JP2005012273A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】明るさと閾値の設定は、どちらでも画像品質を調整する機能に対して略同等の効果を示すことを利用して、明るさの調整機能として既にカメラに存在する露出補正機能を活用し、最適な閾値レベルを設定し2値画像の解像度を高めた画像処理装置を提供。
【解決手段】この画像処理装置100は、全体を制御する全体制御部1と、操作指示や機能選択指令、編集データ等を入力する操作入力部2と、全体制御部1のプログラムソフトを記録する外部記憶装置3と、イメージ画像及びMMR圧縮された画像等を格納するメモリ4と、スキャナやデジタルカメラで構成される画像撮影部6と、その読み取った画像を白ドットと黒ドットの画像データに変換する多値→2値変換部7と、2値化された画像を圧縮するMMR圧縮部8と、外部記憶装置などに保存された画像データの再生制御を行う画像再生部9と、MMR圧縮画像を復元するMMR伸張部10とを備えて構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】この画像処理装置100は、全体を制御する全体制御部1と、操作指示や機能選択指令、編集データ等を入力する操作入力部2と、全体制御部1のプログラムソフトを記録する外部記憶装置3と、イメージ画像及びMMR圧縮された画像等を格納するメモリ4と、スキャナやデジタルカメラで構成される画像撮影部6と、その読み取った画像を白ドットと黒ドットの画像データに変換する多値→2値変換部7と、2値化された画像を圧縮するMMR圧縮部8と、外部記憶装置などに保存された画像データの再生制御を行う画像再生部9と、MMR圧縮画像を復元するMMR伸張部10とを備えて構成される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置に関し、さらに詳しくは、多値画像データを2値画像に変換する閾値設定方法を備えた画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から2値画像を取得する際の画質調整機能は、明るさとコントラスト、及び閾値を設定することにより実現するのが一般的である。また、カラー画像を白黒2値画像に自動変換する場合は、白黒分けを決定する閾値を、変換元カラー画像の平均輝度値(YUV表現のY値)で判断することが多い。
また特開平8−294002号公報には、色画像領域の文字図形の大きさに依らず2色画像領域内のブロックを2色画像領域と判別し、また、2色画像の色を限定しないで画像を分割することが可能となる画像分割方法について開示されている。それによると、被判別ブロックを中心として、その近傍のブロックを含んだブロック内の画素値の集合データからなる主参照ブロックデータと、被判別ブロックを中心に持たない複数のブロック内の画素値の集合データからなる副参照ブロックデータとを生成し、主参照ブロックデータおよび副参照ブロックデータを各ブロック内の平均値を閾値として2値化し、2値化された主参照ブロックデータおよび副参照ブロックデータの重複している部分の類似性を数値化した類似度値を生成し、類似度値を用いて被判別ブロックが2色画像領域か、あるいは、多色画像領域かを判別するものである。
【特許文献1】特開平8−294002号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画質調整機能については、利用者が明るさとコントラスト、及び閾値の三つを調整するには組合せが煩雑である。従って、可能な限り一つのつまみ等によって単調増加又は単調減少機能として操作できる方が望ましい。また、閾値の自動設定については、画像全体を濃くしたり、薄くしたりして2値画像に変換することが困難なため鮮明な画像を得ることができなかった。
また、特許文献1に開示されている従来技術は、画像分割方法において、2色画像領域の文字図形の大きさによらず2色画像領域内のブロックを2色画像領域と判別し、また、多色画像領域の高周波成分と2色画像領域のエッジを区別し、さらに、2色画像の色を限定しないで画像を分割することが可能となる技術である。しかし、画像領域を2色画像領域と多色画像領域とに分けなければならず、回路構成が複雑となり、装置がコストアップするといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、画像の明るさにより画像品質を調整しても、或いは閾値の設定により画像品質を調整しても、その効果は略同等であることを利用して、明るさの調整機能として既にカメラに存在する露出補正機能を活用することにより、最適な閾値レベルを設定して2値画像の解像度を高めた画像処理装置を提供することを目的する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、画像の明るさに応じて所定の露出値に補正する露出補正手段と、前記画像をブロックに分割して該ブロック内の平均濃度を検出する平均濃度検出手段と、該平均濃度検出手段により検出された平均濃度に基づいて前記ブロック中心の閾値を設定する閾値設定手段とを備え、前記露出補正手段が、画像の明るさに応じて該画像の入力濃度を変化させることにより、前記閾値設定手段により設定された閾値レベルを変化させることを特徴とする。
カメラに備えられた露出補正機能は、露出オーバにならないように撮像素子に入射する光量を所定の光量になるように調整する。また、カラー画像を読み込んで2値画像に変換する場合は、所定の閾値を固定的に設定して変換している。そのときの閾値のレベルは標準的な画像の入力濃度に対して標準的な出力濃度が得られるレベルに設定される。従って、入力画像が標準的な画像から遠ざかるに従って、結果的に出力画像が黒ずんだり、或いは白抜けした画像となる場合がある。そこで本発明では、画像の明るさに応じて露出を補正する露出補正手段を設け、その露出値に応じて閾値が変化するようにして画質調整をおこなうものである。
かかる発明によれば、露出補正手段を設けて露出値に応じて閾値が変化するようにして画質調整をおこなうので、入力濃度が変化した場合にそれに応じて閾値も変化して画質調整を最適化することができる。
請求項2は、前記露出補正手段は、所定の勾配を有する入出力濃度特性において、基準の入力濃度に対して該入力濃度を下げた場合には出力濃度を濃くするように働き、前記基準の入力濃度に対して該入力濃度を上げた場合には出力濃度を薄くするように働くことを特徴とする。
入出力濃度特性の勾配は所定値に設定することが可能である。つまり、入出力が1対1に変化する勾配を中心として、その比を任意に変えることが可能である。そして画像の入力濃度は画像そのものにより異なったり、或いは画像の明るさにより異なる。そこで、入力濃度が低い場合、つまり、画像そのものの濃度が薄かったり明るさが暗い場合、出力濃度が高くなるように閾値を変化させる。また、入力濃度が高い場合、つまり、画像そのものの濃度が濃かったり明るさが明るい場合、出力濃度が低くなるように閾値を変化させる。
かかる発明によれば、所定の濃度勾配特性に対して、入力濃度が高い場合に出力濃度を下げるように閾値を設定し、入力濃度が低い場合に出力濃度を上げるように閾値を設定するので、入力濃度に応じて最適な閾値を設定することができる。
【0005】
請求項3は、前記閾値設定手段は、前記平均濃度検出手段により検出された平均濃度をD、0〜1の範囲の定数をK、0以上の正の自然数である調整値をαとした場合、前記ブロック中心の閾値Tは、T=D*K+αの関係を満足するように決定されることを特徴とする。
平均濃度Dは所定のブロックに分割した画像領域の各点の濃度の平均値である。また定数Kは入出力の濃度勾配を決定する定数である。また、調整値αは定数Kにより決定された勾配の濃度特性を平行移動する移動量を決定する値である。そして、これらの値からブロック中心の閾値Tは、T=D*K+αにより決定される。つまり、K=1,α=0の場合はT=Dとなり、ブロック中心の閾値は平均濃度を検出するレベルを表している。従って、それ以外の閾値は平均濃度以下であり、その量を更に調整するためにαが存在する。
かかる発明によれば、ブロック中心の閾値Tは、平均濃度の1次関数として表せるので、平均濃度が高ければ高いほど閾値を低くし、平均濃度が低ければ低いほど閾値を高くするように働き、更に、αにより微調整することが可能である。
請求項4は、前記調整値は、画像サンプルが白地肌に黒文字である場合、前記露出補正手段の補正標準値に対して最適な2値変換結果が得られるように、平均閾値より前記出力濃度が薄くなるように設定されることを特徴とする。
画像サンプルが白地肌に黒文字の場合、つまり、黒に対して白の比率が大きい場合、白地肌の濃淡あるいは小さな傷等により、画像以外のノイズが画像として出てくる場合がある。これを防ぐために閾値を標準閾値よりも下げて、出力濃度が薄くなるようにしてノイズを除去する。
かかる発明によれば、画像サンプルが白地肌に黒文字の場合、閾値を標準閾値よりも下げて、出力濃度が薄くなるように設定されるので、白地肌に存在する画像以外のノイズを除去することができる。
【0006】
請求項5は、前記調整値は、画像サンプルが黒地肌に白文字である場合、前記露出補正手段の補正標準値に対して最適な2値変換結果が得られるように、平均閾値より前記出力濃度が濃くなるように設定されることを特徴とする。
前記請求項4とは逆に、画像サンプルが黒地肌に白文字の場合、黒地肌上に存在する小さな傷や濃淡の差により、黒地肌に白いノイズが出る場合がある。これを防ぐために閾値を標準閾値よりも上げて、出力濃度が濃くなるようにしてノイズを除去する。
かかる発明によれば、画像サンプルが黒地肌に白文字の場合、閾値を標準閾値よりも上げて、出力濃度が濃くなるように設定されるので、黒地肌に存在する画像以外のノイズを除去することができる。
請求項6は、画像の明るさに応じて所定の露出値に補正する露出補正ステップと、前記画像をブロックに分割して該ブロック内の平均濃度を検出する平均濃度検出ステップと、該平均濃度検出ステップにより検出された平均濃度に基づいて前記ブロック中心の閾値を設定する閾値設定ステップとを備え、前記露出補正ステップでは、画像の明るさに応じて該画像の入力濃度を変化させることにより、前記閾値設定ステップにより設定された閾値レベルを変化させることを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項1と同様の作用効果を奏する。
請求項7は、前記露出補正ステップは、所定の勾配を有する入出力濃度特性において、基準の入力濃度に対して該入力濃度を下げた場合には出力濃度を濃くするように働き、前記基準の入力濃度に対して該入力濃度を上げた場合には出力濃度を薄くするように働くことを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項2と同様の作用効果を奏する。
【0007】
請求項8は、前記閾値設定ステップは、前記平均濃度検出ステップにより検出された平均濃度をD、0〜1の範囲の定数をK、0以上の正の自然数である調整値をαとした場合、前記ブロック中心の閾値Tは、T=D*K+αの関係を満足するように決定されることを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項3と同様の作用効果を奏する。
請求項9は、前記調整値は、画像サンプルが白地肌に黒文字である場合、前記露出補正ステップの補正標準値に対して最適な2値変換結果が得られるように、平均閾値より前記出力濃度が薄くなるように設定されることを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項4と同様の作用効果を奏する。
請求項10は、前記調整値は、画像サンプルが黒地肌に白文字である場合、前記露出補正ステップの補正標準値に対して最適な2値変換結果が得られるように、平均閾値より前記出力濃度が濃くなるように設定されることを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項5と同様の作用効果を奏する。
請求項11は、請求項6乃至10の何れか一項に記載の画像処理方法をコンピュータが制御可能にプログラミングしたことを特徴とする。
かかる発明によれば、本発明の画像処理方法をコンピュータが制御可能なOSに従ってプログラミングすることにより、そのOSを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができる。
請求項12は、請求項11に記載の画像処理プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
かかる発明によれば、画像処理プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録することにより、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の画像処理装置の一例の概略構成を示すブロック図である。ハード構成とマイクロコンピュータによるソフト処理の機能とを混在して示している。この画像処理装置100は、画像処理装置100全体の動作及び機能を制御するマイクロコンピュータ(CPU、ROM、RAM等から構成されるが代表して「CPU」と略称される)である全体制御部1と、各種操作指示や機能選択指令、編集データ等を入力するためのものであり、キーボードやマウスあるいはタッチパネル等で構成される操作入力部2と、上記全体制御部1で実行するプログラムソフトを記録する媒体としても機能する外部記憶装置3と、画像撮影部6によって読み取ったイメージ画像データ、2値画像を多色で表現する情報が埋めこまれて一旦保存された画像を画像再生部9によって再生したイメージ画像データ及びMMR圧縮された画像データ等を格納する大容量のRAMあるいはハードディスク等により構成されるメモリ4と、セットされた写真や帳票等をスキャンしてその画像を読み取ってイメージ画像データを入力する画像データ入力手段であり、スキャン光学系及びCCDなどのイメージセンサとその駆動回路等からなる公知のイメージスキャナやデジタルカメラで構成される画像撮影部6と、その読み取ったイメージ画像データを所定の解像度で2値化して白ドットと黒ドットの画像データに変換する多値画像→2値変換部7と、多値画像→2値変換部7で2値化された画像をMMR圧縮するMMR圧縮部8と、MMR圧縮部8で画像データ圧縮されて外部記憶装置などに保存された画像データを再生するための制御を行う画像再生部9と、MMR圧縮部8によって圧縮されたMMR圧縮画像を伸張して復元するMMR伸張部10とを備えて構成される。なお、これらの各部(又は装置)とバス11との間に必要なインタフェース部は図示を省略している。また、MMR伸張部10は、MMR圧縮部8によってMMR圧縮された画像を伸張して復元する。これは既存の技術であるので、その詳細は省略する。
【0009】
図2は、文字モードを2値変換する動作の流れを説明するフローチャートである。まず、初期設定として当該ブロックをNO=0、ブロック幅=128あるいは64、ブロック高さ=128あるいは64として設定する(S1)。そして、当該ブロックNOが最終か否かをチエックし(S2)、最終であれば(S2でYESのルート)終了し、最終でなければ(S2でNOのルート)、当該ブロックの平均ピクセル濃度Dを求める(S3)。つぎに閾値=D*K+αを計算し(S4)、当該ブロックの処理ラインNO=0にする(S5)。そして最終ラインNOが最終か否かをチエックし(S6)、最終であれば(S6でYESのルート)、ステップS14に進んで当該ブロックNOをインクリメントし(S14)、ステップS2に戻って繰り返す。ステップS6で最終ラインでなければ(S6でNOのルート)、左端からのピクセルロケーションを0にする(S7)。そしてピクセルロケーションが最終か否かをチエックし(S8)、最終であれば(S8でYESのルート)処理ラインNOをインクリメントして(S9)、ステップS6に進んで繰り返す。ステップS8で最終でない場合は(S8でNOのルート)、当該ピクセルがステップS4で設定した閾値より大きいか否かをチエックし(S10)、大きければ(S10でYESのルート)、白(W)を2値画像として出力し(S11)、ピクセルロケーションをインクリメントする(S12)。そしてステップS8に進み繰り返す。ステップS10でピクセルが閾値より小さい場合(S10でNOのルート)、黒(K)を2値画像として出力してステップS12に進む。
【0010】
図3は本発明の閾値設定方法を説明するための入出力濃度と閾値の関係を表す図である。縦軸に出力濃度、横軸に入力濃度を表し、また横線20は平均値のサンプルの閾値を表している。また、入力濃度に対して出力濃度を補正するために弓状のγ補正曲線26が画像の濃度を決めるγ補正曲線を表す例とする。XとYは、それぞれ大きいほど、明るく白っぽくなることを表す。そして、画像をブロック分割したそれぞれのブロック毎の2値化用閾値は、次のように計算する。
(ブロック中心の閾値)T=D(ブロック内濃度平均値)*K+α・・(1)
・K:0〜1…………白地肌に黒文字が前提の場合の有効範囲
・α:±微小値……微調整値
ここで係数Kについて説明する。2値化対象物が白っぽい地肌に黒っぽい文字を前提にすると、閾値は、濃度平均値の閾値20よりも下になるように計算する。つまり、(1)式で、Kが1よりも小さいY=KXの直線25に沿うところまで、閾値を下げることを意味する。例えば、濃度平均値の閾値20が図の位置にあるとすると、自動設定による閾値は、(1)式によって、T=D*Kとなり直線21まで下がる。この閾値で2値化すると、画像が全体的に白っぽくなる。具体的には、地肌が白っぽくなり、黒の度合いが強いところだけが、黒に変換されることになる。この状態から本発明の露出補正機能によって、入力濃度をx0からx1に下げると、それに合わせて閾値も直線22まで下がるが、x0の閾値21よりも閾値の下がり方が少なく、且つγ補正曲線26からの高低差も小さくなる(y0>y1で且つz0>z1)。これは、元の画像の濃度平均や明るさの最大値に比べて、閾値が相対的に大きくなり、2値変換結果が黒ずむことを表す。また、同様に全体の入力濃度をx0からx2に上げると、閾値23が濃度平均値や最大値から、より離れる状態になるので(y2>y0)、2値変換結果は、白が多くなる。しかし、Y=KX直線25の傾きKが大きすぎてY=Xの直線24に近づくと、このような濃度調整が単調増加にならないで、途中までは単調増加になるが、途中から単調減少に変わってしまうというような特徴になる。
【0011】
図4は本発明の閾値設定方法を説明するための入出力濃度と閾値の関係を表す図である。縦軸に出力濃度、横軸に入力濃度を表し、また横線30は平均値のサンプルの閾値を表している。また、入力濃度に対して出力濃度を補正するために弓状のγ補正曲線38が画像の濃度を決めるγ補正曲線を表す例とする。XとYは、それぞれ大きいほど、明るく白っぽくなることを表す。ここで、(1)式の定数αについて説明する。露出補正値の標準であるEV±0の時に、出来るだけ最適な2値変換結果が得られる工夫をするために、図4に示すように、(1)式の閾値Tに+αすることによって調整する。例えば、Y=KXの勾配の直線36に対する閾値31に+α1にすることにより、Y=KXの勾配の直線36が平行移動してY=KX+α1の直線34となり、x0との交点bを通る閾値の直線32となる。ただし、+α2することによって、Y=KXの勾配の直線36が平行移動してY=KX+α2の直線35となり、x0との交点cを通る閾値の直線33が濃度平均値の閾値30よりも上に行くと、黒地肌に白文字が書かれるサンプルに適するようになる。このようにαは、一般的な2値化調整機能では、閾値の上下動の意味になり、Kはコントラストの意味に近くなる。また、αは固定値にしたいところであるが、カメラ画像の調整作業により、γ補正曲線38をこの形で固定確定するわけではなく、例えば、S字型等の他の形を選択する場合もあるので、最大濃度などに比例した値にするのが妥当である。
【0012】
図5は、本発明の露出補正値を利用した2値画像の変換結果の例を示す図である。対象サンプルは、濃淡レベルで変化が分かりやすい内容のものを使用している。露出補正値をEV−0.5(40)、EV+0.5(41)、EV+1.5(42)のようにマイナスからプラスに変更すると、2値結果が徐々に白っぽくなることが解る。
【0013】
図6は、本発明の露出補正機能を説明するための図であり、(A)はK=0.5、α=2とした場合で、ブロックにノイズが存在し、そのノイズを除去する場合であり、(B)はK=0.5、α=2.5とした場合で、露出補正により画像が変化する様子を説明する図である。まず(A)−(a)は入力データの濃度が図のような場合、平均濃度=4であり、前記式(1)から計算された閾値=4となる。そのとき出力データはノイズ45と46を含むデータとなる。(A)−(b)は入力データの濃度が図のような場合、平均濃度=8であり、前記式(1)から計算された閾値=6となる。そのとき出力データはノイズ45と46が除去されたデータとなる。また(A)−(c)は入力データの濃度が図のような場合、平均濃度=12であり、前記式(1)から計算された閾値=8となる。そのとき出力データはノイズ45と46が除去されたデータとなる。
次に(B)−(a)はオリジナルデータとして図のような場合、平均濃度=4であり、前記式(1)から計算された閾値=4.5となる。そのとき出力データは4ピクセルが黒のデータとなる。(B)−(b)は補正を2倍にして入力データの濃度が図のような場合、平均濃度=8であり、前記式(1)から計算された閾値=6.5となる。そのとき出力データはピクセル48が除去されたデータとなる。また(B)−(c)は補正を4倍にして入力データの濃度が図のような場合、平均濃度=16であり、前記式(1)から計算された閾値=10.5となる。そのとき出力データはピクセル47と48が除去されたデータとなる。このように、補正値を上げていくと画像が徐々に白くなるのが解る。
【0014】
以下に本発明の実施形態の画像処理装置の露出調整によって得られた出力画像サンプルを示す。図7は、本発明による露出調整によって2値変換した画像と比較するために掲示した2値変換する元の多値(カラー)画像である。図8は、本発明による露出調整によって2値変換した画像と比較するために掲示した標準的に2値変換した画像である。図9は本発明による露出調整によって2値変換した画像と比較するために掲示した閾値調整によって2値変換した画像である。この図から図8の標準的に2値変換した画像よりも白くなっているのが解る。図10は本発明による露出調整によって2値変換した画像である。この図から図9の2値変換した画像よりも白くなっているのが解る。
【0015】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1、6の発明によれば、露出補正手段を設けて露出値に応じて閾値が変化するようにして画質調整をおこなうので、入力濃度が変化した場合にそれに応じて閾値も変化して画質調整を最適化することができる。
また請求項2、7では、所定の濃度勾配特性に対して、入力濃度が高い場合に出力濃度を下げるように閾値を設定し、入力濃度が低い場合に出力濃度を上げるように閾値を設定するので、入力濃度に応じて最適な閾値を設定することができる。
また請求項3、8では、ブロック中心の閾値Tは、平均濃度の1次関数として表せるので、平均濃度が高ければ高いほど閾値を低くし、平均濃度が低ければ低いほど閾値を高くするように働き、更に、αにより微調整することが可能である。
また請求項4、9では、画像サンプルが白地肌に黒文字の場合、閾値を標準閾値よりも下げて、出力濃度が薄くなるように設定されるので、白地肌に存在する画像以外のノイズを除去することができる。
また請求項5、10では、画像サンプルが黒地肌に白文字の場合、閾値を標準閾値よりも上げて、出力濃度が濃くなるように設定されるので、黒地肌に存在する画像以外のノイズを除去することができる。
また請求項11では、本発明の画像処理方法をコンピュータが制御可能なOSに従ってプログラミングすることにより、そのOSを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができる。
また請求項12では、画像処理プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録することにより、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の一例の概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明の文字モードを2値変換する動作の流れを説明するフローチャート。
【図3】本発明の閾値設定方法を説明するための入出力濃度と閾値の関係を表す図。
【図4】本発明の閾値設定方法を説明するための入出力濃度と閾値の関係を表す図。
【図5】本発明の露出補正値を利用した2値画像の変換結果の例を示す図。
【図6】本発明の露出補正機能を説明するための図。
【図7】本発明の露出調整によって2値変換した画像と比較するために掲示した2値変換する元の多値(カラー)画像の図。
【図8】本発明の露出調整によって2値変換した画像と比較するために掲示した標準的に2値変換した画像の図。
【図9】本発明の露出調整によって2値変換した画像と比較するために掲示した閾値調整によって2値変換した画像の図。
【図10】本発明の露出調整によって2値変換した画像の図。
【符号の説明】
1 全体制御部、2 操作入力部、3 外部記憶装置、4 メモリ、6 画像撮影部、7 多値画像→2値変換部、8 MMR圧縮部、9 画像再生部、10MMR伸張部
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置に関し、さらに詳しくは、多値画像データを2値画像に変換する閾値設定方法を備えた画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から2値画像を取得する際の画質調整機能は、明るさとコントラスト、及び閾値を設定することにより実現するのが一般的である。また、カラー画像を白黒2値画像に自動変換する場合は、白黒分けを決定する閾値を、変換元カラー画像の平均輝度値(YUV表現のY値)で判断することが多い。
また特開平8−294002号公報には、色画像領域の文字図形の大きさに依らず2色画像領域内のブロックを2色画像領域と判別し、また、2色画像の色を限定しないで画像を分割することが可能となる画像分割方法について開示されている。それによると、被判別ブロックを中心として、その近傍のブロックを含んだブロック内の画素値の集合データからなる主参照ブロックデータと、被判別ブロックを中心に持たない複数のブロック内の画素値の集合データからなる副参照ブロックデータとを生成し、主参照ブロックデータおよび副参照ブロックデータを各ブロック内の平均値を閾値として2値化し、2値化された主参照ブロックデータおよび副参照ブロックデータの重複している部分の類似性を数値化した類似度値を生成し、類似度値を用いて被判別ブロックが2色画像領域か、あるいは、多色画像領域かを判別するものである。
【特許文献1】特開平8−294002号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画質調整機能については、利用者が明るさとコントラスト、及び閾値の三つを調整するには組合せが煩雑である。従って、可能な限り一つのつまみ等によって単調増加又は単調減少機能として操作できる方が望ましい。また、閾値の自動設定については、画像全体を濃くしたり、薄くしたりして2値画像に変換することが困難なため鮮明な画像を得ることができなかった。
また、特許文献1に開示されている従来技術は、画像分割方法において、2色画像領域の文字図形の大きさによらず2色画像領域内のブロックを2色画像領域と判別し、また、多色画像領域の高周波成分と2色画像領域のエッジを区別し、さらに、2色画像の色を限定しないで画像を分割することが可能となる技術である。しかし、画像領域を2色画像領域と多色画像領域とに分けなければならず、回路構成が複雑となり、装置がコストアップするといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、画像の明るさにより画像品質を調整しても、或いは閾値の設定により画像品質を調整しても、その効果は略同等であることを利用して、明るさの調整機能として既にカメラに存在する露出補正機能を活用することにより、最適な閾値レベルを設定して2値画像の解像度を高めた画像処理装置を提供することを目的する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、画像の明るさに応じて所定の露出値に補正する露出補正手段と、前記画像をブロックに分割して該ブロック内の平均濃度を検出する平均濃度検出手段と、該平均濃度検出手段により検出された平均濃度に基づいて前記ブロック中心の閾値を設定する閾値設定手段とを備え、前記露出補正手段が、画像の明るさに応じて該画像の入力濃度を変化させることにより、前記閾値設定手段により設定された閾値レベルを変化させることを特徴とする。
カメラに備えられた露出補正機能は、露出オーバにならないように撮像素子に入射する光量を所定の光量になるように調整する。また、カラー画像を読み込んで2値画像に変換する場合は、所定の閾値を固定的に設定して変換している。そのときの閾値のレベルは標準的な画像の入力濃度に対して標準的な出力濃度が得られるレベルに設定される。従って、入力画像が標準的な画像から遠ざかるに従って、結果的に出力画像が黒ずんだり、或いは白抜けした画像となる場合がある。そこで本発明では、画像の明るさに応じて露出を補正する露出補正手段を設け、その露出値に応じて閾値が変化するようにして画質調整をおこなうものである。
かかる発明によれば、露出補正手段を設けて露出値に応じて閾値が変化するようにして画質調整をおこなうので、入力濃度が変化した場合にそれに応じて閾値も変化して画質調整を最適化することができる。
請求項2は、前記露出補正手段は、所定の勾配を有する入出力濃度特性において、基準の入力濃度に対して該入力濃度を下げた場合には出力濃度を濃くするように働き、前記基準の入力濃度に対して該入力濃度を上げた場合には出力濃度を薄くするように働くことを特徴とする。
入出力濃度特性の勾配は所定値に設定することが可能である。つまり、入出力が1対1に変化する勾配を中心として、その比を任意に変えることが可能である。そして画像の入力濃度は画像そのものにより異なったり、或いは画像の明るさにより異なる。そこで、入力濃度が低い場合、つまり、画像そのものの濃度が薄かったり明るさが暗い場合、出力濃度が高くなるように閾値を変化させる。また、入力濃度が高い場合、つまり、画像そのものの濃度が濃かったり明るさが明るい場合、出力濃度が低くなるように閾値を変化させる。
かかる発明によれば、所定の濃度勾配特性に対して、入力濃度が高い場合に出力濃度を下げるように閾値を設定し、入力濃度が低い場合に出力濃度を上げるように閾値を設定するので、入力濃度に応じて最適な閾値を設定することができる。
【0005】
請求項3は、前記閾値設定手段は、前記平均濃度検出手段により検出された平均濃度をD、0〜1の範囲の定数をK、0以上の正の自然数である調整値をαとした場合、前記ブロック中心の閾値Tは、T=D*K+αの関係を満足するように決定されることを特徴とする。
平均濃度Dは所定のブロックに分割した画像領域の各点の濃度の平均値である。また定数Kは入出力の濃度勾配を決定する定数である。また、調整値αは定数Kにより決定された勾配の濃度特性を平行移動する移動量を決定する値である。そして、これらの値からブロック中心の閾値Tは、T=D*K+αにより決定される。つまり、K=1,α=0の場合はT=Dとなり、ブロック中心の閾値は平均濃度を検出するレベルを表している。従って、それ以外の閾値は平均濃度以下であり、その量を更に調整するためにαが存在する。
かかる発明によれば、ブロック中心の閾値Tは、平均濃度の1次関数として表せるので、平均濃度が高ければ高いほど閾値を低くし、平均濃度が低ければ低いほど閾値を高くするように働き、更に、αにより微調整することが可能である。
請求項4は、前記調整値は、画像サンプルが白地肌に黒文字である場合、前記露出補正手段の補正標準値に対して最適な2値変換結果が得られるように、平均閾値より前記出力濃度が薄くなるように設定されることを特徴とする。
画像サンプルが白地肌に黒文字の場合、つまり、黒に対して白の比率が大きい場合、白地肌の濃淡あるいは小さな傷等により、画像以外のノイズが画像として出てくる場合がある。これを防ぐために閾値を標準閾値よりも下げて、出力濃度が薄くなるようにしてノイズを除去する。
かかる発明によれば、画像サンプルが白地肌に黒文字の場合、閾値を標準閾値よりも下げて、出力濃度が薄くなるように設定されるので、白地肌に存在する画像以外のノイズを除去することができる。
【0006】
請求項5は、前記調整値は、画像サンプルが黒地肌に白文字である場合、前記露出補正手段の補正標準値に対して最適な2値変換結果が得られるように、平均閾値より前記出力濃度が濃くなるように設定されることを特徴とする。
前記請求項4とは逆に、画像サンプルが黒地肌に白文字の場合、黒地肌上に存在する小さな傷や濃淡の差により、黒地肌に白いノイズが出る場合がある。これを防ぐために閾値を標準閾値よりも上げて、出力濃度が濃くなるようにしてノイズを除去する。
かかる発明によれば、画像サンプルが黒地肌に白文字の場合、閾値を標準閾値よりも上げて、出力濃度が濃くなるように設定されるので、黒地肌に存在する画像以外のノイズを除去することができる。
請求項6は、画像の明るさに応じて所定の露出値に補正する露出補正ステップと、前記画像をブロックに分割して該ブロック内の平均濃度を検出する平均濃度検出ステップと、該平均濃度検出ステップにより検出された平均濃度に基づいて前記ブロック中心の閾値を設定する閾値設定ステップとを備え、前記露出補正ステップでは、画像の明るさに応じて該画像の入力濃度を変化させることにより、前記閾値設定ステップにより設定された閾値レベルを変化させることを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項1と同様の作用効果を奏する。
請求項7は、前記露出補正ステップは、所定の勾配を有する入出力濃度特性において、基準の入力濃度に対して該入力濃度を下げた場合には出力濃度を濃くするように働き、前記基準の入力濃度に対して該入力濃度を上げた場合には出力濃度を薄くするように働くことを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項2と同様の作用効果を奏する。
【0007】
請求項8は、前記閾値設定ステップは、前記平均濃度検出ステップにより検出された平均濃度をD、0〜1の範囲の定数をK、0以上の正の自然数である調整値をαとした場合、前記ブロック中心の閾値Tは、T=D*K+αの関係を満足するように決定されることを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項3と同様の作用効果を奏する。
請求項9は、前記調整値は、画像サンプルが白地肌に黒文字である場合、前記露出補正ステップの補正標準値に対して最適な2値変換結果が得られるように、平均閾値より前記出力濃度が薄くなるように設定されることを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項4と同様の作用効果を奏する。
請求項10は、前記調整値は、画像サンプルが黒地肌に白文字である場合、前記露出補正ステップの補正標準値に対して最適な2値変換結果が得られるように、平均閾値より前記出力濃度が濃くなるように設定されることを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項5と同様の作用効果を奏する。
請求項11は、請求項6乃至10の何れか一項に記載の画像処理方法をコンピュータが制御可能にプログラミングしたことを特徴とする。
かかる発明によれば、本発明の画像処理方法をコンピュータが制御可能なOSに従ってプログラミングすることにより、そのOSを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができる。
請求項12は、請求項11に記載の画像処理プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
かかる発明によれば、画像処理プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録することにより、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の画像処理装置の一例の概略構成を示すブロック図である。ハード構成とマイクロコンピュータによるソフト処理の機能とを混在して示している。この画像処理装置100は、画像処理装置100全体の動作及び機能を制御するマイクロコンピュータ(CPU、ROM、RAM等から構成されるが代表して「CPU」と略称される)である全体制御部1と、各種操作指示や機能選択指令、編集データ等を入力するためのものであり、キーボードやマウスあるいはタッチパネル等で構成される操作入力部2と、上記全体制御部1で実行するプログラムソフトを記録する媒体としても機能する外部記憶装置3と、画像撮影部6によって読み取ったイメージ画像データ、2値画像を多色で表現する情報が埋めこまれて一旦保存された画像を画像再生部9によって再生したイメージ画像データ及びMMR圧縮された画像データ等を格納する大容量のRAMあるいはハードディスク等により構成されるメモリ4と、セットされた写真や帳票等をスキャンしてその画像を読み取ってイメージ画像データを入力する画像データ入力手段であり、スキャン光学系及びCCDなどのイメージセンサとその駆動回路等からなる公知のイメージスキャナやデジタルカメラで構成される画像撮影部6と、その読み取ったイメージ画像データを所定の解像度で2値化して白ドットと黒ドットの画像データに変換する多値画像→2値変換部7と、多値画像→2値変換部7で2値化された画像をMMR圧縮するMMR圧縮部8と、MMR圧縮部8で画像データ圧縮されて外部記憶装置などに保存された画像データを再生するための制御を行う画像再生部9と、MMR圧縮部8によって圧縮されたMMR圧縮画像を伸張して復元するMMR伸張部10とを備えて構成される。なお、これらの各部(又は装置)とバス11との間に必要なインタフェース部は図示を省略している。また、MMR伸張部10は、MMR圧縮部8によってMMR圧縮された画像を伸張して復元する。これは既存の技術であるので、その詳細は省略する。
【0009】
図2は、文字モードを2値変換する動作の流れを説明するフローチャートである。まず、初期設定として当該ブロックをNO=0、ブロック幅=128あるいは64、ブロック高さ=128あるいは64として設定する(S1)。そして、当該ブロックNOが最終か否かをチエックし(S2)、最終であれば(S2でYESのルート)終了し、最終でなければ(S2でNOのルート)、当該ブロックの平均ピクセル濃度Dを求める(S3)。つぎに閾値=D*K+αを計算し(S4)、当該ブロックの処理ラインNO=0にする(S5)。そして最終ラインNOが最終か否かをチエックし(S6)、最終であれば(S6でYESのルート)、ステップS14に進んで当該ブロックNOをインクリメントし(S14)、ステップS2に戻って繰り返す。ステップS6で最終ラインでなければ(S6でNOのルート)、左端からのピクセルロケーションを0にする(S7)。そしてピクセルロケーションが最終か否かをチエックし(S8)、最終であれば(S8でYESのルート)処理ラインNOをインクリメントして(S9)、ステップS6に進んで繰り返す。ステップS8で最終でない場合は(S8でNOのルート)、当該ピクセルがステップS4で設定した閾値より大きいか否かをチエックし(S10)、大きければ(S10でYESのルート)、白(W)を2値画像として出力し(S11)、ピクセルロケーションをインクリメントする(S12)。そしてステップS8に進み繰り返す。ステップS10でピクセルが閾値より小さい場合(S10でNOのルート)、黒(K)を2値画像として出力してステップS12に進む。
【0010】
図3は本発明の閾値設定方法を説明するための入出力濃度と閾値の関係を表す図である。縦軸に出力濃度、横軸に入力濃度を表し、また横線20は平均値のサンプルの閾値を表している。また、入力濃度に対して出力濃度を補正するために弓状のγ補正曲線26が画像の濃度を決めるγ補正曲線を表す例とする。XとYは、それぞれ大きいほど、明るく白っぽくなることを表す。そして、画像をブロック分割したそれぞれのブロック毎の2値化用閾値は、次のように計算する。
(ブロック中心の閾値)T=D(ブロック内濃度平均値)*K+α・・(1)
・K:0〜1…………白地肌に黒文字が前提の場合の有効範囲
・α:±微小値……微調整値
ここで係数Kについて説明する。2値化対象物が白っぽい地肌に黒っぽい文字を前提にすると、閾値は、濃度平均値の閾値20よりも下になるように計算する。つまり、(1)式で、Kが1よりも小さいY=KXの直線25に沿うところまで、閾値を下げることを意味する。例えば、濃度平均値の閾値20が図の位置にあるとすると、自動設定による閾値は、(1)式によって、T=D*Kとなり直線21まで下がる。この閾値で2値化すると、画像が全体的に白っぽくなる。具体的には、地肌が白っぽくなり、黒の度合いが強いところだけが、黒に変換されることになる。この状態から本発明の露出補正機能によって、入力濃度をx0からx1に下げると、それに合わせて閾値も直線22まで下がるが、x0の閾値21よりも閾値の下がり方が少なく、且つγ補正曲線26からの高低差も小さくなる(y0>y1で且つz0>z1)。これは、元の画像の濃度平均や明るさの最大値に比べて、閾値が相対的に大きくなり、2値変換結果が黒ずむことを表す。また、同様に全体の入力濃度をx0からx2に上げると、閾値23が濃度平均値や最大値から、より離れる状態になるので(y2>y0)、2値変換結果は、白が多くなる。しかし、Y=KX直線25の傾きKが大きすぎてY=Xの直線24に近づくと、このような濃度調整が単調増加にならないで、途中までは単調増加になるが、途中から単調減少に変わってしまうというような特徴になる。
【0011】
図4は本発明の閾値設定方法を説明するための入出力濃度と閾値の関係を表す図である。縦軸に出力濃度、横軸に入力濃度を表し、また横線30は平均値のサンプルの閾値を表している。また、入力濃度に対して出力濃度を補正するために弓状のγ補正曲線38が画像の濃度を決めるγ補正曲線を表す例とする。XとYは、それぞれ大きいほど、明るく白っぽくなることを表す。ここで、(1)式の定数αについて説明する。露出補正値の標準であるEV±0の時に、出来るだけ最適な2値変換結果が得られる工夫をするために、図4に示すように、(1)式の閾値Tに+αすることによって調整する。例えば、Y=KXの勾配の直線36に対する閾値31に+α1にすることにより、Y=KXの勾配の直線36が平行移動してY=KX+α1の直線34となり、x0との交点bを通る閾値の直線32となる。ただし、+α2することによって、Y=KXの勾配の直線36が平行移動してY=KX+α2の直線35となり、x0との交点cを通る閾値の直線33が濃度平均値の閾値30よりも上に行くと、黒地肌に白文字が書かれるサンプルに適するようになる。このようにαは、一般的な2値化調整機能では、閾値の上下動の意味になり、Kはコントラストの意味に近くなる。また、αは固定値にしたいところであるが、カメラ画像の調整作業により、γ補正曲線38をこの形で固定確定するわけではなく、例えば、S字型等の他の形を選択する場合もあるので、最大濃度などに比例した値にするのが妥当である。
【0012】
図5は、本発明の露出補正値を利用した2値画像の変換結果の例を示す図である。対象サンプルは、濃淡レベルで変化が分かりやすい内容のものを使用している。露出補正値をEV−0.5(40)、EV+0.5(41)、EV+1.5(42)のようにマイナスからプラスに変更すると、2値結果が徐々に白っぽくなることが解る。
【0013】
図6は、本発明の露出補正機能を説明するための図であり、(A)はK=0.5、α=2とした場合で、ブロックにノイズが存在し、そのノイズを除去する場合であり、(B)はK=0.5、α=2.5とした場合で、露出補正により画像が変化する様子を説明する図である。まず(A)−(a)は入力データの濃度が図のような場合、平均濃度=4であり、前記式(1)から計算された閾値=4となる。そのとき出力データはノイズ45と46を含むデータとなる。(A)−(b)は入力データの濃度が図のような場合、平均濃度=8であり、前記式(1)から計算された閾値=6となる。そのとき出力データはノイズ45と46が除去されたデータとなる。また(A)−(c)は入力データの濃度が図のような場合、平均濃度=12であり、前記式(1)から計算された閾値=8となる。そのとき出力データはノイズ45と46が除去されたデータとなる。
次に(B)−(a)はオリジナルデータとして図のような場合、平均濃度=4であり、前記式(1)から計算された閾値=4.5となる。そのとき出力データは4ピクセルが黒のデータとなる。(B)−(b)は補正を2倍にして入力データの濃度が図のような場合、平均濃度=8であり、前記式(1)から計算された閾値=6.5となる。そのとき出力データはピクセル48が除去されたデータとなる。また(B)−(c)は補正を4倍にして入力データの濃度が図のような場合、平均濃度=16であり、前記式(1)から計算された閾値=10.5となる。そのとき出力データはピクセル47と48が除去されたデータとなる。このように、補正値を上げていくと画像が徐々に白くなるのが解る。
【0014】
以下に本発明の実施形態の画像処理装置の露出調整によって得られた出力画像サンプルを示す。図7は、本発明による露出調整によって2値変換した画像と比較するために掲示した2値変換する元の多値(カラー)画像である。図8は、本発明による露出調整によって2値変換した画像と比較するために掲示した標準的に2値変換した画像である。図9は本発明による露出調整によって2値変換した画像と比較するために掲示した閾値調整によって2値変換した画像である。この図から図8の標準的に2値変換した画像よりも白くなっているのが解る。図10は本発明による露出調整によって2値変換した画像である。この図から図9の2値変換した画像よりも白くなっているのが解る。
【0015】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1、6の発明によれば、露出補正手段を設けて露出値に応じて閾値が変化するようにして画質調整をおこなうので、入力濃度が変化した場合にそれに応じて閾値も変化して画質調整を最適化することができる。
また請求項2、7では、所定の濃度勾配特性に対して、入力濃度が高い場合に出力濃度を下げるように閾値を設定し、入力濃度が低い場合に出力濃度を上げるように閾値を設定するので、入力濃度に応じて最適な閾値を設定することができる。
また請求項3、8では、ブロック中心の閾値Tは、平均濃度の1次関数として表せるので、平均濃度が高ければ高いほど閾値を低くし、平均濃度が低ければ低いほど閾値を高くするように働き、更に、αにより微調整することが可能である。
また請求項4、9では、画像サンプルが白地肌に黒文字の場合、閾値を標準閾値よりも下げて、出力濃度が薄くなるように設定されるので、白地肌に存在する画像以外のノイズを除去することができる。
また請求項5、10では、画像サンプルが黒地肌に白文字の場合、閾値を標準閾値よりも上げて、出力濃度が濃くなるように設定されるので、黒地肌に存在する画像以外のノイズを除去することができる。
また請求項11では、本発明の画像処理方法をコンピュータが制御可能なOSに従ってプログラミングすることにより、そのOSを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができる。
また請求項12では、画像処理プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録することにより、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の一例の概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明の文字モードを2値変換する動作の流れを説明するフローチャート。
【図3】本発明の閾値設定方法を説明するための入出力濃度と閾値の関係を表す図。
【図4】本発明の閾値設定方法を説明するための入出力濃度と閾値の関係を表す図。
【図5】本発明の露出補正値を利用した2値画像の変換結果の例を示す図。
【図6】本発明の露出補正機能を説明するための図。
【図7】本発明の露出調整によって2値変換した画像と比較するために掲示した2値変換する元の多値(カラー)画像の図。
【図8】本発明の露出調整によって2値変換した画像と比較するために掲示した標準的に2値変換した画像の図。
【図9】本発明の露出調整によって2値変換した画像と比較するために掲示した閾値調整によって2値変換した画像の図。
【図10】本発明の露出調整によって2値変換した画像の図。
【符号の説明】
1 全体制御部、2 操作入力部、3 外部記憶装置、4 メモリ、6 画像撮影部、7 多値画像→2値変換部、8 MMR圧縮部、9 画像再生部、10MMR伸張部
Claims (12)
- 画像の明るさに応じて所定の露出値に補正する露出補正手段と、前記画像をブロックに分割して該ブロック内の平均濃度を検出する平均濃度検出手段と、該平均濃度検出手段により検出された平均濃度に基づいて前記ブロック中心の閾値を設定する閾値設定手段とを備え、
前記露出補正手段が、画像の明るさに応じて該画像の入力濃度を変化させることにより、前記閾値設定手段により設定された閾値レベルを変化させることを特徴とする画像処理装置。 - 前記露出補正手段は、所定の勾配を有する入出力濃度特性において、基準の入力濃度に対して該入力濃度を下げた場合には出力濃度を濃くするように働き、前記基準の入力濃度に対して該入力濃度を上げた場合には出力濃度を薄くするように働くことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記閾値設定手段は、前記平均濃度検出手段により検出された平均濃度をD、0〜1の範囲の定数をK、0以上の正の自然数である調整値をαとした場合、前記ブロック中心の閾値Tは、T=D*K+αの関係を満足するように決定されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記調整値は、画像サンプルが白地肌に黒文字である場合、前記露出補正手段の補正標準値に対して最適な2値変換結果が得られるように、平均閾値より前記出力濃度が薄くなるように設定されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 前記調整値は、画像サンプルが黒地肌に白文字である場合、前記露出補正手段の補正標準値に対して最適な2値変換結果が得られるように、平均閾値より前記出力濃度が濃くなるように設定されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 画像の明るさに応じて所定の露出値に補正する露出補正ステップと、前記画像をブロックに分割して該ブロック内の平均濃度を検出する平均濃度検出ステップと、該平均濃度検出ステップにより検出された平均濃度に基づいて前記ブロック中心の閾値を設定する閾値設定ステップとを備え、
前記露出補正ステップでは、画像の明るさに応じて該画像の入力濃度を変化させることにより、前記閾値設定ステップにより設定された閾値レベルを変化させることを特徴とする画像処理方法。 - 前記露出補正ステップは、所定の勾配を有する入出力濃度特性において、基準の入力濃度に対して該入力濃度を下げた場合には出力濃度を濃くするように働き、前記基準の入力濃度に対して該入力濃度を上げた場合には出力濃度を薄くするように働くことを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
- 前記閾値設定ステップは、前記平均濃度検出ステップにより検出された平均濃度をD、0〜1の範囲の定数をK、0以上の正の自然数である調整値をαとした場合、前記ブロック中心の閾値Tは、T=D*K+αの関係を満足するように決定されることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
- 前記調整値は、画像サンプルが白地肌に黒文字である場合、前記露出補正ステップの補正標準値に対して最適な2値変換結果が得られるように、平均閾値より前記出力濃度が薄くなるように設定されることを特徴とする請求項6乃至8の何れか一項に記載の画像処理方法。
- 前記調整値は、画像サンプルが黒地肌に白文字である場合、前記露出補正ステップの補正標準値に対して最適な2値変換結果が得られるように、平均閾値より前記出力濃度が濃くなるように設定されることを特徴とする請求項6乃至8の何れか一項に記載の画像処理方法。
- 請求項6乃至10の何れか一項に記載の画像処理方法をコンピュータが制御可能にプログラミングしたことを特徴とする画像処理プログラム。
- 請求項11に記載の画像処理プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする記録媒体。
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