JP2005012540A - 電力増幅装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】広帯域かつ高ダイナミックな信号を用いる通信システムにも適用可能な電力増幅回路を提供すること。
【解決手段】直交座標系の入力信号を極座標系の振幅信号と位相信号とに変換した後、位相信号を直交座標系の直交座標位相信号に変換し、振幅信号と直交座標位相信号とを出力する信号変換部20と、直交座標位相信号を直交変調して、非線形電力増幅器2へ出力する変調部30と、非線形電力増幅器2の利得制御信号を出力する補正部40とを備え、補正部40は、非線形電力増幅器2の出力信号と直交座標系の入力信号とに基づいて作成される補正LUTを有し、振幅信号に基づき補正LUTを参照して利得制御信号を出力する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信装置等に使用される電力増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電力増幅装置の概略構成図を図4に示す。同図に示すように、電力増幅装置は、RC(Raised Cosine)フィルタ110と、DAコンバータ(以下、DAC)120i、120qと、スムージングフィルタ(以下、SMF)130i、130qと、直交変調部140と、および線形電力増幅器150とを有して構成される。
【0003】
ディジタルRCフィルタ110は、入力信号の同相成分(以下、I信号)および直交成分(以下、Q信号)のそれぞれに対してベースバンド帯域制限を行う。
DA変換器120i、120qは、ディジタルRCフィルタ110の出力のI信号、Q信号に対してそれぞれディジタル信号へ変換する。SMF130i、130qは、それぞれ、DAC120i、120qから出力された信号に対してエイリアスを除去する。
【0004】
直交変調部140は、SMF130i、130qの出力を直交変調し、RF信号にアップコンバートする。なお、直交変調の方式としては、直交変調器とミキサを利用したスーパーヘテロダイン方式や、直接変調方式等が用いられる。線形電力増幅器150は、直交変調部140からの変調信号を増幅する。このようにして、電力増幅装置の出力が得られる。
【0005】
図4に示した電力増幅装置では、増幅器150として、線形電力増幅器が用いられるため、入力信号に対する出力信号の効率が低くなってしまうという事情があった。
【0006】
そこで、非線形電力増幅器を用いて、線形増幅を行うLINC(Linear Amplification with Nonlinear Components)方式が注目されている。LINC方式では、非線形電力増幅器を用いるため、入力信号に対する出力信号の効率を高めることができる。
【0007】
図5に、LINC方式を用いた電力増幅装置を示す。同図に示すように、LINC方式を用いた電力増幅装置は、信号変換回路210と、電圧制御発信器(Voltage Controlled Oscillator:以下、VCO)220と、非線形電力増幅器230とを有して構成される。
【0008】
信号変換回路210は、入力信号のI信号、Q信号を直交座標系から極座標系に変換し、極座標系信号の振幅成分A(t)、位相成分θ(t)を出力する。ここで、直交座標系から極座標系への変換は数1により示される。
【0009】
【数1】
I(t)+jQ(t)=A(t)exp(jθ(t))
【0010】
また、信号変換回路210は、位相成分θ(t)をもちいて、VCO220に対して、直接、変調をかける。VCO220は、θ(t)に基づいて位相変調を行い、変調信号を出力する。VCO220により変調された信号は非線形電力増幅器230に入力されるとともに、VCO制御信号を補償するために信号変換部210にも入力される。
【0011】
さらに、信号変調回路210は、振幅成分A(t)に基づき、非線形電力増幅器230の利得制御を行う。
【0012】
非線形電力増幅器230は、信号変換部210から出力された振幅成分A(t)に基づき、信号変換部210から出力された振幅成分A(t)およびVCO210から出力された変調信号を増幅する。
【0013】
図5に示された構成によれば、位相変調を行った信号はピーク平均電力比(Peak Average power Ratio:以下、PAR)が極端に低いため、非線形電力増幅器を使用しても歪まない。従って、非線形電力増幅器を用いることが可能となり、線形電力増幅器を用いた場合よりも、入力信号に対する出力信号の効率を高めることが出来る。さらに、信号変換部210を1チップに集積化することが可能であり、電力増幅装置や、この電力増幅装置を搭載する通信端末装置等の小型化、低コスト化を図ることができる。
【0014】
【発明が解決使用とする課題】
しかしながら、図5に示す構成の電力増幅装置を、高ダイナミックレンジを有する信号に適用する場合には、利得制御の線形性を保つことができない。したがって、このような電力増幅装置を、高ダイナミックレンジの信号を必要とするCDMA方式等を用いた第三世代通信システムにおける基地局や、第四世代通信システム(OFDM方式等を用いた)における基地局や移動局に適用することができないという事情があった。
【0015】
さらに、第三世代通信システムにおける基地局や、第四世代通信システムの基地局や移動局のように、広帯域化するシステムに適用する場合には、VCOの応答速度を追従させることができない。そのため、位相変調信号が歪み、隣接チャネル漏洩電力比(ACLR:Adjacent Channel Lockage power Ratio)特性等の歪み特性の劣化を招くという事情があった。
【0016】
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、広帯域かつ高ダイナミックな信号を用いる通信システムにも適用可能な電力増幅回路を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の電力増幅装置は、非線形電力増幅器を用いて線形増幅を行う電力増幅装置であって、直交座標系の入力信号を極座標系の振幅信号と位相信号とに変換した後、前記位相信号を直交座標系の直交座標位相信号に変換し、前記振幅信号と前記直交座標位相信号とを出力する信号変換部と、前記直交座標位相信号を直交変調して、前記非線形電力増幅器へ出力する変調部と、前記非線形増幅器の利得制御信号を出力する補正部とを備え、前記補正部は、前記非線形電力増幅器の出力信号と前記直交座標系の入力信号とに基づいて作成される補正テーブルを有し、前記振幅信号に基づき前記補正テーブルを参照して前記利得制御信号を出力するものである。
【0018】
この構成により、広帯域化した通信システムに適応することができるとともに、高ダイナミックレンジを有する信号に適用した場合にも高い線形性を保った利得制御ができ、更に高効率な電力増幅装置を提供することができる。
【0019】
また、本発明の電力増幅装置は、非線形電力増幅器を用いて線形増幅を行う電力増幅装置であって、直交座標系の入力信号を極座標系の振幅信号と位相信号とに変換した後、前記位相信号を補正し、前記補正された位相信号を直交座標系の直交座標位相信号に変換し、前記振幅信号と前記直交座標位相信号とを出力する信号変換部と、前記補正直交座標位相信号を直交変調して、前記非線形電力増幅器へ出力する変調部と、前記非線形増幅器の利得制御信号と、前記変換部での前記位相信号の補正に利用される位相補正信号を出力する補正部とを備え、前記補正部は、前記非線形電力増幅器の出力信号と前記直交座標系の入力信号とに基づいて作成される補正テーブルを有し、前記振幅信号に基づき前記補正テーブルを参照して前記利得制御信号と前記位相補正信号を出力するものである。
【0020】
この構成により、広帯域化した通信システムに適応することができるとともに、高ダイナミックレンジを有する信号に適用した場合にも高い線形性を保った利得制御ができ、更に高効率な電力増幅装置を提供することができる。また、位相成分の歪みを補償することも可能である。
【0021】
更に、本発明の電力増幅装置において、前記信号変換部、前記変調部、前記補正部のうち、少なくとも一つは1チップに集積化されている。
【0022】
この構成により、電力増幅器の小型化を図ることができる。
【0023】
また、本発明の電力増幅装置において、前記補正テーブルはは、LMSアルゴリズムを用いて算出された前記非線形性増幅特性の逆特性を示すデータを記憶するものである電力増幅装置。
【0024】
この構成により、安定した高い線形性を有する電力増幅装置を提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態を説明するための電力増幅装置の概略構成を示す図である。同図に示すように、第1の実施形態の電力増幅装置は、ベースバンド部10、信号変換部20、直交変調部30、および補正部40を有する増幅制御/変調部1と、増幅部2と、信号処理部3とを備える。本実施形態の電力増幅装置は、増幅部2に非線形電力増幅器を用いたLINC方式の電力増幅装置である。
【0026】
ベースバンド部10は、ディジタルRCフィルタ等により構成され、入力信号の同相成分(以下、I信号)および直交成分(以下、Q信号)のそれぞれに対してベースバンド帯域制限を行い、同相成分および直交成分それぞれの信号I、Qを出力する。ここで、ディジタルRCフィルタ1の出力信号I、Qは、直交座標系の信号である。
【0027】
信号変換部20は、第1変換部21と、位相補正部22と、第2変換部23とを備える。
【0028】
第1の変換部21は、ベースバンド部10から出力された信号I、Qについて、極座標系の振幅信号Aおよび位相信号θに変換する。ここで、この変換は、数2ないし数4により示される。
【0029】
【数2】
+jQ=A・exp(jθ)
【数3】
A=(I+Q1/2
【数4】
θ=arg(Q/I
【0030】
第1変換部21により出力された振幅成分Aは補正部40に入力され、位相成分θは、後述する補正部40からの位相補正信号PCとともに、位相補正部22に入力される。
【0031】
位相補正部22は、第1変換部21から出力された位相信号θと、補正部40から出力された位相補正信号PCに基づいて、補正された位相信号θPCを第2変換部23へ出力する。
【0032】
第2変換部23は、位相部22から出力された位相信号θPCを、再び直交座標系に変換し、Iθ、Qθを直交変調部30へ出力する。
【0033】
直交変調部30は、DAコンバータ(以下、DAC)31i、31qと、スムージングフィルタ(以下、SMF)32i、32qと、第1直交変調器33と、局部発信器34と、第2直交変調器35と、ADコンバータ(以下、ADC)36i、36qとを備える。
【0034】
DAC31i、31qは、信号変換部20から出力された信号Iθ、Qθに対して、それぞれアナログ信号へ変換し、SMF32i、32qは、DAC31i、31qからの出力された信号のエイリアスを除去する。
【0035】
第1直交変調器33および局部発信器34は、SMF32i、32qから出力された信号に対して、直接直交変調方式にて直交変調を行う。直交変調された信号は、exp(jθ+PC)で表される。直交変調された信号は、第1直交変調器33から、増幅部2へ出力される。
【0036】
ここで、第1直交変調器33として、直交変調LSI等が用いられる。直接直交変調方式の発展により、300MHzを超えるベースバンド変調帯域を有する直交変調LSIが開発されている。このような直交変調LSI等を用いることにより、広帯域のシステムに適応することが可能となる。このように、位相成分を直交座標系に再変換することで直交変調することができるため、VCOを直接位相変調する必要がなく、かつ、広帯域のシステムに適応することが可能となる。
【0037】
また、直交変調された変調信号は位相成分のみであるため、増幅部2には、非線形増幅器を用いることが可能となる。したがって、広帯域のシステムに適用可能なLINC方式の増幅装置を提供することができる。更に、入力信号に対する出力信号の効率の高い非線形増幅器を用いることにより、消費電力を減少させることができる。特に、移動端末装置にこの増幅装置を適用した場合には、電池寿命を伸ばすことが可能となる。
【0038】
第2直交変調器35および局部発信器34は、電力増幅部2から出力信号をフィードバックするために、直接直交変調方式にて直交変調を行い、監視信号の同相成分IOBS、直交成分QOBSを出力する。ここで、フィードバック用の監視信号IOBS、QOBSを得るための直交変調に用いられる局部発信器34は、増幅用の位相信号を直交変調するための局部発信器34と共用することができる。また、第2直交変調器35として、第1直交変調器33と同様に、直交変調LSI等が用いられる。
【0039】
第2直交変調器35から出力された監視信号IOBS、QOBSは、ADC36i、36qにより、ディジタル信号に変換され、補正部40へ入力される。
【0040】
補正部40は、メモリ41と、補正ルックアップテーブル(以下、補正LUT)42とを備え、アダプティブプレディストーション(Adaptive Pre−Distortion:以下、APD)のようなフィードバック制御を行い、入力信号に対する出力信号のAM−AM特性およびAM−PM特性等の非線形性増幅特性である歪みを補償するものである。なお、メモリ41および補正LUT42は、RAM等により構成される。
【0041】
ここで、本実施形態では、フィードバック制御による歪み補償の方法として、LMS(Least Mean Squire)アルゴリズムを用い、AM−AM特性およびAM−PM特性の逆特性を推定する方法を例にとって説明する。LMSアルゴリズムは、安定性があり、演算量が少ないという利点がある。
【0042】
メモリ41は、ベースバンド部10から出力された信号IおよびQと、信号変換部20から出力された信号IOBSおよびQOBSとを蓄積する。
【0043】
補正LUT42は、第1変換部21から出力された振幅信号AをLUTアドレスとし、メモリ41に蓄積されたIおよびQならびにIOBSおよびQOBSに基づいて信号処理部3によって演算された補正データを格納する。信号処理部3は、IおよびQと、IOBSおよびQOBSとを比較し、LMSアルゴリズムを用いて最小二乗誤差が最小となるような補正データを算出する。
【0044】
補正データは、増幅部2へ出力される補正利得制御信号CAGCと、信号変換部20へ出力する位相補正信号PCとを含む。補正利得制御信号CAGCはAM−AM特性の逆特性に、位相補正信号PCはAM−PM特性の逆特性にそれぞれ対応する。図2は、AM−AM特性およびその逆特性を示し、図3は、AM−PM特性およびその逆特性を示す。
【0045】
増幅部2には、補正利得制御信号CAGCと、直交変調部30から出力された信号exp(jθ+PC)とが入力され、これらの信号に基づいて増幅処理がなされ、電力増幅装置の出力信号が得られる。
【0046】
このような本発明の実施形態の電力増幅装置によれば、信号変換部2へ入力信号を振幅信号および位相信号に変換し、位相信号を直交座標系に再変換することで、位相信号の直接直交変調が可能となる。ところで、直接直交変調方式の発展により、300MHzを超えるベースバンド変調帯域を有する直交変調LSIが開発されている。したがって、制御応答速度の高いVCOを新たに開発することなく、広帯域化したシステムにLINC方式の増幅装置を適用することができる。
【0047】
また、振幅信号Aに対しては、APDなどのフィードバック制御をかけることで、高ダイナミックレンジを有するシステムに適用した場合においても、利得制御の線形性を保たれたLINC方式の増幅装置を提供することが可能となる。
【0048】
更に、補正部40によって位相補正信号PCを作成することにより、位相信号の再変換に起因する歪みを解消することが可能となる。ただし、利得制御の線形性を保つという点では、位相補正信号PCによる歪み補償を行わなくても構わない。
【0049】
また、信号変換部20や、直交変調部30はそれぞれ1チップに集積化することが可能であり、更には、電力制御部1全体を1チップに集積化することも可能である。したがって、送信回路の小型化が可能となる。
【0050】
このような本発明の実施形態の電力増幅装置は、直交座標系の入力信号を極座標系の振幅信号と位相信号とに変換した後、位相信号を直交座標系の直交座標位相信号に変換し、振幅信号と直交座標位相信号とを出力する信号変換部20と、直交座標位相信号を直交変調して、非線形電力増幅器2へ出力する変調部30と、非線形電力増幅器2の利得制御信号を出力する補正部40とを備えた、補正部40は、非線形電力増幅器2の出力信号と直交座標系の入力信号とに基づいて作成される補正LUTを有し、振幅信号に基づき補正LUTを参照して利得制御信号を出力する。この構成により、広帯域化した通信システムに適応することができるとともに、高ダイナミックレンジを有する信号に適用した場合にも高い線形性を保った利得制御が可能となる。
【0051】
なお、上述した増幅装置は、たとえば、CDMA方式等の第三世代通信方式における基地局、OFDM方式等の第四世代通信方式の基地局や移動局、無線LAN等の送信系に適用可能である。
【0052】
また、本実施形態では、フィードバック制御による歪み補償の方法として、LMSアルゴリズムを用いた場合について説明したが、これに限られるものではなく、種々の適応型アルゴリズム等を用いてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電力増幅装置によれば、広帯域かつ高ダイナミックな信号を用いる通信システムにも適用可能な電力増幅回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための送信回路の概略構成を示す図
【図2】本発明の実施形態に係るAM−AM特性補正の例を示す図
【図3】本発明の実施形態に係るAM−PM特性補正の例を示す図
【図4】従来の電力増幅装置を示す図
【図5】従来のLINC方式における電力増幅装置を示す図
【符号の説明】
1 増幅制御/変調部
2 増幅部
3 信号処理部
10 ベースバンド部
20 信号変換部
21 第1変換部
22 位相補正部
23 第2変換部
30 直交変調部
31i、31q DAコンバータ
32i、32q スムージングフィルタ
33 第1の直交変調器
34 局部発信器34
35 第2の直交変調器
36i、36q ADコンバータ
40 補正部
41 メモリ
42 補正テーブル

Claims (4)

  1. 非線形電力増幅器を用いて線形増幅を行う電力増幅装置であって、
    直交座標系の入力信号を極座標系の振幅信号と位相信号とに変換した後、前記位相信号を直交座標系の直交座標位相信号に変換し、前記振幅信号と前記直交座標位相信号とを出力する信号変換部と、
    前記直交座標位相信号を直交変調して、前記非線形電力増幅器へ出力する変調部と、
    前記非線形電力増幅器の利得制御信号を出力する補正部とを備え、
    前記補正部は、前記非線形電力増幅器の出力信号と前記直交座標系の入力信号とに基づいて作成される補正テーブルを有し、前記振幅信号に基づき前記補正テーブルを参照して前記利得制御信号を出力するものである電力増幅装置。
  2. 非線形電力増幅器を用いて線形増幅を行う電力増幅装置であって、
    直交座標系の入力信号を極座標系の振幅信号と位相信号とに変換した後、前記位相信号を補正し、前記補正された位相信号を直交座標系の直交座標位相信号に変換し、前記振幅信号と前記直交座標位相信号とを出力する信号変換部と、
    前記補正直交座標位相信号を直交変調して、前記非線形電力増幅器へ出力する変調部と、
    前記非線形増幅器の利得制御信号と、前記変換部での前記位相信号の補正に利用される位相補正信号を出力する補正部とを備え、
    前記補正部は、前記非線形電力増幅器の出力信号と前記直交座標系の入力信号とに基づいて作成される補正テーブルを有し、前記振幅信号に基づき前記補正テーブルを参照して前記利得制御信号と前記位相補正信号を出力するものである電力増幅装置。
  3. 請求項1または2記載の電力増幅装置であって、前記信号変換部、前記変調部、前記補正部のうち、少なくとも一つは1チップに集積化されている電力増幅装置。
  4. 請求項1ないし記載の電力増幅装置であって、前記補正テーブルはは、LMSアルゴリズムを用いて算出された前記非線形性増幅特性の逆特性を示すデータを記憶するものである電力増幅装置。
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