マイナスイオンを発生するセラミックス2を封入したものであり、または該エアークリーナーボックス1にマイナスイオンを発生する粉状のセラミックス2を付着させた装置であり、または円形のろ紙、不織布等にマイナスイオンを発生する粉状のセラミックス2を付着させた装置であり、それらをエアークリーナーボックス1へのダクト3に接して設置する。これにより排出される二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)の量を低減し、燃費を向上させている。
【0005】
更に、従来の技術の他の例に於いては、図8に示すような特開平11−106762の公開特許公報に開示した燃料の改質装置がある。すなわち、4は燃料改質装置、5は収納容器、6はニップル、7は取り付け具、8は外部接続用チューブを示す。本燃料改質装置4は、取り付け具7によりボディに固着して装着される。図9はスパイラルセラミックス円筒体を使用した燃料改質装置4の垂直断面図である。図において、9は炭素繊維布、10はパッキン、11はスパイラルセラミックス円筒体、12は連通多孔質のセラミックス円柱体、13は側路を示す。図9に示したようにスパイラルセラミックス円筒体11は、例えば、石膏の分割型に泥状のセラミックスを鋳込んで成型した後石膏を取り除いて、内部が中空のスパイラル状突起を備えた遠赤外線放射性のスパイラルセラミックス円筒体11を得ることができる。また、連通多孔質のセラミックス円柱体12は、空隙を形成した焼失可能な連通多孔体を、セラミックス液に浸し乾燥させた後、焼成して連通多孔体を焼失することで遠赤外線放射性の連通多孔質体が得られる。なお、連通多孔質よりなるセラミックス体は、例えば、Li2Oを含有し、Al2O3・SiO2 系セラミックスで作成し、10ミクロン前後の赤外線放射率90%以上の材質を有するものである。
【0006】
上記スパイラルセラミックス円筒体11と、連通多孔質のセラミックス円柱体12とを一体構造にするには、焼成前の連通多孔質のセラミックス円柱体12を、焼成前のスパイラルセラミックス円筒体11の中央貫孔に収納して焼成することにより一体構造となる。あるいは、スパイラルセラミックス円筒体11と、連通多孔質のセラミックス円柱体12とをそれぞれ焼成して、スパイラルセラミックス円筒体11の中央貫孔に収納接着してもよく、また、焼成した連通多孔体のセラミックス円柱体12を未焼成のスパイラルセラミックス円筒体11に収納した後、焼成して成形してもよい。
【0007】
そして、上記の燃料の改質装置4の作用について説明すれば、燃料例えば軽油は、右側のニップル6から流入し、左側のニップル6から流出するものとする。この通過量は吸引力に比例するが、前述したように最終的には、例えば車両の変速操作に比例する。一定速度の通常の運転操作の状態では燃料流量は略一定であり、この場合前記改質装置4の中の連通多孔質のセラミックス円柱体11を、燃料は抵抗なく通過するが、急加速操作等でエンジンの回転数及びエンジンの負荷率を急速に増大すると、比例して燃料流量も急速に増大する。前述したように、連通多孔質のセラミックス円柱体12はその組成構造上燃料に対し抵抗があり、右側の流入に体し一定の円形状の面積を有する流入受け入れ開口部では、特に流量が急速に増大すると直ちに対応できない。このとき、前記セラミックス円柱体11の外側に配設された前記スパイラルセラミックス円筒体11の側路13を通過する燃料は、処理速度かつ急速な燃料流量の増大に追随させてバイパスを旋回する流れとなって連通多孔質のセラミックス円柱体12の側面からも進入する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術は、前述した構成であるので次の課題が存在した。
すなわち、前述した磁石体による技術やコバルト、ラジウム又はウラン等放射性物質生成時の残物質としての放射線によるイオン化技術、若しくは炭素塊又は炭素微粉末を塗布、混入してこれを利用した吸入空気のイオン化技術に基づく各種装置及び特開2003−106223の公開特許公報に係る技術に於ける内燃機関の吸入空気イオン化装置はエアーボックス等からイオン化した空気を放出する機能のために微細炭素含有物を混入する技術でなくいずれも吸入空気のイオン化効率が低いものであり、特に、前者は、吸入空気量や吸入空気の速度が低下すること及びエアークリーナーボックス等からの吸入空気を放出する技術ではないという問題点があった。
【0009】
また、特開2003−106223の公開特許公報に係る技術は粒状又は粉状のセラミックを封入した技術であり、ステンレスの金網を製作する等製作工数が増大すると共に燃費も大幅に向上させることが困難であるという問題点があった。
【0010】
また、特開平11−106762の公開特許公報に開示した燃料の改質装置は、吸入空気のイオン化装置とは、直接関係なく軽油等の燃料をスパイラルセラミックス円筒体11及び円柱体12に流過させて燃費向上を図る技術であり、吸入空気のイオン化に貢献しないという問題点があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る内燃機関の吸入空気イオン化装置は、叙上の問題点を解決すべく発明したものであって、内燃機関のエアークリーナーボックス等に於いて、吸入空気のイオン化効率を向上させると共に吸入空気量を増大させ、併せて燃費の大幅な向上を図ることを目的としたものであって、次の構成、手段から成立する。
【0012】
請求項1記載の発明によれば、内燃機関の吸入空気流通経路に配置してあって、全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化部材である。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、前記吸入空気イオン化部材が内燃機関の吸入空気流通経路に備えたエアーフィルタに隣接して配置したことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸入空気イオン化部材である。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、内燃機関の吸入空気流通経路に空気清浄器(エアーフィルタボックス)を備え、該空気清浄器内に配置してあって、全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装してなる吸入空気イオン化部材を有したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化装置である。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、前記吸入空気イオン化部材は、セパレータを介在させたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の内燃機関の吸入空気イオン化部材又は内燃機関の吸入空気イオン化装置である。
【0016】
請求項5記載の発明によれば、内燃機関の吸入空気流通経路に矩形型エアーフィルタを備え、該矩形型エアーフィルタの隣接面に全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装してなる吸入空気イオン化部材を配置したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化装置である。
【0017】
請求項6記載の発明によれば、内燃機関の吸入空気流通経路に円筒型エアーフィルタを備え、該円筒型エアーフィルタの外周面に全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装してなる吸入空気イオン化部材を巻装したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化装置である。
【0018】
請求項7記載の発明によれば、内燃機関の吸入空気流通経路に円筒型エアーフィルタを備え、該円筒型エアーフィルタの内周面に全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装してなる吸入空気イオン化部材を巻装したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化装置である。
【発明の実施の形態】
【0019】
本発明に係る内燃機関の吸入空気イオン化装置の実施の形態について、添付図面に基づき、詳細に説明する。
【0020】
【発明の実施の形態1】
図1は、本発明装置に適用する実施の形態1を示す吸入空気イオン化部材の一例を示す図面であって、(a)は平面図、(b)は(a)の矢視A−A線方向の断面図である。
図2は、前記図1(b)のB部を拡大した斜視図である。
【0021】
14は、吸入空気イオン化部材であって、図1(a)に示すものは全体が略矩形状であって、前後左右屈曲自在の薄板状の袋体で構成されている。そして、該吸入空気イオン化部材14は、不織布で成形されている。また、該吸入空気イオン化部材14は不織布に代えて、細目の布材で構成することができる。該吸入空気イオン化部材14は、複数段の粗部14a〜14eを左右方向に延在させ上下に適宜間隔を置いて、配置している。該粗部14a〜14eは外部からより多く吸入空気を流過させる。この流過率は後述する密部14f〜14iに比較し高くなる。該密部14f〜14iは前記粗部14a〜4e相互間に形成してある。
【0022】
また、前記吸入空気イオン化部材14は図1(b)及び図2に示すように、密部14f内の袋体内に例えば、断面形状が小矩形の2本又は複数体の炭素繊維片15a、15bを介装している。
同様に該密部14g内の袋体内に2本の炭素繊維片15a、15bを、該密部14h内の袋体内に炭素繊維片15a、15bを、該密部14i内の袋体内に炭素繊維片15a、15bをそれぞれ介装している。
尚、上記吸入空気イオン化部材14はその粗部14a〜14e及び密部14f〜14iを前後方向に適宜間隔を置いて配置してもよい。その場合、前述したように、密部14f〜14i内の袋体内に2本又は複数体の炭素繊維片15a、15bを介装する。
また、該炭素繊維片15a、15bは実験によれば厚さが厚い程、吸入空気のイオン化率が高いことが判明した。
【0023】
次に、上記本発明に係る内燃機関の吸入空気イオン化装置に使用する実施の形態1に示す吸入空気イオン化部材について、図2に基づき、その動作を説明する。当該吸入空気イオン化部材14は図2に示すように袋体で構成されており、該袋体は、粗部14a、14bと密部14fで構成されている。そして、該吸入空気イオン化部材14を内燃機関に適用した場合、該内燃機関の燃焼室に吸入させる空気をイオン化させる作用を行なう。
【0024】
例えば、自動車のエンジン等の当該内燃機関の回転数が比較的低い場合、図2に示す吸入空気G〜Kの空気量は少なくかつ流速が低いものである。
そして、当該吸入空気イオン化部材14の粗部14a、14bに流過する吸入空気G、K及び密部14fに流過する吸入空気H、I、Jは、ほぼ同一量であり袋体に介装された炭素繊維片15a、15bにより吸入空気のイオン化作用が均質に行なわれる。
【0025】
次に、当該内燃機関の回転数が比較的高い場合、図2に示す全体の吸入空気の流過が高くなり、袋体の粗、密部14a、14b、14fの織目の大小により、該吸入空気イオン化部材14にかかる空気抵抗値が変化し、織目の大きい部位、すなわち、粗部14a、14bは空気抵抗値が小さい。このように、吸入空気イオン化部材14に粗部14a、14bにより内燃機関の高速回転時に負荷を少なくする吸入空気のバイパス路を形成する。そして、吸入空気のイオン化効果による燃焼率向上により空気抵抗による吸入空気の流過率の低下を防止する。
【0026】
例えば、一部のRV自動車及び2トン以上の車両としてのトラックに関しては図3及び図4に示す円筒型のエアーフィルタ16、17になっている。原則としては、図3の場合に於ける吸入空気イオン化部材14は外気吸込側の円筒型エアーフィルタ16の外周面16a側に取り付けるが、大部分の車種は図4に示すように吸入空気イオン化部材14をエアーフィルタ17とフィルタカバーの間隔が狭い為にエアーフィルタ17の内周面17a側に取り付ける。その場合は吸込防止のガード材18を吸入空気イオン化部材14と一緒に取り付ける。そして、図3の場合は吸入空気が矢印D1からD2方向に流過し、図4の場合のそれは矢印E1からE2方向に流過する。そこで吸入空気のイオン化を図る。
また、乗用車に搭載されている矩形型エアーフィルタ19に関しては必ず外気吸込側つまりエアーフィルタ19を取り外した時に汚れた側が外気吸込側に吸入空気イオン化部材14を取り付け金具(図示せず)で固定して取り付ける。当該矩形型エアーフィルタ19は図5に示すように、その隣接面側19aに吸入空気イオン化部材14を配置する。吸入空気の流過率を向上されるため両部材19、14間に合成樹脂材等で成形されかつ略多孔を配設したセパレータ23を介設している。そして、吸入空気は矢印C1からC2方向に流過し、該吸入空気のイオン化を図っている。
尚、吸入空気イオン化部材14は、互換性を持たせる為に該エアーフィルタ19の大きさと全く同じサイズではなく出来るだけ似たサイズを選びエアーフィルタの70%位までを覆うことを確認する。
【0027】
【発明の実施の形態2】
次に、本発明に係る内燃機関の吸入空気イオン化装置に於ける実施の形態2について説明する。
20は自動車、建設機械、船舶等のガソリンエンジンあるいはデイゼルエンジン等の内燃機関である。吸入空気流通経路21に介装される本発明の内燃機関20等のエアーフィルタボックスである。このエアーフィルタボックス22は内部に吸入空気イオン化部材14と、セパレータ23と、エアーフィルタ19とを収容している。
そして、吸入空気が吸入空気流通経路21内を矢印F1方向に流過し、フィルタボックス22でイオン化され内燃機関20の燃焼室に送り込まれる。内燃機関20の動作により排気ガスが排出管24内を矢印F2方向に流出され排気ガス処理部25を経て外部に放出される。
【0028】
【発明の効果】
本発明に係る内燃機関の吸入空気イオン化部材及び装置は、上述した構成、動作を有するので次の効果がある。
【0029】
請求項1の記載の発明によれば、内燃機関の吸入空気流通経路に配置してあって、全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化部材を提供する。
このような構成としたので、内燃機関へ送り込まれる吸入空気を容易にイオン化し、内燃機関の回転速度に応じて流過吸入量をコントロールし、燃焼効率を高めることができる。しかも、吸入空気流通経路に変形自在可能な吸入空気イオン化部材を介在させたので内燃機関への組付けが容易となる効果がある。
【0030】
請求項2の記載の発明によれば、前記吸入空気イオン化部材が内燃機関の吸入空気流通経路に備えたエアーフィルタに隣接して配置したことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸入空気イオン化部材を提供する。
このような構成としたので、内燃機関のエアーフィルタに隣接して配備したので、該エアーフィルタと共に容易に組立可能とするうえに、吸入空気のイオン化効率を向上させる効果がある。
【0031】
請求項3の記載の発明によれば、内燃機関の吸入空気流通経路に空気清浄器(エアーフィルタボックス)を備え、該空気清浄器内に配置してあって、全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装してなる吸入空気イオン化部材を有したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化装置を提供する。
このような構成としたので、車両の低速走行や高速走行に対しても吸入空気量をコントロールし、かつ増大させるので車両の燃費を大幅に向上させる効果がある。
【0032】
請求項4の記載の発明によれば、前記吸入空気イオン化部材は、セパレータを介在させたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の内燃機関の吸入空気イオン化部材又は内燃機関の吸入空気イオン化装置を提供する。
このような構成としたので、請求項1、2又は3記載の発明の効果に加えて更に吸入空気の流過量を増大させ燃費向上を図る効果がある。
【0033】
請求項5の記載の発明によれば、内燃機関の吸入空気流通経路に矩形型エアーフィルタを備え、該矩形型エアーフィルタの隣接面に全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装してなる吸入空気イオン化部材を配置したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化装置を提供する。
このような構成としたので、矩形型エアーフィルタを有した装置に適用させる効果がある。
【0034】
請求項6の記載の発明によれば、内燃機関の吸入空気流通経路に円筒型エアーフィルタを備え、該円筒型エアーフィルタの外周面に全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装してなる吸入空気イオン化部材を巻装したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化装置を提供する。
このような構成としたので、吸入空気イオン化部材を円筒型エアーフィルタの外周面に装着して適用させる効果がある。
【0035】
請求項7の記載の発明によれば、内燃機関の吸入空気流通経路に円筒型エアーフィルタを備え、該円筒型エアーフィルタの内周面に全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装してなる吸入空気イオン化部材を巻装したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化装置を提供する。
このような構成としたので、吸入空気イオン化部材を円筒型エアーフィルタの内周面に装着して適用させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸入空気イオン化部材の実施の形態1を示す図面であって、(a)は平面図、(b)は(a)の矢視A−A方向の断面図である。
【図2】本発明に係る吸入空気イオン化部材の実施の形態1を示す図1(b)に於けるB部を拡大した斜視図である。
【図3】本発明に係る吸入空気イオン化部材の実施の形態1を示す構造のものを円筒型フィルタの外周面に取付けた状態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る吸入空気イオン化部材の実施の形態1を示す構造のものを円筒型フィルタの内周面に取付けた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る吸入空気イオン化部材の実施の形態1を示す構造のものを矩形型エアーフィルタに取付けた状態を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る内燃機関の吸入空気イオン化装置の実施の形態2を示す構成図である。
【図7】従来の技術に於ける内燃機関の燃費改善吸気装置の一例を示す構成図である。
【図8】従来の技術に於ける内燃機関の燃料の改質装置の他の例を示す構成図である。
【図9】従来の技術に於ける内燃機関の燃料の改質装置の他の例を示す垂直断面図である。
【符号の説明】
1 エアークリーナーボックス
2 セラミックス
3 ダクト
4 燃料改質装置
5 収納容器
6 ニップル
7 取り付け具
8 外部接続用チューブ
9 炭素繊維布
10 パッキン
11 スパイラルセラミックス円筒体
12 連通多孔質のセラミックス円柱体
13 側路
14 吸入空気イオン化部材
14a〜14e 吸入空気イオン化部材の粗部
14f〜14i 吸入空気イオン化部材の密部
15a、15b 炭素繊維片
16 円筒型エアーフィルタ
16a 円筒型エアーフィルタの外周面
17 円筒型エアーフィルタ
17a 円筒型エアーフィルタの内周面
18 吸入防止のガード材
19 矩形型エアーフィルタ
20 内燃機関
21 吸入空気流通経路
22 フィルタボックス
23 セパレータ
24 排出管
25 排気ガス処理部

Claims (7)

  1. 内燃機関の吸入空気流通経路に配置してあって、全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化部材。
  2. 前記吸入空気イオン化部材が内燃機関の吸入空気流通経路に備えたエアーフィルタに隣接して配置したことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸入空気イオン化部材。
  3. 内燃機関の吸入空気流通経路に空気清浄器(エアーフィルタボックス)を備え、該空気清浄器内に配置してあって、全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装してなる吸入空気イオン化部材を有したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化装置。
  4. 前記吸入空気イオン化部材は、セパレータを介在させたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の内燃機関の吸入空気イオン化部材又は内燃機関の吸入空気イオン化装置。
  5. 内燃機関の吸入空気流通経路に矩形型エアーフィルタを備え、該矩形型エアーフィルタの隣接面に全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装してなる吸入空気イオン化部材を配置したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化装置。
  6. 内燃機関の吸入空気流通経路に円筒型エアーフィルタを備え、該円筒型エアーフィルタの外周面に全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装してなる吸入空気イオン化部材を巻装したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化装置。
  7. 内燃機関の吸入空気流通経路に円筒型エアーフィルタを備え、該円筒型エアーフィルタの内周面に全体が屈曲自在の略矩形状かつ薄板状袋体で構成してなり、該薄板状袋体が不織布で成形されかつ適宜間隔を有して一連の粗、密部を有すると共に前記密部に相当する部位に於ける薄板状袋体内に炭素繊維片を介装してなる吸入空気イオン化部材を巻装したことを特徴とする内燃機関の吸入空気イオン化装置。
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