JP2005012433A - 電子番組ガイドの画面操作システム及びその操作方法 - Google Patents

電子番組ガイドの画面操作システム及びその操作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容易に操作を行うことができる電子番組ガイド(EPG)の画面操作システム及びその操作方法を提供する。
【解決手段】EPG画面操作システム2は、EPG画面12を表示する表示装部11を備えたテレビ10と、EPG画面12上に表示されるポインタ13を遠隔操作するリモコン20とからなる。リモコン20は、ユーザによって動かされたときに、その動きの方向を検出する慣性センサを備え、その動きの方向を表わす方向信号を発生する。テレビ20は、その方向信号に応じてポインタ13をEPG画面12上でシフトさせる表示制御部を備える。上記遠隔操作は、リモコン20のRF信号発生部21とテレビ10のRF信号受信部14との間でRF信号による無線通信によって行われる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルテレビジョン受像機で表示される電子番組ガイド(EPG:Electric Program Guide)の画面操作システム及びその操作方法に関するものである。
【従来の技術】
EPG受信装置を内蔵したデジタルテレビジョン受像機(以下、単にテレビという)が実用化され、市販されている。このEPG受信装置は、CSデジタル放送、地上波データ多重放送、インターネット等によって日々更新されて配信されるEPG情報(テレビ番組データ)を受信し、画面上にテレビ番組表をGUI(Graphical User Interface)表示する。これにより、視聴者は、画面上に表示されたテレビ番組表をもとに自分が見たいテレビ番組を検索し、ビデオ等の録画装置に対して録画予約を簡単に行うことができる。
【0002】
また、テレビ画面上にGUI表示されるテレビ番組表は、GUIアプリケーションによって構成されており、これを遠隔操作する操作支援装置として例えば赤外線信号を利用したリモートコントロール装置(以下、リモコンという)が用いられる。視聴者はテレビ画面を見ながらリモコンを操作し、選局や好みの番組の検索などを直感的に行うことができる。このようなEPG画面操作システムに関する技術は、例えば特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−45323
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のEPG画面操作システムにおいては、図13に示すように、操作者はリモコン120の赤外線信号発光部121をテレビ100の受光部114に対向するように狙いを定めた状態で、リモコン120の空間位置を固定させ、この空間位置を固定させた状態を保持したまま指でリモコン120上の方向ボタン122を繰り返し押下し、これに応じて移動するポインタ113等によって表示部111に表示されるEPG画面112を操作する必要がある。ここで、ポインタ113は、EPG画面112上に表示されており、上記GUIアプリケーションによって制御されるものである。このようなリモコン操作では、リモコン120を手で空間位置を保持したままの状態で指で方向ボタン122を押下するといった煩雑で高度な操作が要せられるため操作性が悪く、老若男女がこの操作を習得して行うことは容易ではない。
【0005】
EPGはEPG配給業者がデザインして配信されるものであり、多数の放送局における多数の番組を網羅した極めて多数の番組の中から、視聴者が所望する番組を選択するための工夫がなされている。これには、GUIが単に放送局毎に時系列的に番組内容を表示するセルが配置された番組のみならず、カテゴリー、出演者、検索、予約等の選択操作を指示するアイコンも表示され、これらの中からセルあるいはアイコンを選択・決定すると、EPG画面112上に選択ウィンドウが表示され、更にこの選択ウィンドウのセルあるいはアイコンを選択・決定すると更なる選択ウィンドウが表示されるように、各セルあるいはアイコンに対応して複数の選択ウィンドウが階層的構成されることが通常である。
【0006】
このように階層的に構成されたEPGのGUIを視聴者に扱い易いようにするためにEPG配給業者は、GUIを番組表上に選択ウィンドウをその階層毎に重ね書き表示(いわゆるポップアップ表示)するように表示させることも行われている。このようなポップアップ表示の視認性を良化するためには、各階層の選択ウィンドウを互いに位置を異ならせて表示することが一般的であり、このようにすると番組表及び各階層の選択ウィンドウにおけるセルあるいはアイコンのEPG画面112上の位置には相関がなくなる。
【0007】
このようにセルあるいはアイコン位置が互いに相関のない番組表及び各階層の選択ウィンドウ間をポインタ113の移動によって所望するセルあるいはアイコンを選択・決定する操作を従来のリモコンで行うことは操作性を著しく欠き、老若男女がこの操作を習得して行うことは更に容易でなくなる。即ち、EPG画面112に階層毎に異なる位置に選択ウィンドウが表示され、それまでの選択・決定のために表示されたポインタ113を新たに表示された選択ウィンドウにおける所望のセルあるいはアイコンの選択を行うために、選択ウィンドウ間を横断して移動させることはリモコン120の操作者にかなりの習熟度を要求する。
【0008】
さらにその動作を説明するならば、操作者はリモコン120をテレビ100の受光部114に対向するように狙いを定めた状態で位置を固定したまま指で方向ボタン122を操作し、水平方向及び垂直方向に交互に繰り返し押下する操作を行って、ポインタ113を番組表及び各階層の選択ウィンドウにおけるセルあるいはアイコンのEPG画面112上の位置に相関がない選択ウィンドウにおける所望のセルあるいはアイコンへ移動させる煩雑な操作を必要とする。
【0009】
本発明は、上記問題点を考慮してなされたものであり、容易に操作を行うことができる電子番組ガイドの画面操作システム及びその操作方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の電子番組ガイドの画面操作システムは、電子番組ガイド画面を表示する表示装置と、この電子番組ガイド画面上に表示されるポインタを遠隔操作するリモートコントロール装置とからなる電子番組ガイドの画面操作システムにおいて、前記リモートコントロール装置は、操作者によって動かされたときに、その動きの方向を検出する慣性センサを備え、その動きの方向を表わす方向信号を発生し、前記表示装置は、前記方向信号に応じて前記ポインタを画面上でシフトさせるための表示制御手段を備えることを特徴とするものである。なお、前記遠隔操作は、RF信号による無線通信によって行われることが好ましい。
【0011】
前記慣性センサは前記動きの加速度を検出し、この加速度に応じた移動量を表わすシフト量信号を発生し、前記表示制御手段は、前記シフト量信号に応じた距離だけ前記ポインタを画面上でシフトさせてもよい。
【0012】
前記慣性センサは、ジャイロであることが好ましい。
【0013】
また、前記慣性センサは、キャノピー内で移動可能なホットガスと、少なくとも4方向に配置され、前記ホットガスを検知する複数の温度センサからなる熱加速度計としてもよい。
【0014】
前記リモートコントロール装置は、前記慣性センサの検出動作をオン/オフする制御手段を備え、該慣性センサの検出動作がオンになっている間のみ前記ポインタを移動可能とすることが好ましい。
【0015】
本発明における電子番組ガイドの画面操作システムの操作方法は、電子番組ガイド画面を表示する表示装置と、該電子番組ガイド画面上に表示されるポインタを遠隔操作するリモートコントロール装置とからなる電子番組ガイドの画面操作システムの操作方法において、操作者によって前記リモートコントロール装置が移動されたときに、このリモートコントロール装置内の慣性センサがこの動きを検出するステップと、前記慣性センサにより検出された信号を無線通信により前記表示装置に送信するステップと、送信された信号に応じて前記ポインタを画面上でシフトさせるステップとを有することを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1において、EPG画面操作システム2は、図示しないEPG受信装置9を内蔵したテレビ10と、このテレビ10を遠隔操作するリモコン20とからなる。EPG受信装置9は、配信されるEPG情報を受信して、テレビ10の表示部11に番組データを表示する。この番組データが図示しないGUIアプリケーションによって表形式に構成されてなるEPG画面12が表示部11に表示される。EPG画面12上にはポインタ13が表示されており、ポインタ13によって各種アイコン等の選択操作が行われる。表示部11には、CRTや液晶ディスプレイ等が用いられる。
【0017】
リモコン20には、後述する慣性センサ28が内蔵されており、リモコン20自身の動きに連動して上記ポインタ13がEPG画面12上で移動されるように構成されている。また、リモコン20は、RF(Radio Frequency )信号発信部21を有しており、RF信号によって、テレビ10に設けられたRF信号受信部14に、慣性センサ28の検出信号(方向信号、シフト量信号)や入力部22のボタン操作による各種情報を送信する。RF信号は赤外線信号とは異なり信号の指向性が小さいため、送信の際にリモコン20の向きをあまり気にする必要はない。また、ポインタ13を所望とするアイコン位置に向けて移動させるために、該当する方向にリモコン20の向きを移動させたときに、移動後のリモコン信号をテレビ10のRF信号受信部14が受信しなければならない。従って、リモコン20の向きは大雑把にテレビ10に向けた状態で操作を行うことができる。
【0018】
図2において、リモコン20の端部には前述のRF信号発信部21が設けられており、リモコン20の上面に設けられた入力部22には、メニューボタン23、操作開始ボタン24、決定ボタン25、複数の数字ボタン26が形成されている。メニューボタン23は、表示部11の画面を通常の番組映像画面などからEPG画面12に切り替えるために用いられる。操作開始ボタン24は、リモコン20の変位によりEPG画面12上のポインタ13を移動させるモードを開始するために用いられる。決定ボタン25は、ポインタ13により選択されたEPG画面12上のアイコンやセルを決定するために用いられる。また、数字ボタン26は、ポインタ13での選択操作に代えて、数字で表記されたアイコンやセルを選択するために用いられる。
【0019】
図3は、EPG画面操作システム2の構成を示すブロック図である。リモコン20は、入力部22、リモコン制御部27、慣性センサ28、RF信号生成部29、RF信号発信部21により構成されている。入力部22は、図2に示した各種ボタン23〜26からなり、ボタン操作による入力信号をリモコン制御部27に送る。リモコン制御部27は、入力部22からの入力信号を受けるとともに、慣性センサ28と相互に信号をやり取りする。慣性センサ28は、リモコン20自身の変位を検出するセンサである。また、リモコン制御部27は、入力部22から送られた入力信号と、慣性センサ28によって検出された検出信号とをRF信号生成部29に送る。RF信号生成部29は、リモコン制御部27から送られた信号を高周波信号に変換してRF信号を生成する。RF信号発信部21は、RF信号生成部29によって生成されたRF信号をテレビ10へ向けて発信する。
【0020】
テレビ10は、EPG受信装置9、RF信号受信部14、表示制御部15、表示部11により構成されている。RF信号受信部14は、RF信号発信部21から発信されたRF信号を受信し、RF信号を電気信号に変換して表示制御部15へ送る。表示制御部15は、前述のGUIアプリケーションを含み、EPG受信装置9が受信したEPG情報をEPG画面12として表示部11に表示するとともに、RF信号受信部14から送られた信号に基づいてEPG画面12上に表示されるポインタ13をシフトさせ、EPG画面12上のアイコンやセルを選択・決定する。
【0021】
なお、リモコン制御部27によって慣性センサ28の動作のオン/オフが制御されるとともに、オン状態において検出した検出信号をもとにして、EPG画面12上のポインタ13の移動方向、移動量が決定される。
【0022】
図4は、慣性センサ28として用いられる周知のバーティカルジャイロ30の構成を示す。このバーティカルジャイロ30は、例えば“多摩川精機株式会社編「ジャイロ活用技術入門−その原理・機能・応用のポイントを詳述」工業調査会,2002年1月20日,p.45−47”に記載されているコマの力学を利用したセンサであり、リモコン20の内部に組み込まれている。
【0023】
バーティカルジャイロ30は、回転軸31aを中心に高速回転するジャイロロータ31と、ジャイロロータ31を支える支持枠である内ジンバル32及び外ジンバル33と、ジャイロロータ31の回転軸31aの鉛直方向Zに対する傾きを検出する鉛直検出器34と、鉛直検出器34からの信号34aを受けて回転軸31aの傾きを鉛直方向Zに修正するトルクモータ35と、各ジンバル32,33に取り付けられ鉛直方向Zに対する変位角を検出する角度検出器36,37とを有する。バーティカルジャイロ30は、マグネット及びコイルの組み合わせからなり鉛直検出器34からの信号34bを受信するトルカ38を、回転軸31aを鉛直方向に保つための起立機構として用いる。
【0024】
このバーティカルジャイロ30は、鉛直方向Zを基準として水平面内の2軸に関する運動変位角を検出する。すなわち、ピッチ角検出器36は、X軸周りの運動変位角であるピッチ角θp(±90°)をピッチ角出力信号36aとして検出し、ロール角検出器37は、Y軸周りの運動変位角であるロール角θr(±90°)をロール角出力信号37aとして検出する。このようなバーティカルジャイロ30を慣性センサ28として用いるので、リモコン20の変位に対応させてポインタ13の移動方向、さらには移動量を決定することができる。
【0025】
図5において、リモコン20内に組み込まれたバーティカルジャイロ30を中心として予め設定されたX軸、Y軸に関してリモコン20が変位すると、その変位はX軸周りのピッチ角θp及びY軸周りのロール角θrとによって特定される。例えば、運動変位角θr,θpの正弦(sinθr,sinθp)をポインタ13の移動を表すベクトル(X,Y)に対応させればよい。なお、このベクトル(X,Y)の決定方法は必ずしも運動変位角θr,θpの正弦をとる方法に限られない。運動変位角θr,θp相互間の大小関係を保つことのできる変換方法によってベクトル(X,Y)を決定すればよい。運動変位角θr,θpからなるベクトル(θr,θp)をそのままベクトル(X,Y)に対応させてもよい。
【0026】
このように運動変位角θr,θpに基づいて決定されたポインタ13の移動を示すベクトル(X,Y)は表示制御部15によって処理され、ポインタ13をベクトル(X,Y)によって特定される位置に移動させる。また、表示制御部15は、運動変位角θr,θpの大きさに対応した移動速度でポインタ13を移動させてもよく、その場合には、ポインタ13の移動速度はベクトル(X,Y)の大きさによって決定すればよい。
【0027】
以上、慣性センサ28としてバーティカルジャイロ30を用いた例を示したが、慣性センサ28にはジャイロ以外の傾斜計、加速度計など様々な種類、駆動方式のものを適用することができる。ジャイロ自体もコマの力学を応用したものの他、コリオリの力を原理としたもの(振動ジャイロ)やサニャック効果を原理としたもの(リングレーザージャイロ)など、様々な種類、駆動方式のものがある。従って、最低限必要とされるポインタ13の移動方向を決定することのできるものであれば、いずれの慣性センサを用いてもよい。
【0028】
図6は、慣性センサ28の他の一例である熱加速度計40の平面図を示す。この熱加速度計40は、例えば米国特許6,182,509 号公報に開示されているものである。熱加速度計40は、微細加工技術により、3mm四方程度のシリコン基板41にエッチング処理によって空洞42が形成され、空洞42の上に構造体43が張り渡されて構成されている。この構造体43の中央には小さな加熱器44が設けられている。また、加熱器44から四方に等距離となるように4つの温度センサ45a〜45dがそれぞれ配置されている。なお、温度センサの数は、4つに限られず、5つ以上の温度センサを用いてもよい。
【0029】
図7(A)の断面図において、シリコン基板41上には構造体43を覆うようにドーム型のキャノピー46が被せられており、その内部にはガスが封入されている。同図に示すように、熱加速度計40が水平状態に保たれている場合には、中央に設けられた加熱器44によって温められて生じたホットガス47aが熱加速度計40の中央に滞留し、その周囲は、ホットガス47aより比重が大きいコールドガス47bによって取り巻かれている。従って、熱加速度計40内の温度分布は、図7(B)の実線48に示すように左右対称となり、中央の加熱器44からの距離が大きくなるにつれて温度は低下する。このとき、4つの温度センサ45a〜45dによって検出される温度はほぼ等しい。
【0030】
図8(A)は、熱加速度計40が組み込まれたリモコン20が紙面の左方向へ変位することにより加速度が加わった様子を示す。この左方向への加速度により、比重の小さいホットガス47aは右方向に移動する。この結果、図8(B)において、実線48の平衡状態の温度分布は、破線49に示すように右方向へずれる。この温度分布の変化が4つの温度センサ45a〜45dによって検出されることにより、かかる加速度の方向及び大きさ、すなわちリモコン20の変位に対応する信号(方向信号、シフト量信号)が得られる。
【0031】
リモコン20の変位のうちX軸方向成分による加速度は、温度センサ45b,45dが感知する温度変化として検出され、リモコン20の変位のうちY軸方向成分による加速度は、温度センサ45a,45cが感知する温度変化として検出される。これにより、リモコン20がいかなる方向に変位したかを知ることができ、ポインタ13の移動を示すベクトル(X,Y)が決定される。なお、このガスの温度分布は、リモコン20を傾けた場合にも重力加速度により平衡状態から変化するため、図5に示した運動変位角θr,θpの変化も併せて熱加速度計40によって検出されることとなる。
【0032】
このようなバーティカルジャイロ30や熱加速度計40からなる慣性センサ28は、リモコン20の操作開始ボタン24が押下されている間のみ上記検出動作を行うように構成されている。リモコン制御部27は、操作開始ボタン24が押下されたか否かを検出し、慣性センサ28の動作のオン/オフ制御を行う。これにより、操作者が操作開始ボタン24を押しながらリモコン20を動かした場合にのみポインタ13が移動可能となる。また、操作者がリモコン20を動かして、押していた操作開始ボタン24を離すことにより、EPG画面12上の所望の位置にポインタ13を停止させることができる。さらに、操作者がリモコン20の決定ボタン25を押下することにより、ポインタ13の位置にあるアイコンやセルを選択し、決定することができる。
【0033】
次に、図9〜図12は、EPG画面12の選択操作について示す。まず、図9に示すEPG画面12の主メニューをテレビ10の表示部11に表示するには、リモコン20をテレビ10へ大雑把に向けた状態でメニューボタン23を操作する。このEPG画面12には、チャンネル及び時間によってマトリクス表示された番組表50が表示される。この番組表50内には、番組内容が各セルに表示され、各セルはリモコン20の操作により選択、決定することができる。また、番組表50の上方には、例えば、主メニュー、カテゴリー、出演者、検索、予約などの選択操作を指示するアイコン51a〜51eが表示され、リモコン20の操作により所望のアイコンを選択、決定することができる。
【0034】
図10において、前述したリモコン20の操作によりポインタ13を移動させて「カテゴリー」のアイコン51bを選択し、決定すると、EPG画面12上にカテゴリー選択ウィンドウ52が重ね書き表示(いわゆるポップアップ表示)される。カテゴリー選択ウィンドウ52には、例えば、映画、スポーツ、音楽、ニュース、ショッピング、スペシャルなどのカテゴリーを示すアイコンが表示され、リモコン20の操作により所望のアイコンを選択、決定することができる。
【0035】
さらに、図11において、リモコン20の操作によりポインタ13をカテゴリー選択ウィンドウ52上に移動させて「映画」のアイコン52aを選択し、決定すると、画面の最前面に映画番組ウィンドウ53がポップアップ表示される。ここで、EPG画面12の「カテゴリー」アイコン51bにポインタ13が停止している状態から、「カテゴリー」選択ウィンドウ52の「映画」アイコン52aを選択するには、図2に示すリモコン20の操作開始ボタン24を押下した状態で、EPG画面12に表示された通り、リモコン20を右斜め下45度方向に移動させてポインタ13を所定のアイコンに移動させた後、決定ボタン25を押下すればよい。これにより、階層状態にあり、相互のアイコン位置が不定である階層間のアイコンを容易に選択・決定することができる。
【0036】
なお、映画番組ウィンドウ53内には、映画のカテゴリーに属する番組が検索され、放映時間とチャンネルとともに表形式に表示されてなる番組リスト54が表示されている。リモコン20の操作により番組リスト54の中から所望の番組を選択することができる。また、映画番組ウィンドウ53内には、選択・決定された番組を録画予約するためのアイコン55a、及びこれを取り消すためのアイコン55bが表示されている。
【0037】
図12において、リモコン20の操作により、同様に階層状態にあり相互に相関のない選択ウィンドウ間をポインタ13を移動させて、例えば「釣りバカ日記」の番組欄にポインタ13を合わせて決定ボタン25を押下するとこの番組が選択・決定され、その後、「予約」のアイコン55aにポインタ13を合わせて決定ボタン25を押下すると、この番組が録画予約される。なお、この操作に代えて、リモコン20上の数字ボタン26によって番組を選択・決定することができる。例えば「釣りバカ日記」の番組を選択・決定する場合には数字ボタン26の「2」を押下すればよい。この録画予約が完了するとEPG画面12は終了し、それまでに設定されていた番組が表示部11に表示される。
【0038】
なお、上記実施形態に示したリモコン20に、卓上で操作可能な周知のマウス、例えば赤外線を卓上に当てて操作方向を検知する赤外線マウスを組み合わせてもよい。これにより、卓上においてもEPG画面12の選択操作が可能となる。
【0039】
また、上記実施形態に示したリモコン20の操作開始ボタン24をタッチセンサによって構成し、このタッチセンサに手が触れているときのみ慣性センサ28の動作がオンになるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電子番組ガイド画面上に表示されるポインタを遠隔操作するリモートコントロール装置が、操作者によって動かされたときに、その動きの方向を検出する慣性センサを備え、その動きの方向を表わす方向信号を発生し、その方向信号に応じてポインタをシフトさせるようにしたので、操作者は表示装置の電子番組ガイド画面に対して指差し動作に似た操作でリモートコントロール装置を操作することができ、従来のような方向ボタンを繰り返して押下する操作に比して著しく操作が容易となる。
【0041】
また、リモートコントロール装置による電子番組ガイド画面の遠隔操作を、指向性の小さいRF信号による無線通信によって行うようにしたので、画面上のポインタを所望とするアイコン位置に向けて移動させるために、自由にリモートコントロール装置を移動操作することが可能となり、操作性が著しく向上する。また、信号の発信の際にリモートコントロール装置を大雑把に表示装置へ向ければよく、リモートコントロール装置の方向を正確に合わせて操作を行う必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】EPG画面操作システムを示す概観図である。
【図2】リモコンの正面図である。
【図3】EPG画面操作システムの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】バーティカルジャイロの構成を示す斜視図である。
【図5】リモコンの移動方向を説明する斜視図である。
【図6】熱加速度計の構成を示す平面図である。
【図7】(A)は、平衡状態における熱加速度計の断面図である。(B)は平衡状態におけるガスの温度分布を示すグラフである。
【図8】(A)は、加速度が加わった場合における熱加速度計の断面図である。(B)は加速度が加わった場合におけるガスの温度分布を示すグラフである。
【図9】EPG画面を説明する図である。
【図10】EPG画面上のカテゴリー選択ウィンドウを説明する図である。
【図11】EPG画面上の映画番組ウィンドウを説明する図(その1)である。
【図12】EPG画面上の映画番組ウィンドウを説明する図(その2)である。
【図13】従来のEPG画面操作システムを示す概観図である。
【符号の説明】
10 テレビ
11 表示部
12 EPG画面
13 ポインタ
14 RF信号受信部
15 表示制御部
20 リモコン
21 RF信号発信部
22 入力部
27 リモコン制御部
28 慣性センサ
29 RF信号生成部
30 バーティカルジャイロ
40 熱加速度計
44 加熱器
45a〜45d 温度センサ
46 キャノピー
47a ホットガス
47b コールドガス

Claims (7)

  1. 電子番組ガイド画面を表示する表示装置と、この電子番組ガイド画面上に表示されるポインタを遠隔操作するリモートコントロール装置とからなる電子番組ガイドの画面操作システムにおいて、
    前記リモートコントロール装置は、操作者によって動かされたときに、その動きの方向を検出する慣性センサを備え、その動きの方向を表わす方向信号を発生し、前記表示装置は、前記方向信号に応じて前記ポインタを画面上でシフトさせるための表示制御手段を備えることを特徴とする電子番組ガイドの画面操作システム。
  2. 前記遠隔操作は、RF信号による無線通信によって行われることを特徴とする請求項1記載の電子番組ガイドの画面操作システム。
  3. 前記慣性センサは前記動きの加速度を検出し、この加速度に応じた移動量を表わすシフト量信号を発生し、前記表示制御手段は、前記シフト量信号に応じた距離だけ前記ポインタを画面上でシフトさせることを特徴とする請求項1又は2いずれかに記載の電子番組ガイドの画面操作システム。
  4. 前記慣性センサは、ジャイロであることを特徴とする請求項1又は2いずれかに記載の電子番組ガイドの画面操作システム。
  5. 前記慣性センサは、キャノピー内で移動可能なホットガスと、少なくとも4方向に配置され、前記ホットガスを検知する複数の温度センサからなる熱加速度計であることを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の電子番組ガイドの画面操作システム。
  6. 前記リモートコントロール装置は、前記慣性センサの検出動作をオン/オフする制御手段を備え、前記慣性センサの検出動作がオンになっている間のみ前記ポインタを移動可能とすることを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の電子番組ガイドの画面操作システム。
  7. 電子番組ガイド画面を表示する表示装置と、該電子番組ガイド画面上に表示されるポインタを遠隔操作するリモートコントロール装置とからなる電子番組ガイドの画面操作システムの操作方法において、
    操作者によって前記リモートコントロール装置が移動されたときに、このリモートコントロール装置内の慣性センサがこの動きを検出するステップと、
    前記慣性センサにより検出された信号を無線通信により前記表示装置に送信するステップと、
    送信された信号に応じて前記ポインタを画面上でシフトさせるステップとを有することを特徴とする電子番組ガイドの画面操作システムの操作方法。
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