JP2005005794A - 通信システム、通信方法、及び制御プログラム - Google Patents

通信システム、通信方法、及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信エラー発生時に再送要求を容易に行うことができるようにする。
【解決手段】FAX受信したFAX受信データを取り込んだ際に、FAX受信している途中で何らかのエラーが発生して通信が終了されるなどしたために、異常な状態となっているエラーページのデータがあった場合には、自動的に、当該エラーページが判別されて、エラーページのFAX受信データの代わりに、エラー内容及びその対処方法といった再送支援情報70を記したページのイメージを表すエラーページデータ80が生成されて、このエラーページデータ80がプリント出力又は表示出力される。受信者は、エラーページデータ80の出力結果を確認するだけで、発生したエラー内容やその対処方法が分かるので、例えば受信できなかったページを再送するようにと速やかに送信者に要求するなど、再送要求を容易に行うことができる。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システム、通信方法、及び制御プログラムに係わり、特に、画像データを受信し、受信した画像データに基づく画像を出力可能な通信システム、この通信システムに適用される通信方法、及び通信により画像データを少なくとも受信する通信装置と接続されるコンピュータに実行される制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ通信では、データを受信している最中に、通信エラーが発生して、送信側の装置によって通信が中断されることがある。データ受信中に通信が切断されると、受信側の装置では、送信側が送信しようとした全てのデータを受信することができず、一部のデータが欠落してしまう。このため、従来より、送信側のファクシミリ装置のユーザ(以下、「送信者」と言う)は、受信側のファクシミリ装置のユーザ(以下、「受信者」と言う)がこのデータの欠落の有無を確認し、欠落があった場合には再送を送信者に要求するなど対応策を講じることができるようにするために、送信する全ページ数を記した送信状を先頭に付加したり、各ページに「1ページ/10ページ」といった番号を振って送信するといった運用を行っている。
【0003】
しかしながら、一般的に、ファクシミリ装置では受信した情報をそのまま印刷するため、データ受信中に通信が切断されると、その切断タイミングによっては、印刷結果から通信エラーが発生したことが分かりにくいことがある。例えば、ページとページの切れ目で通信が切断されると、出力されたページは全て正常に受信したかのように印刷されるため、データの欠落に気付きにくい。また、ページの最後の方で通信が切断されると、例えばページの下方数cmなど、データ欠落により印刷されないのはページのごく一部分のみであるので、データの欠落に気付きにくい。
【0004】
通信エラーによるデータ欠落に対応するための技術としては、受信ファイルの蓄積又は印字出力に支障のある障害が発生した場合に、送信側に対して再送を要求する技術がある(例えば、特許文献1参照)。この技術は、送信側に再送要求を行うという特別な機能がファクシミリ装置に必要とされ、一般的なファクシミリ装置には適用することができない。
【0005】
一般にファクシミリ装置では、通信履歴を蓄積記録しており、従来より、この通信履歴に基づいて、通信エラーとなった画像データ及びその画像データに関する管理情報を通信管理レポートとして印刷する技術がある(特許文献2参照)。この技術では、一般的なファクシミリ装置であっても、受信者が通信管理レポートから通信エラーの有無を確認して、送信者に再送を要求することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−304598号公報
【特許文献2】
特開平9−149230号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ファクシミリ装置に搭載される通信履歴記憶用のメモリは容量が少ないため、全ての通信履歴を残しておくことは不可能である。このため、従来技術では、受信者の確認作業が遅れると、エラー発生時の通信履歴が消去されてしまって通信エラーを確認不能となり、受信者が再送要求を行うことができないことがあった。
【0008】
また、通信管理レポートとして印刷される情報量も制限されるため、例えば「K7−07」など、ユーザには難解なエラーコードで通信エラーが印字されるのみであるため、ユーザは、ファクシミリ装置の取扱説明書を参照して、どのようなエラーが発生したのかを確認して必要に応じて対策を講じなければならなかった。このため、再送要求に手間取ることがあった。
【0009】
本発明は上記問題点を解消するためになされたもので、通信エラー発生時に再送要求を容易に行うことができる通信システム、通信方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の通信システムは、通信により、画像データを少なくとも受信する通信手段と、前記画像データに基づく画像を出力するための出力手段と、前記通信手段で受信した画像データが正常か否かを判断する判断手段と、前記判断手段により異常と判断した場合に、当該異常に該当する個所の画像データの代替として、当該異常の原因となったエラー内容及び正常な画像データを受信するための対処方法を示すメッセージを含む再送支援情報の画像を表す画像データを生成する生成手段と、を備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項1に記載の通信システムによれば、通信手段により受信された画像データは、判断手段により正常か否かが判断され、受信途中で通信が終了されたなどして異常が有った場合には、生成手段により異常に該当する個所(例えばページ)の画像データの代わりに、エラー内容及び対処方法を示すメッセージを含む再送支援情報の画像を表す画像データが生成される。したがって、出力手段から通信手段により受信した画像データに基づく画像を出力(プリント出力でも表示出力でもよい)すると、異常に該当する個所については、再送支援情報の画像が出力されることになる。受信者はこの出力結果を確認するだけで、エラー内容やその対処方法が分かるので、容易に再送要求を行うことができる。
【0012】
なお、上記の通信システムにおいては、請求項2に記載されているように、前記再送支援情報が、前記通信手段で受信した前記画像データを送信してきた相手先を特定するための情報、前記異常が発生した時間を示す情報、及び前記異常に該当する個所を示す情報の少なくとも1つをさらに含めることもできる。
【0013】
また、請求項3に記載されているように、前記生成手段は、前記再送支援情報の画像と共に、前記異常に該当する個所の画像データに基づく再生可能な部分の画像を含む画像データを生成するようにしてもよい。
【0014】
また、請求項4に記載されているように、前記生成手段により生成した画像データを保存する保存手段をさらに備えるとよい。
【0015】
また、請求項5に記載されているように、前記通信手段が、情報の送信も可能であり、前記判断手段により異常と判断された場合に、当該異常に該当する個所を含む画像データの再送を要求する再送要求情報を生成すると共に、前記再送支援情報から相手先を特定し、特定した相手先へ向けて生成した再送要求情報を前記通信手段から送信させる送信制御手段をさらに備えるとよい。
【0016】
上記の通信システムにより、以下のような通信方法が実現可能である。すなわち、請求項6に記載されているように、画像データを受信し、前記画像データに基づく画像を出力可能な通信システムの通信方法であって、受信した画像データが正常か否かを判断し、異常と判断した場合には、当該異常に該当する個所の画像データの代替として、当該異常の原因となったエラー内容及び正常な画像データを受信するための対処方法を示すメッセージを含む再送支援情報の画像を表す画像データを生成する、ことを特徴とする通信方法を実現することができる。
【0017】
また、上記の通信方法は、通信装置と接続されたコンピュータに以下のような制御プログラムを実行させることでも実現できる。すなわち、請求項7に記載されているように、通信により画像データを少なくとも受信する通信装置と接続されるコンピュータに実行される制御プログラムであって、前記コンピュータに、前記通信装置から当該通信装置で受信した前記画像データを取り込ませ、取り込んだ前記画像データが正常か否かを判断し、異常と判断した場合には、当該異常に該当する個所の画像データの代替として、当該異常の原因となったエラー内容及び正常な画像データを受信するための対処方法を示すメッセージを含む再送支援情報の画像を表す画像データを生成させる、ことを特徴とする制御プログラムをコンピュータに実行させればよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明に係る実施形態の1例を詳細に説明する。
【0019】
[第1の実施の形態]
(全体構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステム1の概略的な構成を示す図である。
【0020】
図1に示すネットワークシステム1は、プリント機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を兼ね備えた複数の複合機10と、パーソナルコンピュータ(以下、PCと称す)30とを備え、複合機10とPC30とはネットワーク5を介して相互に接続されている。なお、ネットワーク5には、図示しないが、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ装置、メールサーバなどがそれぞれ接続されてもよい。
【0021】
(複合機の詳細構成)
図2は、複合機10の構成を示すブロック図である。
【0022】
複合機10は、原稿に記録された画像を読み取るスキャナ部11と、感光体に静電潜像を記録し、静電潜像をモノクロトナーまたはカラートナーを用いて現像し、現像した画像を記録紙に転写して出力するプリンタ部12と、公衆回線と接続され、公衆回線を介してファクシミリ電文の送受信(以下、「FAX送信」、「FAX受信」という。)を行うファクシミリ(以下「FAX」という。)部13とを備えている。なお、FAX13が本発明の通信手段に対応し、本第1の実施の形態では、FAX部13はFAX受信のみを行うものであっても構わない。
【0023】
複合機10は、さらに、全体を制御するコントローラ14と、スキャナ部11で読み取られた画像データやネットワーク5を介して受信したデータ、或いはFAX受信電文のデータ(以下、FAX受信データ)等を記憶するメモリ15と、アイコンを有する操作画面を表示すると共にアイコンへの接触に応じて操作情報を入力する表示パネル16と、データを入出力するための入出力ポート17と、ネットワークに接続された機器と通信を行う通信制御ユニット18とを備えている。なお、FAX受信データも、原稿をスキャニングするなどして得られたページ毎のイメージを示す画像データである。
【0024】
スキャナ部11、プリンタ部12、FAX部13、コントローラ14、メモリ15、表示パネル16及び入出力ポート17は、バスを介して相互に接続されている。入出力ポート17は、通信制御ユニット18を介してネットワーク5に接続されている。なお、スキャナ部11は、FAX部13の一部として組み込まれてもよい。
【0025】
また、複合機10では、メモリ15の所定記憶領域が複数の親展BOX15B(図1参照)として仕切られており、各親展BOX15Bは、BOX番号(例えばBOX番号1〜300)により管理されている。複合機10は、スキャナ部11でスキャニングして得られた画像データやFAX部13で受信したFAX受信データにファイル名を付けて、親展BOX15Bに保存する。
【0026】
なお、通常、複合機10では、メモリ15の所定記憶領域などに、FAX通信時に得られたFAX受信データ以外の各種情報や通信の状態を示す通信履歴を蓄積記憶しており、受信中に異常が発生した場合には、当該異常に対応したエラーコードなども通信履歴として記憶される。
【0027】
(PCの詳細構成)
図3は、PC30の構成を示すブロック図である。
【0028】
PC30は、全体を制御するCPU(Central ProcessingUnit)31、ワークエリアとしてデータを一時格納するRAM(Random Access Memory)32、CPU31の制御プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)33、各種画面や情報を表示するディスプレイ34、CD−ROMドライブ35を備えている。
【0029】
また、PC30は、複合機10からデータを取り込むためのプログラムを始めとする各種のプログラムPが予め記録されていると共に、複合機10から取り込んだデータ等を記憶したり読み出すハードディスクドライブ36を備えている。また、PC30は、さらに、文章や記号等を入力するキーボード37、ポインティングデバイスであるマウス38、これらが接続されたインタフェース39、入出力ポート40及び通信制御ユニット41を備えている。
【0030】
CPU31、RAM32、ROM33、インタフェース39及び入出力ポート40は、ネットワーク5に接続された複合機10等の他の機器と通信を行う通信制御ユニット41に接続されている。
【0031】
(PCの機能構成)
図4は、上記のハードウェア資源を利用してPC30に構築される機能を示すブロック図である。すなわち、PC30には、複合機10からFAX受信データを取り込む画像取込部50、取り込んだFAX受信データの正否を判断する判断部51、FAX受信データに基づいて正常なページのデータ(以下、正常ページデータ60)を保存する画像保存部52、エラーがあったページのデータ(以下、エラーページデータ80)を生成するエラーページ生成部53、及びページデータを出力するページデータ出力部54が構築される。なお、これらの各部の機能は、ハードディスクドライブ36に格納されている複合機10からデータを取り込むためのプログラムをCPU31により実行することで構築される。
【0032】
画像取込部50は、所定時間ごとに、ネットワーク5を介して、複合機10の親展BOX15Bを監視し、親展BOX15B内にFAX受信データが格納されていれば、当該FAX受信データをページ単位で取り込んで、判断部51に渡す。
【0033】
判断部51は、本発明の判断手段として機能するものであり、画像取込部50によって取り込まれた各ページのFAX受信データが正常か否かを判断し、正常なページであれば当該データを画像保存部52に渡し、異常のあるページ(以下、エラーページ)であれば当該データをエラーページ生成部53に渡す。
【0034】
画像保存部52は、判断部51から渡された正常ページのFAX受信データをTIFF(Tagged Image File Format)などの所定フォーマットのデータ(以下、「正常ページデータ」と称す)に変換し、ハードディスクドライブ36の所定記憶領域に保存する。すなわち、正常ページデータ60は、正常ページのイメージを表す画像データである。
【0035】
エラーページ生成部53は、本発明の生成手段として機能するものであり、判断部51から渡されたエラーページのFAX受信データに関して、エラー内容及びその対処方法といった再送支援情報70(図7、図8参照)の画像を表すデータ(以下、エラーページデータ)80をTIFFなどの所定フォーマットで生成する。すなわち、エラーページデータ80は、再送支援情報70を記したページのイメージを表す画像データである。
【0036】
より詳しくは、エラーページ生成部53では、相手先局名、相手先ID(G3ID、G4IDなど)、Fコードといったファクシミリプロトコルで受信した情報、相手先FAX番号など回線から取得した情報、及び受信日時やエラーコードなどの情報を取得する。また、インターネットを介してFAX通信を行うインターネットFAXでは、FAX送信されたデータが途中で中継されて電子メールとして送信されたり、逆に電子メールが途中で中継されてFAX送信される。この場合には、可能であれば、送信元のメールアドレス(所謂I−FAXメールアドレス)の情報を取得するとよい。これらの情報は、例えば、ネットワーク5を介して、複合機10の通信履歴から取得することができる。エラーページ生成部53は、取得したこれらの情報に基づいて再送支援情報70を生成する。
【0037】
具体的に、再送支援情報70には、エラーコードを示す情報70Aと、当該エラーコードに基づいて、異常の原因となったエラー内容(どのようなエラーが発生したのか)及び正常にデータを受信するための対処方法を示すメッセージ70Bと、相手先局名、相手先ID、Fコード、相手先FAX番号、I−FAXメールアドレスといった相手先を特定するための情報70Cと、エラーページ番号など異常が発生した個所を示す情報70Dと、受信日時などの異常が発生した時間を示す情報70Eとが含まれる(図7参照)。なお、情報70A、70C、70D、70Eは省略してもよい。
【0038】
また、エラーページ生成部53では、判断部51から渡されたエラーページのFAX受信データを解析し、ページの途中でエラーが発生している場合には、エラーが発生したライン番号、当該ラインで発生したエラーの詳細(期待しないRTCの検出など)、圧縮形式など、より詳細にエラー内容を示すサブ情報70F(図8参照)を再送支援情報70に付加する。また、ページの途中でエラーが発生している場合には、当該ページの画像を可能な限り再生し、再生した画像85と再送支援情報70を合成し、画像85の下方に再送支援情報70を記したページのイメージを表すエラーページデータ80を生成する。なお、この画像85が、本発明の「異常に該当する個所の画像データに基づく再生可能な部分の画像」に対応する。
【0039】
エラーページ生成部53は、画像取込部50によって取り込んだエラーページのデータの代わりに、この生成したデータ(以下、エラーページデータ80と称す)をハードディスクドライブ36の所定記憶領域に保存する。すなわち、ハードディスクドライブ36が本発明の保存手段に対応する。
【0040】
ページデータ出力部54は、ハードディスクドライブ36に保存された正常ページデータ60やエラーページデータ80を適宜読み出して、当該ページデータに基づく画像を出力させるものである。出力形態としては、ディスプレイ34に表示出力させたり、或いはネットワーク5を介して複合機10へ送信し、プリンタ部12からプリント出力させることが挙げられる。
【0041】
(PCの動作)
次に、第1の実施形態に係るPC30の動作を説明する。PC30は、ハードディスクドライブ36に格納されている複合機10からデータを取り込むためのプログラムの実行により、所定時間経過ごとに、図5に示す処理を行うようになっている。
【0042】
図5に示すように、PC30は、まずステップ100において、ネットワーク5を介して、複合機10の親展BOX15Bを監視し、親展BOX15B内にFAX受信データが有れば、次のステップ102で肯定判定されてステップ104に進む。なお、親展BOX15B内にFAX受信データが無い場合には、ステップ102で否定判定されて、図5の処理は終了される。
【0043】
ステップ104では、ネットワーク5を介して、親展BOX15B内に格納されているFAX受信データをページ単位で取り込む。このとき、親展BOX15内に格納されているFAX受信データが、複合機10でFAX受信している途中で何らかのエラーが発生して通信が終了されたデータであった場合には、図6に示すように、エラーが発生したページについては、異常な状態のFAX受信データが取り込まれる。なお、図6は、3ページ目のデータを受信している最中に、通信エラーが発生した場合を示しており、FAX受信したデータは、1ページ目、2ページ目については正常であるが、3ページ目については異常な状態になっている。
【0044】
次のステップ106では、取り込んだページのFAX受信データが正常であるか否かを判断し、正常であれば、ステップ108に進み、当該取り込んだFAX受信データをTIFFなどの所定フォーマットのデータに変換して、正常ページデータ60としてハードディスク36に保存すると共に、この正常ページデータ60をプリント出力又は表示出力する。これにより、具体的に、図3の例では、1ページ目、2ページ目については、FAX受信したデータがTIFFなどにフォーマット変換されて正常ページデータ60として保存・出力されることになる。
【0045】
その後は、親展BOX15B内に次のページのFAX受信データが残っている場合は、次のステップ110で否定判定されてステップ104に戻り、次のデータが残っていなければ、すなわち、全ページが正常であり、全ページについて正常ページデータ60を保存・出力したら、ステップ110で肯定判定されて図5の処理は終了される。
【0046】
一方、ステップ104で取り込んだページのFAX受信データが正常でなかった場合には、ステップ106からステップ112に進む。ステップ112では、ネットワーク5を介して複合機10から、再送支援情報70を生成するための各種情報(エラーコード、相手先局名、相手先ID、Fコード、相手先FAX番号など)を取得した情報を取得し、これらの情報に基づいて再送支援情報70を生成する。
【0047】
そして、次のステップ114で、ページの途中で通信エラーが発生したものであるか否かを判断し、ページとページの切れ目で通信エラー発生したなど、ページ途中の通信エラーではない場合は、ステップ116に進む。ステップ116では、ステップ112で生成した再送支援情報70に基づいて、TIFFなどの所定フォーマットのエラーページデータ80を生成する。
【0048】
具体的には、図7に示すように、エラーコード70Aと、当該エラーコードはどのようなエラーが発生したことを示すものであるのかのエラー内容及びその対処方法を示すメッセージ70Bと、相手先局名、相手先ID、Fコード、相手先FAX番号といった相手先を特定するための情報70Cと、エラー発生ページを示す情報70Dと、異常が発生した時間を示す情報70Eとが再送支援情報70として記されたページのイメージを表す画像データがエラーページデータ80として生成される。
【0049】
一方、ステップ114でページの途中で通信エラーが発生したものであると判断された場合には、ステップ118に進み、FAX受信データを解析して、通信エラーが発生したライン番号、当該ラインで発生したエラーの詳細(期待しないRTCの検出など)、圧縮形式などのサブ情報70Fを生成し、このサブ情報70Fをステップ112で生成した再送支援情報70に追加する。そして、次のステップ120で、取り込んだページのFAX受信データが示す画像を可能な限り再生し、再生した画像85と再送支援情報70とを合成して、TIFFなどの所定フォーマットのエラーページデータ80を生成する。
【0050】
具体的には、図8に示すように、エラーが発生した個所の手前までの画像85の下方に、図7と同様に、エラーコード70A、メッセージ70B、相手先を特定するための情報70C、エラー発生ページを示す情報70Dといった再送支援情報70を記したページのイメージを表す画像データがエラーページデータ80として生成される。
【0051】
このようにしてステップ116又はステップ120でエラーページデータ80を生成した後は、ステップ122に進み、生成したエラーページデータ80をハードディスク36に保存すると共に、このエラーページデータ80をプリント出力又は表示出力して、図5の処理は終了される。これにより、具体的に、図6の例では、3ページ目については、図7又は図8のようなエラーページデータ80が保存・出力されることになる。
【0052】
なお、ステップ108やステップ122におけるページデータ(正常ページデータ60、エラーページデータ80)の出力タイミングは、ユーザからの出力指示の入力を受けて出力されるようにしてもよいし、予め定められた所定のタイミング(全ページのページデータ格納直後など)となったら自動的にページデータが出力されるようにしてもよい。また、正常ページデータ60はユーザからの出力指示を受けて出力し、エラーページデータ80はハードディスクドライブ36に格納された時点で自動的に出力するというように、ページデータの種類に応じて出力タイミングが選択されるようにしてもよい。また、出力形態についても、正常ページデータ60は表示出力し、エラーページデータ80はプリント出力するというように、ページデータの種類に応じて出力形態が選択されるようにしてもよい。
【0053】
このように、第1の実施の形態では、PC30により、所定時間ごとに複合機10の親展BOX15Bをポーリングして、複合機10でFAX受信したFAX受信データを親展BOX15Bからページ単位で取り込んだ際に、FAX受信している途中で何らかのエラーが発生して通信が終了されるなどしたために、異常な状態となっているエラーページのデータがあった場合には、自動的に、当該エラーページが判別されて、エラーページのFAX受信データの代わりに、エラー内容及びその対処方法といった再送支援情報70を記したページのイメージを表すエラーページデータ80が生成される。したがって、通信エラーが発生した場合には、通信エラーにより異常な状態となったエラーページの代わりに、このエラーページデータ80が出力(プリント出力又は表示出力)される。これにより、受信者は、エラーページデータ80の出力結果から再生支援情報70を確認するだけで、発生したエラー内容やその対処方法が分かるので、例えば受信できなかったページを再送するようにと速やかに送信者に要求するなど、再送要求を容易に行うことができる。
【0054】
また、エラーページデータ80をハードディスクドライブ36に保存するようにしたので、後から、サービスエンジニアや開発者が保存されたエラーページデータ80を確認して通信エラーの状態を把握することもできる。また、通信エラーは、特定の相手先に対して起こることがあり、より詳細なエラー内容を示すサブ情報70Fを再送支援情報70に付加しておくことで、サービスエンジニアや開発者がエラーページデータ80を確認した際に、相手側の装置に問題があるのか、あるいは通信回線に問題があるのかといった問題の切り分けが可能になり、対策を講じ易くなる。
【0055】
なお、上記では、複合機10とPC30とを接続し、PC30側に複合機10でFAX受信したFAX受信データを取り込んで、エラーページデータ80の生成・保存・出力などの処理(図5参照)を行うようにしたFAX受信システムを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、PC30を省略し、FAX機能を備えた装置である複合機10単体で、エラーページデータ80の生成等の処理を行うようにしてもよい。
【0056】
ただし、PC30は、複合機10に通常備えられているものと比べて、大容量メモリであるハードディスクドライブ36や大型の表示手段であるディスプレイ34を一般に備えている。このため、上記のように、PC30側にFAX受信データを取り込んで処理することにより、ハードディスクドライブ36にFAX受信した多数のページのデータ(正常ページデータ60及びエラーページデータ80)を保存することができ、受信者は、プリント出力せずとも、各ページの画像(正常ページデータ60やエラーページデータ80に基づく画像)をディスプレイ34に表示出力して、受信内容を確認することができる(ペーパレス化可能)。また、サービスエンジニアや開発者が来るまでエラーページデータ80を保存しておくこともできる。
【0057】
[第2の実施の形態]
(全体構成)
図9は、本発明の第2の実施の形態に係るネットワークシステム1の概略的な構成を示す図である。
【0058】
第2の実施の形態に係るネットワークシステム1は、第1の実施の形態と同様に、複合機10とPC30がネットワーク5を介して接続されて構成されている。複合機10、PC30といったネットワーク5上の各装置は、ネットワーク5を介して相互に接続されているものの、通常は独立して動作するが、第2の実施の形態では、PC30から複合機10へFAX送信を要求可能にした点が第1の実施の形態と異なる。なお、複合機10及びPC30の詳細構成は第1の実施の形態と同様でよいため、説明を省略する。
【0059】
PC30から複合機20へのFAX送信要求は、FAX送信サービスを提供するためのアプリケーションプログラムをPC30にインストールすることで、従来より実現されている。
【0060】
本実施形態では、一例として、図10に示すように、PC30において、ドキュメントの取り込み先、加工方法、配信先を設定し、ドキュメントの取り込み、加工及び配信までの一連の処理を自動化/定型化して、コアサービスを提供する場合を例に説明する。なお、ドキュメントとは、主に文書に関する画像データであり、加工処理の状態に応じてはテキストデータなどを含めることもできる。
【0061】
ここで、一連の処理を自動化/定型化するための定義したものを「ルール」という。ルールの設定については後述する。また、取り込み、加工方法、配信のそれぞれの特定の機能を提供するアプリケーションプログラムを、入力系プラグイン、処理系プラグイン、出力系プラグインという。したがって、複合機10は、入力系プラグインや出力系プラグインの機能を提供し得るものとなる。また、PC30のハードディスクドライブ36には、処理系プラグインとして機能するためのアプリケーションプログラムが格納されており、PC30は、処理系プラグインの機能を提供し得るものになる。
【0062】
[ルールの一例]
図11は、PC30によって入力系プラグイン、処理系プラグイン、出力系プラグインを任意に組み合わせて生成することができるルールの一例を説明する図である。
【0063】
例えば、ルール1は、複数の入力系プラグイン(FAX受信サービス、ファイルフォルダ、スキャンサービス)からドキュメントを取り込み、複数の処理系プラグイン(イメージ加工、光学文字認識(OCR)、属性付与/分配)を経て、これらの処理を経たドキュメントを複数の出力系プラグイン(ファイルフォルダ、プリント出力、FAX送信サービス)に配信することを定義している。
【0064】
ルール2は、ファイルフォルダ及びMail_MAPI入力からドキュメントを取り込み、イメージ加工、属性付与/分配の処理を経て、処理済みのドキュメントを外部サービス連携フォルダに配信することを定義している。
【0065】
ルール3は、ファイルフォルダからドキュメントを取り込み、イメージ加工、OCR連携モジュール、属性付与/分配の処理を経て、処理済みのドキュメントをファイルフォルダに配信することを定義している。
【0066】
ルール4は、所定のBOX番号の親展BOX15Bからドキュメントを取り込み、自動成立、OCR、ファイル名生成・付与、画像&テキストのバインドの処理を経て、これらの処理を経たドキュメントを複数の出力系プラグイン(ファイルフォルダ、プリント出力)に配信することを定義している。
【0067】
なお、ルール1からルール4は、各処理系プラグインの前後において次の処理に必要なフォーマット(FMT)変換を行っている。
【0068】
ここで、入力系プラグインとしては、図5に示すように、例えばFAX受信サービス、ファイルフォルダ、スキャンサービス、Mail_SMTP入力、POPクライアント、Mail_MAPI入力などがある。また、図1に示す親展ボックスも該当する。
【0069】
処理系プラグインとしては、イメージ加工、OCR、属性付与/分配、OCR連携モジュール等がある。
【0070】
出力系プラグインとしては、例えばファイルフォルダ、外部サービス連携フォルダ、ftp出力、ファイルメッセージ、Mail_SMTP出力、Mail_MAPI出力、FAX送信サービスなどがある。なお、入力系、処理系及び出力系の各プラグインは、上述したものに限定されるものではない。
【0071】
[PCの機能構成]
図12に、第2の実施形態に係るPC30の機能構成を示す。すなわち、PC30には、画像取込部50、判断部51、エラーページ生成部53、アプリケーションインタフェース部55、及びサービス処理アプリケーション部56が構築される。なお、画像取込部50、判断部51、エラーページ生成部53、及びアプリケーションインタフェース部55は、ハードディスクドライブ36に格納されている複合機10からデータを取り込むためのプログラムをCPU31により実行することで構築される。
【0072】
アプリケーションインタフェース部55は、サービス処理アプリケーション部56に対してデータを入出力するものである。サービス処理アプリケーション部56は、ワークフローとしてのルールを設定したり、ルールに基づいてドキュメントの取り込み、加工及び配信までの一連の処理を実行するための機能である。このため、PC30のハードディスクドライブ36には、ドキュメントの取り込み、加工及び配信までの一連の処理を自動化/定型化する(すなわちコアサービスを提供する)ためのプログラムも格納されており、PC30では、このプログラムを実行することにより、サービス処理アプリケーション部56が構築されることになる。
【0073】
判断部51は、画像取込部50によって取り込まれた各ページのFAX受信データが正常か否かを判断し、正常ページのFAX受信データについては、そのままドキュメントとして、アプリケーションインタフェース部55を介してサービス処理アプリケーション部56へと入力する。エラーページのFAX受信データについては、第1の実施の形態と同様に判断部51からエラーページ生成部53へ渡される。エラーページ生成部53では、判断部51から渡されたFAX受信データに再送支援情報70を付加してから、ドキュメントとして、アプリケーションインタフェース部55を介してサービス処理アプリケーション部56へと入力する。
【0074】
このようにアプリケーションインタフェース部55を介してサービス処理アプリケーション部56に入力されたデータは、FAX受信サービスから取り込まれたドキュメントとして扱われ、例えば図11に示したルール1に従って、処理系プラグインでの所定の処理を経てから、出力系プラグインとしてファイルフォルダ、プリント出力、及びFAX送信サービスの何れかが選択されて、ファイルフォルダに保存されたり、プリント出力されたり、或いはFAX送信されることになる。すなわち、アプリケーションインタフェース部55が、本発明の送信制御手段として機能する。
【0075】
(PCの動作)
次に、図13を参照して、第2の実施の形態に係るPC30の動作を説明する。なお、図13は、図5と同様の処理については同一のステップ番号を付与しており、以下では詳細な説明を省略する。
【0076】
第2の実施の形態に係るPC30は、まず、第1の実施の形態と同様に、ネットワーク5を介して、複合機10の親展BOX15Bを監視して(ステップ100)、親展BOX15B内のFAX受信データの有無を判断し(ステップ102)、FAX受信データが有れば、該FAX受信データをページ単位で取り込んで(ステップ104)、正常であるか否かを判断する(ステップ106)。
【0077】
取り込んだページのFAX受信データが正常であれば、本実施形態では、当該ページ(正常ページ)のFAX受信データがそのままサービス処理アプリケーション部56に渡されることになって、ステップ106からステップ108に進む。ステップ108では、PC30は、サービス処理アプリケーション部56により、当該ページ(正常ページ)のFAX受信データをTIFFなどの所定フォーマットの正常ページデータ60に変換して、ファイルフォルダに保存すると共に、この正常ページデータ60を出力(プリント出力又は表示出力)する。そして、親展BOX15B内に次のページのFAX受信データが残っている場合は、次のステップ110で否定判定されてステップ104に戻り、次のデータが残っていなければ、すなわち、全ページが正常なデータであり、全ページについて正常ページデータ60を保存・出力したら、ステップ110で肯定判定されて図13の処理は終了される。
【0078】
一方、取り込んだページのFAX受信データが正常でなかった場合は、第1の実施の形態と同様に、ステップ106からステップ112に進み、再送支援情報70を生成する。そして、ページの途中で通信エラーが発生したものでなければ、次のステップ114からステップ116に進む。このときステップ104で取り込んだページ(エラーページ)のFAX受信データと共に、ステップ112で生成した再送支援情報70がサービス処理アプリケーション部56に渡されることになり、ステップ116では、PC30は、サービス処理アプリケーション部56により、これらのデータに所定の処理を施して、図7に示したようなエラーページデータ80を生成する。
【0079】
ページの途中で通信エラーが発生したものである場合には、ステップ114からステップ118に進んで、サブ情報70Fを生成して再送支援情報70に付加してからステップ120に進む。このときステップ104で取り込んだページ(エラーページ)のFAX受信データと共に、ステップ118でサブ情報を追加した状態の再送支援情報70がサービス処理アプリケーション部56に渡されることになり、ステップ120では、PC30は、サービス処理アプリケーション部56により、これらのデータに所定の処理を施して、図8に示したようなエラーページデータ80を生成する。
【0080】
ステップ116又はステップ120でエラーページデータ80を生成した後は、ステップ122に進み、PC30は、サービス処理アプリケーション部56により、エラーページデータ80をファイルフォルダに保存すると共に、このエラーページデータ80を出力(プリント出力又は表示出力)する。なお、ステップ116、ステップ120、ステップ122の処理は、サービス処理アプリケーション部56に委ねなくてもよい。
【0081】
PC30は、続いてステップ130に進み、サービス処理アプリケーション部56により、再送支援情報70から相手先を特定する。具体的には、相手先のFAX番号を特定する。次のステップ132で、全ページ或いはエラーが発生したページ以降のページを再送するように要求するメッセージを記したページのイメージを表すデータ(以下、「再送要求ページデータ」と言う)90を生成し(図14参照)、この再送要求ページデータ90を特定した相手先へFAX送信して、図13の処理を終了する。
【0082】
なお、図14は、エラーが発生したページ(3ページ)以降の再送を要求する例である。なお、全ページの再送を要求するか、エラーが発生したページ以降の再送を要求するかは、予め設定しておいてもよいし、受信者が任意に指定可能にしてもよい。
【0083】
ところで、相手先が自局名やID(G3ID、G4ID)を設定していなかったなど、再送支援情報70から相手先を特定することができない場合もある。このような場合は、PC30(より具体的にはサービス処理アプリケーション部56)では、取り込んだ各ページのデータをOCR(光学文字認識)処理して相手先名やFAX(電話)番号の情報を取得して、この情報に基づいて相手先を特定して再送要求ページをFAX送信すればよい。或いは、再送要求ページのFAX送信を省略してもよく、この場合は、エラーページデータ80に、再送要求不能であったことを示す情報を付加するなどして、ユーザにその旨報知されるようにするとよい。
【0084】
このように、第2の実施の形態では、FAX受信している途中で通信が終了されて、FAX受信した各ページのデータ中に異常な状態となっているエラーページのデータがあった場合には、第1の実施の形態と同様に再送支援情報70が記されたエラーページデータ80の生成・保存・出力が行われると共に、さらに、自動的に相手先が特定されて、再送を要求する再送要求ページデータ90が相手先へFAX送信されるようになっている。すなわち、人手を介さずに自動的に、送信者へ向けて再送要求が発せられるので、受信者は送信者に連絡せずともよい。
【0085】
また、PC30側にFAX受信データを取り込んで処理することにより、PC30によって実現される既存のサービス処理アプリケーション部56に、再送要求ページデータのFAX送信などの処理を委ねることができる。すなわち、複合機10には特別な機能を必要とせずに、相手側へ再送要求を自動的に行うことができる。
【0086】
なお、上記では、本発明の再送要求情報として、再送要求ページデータ90、すなわち全ページ或いはエラーが発生したページ以降のページを再送するように要求するメッセージを記したページのイメージを表す画像データを生成し、この再送要求ページデータ90をFAX送信する場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0087】
例えば、インターネットFAXの場合には、再送支援情報から相手のI−FAXメールアドレスを特定し、特定したI−FAXメールアドレスへ向けて電子メールで再送要求情報を送信することもできる。この場合の再送要求情報としては、全ページ或いはエラーが発生したページ以降のページを再送するように要求するメッセージを示すテキストデータとなる。なお、I−FAXメールアドレスが特定可能なのは、送信者によってFAX送信されたデータが途中で中継されて電子メールとして送信されてきた場合である。
【0088】
【発明の効果】
上記に示したように、本発明は、通信エラー発生時に再送要求を容易に行うことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るネットワークシステムの概略構成図である。
【図2】複合機の詳細構成を示すブロック図である。
【図3】PCの詳細構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施形態に係るPCの機能構成を示すブロック図である。
【図5】第1の実施形態に係るPCで行われる処理を示すフローチャートである。
【図6】FAX受信している途中で通信が終了された場合の受信した各ページの状態を説明する図である。
【図7】エラーページデータの一例を示す図である。
【図8】エラーページデータの別の一例を示す図である。
【図9】第2の実施形態に係るネットワークシステムの概略構成図である。
【図10】第2の実施形態に係るネットワークシステムの処理の概要を説明する図である。
【図11】入力系プラグイン、処理系プラグイン、出力系プラグインを任意に組み合わせて生成することができるルールの一例を説明する図である。
【図12】第2の実施形態に係るPCの機能構成を示すブロック図である。
【図13】第2の実施形態に係るPCで行われる処理を示すフローチャートである。
【図14】再送要求ページデータの別の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワークシステム
10 複合機
12 プリンタ部
13 FAX部
15B 親展ボックス
30 PC
34 ディスプレイ
36 ハードディスクドライブ
50 画像取込部
51 判断部
52 画像保存部
53 エラーページ生成部
54 ページデータ出力部
55 アプリケーションインタフェース部
56 サービス処理アプリケーション部
60 正常ページデータ
70 再送支援情報
80 エラーページデータ
90 再送要求ページデータ

Claims (7)

  1. 通信により、画像データを少なくとも受信する通信手段と、
    前記画像データに基づく画像を出力するための出力手段と、
    前記通信手段で受信した画像データが正常か否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により異常と判断した場合に、当該異常に該当する個所の画像データの代替として、当該異常の原因となったエラー内容及び正常な画像データを受信するための対処方法を示すメッセージを含む再送支援情報の画像を表す画像データを生成する生成手段と、
    を備えた通信システム。
  2. 前記再送支援情報が、前記通信手段で受信した前記画像データを送信してきた相手先を特定するための情報、前記異常が発生した時間を示す情報、及び前記異常に該当する個所を示す情報の少なくとも1つをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記生成手段は、
    前記再送支援情報の画像と共に、前記異常に該当する個所の画像データに基づく再生可能な部分の画像を含む画像データを生成する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記生成手段により生成した画像データを保存する保存手段をさらに備えた、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の通信システム。
  5. 前記通信手段が、情報の送信も可能であり、
    前記判断手段により異常と判断された場合に、当該異常に該当する個所を含む画像データの再送を要求する再送要求情報を生成すると共に、前記再送支援情報から相手先を特定し、特定した相手先へ向けて生成した再送要求情報を前記通信手段から送信させる送信制御手段をさらに備えた、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に通信システム。
  6. 画像データを受信し、前記画像データに基づく画像を出力可能な通信システムの通信方法であって、
    受信した画像データが正常か否かを判断し、
    異常と判断した場合には、当該異常に該当する個所の画像データの代替として、当該異常の原因となったエラー内容及び正常な画像データを受信するための対処方法を示すメッセージを含む再送支援情報の画像を表す画像データを生成する、
    ことを特徴とする通信方法。
  7. 通信により画像データを少なくとも受信する通信装置と接続されるコンピュータに実行される制御プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記通信装置から当該通信装置で受信した前記画像データを取り込ませ、
    取り込んだ前記画像データが正常か否かを判断し、
    異常と判断した場合には、当該異常に該当する個所の画像データの代替として、当該異常の原因となったエラー内容及び正常な画像データを受信するための対処方法を示すメッセージを含む再送支援情報の画像を表す画像データを生成させる、
    ことを特徴とする制御プログラム。
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