JP2005010512A - 自律的撮影装置 - Google Patents

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JP2005010512A JP2003175153A JP2003175153A JP2005010512A JP 2005010512 A JP2005010512 A JP 2005010512A JP 2003175153 A JP2003175153 A JP 2003175153A JP 2003175153 A JP2003175153 A JP 2003175153A JP 2005010512 A JP2005010512 A JP 2005010512A
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Isao Sugaya
功 菅谷
Kazuaki Aoto
和明 青砥
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Abstract

【課題】自らの撮影計画に基づいて被撮影者を撮影する自律的撮影装置に於いて、撮影環境、撮影状況の変化に応じて柔軟に対応して適切な写真を撮る為に、被撮影者と自律的撮影装置とがコミュニケーションできる、又は、回りに他者がいても他者を邪魔したり、他者に邪魔されないでコミュニケーションできる自律的撮影装置を提供すること
【解決手段】被撮影者7の映像を取得する映像取得部3を具設し、自らのアルゴリズムで自律的に、前記被撮影者7を見つけては前記被撮影者7を撮影する自律的撮影装置であって、撮影準備情報を、前記被撮影者7に提示し、又は前記被撮影者7から受けるコミュニケーション部を具え、前記コミュニケーション部として、前記被撮影者7に撮影準備情報を提示する情報提示部1と、前記被撮影者7の位置を特定する位置特定部4とを各々具設し、該被撮影者7に優先的に前記撮影準備情報を提示するために、前記位置特定部4によって特定された前記被撮影者7の位置に向けて前記情報提示部1を略正対させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人物を撮影する自律的撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリントクラブという業務用撮影装置が提案され、若年層を中心に広く受け入れられてきた。しかしプリントクラブは据え付けられたボックス内で撮影することを前提とした撮影形態を取るために機動性が無く、限定的な映像しか取得することが出来なかった。
【0003】
これに対し最近、自らの行程計画アルゴリズムに従って自律的に移動して、カメラで捉えた映像を分析して顔を認識し、この顔の情報とレーザ距離計データとの対応性からその顔の人物の距離を計算し、構図を決めて自律的に撮影を行う撮影装置が提案されている(例えば非特許文献1)。この撮影装置を用いれば、例えばパーティ会場のような、人々が行き交う室内空間で活動する人たちの自然な表情を適切な構図で自動撮影できることが期待でき、広範に利用されて行くものと予測される。
【0004】
【非特許文献1】
Media and Machines Lab:Washington University in St.Louis、”Lewis the Robot Photographer”、[online]、[平成15年3月30日検索]、インターネット<URL:http://www.cs.wustl.edu/MediaAndMachines/Lewis/>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような自律的撮影装置は、撮影する場所で自律的に移動しながら、被撮影候補者を次々に見つけては自律的に写真を撮る。これら被撮影者は、事前に、顔の映像の他に、例えば撮影希望の有無とか撮影希望枚数など撮影条件に相当するデータをこの自律的撮影装置に登録する。自律的撮影装置はこの登録内容を組み込んだ自らのアルゴリズムで撮影する。
【0006】
しかしながら、例えばパーティ会場での場面を想像すれば容易に理解できるように、撮影状況や環境は刻一刻と変化するので、初めに登録した撮影条件は時間が経てば被撮影者にとってもはや適切ではないという流動性がある。又、どのようなパーティであるかはどんな人にも正確には予測できないので、最初の登録時に予測された希望撮影枚数自体に不正確性がある。
【0007】
従来の非特許文献1に示されるような自律的撮影装置は、以上のような流動性や不正確性があるにも係わらず、最初の登録内容に従って、自らのアルゴリズムで自律的に次々に撮影を行なう。このような撮影のやり方では、被撮影者の好みを配慮した撮影をすることができないばかりでなく、自律的撮影装置が、例えば画像処理を用いて、被撮影者が少し移動すれば、逆光た強い光を避けることができると判断できるような場合にも対処できなかった。
【0008】
以上の理由で、自律的撮影装置が適切な撮影をする為には、撮影の直前に被撮影者とコミュニケーションを行なうことが不可決である。
【0009】
しかしながら、以上のようなコミュニケーションを行なう為には以下のような困難性があった。
【0010】
即ち、自律的撮影装置は自律的に移動する手段を有するので、その機能を充分に発揮する舞台は比較的広い空間であり、そこは例えば初対面の人々が集うパーティー会場であったり、見ず知らずの人々が行き交うロビー、もしくは様々な観光客で賑わう観光地の見晴し台など、参加者や観光客にとってはいずれもこれら面識の無い人々の視線が避けられない場所である。
【0011】
前記のような公衆空間においては被撮影者(自律的撮影装置が業務用自律的撮影装置の場合は、これを利用する客)が、自分の素直な要求を撮影装置に指示したり自律的撮影装置から情報を受けたりするコミュニケーションは、余計な映像や騒音として他者に迷惑かもしれないし、他者の好奇の視線に曝される為に、他者の存在を意識せざるを得ず、気軽にはできない場合がある。特にポートレートモードの場合のように、自律的撮影装置と被撮影者との間で、ポーズや表情に関する情報を、頻繁に映像や音声情報でやり取りしあう場合には、特に他者の存在を意識せざるを得ないだろう。加えてポートレートモードでは背景のボケを期待して望遠レンズを使用する場合も多く、その際には自律的撮影装置と被撮影者とは一般に数メートル以上離れる必要があるため、自律的撮影装置から被撮影者に大画面又は大音声で被撮影者の姿勢や表情、またはシャッタータイミングに関する情報をやり取りする等のコミュニケーションは益々現実的ではなくなる。
【0012】
又、自律的撮影装置と被撮影者との相対的位置関係、および周囲の人々の配置や天候等の周囲環境が刻々と変化する空間内での撮影においては、その都度、自律的撮影装置と被撮影者とのコミュニケーション形態を柔軟に変化させ、最適化が行われることが望まれる。
【0013】
以上のように、業務用自律的撮影装置と被撮影者とのコミュニケーションは、困難である。
【0014】
本発明は以上のような課題を解決し、自律的撮影装置と被撮影者とのコミュニケーションが可能な自律的撮影装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決する為の手段】
以上の課題を解決する為に、本発明の第1の態様の自律的撮影装置は、被撮影者の映像を取得する映像取得部を具設し、自らのアルゴリズムで自律的に、前記被撮影者を見つけては前記被撮影者を撮影する自律的撮影装置であって、撮影準備情報を、前記被撮影者に提示し、又は前記被撮影者から受けるコミュニケーション部を更に具えるものである。
【0016】
本発明の第2の態様の自律的撮影装置は、第1の態様の自律的撮影装置であり、前記コミュニケーション部として、前記被撮影者に撮影準備情報を提示する情報提示部と、前記被撮影者の位置を特定する位置特定部とを各々具設し、該被撮影者に優先的に前記撮影準備情報を提示するために、前記位置特定部によって特定された前記被撮影者の位置に向けて前記情報提示部を略正対させるものである。
【0017】
本発明の第3の態様の自律的撮影装置は、第2の態様の自律的撮影装置であって、前記情報提示部は、前記撮影準備情報を前記被撮影者へ伝達する指向性の程度を変化させる指向性制御部を具えるこものである。
【0018】
本発明の第4の態様の自律的撮影装置は、第1の態様の自律的撮影装置であって、前記コミュニケーション部として、前記撮像部を具設する前記自律的撮影装置の本体とは別体に、前記被撮影者に撮影準備情報を提示する情報提示部を具えるものである。
【0019】
本発明の第5の態様の自律的撮影装置は、第4の態様の自律的撮影装置であって、前記情報提示部は、前記被撮影者が携帯可能であるものである。
【0020】
本発明の第6の態様の自律的撮影装置は、第5の態様の自律的撮影装置であって、前記情報提示部は、携帯電話又は、通信機能を有するPDA機器を具えるものである。
【0021】
本発明の第7の態様の自律的撮影装置は、第4の態様の自律的撮影装置であって、前記情報提示部は、前記本体とは別位置に設置されるものである。
【0022】
本発明の第8の態様の自律的撮影装置は、第4の態様の自律的撮影装置であって、前記被撮影者の位置を特定する位置特定部を具え、前記情報提示部は、前記位置特定部によって特定された前記被撮影者の位置に基づいて自走するものである。
【0023】
本発明の第9の態様の自律的撮影装置は、第4の態様の自律的撮影装置であって、前記情報提示部は、前記本体に分離可能に具設されるものである。
【0024】
本発明の第10の態様の自律的撮影装置は、第1〜第9何れかの態様の自律的撮影装置であって、前記撮影準備情報が被撮影者に対する音声による撮影の呼びかけであるものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図によって本発明を説明するが、本図から容易に考えつく変形例は本発明の範囲内である。
[第1実施形態]
図1は本実施形態の自律的撮影装置の構造を示すブロック図である。
【0026】
図1に於いて、本実施形態の自律的撮影装置は、情報提示部1と、正対駆動部2と、映像取得部3と、位置特定部4と、主制御部5とから構成される。
【0027】
本実施形態の自律的撮影装置の映像取得部3は、被撮影者7等の被写体像を取得するCCDカメラ等の撮像素子を具える。映像取得部3は、被写体の画面信号10を取得し、この画面信号10を主制御部5と位置特定部4とに送る。
【0028】
映像取得部3としては、最終撮影用には高精細なCCDカメラを、被撮影者7を探索して位置の特定用に処理速度や任意位置の読み出し性を重視して低解像度のCMOS等を使い分けても良い。
【0029】
又、映像取得部3は、被撮影者7を探索したり、構図を決める為にレンズの方向を変えることが出来ることが好ましく、その為に映像取得部3は制御信号によって、例えば、パン又はチルト方向に回転可能なアクチュエータ付き雲台上に搭載されていることが好ましい。但し、被撮影者7の位置特定用の専用のカメラを設け、そのレンズとして魚眼レンズ等の広角レンズを用い、この広角レンズが全空間をその視野角に収める場合には、前記雲台は不要である。
【0030】
本実施形態の自律的撮影装置の位置特定部4は、画面信号10に基づき被撮影者7の位置を特定する。位置特定部4は、被撮影者7の位置を特定する為に、先ず画面信号10から人物を抽出し、その抽出した人物を主制御部5から送られた個人別特徴量信号12と比較することによって識別照合して被撮影者7を見つけ、被撮影者7の位置を特定し、この特定された位置信号11を主制御部5に送ると共にその被撮影者7を追尾する。
【0031】
ところで、一般に、一つの画面信号10の中に必ずしも被撮影者7が存在する訳ではない。自律的撮影装置は運転中の場に於いて、被撮影者7を探索し、探索の為に、複数の画面信号10を取得する。この複数の画面信号10が取得可能である為には、映像取得部3は複数の場所の画面が取得可能とされていなければならない。その為に、映像取得部3は、通常制御信号によって可動のアクチュエータ付き雲台上に載置され、パン方向、チルト方向に回転させることによって複数の方向にレンズを向けて複数の画面信号10を取得する。自律的撮影装置が自律的移動手段を具える場合には、レンズの動きに自律的撮影装置の動きを加えることによって複数の画面信号10を取得する。
【0032】
人物の抽出の為に、様々な技術が提案されており、例えば、馬場功淳、等著、「HeadFinder:単眼視動画像を用いた複数人追跡」,画像センシングシンポジウム2001,363頁−368頁,(2001年)を用いることができる。この技術は、「通常のシーンに於いて動く円は人物の頭である」という仮説の基に、前記画像から動く円を見つけ、その見つけた円を被撮影者の頭部と見做すことによって人物抽出する方法である。
【0033】
上記抽出された人物を特定する為に、様々な技術が提案されており、例えばオムロン社の“Face Key”の技術を用いることができる。この技術は、個人を顔で識別照合する技術であり、予め登録された顔と、サンプルの画像の顔とを画像の特徴量を抽出して照合することにより、サンプル画像の顔の人物を特定する。
【0034】
本実施形態の自律的撮影装置の位置特定部4は、以上のような方法で被撮影者7を見つけたら、被撮影者7の位置を周知技術により特定する(被撮影者7の自律的撮影装置からの方向)。
【0035】
本実施形態の自律的撮影装置の位置特定部4は、以上のような画面情報以外に、超音波センサーや被撮影者7が携帯する発信機等の、他のセンサー類6を合わせて用いて被撮影者7の位置を特定しても良い。センサー類6は、例えば被撮影者7が大勢に囲まれていて映像的には見つけ出しにくい位置に居るときに、被撮影者7を見つけて特定する為に効果的であると共に被撮影者7までの距離を容易に得ることができる。勿論前記画面情報を用いずにセンサー類6のみを用いて被撮影者7の位置を特定しても良い。
【0036】
尚、被撮影者7の位置の特定は、画面上の撮影者の位置、画面の画角(レンズの焦点距離に相当)、そしてカメラを複数具える場合はカメラ番号を基に行なわれる。被撮影者7の特定された位置信号11としては例えば、被撮影者7の頭部の自律的撮影装置からの方向が用いられ、距離は例えば画面上の頭部の寸法から推定することができる。
【0037】
本実施形態の自律的撮影装置の主制御部5は、CPU(中央処理装置)、一時記憶装置、永久記憶装置、入出力装置、等から構成され、自律撮影装置全体の動作を制御する。永久記憶装置には例えば、撮影計画プログラムや、この撮影計画に従って被撮影者を探索する為の被撮影者探索プログラム等のプログラムが保存され、本実施形態の自律的撮影装置は、これらのプログラムを実行することによって被撮影者を探索しながら次々と被撮影者を撮影する。
【0038】
主制御部5は、位置特定部4から受けた位置信号11を基に、位置特定部4によって特定された被撮影者7の位置に向けて情報提示部1が正対するように、正対駆動部2に駆動信号9を送る。
【0039】
又、主制御部5は、映像提示部1に提示すべき提示情報8を複数から選んで送る。提示情報8は、被撮影者7が撮影前に提示を受けると好都合な情報であり、特に限定されないが、以下のようなものがある。▲1▼写真の写り具合を被撮影者が事前に確認するためのプレビュー画面、▲2▼立ち位置の変更勧告(例えば、“その位置は強い光源が入るので某場所へ移動して下さい”というメッセージ)、▲3▼被撮影者のポーズの指示、▲4▼撮影の呼びかけ(例えば、“写真を撮りますか”というメッセージ)、▲5▼シャッタータイミングのカウントダウン、▲6▼更には発展的応用として被撮影者からより良い表情を引き出す為の、被撮影者を楽しませるような映像や音声、等がある。提示情報8は、永久記憶装置に保存されており、主制御部5が、場に応じて、適切なメッセージを選択して呼び出し、適切なタイミングで情報提示部1に送り出す。主制御部5は、被撮影候補者(即ち被撮影者7になる可能性のある者)の各顔画面の信号から抽出された特徴量を保存し、その個人別特徴量信号12を位置特定部4に送る。又、主制御部5は、撮影完了者(即ち、被撮影者7として撮影が完了した者)の撮影データ(例えば撮影枚数、撮影場所時刻等)を個人別に保存している。
【0040】
又、主制御部5は、以上の機能の他に、本実施の形態の自律的撮影装置が自律的撮影装置としての基本的機能を果たす為の諸処理を行なう。その主な処理の第1は、取得した画面信号10を保存(即ち撮影)する場合、画面信号10の補間、圧縮等の信号処理やその処理された信号の永久記憶装置への保存である。その主な処理の第2は、被撮影者7を探索することである。この探索の為に、被撮影者探索プログラムを実行して、カメラレンズ13の方向を変えたり、自律的移動手段を移動させたりする為に必要な制御信号を対応する各アクチュエータに送る。そして、各方向の、又は各場所で取得された画面信号10から、位置取得部4が被撮影者7の位置を見つけることを可能にする。その主な処理の第3は、自らの撮影計画のプログラムに従って自律的に次々に被撮影者7を見つけて撮影することである。本実施形態の自律的撮影装置が自律的に移動(自走と同意)するときには、本実施形態の自律的撮影装置は図1に示した構成に更に全体を移動させる為の車輪やモータ等の自律的移動手段が付加され、主制御部5は更に、前記撮影計画プログラムに基づいた行程計画プログラムを実行して、前記自律的移動手段を移動させる為の制御信号を前記自律的移動手段の駆動部に送る。その主な処理の第4は、被撮影者の登録機能である。本実施形態の自律的撮影装置は、撮影前の登録モードで事前に被撮影者の映像を取得し、個人別に例えば顔の特徴量を抽出して保存し、位置特定部4が被撮影者の探索時に参照信号として呼び出して、識別照合して、被撮影者7を見つけることを可能とする。
【0041】
本実施形態の自律的撮影装置の正対駆動部2は、主制御部5から駆動信号9を受けて正対駆動部2を駆動し、情報提示部1の情報発信面の向きを変化させ、前記情報発信面の向きを、特定された被撮影者7の位置に対応する向きにほぼ一致させる。この駆動を行なう為に、正対駆動部2は、駆動信号9に応じて可動のアクチュエータ付き雲台上に載置されていても他の機械的駆動部に載置されていても良い。この正対の向きは顔の位置が検出されていれば顔方向とするが、他の体の部分の方向でも良い。
【0042】
本実施形態の自律的撮影装置の情報提示部1は、前記情報発信面の向きにある被撮影者7の位置にほぼ向けて主制御部5から送られた提示情報8を発信する。情報提示部1としては、LCDやPDP等のディスプレイ又はスピーカが用いられる。前記情報発信面の向きは、通常、ディスプレイの場合は表示面の面法線方向、スピーカの場合は最大音圧の方向である。
【0043】
尚、情報提示部1の提示情報8の発信に当たって、情報提示部1を被撮影者に正対させると共に、被撮影者との距離に比例して、情報提示部1で提示する映像や文字情報を拡大表示したり、音声出力を増加させる等をすれば、被撮影者7は距離の変化に係わらず適度な大きさ又は強さの提示情報を受けることが出来るので、大変効果的である。
【0044】
本実施形態の自律的撮影装置は以下のように動作する。
【0045】
先ず、主制御部5は自らの永久記憶装置に記憶されている撮影計画プログラムを呼び出して実行し、その撮影計画に従って、映像取得部3が載置する雲台を駆動することにより映像取得部3のレンズの向きを変え、次々と画面信号10を位置特定部4と主制御部5に送る。尚、本実施形態の自律的撮影装置が自律的移動手段を持っている場合には前記行程計画プログラムを実行し、自らの行程計画で移動しながら取得した画面信号10を次々と位置特定部4と主制御部5に送る。位置特定部4は抽出された人物の特徴量を参照信号12と比較し、識別照合することによって、被撮影者7を認識特定し、その位置を特定する。
【0046】
尚、本実施形態の自律的撮影装置が自律的移動手段17を有する場合、自律的撮影装置は、被撮影者7の位置が特定された後、例えばその位置が撮影に不適であると判断されると、その移動できる自由度を活かして、被撮影者7と自律的撮影装置との理想的な相対位置関係(撮影アングル)を計算し移動計画を行い、被撮影者7と自律的撮影装置との位置関係を再構築して最適化することも可能である。この位置関係の再構築して最適化することにより、例えば情報提示部1と被撮影者7との間に障害物があって、被撮影者7が情報の提示を受ける為の障害になる場合には、障害物を避けた位置に情報提示部1が位置するように自律的撮影装置を移動したり、又は背景が好ましくなかったり、他者の存在が邪魔な場合には、より撮影に好ましい背景や他者を避けた場所へと撮影舞台自体をシフトすることができる。
【0047】
位置特定部4は、被撮影者7の位置信号11を主制御部5に送り、主制御部5は、この位置信号11を基に駆動信号9を生成して正対駆動手段2に送る。正対駆動手段2は駆動信号9に基づいて駆動し、情報提示部1を被撮影者7の方向に向ける。情報提示部1は、主制御部5が選んで送った提示情報8を被撮影者7に向けて提示する。
【0048】
この提示情報8を受け、被撮影者7が撮影されることを了解すれば、撮影が行なわれる。このとき最終撮影用に高精細の専用カメラを設けている場合にはそれに交換する。被撮影者7の自律的撮影装置への了解の返事は例えば“はい”という音の音声認識により行なわれる。このとき、被撮影者の返事の音声を受けるマイクロフォンを指向性が狭いものにし、その指向方向を特定された被撮影者の方向にほぼ一致させれば、被撮影者の返事を高いS/N比で受けることができるので、騒音の中でも正確に音声認識ができる。
(実施例1)
図2は、第1実施形態に対応した実施例1の自律的撮影装置を示す図である。
【0049】
本実施例の自律的撮影装置は、正対駆動部としてパン方向の回転とチルト方向の回転が可能なアクチュエータ付きの雲台2が本体部16の上に載置され、この雲台2上にはLCD等のディスプレイ14とスピーカ15とが設けられている。本体部16は直方体形状であり、被撮影者(不図示)を撮影する映像取得部としてCCDカメラが本体部16の各側面に1台づつ計4台(カメラレンズ13の奥に隠れていて不図示)設けられている。これらCCDカメラは各々アクチュエータ駆動の雲台(不図示)に取り付けられ、制御信号を受けてレンズの方向を変える。尚、13は被撮影者の位置特定専用のカメラレンズであり、魚眼レンズを用いている。最終撮影時には他の高精細のCCDカメラと自動的に交換される。本体部16には又、自律的移動手段17と位置特定部(不図示)と主制御部(不図示)とが設けられている。
【0050】
本実施例の自律的撮影装置は、前記映像取得部、前記位置特定部が、前に述べた人物抽出、顔の識別照合をすることにより被撮影者(不図示)の位置の特定をして、雲台2をパン方向及びチルト方向に駆動して、LCD等のディスプレイ14やスピーカ15を被撮影者(不図示)の顔面部へ正対させる。
【0051】
本実施例の自律的撮影装置は、自律的移動手段17を有するので、自らの行程計画プログラムに従って移動し、必要に応じて障害物を避け、又はより好ましい撮影環境に移動して撮影ができる。
【0052】
本実施例の自律的撮影装置は、被撮影者に正対させてコミュニケーションを行なう情報提示部を具えるので、提示情報を被撮影者に明確に与えることができ、その結果、撮影環境、状況の変化に柔軟に対応した適切な好ましい写真を撮ることができる。
[第2実施形態]
本実施形態は自律的撮影装置の情報提示部が情報提示の指向性の度合いを変化させる例である。第1実施形態の自律的撮影装置とは、基本的に情報提示部1の部分のみが異なるので、第1実施形態と共通する機能の説明は省略する。実施例2に映像の場合、実施例3に音声の場合を示した。
(実施例2)
図3、図4、図5は、本実施形態の自律的撮影装置の情報提示部1の前面近傍を示す図である。
【0053】
本実施形態の自律的撮影装置の情報提示部は、第1実施形態の自律的撮影装置の図2に示すLCD等のディスプレイ14の表示面の前に、指向性制御部として指向性の度合いを変化させる指向性限定フィルタを設けたことに特徴がある。これの例を3例、各々図3、図4、図5に示す。
<第1例>
図3に於いて、14はLCD等のディスプレイ、18の斜線を施した部分は指向性限定フィルタ、19は指向性限定フィルタ18をリニア方向(矢印で示す)に移動して、LCD等のディスプレイ14に対して指向性限定フィルタ18を着脱するリニア型駆動機構である。
【0054】
指向性限定フィルタ18を着けると、LCD等のディスプレイ14により表示される提示情報は、その表示の指向性がLCD等のディスプレイ14がほぼ正対する狭い方向に制限される。即ち、指向性限定フィルタ18を着けると、LCD等のディスプレイ14が正対する被撮影者の顔の方向に限定的に表示され、他者が脇から眺めても視認することが困難になる。
【0055】
この指向性限定フィルタ18は、例えば、被撮影者と自律的撮影装置との距離が離れている場合や、他者が近くにいる場合や、周囲に於ける他者の密度が高い場合、等に着けられる。この着脱は、自律的撮影装置が検出した被撮影者との距離や、他者の人数密度や位置に応じて自動的に行なっても良いし、被撮影者の音声による着脱の指示を音声認識して行なっても良い。
<第2例>
図4は、LCD等の表示面14のほぼ下半分に指向性限定フィルタ18を貼付けた例である。この例では、指向性の強い表示が必要な場合には下半分の表示面で表示情報の表示を行い、指向性の強い表示が不要な場合には上半分の表示面で提示情報の表示を行なう。下半分で表示する場合には、第1例で指向性限定フィルタ18を着した場合の効果、上半分で表示する場合に、第1例で指向性限定フィルタ18を脱した場合の効果がほぼ得られる。
<第3例>
図5は、LCD等のディスプレイ14を自律的撮影装置1台当たり2台設け、右側の1台のLCD等のディスプレイ14のみに指向性限定フィルタ18を貼付けた例である。この例では、指向性の強い表示が必要な場合には右側のディスプレイ14で表示情報の表示を行い、指向性の強い表示が不要な場合には左側のディスプレイ14で提示情報の表示を行なう。右側のディスプレイ14で表示する場合には、第1例で指向性限定フィルタ18を着した場合の効果、左側のディスプレイ14で表示する場合に、第1例で指向性限定フィルタ18を脱した場合の効果がほぼ得られる。
【0056】
第2例、第3例共に、第1例の場合と同様に、上下の又は左右の表示の切り換えは、自律的撮影装置が検出した被撮影者との距離や、他者の人数密度や位置に応じて自動的に行なっても良いし、被撮影者の音声による着脱の指示を音声認識して行なっても良い
以上第1〜第3例で示した本実施例の自律的撮影装置によると、撮影環境に応じてLCD等のディスプレイに提示される提示情報の表示の指向性の程度を変化させるので、実施例1の効果に加えて、被撮影者は、周囲に他者がいる場合に周囲の好奇の目を気にすること無く、よりリラックスして、外乱を受けることなく自律的撮影装置とのコミュニケーションに集中することが出来、より好ましい写真を撮ることができる。
(実施例2)
本実施例の自律的撮影装置は、第1実施形態の自律的撮影装置の図2に示すスピーカ15が、超指向性スピーカを具える例である。この超指向性スピーカとしては、例えばパラメトリックスピーカのような、可聴音を超音波で振幅変調した音波を送り出すスピーカを用いることができる。このパラメトリックスピーカから送り出された提示情報としての音は極めて狭い範囲に居る人、即ちスピーカに正対した位置にいる被撮影者にしか聞くことができない。
【0057】
この実施例によれば、多数の群衆や騒がしい環境からの騒音が邪魔する場合でも、スピーカ15の音声出力をさほど増加させること無く、被撮影者のみに対してピンポイント的に提示情報を伝達することが可能となる。
【0058】
更に、本実施例によれば、自律的撮影装置が、自らの撮影計画プログラムの中で、ある基準に従って選定(この選定基準としては例えば、複数の事前登録者からの無作為選定や撮影枚数の少ない登録者からの選定などがある)した被撮影者に対して遠方から「次にあなた(山田様)を撮影しますので、こちらを振り向いていただけますか?」などと呼びかけを行い、群衆の中から特定の被撮影者のみの注意を引く場合でも大きな効果を発揮する。このような超指向性スピーカを用いた音声での呼びかけは、被撮影者が後ろを向いていてディスプレイを用いた映像での呼びかけ(情報提示)に気付かない場合に特に有効である。
【0059】
尚、本実施例では超指向性スピーカの他に通常のスピーカを合わせ用い、第1例の場合と同様に、超指向性スピーカの使用と通常のスピーカの使用の切り換えは、自律的撮影装置が検出した被撮影者との距離や、他者の人数密度や位置に応じて自動的に行なっても良いし、被撮影者の音声による切り換えの指示を音声認識して行なっても良い。
【0060】
なお本実施形態では自律的撮影装置における被撮影者への情報提示部の指向性限定手段として、指向性限定フィルタと超指向性スピーカによる例を示したが、技術的に相当するものであれば、これに限定されるものではなくそれらはすべて本発明に含まれる。
[第3実施形態]
図6は本実施形態の自律的撮影装置の構造を示すブロック図である。
【0061】
図6に於いて、本実施形態の自律的撮影装置は、情報提示部としての携帯型情報提示部20と、映像取得部3と、主制御部5とから構成され、主制御部5には情報受発信部21が設けられている。本実施形態の自律的撮影装置は、図1に示す第1実施形態の自律的撮影装置とは、携帯型情報提示部20を用い、図1に示す正対駆動部2をなくして、替わりに提示情報を無線で携帯型情報提示部20とやり取りする為の情報受発信部21を主制御部5に設けた点でのみ異なるので、第1実施形態と共通する他の機能の説明は省略する。
【0062】
本実施形態の自律的撮影装置の携帯型情報提示部20は、自律的撮影装置本体22とは別体に設けられ、この携帯型情報提示部20を通して自律的撮影装置本体部22から提示情報を受信するとともに、自律的撮影装置本体部22へ提示情報を発信する。従って、本実施形態では、携帯型情報提示部20は、携帯型受発信装置としての機能を有し、携帯型情報提示部20として携帯電話を好ましく用いることができる。携帯電話を用いる場合、携帯型情報提示部20と自律的撮影装置の本体部22との通信は公衆回線を通じて行なわれるので、情報受発信部23には電話器の送受信機能を設けることになる。
【0063】
携帯型情報提示部20としては、携帯電話の他に通信機能付きのPDA(Personal Data Assistance、商品名)、もしくは自律的撮影装置が予め備えている子機的な携帯機器(=公衆電話回線は使わないローカルな無線機)も用いることができる。
【0064】
本実施形態では、まず被撮影者が自律的撮影装置に対して、被撮影者各人が携帯している携帯電話の番号を事前に登録しておけば、その後は、自律的撮影装置と公衆電話回線を通じて撮影準備に関するコミュニケーションを行うことができる。このコミュニケーションは音声によっても映像によってもどちらでも良い。
【0065】
このコミュニケーションとして、自律的撮影装置が被撮影者に提示する提示情報としては[第1実施形態]の欄の説明で述べた▲1▼〜▲6▼が、被撮影者が自律的撮影装置に提示する提示情報としては、▲1▼撮影モード(人物を主に撮るポートレートモードか、背景も撮る撮影モードか、等)の指示、▲2▼フレーミングの変更要求、▲3▼背景のボケ味の要求、▲4▼シャッタータイミングのカウントダウンの指示の他、▲5▼撮影の呼びかけに対する撮影希望の有無のメッセージ、等がある。被撮影者は、撮影環境、撮影状況に応じて適切な提示情報を選び、所定のフォーマットで入力して送信する。
【0066】
本実施形態では、自律的撮影装置との距離や他者の視線や回りの騒音も殆ど問題にならないため、どのような撮影モード、又どのような周囲環境であっても、被撮影者は撮影されることに没頭して楽しむことが可能になる。
【0067】
又、本実施形態では、撮影予定の直前に、被撮影者に対して自律的撮影装置から「そろそろ撮影を行いますので視線を携帯電話の方からこちら(自律的撮影装置のカメラの方)へ戻して、携帯電話は写真に写り込まないようにポケットの中に隠して下さい」などと、通常肖像写真の写真屋さんが行なうようなきめ細かな指示を例えば音声で指示することもできる。
[第4実施形態]
図7は本実施形態の自律的撮影装置を示す図である。
【0068】
図7に示すように、本実施形態の自律的撮影装置は、本体部22と、本体部22とは別位置の各所に設置された別体の情報提示部1(1、2、3の3台示される)とから構成される。
【0069】
第1例の自律的撮影装置は、図1で示す第1実施形態の自律的撮影装置とは異なり、正対駆動部2によって被撮影者7に正対させる情報提示部1を設けない。その替わりに、図7に示すように推奨立ち位置の近くの各所に情報提示部1を設け、被撮影者7は好みの立ち位置を選ぶものである。第1例の自律的撮影装置は、その他の点では基本的に第1実施形態の自律的撮影装置の機能に準ずるので、第1実施形態と共通する他の機能の説明は省略する。
【0070】
この被撮影者が選ぶ立ち位置は事前に自律的撮影装置本体部22に入力しても良いし、或いは事前登録した被撮影者の顔、等の特徴を参照することによって任意の立ち位置に立つ被撮影者を特定しても良い。本実施形態では、自律的撮影装置本体部22の主制御部(不図示)に、提示情報を無線又は有線で情報提示部に提示する為の情報発信部(不図示)を具える。
【0071】
被撮影者7は情報提示部1の画面が見える位置に自分の立ち位置25を選ぶことで、たとえ撮影機器(カメラ部)とは離れていても、最寄りの大画面によりプレビューチェックを視認性良く行うことが出来る。この被撮影者が選んだ立ち位置を斜線で示す。
【0072】
本実施形態の情報提示部1は表示面を比較的大きくすることができるので、被撮影者が比較的大画面で詳細な表情や姿勢の事前チェックを行いたい場合などは特に有効である。
【0073】
本実施形態の自律的撮影装置は、図7で示す第1例のように各所に複数の情報提示部1を設ける替わりに図8で示す第2例のように、情報提示部1を自律的移動手段付きの情報提示部24としても良い。この自律的移動手段付情報提示部24を被撮影者7の位置情報を基に被撮影者7を追尾させれば、被撮影者7が所定範囲内でどの場所へ移動しようとも常に適切な位置角度で画面やスピーカーを正対させることが可能になる。
【0074】
尚、本実施形態に於いては、本体部22を固定式でなく自律的移動手段を持たせた自走式にしても良い。
【0075】
又、図7の情報提示部1を、本体部22に取り付け取り外し可能とすれば、別位置に設置することが不要なときに、情報提示部1を本体部22に組み込むことにより、システム全体をコンパクトにすることができる。
【0076】
【発明の効果】
本発明の自律的撮影装置は、自律的撮影装置から被撮影者へ、又は被撮影者から自律的撮影装置へ撮影準備に関する情報を提示するためのコミュニケーション手段を有するので、撮影環境、撮影状況に応じて柔軟に対応して適切な写真を撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の自律的撮影装置のブロック図を示す。
【図2】第1実施形態の自律的撮影装置を示す。
【図3】第2実施形態の第1例の自律的撮影装置の情報提示部近傍を示す。
【図4】第2実施形態の第2例の自律的撮影装置の情報提示部近傍を示す。
【図5】第2実施形態の第3例の自律的撮影装置の情報提示部近傍と動作フローを示す。
【図6】第3実施形態の自律的撮影装置を示す。
【図7】第4実施形態の自律的撮影装置を示す。
【図8】第4実施形態の自律的撮影装置の他の例を示す。
【符号の説明】
1 情報提示部
2 正対駆動部(アクチュエータ付き雲台)
3 映像取得部
4 位置特定部
5 主制御部
6 センサー類
7 被撮影者
8 提示情報
9 駆動信号
10 画面信号
11 位置信号
12 個人別特徴量信号
13 カメラレンズ
14 LCD等のディスプレイ(情報提示部)
15 スピーカ(情報提示部)
16 本体部
17 自律的移動手段
18 指向性限定フィルタ
19 リニア型駆動機構
20 携帯型情報提示部(携帯電話)
21 情報受発信部
22 自律的撮影装置の本体部
23 表示面
24 自律移動手段付情報提示部
25 推奨立ち位置
26 指向性制御部を具えた情報提示部

Claims (10)

  1. 被撮影者の映像を取得する映像取得部を具設し、自らのアルゴリズムで自律的に、前記被撮影者を見つけては前記被撮影者を撮影する自律的撮影装置であって、
    撮影準備情報を、前記被撮影者に提示し、又は前記被撮影者から受けるコミュニケーション部を更に具えることを特徴とする自律的撮影装置。
  2. 前記コミュニケーション部として、前記被撮影者に撮影準備情報を提示する情報提示部と、
    前記被撮影者の位置を特定する位置特定部とを各々具設し、
    該被撮影者に優先的に前記撮影準備情報を提示するために、前記位置特定部によって特定された前記被撮影者の位置に向けて前記情報提示部を略正対させることを特徴とする請求項1に記載の自律的撮影装置。
  3. 前記情報提示部は、前記撮影準備情報を前記被撮影者へ伝達する指向性の程度を変化させる指向性制御部を具えることを特徴とする請求項2に記載の自律的撮影装置。
  4. 前記コミュニケーション部として、前記撮像部を具設する前記自律的撮影装置の本体とは別体に、前記被撮影者に撮影準備情報を提示する情報提示部を具えることを特徴とする請求項1に記載の自律的撮影装置。
  5. 前記情報提示部は、前記被撮影者が携帯可能であることを特徴とする請求項4に記載の自律的撮影装置。
  6. 前記情報提示部は、携帯電話又は、通信機能を有するPDA機器を具えることを特徴とする請求項5に記載の自律的撮影装置。
  7. 前記情報提示部は、前記本体とは別位置に設置されることを特徴とする請求項4に記載の自律的撮影装置。
  8. 前記被撮影者の位置を特定する位置特定部を具え、
    前記情報提示部は、前記位置特定部によって特定された前記被撮影者の位置に基づいて自走することを特徴とする請求項4に記載の自律的撮影装置。
  9. 前記情報提示部は、前記本体に分離可能に具設されることを特徴とする請求項4に記載の自律的撮影装置。
  10. 前記撮影準備情報が被撮影者に対する音声による撮影の呼びかけであることを特徴とする請求項1〜9何れか1項に記載の自律的撮影装置。
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