JP2005008077A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP2005008077A
JP2005008077A JP2003175337A JP2003175337A JP2005008077A JP 2005008077 A JP2005008077 A JP 2005008077A JP 2003175337 A JP2003175337 A JP 2003175337A JP 2003175337 A JP2003175337 A JP 2003175337A JP 2005008077 A JP2005008077 A JP 2005008077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
additional
lamp
light
additional lamp
additional light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003175337A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirobumi Hasumi
博文 蓮見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP2003175337A priority Critical patent/JP2005008077A/ja
Publication of JP2005008077A publication Critical patent/JP2005008077A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】電力の無駄な消費を防止することができることを目的とする。
【解決手段】左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスがショートした場合には左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rへの電源供給を遮断するので、電力の無駄な消費を防止することができる。また、インジケータ13により、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスが車両のボディーにショートしている状態を表示することができるので、ドライバーなどがショート状態をいち早く知ることができてショート状態を早期に修理することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両の前部の左右に少なくとも1個以上追加装備される追加灯などの車両用灯具に関するものである。なお、この明細書において、「路面など」とは、路面およびその路面上の人(歩行者など)や物(先行車や対向車や道路標識や建物など)などを言う。
【0002】
【従来の技術】
車両の前部の左右両側にそれぞれ追加装備され、光を路面などに照射する車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1参照)。この車両用灯具は、走行方向検出手段(3)からの検出信号に応じて灯具(2)が点灯消灯するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−238576号公報(段落番号「0020」〜「0084」、図2〜図14)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記の車両用灯具は、灯具(2)の光源バルブのハーネスが車両のボディーにショートして灯具(2)が継続点灯している状態に対する対策手段が何ら施されていないので、灯具(2)の光源バルブのハーネスがショートした場合には電力を無駄に消費する場合がある。
【0005】
この発明は、前記の従来の車両用灯具の改良にかかるものであり、その目的とするところは、追加灯の光源バルブのハーネスがショートした場合でも、電力の無駄な消費を防止することができる車両用灯具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、制御装置が、左側の追加灯右側の追加灯の光源バルブのハーネスが車両のボディーにショートして左側の追加灯右側の追加灯が継続点灯している状態を検出したときに、左側の追加灯右側の追加灯への電源供給を遮断する、ことを特徴とする。
【0007】
この結果、請求項1にかかる発明は、左側の追加灯右側の追加灯の光源バルブのハーネスがショートした場合には左側の追加灯右側の追加灯への電源供給を遮断するので、電力の無駄な消費を防止することができる。
【0008】
また、請求項2にかかる発明は、制御装置が、左側の追加灯右側の追加灯を減光調光して消灯処理し、左側の追加灯右側の追加灯の光源バルブのハーネスが車両のボディーにショートして左側の追加灯右側の追加灯が完全消灯時間経過後でも継続点灯している状態を検出したときに、左側の追加灯右側の追加灯への電源供給を遮断する、ことを特徴とする。
【0009】
この結果、請求項2にかかる発明は、前記請求項1にかかる発明と同様に、左側の追加灯右側の追加灯の光源バルブのハーネスがショートした場合には左側の追加灯右側の追加灯への電源供給を遮断するので、電力の無駄な消費を防止することができる。特に、請求項2にかかる発明は、左側の追加灯右側の追加灯が完全消灯時間経過後でも継続点灯している状態を検出したときに、左側の追加灯右側の追加灯への電源供給を遮断するので、左側の追加灯右側の追加灯を減光調光して消灯処理する場合に最適である。また、請求項2にかかる発明は、左側の追加灯右側の追加灯を減光調光して消灯処理することにより、照明されていた場所が徐々に照明される前の明るさに戻るので、ドライバーなどには明るさが失う違和感や喪失感などがない。
【0010】
また、請求項3にかかる発明は、左側の追加灯右側の追加灯の光源バルブのハーネスが車両のボディーにショートして左側の追加灯右側の追加灯が継続点灯している状態または完全消灯時間経過後でも継続点灯している状態が検出されたとき、ショート状態を表示するインジケータ手段を備える、ことを特徴とする。
【0011】
この結果、請求項3にかかる発明は、インジケータ手段により、左側の追加灯右側の追加灯の光源バルブのハーネスが車両のボディーにショートしている状態を表示することができるので、ドライバーなどがショート状態をいち早く知ることができてショート状態を早期に修理することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態の2例について添付図面を参照して説明する。図1〜図4は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態1を示す。また、図5、図6は、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態2を示す。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0013】
(実施の形態1の構成の説明)
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態1の構成を図1、図2、図4を参照して説明する。この実施の形態1にかかる車両用灯具は、図1に示すように、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rと、操舵角センサ2と、ヘッドランプスイッチ3と、車速センサ5と、制御装置6(制御回路部やECU・電子制御ユニット)と、インジケータ13とを備える。
【0014】
前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rは、車両7の前部の左右両側にそれぞれ追加装備されている。前記車両7の前部の左右両側には、左側のヘッドランプ8L、右側のヘッドランプ8Rがそれぞれ装備されている。前記左側のヘッドランプ8L、前記右側のヘッドランプ8Rは、図4に示すように、所定の配光パターンPL1、PR1で路面などを照明する。前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rは、前記左側のヘッドランプ8L、前記右側のヘッドランプ8Rの左右外側に配置されており、前記左側のヘッドランプ8L、前記右側のヘッドランプ8Rの配光パターンPL1、PR1の左右外側に所定の配光パターンPL2、PR2で路面などを照明する。
【0015】
前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rは、図1に示すように、電源線(図1中の太い実線にて示す)により、前記制御装置6を介してイグニションスイッチ9、バッテリ10に接続されている。なお、図1においては、図示されていないが、前記左側のヘッドランプ8L、前記右側のヘッドランプ8Rも同様に、電源線により、前記制御装置6を介してイグニションスイッチ9、バッテリ10に接続されている。前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rは、固定式でも良いし、また、ステアリングハンドルの操舵と連動して光軸を左右に回転させる回転式でも良い。
【0016】
前記操舵角センサ2は、ドライバーが操舵するステアリングハンドル(図示せず)の回転角および回転方向を検出して操舵角信号として出力するものである。また、前記車速センサ5は、車速を検出して車速信号として出力するものである。前記インジケータ13は、前記制御装置6において、前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスが車両のボディーにショートして前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rが継続点灯している状態が検出されたとき、前記制御装置6から表示信号が入力されてショート状態を表示するインジケータ手段である。このインジケータ13は、たとえば、インジケータランプなどであって、前記制御装置6から表示信号が入力されて点灯してショート状態を表示する。
【0017】
前記ヘッドランプスイッチ3は、ドライバーがON、OFFを操作して前記左右両側のヘッドランプ8L、8Rを点灯、消灯させるものであって、ONのときON信号(たとえば、ハイレベル信号)を出力し、OFFのときOFF信号(たとえば、ローレベル信号)を出力するものである。なお、前記ヘッドランプスイッチ3は、ヘッドランプ8L、8Rのロービーム(すれ違い用ビーム)とハイビーム(走行用ビーム)との切替操作も行う。
【0018】
前記制御装置6は、外部信号入力装置としてのインターフェイス回路11と、中央演算処理装置・CPU12(演算制御部)と、電源回路14と、左側のリレー15L、右側のリレー15Rと、左側のFET16L、右側のFET16Rとからなる。
【0019】
前記インターフェイス回路11には、前記操舵角センサ2、前記ヘッドランプスイッチ3、前記車速センサ5がそれぞれ接続されている。前記中央演算処理装置・CPU12には、前記インジケータ13が接続されている。前記電源回路14の一方は、前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rと前記イグニションスイッチ9を介して前記バッテリ10の+側との間の電源線の途中に接続されており、かつ、前記電源回路14の他方は、前記中央演算処理装置・CPU12に接続されている。
【0020】
前記左側のリレー15L、前記右側のリレー15Rは、前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rと前記イグニションスイッチ9を介して前記バッテリ10の+側との間の電源線の途中にそれぞれ接続されている。前記中央演算処理装置・CPU12と前記左側のリレー15L、前記右側のリレー15Rとの間には、第1信号線がそれぞれ接続されている。前記第1信号線を介して、第1信号LS1、RS1が前記中央演算処理装置・CPU12から前記左側のリレー15L、前記右側のリレー15Rにそれぞれ出力される。
【0021】
前記左側のFET16L、前記右側のFET16Rは、前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rと前記バッテリ10の−側(グランド側)との間の電源線の途中にそれぞれ接続されている。前記中央演算処理装置・CPU12と前記左側のFET16L、前記右側のFET16Rとの間には、第2信号線がそれぞれ接続されている。前記第2信号線を介して、第2信号LS2、RS2が前記中央演算処理装置・CPU12から前記左側のFET16L、前記右側のFET16Rにそれぞれ出力される。
【0022】
前記中央演算処理装置・CPU12には、第3信号線の一方が接続されている。また、前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rと前記左側のFET16L、前記右側のFET16Rとの間の電源線には、第3信号線の他方がそれぞれ接続されている。前記第3信号線を介して、第3信号SL3、SR3が前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rと前記左側のFET16L、前記右側のFET16Rとの間の電源線からそれぞれ前記中央演算処理装置・CPU12に出力される。
【0023】
前記制御装置6は、インターフェイス回路11に入力された前記操舵角センサ2の操舵角信号と、前記ヘッドランプスイッチ3のON信号、OFF信号と、前記のリバース信号と、前記車速センサ5の車速信号とに基づいて、中央演算処理装置・CPU12において、前記左側の追加灯1L前記右側の追加灯1Rの点灯消灯処理の判断を行い、その判断結果に基づいて、前記左側のFET16L、前記右側のFET16Rを介して、前記左側の追加灯1L前記右側の追加灯1Rを点灯消灯処理するものである。すなわち、前記制御装置6は、前記操舵角センサ2からの操舵角信号に基づいて前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rを点灯消灯処理する。
【0024】
また、前記制御装置6は、前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネス(特に、前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rと前記左側のFET16L、前記右側のFET16Rとの間の電源線)が車両7のボディー(図示せず)にショート(グランドショート)して前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rが継続点灯している状態を検出したときに、前記左側のリレー15L、前記右側のリレー15RをOFFして前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rへの電源供給を遮断するものである。
【0025】
さらに、前記制御装置6は、前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスが車両7のボディーにショートして前記左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rが継続点灯している状態が検出されたとき、前記中央演算処理装置・CPU12から前記インジケータ13に表示信号を出力するものである。前記制御装置6は、車両に搭載されているコンピュータを使用する。
【0026】
(実施の形態1の作用の説明)
この実施の形態1にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について図2〜図4を参照して説明する。
【0027】
図2は、前記制御装置6の作用(手順)を示すフローチャートである。また、図3は、第1信号LS1、RS1と、左側のリレー15L、右側のリレー15Rと、ステアリングハンドルと、第2信号LS2、RS2と、第3信号LS3、RS3と、左側のFET16L、右側のFET16Rと、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rとの作動のタイミングチャートである。以下、前記制御装置6の作用(手順)を図2のフローチャートおよび図3のタイミングチャートを参照して説明する。
【0028】
まず、制御装置6の作用をスタートさせると、操舵角センサ2は、操舵角を検出してその検出信号を操舵角信号として制御装置6に出力し、また、車速センサ5は、車速を検出してその検出信号を車速信号として制御装置6に出力する。このとき、第1信号LS1、RS1は、「H」レベル信号(ハイレベル信号)が出力されているので、左側のリレー15L、右側のリレー15Rは、それぞれON状態にある。
【0029】
制御装置6は、操舵角センサ2からの操舵角信号と、車速センサ5からの車速信号とを入力する(S1)。つぎに、制御装置6は、ヘッドランプスイッチ3がONかOFFかを判断する(S2)。ヘッドランプスイッチ3がYESの場合、制御装置6は、ステアリングハンドルが点灯操舵角か否かを判断する(S3)。点灯操舵角がYESの場合、制御装置6は、左側の追加灯1L、前記右側の追加灯1Rを点灯処理して(S4)、(S1)に戻る。
【0030】
すなわち、点灯操舵角がYESの場合(ステアリングハンドルの左側、右側の操舵角度が左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rを点灯するのに必要な所定角度以上である場合)には、第2信号LS2、RS2は、「H」レベル信号(ハイレベル信号)が出力されている。このために、左側のFET16L、右側のFET16RがON状態にあり、この結果、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rが点灯状態にある。一方、第3信号LS3、RS3は、「L」レベル信号(ローレベル信号)が出力されている。
【0031】
たとえば、車両7が前進時において、ステアリングハンドルを右側に所定角度以上操舵すると、制御装置6は、操舵角センサ2からの操舵角信号に基づいて右側の追加灯1Rを点灯処理する。この結果、図4(A)に示すように、車両7が曲がる方向側の右側の追加灯1Rが点灯して、左右両側のヘッドランプ8L、8Rによる所定の配光パターンPL1、PR1の右外側に所定の配光パターンPR2で路面などを照明する。一方、ステアリングハンドルを左側に所定角度以上操舵すると、制御装置6は、操舵角センサ2からの操舵角信号に基づいて左側の追加灯1Rを点灯処理する。この結果、図4(B)に示すように、車両7が曲がる方向側の左側の追加灯1Lが点灯して、左右両側のヘッドランプ8L、8Rによる所定の配光パターンPL1、PR1の左外側に所定の配光パターンPL2で路面などを照明する。
【0032】
(S3)において、点灯操舵角がNOの場合(ステアリングハンドルの左側、右側の操舵角度が左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rを点灯するのに必要な所定角度以上でない場合)、制御装置6は、ステアリングハンドルが消灯操舵角か否かを判断する(S5)。消灯操舵角がNOの場合(すなわち、ステアリングハンドルの左側、右側の操舵角度が左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rを消灯するのに必要な所定角度以下でない場合)は、(S1)に戻る。
【0033】
(S5)において、消灯操舵角がYESの場合(すなわち、ステアリングハンドルの左側、右側の操舵角度が左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rを消灯するのに必要な所定角度以下である場合)、制御装置6は、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rを消灯処理する(S6)。
【0034】
すなわち、消灯操舵角がYESの場合には、第2信号LS2、RS2は、「L」レベル信号(ローレベル信号)が出力されている。このために、左側のFET16L、右側のFET16RがOFF状態にあり、この結果、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rが消灯状態にある。一方、第3信号LS3、RS3は、「H」レベル信号(ハイレベル信号)が出力されている。
【0035】
たとえば、車両7が前進時において、ステアリングハンドルを右側に所定角度以上操舵して右側の追加灯1Rが点灯状態にあるときに、ステアリングハンドルを左側に操舵して元に戻して、操舵角度が所定角度以下になると、点灯状態にある右側の追加灯1Rが消灯する。一方、ステアリングハンドルを左側に所定角度以上操舵して左側の追加灯1Lが点灯状態にあるときに、ステアリングハンドルを右側に操舵して元に戻して、操舵角度が所定角度以下になると、点灯状態にある左側の追加灯1Lが消灯する。
【0036】
制御装置6は、(S6)の左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rを消灯処理した後に、第3信号LS3、RS3が「H」レベルか否かを判断する(S7)。第3信号LS3、RS3が「H」レベルである場合、制御装置6は、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスがショートしていないと判断して(S1)に戻る。
【0037】
ここで、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスがショートしている場合には、第3信号LS3、RS3が「L」レベル信号を出力する(図3中のT1を参照)。このために、(S7)において、第3信号LS3、RS3が「H」レベルでない場合、制御装置6は、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスがショートしていると判断し、「L」レベルの第1信号LS1、RS1を出力して、左側のリレー15L、右側のリレー15RをOFF状態とする(S8)。この結果、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rは、消灯処理される(図3中のT2参照)。
【0038】
また、制御装置6は、(S8)の左側のリレー15L、右側のリレー15RをOFF状態とした後に、インジケータ13を点灯して(S9)、(S1)に戻る。
【0039】
(実施の形態1の効果の説明)
この実施の形態1にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなり、以下、その効果について説明する。
【0040】
この実施の形態1にかかる車両用灯具は、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスがショートした場合には左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rへの電源供給を遮断するので、電力の無駄な消費を防止することができる。すなわち、この実施の形態1にかかる車両用灯具は、フェイルセイフ機能を有する。しかも、この実施の形態1にかかる車両用灯具は、ショートした場合常時点灯している左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rを消灯することができるので、曲線半径が500m(R500)以上の道路走行の場合には追加灯を消灯しなければならないという法規に合致することができる。なお、左側の追加灯1L右側の追加灯1Rは、一種の補助灯であるから、ショート時において消灯していても交通安全上特に問題はない。
【0041】
また、この実施の形態1にかかる車両用灯具は、インジケータ13により、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスが車両のボディーにショートしている状態を表示することができるので、ドライバーなどがショート状態をいち早く知ることができてショート状態を早期に修理することができる。
【0042】
また、この実施の形態1にかかる車両用灯具は、既存の制御装置6(制御回路部やECU・電子制御ユニット)や中央演算処理装置・CPU12(演算制御部)などをマイナーチェンジすることにより、構成することができるので、製造コストを安価にすることができる。
【0043】
(実施の形態2の説明)
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態2について図5、図6を参照して説明する。図中、図1〜図4と同符号は、同一のものを示す。
【0044】
この実施の形態2にかかる車両用灯具は、前記の実施の形態1にかかる車両用灯具に対して、制御装置6の作用が異なる。すなわち、制御装置6は、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rを減光調光して消灯処理し、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスが車両7のボディーにショートして左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rが完全消灯時間経過後でも継続点灯している状態を検出したときに、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rへの電源供給を遮断するものである。前記完全消灯時間は、たとえば、図6に示すように、約1秒である。なお、この完全消灯時間は、この1秒よりも長くても短くても良い。
【0045】
以下、この実施の形態2にかかる車両用灯具の制御装置6の作用(手順)を図5のフローチャートおよび図6のタイミングチャートを参照して説明する。まず、制御装置6の作用をスタートさせると、前記図2のフローチャートと同様に、(S1)→(S2)→(S3)→(S4)→(S1)と流れ、また、(S1)→(S2)→(S3)→(S5)→(S1)と流れる。
【0046】
(S5)において、消灯操舵角がYESの場合、制御装置6は、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rが消灯しているか否かを判断する(S10)。左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rが消灯している場合には、(S1)に戻る。左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rが消灯していない場合、制御装置6は、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rを消灯処理する(S6)。
【0047】
S6の左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rを消灯処理した後に、制御装置6は、完全消灯時間の1秒が経過したか否かを判断する(S11)。完全消灯時間の1秒が経過していない場合には、(S1)に戻る。完全消灯時間の1秒が経過している場合、制御装置6は、第3信号LS3、RS3が「H」レベルか否かを判断する(S7)。第3信号LS3、RS3が「H」レベルである場合、制御装置6は、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスがショートしていないと判断して(S1)に戻る。
【0048】
ここで、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスがショートしている場合には、第3信号LS3、RS3が「L」レベル信号を出力する(図6中のT1を参照)。このために、(S7)において、第3信号LS3、RS3が「H」レベルでない場合、制御装置6は、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスがショートしていると判断し、「L」レベルの第1信号LS1、RS1を出力して、左側のリレー15L、右側のリレー15RをOFF状態とする(S8)。この結果、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rは、消灯処理される(図6中のT2参照)。また、制御装置6は、(S8)の左側のリレー15L、右側のリレー15RをOFF状態とした後に、インジケータ13を点灯して(S9)、(S1)に戻る。
【0049】
この結果、この実施の形態2にかかる車両用灯具は、前記の実施の形態1にかかる車両用灯具と同様に、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスがショートした場合には左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rへの電源供給を遮断するので、電力の無駄な消費を防止することができる。
【0050】
特に、この実施の形態2にかかる車両用灯具は、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rが完全消灯時間経過後でも継続点灯している状態を検出したときに、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rへの電源供給を遮断するので、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rを減光調光して消灯処理する場合に最適である。また、この実施の形態2にかかる車両用灯具は、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rを減光調光して消灯処理することにより、照明されていた場所が徐々に照明される前の明るさに戻るので、ドライバーなどには明るさが失う違和感や喪失感などがない。
【0051】
(実施の形態1、2以外の説明)
なお、前記の実施の形態1、2においては、左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rの光源バルブのハーネスが車両7のボディーにショートして左側の追加灯1L、右側の追加灯1Rが継続点灯している状態または完全消灯時間経過後でも継続点灯している状態が検出されたとき、ショート状態を表示するインジケータ13を備えるものである。ところが、この発明においては、前記のインジケータ13を設けなくとも良い。
【0052】
また、前記の実施の形態1、2においては、電源供給の遮断手段としてリレー15L、15Rを使用したものである。ところが、この発明においては、リレー15L、15Rの代わりに、半導体スイッチ(FETやトランジスタなど)を使用しても良い。
【0053】
【発明の効果】
以上から明らかなように、この発明にかかる車両用灯具(請求項1、2)によれば、左側の追加灯右側の追加灯の光源バルブのハーネスがショートした場合には左側の追加灯右側の追加灯への電源供給を遮断するので、電力の無駄な消費を防止することができる。
【0054】
特に、この発明にかかる車両用灯具(請求項2)によれば、左側の追加灯右側の追加灯が完全消灯時間経過後でも継続点灯している状態を検出したときに、左側の追加灯右側の追加灯への電源供給を遮断するので、左側の追加灯右側の追加灯を減光調光して消灯処理する場合に最適である。また、この発明にかかる車両用灯具(請求項2)によれば、左側の追加灯右側の追加灯を減光調光して消灯処理することにより、照明されていた場所が徐々に照明される前の明るさに戻るので、ドライバーなどには明るさが失う違和感や喪失感などがない。
【0055】
また、この発明にかかる車両用灯具(請求項3)によれば、インジケータ手段により、左側の追加灯右側の追加灯の光源バルブのハーネスが車両のボディーにショートしている状態を表示することができるので、ドライバーなどがショート状態をいち早く知ることができてショート状態を早期に修理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる車両用灯具の実施の形態1を示す構成ブロック図である。
【図2】制御装置の作用を示すフローチャートである。
【図3】主要部品の作動を示すタイミングチャートである。
【図4】(A)は、車両が右側に前進しているときに右側の追加灯が点灯状態にあり左側の追加灯が消灯状態にあることを示す説明図、(B)は、車両が左側に前進しているときに左側の追加灯が点灯状態にあり右側の追加灯が消灯状態にあることを示す説明図である。
【図5】この発明にかかる車両用灯具の実施の形態2を示す制御装置の作用のフローチャートである。
【図6】主要部品の作動を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1L 左側の追加灯
1R 右側の追加灯
2 操舵角センサ
3 ヘッドランプスイッチ
5 車速センサ
6 制御装置
7 車両
8L 左側のヘッドランプ
8R 右側のヘッドランプ
9 イグニションスイッチ
10 バッテリ
11 インターフェイス回路
12 中央演算装置・CPU
13 インジケータ
14 電源回路
15L 左側のリレー
15R 右側のリレー
16L 左側のFET
16R 右側のFET
PL1 左側のヘッドランプの所定の配光パターン
PR1 右側のヘッドランプの所定の配光パターン
PL2 左側の追加灯の所定の配光パターン
PR2 右側の追加灯の所定の配光パターン
LS1、RS1 第1信号
LS2、RS2 第2信号
LS3、RS3 第3信号

Claims (3)

  1. 車両の前部の左右両側にそれぞれ追加装備され、光を路面などに照射する車両用灯具において、
    ステアリングハンドルの操舵に連動して点灯消灯する左側の追加灯、右側の追加灯と、
    ステアリングの操舵角および操舵方向を検出して操舵角信号として出力する操舵角センサと、
    前記操舵角センサからの操舵角信号に基づいて、前記左側の追加灯前記右側の追加灯を点灯消灯処理し、前記左側の追加灯前記右側の追加灯の光源バルブのハーネスが車両のボディーにショートして前記左側の追加灯前記右側の追加灯が継続点灯している状態を検出したときに、前記左側の追加灯前記右側の追加灯への電源供給を遮断する制御装置と、
    を備えることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記制御装置は、前記操舵角センサからの操舵角信号に基づいて、前記左側の追加灯前記右側の追加灯を点灯処理し、かつ、前記左側の追加灯前記右側の追加灯を減光調光して消灯処理し、前記左側の追加灯前記右側の追加灯の光源バルブのハーネスが車両のボディーにショートして前記左側の追加灯前記右側の追加灯が完全消灯時間経過後でも継続点灯している状態を検出したときに、前記左側の追加灯前記右側の追加灯への電源供給を遮断する、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記左側の追加灯前記右側の追加灯の光源バルブのハーネスが車両のボディーにショートして前記左側の追加灯前記右側の追加灯が継続点灯している状態または完全消灯時間経過後でも継続点灯している状態が検出されたとき、ショート状態を表示するインジケータ手段を備える、ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
JP2003175337A 2003-06-19 2003-06-19 車両用灯具 Pending JP2005008077A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003175337A JP2005008077A (ja) 2003-06-19 2003-06-19 車両用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003175337A JP2005008077A (ja) 2003-06-19 2003-06-19 車両用灯具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005008077A true JP2005008077A (ja) 2005-01-13

Family

ID=34098563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003175337A Pending JP2005008077A (ja) 2003-06-19 2003-06-19 車両用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005008077A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045252A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Ichikoh Ind Ltd 車両用照明装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045252A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Ichikoh Ind Ltd 車両用照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1591312A2 (en) Lighting apparatus for vehicle
JP4180535B2 (ja) 車両用照明装置
JP4595737B2 (ja) 車両用照明装置
JP6005415B2 (ja) 車両用コーナリングランプ
JP2000233679A (ja) 車載用ランプ制御装置
JP2007045252A (ja) 車両用照明装置
JP2005008077A (ja) 車両用灯具
JP2005329815A (ja) 車両用照明装置
JP2007045250A (ja) 車両用照明装置
JP4595738B2 (ja) 車両用照明装置
JPH06293234A (ja) 車両の前照灯制御装置
JP4438719B2 (ja) 車両用照明装置
JP2002234383A (ja) 可変配光ヘッドランプシステム
JP4595736B2 (ja) 車両用照明装置
JP2005138700A (ja) 車両用灯具
JP2005138701A (ja) 車両用灯具
KR200392063Y1 (ko) 자동차용 전조등의 하이빔 전환 장치
JP2005008076A (ja) 車両用灯具
JP2005008078A (ja) 車両用灯具
JP2009248581A (ja) 前照灯制御装置
JP2007045251A (ja) 車両用照明装置
JP2966608B2 (ja) ヘッドライトの自動減光装置
JP2005313842A (ja) 車両用照明装置
JP2002234381A (ja) 可変配光ヘッドランプシステム
KR0117527Y1 (ko) 버스의 정차시 헤드램프 자동 점멸장치