JP2005013619A - 冷蔵ショーケース - Google Patents
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Abstract
【課題】展示スペースに収容され冷蔵された被展示物を容易に取り出すことができる冷蔵ショーケースを提供する。
【解決手段】開口部6に設けた透明な引き戸7、壁板8、天井板9に囲まれた展示スペース3に平面が環状の循環コンベア10,11を設けて、冷菓のカップCや飲料の瓶Bを循環コンベア10,11に載置して展示スペース3内を循環する。支柱22を介して循環コンベア10,11を設け、上段に位置する前記循環コンベア11のモータ20を前記支柱22内に設ける。冷蔵状態で循環する冷菓のカップCや飲料の瓶Bを展示スペース3の前側に移動したときに、簡単に取り出すことができる。冷菓のカップCや飲料の瓶B等を上下段の循環コンベア10,11に載置して展示スペース3内を循環し、多量な冷菓や飲料等を収容することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】開口部6に設けた透明な引き戸7、壁板8、天井板9に囲まれた展示スペース3に平面が環状の循環コンベア10,11を設けて、冷菓のカップCや飲料の瓶Bを循環コンベア10,11に載置して展示スペース3内を循環する。支柱22を介して循環コンベア10,11を設け、上段に位置する前記循環コンベア11のモータ20を前記支柱22内に設ける。冷蔵状態で循環する冷菓のカップCや飲料の瓶Bを展示スペース3の前側に移動したときに、簡単に取り出すことができる。冷菓のカップCや飲料の瓶B等を上下段の循環コンベア10,11に載置して展示スペース3内を循環し、多量な冷菓や飲料等を収容することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、展示スペースを備えた冷蔵ショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の冷蔵ショーケースは、例えばケースの左右方向に隣接する展示スペース及び機械室が設けられ、そして展示スペースには食材が冷蔵保存されながら展示される一方、機械室には展示スペースを冷却するための冷凍回路構成部品等が収納され、そして展示スペースの前面から上半面にかけて透明なガラス板が嵌め込まれており、冷蔵ショーケースの前側からガラス板を通して収納された食材が見えるようになっており、また、展示スペースの後面には透明なスライドガラスが設けられて後側からスライドガラスを通して収納された食材が見えると共に、このスライドガラスを開けて展示スペース2内の食材の出し入れを行うことができるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−121054号公報(段落0002、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術においては、展示スペースに収納された食材は展示スペースの底面に載置されるものであるが、このような底面に食材を置いただけではお客の興味を引き付けできないばかりか、手前の食材は取り出し易いが奥の食材は取り出し難いという問題がある。特に展示スペースよりお客が直接被展示物を取り出すような使用にあっては、奥のものは取り出し難いのみならず、子供等が取り出すときには手が届かず、取り出しができない。
【0005】
そこで、本発明は、展示スペースに収容され冷蔵された被展示物を容易に取り出すことができる冷蔵ショーケースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は前面に開口部を設けるか或いは前記前面の開口部に開閉部を設けた展示スペースを備えた冷蔵ショーケースであって、前記展示スペースに平面が環状の循環コンベアを設けたことを特徴とする冷蔵ショーケースである。
【0007】
この請求項1の構成によれば、冷菓や飲料等は循環コンベアに載置されて展示スペース内を循環する。
【0008】
請求項2の発明においては、前記循環コンベアは、平面が環状のガイドレールと、このガイドレールに沿って配置されると共に平面が略三日月状の板を回動自在に複数接続したコンベア本体により形成されることを特徴とする請求項1記載の冷蔵ショーケースである。
【0009】
この請求項2の構成によれば、複数接続した平面が略三日月状の板がガイドレールに沿って循環するものである。
【0010】
請求項3の発明においては、前記展示スペースの底面に載置する台の上面に前記ガイドレールは形成され、前記台に前記コンベア本体の駆動装置を収容したことを特徴とする請求項2記載の冷蔵ショーケースである。
【0011】
この請求項3の構成によれば、台に設けられた駆動装置によりコンベア本体を循環作動できる。
【0012】
請求項4の発明においては、前記循環コンベアは、上下に複数段支柱を介して設けられると共に、上段に位置する前記循環コンベアの前記モータを前記支柱内に設けることを特徴とする請求項3記載の冷蔵ショーケースである。
【0013】
この請求項4の構成によれば、冷菓や飲料等は上下段の循環コンベアに載置されて展示スペース内を循環する。
【0014】
【発明の実施形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図を参照して説明する。平面がほぼ矩形の箱型をなした冷蔵ショーケース1は、床上に設置するための平面が矩形な基台2を下部に設けると共に、展示スペース3を上部に設けている。展示スペース3内の被展示物たる冷菓や飲料を所定温度に冷蔵するための図示しない冷媒の圧縮機、モータ等冷凍回路構成部品を収容した機械室4が基台に設けられている。
【0015】
展示スペース3は、その底面5上の前面、すなわちお客側には開口部6が全面的に形成され、この開口部6に透明な開閉部であるガラス板の引き戸7が設けられ、さらに展示スペース3の底面5の左右両側及び後側にガラス板による透明な壁板8がそれぞれ設けられると共に、展示スペース3の上部にはガラス板による透明な天井板9が設けられて、展示スペース3は前後左右及び上下方を囲まれて密閉型に形成されている。尚、実施形態では、引き戸7の上部の後退した上面部7Aより展示スペース3の上部の前側が覆われるようになっている。また実施形態では前面の引き戸7を四枚組のものを示したが、二枚組、三枚組等のように開閉できるものであればよい。そして、開閉する総ての引き戸7を取り外したときには、前面の開口部6が全面的に開放するようになっている。
【0016】
展示スペース3内には、底面5上に設けられる下段の循環コンベア10と、この下段の循環コンベア10の上方に設けられる上段の循環コンベア11が設けられている。
【0017】
下段の循環コンベア10は平面が環状であって、平面が環状のガイドレール12と、このガイドレール12に沿って配置されると共に食品を載置するためのスラット等と称せられる板13を回動自在に複数接続したコンベア本体14により形成される。板13は一方に円弧状凸部13Aが形成され、他方に円弧状凹部13Bが形成されて略三日月状に形成されている。また板13の下面にはガイドレール12側を摺動するローラ15が設けられており、さらに複数の板13はチェーン部材16により回動自在に連結されている。そして、前記ガイドレール12は前記展示スペース3の底面5に載置する下部台17の上面に形成された凹部18に配置されている。さらに、前記下部台17には前記チェーン部材16に係合する駆動用スプロケット19が回動自在に設けられ、この駆動用スプロケット19は回転駆動用モータ20により回転駆動するようになっており、これら駆動用スプロケット19、回転駆動用モータ20等によりコンベア本体14を循環移動するための駆動装置21が構成される。尚、展示スペース3の前側にはコンベア本体14の直線部14Aが配置され、展示スペース3の左右側にはコンベア本体14の曲線部14Bが配置されている。さらに、下部台17における環状のガイドレール12の内側の左右より支柱22を立設すると共に、この支柱22により上段の循環コンベア11を設ける。上段の循環コンベア11は、支柱22の上端間に上部台23が架設されいる。上部台23の上面には、平面が環状のガイドレール24と、このガイドレール24に沿って配置されると共に食品を載置するための平面が略三日月状の板25を回動自在に複数接続したコンベア本体26とが設けられる。板25は前述の板13と同様なものであり図示しないチェーン部材により回動自在に連結されている。そして前記上部台23には前記チェーン部材に係合する図示しない駆動用スプロケットが設けられ、この駆動用スプロケットはいずれかの支柱22内に設けた回転駆動用モータ27により回転駆動するようになっており、これら駆動用スプロケット、回転駆動用モー27等によりコンベア本体26を循環移動するための駆動装置28が構成される。
【0018】
尚、展示スペース3の前側にはコンベア本体26の直線部26Aが配置され、展示スペース3の左右側にはコンベア本体26の曲線部26Bが配置されている。さらに上方からみて上部台23の前部及び左右両側部はガイドレール12よりも内側に配置されており、さらに下段の循環コンベア10の循環方向(図1では時計方向回り)と、上段の循環コンベア11の循環方向(図1では反時計方向回り)とは互いに逆方向となっている。尚、図中29はモータ20,27に給電するための電源コードである。
【0019】
次に前記構成についてその作用を説明する。例えば寿司を載せた皿等を循環する飲食物供給用の循環型搬送装置(図示せず)を設置した寿司店などの飲食店において、循環型搬送装置とは別に、展示スペース3が空の冷蔵ショーケース1を設置する。次に前面の開口部6が全面的に開放した状態で、下段の循環コンベア10の上方に支柱22を介して上段の循環コンベア11を設けたユニットを設置する。尚、モータ20,27に給電するための電源コード29は基台2を通して後側より引出しておく。このようにして循環コンベア10,11を設置した後、引き戸7が取り付けられる。そして、圧縮機が作動して冷気が展示スペース3内に導入され、展示スペース3内を所定の低温状態に維持する。
【0020】
次にモータ20,27を作動することにより、その回転をスプロケット19を介して板13,25に伝達してそれぞれのコンベア本体14,26をガイドレール12,24に沿って循環させる。同時に板13,25上に、例えばアイスクリーム等冷菓を収容したカップCや、ビールやジュース等の瓶Bを載置する。尚、コンベア本体14,26におけるコンベア本体14,26の曲線部14B,26Bにおいては、隣接する板の円弧状凸部13Aと円弧状凹部13Bとが摺動して両者間で隙間なく曲ることができる。
【0021】
このように、カップCや瓶Bを板に載置して循環させると共に、展示スペース3内で冷蔵を行うものである。そして、お客は展示スペース3内を見て、循環するカップCや瓶Bのなかから好みのものを選び、そして引き戸7を開いて選んだカップCや瓶Bが手前に移動してきたときに取り出すものである。取り出した後は、引き戸7を閉じる。
【0022】
以上のように、前記実施形態では開口部6に設けた透明な引き戸7、壁板8、天井板9に囲まれた展示スペース3に平面が環状の循環コンベア10,11を設けて、冷菓のカップCや飲料の瓶Bを循環コンベア10,11に載置して展示スペース3内を循環することにより、冷蔵状態で循環する冷菓のカップCや飲料の瓶Bを展示スペース3の前側に移動したときに、簡単に取り出すことができる。
【0023】
また、循環コンベア10,11は、平面が環状のガイドレール12,24に沿って配置されるコンベア本体14,26は、平面が略半月状の板13,25を回動自在に複数接続したものであるので、曲線部14B,26Bにおいても、コンベア本体14,26は継ぎ目なく自在に曲ることができる。
【0024】
さらに、前記展示スペース3の底面に載置する下部台17の上面に前記ガイドレール12は形成され、前記下部台17に前記コンベア本体14の駆動装置21を収容して、下部台17に設けられた駆動装置21によりコンベア本体14を循環作動することで、下部台17を展示スペース3の底面5に載置するだけで取り付けを行うことができる。
【0025】
また、循環コンベア10,11は、上下に支柱22を介して設け、上段に位置する前記循環コンベア11のモータ20を前記支柱22内に設けることにより、冷菓のカップCや飲料の瓶B等を上下段の循環コンベア10,11に載置して展示スペース3内を循環し、多量な冷菓や飲料等を収容することができる。また、支柱22を介して循環コンベア11を設けたので、展示スペースの後側も支柱22の間を通して視認できるので、循環コンベア10全体を視認することができ、しかもモータ20を前記支柱22内に設けてコンパクト化を図ることができる。
【0026】
しかも、前記展示スペース3を密閉型とし、その前面に透明な引き戸7が設けられているので、冷気の逃げが少なく、また前側から冷菓や飲料等を視認して取り出すことができる。
【0027】
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、実施形態では前後左右及び上部を透明な板により形成したが、展示スペースの少なくとも前面の開口部、すなわち客側の開口部のみに透明な引き戸などの開口部を設ければよく、また展示スペースの前面を開口部にしたままでもよい。
【0028】
【発明の効果】
請求項1の発明は前面に開口部を設けるか或いは前記前面の開口部に透明な開閉部を設けた展示スペースを備えた冷蔵ショーケースであって、前記展示スペースに平面が環状の循環コンベアを設けたことを特徴とする冷蔵ショーケースであり、冷蔵状態で循環する冷菓や飲料等が展示スペースの前側に位置するときに、これらを簡単に取り出すことができる。
【0029】
請求項2の発明においては、前記循環コンベアは、平面が環状のガイドレールと、このガイドレールに沿って配置されると共に平面が略三日月状の板を回動自在に複数接続したコンベア本体により形成されることを特徴とする請求項1記載の冷蔵ショーケースであり、ガイドレールにおける曲り部においても、コンベア本体は継ぎ目なく自在に曲って冷菓や飲料等を循環させることができる。
【0030】
請求項3の発明においては、前記展示スペースの底面に載置する台の上面に前記ガイドレールは形成され、前記台に前記コンベア本体の駆動装置を収容したことを特徴とする請求項2記載の冷蔵ショーケースであり、展示スペースの底面に載置するだけで循環コンベアを取り付けすることができる。
【0031】
請求項4の発明においては、前記循環コンベアは、上下に複数段支柱を介して設けられると共に、上段に位置する前記循環コンベアの前記モータを前記支柱内に設けることを特徴とする請求項3記載の冷蔵ショーケースであり、冷蔵状態で上下段で循環する冷菓や飲料等が展示スペースの前側に位置するときに、これらを簡単に取り出すことができると共に、多量な冷菓や飲料等を収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示すコンベア本体の平面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示すコンベア本体の断面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵ショーケース
3 展示スペース
5 底面
6 開口部
7 引き戸(開閉部)
10 下段の循環コンベア
11 上段の循環コンベア
12 ガイドレール
13 板
14 コンベア本体
17 下部台
21 駆動装置
22 支柱
24 ガイドレール
25 板
26 コンベア本体
27 モータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、展示スペースを備えた冷蔵ショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の冷蔵ショーケースは、例えばケースの左右方向に隣接する展示スペース及び機械室が設けられ、そして展示スペースには食材が冷蔵保存されながら展示される一方、機械室には展示スペースを冷却するための冷凍回路構成部品等が収納され、そして展示スペースの前面から上半面にかけて透明なガラス板が嵌め込まれており、冷蔵ショーケースの前側からガラス板を通して収納された食材が見えるようになっており、また、展示スペースの後面には透明なスライドガラスが設けられて後側からスライドガラスを通して収納された食材が見えると共に、このスライドガラスを開けて展示スペース2内の食材の出し入れを行うことができるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−121054号公報(段落0002、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術においては、展示スペースに収納された食材は展示スペースの底面に載置されるものであるが、このような底面に食材を置いただけではお客の興味を引き付けできないばかりか、手前の食材は取り出し易いが奥の食材は取り出し難いという問題がある。特に展示スペースよりお客が直接被展示物を取り出すような使用にあっては、奥のものは取り出し難いのみならず、子供等が取り出すときには手が届かず、取り出しができない。
【0005】
そこで、本発明は、展示スペースに収容され冷蔵された被展示物を容易に取り出すことができる冷蔵ショーケースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は前面に開口部を設けるか或いは前記前面の開口部に開閉部を設けた展示スペースを備えた冷蔵ショーケースであって、前記展示スペースに平面が環状の循環コンベアを設けたことを特徴とする冷蔵ショーケースである。
【0007】
この請求項1の構成によれば、冷菓や飲料等は循環コンベアに載置されて展示スペース内を循環する。
【0008】
請求項2の発明においては、前記循環コンベアは、平面が環状のガイドレールと、このガイドレールに沿って配置されると共に平面が略三日月状の板を回動自在に複数接続したコンベア本体により形成されることを特徴とする請求項1記載の冷蔵ショーケースである。
【0009】
この請求項2の構成によれば、複数接続した平面が略三日月状の板がガイドレールに沿って循環するものである。
【0010】
請求項3の発明においては、前記展示スペースの底面に載置する台の上面に前記ガイドレールは形成され、前記台に前記コンベア本体の駆動装置を収容したことを特徴とする請求項2記載の冷蔵ショーケースである。
【0011】
この請求項3の構成によれば、台に設けられた駆動装置によりコンベア本体を循環作動できる。
【0012】
請求項4の発明においては、前記循環コンベアは、上下に複数段支柱を介して設けられると共に、上段に位置する前記循環コンベアの前記モータを前記支柱内に設けることを特徴とする請求項3記載の冷蔵ショーケースである。
【0013】
この請求項4の構成によれば、冷菓や飲料等は上下段の循環コンベアに載置されて展示スペース内を循環する。
【0014】
【発明の実施形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図を参照して説明する。平面がほぼ矩形の箱型をなした冷蔵ショーケース1は、床上に設置するための平面が矩形な基台2を下部に設けると共に、展示スペース3を上部に設けている。展示スペース3内の被展示物たる冷菓や飲料を所定温度に冷蔵するための図示しない冷媒の圧縮機、モータ等冷凍回路構成部品を収容した機械室4が基台に設けられている。
【0015】
展示スペース3は、その底面5上の前面、すなわちお客側には開口部6が全面的に形成され、この開口部6に透明な開閉部であるガラス板の引き戸7が設けられ、さらに展示スペース3の底面5の左右両側及び後側にガラス板による透明な壁板8がそれぞれ設けられると共に、展示スペース3の上部にはガラス板による透明な天井板9が設けられて、展示スペース3は前後左右及び上下方を囲まれて密閉型に形成されている。尚、実施形態では、引き戸7の上部の後退した上面部7Aより展示スペース3の上部の前側が覆われるようになっている。また実施形態では前面の引き戸7を四枚組のものを示したが、二枚組、三枚組等のように開閉できるものであればよい。そして、開閉する総ての引き戸7を取り外したときには、前面の開口部6が全面的に開放するようになっている。
【0016】
展示スペース3内には、底面5上に設けられる下段の循環コンベア10と、この下段の循環コンベア10の上方に設けられる上段の循環コンベア11が設けられている。
【0017】
下段の循環コンベア10は平面が環状であって、平面が環状のガイドレール12と、このガイドレール12に沿って配置されると共に食品を載置するためのスラット等と称せられる板13を回動自在に複数接続したコンベア本体14により形成される。板13は一方に円弧状凸部13Aが形成され、他方に円弧状凹部13Bが形成されて略三日月状に形成されている。また板13の下面にはガイドレール12側を摺動するローラ15が設けられており、さらに複数の板13はチェーン部材16により回動自在に連結されている。そして、前記ガイドレール12は前記展示スペース3の底面5に載置する下部台17の上面に形成された凹部18に配置されている。さらに、前記下部台17には前記チェーン部材16に係合する駆動用スプロケット19が回動自在に設けられ、この駆動用スプロケット19は回転駆動用モータ20により回転駆動するようになっており、これら駆動用スプロケット19、回転駆動用モータ20等によりコンベア本体14を循環移動するための駆動装置21が構成される。尚、展示スペース3の前側にはコンベア本体14の直線部14Aが配置され、展示スペース3の左右側にはコンベア本体14の曲線部14Bが配置されている。さらに、下部台17における環状のガイドレール12の内側の左右より支柱22を立設すると共に、この支柱22により上段の循環コンベア11を設ける。上段の循環コンベア11は、支柱22の上端間に上部台23が架設されいる。上部台23の上面には、平面が環状のガイドレール24と、このガイドレール24に沿って配置されると共に食品を載置するための平面が略三日月状の板25を回動自在に複数接続したコンベア本体26とが設けられる。板25は前述の板13と同様なものであり図示しないチェーン部材により回動自在に連結されている。そして前記上部台23には前記チェーン部材に係合する図示しない駆動用スプロケットが設けられ、この駆動用スプロケットはいずれかの支柱22内に設けた回転駆動用モータ27により回転駆動するようになっており、これら駆動用スプロケット、回転駆動用モー27等によりコンベア本体26を循環移動するための駆動装置28が構成される。
【0018】
尚、展示スペース3の前側にはコンベア本体26の直線部26Aが配置され、展示スペース3の左右側にはコンベア本体26の曲線部26Bが配置されている。さらに上方からみて上部台23の前部及び左右両側部はガイドレール12よりも内側に配置されており、さらに下段の循環コンベア10の循環方向(図1では時計方向回り)と、上段の循環コンベア11の循環方向(図1では反時計方向回り)とは互いに逆方向となっている。尚、図中29はモータ20,27に給電するための電源コードである。
【0019】
次に前記構成についてその作用を説明する。例えば寿司を載せた皿等を循環する飲食物供給用の循環型搬送装置(図示せず)を設置した寿司店などの飲食店において、循環型搬送装置とは別に、展示スペース3が空の冷蔵ショーケース1を設置する。次に前面の開口部6が全面的に開放した状態で、下段の循環コンベア10の上方に支柱22を介して上段の循環コンベア11を設けたユニットを設置する。尚、モータ20,27に給電するための電源コード29は基台2を通して後側より引出しておく。このようにして循環コンベア10,11を設置した後、引き戸7が取り付けられる。そして、圧縮機が作動して冷気が展示スペース3内に導入され、展示スペース3内を所定の低温状態に維持する。
【0020】
次にモータ20,27を作動することにより、その回転をスプロケット19を介して板13,25に伝達してそれぞれのコンベア本体14,26をガイドレール12,24に沿って循環させる。同時に板13,25上に、例えばアイスクリーム等冷菓を収容したカップCや、ビールやジュース等の瓶Bを載置する。尚、コンベア本体14,26におけるコンベア本体14,26の曲線部14B,26Bにおいては、隣接する板の円弧状凸部13Aと円弧状凹部13Bとが摺動して両者間で隙間なく曲ることができる。
【0021】
このように、カップCや瓶Bを板に載置して循環させると共に、展示スペース3内で冷蔵を行うものである。そして、お客は展示スペース3内を見て、循環するカップCや瓶Bのなかから好みのものを選び、そして引き戸7を開いて選んだカップCや瓶Bが手前に移動してきたときに取り出すものである。取り出した後は、引き戸7を閉じる。
【0022】
以上のように、前記実施形態では開口部6に設けた透明な引き戸7、壁板8、天井板9に囲まれた展示スペース3に平面が環状の循環コンベア10,11を設けて、冷菓のカップCや飲料の瓶Bを循環コンベア10,11に載置して展示スペース3内を循環することにより、冷蔵状態で循環する冷菓のカップCや飲料の瓶Bを展示スペース3の前側に移動したときに、簡単に取り出すことができる。
【0023】
また、循環コンベア10,11は、平面が環状のガイドレール12,24に沿って配置されるコンベア本体14,26は、平面が略半月状の板13,25を回動自在に複数接続したものであるので、曲線部14B,26Bにおいても、コンベア本体14,26は継ぎ目なく自在に曲ることができる。
【0024】
さらに、前記展示スペース3の底面に載置する下部台17の上面に前記ガイドレール12は形成され、前記下部台17に前記コンベア本体14の駆動装置21を収容して、下部台17に設けられた駆動装置21によりコンベア本体14を循環作動することで、下部台17を展示スペース3の底面5に載置するだけで取り付けを行うことができる。
【0025】
また、循環コンベア10,11は、上下に支柱22を介して設け、上段に位置する前記循環コンベア11のモータ20を前記支柱22内に設けることにより、冷菓のカップCや飲料の瓶B等を上下段の循環コンベア10,11に載置して展示スペース3内を循環し、多量な冷菓や飲料等を収容することができる。また、支柱22を介して循環コンベア11を設けたので、展示スペースの後側も支柱22の間を通して視認できるので、循環コンベア10全体を視認することができ、しかもモータ20を前記支柱22内に設けてコンパクト化を図ることができる。
【0026】
しかも、前記展示スペース3を密閉型とし、その前面に透明な引き戸7が設けられているので、冷気の逃げが少なく、また前側から冷菓や飲料等を視認して取り出すことができる。
【0027】
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、実施形態では前後左右及び上部を透明な板により形成したが、展示スペースの少なくとも前面の開口部、すなわち客側の開口部のみに透明な引き戸などの開口部を設ければよく、また展示スペースの前面を開口部にしたままでもよい。
【0028】
【発明の効果】
請求項1の発明は前面に開口部を設けるか或いは前記前面の開口部に透明な開閉部を設けた展示スペースを備えた冷蔵ショーケースであって、前記展示スペースに平面が環状の循環コンベアを設けたことを特徴とする冷蔵ショーケースであり、冷蔵状態で循環する冷菓や飲料等が展示スペースの前側に位置するときに、これらを簡単に取り出すことができる。
【0029】
請求項2の発明においては、前記循環コンベアは、平面が環状のガイドレールと、このガイドレールに沿って配置されると共に平面が略三日月状の板を回動自在に複数接続したコンベア本体により形成されることを特徴とする請求項1記載の冷蔵ショーケースであり、ガイドレールにおける曲り部においても、コンベア本体は継ぎ目なく自在に曲って冷菓や飲料等を循環させることができる。
【0030】
請求項3の発明においては、前記展示スペースの底面に載置する台の上面に前記ガイドレールは形成され、前記台に前記コンベア本体の駆動装置を収容したことを特徴とする請求項2記載の冷蔵ショーケースであり、展示スペースの底面に載置するだけで循環コンベアを取り付けすることができる。
【0031】
請求項4の発明においては、前記循環コンベアは、上下に複数段支柱を介して設けられると共に、上段に位置する前記循環コンベアの前記モータを前記支柱内に設けることを特徴とする請求項3記載の冷蔵ショーケースであり、冷蔵状態で上下段で循環する冷菓や飲料等が展示スペースの前側に位置するときに、これらを簡単に取り出すことができると共に、多量な冷菓や飲料等を収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示すコンベア本体の平面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示すコンベア本体の断面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵ショーケース
3 展示スペース
5 底面
6 開口部
7 引き戸(開閉部)
10 下段の循環コンベア
11 上段の循環コンベア
12 ガイドレール
13 板
14 コンベア本体
17 下部台
21 駆動装置
22 支柱
24 ガイドレール
25 板
26 コンベア本体
27 モータ
Claims (4)
- 前面に開口部を設けるか或いは前記前面の開口部に透明な開閉部を設けた展示スペースを備えた冷蔵ショーケースであって、前記展示スペースに平面が環状の循環コンベアを設けたことを特徴とする冷蔵ショーケース。
- 前記循環コンベアは、平面が環状のガイドレールと、このガイドレールに沿って配置されると共に平面が略三日月状の板を回動自在に複数接続したコンベア本体により形成されることを特徴とする請求項1記載の冷蔵ショーケース。
- 前記展示スペースの底面に載置する台の上面に前記ガイドレールは形成され、前記台に前記コンベア本体の駆動装置を収容したことを特徴とする請求項2記載の冷蔵ショーケース。
- 前記循環コンベアは、上下に複数段支柱を介して設けられると共に、上段に位置する前記循環コンベアの前記モータを前記支柱内に設けることを特徴とする請求項3記載の冷蔵ショーケース。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP2003185835A JP2005013619A (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 冷蔵ショーケース |
Publications (1)
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ID=34185128
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005013619A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100925786B1 (ko) | 2007-12-29 | 2009-11-11 | 윤성현 | 전자동 진열 장치 |
CN103960920A (zh) * | 2014-05-19 | 2014-08-06 | 上海安得顺诺建筑装饰制品有限公司 | 展柜专用全自动电驱转动系统 |
CN108131878A (zh) * | 2016-12-01 | 2018-06-08 | 东芝生活电器株式会社 | 储存箱 |
CN115444257A (zh) * | 2022-09-26 | 2022-12-09 | 青岛澳柯玛冷链集成有限公司 | 一种立式全透明展示柜 |
-
2003
- 2003-06-27 JP JP2003185835A patent/JP2005013619A/ja active Pending
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