JP2005014427A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】緩衝部材を介して支持手段に支持された記録媒体を回転して印刷手段による印刷の向きを調整する際に、支持手段上で行なう記録媒体の回転調整作業を容易にできるようにし、またその調整作業時に記録媒体に損傷を与えるような恐れのない印刷装置を提供する。
【解決手段】トレイ15がケースから排出されているときには、昇降部材59の回転によりその凸部62がブラケット51の上面に乗り上げ、この乗り上げにより昇降部材59を介して光ディスク45を支持するディスク受け56を上方に位置させてその光ディスク45を回転台52の上の緩衝部材53から離間させ、この離間により光ディスク45を緩衝部材53と摩擦することなく円滑に回転させることができるようにする。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクなどの記録媒体を印刷対象物として、その表面に記録媒体に記録されているデータのタイトルなどの情報を印刷する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CD−R(Compact Disk−Recordable)などの光ディスクの表面にそのタイトルなどの印刷を行なう印刷装置として、特開2003−72155号のものが知られている。
この印刷装置は、トレイに支持された光ディスクに対してサーマルヘッドを備えた印刷機構によりインクリボンを用いて印刷を行なうものであり、トレイ上の光ディスクには、幅がサーマルヘッドの有効印刷幅で長さがサーマルヘッドの移動距離に対応した矩形の領域内に印刷が行われる。
【0003】
前記トレイは光ディスクを確実に保持して印刷機構に対応させるべく、その上面には、光ディスクの外周縁部分に係合する係合部が設けられ、またディスク面が当接するトレイ上面のほぼ全域には、適度な摩擦と緩衝性を有するラバー材からなるシート状緩衝部材が貼り付けられている。
【0004】
したがって、光ディスクは緩衝部材を介してトレイ上に載置されるため、印刷動作時やトレイへの着脱操作時に緩衝部材の緩衝作用によって外力から保護されて傷などの損傷を受けることがなく、また緩衝部材の摩擦作用によって光ディスクが安定保持されてトレイ上で不用意に移動することがなく、印刷品位の優れた印刷が可能になる。
【0005】
一方、前記印刷装置の印刷対象となる光ディスクは、その表面(レーベル面)に予め文字や図形などが何もない無地のものもあるが、商品名や製造者名などの文字、あるいは罫線や図形などが予め印刷(プレ印刷)されたものもある。
【0006】
このようなプレ印刷が施された光ディスクの表面にユーザーが任意の文字列などを印刷する場合には、それらのプレ印刷部分を避けた位置を前記印刷装置による印刷領域に設定する必要があるが、さらにその印刷領域に印刷される文字列をプレ印刷の文字や記号などと平行度を合わせて印刷する必要がある。そうでないと、プレ印刷部分に対して前記印刷装置による印刷部分が傾いてバランスの悪い見栄えのしない印刷景観となってしまう。
【0007】
そこで、前記印刷装置では、印刷機構によって光ディスクに形成される印刷領域の位置および向きについての位置合せを可能にするべく、トレイ上に位置合せのための指標部となる罫線が施された透明のシート材で構成される位置合せ部材を備えている。
【0008】
この位置合せ部材は、光ディスクが装着されたトレイの当該光ディスクの一部を覆ってトレイに装着するものであり、ユーザーは、印刷対象となる光ディスクをトレイに装着した後に、トレイ上に設けられている位置合せ用の指標部などを目安にしてプレ印刷部分が傾いていないかを確認し、傾いていれば、トレイ上の光ディスクをその傾き分だけ回転して位置合せの調整を行なう必要がある。
【0009】
【特許文献1】
特開2003−72155号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の印刷装置では、その印刷装置による印刷部分の向きがプレ印刷部分の向きに対応して傾きが生じないように、一旦トレイ上に光ディスクを装着した後に、そのトレイ上で光ディスクを回転調整するのであるが、光ディスクはトレイの上面に配設された緩衝部材の上に密着しているため、緩衝部材との間の摩擦により光ディスクの回転が妨げられ、位置合せ操作がしにくく、また摩擦に抗して無理に力を加えて光ディスクを取り扱うと、光ディスクの緩衝部材に接するディスク面に損傷を与える恐れがある。
【0011】
本発明はこのような点に着目してなされたもので、緩衝部材を介して支持手段に支持された記録媒体を回転して印刷手段による印刷の向きに対応させるべく、記録媒体の向きを調整する際に、支持手段上で行なう記録媒体の回転調整作業を容易にできるようにし、またその調整作業時に記録媒体に損傷を与えるような恐れのない印刷装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る印刷装置は、緩衝部材が配設され該緩衝部材上に記録媒体を載置して支持する支持手段と、この支持手段に支持された記録媒体に印刷を行なう印刷手段とを備えた印刷装置において、前記支持手段に支持された記録媒体を前記緩衝部材に対して相対的に移動させて該記録媒体と前記緩衝部材とを接離させる移動手段を備えたことを特徴としている。
【0013】
この印刷装置によれば、支持手段に載置した記録媒体を手作業で回転する際に、移動手段によりその記録媒体を緩衝部材に対して相対的に移動させてその緩衝部材から離すことにより、記録媒体が緩衝部材と摩擦するようなことがなく、したがって記録媒体を円滑に回転してその位置合せの調整を容易に能率よく行なえ、また記録媒体と緩衝部材との間に摩擦が生じることがないから、記録媒体に損傷を与えるような恐れもない。
【0014】
本発明の請求項2に係る印刷装置は、前記支持手段が、前記記録媒体の着脱が可能な第1の位置と、前記印刷手段により前記記録媒体に印刷が行われる第2の位置とに移動可能に設けられており、前記移動手段が、前記支持手段の前記第1の位置への移動に連動して前記記録媒体と前記緩衝部材とを離間させ、前記支持手段の前記第2の位置への移動に連動して前記記録媒体と前記緩衝部材とを接触させることを特徴としている。
【0015】
この印刷装置においては、前記支持手段が第1の位置に配置しているときに、その支持手段に記録媒体を載置する。このとき、前記移動手段により前記記録媒体と前記緩衝部材とが離間する状態に保たれ、したがって記録媒体を円滑に回転してその位置合せの調整を容易に能率よく行なえる。そして前記支持手段が第2の位置に移動すると、前記記録媒体と前記緩衝部材とが接触して記録媒体が安定して支持される。
【0016】
本発明の請求項3に係る印刷装置においては、前記移動手段が、前記記録媒体の中心部を支持する記録媒体支持部材と、該記録媒体支持部材を移動して前記記録媒体を前記緩衝部材に接触および離間させる記録媒体変位手段とを備えることを特徴としている。したがって、記録媒体の中心部を記録媒体支持部材によって支持しそれを記録媒体変位手段によって移動して記録媒体を緩衝部材から離すことにより、記録媒体支持部材に中心部が支持された状態で記録媒体を円滑に回転してその位置合せの調整を容易に能率よく行なうことができ、緩衝部材との間に摩擦が生じることがないから、記録媒体に損傷を与えるような恐れもない。
【0017】
本発明の請求項4に係る印刷装置においては、前記移動手段が、前記記録媒体の中心部を支持する記録媒体支持部材と、該記録媒体支持部材に支持された前記記録媒体に対して前記支持手段を移動して前記緩衝部材を前記記録媒体に接触および離間させる支持手段変位手段とを備えることを特徴としている。したがって、記録媒体の中心部を記録媒体支持部材によって支持する一方、支持手段変位手段によって支持手段を移動して記録媒体を緩衝部材から離すことにより、記録媒体支持部材に中心部が支持された状態で記録媒体を円滑に回転してその位置合せの調整を容易に能率よく行なうことができ、緩衝部材との間に摩擦が生じることがないから、記録媒体に損傷を与えるような恐れもない。
【0018】
本発明の請求項5に係る印刷装置においては、前記記録媒体支持部材が、前記緩衝部材より摩擦抵抗の小さい材料で構成され、前記記録媒体としての光ディスクの中心部に形成された円孔の周囲を支持することを特徴としている。したがって、記録媒体支持部材上で記録媒体を円滑に回転してその位置合せの調整を容易に能率よく行なうことができる。 本発明の請求項6に係る印刷装置においては、前記移動手段を手動により作動させる操作手段を備えることを特徴としている。したがって、その操作手段を操作して任意に前記記録媒体と前記緩衝部材とを接離させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0020】
図1は本発明の第1の実施形態に係る印刷装置の全体の外観を示す斜視図、図2はその印刷装置の内部の主要部の構成を示す平面図、図3は同じく主要部の構成を示す正面図である。
この印刷装置1は装置本体としてのケース1aを備え、このケース1aの上面にキー入力部2、液晶表示部3が設けられている。また、ケース1aの前面には開口部4が設けられ、この開口部4の上部にケース1aの内部のプリンタ部25をカバーするプリンタカバー5が設けられ、開口部4の下部からトレイ15がケース1a外に向けて排出されるようになっている。
【0021】
キー入力部2には、文字や記号などを入力する文字入力キー、文字サイズを入力設定する文字サイズキー、入力された文字を編集するための漢字変換キー、無変換キー、液晶表示部3上に表示されるカーソルを移動させるカーソルキー、各種入力データや選択データの確定、特定機能の開始の指示などを行なうときに操作する特定機能キー、入力された文字列や画像の印刷を実行するための印刷キー、装置の電源をON・OFFするための電源キーなどの他に動作に必要な制御キーが設けられ、さらにケース1aの前面側部にトレイ15をケース1aの内外に移動させるトレイ移動キー12が設けられている。
【0022】
ケース1aの内部にはベース6が設けられ、このベース6上にCD−Rなどの板状の記録媒体45(以下、光ディスクという)を支持するトレイ15が設けられている。また、ケース1aの内部には、トレイ15に支持された光ディスク45の表面(レーベル面)に対してその光ディスク45内に記録されたデータに関するタイトルなどの印刷を行なうプリンタ部25が設けられている。
【0023】
図4〜図7にはトレイ15の構造を示してあり、このトレイ15は矩形のプレート状をなし、そのほぼ中央部に開口50が形成されている。トレイ15の下面には前記開口50に対向するようにブラケット51が取り付けられ、またトレイ15の上には回転台52が回転可能に載置され、この回転台52の上面に適度な摩擦と緩衝性を有するラバー材からなるシート状の緩衝部材53が貼り付けられている。
【0024】
前記ブラケット51には前記開口50の中心を通るように回転軸55が遊挿され、この回転軸55の上端部に記録媒体支持部材としてのディスク受け56が、また下端部にギア57がそれぞれ設けられている。
【0025】
ディスク受け56は、摩擦が小さく滑りの良好なプラスチック材料で形成され、回転軸55に一体的に取り付けられている。このディスク受け56と前記ブラケット51との間には記録媒体移動手段としての昇降部材59が設けられ、この昇降部材59はトレイ15の開口50内に配置して回転軸55に対して回転自在にかつ軸方向に移動自在に嵌合され、この昇降部材59の上に前記ディスク受け56が回転自在に載置されている。
【0026】
前記回転台52および緩衝部材53は、中央部に開口54を有し、この開口54内にディスク受け56が配置されている。ディスク受け56は、回転軸55の回転に伴って回転台52および回転台52上に設けられる緩衝部材53と一体に回転し、かつ軸方向に移動可能な状態で開口54に嵌合されている。
回転軸55の下部に設けられたギア57は、回転軸55と一体に回転するように回転軸55に取り付けられているとともに、回転軸55に対して軸方向に移動可能となっている。そしてこのギア57と回転軸55との間に板ばね60が設けられ、この板ばね60によりディスク受け56を介して昇降部材59が下方に弾性的に押圧されている。
ブラケット51の上面には回転軸55を中心とする同一円周上に半球状をなす複数の凹部61が均等的に形成されている。また、昇降部材59の下面には、前記凹部61に対応する複数の半球状をなす凸部62が一体的に突出形成されている。
昇降部材59の周面の一部からはレバー64が突出し、このレバー64はトレイ15の側方に向って延出してその先端部がトレイ15の側壁部に形成された開口65を通して外部に突出している。そしてこのレバー64はスプリング66により一方向に弾性的に付勢されている。
【0027】
トレイ15がケース1a内に収納されているときには、図4に示すように、前記レバー64の先端部がケース1aの側壁部にスプリング66の付勢力で当接し、この状態のときに図5に示すように前記各凸部62が前記凹部61内に落ち込んで嵌合し、この嵌合で前記ディスク受け56の上面と前記緩衝部材53の上面とがほぼ面一となるレベルに保たれる。
【0028】
そしてトレイ15がケース1aの前方側に移動してケース1a内から排出されたときには、図6に示すようにレバー64がケース1aの側壁部から離れるため、スプリング66の付勢力でレバー64と一体的に昇降部材59が時計方向に回動し、この回動で図7および図8に示すように各凸部62が各凹部61から離脱してブラケット51の上面の上に乗り上げ、この乗り上げで昇降部材59が前記板ばね60の弾性力に抗して上方に移動し、ディスク受け56の上面が緩衝部材53の上面のレベルより上方の位置に変位するようになっている。なお、レバー64の回動範囲は開口65に設けられたストッパー67により所定の範囲に規制される。
【0029】
トレイ15の上面には、回転台52の縁部と隣り合うように、位置合せ用の指標68が設けられている。この指標68はトレイ15の幅方向に沿って延びる直線状のラインからなる。
【0030】
トレイ15は、図2および図3に示すように、ケース1a内の左右両側に配置するようにベース6に設けられた案内レール7a,7bに沿って案内されて、ケース1aの内外に移動可能する。
【0031】
トレイ15の一方の側縁にはラック8が設けられている一方、ケース1a内にはラック8と噛み合う駆動ギア9およびギア列10を介して駆動ギア9を正逆回転させるステッピングモータ(トレイ駆動モータ)11が設けられている。
【0032】
そして、トレイ移動キー12の操作によりモータ11が正転駆動されてケース1a内の収納位置にあるトレイ15がケース1aの前面に形成された開口部4からケース1a外に排出され、またトレイ移動キー12の操作によりモータ11が逆転駆動されてケース1a外に位置するトレイ15がケース1a内の収納位置まで移動される。
【0033】
なお、ケース1aには、トレイ15がケース1a内の収納位置に移動したことを検出する位置検出スイッチSW1が設けられ、またトレイ15が光ディスク45の着脱が可能なケース1a外の排出位置まで移動したことを検出する位置検出スイッチSW2が設けられ、この位置検出スイッチSW1,SW2の信号に基づいてモータ11の駆動が制御されてトレイ15がケース1aの内外での所定の停止位置に停止するように制御される。これらの位置検出スイッチSW1,SW2はトレイ15に設けた不図示のスイッチ操作用の突起部によって作動する。
【0034】
トレイ15の裏面には駆動源としてステッピングモータ(回転台駆動モータ)21が設けられ、このモータ21の動力がギア列22を介して回転軸55のギア57に伝達され、この動力の伝達により回転軸55、ディスク受け56、回転台52が一体的に時計回り方向に回転するようになっている。
【0035】
なお、トレイ15には、回転台52の回転停止位置を決めるために回転台52の回転位置を検出する回転位置検出スイッチSW3が設けられている。この検出スイッチSW3は、回転台52の外周縁に180°の間隔で2箇所に設けたスイッチ作用部19a,19bによって作動され、その作動によって回転台52の回転を停止するように制御される。
【0036】
さらに、ケース1a内には、回転台52上への光ディスク45の装着の有無を検出するディスク検出スイッチSW4が設けられている。
【0037】
プリンタ部25は熱転写プリンタからなり、ケース1a内にトレイ15の回転台52と対向するように設けられている。このプリンタ部25は、ブリッジ形状のプリンタフレーム26を備え、このプリンタフレーム26は、両端部に設けられた脚部27a,27bがケース1a内のベース6に固定され、脚部27a,27b間の水平フレーム部27cが回転台52の回転中心部からケース1aの前面側に偏って配置されている。
【0038】
このプリンタフレーム26は、サーマルヘッド32を搭載したキャリッジ31を支持すると共に、キャリッジ31を回転台52に沿って往復走行させる走行路を形成するものであり、キャリッジ31を摺動自在に案内するガイドシャフト28が水平フレーム部27cと並行して設けられ、また水平フレーム部27cの回転台52との対向面側に沿ってキャリッジ31の走行時にキャリッジ31に設けられた駆動ギア34と噛み合うラック29およびキャリッジ31を案内するガイドレール30が設けられている。このキャリッジ31は、このキャリッジ31に搭載したステッピングモータ(キャリッジ駆動モータ)33によりラック29と噛み合う駆動ギア34を駆動してラック29に沿って往復移動する自走方式となっている。
【0039】
トレイ15の上面に設けられた指標68は、前記キャリッジ31の移動方向と平行となる関係にある。
【0040】
キャリッジ31の前面側には熱転写印刷のためのインクリボンを収容したリボンカートリッジ40が装着され、このリボンカートリッジ40はケース1aの前面に設けたプリンタカバー5を開いて交換することが可能となっている。
【0041】
また、図示を省略しているが、キャリッジ31には、モータ33を駆動源としてカム機構などによってサーマルヘッド32を印刷位置と非印刷位置とに移動させるヘッド移動機構、モータ33を駆動源としてリボン巻取軸35を駆動してインクリボンを巻き取るリボン巻取機構が設けられている。
【0042】
このプリンタ部25では、モータ33の正転駆動によって、キャリッジ31をガイドレール30に沿って図3における左側から右側に向けて移動させるとともに、ヘッド移動機構によりサーマルヘッド32を光ディスク45に当接する印刷位置に移動させてその位置に保持し、リボン巻取機構によりリボン巻取軸35を駆動して熱転写に使用されたインクリボンの巻取りを行なう。また、モータ33の逆転駆動によって、サーマルヘッド32を非印刷位置に移動させてその位置に保持するとともに、キャリッジ31をガイドレール30に沿って右側から左側に向けて復帰移動させるものである。リボン巻取機構にはワンウエイクラッチ機構が設けられており、キャリッジ31の復帰移動の際には、リボン巻取軸35の駆動は行われない。
【0043】
図1において、破線で示す光ディスク45上のエリア(領域又は印刷エリア)Aはプリンタ部25の1回の印刷動作での印刷可能領域である。この印刷装置では、トレイ15がケース1a内の所定の収納位置に収納され、回転台52が停止した状態で、プリンタ部25によって印刷が行われる。同じくエリア(領域又は印刷エリア)Bもプリンタ部25の次の1回の印刷動作での印刷可能領域であり、エリアAへの印刷の後に回転台52を180°回転した後に回転台52を停止した状態でエリアBへの印刷が行われる。これらの短冊状のエリアA、Bの幅はサーマルヘッド32の発熱素子列の幅に対応し、長さは印刷動作時にサーマルヘッド32の移動する距離に対応している。
【0044】
図9には本実施形態に係る印刷装置1の電気回路の構成を示してある。この印刷装置1は制御部80を備え、この制御部80には、印刷すべき文字や記号を入力するためのキー入力部2と、液晶表示部3に表示データを出力するための表示用RAMを有する表示制御部81と、トレイ駆動モータ11を駆動するための駆動回路82と、回転台駆動モータ21を駆動するための駆動回路83と、キャリッジ駆動モータ33を駆動するための駆動回路84と、サーマルヘッド32を駆動するための駆動回路85と、トレイ15の移動位置を検出するための位置検出スイッチSW1、SW2と、回転台52の回転位置を検出するための回転位置検出スイッチSW3と、回転台52への光ディスク45の装着を検出するためのディスク検出スイッチSW4と、トレイ15の移動を指示するトレイ移動キー12が接続されている。また、イメージセンサや光センサ20a、20b、20cがアナログ信号をデジタル信号に変換するデータ変換部89を介して接続されている。
【0045】
さらに、制御部80には、フォントROM86、ROM87及びRAM88が接続され、フォントROM86には、多数の文字や記号について、表示用ドットパターンが記憶されるとともに、印字用ドットパターンが大小の文字サイズ分記憶されている。
【0046】
ROM87には、キー入力部2から入力された文字のコードデータに対応させて表示制御部81を制御する表示制御プログラム、本印刷装置1の印刷処理に関する全ての制御を行なうための制御プログラムなどが記憶されている。
【0047】
また、制御部80には、インターフェース回路90が接続されておりコンピュータ装置などの外部装置との間でデータの送受信が可能に構成されている。
【0048】
光ディスク45の表面のエリアA,Bに実際に印刷をするときには、まずトレイ移動キー12を操作してトレイ15をケース1a内の収納位置からその前方側の排出位置まで移動させる。
【0049】
この移動に応じて、昇降部材59のレバー64がケース1aの側壁部から離脱し、この離脱で昇降部材59がスプリング66の弾性力で時計方向に回動し、この回動により凸部62がブラケット51の上に乗り上げて昇降部材59が上方に上昇する。
【0050】
昇降部材59が上昇したときには、この昇降部材59によりディスク受け56が回転軸55と一体に上方に押し上げられ、この押し上げでディスク受け56の上面が緩衝部材53の上面のレベルより上方に配置する。
【0051】
トレイ15を排出位置に移動させた後には、ディスク受け56の上に光ディスク45を載置し、その中央部の円孔45aを回転軸55の上端部に嵌合する。そして、光ディスク45の表面(レーベル面)にプレ印刷Pが施されているときには、ディスク受け56の上に載置した光ディスク45を回転してそのプレ印刷Pの向きがトレイ15の上面の指標68と平行となるように調整する。
【0052】
この際、ディスク受け56は回転台52の緩衝部材53の上面より上方に位置しており、このためディスク受け56の上に載置した光ディスク45は緩衝部材53とは接触せず、その緩衝部材53との間に僅かな隙間をあけて対向する状態にある。
【0053】
このため、光ディスク45を回転してプレ印刷Pの平行度を調整する際に、光ディスク45が緩衝部材53と摩擦するようなことがなく、また光ディスク45を支持したディスク受け56は摩擦抵抗の小さいすべりの滑らかな材料で形成されており、したがって光ディスク45を円滑に回転してプレ印刷Pの向きが指標68と平行となるように容易に能率よく調整することができ、さらに緩衝部材53との間に摩擦が生じることがないから、光ディスク45のディスク面に損傷を与えるような恐れもない。
【0054】
トレイ15の上に光ディスク45を装着して位置合せを行なった後には、トレイ移動キー12を操作してトレイ15を排出位置からケース1a内の収納位置まで移動させる。
【0055】
トレイ15がケース1a内に移動するときには、その移動に応じて昇降部材59のレバー64がケース1aの側壁部に当接し、この当接でレバー64と一体に昇降部材59がスプリング66の弾性力に抗して反時計方向に回動し、この回動で昇降部材59の下面の各凸部62が凹部61内に落ち込み、この落ち込みで昇降部材59と共に光ディスク45を支持したディスク受け56および回転軸55が下方に移動し、この移動で光ディスク45が回転台52の上の緩衝部材53に密着する。
【0056】
このように、トレイ15がケース1a内に収納したときには、トレイ15の上に装着した光ディスク45が緩衝部材53に密着して回転台52の上に安定して支持される。
【0057】
トレイ15がケース1a内の収納位置に配置された後には、プリンタ部25の1回目の印刷動作により光ディスク45の表面の図1に示すエリアAの領域に所定の印刷が施される。
1回目の印刷動作の終了後には、回転軸55、ディスク受け56と一体的に回転台52および光ディスク45が180°回転し、その回転の停止後に、プリンタ部25の2回目の印刷動作により光ディスク45の表面の図1に示すエリアBの領域に所定の印刷が施される。この後、トレイ15がケース1a内の収納位置からケース1a外の排出位置まで移動し、これにより印刷後の光ディスク45を取り出すことが可能となる。
光ディスク45は、プレ印刷Pが指標68と平行となるように予め位置合せされており、このためエリアA,Bに印刷された文字列などはそのプレ印刷Pと平行に並び、したがって見栄えのよい整った印刷景観が得られる。
【0058】
前述の第1の実施形態は定位置に保持したトレイ15に対してディスク受け56を移動させることによりトレイ15上の緩衝部材53と光ディスク45とを接離するように構成したが、以下に説明する第2の実施形態は、光ディスク45を定位置に保持しトレイ15を移動させることによりトレイ15上の緩衝部材53と光ディスク45とを接離するように構成したものである。
【0059】
図10には第2の実施形態を示してあり、この実施形態においては、トレイ15の上に支持手段変位手段としての昇降部材59が設けられている。この昇降部材59は、回転軸55に対して回転自在でかつ軸方向に移動自在に嵌合し、この昇降部材59の下面に回転軸55を中心とする同一円周上に複数の凸部62が均等的に形成され、これら凸部62に対応する凹部61がトレイ15の上面に形成されている。
【0060】
そして昇降部材59の上に回転台52が配置され、この回転台52の上面に緩衝部材53が貼り付けられている。回転台52は、回転軸55に取り付けられたディスク受け56に対して軸方向に移動自在に嵌合され、かつそのディスク受け56と一体に回転するように嵌合されている。また、回転軸55はトレイ15に対して軸方向に移動しない定位置を保つように支持されている。
【0061】
トレイ15が印刷装置のケース外に排出されているときには、図10(A)に示すように、昇降部材59の各凸部62がトレイ15の各凹部61内に落ち込み、昇降部材59および回転台52が下降位置に配置し、ディスク受け56の上面が回転台52における緩衝部材53の上面より上方のレベルに位置している。
【0062】
この状態において、ディスク受け56の上に光ディスク45を載置し、その中央部の円孔45aを回転軸55の上端部に嵌合する。そして、光ディスク45の表面(レーベル面)にプレ印刷が施されているときには、ディスク受け56の上に載置した光ディスク45を回転してそのプレ印刷の向きがトレイ15の上面の指標と平行となるように調整する。
【0063】
この際、第1の実施形態の場合と同様に、ディスク受け56は回転台52の緩衝部材53の上面より上方に位置しており、このためディスク受け56の上に載置した光ディスク45は緩衝部材53とは接触せず、その緩衝部材53との間に僅かな隙間をあけて対向する状態にあり、したがって光ディスク45を回転してプレ印刷の平行度を調整する際に、光ディスク45が緩衝部材53と摩擦するようなことがなく、このため光ディスク45を円滑に回転してプレ印刷の向きが指標と平行になるように容易に能率よく調整することができ、さらに緩衝部材53との間に摩擦が生じることがないから、光ディスク45のディスク面に損傷を与えるような恐れもない。
【0064】
トレイ15の上に光ディスク45を装着して位置合せを行なった後には、トレイ15が排出位置からケース内の収納位置まで移動し、この移動時にレバー64を介して昇降部材59が回動操作され、この回動で図10(B)に示すように昇降部材59の下面の各凸部62が凹部61からトレイ15の上面に乗り上げ、この乗り上げで昇降部材59と共に回転台52が上方に移動し、この移動で回転台52の上の緩衝部材53が光ディスク45に密着する。
【0065】
この後、プリンタ部の1回目の印刷動作により光ディスク45の表面の所定の領域に所定の印刷が施され、この1回目の印刷動作の終了後に回転軸55およびディスク受け56と一体的に回転台52および光ディスク45が180°回転し、その回転の停止後に、プリンタ部の2回目の印刷動作により光ディスク45の表面の他の所定の領域に所定の印刷が施される。そしてこの場合にも、光ディスク45のプレ印刷が指標と平行となるように予め位置決めされているから、印刷された文字列などがそのプレ印刷と平行に並び、したがって見栄えのよい整った印刷景観が得られる。
【0066】
前述の第1の実施形態および第2の実施形態の印刷装置は、いずれもトレイ15が回転台を備え、この回転台を回転し、光ディスクの複数箇所に印刷可能としたものであるが、以下に説明する第3の実施形態に係る印刷装置は、トレイ構造を簡略にしてその回転機構や回転駆動機構を備えていない例である。
【0067】
図11には第3の実施形態を示してあり、この実施形態においては、トレイ15が回転台を備えず、トレイ15の上面に直接緩衝部材53が貼り付けられ、この緩衝部材53の上に光ディスク45を載置するようになっている。
【0068】
トレイ15の下面には第1の実施形態の場合と同様に、ブラケット51が取り付けられ、このブラケット51に支軸70が軸方向に移動可能に挿入され、この支軸70の上端部にディスク受け56が取り付けられ、このディスク受け56とブラケット51との間に昇降部材59が設けられている。
【0069】
昇降部材59はトレイ15の開口50内に配置して支軸70に対して回転自在にかつ軸方向に移動自在に嵌合され、この昇降部材59の上に前記ディスク受け56が回転自在に載置され、また支軸70には板ばね60により下方に弾性的に付勢されている。
【0070】
そしてブラケット51の上面に支軸70を中心とする同一円周上に複数の凹部61が均等的に形成され、昇降部材59の下面に前記凹部61に対応する複数の凸部62が一体的に突出形成されている。
トレイ15が印刷装置のケース外に排出されているときには、図11(A)に示すように、昇降部材59の各凸部62がブラケット51の上面に乗り上げて昇降部材59およびディスク受け56が上昇位置に配置し、ディスク受け56の上面がトレイ15における緩衝部材53の上面より上方のレベルに位置している。
【0071】
この状態において、ディスク受け56の上に光ディスク45を載置し、その中央部の円孔45aを回転軸55の上端部に嵌合する。そして、光ディスク45の表面(レーベル面)にプレ印刷が施されているときには、ディスク受け56の上に載置した光ディスク45を回転してそのプレ印刷の向きがトレイ15の上面の指標と平行となるように調整する。
【0072】
この際、ディスク受け56は緩衝部材53の上面より上方に位置しており、このためディスク受け56の上に載置した光ディスク45は緩衝部材53とは接触せず、その緩衝部材53との間に僅かな隙間をあけて対向する状態にあり、したがって光ディスク45を回転してプレ印刷の平行度を調整する際に、光ディスク45が緩衝部材53と摩擦するようなことがなく、このため光ディスク45を円滑に回転してプレ印刷の向きが指標と平行になるように容易に能率よく調整することができ、さらに緩衝部材53との間に摩擦が生じることがないから、光ディスク45のディスク面に損傷を与えるような恐れもない。
【0073】
トレイ15の上に光ディスク45を装着して位置合せを行なった後には、トレイ15が排出位置からケース内の収納位置まで移動し、この移動時にレバー64を介して昇降部材59が回動操作され、この回動で図11(B)に示すように昇降部材59の下面の各凸部62が凹部61内に落ち込み、この落ち込みで昇降部材59と共にディスク受け56および支軸70が下方に移動し、この移動で光ディスク45がトレイ15の上の緩衝部材53に密着する。
【0074】
この後、プリンタ部の印刷動作により光ディスク45の表面の所定の領域に所定の印刷が施される。この印刷後には、トレイ15がケース内の収納位置からケース外の排出位置までは排出される。
【0075】
ここで、光ディスク45の表面の他の領域、例えば前記印刷部分の反対側の領域に印刷をする場合には、光ディスク45を手動で180°回転し、前記印刷部分やプレ印刷の向きがトレイ15の上面の指標と平行となるように位置を合わせる。
【0076】
トレイ15が収納位置から排出位置に移動したときには、その移動に応じてレバー64を介して昇降部材59が回動操作され、この回動で昇降部材59の下面の各凸部62がブラケット51の上面に乗り上げ、昇降部材59と共にディスク受け56が上方に移動して光ディスク45が緩衝部材53から離れており、したがって光ディスク45を円滑に回転して位置を合わせることができる。
【0077】
そしてこの後、トレイ15を再度ケース内の収納位置に移動し、プリンタ部により前記領域に所定の印刷をする。この場合においても、光ディスク45がプレ印刷と指標とが平行となるように予め位置決めされているから、印刷された文字列などがそのプレ印刷と平行に並び、したがって見栄えのよい整った印刷景観が得られる。
【0078】
ところで、前記各実施形態においては、トレイ15の移動に応じて自動的に昇降部材59が回動してディスク受け56あるいは回転台52が上下に変位するようにしたが、ユーザーの手動による操作で昇降部材59を回動してディスク受け56あるいは回転台52を上下に変位させ、光ディスク45と緩衝部材53とが接離するように構成する場合であってもよい。
【0079】
図12は、手動操作によるトレイ15と光ディスク45の接離機構を設けた例を示す。図示のように、トレイ15の前面部に昇降部材59に設けられた手動レバー64aを突出して配置するものである。ユーザーはこの手動レバー64aを操作することで昇降部材59を回動させてディスク受け56あるいは回転台52を上下に変位させ、光ディスク45と緩衝部材53とを接離させることができる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に係る印刷装置によれば、緩衝部材が配設され該緩衝部材上に記録媒体を載置して支持する支持手段と、該支持手段に支持された記録媒体に印刷を行なう印刷手段とを備えた印刷装置において、前記支持手段に支持された記録媒体を前記緩衝部材に対して相対的に移動させて該記録媒体と前記緩衝部材とを接離させる移動手段を備えているから、支持手段に載置した記録媒体を手作業で回転する際に、移動手段によりその記録媒体を緩衝部材に対して相対的に移動させてその緩衝部材から離間させることができ、これにより記録媒体が緩衝部材と摩擦するようなことがなく、したがって記録媒体を円滑に回転してその位置合せの調整を容易に能率よく行なえ、また記録媒体と緩衝部材との間に摩擦が生じることがないから、記録媒体に損傷を与えるような恐れもない。
【0081】
本発明の請求項2に係る印刷装置によれば、前記支持手段が、前記記録媒体の着脱が可能な第1の位置と、前記印刷手段により前記記録媒体に印刷が行われる第2の位置とに移動可能に設けられており、前記移動手段が、前記支持手段の前記第1の位置への移動に連動して前記記録媒体と前記緩衝部材とを離間させ、前記支持手段の前記第2の位置への移動に連動して前記記録媒体と前記緩衝部材とを接触させる構成となっているから、前記支持手段が第1の位置に配置しているときに、その支持手段に記録媒体を載置すると、前記移動手段により前記記録媒体と前記緩衝部材とが離間する状態に保たれ、したがって記録媒体を円滑に回転してその位置合せの調整を容易に能率よく行なえる。そして前記支持手段が第2の位置に移動すると、前記記録媒体と前記緩衝部材とが接触して記録媒体が安定して支持される。
【0082】
本発明の請求項3に係る印刷装置によれば、前記移動手段が、前記記録媒体の中心部を支持する記録媒体支持部材と、該記録媒体支持部材を移動して前記記録媒体を前記緩衝部材に接触および離間させる記録媒体変位手段とを備える構成となっているから、記録媒体の中心部を記録媒体支持部材によって支持しそれを記録媒体変位手段によって移動して記録媒体を緩衝部材から離すことにより、記録媒体支持部材に中心部が支持された状態で記録媒体を円滑に回転してその位置合せの調整を容易に能率よく行なうことができ、緩衝部材との間に摩擦が生じることがないから、記録媒体に損傷を与えるような恐れもない。
【0083】
本発明の請求項4に係る印刷装置によれば、前記移動手段が、前記記録媒体の中心部を支持する記録媒体支持部材と、該記録媒体支持部材に支持された前記記録媒体に対して前記支持手段を移動して前記緩衝部材を前記記録媒体に接触および離間させる支持手段変位手段とを備える構成となっているから、記録媒体の中心部を記録媒体支持部材によって支持する一方、支持手段変位手段によって支持手段を移動して記録媒体を緩衝部材から離すことにより、記録媒体支持部材に中心部が支持された状態で記録媒体を円滑に回転してその位置合せの調整を容易に能率よく行なうことができ、緩衝部材との間に摩擦が生じることがないから、記録媒体に損傷を与えるような恐れもない。
【0084】
本発明の請求項5に係る印刷装置によれば、前記記録媒体支持部材が、前記緩衝部材より摩擦抵抗の小さい材料で構成され、前記記録媒体としての光ディスクの中心部に形成された円孔の周囲を支持する構成となっているから、記録媒体支持部材上で記録媒体を円滑に回転してその位置合せの調整を容易に能率よく行なうことができる。
【0085】
本発明の請求項6に係る印刷装置によれば、前記移動手段を手動により作動させる操作手段を備えているから、その操作手段を操作して任意に前記記録媒体と前記緩衝部材とを接離させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る印刷装置の全体の外観を示す斜視図。
【図2】その印刷装置の内部の主要部の構造を示す平面図。
【図3】同じくその主要部の構造を示す正面図。
【図4】その印刷装置におけるトレイの収納時の状態を示す平面図。
【図5】図4中のA−A線に沿う断面図。
【図6】その印刷装置におけるトレイの排出時の状態を示す平面図。
【図7】図6中のB−B線に沿う断面図。
【図8】その印刷装置における昇降部材の凸部とブラケットの凹部との係脱関係を示す説明図。
【図9】その印刷装置の電気回路の構成を示すブロック図。
【図10】本発明の第2の実施形態を示す断面図。
【図11】本発明の第3の実施形態を示す断面図。
【図12】本発明の第4の実施形態を示す主要部の平面図。
【符号の説明】
1…印刷装置
1a…ケース
6…ベース
15…トレイ
25…プリンタ部
31…キャリッジ
32…サーマルヘッド
45…記録媒体
51…ブラケット
52…回転台
53…緩衝部材
55…回転軸
56…ディスク受け
57…ギア
59…昇降部材
61…凸部
62…凹部
64…レバー
64a…手動レバー
68…指標
70…支軸

Claims (6)

  1. 緩衝部材が配設され該緩衝部材上に記録媒体を載置して支持する支持手段と、この支持手段に支持された記録媒体に印刷を行なう印刷手段とを備えた印刷装置において、
    前記支持手段に支持された記録媒体を前記緩衝部材に対して相対的に移動させて該記録媒体と前記緩衝部材とを接離させる移動手段を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記支持手段は、前記記録媒体の着脱が可能な第1の位置と、前記印刷手段により前記記録媒体に印刷が行われる第2の位置とに移動可能に設けられており、
    前記移動手段は、前記支持手段の前記第1の位置への移動に連動して前記記録媒体と前記緩衝部材とを離間させ、前記支持手段の前記第2の位置への移動に連動して前記記録媒体と前記緩衝部材とを接触させることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記移動手段は、前記記録媒体の中心部を支持する記録媒体支持部材と、該記録媒体支持部材を移動して前記記録媒体を前記緩衝部材に接触および離間させる記録媒体変位手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 前記移動手段は、前記記録媒体の中心部を支持する記録媒体支持部材と、該記録媒体支持部材に支持された前記記録媒体に対して前記支持手段を移動して前記緩衝部材を前記記録媒体に接触および離間させる支持手段変位手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  5. 前記記録媒体支持部材は前記緩衝部材より摩擦抵抗の小さい材料で構成され、前記記録媒体としての光ディスクの中心部に形成された円孔の周囲を支持することを特徴とする請求項3又は4記載の印刷装置。
  6. 前記移動手段を手動により作動させる操作手段を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の印刷装置。
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