JP2005011551A - ワイヤハーネスの結合確認方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業騒音や環境騒音などがあってもワイヤハーネス結合時に発するクリック音を検出して結合状態を容易に判定することができるワイヤハーネスの結合確認装置を提供する。
【解決手段】ワイヤハーネスの結合状態を確認する装置であって、ワイヤハーネスが結合する時に発する音を検出するマイクロホン1と、マイクロホン1が検出した音を所定レベルに増幅する増幅器2と、増幅器2が出力した信号のうちワイヤハーネスが結合する時に発する音が有する特有の周波数成分を通過させる狭帯域のバンドパスフィルタ3と、バンドパスフィルタ3の出力レベルとレベル基準値を比較し、バンドパスフィルタ3の出力レベルがレベル基準値を超えている場合にワイヤハーネス結合音と判定して信号を出力するレベル比較器4と、レベル比較器4が出力した信号に基づいて結合確認の表示を行う表示器5からなる。
【選択図】 図2
【解決手段】ワイヤハーネスの結合状態を確認する装置であって、ワイヤハーネスが結合する時に発する音を検出するマイクロホン1と、マイクロホン1が検出した音を所定レベルに増幅する増幅器2と、増幅器2が出力した信号のうちワイヤハーネスが結合する時に発する音が有する特有の周波数成分を通過させる狭帯域のバンドパスフィルタ3と、バンドパスフィルタ3の出力レベルとレベル基準値を比較し、バンドパスフィルタ3の出力レベルがレベル基準値を超えている場合にワイヤハーネス結合音と判定して信号を出力するレベル比較器4と、レベル比較器4が出力した信号に基づいて結合確認の表示を行う表示器5からなる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤハーネスの結合が正しく行われたかを確認するためのワイヤハーネスの結合確認方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車には多くの電気配線が施され、それらの電気配線にはワイヤハーネスが用いられている。ワイヤハーネスの結合は、一般に生産工場において作業者によるライン作業によって行われている。そして、ワイヤハーネスが正しく結合したか否かの判断は、作業者がワイヤハーネス結合時に発するクリック音を聞き取ることができたか否かにより行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、自動車生産工場のライン作業において、ワイヤハーネス結合時に発するクリック音を聞き取るのは、工場内の作業騒音や環境騒音などにより困難な場合が多く、ワイヤハーネスが正しく結合していないのにも拘らず、正しく結合したと判断してしまうという問題がある。
【0004】
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、作業騒音や環境騒音などがあってもワイヤハーネス結合時に発するクリック音を検出して結合状態を容易に判定することができるワイヤハーネスの結合確認方法及びその装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、ワイヤハーネスの結合状態を確認する方法であって、ワイヤハーネスが結合する時に発する音を検出し、その音が予め設定した基準値を満たす場合にはワイヤハーネスの結合が正しく行われたと判定するようにした。
【0006】
請求項2に係る発明は、ワイヤハーネスの結合状態を確認する装置であって、ワイヤハーネスが結合する時に発する音を検出するマイクロホンと、このマイクロホンが検出した音を処理する演算処理手段と、この演算処理手段が処理して出力した信号を報知する報知手段を備えた。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の使用状態を示す説明図、図2は本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第1の実施の形態のブロック構成図、図3は同じく第2の実施の形態のブロック構成図、図4は同じく第3の実施の形態のブロック構成図、図5は同じく第4の実施の形態のブロック構成図である。
【0008】
本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第1の実施の形態は、図2に示すように、マイクロホン1、増幅器2、狭帯域のバンドパスフィルタ3、レベル比較器4、表示器5からなる。増幅器2と狭帯域のバンドパスフィルタ3とレベル比較器4を収納した装置本体は、作業者の胸ポケットに入る大きさである。
【0009】
マイクロホン1は、作業の妨げにならず且つワイヤハーネスが結合する時に発する音を確実に集音することを考慮して、タイピン型とし作業者の胸ポケット、襟元、袖口や作業帽のつば先などに取り付ける。
【0010】
増幅器2は、マイクロホン1が集音した信号を所定のレベルまで増幅する。バンドパスフィルタ3は、ワイヤハーネスが結合する時に発する音が有する特有の周波数成分を通過させる。ワイヤハーネス結合音の検出率を上げるため、バンドパスフィルタ3の減衰特性は、30dB/Oct.としている。
【0011】
レベル比較器4は、レベル基準値とバンドパスフィルタ3の出力レベルを比較し、バンドパスフィルタ3の出力レベルがレベル基準値を超えている場合にワイヤハーネス結合音と判定し、信号を出力する。表示器5は、レベル比較器4が出力した信号に基づいて結合確認の表示を行う。
【0012】
また、レベル比較器4の出力信号は、無線又は有線によりラインサイドに設置した表示器や生産管理装置などに送信することもできる。
【0013】
以上のように構成した本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第1の実施の形態の動作及びそのワイヤハーネスの結合確認方法について説明する。
先ず、図1に示すように、作業者がワイヤハーネスの結合確認装置を装着する。そして、作業者がワイヤハーネスを結合する時に発する音をマイクロホン1が集音する。なお、図1は後述する第4の実施の形態に係るワイヤハーネスの結合確認装置を示し、マイクロホン1を襟元に装着した場合である。
【0014】
マイクロホン1が集音した音は、音響電気変換され、増幅器2により所定のレベルまで増幅される。
次いで、バンドパスフィルタ3により、増幅器2により所定のレベルまで増幅された信号のうち、ワイヤハーネスが結合する時に発する音が有する特有の周波数成分だけを通過させる。
【0015】
更に、レベル比較器4により予め設定してあるレベル基準値とバンドパスフィルタ3を通過した信号のレベルが比較され、バンドパスフィルタ3の出力レベルがレベル基準値を超えている場合にワイヤハーネス結合音と判定し、結合確認信号を出力する。
【0016】
そして、表示器5は、レベル比較器4が出力した結合確認信号に基づいて結合確認の表示を行う。すると、作業者は、ワイヤハーネスが正しく結合されたことを容易に確認することができる。
【0017】
本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第2の実施の形態は、図3に示すように、マイクロホン1、増幅器2、狭帯域のバンドパスフィルタ3、レベル比較器4、時間比較器6、表示器5からなる。なお、増幅器2と狭帯域のバンドパスフィルタ3とレベル比較器4と時間比較器6を収納した装置本体は、作業者の胸ポケットに入る大きさである。
【0018】
時間比較器6は、時間基準値とレベル比較器4の出力継続時間を比較し、レベル比較器4の出力継続時間が時間基準値を超えていない場合にはワイヤハーネス結合音と判定し、信号を出力する。一般に、ワイヤハーネスの結合音の継続時間は、数msecであるので、その時間を超えて継続する場合は、ワイヤハーネスの結合音ではないと判断する。
【0019】
また、時間比較器6の出力信号は、無線又は有線によりラインサイドに設置した表示器や生産管理装置などに送信することもできる。なお、その他の構成要素で、図2に示す符号と同一符号の構成要素については、構成・作用が同一なのでその説明を省略する。
【0020】
以上のように構成した本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第2の実施の形態の動作及びそのワイヤハーネスの結合確認方法について説明する。
先ず、図1に示すように、作業者がワイヤハーネスの結合確認装置を装着する。そして、作業者がワイヤハーネスを結合する時に発する音をマイクロホン1が集音する。
【0021】
マイクロホン1が集音した音は、音響電気変換され、増幅器2により所定のレベルまで増幅される。
次いで、バンドパスフィルタ3により、増幅器2により所定のレベルまで増幅された信号のうち、ワイヤハーネスが結合する時に発する音が有する特有の周波数成分だけを通過させる。
【0022】
更に、レベル比較器4により、予め設定してあるレベル基準値とバンドパスフィルタ3を通過した信号のレベルが比較され、バンドパスフィルタ3の出力レベルがレベル基準値を超えている場合に、信号を出力する。
【0023】
次いで、時間比較器6により、時間基準値とレベル比較器4の出力継続時間を比較し、レベル比較器4の出力継続時間が時間基準値を超えていない場合にはワイヤハーネス結合音と判定し、信号を出力する。
【0024】
そして、表示器5は、時間比較器6が出力した結合確認信号に基づいて結合確認の表示を行う。すると、作業者は、ワイヤハーネスが正しく結合されたことを容易に確認することができる。
【0025】
本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第3の実施の形態は、図4に示すように、マイクロホン1、増幅器2、狭帯域のバンドパスフィルタ群13、加算器7、レベル比較器4、時間比較器6、表示器5からなる。なお、増幅器2、狭帯域のバンドパスフィルタ群13、加算器7、レベル比較器4、時間比較器6を収納した装置本体は、作業者の胸ポケットに入る大きさである。
【0026】
バンドパスフィルタ群13は、ワイヤハーネスが結合する時に発する音が有する特有の周波数成分を通過させる。ワイヤハーネスのタイプにより結合時に発する音の周波数成分が異なるので、種々のワイヤハーネスに対応できるように狭帯域のバンドパスフィルタ群13とした。なお、ワイヤハーネス結合音の検出率を上げるため、バンドパスフィルタ3の減衰特性は、30dB/Oct.としている。
【0027】
加算器7は、バンドパスフィルタ群13の各バンドパスフィルタの出力信号を加算する。レベル比較器4は、レベル基準値と加算器7の出力レベルを比較する。なお、その他の構成要素で、図3に示す符号と同一符号の構成要素については、構成・作用が同一なのでその説明を省略する。
【0028】
以上のように構成した本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第3の実施の形態の動作及びそのワイヤハーネスの結合確認方法について説明する。
先ず、図1に示すように、作業者がワイヤハーネスの結合確認装置を装着する。そして、作業者がワイヤハーネスを結合する時に発する音をマイクロホン1が集音する。
【0029】
マイクロホン1が集音した音は、音響電気変換され、増幅器2により所定のレベルまで増幅される。
次いで、バンドパスフィルタ群13により、増幅器2により所定のレベルまで増幅された信号のうち、ワイヤハーネスが結合する時に発する音が有する特有の周波数成分だけを通過させる。
【0030】
次いで、加算器7により、バンドパスフィルタ群13の各バンドパスフィルタの出力信号を加算する。
更に、レベル比較器4により、予め設定してあるレベル基準値と加算器7の出力信号が比較され、加算器7の出力レベルがレベル基準値を超えている場合に、信号を出力する。
【0031】
次いで、時間比較器6により、時間基準値とレベル比較器4の出力継続時間を比較し、レベル比較器4の出力継続時間が時間基準値を超えていない場合にはワイヤハーネス結合音と判定し、信号を出力する。
【0032】
そして、表示器5は、時間比較器6が出力した結合確認信号に基づいて結合確認の表示を行う。すると、作業者は、ワイヤハーネスが正しく結合されたことを容易に確認することができる。
【0033】
本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第4の実施の形態は、図5に示すように、マイクロホン1、増幅器2、狭帯域のバンドパスフィルタ群13、加算器7、レベル比較器4、時間比較器6、コントローラ8、広帯域のバンドパスフィルタ9、A/D変換器10、メモリ11、D/A変換器12、増幅器14、イヤホーン15からなる。
【0034】
なお、増幅器2、狭帯域のバンドパスフィルタ群13、加算器7、レベル比較器4、時間比較器6、コントローラ8、広帯域のバンドパスフィルタ9、A/D変換器10、メモリ11、D/A変換器12、増幅器14を収納した装置本体は、作業者の胸ポケットに入る大きさである。
【0035】
コントローラ8は、時間比較器6の出力信号により録音モード/再生モードの切り替えを行う。時間比較器6がワイヤハーネス結合音と判定した場合には、コントローラ8は再生モードに入り、メモリ11に記憶された音を再生する。一方、時間比較器6がワイヤハーネス結合音と判定しない場合には、コントローラ8は録音モードに入り、マイクロホン1が集音した信号をメモリ11に記憶する。
【0036】
広帯域のバンドパスフィルタ9は、ワイヤハーネス結合音以外の周波数成分を取り除く。A/D変換器10は、マイクロホン1が集音したアナログ信号をデジタル信号に変換する。メモリ11はA/D変換器10が出力したデジタル信号を記憶する。D/A変換器12はメモリ11から読み出されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。増幅器14はD/A変換器12の出力信号を所定のレベルまで増幅する。イヤホーン15は増幅器14の出力信号を音響信号に変換する。
【0037】
なお、その他の構成要素で、図4に示す符号と同一符号の構成要素については、構成・作用が同一なのでその説明を省略する。
【0038】
以上のように構成した本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第4の実施の形態の動作及びそのワイヤハーネスの結合確認方法について説明する。
先ず、図1に示すように、作業者がワイヤハーネスの結合確認装置を装着する。そして、作業者がワイヤハーネスを結合する時に発する音をマイクロホン1が集音する。
【0039】
マイクロホン1が集音した音は、音響電気変換され、増幅器2により所定のレベルまで増幅される。
次いで、バンドパスフィルタ群13により、増幅器2により所定のレベルまで増幅された信号のうち、ワイヤハーネスが結合する時に発する音が有する特有の周波数成分だけを通過させる。
【0040】
次いで、加算器7により、バンドパスフィルタ群13の各バンドパスフィルタの出力信号を加算する。
更に、レベル比較器4により、予め設定してあるレベル基準値と加算器7の出力信号が比較され、加算器7の出力レベルがレベル基準値を超えている場合に、信号を出力する。
【0041】
次いで、時間比較器6により、時間基準値とレベル比較器4の出力継続時間を比較し、レベル比較器4の出力継続時間が時間基準値を超えていない場合にはワイヤハーネス結合音と判定し、信号を出力する。
【0042】
次いで、コントローラ8は、時間比較器6がワイヤハーネス結合音と判定し信号を出力している場合には、再生モードに入り、メモリ11に記憶された音をD/A変換器12、増幅器14、イヤホーン15を介して再生する。
【0043】
一方、時間比較器6がワイヤハーネス結合音と判定せず信号を出力していない場合には、録音モードに入り、マイクロホン1が集音した信号を広帯域のバンドパスフィルタ9、A/D変換器10を介してメモリ11に記憶する。
【0044】
そして、正しくワイヤハーネスが結合された場合には、イヤホーン15からワイヤハーネスの結合音が出力されるので、作業者はワイヤハーネスが正しく結合されたことを容易に確認することができる。なお、実際にワイヤハーネスの結合音が発せられてから直ちに再生音がイヤホーン15から出力されるので、作業者にとって違和感はない。
【0045】
このように、ワイヤハーネスの結合音を録音し、直ちに再生してワイヤハーネスの結合音をイヤホーン15により作業者に聞き取らせることにより、様々な作業環境騒音の中においてもワイヤハーネスが正しく結合された否かの判断が容易にできる。なお、再生スピードを変えることにより、イヤホーン15から出力される音を作業者に認識し易い音に変換することもできる。
【0046】
また、第3及び第4の実施の形態においても、時間比較器6の出力信号は、無線又は有線によりラインサイドに設置した表示器や生産管理装置などに送信することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に係る発明によれば、ワイヤハーネスの結合が正しく行われか否かを、ワイヤハーネスが結合する時に発する音を検出することにより判定するので、作業環境音に左右されず、作業者の聴覚に依存することなく、安定したワイヤハーネスの結合確認を行うことができる。
【0048】
請求項2に係る発明によれば、ワイヤハーネスが結合する時に発する音をマイクロホンで検出し、その検出音が予め設定した基準値を満たす場合にはワイヤハーネスの結合が正しく行われたと演算処理手段で判定し、その判定結果を報知手段で報知するので、作業環境音に左右されず、作業者の聴覚に依存することなく、安定したワイヤハーネスの結合確認を簡易な構成で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の使用状態を示す説明図
【図2】本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第1の実施の形態のブロック構成図
【図3】本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第2の実施の形態のブロック構成図
【図4】本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第3の実施の形態のブロック構成図
【図5】本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第4の実施の形態のブロック構成図
【符号の説明】
1…マイクロホン、2,14…増幅器、3…狭帯域のバンドパスフィルタ、4…レベル比較器、5…表示器、6…時間比較器、7…加算器、8…コントローラ、9…広帯域のバンドパスフィルタ、10…A/D変換器、11…メモリ、12…D/A変換器、13…狭帯域のバンドパスフィルタ群、15…イヤホーン。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤハーネスの結合が正しく行われたかを確認するためのワイヤハーネスの結合確認方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車には多くの電気配線が施され、それらの電気配線にはワイヤハーネスが用いられている。ワイヤハーネスの結合は、一般に生産工場において作業者によるライン作業によって行われている。そして、ワイヤハーネスが正しく結合したか否かの判断は、作業者がワイヤハーネス結合時に発するクリック音を聞き取ることができたか否かにより行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、自動車生産工場のライン作業において、ワイヤハーネス結合時に発するクリック音を聞き取るのは、工場内の作業騒音や環境騒音などにより困難な場合が多く、ワイヤハーネスが正しく結合していないのにも拘らず、正しく結合したと判断してしまうという問題がある。
【0004】
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、作業騒音や環境騒音などがあってもワイヤハーネス結合時に発するクリック音を検出して結合状態を容易に判定することができるワイヤハーネスの結合確認方法及びその装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、ワイヤハーネスの結合状態を確認する方法であって、ワイヤハーネスが結合する時に発する音を検出し、その音が予め設定した基準値を満たす場合にはワイヤハーネスの結合が正しく行われたと判定するようにした。
【0006】
請求項2に係る発明は、ワイヤハーネスの結合状態を確認する装置であって、ワイヤハーネスが結合する時に発する音を検出するマイクロホンと、このマイクロホンが検出した音を処理する演算処理手段と、この演算処理手段が処理して出力した信号を報知する報知手段を備えた。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の使用状態を示す説明図、図2は本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第1の実施の形態のブロック構成図、図3は同じく第2の実施の形態のブロック構成図、図4は同じく第3の実施の形態のブロック構成図、図5は同じく第4の実施の形態のブロック構成図である。
【0008】
本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第1の実施の形態は、図2に示すように、マイクロホン1、増幅器2、狭帯域のバンドパスフィルタ3、レベル比較器4、表示器5からなる。増幅器2と狭帯域のバンドパスフィルタ3とレベル比較器4を収納した装置本体は、作業者の胸ポケットに入る大きさである。
【0009】
マイクロホン1は、作業の妨げにならず且つワイヤハーネスが結合する時に発する音を確実に集音することを考慮して、タイピン型とし作業者の胸ポケット、襟元、袖口や作業帽のつば先などに取り付ける。
【0010】
増幅器2は、マイクロホン1が集音した信号を所定のレベルまで増幅する。バンドパスフィルタ3は、ワイヤハーネスが結合する時に発する音が有する特有の周波数成分を通過させる。ワイヤハーネス結合音の検出率を上げるため、バンドパスフィルタ3の減衰特性は、30dB/Oct.としている。
【0011】
レベル比較器4は、レベル基準値とバンドパスフィルタ3の出力レベルを比較し、バンドパスフィルタ3の出力レベルがレベル基準値を超えている場合にワイヤハーネス結合音と判定し、信号を出力する。表示器5は、レベル比較器4が出力した信号に基づいて結合確認の表示を行う。
【0012】
また、レベル比較器4の出力信号は、無線又は有線によりラインサイドに設置した表示器や生産管理装置などに送信することもできる。
【0013】
以上のように構成した本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第1の実施の形態の動作及びそのワイヤハーネスの結合確認方法について説明する。
先ず、図1に示すように、作業者がワイヤハーネスの結合確認装置を装着する。そして、作業者がワイヤハーネスを結合する時に発する音をマイクロホン1が集音する。なお、図1は後述する第4の実施の形態に係るワイヤハーネスの結合確認装置を示し、マイクロホン1を襟元に装着した場合である。
【0014】
マイクロホン1が集音した音は、音響電気変換され、増幅器2により所定のレベルまで増幅される。
次いで、バンドパスフィルタ3により、増幅器2により所定のレベルまで増幅された信号のうち、ワイヤハーネスが結合する時に発する音が有する特有の周波数成分だけを通過させる。
【0015】
更に、レベル比較器4により予め設定してあるレベル基準値とバンドパスフィルタ3を通過した信号のレベルが比較され、バンドパスフィルタ3の出力レベルがレベル基準値を超えている場合にワイヤハーネス結合音と判定し、結合確認信号を出力する。
【0016】
そして、表示器5は、レベル比較器4が出力した結合確認信号に基づいて結合確認の表示を行う。すると、作業者は、ワイヤハーネスが正しく結合されたことを容易に確認することができる。
【0017】
本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第2の実施の形態は、図3に示すように、マイクロホン1、増幅器2、狭帯域のバンドパスフィルタ3、レベル比較器4、時間比較器6、表示器5からなる。なお、増幅器2と狭帯域のバンドパスフィルタ3とレベル比較器4と時間比較器6を収納した装置本体は、作業者の胸ポケットに入る大きさである。
【0018】
時間比較器6は、時間基準値とレベル比較器4の出力継続時間を比較し、レベル比較器4の出力継続時間が時間基準値を超えていない場合にはワイヤハーネス結合音と判定し、信号を出力する。一般に、ワイヤハーネスの結合音の継続時間は、数msecであるので、その時間を超えて継続する場合は、ワイヤハーネスの結合音ではないと判断する。
【0019】
また、時間比較器6の出力信号は、無線又は有線によりラインサイドに設置した表示器や生産管理装置などに送信することもできる。なお、その他の構成要素で、図2に示す符号と同一符号の構成要素については、構成・作用が同一なのでその説明を省略する。
【0020】
以上のように構成した本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第2の実施の形態の動作及びそのワイヤハーネスの結合確認方法について説明する。
先ず、図1に示すように、作業者がワイヤハーネスの結合確認装置を装着する。そして、作業者がワイヤハーネスを結合する時に発する音をマイクロホン1が集音する。
【0021】
マイクロホン1が集音した音は、音響電気変換され、増幅器2により所定のレベルまで増幅される。
次いで、バンドパスフィルタ3により、増幅器2により所定のレベルまで増幅された信号のうち、ワイヤハーネスが結合する時に発する音が有する特有の周波数成分だけを通過させる。
【0022】
更に、レベル比較器4により、予め設定してあるレベル基準値とバンドパスフィルタ3を通過した信号のレベルが比較され、バンドパスフィルタ3の出力レベルがレベル基準値を超えている場合に、信号を出力する。
【0023】
次いで、時間比較器6により、時間基準値とレベル比較器4の出力継続時間を比較し、レベル比較器4の出力継続時間が時間基準値を超えていない場合にはワイヤハーネス結合音と判定し、信号を出力する。
【0024】
そして、表示器5は、時間比較器6が出力した結合確認信号に基づいて結合確認の表示を行う。すると、作業者は、ワイヤハーネスが正しく結合されたことを容易に確認することができる。
【0025】
本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第3の実施の形態は、図4に示すように、マイクロホン1、増幅器2、狭帯域のバンドパスフィルタ群13、加算器7、レベル比較器4、時間比較器6、表示器5からなる。なお、増幅器2、狭帯域のバンドパスフィルタ群13、加算器7、レベル比較器4、時間比較器6を収納した装置本体は、作業者の胸ポケットに入る大きさである。
【0026】
バンドパスフィルタ群13は、ワイヤハーネスが結合する時に発する音が有する特有の周波数成分を通過させる。ワイヤハーネスのタイプにより結合時に発する音の周波数成分が異なるので、種々のワイヤハーネスに対応できるように狭帯域のバンドパスフィルタ群13とした。なお、ワイヤハーネス結合音の検出率を上げるため、バンドパスフィルタ3の減衰特性は、30dB/Oct.としている。
【0027】
加算器7は、バンドパスフィルタ群13の各バンドパスフィルタの出力信号を加算する。レベル比較器4は、レベル基準値と加算器7の出力レベルを比較する。なお、その他の構成要素で、図3に示す符号と同一符号の構成要素については、構成・作用が同一なのでその説明を省略する。
【0028】
以上のように構成した本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第3の実施の形態の動作及びそのワイヤハーネスの結合確認方法について説明する。
先ず、図1に示すように、作業者がワイヤハーネスの結合確認装置を装着する。そして、作業者がワイヤハーネスを結合する時に発する音をマイクロホン1が集音する。
【0029】
マイクロホン1が集音した音は、音響電気変換され、増幅器2により所定のレベルまで増幅される。
次いで、バンドパスフィルタ群13により、増幅器2により所定のレベルまで増幅された信号のうち、ワイヤハーネスが結合する時に発する音が有する特有の周波数成分だけを通過させる。
【0030】
次いで、加算器7により、バンドパスフィルタ群13の各バンドパスフィルタの出力信号を加算する。
更に、レベル比較器4により、予め設定してあるレベル基準値と加算器7の出力信号が比較され、加算器7の出力レベルがレベル基準値を超えている場合に、信号を出力する。
【0031】
次いで、時間比較器6により、時間基準値とレベル比較器4の出力継続時間を比較し、レベル比較器4の出力継続時間が時間基準値を超えていない場合にはワイヤハーネス結合音と判定し、信号を出力する。
【0032】
そして、表示器5は、時間比較器6が出力した結合確認信号に基づいて結合確認の表示を行う。すると、作業者は、ワイヤハーネスが正しく結合されたことを容易に確認することができる。
【0033】
本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第4の実施の形態は、図5に示すように、マイクロホン1、増幅器2、狭帯域のバンドパスフィルタ群13、加算器7、レベル比較器4、時間比較器6、コントローラ8、広帯域のバンドパスフィルタ9、A/D変換器10、メモリ11、D/A変換器12、増幅器14、イヤホーン15からなる。
【0034】
なお、増幅器2、狭帯域のバンドパスフィルタ群13、加算器7、レベル比較器4、時間比較器6、コントローラ8、広帯域のバンドパスフィルタ9、A/D変換器10、メモリ11、D/A変換器12、増幅器14を収納した装置本体は、作業者の胸ポケットに入る大きさである。
【0035】
コントローラ8は、時間比較器6の出力信号により録音モード/再生モードの切り替えを行う。時間比較器6がワイヤハーネス結合音と判定した場合には、コントローラ8は再生モードに入り、メモリ11に記憶された音を再生する。一方、時間比較器6がワイヤハーネス結合音と判定しない場合には、コントローラ8は録音モードに入り、マイクロホン1が集音した信号をメモリ11に記憶する。
【0036】
広帯域のバンドパスフィルタ9は、ワイヤハーネス結合音以外の周波数成分を取り除く。A/D変換器10は、マイクロホン1が集音したアナログ信号をデジタル信号に変換する。メモリ11はA/D変換器10が出力したデジタル信号を記憶する。D/A変換器12はメモリ11から読み出されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。増幅器14はD/A変換器12の出力信号を所定のレベルまで増幅する。イヤホーン15は増幅器14の出力信号を音響信号に変換する。
【0037】
なお、その他の構成要素で、図4に示す符号と同一符号の構成要素については、構成・作用が同一なのでその説明を省略する。
【0038】
以上のように構成した本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第4の実施の形態の動作及びそのワイヤハーネスの結合確認方法について説明する。
先ず、図1に示すように、作業者がワイヤハーネスの結合確認装置を装着する。そして、作業者がワイヤハーネスを結合する時に発する音をマイクロホン1が集音する。
【0039】
マイクロホン1が集音した音は、音響電気変換され、増幅器2により所定のレベルまで増幅される。
次いで、バンドパスフィルタ群13により、増幅器2により所定のレベルまで増幅された信号のうち、ワイヤハーネスが結合する時に発する音が有する特有の周波数成分だけを通過させる。
【0040】
次いで、加算器7により、バンドパスフィルタ群13の各バンドパスフィルタの出力信号を加算する。
更に、レベル比較器4により、予め設定してあるレベル基準値と加算器7の出力信号が比較され、加算器7の出力レベルがレベル基準値を超えている場合に、信号を出力する。
【0041】
次いで、時間比較器6により、時間基準値とレベル比較器4の出力継続時間を比較し、レベル比較器4の出力継続時間が時間基準値を超えていない場合にはワイヤハーネス結合音と判定し、信号を出力する。
【0042】
次いで、コントローラ8は、時間比較器6がワイヤハーネス結合音と判定し信号を出力している場合には、再生モードに入り、メモリ11に記憶された音をD/A変換器12、増幅器14、イヤホーン15を介して再生する。
【0043】
一方、時間比較器6がワイヤハーネス結合音と判定せず信号を出力していない場合には、録音モードに入り、マイクロホン1が集音した信号を広帯域のバンドパスフィルタ9、A/D変換器10を介してメモリ11に記憶する。
【0044】
そして、正しくワイヤハーネスが結合された場合には、イヤホーン15からワイヤハーネスの結合音が出力されるので、作業者はワイヤハーネスが正しく結合されたことを容易に確認することができる。なお、実際にワイヤハーネスの結合音が発せられてから直ちに再生音がイヤホーン15から出力されるので、作業者にとって違和感はない。
【0045】
このように、ワイヤハーネスの結合音を録音し、直ちに再生してワイヤハーネスの結合音をイヤホーン15により作業者に聞き取らせることにより、様々な作業環境騒音の中においてもワイヤハーネスが正しく結合された否かの判断が容易にできる。なお、再生スピードを変えることにより、イヤホーン15から出力される音を作業者に認識し易い音に変換することもできる。
【0046】
また、第3及び第4の実施の形態においても、時間比較器6の出力信号は、無線又は有線によりラインサイドに設置した表示器や生産管理装置などに送信することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に係る発明によれば、ワイヤハーネスの結合が正しく行われか否かを、ワイヤハーネスが結合する時に発する音を検出することにより判定するので、作業環境音に左右されず、作業者の聴覚に依存することなく、安定したワイヤハーネスの結合確認を行うことができる。
【0048】
請求項2に係る発明によれば、ワイヤハーネスが結合する時に発する音をマイクロホンで検出し、その検出音が予め設定した基準値を満たす場合にはワイヤハーネスの結合が正しく行われたと演算処理手段で判定し、その判定結果を報知手段で報知するので、作業環境音に左右されず、作業者の聴覚に依存することなく、安定したワイヤハーネスの結合確認を簡易な構成で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の使用状態を示す説明図
【図2】本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第1の実施の形態のブロック構成図
【図3】本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第2の実施の形態のブロック構成図
【図4】本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第3の実施の形態のブロック構成図
【図5】本発明に係るワイヤハーネスの結合確認装置の第4の実施の形態のブロック構成図
【符号の説明】
1…マイクロホン、2,14…増幅器、3…狭帯域のバンドパスフィルタ、4…レベル比較器、5…表示器、6…時間比較器、7…加算器、8…コントローラ、9…広帯域のバンドパスフィルタ、10…A/D変換器、11…メモリ、12…D/A変換器、13…狭帯域のバンドパスフィルタ群、15…イヤホーン。
Claims (2)
- ワイヤハーネスの結合状態を確認する方法であって、ワイヤハーネスが結合する時に発する音を検出し、その音が予め設定した基準値を満たす場合にはワイヤハーネスの結合が正しく行われたと判定することを特徴とするワイヤハーネスの結合確認方法。
- ワイヤハーネスの結合状態を確認する装置であって、ワイヤハーネスが結合する時に発する音を検出するマイクロホンと、このマイクロホンが検出した音を処理する演算処理手段と、この演算処理手段が処理して出力した信号を報知する報知手段を備えたことを特徴とするワイヤハーネスの結合確認装置。
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