JP2005012584A - 画像情報提供システム - Google Patents

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Hiroyuki Takigawa
博之 瀧川
Makoto Ueki
誠 植木
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Abstract

【課題】本発明は、画像情報提供システムに関し、複数の静止画像からなる画像情報に利用者へのメッセージ画像を重ねた画像情報を利用者に提供することを目的とする。
【解決手段】画像情報提供システムは、複数の静止画像からなる画像情報であって、被写体を回転させつつ又は被写体の周囲を回転しつつ、被写体の周囲を等間隔に分割した角度で撮影することにより得た画像情報、又は、そのような画像情報に基づいて生成した画像情報を格納する記憶手段14と、複数の静止画像の先頭を除く1又は複数の静止画像にメッセージ画像を重ねる合成手段12と、メッセージ画像を重ねられた複数の静止画像をその撮影順に連続して出力する出力手段13とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像情報提供システムに関し、特に、複数の静止画像からなる画像情報を利用者へのメッセージ画像と共に利用者に提供する画像情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
新商品を宣伝する際や新人モデルを売り込む際には、その宣伝用の写真や動画が欠かせない。この宣伝用の写真等の出来は、当該商品の売れ行きを大きく左右する。従って、宣伝用の写真等は、新商品のセールスポイントや新人モデルの特徴を十分に表し得るような画像であることが望ましい。また、この宣伝用の写真等は、消費者やクライアントに当該新商品や新人モデルを強く印象付けるような画像であることが望ましい。
【0003】
一方、新商品や新人モデルを強く印象付けるには、見る側、特に一般の消費者等に、インセンティブを与えることが有効である。即ち、その宣伝を見ることで何らかの利益を与えることにより、その宣伝を見るように消費者等を誘導することができる。例えば、賞品又は賞金付きの簡単なクイズを付加することにより、消費者等の注目度を高めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
新商品や新人モデルの特徴を十分に表すには、通常の写真即ち静止画像よりも、動画像の方が適しており、かつ、他との差別化をも図ることができる。しかし、動画像を提供しようとすると、種々の問題がある。即ち、テレビ放送は、高額の費用を要するので、採用できる範囲は限られている。ビデオテープ等の媒体は、これを持ち歩くのが煩わしく、その製作に手間を要する。インターネット上等での提供は、その情報量が大きいので、サーバに大容量の記憶装置を必要とし、また、データ転送時のネッワークの負担が大きい。
【0005】
一方、静止画像を見ることで消費者等にインセンティブを与えようとすると、多くの場合葉書アンケート等の手法によることになるので、他との差別化ができない。また、動画像を見ることで消費者等にインセンティブを与えようとすると、手法の選択の余地は大きいが、スタジオでの撮影等の面倒な処理が必要となり、煩雑である。
【0006】
本発明は、複数の静止画像からなる画像情報に利用者へのメッセージ画像を重ねた画像情報を利用者に提供する画像情報提供システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像情報提供システムは、複数の静止画像からなる画像情報であって、被写体を回転させつつ又は前記被写体の周囲を回転しつつ、前記被写体の周囲を等間隔に分割した角度で撮影しその撮影順に連続させることにより得た画像情報、又は、当該画像情報に基づいて生成した画像情報を格納する記憶手段と、前記複数の静止画像の先頭を除く1又は複数の静止画像にメッセージ画像を重ねる合成手段と、前記メッセージ画像を重ねられた前記複数の静止画像を出力する出力手段とを備える。
【0008】
また、本発明の画像情報提供システムは、複数の静止画像からなる画像情報であって、被写体を回転させつつ又は前記被写体の周囲を回転しつつ、前記被写体の周囲を等間隔に分割した角度で撮影しその撮影順に連続させることにより得た画像情報、又は、当該画像情報に基づいて生成した画像情報を格納する記憶手段と、前記複数の静止画像を出力する出力手段とを備え、前記被写体は、その一部であって前記複数の静止画像の先頭を除く1又は複数の静止画像に記録される部分に、メッセージ画像を表示している。
【0009】
本発明の画像情報提供システムによれば、複数の静止画像からなる画像情報(又は、これに基づいて生成した画像情報)にメッセージ画像を重畳して出力する。これにより、複数の静止画像からなる画像情報が、メッセージ画像を重畳された上で、その撮影順に連続して出力される。即ち、瞬間的なメッセージ画像を伴う擬似的な動画像として再生する。これにより、新商品等の特徴を十分に表し、他との差別化を図ることができる。また、画像情報全体のデータ量も動画像より小さいので、テレビ放送のように高額の費用を要することなく、ビデオテープ等の媒体のように持ち歩く必要もなく、インターネット上等で提供する際においても動画のような大容量の記憶装置をサーバに必要とせず、データ転送時のネッワークの負担も小さい。これに加えて、重畳したメッセージ画像(例えば、簡単なクイズ)により、スタジオでの撮影等の面倒な処理なしで、見る者(特に一般の消費者)にインセンティブを与え、その宣伝を見るように消費者等を誘導することができ、この結果、更に新商品等を強く印象付けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は画像情報提供システム構成図であり、本発明の画像情報提供システムの構成を示す。
【0011】
画像情報提供システムは、画像サーバ1、連続画像撮影装置2、1又は複数の利用者端末3を備える。これらの間は、ネットワーク4例えばインターネット4を介して相互に接続され通信を行う。画像サーバ1は、例えばISP(インターネットサービスプロバイダ)又はASP(アプリケーションサービスプロバイダ)に設けられるコンピュータであって、インターネット4に接続可能とされる。画像サーバ1は、連続画像撮影装置2からの画像情報にメッセージ画像Mを重畳した画像情報を1又は複数の利用者端末3に提供し、また、利用者端末3からの投票データを受信する。利用者端末3は、利用者の自宅、又は、一般の店舗の店頭や店内、駅前等の街頭等に設けられるコンピュータであって、インターネット4に接続可能とされる。利用者端末3は、各々、画像サーバ1からの画像情報を受信し、また、必要に応じて画像サーバ1に投票データを送信する。
【0012】
この例では、画像サーバ1はウェブ(Web)サーバであり、インターネット4を介して、ウェブ上で利用者端末3に画像格納部15の連続画像ファイル152(図3(B)参照)を閲覧させる。利用者端末3は、画像サーバ1にアクセスし、例えばそのホームページから連続画像ファイル152の一覧を見て、所望の連続画像ファイル152を選択してその画像情報の提供を受けて、これを閲覧する。このホームページ(画像サイト)は、利用者端末3を有する利用者にとって、例えば有料/無料の会員制/非会員制とされる。この提供された画像情報は、連続画像撮影装置2により撮影された画像情報に、画像サーバ1においてメッセージ画像Mを重畳した画像情報からなる。
【0013】
連続画像撮影装置2は、カメラ6とインターネット4に接続可能なコンピュータとを備え、カメラ6により被写体(5)を撮影する現場に設けられる。例えば、撮影スタジオ、一般の店舗(ファーストフード店、ゲームセンター等)の店頭や店内、駅前等の街頭等に設けられる。これらの店舗等は、例えば当該画像情報提供サービスを利用して画像情報を提供する側であって、当該サービスの有料/無料の会員/非会員である。連続画像撮影装置2は、複数の静止画像からなる画像情報(以下、連続画像とも言う)を撮影し、画像サーバ1に送信する。
【0014】
連続画像撮影装置2は、図2(A)に示すように、例えば図2(B)に示す円形の回転テーブル21上に置かれた被写体5をカメラ6で撮影する。これにより、図3(A)に示す連続画像26が得られる。被写体5は、例えばパソコン等の商品やモデル等の人間や動物等である。カメラ6は、例えばデジタルビデオカメラ(ビデオムービー)からなり、周知のようにコンピュータ(スタジオサーバ24)への接続機能を備え、撮影中の動画の一部を写真(スチール写真)として取り込む周知のスチール写真機能を備える。カメラ6は、例えばデジタルカメラであってもよい。カメラ6は、写真フィルムを用いるカメラであってもよいが、この場合は当該撮影した画像を電子データとしてコンピュータ(スタジオサーバ24)に取り込むプログラムが必要である。
【0015】
カメラ6は、スタジオサーバ24の指示の下で、複数の静止画像からなる画像情報(連続画像)26を撮影する。即ち、被写体5を回転させつつ、被写体5の周囲を等間隔に分割した角度で撮影する。このために、回転テーブル21は、スタジオサーバ24の制御の下、回転軸22を介して回転制御部23により所定の方向(矢印方向、例えば、時計回り)に一定の角度で回転させられ、所定の位置で停止する。カメラ6は、スタジオサーバ24の制御の下、回転テーブル21が停止したタイミングで、被写体5を撮影する。カメラ6の撮影する画像は、スタジオサーバ24を介して(又は、直接)、そのままモニタ端末25に表示される。カメラマン又は被写体5であるモデル等は、モニタ端末25を見ることにより、どのような画像を撮影しているかを知ることができる。
【0016】
なお、図示はしないが、カメラ6が被写体5の周囲を回転しつつ、被写体5の周囲を等間隔に分割した角度で撮影するようにしてもよい。この場合、カメラ6が、円形状のガイドレールに沿って、被写体5を向きつつ、その周囲を回転するようにすればよい。
【0017】
スタジオサーバ24は、連続画像撮影装置2の制御を行うコンピュータであって、回転制御部23を制御する。回転制御部23は、回転軸22を回転させる例えばパルスモータ(図示せず)を備える。スタジオサーバ24は、所定の数のパルスを所定のタイミングで出力してこのパルスモータに印加することにより、回転テーブル21を所定の角度に回転させ停止させる。
【0018】
スタジオサーバ24は、インターネット4に接続可能とされ、カメラ6により撮影された画像情報26をインターネット4を介して画像サーバ1(の画像情報作成部11)に送信する。各々の静止画像には、「G0」のようなラベルが付加される。例えば、図2(B)に示すように、回転テーブル21を「22.5度」刻みに回転させ、「0」〜「15」の16カ所で停止させるとする。この場合、回転テーブル21は0度〜337.5度まで22.5度づつ回転してその都度停止する。回転テーブル21の0度の位置を「0」とし、以下、22.5度毎に、順に+1して表す。例えば、337.5度の位置は「15」である。これにより、例えば、回転テーブル21の位置が「0度」の位置での静止画像は、「G0」と表される。
【0019】
スタジオサーバ24は、回転テーブル21の回転位置が「0度」の状態で、カメラ6に静止画像を撮影させる。次に、スタジオサーバ24は、回転テーブル21をその回転位置が「22.5度」になるまで回転させて停止させ、カメラ6に静止画像を撮影させる。以下、回転テーブル21の回転位置が337.5度になるまで22.5度づつ回転して、同様の処理を繰り返す。
【0020】
この結果、図3(A)に示すように、複数の静止画像からなる画像情報26が得られる。この例では、この画像情報26は、G0〜G15の16個の静止画像からなる画像情報であって、被写体5を回転させつつ(又は被写体5の周囲を回転しつつ)、被写体5の周囲を等間隔に分割した角度で撮影しその撮影順に連続させることにより得た画像情報からなる。これが後述する連続画像ファイル152の基となる。前述のように、スタジオサーバ24は、これらの複数の静止画像からなる画像情報26にユニークなラベルを添付した上で、これを画像サーバ1に送信する。このラベルは、例えば被写体5の名前(モデルであれば、例えばA子)とされる。
【0021】
なお、スタジオサーバ24が、回転テーブル21の停止時に、撮影のタイミングを知らせる音又は案内の音声を出力するようにしてもよい。これにより、モデル等は撮影のタイミングを知ることができる。例えば、回転テーブル21のある撮影位置で停止した後、案内の音声を出力し、その後撮影する。この間、約10秒程度である。この後、次の撮影位置へ約10秒程度で回転移動し、同様の処理を繰り返す。
【0022】
また、連続画像撮影装置2は移動可能とされる。例えば、通常は撮影スタジオに設置してある連続画像撮影装置2を、製品のメーカーの工場や、物流センターに移動させて設置し、そこで撮影するようにしてもよい。また、例えば、通常は駅頭に設置してある連続画像撮影装置2を、街頭の人通りの多い場所に移動させて設置し、そこで撮影するようにしてもよい。なお、画像サーバ1が、連続画像撮影装置2の移動先についての情報を、インターネット4を介して利用者端末3に提供するようにしてもよい。
【0023】
画像サーバ1は、図1に示すように、画像情報作成部11、合成手段であるメッセージ合成部12、出力手段である画像情報出力部13、投票結果処理部14、記憶手段である画像格納部15、メッセージ格納部16、投票結果格納部17を備える。なお、スタジオサーバ24が画像サーバ1の機能を備えるようにしてもよい。
【0024】
画像サーバ1は、スタジオサーバ24から複数の静止画像からなる画像情報26(図3(A))を受信すると、これを画像情報作成部11に送る。画像情報作成部11は、画像情報26を、1個のコンテンツファイル(連続画像ファイル)152として作成して、その画像格納部15に格納する。この例では、連続画像ファイル152は、図3(B)に示すように、16個の(複数の)静止画像からなる画像情報であって、被写体5を回転させつつ(又は前記被写体の周囲を回転しつつ)被写体5の周囲を等間隔に分割した角度で撮影しその撮影順に連続させることにより得た画像情報からなる。
【0025】
画像格納部15は、図4(A)に示すように、複数の連続画像ファイル152(複数のコンテンツ)を格納する。同一のカテゴリに属する複数の連続画像ファイル152は、当該カテゴリのカテゴリファイル151に格納される。画像格納部15は複数のカテゴリファイル151を格納する。カテゴリには、例えばモデルプロダクションが所属モデルを登録する「モデル#1」、街頭で素人がモデルとして自分を登録する「街頭ファイル#1」、服飾店等がデザイン動向を探るために新しい服を登録する「欲しい服#1」、雑貨店等が消費者の嗜好を探るために雑貨等を登録する「アイテム#1」等からなる。
【0026】
なお、実際には、カテゴリファイル151毎にユニークなURLが割り当てられる。また、連続画像ファイル152毎にユニークなURLが割り当てられるようにしてもよい。
【0027】
また、図3(C)に示すように、連続画像ファイル152’を作成して格納してもよい。即ち、16個の静止画像からなる画像情報であって被写体5を回転させつつ(又は前記被写体の周囲を回転しつつ)被写体5の周囲を等間隔に分割した角度で撮影しその撮影順に連続させることにより得た画像情報(即ち、画像情報26)に基づいて、所定の処理によって得た画像情報からなるようにしてもよい。例えば、この例のように16枚の静止画像を撮影した場合、その各々の静止画像の間を補間する静止画像を生成し、これらを当該位置に挿入し、31枚(又は32枚)の静止画像からなる画像情報を連続画像ファイル152’として生成するようにしてもよい。この場合、図3(C)に示すように、例えば、回転テーブル21の位置が「0度」及び「22.5度」の位置での静止画像G0及びG1の間において、静止画像「G01」が生成され、静止画像G0及びG1の間に挿入される。この場合、静止画像「G01」は、回転テーブル21の位置が両者の中間の「11.25度」の位置での静止画像に相当する。
【0028】
更に、連続画像ファイル152又は152’に基づく動画像を作成してこれを圧縮して格納してもよい。即ち、画像情報26(又はこれを補間した画像情報)に基づいて、周知の画像処理によって得た動画像の画像情報からなるようにしてもよい。
【0029】
メッセージ合成部12は、図4(B)に示すように、連続画像ファイル152(又は152’、以下同じ)を構成する(構成すべき)複数の静止画像の少なくとも先頭(G0)を除く1又は複数の静止画像にメッセージ画像Mを重ねる(重畳する)。重畳のタイミングは、この例では、連続画像ファイル152の生成前、即ち、連続画像ファイル152の画像格納部15への格納前である。
【0030】
なお、メッセージ合成部12は、連続画像ファイル152を構成する複数の静止画像の先頭及び最後(G0及びG15)を除く1又は複数の静止画像にメッセージ画像Mを重ねるようにしてもよい。この例では、先頭の静止画像G0及び最後の静止画像G15を除く複数の画像に、メッセージ画像161(メッセージ画像M)が重畳される(図4(B)参照)。即ち、後述するように、メッセージ画像Mを用いてクイズ等を実施しようとする場合、最後に停止した画像にメッセージ画像Mが重畳されていたのでは、クイズとしての意味がなくなる場合があるからである。
【0031】
メッセージ画像161(メッセージ画像M)は、例えばメッセージ格納部16に予め格納される。格納されるメッセージ画像Mは、文字には限られず、1個であっても複数個であってもよい。1個の場合、これを見た者に対する宣伝効果を高くすることができる。例えば、当該被写体5である商品の販売会社の「ロゴマーク」や「社名」等である。複数個の場合、予測できないのでより注意深く画像を見るため、当該画像への注目度を高くすることができる。複数個の場合、連続画像ファイル152毎に異なるメッセージ画像Mを重畳することができる。例えば、当該被写体5である商品の「商品名」「ニックネーム」等である。また、複数個の場合、例えば「当たり」「はずれ」「1等」「2等」等のメッセージ画像Mを用意し、これらをランダムに重畳すると、メッセージ画像Mによる「くじ」を実現することができる。また、メッセージ画像Mを例えばクイズにしてもよい。例えば、「〜とは(クエスチョンマーク)」等のメッセージ画像Mを(1又は複数)用意することにより、メッセージ画像Mによる「クイズ」を実現することができる。これらにより、見る者のインセンティブを高くすることができる。
【0032】
また、メッセージ画像Mは、1又は複数の静止画像を(連続画像ファイル152として)登録した者が自分で指定(入力)することができるようにしてもよい。例えば、後述するように、街頭でモデル(被写体5)を募集してその静止画像を撮影して登録する場合、当該モデルが「自分の名前」「好きな言葉」等をメッセージ画像Mとして指定してもよい。
【0033】
メッセージ合成部12は、前述のように、連続画像ファイル152の生成前、即ち、画像格納部15への格納前に重畳処理を行う。この場合、画像情報作成部11は、画像情報26を受け取ると、これをメッセージ合成部12へ送り、重畳処理を依頼する。この依頼を受けたメッセージ合成部12は、当該画像情報26の所定の位置の静止画像に所定のメッセージ画像Mを重畳して、その重畳処理の結果を画像情報作成部11へ返す。この重畳処理の結果を、画像情報作成部11は連続画像ファイル152として作成する。メッセージ画像Mを重畳する所定の位置は、例えば複数の静止画像の中央の画像とされる。この場合、16枚の静止画像の中央、例えば「G7」及び/又は「G8」の静止画像とされる。所定のメッセージ画像Mは、例えば、会社のロゴマーク等とされる。
【0034】
なお、画像情報作成部11からの重畳処理の依頼において、メッセージ画像Mを重畳すべき静止画像の位置(順番)、重畳すべきメッセージ画像Mを指定するようにしてもよい。また、静止画像への重畳位置を乱数等によりランダムに選択するようにしてもよく、重畳すべきメッセージ画像Mをランダムに選択するようにしてもよい。
【0035】
メッセージ画像Mは、複数の静止画像の先頭を除く1又は複数の静止画像と当該メッセージ画像Mとを合成した画像を画像格納部15に記憶することにより、静止画像に重ねられる。複数の静止画像の先頭を除くのは、先頭の静止画像にメッセージ画像Mを重畳してしまうと、利用者端末3の利用者が当該連続画像ファイル152を見なくてもその開始の画像を見るだけでメッセージ画像Mを知ることができるので、これを防止するためである。又は、メッセージ画像Mを重畳していない先頭(及びこれに続く数個)の静止画像により当該連続画像ファイル152の内容の概略を利用者端末3に表示して、後続の静止画像の主要部(第3の利用形態で後述する)をメッセージ画像Mにより覆い隠すことにより、利用者端末3の利用者に当該連続画像ファイル152の内容の全部を見たいと思わせ、当該利用者を例えば特定の会員サイトへの加入に誘導するためである。
【0036】
メッセージ画像Mを1個の静止画像に(のみ)重畳する場合、利用者端末3の利用者がメッセージ画像Mを見ようとするので、画像への注目度を高くすることができる。メッセージ画像Mを複数の静止画像に重畳する場合、利用者端末3の利用者がメッセージ画像Mを見やすくなるので、利用者のインセンティブを高めることができる。連続画像ファイル152’の場合、例えばメッセージ画像Mを重畳した前又は後に、補間する画像を生成すればよい。静止画像から生成した動画像の場合、例えばメッセージ画像Mを重畳し、これに基づいて動画像を生成し圧縮すればよい。
【0037】
画像情報出力部13は、利用者端末3からの画像情報の提供の依頼に応じて、当該画像情報(即ち、メッセージ画像Mを重ねられた複数の静止画像)を出力する。即ち、連続画像ファイル152を利用者端末3に送信する。この送信は、実際には、連続画像ファイル152を電子メールの添付ファイルとして送信することにより行われる。これは、連続画像ファイル152が動画像ではなく複数の静止画像からなり、その情報量が小さいので可能とされる。従って、利用者端末3は、パーソナルコンピュータでなくても、インターネット4に接続可能で電子メールの機能を備える携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)であってもよい。
【0038】
これを受信した利用者端末3は、当該連続画像ファイル152をその表示画面上に表示する。この表示は、所定の時間内に実行される。所定の時間は、例えば数秒(2〜5秒)程度とされる。これにより、複数の静止画像からなる画像情報がメッセージ画像を重畳された上で、その撮影順に連続して出力され、瞬間的なメッセージ画像を伴う擬似的な(不連続な又は動きの滑らかでない)動画像として再生する。従って、利用者端末3を見ている利用者には、当該複数の静止画像を連続して出力(再生)することにより、擬似的な動画像として見える。この擬似的な動画像の一部にメッセージ画像Mが重畳されているので、当該利用者は、そのメッセージ画像Mを見ることができる。メッセージ画像Mを見た利用者は、その利用者端末3から、何らかの応答(以下、投票という)を画像サーバ1に返信する。
【0039】
投票結果処理部14は、画像格納部15に格納された連続画像ファイル152について、投票結果テーブルを投票結果格納部17に作成する。投票結果テーブル(即ち、投票結果格納部17)は、図5に示すように、連続画像ファイル152毎に、アクセス数、投票数、正解数、発行ポイント、属性データを格納する。アクセス数は、当該連続画像ファイル152へのアクセスの回数であり、これを見た利用者端末3のおよその数である。投票数は、当該連続画像ファイル152へのアクセスした利用者端末3が、メッセージ画像Mを見た結果、投票データを送信してきた数である。正解数は、当該投票をしてきた利用者端末3の投票内容が正解であった数である。発行ポイントは、当該投票をしてきた利用者端末3に対して発行した、又は、当該投票内容が正解であった利用者端末3に対して発行したポイントの累計である。属性データは、当該連続画像ファイル152の内容の属性である。
【0040】
図6は、画像情報登録処理フローであり、連続画像撮影装置2から画像サーバ1への画像情報の登録処理について示す。
【0041】
連続画像撮影装置2が、画像サーバ1のホームページにアクセスして、ここからメニュー画面を受信して、図9(A)に示すように、これを表示する(ステップS11)。連続画像撮影装置2の使用者(例えば、カメラマン、一般の利用者等)が「登録」を選択すると(ステップS12)、これを連続画像撮影装置2が画像サーバ1に送信する。これに応じて、連続画像撮影装置2が、画像サーバ1から登録可能な項目の一覧を表示する項目選択画面を受信して、図9(B)に示すように、これを表示する(ステップS13)。連続画像撮影装置2の使用者が所望の項目(例えば、「アイテム」)を選択すると(ステップS14)、これを連続画像撮影装置2が画像サーバ1に送信する。この「アイテム」の選択により、図9(B)に示すように、当該項目「アイテム」の一覧「アイテム#1」「アイテム#2」「アイテム#3」が表示される。例えば「アイテム#1」及び「アイテム#2」が登録済であれば、これに続く次の番号の「アイテム#3」が、連続画像撮影装置2により当該登録される画像に割り当てられる(ステップS15)。従って、この時点では「アイテム#3」の内容は空であり、当該割り当てを示すために反転表示(図示せず)される。
【0042】
当該項目「アイテム」の選択を受信した画像サーバ1は、連続画像撮影装置2に連続画像撮影(再生)画面を送信する。これを受信した連続画像撮影装置2は、図10(A)に示すように(被写体5を除く)、当該連続画像撮影画面を表示する。連続画像撮影装置2の使用者が「撮影」を選択すると、その数秒後に連続画像撮影装置2が被写体5の撮影を開始し連続して複数の静止画像を撮影する(ステップS16)。撮影の終了後、連続画像撮影装置2の使用者がメッセージの入力フィールドに自己の所望するメッセージ(例えば当該商品名である「アイテム#3」)をスタジオサーバ24のキーボードから入力して「入力」を選択すると(ステップS17)、その数秒後に連続画像撮影装置2が撮影した被写体5の複数の連続画像を、図10(A)に示すように、再生出力する(ステップS18)。これを見て連続画像を確認した当該利用者が、「登録」を選択(決定)すると(ステップS19)、連続画像撮影装置2が、画像サーバ1に、撮影した被写体5の連続画像を送信し(ステップS110)、メッセージを送信する(ステップS111)。
【0043】
図7は、画像情報登録処理フローであり、利用者端末3から画像サーバ1の画像情報の閲覧処理について示す。
【0044】
利用者端末3が、画像サーバ1のホームページにアクセスして、ここからメニュー画面を受信して、図9(A)に示すように、これを表示する(ステップS21)。利用者端末3の使用者(例えば、広告主、広告代理店、一般の利用者等)が「閲覧」を選択すると(ステップS22)、これを利用者端末3が画像サーバ1に送信する。これに応じて、利用者端末3が、画像サーバ1から閲覧可能な項目の一覧を表示する項目選択画面を受信して、図9(B)に示すように、これを表示する(ステップS23)。利用者端末3の使用者が所望の項目(例えば、「アイテム」)を選択し(ステップS24)、更に連続画像(例えば「アイテム#3」)を選択すると(ステップS25)、これを利用者端末3が画像サーバ1に送信する。この「アイテム」の選択により、図9(B)に示すように、当該項目「アイテム」の一覧「アイテム#1」「アイテム#2」「アイテム#3」が表示される。また、「アイテム#3」の選択により、当該項目「アイテム#3」が反転表示される。
【0045】
当該項目「アイテム#3」の選択を受信した画像サーバ1は、利用者端末3に連続画像出力画面と当該「アイテム#3」の連続画像ファイル152とを送信する。利用者端末3は、これを受信すると(ステップS26)、図10(B)に示すように(被写体5を除く)、当該連続画像出力画面を表示する。利用者端末3の使用者が「再生」を選択すると、利用者端末3は、連続画像ファイル152を再生出力(表示出力)する(ステップS27)。これにより、例えば、図10(B)に示すような当該「アイテム#3」の被写体5の映像にメッセージ「アイテム#3」が重畳された画像を含む、連続画像(複数の静止画像の連続)が再生出力される。
【0046】
再生の終了後、利用者端末3の使用者が投票データの入力フィールドに投票データを利用者端末3のキーボードから入力して「入力」を選択すると(ステップS28)、利用者端末3が、画像サーバ1に入力された投票データを送信する(ステップS29)。この後、利用者端末3は、画像サーバ1からポイントデータが送信された場合にはこれを受信し(ステップS210)、当該ポイントデータを出力(表示、印刷等)する(ステップS211)。
【0047】
図8は、画像情報登録処理フローであり、本発明の連続画像撮影装置2から画像サーバ1への画像情報の登録処理について示す。
【0048】
画像サーバ1は、連続画像撮影装置2からホームページにアクセスがあると、これに応じて、図9(A)に示すメニュー画面を連続画像撮影装置2に送信し(ステップS31)、この後、連続画像撮影装置2から応答を受信すると、当該応答が「登録」又は「閲覧」のいずれであるかを調べる(ステップS32)。
【0049】
当該応答が「登録」である場合、これに応じて、画像サーバ1は、図9(B)に示す項目選択画面を連続画像撮影装置2に送信し(ステップS33)、この後、連続画像撮影装置2から登録対象である連続画像の画像データ(例えば「アイテム#3」の連続画像)を受信して(ステップS34)、これを画像情報作成部11の有する所定の記憶領域(図示せず)に一時的に格納し(ステップS35)、次に、これに重畳すべきメッセージ(例えばメッセージ「アイテム#3」)を受信して(ステップS36)、これを前記記憶領域に一時的に格納する(ステップS37)。この後、画像サーバ1の画像情報作成部11は、メッセージ合成部12に依頼して当該連続画像にメッセージを重畳して(ステップS38)、これを用いて当該連続画像ファイル152を作成し(ステップS39)、これを画像格納部15の所定の位置(例えば「アイテム#2」の次の格納位置)に格納する。更に、画像サーバ1の投票結果処理部14は、投票結果テーブル(17)に必要な事項を登録する(ステップS310)。
【0050】
ステップS32において当該応答が「閲覧」である場合、これに応じて、画像サーバ1は、図9(B)に示す項目選択画面を連続画像撮影装置2に送信し(ステップS311)、この後、連続画像撮影装置2から所望の項目名(例えば「アイテム」)を受信し(ステップS312)、更に再生出力対象である連続画像ファイル152のファイル名(例えばファイル名「アイテム#3」)を受信する(ステップS313)。これに応じて、画像サーバ1は、当該指定された連続画像ファイル152を画像格納部15から読み出して(ステップS314)、これを連続画像出力画面と共に連続画像撮影装置2に送信する(ステップS315)。これにより、例えば、図10(B)に示すような当該「アイテム#3」の被写体5の映像にメッセージ「アイテム#3」が重畳された画像を含む連続画像が再生出力される。
【0051】
この後、画像サーバ1の投票結果処理部14は、連続画像撮影装置2から投票データ(例えばメッセージ「アイテム#3」)を受信して(ステップS316)、これを投票結果テーブル(17)の所定の位置に格納する(ステップS317)。この後、投票結果処理部14は、投票結果テーブル(17)の当該位置を参照して、当該利用者端末3に与えるポイントの有無を調べる(ステップS318)。ポイントがある場合、投票結果処理部14は、当該結果に基づいて投票結果テーブル(17)を更新し(ステップS319)、当該ポイントを示すデータ又はポイントがあることを保証するデータ等(ポイントデータ)を当該利用者端末3に送信する(ステップS320)。ポイントがない場合、ステップS319及びステップS320を省略する。
【0052】
次に、本発明の画像情報提供システムの複数の利用の具体的例について、詳細に説明する。
【0053】
第1の利用形態においては、連続画像撮影装置2は撮影スタジオに設けられるか又はプロダクションに移動される。プロダクションが、所属するモデルやキャンペーンガールのプロモーション用に、その連続画像ファイル152(例えば「モデル#1」)を作成する。メッセージ画像Mは、例えば当該モデル等の氏名(芸名)又は当該プロダクション名等であり、長く表示されるようにされる。
【0054】
例えば、「モデル#1」についての画像情報提供サービスを会員制とすると、利用者端末3は会員である種々の広告におけるスポンサー(広告主)、広告代理店、デザイナー事務所等に設けられる。この場合、モデルを種々の方向から見ることができるので、特徴がより判り易く、プロモーションに成功する可能性が高くなる。会員はその利用者端末3からウェブ上で「モデル#1」の連続画像ファイル152を閲覧して、広告に使いたいと思うモデルの当該モデル名を読み取って、これを投票する。会員は、「モデル#1」の連続画像ファイル152に登録されたモデル名を投票したら、投票の回数に応じて、会費を割り引いてもらうことができる。
【0055】
また、例えば、当該画像情報提供サービスを非会員制とすると、利用者端末3は、特に制限されることなく、一般の利用者の自宅に設けられる。この場合、モデルが動くので、より多くの利用者に当該サイトを見てもらうことができ、自社のサイトへ利用者を誘導することができる。利用者はその利用者端末3からウェブ上で「モデル#1」の連続画像ファイル152を閲覧して、好感を持ったモデルの当該モデル名を読み取って、これを投票する。利用者には、「モデル#1」の連続画像ファイル152に登録されたモデル全員の名前を正確に投票したら、賞品が贈られる。これにより、プロダクションは消費者に好感を持たれるモデルを知ることができ、利用者の反応を知ることができる。
【0056】
また、例えば、当該画像情報提供サービスを非会員制とし、「モデル#1」の連続画像ファイル152をある特定のサイトからリンクされるようにする。この場合、モデルが動くので、より多くの利用者に当該サイトを見てもらうことができ、自社のサイトへ利用者を誘導することができる。
【0057】
第1の利用形態は、以下のように変形してもよい。例えば、連続画像撮影装置2は駅頭に移動される。例えば駅頭の通行人等で当該画像情報提供サービスへの登録希望者が、自己のプロモーション用に、その連続画像ファイル152(例えば「街頭ファイル#1」)を作成する。メッセージ画像Mは、例えば当該登録者名(愛称)等であり、長く表示されるようにされる。当該画像情報提供サービスを非会員制として、利用者端末3は特に制限しない。この場合、モデルが動くので、より多くの利用者に当該サイトを見てもらうことができる。利用者はその利用者端末3からウェブ上で「街頭ファイル#1」の連続画像ファイル152を閲覧して、好感を持った当該登録者名を読み取って、これを投票する。利用者には、「街頭ファイル#1」の連続画像ファイル152に登録された登録者全員の名前を正確に投票したら、賞品が贈られる。これにより、画像サーバ1の管理者は、消費者に好感を持たれる登録者を知ることができ、例えば当該登録者をモデルとしてスカウトすることができる。
【0058】
第2の利用形態においては、連続画像撮影装置2は、撮影スタジオに設けられるか又はデザイン事務所に移動される。デザイナーが、次のシーズン向けにデザインした服のマーケットリサーチ用に、その連続画像ファイル152(例えば「欲しい服#1」)を作成する。メッセージ画像Mは、例えば当該ブランド名、デザイナー名、モデル名等である。
【0059】
例えば、「欲しい服#1」についての画像情報提供サービスが非会員制とされる。従って、利用者端末3は、特に制限されることなく、一般の消費者の自宅に設けられる。この場合、当該服を前後左右の種々の方向から見ることができるので、服の細部までより判り易くなる。利用者はその利用者端末3からウェブ上で「欲しい服#1」の連続画像ファイル152を閲覧して、着てみたいと思うモデルの当該ブランド名を読み取って、これを投票する。利用者は、「欲しい服#1」の連続画像ファイル152に登録されたブランド名を投票したら、投票の回数に応じて、当該グランドの賞品を割り引き価格で購入することができる。デザイナー等は、人気のある服のデータを取得したり、ランキングにより近い将来における流行の動向を予測することができる。
【0060】
第3の利用形態においては、連続画像撮影装置2は、前述のようにモデルや服にメッセージ画像Mを重畳して連続画像ファイル152を作成する場合、先頭を除く他の静止画像において、メッセージ画像Mを当該画像の主要部を覆い隠すように重畳する。例えば、モデルの場合、顔及び靴の部分(膝から下)のみを見えるようにし、これ以外の部分(主要部)を全身のスタイルが判らないようにメッセージ画像Mにより覆い隠す。オープンサイトで当該連続画像ファイル152を見た者は、先頭(1枚目)の静止画像で顔や全身のスタイルを知るが、2枚目以降の静止画像ではスタイルを見ることができない。そこで、メッセージ画像Mを重畳していない連続画像ファイル(当該連続画像ファイル152からメッセージ画像Mを除いたもの、以下非重畳連続画像ファイルという)を見れる会員サイトを用意すれば、興味のある者を当該会員サイトに誘導することができ、有料サイトとしたり、会員の個人データを収集することができる。
【0061】
第3の利用形態は、以下のように変形してもよい。例えば、連続画像撮影装置2に当該連続画像ファイル152とその非重畳連続画像ファイルの双方を用意するようにしてもよい。例えば、前述のように、「街頭ファイル#1」の連続画像ファイル152を作成した場合、当該登録してくれた者にその非重畳連続画像ファイルを無料で提供し、他の者には当該連続画像ファイル152を有料で提供するようにしてもよい。この場合、当該非重畳連続画像ファイルの提供と引き替えに、登録してくれた者の当該非重畳連続画像ファイル画像についての肖像権を当該システムの運営者が得るようにしてもよい。非重畳連続画像ファイルは、当該登録してくれた者に電子メールの添付ファイルとして送信される。
【0062】
第4の利用形態においては、ウェブサーバでもある画像サーバ1は、Webマガジン(Web上で発行される刊行物)を定期的(例えば、週1回、月1回等)に予め登録した会員(購読者)に発行し(その利用者端末3に送信し)、当該Webマガジンの1ページ(一部)に例えば1個(又は複数個)連続画像ファイル152を掲載する。連続画像撮影装置2は、各号毎に、掲載すべき連続画像ファイル152を更新する。画像サーバ1は、各号毎に、重畳するメッセージ画像Mを更新する。更新される複数のメッセージ画像Mは、各々が1個又は複数個の文字又は単語からなり、その順に(又は、順序を入れ換えて)並べると意味のある単語、文章、キャッチフレーズ等となるような組とされる。例えば、Webマガジンの1月号に文字「W」を、2月号に「e」を、3月号に「b」を各々重畳すれば、単語「Web」が得られる。従って、毎号続けて講読している者のみが、単語を得たり意味のあるメッセージを理解することができ、これに基づいて、例えば懸賞に応募することができる。これにより、利用者に対して当該Webマガジンを毎号続けて講読するインセンティブを与えることができ、その売上を向上させることができる。
【0063】
以上、本発明をその実施の態様により説明したが、本発明はその主旨の範囲において種々の変形が可能である。
【0064】
例えば、図11に示すように、メッセージ合成部12が、画像情報作成部11ではなく画像情報出力部13からの依頼に応じて、メッセージ画像Mの重畳を実行するようにしてもよい。即ち、重畳のタイミングは、後述するように、連続画像ファイル152の生成後、即ち、連続画像ファイル152の画像格納部15への格納後(読出後)であってもよい。この場合、画像情報出力部13は、画像格納部15から連続画像ファイル152を読み出すと、これをメッセージ合成部12へ送り、重畳処理を依頼する。この依頼を受けたメッセージ合成部12は、当該連続画像ファイル152(又は152’)の所定の位置に所定のメッセージ画像Mを重畳して、その重畳処理の結果を画像情報出力部13へ返す。ここで、重畳の位置が、複数の静止画像の先頭を除く1又は複数の静止画像となるように、重畳のタイミングが設定される。この重畳処理の結果に基づいて、画像情報出力部13は連続画像ファイル152を出力する。
【0065】
また、例えば、図12に示すように、被写体5が、その一部であって複数の静止画像の先頭を除く1又は複数の静止画像に記録される部分に、メッセージ画像Mを表示するようにしてもよい。具体的には、例えば被写体5がモデルである場合、その背中にメッセージMの表示されたゼッケン(その他、ラベル、シール等であってよい)を表す。そして、被写体5の正面から、前述のように回転して順に複数の静止画像を撮影する。これにより、連続画像ファイル152の画像情報は、複数の静止画像からなる画像情報であって、被写体5を回転させつつ、被写体5の周囲を等間隔に分割した角度で撮影しその撮影順に連続させることにより得た画像情報からなり、その先頭を除く1又は複数の静止画像にメッセージMを既に重畳したものとされる。
【0066】
なお、この場合においても、前述と同様に、複数の静止画像は、カメラ6が被写体5の周囲を回転しつつ撮影して得たものであってもよく、また、カメラ6により撮影して得た複数の静止画像に基づく画像情報、即ち当該複数の静止画像を補間して得た画像情報を当該位置に挿入することにより生成した画像情報であってもよい。
【0067】
また、例えば、画像サーバ1の機能のうち画像情報作成部11及びメッセージ合成部12をスタジオサーバ24に設けるようにしてもよい。この場合、スタジオサーバ24において、メッセージ画像Mが重畳された連続画像ファイル152が作成され、画像サーバ1の画像格納部15に格納される。従って、メッセージ画像Mの重畳がスタジオサーバ24において行われてもよい。また、画像サーバ1の機能のうち画像情報作成部11(のみ)をスタジオサーバ24に設けるようにしてもよい。この場合、スタジオサーバ24において、メッセージ画像Mが重畳されない連続画像ファイル152が作成され、画像サーバ1の画像格納部15に格納される。従って、メッセージ画像Mの重畳は、画像サーバ1からの出力時に行われる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、画像情報提供システムにおいて、複数の静止画像からなる画像情報にメッセージ画像を重畳して、これを連続的に表示する。これにより、テレビ放送のように高額の費用を要することなく、ビデオテープ等の媒体のように持ち歩く必要もなく、インターネット上等で提供する際における動画のような大容量の記憶装置をサーバに必要とせず、データ転送時のネットワークの小さな負担で、新商品等の特徴を十分に表し、他との差別化を図ることができる。これに加えて、重畳したメッセージ画像により、スタジオでの撮影等の面倒な処理なしで、見る者にインセンティブを与え、その宣伝を見るように消費者等を誘導することができ、この結果、更に新商品等を強く印象付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像情報提供システム構成図である。
【図2】画像情報提供システム説明図である。
【図3】画像情報提供システム説明図である。
【図4】画像情報提供システム説明図である。
【図5】画像情報提供システム説明図である。
【図6】画像情報提供処理フローである。
【図7】画像情報提供処理フローである。
【図8】画像情報提供処理フローである。
【図9】画像情報提供処理説明図である。
【図10】画像情報提供処理説明図である。
【図11】画像情報提供システムのその他の構成図である。
【図12】画像情報提供システムの更にその他の構成図である。
【符号の説明】
1 画像サーバ
2 連続画像撮影装置
3 利用者端末
4 ネッワーク(インターネット)
5 被写体
6 カメラ
11 画像情報作成部
12 メッセージ合成部
13 画像情報出力部
14 投票結果処理部
15 画像格納部
16 メッセージ格納部
17 投票結果格納部

Claims (4)

  1. 複数の静止画像からなる画像情報であって、被写体を回転させつつ又は前記被写体の周囲を回転しつつ、前記被写体の周囲を等間隔に分割した角度で撮影しその撮影順に連続させることにより得た画像情報、又は、当該画像情報に基づいて生成した画像情報を格納する記憶手段と、
    前記複数の静止画像の先頭を除く1又は複数の静止画像にメッセージ画像を重ねる合成手段と、
    前記メッセージ画像を重ねられた前記複数の静止画像を出力する出力手段とを備える
    ことを特徴とする画像情報提供システム。
  2. 前記複数の静止画像は、前記被写体の連続する動作をその順に記録した画像である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像情報提供システム。
  3. 前記メッセージ画像は、前記複数の静止画像の先頭を除く1又は複数の静止画像と当該メッセージ画像とを合成した画像を前記記憶手段に記憶することにより、又は、前記記憶手段から読み出された複数の静止画像の先頭を除く1又は複数の静止画像と当該メッセージ画像とを合成することにより、前記静止画像に重ねられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像情報提供システム。
  4. 複数の静止画像からなる画像情報であって、被写体を回転させつつ又は前記被写体の周囲を回転しつつ、前記被写体の周囲を等間隔に分割した角度で撮影しその撮影順に連続させることにより得た画像情報、又は、当該画像情報に基づいて生成した画像情報を格納する記憶手段と、
    前記複数の静止画像を出力する出力手段とを備え、
    前記被写体は、その一部であって前記複数の静止画像の先頭を除く1又は複数の静止画像に記録される部分に、メッセージ画像を表示している
    ことを特徴とする画像情報提供システム。
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