JP2005014275A - 粘土用金属製細工用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】粘土の付着がなく取扱い易い粘土用細工用具を提供することを目的とする。
【解決手段】ブラスト加工を施された表面を有する粘土用金属製細工用具。
【選択図】 図1
【解決手段】ブラスト加工を施された表面を有する粘土用金属製細工用具。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘土用細工用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、手芸用あるいは教材用の粘土に用いる細工用具としては、古くは滑面を有する木製あるいは金属製の丸棒、竹製ヘラ等が知られている。近年では例えば柄部と、作業面を有する頂端部および先細部と、本体の全面に被覆した手芸粘土の付着するのを防止する合成樹脂層とから構成したことを特徴とする造花形成用手芸粘土のばし棒が知られている(特許文献1参照)。
また他の細工用具として合成樹脂製円筒体の外周面に長手方向と直角方向の断面外周における凸条または凹条の数が1mm当り1〜5個存在する如く微細な凹凸条を円筒体の長手方向に沿って形成したことを特徴とする粘土用のし棒が知られている(特許文献2参照)。
【0003】
しかしながら、滑面を有する金属製あるいは木製の細工用具は、粘土が表面に付着する欠点があった。また前記造花形成用手芸粘土のばし棒は、合成樹脂層が剥離し、この剥離した合成樹脂片が粘土に付着したり、混入する等の欠点があった。さらに前記粘土用のし棒にあっては素材が合成樹脂であることから折れたり、欠けたりする欠点があった。
【0004】
【特許文献1】
実開昭59−17728号公報
【特許文献2】
実公昭63−412号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明者は、粘土用細工用具に粘土が付着せず、かつ機能的な用具について種々検討した結果本発明を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、ブラスト加工を施された表面を有することを特徴とする粘土用金属製細工用具である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の粘土用金属製細工用具の表面を粗面とするためのブラスト加工は、細かい研削材を圧縮空気やモーターの力を使って高速で飛ばし、表面を加工する方法である。
このブラスト加工方法には、エアーコンプレッサー等の圧縮空気を使ってノズルから研削材を飛ばすエアーブラスト法、モーターの動力を使って羽根から研削材を飛ばすショットブラスト法、水中ポンプや圧縮エアーを使って液体に混ぜた研削材を飛ばすウエットブラスト法がある。
【0008】
またエアーブラスト法には、エアーの流れに研削材を吸い上げて噴射するサクション式、高圧タンクの中で空気と研削材を一旦圧縮し、一気に噴射する直圧式あるいはブロワーの風に載せて研削材を飛ばすブロワー式等が挙げられる。本発明は、これらのブラスト法のいずれも好適に採用することができる。
【0009】
本発明のブラスト加工に用いられる研削材としてはポリカーボネート、アルミカットワイヤー、炭酸カルシウム、ステンレスカットワイヤー、珪砂、鉄グリット、アルミナ、炭化ケイ素等が挙げられるが、特に硬い研削材を用いることが好ましい。研削材の形状も球形状、鋭角状、円筒状のいずれも使用することができ、使用目的により適宜選択すればよい。また研削材の大きさも使用目的により適宜選択すれば良いが、特に表面に平均凹凸が30μ以下の粗面を形成できるものが好ましい。
【0010】
本発明の粘土用金属製細工用具の素材としては、鉄、ステンレス、真鍮、アルミ、アルミナ等の金属が挙げられるが、特に比重の大きい、鉄、ステンレス等が好ましい。
【0011】
本発明の粘土用金属製細工用具としては、のし棒、ヘラ、ハサミ等が挙げられる。
図1は、のし棒1の斜視図であり、表面全体がブラスト加工を施されて粗面2を呈している。図2はハサミ3の斜視図であり、刃の両面部分をブラスト加工し、粗面2を呈している。図3および図4はヘラの斜視図である。図3に示すヘラ4は、把手部が円柱状で、先端部が円錐状を有し、表面全体がブラスト加工を施されて粗面2を呈している。また図4に示すヘラ5は、把手部が円柱状で先端部が四角錐状を有し、表面全体がブラスト加工されて粗面2を呈している。これらの粗面2を構成する凹凸部は大きさおよび深さが不規則であることから粘土の付着を有効に防止することができる。
【0012】
【発明の効果】
本発明の粘土用金属製細工用具は、その表面に粘土がまったく付着せず、また比重の大きい素材を用いたのし棒等の場合は、粘土用金属製細工用具の自重を利用して粘土を容易に延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ののし棒の斜視図。
【図2】本発明のハサミの斜視図。
【図3】本発明のヘラの斜視図。
【図4】本発明のヘラの斜視図。
【符号の説明】
1:のし棒
2:粗面
3:ハサミ
4,5:ヘラ
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘土用細工用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、手芸用あるいは教材用の粘土に用いる細工用具としては、古くは滑面を有する木製あるいは金属製の丸棒、竹製ヘラ等が知られている。近年では例えば柄部と、作業面を有する頂端部および先細部と、本体の全面に被覆した手芸粘土の付着するのを防止する合成樹脂層とから構成したことを特徴とする造花形成用手芸粘土のばし棒が知られている(特許文献1参照)。
また他の細工用具として合成樹脂製円筒体の外周面に長手方向と直角方向の断面外周における凸条または凹条の数が1mm当り1〜5個存在する如く微細な凹凸条を円筒体の長手方向に沿って形成したことを特徴とする粘土用のし棒が知られている(特許文献2参照)。
【0003】
しかしながら、滑面を有する金属製あるいは木製の細工用具は、粘土が表面に付着する欠点があった。また前記造花形成用手芸粘土のばし棒は、合成樹脂層が剥離し、この剥離した合成樹脂片が粘土に付着したり、混入する等の欠点があった。さらに前記粘土用のし棒にあっては素材が合成樹脂であることから折れたり、欠けたりする欠点があった。
【0004】
【特許文献1】
実開昭59−17728号公報
【特許文献2】
実公昭63−412号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明者は、粘土用細工用具に粘土が付着せず、かつ機能的な用具について種々検討した結果本発明を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、ブラスト加工を施された表面を有することを特徴とする粘土用金属製細工用具である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の粘土用金属製細工用具の表面を粗面とするためのブラスト加工は、細かい研削材を圧縮空気やモーターの力を使って高速で飛ばし、表面を加工する方法である。
このブラスト加工方法には、エアーコンプレッサー等の圧縮空気を使ってノズルから研削材を飛ばすエアーブラスト法、モーターの動力を使って羽根から研削材を飛ばすショットブラスト法、水中ポンプや圧縮エアーを使って液体に混ぜた研削材を飛ばすウエットブラスト法がある。
【0008】
またエアーブラスト法には、エアーの流れに研削材を吸い上げて噴射するサクション式、高圧タンクの中で空気と研削材を一旦圧縮し、一気に噴射する直圧式あるいはブロワーの風に載せて研削材を飛ばすブロワー式等が挙げられる。本発明は、これらのブラスト法のいずれも好適に採用することができる。
【0009】
本発明のブラスト加工に用いられる研削材としてはポリカーボネート、アルミカットワイヤー、炭酸カルシウム、ステンレスカットワイヤー、珪砂、鉄グリット、アルミナ、炭化ケイ素等が挙げられるが、特に硬い研削材を用いることが好ましい。研削材の形状も球形状、鋭角状、円筒状のいずれも使用することができ、使用目的により適宜選択すればよい。また研削材の大きさも使用目的により適宜選択すれば良いが、特に表面に平均凹凸が30μ以下の粗面を形成できるものが好ましい。
【0010】
本発明の粘土用金属製細工用具の素材としては、鉄、ステンレス、真鍮、アルミ、アルミナ等の金属が挙げられるが、特に比重の大きい、鉄、ステンレス等が好ましい。
【0011】
本発明の粘土用金属製細工用具としては、のし棒、ヘラ、ハサミ等が挙げられる。
図1は、のし棒1の斜視図であり、表面全体がブラスト加工を施されて粗面2を呈している。図2はハサミ3の斜視図であり、刃の両面部分をブラスト加工し、粗面2を呈している。図3および図4はヘラの斜視図である。図3に示すヘラ4は、把手部が円柱状で、先端部が円錐状を有し、表面全体がブラスト加工を施されて粗面2を呈している。また図4に示すヘラ5は、把手部が円柱状で先端部が四角錐状を有し、表面全体がブラスト加工されて粗面2を呈している。これらの粗面2を構成する凹凸部は大きさおよび深さが不規則であることから粘土の付着を有効に防止することができる。
【0012】
【発明の効果】
本発明の粘土用金属製細工用具は、その表面に粘土がまったく付着せず、また比重の大きい素材を用いたのし棒等の場合は、粘土用金属製細工用具の自重を利用して粘土を容易に延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ののし棒の斜視図。
【図2】本発明のハサミの斜視図。
【図3】本発明のヘラの斜視図。
【図4】本発明のヘラの斜視図。
【符号の説明】
1:のし棒
2:粗面
3:ハサミ
4,5:ヘラ
Claims (1)
- ブラスト加工を施された表面を有することを特徴とする、粘土用金属製細工用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003179171A JP2005014275A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 粘土用金属製細工用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003179171A JP2005014275A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 粘土用金属製細工用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005014275A true JP2005014275A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34180565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003179171A Pending JP2005014275A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 粘土用金属製細工用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005014275A (ja) |
-
2003
- 2003-06-24 JP JP2003179171A patent/JP2005014275A/ja active Pending
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