JP2005012655A - SIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証方法とQoS保証システムおよび端末装置とコンテンツ配信サブシステムとSIPセッション制御サブシステムならびにプログラム - Google Patents

SIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証方法とQoS保証システムおよび端末装置とコンテンツ配信サブシステムとSIPセッション制御サブシステムならびにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ストリーミングコンテンツ等の配信システムに関して、汎用性と経済性の高いQoS保証の方法およびシステムを実現する。
【解決手段】IPネットワークでのSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証システムであって、コンテンツの視聴要求をする端末装置21、コンテンツを配信するコンテンツ配信サブシステム51、SIPセッション確立制御を行うSIPセッション制御サブシステム31、帯域制御を行う帯域制御サブシステム41を有し、端末装置がコンテンツ配信サブシステムにセッションの確立を要求すると、SIPセッション制御サブシステムは、コンテンツ配信サブシステムから当該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報を取得し、帯域制御サブシステムに当該帯域情報に含まれる帯域値の帯域予約の要求を行い、帯域制御サブシステムで確保された帯域でコンテンツ配信サブシステムから端末装置に当該コンテンツを送信する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IP(Internet Protocol)ネットワークを用いたコンテンツの配信における帯域のQoS(Quality of Service)を保証する帯域制御システムを制御する技術に係わり、特に、例えばストリーミング対象のコンテンツを有するサーバがいかなるプロトコルでストリーミングを実現していたとしても効率的にQoSを保証する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のCDN(Content Delivery Network)におけるQoS保証技術としては、例えば特許文献1(「帯域制御方法、ネットワークサービスシステム、コンテンツサーバ装置、帯域管理装置及びコンテンツ管理装置」)に記載のものである。
【0003】
この技術では、帯域管理装置の制御をコンテンツサーバから行い、ユーザの負担を軽くしているもののコンテンツサーバと帯域管理装置間の制御が複雑になり、汎用のプロトコルの適用がなされていないことから経済性および汎用性に問題が残る。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−051846号公報
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
上記のように、従来のCDNにおけるQoS保証方法は、帯域管理装置の制御を、例えばコンテンツサーバから行いユーザの端末装置の負担を軽くできるものの、コンテンツサーバと帯域管理装置間の制御が複雑になり、汎用のプロトコルの適用がなされておらず経済性および汎用性に問題がある。
【0006】
本発明は、上記の問題の解決を図るために、ユーザの端末装置とIP通信ネットワーク間の信号の送受に標準プロトコルを使うのは無論のこと、コンテンツサーバにも標準プロトコルの適用を可能にし、かつコンテンツサーバが標準プロトコルを実装していない場合であってもシステム構築および帯域制御を可能にする汎用性と経済性の高いQoS保証の方法およびシステムを実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の特徴はコンテンツ配信ネットワークにおいてSIP(Session Initiation Protocol)プロトコルをユーザの端末装置とネットワーク側の装置との間に適用することにある。SIPプロトコルは、IP通信ネットワークにおけるユーザの端末装置間のコミュニケーションサービスの実現には不可欠のプロトコルであり、本プロトコルを適用することにより、同一IP通信ネットワーク上で、コンテンツ配信ネットワーク設備とユーザの端末装置間のコミュニケーションサービスを実現する設備との共用使用が可能になることから、汎用性と経済性の高いシステムを構築することができる。
すなわち、本発明では、IPネットワークを用いたSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証方法において、コンテンツの視聴者の端末装置が、コンテンツアドレス管理サーバサブシステムから該コンテンツのアドレスを取得する手順と、SIPセッション制御サブシステムを経由してコンテンツ配信サブシステムに該コンテンツの視聴に先立ちセッションの確立を要求する手順と、該コンテンツ配信サブシステムが、該セッションの確立時に該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報を該SIPセッション制御サブシステムに通知する手順と、該SIPセッション制御サブシステムが、該帯域情報により帯域制御サブシステムに帯域予約の要求を行う手順と、帯域確保の結果を該端末装置に通知する手順と、該端末装置が、該コンテンツの視聴後に該セッションの解放を要求する手順と、該SIPセッション制御サブシステムが、該帯域制御サブシステムに帯域解放の要求を行う手順とを有する。尚、視聴者が視聴するコンテンツのSIPアドレスにおける指定は、当該コンテンツを蓄積しているコンテンツ配信サブシステムは1つのSIPアドレスを持ち、当該コンテンツの指定については該SIPアドレスのオプションフィールドにおいて特定されることを特徴とする。また、端末装置が、SIPセッション制御サブシステムを経由してコンテンツ配信サブシステムにコンテンツの視聴に先立ちセッションの確立を要求する手順にあっては、SIPセッション制御サブシステムが、コンテンツ配信サブシステムのSIP対応の有無を判定し、SIP対応有りの場合はコンテンツ配信サブシステムとセッションを確立し、SIP対応無しの場合はSIPセッション制御サブシステムがコンテンツ配信サブシステムのセッション制御機能を疑似することを特徴とする。
また、本発明は、IPネットワークを用いたSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証システムであって、コンテンツの視聴者の端末装置は、コンテンツアドレス管理サーバサブシステムから該コンテンツアドレス管理サーバサブシステムで関連づけられている当該コンテンツを指定する第1のアドレス形式によるアドレスを取得し、この第1のアドレス形式を、当該コンテンツを蓄積しているコンテンツ配信サブシステムを指定するSIPアドレスの、オプションフィールドにおいてコンテンツを特定する第2のアドレス形式によるアドレスへ変換する手段と、コンテンツ配信サブシステムから送信される応答メッセージに含まれる第2のアドレス形式のアドレスから第1のアドレス形式のアドレスへ変換する手段と、SIPセッション制御サブシステムを経由してコンテンツ配信サブシステムにセッションの確立を要求する手段と、上記セッションの確立を要求するメッセージ中に上記コンテンツの視聴に必要な帯域情報を含める手段と、SIPセッション制御サブシステムから送信される帯域確保の結果を受信する手段とを有し、コンテンツ配信サブシステムは、第2のアドレス形式のアドレスから当該コンテンツを特定する手段と、セッションの確立時に当該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報をSIPセッション制御サブシステムに送信する手段とを有し、SIPセッション制御サブシステムは、セッションの確立時にコンテンツ配信サブシステムから送信される当該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報を受信する手段と、該帯域情報により帯域制御サブシステムに帯域予約の要求を行う手段と、帯域確保の結果を端末装置に送信する手段と、セッションの解放時には帯域制御サブシステムに帯域解放の要求を行う手段とを有する。また、端末装置がSIPセッション制御サブシステムを経由してコンテンツ配信サブシステムにセッションの確立を要求する手段にあっては、SIPセッション制御サブシステムは、コンテンツ配信サブシステムのSIP対応の有無を判定し、SIP対応有りの場合はコンテンツ配信サブシステムとセッションを確立し、SIP対応無しの場合はSIPセッション制御サブシステムがコンテンツ配信サブシステムのセッションの制御機能を疑似し、端末装置の当該セッションの確立を要求した時の情報に含まれるコンテンツの視聴に必要な帯域情報により帯域予約の要求を行う手段を備える。
また、本発明のSIPセッション制御サブシステムは、端末装置の、SIPセッション制御サブシステムを経由しコンテンツ配信サブシステムにセッションの確立の要求時に、SIPセッション制御サブシステムは、コンテンツ配信サブシステムから送信されるコンテンツの視聴に必要な帯域情報を受信する手段と、帯域情報により帯域制御サブシステムに帯域予約の要求を行う手段と、帯域確保の結果を端末装置に送信する手段と、端末装置のセッションの解放の要求時に、SIPセッション制御サブシステムから帯域制御サブシステムに帯域解放の要求を行う手段を有す。また、端末装置の、SIPセッション制御サブシステムを経由しコンテンツ配信サブシステムにセッションの確立の要求時に、SIPセッション制御サブシステムは、コンテンツ配信サブシステムのSIP対応の有無を判定し、SIP対応有りの場合はコンテンツ配信サブシステムとセッションを確立し、SIP対応無しの場合はSIPセッション制御サブシステムがコンテンツ配信サブシステムのセッション制御機能を疑似し、端末装置の該セッションの確立を要求した時の情報に含まれるコンテンツの視聴に必要な帯域情報により当該帯域予約の要求を行う手段を備える。
また、本発明の端末装置は、コンテンツアドレス管理サーバサブシステムから、該コンテンツアドレス管理サーバサブシステムで関連づけられているコンテンツを指定する第1のアドレス形式によるアドレスを取得し、第1のアドレス形式を、当該コンテンツを蓄積しているコンテンツ配信サブシステムを指定するSIPアドレスの、オプションフィールドにおいてコンテンツを特定する第2のアドレス形式によるのアドレスへ変換する手段と、コンテンツ配信サブシステムから送信される応答メッセージに含まれる第2のアドレス形式のアドレスから第1のアドレス形式のアドレスへ変換する手段と、SIPセッション制御サブシステムを経由してコンテンツ配信サブシステムにセッションの確立を要求する手段と、セッションの確立を要求するメッセージ中にコンテンツの視聴に必要な帯域情報を含める手段と、SIPセッション制御サブシステムから送信される帯域確保の結果を受信する手段を備える。
また、本発明のコンテンツ配信サブシステムは、当該コンテンツを蓄積しているコンテンツ配信サブシステムを指定するSIPアドレスの、オプションフィールドにおいて当該コンテンツを特定する第2のアドレス形式によるアドレスから当該コンテンツの特定を行う手段と、端末装置の、SIPセッション制御サブシステムを経由しコンテンツ配信サブシステムへのセッションの確立の要求時に、コンテンツの視聴に必要な帯域の情報をSIPセッション制御サブシステムに送信する手段を備える。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0009】
図1は、本発明のSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証システムの第1の構成例を示すブロック図である。
【0010】
図1に示すように本例のシステムは、IP通信ネットワーク11と、ユーザ71の端末装置21と、SIPセッション制御サブシステム31と、帯域制御サブシステム41と、コンテンツ配信サブシステム51と、コンテンツアドレス管理サーバサブシステム61から構成され、端末装置21およびサブシステム31、41、51、61はIP通信ネットワーク11に接続されることを示している。
【0011】
端末装置21と、SIPセッション制御サブシステム31と、帯域制御サブシステム41と、コンテンツ配信サブシステム51と、コンテンツアドレス管理サーバサブシステム61のそれぞれは、CPU(Central Processing Unit)や主メモリ、表示装置、入力装置、外部記憶装置等を具備したコンピュータ構成からなり、光ディスク駆動装置等を介してCD−ROM等の記憶媒体に記録されたプログラムやデータを外部記憶装置内にインストールした後、この外部記憶装置から主メモリに読み込みCPUで処理することにより、各機能部の処理を実行する。
【0012】
端末装置21は、SIPプロトコル機能部21−4、アプリケーション部21−5を含むPC(Personal Computer)等の通信端末装置であり、SIPプロトコル機能部21−4はTCP(Transmission Control Protocol)あるいはUDP(User Datagram Protocol)の上位レイヤに位置するソフトウェアであり、SIPリクエストあるいはSIPレスポンスの送受信を行い、アプリケーション部21−5はSIPプロトコル機能部21−4の上位レイヤに位置する端末装置用アプリケーションである。
【0013】
端末装置21は、コンテンツアドレス管理サーバサブシステムとしての、コンテンツアドレスを電子番組表として持っているWWW(World Wide Web)サーバサブシステム61にHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコル等によりアクセスし、希望するコンテンツに対しコンテンツアドレス管理サーバサブシステム61で関連づけられている該コンテンツを指定する第1のアドレス形式によるアドレス等の情報を取得し、該アドレスを、該コンテンツを蓄積しているコンテンツ配信サブシステム51は1つのSIPアドレスを持ち該コンテンツの指定については該SIPアドレスのオプションフィールドにおいて特定される第2のアドレス形式によるアドレスに変換し、セッションの確立を要求するメッセージ中に当該コンテンツの視聴に必要な帯域情報を含め、SIPプロトコルによりSIPセッションサブシステム31を経由してコンテンツ配信サブシステム51にセッションの確立を要求するためのSIPリクエストを送信し、SIPセッション制御サブシステム31から送られてくる帯域確保の結果のSIPレスポンスを受信し、帯域が確保されたことを知るとともに、コンテンツ配信サブシステムから送信される応答メッセージに含まれる第2のアドレス形式のアドレスから第1のアドレス形式のアドレスへの変換を行い、RTSP(Real Time Streaming Protocol)プロトコル等を使いリアルタイムデータ配信の制御を可能にし、コンテンツ配信サブシステム51から送信される該コンテンツの視聴を可能にする。
【0014】
ユーザ71の該コンテンツの視聴の終了により、端末装置21は、SIPセッション制御サブシステム31を経由してコンテンツ配信サブシステム51との間のセッションの解放を要求するためのSIPリクエストを送信する機能を含む。
【0015】
コンテンツ配信サブシステム51は、SIPプロトコル機能部51−4、アプリケーション部51−5、コンテンツ部52を含むコンテンツ配信サーバ装置である。
【0016】
SIPプロトコル機能部51−4はSIPプロトコル機能部21−4と同様にTCPあるいはUDPの上位レイヤに位置するソフトウェアであり、SIPリクエストあるいはSIPレスポンスの送受信を行い、アプリケーション部51−5はSIPプロトコル機能部51−4の上位レイヤに位置するコンテンツ配信サブシステム用アプリケーションである。
【0017】
コンテンツ部52は各種のコンテンツやコンテンツの視聴に必要な帯域の情報を蓄積する。
【0018】
コンテンツ配信サブシステム51は、端末装置21がSIPセッション制御装置31を経由してセッションの確立の要求をした時に、SIPプロトコルにより指定された該コンテンツの視聴に必要な帯域情報をSIPセッション制御装置31に送信する機能を含むコンテンツ配信サーバ装置である。
【0019】
SIPセッション制御サブシステム31は、本発明の中核をなすサブシステムであり、SIPプロトコル機能部31−4、アプリケーション部31−5を含むサーバ装置であり、SIPプロトコル機能部31−4はSIPプロトコル機能部21−4と同様にTCPあるいはUDPの上位レイヤに位置するソフトウェアであり、SIPリクエストあるいはSIPレスポンスの送受信を行い、アプリケーション部31−5はSIPプロトコル機能部31−4の上位レイヤに位置するSIPセッション制御サブシステム用アプリケーションである。
【0020】
SIPセッション制御サブシステム31は、セッションの確立時にコンテンツ配信サブシステム51から送信される該コンテンツの視聴に必要な帯域情報を受信し、該帯域情報により帯域制御サブシステム41に帯域予約の要求行い、結果を端末装置21に送信し、セッションの解放時には帯域制御サブシステム41に帯域解放の要求を行い、結果を端末装置21に送信する機能を含むサーバ装置である。
【0021】
次に処理の流れについて説明する。
【0022】
図2は、図1におけるシステムの処理例を示すシーケンスチャートである。
【0023】
コンテンツアドレス管理サーバサブシステム61と、端末装置21と、帯域制御サブシステム41と、SIPセッション制御サブシステム31と、コンテンツ配信サブシステム51間の特にSIPプロトコル機能部間の動作について示している。
【0024】
端末装置21は、コンテンツアドレス管理サーバサブシステム61にHTTPプロトコルによりアクセスし(S11)、希望するコンテンツの第1のアドレス形式のアドレス等の情報を取得し(S12)、第1のアドレス形式から第2のアドレス形式に変換し、SIPプロトコルによりSIPセッション制御サブシステム31を経由してコンテンツ配信サブシステム51にセッションの確立を要求するためのSIP−INVITEを送信する(S13)。
【0025】
これを受信したSIPセッション制御サブシステム31は、コンテンツ配信サブシステム51にSIP−INVITEを送信し(S14)、端末装置21に100Tryingを送信する(S15)。
【0026】
SIP−INVITEを受信したコンテンツ配信サブシステム51は、第二のアドレス形式のアドレスで指定されたコンテンツの、視聴に必要な帯域情報を含む200OKをSIPセッション制御サブシステム31に送信する(S16)。
【0027】
コンテンツ配信サブシステム51から送信される200OKを受信したSIPセッション制御サブシステム31は、本発明の特徴となる帯域予約の要求を行うことになる。
【0028】
即ちすぐに端末装置21に200OKを送信するのではなく、帯域情報を蓄積し(S17)、帯域制御システム41に端末装置21のアドレスとコンテンツ配信サブシステム51のアドレスとその間に確保したい帯域情報を含む帯域予約の要求を行い(S18)、帯域制御サブシステムから確保可能の結果が送信されるのを受けて(S19)、ここではじめて200OKを端末装置21に送信することを行う(S20)。
【0029】
200OKを受信した端末装置21は、ACKをSIPセッション制御サブシステム31に送信し(S21)、SIPセッション制御サブシステム31は、ACKをコンテンツ配信サブシステム51に送信する(S22)。
【0030】
またここでの別の特徴は、帯域予約の要求に対し帯域制御サブシステム41から確保不可の結果が送信されてきた場合は、端末装置21には帯域の確保ができなかったことを知らせるメッセージを送信することである。
【0031】
端末装置21は、200OKを受信したことにより、該200OKメッセージ中に含まれている上記希望するコンテンツを特定する第二のアドレス形式のアドレスを、第一のアドレス形式のアドレスに変換し、該第一のアドレス形式のアドレスが指定するところのコンテンツを保持しているコンテンツ配信サブシステムに対して、RTSPプロトコルによりリアルタイムデータ配信の制御ができるようにし(S23)(S24)、コンテンツ配信サブシステム51から送信されるコンテンツの視聴を行う(S25)。
【0032】
この受信された200OKメッセージ中に含まれているアドレスを用い、リアルタイムデータ配信制御要求を行うことにより、ネットワーク内トラヒックを軽減させる目的等により、コンテンツ配信サブシステムへのSIP−INVITE送信(S14)時点で、SIPセッション制御サブシステム等によって着信先コンテンツ配信サブシステムの切り替えが行なわれて、端末装置21がセッション確立を要求するためにSIP−INVITEを送信(S13)した際の送信先アドレスに対応したコンテンツ配信サブシステムではないミラーコンテンツ配信サブシステムに変更されていても通信可能となる。
【0033】
コンテンツの視聴の終了により、端末装置21は、SIPセッション制御サブシステム31を経由してコンテンツ配信サブシステム51との間のセッションを終了するためのSIP−BYEをSIPセッション制御サブシステム31に送信し(S26)、これを受信したSIPセッション制御サブシステム31は、コンテンツ配信サブシステム51にSIP−BYEを送信し(S27)、コンテンツ配信サブシステム51は、200OKをSIPセッション制御サブシステム31に送信する(S28)。
【0034】
コンテンツ配信サブシステム51から送信される200OKを受信したSIPセッション制御サブシステム31は、本発明の特徴となる帯域解放の要求を行うことになる。
【0035】
即ちすぐに端末装置21に200OKを送信するのではなく、帯域制御システム41に端末装置21のアドレスとコンテンツ配信サブシステム51のアドレスとその間に確保されていた帯域情報を含む帯域解放の要求を行い(S29)、帯域制御サブシステム41から解放済みの結果が送信されると(S30)、200OKを端末装置21に送信することを行う(S30)。
【0036】
図2の▲1▼等は図1の同番号に対応している。
【0037】
図3は、図1におけるシステムで用いるアドレス形式の具体例を示す説明図である。
【0038】
端末装置21は、コンテンツアドレス管理サーバサブシステム61にHTTPプロトコルによりアクセスし(S11)、希望するコンテンツの第1のアドレス形式のアドレスであるRTSP−URIの情報を取得し(S12)、第1のアドレス形式から第2のアドレス形式であるSIP−URIに変換し(変換1)、セッションの確立を要求するSIP−INVITEメッセージ中に当該コンテンツの視聴に必要な帯域情報を含め、SIPプロトコルによりコンテンツ配信サブシステム51とセッションの確立を要求するためのSIP−INVITEを該SIP−URIを送信先にして送信(S13)する。
【0039】
また、端末装置21は、200OKを受信した際に、該200OKメッセージ中に含まれている該コンテンツ配信サブシステムを特定する第2のアドレス形式であるSIP−URIを、第一のアドレス形式であるRTSP−URIに変換し、該RTSP−URIが指定するところのコンテンツを保持しているコンテンツ配信サブシステムに対して、RTSPプロトコルによりリアルタイムデータ配信の制御ができるように要求する。(S23)
【0040】
図3の▲1▼等は図1および図2の同番号に対応している。
【0041】
図4は、本発明に係わるSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証方法の第1の実施手順例を説明するフローチャートである。
【0042】
ユーザ71の端末装置21がコンテンツアドレス管理サーバサブシステム61から第1のアドレス形式のアドレスを取得し(S41)、第1のアドレス形式を第2のアドレス形式に変換し、SIPセッション制御サブシステム31を経由してコンテンツ配信サブシステムにセッションの確立を要求し(S42)、コンテンツ配信サブシステム51がセッションの確立時に該コンテンツの視聴に必要な帯域情報をSIPセッション制御サブシステム31に通知し(S43)、SIPセッション制御サブシステム31が該帯域情報により帯域制御サブシステム41に帯域予約の要求を行い(S44)、帯域予約の要求に対する結果を端末装置21に通知し(S45)、視聴者が該コンテンツを視聴し(S46)、視聴後端末装置21がSIPセッション制御サブシステム31を経由してコンテンツ配信サブシステムとのセッションの解放を要求し(S47)、これにともないSIPセッション制御サブシステム31が帯域制御サブシステム41に帯域解放の要求を行う(S48)。
【0043】
図5は、本発明に係わるSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証システムの第2の実施例を示すブロック図である。
【0044】
図5に示すシステムは、IP通信ネットワーク11と、ユーザ71の端末装置21と、SIPセッション制御サブシステム35と、帯域制御サブシステム41と、コンテンツ配信サブシステム51、55と、コンテンツアドレス管理サーバサブシステム61から構成され、端末装置21およびサブシステム35、41、51、55、61はIP通信ネットワーク11に接続されることを示している。
【0045】
端末装置21と、帯域制御サブシステム41と、コンテンツ配信サブシステム51と、コンテンツアドレス管理サーバサブシステム61は、図1の第1の実施形態と同じである。
【0046】
コンテンツ配信サブシステム55は、コンテンツ配信サブシステム51からSIPプロトコル機能部51−4を除いた機能をもつサーバ装置である。
【0047】
SIPセッション制御サブシステム35は、SIPセッション制御サブシステム31のアプリケーション部31−5に、コンテンツ配信サブシステム51、55がSIP対応か否かを判定する判定部36およびコンテンツ配信サブシステムのセッション制御機能を疑似する疑似部37を付加した機能を持つサーバ装置である。
【0048】
判定部36は端末装置21がコンテンツ配信サブシステム51、55にセッションの確立を要求する時に、端末装置21が送信するセッション開始要求メッセージ中の着信先コンテンツ配信サブシステム51、55のアドレスと、事前に設定されたSIP非対応コンテンツ配信サブシステム55のアドレスを照らし合わせることにより判定する。
【0049】
次に処理の流れについて説明する。
【0050】
図6は、図5におけるシステムの処理例を示すシーケンスチャートである。
【0051】
コンテンツアドレス管理サーバサブシステム61と、端末装置21と、帯域制御サブシステム41と、SIPセッション制御サブシステム35と、コンテンツ配信サブシステム55間の特にSIPプロトコル機能部間の処理について示している。
【0052】
なおSIPセッション制御サブシステム35とコンテンツ配信サブシステム51間の処理は図2の第1の実施形態と同じになるため省略している。
【0053】
図6に示すシーケンスは、コンテンツ配信サブシステム55がSIP対応の機能を持たないため、図2に示すシーケンスに対し、SIPプロトコルに相当するステップ14、16、22、27、28をSIPセッション制御サブシステム35の疑似部38が対応しており、それぞれステップ14a、16a、22a、27a、28aとなることを示している。
【0054】
図7は、図5におけるシステムによるQoS保証方法の処理手順例を示すフローチャートである。
【0055】
図4で示した例に対し、端末装置21がコンテンツ配信サブシステム51、55にセッション確立を要求する手順において、SIPセッション制御サブシステム35が端末装置21からのセッション開始要求メッセージ中の着信先コンテンツ配信サブシステム51、55のアドレスと、事前に設定されたSIP非対応コンテンツ配信サブシステム55のアドレスを照らし合せることにより、コンテンツ配信サブシステム51、55のSIP対応の有無を判定するステップを設けていることである。
【0056】
ユーザ71の端末装置21がコンテンツアドレス管理サーバサブシステム61から該コンテンツのアドレスを取得し(S41)、SIPセッション制御サブシステム35を経由してコンテンツ配信サブシステム51、55とセッションの確立を要求し(S42)、SIPセッション制御サブシステム35は、判定部36により、コンテンツ配信サブシステム51、55のSIP対応の有無を判定する(S42a)。
【0057】
対応していない場合はSIPセッション制御サブシステム35の疑似部37がコンテンツ配信サブシステム55のセッション制御機能を疑似し(S42b)、SIPセッション制御サブシステム35は、端末装置21が当該セッションの確立を要求した時のSIP−INVITEメッセージ中に含まれる当該コンテンツの視聴に必要な帯域情報を蓄積する。対応している場合は第1の実施形態と同様にコンテンツ配信サブシステムが送信してくる、コンテンツの視聴に必要な帯域情報を受信し、蓄積する。
【0058】
以下同様にSIPセッション制御サブシステム35が該帯域情報により帯域制御サブシステム41に帯域予約の要求を行い(S44)、帯域予約の要求に対する結果を受信し端末装置21に通知し(S45)、視聴者が該コンテンツを視聴し(S46)、視聴後端末装置21がSIPセッション制御サブシステム35を経由してコンテンツ配信サブシステムとのセッションの解放を要求し(S47)、SIPセッション制御サブシステム35が、セッション確立要求時と同様に、端末装置21がセッションの解放を要求する時に、端末装置21が送信するセッション解放要求メッセージ中の着信先コンテンツ配信サブシステム51、55のアドレスと、事前に設定されたSIP非対応コンテンツ配信サブシステム55のアドレスを照らし合わせるか、またはセッション開始要求時に蓄積したセッション識別子により、コンテンツ配信サブシステム51,55がSIP対応有りのものか否かを判定する(S47a)。
【0059】
SIP対応有りでない場合はSIPセッション制御サブシステム35の疑似部37がコンテンツ配信サブシステム55のセッション制御機能を疑似し(S47b)、これにともないSIPセッション制御サブシステム35が帯域制御サブシステム41に帯域解放の要求を行う(S48)
【0060】
また、SIP対応有りであった場合は図4と同じにSIPセッション制御サブシステム35が帯域制御サブシステム41に帯域解放の要求を行う。
【0061】
図8は、図1におけるSIPセッション制御サブシステムの構成例を示すブロック図である。
【0062】
本図8に示すSIPセッション制御サブシステム31は、IP通信ネットワーク11とインタフェースをとるネットワークインタフェース部31−1と、インターネット部31−2と、トランスポート部31−3と、SIPプロトコル機能部31−4と、アプリケーション部31−5から構成される。
【0063】
アプリケーション部31−5は、プロキシ部32と、帯域制御サブシステム対応部33を含むことを示している。SIPプロトコル機能部31−4は端末装置等からのSIPリクエストあるいはSIPレスポンスの送受信を行う。プロキシ部32はSIPリクエストを処理し他の端末装置等への代理送信等を行う。
【0064】
帯域制御サブシステム対応部33は、セッションの確立時にはコンテンツ配信サブシステム51から送信された該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報を帯域情報蓄積部33−1に蓄積し、帯域制御サブシステム41に対し帯域予約の要求を行い、セッションの解放時には帯域制御サブシステム41に対し帯域解放の要求を行う。
【0065】
図9は、図8におけるSIPセッション制御サブシステムの動作例を示すフローチャートである。
【0066】
図9の例は、本発明の特徴であるSIPプロトコル機能部31−4を主にした動作フローを示すものであり、視聴者の端末装置21がセッションの確立の要求を行うことにより(S101)、SIPセッション制御サブシステム31は、コンテンツ配信サブシステム51にSIPリクエスト(INVITE)を送信し(S102)、コンテンツ配信サブシステム51から送信されてくる該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報を受信し蓄積し(S103)、帯域制御サブシステム対応部33において帯域制御サブシステム41に帯域予約の要求を行い(104)、帯域制御サブシステム41から送信される帯域予約の結果を受信し、SIPプロトコル機能部31−4から端末装置21に送信する(S105)。
【0067】
視聴者71が該コンテンツの視聴を終了すると、視聴者71の端末装置21がセッションの解放の要求を行うことにより(S106)、SIPセッション制御サブシステム31は、コンテンツ配信サブシステム51にSIPリクエスト(BYE)を送信し(S107)、帯域制御サブシステム対応部33において帯域制御サブシステム41に帯域解放の要求を行う(S108)。
【0068】
図10は、図5におけるSIPセッション制御サブシステムの構成例を示す構成図である。
【0069】
図10に示すSIPセッション制御サブシステム35は、IP通信ネットワーク11とインタフェースをとるネットワークインタフェース部35−1と、インターネット部35−2と、トランスポート部35−3と、SIPプロトコル機能部35−4と、アプリケーション部35−5から構成される。アプリケーション部35−5は、判定部36と、擬似部37と、プロキシ部38と、帯域制御サブシステム対応部39を含むことを示しており、図8の第1の実施形態の構成例との差は判定部36および擬似部37を持つことである。
【0070】
判定部36は、端末装置21がコンテンツ配信サブシステム51、55にセッションの確立を要求する時に、端末装置21が送信するセッション開始要求メッセージ中の着信先コンテンツ配信サブシステム51、55のアドレスと、事前に設定されたSIP非対応コンテンツ配信サブシステム51、55のアドレスを照らし合わせることによりコンテンツ配信サブシステム51、55のSIP対応の有無を判定する機能を持ち、擬似部37は、端末装置21がセッションの確立を要求した時の送信先アドレスのコンテンツを保持しているコンテンツ配信サブシステムがSIP対応でない場合、一連の通信シーケンスにおいて、コンテンツ配信サブシステム55のセッション制御機能をプログラム的に擬似する機能を持つ。
【0071】
判定部36および擬似部37を持つことにより、SIPプロトコル機能部35−4は、図8のSIP機能部32と同じ構成をとることが可能になる。
【0072】
図11は、図10におけるSIPセッション制御サブシステムの動作例を示すフローチャートである。
【0073】
本発明の特徴であるSIPプロトコル機能部35−4を主にした動作フローを示すものである。
【0074】
本例では、図9の例に対し、端末装置21がコンテンツ配信サブシステム51、55にセッション確立を要求する手順において、SIPセッション制御サブシステム35が端末装置21からのセッション開始要求メッセージ中の着信先コンテンツ配信サブシステム51、55のアドレスと、事前に設定されたSIP非対応コンテンツ配信サブシステム55のアドレスを照らし合せることにより、着信先コンテンツ配信サブシステム51、55のSIP対応の有無を判定するステップを設けている。
【0075】
視聴者の端末装置21がセッションの確立の要求を行うことにより(S101)、SIPセッション制御サブシステム35は、コンテンツ配信サブシステム51、55のSIP対応の有無を判定する(S101a)。
【0076】
対応していない場合(コンテンツ配信サブシステム55)はSIPセッション制御サブシステム35の疑似部37がコンテンツ配信サブシステム55のセッション制御機能を疑似する(S101b)。また、セッション制御サブシステム31は、端末装置21が当該セッションの確立を要求した時の情報に含まれる当該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報により帯域制御サブシステム41に対する当該帯域予約の要求を行う。
【0077】
対応している場合(コンテンツ配信サブシステム51)は第1の実施形態と同様にSIPセッション制御サブシステム35は、コンテンツ配信サブシステム51にSIPリクエスト(INVITE)を送信し(S102)、コンテンツ配信サブシステム51から送信されてくる該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報を受信し蓄積し(S103)、帯域制御サブシステム対応部39において帯域制御サブシステム41に帯域予約の要求を行い(S104)、帯域制御サブシステム41から送信されてくる帯域予約の結果を受信し、SIPプロトコル機能部35−4から端末装置21に送信する(S105)。
【0078】
視聴者が該コンテンツの視聴を終了すると、視聴者の端末装置21がセッションの解放の要求を行うことにより(S106)、SIPセッション制御サブシステム35は、セッション確立要求時と同様に、端末装置21がセッションの解放を要求する時に、端末装置21が送信するセッション解放要求メッセージ中の着信先コンテンツ配信サブシステム51、55のアドレスと、事前に設定されたSIP非対応コンテンツ配信サブシステム55のアドレスを照らし合わせるか、またはセッション開始要求時に蓄積したセッション識別子を参照(S106a)することにより着信先コンテンツ配信サブシステムがSIP対応しているかどうかを判別し、SIP対応していないものであったら、SIPセッション制御サブシステム35の疑似部37がコンテンツ配信サブシステム55のセッション制御機能を疑似し(S106b)、対応している場合は第1の実施形態と同様にコンテンツ配信サブシステム51にSIPリクエスト(BYE)を送信し(S107)応答メッセージを受信し、その後、どちらの場合も帯域制御サブシステム対応部39において帯域制御サブシステム41に帯域解放の要求を行う(S108)。
【0079】
図12は、図1における端末装置の構成例を示すブロック図である。
【0080】
本例の端末装置21は、IP通信ネットワーク11とインタフェースをとるネットワークインタフェース部21−1と、インターネット部21−2と、トランスポート部21−3と、SIPプロトコル機能部21−4と、アプリケーション部21−5から構成される。
【0081】
アプリケーション部21−5は、アドレス変換部22と、帯域確保の結果情報蓄積部23と、コンテンツアドレス管理サーバサブシステム対応部24と、コンテンツ視聴対応部25を含むことを示している。
【0082】
コンテンツアドレス管理サーバサブシステム対応部24においてコンテンツアドレス管理サーバサブシステム61からコンテンツアドレス管理サーバサブシステム61で関連づけられているコンテンツを指定するアドレス形式による第1のアドレス形式のアドレスを取得し、アドレス変換部22において第1のアドレス形式によるアドレスを、該コンテンツを蓄積しているコンテンツ配信サブシステムを指定するSIPアドレスの、オプションフィールドにおいて該コンテンツを特定する第2のアドレス形式によるアドレスに変換し(コンテンツ配信サブシステムから送信される応答メッセージに含まれる第2のアドレス形式から第1のアドレス形式に変換する機能も持つ)、SIPセッション制御サブシステムを経由してコンテンツ配信サブシステムにセッションの確立を要求するときに用いる。
【0083】
帯域確保の結果情報蓄積部23は、SIPセッション制御サブシステム31から送信される帯域確保の結果情報を蓄積し、コンテンツ視聴を行うかどうかの判断、およびその後の端末装置の挙動を決定するための情報として用いることができる。コンテンツの視聴対応はコンテンツ視聴対応部25で行う。
【0084】
視聴者が該コンテンツの視聴を終了すると、視聴者の端末装置21がセッションの解放の要求を行う。
【0085】
図13は、図12における端末装置の動作例を示すフローチャートである。
【0086】
本図13では、本発明の特徴であるSIPプロトコル機能部21−4を主にした動作フローを示す。
【0087】
コンテンツアドレス管理サーバサブシステム対応部24においてコンテンツアドレス管理サーバサブシステム61から第1のアドレス形式のアドレスを取得し(S121)、アドレス変換部22において第1のアドレス形式から第2のアドレス形式に変換し(S122)、第2のアドレス形式のアドレスを用いSIPセッション制御サブシステムを経由してコンテンツ配信サブシステムにセッションの確立を要求し(S123)、SIPセッション制御サブシステム31から送信される帯域確保の結果情報を帯域確保の結果情報蓄積部23は蓄積する(S124)。
【0088】
コンテンツの視聴にあたってはアドレス変換部22において第2のアドレス形式のアドレスから第1のアドレスアドレス形式のアドレスへの変換を行い(S125)、コンテンツ視聴対応部25においてコンテンツ配信サブシステムにアクセスし、コンテンツ配信サブシステムから送られてくるコンテンツを視聴する(S126)。
【0089】
視聴者が該コンテンツの視聴を終了すると、視聴者の端末装置21がSIPセッション制御サブシステム31を経由してコンテンツ配信サブシステムにセッションの解放の要求を行う(S127)。
【0090】
図14は、図1におけるコンテンツ配信サブシステムの構成例を示すブロック図である。
【0091】
図14において、コンテンツ配信サブシステム51は、IP通信ネットワーク11とインタフェースをとるネットワークインタフェース部51−1と、インターネット部51−2と、トランスポート部51−3と、SIPプロトコル機能部51−4と、アプリケーション部51−5から構成される。アプリケーション部51−5は、コンテンツ部(帯域情報を含む)52と、アドレス対応部53を含む。
【0092】
SIPプロトコル機能部51−4において端末装置等からのSIPリクエストあるいはSIPレスポンスの送受信を行う。
【0093】
コンテンツ部52はコンテンツを蓄積し、アドレス対応部53は第2のアドレス形式のアドレスである、オプションフィールドが付いたSIP−URLからコンテンツを特定する機能を持つ。
【0094】
図15は、図14におけるコンテンツ配信サブシステムの動作例を示すフローチャートである。
【0095】
本例では、本発明の特徴であるSIPプロトコル機能部51−4を主にした動作フローを示す。
【0096】
視聴者の端末装置21がSIPセッション制御サブシステム31を経由してコンテンツ配信サブシステムにセッションの確立の要求を行うことにより(S141)、SIPセッション制御サブシステム31から送信されるSIPリクエスト(INVITE)を受信し(S142)、これに含まれる第2のアドレス形式のアドレスからコンテンツを特定し(S143)、コンテンツ部52から該当するコンテンツの視聴に必要な帯域の情報を取り出し、SIPセッション制御サブシステム31へSIP応答メッセージ(200 OK等)を送信する(S144)。
【0097】
端末装置からの視聴要求のアクセスによりコンテンツをストリーミング送信する(S145)。
【0098】
視聴者がコンテンツの視聴を終了すると視聴者の端末装置21がSIPセッション制御サブシステム31を経由してコンテンツ配信サブシステムにセッションの解放の要求を行うので(S146)、SIPセッション制御サブシステム31から送信されるSIPリクエスト(BYE)を受信し(S147)、SIP応答メッセージ(200 OK等)を送信する。
【0099】
以上、図1〜図15を用いて説明したように、本例では、コンテンツ配信ネットワークにおいて、SIPプロトコルをユーザの端末装置とネットワーク側の装置との間に適用することに特徴を有する。SIPプロトコルは、IP通信ネットワークにおけるユーザの端末装置間のコミュニケーションサービスの実現には不可欠のプロトコルであり、本プロトコルを適用することにより、同一IP通信ネットワーク上で、コンテンツ配信ネットワーク設備とユーザの端末装置間のコミュニケーションサービスを実現する設備との共用使用が可能になることから、汎用性と経済性の高いシステムを構築することができる。
【0100】
例えば、端末装置21は、コンテンツアドレス管理サーバサブシステム61からコンテンツアドレス管理サーバサブシステム61で関連づけられている当該コンテンツを指定するアドレス形式による第1のアドレスを取得し、この第1のアドレス形式を、当該コンテンツを蓄積しているコンテンツ配信サブシステム51を指定するSIPアドレスの、オプションフィールドにおいてコンテンツを特定するアドレス形式による第2のアドレス形式へ変換する機能と、コンテンツ配信サブシステム51から送信される応答メッセージに含まれる第2のアドレス形式から第1のアドレス形式へ変換する機能と、SIPセッション制御サブシステム31を経由してコンテンツ配信サブシステム51にセッションの確立を要求する機能と、セッションの確立を要求するメッセージ中にコンテンツの視聴に必要な帯域情報を含める機能と、SIPセッション制御サブシステム31から送信される帯域確保の結果を受信する機能とを備え、コンテンツ配信サブシステム51は、第2のアドレス形式から当該コンテンツを特定する機能と、セッションの確立時に当該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報をSIPセッション制御サブシステム31に送信する機能とを備え、SIPセッション制御サブシステム31は、セッションの確立時にコンテンツ配信サブシステム51から送信される当該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報を受信する機能と、この帯域情報により帯域制御サブシステム41に帯域予約の要求を行う機能と、この帯域制御サブシステム41による帯域確保の結果を端末装置21に送信する機能と、セッションの解放時に帯域制御サブシステム41に帯域解放の要求を行う機能とを備えた構成としている。
【0101】
尚、SIPセッション制御サブシステム31は、コンテンツ配信サブシステムにおけるSIP対応の有無を判定する機能と、SIP対応無しの場合に、コンテンツ配信サブシステム55の当該セッションの制御機能を疑似し、端末装置21が当該セッションの確立を要求した時の情報に含まれる当該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報により、帯域制御サブシステム41に対する当該帯域予約の要求を行う機能とを備える構成とする。
【0102】尚、本発明は、図1〜図15を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本例では、コンテンツアドレス管理サーバはWWWサーバとして説明したが、本発明はWWWサーバに限定するものではない。
【0103】
また、本例の各サブシステムは、装置実装としては別々の筐体の装置に限定するものではない。
【0104】
また、 本例では、ストリーミング制御プロトコルとしてRTSPプロトコルを用いて説明したが、視聴しようとするコンテンツが一意に特定され、当該コンテンツを保持しているコンテンツ配信サブシステムも一意に特定されるアドレス形式を用いるその他の制御プロトコルでも良く、RTSPプロトコルに限定されるものではない。
【0105】
【発明の効果】
本発明によれば、(1)ユーザがコンテンツを視聴するときだけネットワークの帯域を確保するので、QoSが保証されたネットワーク上で高品質なコンテンツの視聴がネットワークのリソースを有効に使って実現できる。
【0106】
また、(2)コンテンツ配信サーバサブシステムがSIPプロトコル非搭載であっても、ユーザ端末装置でSIP対応の視聴アプリが搭載されていれば、上記(1)と同様に高品質なコンテンツ視聴が可能になる。
【0107】
また、(3)ユーザの端末装置とネットワークとの間の信号は独自信号でなくRFC(Request For Comment)で定められた標準プロトコルで流通しているため、実装が容易で拡張性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証システムの第1の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1におけるシステムの処理例を示すシーケンスチャートである。
【図3】図1におけるシステムで用いるアドレス形式変換の具体例を示す説明図である。
【図4】本発明に係わるSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証方法の第1の構成例での手順例を説明するフローチャートである。
【図5】本発明に係わるSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証システムの第2の構成例を示すブロック図である。
【図6】図5におけるシステムの処理例を示すシーケンスチャートである。
【図7】図5におけるシステムによるQoS保証方法の処理手順例を示すフローチャートである。
【図8】図1におけるSIPセッション制御サブシステムの構成例を示すブロック図である。
【図9】図8におけるSIPセッション制御サブシステムの動作例を示すフローチャートである。
【図10】図5におけるSIPセッション制御サブシステムの構成例を示す構成図である。
【図11】図10におけるSIPセッション制御サブシステムの動作例を示すフローチャートである。
【図12】図1における端末装置の構成例を示すブロック図である。
【図13】図12における端末装置の動作例を示すフローチャートである。
【図14】図1におけるコンテンツ配信サブシステムの構成例を示すブロック図である。
【図15】図14におけるコンテンツ配信サブシステムの動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11:IP通信ネットワーク
21:端末装置
21−4、31−4、35−4、51−4:SIPプロトコル機能部
21−5、31−5、35−5、51−5、55−5:アプリケーション部
22:アドレス変換部
23:帯域確保の結果情報蓄積部
24:コンテンツアドレス管理サーバサブシステム対応部
25:コンテンツ視聴対応部
31、35:SIPセッション制御サブシステム
32、38:プロキシ部
33、39:帯域制御サブシステム対応部
36:判定部
37:疑似部
41:帯域制御サブシステム
51、55:コンテンツ配信サブシステム
52、56:コンテンツ部
53:アドレス対応部
61:コンテンツアドレス管理サーバサブシステム
71:ユーザ

Claims (15)

  1. IPネットワークを用いたSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証方法であって、
    コンテンツを視聴要求する端末装置からSIPセッション制御サブシステムを経由してコンテンツ配信サブシステムと当該コンテンツの視聴に先立ちセッションの確立を要求する第1の手順と、
    上記コンテンツ配信サブシステムから、上記セッションの確立時に当該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報を上記SIPセッション制御サブシステムに通知する第2の手順と、
    上記SIPセッション制御サブシステムから帯域制御サブシステムに、上記コンテンツ配信サブシステムから通知された帯域情報により帯域予約の要求を行う第3の手順と、
    上記帯域制御サブシステムにおける帯域確保の結果を上記SIPセッション制御サブシステムから上記端末装置に通知する第4の手順と、
    上記端末装置から上記SIPセッション制御サブシステムに、上記コンテンツの視聴後に当該セッションの解放を要求する第5の手順と、
    上記端末装置からの上記セッションの解放要求に応じて上記SIPセッション制御サブシステムから上記帯域制御サブシステムに帯域解放の要求を行う第6の手順とを有することを特徴とするSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証方法。
  2. 請求項1に記載のSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証方法において、
    上記第1の手順にあっては、上記SIPセッション制御サブシステムが、上記コンテンツ配信サブシステムのSIP対応の有無を判定し、SIP対応有りの場合は上記コンテンツ配信サブシステムとセッションを確立し、SIP対応無しの場合は上記SIPセッション制御サブシステムが上記コンテンツ配信サブシステムのセッション制御機能を疑似し、上記SIPセッション制御サブシステムから帯域制御サブシステムに帯域予約の要求をする際には、端末装置からのセッションの確立の要求メッセージ中に含まれる帯域情報を用いることを特徴とするSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証方法。
  3. 請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載のSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証方法であって、
    上記端末装置によって、上記コンテンツは当該コンテンツを蓄積している上記コンテンツ配信サブシステムを指定するSIPアドレスにおいて、該SIPアドレスのオプションフィールドにおいて指定されることを特徴とするSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証方法。
  4. 請求項1に記載のSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証方法であって、
    上記端末装置においてコンテンツアドレス管理サーバサブシステムから上記コンテンツのアドレスを取得し、該アドレスに基づき上記セッション確立を要求するコンテンツ配信サブシステムを特定する手順と、
    上記コンテンツアドレス管理サーバサブシステムからコンテンツを指定するアドレス形式による第1のアドレス形式を、当該コンテンツを蓄積している上記コンテンツ配信サブシステムを指定するSIPアドレスの、オプションフィールドにおいてコンテンツを特定するアドレス形式による第2のアドレス形式へ変換する手順を有することを特徴とするSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証方法。
  5. コンピュータに、請求項1から請求項4のいずれかに記載のSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証方法での各手順を実行させるためのプログラム。
  6. IPネットワークを用いたSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証システムであって、
    コンテンツを視聴要求する端末装置と、コンテンツを蓄積し配信するコンテンツ配信サブシステム、コンテンツの蓄積先アドレスを管理するコンテンツアドレス管理サブシステム、SIPセッション確立制御を行うSIPセッション制御サブシステム、帯域制御を行う帯域制御サブシステムを有し、
    上記端末装置は、上記コンテンツアドレス管理サーバサブシステムから該コンテンツアドレス管理サーバサブシステムで関連づけられている当該コンテンツを指定する第1のアドレス形式によるアドレスを取得し、該第1のアドレス形式を、当該コンテンツを蓄積している上記コンテンツ配信サブシステムを指定するSIPアドレスの、オプションフィールドにおいてコンテンツを特定するアドレス形式による第2のアドレス形式へ変換する手段と、上記コンテンツ配信サブシステムから送信される応答メッセージに含まれる上記第2のアドレス形式から上記第1のアドレス形式へ変換する手段と、上記SIPセッション制御サブシステムを経由して上記コンテンツ配信サブシステムにセッションの確立を要求する手段と、上記セッションの確立を要求するメッセージ中に上記コンテンツの視聴に必要な帯域情報を含める手段と、上記SIPセッション制御サブシステムから送信される帯域確保の結果を受信する手段とを備え、
    上記コンテンツ配信サブシステムは、上記第2のアドレス形式のアドレスから当該コンテンツを特定する手段と、上記セッションの確立時に当該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報を上記SIPセッション制御サブシステムに送信する手段とを備え、
    上記SIPセッション制御サブシステムは、上記セッションの確立時に上記コンテンツ配信サブシステムから送信される当該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報を受信する手段と、該帯域情報により上記帯域制御サブシステムに帯域予約の要求を行う手段と、該帯域制御サブシステムによる帯域確保の結果を上記端末装置に送信する手段と、上記セッションの解放時に上記帯域制御サブシステムに帯域解放の要求を行う手段とを備えることを特徴とするSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証システム。
  7. 請求項6に記載のSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証システムであって、
    上記SIPセッション制御サブシステムは、上記コンテンツ配信サブシステムのSIP対応の有無を判定する手段と、SIP対応無しの場合に、上記コンテンツ配信サブシステムの当該セッションの制御機能を疑似し、上記端末装置の当該セッションの確立を要求した時の情報に含まれる当該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報により上記帯域制御サブシステムに対する当該帯域予約の要求を行う手段とを備えることを特徴とするSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証システム。
  8. コンピュータを、請求項6もしくは請求項7のいずれかに記載のSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証システムでの各手段として機能させるためのプログラム。
  9. コンテンツを視聴要求する端末装置と、コンテンツを蓄積し配信するコンテンツ配信サブシステム、帯域制御を行う帯域制御サブシステムを有し、IPネットワークを用いたSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証を行うシステムに設けられ、上記SIPセッションの確立要求を受ける手段と、SIPセッション確立要求を行う手段を備えたSIPセッション制御サブシステムであって、
    上記コンテンツ配信サブシステムからコンテンツの視聴に必要な帯域の情報を受信する手段と、
    該帯域情報により上記帯域制御サブシステムに帯域予約の要求を行う手段と、
    上記帯域制御サブシステムによる帯域確保の結果を上記端末装置に送信する手段と、
    上記帯域制御サブシステムに確保した当該帯域に関する帯域解放の要求を行う手段とを備えることを特徴とするSIPセッション制御サブシステム。
  10. 請求項9に記載のSIPセッション制御サブシステムにおいて、
    上記SIPセッション確立要求先の上記コンテンツ配信サブシステムのSIP対応の有無を判定し、SIP対応有りの場合は該セッションを確立し、SIP対応無しの場合は上記要求先のコンテンツ配信サブシステムのセッション制御機能を疑似し、上記端末装置の当該セッションの確立を要求した時の情報に含まれる当該コンテンツの視聴に必要な帯域の情報により、上記帯域制御サブシステムに当該帯域予約の要求を行う手段を備えることを特徴とするSIPセッション制御サブシステム。
  11. コンピュータを、請求項9もしくは請求項10のいずれかに記載のSIPセッション制御サブシステムにおける各手段として機能させるためのプログラム。
  12. コンテンツを蓄積し配信するコンテンツ配信サブシステム、コンテンツの蓄積先アドレスを管理するコンテンツアドレス管理サブシステム、SIPセッション確立制御を行うSIPセッション制御サブシステム、帯域制御を行う帯域制御サブシステムを有し、IPネットワークを用いたSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証を行うシステムに接続され、上記コンテンツ配信サブシステムからのコンテンツの配信を受ける端末装置であって、
    上記コンテンツアドレス管理サーバサブシステムからコンテンツを指定するアドレス形式による第1のアドレスを取得し、該第1のアドレス形式を、該コンテンツを蓄積している上記コンテンツ配信サブシステムを指定するSIPアドレスの、オプションフィールドにおいてコンテンツを特定するアドレス形式による第2のアドレスへ変換する手段と、
    上記コンテンツ配信サブシステムから送信される応答メッセージに含まれる第2のアドレス形式から第1のアドレス形式へ変換する手段と、
    上記SIPセッション制御サブシステムを経由して上記コンテンツ配信サブシステムにセッションの確立を要求する手段と、
    上記セッションの確立を要求するメッセージ中に上記コンテンツの視聴に必要な帯域情報を含める手段と、
    上記SIPセッション制御サブシステムから送信される帯域確保の結果を受信する手段とを備えることを特徴とする端末装置
  13. コンピュータを、請求項12に記載の端末装置における各手段として機能させるためのプログラム。
  14. SIPセッション確立制御を行うSIPセッション制御サブシステムと、帯域制御を行う帯域制御サブシステムを有してSIPセッション制御によるCDNにおけるQoS保証を行うシステムに接続され、端末装置から上記SIPセッション制御サブシステムを介して要求されたコンテンツの配信を行うコンテンツ配信サブシステムにおいて、
    SIPアドレスのオプションフィールドにおいて特定される上記第2のアドレス形式によるアドレスから上記配信するコンテンツの特定を行う手段と、当該コンテンツの視聴に必要な帯域情報を上記SIPセッション制御サブシステムに送信する手段とを備えることを特徴とするコンテンツ配信サブシステム。
  15. コンピュータを、請求項14に記載のコンテンツ配信サブシステムにおける各手段として機能させるためのプログラム。
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