JP2005014244A - データセキュリティフォーム - Google Patents

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JP2005014244A
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Yuji Shimizu
雄二 清水
Tomoyoshi Yoshikawa
友啓 吉川
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】データそのもののセキュリティ性を高めるようにしたデータセキュリティフォームを提供する。
【解決手段】データセキュリティフォーム10は、第1及び第2の印字データ部11、12を備えている。第1及び第2の印字データ部11、12は、異なるプリンタで異なる色相に印字された印字データが形成されたものであって、例えば、第1の印字データ部11は、NIP印字により黒トナーで印字した部分であり、第2の印字データ部11、12は、IJP印字により赤インキで印字した部分である。そして、第1及び第2の印字データ部11、12は、少なくとも印字データの一部が重なり合うように印字されている。つまり、第1又は第2の印字データ部11、12の内で、先に印字された第1の印字データ11は、ユニークな情報を有する微小文字からなる下地模様状であり、この微小文字上に後に印字される第2の印字データ12が設けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印字データにセキュリティ性を持たせたデータセキュリティフォームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、NIP用(フォーム用)上質紙にデータを印字した場合に、この印字データそのものの正確さは、元のデータにまで遡って確認しなければならず、現実的には、この印字データそのものをその場でチェックすることは困難である。
【0003】
その結果、用紙そのものの絵柄の中に『コピー牽制用の模様』を埋め込んでみたり、又は、印字した用紙の一部にバーコードやOCR文字のようなマシンリーダブルな記号を設けておき、例えば、窓口でこの記号を読み取って検証するようにしていた。
【0004】
前述したコピー牽制用の模様は、これまで、それなりの効果が認められてきたが、スキャナやコピー機の性能が向上するのに伴って、実質的な効果としては期待できなくなってきている。
【0005】
一方、バーコードやOCR文字のような記号を印字データ面の一部に設ける方法においては、印字デザインの体裁が悪くなるという問題に加え、読み取る機械が存在しなければ使えない(特に、非常時等では使いにくい)、という決定的な問題があった。
【0006】
そこで、ホログラムラベルを貼り込んだり(例えば、特許文献1)、又は、パールインキのような特殊印刷を施した用紙を使用するようなもの(例えば、特許文献2)も提案、実用化されてきている。
【特許文献1】
特開2000−194265号公報
【特許文献2】
特開平9−169161号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらは、確かに媒体としての偽造そのものは困難であるが、印字データ自体の変造(改ざん)に対しては、無防備な場合も少なからずあった。
つまり、ホログラムラベルの上に印字することはできず、また、印字した後でホログラムラベルを上から貼り込むことは、印字データが判読できなくなる(又は、判読しにくくなる)ことから、ホログラムラベルは、印字データとは重ならない位置に貼らなければならない。
【0008】
また、パールインキの場合も同様であり、パールインキに限らず、インキ上は印字トナー(IJであればIJインキ)の定着性が悪くなるため、印字部分に重ならない位置に配置しなければならない。
【0009】
本発明の課題は、データそのもののセキュリティ性を高めるようにしたデータセキュリティフォームを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、プリンタで印字された印字データが形成された第1及び第2の印字データ部を備え、前記第1及び第2の印字データ部は、少なくとも印字データの一部が重なり合うように印字されたこと、を特徴とするデータセキュリティフォームである。
請求項2の発明は、異なるプリンタで異なる色相に印字された印字データが形成された第1及び第2の印字データ部を備え、前記第1及び第2の印字データ部は、少なくとも印字データの一部が重なり合うように印字されたこと、を特徴とするデータセキュリティフォームである。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のデータセキュリティフォームにおいて、前記第1又は第2の印字データ部の内で、先に印字された印字データは、ユニークな情報を有する微小文字からなる下地模様状であり、この微小文字上に後に印字される印字データが設けられていること、を特徴とするデータセキュリティフォームである。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のデータセキュリティフォームにおいて、前記第1又は第2の印字データ部の内で、先に印字された印字データは、機械読取可能な識別文字及び/又は識別記号であること、を特徴とするデータセキュリティフォームである。
【0013】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のデータセキュリティフォームにおいて、前記第1及び第2の印字データ部は、それぞれが同一及び/又は関連性を有するデータであること、を特徴とするデータセキュリティフォームである。
【0014】
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のデータセキュリティフォームにおいて、前記第1及び/又は第2の印字データ部は、氏名、会員番号、住所、電話番号、発行番号、金銭、日時に代表される本人又は伝票自体、伝票発行業務を特定するための識別に関連するデータが印字されること、を特徴とするデータセキュリティフォームである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の実施の形態について、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明によるデータセキュリティフォームの実施形態を示した図である。
本実施形態のデータセキュリティフォーム10は、第1及び第2の印字データ部11、12を備えている。
第1及び第2の印字データ部11、12は、異なるプリンタで異なる色相に印字された印字データが形成されたものであって、例えば、第1の印字データ部11は、NIP(ノンインパクトプリンタ)印字により黒トナーで印字した部分であり、第2の印字データ部12は、IJP(インクジェットプリンタ)印字により赤インキで印字した部分である。
【0016】
そして、第1及び第2の印字データ部11、12は、少なくとも印字データの一部が重なり合うように印字されている。具体的には、第1又は第2の印字データ部11、12の内で、先に印字された第1の印字データ11は、ユニークな情報を有する微小文字からなる下地模様状(微小文字123,456,789の繰り返し)であり、この微小文字上に後に印字される第2の印字データ12(大きい文字の¥123,456,789)が設けられている。
【0017】
第1、第2の印字データ部11、12は、それぞれが同一又は関連性を有するデータであることが好ましい。ここでは、第1の印字データ11の一部である下地模様の「123,456,789」の数字は、第2の印字データ12である金額「¥123,456,789」と同一にしてある。
【0018】
また、第1、第2の印字データ部11、12は、氏名、会員番号、住所、電話番号、発行番号、金銭、日時に代表される本人又は伝票自体、伝票発行業務を特定するための識別に関連するデータが印字されることが好ましい。ここでは、第1、第2の印字データ部11、12は、このフォーム11(例えば、領収書)の金額である伝票発行業務を特定するための数字が用いられている。
【0019】
次に、本実施形態によるデータセキュリティフォーム10の製造方法とともに、細部の構成をさらに詳しく説明する。
用紙の一部に、ノンインパクト方式のプリンタ(600dpi)による黒色トナーで、ユニークな微小文字(123,456,789DNP)を印字する。なお、印字する微小文字は、同じデータの繰り返し部分を含み、横縞模様となるように配置した。
【0020】
次いで、水性インキを使用するインクジェット方式のプリンタ(240dpi)による赤インキで、先に、黒色トナーで印字したデータと同じデータ(¥123,456,789)を印字した。
【0021】
本実施形態によるデータセキュリティフォーム10では、微小文字部分は、トナーで形成されており、その上から微小文字の有無を考慮せずに水性インキで通常の印字を行っているため、水性インキは、トナー上にも印字されている。
トナーには、水性インキを吸収することができないため、トナーと紙面の境界面近傍では、水性インキの印字が若干太る現象が認められる。
【0022】
また、解像度の低いインクジェットプリンタであっても、トナー部分の印字は定着しないため、見掛け解像度が高くなる。
つまり、例えば、黒色の文字と、赤色の下地(黒色文字部を白抜きしたベタ)を、240dpiのIJプリンタで印字する(上記実施形態とは、異なる印字状況である)と、240dpiの解像度で形成されるが、黒色文字を600dpiのトナーで形成し、このトナーに(少なくとも)一部がかかるように赤IJインキを印字すると、赤インキも、黒色文字の解像度で形成されたように見えることになる。
【0023】
さらに、水性インキが浸透する用紙を使用した場合、裏面から見たときに、トナーの有無によって、IJ印字絵柄が特徴的な模様を形成する。トナーの有る部分は、水性インキの浸透がないためである。
以上の現象に基づき、印字データそのものの正確さが保証される。
【0024】
トナーは、用紙に対して浸透しないため、盛り上がり(凸状)があり、IJインキの場合は、用紙中に浸透していくため、基本的にトナーのように印字部が盛り上がることはない。つまり、この凸状の有無によってもデータの正確性が確保できる。
【0025】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)例えば、第1、第2の印字データ部11、12の内で、先に印字された印字データは、OCR文字や、バーコードなどの機械読取可能な識別文字(又は識別記号)にしてもよい。
(2)第1の印字データ部11は、NIP印字により黒トナーで印字し、第2の印字データ部12は、IJP印字により赤インキで印字した例で説明したが、微小文字をIJP印字で印字し、その上からNIP印字でトナーを形成するものでも、また、微小文字(地紋)を後から印字するものでもよい。さらに、トナーもIJインキも、同じ黒色や赤色であっても、用紙上に再現された段階で、少しでも色相等が異なれば、それでもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、異なるプリンタで異なる色相に印字された印字データが少なくともが重なり合うように印字されるので、異なる印字方式に起因して、印字が若干太る現象、見掛け解像度が異なる現象、又は、インキの浸透により用紙に特徴的な模様が発生する現象などが現れ、印字データそのものの正確さが保証される、という効果がある。
【0027】
また、本発明は、プリンタで印字された印字データが少なくともが重なり合うように印字されるので、下地(地紋)にユニークな情報を載せるということ自体に特徴があるから、同一色はおろか、同一トナー(同一プリンタ)で印字するものも本発明の範囲であり、少なくとも変造(例えば、数字の改ざん)防止性が高まる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータセキュリティフォームの実施形態を示した図である。
【符号の説明】
10 データセキュリティフォーム
11 第1の印字データ部
12 第2の印字データ部

Claims (6)

  1. プリンタで印字された印字データが形成された第1及び第2の印字データ部を備え、
    前記第1及び第2の印字データ部は、少なくとも印字データの一部が重なり合うように印字されたこと、
    を特徴とするデータセキュリティフォーム。
  2. 異なるプリンタで異なる色相に印字された印字データが形成された第1及び第2の印字データ部を備え、
    前記第1及び第2の印字データ部は、少なくとも印字データの一部が重なり合うように印字されたこと、
    を特徴とするデータセキュリティフォーム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のデータセキュリティフォームにおいて、
    前記第1又は第2の印字データ部の内で、先に印字された印字データは、ユニークな情報を有する微小文字からなる下地模様状であり、この微小文字上に後に印字される印字データが設けられていること、
    を特徴とするデータセキュリティフォーム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のデータセキュリティフォームにおいて、
    前記第1又は第2の印字データ部の内で、先に印字された印字データは、機械読取可能な識別文字及び/又は識別記号であること、
    を特徴とするデータセキュリティフォーム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のデータセキュリティフォームにおいて、
    前記第1及び第2の印字データ部は、それぞれが同一及び/又は関連性を有するデータであること、
    を特徴とするデータセキュリティフォーム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のデータセキュリティフォームにおいて、
    前記第1及び/又は第2の印字データ部は、氏名、会員番号、住所、電話番号、発行番号、金銭、日時に代表される本人又は伝票自体、伝票発行業務を特定するための識別に関連するデータが印字されること、
    を特徴とするデータセキュリティフォーム。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02127077A (ja) * 1988-11-07 1990-05-15 Ookurashiyou Insatsu Kyokucho 組合せ印刷方法
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