JP2005006265A - 画像読取装置の検査方法 - Google Patents

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【課題】光軸調整や光軸ズレに関する検査時間や工程を少なくすることができる画像読取装置の検査方法を提供すること。
【解決手段】ハロゲンランプ2からの出射光がネガフィルムを透過し、可視光による透過光像を取得する第1CCD9と、赤外光による透過光像を取得する第2CCD10と、ネガフィルムを透過した透過光のうち可視光を第1CCD9と導くと共に、赤外光を第2CCD10へと導くコールドミラー8とを備えた画像読取装置の検査方法であって、ミラー8をミラー保持体20に固着する工程と、ミラー8を固着したミラー保持体20を第1検査温度に設定する工程と、第1検査温度にてミラー8の歪を検査する工程と、ミラー8の歪の検査後に、第1CCD9と第2CCD10の光軸調整を行う工程と、この光軸調整の後に、第1CCD9と第2CCD10をミラー保持体20に固着する工程とを有する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、読み取り用光源からの出射光が画像形成媒体を透過し、可視光による透過光像を取得するための第1読取センサーと、赤外光による透過光像を取得するための第2読取センサーと、画像形成媒体を透過した透過光のうち可視光を前記第1読取センサーへと導くと共に、透過光のうち赤外光を前記第2読取センサーへと導くコールドミラーとを備えた画像読取装置の検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる画像読取装置として、ネガフィルム(画像形成媒体に相当)の画像を読み取るための装置が知られている。この画像読取装置は、ネガフィルムのフィルム面を挟んで一方側にハロゲンランプ(読み取り用光源に相当)を配置し、他方側に読取センサーとしてのCCDを配置する。すなわち、 ハロゲンランプから出射した光はネガフィルムを透過し、フィルムに形成されている透過光像をCCDにより取得する。ここで、第1CCD(第1読取センサーに相当)と第2CCD(第2読取センサーに相当)とを設けており、第1CCDは可視光による透過光像を取得し、第2CCDは赤外光による透過光像を取得する。フィルム面を透過した透過光を可視光と赤外光に分離するために、光軸上にコールドミラーを配置している。コールドミラーとは、可視光を反射させると共に、赤外光を透過させる機能を有するミラーのことを言う。
【0003】
このように2種類のCCDを設けているのは次の理由による。すなわち、 ネガフィルムにはフィルム面に傷がついていたり、埃がかぶっていたりしていることがあり、透過光像を取得した場合に、これらの傷や埃等の欠陥も画像に写った形で取り込まれてしまう。したがって、これをそのままにして写真プリントの作成等を行うと、画質の低下を招く。そこで、フィルム面上の欠陥を画像処理により除去するようにしている。そのために、第2CCDで赤外光による透過光像を取得し、フィルム面上の欠陥(欠陥画素)を検出する。そして、第1CCDにより取得された画像の中で、第2CCDにより検出された欠陥画素に対応する場所(画素)を特定し、傷等の欠陥を除去すべく画像処理を行う。これにより、フィルム欠陥を除去した画像データを得ることができる。なお、赤外光を用いたフィルム欠陥を除去する技術は、公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、第2CCDにより取得した画像データを用いて、第1CCDにより取得した画像データを画像処理により修正するので、これらCCDの光軸を精度よく調整しなければならない。そのための画像読取装置の検査・組立工程は、おおむね次のように行われる。
【0005】
まず、コールドミラーをミラー保持体に対して接着等の手段により固着し、このミラーユニットを光軸調整装置ーの所定箇所にセットする。さらに、ミラーユニットに対して、第1CCDと第2CCDを所定の箇所にセットする。この段階では、ミラーユニットに対してCCDは固着されていない。次に、光軸調整装置により第1CCDと第2CCDの光軸調整やその他の調整(倍率調整等)を行う。この光軸調整等が終了した後に、各CCDをミラーユニットに固着する。各CCDは、金属製の板金部材に接着されており、この板金部材を金属製のミラー保持体に対してはんだ付けにより固着する。このようにして光学系のユニットが組み立てられる。
【0006】
引き続いて、温度による可視光と赤外光の光軸のズレを見るために、温度の設定を変えながら光軸ズレの検査を行う。この環境温度の変化により、ズレ量が所定レベル以上(例えば、1画素分)ずれると、上記の第2CCDを用いた欠陥除去の画像処理が正確に行えなくなる。この温度変化による光軸ズレは、コールドミラーが歪んだり傾いたりすることが主な原因であり、特にコールドミラーの接着不良により発生すると考えられている。そこで、温度を変化させた場合の光軸ズレが所定レベル以上(検査結果NG)となった場合は、先ほどの各CCDとミラー保持体とのはんだ付け部分を再び分離させ、ミラーユニットに固着(接着)されているコールドミラーを取り外さなければならない。そして、コールドミラーを再度接着しなおし、再度のCCD光軸調整、再度のCCDのミラーユニットへのはんだ付け処理等を行う必要があり、多くの時間や工程を費やしてしまい、作業効率を低下させていた。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、光軸調整や光軸ズレに関する検査時間や工程を少なくすることができる画像読取装置の検査方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係る画像読取装置の検査方法は、
読み取り用光源からの出射光が画像形成媒体を透過し、可視光による透過光像を取得するための第1読取センサーと、赤外光による透過光像を取得するための第2読取センサーと、画像形成媒体を透過した透過光のうち可視光を前記第1読取センサーへと導くと共に、透過光のうち赤外光を前記第2読取センサーへと導くコールドミラーとを備えた画像読取装置の検査方法であって、
コールドミラーをミラー保持体に固着する工程と、
コールドミラーを固着したミラー保持体を第1検査温度に設定する工程と、
第1検査温度にてコールドミラーの歪を検査する工程と、
コールドミラーの歪の検査後に、ミラー保持体に前記第1読取センサーと第2読取センサーの光軸調整を行う工程と、
前記光軸調整の後に、ミラー保持体に対して第1読取センサーと第2読取センサーを固着する工程とを有することを特徴とするものである。
【0008】
この構成による検査方法の作用・効果は、以下の通りである。
まず、コールドミラーをミラー保持体に固着する。コールドミラーをミラー保持体に固着した状態で、ミラー保持体を第1検査温度に設定する。この検査温度において、コールドミラーの歪を検査する。このとき、ミラー保持体には、読取センサーは固着されていない。ミラーの歪の検査の結果、NGであった場合には、コールドミラーの固着しなおし等の作業を行う。ミラーの歪の検査がOKであれば(または、 固着しなおした後、OKになれば)、その後、第1読取センサーと第2読取センサーの光軸調整を行い、調整が完了した後、第1・第2読取センサーをミラー保持体に対して固着する。このように、第1・第2読取センサーの固着を行う前に、既にコールドミラーの歪の検査が終わっているので、読取センサーの光軸調整の後に再びコールドミラーの固着しなおしをするなどの後戻り工程を行わなくてもすむ。その結果、光軸調整や光軸ズレに関する検査時間や工程を少なくすることができる画像読取装置の検査方法を提供することができる。
【0009】
なお、各読取センサーをミラー保持体に対して固着する形態としては、例えば、読取センサーをセンサー保持体に固着したセンサーユニットととし、このセンサーユニットをミラー保持体に対して固着する方法がある。あるいは、各読取センサーを直接ミラー保持体に対して固着しても良い。
【0010】
本発明の好適な実施形態として、ミラー保持体を前記第1検査温度よりも高温の初期温度に設定し、その後自然冷却により前記第1検査温度になるのを待って前記ミラーの歪の検査を行うようにしたものがあげられる。
【0011】
第1検査温度を設定する場合に、一旦、第1検査温度よりも高温に設定した後、自然冷却させることで、検査温度の設定を容易に行うことができる。
【0012】
本発明の別の好適な実施形態として、前記初期温度と前記第1検査温度の中間の温度に第2検査温度が更に設定されており、かつ、前記第1検査温度は常温であるものがあげられる。
【0013】
コールドミラーの温度変化による歪は、常温よりも高温側で大きくなる傾向がある。そこで、第1検査温度として常温を設定し、第2検査温度として常温より高い温度を設定することで、精度の良い検査を行うことができると共に、検査効率も上げることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明に係る画像読取装置の検査方法の好適な実施形態を図面を用いて説明する。 最初に検査対象となる画像読取装置の構成を図1により説明する。
【0015】
この画像読取装置(スキャナー)は、現像済みのネガフィルムやポジフィルム等の写真フィルムに形成されているコマ画像を読み取るための装置である。読み取られた画像データを用いて、写真プリントの作成や記録媒体(CD−R等)への書き込み等の写真処理が行われる。
【0016】
画像読み取り対象であるネガフィルムFは、フィルム搬送ユニットであるネガキャリア1にセットされる。ネガキャリア1には、読み取り用光源であるハロゲンランプ2からの照射光を通過させるための開口部が設けられている。ネガキャリア1には、ネガフィルムFを搬送させるための搬送ローラ1aが搬送経路に沿って設けられている。
【0017】
画像読み取り用光源としてハロゲンランプ2が設けられているが、ハロゲンランプ2からは可視光だけでなく赤外光(非可視光)も混在した形で照射される。調光フィルター3は、ハロゲンランプ2から照射される光の色バランスを調整する。調光フィルター3は、ハロゲンランプ2の下方に設けられる。調光フィルター3の下方には、拡散板4が設けられ、照射される光を均一な状態にする。拡散板4は、常に光路中に挿入されており、ネガフィルムFに存在する傷や埃等の欠陥を除去する機能も有する。ミラートンネル6は、調光フィルター3及び拡散板4を通過した光を均一に混色する機能を有する。
【0018】
ネガキャリア1の下方には結像レンズ7が設けられており、ネガフィルムFのコマ画像をCCDの素子上に結像させる機能を有する。コールドミラー8は、可視光を図の右側に反射させると共に、赤外光をそのまま透過させる。第1CCD9(第1読取センサーに相当)は、可視光によるネガフィルムの透過光像を読み取るために設けられる。第1CCD9の手前には、赤外カットフィルター5が配置されている。第2CCD10(第2読取センサーに相当)は、赤外光によるネガフィルムの透過光像を読み取るために設けられる。本実施形態では、ハロゲンランプ2を1つだけ設けているが、可視光用の光源と赤外光用の光源を別々に設けるようにしてもよい。なお、読取センサーとしては、CCDセンサーではなく、MOSセンサー等の他のタイプのセンサーを用いても良い。
【0019】
第2CCD10により取得した赤外光による画像データは、第2画像データ記憶部11に記憶された後、フィルム欠陥検出部12に転送されて、フィルム面上の傷等の欠陥(欠陥画素)を検出する。拡散板4によりある程度の欠陥は光学的に除去することができるが、すべての欠陥を除去することはできないので、画像処理により欠陥を除去するようにしている。第2CCD10は、取得した画像データを適宜の方法で処理することで、欠陥場所(欠陥画素)を特定することができる。
【0020】
一方、第1CCD9は、可視光によるネガフィルムFの画像データを取得し、この画像データは、第1画像データ記憶部13に記憶される。この画像データに対する種々の画像処理が画像処理部14において行われる。第2CCD10により、欠陥画素が検出された場合には、その欠陥を除去するために、画像処理部14は、第1CCD9により取得した画像データに対して画像処理を行い、画像中に存在する欠陥を除去する。なお、赤外光による画像データに基づいて、欠陥を画像処理により除去する技術は公知である。
【0021】
<光学系の構成>
図2は、CCD光学系の主要部を示す側面図、図3は、CCD光学系の主要部を示す正面図である。
【0022】
コールドミラー8は、ミラー保持体20に接着(固着の一態様)により固定される。ミラー保持体20は、例えば、アルミダイキャストにより形成される。ミラー保持体20は、側面視で略L字形に形成されており、第1CCD取付部20aと、第2CCD取付部20bと、内部にミラー取付部20cとを備えている。第1CCD取付部20aには、第1CCDユニット21を取り付けるための本体プレート23が固定ネジ24により取り付けられる。本体プレート23には、取り付け状態を調整できるように、長孔23aが2箇所形成されている。また、本体プレート23には、取付腕部23bが3箇所形成されている。第2CCD取付部22にも、同様に本体プレート25が固定ネジ26により取り付けられている。本体プレート25にも取付腕部25bが3箇所に一体形成されている。
【0023】
第1CCDユニット21の構成を図4も参照しながら説明する。第1CCD9は、支持プレート27に接着により固定される。支持プレート27の長手方向の両側には、取付腕部27aが夫々3箇所ずつ設けられている(図3参照)。この取付腕部27aは、取付腕部23bと対向する位置に設けられている(図2参照)。また、第1CCD9のパッケージから突出した端子9aを貫通させるための取り付け穴27bが形成されている。支持プレート27の第1CCD9が取り付けられている面と反対側の面には、カバープレート28が固着されている。カバープレート28の幅方向両側には曲げ部28aが形成されている。また、カバープレート28にも、第1CCD9の端子を露出させるための長孔28bが形成されている。取り付け穴27bと長孔28bには、接着剤が充填され、これにより、第1CCD9が固着される。
【0024】
第2CCDユニット22の構成は、第1CCDユニット21の構成と同じである。すなわち、 第2支持プレート29と第2カバープレート30を備え、第2支持プレート29の長手方向両側には、夫々3箇所ずつ取付腕部29aが形成されている。この取付腕部29aは、取付腕部25bと対向する位置に設けられている。その他の構成も同じである。図3の拡大図に示すように、取付腕部25bと取付腕部29aとは、はんだHにより固定される。これにより、各CCDユニット21,22がミラー保持体20に対して固着される。
【0025】
<組み立て調整>
次に、画像読取装置の組み立て及び調整に関して説明する。既に説明したように、第2CCD10により取得した画像データに基づいて、第1CCDにより取得した同じコマ画像の画像データの画像処理を行うように構成しているため、第1・第2CCD9,10の光軸を精度よく合わせなければならない。両者の光軸にズレがあると、欠陥画素を正確に特定できなくなり、欠陥除去のための画像処理も不正確になる可能性がある。したがって、第1CCD9や第2CCD10を組み立てる際には光軸調整を行うようにしている。また、画像読取装置が使用される環境温度は、例えば、18℃から30℃であり、この範囲内で部材の歪により光軸ズレが所定範囲内に収まるようにもしなければならない。したがって、CCD光学系の組み立てを行う場合は、種々の検査を行いつつ組立作業をしなければならない。
【0026】
そこで、画像読取装置の組立工程を図5のフローチャートにより説明する。まず、コールドミラー8をミラー保持体20に対して接着剤により固着する(#01)。図8に示すように、コールドミラー8の長手方向の2箇所をミラー保持体20のミラー取付部20cに接着する。接着剤を8aで示している。コールドミラー8を接着したミラー保持体20をミラーユニットMと称する。
【0027】
次に、ミラーユニットを50℃(初期温度に相当)に設定する。50℃に設定するために、ミラーユニットMを恒温槽に挿入し50℃になった時点で取り出し、コリメータに設置する(#03,05)。図6は、コリメータ40と、コリメータ40にミラーユニットMをセットした状態を示している。コリメータ40の下部に設けられたベース41の上にミラーユニットMを載置する。ミラーユニットMのすぐ上方には鏡筒42が設けられており、コールドミラー8の検査を行うことができる。ミラーユニットMが載置される場所には、非接触式の温度センサー43が設けられており、ミラーユニットMの温度を検出する。コリメータ40による観察状況は、不図示のモニター画面により確認することができる。
【0028】
コリメータ41にセットされたミラーユニットMの温度は自然冷却されていき、37℃(第2検査温度に相当)にまで温度が下がったことが温度センサー43により検出されると、コールドミラー8の検査を行う。この検査は、温度変化によるミラーの歪、傾きを検査するものである。温度変化に伴いミラー保持体20やコールドミラー8に歪が生じると、第1CCD9へ向う可視光の光軸と、第2CCD10に向う赤外光の光軸とがずれてしまうことになり、フィルム欠陥除去のための画像処理の精度が落ちることになる。したがって、温度変化による光軸ズレを所定レベル以下(例えば、1画素レベル)に抑制しなければならない。
【0029】
コールドミラー8の歪は、コリメータ40により観測される十字線(不図示)のぼけ具合等から判断することができる。この判断は、作業者が行ってもよいし、コンピュータが自動判別するようにしても良い。コールドミラー8の検査結果、OKであれば(#11)、ステップ#13に進む。検査結果NGであれば、ステップ#19に進み、コールドミラー8の接着を剥がして、接着しなおす。図8に接着態様を図示しているが、この接着がうまく行われていないと温度変化によりミラーに歪が生じやすい。例えば、左右の接着剤の量に差があると、歪が発生しやすくなる。ミラーの貼り直しが終了すると、ステップ#01に戻り検査をやり直す。
【0030】
37℃での検査がOKになった場合は、次に27℃(第1検査温度に相当し、常温でもある)での検査を行う。37℃から27℃への移行は、自然冷却による。27℃においても同じ検査を行う(#15,17,19)。検査結果NGであれば、ステップ#19へ移行し、ミラーの貼り直し作業を行う。検査結果OKであれば、環境温度の変化に伴うミラー歪の検査は終了し、次工程のCCDの光軸調整等を行う。なお、画像読取装置は実際に使用される環境温度の下限は18℃であるが、18℃から27℃までの温度範囲では、ミラーの歪はほとんど発生しないことが分かっているので、この範囲については、検査を特に行わなくても良い。
【0031】
ミラーの歪の検査が終了すると、各CCDの光軸調整やその他の調整(倍率調整等)を行う(#21)。この光軸調整等のために、ミラーユニットと第1CCD9と第2CCD10とを調整装置(不図示)にセットする。これは第1CCD9の光軸と第2CCD10の光軸とを精度よく合致させるための調整である。ミラーユニットMと各CCDユニット21,22が調整装置にセットされる時の姿勢は、図3、 図4に示したのと同様である。ただし、調整完了前は、ミラーユニットMとCCDユニット21,22とははんだ付けによる固着はされていない。光軸調整等が終了した後、はんだ付けを行い各CCDユニット21,22が固着される(#22)。
【0032】
図5のフローチャートではステップ#19において、ミラーを貼り直しているが、ミラー保持体20を交換するようにしても良い。
また、初期温度の設定を恒温槽ではなく、図7に示すようにお湯の入った容器31にミラーユニットMを入れて設定しても良い。この容器31をコリメータ40に設置する。なお、自然冷却により検査温度(37℃と27℃)になるのを待ってからミラー歪の検査を行う点は同じでよい。
【0033】
図5のフローチャートでも分かるように、CCDの光軸調整を行う前にミラー及びミラー保持体の歪の検査を行っている。すなわち、 CCDユニットをミラーユニットに対してはんだ付けで固着する前に、ミラー等の歪の検査を行っている。したがって、ミラーの歪の検査でNGとなった場合には、検査対象のミラーの接着しなおしですむので、検査工程や組立工程に要する時間を短くすることができる。ミラーの歪の検査をCCDの光軸調整の後で行うと、ミラーの歪の検査でNGとなった場合に、CCDユニットとミラーユニットとを固着しているはんだ付けをはずしてミラーを貼り直さねばならないだけでなく、CCDの光軸調整等も再度行わなければならない。したがって、検査工程と組立工程が増えてしまい多くの時間や工程を浪費してしまうことになるが、図5のフローチャートによればそのような無駄な工程を費やさなくてもすむ。
【0034】
<別実施形態>
(1)読み取り用光源はハロゲンランプ以外の光源、例えば、LED光源を用いても良い。
(2)検査温度の設定を自然冷却ではなく、低温側から加熱させていく方法を採用しても良い。
(3)ミラーを固着する形態として接着剤によるものを示したが、これ以外の固着方法を採用しても良い。CCD(CCDユニット)を固着する形態としてはんだ付けによるものを示したが、これ以外の例えば接着剤による方法を採用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像読取装置の構成を示す図
【図2】CCD光学系の主要部を示す側面図
【図3】CCD光学系の主要部を示す正面図
【図4】CCDユニットの構成を示す図
【図5】検査工程を示すフローチャート
【図6】コリメータへミラーユニットを設置した状態を示す図
【図7】初期温度設定の別実施形態を示す図
【図8】コールドミラーの接着箇所を示す図
【符号の説明】
2 ハロゲンランプ
8 コールドミラー
9 第1CCD
10 第2CCD
20 ミラー保持体
20a 第1CCD取付部
20b 第2CCD取付部
21 第1CCDユニット
22 第2CCDユニット

Claims (3)

  1. 読み取り用光源からの出射光が画像形成媒体を透過し、可視光による透過光像を取得するための第1読取センサーと、赤外光による透過光像を取得するための第2読取センサーと、画像形成媒体を透過した透過光のうち可視光を前記第1読取センサーへと導くと共に、透過光のうち赤外光を前記第2読取センサーへと導くコールドミラーとを備えた画像読取装置の検査方法であって、
    コールドミラーをミラー保持体に固着する工程と、
    コールドミラーを固着したミラー保持体を第1検査温度に設定する工程と、
    第1検査温度にてコールドミラーの歪を検査する工程と、
    コールドミラーの歪の検査後に、ミラー保持体に前記第1読取センサーと第2読取センサーの光軸調整を行う工程と、
    前記光軸調整の後に、ミラー保持体に対して第1読取センサーと第2読取センサーを固着する工程とを有することを特徴とする画像読取装置の検査方法。
  2. ミラー保持体を前記第1検査温度よりも高温の初期温度に設定し、その後自然冷却により前記第1検査温度になるのを待って前記ミラーの歪の検査を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置の検査方法。
  3. 前記初期温度と前記第1検査温度の中間の温度に第2検査温度が更に設定されており、かつ、前記第1検査温度は常温であることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置の検査方法。
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