JP2005010478A - 授業補習システム - Google Patents

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JP2005010478A JP2003174793A JP2003174793A JP2005010478A JP 2005010478 A JP2005010478 A JP 2005010478A JP 2003174793 A JP2003174793 A JP 2003174793A JP 2003174793 A JP2003174793 A JP 2003174793A JP 2005010478 A JP2005010478 A JP 2005010478A
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Abstract

【課題】生徒が学校外で授業に関する学習をする際に、学習に伴って必要となる情報が随時得られるように、学校と生徒の家の双方向通信を可能とする授業補習システムを提供する。
【解決手段】双方向地域内通信網13に接続され学校S及び生徒の家Hに備えられた端末装置12と、各端末装置12を特定するための予め登録された回線番号のデータベースが構築された登録回線番号記憶手段14と、生徒に提供される授業補習のための各種サービスに関するデータベースが構築された提供サービス記憶手段15と、双方向地域内通信網13に接続され、アクセスした端末装置12が登録済み回線番号であれば、要求に応じた授業補習のための各種サービスに関するデータを取り出すサーバ11とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、授業補習システムに関し、特に、生徒が学校外から双方向通信回線を介して学校と通信し学習に必要な情報を得ることができる授業補習システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、小中学校の授業において、先生が生徒に宿題を与え、生徒は家庭で宿題について学習することが広く行われている。先生から宿題が与えられることにより、生徒は家庭で復習や予習をすることになり、生徒が宿題への回答を行うことにより、先生は回答結果から授業の理解度等を把握することができる。
【0003】
生徒は、帰宅後、授業で与えられた宿題について勉強し回答を作成する。作成した回答は、後日行われる次の授業の際に、先生の説明により或いは生徒同士の検討により正しい回答が示されることで、正しかったか間違っていたかが分かる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、生徒が作成した回答が正しいか或いは間違っているかが、時間を経ることなく回答時点で分かれば、生徒は誤りをその場で正すことができるので、学習意欲が増し家庭での学習効果をより高めることができる。また、先生にとっても、次の授業の前に宿題の回答を個人毎に或いはクラス全員について集計し把握できるので、その結果を次の授業に生かすことが可能になる。
【0005】
この発明の目的は、生徒が学校外で授業に関する学習をする際に、学習に伴って必要となる情報が随時得られるように、学校と生徒の家の双方向通信を可能とする授業補習システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明に係る授業補習システムは、双方向地域内通信網に接続され、学校及びその学校に通う生徒の家に備えられた端末装置と、前記各端末装置を特定するための予め登録された回線番号に関するデータからなるデータベースが構築された登録回線番号記憶手段と、生徒に提供される授業補習のための各種サービスに関するデータからなるデータベースが構築された提供サービス記憶手段と、前記双方向地域内通信網に接続され、前記各端末装置からアクセスがあると、アクセスした端末装置が予め登録された回線番号であるか否かを前記登録回線番号記憶手段のデータベースを検索して確認し、アクセスした端末装置からの要求に応じ、前記提供サービス記憶手段のデータベースを検索して要求内容に該当する授業補習のための各種サービスに関するデータを取り出し、前記各端末装置による取り込みを可能にするサーバとを有することを特徴としている。
【0007】
上記構成を有することにより、双方向地域内通信網に接続されたサーバは、双方向地域内通信網に接続され学校及びその学校に通う生徒の家に備えられた端末装置からアクセスがあると、アクセスした端末装置が予め登録された回線番号であるか否かを、登録回線番号記憶手段に構築された各端末装置を特定するための予め登録された回線番号に関するデータからなるデータベースを検索して確認し、アクセスした端末装置からの要求に応じ、提供サービス記憶手段に構築された生徒に提供される授業補習のための各種サービスに関するデータからなるデータベースを検索して、要求内容に該当する授業補習のための各種サービスに関するデータを取り出し、各端末装置による取り込みを可能にする。これにより、生徒が学校外で授業に関する学習をする際に、学校と生徒の家の双方向通信を可能とし、学習に伴って必要となる情報が随時得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、この発明の第1の実施の形態に係る授業補習システムの概念説明図である。図1に示すように、授業補習システム10は、サーバ11、学校S及び各生徒の家Hに備えられた端末装置12、サーバ11と各端末装置12がそれぞれ接続される地域内双方向通信網13、及びサーバ11に備えられた登録回線番号記憶手段14、提供サービス記憶手段15を有している。
【0009】
この学校Sは、通常、その学校周辺地域に居住している生徒が通う小学校や中学校を対象としている。端末装置12は、例えばタッチパネル付きTV(television)やパーソナルコンピュータであり、地域内双方向通信網13は、当該地域をカバーする、例えばLAN(Local Area Network)を用いて形成される。
【0010】
LANは、一般的に狭い地域における通信ネットワークを意味するが、この発明に用いられるクライアントサーバ型LANは、重要な共有ファイルを、例えば、コンピュータを用いたサーバで一元管理する、サーバを中心としたネットワークである。
【0011】
登録回線番号記憶手段14には、授業補習システム10に参加する端末装置12を特定するための、予め登録された端末装置12の回線番号データからなるデータベースが構築されている。提供サービス記憶手段15には、授業補習システム10によって各生徒に提供される授業補習のための各種サービス、例えば、宿題の内容や回答に対する応答等に関するデータからなるデータベースが構築されている。
【0012】
これらのデータベースにおける、回線番号或いは宿題の内容や回答に対する応答等の追加登録は、所定の登録手続によって随時可能であり、削除についても同様である。従って、これらのデータベースは、随時、必要なデータに書き換えることができる。
【0013】
この授業補習システム10において、サーバ11は、学校S或いは各生徒の家Hに備えられた各端末装置12からアクセスがあると、アクセスした端末装置12が授業補習システム10に参加する端末装置12であることを、登録回線番号記憶手段14のデータベースを検索して確認する。
【0014】
そして、サーバ11は、アクセスした端末装置12からの要求に応じて、提供サービス記憶手段15のデータベースを検索し、データベースから、要求内容に該当する授業補習のための各種サービスに関するデータを取り出す。データベースから取り出されたデータは、アクセスした端末装置12に取り込まれる。授業補習のための各種サービスには、例えば、先生の出題と、出題について生徒が回答した内容に応じた正誤判定及び正誤判定に伴う解説が、各場面毎の画面を伴って段階的に展開し学習することができる、宿題提供サービスが含まれる。
【0015】
ここで、授業補習システム10により、A小学校5年2組の授業補習サービスが提供される場合を例にとって説明する。A小学校は、地域内双方向通信網13であるLANのサーバ11に、5年2組の各生徒の家Hの回線番号を登録する。回線番号は、地域内双方向通信網13に加入する家毎の回線の番号或いは識別番号である。
【0016】
登録により、各生徒の家Hの端末装置12と学校Sの端末装置12との双方向通信回線が繋がり、A小学校5年2組回線網が形成される。この回線網には、5年2組の各生徒の家Hの端末装置12以外、即ち、登録されていない外部の者がアクセス(接続)することはできない。
【0017】
5年2組の各生徒の家Hは、LANに加入しているので、そのLANのサーバ11が提供する各種サービスを必要ならば契約して利用することができる。各種サービスには、「TV電話」、「TV放送」、「インターネット通信」等があり、その中の一つに「A小学校」がある。
【0018】
各生徒の家Hでは、LANの回線に端末装置12であるタッチパネル付きTVが接続してあり、このTVをスイッチオンすると、提供サービス用の画面が現れる。
【0019】
図2は、提供サービス用画面を示し、(a)〜(h)は切り替え表示される主要表示部分の説明図である。図2に示すように、提供サービス用画面には、例えば、「TV電話」、「TV放送」、「インターネット通信」、「A小学校」の項目が表示される((a)参照)。画面上の「A小学校」部分を指で触れると、「A小学校」が選択され、画面が切り替わる。
【0020】
「A小学校」の画面には、「A小学校からのお知らせ」、「5年2組」、「PTAからのお知らせ」の項目が表示される((b)参照)。画面上の「5年2組」部分を指で触れると、「5年2組」が選択され、画面が切り替わる。
【0021】
「5年2組」の画面には、「先生からのお知らせ」、「12月8日(火)の宿題」、「12月7日(月)の宿題」の項目が表示される((c)参照)。画面上の「12月8日(火)の宿題」部分を指で触れると、「12月8日(火)の宿題」が選択され、画面が切り替わる。
【0022】
「12月8日(火)の宿題」の画面には、「算数の宿題」、「理科の宿題」の項目が表示される((d)参照)。画面上の「算数の宿題」部分を指で触れると、「算数の宿題」が選択され、画面が切り替わる。
【0023】
「算数の宿題」の画面には、12月8日(火)算数の宿題として、「問題1」、「問題2」の項目が表示される((e)参照)。画面上の「問題1」部分を指で触れると、「問題1」が選択され、画面が切り替わる。
【0024】
「問題1」の画面には、問題1として、「1/2+1/3=□、答えを選んで下さい。2/5、5/6、2/6、わからない」の各項目が表示される((f)参照)。
【0025】
ここで、画面上の「5/6」部分を指で触れて「5/6」を選択した場合、画面が切り替わって、「正解です。2と3の最小公倍数は6ですね。1/2+1/3=3/6+2/6。では、「問題2」に進みましょう。」と表示される((g)参照)。
【0026】
一方、画面上の「2/5」、「2/6」、「わからない」の各部分、即ち、「5/6」以外の部分を指で触れて選択した場合、画面が切り替わって、「間違いです。ヒント、2と3の最小公倍数はいくつですか。最小公倍数が分からないときは、ここ「最小公倍数」にタッチして下さい。」と表示される((h)参照)。
【0027】
以上のように、生徒は、自宅に居て端末装置12の表示画面の指示に従ってタッチ操作することにより、宿題について学習することができる。そして、誤った回答をした場合、その場で誤りが指摘されると共にヒント等の解説が与えられて、正しく理解することができる。
【0028】
また、担任の先生にとっては、端末装置12により、生徒個人毎或いはクラス全員についての宿題の回答状況に関する各種データを得ることができる。例えば、12月8日の算数の宿題での問題1についての回答状況に関する集計結果を、端末装置12の画面上で或いは印刷して見ることができる。
【0029】
図3は、回答状況に関する集計結果の一例を示す説明図である。図3に示すように、集計結果として、回答者と無回答者の数(無回答者については生徒名も)、回答者の1回目回答における正解者と不正解者(不正解者については内容と生徒名)の数が示され、以後、不正解者における2回目回答数、更に3回目回答数というように、各回毎に同様の表示が行われる。
【0030】
この集計結果を、次の算数の授業前に見ることで、クラス全員の宿題の実施状況を把握することができ、次の授業の内容や教え方に反映させることができる。また、回答無しの生徒や間違った回答の生徒を意識して授業することもでき、回答を間違えた生徒に類似の問題を与えて確実に理解させることもできる。
【0031】
なお、担任の先生は、学級担任に限るものではなく、学科毎の先生、例えば、算数のB先生、国語のC先生でもよい。また、端末装置12におけるデータ入力は、タッチパネルによるものに限らず、タッチペンにより文字や図形を入力しても良い。
【0032】
また、LANに関しては、地域内に新しい通信回線網を敷設することなく既存の回線網を利用することもできる。例えば、通信事業者(例えば、NTT東日本)の電話局(収容局)にサーバ機能を持たせることで、既に配線されている電話局から各家への専用の電話回線を利用し、LANを構成することができる。この回線が光ファイバであれば、送受信スピードが速くなるので望ましい。
【0033】
また、ケーブルテレビジョン(CATV)回線を利用して学校と各家を結ぶこともできる。この場合、既に加入している各家の回線を管理しているCATV会社の管理センターにサーバ機能を持たせた、LANを形成する。また、学校の近くに電波発信基地(必要に応じて複数)を設置して、生徒の各家Hを網羅した地域内無線回線によるLANを形成し、サーバを経て学校Sと各家Hを無線回線で結ぶこともできる。また、電力会社の電力線を利用して学校Sと生徒の家Hを網羅する電力線回線によるLANを形成することもできる。更に、上記各方法を複数組み合わせて形成したLANを利用することもできる。
【0034】
また、提供される授業補習サービスは宿題に限るものではなく、予習や補習或いは特定の科目の在宅学習等でもよい。また、地域内双方向通信網13によって形成されるのはクラス毎の回線網に限るものではなく、学年毎や特定なクラブ毎の回線網等でもよい。
【0035】
このように、この発明に係る授業補習システム10により、学校Sと生徒の家Hが、その地域にあるサーバを介して双方向通信回線網13で接続されることになり、先生は、学校Sのクラス毎に形成されたLANの通信回線を介して、宿題をクラスの生徒に提示する。生徒は、生徒の都合に合わせた時間に、各家Hの端末装置12である、パーソナルコンピュータ或いはタッチパネル付TVの画面に表示された宿題を見て、学習することができる。
【0036】
生徒の家Hでの学習結果(回答等)は、地域内双方向通信網13のサーバ11或いはサーバ機能を備えた学校Sの管理装置(端末装置12)で処理され、生徒は、家Hの端末装置12で処理内容を確認することができる。従って、生徒は、端末装置12に入力した宿題の回答の正誤を、生徒が回答したその場で瞬時に知ることができ、誤りの場合はそれを正すことができる。
【0037】
一方、先生にとっては、宿題に対する学習結果の記録データをサーバ11或いはサーバ機能を備えた学校Sの管理装置から随時呼び出すことができる。サーバ11或いはサーバ機能を備えた学校Sの管理装置には、クラス全員の学習結果が先生の要望に沿った集計方法でまとめてあるので、先生は、学習結果のまとめを見て前の授業の理解状況等を把握することができ、学習結果を次の授業に反映することができる。
【0038】
学校Sと各生徒の家Hを結ぶ通信回線に接続されたサーバ11或いはサーバ機能を備えた学校Sの管理装置には、予め登録してある家Hの回線以外からはアクセスできないので、生徒と学校の間で交わされた学習内容が他人に知られることはない。従って、授業補習システム10を利用する先生と生徒のプライバシーは保護され、信頼関係を持って通信回線を経由した学習ができる。
【0039】
この点、広い地域の不特定多数の利用者と通信ができる、広域通信回線網を経由するインターネットに代表されるWAN(Wide Area Network)とは異なるものである。LANは、特定の地域における特定の構成員(ここでは家)からなる通信システムなので、情報のセキュリティを確保し易い。また、学校Sと生徒の家Hを結ぶ通信回線は、各家Hでパスワード等の確認を必要とせずに、簡単、且つ、信頼の高いセキュリティの確保ができるので、小学校の低学年の生徒でも安心して容易に利用することができる。
【0040】
なお、先生が、学校Sに備えられた端末装置12を介して、生徒の回答状態を監視することにより、直接生徒の回答に答えるようにしても良い。この場合、サーバ11に、学校Sに備えられた端末装置12から直接、LANを介して生徒の家Hの端末装置12と通信することができる直接通信機能を備える。
(第2の実施の形態)
図4は、この発明の第2の実施の形態に係る授業補習システムの概念説明図である。図4に示すように、授業補習システム20は、サーバ11、学校S及びその学校Sに通う複数の生徒の家Hに備えられた端末装置12、サーバ11と各端末装置12がそれぞれ接続される地域内双方向通信網13、及びサーバ11に備えられた登録回線番号記憶手段21、授業ビデオファイル記憶手段22を有している。
【0041】
学校Sは、通常、その学校周辺地域に居住している生徒が通う小学校や中学校を対象としており、当該地域をカバーする、例えばLANを用いて、地域内双方向通信網13が形成される。各生徒の家Hには、端末装置12として双方向デジタルTVが備えられている。
【0042】
LANは、一般的に狭い地域における通信ネットワークを意味するが、この発明に用いられるクライアントサーバ型LANは、重要な共有ファイルを、例えば、コンピュータを用いたサーバで一元管理する、サーバを中心とした有線或いは無線によるネットワークである。サーバは、外部回線23(図4参照)と接続することができ、光ケーブルを用いることにより高速大容量で外部との通信が可能となる。
【0043】
この授業補習システム20は、LAN回線を介して接続された双方向デジタルTVによる、「ビデオ・オン・デマンド」サービスを利用する。「ビデオ・オン・デマンド」サービスは、コンテンツサーバ(ビデオサーバ)に映画やTV番組等をビデオとしてファイルしておき、利用者の閲覧要求があると即座に映像を配信するものである。このサービスは、例えば、光ケーブルを用いた双方向の高速大容量通信網が構築されていることを前提とする。
【0044】
授業ビデオファイル記憶手段22には、授業補習システム20によって各生徒に提供される授業補習のための各種サービス、例えば、授業の様子を再現することができる授業内容を記録した授業記録ビデオに関するデータからなるデータベースが構築されている。学校Sのクラス毎教科毎の授業内容を収録した授業記録ビデオのビデオデータは、学校Sの端末装置12から、LAN回線を介してサーバ11に送られ、授業ビデオファイル記憶手段22にビデオファイルとして格納される。
【0045】
登録回線番号記憶手段21には、授業補習システム20に参加する各端末装置12を特定するための、予め登録された端末装置12の回線番号データ、及び各回線番号毎に閲覧可能な授業記録ビデオを特定するためのビデオ識別番号データからなるデータベースが構築されている。
【0046】
これらのデータベースにおける、授業記録ビデオ或いは回線番号の追加は、所定の登録手続によって随時可能であり、削除についても同様である。従って、これらのデータベースは、随時、必要なデータに書き換えることができる。
【0047】
この授業補習システム20において、サーバ11は、各生徒の家Hに備えられた各端末装置12からアクセスがあると、アクセスした端末装置12が授業補習システム20に参加する端末装置12であること、即ち、アクセスした端末装置12の回線番号が予め登録された回線番号であること、及びその回線番号が各回線番号毎に閲覧可能な授業記録ビデオを特定するためのビデオ識別番号であることを、登録回線番号記憶手段21のデータベースを検索して確認する。
【0048】
確認後、サーバ11は、アクセスした端末装置12からの要求に応じて、授業ビデオファイル記憶手段22のデータベースを検索し、データベースから、要求内容に該当する授業記録ビデオに関するデータを取り出す。データベースから取り出されたデータは、アクセスした端末装置12にダウンロードされる。
【0049】
従って、各生徒の家Hでは、必要なときにサーバ11にアクセスして、授業ビデオファイル記憶手段22に格納されている所望の授業を記録したビデオファイルを呼び出し、自宅の双方向デジタルTVに取り込んで視聴することができる。
【0050】
このとき、サーバ11は、ビデオファイルを、この授業に関係する人(家)の端末装置12でしか閲覧することができないように、閲覧が許可される回線番号の家にのみ配信する。閲覧を許可される回線番号は、学校Sのクラス毎に予めサーバ11に登録してある。LANに接続した家がLAN内の通信を利用するとき、インターネットで使われる暗証番号(パスワード)による閲覧制限よりも回線番号による制限の方が、手間がかからず、且つ、安心である。
【0051】
次に、授業補習システム20による授業を記録したビデオファイルの配信について、小学校の授業を例に取り説明する。配信対象となるK小学校5年2組の算数の授業内容が、教室の黒板を中心に撮影するTVカメラと教室内に設置したマイクによって録画され、映像情報と音声情報からなるビデオデータとして記録される。授業が終了すると、授業内容を録画したビデオデータは担当の先生により編集される。
【0052】
このとき、ビデオデータには、このLANにおけるビデオデータの識別番号、例えば、03−09−17−K−5203が付与される。番号は、「2003年9月17日のK小学校5年2組における算数(03)の授業」であることを示す。また、理解を深めるための補足画像等のビデオデータが加えられる。
【0053】
編集されたビデオデータは、担当の先生により、学校Sに備えられた端末装置12から地域内双方向通信網13の通信回線を介してLANの管理装置(サーバ11)に送られる。送られたビデオデータは、サーバ11により、識別番号名で授業ビデオファイル記憶手段22にファイルされる。このように、必要とする教科の授業を、学級毎に毎日サーバ11にファイルしていく。同時に、一定の保管期間が経過したファイルは削除する。
【0054】
生徒の家Hでは、生徒が復習したい授業のビデオデータを端末装置(双方向デジタルTV)12に呼び出す。呼び出す際は、識別番号03−09−17−K−5203により、サーバ11にビデオデータのダウンロードを請求する。
【0055】
識別番号3−09−17−K−5203は、生徒の家の双方向デジタルTVの画面上で、第1の実施の形態に示す場合と同様に選択画面により指定することができる。即ち、「授業記録」、「9月17日」、「5年2組」、「算数」等を次々と選択すればよい。その家のK学校の生徒が一人の場合、「5年2組」の選択は省略される。
【0056】
サーバ11は、端末装置12からアクセスがあると、ダウンロードが許可できるか否かを判定する。アクセスした端末装置12が授業補習システム20に参加する端末装置12であること、及びダウンロードするビデオデータは要求者が閲覧可能なビデオデータであることを確認し、ダウンロードが許可されると、ダウンロードするビデオデータが請求元の端末装置12に配信される。以上の処理は、サーバ11で瞬時に実施される。
【0057】
なお、K小学校5年2組の生徒は、このクラスの授業について全て閲覧できる権利を持っており、生徒以外で閲覧できる者は、例えば、K小学校の校長先生と担任の先生のみのように限定する。この限定は、閲覧可能な者の回線番号により行い、各回線番号毎に閲覧できるようにする。
【0058】
要求されたビデオデータがダウンロード可能であること、即ち、要求者が閲覧可能なビデオデータであることは、識別番号に“K−52”(K小学校5年2組を示す)が含まれていることによって判断される。閲覧が可能であれば、請求元の端末装置12は授業記録ビデオのビデオデータをダウンロードすることができ、ダウンロードした授業記録ビデオのビデオデータは、端末装置12に備えられた記憶装置(図示しない)に格納される。
【0059】
このとき、生徒の家Hと管理装置(サーバ11)との回線が高速通信回線であれば、ストリーミング技術によりダウンロードしながら授業記録ビデオを再生することができるので便利である。
【0060】
そして、生徒は、ダウンロードした授業記録ビデオを端末装置12で再生することにより、端末装置12の画面を見ながら授業内容を復習することができる。授業記録ビデオにより、授業内容の分からないところ或いは確認したいところを自分が納得するまで繰り返し再生できるので、効率の良い復習となる。
【0061】
また、授業記録ビデオの配信を行う通信ネットワークを、ケーブルテレビジョン回線を利用して形成することもできる。この場合、既に加入している各家の回線を管理しているCATV会社の管理センタにサーバ機能を持たせたLANを形成する。また、学校の近くに電波発信基地(必要に応じて複数)を設置して、生徒の各家Hを網羅した地域内無線回線によるLANを形成し、無線回線で結ぶこともできる。また、電力会社の電力線を利用した電力線回線によるLANを形成することもできる。更に、上記各方法を複数組み合わせて形成したLANを利用することもできる。
【0062】
このように、この発明によれば、地域内の学校とその生徒の家を地域内双方向通信網で結び、その通信網に接続したサーバにファイルしてある授業記録ビデオのビデオデータのダウンロードを、閲覧可能な生徒のみに許可することにより、その生徒の家Hの双方向デジタルTVで見ることができる(蓄積型双方向TVサービス)。ダウンロードして見ることができる各生徒のクラスの授業記録ビデオは、当該生徒の家のみに限定して配信できるように、限定するための各種情報(例えば、年月日やクラス名や教科等)を添えてサーバにファイルする。
【0063】
これにより、生徒が家Hで授業の復習をするとき、TV画面で授業のビデオ画像を見ることができる。また、授業記録ビデオは、そのクラスの生徒と先生等の指定された関係者のみが閲覧できるので、先生や生徒のプライバシを保護することができる。
【0064】
なお、上記実施の形態において、TV画面で授業のビデオ画像を見ることができるのは、生徒が家で授業の復習を行う場合に限るものではなく、例えば、病院に入院した生徒が、病室で授業を受ける場合等にも適用することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、双方向地域内通信網に接続されたサーバは、双方向地域内通信網に接続され学校及びその学校に通う生徒の家に備えられた端末装置からアクセスがあると、アクセスした端末装置が予め登録された回線番号であるか否かを、登録回線番号記憶手段に構築された各端末装置を特定するための予め登録された回線番号に関するデータからなるデータベースを検索して確認し、アクセスした端末装置からの要求に応じ、提供サービス記憶手段に構築された生徒に提供される授業補習のための各種サービスに関するデータからなるデータベースを検索して、要求内容に該当する授業補習のための各種サービスに関するデータを取り出し、各端末装置による取り込みを可能にするので、生徒が学校外で授業に関する学習をする際に、学校と生徒の家の双方向通信を可能とし、学習に伴って必要となる情報が随時得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る授業補習システムの概念説明図である。
【図2】提供サービス用画面を示し、(a)〜(h)は切り替え表示される主要表示部分の説明図である。
【図3】回答状況に関する集計結果の一例を示す説明図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態に係る授業補習システムの概念説明図である。
【符号の説明】
10,20 授業補習システム
11 サーバ
12 端末装置
13 地域内通信網
14,21 登録回線番号記憶手段
15 提供サービス記憶手段
22 授業ビデオファイル記憶手段
23 外部回線
H 生徒の家
S 学校

Claims (6)

  1. 双方向地域内通信網に接続され、学校及びその学校に通う生徒の家に備えられた端末装置と、
    前記各端末装置を特定するための予め登録された回線番号に関するデータからなるデータベースが構築された登録回線番号記憶手段と、
    生徒に提供される授業補習のための各種サービスに関するデータからなるデータベースが構築された提供サービス記憶手段と、
    前記双方向地域内通信網に接続され、前記各端末装置からアクセスがあると、アクセスした端末装置が予め登録された回線番号であるか否かを前記登録回線番号記憶手段のデータベースを検索して確認し、アクセスした端末装置からの要求に応じ、前記提供サービス記憶手段のデータベースを検索して要求内容に該当する授業補習のための各種サービスに関するデータを取り出し、前記各端末装置による取り込みを可能にするサーバと
    を有することを特徴とする授業補習システム。
  2. 前記授業補習のための各種サービスには、先生の出題と、出題について生徒が回答した内容に応じた正誤判定及び正誤判定に伴う解説が、各場面毎の画面を伴って段階的に展開し学習することができる、宿題提供サービスが含まれることを特徴とする請求項1に記載の授業補習システム。
  3. 双方向地域内通信網に接続され、学校及びその学校に通う複数の生徒の家に備えられた端末装置と、
    各生徒に提供される授業記録ビデオに関するデータからなるデータベースが構築された授業ビデオファイル記憶手段と、
    前記各端末装置を特定するための予め登録された端末装置の回線番号データ、及び各回線番号毎に閲覧可能な授業記録ビデオを特定するためのビデオ識別番号データからなるデータベースが構築された登録回線番号記憶手段と、
    前記双方向地域内通信網に接続され、前記各端末装置からアクセスがあると、アクセスした端末装置が予め登録された回線番号であること、及びその回線番号が閲覧可能な授業記録ビデオを特定するためのビデオ識別番号であることを前記登録回線番号記憶手段のデータベースを検索して確認し、アクセスした端末装置からの要求に応じ、前記授業ビデオファイル記憶手段のデータベースを検索して要求内容に該当する授業記録ビデオに関するデータを取り出し、前記各端末装置による取り込みを可能にするサーバと
    を有することを特徴とする授業補習システム。
  4. 前記各端末装置からのアクセス、及び前記要求内容に該当する授業記録ビデオのダウンロードは、前記地域内双方向通信網に接続された双方向デジタルTVにより行うことを特徴とする請求項3に記載の授業補習システム。
  5. 前記サーバは、前記学校に備えられた管理用の端末装置であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の授業補習システム。
  6. 前記双方向地域内通信網は、電話回線、ケーブルテレビジョン回線、無線回線、或いは電力線回線によるクライアントサーバ型LAN(Local AreaNetwork)を用いて形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の授業補習システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009272690A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Nomura Yuji 通信システム及び遠隔語学習得システム
JP2014038324A (ja) * 2012-07-18 2014-02-27 Precena Strategic Partners Co Ltd ウェブラーニングシステム、ウェブラーニングシステム用プログラム及びウェブラーニング方法
JP2015500506A (ja) * 2011-11-21 2015-01-05 エイジ オブ ラーニング,インク. E−ラーニングレッスン配信プラットフォーム

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