JP2005012463A - 専用線ネットワーク - Google Patents
専用線ネットワーク Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005012463A JP2005012463A JP2003173834A JP2003173834A JP2005012463A JP 2005012463 A JP2005012463 A JP 2005012463A JP 2003173834 A JP2003173834 A JP 2003173834A JP 2003173834 A JP2003173834 A JP 2003173834A JP 2005012463 A JP2005012463 A JP 2005012463A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- atm
- ssdsl
- ssdl
- subscriber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Communication Control (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
【課題】Iインタフェースの低廉な専用線ネットワークを提供する。
【解決手段】加入者宅1,5は、Iインタフェースを具備しユーザによって操作される通信端末装置aと、通信端末装置から出力されるIインタフェース信号を受信するとATMセル化してSSDSL信号に符号化し、電話局からSSDSL信号を受信するとATMセルに復号化してATMセルからIインタフェース信号を抽出し通信端末装置に出力するSSDSLモデムbを備える。電話局2,4は、SSDSLモデム機能を有し、加入者宅から受信したSSDSL信号を復号化してATMセルをSTM−1信号に多重変換し、STM−1信号からATMセルを抽出して、SSDSL信号に符号化して加入者宅へ送信するSSDSL回線終端装置cと、SSDSL回線終端装置およびATMネットワークにダーク・ファイバーで接続され、STM−1信号の入出力につきVP単位でパス切替を行うATMスイッチdを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】加入者宅1,5は、Iインタフェースを具備しユーザによって操作される通信端末装置aと、通信端末装置から出力されるIインタフェース信号を受信するとATMセル化してSSDSL信号に符号化し、電話局からSSDSL信号を受信するとATMセルに復号化してATMセルからIインタフェース信号を抽出し通信端末装置に出力するSSDSLモデムbを備える。電話局2,4は、SSDSLモデム機能を有し、加入者宅から受信したSSDSL信号を復号化してATMセルをSTM−1信号に多重変換し、STM−1信号からATMセルを抽出して、SSDSL信号に符号化して加入者宅へ送信するSSDSL回線終端装置cと、SSDSL回線終端装置およびATMネットワークにダーク・ファイバーで接続され、STM−1信号の入出力につきVP単位でパス切替を行うATMスイッチdを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は専用線ネットワーク、特に、Iインタフェースをユーザに提供する専用線ネットワークに関する。ここに、Iインタフェースとは、ITU−Tが標準勧告を出している、ISDNとユーザ端末間の国際標準インタフェースをいう。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の専用線ネットワークの一例を図2に示す(文献公知発明ではない)。図2において、6は通信端末装置aと回線終端装置eを設置している加入者宅、7は加入者線終端装置fと回線編集及び多重/分離機能を有する伝送端局装置gを設置している電話局、8はSDHネットワーク、9は多重/分離機能及び回線編集機能を有する伝送端局装置gと加入者線終端装置fを設置している電話局、10は回線終端装置eと通信端末装置aを設置している加入者宅である。加入者線終端装置fには、多数の回線終端装置eが接続されるが、図面の煩雑化を回避するため図示を省略している。
【0003】
このような専用線ネットワークは、常時接続によるリアル・タイム通信、定額料金、用途に合わせた豊富なサービス・メニュー、高信頼性という特徴的なサービスを提供することができる。そのために、サービス・メニューの伝送速度毎に個別インターフェースを備え、また、高信頼性を得るためのオプション機能として、回線故障に備えて冗長構成を設けている。
【0004】
また、トラフィックが高く専用線のあふれ呼が発生した場合のみ、ISDN網を通じて仮想化専用線を設定することにより必要に応じて専用線の回線数を増加できるようして、通常専用線の回線数削減及び専用線障害時のバックアップを図った技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特許第2919165号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、ADSL等のサービスが流行し始め、日本国内でもインフラとしてのxDSLシステムを用いたネットワークが定着しつつある。xDSLシステムはチャネル単価が安く、また、高スループット(ITU−T G.dmt等の8Mbps)を得られるサービスの台頭により、より一層の低廉なインフラを提供できるようになってきている。
【0007】
しかし、上述した従来の専用線ネットワークは、多くのサービスメニューを用意し、高信頼性を保つべく、装置の監視機能や冗長構成等の複雑な機能を備え、大規模な専用のシステムを構成するため、高額な専用線ネットワークとして位置付けられ、低廉化の要請に応えるものではないという問題点がある。
【0008】
そこで、本発明の主な目的は低廉な専用線ネットワークを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の専用線ネットワークは、複数の加入者宅(図1の1,5)が接続された複数の電話局(図1の2,4)がATMネットワーク(図1の3)を介して接続された専用線ネットワークであって、加入者宅は、Iインターフェースを具備しユーザによって操作される通信端末装置(図1のa)と、上り方向伝送時には通信端末装置から出力されるIインターフェース信号を受信するとATMセル化してSSDSL信号に符号化し、また、下り方向伝送時には電話局からSSDSL信号を受信するとATMセルに復号化してATMセルからIインターフェース信号を抽出し通信端末装置に出力するSSDSLモデム(図1のb)とを備え、電話局は、SSDSLモデム機能を有し、上り方向伝送時には加入者宅から受信したSSDSL信号を復号化してATMセルをSTM−1信号に多重変換し、また、下り方向伝送時にはATMネットワークからのSTM−1信号を受信するとSTM−1信号からATMセルを抽出して、SSDSL信号に符号化して加入者宅へ送信するSSDSL回線終端装置(図1のc)と、SSDSL回線終端装置およびATMネットワークにダーク・ファイバーで接続され、STM−1信号の入出力につきVP(Virtual Path)単位でパス切替を行うATMスイッチ(図1のd)とを備えたことを特徴とする。
【0010】
なお、SSDSL(Synchronized Symmetrical Digital Subscriber Line)はITU−T G.992.1 Annex Hで標準化されている。また、ダーク・ファイバとは、既設でありながら使用されていない光ファイバーをいう。
【0011】
本発明では、従来の専用線ネットワークで使用していたSDHネットワーク(STM網)を使用せずに、xDSLシステムを利用することにより、安価なダークファイバからATM網に接続している。
【0012】
また、従来の専用線の接続形態(ポイント・トゥ・ポイント)を維持するため、xDSLの方式は、上り、下りの伝送速度が対称であるSSDSL方式を採用している。
【0013】
更に、従来の専用線サービスと同一のインタフェース(Iインタフェース)をSSDSLモデムが具備することにより、従来の専用線サービスから本発明のサービスに変更しても、従来の加入者宅内設備である通信端末装置を使用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1は本発明の専用線ネットワークの一実施例を示す。図1において、ATMネットワーク3の両側に、加入者宅1が接続された電話局2と、加入者宅5が接続された電話局4が配されている。実際には、加入者宅1,5、電話局2,4、及びATMネットワーク3はそれぞれ複数が存在するが、図1では、図面の煩雑化を回避して、それぞれ1つのみを示している。
【0016】
加入者宅1と加入者宅5は同構成であって、ユーザによって操作される通信端末装置aと、通信端末装置aにUTPケーブル(Unshielded Twisted−Pair Wire:より対線)で接続されたSSDSLモデムbとから成る。加入者宅1と加入者宅5の機能は同じであるため、以下、加入者宅の説明は加入者宅1について行う。
【0017】
通信端末装置aはITU−T I.431のインタフェースを有する。SSDSLモデムbは、上り方向伝送時には通信端末装置aから出力されるI.431信号11を受信するとATMセル化してSSDSL信号12に符号化し、また、下り方向伝送時には電話局2からSSDSL信号12を受信するとATMセルに復号化してATMセルからI.431信号11を抽出し通信端末装置aに出力する。
【0018】
電話局2,電話局4は同構成であって、複数の加入者宅1,複数の加入者宅5からのSSDSL加入者線kを収容するSSDSL回線終端装置cと、複数のSSDSL回線終端装置c及び複数のATMネットワーク3に接続されるATMスイッチdから成る。電話局2と電話局4の機能は同じであるため、以下、電話局宅の説明は電話局2について行う。
【0019】
SSDSL回線終端装置cは、SSDSL加入者線k毎にSSDSLモデム機能を有し、上り方向伝送時には加入者宅1から受信したSSDSL信号12を復号化してATMセルをSTM−1信号21に多重変換し、また、下り方向伝送時にはSTM−1信号21からATMセルを抽出して、SSDSL信号12に符号化して複数の加入者宅1へ信号を送信する。
【0020】
ATMスイッチdの左側は複数のSSDSL回線終端装置c、右側は複数のATMネットワーク3に接続されており、ATMスイッチdはVP単位でパス切替を行ってSTM−1信号21とSTM−1信号22を入出力する。この切替信号は、データ内ヘッダー情報であるVPI(Virtual Path Identifier)及びVCI(Virtual Channel Identifier)である。SSDSL回線終端装置cとATMスイッチdの間、およびATMスイッチdとATMネットワーク3の間はダーク・ファイバmで接続されている。
【0021】
以下、本実施例の動作について説明する。
【0022】
加入者宅1において、通信端末装置aとSSDSLモデムbは、ITU−Tで標準化されたI.431のインタフェースに従って通信を行う。SSDSLモデムbは、通信端末装置aから受信したデータを一度バッファに蓄積し、ITU−T I.361.1で標準化されているATMセルを生成して、バッファに蓄積されたデータを、生成したATMセルに乗せることによって、通信端末装置aから出力されたITU−T I.431信号11をATMセルに変換する。ATMセル化されたデータは、ITU−T G.992.1 Annex Hで標準化されている方式に従ってSSDSL信号12に符号化され加入者線kに出力される。
【0023】
電話局2において、SSDSL回線終端装置cは、加入者宅1から受信したSSDSL信号12を復号化しATMセルに復元する。また、SSDSL回線終端装置cは、他の複数の加入者宅1から受信したSSDSL信号12も同様に復号化する。複合化された複数の加入者宅1からのATMセルデータは、STM−1信号21に多重化され、ダーク・ファイバーmを媒体としてATMスイッチdに送信される。
【0024】
ATMスイッチdは、受信したSTM−1信号21からATMセルを抽出し、予め契約されたパスにATMセルのVP変換を行い、STM−1フレーム化してSTM−1信号22をATMネットワーク3に出力する。
【0025】
電話局4において、ATMネットワーク3を介して受信したSTM−1信号31は、ATMスイッチdにより、ATMセルを抽出し、予め契約により設定されたパスにATMセルのVP変換を行い、STM−1フレーム化して、SSDSL回線終端装置cにSTM−1信号41が転送される。SSDSL回線終端装置cは、STM−1信号41からATMセルを抽出し、VC(Virtual Channel)単位で収容する各加入者線へ分離し、SSDSL信号42に符号化してSSDSL加入者線kに送信する。
【0026】
加入者宅5において、SSDSL信号42を受信したSSDSLモデムbは、SSDSL信号42を復号化する。復号化されたATMセル内のデータは抽出されて、一度SSDSLモデムb内のセルバッファに蓄積される。蓄積されたセルバッファ内のデータは、ITU−T I.431信号51のフレームに乗せ換えが行われ、CBR(Constant Bit Rate)で通信端末装置aに伝送される。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、SSDSLモデムとSSDSL回線終端装置を採用し、また、ダーク・ファイバー及びxDSLシステムを使用した既存のインフラを用いたため、従来の専用線をイメージするIインタフェースを有するとともに、低廉な専用線ネットワークをユーザに提供することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の専用線ネットワークの一実施例を示すブロック図
【図2】従来の専用線ネットワークの構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 加入者宅
2 電話局
3 ATMネットワーク
4 電話局
5 加入者宅
6 加入者宅
7 電話局
8 SDHネットワーク
9 電話局
10 加入者宅
a 通信端末装置
b SSDSLモデム
c SSDSL回線終端装置
d ATMスイッチ
e 回線終端装置
f 加入者線終端装置
g 伝送端局装置
h UTPケーブル
k SSDSL加入者線
m ダーク・ファイバー
11 I.431信号
12 SSDSL信号
21 STM−1信号
22 STM−1信号
31 STM−1信号
41 STM−1信号
42 SSDSL信号
51 I.431信号
【発明の属する技術分野】
本発明は専用線ネットワーク、特に、Iインタフェースをユーザに提供する専用線ネットワークに関する。ここに、Iインタフェースとは、ITU−Tが標準勧告を出している、ISDNとユーザ端末間の国際標準インタフェースをいう。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の専用線ネットワークの一例を図2に示す(文献公知発明ではない)。図2において、6は通信端末装置aと回線終端装置eを設置している加入者宅、7は加入者線終端装置fと回線編集及び多重/分離機能を有する伝送端局装置gを設置している電話局、8はSDHネットワーク、9は多重/分離機能及び回線編集機能を有する伝送端局装置gと加入者線終端装置fを設置している電話局、10は回線終端装置eと通信端末装置aを設置している加入者宅である。加入者線終端装置fには、多数の回線終端装置eが接続されるが、図面の煩雑化を回避するため図示を省略している。
【0003】
このような専用線ネットワークは、常時接続によるリアル・タイム通信、定額料金、用途に合わせた豊富なサービス・メニュー、高信頼性という特徴的なサービスを提供することができる。そのために、サービス・メニューの伝送速度毎に個別インターフェースを備え、また、高信頼性を得るためのオプション機能として、回線故障に備えて冗長構成を設けている。
【0004】
また、トラフィックが高く専用線のあふれ呼が発生した場合のみ、ISDN網を通じて仮想化専用線を設定することにより必要に応じて専用線の回線数を増加できるようして、通常専用線の回線数削減及び専用線障害時のバックアップを図った技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特許第2919165号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、ADSL等のサービスが流行し始め、日本国内でもインフラとしてのxDSLシステムを用いたネットワークが定着しつつある。xDSLシステムはチャネル単価が安く、また、高スループット(ITU−T G.dmt等の8Mbps)を得られるサービスの台頭により、より一層の低廉なインフラを提供できるようになってきている。
【0007】
しかし、上述した従来の専用線ネットワークは、多くのサービスメニューを用意し、高信頼性を保つべく、装置の監視機能や冗長構成等の複雑な機能を備え、大規模な専用のシステムを構成するため、高額な専用線ネットワークとして位置付けられ、低廉化の要請に応えるものではないという問題点がある。
【0008】
そこで、本発明の主な目的は低廉な専用線ネットワークを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の専用線ネットワークは、複数の加入者宅(図1の1,5)が接続された複数の電話局(図1の2,4)がATMネットワーク(図1の3)を介して接続された専用線ネットワークであって、加入者宅は、Iインターフェースを具備しユーザによって操作される通信端末装置(図1のa)と、上り方向伝送時には通信端末装置から出力されるIインターフェース信号を受信するとATMセル化してSSDSL信号に符号化し、また、下り方向伝送時には電話局からSSDSL信号を受信するとATMセルに復号化してATMセルからIインターフェース信号を抽出し通信端末装置に出力するSSDSLモデム(図1のb)とを備え、電話局は、SSDSLモデム機能を有し、上り方向伝送時には加入者宅から受信したSSDSL信号を復号化してATMセルをSTM−1信号に多重変換し、また、下り方向伝送時にはATMネットワークからのSTM−1信号を受信するとSTM−1信号からATMセルを抽出して、SSDSL信号に符号化して加入者宅へ送信するSSDSL回線終端装置(図1のc)と、SSDSL回線終端装置およびATMネットワークにダーク・ファイバーで接続され、STM−1信号の入出力につきVP(Virtual Path)単位でパス切替を行うATMスイッチ(図1のd)とを備えたことを特徴とする。
【0010】
なお、SSDSL(Synchronized Symmetrical Digital Subscriber Line)はITU−T G.992.1 Annex Hで標準化されている。また、ダーク・ファイバとは、既設でありながら使用されていない光ファイバーをいう。
【0011】
本発明では、従来の専用線ネットワークで使用していたSDHネットワーク(STM網)を使用せずに、xDSLシステムを利用することにより、安価なダークファイバからATM網に接続している。
【0012】
また、従来の専用線の接続形態(ポイント・トゥ・ポイント)を維持するため、xDSLの方式は、上り、下りの伝送速度が対称であるSSDSL方式を採用している。
【0013】
更に、従来の専用線サービスと同一のインタフェース(Iインタフェース)をSSDSLモデムが具備することにより、従来の専用線サービスから本発明のサービスに変更しても、従来の加入者宅内設備である通信端末装置を使用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1は本発明の専用線ネットワークの一実施例を示す。図1において、ATMネットワーク3の両側に、加入者宅1が接続された電話局2と、加入者宅5が接続された電話局4が配されている。実際には、加入者宅1,5、電話局2,4、及びATMネットワーク3はそれぞれ複数が存在するが、図1では、図面の煩雑化を回避して、それぞれ1つのみを示している。
【0016】
加入者宅1と加入者宅5は同構成であって、ユーザによって操作される通信端末装置aと、通信端末装置aにUTPケーブル(Unshielded Twisted−Pair Wire:より対線)で接続されたSSDSLモデムbとから成る。加入者宅1と加入者宅5の機能は同じであるため、以下、加入者宅の説明は加入者宅1について行う。
【0017】
通信端末装置aはITU−T I.431のインタフェースを有する。SSDSLモデムbは、上り方向伝送時には通信端末装置aから出力されるI.431信号11を受信するとATMセル化してSSDSL信号12に符号化し、また、下り方向伝送時には電話局2からSSDSL信号12を受信するとATMセルに復号化してATMセルからI.431信号11を抽出し通信端末装置aに出力する。
【0018】
電話局2,電話局4は同構成であって、複数の加入者宅1,複数の加入者宅5からのSSDSL加入者線kを収容するSSDSL回線終端装置cと、複数のSSDSL回線終端装置c及び複数のATMネットワーク3に接続されるATMスイッチdから成る。電話局2と電話局4の機能は同じであるため、以下、電話局宅の説明は電話局2について行う。
【0019】
SSDSL回線終端装置cは、SSDSL加入者線k毎にSSDSLモデム機能を有し、上り方向伝送時には加入者宅1から受信したSSDSL信号12を復号化してATMセルをSTM−1信号21に多重変換し、また、下り方向伝送時にはSTM−1信号21からATMセルを抽出して、SSDSL信号12に符号化して複数の加入者宅1へ信号を送信する。
【0020】
ATMスイッチdの左側は複数のSSDSL回線終端装置c、右側は複数のATMネットワーク3に接続されており、ATMスイッチdはVP単位でパス切替を行ってSTM−1信号21とSTM−1信号22を入出力する。この切替信号は、データ内ヘッダー情報であるVPI(Virtual Path Identifier)及びVCI(Virtual Channel Identifier)である。SSDSL回線終端装置cとATMスイッチdの間、およびATMスイッチdとATMネットワーク3の間はダーク・ファイバmで接続されている。
【0021】
以下、本実施例の動作について説明する。
【0022】
加入者宅1において、通信端末装置aとSSDSLモデムbは、ITU−Tで標準化されたI.431のインタフェースに従って通信を行う。SSDSLモデムbは、通信端末装置aから受信したデータを一度バッファに蓄積し、ITU−T I.361.1で標準化されているATMセルを生成して、バッファに蓄積されたデータを、生成したATMセルに乗せることによって、通信端末装置aから出力されたITU−T I.431信号11をATMセルに変換する。ATMセル化されたデータは、ITU−T G.992.1 Annex Hで標準化されている方式に従ってSSDSL信号12に符号化され加入者線kに出力される。
【0023】
電話局2において、SSDSL回線終端装置cは、加入者宅1から受信したSSDSL信号12を復号化しATMセルに復元する。また、SSDSL回線終端装置cは、他の複数の加入者宅1から受信したSSDSL信号12も同様に復号化する。複合化された複数の加入者宅1からのATMセルデータは、STM−1信号21に多重化され、ダーク・ファイバーmを媒体としてATMスイッチdに送信される。
【0024】
ATMスイッチdは、受信したSTM−1信号21からATMセルを抽出し、予め契約されたパスにATMセルのVP変換を行い、STM−1フレーム化してSTM−1信号22をATMネットワーク3に出力する。
【0025】
電話局4において、ATMネットワーク3を介して受信したSTM−1信号31は、ATMスイッチdにより、ATMセルを抽出し、予め契約により設定されたパスにATMセルのVP変換を行い、STM−1フレーム化して、SSDSL回線終端装置cにSTM−1信号41が転送される。SSDSL回線終端装置cは、STM−1信号41からATMセルを抽出し、VC(Virtual Channel)単位で収容する各加入者線へ分離し、SSDSL信号42に符号化してSSDSL加入者線kに送信する。
【0026】
加入者宅5において、SSDSL信号42を受信したSSDSLモデムbは、SSDSL信号42を復号化する。復号化されたATMセル内のデータは抽出されて、一度SSDSLモデムb内のセルバッファに蓄積される。蓄積されたセルバッファ内のデータは、ITU−T I.431信号51のフレームに乗せ換えが行われ、CBR(Constant Bit Rate)で通信端末装置aに伝送される。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、SSDSLモデムとSSDSL回線終端装置を採用し、また、ダーク・ファイバー及びxDSLシステムを使用した既存のインフラを用いたため、従来の専用線をイメージするIインタフェースを有するとともに、低廉な専用線ネットワークをユーザに提供することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の専用線ネットワークの一実施例を示すブロック図
【図2】従来の専用線ネットワークの構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 加入者宅
2 電話局
3 ATMネットワーク
4 電話局
5 加入者宅
6 加入者宅
7 電話局
8 SDHネットワーク
9 電話局
10 加入者宅
a 通信端末装置
b SSDSLモデム
c SSDSL回線終端装置
d ATMスイッチ
e 回線終端装置
f 加入者線終端装置
g 伝送端局装置
h UTPケーブル
k SSDSL加入者線
m ダーク・ファイバー
11 I.431信号
12 SSDSL信号
21 STM−1信号
22 STM−1信号
31 STM−1信号
41 STM−1信号
42 SSDSL信号
51 I.431信号
Claims (1)
- 複数の加入者宅が接続された複数の電話局がATMネットワークを介して接続された専用線ネットワークであって、
前記加入者宅は、Iインターフェースを具備しユーザによって操作される通信端末装置と、前記通信端末装置から出力されるIインターフェース信号を受信するとATMセル化してSSDSL信号に符号化し、また、前記電話局からSSDSL信号を受信するとATMセルに復号化してATMセルからIインターフェース信号を抽出し前記通信端末装置に出力するSSDSLモデムとを備え、
前記電話局は、SSDSLモデム機能を有し、前記加入者宅から受信したSSDSL信号を復号化してATMセルをSTM−1信号に多重変換し、また、前記ATMネットワークからのSTM−1信号を受信するとATMセルを抽出して、SSDSL信号に符号化して加入者宅へ送信するSSDSL回線終端装置と、前記SSDSL回線終端装置および前記ATMネットワークにダーク・ファイバーで接続され、前記STM−1信号の入出力につきVP単位でパス切替を行うATMスイッチとを備えたことを特徴とする専用線ネットワーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003173834A JP2005012463A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | 専用線ネットワーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003173834A JP2005012463A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | 専用線ネットワーク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005012463A true JP2005012463A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34097546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003173834A Pending JP2005012463A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | 専用線ネットワーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005012463A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8494879B2 (en) | 2007-12-18 | 2013-07-23 | Hospira, Inc. | User interface improvements for medical devices |
-
2003
- 2003-06-18 JP JP2003173834A patent/JP2005012463A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8494879B2 (en) | 2007-12-18 | 2013-07-23 | Hospira, Inc. | User interface improvements for medical devices |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6480487B1 (en) | Digital loop carrier remote terminal having integrated digital subscriber plug-in line cards for multiplexing of telephone and broadband signals | |
JP3159926B2 (ja) | 同期ディジタル信号キャリアをatmディジタル信号とsonet仮想トリビュタリグループとを結合した結合信号に変換する方法および統合通信ネットワーク | |
US5623491A (en) | Device for adapting narrowband voice traffic of a local access network to allow transmission over a broadband asynchronous transfer mode network | |
JPH11205351A (ja) | 総合情報通信網(isdn)と連動可能な非同期伝送モード(atm)網接続映像電話端末装置 | |
JPH04207839A (ja) | 広帯域網における電話加入者収容方法 | |
US6834038B1 (en) | Protection against master unit failure in remote network access multiplexing | |
JPH11261650A (ja) | 音声・データ統合通信装置 | |
JP2002518915A (ja) | システムデータインターフェイスのスイッチング | |
JPH11331191A (ja) | 加入者アクセス装置 | |
CA2538667A1 (en) | A digital subscriber line access multiplexing apparatus and a method for signal transferring | |
KR19980040998A (ko) | 비동기식 전송모드(atm) 사설망의 음성전화 서비스장치 | |
JP2005012463A (ja) | 専用線ネットワーク | |
US7263101B2 (en) | Host digital terminal | |
JPH07221764A (ja) | オーダワイヤ中継方式 | |
KR100287417B1 (ko) | 수요밀집형 광가입자 전송장치에서의 가입자 접속장치 | |
KR100290655B1 (ko) | 대칭/비대칭형 서비스가 가능한 비대칭 디지털 가입자 라인 시스템및 그 송/수신 링크 유지관리방법 | |
KR0153933B1 (ko) | 비동기 전달모드 교환시스템에서 고정속도 서비스 연동을 위한 셀 조립/분해 장치 | |
JP2001237900A (ja) | ATM−over−DSLサービス上のループエミュレーションサービスのための統合ゲートウェイネットワークアーキテクチャ | |
KR100255808B1 (ko) | 광가입자시스템의 비디오 채널 장치 | |
KR100252511B1 (ko) | 수요밀집형 광 가입자 전송장치에 있어서의 클럭 제공 및 광 송수신 유니트 제어방법 | |
KR20020051974A (ko) | 음성 및 광대역 데이터 서비스를 위한 광종단 장치 | |
KR100317406B1 (ko) | 비대칭형 디지털 가입자 전송장치의 송수신장치 | |
JP5647538B2 (ja) | 通信方法、メディアゲートウェイ及びatm終端装置 | |
KR101174123B1 (ko) | Efm 본딩 장치와 이를 포함하는 dsl 시스템 | |
KR20000015189A (ko) | 다단 집선 구조의 에이티엠-에이디에스엘 다중화 장치 |