JP2005014131A - 加工装置 - Google Patents

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紀夫 木村
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Abstract

【課題】レンズ等光学素子の肉厚を一定に仕上げるために、水平方向に揺動するカンザシ支持アームの高さ位置等を検出する定寸装置を設ける。
【解決手段】光学素子Wの加工によって肉厚が減少するにつれて、カンザシ11を支持するカンザシ支持アーム13の高さ位置が徐々に低くなる。予め加工後の目標肉厚を有するマスターを用いて測長器32により測定子32aの突出量を定めておき、測定子32aによって押し下げられた検出部材36が検出器35のセンサ35aに到達すると、加工停止信号が発生し、下軸回転駆動モータ3およびカンザシ支持アーム13を揺動させるカンザシ揺動駆動モータ17が停止する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ等の光学素子の研削、研磨加工において、光学素子の肉厚が一定値に達した時に加工を自動的に停止させるようにした、いわゆる定寸装置付きの加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、レンズ等光学素子の加工における肉厚精度は、前工程の粗研削加工と次工程の精研削、研磨加工によって定まるものであって、この肉厚精度が光学素子の特性に大きく影響を及ぼす。前工程の粗研削加工の肉厚精度は加工機に付いているストッパー機構によりある程度の精度に収めることが可能であるのに対し、精研削、研磨工程の肉厚精度は加工機にそれを保証するための機構は無く、荷重と加工工具の回転数や加工時間等の加工条件の調整のみにより、加工量を変えたり、安定条件を探したりしながら肉厚精度を管理していた。
【0003】
しかし、このように加工条件だけで加工量を管理し安定させようとしても、加工工具の目詰まりや切れ味の変化等によって加工能力が変化するため、例えば加工量が同じでも、加工後のレンズ肉厚等が変化する。また、前工程の肉厚のばらつきや加工品質変化も発生し、その影響も受けて肉厚精度は益々不安定となる。そうなると工具の加工能力が変化したり、前工程の影響により肉厚精度が不安定になるたびに、研削、研磨の加工条件を調整する必要がある。この調整作業は熟練作業者の経験や勘に頼って行われるため非能率的であり、しかも確実に肉厚精度を安定させられる保証はないという問題があった。
【0004】
そこで、特開2001−252868号公報等に開示されている球心揺動型の加工装置では、図7に示すように、レンズ101を下端に保持する上軸111をシリンダ116によって下降させ、揺動モータ106によって揺動する回転砥石軸104に保持された総型砥石103にレンズ101を押圧する構成において、上軸111の外周面に可動センサ124を設置し、これと対峙するように加工装置本体120と一体である固定部に固定センサ123を配置し、加工進行に伴いレンズ101の肉厚変位を可動センサ124と固定センサ123とから算出し、その変位量が予め設定した変位量に達したときをスケール117で読み取り、表示器122に表示して加工を停止することにより、レンズ101の研磨加工における肉厚制御を可能とした。
【0005】
また、特開平10−29149号公報には、図8に示すように、揺動アーム225にバネ230を介して保持された上軸220によって研磨皿221をレンズ224に押圧する、いわゆるカンザシ支持の上軸揺動タイプのレンズ加工装置において、揺動アーム225に保持された検出ゲージ229によって上軸220の変位を読み取って加工終了時のレンズ肉厚を検出する方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、前者の肉厚検出方法は、リニアセンサ等により上軸の変位量を測定するため、上軸が上下直進運動をし、下軸が揺動する形式で加工による肉厚変化分が上軸の変位にそのまま直接現れるような、比較的高価な加工機に限定されてしまい、安価なカンザシ支持の上軸揺動タイプの加工機には適用できない。また、変位量を測定するためのセンサにリニアセンサ等長さを精密に測定可能な測定器を使用するために、装置コストが上昇する。
【0007】
また、後者の方法は、バネを介して上軸を保持する揺動アーム225に検出ゲージを保持する構成であるため、揺動アームの振動等による誤差のために正確にレンズ肉厚を検知するのが難しい。
【0008】
本発明は、上記従来の技術の有する未解決の課題に鑑みてなされたものであり、レンズ等の光学素子の研削、研磨加工において、光学素子の肉厚を設定通りに高精度に定寸加工することのできる定寸装置付きの加工装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の加工装置は、第1および第2の研磨治具によって加工工具および被加工物を保持し、両者を摺り合わせて研磨する加工装置において、カンザシ支持アームによって垂直に保持され、前記第1の研磨治具を下向きに加圧するカンザシと、前記第2の研磨治具を保持する下軸と、前記下軸を回転駆動する下軸回転駆動モータと、前記カンザシ支持アームを枢軸のまわりに枢動させることで前記カンザシを介して前記第1の研磨治具を加圧する加圧手段と、前記カンザシ支持アームを水平方向に揺動させる揺動機構と、前記被加工物の加工中の前記カンザシ支持アームの高さ位置の変化または前記枢軸のまわりの回転角度を検出するための検出手段と、前記被加工物の加工終了時の前記カンザシ支持アームの目標高さ位置または目標回転角度をマスターによって設定するための設定手段とを有することを特徴とする。
【0010】
【作用】
被加工物であるレンズ等の光学素子の肉厚の変化に伴うカンザシの高さ位置の変化を、カンザシを支持するカンザシ支持アームと連動する揺動位置変換部の検出部材と装置の固定部に設置された検出器のセンサにより検出できるようにし、加工での揺動に伴うカンザシの上下動に対し、1揺動周期の中で上下方向の最大変位を検出する。
【0011】
あるいは、カンザシ支持アームと揺動アームとの連結部(枢軸)に設置したエンコーダにより、上記変位をカンザシ支持アームの回転(傾斜)角度として検出し、加工での揺動に伴うカンザシの上下動に対し、1揺動周期の中で最大となる回転角度を求める。
【0012】
被加工物である光学素子の肉厚が加工に伴い変化していくのに連動して、カンザシの1揺動周期の中の最大変位量を検出しながら加工し、目標の肉厚を有する光学素子のマスターを用いて予め設定された目標高さ位置または目標回転角度に到達したとき、これを検知し、加工停止信号を出して加工を終了させる。
【0013】
このようにして、レンズ等の光学素子の肉厚を設定通りに加工する高精度な定寸加工を安定して行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は第1の実施の形態を示すもので、レンズ等を研削、研磨加工する加工装置の下軸側においては、被加工物であるレンズ等の光学素子Wの曲率半径と同じ球形状を反転させ総型の加工工具1と、加工工具1を保持する研磨治具と一体である下軸2と、下軸2を矢印で示すように回転させる下軸回転駆動モータ3および図示しない工具回転駆動伝達系を有し、下軸2の回転により、研磨治具と加工工具1を一体に回転させることができる。また、これらを含む下軸ユニットは、研削、研磨加工する光学素子Wの加工曲率半径等の形状により必要となる傾斜角度に工具軸である下軸2を設定するための下軸ユニット傾斜角度調整機構4を備えている。
【0016】
上軸側においては、加工工具1の加工面に当接して光学素子Wを保持する研磨治具であるホルダ10と、ホルダ10を介して、加工に必要な加圧力を光学素子Wの加工面に作用させるためのカンザシ11と、カンザシ11を支持するカンザシ支持部12を有し、図2に示すように、カンザシ支持アーム13の自由端で、光学素子Wに対してカンザシ支持部12を介して垂直にカンザシ11が支持されている。そして上記の加圧作用は、カンザシ支持アーム13の上面に斜め方向に取り付けられた加圧手段である加圧シリンダ14のピストンによって、カンザシ支持アーム13を斜め下方に加圧する力が作用し、カンザシ11を介して、光学素子Wを加工工具1に押圧する仕組みになっている。
【0017】
また、加工に必要な作用である水平揺動運動を光学素子Wに与えるために、カンザシ支持部12を介してカンザシ11を垂直に支持するカンザシ支持アーム13が、枢軸であるカンザシ旋回軸15において揺動アーム16と連結され、揺動アーム16には、これを水平揺動させるための揺動機構であるカンザシ揺動駆動モータ17および図示しない駆動伝達系が直結されている。
【0018】
カンザシ支持アーム13上には定寸装置30の支持部31が載置されている。定寸装置30は、カンザシ支持アーム13上の支持部31に支持された設定手段である測長器32を有し、測長器32は、加工装置の固定部である本体部40の検出アーム33に設けられた揺動位置変換部34に当接している。揺動位置変換部34は、測長器32の測定子32aを当接する接触板34aと、接触板34aを支持しカンザシ支持アーム13の動きを垂直方向に変換する変換板34bと、変換板34bと検出アーム33を連結するバネ34cと、変換板34bを垂直方向に案内するレール34dとからなり、また、接触板34aには、検出アーム33に設置された検出手段である検出器35によって、カンザシ11の位置が所定の高さ位置になったときに検出される検出部材36が設置されている。
【0019】
検出器35は、センサ35aで検出部材36を検知した時に信号線37を介してセンサ35aの信号を増幅するアンプと、信号が出力されたときに下軸回転駆動モータ3およびカンザシ揺動駆動モータ17を停止させるための設定手段であるリレーとからなる制御装置38に接続されている。
【0020】
加工方法は以下の通りである。
【0021】
図3に示すように、まず、加工後の目標肉厚を有する光学素子のマスターMを準備する。マスターMは予め加工した光学素子などである。マスターMをホルダ10に装着して、加工工具1上に戴置し、加圧シリンダ14によりカンザシ支持アーム13、カンザシ11を介してマスターMに加圧力をかける。加圧後マスターMと加工工具1の接触における位置関係がカンザシ11の最も低くなる位置に設定する。この際、カンザシ揺動駆動モータ17および下軸回転駆動モータ3は停止させておく。
【0022】
その後、例えばマイクロメータからなる測長器32のラチェット32bを回して、測定子32aを介して接触板34aを押し下げる。接触板34aは変換板34bに支持されており、変換板34bは、検出アーム33に設置されているレール34dに沿って垂直に下降する。変換板34bは、検出アーム33と連結しているバネ34cにより上方へ引っ張られており、接触板34aが押し下げられることにより変換板34bはバネ34cに抗して垂直に押し下げられる。
【0023】
このように接触板34aが垂直に押し下げられることにより、接触板34aに設置されている検出部材36は連動して垂直に下降し、検出部材36が例えばフォトセンサからなる検出器35のセンサ35aに達したならばセンサ35aが作動し、信号線37を介して信号が制御装置38に入力され、制御装置38内のアンプにより信号が増幅されてリレーが作動し、図示されていないリレーランプが点灯する。リレーランプが点灯した時点で測長器32の測長表示32cをリセットして0とし、測定子32aおよびラチェット32bをストッパー32dによりロックする。
【0024】
このようにして加工終了時の目標高さ位置を設定し、加工準備が完了したならば、光学素子Wの研削・研磨を開始する。光学素子Wをホルダ10に装着して加工工具1上に戴置し、加圧シリンダ14によりカンザシ支持アーム13、カンザシ11を介して光学素子Wに加圧力をかける。そしてカンザシ揺動駆動モータ17および下軸回転駆動モータ3を駆動し加工を始める。
【0025】
当初は図1に示すように光学素子Wの肉厚が厚いためにカンザシ11は肉厚分持ち上げられており、カンザシ支持アーム13に連動した測長器32は支持アーム部31を介して同様に持ち上げられている。そして、揺動位置変換部34の接触板34aはバネ34cの引張りにより上方に引っ張られて上昇位置にあり、この時点では接触板34aに設置されている検出部材36は検出器35のセンサ35aに達しておらず、カンザシ揺動駆動モータ17および下軸回転駆動モータ3の駆動により加工が進行する。
【0026】
加工が進行するにつれて、カンザシ11を支持しているカンザシ支持アーム13も、カンザシ旋回軸15を支点に回転方向に下がっていき、測長器32も接触板34aの上方を揺動しながら下降し、接触板34aを押し下げる。接触板34aと連動して検出部材36も下がり検出器35のセンサ35aに近づいていく。
【0027】
光学素子Wの肉厚が、図3に示すマスターMと同じ肉厚になると、検出部材36は検出器35のセンサ35aに達し、センサ35aは検出部材36を検知し、検知信号を信号線37を介して制御装置38のアンプに伝達する。制御装置38は検知信号を増幅し、その増幅信号によりカンザシ揺動駆動モータ17および下軸回転駆動モータ3のリレーを遮断する。これにより両モータ17、3が停止し、光学素子Wは所定の肉厚で仕上がる。
【0028】
図4は上記の加工装置により加工を行った光学素子の肉厚を測定したグラフであり、このグラフから、約0.03mmのばらつきで肉厚制御が可能であることが分かる。また、光学素子の加工数が増加すると、加工工具は徐々に磨耗し、この磨耗により肉厚の設定が相対的に変化してしまう。図4のA〜Eはこの工具磨耗による肉厚の変化が顕著な点を示し、このように肉厚が大きく変化したときに、測長器32の測定子32aを工具磨耗分だけ繰り出して調整する。この調整は、測長器32のストッパー32dのロックをはずし、ラチェット32bを回して測長表示32cを見ながら測定子32aを工具磨耗分繰り出す。工具磨耗分繰り出したならばストッパー32dを再びロックし、加工を続ける。このように、工具磨耗時あるいは光学素子の曲率半径が大きく変化した時にその変化分だけ測定子32aの位置を調整することで、一定の肉厚設定を維持できる。
【0029】
図5は第2の実施の形態を示す。これは、第1の実施の形態における測長器32による定寸装置30に替えて、カンザシ支持アーム13の回転角度の最大値を検出する定寸装置50を用いるもので、カンザシ旋回軸15に検出手段であるエンコーダ51を取り付けて、エンコーダ51からの信号を信号線51aを介して検出装置52に伝達する。検出装置52は光学素子Wの図示しないマスターによる最終肉厚に対する目標回転角度を設定する設定手段である設定スイッチ52aと、設定スイッチ52aの値を表示する設定表示器52b、設定スイッチ52aの値とエンコーダ51からのパルス信号をカウントするカウンタ52dのカウント値を比較するコンパレータ52cと、カウンタ52dで角度に変換された現在値を表示する現在値表示器52eとからなる。
【0030】
加工方法は以下の通りである。
【0031】
まず第1の実施の形態と同様に加工後の肉厚を有する光学素子のマスターを準備する。これは予め加工した光学素子などであり、マスターをホルダ10に装着して加工工具1に当接し、加圧シリンダ14によりカンザシ支持アーム13およびカンザシ11を介してマスターに加圧力を発生させる。加圧後マスターと加工工具1の接触における位置関係がカンザシ11の最も低くなる位置にする。この間、カンザシ揺動駆動モータ17および下軸回転駆動モータ3は停止させておく。この時点の位置はカンザシ旋回軸15に設置されたエンコーダ51によりパルス信号として信号線51aを介して検出装置52に伝達される。パルス信号はカウンタ52dによりカウントされ角度に換算されて設定スイッチ52aに入力される。設定スイッチ52aを押すことにより、この時点での角度が設定表示器52bに設定保持されるとともに、設定表示器52bを介してコンパレータ52cにも入力される。また、現在角度がカウンタ52dを介して現在値表示器52eに送られ、表示される。
【0032】
このような準備が完了したならば、研削・研磨による光学素子Wの加工を開始する。光学素子Wをホルダ10に装着し加工工具1上に戴置し、加圧シリンダ14によりカンザシ支持アーム13およびカンザシ11を介して光学素子Wに加圧力を与える。そしてカンザシ揺動駆動モータ17および下軸回転駆動モータ3を駆動し加工を始める。当初は図5に示すように光学素子Wの肉厚がマスターより厚いためにその厚肉分だけカンザシ11は持ち上げられている。カンザシ支持アーム13と揺動アーム16とを連結するカンザシ旋回軸15に設置されたエンコーダ51がその時点の角度をパルス信号として信号線51aを介し検出装置52に伝達し、カウンタ52dに入力され、入力されたパルス信号はカウンタ52dでカウントされ角度に変換された後、現在値として現在値表示器52eに角度データを送り現在値を表示するとともに、コンパレータ52cに入力される。コンパレータ52cはカウンタ52dからの現在角度と前述のマスターによる光学素子Wの加工後の角度とを比較し、一致しなければカンザシ揺動駆動モータ17および下軸回転駆動モータ3への停止信号を出さず、そのまま加工を続ける。
【0033】
そして、図6に示すように、光学素子Wの肉厚がマスターの肉厚に達したならば、検出装置52に伝達された角度パルスがカウンタ52dに入力され、入力されたパルス信号はカウンタ52dでカウントされ、回転角度の現在値として現在値表示器52eにデータを送り現在値を表示するとともに、コンパレータ52cに入力される。コンパレータ52cはカウンタ52dからの現在角度とマスターによる角度とが一致したことを受けてカンザシ揺動駆動モータ17および下軸回転駆動モータ3への停止信号を出し、これにより両モータ17、3が停止し、光学素子Wは所定の肉厚で仕上がる。
【0034】
第1の実施の形態と同様に、0.03mmより少ない肉厚のばらつきに収まり、前工程の肉厚のばらつきの影響を受けず、かつ自工程の肉厚変動も発生させず、高精度な定寸加工を安定して行うことができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明は上述のとおり構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0036】
カンザシを支持するカンザシ支持アームの垂直方向の変位または回転角度を計測することで、光学素子の肉厚が設定値に到達したことを検知して、加工を終了させる。これによってレンズ等の光学素子の肉厚を設定通りに高精度に加工する定寸加工を安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による加工装置を示す立面図である。
【図2】図1の装置を示す側面図である。
【図3】マスターによるセッティングを説明する図である。
【図4】加工後の光学素子の肉厚を測定したグラフである。
【図5】第2の実施の形態を示す側面図である。
【図6】図5の装置の加工終了時の状態を示す側面図である。
【図7】一従来例を示す図である。
【図8】別の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 加工工具
2 下軸
10 ホルダ
11 カンザシ
13 カンザシ支持アーム
14 加圧シリンダ
15 カンザシ旋回軸
16 揺動アーム
30、50 定寸装置
32 測長器
33 検出アーム
34 揺動位置変換部
35 検出器
36 検出部材
38 制御装置
40 本体部
51 エンコーダ
52 検出装置

Claims (3)

  1. 第1および第2の研磨治具によって加工工具および被加工物を保持し、両者を摺り合わせて研磨する加工装置において、カンザシ支持アームによって垂直に保持され、前記第1の研磨治具を下向きに加圧するカンザシと、前記第2の研磨治具を保持する下軸と、前記下軸を回転駆動する下軸回転駆動モータと、前記カンザシ支持アームを枢軸のまわりに枢動させることで前記カンザシを介して前記第1の研磨治具を加圧する加圧手段と、前記カンザシ支持アームを水平方向に揺動させる揺動機構と、前記被加工物の加工中の前記カンザシ支持アームの高さ位置の変化または前記枢軸のまわりの回転角度を検出するための検出手段と、前記被加工物の加工終了時の前記カンザシ支持アームの目標高さ位置または目標回転角度をマスターによって設定するための設定手段とを有することを特徴とする加工装置。
  2. マスターによるカンザシ支持アームの目標高さ位置を計測するための測長器と、前記カンザシ支持アームの揺動中の最大変位を高さ位置の変化に変換する揺動位置変換部とを有することを特徴とする請求項1記載の加工装置。
  3. カンザシ支持アームの枢軸の回転角度を検出するエンコーダと、マスターによる前記カンザシ支持アームの目標回転角度と加工中の前記エンコーダの出力を比較するコンパレータとを有することを特徴とする請求項1記載の加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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