JP2005013458A - 遊技用システム - Google Patents

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一正 今井
Toshihiro Tozaki
智弘 戸崎
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Abstract

【課題】クレジットカードの使用可能残額がなくなった遊技者に対しても該クレジットカードを使用した遊技価値の購入を可能にできるような遊技用システムを提供する。
【解決手段】会員遊技者によりクレジットカードを使用した遊技価値の購入(価値加算)が選択されると(S17)、該クレジットカードの使用可能残額と、該会員遊技者の貯玉数を各遊技場における所定の換算率を用いて換算した貯金額と、を合算した合算額が算出され(S19)、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が受け付けられると(S22)、前記算出された合算額の範囲内でクレジットカードを使用した遊技価値の購入が許容される(S24)。
【選択図】 図13

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレジットカードを使用した遊技価値の購入(例えば遊技価値の大きさを特定可能な情報が記録された記録媒体の発券,該記録媒体の記録情報から特定される遊技価値の大きさに対する価値加算,又は遊技媒体の貸与等)が可能な遊技用システムに係り、さらに詳しくは、該クレジットカードの使用可能残額と、該クレジットカードを所有している会員遊技者に遊技の結果として付与された遊技価値の大きさが貯蓄されてなる貯蓄価値の大きさ(例えば貯玉数)を各遊技場における所定の換算率を用いて換算した貯金額と、を合算した合算額の範囲内で、該クレジットカードを使用した遊技価値の購入を許容する遊技用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、クレジットカードを使用した遊技価値の購入(ここでは遊技媒体の貸与)が可能なシステムとしては、特許文献1に示すように、クレジットカードが遊技場において受け付けられると、該クレジットカードの使用の可否の問い合わせが遊技場からクレジットカード会社に対して行われ、該問い合わせの結果としてクレジットカードの使用が可能である場合に、該クレジットカードを使用した遊技価値の購入が可能になるものや、特許文献2に示すように、クレジットカードが遊技場において受け付けられると、該クレジットカードの使用の可否の問い合わせが遊技場からクレジットカード会社に対して行われ、該問い合わせの結果としてクレジットカードの使用が可能である場合に、遊技カードに価値が記録され、該遊技カードを使用した遊技価値の購入が可能になるものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−310076号公報(第2頁,第4〜5頁,図2)
【特許文献2】
特開平10−5415号公報(第2頁,第4頁,図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで前述の如きクレジットカードを使用した遊技価値の購入が可能なシステムでは、(所定の決済期間内における使用限度額−該決済期間内使用額)の式で算出されるクレジットカードの使用可能残額の範囲内でしか遊技価値の購入要求が許容されないため、クレジットカードを使用した買い物等で決済期間内使用額が嵩んだことにより使用可能残額がなくなった遊技者は該システムを使用できないため、遊技者にとって不便であるという問題がある。
【0005】
一方、遊技場では、遊技の結果として遊技者に付与された遊技価値の大きさを毎回景品交換せずに貯蓄価値の大きさ(いわゆる貯玉数)として管理しておき、該貯蓄価値の大きさを一括して景品交換することができるシステム(いわゆる貯玉システム)が運用されているが、遊技者が該貯蓄価値の大きさを使用して遊技価値を購入しようとする場合には、該貯蓄価値の大きさを特殊景品に交換し、該特殊景品を貨幣に交換した後に、該貨幣を使用して遊技価値を購入しなければならないため、遊技者にとって面倒であるという問題がある。
【0006】
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、クレジットカードの使用可能残額がなくなった遊技者に対しても該クレジットカードを使用した遊技価値の購入を可能にできるような遊技用システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。なお後述する発明の実施の形態の説明及び図面で使用した符号を参考のために括弧書きで付記するが、本発明の構成要素は該付記したものには限定されない。
【0008】
まず請求項1に係る発明は、会員登録を行った会員遊技者を個々に特定可能な会員遊技者特定情報(会員ID)と対応付けて、各会員遊技者が所有しているクレジットカードを個々に識別可能なクレジットカード識別情報(クレジットカード番号)を管理する会員管理手段(会員管理端末40)と、前記クレジットカードに関するクレジット情報の管理及び提供を行うクレジット情報管理手段(クレジット情報管理端末60)から、クレジットカードの使用可能残額を示すクレジット使用可能残額情報を少なくとも含むクレジット情報を入手するクレジット情報入手手段(会員管理端末40)と、前記会員遊技者特定情報と対応付けて、遊技の結果として会員遊技者に付与された遊技価値の大きさが貯蓄されてなる貯蓄価値の大きさ(貯玉数)を管理する貯蓄価値管理手段(貯玉管理端末50)と、該貯蓄価値管理手段により管理されている貯蓄価値の大きさを各遊技場における所定の換算率を用いて換算した貯金額を算出する貯金額算出手段(貯玉管理端末50)と、前記クレジット情報入手手段により入手されたクレジット情報に基づくクレジットカードの使用可能残額と前記貯金額算出手段により算出された貯金額とを合算した合算額を算出する合算手段(会員管理端末40)と、前記会員遊技者特定情報が記録されている会員遊技者特定記録媒体(会員カード6)を受け付けて該会員遊技者特定記録媒体の記録情報を読み取ると共に、該会員遊技者特定記録媒体を所有している会員遊技者から前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入要求を受け付ける購入要求受付手段(カードユニット20,カード発券機30)と、該購入要求受付手段により前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入要求が受け付けられたときに、前記合算手段により算出された合算額の範囲内で前記購入要求を許容するか否かを判定する許容判定手段(会員管理端末40)と、該許容判定手段により前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入要求を許容すると判定されたときに、該購入要求に応じた遊技価値を前記会員遊技者に対して付与する遊技価値付与手段(カードユニット20,カード発券機30)と、該遊技価値付与手段により遊技価値が付与されたときに、前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入要求に関する購入情報を記憶する購入情報記憶手段(クレジット情報管理端末60)と、該購入情報記憶手段により記憶されている購入情報に基づいて、前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額を該クレジットカードの決済口座の預金額から引き落として決済するための処理を行う決済処理手段(クレジット情報管理端末60)と、を備えることを特徴とする遊技用システム(1)である。
【0009】
また請求項2に係る発明は、請求項1に記載した遊技用システム(1)であって、前記貯蓄価値管理手段(貯玉管理端末50)は、前記遊技価値付与手段(カードユニット20,カード発券機30)により遊技価値が付与されたときに、該貯蓄価値管理手段により管理されている貯蓄価値の大きさ(貯玉数)のうちの該付与された遊技価値の購入金額に相当する貯蓄価値の大きさを、前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用不能な担保貯蓄価値の大きさ(担保貯玉数)として管理することを特徴とする遊技用システムである。
【0010】
また請求項3に係る発明は、請求項2に記載した遊技用システム(1)であって、前記貯蓄価値管理手段(貯玉管理端末50)は、前記決済処理手段(クレジット情報管理端末60)により前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額を該クレジットカードの決済口座の預金額から引き落とす決済処理が行われたときに、前記担保貯蓄価値の大きさ(担保貯玉数)の管理を解除することを特徴とする遊技用システムである。
【0011】
また請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載した遊技用システム(1)であって、前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用可能な前記貯蓄価値の大きさ(使用可能貯玉数)と、前記担保貯蓄価値の大きさ(担保貯玉数)と、を区分して前記会員遊技者に対して報知する貯蓄価値報知手段(カードユニット20,カード発券機30)を備えることを特徴とする遊技用システムである。
【0012】
また請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載した遊技用システム(1)であって、前記合算手段(会員管理端末40)により算出された合算額に対して前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用可能な上限を設定するための上限設定手段(会員管理端末40)を備え、前記許容判定手段(会員管理端末40)は、該上限設定手段により設定された合算額の上限の範囲内で前記購入要求を許容するか否かを判定することを特徴とする遊技用システムである。
【0013】
また請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載した遊技用システム(1)であって、前記合算手段(会員管理端末40)により算出された合算額を前記会員遊技者に対して報知する合算額報知手段(カードユニット20,カード発券機30)を備えることを特徴とする遊技用システムである。
【0014】
さらに請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1つに記載した遊技用システム(1)であって、前記遊技価値を購入するための貨幣を受け付ける貨幣受付手段(カードユニット20,カード発券機30)をさらに含み、前記遊技価値付与手段(カードユニット20,カード発券機30)は、該貨幣受付手段により受け付けられた貨幣の金額の範囲内における遊技価値を付与することを特徴とする遊技用システムである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明に係る遊技用システム1は、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が可能なものであり、特に該クレジットカードの使用可能残額と、該クレジットカードを所有している会員遊技者に遊技の結果として付与された遊技価値の大きさが貯蓄されてなる貯蓄価値の大きさを各遊技場における所定の換算率を用いて換算した貯金額と、を合算した合算額の範囲内で、該クレジットカードを使用した遊技価値の購入を許容するものである。ここでクレジットカードの使用可能残額は、(所定の決済期間(例えば1ヶ月)内における使用限度額−該決済期間内使用額)の式で算出されるものである。
【0016】
この遊技用システム1は、図1に示すように、遊技場2に設けられるカードユニット20と、遊技場2に設けられるカード発券機30と、遊技場2に設けられ、カードユニット20及びカード発券機30と通信可能な会員管理端末40と、遊技場2に設けられ、会員管理端末40と通信可能な貯玉管理端末50と、クレジットカード会社4に設けられ、会員管理端末40と通信可能なクレジット情報管理端末60と、からなる。ここで会員管理端末40は、次に述べるプリペイドカード7を発行するプリペイドカード会社3に設けられるカードデータ管理端末3aとも通信可能である。またクレジット情報管理端末60は、前記クレジットカードの決済口座が開設されている金融機関の一例である銀行5とも通信可能である。なおクレジットカード会社4の数は特に限定されず、銀行5の数も特に限定されない。
【0017】
また遊技用システム1では、図2(b)に示すように、会員カード6と、プリペイドカード7と、貨幣8が使用される。会員カード6は会員遊技者特定記録媒体の一例であって、会員登録を行った会員遊技者を個々に特定可能な会員遊技者特定情報である会員IDが記録されたものであり、ここでは遊技に使用可能な遊技価値の大きさである残度数や、セキュリティコード等も記録されている。この会員カード6は、会員登録を行った会員遊技者に対して発行される。プリペイドカード7は遊技用記録媒体の一例であって、該プリペイドカード7を個々に識別可能な情報であるプリペイドカードIDが記録されたものであり、ここでは遊技に使用可能な遊技価値の大きさである残度数や、セキュリティコード等も記録されている。このプリペイドカード7は、プリペイドカード会社3において発行されて、カード発券機30にセットされ、該カード発券機30から遊技者に対して発券される。これら会員カード6及びプリペイドカード7は、例えば長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に記録領域が形成されてなるものであり、ここでは該記録領域として不揮発性のEEPROMを備える非接触式の集積回路を搭載したICカードである。貨幣8は、ここでは1000円紙幣,2000円紙幣,5000円紙幣,及び10000円紙幣の4種類の紙幣である。
【0018】
なお前記カードデータ管理端末3aでは、プリペイドカード7に関するカードデータとして、プリペイドカードIDと対応付けて、前記残度数,該プリペイドカード7の発券に供された遊技価値の大きさである発券度数,該プリペイドカード7の記録情報から特定される遊技価値の大きさに対する価値加算に供された遊技価値の大きさである加算度数,及び遊技に使用された遊技価値の大きさである使用度数が管理されている。ここで残度数は、(発券度数+加算度数−使用度数)の式で算出される。またカードデータ管理端末3aでは、会員カード6に関するカードデータとして、会員ID及び暗証番号と対応付けて、前記残度数,該会員カード6の記録情報から特定される遊技価値の大きさに対する価値加算に供された遊技価値の大きさである加算度数,及び遊技に使用された遊技価値の大きさである使用度数が管理されている。ここで残度数は、(加算度数−使用度数)の式で算出される。
【0019】
以下、本発明に係る遊技用システム1の構成を、図1〜図12を参照して説明する。なお、以下においては、リーダ/ライタを「R/W」,データベースを「DB」と略記する。また、以下においては、貯蓄価値の大きさが「貯玉数」であり、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が「会員カード6の記録情報から特定される遊技価値の大きさに対する価値加算」である例について説明する。
【0020】
図1に示すように、カードユニット20は、遊技場2内の遊技島(図示外)に配置されるパチンコ機10に対応して(ここではパチンコ機10の左側に隣接して)設けられ、縦長の箱型の形状を呈するものであり、後述する遊技価値付与手段,貨幣受付手段,購入要求受付手段,合算額報知手段,及び貯蓄価値報知手段として機能するものである。パチンコ機10は遊技機の一例であって、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に打ち込むことにより遊技を行うものであり、ここではカードユニット20と通信可能であり、該カードユニット20とパチンコ機10との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われることにより該パチンコ機10の内部からパチンコ玉が払い出されて貸与される、いわゆるCR式のパチンコ機10である。
【0021】
このカードユニット20の前面には、図2(a)に示すように、貨幣挿入口23a,タッチパネル式のディスプレイ25,及びカード挿入口24a等が設けられている。またカードユニット20の内部には、図2(b)に示すように、貨幣識別機23,制御部22,通信部21,及びカードR/W24等が設けられている。これらカードユニット20に設けられる各機器は、図2(c)に示すように接続されている。
【0022】
通信部21は、図示しない台端末や中継コンピュータを介して会員管理端末40の後述する場内通信部41aと通信可能に接続されており、カードユニット20と会員管理端末40との間における通信を司るものである。
【0023】
制御部22は、CPU,RAM,及びROM等を備え、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、カードユニット20に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
【0024】
この制御部22は前記遊技価値付与手段の一例であって、後述する許容判定手段である会員管理端末40によりクレジットカードを使用した遊技価値の購入要求を許容すると判定されたときに、該購入要求に応じた遊技価値を会員遊技者に対して付与する(ここでは会員カード6の記録情報から特定される遊技価値の大きさに対する価値加算を行う)ものであり、具体的には、会員遊技者により選択された加算金額(図4のD26を参照)に相当する残度数を前記会員カード6に書き込む旨をカードR/W24に対して指示する(図4のD25を参照)。
【0025】
また遊技価値付与手段である制御部22は、貨幣識別機23により受け付けられた貨幣8の金額の範囲内における遊技価値を付与する(ここでは会員カード6又はプリペイドカード7の記録情報から特定される遊技価値の大きさに対する価値加算を行う)ものであり、具体的には、貨幣識別機23により受け付けられた貨幣8の金額に相当する残度数を前記会員カード6又はプリペイドカード7に書き込む旨をカードR/W24に対して指示する(図4のD25,又は図3のD14を参照)。
【0026】
貨幣識別機23は前記貨幣受付手段の一例であって、遊技価値を購入するための貨幣8を受け付けるものであり、ここでは貨幣挿入口23aから挿入された貨幣8の金額を識別する。なお貨幣識別機23により受け付けられた貨幣8は、カードユニット20の背面から外部に排出され、遊技島に設けられた図示しない貨幣搬送機構により搬送されて図示しない金庫に回収される。
【0027】
カードR/W24は前記購入要求受付手段の一例であって、会員カード6を受け付けて該会員カード6の記録情報を読み取るものであり、ここではカード挿入口24aから挿入された会員カード6から記録情報である会員ID,残度数,及びセキュリティコード等を読み取ると共に、会員遊技者により選択された加算金額(図4のD26を参照)に相当する残度数,又は貨幣識別機23により受け付けられた貨幣8の金額に相当する残度数を該会員カード6に書き込む。またカードR/W24は、カード挿入口24aから挿入されたプリペイドカード7から記録情報であるプリペイドカードID,残度数,及びセキュリティコード等を読み取ると共に、貨幣識別機23により受け付けられた貨幣8の金額に相当する残度数を該プリペイドカード7に書き込む。
【0028】
タッチパネル式のディスプレイ25は、図3及び図4に示すように、各種の情報を表示するための表示デバイスであると共に、各種の情報の入力を受け付けるための入力デバイスである。このタッチパネル式のディスプレイ25は、前記購入要求受付手段,合算額報知手段,及び貯蓄価値報知手段として機能するものであるが、該機能については後述するカードユニット20の作用の説明で詳述する。
【0029】
以上に説明したカードユニット20の作用について、ディスプレイ25の表示内容を示す図3及び図4を参照して説明する。なおディスプレイ25に表示される各画面において、遊技者又は会員遊技者により「返却」ボタンが押圧操作されると、カードR/W24により受け付けられている会員カード6又はプリペイドカード7がカード挿入口24aから排出されて、D11に戻る。
【0030】
まずカードユニット20の稼働中には、図3のD11に示す画面がディスプレイ25に表示される。このD11では、会員カード6又はプリペイドカード7の挿入を促す旨が表示される。このD11で、遊技者により該遊技者が所有しているプリペイドカード7がカード挿入口24aから挿入されて、カードR/W24により該プリペイドカード7の記録情報が読み取られると、プリペイドカード7から読み取られたプリペイドカードIDと残度数が、カードユニット20から会員管理端末40を介してカードデータ管理端末3aに対して送信され、該カードデータ管理端末3aにおいて、該プリペイドカードID及び残度数が照合され、照合OKであれば、照合OKである旨がカードデータ管理端末3aからカードユニット20に対して送信される。
【0031】
該照合OKである旨を受信したカードユニット20においては、図3のD12に示す画面がディスプレイ25に表示される。このD12では、カードR/W24によりプリペイドカード7から読み取られた残度数,及び予め設定されている玉貸単位度数が表示される。この玉貸単位度数は、遊技者が「設定」ボタンを押圧操作することにより設定変更可能である。
【0032】
このD12で、遊技者により「玉貸」ボタンが押圧操作されると、カードユニット20とパチンコ機10との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて、玉貸単位度数分のパチンコ玉がパチンコ機10の内部から払い出されて貸与され、該玉貸単位度数がディスプレイ25に表示されている残度数から減算更新されると共に、該減算更新後の残度数がカードR/W24によりプリペイドカード7に対して書き込まれる。
【0033】
なお前記D12におけるパチンコ玉の貸与の終了後には、プリペイドカードID,及びパチンコ玉の貸与に供された度数を示す情報が、カードユニット20から会員管理端末40を介してカードデータ管理端末3aに対して送信される。そしてカードデータ管理端末3aにおいては、カードユニット20から受信したプリペイドカードIDと対応付けて管理されているカードデータのうちの前記使用度数に対して該受信した度数が加算更新されると共に、該更新後の使用度数に基づいて前記残度数が算出されて更新される。
【0034】
一方、D12で、遊技者により「価値加算」ボタンが押圧操作されると、図3のD13に示す画面がディスプレイ25に表示される。このD13では、貨幣8の挿入を促す旨が表示される。このD13で、遊技者により該遊技者が所有している貨幣8が貨幣挿入口23aから挿入されて、貨幣識別機23により該貨幣8の金額が識別されると、該貨幣8の金額に相当する残度数がプリペイドカード7の記録情報から特定される残度数に加算更新されて、該加算更新後の残度数がカードR/W24によりプリペイドカード7に対して書き込まれると共に、図3のD14に示す画面がディスプレイ25に表示される。このD14では、貨幣識別機23により識別された貨幣8の金額である加算金額,前記加算更新後の残度数,及び予め設定されている玉貸単位度数が表示される。そして所定時間(例えば5秒間)の経過後に、前記D12に戻る。
【0035】
なお前記D13における価値加算の終了後には、プリペイドカードID,及び価値加算に供された度数を示す情報が、カードユニット20から会員管理端末40を介してカードデータ管理端末3aに対して送信される。そしてカードデータ管理端末3aにおいては、カードユニット20から受信したプリペイドカードIDと対応付けて管理されているカードデータのうち、前記残度数に対して該受信した度数が加算更新されると共に、前記加算度数に対して該受信した度数が加算更新される。
【0036】
D11に戻り、会員遊技者により該会員遊技者が所有している会員カード6がカード挿入口24aから挿入されて、カードR/W24により該会員カード6の記録情報が読み取られると、図4のD21に示す画面がディスプレイ25に表示される。このD21では、暗証番号の入力を促す旨が表示されると共に、該入力をするための「テンキー」が表示される。
【0037】
このD21で、会員遊技者により「テンキー」が押圧操作されて暗証番号が入力され、「OK」ボタンが押圧操作されると、会員カード6から読み取られた会員IDと残度数,及び入力された暗証番号が、カードユニット20から会員管理端末40を介してカードデータ管理端末3aに対して送信され、該カードデータ管理端末3aにおいて、該会員ID,暗証番号,及び残度数が照合され、照合OKであれば、照合OKである旨がカードデータ管理端末3aからカードユニット20に対して送信される。
【0038】
また会員カード6から読み取られた会員ID,及び入力された暗証番号が、カードユニット20から会員管理端末40に対して送信され(図13のS12を参照)、該会員管理端末40において、該会員ID及び暗証番号が照合され(図13のS13を参照)、照合OKであれば、照合OKである旨が会員管理端末40からカードユニット20に対して送信される(図13のS16を参照)。
【0039】
ここでカードユニット20が、照合OKである旨をカードデータ管理端末3a及び会員管理端末40から受信したときには、図4のD22に示す画面がディスプレイ25に表示される。このD22では、カードR/W24により会員カード6から読み取られた残度数,及び予め設定されている玉貸単位度数が表示される。この玉貸単位度数は、遊技者が「設定」ボタンを押圧操作することにより設定変更可能である。
【0040】
このD22で、会員遊技者により「玉貸」ボタンが押圧操作されると、カードユニット20とパチンコ機10との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて、玉貸単位度数分のパチンコ玉がパチンコ機10の内部から払い出されて貸与され、該玉貸単位度数がディスプレイ25に表示されている残度数から減算更新されると共に、該減算更新後の残度数がカードR/W24により会員カード6に対して書き込まれる。
【0041】
なお前記D22におけるパチンコ玉の貸与の終了後には、会員ID,及びパチンコ玉の貸与に供された度数を示す情報が、カードユニット20から会員管理端末40を介してカードデータ管理端末3aに対して送信される。そしてカードデータ管理端末3aにおいては、カードユニット20から受信した会員IDと対応付けて管理されているカードデータのうちの前記使用度数に対して該受信した度数が加算更新されると共に、該更新後の使用度数に基づいて前記残度数が算出されて更新される。
【0042】
一方、D22で、会員遊技者により「価値加算」ボタンが押圧操作されると、図4のD23に示す画面がディスプレイ25に表示される。このD23では、貨幣8を使用した遊技価値の購入かクレジットカードを使用した遊技価値の購入かの選択を促す旨が表示されると共に、該選択をするための「貨幣」ボタン,及び「クレジットカード」ボタンが表示される。
【0043】
このD23で、会員遊技者により「貨幣」ボタンが押圧操作されて、貨幣8を使用した遊技価値の購入が選択されると、図4のD24に示す画面がディスプレイ25に表示される。このD24では、貨幣8の挿入を促す旨が表示される。このD24で、遊技者により該遊技者が所有している貨幣8が貨幣挿入口23aから挿入されて、貨幣識別機23により該貨幣8の金額が識別されると、該貨幣8の金額に相当する残度数が会員カード6の記録情報から特定される残度数に加算更新されて、該加算更新後の残度数がカードR/W24により会員カード6に対して書き込まれることにより、貨幣識別機23により受け付けられた貨幣8の金額に相当する遊技価値が会員遊技者に対して付与され、図4のD25に示す画面がディスプレイ25に表示される。このD25では、貨幣識別機23により識別された貨幣8の金額である加算金額,前記加算更新後の残度数,及び予め設定されている玉貸単位度数が表示される。そして所定時間(例えば5秒間)の経過後に、前記D22に戻る。
【0044】
なお前記D24における価値加算の終了後には、会員ID,及び価値加算に供された度数を示す情報が、カードユニット20から会員管理端末40を介してカードデータ管理端末3aに対して送信される。そしてカードデータ管理端末3aにおいては、カードユニット20から受信した会員IDと対応付けて管理されているカードデータのうちの前記加算度数に対して該受信した度数が加算更新されると共に、該更新後の加算度数に基づいて前記残度数が算出されて更新される。
【0045】
一方、D23で、会員遊技者により「クレジットカード」ボタンが押圧操作されて、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が選択されると、該クレジットカードの使用が選択された旨がカードユニット20から会員管理端末40に対して送信され(図13のS18を参照)、該会員管理端末40において、後述するクレジット情報入手手段により入手された使用可能残額と後述する貯金額算出手段により算出された貯金額を合算した合算額が算出されると共に(図13のS19を参照)、該合算額と後述する上限設定手段により設定された加算額上限に基づいて加算可能額が算出されて、該加算可能額が会員管理端末40からカードユニット20に対して送信され(図13のS20を参照)、該カードユニット20において、図4のD26に示す画面がディスプレイ25に表示される。
【0046】
このD26では、該受信した加算可能額が表示される。即ち、このD26でのディスプレイ25は、合算額(ここでは該合算額に基づいて算出された加算可能額)を会員遊技者に対して報知する合算額報知手段として機能する。またD26では、クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額である加算金額の選択を促す旨が表示されると共に、該選択をするための金額ボタンとして、「1000円」ボタン,「3000円」ボタン,「5000円」ボタン,及び「10000円」ボタンが表示される。即ち、このD26でのディスプレイ25は、会員カード6を所有している会員遊技者からクレジットカードを使用した遊技価値の購入要求(ここでは会員カード6の記録情報から特定される遊技価値の大きさに対する価値加算の要求)を受け付ける購入要求受付手段として機能する。
【0047】
このD26で、会員遊技者によりいずれかの金額ボタン(例えば「1000円」ボタン)が押圧操作されて、クレジットカードを使用した遊技価値の購入要求が受け付けられると、該押圧操作された金額ボタンに対応する加算金額と前記会員IDを含む購入要求がカードユニット20から会員管理端末40に対して送信され(図13のS23を参照)、該会員管理端末40において、後述する許容判定手段により該購入要求を許容するか否かが判定され(図13のS24を参照)、該購入要求を許容すると判定されれば、貯玉管理端末50において、遊技価値の購入金額に相当する貯蓄価値の大きさである担保貯玉数,及び貯玉数から担保貯玉数が減算された使用可能貯玉数が算出されて(図13のS25を参照)、貯玉数,該担保貯玉数,及び該使用可能貯玉数を含む購入要求許容情報が会員管理端末40からカードユニット20に対して送信され(図13のS26を参照)、該カードユニット20において、図4のD27に示す画面がディスプレイ25に表示される。
【0048】
このD27では、該受信した貯玉数,担保貯玉数,及び使用可能貯玉数が表示される。即ち、このD27でのディスプレイ25は、クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用可能な貯蓄価値の大きさである使用可能貯玉数と、担保貯蓄価値の大きさである担保貯玉数と、を区分して会員遊技者に対して報知する貯蓄価値報知手段として機能する。このD27で、会員遊技者により「OK」ボタンが押圧操作されると、前記D26で選択された加算金額に相当する残度数が会員カード6の記録情報から特定される残度数に加算更新されて、該加算更新後の残度数がカードR/W24により会員カード6に対して書き込まれることにより、前記購入要求に応じた遊技価値が会員遊技者に対して付与されると共に(図13のS29を参照)、前記D25に示す画面がディスプレイ25に表示される。このD25では、前記D26で選択された加算金額,前記加算更新後の残度数,及び予め設定されている玉貸単位度数が表示される。そして所定時間(例えば5秒間)の経過後に、前記D22に戻る。
【0049】
なお前記D27における価値加算の終了後には、会員ID,及び価値加算に供された度数(即ち遊技価値の購入金額に相当する度数)等を示す購入情報が、カードユニット20から会員管理端末40を介してカードデータ管理端末3aに対して送信される。そしてカードデータ管理端末3aにおいては、カードユニット20から受信した会員IDと対応付けて管理されているカードデータのうちの前記加算度数に対して該受信した度数が加算更新されると共に、該更新後の加算度数に基づいて前記残度数が算出されて更新される(図13のS34を参照)。
【0050】
図1に戻り、カード発券機30は、遊技場2内の所定箇所(例えば遊技島の端部等)に設けられ、箱型の形状を呈するものであり、前記カードユニット20と同様に遊技価値付与手段,貨幣受付手段,購入要求受付手段,合算額報知手段,及び貯蓄価値報知手段として機能するものである。
【0051】
このカード発券機30の前面には、図5(a)に示すように、金額ボタン36,タッチパネル式のディスプレイ35,貨幣挿入口33a,カード挿入口34a,及び釣銭払出口37a等が設けられている。またカード発券機30の内部には、同じく図5(a)に示すように、貨幣識別機33,カードR/W34,釣銭返却機37,図示しない制御部32,及び図示しない通信部31等が設けられている。これらカード発券機30に設けられる各機器は、図5(b)に示すように接続されている。
【0052】
通信部31は、会員管理端末40の後述する場内通信部41aと通信可能に接続されており、カード発券機30と会員管理端末40との間における通信を司るものである。
【0053】
制御部32は、CPU,RAM,及びROM等を備え、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、カード発券機30に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
【0054】
この制御部32は前記遊技価値付与手段の一例であって、後述する許容判定手段である会員管理端末40によりクレジットカードを使用した遊技価値の購入要求を許容すると判定されたときに、該購入要求に応じた遊技価値を会員遊技者に対して付与する(ここでは会員カード6の記録情報から特定される遊技価値の大きさに対する価値加算を行う)ものであり、具体的には、会員遊技者により選択された加算金額(図7のD46を参照)に相当する残度数を前記会員カード6に書き込む旨をカードR/W34に対して指示する(図7のD48を参照)。
【0055】
また遊技価値付与手段である制御部32は、貨幣識別機33により受け付けられた貨幣8の金額の範囲内における遊技価値を付与するものである。ここで該遊技価値の付与として、会員カード6又はプリペイドカード7の記録情報から特定される遊技価値の大きさに対する価値加算が選択された場合には、貨幣識別機33により受け付けられた貨幣8の金額の範囲内において会員遊技者により選択された加算金額(図7のD44,又は図6のD37を参照)に相当する残度数を前記会員カード6又はプリペイドカード7に書き込む旨をカードR/W34に対して指示する(図7のD45,又は図6のD38を参照)。また該遊技価値の付与として、遊技価値の大きさである残度数を特定可能な情報が記録されたプリペイドカード7の発券が選択された場合には、貨幣識別機33により受け付けられた貨幣8の金額の範囲内において会員遊技者により選択された加算金額(図6のD33を参照)に相当する残度数を書き込んだプリペイドカード7の発券をカードR/W34に対して指示する(図6のD34を参照)。
【0056】
貨幣識別機33は前記貨幣受付手段の一例であって、遊技価値を購入するための貨幣8を受け付けるものであり、ここでは貨幣挿入口33aから挿入された貨幣8の金額を識別する。なお貨幣識別機33により受け付けられた貨幣8は、釣銭用の貨幣8として釣銭ストッカ37bに収納される。
【0057】
カードR/W34は前記購入要求受付手段の一例であって、会員カード6を受け付けて該会員カード6の記録情報を読み取るものであり、ここではカード挿入口34aから挿入された会員カード6から記録情報である会員ID,残度数,及びセキュリティコード等を読み取ると共に、会員遊技者により選択された加算金額(図7のD46を参照)に相当する残度数,又は貨幣識別機33により受け付けられた貨幣8の金額の範囲内において会員遊技者により選択された加算金額(図7のD44を参照)に相当する残度数を該会員カード6に書き込む。またカードR/W34は、カード挿入口34aから挿入されたプリペイドカード7から記録情報であるプリペイドカードID,残度数,及びセキュリティコード等を読み取ると共に、貨幣識別機33により受け付けられた貨幣8の金額の範囲内において会員遊技者により選択された加算金額(図6のD37を参照)に相当する残度数を該プリペイドカード7に書き込む。さらにカードR/W34は、カードストッカ34bから搬送された残度数が記録されていないプリペイドカード7に対して、貨幣識別機33により受け付けられた貨幣8の金額の範囲内において会員遊技者により選択された加算金額(図6のD33を参照)に相当する残度数を書き込み、該プリペイドカード7を発券する。
【0058】
タッチパネル式のディスプレイ35は、図6及び図7に示すように、各種の情報を表示するための表示デバイスであると共に、各種の情報の入力を受け付けるための入力デバイスである。このタッチパネル式のディスプレイ35は、前記決済処理報知手段,合算額報知手段,及び貯蓄価値報知手段として機能するものであるが、該機能については後述するカード発券機30の作用の説明で詳述する。
【0059】
金額ボタン36は前記購入要求受付手段の一例であって、会員カード6を所有している会員遊技者からクレジットカードを使用した遊技価値の購入要求(ここでは会員カード6の記録情報から特定される遊技価値の大きさに対する価値加算の要求)を受け付けるものである。また金額ボタン36は、貨幣識別機33により受け付けられた貨幣8の金額の範囲内において遊技価値の購入要求(ここでは会員カード6又はプリペイドカード7の記録情報から特定される遊技価値の大きさに対する価値加算の要求,又は遊技価値の大きさを特定可能な情報が記録されたプリペイドカード7の発券の要求)を受け付けるものである。この金額ボタン36は、遊技価値の購入金額である加算金額又は発券金額を選択可能なように、複数金種の加算金額(ここでは1000円,3000円,5000円,及び10000円)に対応して設けられている。
【0060】
釣銭返却機37は、貨幣識別機33により受け付けられた貨幣8の金額である投入金額>金額ボタン36の押下により選択された加算金額である場合に、投入金額と加算金額との差額を釣銭として返却するものである。この釣銭返却機37では、前記釣銭が発生すると、該釣銭に相当する金額の貨幣8が釣銭ストッカ37bから搬送され、該搬送された貨幣8が釣銭払出口37aから払い出される。
【0061】
以上に説明したカード発券機30の作用について、ディスプレイ35の表示内容を示す図6及び図7を参照して説明する。なおディスプレイ35に表示される各画面において、遊技者又は会員遊技者により「返却」ボタンが押圧操作されると、カードR/W34により受け付けられている会員カード6又はプリペイドカード7がカード挿入口34aから一部排出され、該会員カード6又はプリペイドカード7がカード挿入口34aから引き抜かれると、D31に戻る。
【0062】
まずカード発券機30の稼働中には、図6のD31に示す画面がディスプレイ35に表示される。このD31では、プリペイドカード7の発券か価値加算かの選択を促す旨が表示されると共に、該選択をするための「プリペイドカード発券」ボタン,及び「価値加算」ボタンが表示される。
【0063】
このD31で、遊技者により「プリペイドカード発券」ボタンが押圧操作されると、図6のD32に示す画面がディスプレイ35に表示される。このD32では、貨幣8の挿入を促す旨が表示される。このD32で、遊技者により該遊技者が所有している貨幣8が貨幣挿入口33aから挿入されて、貨幣識別機33により該貨幣8の金額が識別されると、図6のD33に示す画面がディスプレイ35に表示される。このD33では、貨幣識別機33により識別された貨幣8の金額である投入金額が表示されると共に、金額ボタン36の押下を促す旨が表示される。
【0064】
このD33で、遊技者によりいずれかの金額ボタン36(例えば「1000円」に対応する金額ボタン36)が押下されて、貨幣8を使用した遊技価値の購入要求が受け付けられると、カードR/W34により、カードストッカ34bから搬送されたプリペイドカード7からプリペイドカードIDが読み取られると共に、該プリペイドカード7に対して前記押下された金額ボタン36に対応する発券金額に相当する残度数が書き込まれ、該プリペイドカード7がカード挿入口34aから一部排出されて発券されると共に、図6のD34に示す画面がディスプレイ35に表示される。このD34では、前記発券金額,及び釣銭が発生する場合には該釣銭の金額が表示されると共に、プリペイドカード7の引き抜きを促す旨が表示される。そして該プリペイドカード7がカード挿入口34aから引き抜かれると、前記D31に戻る。
【0065】
なお前記D33におけるプリペイドカード7の発券の終了後には、プリペイドカードID,及びプリペイドカード7の発券に供された度数を示す情報が、カードユニット20から会員管理端末40を介してカードデータ管理端末3aに対して送信される。そしてカードデータ管理端末3aにおいては、カードユニット20から受信したプリペイドカードIDと対応付けて、該受信した度数が残度数として管理されると共に、該受信した度数が発券度数として管理される。
【0066】
D31に戻り、遊技者により「価値加算」ボタンが押圧操作されると、図6のD35に示す画面がディスプレイ35に表示される。このD35では、会員カード6又はプリペイドカード7の挿入を促す旨が表示される。
【0067】
このD35で、遊技者により該遊技者が所有しているプリペイドカード7がカード挿入口34aから挿入されて、カードR/W34により該プリペイドカード7の記録情報が読み取られると、プリペイドカード7から読み取られたプリペイドカードIDと残度数が、カード発券機30から会員管理端末40を介してカードデータ管理端末3aに対して送信され、該カードデータ管理端末3aにおいて、該プリペイドカードID及び残度数が照合され、照合OKであれば、照合OKである旨がカードデータ管理端末3aからカード発券機30に対して送信される。
【0068】
該照合OKである旨を受信したカード発券機30においては、図6のD36に示す画面がディスプレイ35に表示される。このD36では、カードR/W34によりプリペイドカード7から読み取られた残度数が表示されると共に、貨幣8の挿入を促す旨が表示される。このD36で、遊技者により該遊技者が所有している貨幣8が貨幣挿入口33aから挿入されて、貨幣識別機33により該貨幣8の金額が識別されると、図6のD37に示す画面がディスプレイ35に表示される。このD37では、貨幣識別機33により識別された貨幣8の金額である投入金額が表示されると共に、金額ボタン36の押下を促す旨が表示される。
【0069】
このD37で、遊技者によりいずれかの金額ボタン36(例えば「1000円」に対応する金額ボタン36)が押下されて、貨幣8を使用した遊技価値の購入要求が受け付けられると、該押下された金額ボタン36に対応する加算金額に相当する残度数がプリペイドカード7の記録情報から特定される残度数に加算更新されて、該加算更新後の残度数がカードR/W34によりプリペイドカード7に対して書き込まれ、該プリペイドカード7がカード挿入口34aから一部排出されると共に、図6のD38に示す画面がディスプレイ35に表示される。このD38では、前記加算金額,前記加算更新後の残度数,及び釣銭が発生する場合には該釣銭の金額が表示されると共に、プリペイドカード7の引き抜きを促す旨が表示される。そして該プリペイドカード7がカード挿入口34aから引き抜かれると、前記D31に戻る。
【0070】
なお前記D37における価値加算の終了後には、プリペイドカードID,及び価値加算に供された度数を示す情報が、カード発券機30から会員管理端末40を介してカードデータ管理端末3aに対して送信される。そしてカードデータ管理端末3aにおいては、カード発券機30から受信したプリペイドカードIDと対応付けて管理されているカードデータのうちの前記加算度数に対して該受信した度数が加算更新されると共に、該更新後の使用度数に基づいて前記残度数が算出されて更新される。
【0071】
D35に戻り、会員遊技者により該会員遊技者が所有している会員カード6がカード挿入口34aから挿入されて、カードR/W34により該会員カード6の記録情報が読み取られると、図7のD41に示す画面がディスプレイ35に表示される。このD41では、暗証番号の入力を促す旨が表示されると共に、該入力をするための「テンキー」が表示される。
【0072】
このD41で、会員遊技者により「テンキー」が押圧操作されて暗証番号が入力され、「OK」ボタンが押圧操作されると、会員カード6から読み取られた会員IDと残度数,及び入力された暗証番号が、カード発券機30から会員管理端末40を介してカードデータ管理端末3aに対して送信され、該カードデータ管理端末3aにおいて、該会員ID,暗証番号,及び残度数が照合され、照合OKであれば、照合OKである旨がカードデータ管理端末3aからカード発券機30に対して送信される。
【0073】
また会員カード6から読み取られた会員ID,及び入力された暗証番号が、カード発券機30から会員管理端末40に対して送信され(図13のS12を参照)、該会員管理端末40において、該会員ID及び暗証番号が照合され(図13のS13を参照)、照合OKであれば、照合OKである旨が会員管理端末40からカード発券機30に対して送信される(図13のS16を参照)。
【0074】
ここでカード発券機30が、照合OKである旨をカードデータ管理端末3a及び会員管理端末40から受信したときには、図7のD42に示す画面がディスプレイ25に表示される。このD42では、カードR/W34により会員カード6から読み取られた残度数が表示されると共に、貨幣8を使用した遊技価値の購入かクレジットカードを使用した遊技価値の購入かの選択を促す旨が表示されると共に、該選択をするための「貨幣」ボタン,及び「クレジットカード」ボタンが表示される。
【0075】
このD42で、会員遊技者により「貨幣」ボタンが押圧操作されて、貨幣8を使用した遊技価値の購入が選択されると、図7のD43に示す画面がディスプレイ35に表示される。このD43では、貨幣8の挿入を促す旨が表示される。このD43で、遊技者により該遊技者が所有している貨幣8が貨幣挿入口33aから挿入されて、貨幣識別機33により該貨幣8の金額が識別されると、図7のD44に示す画面がディスプレイ35に表示される。このD44では、貨幣識別機33により識別された貨幣8の金額である投入金額が表示されると共に、金額ボタン36の押下を促す旨が表示される。
【0076】
このD44で、遊技者によりいずれかの金額ボタン36(例えば「1000円」に対応する金額ボタン36)が押下されて、貨幣8を使用した遊技価値の購入要求が受け付けられると、該押下された金額ボタン36に対応する加算金額に相当する残度数がプリペイドカード7の記録情報から特定される残度数に加算更新されて、該加算更新後の残度数がカードR/W34によりプリペイドカード7に対して書き込まれ、該プリペイドカード7がカード挿入口34aから一部排出されると共に、図7のD45に示す画面がディスプレイ35に表示される。このD45では、前記加算金額,前記加算更新後の残度数,及び釣銭が発生する場合には該釣銭の金額が表示されると共に、会員カード6の引き抜きを促す旨が表示される。そして該会員カード6がカード挿入口34aから引き抜かれると、前記D31に戻る。
【0077】
なお前記D44における価値加算の終了後には、会員ID,及び価値加算に供された度数を示す情報が、カード発券機30から会員管理端末40を介してカードデータ管理端末3aに対して送信される。そしてカードデータ管理端末3aにおいては、カード発券機30から受信した会員IDと対応付けて管理されているカードデータのうちの前記加算度数に対して該受信した度数が加算更新されると共に、該更新後の加算度数に基づいて前記残度数が算出されて更新される。
【0078】
一方、D42で、会員遊技者により「クレジットカード」ボタンが押圧操作されて、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が選択されると、該クレジットカードの使用が選択された旨がカード発券機30から会員管理端末40に対して送信され(図13のS18を参照)、該会員管理端末40において、後述するクレジット情報入手手段により入手された使用可能残額と後述する貯金額算出手段により算出された貯金額を合算した合算額が算出されると共に(図13のS19を参照)、該合算額と後述する上限設定手段により設定された加算額上限に基づいて加算可能額が算出されて、該加算可能額が会員管理端末40からカードユニット20に対して送信され(図13のS20を参照)、該カード発券機30において、図7のD46に示す画面がディスプレイ35に表示される。
【0079】
このD46では、該受信した加算可能額が表示される。即ち、このD46でのディスプレイ35は、合算額(ここでは該合算額に基づいて算出された加算可能額)を会員遊技者に対して報知する合算額報知手段として機能する。またD46では、金額ボタン36の押下を促す旨が表示される。
【0080】
このD46で、会員遊技者によりいずれかの金額ボタン36(例えば「1000円」に対応する金額ボタン36)が押下されて、クレジットカードを使用した遊技価値の購入要求が受け付けられると、該押下された金額ボタン36に対応する加算金額と前記会員IDを含む購入要求がカード発券機30から会員管理端末40に対して送信され(図13のS23を参照)、該会員管理端末40において、後述する許容判定手段により該購入要求を許容するか否かが判定され(図13のS24を参照)、該購入要求を許容すると判定されれば、貯玉管理端末50において、遊技価値の購入金額に相当する貯蓄価値の大きさである担保貯玉数,及び貯玉数から担保貯玉数が減算された使用可能貯玉数が算出され(図13のS26を参照)、貯玉数,担保貯玉数,及び使用可能貯玉数を含む購入要求許容情報が会員管理端末40からカード発券機30に対して送信され(図13のS26を参照)、該カード発券機30において、図7のD47に示す画面がディスプレイ35に表示される。
【0081】
このD47では、該受信した貯玉数,担保貯玉数,及び使用可能貯玉数が表示される。即ち、このD47でのディスプレイ35は、クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用可能な貯蓄価値の大きさである使用可能貯玉数と、担保貯蓄価値の大きさである担保貯玉数と、を区分して会員遊技者に対して報知する貯蓄価値報知手段として機能する。このD47で、会員遊技者により「OK」ボタンが押圧操作されると、前記D46で選択された加算金額に相当する残度数が会員カード6の記録情報から特定される残度数に加算更新されて、該加算更新後の残度数がカードR/W34により会員カード6に対して書き込まれることにより、前記購入要求に応じた遊技価値が会員遊技者に対して付与されると共に(図13のS29を参照)、図7のD48に示す画面がディスプレイ35に表示される。このD48では、前記加算金額,及び前記加算更新後の残度数が表示されると共に、会員カード6の引き抜きを促す旨が表示される。そして該会員カード6がカード挿入口34aから引き抜かれると、前記D31に戻る。
【0082】
なお前記D47における価値加算の終了後には、会員ID,及び価値加算に供された度数(即ち遊技価値の購入金額に相当する度数)等を示す購入情報が、カード発券機30から会員管理端末40を介してカードデータ管理端末3aに対して送信される。そしてカードデータ管理端末3aにおいては、カード発券機30から受信した会員IDと対応付けて管理されているカードデータのうちの前記加算度数に対して該受信した度数が加算更新されると共に、該更新後の加算度数に基づいて前記残度数が算出されて更新される(図13のS34を参照)。
【0083】
図1に戻り、会員管理端末40は、遊技場2内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられるコンピュータであり、後述するクレジット情報入手手段,合算手段,許容判定手段,会員管理手段,及び上限設定手段として機能するものである。この会員管理端末40には、図1に示すように接続される場内通信部41a,場外通信部41b,制御部42,ハードディスク43,入力装置44,及びディスプレイ45等が設けられている。
【0084】
場内通信部41aは、前述の如くカードユニット20及びカード発券機30と通信可能である。また場内通信部41aは、貯玉管理端末50の後述する通信部51と通信可能に接続されており、会員管理端末40と貯玉管理端末50との間における通信を司るものである。
【0085】
場外通信部41bは、クレジット情報管理端末60の後述する通信部61と通信可能に接続されており、会員管理端末40とクレジット情報管理端末60との間における通信を司るものである。この場外通信部41bはクレジット情報入手手段の一例であって、クレジットカードの使用可能残額を示すクレジット使用可能残額情報を少なくとも含むクレジット情報をクレジット情報管理端末60から入手するものであり、具体的には、遊技場の営業開始前に、後述する図8に示す会員管理DBによる管理情報に基づいて、クレジットカードの使用可否を示すクレジット使用可否情報及びクレジットカードの使用可能残額を示すクレジット使用可能残額情報を含むクレジット情報の送信を各クレジットカード会社4に設けられるクレジット情報管理端末60に対して要求し(図13のS1を参照)、該要求に応じて各クレジットカード会社4に設けられるクレジット情報管理端末60から送信されてくるクレジット情報を受信することにより、該クレジット情報に含まれるクレジット使用可否情報及びクレジット使用可能残額情報を入手する(図13のS2を参照)。
【0086】
制御部42は、CPU,RAM,及びROM等を備え、ハードディスク43に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、会員管理端末40に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部42のRAMには、後述する貯金額算出手段により算出された貯金額が一時的に記憶される。
【0087】
この制御部42は合算手段の一例であって、前記クレジット情報入手手段により入手されたクレジット情報に基づくクレジットカードの使用可能残額と後述する貯金額算出手段により算出された貯金額(ここでは制御部42のRAMに一時的に記憶されている貯金額)とを合算した合算額を算出するものである。
【0088】
また制御部42は前記許容判定手段の一例であって、前記購入要求受付手段であるカードユニット20又はカード発券機30によりクレジットカードを使用した遊技価値の購入要求が受け付けられたときに、前記合算手段により算出された合算額の範囲内で前記購入要求を許容するか否かを判定するものであり(図13のS24を参照)、また後述する上限設定手段である入力装置44及びディスプレイ45により設定された合算額の上限の範囲内で前記購入要求を許容するか否かを判定するものである。この許容判定手段としての機能については、後述する遊技用システム1の作用の説明で詳述する。
【0089】
ハードディスク43は会員管理手段の一例であって、会員登録を行った会員遊技者を個々に特定可能な会員遊技者特定情報である会員IDと対応付けて、各会員遊技者が所有しているクレジットカードを個々に識別可能なクレジットカード識別情報であるクレジットカード番号を管理するものである。この会員管理手段として機能するハードディスク43には、図8に示す会員管理DBが記憶されている。この会員管理DBでは、会員ID及び暗証番号と対応付けて、該会員IDから特定される会員遊技者が所有しているクレジットカードに関するクレジット情報として、クレジットカード会社,クレジットカード番号,クレジットカードの使用可否を示すクレジット使用可否情報,及びクレジットカードの使用可能残額が管理される。
【0090】
入力装置44は、各種の情報の入力を受け付けるための入力デバイスであり、例えばキーボード及びマウスである。ディスプレイ45は、各種の情報を表示するための表示デバイスであり、例えば液晶表示器である。これら入力装置44及びディスプレイ45は前記上限設定手段の一例であって、前記合算手段により算出された合算額に対して前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用可能な上限を設定するためのものであり、ここでは該合算額に対する上限として加算額上限が設定される。
【0091】
これら入力装置44及びディスプレイ45が上限設定手段として機能する場合には、図9(a)に示すように、加算額上限設定画面がディスプレイ45に表示される。この加算額上限設定画面において、加算額上限として合算額の上限を設定する場合には、入力装置44の操作により、金額入力欄に希望の金額(ここでは50000円)を入力した上で、「設定」ボタンを操作すると、前記入力された内容で加算額上限が設定される。
【0092】
図1に戻り、貯玉管理端末50は、遊技場2内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられるコンピュータであり、後述する貯金額算出手段,及び貯蓄価値管理手段として機能するものである。この貯玉管理端末50には、図1に示すように接続される通信部51,制御部52,及びハードディスク53等が設けられている。
【0093】
通信部51は、前述の如く会員管理端末40と通信可能である。制御部52は、CPU,RAM,及びROM等を備え、ハードディスク53に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、貯玉管理端末50に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部52は貯金額算出手段の一例であって、後述する貯蓄価値管理手段により管理されている貯蓄価値の大きさである貯玉数(ここでは該貯玉数のうちの、クレジットカードを使用した遊技価値の購入に用いることが可能な貯蓄価値の大きさである使用可能貯玉数)を各遊技場における所定の換算率(例えば貯玉1個当り4円)を用いて換算した貯金額を算出するものである(図13のS14を参照)。
【0094】
ハードディスク53は貯蓄価値管理手段の一例であって、会員遊技者特定情報である会員IDと対応付けて、遊技の結果として会員遊技者に付与された遊技価値の大きさが貯蓄されてなる貯蓄価値の大きさである貯玉数を管理するものである。なお前記遊技価値付与手段であるカードユニット20又はカード発券機30により遊技価値が付与されたときには、該管理されている貯玉数のうちの該付与された遊技価値の購入金額に相当する貯玉数を、クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用不能な担保貯蓄価値の大きさである担保貯玉数として管理するものである。また後述する決済処理手段であるクレジット情報管理端末60によりクレジットカードを使用した遊技価値の購入金額を該クレジットカードの決済口座の預金額から引き落とす決済処理が行われたときには、前記担保貯玉数の管理を解除するものである(図13のS42を参照)。この貯蓄価値管理手段として機能するハードディスク53には、図10に示す貯玉管理DBが記憶されている。この貯玉管理DBでは、会員IDと対応付けて、貯玉数,担保貯玉数,及び使用可能貯玉数(即ち貯玉数−担保貯玉数)が管理される。
【0095】
図1に戻り、クレジット情報管理端末60は、クレジットカード会社4に設けられるコンピュータであり、後述する決済処理手段,及び購入情報記憶手段として機能するものである。このクレジット情報管理端末60には、図1に示すように接続される通信部61,制御部62,及びハードディスク63等が設けられている。
【0096】
通信部61は、前述の如く会員管理端末40と通信可能であると共に、銀行5とも通信可能である。制御部62は、CPU,RAM,及びROM等を備え、ハードディスク63に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、クレジット情報管理端末60に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部62は決済処理手段の一例であって、後述する購入情報記憶手段であるハードディスク63により記憶されている購入情報に基づいて、クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額を該クレジットカードの決済口座の預金額から引き落として決済するための処理を行うものである(図13のS41を参照)。
【0097】
ハードディスク63はクレジット情報管理手段の一例であって、クレジット情報に関するクレジット情報を管理するものである。このクレジット情報管理手段として機能するハードディスク63には、図11に示すクレジット情報DBが記憶されている。このクレジット情報DBでは、クレジットカードを個々に識別可能なクレジットカード番号と対応付けて、該クレジットカードの決済口座,該クレジットカードの使用可否を示すクレジット使用可否情報,該クレジットカードの所定の決済期間(例えば1ヶ月)内における使用限度額,該決算期間内における使用額の累計値である決済期間内使用額,及び使用限度額−決済期間内使用額の式で算出される使用可能残額が管理される。
【0098】
またハードディスク63は購入情報記憶手段の一例であって、前記遊技価値付与手段であるカードユニット20又はカード発券機30により遊技価値が付与されたときに、クレジットカードを使用した遊技価値の購入要求に関する購入情報を記憶するものである。この購入情報記憶手段として機能するハードディスク63には、図12に示す購入情報DBが記憶されている。この購入情報DBには、クレジットカード番号毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、所定の決済期間(例えば1ヶ月)内における前記購入情報として、遊技価値が購入された日付,遊技価値が購入された時間,遊技価値の購入金額,及び前記担保貯玉数が記憶されると共に、該購入金額の合計と該担保貯玉数の合計も記憶される。
【0099】
以上に説明した遊技用システム1において、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が行われる場合の作用を、図13を参照して説明する。なお前提条件として、図9に示すようにして加算額上限が設定されているものとする。このように、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が許容される合算額に対して上限を設定することができるので、無制限な遊技価値の購入を抑制して遊技に対するのめり込みを防止することができると共に、不正が行われた場合における遊技場の被害を少なくすることができる。
【0100】
まず、遊技場2の毎日の営業開始前には、会員管理端末40において、ハードディスク43により図8に示すようにして管理されている情報に基づいて、クレジット使用可否情報及びクレジット使用可能残額情報を含むクレジット情報の送信が、各クレジットカード会社4に設けられるクレジット情報管理端末60に対して要求され(S1)、該要求に応じて各クレジットカード会社4に設けられるクレジット情報管理端末60から送信されてくるクレジット情報が受信されることにより、該クレジット情報に含まれるクレジット使用可否情報及びクレジット使用可能残額情報が入手され、該入手された情報に基づいて、クレジット使用可否情報及び使用可能残額が更新される(S2)。このように、クレジット使用可否情報及び使用可能残額が少なくとも1日1回は更新されるので、クレジットカードの使用が許容されていない会員遊技者に対する購入要求の許容を早めに抑止できる。
【0101】
次に、遊技場2の営業中には、カードユニット20又はカード発券機30において、カードR/W24又は34により図3のD11又は図6のD35に示すようにして会員カード6が受け付けられ、ディスプレイ25又は35により図4のD21又は図7のD41に示すようにして暗証番号の入力が受け付けられると(S11)、該受け付けられた会員カード6から読み取られた会員ID及び該入力された暗証番号が、会員管理端末40に対して送信される(S12)。
【0102】
会員管理端末40においては、カードユニット20又はカード発券機30から受信した会員ID及び暗証番号が、ハードディスク43により図8に示すようにして管理されている会員ID及び暗証番号と照合され(S13)、照合OKならば、該会員IDが、貯玉管理端末50に対して送信される。
【0103】
貯玉管理端末50においては、会員管理端末40から受信した会員IDと対応付けて管理されている使用可能貯玉数が、ハードディスク53により図10に示すようにして管理されている使用可能貯玉数から抽出され、該抽出された使用可能貯玉数を各遊技場における所定の換算率(例えば貯玉1個当り4円)を用いて換算した貯金額が算出され、該算出された貯金額が、会員管理端末40に対して送信される(S14)。会員管理端末40においては、貯玉管理端末50から受信した貯金額が制御部42のRAMに一時的に記憶され(S15)、照合OKである旨が、送信元のカードユニット20又はカード発券機30に対して送信される(S16)。
【0104】
カードユニット20又はカード発券機30においては、会員管理端末40から照合OKである旨を受信すると、ディスプレイ25又は35により図4のD23又は図7のD42に示す画面が表示され、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が選択されると(S17)、クレジットカードの使用が選択された旨が、会員管理端末40に対して送信される(S18)。
【0105】
会員管理端末40においては、カードユニット20又はカード発券機30からクレジットカードの使用が選択された旨を受信すると、合算手段として機能する制御部42により、ハードディスク43により図8に示すようにして管理されている使用可能額と制御部42のRAMに一時的に記憶されている貯金額とを合算した合算額が算出され(S19)、さらに制御部42により、加算可能額が算出され、該算出された加算可能額が、送信元のカードユニット20又はカード発券機30に対して送信される(S20)。ここで加算可能額は、合算手段により算出された合算額と、ハードディスク43により図8に示すようにして管理されているクレジット使用可否情報と、入力装置44及びディスプレイ45により図9に示すようにして設定された加算額上限に基づいて算出される。具体的には、クレジット使用可否情報が使用可であり、合算額≦加算額上限である場合には、該合算額が加算可能額とされる。またクレジット使用可否情報が使用可であり、合算額>加算額上限である場合には、該加算額上限の金額が加算可能額とされる。なおクレジット使用可否情報が使用不可である場合,及び合算額が加算金額の最低単位(ここでは1000円)に満たない場合には、加算可能額は算出されず、クレジットカードを使用した遊技価値の購入ができない旨が、送信元のカードユニット20又はカード発券機30に対して送信される。
【0106】
カードユニット20又はカード発券機30においては、会員管理端末40から受信した加算可能額に基づいて、合算額報知手段として機能するディスプレイ25又は35により図4のD26又は図7のD46に示すようにして該加算可能額が表示される(S21)。このように、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が許容される合算額が会員遊技者に対して報知されるので、会員遊技者は該合算額がどの程度あるかを確認することにより、遊技価値の購入を計画的に行うための指標にできる。
【0107】
次にカードユニット20において、購入要求受付手段として機能するディスプレイ25により図4のD26に示すようにしていずれかの金額ボタンが押圧操作されるか、又はカード発券機30において、ディスプレイ35による図7のD46の表示内容に基づいて購入要求受付手段として機能するいずれかの金額ボタン36が押下されることにより、クレジットカードを使用した遊技価値の購入要求が受け付けられると(S22)、該操作された金額ボタンに対応する加算金額と前記会員IDを含む購入要求が、会員管理端末40に対して送信される(S23)。
【0108】
会員管理端末40においては、カードユニット20又はカード発券機30から受信した購入要求と、前記合算額に基づいて算出された加算可能額とを比較することにより、許容判定手段として機能する制御部42により該購入要求を許容するか否かが判定される(S24)。具体的には、加算金額≦加算可能額である場合には、購入要求を許容すると判定され、加算金額>加算可能額である場合には、購入要求を許容しないと判定される。ここで購入要求を許容すると判定されると、該購入要求に含まれる加算金額と会員IDが、貯玉管理端末50に対して送信される。
【0109】
貯玉管理端末50においては、会員管理端末40から受信した加算金額に相当する担保貯玉数が、会員管理端末40から受信した会員IDと対応付けてハードディスク53により図10に示すようにして管理されている担保貯玉数に加算更新されて、新たな担保貯玉数が算出され、該算出された担保貯玉数に基づいて新たな使用可能貯玉数が算出され、該算出された使用可能貯玉数に基づいて新たな貯金額が算出され、前記貯玉数,該算出された担保貯玉数,該算出された使用可能貯玉数,及び該算出された貯金額が、会員管理端末40に対して送信される(S25)。
【0110】
会員管理端末40においては、貯玉管理端末50から受信した貯金額が制御部42のRAMに一時的に記憶されると共に、貯玉管理端末50から受信した貯玉数,担保貯玉数,及び使用可能貯玉数を含む購入要求許容情報が、送信元のカードユニット20又はカード発券機30に対して送信される(S26)。
【0111】
カードユニット20又はカード発券機30においては、会員管理端末40から受信した貯玉数,担保貯玉数,及び使用可能貯玉数に基づいて、担保貯蓄価値報知手段として機能するディスプレイ25又は35により図4のD27又は図7のD47に示すようにして該貯玉数,担保貯玉数,及び使用可能貯玉数が表示される(S27)。このように、クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用可能な貯蓄価値の大きさである使用可能貯玉数と、クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用不能な担保貯蓄価値の大きさである担保貯玉数と、が区分されて会員遊技者に対して報知されるので、会員遊技者は該区分された両貯玉数がどの程度あるかを確認することにより、遊技価値の購入を計画的に行うための指標にできる。
【0112】
次にカードユニット20又はカード発券機30において、ディスプレイ25又は35により図4のD27又は図7のD47に示すようにして「OK」ボタンが押圧操作されると(S28)、前記S22で選択された加算金額に相当する残度数が会員カード6の記録情報から特定される残度数に加算更新されて、該加算更新後の残度数がカードR/W24又は34により会員カード6に対して書き込まれることにより、前記購入要求に応じた遊技価値が会員遊技者に対して付与され(S29)、該遊技価値が購入された日付,該遊技価値が購入された時間,該遊技価値の購入金額,前記担保貯玉数,及び前記会員IDを含む購入情報が、会員管理端末40に対して送信される(S30)。
【0113】
会員管理端末40においては、ハードディスク43により図8に示すようにして管理されている使用可能残額のうち、カードユニット20又はカード発券機30から受信した購入情報に含まれる会員IDと対応付けて管理されている使用可能残額から、該購入情報に含まれる購入金額が減算されて、該使用可能残額が更新される(S31)。また会員管理端末40に送信された購入情報は、貯玉管理端末50,及びカードデータ管理端末3aに対して転送されると共に、該購入情報に含まれる会員IDと対応付けてハードディスク43により図8に示すようにして管理されているクレジットカード番号を含めて、該クレジットカード番号から特定されるクレジットカード会社4に設けられるクレジット情報管理端末60に対して転送される。
【0114】
貯玉管理端末50においては、ハードディスク53により図10に示すようにして管理されている担保貯玉数及び使用可能貯玉数のうち、会員管理端末40から受信した購入情報に含まれる会員IDと対応付けて管理されている担保貯玉数及び使用可能貯玉数が、前記S25で算出された担保貯玉数及び使用可能貯玉数に基づいて更新される(S33)。このように、クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額に相当する貯蓄価値の大きさが該クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用不能な担保貯蓄価値の大きさである担保貯玉数として管理されるので、貯玉数の使用状況に応じて、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が許容される合算額を正確に算出できる。
【0115】
カードデータ管理端末3aにおいては、会員管理端末40から受信した会員IDと対応付けて管理されているカードデータのうち、前記残度数に対して該受信した遊技価値の購入金額に相当する度数が加算更新されると共に、該更新後の加算度数に基づいて前記残度数が算出されて更新される(S34)。
【0116】
クレジット情報管理端末60においては、購入情報記憶手段として機能するハードディスク63により図12に示すようにして記憶されている購入情報のうち、会員管理端末40から受信した購入情報に含まれるクレジットカード番号に対応する購入情報が、会員管理端末40から受信した購入情報に基づいて更新される(S35)。またハードディスク63により図11に示すようにして管理されている決済期間内使用額及び使用可能残額のうち、会員管理端末40から受信した購入情報に含まれるクレジットカード番号に対応する決済期間内使用額及び使用可能残額が、会員管理端末40から受信した購入情報に基づいて更新され(S36)、具体的には、前記受信した購入情報に含まれる遊技価値の購入金額が、前記記憶されている決済期間内使用額に加算更新されて、新たな決済期間内使用額が算出されると共に、該算出された決済期間内使用額に基づいて新たな使用可能残額が算出される。
【0117】
最後に、予め定められた所定の決済処理時(例えば毎月10日)には、決済処理手段として機能するクレジット情報管理端末60において、購入情報記憶手段として機能するハードディスク63により図12に示すようにして記憶されている購入情報に基づいて、クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額を該クレジットカードの決済口座の預金額(以下「口座残高」という。)から引き落として決済するための処理が行われる。
【0118】
ここで口座残高≧購入金額である場合には、該購入金額を口座残高から引き落として決済するための処理が行われる(S41)。具体的には、銀行5に対して、該購入金額を口座残高から引き落とす旨,該引き落とした金額のうちの手数料に相当する金額をクレジットカード会社4に支払う旨,及び該引き落とした金額から手数料に相当する金額を差し引いた金額を遊技場2に支払う旨が指示される。そして、これらの指示が実行されることにより、決済が完了する。
【0119】
該S41の処理が行われると、貯玉管理端末50においては、ハードディスク53により図10に示すようにして管理されている担保貯玉数の管理が解除され(S42)、該担保貯玉数が零になる。このように、クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額が該クレジットカードの決済口座の預金額から引き落とされたときには、担保貯玉数の管理が解除されるので、再び使用可能となった貯玉数を含めて、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が許容される合算額を正確に算出できる。
【0120】
以上に説明したように、本発明に係る遊技用システム1によれば、クレジットカードの使用可能残額と、貯玉数(ここでは使用可能貯玉数)を各遊技場における所定の換算率を用いて換算した貯金額と、を合算した合算額の範囲内で、該クレジットカードを使用した遊技価値の購入が許容されるため、クレジットカードの使用可能残額がなくなった遊技者であっても貯玉数があれば該クレジットカードを使用した遊技価値の購入が可能となるので、遊技者にとって便利である。
【0121】
なお、以上の説明では、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が行われる場合について説明したが、本発明に係る遊技用システム1では、前述の如く貨幣8を使用した遊技価値の購入も可能である。即ちクレジットカードを使用しない遊技価値の購入も可能なので、クレジットカードの使用可能残額のみならず貯玉数が不足している場合であっても、システムを運用することができる。
【0122】
最後に、本発明に係る遊技用システム1の変形例について説明する。
【0123】
上記の実施形態では、図14(a)に示すように、遊技場2に、購入要求受付手段及び遊技価値付与手段として機能するカードユニット20又はカード発券機30と、会員管理手段,クレジット情報入手手段,合算手段,及び許容判定手段として機能する会員管理端末40と、貯蓄価値管理手段及び貯金額算出手段として機能する貯玉管理端末50が設けられ、プリペイドカード会社3に、カードデータ管理端末3aが設けられ、クレジットカード会社4に、購入情報記憶手段及び決済処理手段として機能するクレジット情報管理端末60が設けられる例について説明したが、各手段の配置は上記の例には限られない。
【0124】
例えば図14(b)に示す変形例1のように、遊技場2に、購入要求受付手段及び遊技価値付与手段として機能するカードユニット20又はカード発券機30が設けられ、プリペイドカード会社3に、前記カードデータ管理端末3aと、会員管理手段,クレジット情報入手手段,合算手段,及び許容判定手段として機能する会員管理端末40と、貯蓄価値管理手段及び貯金額算出手段として機能する貯玉管理端末50が設けられ、クレジットカード会社4に、購入情報記憶手段及び決済処理手段として機能するクレジット情報管理端末60が設けられるようにしても良い。この場合には、まずクレジットカード会社4からプリペイドカード会社3に対してクレジット情報が送信される(1)。次に遊技場2からプリペイドカード会社3に対してクレジットカードを使用した遊技価値の購入要求が送信されると(2)、プリペイドカード会社3から遊技場2に対して購入要求許容情報が送信される(3)。そして遊技場2からプリペイドカード会社3に対して購入情報が送信され(4)、該購入情報がクレジットカード会社4に対して転送される(5)。
【0125】
また図14(c)に示す変形例2のように、遊技場2に、購入要求受付手段及び遊技価値付与手段として機能するカードユニット20又はカード発券機30と、クレジットカード会社4と通信可能な専用端末が設けられ、プリペイドカード会社3に、前記カードデータ管理端末3aと、会員管理手段,クレジット情報入手手段,合算手段,及び許容判定手段として機能する会員管理端末40と、貯蓄価値管理手段及び貯金額算出手段として機能する貯玉管理端末50が設けられ、クレジットカード会社4に、購入情報記憶手段及び決済処理手段として機能するクレジット情報管理端末60が設けられるようにしても良い。この場合には、まずクレジットカード会社4からプリペイドカード会社3に対してクレジット情報が送信される(1)。次に遊技場2からプリペイドカード会社3に対してクレジットカードを使用した遊技価値の購入要求が送信されると(2)、プリペイドカード会社3から遊技場2に対して購入要求許容情報が送信される(3)。そして遊技場2からクレジットカード会社4に対して購入情報が送信される(4)。
【0126】
また図15(a)に示す変形例3のように、遊技場2に、購入要求受付手段,クレジット情報入手手段,合算手段,許容判定手段,及び遊技価値付与手段として機能するカードユニット20又はカード発券機30と、クレジットカード会社4と通信可能な専用端末が設けられ、プリペイドカード会社3に、前記カードデータ管理端末3aと、貯蓄価値管理手段及び貯金額算出手段として機能する貯玉管理端末50が設けられ、クレジットカード会社4に、会員管理手段,購入情報記憶手段,及び決済処理手段として機能するクレジット情報管理端末60が設けられるようにしても良い。この場合には、まず遊技場2からプリペイドカード会社3に対してクレジットカードを使用した遊技価値の購入要求が送信されると(1)、プリペイドカード会社3から遊技場2に対して貯金額が送信される(2)。また遊技場2からクレジットカード会社4に対して購入要求が送信されると(3)、クレジットカード会社4から遊技場2に対してクレジット情報が送信される(4)。そして遊技場2において、合算額が算出されると共に、クレジットカードを使用した遊技価値の購入を許容するか否かが判定され、該遊技価値の購入が行われると、遊技場2からクレジットカード会社4に対して購入情報が送信される(5)。
【0127】
さらに図15(b)に示す変形例4のように、遊技場2に、購入要求受付手段及び遊技価値付与手段として機能するカードユニット20又はカード発券機30と、クレジットカード会社4と通信可能な専用端末が設けられ、プリペイドカード会社3に、前記カードデータ管理端末3aと、貯蓄価値管理手段及び貯金額算出手段として機能する貯玉管理端末50が設けられ、クレジットカード会社4に、会員管理手段,クレジット情報入手手段,合算手段,許容判定手段,購入情報記憶手段,及び決済処理手段として機能するクレジット情報管理端末60が設けられるようにしても良い。この場合には、まず遊技場2からクレジットカード会社4に対してクレジットカードを使用した遊技価値の購入要求が送信されると(1)、クレジットカード会社4からプリペイドカード会社3に対して貯金額の送信要求が送信され(2)、プリペイドカード会社3からクレジットカード会社4に対して貯金額が送信され、クレジットカード会社4において、合算額が算出されると共に、クレジットカードを使用した遊技価値の購入を許容するか否かが判定され、クレジットカード会社4から遊技場2に対して購入要求許容情報が送信される(4)。そして遊技場2からクレジットカード会社4に対して購入情報が送信される(5)。
【0128】
上記の実施形態では、貯蓄価値管理手段(貯玉管理端末50)が遊技場2に設けられ、変形例1〜4では、貯蓄価値管理手段がプリペイドカード会社3に設けられる例について説明したが、これに限らず、該貯蓄価値管理手段は、貯蓄価値の大きさを第三者管理する貯玉第三者管理機関に設けられるようにしても良い。
【0129】
上記の実施形態では、貯金額算出手段(貯玉管理端末50)が遊技場2に設けられ、変形例1〜4では、貯金額算出手段がプリペイドカード会社3に設けられる例について説明したが、これに限らず、該貯金額算出手段は、遊技場2に設けられるカードユニット20又はカード発券機30,クレジットカード会社4,又は貯蓄価値の大きさを第三者管理する貯玉第三者管理機関に設けられるようにしても良い。この場合には、貯蓄価値の大きさ(貯玉数)を示す情報が貯蓄価値管理手段(貯玉管理端末50)から貯金額算出手段に対して送信され、該情報に基づいて貯金額算出手段により貯金額が算出される。
【0130】
なお本発明に係る遊技用システム1における各手段の配置パターンは、変形例1〜4には限定されず、他の配置パターンであっても良い。
【0131】
上記の実施形態では、会員管理端末40と貯玉管理端末50が別体のコンピュータである例について説明したが、これに限らず、両者を一体のコンピュータとして構成しても良い。
【0132】
上記の実施形態では、会員遊技者特定記録媒体(会員カード6)又は遊技用記録媒体(プリペイドカード7)がICカードである例について説明したが、これに限らず、該記録媒体は磁気カード等であっても良い。また上記の実施形態では、貨幣8が4種類の紙幣である例について説明したが、これに限らず、該貨幣8は、前記4種類の紙幣のうちの一又は二以上の紙幣であっても良く、また硬貨であっても良い。
【0133】
上記の実施形態では、遊技機が、パチンコ玉が外部に払い出される通常のパチンコ機10である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、例えばパチンコ玉が指触不能に封入された封入式のパチンコ機,メダルやパチンコ玉が外部に払い出されるスロットマシンやパチロット,メダルが外部に払い出されることなく遊技可能なクレジット式のスロットマシン等であっても良く、さらにはパチンコ玉やメダル等を用いずにデータ等により遊技可能な遊技機,遊技盤やパチンコ玉が画像にて表示される画像式のパチンコ機,リールが画像にて表示される画像式のスロットマシン等であっても良く、その種類や形態は特に限定されない。またパチンコ機10はCR式のパチンコ機10には限られず、いわゆる現金式のパチンコ機であっても良い。
【0134】
上記の実施形態では、カードユニット20が、パチンコ機10との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りを行うことにより遊技媒体の貸与を行うCRユニットである例について説明したが、これに限らず、該カードユニットは、自ら玉払出装置を備えて遊技媒体の貸与を行うものでも良い。また上記の実施形態では、カードユニット20が、遊技媒体としてパチンコ玉を貸与するための玉貸処理を行うものである例について説明したが、これに限らず、該カードユニットは、遊技媒体としてメダルを貸与するためのメダル貸与処理を行うものでも良く、また遊技機が前記封入式のパチンコ機や前記クレジット式のスロットマシンである場合には、それら遊技機での遊技に使用される遊技媒体である得点・持点を加算する処理を行うものでも良い。
【0135】
上記の実施形態では、貯蓄価値の大きさが貯玉数である例について説明したが、これに限らず、該貯蓄価値の大きさは、メダルが貯蓄されてなる貯メダル数や、得点・持点が貯蓄されてなる貯蓄点数でも良い。
【0136】
上記の実施形態では、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が、会員遊技者特定記録媒体(会員カード6)の記録情報から特定される遊技価値の大きさに対する価値加算である例について説明したが、これに限らず、該クレジットカードを使用した遊技価値の購入は、遊技媒体(パチンコ玉)の貸与であっても良く、この場合には、カードユニット20において、図16に示す画面がディスプレイ25に表示される。
【0137】
まずカードユニット20が、照合OKである旨をカードデータ管理端末3a及び会員管理端末40から受信したときには、図16のD22’に示す画面がディスプレイ25に表示される。このD22’では、カードR/W24により会員カード6から読み取られた残度数,及び予め設定されている玉貸単位度数が表示される。この玉貸単位度数は、遊技者が「設定」ボタンを押圧操作することにより設定変更可能である。
【0138】
このD22’で、会員遊技者により「玉貸」ボタンが押圧操作されると、前記D22と同様の作用を奏する。一方、D22’で、会員遊技者により「クレジット玉貸」ボタンが押圧操作されて、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が選択されると、該クレジットカードの使用が選択された旨がカードユニット20から会員管理端末40に対して送信され(図13のS18を参照)、該会員管理端末40において、クレジット情報入手手段により入手された使用可能残額と貯金額算出手段により算出された貯金額を合算した合算額が算出されると共に(図13のS19を参照)、該合算額と上限設定手段により設定された加算額上限に基づいて加算可能額が算出されて、該加算可能額が会員管理端末40からカードユニット20に対して送信され(図13のS20を参照)、該カードユニット20において、図16のD26’に示す画面がディスプレイ25に表示される。
【0139】
このD26’では、前記合算額報知手段としての機能により、前記D26と同様に、該受信した加算可能額が表示される。またD26’では、クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額である玉貸金額の選択を促す旨が表示されると共に、該選択をするための金額ボタンとして、「500円」ボタン,及び「1000円」ボタンが表示される。即ち、このD26’でのディスプレイ25は、会員カード6を所有している会員遊技者からクレジットカードを使用した遊技価値の購入要求(ここでは遊技媒体の貸与の要求)を受け付ける購入要求受付手段として機能する。
【0140】
このD26’で、会員遊技者によりいずれかの金額ボタン(例えば「1000円」ボタン)が押圧操作されて、クレジットカードを使用した遊技価値の購入要求が受け付けられると、該押圧操作された金額ボタンに対応する玉貸金額と前記会員IDを含む購入要求がカードユニット20から会員管理端末40に対して送信され(図13のS23を参照)、該会員管理端末40において、許容判定手段により該購入要求を許容するか否かが判定され(図13のS24を参照)、該購入要求を許容すると判定されれば、貯玉管理端末50において、遊技価値の購入金額に相当する貯蓄価値の大きさである担保貯玉数,及び貯玉数から担保貯玉数が減算された使用可能貯玉数が算出され(図13のS25を参照)、貯玉数,担保貯玉数,及び使用可能貯玉数を含む購入要求許容情報が会員管理端末40からカードユニット20に対して送信され(図13のS26を参照)、該カードユニット20において、図16のD27’に示す画面がディスプレイ25に表示される。
【0141】
このD27’では、前記貯蓄価値報知手段としての機能により、前記D27と同様に、該受信した貯玉数,担保貯玉数,及び使用可能貯玉数が表示される。このD27’で、会員遊技者により「OK」ボタンが押圧操作されると、カードユニット20とパチンコ機10との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて、前記D26’で選択された玉貸金額に相当するパチンコ玉がパチンコ機10の内部から払い出されて貸与され、前記D22’に戻る。
【0142】
なお前記D27’におけるパチンコ玉の貸与の終了後には、会員ID,及びパチンコ玉の貸与に供された度数(即ち遊技価値の購入金額に相当する度数)等を示す購入情報が、カードユニット20から会員管理端末40を介してカードデータ管理端末3aに対して送信される。そしてカードデータ管理端末3aにおいては、カードユニット20から受信した会員IDと対応付けて管理されているカードデータのうちの前記使用度数に対して該受信した度数が加算更新されると共に、該更新後の使用度数に基づいて前記残度数が算出されて更新される(図13のS34を参照)。
【0143】
上記の実施形態では、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が、会員遊技者特定記録媒体(会員カード6)の記録情報から特定される遊技価値の大きさに対する価値加算である例について説明したが、これに限らず、該クレジットカードを使用した遊技価値の購入は、プリペイドカード7の発行や、プリペイドカード7の記録情報から特定される遊技価値の大きさに対する価値加算であっても良い。
【0144】
上記の実施形態では、図3のD13又は図4のD24に示すように、貨幣8を使用した価値加算において、受け付けられた貨幣8の全額が価値加算に供される例について説明したが、これに限らず、受け付けられた貨幣8のうちの任意の金額が価値加算に供されるようにしても良く、この場合には、受け付けられた貨幣8の金額と価値加算に供された金額との差額を釣銭として払い出すように構成すれば良い。
【0145】
上記の実施形態では、図4のD23又は図7のD42に示すように、貨幣8を使用した遊技価値の購入かクレジットカードを使用した遊技価値の購入かの選択が促される例について説明したが、これに限らず、該選択が行われなくても、貨幣8が受け付けられたら貨幣8を使用した遊技価値の購入と判断され、会員遊技者特定記録媒体(会員カード6)が受け付けられたらクレジットカードを使用した遊技価値の購入と判断されるようにしても良い。
【0146】
上記の実施形態では、図8に示すように、会員管理手段(会員管理端末40のハードディスク43)においてクレジット使用可否情報及び使用可能残額が管理される例について説明したが、これに限らず、該会員管理手段においてクレジット使用可否情報及び使用可能残額を管理せずに、クレジットカードを使用した遊技価値の購入要求がある毎に、クレジット情報管理端末60に対してクレジット使用可否情報及び使用可能残額の送信を要求するようにしても良い。
【0147】
上記の実施形態では、上限設定手段(入力装置44及びディスプレイ45)において、図9(a)に示すように、合算手段(制御部42)により算出された合算額に対して加算額上限が設定される例について説明したが、これに限らず、例えば図9(b)に示すように、使用可能貯玉数に対して上限を設定すると共に、使用可能残額に対しても上限を設定することにより、両者を合算した合算額に対して加算額上限が設定されるようにしても良い。なお加算額上限としては、図9(a)(b)に示すような1日当り上限でなく、1月当り上限を設定できるようにしても良い。
【0148】
上記の実施形態では、図13のS1及びS2に示すように、クレジット使用可否情報及び使用可能残額情報を含むクレジット情報が遊技場2の毎日の営業開始前に入手される例について説明したが、これに限らず、該クレジット情報は任意のタイミングで入手されれば良く、また1日1回ではなく1日で複数回入手されても良い。
【0149】
上記の実施形態では、図13のS14に示すように、会員ID及び暗証番号の照合が行われたときに貯金額が算出される例について説明したが、これに限らず、該貯金額は、予め算出されて貯玉管理端末50において記憶されていても良い。
【0150】
上記の実施形態では、図13のS19に示すように、クレジットカードの使用が選択される毎に合算額が算出される例について説明したが、これに限らず、該合算額は、使用可能額を貯金額を入手した時点で予め算出されていても良い。
【0151】
上記の実施形態において、クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額を該クレジットカードの決済口座の預金額から引き落とすことができないときには、前記決済処理手段(クレジット情報管理端末60)が、該購入金額の一部又は全部を貯蓄価値管理手段(貯玉管理端末50)により管理されている貯蓄価値の大きさ(例えば担保貯蓄価値の大きさ)を用いて決済するための処理を行い、該貯蓄価値管理手段が、決済処理手段により決済に用いられた貯蓄価値の大きさを該貯蓄価値管理手段により管理されている貯蓄価値の大きさから減算するようにしても良い。これによれば、クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額を該クレジットカードの決済口座の預金額から引き落とすことができないときには前記貯蓄価値の大きさを用いて決済が行われるため、クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額を遊技者がいちいち決済日までに決済口座に入金する必要がないので遊技者にとって便利であると共に、決済日における決済口座の預金額が不足している場合であっても決済ができるのでシステムの運用に支障を来すことがない。
【0152】
【発明の効果】
本発明に係る遊技用システムによれば、以下のような効果を奏する。
【0153】
まず請求項1に係る遊技用システムによれば、クレジットカードの使用可能残額と、貯蓄価値の大きさを各遊技場における所定の換算率を用いて換算した貯金額と、を合算した合算額の範囲内で、該クレジットカードを使用した遊技価値の購入が許容されるため、クレジットカードの使用可能残額がなくなった遊技者であっても貯蓄価値の大きさがあれば該クレジットカードを使用した遊技価値の購入が可能となるので、遊技者にとって便利である。
【0154】
また請求項2に係る遊技用システムによれば、クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額に相当する貯蓄価値の大きさが該クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用不能な担保貯蓄価値の大きさとして管理されるので、貯蓄価値の大きさの使用状況に応じて、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が許容される合算額を正確に算出できる。
【0155】
また請求項3に係る遊技用システムによれば、クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額が該クレジットカードの決済口座の預金額から引き落とされたときには、前記担保貯蓄価値の大きさの管理が解除されるので、再び使用可能となった貯蓄価値の大きさを含めて、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が許容される合算額を正確に算出できる。
【0156】
また請求項4に係る遊技用システムによれば、クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用可能な貯蓄価値の大きさと、担保貯蓄価値の大きさと、が区分されて会員遊技者に対して報知されるので、会員遊技者は該区分された両貯蓄価値の大きさがどの程度あるかを確認することにより、遊技価値の購入を計画的に行うための指標にできる。
【0157】
また請求項5に係る遊技用システムによれば、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が許容される合算額に対して上限を設定することができるので、無制限な遊技価値の購入を抑制して遊技に対するのめり込みを防止することができると共に、不正が行われた場合における遊技場の被害を少なくすることができる。
【0158】
また請求項6に係る遊技用システムによれば、クレジットカードを使用した遊技価値の購入が許容される合算額が会員遊技者に対して報知されるので、会員遊技者は該合算額がどの程度あるかを確認することにより、遊技価値の購入を計画的に行うための指標にできる。
【0159】
さらに請求項7に係る遊技用システムによれば、クレジットカードを使用しない遊技価値の購入も可能なので、クレジットカードの使用可能残額のみならず貯蓄価値の大きさが不足している場合であっても、システムを運用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は遊技用システムの構成の一例を表す機能ブロック図である。
【図2】図2(a)はカードユニットの一例を表す正面図であり、図2(b)は同断面側面図であり、図2(c)は同機能ブロック図である。
【図3】図3はカードユニットのディスプレイに表示される画面の一例を表す図である。
【図4】図4は図3に続く図である。
【図5】図5はカード発券機の一例を表す斜視図であり、図3(b)は同機能ブロック図である。
【図6】図6はカード発券機のディスプレイに表示される画面の一例を表す図である。
【図7】図7は図6に続く図である。
【図8】図8は会員管理端末のハードディスクに記憶されている会員管理DBの一例を表す図である。
【図9】図9は会員管理端末のディスプレイに表示される加算額上限設定画面の一例を表す図である。
【図10】図10は貯玉管理端末のハードディスクに記憶されている貯玉管理DBの一例を表す図である。
【図11】図11はクレジット情報管理端末のハードディスクに記憶されているクレジット情報DBの一例を表す図である。
【図12】図12は会員管理端末のハードディスクに記憶されている購入情報DBの一例を表す図である。
【図13】図13は遊技用システムの作用の一例を表す図である。
【図14】図14は遊技用システムの変形例を表す図である。
【図15】図15も遊技用システムの変形例を表す図である。
【図16】図15はカードユニットのディスプレイに表示される画面の変形例を表す図である。
【符号の説明】
1…遊技用システム
6…会員カード
8…貨幣
20…カードユニット
30…カード発券機
40…会員管理端末
50…貯玉管理端末
60…クレジット情報管理端末

Claims (7)

  1. 会員登録を行った会員遊技者を個々に特定可能な会員遊技者特定情報と対応付けて、各会員遊技者が所有しているクレジットカードを個々に識別可能なクレジットカード識別情報を管理する会員管理手段と、
    前記クレジットカードに関するクレジット情報の管理及び提供を行うクレジット情報管理手段から、クレジットカードの使用可能残額を示すクレジット使用可能残額情報を少なくとも含むクレジット情報を入手するクレジット情報入手手段と、
    前記会員遊技者特定情報と対応付けて、遊技の結果として会員遊技者に付与された遊技価値の大きさが貯蓄されてなる貯蓄価値の大きさを管理する貯蓄価値管理手段と、
    該貯蓄価値管理手段により管理されている貯蓄価値の大きさを各遊技場における所定の換算率を用いて換算した貯金額を算出する貯金額算出手段と、
    前記クレジット情報入手手段により入手されたクレジット情報に基づくクレジットカードの使用可能残額と前記貯金額算出手段により算出された貯金額とを合算した合算額を算出する合算手段と、
    前記会員遊技者特定情報が記録されている会員遊技者特定記録媒体を受け付けて該会員遊技者特定記録媒体の記録情報を読み取ると共に、該会員遊技者特定記録媒体を所有している会員遊技者から前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入要求を受け付ける購入要求受付手段と、
    該購入要求受付手段により前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入要求が受け付けられたときに、前記合算手段により算出された合算額の範囲内で前記購入要求を許容するか否かを判定する許容判定手段と、
    該許容判定手段により前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入要求を許容すると判定されたときに、該購入要求に応じた遊技価値を前記会員遊技者に対して付与する遊技価値付与手段と、
    該遊技価値付与手段により遊技価値が付与されたときに、前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入要求に関する購入情報を記憶する購入情報記憶手段と、
    該購入情報記憶手段により記憶されている購入情報に基づいて、前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額を該クレジットカードの決済口座の預金額から引き落として決済するための処理を行う決済処理手段と、を備えることを特徴とする遊技用システム。
  2. 請求項1に記載した遊技用システムであって、
    前記貯蓄価値管理手段は、前記遊技価値付与手段により遊技価値が付与されたときに、該貯蓄価値管理手段により管理されている貯蓄価値の大きさのうちの該付与された遊技価値の購入金額に相当する貯蓄価値の大きさを、前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用不能な担保貯蓄価値の大きさとして管理することを特徴とする遊技用システム。
  3. 請求項2に記載した遊技用システムであって、
    前記貯蓄価値管理手段は、前記決済処理手段により前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入金額を該クレジットカードの決済口座の預金額から引き落とす決済処理が行われたときに、前記担保貯蓄価値の大きさの管理を解除することを特徴とする遊技用システム。
  4. 請求項2又は3に記載した遊技用システムであって、
    前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用可能な前記貯蓄価値の大きさと、前記担保貯蓄価値の大きさと、を区分して前記会員遊技者に対して報知する貯蓄価値報知手段を備えることを特徴とする遊技用システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
    前記合算手段により算出された合算額に対して前記クレジットカードを使用した遊技価値の購入に使用可能な上限を設定するための上限設定手段を備え、
    前記許容判定手段は、該上限設定手段により設定された合算額の上限の範囲内で前記購入要求を許容するか否かを判定することを特徴とする遊技用システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
    前記合算手段により算出された合算額を前記会員遊技者に対して報知する合算額報知手段を備えることを特徴とする遊技用システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
    前記遊技価値を購入するための貨幣を受け付ける貨幣受付手段をさらに含み、前記遊技価値付与手段は、該貨幣受付手段により受け付けられた貨幣の金額の範囲内における遊技価値を付与することを特徴とする遊技用システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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