JP2005008532A

JP2005008532A - Humectant and skin cosmetic and food and drink for beauty culture comprising the same humectant formulated therein

Info

Publication number: JP2005008532A
Application number: JP2003171625A
Authority: JP
Inventors: Koichi Hara; 浩一原
Original assignee: EAU DE VIE JAPON KK
Current assignee: EAU DE VIE JAPON KK
Priority date: 2003-06-17
Filing date: 2003-06-17
Publication date: 2005-01-13
Anticipated expiration: 2023-06-17
Also published as: JP3704342B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a highly safe humectant obtained from a readily available natural raw material and having a good touch in use, slight greasiness after the use and excellent persistence of moisture retention and ameliorating effects on skin roughening and to provide a skin cosmetic and a food and drink for beauty culture comprising the humectant formulated therein. <P>SOLUTION: The humectant comprises a second fermentation liquor obtained by subjecting a fruit mixture containing a fruit of Cucumis melo, a fruit of Fragaria chiloensis, a fruit of Vitis vinifera, a fruit of Akebia quinata, a fruit of Pyrus malus, a fruit of Ficus carica and a fruit of Musa paradisiacal to first fermentation with a yeast, then collecting the first fermentation liquor obtained by the first fermentation and subjecting the first fermentation liquor to second fermentation with a yeast as an active ingredient thereof. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保湿剤並びに該保湿剤を配合した皮膚化粧料及び美容用飲食品に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、皮膚の恒常性維持や冬場の乾燥から肌を守る等の目的で、グリセリン、プロピレングリコール及びソルビトールに代表される水溶性多価アルコール、ヒアルロン酸及びキサンタンガムに代表される水溶性高分子、ピロリドンカルボン酸塩及びアミノ酸に代表される天然保湿因子、セラミドに代表される細胞間脂質等が保湿剤として使用されてきた。
【０００３】
これらの保湿剤のうち、水溶性多価アルコール及び水溶性高分子は、塗布時及び塗布直後にべたつき感を有するものが多く、官能特性上必ずしも好ましいものではなかった。また、天然保湿因子及び細胞間脂質は、皮膚化粧料に配合する際、配合濃度及び適合製剤に制限を受けるため、剤型が制限され、充分に効果を発現し得ない場合があった。
【０００４】
このような状況の下、新規な保湿剤の開発が求められており、近年、低湿度下における水分保持力の高い保湿成分としてキチン、キトサン及びそれらの誘導体、蛋白加水分解物、ヒアルロン酸等の酸性ムコ多糖類、植物抽出物、アルギン酸及び／又はその塩類、等の様々な保湿成分について研究されてきた（特許文献１、２参照）が、これらの保湿成分は不快なべたつきを有しており感触が重くなるという欠点があった。
【０００５】
一方、酵母を利用した発酵により得られる化粧料成分として、梅果汁の発酵液（特許文献３参照）、西洋トチノキ（ＡｅｓｃｕｌｕｓｈｉｐｐｏｃａｓｔａｎｕｍＬ．）、杏（Ｐｒｕｎｕｓａｒｍｅｎｉａｃａ）又はトチノキ（Ａｅｓｃｕｌｕｓｔｕｒｂｉｎａｔａ）の果実のいずれか１種又は１種以上の水−エタノール抽出液の酵母培養上澄発酵液（特許文献４参照）が知られている。
【０００６】
【特許文献１】
特開昭６１−３７７１０号
【特許文献２】
特開平１０−２７９４６６号
【特許文献３】
特開平７−１７３０２６号
【特許文献４】
特開２００２−２６５３２５号
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、入手が容易な天然原料から得られる安全性の高い保湿剤であって、使用時の感触がよく、使用後のべたつきが少なく、保湿の持続性及び肌荒れ改善効果に優れている保湿剤、並びに該保湿剤を配合した皮膚化粧料及び美容用飲食品を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、７種類の果実を含む果実混合物の酵母による二段階発酵、すなわち、メロン果実、イチゴ果実、ブドウ果実、アケビ果実、リンゴ果実、イチジク果実及びバナナ果実を含む果実混合物に対して行う第一の発酵と、第一の発酵により得られた発酵液に対して行う第二の発酵とにより、使用時の感触がよく、使用後のべたつきが少なく、保湿の持続性及び肌荒れ改善効果に優れている発酵液が得られるという知見に基づいて完成されたものであり、上記目的を達成するために、本発明は、メロン果実、イチゴ果実、ブドウ果実、アケビ果実、リンゴ果実、イチジク果実及びバナナ果実を含む果実混合物を酵母による第一の発酵に供した後、前記第一の発酵により得られる第一の発酵液を採取し、前記第一の発酵液を酵母による第二の発酵に供して得られる第二の発酵液を有効成分して含有することを特徴とする保湿剤を提供するとともに、本発明の保湿剤を配合したことを特徴とする皮膚化粧料及び美容用飲食品を提供する。
本発明の保湿剤において、前記第二の発酵液のエタノール含有量が１重量％になるまで前記第二の発酵を行うことが好ましい。また、本発明の保湿剤において、前記第一の発酵を酵母の静置培養により行い、前記第二の発酵を酵母の攪拌培養により行うことが好ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において、「メロン果実」とは、ウリ科に属する植物であるメロン（Ｃｕｃｕｍｉｓｍｅｌｏ）の果実を、「イチゴ果実」とは、バラ科に属する植物であるイチゴ（Ｆｒａｇａｒｉａｃｈｉｌｏｅｎｓｉｓ）の果実を、「ブドウ果実」とは、ブドウ科に属する植物であるブドウ（Ｖｉｔｉｓｖｉｎｉｆｅｒａ）の果実を、「アケビ果実」とは、アケビ科に属する植物であるアケビ（Ａｋｅｂｉａｑｕｉｎａｔａ）の果実を、「リンゴ果実」とは、バラ科に属する植物であるリンゴ（Ｐｙｒｕｓｍａｌｕｓ）の果実を、「イチジク果実」とは、クワ科に属する植物であるイチジク（Ｆｉｃｕｓｃａｒｉｃａ）の果実を、「バナナ果実」とは、バショウ科に属する植物であるバナナ（Ｍｕｓａｐａｒａｄｉｓｉａｃａｌ）の果実を意味する。
【００１０】
本発明において、「果実」には、植物から採取される果実自体の他、果実中の成分に化学的変化を生じさせることなく、果実の形態を変化させた処理物、例えば、果実の切断物、果実の圧搾物等が含まれ、「果実の圧搾物」には、果実の圧搾により得られる果液、果肉又はこれらの混合物等が含まれる。また、本発明において、「果実」には、早熟期、成熟期又は過熟期のいずれの時期の果実も含まれるが、成熟期の果実を使用することが好ましい。
【００１１】
本発明において、「果実混合物」は、メロン果実、イチゴ果実、ブドウ果実、アケビ果実、リンゴ果実、イチジク果実及びバナナ果実の７種類の果実を含む限り、上記７種類の果実のみからなっていてもよいし、他の種類の果実を含んでいてもよい。果実混合物における各果実の含有量は特に限定されるものではないが、通常は、メロン果実１〜１０重量部、イチゴ果実１〜１０重量部、ブドウ果実１〜１０重量部、アケビ果実１〜１０重量部、リンゴ果実７０〜９０重量部、イチジク果実１〜１０重量部及びバナナ果実１〜１０重量部である。
【００１２】
本発明において、「発酵」とは、有機物質が酵母により分解されることを意味し、酵母自体による分解（例えば、アルコール発酵）の他、酵母が産生する酵素による分解（例えば、タンパク質の各種アミノ酸への分解）が含まれる。
【００１３】
本発明の保湿剤の有効成分である第二の発酵液を得るにあたり、まず、果実混合物を酵母による第一の発酵に供する。酵母による第一の発酵は、例えば、嫌気的条件下、果実混合物を含む培地中で酵母を培養することにより行われる。ここで、「嫌気的条件」は、培養する酵母の少なくとも一部が嫌気的代謝を行う条件であればよく、培養する全ての酵母が嫌気的代謝を行う条件である必要はないが、酵母のエタノール産生量（アルコール発酵により産生）が酵母のエタノール消費量（炭素源として消費）よりも多くなる（すなわち、酵母培養液のエタノール含有量が増加する）条件であることが好ましい。嫌気的条件下の培養には、一般的な嫌気培養の他、静置培養、攪拌培養等が含まれるが、第一の発酵において、嫌気的条件下の培養として静置培養を採用することが好ましい。静置培養の場合、酵母によるアルコール発酵を十分に行わせ、酵母培養液のエタノール含有量を十分に増加させることができる。なお、酵母は、通性嫌気性生物であるので酸素存在下でも不存在下でも生育することができ、酸素存在下では呼吸により、酸素不存在下では嫌気的代謝（アルコール発酵）によりエネルギーを獲得する。
【００１４】
第一の発酵に使用する培地は、酵母の生育を阻害しない限り、果実混合物以外の成分を含んでいてもよい。例えば、水や、酵母が資化し得る炭素源、窒素源、無機塩類等を含んでいてもよく、炭素源としては、例えば、グルコース、フラクトース、スクロース、デンプン等の炭水化物、酢酸、プロピオン酸等の有機酸、エタノール、プロパノール等のアルコール類が挙げられ、窒素源としては、例えば、アンモニア、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、リン酸アンモニウム等の無機酸又は有機酸のアンモニウム塩、ペプトン、肉エキス、酵母エキス、コーンスチープリカー、カゼイン加水分解物等が挙げられ、無機塩としては、例えば、リン酸第一カリウム、リン酸第二カリウム、リン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、硫酸銅、炭酸カルシウム等が挙げられる。
【００１５】
第一の発酵に使用する酵母の種類は、サッカロマイセス（Ｓａｃｃｈａｒｏｍｙｃｅｓ）属に属し、果実混合物を発酵し得る限り特に限定されるものではないが、好ましくはサッカロミセス・セレビシエ（Ｓａｃｃｈａｒｏｍｙｃｅｓｃｅｒｅｖｉｓｉａｅ）である。第一の発酵に使用する酵母は、１種類の酵母であってもよいし、２種類以上の酵母の混合物であってもよい。第一の発酵に使用する酵母の量は、果実混合物を発酵し得る範囲内において、果実混合物の量比等に応じて適宜調節することができる。
【００１６】
第一の発酵における酵母の培養条件は、酵母が果実混合物を発酵し得る限り特に限定されるものではないが、第一の発酵を酵母の静置培養により行う場合、培養温度は、通常、室温、好ましくは１５〜２５℃であり、培養時間は、通常１０〜２０日、好ましくは１４日であり、培養期間中はｐＨを通常４．０〜６．０、好ましくは５．０に保持する。
【００１７】
本発明の保湿剤の有効成分である第二の発酵液を得るにあたり、次いで、第一の発酵により得られる第一の発酵液を採取する。この際、第一の発酵液は果実混合物と分離した状態で採取する。第一の発酵液は果実混合物を含む培地中で酵母を培養したときの培養上清として得ることができる。培養上清には濾過処理を施し、培養上清に含まれる果実混合物を十分に除去することが好ましい。第一の発酵は果実混合物に対して行われる発酵であるのに対して、第二の発酵は第一の発酵液に対して行われる発酵だからである。
【００１８】
本発明の保湿剤の有効成分である第二の発酵液を得るにあたり、次いで、第一の発酵液を酵母による第二の発酵に供する。酵母による第二の発酵は、例えば、通性嫌気的条件下、第一の発酵液中で酵母を培養することにより行われる。ここで、「通性嫌気的条件」とは、培養する酵母のうち、酸素に触れる酵母の割合が嫌気的条件よりも多い条件を意味し、嫌気的条件と同様、培養する酵母の少なくとも一部が嫌気的代謝を行う条件であればよく、培養する全ての酵母が嫌気的代謝を行う条件である必要はないが、酵母のエタノール産生量（アルコール発酵により産生）が酵母のエタノール消費量（炭素源として消費）よりも少なくなる（すなわち、酵母培養液のエタノール含有量が減少する）条件であることが好ましい。通気性嫌気的条件下の培養には、一般的な通気性嫌気培養の他、攪拌培養、振盪培養等が含まれるが、第二の発酵において、通気性嫌気的条件下の培養として攪拌培養を採用することが好ましい。攪拌培養の場合、酵母培養液に含まれるエタノール、アミノ酸等の各種成分の含有量を効率よく均一化することができ、これにより第二の発酵液の品質を一定にすることができる。
【００１９】
第二の発酵に使用する酵母の種類は、サッカロマイセス（Ｓａｃｃｈａｒｏｍｙｃｅｓ）属に属し、第一の発酵液を発酵し得る限り特に限定されるものではないが、好ましくはサッカロミセス・セレビシエ（Ｓａｃｃｈａｒｏｍｙｃｅｓｃｅｒｅｖｉｓｉａｅ）である。第二の発酵に使用する酵母は、１種類の酵母であってもよいし、２種類以上の酵母の混合物であってもよい。第二の発酵に使用する酵母の量は、第一の発酵液を発酵し得る範囲内において第一の発酵液の量等に応じて適宜調節することができる。第二の発酵に使用する酵母は、第一の発酵に使用する酵母と同一種類であってもよいし、異なる種類であってもよい。第一の発酵及び第二の発酵で同一種類の酵母を使用する場合、第一の発酵で使用した酵母をそのまま第二の発酵で使用してもよいし、新たな酵母を使用してもよい。
【００２０】
第二の発酵における酵母の培養条件は、酵母が第一の発酵液を発酵し得る限り特に限定されるものではないが、第二の発酵を酵母の攪拌培養により行う場合、培養温度は、通常３０〜４０℃、好ましくは３５℃であり、培養時間は、通常６〜１２時間、好ましくは８〜１０時間であり、培養期間中はｐＨを通常４．０〜６．０、好ましくは５．０に保持する。
【００２１】
第二の発酵は、第二の発酵液のエタノール含有量が好ましくは０．８〜１．２重量％、さらに好ましくは１重量％となるまで行う。これにより、第二の発酵液の品質を一定にすることができるとともに、第二の発酵液を化粧料として使用する場合のエタノールによるアレルギーを予防することができる。
【００２２】
エタノール含有量が０．８〜１．２重量％である第二の発酵液を得る際には、第一の発酵によりエタノール含有量が４〜６重量％である第一の発酵液を得、該第一の発酵液を第二の発酵に供することが好ましい。例えば、エタノール含有量が４〜６重量％である第一の発酵液は、果実混合物を含む培地中で酵母を静置培養することにより得ることができ、こうして得られた第一の発酵液中で酵母を攪拌培養することにより、エタノール含有量が０．８〜１．２重量％である第二の発酵液を得ることができる。この際、攪拌培養は、酵母のエタノール産生量がエタノール消費量よりも少なくなるような条件下で行う。
【００２３】
以上のようにして本発明の保湿剤の有効成分である第二の発酵液が得られるが、第二の発酵液を保湿剤の有効成分として使用する前に第二の発酵液中の酵母を濾過処理により除去することが好ましい。
【００２４】
第二の発酵液は、その希釈液、濃縮液、乾燥物又はこれらの精製物を得るために、常法に従って希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施してもよい。精製は、例えば、活性炭処理、吸着樹脂処理、イオン交換樹脂処理等によって行うことができる。
【００２５】
第二の発酵液は、そのままでも保湿剤として使用することができるが、製剤化して使用することもできる。第二の発酵液の製剤化は常法に従って行うことができる。製剤化する場合、保存や取扱いを容易にするために、デキストリン、シクロデキストリン等の薬学的に許容され得るキャリアーその他任意の助剤を添加することができ、第二の発酵液を液剤状、粉末状、果粒状、錠剤状等、任意の剤形に製剤化することができる。
【００２６】
本発明の保湿剤は、入手が容易な天然原料から得られる安全性の高い保湿剤であって、使用時の感触がよく、使用後のべたつきが少なく、保湿の持続性及び肌荒れ改善効果に優れているので、皮膚化粧料に配合するのに好適である。
【００２７】
本発明の保湿剤を配合し得る皮膚化粧料は特に限定されないが、例えば、化粧石けん、洗顔料、シャンプー、リンス等の洗浄用化粧品；染毛料等の頭髪用化粧品；一般クリーム、乳液、ひげそり用クリーム、化粧水、オーデコロン、ひげそり用ローション、化粧油、パック等の基礎化粧品；おしろい、パウダー、ファンデーション、ほお紅、眉墨、アイクリーム、アイシャドウ、マスカラ等のメークアップ化粧品；香水等の芳香化粧品；日焼け・日焼け止めクリーム、日焼け・日焼け止めローション、日焼け・日焼け止めオイル等の日焼け・日焼け止め化粧品；爪クリーム、エナメル、エナメル除去液等の爪化粧品；アイライナー等のアイライナー化粧品；口紅、リップクリーム等の口唇化粧品；歯みがき等の口腔化粧品；浴用化粧品等の入浴用化粧品が挙げられる。これらのうち、第二の発酵液を配合する皮膚化粧料としては、特に化粧石けん、一般クリーム、乳液、化粧水、パック、浴用化粧品が好ましい。
【００２８】
皮膚化粧料における本発明の保湿剤の配合量は、皮膚化粧料の種類等によって適宜調整することができるが、第二の発酵液の配合量が１〜９９重量％となるように本発明の保湿剤を配合することが好ましい。
【００２９】
皮膚化粧料には、第二の発酵液の保湿作用の妨げにならない限り、その皮膚化粧料の製造に通常使用される各種主剤及び助剤、その他任意の助剤を使用することができる。皮膚化粧料は、保湿作用に関し、第二の発酵液のみが主剤となるものに限られるわけではない。
【００３０】
皮膚化粧料において、第二の発酵液とともに皮膚化粧料構成成分として利用可能なものとしては、例えば、収斂剤、殺菌・抗菌剤、美白剤、紫外線吸収剤、保湿剤、細胞賦活剤、消炎・抗アレルギー剤、抗酸化・活性酸素消去剤、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、香料等が挙げられる。なお、第二の発酵液とともに上記成分を併用した場合、第二の発酵液と併用された上記成分との間の相乗作用が、通常期待される以上の優れた使用効果をもたらすことがある。
【００３１】
本発明の保湿剤は、任意の飲食品に配合することができる。本発明の保湿剤は、特に美容用飲食品に配合するのに好適である。ここで、「美容用飲食品」とは、美肌、皮膚老化防止等の美容を図る目的で摂取する飲食品を意味する。飲食品における本発明の保湿剤の配合量、添加対象飲食品の一般的な摂取量を考慮して成人１日当たりの第二の発酵液の摂取量が１〜１００ｇになるようにするのが適当である。
【００３２】
本発明の保湿剤を配合し得る飲食品は特に限定されないが、その具体例としては、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料（これらの飲料の濃縮原液及び調整用粉末を含む）；アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の冷菓；そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮、中華麺、即席麺等の麺類；飴、チューインガム、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子等の菓子類；かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品；加工乳、発酵乳等の乳製品；サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂及び油脂加工食品；ソース、たれ等の調味料；スープ、シチュー、サラダ、惣菜、漬物などが挙げられる。
【００３３】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
〔製造例１〕
リンゴ果実８ｋｇと、メロン果実、イチゴ果実、ブドウ果実、アケビ果実、イチジク果実及びバナナ果実各０．２５ｋｇと、グルコース及び水各０．２５ｋｇとをタンクに入れた後、１０重量％酵母液（サッカロミセス・セレビシエ（Ｓａｃｃｈａｒｏｍｙｃｅｓｃｅｒｅｖｉｓｉａｅ），溶媒は水）１０００ｍＬをタンクに入れ、室温（１８℃）で１４日間、静置培養を行った。その後、ろ過（市販のガーゼを５〜６重にしたものをフィルターとして使用）を行い、発酵液６．５Ｌを得た。この発酵液を新たなタンクに移し、１０重量％酵母液１０００ｍＬを加え、３５℃で８時間、攪拌培養により再度発酵を行った。その後、上記と同様に発酵液をろ過し、得られた発酵液を試料１として以下の試験を行った。
【００３４】
〔実施例１〕保湿試験
直径８ｍｍのペーパーディスク（東洋製作所製、重量約０．０１７ｇ）に各１０μＬの試料１を滴下した。これを試験室内（室温２２℃、湿度５８％）に放置し、１分毎に０〜１０分間における重量を測定した。０分時の重量を１００％として試料１の水分残存率（％）を求めた。同様の試験を、１０％１，３−ブチレングリコール水溶液（試料２）、精製水（試料３）について行った。
各試料の所定時間後の水分残存率（％）を表１に示す。
【００３５】
【表１】

【００３６】
表１に示すように、製造例１で得られた発酵液（試料１）の水分残存率（％）は、１０％１，３−ブチレングリコール水溶液（試料２）及び精製水（試料３）の水分残存率（％）よりも大きく、このことから、製造例１で得られた発酵液（試料１）が保湿作用を有することが確認された。
【００３７】
〔試験例２〕
表２に示す配合処方の化粧水（実施例品及び比較例品）を常法により製造し、使用時の感触試験を行った。試験方法は、２０〜４０代の女性２０名を５群、４名ずつに分け、朝夕１日２回、２週間、洗顔後、右顔面に実施例品を、左顔面に比較例品を使用した。その際、使用時の感触、使用後のべたつき、保湿の持続性、肌荒れ改善効果の４項目について評価を行なった。
【００３８】
【表２】

【００３９】
評価は、１〜５点の５段階評価によって行い、「５点」が「非常によい」（使用時の感触が非常によい、使用後のべたつきが全くない、保湿の持続性が非常に高い、肌荒れ改善効果が非常に高い）、「４点」が「よい」（使用時の感触がよい、使用後のべたつきがほとんどない、保湿の持続性が高い、肌荒れ改善効果が高い）、「３点」が「ふつう」（使用時の感触はふつう、使用後のべたつきはあまりない、保湿の持続性はややある、肌荒れ改善効果はややある）、「２点」が「ややわるい」（使用時の感触はややわるい、使用後のべたつきがややある、保湿の持続性はあまりない、肌荒れ改善効果はあまりない）、「１点」が「わるい」（使用時の感触がわるい、使用後のべたつきがかなりある、保湿の持続性が全くない、肌荒れ改善効果が全くない）とした。
評価点の平均を表３に示す。
【００４０】
【表３】

【００４１】
表３に示す結果から、製造例１で得られた発酵液を含有する化粧水は、使用時の感触がよく、使用後のべたつきが少なく、保湿の持続性及び肌荒れ改善効果に優れていることが確認された。
【００４２】
【発明の効果】
本発明により、入手が容易な天然原料から得られる安全性の高い保湿剤であって、使用時の感触がよく、使用後のべたつきが少なく、保湿の持続性及び肌荒れ改善効果に優れている保湿剤並びに該保湿剤を配合した皮膚化粧料及び美容用飲食品が提供される。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a humectant and skin cosmetics and cosmetic foods and drinks containing the humectant.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, water-soluble polyhydric alcohols typified by glycerin, propylene glycol and sorbitol, water-soluble polymers typified by hyaluronic acid and xanthan gum, for the purpose of maintaining skin homeostasis and protecting the skin from drying in the winter, etc. Natural moisturizing factors represented by pyrrolidone carboxylate and amino acids, intercellular lipids represented by ceramide, and the like have been used as moisturizing agents.
[0003]
Of these humectants, many of the water-soluble polyhydric alcohols and water-soluble polymers have a sticky feeling at the time of application and immediately after application, and are not necessarily preferred in terms of sensory characteristics. In addition, natural moisturizing factors and intercellular lipids are limited in their blending concentrations and compatible preparations when blended into skin cosmetics, so that the dosage form is limited and the effect may not be fully manifested.
[0004]
Under such circumstances, development of a new moisturizing agent has been demanded. In recent years, chitin, chitosan and their derivatives, protein hydrolysates, hyaluronic acid and the like as a moisturizing component having a high water retaining ability under low humidity have been demanded. Various moisturizing ingredients such as acidic mucopolysaccharides, plant extracts, alginic acid and / or salts thereof have been studied (see Patent Documents 1 and 2), but these moisturizing ingredients have an unpleasant stickiness. There was a drawback that the feel became heavy.
[0005]
On the other hand, as cosmetic ingredients obtained by fermentation using yeast, fermented liquor of Japanese apricot juice (see Patent Document 3), Western cypress (Aesculus hippocastanum L.), apricot (Prunus armenica), or echinoderma (Aesculus turbinata) fruit. A yeast culture supernatant fermentation broth (see Patent Document 4) of any one or one or more water-ethanol extracts is known.
[0006]
[Patent Document 1]
JP 61-37710 A [Patent Document 2]
JP-A-10-279466 [Patent Document 3]
JP-A-7-173026 [Patent Document 4]
JP 2002-265325 A
[Problems to be solved by the invention]
The present invention is a highly safe moisturizing agent obtained from natural raw materials that are easily available, has a good feel during use, has little stickiness after use, and has excellent moisturizing durability and rough skin improvement effect. It is an object of the present invention to provide an agent and skin cosmetics and beauty foods and drinks containing the moisturizing agent.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides a two-stage fermentation by yeast of a fruit mixture containing seven kinds of fruits, that is, a fruit mixture containing melon fruit, strawberry fruit, grape fruit, akebi fruit, apple fruit, fig fruit and banana fruit. With the first fermentation and the second fermentation performed on the fermentation broth obtained by the first fermentation, the touch at the time of use is good, there is little stickiness after use, and the durability of moisturizing and the effect of improving rough skin are excellent. In order to achieve the above-mentioned object, the present invention has been completed based on the knowledge that a fermented broth can be obtained. The present invention provides melon fruit, strawberry fruit, grape fruit, akebi fruit, apple fruit, fig fruit and banana. After subjecting the fruit mixture containing fruits to the first fermentation with yeast, the first fermentation broth obtained by the first fermentation is collected, and the first fermentation broth is used for the second fermentation with yeast. A skin moisturizer and a cosmetic food and drink characterized by containing a moisturizer characterized by containing the second fermented liquor obtained as an active ingredient and containing the moisturizer of the present invention I will provide a.
In the humectant of the present invention, it is preferable to perform the second fermentation until the ethanol content of the second fermentation broth becomes 1% by weight. In the humectant of the present invention, it is preferable that the first fermentation is performed by stationary culture of yeast, and the second fermentation is performed by stirring culture of yeast.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
In the present invention, "melon fruit" refers to the fruit of melon (Cucumis melo) that belongs to the family Cucurbitaceae, and "strawberry fruit" refers to the fruit of the strawberry (Fragaria chiloensis) that belongs to the family Rosaceae. “Grape fruits” refers to the fruits of grapes (Vitis vinifera) belonging to the vine family, “Akebi fruits” refers to the fruits of akebi (Akebia quinata), which belongs to the aceae family, and “apple fruits”. Refers to the fruit of an apple (Pyrus malus) belonging to the family Rosaceae, "ficus fruit" refers to the fruit of the fig (Ficus carica) belonging to the mulberry family, and "banana fruit" refers to Means the fruit of a banana (Musa paradisial), a plant belonging to the family To do.
[0010]
In the present invention, the “fruit” refers to a processed product in which the form of the fruit is changed without causing a chemical change in the components in the fruit in addition to the fruit itself collected from the plant, for example, a fruit cut product. In addition, a pressed product of fruit and the like are included, and “pressed product of fruit” includes fruit juice, pulp or a mixture thereof obtained by pressing a fruit. Further, in the present invention, the “fruit” includes a fruit in any stage of early maturity, maturity or over-ripening, but it is preferable to use a fruit in the maturity.
[0011]
In the present invention, the “fruit mixture” may be composed only of the above seven kinds of fruits as long as it contains seven kinds of fruits such as melon fruit, strawberry fruit, grape fruit, akebi fruit, apple fruit, fig fruit and banana fruit. It may contain other types of fruits. The content of each fruit in the fruit mixture is not particularly limited, but usually 1 to 10 parts by weight of melon fruit, 1 to 10 parts by weight of strawberry fruit, 1 to 10 parts by weight of grape fruit, and 1 to 10 parts of akebi fruit. Parts by weight, apple fruit 70-90 parts by weight, fig fruit 1-10 parts by weight and banana fruit 1-10 parts by weight.
[0012]
In the present invention, “fermentation” means that an organic substance is decomposed by yeast. In addition to decomposition by yeast itself (for example, alcohol fermentation), decomposition by enzymes produced by yeast (for example, various amino acids of proteins) Decomposition).
[0013]
In obtaining the second fermentation broth that is the active ingredient of the humectant of the present invention, first, the fruit mixture is subjected to the first fermentation with yeast. The first fermentation with yeast is performed, for example, by culturing yeast in a medium containing a fruit mixture under anaerobic conditions. Here, the “anaerobic condition” may be a condition in which at least a part of the yeast to be cultured undergoes anaerobic metabolism, and does not have to be a condition in which all yeast to be cultured undergo anaerobic metabolism. It is preferable that the ethanol production amount (produced by alcohol fermentation) is larger than the ethanol consumption amount (consumed as a carbon source) of the yeast (that is, the ethanol content of the yeast culture solution is increased). In addition to general anaerobic culture, static culture, agitation culture, and the like are included in culture under anaerobic conditions. In the first fermentation, static culture can be adopted as culture under anaerobic conditions. preferable. In the case of static culture, alcohol fermentation by yeast can be sufficiently performed, and the ethanol content of the yeast culture solution can be sufficiently increased. Since yeast is a facultative anaerobic organism, it can grow in the presence or absence of oxygen, and gains energy through respiration in the presence of oxygen and by anaerobic metabolism (alcohol fermentation) in the absence of oxygen. To do.
[0014]
The medium used for the first fermentation may contain components other than the fruit mixture as long as the growth of the yeast is not inhibited. For example, it may contain water, a carbon source that can be assimilated by yeast, a nitrogen source, inorganic salts, and the like. Examples of the carbon source include carbohydrates such as glucose, fructose, sucrose, and starch, acetic acid, propionic acid, and the like. Examples of the nitrogen source include ammonia, ammonium chloride, ammonium sulfate, ammonium acetate, ammonium phosphates such as ammonium phosphate, peptone, meat extract, and the like. Yeast extract, corn steep liquor, casein hydrolyzate and the like, and as inorganic salts, for example, monopotassium phosphate, dipotassium phosphate, magnesium phosphate, magnesium sulfate, sodium chloride, ferrous sulfate, Examples include manganese sulfate, copper sulfate, and calcium carbonate.
[0015]
The kind of yeast used for the first fermentation belongs to the genus Saccharomyces and is not particularly limited as long as the fruit mixture can be fermented, but is preferably Saccharomyces cerevisiae. One yeast may be sufficient as the yeast used for 1st fermentation, and the mixture of two or more types of yeast may be sufficient as it. The amount of yeast used for the first fermentation can be appropriately adjusted according to the amount ratio of the fruit mixture and the like within a range where the fruit mixture can be fermented.
[0016]
The yeast culture conditions in the first fermentation are not particularly limited as long as the yeast can ferment the fruit mixture, but when the first fermentation is performed by stationary culture of yeast, the culture temperature is usually room temperature. The culture time is usually 10 to 20 days, preferably 14 days, and the pH is usually maintained at 4.0 to 6.0, preferably 5.0 during the culture period. .
[0017]
In obtaining the second fermentation broth that is the active ingredient of the humectant of the present invention, the first fermentation broth obtained by the first fermentation is then collected. At this time, the first fermentation broth is collected in a state separated from the fruit mixture. The first fermentation broth can be obtained as a culture supernatant when yeast is cultured in a medium containing a fruit mixture. It is preferable to subject the culture supernatant to a filtration treatment to sufficiently remove the fruit mixture contained in the culture supernatant. This is because the first fermentation is fermentation performed on the fruit mixture, whereas the second fermentation is fermentation performed on the first fermentation broth.
[0018]
In obtaining the second fermentation broth that is the active ingredient of the moisturizing agent of the present invention, the first fermentation broth is then subjected to the second fermentation with yeast. The second fermentation with yeast is performed, for example, by culturing yeast in the first fermentation broth under facultative anaerobic conditions. Here, the “facultative anaerobic condition” means a condition in which the proportion of yeast that contacts oxygen is higher than the anaerobic condition among the yeast to be cultured, and at least a part of the yeast to be cultured as well as the anaerobic condition. However, it is not necessary for all yeasts to be cultured to undergo anaerobic metabolism, but the amount of ethanol produced by the yeast (produced by alcohol fermentation) is the amount of ethanol consumed by the yeast (carbon It is preferred that the conditions be less than (consumed as a source) (that is, the ethanol content of the yeast culture is reduced). Cultivation under aerated anaerobic conditions includes general aerated anaerobic culture, agitation culture, shaking culture, etc. In the second fermentation, agitation culture is performed as a culture under aerated anaerobic conditions. It is preferable to adopt. In the case of agitation culture, the content of various components such as ethanol and amino acids contained in the yeast culture solution can be made uniform efficiently, whereby the quality of the second fermentation broth can be made constant.
[0019]
The kind of yeast used for the second fermentation belongs to the genus Saccharomyces and is not particularly limited as long as the first fermentation broth can be fermented, but is preferably Saccharomyces cerevisiae. . One yeast may be sufficient as the yeast used for 2nd fermentation, and the mixture of two or more types of yeast may be sufficient as it. The amount of yeast used for the second fermentation can be appropriately adjusted according to the amount of the first fermentation broth and the like within a range where the first fermentation broth can be fermented. The yeast used for the second fermentation may be the same or different from the yeast used for the first fermentation. When the same kind of yeast is used in the first fermentation and the second fermentation, the yeast used in the first fermentation may be used as it is in the second fermentation, or a new yeast may be used. .
[0020]
The culture conditions for yeast in the second fermentation are not particularly limited as long as the yeast can ferment the first fermentation broth, but when the second fermentation is performed by stirring yeast culture, the culture temperature is usually It is 30 to 40 ° C., preferably 35 ° C., the culture time is usually 6 to 12 hours, preferably 8 to 10 hours, and the pH is usually 4.0 to 6.0 during the culture period, preferably 5. Hold at zero.
[0021]
The second fermentation is performed until the ethanol content of the second fermentation liquid is preferably 0.8 to 1.2% by weight, more preferably 1% by weight. Thereby, while being able to make the quality of a 2nd fermentation liquid constant, the allergy by ethanol in the case of using a 2nd fermentation liquid as cosmetics can be prevented.
[0022]
When obtaining a second fermentation broth having an ethanol content of 0.8 to 1.2% by weight, a first fermentation broth having an ethanol content of 4 to 6% by weight is obtained by the first fermentation. It is preferable to use the first fermentation broth for the second fermentation. For example, the first fermentation broth having an ethanol content of 4 to 6% by weight can be obtained by stationary culture of yeast in a medium containing a fruit mixture, and the first fermentation broth thus obtained By stirring and culturing the yeast, a second fermentation broth having an ethanol content of 0.8 to 1.2% by weight can be obtained. At this time, the stirring culture is performed under conditions such that the amount of ethanol produced by the yeast is less than the amount of ethanol consumed.
[0023]
As described above, the second fermentation broth that is the active ingredient of the moisturizing agent of the present invention is obtained. Before using the second fermented broth as the active ingredient of the moisturizing agent, the yeast in the second fermented broth is used. It is preferable to remove by filtration.
[0024]
The second fermentation broth may be subjected to treatments such as dilution, concentration, drying, and purification according to conventional methods in order to obtain a diluted solution, a concentrated solution, a dried product, or a purified product thereof. Purification can be performed by, for example, activated carbon treatment, adsorption resin treatment, ion exchange resin treatment, or the like.
[0025]
The second fermentation broth can be used as it is as a humectant, but it can also be used in a formulated form. Formulation of the second fermentation broth can be performed according to a conventional method. For formulation, in order to facilitate storage and handling, pharmaceutically acceptable carriers such as dextrin and cyclodextrin and other optional auxiliaries can be added. Can be formulated into an arbitrary dosage form such as a tablet, a granule, and a tablet.
[0026]
The moisturizing agent of the present invention is a highly safe moisturizing agent obtained from natural raw materials that are easily available, has a good feel during use, has little stickiness after use, and is excellent in durability of moisturizing and improving rough skin. Therefore, it is suitable for blending into skin cosmetics.
[0027]
The skin cosmetics to which the moisturizing agent of the present invention can be blended are not particularly limited. For example, cosmetics for washing such as cosmetic soap, facial cleansers, shampoos and rinses; cosmetics for hair such as hair dyes; general creams, emulsions, shavings Basic cosmetics such as cream, lotion, eau de cologne, shaving lotion, cosmetic oil, and pack; make-up cosmetics such as funny, powder, foundation, blusher, eyebrow, eye cream, eyeshadow, mascara; aromatic cosmetics such as perfume; tanning・ Sunscreen cream, sunscreen / sunscreen lotion, sunscreen / sunscreen cosmetics such as sunscreen / sunscreen oil; nail cosmetics such as nail cream, enamel and enamel remover; eyeliner cosmetics such as eyeliner; lipstick, lip balm, etc. Lip cosmetics; oral cosmetics such as toothpaste; bath cosmetics Use cosmetics and the like. Of these, cosmetic soaps, general creams, milky lotions, lotions, packs, and bath cosmetics are particularly preferable as the skin cosmetics to be blended with the second fermentation broth.
[0028]
The blending amount of the moisturizing agent of the present invention in the skin cosmetic can be appropriately adjusted depending on the type of the skin cosmetic and the like, but the blending amount of the second fermentation broth is 1 to 99% by weight. It is preferable to add a humectant.
[0029]
As long as the moisturizing action of the second fermented liquid is not hindered, various main agents and auxiliaries usually used in the production of the dermatological cosmetics and other optional auxiliaries can be used for the skin cosmetics. The skin cosmetic is not limited to a moisturizing action with only the second fermented liquid as a main ingredient.
[0030]
Examples of skin cosmetics that can be used together with the second fermented liquid as skin cosmetic constituents include, for example, astringents, bactericides / antibacterial agents, whitening agents, UV absorbers, moisturizers, cell activators, anti-inflammatory / Examples include antiallergic agents, antioxidant / active oxygen scavengers, fats and oils, waxes, hydrocarbons, fatty acids, alcohols, esters, surfactants, fragrances and the like. In addition, when the said component is used together with a 2nd fermented liquor, the synergistic effect between the said components used together with the 2nd fermented broth may bring about the outstanding use effect more than expected normally.
[0031]
The humectant of this invention can be mix | blended with arbitrary food-drinks. The humectant of the present invention is particularly suitable for blending into cosmetic foods and drinks. Here, “beauty food and drink” means food and drink taken for the purpose of beauty such as beautiful skin and prevention of skin aging. In consideration of the amount of the moisturizing agent of the present invention in foods and drinks and the general intake of foods and drinks to be added, it is appropriate that the intake of the second fermented liquid per adult is 1 to 100 g. It is.
[0032]
Although the food and drink which can mix | blend the moisturizer of this invention is not specifically limited, As the specific example, drinks, such as a soft drink, a carbonated drink, a nutritive drink, a fruit drink, and a lactic acid drink (The concentrated undiluted solution and adjustment of these drinks) Ice cream, ice sherbet, shaved ice, etc .; noodles such as buckwheat, udon, harusame, gyoza peel, sukimai skin, Chinese noodles, instant noodles; strawberry, chewing gum, candy, gum, chocolate, tablets Confectionery such as confectionery, snack confectionery, biscuits, jelly, jam, cream, baked confectionery; processed fishery and livestock products such as kamaboko, ham, sausage; dairy products such as processed milk, fermented milk; salad oil, tempura oil, margarine, mayonnaise , Shortening, whipped cream, dressing and other fats and oils and processed foods; sauces, sauces and other seasonings; soup, Chu, salad, prepared foods, pickles, and the like.
[0033]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples.
[Production Example 1]
After putting 8 kg of apple fruit, 0.25 kg each of melon fruit, strawberry fruit, grape fruit, akebi fruit, fig fruit and banana fruit and 0.25 kg of glucose and water into a tank, 10% by weight yeast solution (Saccharomyces -1000 mL of cerevisiae (Saccharomyces cerevisiae, solvent is water) was placed in a tank, and static culture was performed at room temperature (18 ° C) for 14 days. Thereafter, filtration (using a commercially available gauze in 5 to 6 layers as a filter) was performed to obtain 6.5 L of a fermentation broth. This fermentation broth was transferred to a new tank, 1000 mL of 10 wt% yeast solution was added, and fermentation was again performed by stirring culture at 35 ° C. for 8 hours. Thereafter, the fermentation broth was filtered in the same manner as described above, and the following tests were performed using the obtained fermentation broth as sample 1.
[0034]
[Example 1] Moisturizing test 10 μL of each sample 1 was dropped onto a paper disk having a diameter of 8 mm (Toyo Seisakusho, weight of about 0.017 g). This was left in a test room (room temperature 22 ° C., humidity 58%), and the weight in 0 to 10 minutes was measured every minute. The water residual ratio (%) of Sample 1 was determined with the weight at 0 minute as 100%. The same test was conducted on 10% 1,3-butylene glycol aqueous solution (sample 2) and purified water (sample 3).
Table 1 shows the moisture residual ratio (%) after a predetermined time of each sample.
[0035]
[Table 1]

[0036]
As shown in Table 1, the water residual ratio (%) of the fermentation broth (sample 1) obtained in Production Example 1 is 10% of 1,3-butylene glycol aqueous solution (sample 2) and purified water (sample 3). It was confirmed that the fermentation broth (sample 1) obtained in Production Example 1 has a moisturizing action.
[0037]
[Test Example 2]
Lotions (Example products and Comparative product) having the formulation shown in Table 2 were produced by a conventional method, and a feel test during use was performed. The test method consists of 20 women in their 20s to 40s divided into 5 groups and 4 people. After washing the face twice a day in the morning and evening for 2 weeks, the example product is used on the right face and the comparative product is used on the left face. did. At that time, four items were evaluated: feel during use, stickiness after use, durability of moisturizing, and effect of improving skin roughness.
[0038]
[Table 2]

[0039]
The evaluation is performed by a five-step evaluation of 1 to 5 points. “5 points” is “very good” (the feel at the time of use is very good, there is no stickiness after use, and the durability of moisturizing is very high. "4 points" is "good" (feel good during use, little stickiness after use, high moisturizing persistence, high effect on rough skin), "3 "Dot" is "Normal" (Normal feel when used, there is not much stickiness after use, Moisturizing has a little persistence, there is a little effect of rough skin), "2 points" is "Slightly bad" The touch of the skin is slightly bad, the stickiness after use is slightly, the persistence of moisturizing is not so much, the effect of roughening the skin is not so much, the "1 point" is "bad" (the touch when using is not good, the stickiness after use) There is a lot of moisture, no moisturizing persistence, skin roughening effect There was absolutely no).
Table 3 shows the average of the evaluation points.
[0040]
[Table 3]

[0041]
From the results shown in Table 3, the lotion containing the fermented liquid obtained in Production Example 1 has a good feel during use, little stickiness after use, and excellent moisturizing durability and rough skin improvement effect. Was confirmed.
[0042]
【The invention's effect】
Moisturizer that is a highly safe moisturizer obtained from natural raw materials that are easily available according to the present invention, has a good feel during use, has little stickiness after use, and has excellent moisturizing sustainability and rough skin improvement effects. Skin cosmetics and cosmetic foods and drinks containing the agent and the humectant are provided.

Claims

After subjecting the fruit mixture containing melon fruit, strawberry fruit, grape fruit, akebi fruit, apple fruit, fig fruit and banana fruit to the first fermentation with yeast, the first fermentation liquid obtained by the first fermentation is used. A moisturizer characterized by containing a second fermentation broth obtained by collecting and subjecting the first fermentation broth to a second fermentation with yeast as an active ingredient.

The humectant according to claim 1, wherein the second fermentation is performed until the ethanol content of the second fermentation broth reaches 1% by weight.

The humectant according to claim 1 or 2, wherein the first fermentation is performed by stationary culture of yeast, and the second fermentation is performed by stirring culture of yeast.

A skin cosmetic comprising the moisturizer according to any one of claims 1 to 3.

A cosmetic food or drink comprising the humectant according to any one of claims 1 to 3.