JP2005004663A - コンテンツ提供方法および検索装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツを取得するために必要な情報を,コンテンツの提供対象となり得る受信装置に転送することが可能なコンテンツ提供方法および検索装置を提供する。
【解決手段】少なくとも1つの機器に依存するコンテンツを提供するコンテンツ提供方法が提供される。上記コンテンツ提供方法は,所定の機器において所望のコンテンツを検索し,検索されたコンテンツと,コンテンツが依存する機器に関する情報を表示(S2507)することを特徴としている。
【選択図】 図25

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,コンテンツ提供方法および検索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,放送番組,書籍,または音楽など様々なジャンルのウェブサイトでは,様々なコンテンツをインターネットなどのネットワークを介して提供するコンテンツサービスが存在する。
【0003】
上記コンテンツの提供を受ける際には,携帯電話またはパソコン(Personal Computer)などの受信装置からネットワークを介して,ウェブサイトにアクセスする必要がある。
【0004】
携帯電話またはパソコンがウェブサイトにアクセスするためには,上記ウェブサイトのURLを指定することが必要であるが,なかには受信装置の種類に依存するウェブサイトが存在し,例えば,携帯電話からのアクセスをすることができない場合がある。
【0005】
したがって,パソコンにより,携帯電話にコンテンツ提供が可能なウェブサイトを検索し,上記検索結果を一覧表示させ,携帯電話に上記一覧表示等の情報を転送することで,携帯電話から効率よくコンテンツを取得することを可能としている(例えば,特許文献1参照。)。なお,本願発明に関連する技術文献情報には,次のものがある。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−342190号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記ウェブサイトのURLが含まれる一覧表示などの情報を転送するためには,パソコンから携帯電話に転送するネットワークに限られていたため,転送可能な情報は,携帯電話に依存する情報に限られていた。
【0008】
本発明は,上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,コンテンツを取得するために必要な情報を,上記コンテンツの提供対象となり得る受信装置に転送することが可能な,新規かつ改良されたコンテンツ提供方法および検索装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,少なくとも1つの機器に依存するコンテンツを提供するコンテンツ提供方法が提供される。上記コンテンツ提供方法は,所定の機器において所望のコンテンツを検索し,検索されたコンテンツと,コンテンツが依存する機器に関する情報を表示することを特徴としている。
【0010】
本発明によれば,所定の機器からコンテンツを検索し,検索の結果,少なくとも検索されたコンテンツにかかる情報を,上記コンテンツを利用可能な他の機器に転送する。かかる構成によれば,機器を問わず,機器の利用できるコンテンツを効率的に,機器が取得することができる。特に,機器の種類等に依存するコンテンツにおいて,コンテンツを利用できない機器が,上記コンテンツにアクセスしても上記アクセスは,無駄にはならず,他の利用可能な機器に上記コンテンツに関するURL等を含む情報を転送することで,上記他の機器は,迅速に上記コンテンツにアクセスできる。したがって,検索などの2重処理を省き,データ通信を有効利用できる。
【0011】
検索されたコンテンツが,所定の機器に依存するコンテンツであれば,コンテンツへアクセスするように構成してもよい。
【0012】
検索されたコンテンツが,所定の機器以外の機器に依存するコンテンツであれば,コンテンツが依存する機器へコンテンツメタ情報を転送するように構成することができる。
【0013】
検索されたコンテンツは,コンテンツが依存する機器のメールアドレスに転送されるように構成してもよい。かかる構成によれば,メールアドレスに示す機器にコンテンツまたは所在情報などコンテンツに関する情報をネットワークを介して容易に転送できる。
【0014】
検索されたコンテンツが,所定の機器以外の機器に依存するコンテンツであれば,コンテンツが依存する機器へコンテンツのメタ情報参照IDを転送するように構成することができる。かかる構成により,コンテンツまたはコンテンツにかかるメタ情報などの情報全てを転送する必要がないため,データ転送の効率化が図れる。
【0015】
検索されたコンテンツが,所定の機器以外の機器に依存するコンテンツであれば,コンテンツが依存する機器へメタ情報参照IDを転送するように構成することができる。
【0016】
さらに,上記課題を解決するため,本発明の第2の観点によれば,少なくとも1つの機器に依存するコンテンツの検索を行なう検索装置が提供される。上記検索装置は,所望のコンテンツを検索する検索手段と,検索手段において検索されたコンテンツと,コンテンツが依存する機器に関する情報を表示させる表示手段とを備えることを特徴としている。
【0017】
本発明によれば,検索装置は,検索手段によりコンテンツを検索し,検索の結果,検索されたコンテンツまたはコンテンツにかかる情報を,表示手段により表示している。かかる構成によれば,特に,機器の種類等に依存するコンテンツにおいて,コンテンツを利用できない機器が,上記コンテンツにアクセスしても上記アクセスは,無駄にはならず,他の利用可能な機器に上記コンテンツに関するURL等を含む情報を転送することができて,上記他の機器から,迅速に上記コンテンツにアクセスできる。したがって,検索などの2重処理を省き,データ通信を有効利用できる。
【0018】
検索手段において検索されたコンテンツが,検索装置に依存するコンテンツであれば,コンテンツへアクセスするアクセス手段とを更に備えるように構成してもよい。
【0019】
検索手段において検索されたコンテンツが検索装置以外の機器に依存するコンテンツであれば,コンテンツが依存する機器へコンテンツに関連するメタ情報を転送登録する転送登録手段を更に備えるように構成してもよい。かかる構成により,コンテンツを利用可能な機器に対して,メタ情報を転送または転送した旨を登録することで,機器は,転送を認識し,データ通信量を少なくして,目的とするコンテンツを効率的に,迅速的に取得することができる。
【0020】
検索手段において検索されたコンテンツは,コンテンツが依存する機器のメールアドレスに転送されるように構成してもよい。
【0021】
検索手段において検索されたコンテンツが検索装置以外の機器に依存するコンテンツであれば,コンテンツが依存する機器へコンテンツのメタ情報参照IDを転送登録するID転送登録手段を更に備えるように構成してもよい。
【0022】
検索手段において検索されたコンテンツが,コンテンツが依存する機器のメールアドレスに転送されるように構成してもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
【0024】
まず,図1を参照しながら,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システム100について説明する。図1は,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムの概略的な構成を示すブロック図である。
【0025】
図1に示すように,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システム100は,少なくとも情報受信装置101(101a,101b,…,101n)と,ネットワーク103と,情報提供装置104とから構成される。なお,本実施の形態にかかる情報受信装置101は,例えば,本発明にかかる情報アクセス装置等に該当する。
【0026】
本実施の形態にかかるコンテンツ提供システム100では,提供サービスとして情報提供装置104が情報受信装置101に,例えば放送番組などの主コンテンツ(メインコンテンツ)を提供するとともに,情報受信装置101は上記主コンテンツに関連付けられた複数のサブコンテンツを,メタ情報を介して取得することを実施可能とする。なお,上記メインコンテンツ,サブコンテンツ,またはメタ情報等については後述する。
【0027】
以下,情報提供装置104から情報受信装置101に提供するメインコンテンツが放送番組である場合を例に挙げて,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システム100について説明する。
【0028】
情報提供装置104は,少なくとも放送局105,ディレクトリサービスサーバ106,コンテンツサービスサーバ107,またはEPG(電子番組表)サービスサーバ108,アカウントアグリゲーションサーバ109を備える。
【0029】
放送局105は,情報受信装置101に対して,各種の放送番組を放送するとともに,データ放送として基本EPG情報などを送出している。情報受信装置101は,上記基本EPG情報を受信することにより,EPG(電子番組表)を表示することが可能になる。なお,基本EPG情報については,後述する。
【0030】
なお,本実施の形態に係る情報提供装置104には,放送局105が備わる場合を例に挙げて,説明するが,かかる例に限定されない。例えば,メインコンテンツが“放送番組またはEPG”ではなく“ゲームソフト”,“書籍”などの場合,情報提供装置104には,ISP(Internet Service Provider),またはゲームソフトなどを販売する物販装置などが備わる場合であっても実施可能である。
【0031】
EPGサービスサーバ108は,各放送局105からの編成情報などを入手し電子番組表(EPG)形式のEPG情報を生成する。または外部で生成されたEPG情報を取得する。編成情報は,番組をスケジュール通り放送し,番組を進行するための情報である。
【0032】
また,生成されたEPG情報は,EPGサービスサーバ108に備わる記憶部(図示せず。)に記憶される。なお,上記EPG情報は,基本EPG情報を含む。上記基本EPG情報を受信することにより,情報受信装置101は,チャンネルの一覧,番組の一覧,放送中の番組内容,放送予定の番組内容,または放送終了後の番組内容などを表示することができる。
【0033】
基本EPG情報は,EPGサービスサーバ108から一括して情報受信装置101に配信されるが,サブコンテンツに付加されるサブメタ情報等,その他の付加的なECG(Electronic Contents Guide)情報は,サービスの提供側である放送局105内で独自に管理することができる。なお,ECG情報およびサブメタ情報については,後述する。なお,上記放送局105に限定されず,情報提供装置104が提供するサービスに応じて,他のいかなる装置であってもよい。
【0034】
情報受信装置101は,メタ情報参照IDなどの識別情報が含まれた放送波を受信する識別情報受信部102(102a,102b,…,102n)を備え,点線矢印に示すように,放送局105から送出される放送波を受信する。または,情報受信装置101は,ネットワーク103を介して情報提供装置104と相互にデータを送受信する。なお,放送波を受信することで,情報受信装置101はテレビ番組などの番組を表示することもできる。
【0035】
なお,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システム100は,1の情報提供装置104を備える場合を例にあげて説明するが,かかる例に限らず,例えば,放送局ごとに,複数の情報提供装置104を備える場合であっても実施可能である。
【0036】
また,アカウントアグリゲーションサーバ109は,視聴者(ユーザー)がコンテンツ提供システム100を利用する際に行われる認証,またはコンテンツ提供システム100を利用するユーザーがサブコンテンツ等を購入する際に行われる課金・決済を,放送局105または番組等に依存することなく一元的に行うための機能を備える。
【0037】
つまり,アカウントアグリゲーションサーバ109を備えることにより,ユーザーの認証情報を一元化し,統合認証することが可能となり,同様に,課金・決済情報もユーザー単位に一元化することが可能となる。
【0038】
ユーザーがサブメタ情報に基づき,各種サブコンテンツを購入しようとした場合,それらのサブコンテンツは 多種多様なコンテンツホルダーや販売会社により管理されている可能性がある。
【0039】
課金・決済などの全てのサービスをひとまとめとし,ひとつの統合ユーザーIDに基づき,サービス全てに対してアクセスするための認証の代行を行う機能を持つ。例えば専用のサーバにより実現される。
【0040】
ユーザーの認証(例えばパスワードによる)は,アカウントアグリゲーションサーバ109内で行われ,その認証結果のみを各コンテンツサービスサーバ107に送信する。そのため統合ユーザーIDやパスワードを情報提供装置104に備わる放送局105に開示する必要が無く,ユーザーの個人情報をサーバの管理下で保護することができる。
【0041】
認証結果はユーザーIDやパスワード情報を含まない電子証明書などの形式でコンテンツサービスサーバ107に送信される。したがって,第三者に盗聴された場合,改竄された場合であってもセキュリティを確保することが可能となる。
【0042】
なお,ユーザー情報は,コンテンツサービスサーバ107に送信されない場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,上記ユーザー情報は,コンテンツサービスサーバ107に送信される場合であっても実施可能である。
【0043】
また,映像,音楽,ゲームソフト等の著作物の権利保持者であるコンテンツホルダーのマーケティング活動上顧客情報の開示を必要とする場合,上記ユーザー情報を有効に活用することができる。上記の場合,電子証明書にユーザーIDを含む形にすることでコンテンツサービスに通知される。
【0044】
また,課金・決済の代行において,ユーザーは上記の統合ユーザーIDで統合課金・決済サービスを受けるため,アカウントアグリゲーションサーバ109にログインする。
【0045】
ログイン後,各コンテンツサービスサーバ107で提供される商品などのサブコンテンツを選択する。例えば「バスケットに入れる」などを指示するとコンテンツサービスサーバの区別無く別々のコンテンツサービスで販売されている商品群を一つのバスケットに保持することができる。なお,“バスケット”とは,ショッピングの“籠”である。
【0046】
サブコンテンツを選択し,上記籠に入れることで,精算時に,サブコンテンツを提供するコンテンツサービスサーバ107問わず一括して課金・決済することができる。
【0047】
サブコンテンツを選択した上で,ユーザーが「購入」指示を行うと,アカウントアグリゲーションサーバ109は,課金・決済機能により一括で課金・決済を行い,その課金・決済結果を各コンテンツサービスサーバ107に送信する。コンテンツサービスサーバ107は課金・決済の完了報告を受けて,購入指示のあったサブコンテンツをユーザーに提供する。
【0048】
次に,図1〜図4を参照しながら,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システム100を構成する各構成要素の構成について説明する。図2は,本実施の形態にかかる放送局の概略的な構成を示すブロック図であり,図3は,本実施の形態にかかるECG情報のデータ構造の概略を示す説明図であり,図4は,本実施の形態にかかるECG情報に含まれるメタ情報の概略を示す説明図である。
【0049】
まず,図1に示すように,本実施の形態にかかるネットワーク103について説明すると,ネットワーク103は,情報提供装置104と双方向通信可能に接続するものであり,典型的にはADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)またはFTTH(Fiber To The Home)などそれに類する方法で接続するインターネットである。また接続媒体は,FDDI(Fiber Distributed Data Interface)などによる光ファイバケーブル,Ethernet(登録商標)による同軸ケーブル又はツイストペアケーブル,もしくはIEEE802.11bなどによる無線など,有線無線を問わず,衛星通信網なども含む。
【0050】
次に,図2に示すように,本実施の形態にかかる放送局105は,通常の放送設備に加えて,番組編成部201と,サブメタ情報付加部202と,番組メタ情報付加部203と,メタ情報参照ID付加部204と,メタ情報記憶部205と,情報関連付部206と,識別情報送信部207とから構成される。
【0051】
なお,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システム100の提供サービスが“放送”である場合,コンテンツ提供システム100には,図3に示す本実施の形態にかかる放送局105が備わる。また,放送局105が視聴者に提供する主コンテンツ(メインコンテンツ)は,放送番組(番組)またはEPGであるとする。
【0052】
また,本実施の形態にかかるメインコンテンツは,番組またはEPGである場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,メインコンテンツがゲームソフト,CD,書籍,または映画などの場合であってもよい。
【0053】
番組編成部201は,放送局105で放送される番組の編成処理をし,編成情報などを生成する。
【0054】
サブメタ情報付加部202は,サブメタ情報を生成し,上記サブメタ情報をサブコンテンツの実体(サブコンテンツ)または編成情報に付加する。なお,サブコンテンツは,少なくとも商品,プログラム,パッケージ,サービス,静止画データ,動画データ,音楽データ,またはテキストのうち少なくとも一つから構成されるコンテンツであり,コンテンツサービスサーバ107から提供される。
【0055】
上記サブメタ情報は,メインコンテンツに関連付けられるメインメタ情報(または,番組メタ情報。)の配下に属するメタ情報である。したがって,情報受信装置101は,メインメタ情報にアクセスすると,メインメタ情報と関連性のあるサブメタ情報に派生的にアクセスすることができ,目的とするサブコンテンツを取得することができる。
【0056】
番組メタ情報付加部203は,メインメタ情報である番組メタ情報を生成し,番組編成部201により生成された編成情報に付加する。なお,編成情報に付加された番組メタ情報は,情報受信装置101に配信する基本EPG情報として構成される。基本EPG情報は,電子番組表(EPG)の形式に構成したものである。なお,番組メタ情報またはサブメタ情報は,情報についての情報を示すメタ情報であり,さらに上記番組メタ情報は,メインメタ情報に属する。メインメタ情報については後述する。
【0057】
また,上記基本EPG情報は,番組メタ情報を含み,番組表としての構造情報を有する。基本EPG情報は,ネットワーク103を介して送信される場合は,例えば,HTML(Hyper Text Markup Language)などの形式で配信され,放送波により送出される場合には,例えば,SI(Service Infomation)などの形式で送出される。
【0058】
メタ情報参照ID付加部204は,メタ情報参照IDを割当て,番組編成部201により生成された編成情報と,サブメタ情報とに,上記メタ情報参照IDを付加する。番組メタ情報またはサブメタ情報を含むECG情報と,番組とを対応させるため,上記メタ情報参照IDが例えば番組毎に割当てられる。したがって,編成情報に付加された番組メタ情報と,サブメタ情報とにメタ情報参照IDが付与されることにより,メタ情報参照IDに基づき,番組メタ情報またはサブメタ情報を取得することができる。
【0059】
上記メタ情報参照IDを参照することにより,情報受信装置101は,番組メタ情報またはサブメタ情報を取得し,サブコンテンツまたは各放送番組の関連情報にアクセスできる。なお,メタ情報参照IDは放送局105内で一意であればよい。
【0060】
メタ情報記憶部205は,少なくとも上記編成情報,サブメタ情報,番組メタ情報,メタ情報参照ID,またはサブコンテンツを記憶する。なお,上記サブメタ情報,番組メタ情報,メタ情報参照ID,またはサブコンテンツは,ECG情報に属するが,ECG情報については後述する。
【0061】
情報関連付部206は,上記編成情報に付加された,基本EPG情報とメタ情報参照IDとを関連付ける。メタ情報参照IDと基本EPG情報とが対応付けられることにより,情報受信装置101は,メタ情報参照IDに基づき,基本EPG情報に含まれる放送局105を識別する放送局情報等を取得できる。なお,放送局情報については後述する。
【0062】
識別情報送信部207は,放送波またはネットワーク103を介して,上記基本EPG情報と各番組のメタ情報参照IDとを送出する。メタ情報参照IDは,基本EPG情報とともに,識別情報送信部207から配信される。
【0063】
識別情報送信部207から放送波によってメタ情報参照IDを配信するためには,例えば,基本EPG情報を伝送する方式であるSIのうち,メタ情報参照IDを示すディスクリプタの属性値等が定義される必要がある。
【0064】
また,インターネット等のネットワーク103を介して,基本EPG情報またはメタ情報参照IDなどを送信するためには,情報受信装置101側で対応可能な形式の配信フォーマットと,配信の仕組み等を定義する必要がある。
【0065】
上記配信フォーマットは,例えば,HTML(Hyper Text Markup Language)形式,またはXML(eXtensible Markup Language)形式などを例示することができる。したがって,上記HTML形式,XML形式で配信する際には,メタ情報参照IDを示す属性がメタ情報に含まれる。
【0066】
また,HTML形式またはXML形式で配信される際,上記配信フォーマット形式に準拠する基本EPG情報には,メタ情報参照IDの属性値が付加される。
【0067】
上記メタ情報記憶部205に記憶されるサブメタ情報または番組メタ情報は,ディレクトリサービスサーバ106に随時送信される。また,上記メタ情報記憶部205に記憶されるサブコンテンツまたはサブメタ情報は,コンテンツサービスサーバ107に送信される。
【0068】
次に,図3を参照しながら,本実施の形態にかかるECG情報について説明する。まず,図3に示すように,ECG情報は,メタ情報に属するメインメタ情報とサブメタ情報とから構成される。
【0069】
ECG情報は,TV(テレビ)番組を検索するためのデータとして基本EPG(Electronic Program Guide)情報を拡張し,TV番組だけではなくインターネット上等の各種コンテンツの検索をし,必要な情報を入手することが可能となる。
【0070】
ECG情報には,上述した番組メタ情報,基本EPG情報,またはサブメタ情報が含まれる。上記番組メタ情報または基本EPG情報は,EPG情報に属する情報である。EPG情報は,TV番組を検索するための電子番組表データである。
【0071】
EPG情報を拡張した上記ECGを利用することにより,検索対象がテレビ番組に限定されず,ネットワーク103を介して取得可能な各種コンテンツまで検索対象とすることができ,検索された各種コンテンツを入手することができる。
【0072】
図3に示すメインメタ情報は,ECG情報として提供されるメタ情報のうち,メインコンテンツに付加されるメタ情報である。なお,メインコンテンツは,情報提供装置104が主コンテンツとして提供するコンテンツであり,例えば,情報提供装置104に放送局105が備わる場合,メインコンテンツは,放送番組,EPG情報,または編成情報であり,放送局105ではなくDVD(Digital Versatile Disc)販売装置が備わる場合,メインコンテンツは,DVDソフト等である。
【0073】
また,上記メインコンテンツをEPG情報または編成情報とした場合,本実施の形態にかかるメインメタ情報は,特に“番組メタ情報”とする。番組メタ情報(番組名,ジャンル,出演者,など)は,現状の放送波におけるSI(Service Infomation)やインターネット上のEPGサービス(サービスごとに内容は一部異なる)にて配信されるメタ情報に類する。
【0074】
また,図3に示すサブメタ情報は,ECG情報として提供されるメタ情報のうち,サブコンテンツに付加されるメタ情報である。なお,サブコンテンツは,メインコンテンツに関連付けられた1または2以上のコンテンツである。
【0075】
サブコンテンツは,例えば,商品,パッケージ,動画や音楽の電子データ,サービスなどを例示することができる。なお,本実施の形態にかかるサブコンテンツは,かかる例に限定されない。
【0076】
また,図3に示す番組メタ情報は,ECG情報として提供されるメタ情報のうち,番組に関連するメタ情報である。番組メタ情報は,例えば,番組に関連する番組名,ジャンル,または出演者などを例示することができる。
【0077】
番組メタ情報は,現状の放送波におけるSIやインターネット上のEPGサービスサーバ108(EPGサービスごとに内容は一部異なる。)により,配信される情報に類する。番組メタ情報は,基本EPG情報のデータ構造と相違するが,番組メタ情報が基本EPG情報として表現されても内容は実質同じである。
【0078】
サブメタ情報は,ECG情報に含まれるメタ情報である。サブメタ情報は,後述のコンテンツサービスサーバ107から提供されるサブコンテンツに付加されている。
【0079】
上記サブメタ情報は,例えば,URI(Universal Resource Identifier)であるサブコンテンツの所在情報(場所情報),名称,著者などの人名,サブコンテンツの制作者名,上記サブコンテンツを提供するサービス有効期限などを例示することができる。なお,URLは,上記URIの体系に含まれる。
【0080】
次に,図4を参照しながら,本実施の形態にかかる番組メタ情報とサブメタ情報について説明する。図4は,本実施の形態にかかる番組メタ情報とサブメタ情報の概略的な構成を示す説明図である。
【0081】
図4に示すように,ECG情報に含まれる番組メタ情報は,“番組名”,“番組ジャンル”,または“放送時間”などの番組関連に属する番組メタ情報と,“名称・略称”,“出演者ジャンル”,“所属事務所”などの出演者関連に属する番組メタ情報と,番組メタ情報のバージョンを示す“メタ情報バージョン”,メタ情報参照IDに属する複数の番組メタ情報群が更新される可能性を示す“更新可能性”,または番組メタ情報群が更新されるタイミングを示す“更新タイミング”などのメインメタ情報を制御する制御関連に属する番組メタ情報とを例示することができる。
【0082】
また,上記“放送時間”は,番組が放送される時間(放送開始時間,放送終了時間)を表わしている。番組関連の“ジャンル”は,放送される番組のジャンルを示し,ドラマ,音楽,またはバラエティなどを例示することができる。“名称・略称”は,番組に出演する主演者の名称または略称を示し,“木室拓哉”,“キムタ”などの番組メタ情報を例示することができる。
【0083】
上記出演者関連の“ジャンル”は,放送される番組に出演する出演者のジャンルを示し,“俳優”,“歌手”,“お笑い”,“コメディアン”,または“画家”などの番組メタ情報を例示することができる。なお,本実施の形態にかかる番組メタ情報は,番組関連または出演者関連に属する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されない。
【0084】
また,図4に示すように,ECG情報に含まれるサブメタ情報は,“曲名”,“アーティスト名”,“レコード会社名”,または“楽曲購買サイトURL”などの楽曲関連に属するサブメタ情報と,“店名”,または“所在地”などのお店関連に属するサブメタ情報と,“商品名”,または“商品購買サイトURL”などの商品関連に属するサブメタ情報と,“ユーザーのアクセスを促したいサイトのURL”などの勧誘関連に属するサブメタ情報と,サブメタ情報のバージョンを示す“メタ情報バージョン”,メタ情報参照IDに属する複数のサブメタ情報群が更新される可能性を示す“更新可能性”,またはサブメタ情報群が更新されるタイミングを示す“更新タイミング”などのサブメタ情報の制御関連に属する番組メタ情報とを例示することができる。
【0085】
なお,本実施の形態にかかるサブメタ情報は,楽曲関連,お店関連,賞品関連,または勧誘関連に属する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されない。
【0086】
次に,図5を参照しながら,本実施の形態にかかるメタ情報のグループ化について説明する。図5は,本実施の形態にかかるメタ情報のグループ化されたデータ構造の概略を示す説明図である。
【0087】
図5に示すように,ディレクトリサービスサーバ106のメタ情報記憶部304には,番組メタ情報またはサブメタ情報等の複数のメタ情報が記憶されている。図5に示すように,メタ情報参照ID「A−1」に関連付けられた複数のメタ情報のうち1又は2以上のメタ情報をグループとしてまとめて管理することが可能である。
【0088】
したがって,ディレクトリサービスサーバ106が保有するメタ情報のうち,グループ化されたメタ情報にアクセスする場合,メタ情報参照IDおよびグループIDを指定することにより,目的とするグループ化されたメタ情報に一括してアクセスすることができる。なお,グループIDは,メタ情報参照IDごとに割当てられるため,グループIDのみを指定し,検索すれば,番組毎に同じグループIDを有するグループ化されたメタ情報(グループメタ情報)を検索することも可能である。
【0089】
図5に示すグループメタ情報550−1の属性には,メタ情報参照ID内でグループを識別するグループID「0001」,グループメタ情報550−1のバージョンを示すメタ情報バージョン,グループメタ情報550−1の更新の可能性の有無を示す更新可能性,グループメタ情報550−1の更新するタイミングを示す更新タイミング,番組が開始する時刻を示す放送開始時間,および番組が終了する時刻を示す放送終了時間などが含まれる。
【0090】
図5に示すように,グループ化は任意の組み合わせで行うことができる。特に,複数のメタ情報のうち,関連性の強いメタ情報を同一グループにまとめることにより,効率的にメタ情報を取得することができる。グループにはグループを識別するためのグループIDにあたるメタ情報が付加され,同一メタ情報参照ID下での一意性が保たれる。
【0091】
なお,上記更新可能性にかかるメタ情報は,メタ情報群全体,グループ化されたメタ情報,またはグループ化されないメタ情報等を更新する可能性を示す対象とすることができる。したがって,例えば,メタ情報参照IDに属するメタ情報群の全体では更新する可能性は「なし」であるが,グループ化されたメタ情報では,更新する可能性が「ある」場合,上記更新可能性のあるメタ情報のみをアクセス等する。
【0092】
また更新タイミングにかかるメタ情報も同様に,メタ情報群全体,グループ化されたメタ情報,またはグループ化されないメタ情報等を更新するタイミングが同一である対象とすることができる。なお,更新可能性のメタ情報に更新する可能性「あり」が設定された場合に限り,更新タイミングのメタ情報に更新するタイミングが設定されてもよい。
【0093】
次に,図6を参照しながら,本実施の形態にかかるユーザーメタ情報とユーザー端末メタ情報について説明する。図6は,本実施の形態にかかるユーザーメタ情報とユーザー端末メタ情報のデータ構造の概略を示す説明図である。
【0094】
図6に示すように,アカウントアグリゲーションサーバ109などユーザー情報701を管理するサーバは,ユーザーごとのプロファイルに関するユーザーメタ情報703を記憶及び管理する。
【0095】
管理するユーザーメタ情報の中にはユーザー名・年齢・性別などといった一般的な個人情報が含まれる。また,ユーザーが複数種・複数台の情報受信端末101または情報受信装置101により本サービスを利用するため,ユーザーごとに利用する情報受信端末101の情報もユーザー情報701に含まれるユーザー端末メタ情報705として管理する。
【0096】
上記ユーザー端末メタ情報705としては,端末ID,情報受信端末101の種別(PC,携帯電話,ゲーム機,デジタルテレビ,など),端末ごとのアカウントアグリゲーションサーバ109へのログイン情報(現在その端末がサーバにログインしているか否か),端末ごとのメールアドレスやIPアドレスなどの通知手段,転送されたコンテンツ情報(後述)などを含むものとする。
【0097】
次に,図7を参照しながら,変形例として,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムの概略的な構成について説明する。図7は,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムの概略的な構成を示す説明図である。
【0098】
図7に示すように,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムは,情報受信装置101と,情報提供装置104と,ディレクトリサービスサーバ106と,コンテンツサービスサーバ107と,アカウントアグリゲーションサーバ109とを備える。
【0099】
情報提供装置104には,放送局105−1,ISP105−2,または物販会社105−3などの複数の情報提供装置が存在する。
【0100】
コンテンツサービスサーバ107には,コンテンツサービスサーバA107−1,またはコンテンツサービスサーバB107−2などの複数のコンテンツサービスサーバが備わる。
【0101】
上記情報提供装置104に備わるBB(ブロードバンド)コンテンツ情報などのメタ情報とコンテンツサービスサーバ107に備わる各コンテンツとは関連付けられる。
【0102】
ディレクトリサービスサーバ106−1には,ディレクトリサービスサーバA106−1−1,またはディレクトリサービスサーバB106−1−2などの複数のディレクトリサービスサーバが備わる。
【0103】
また,ディレクトリサービスサーバ106−2は,ユーザー用の簡易ディレクトリサービスサーバである。
【0104】
ユーザー情報701の管理は上述のとおりアカウントアグリゲーションサーバ109などの統合サーバで行うほかに,ユーザーごとに管理する上記簡易ディレクトリサービスサーバのようなところで行うことも可能である。
【0105】
詳細なユーザーメタ情報703の中身はユーザーが管理するディレクトリサービスサーバ106−2内に記憶しておく。
【0106】
また,アカウントアグリゲーションサーバ109などユーザー情報701を管理するサーバにおいては,ユーザーごとのメタ情報参照IDと,ユーザー用のディレクトリサービスサーバ106−2のURIなどの参照先情報を管理し,必要に応じてユーザーメタ情報703のうち基本的な情報もあわせて管理する。
【0107】
コンテンツ提供システムの利用上,ユーザーメタ情報703のうち詳細な情報が必要になった場合,アカウントアグリゲーションサーバ109は,ユーザー用のディレクトリサービスサーバ106−2にアクセスし,ユーザーメタ情報703を参照するためのユーザーメタ情報参照IDによって必要な情報を取得する。
【0108】
上記取得内容に対しユーザーが制限をかけ,許可を与えた項目のみ取得可能とすることにより,ユーザーの詳細情報はユーザーが管理するディレクトリサービスサーバ106−2内で保護される。
【0109】
図8に示すように,アカウントアグリゲーションサーバ109は,少なくとも,ユーザーごとのメタ情報参照ID(ユーザーメタ情報参照ID「U−1」,「U−2」)と,ユーザー用のディレクトリサービスサーバ106−2のURIなどの参照先情報を管理しており,必要に応じてユーザーメタ情報703のうち基本的な情報もあわせて管理する。
【0110】
ユーザーメタ情報参照IDが「U−1」である情報受信装置101−1,情報受信装置101−2,および情報受信装置101−3は,アカウントアグリゲーションサーバ109にアクセスし,ユーザーメタ情報参照ID「U−1」を取得することで,ユーザー用のディレクトリサービスサーバ106−2−1に管理されるユーザー情報701にアクセスできる。
【0111】
ユーザーメタ情報参照IDが「U−2」である情報受信装置101−4,情報受信装置101−5も同じく,アカウントアグリゲーションサーバ109にアクセスし,ユーザーメタ情報参照ID「U−2」を取得することで,ユーザー用のディレクトリサービスサーバ106−2−2に管理されるユーザー情報701にアクセスできる。
【0112】
次に,図9を参照しながら,本実施の形態にかかる情報受信装置101,ディレクトリサービスサーバ106,およびコンテンツサービスサーバ107について説明する。図9は,本実施の形態にかかる情報受信装置101,ディレクトリサービスサーバ106,およびコンテンツサービスサーバ107の概略的な構成を示すブロック図である。
【0113】
本実施の形態にかかるコンテンツサービスサーバ107は,放送局などのコンテンツ提供者が視聴者に対して提供する各種サブコンテンツを保有する。なお,場合に応じて,上記サブコンテンツ実体(サブコンテンツ)は,上記各種サブコンテンツの所在や入手方法などを示す情報なども含む。
【0114】
図9に示すように,コンテンツサービスサーバ107は,少なくともサブコンテンツ記憶部301,サブメタ情報記憶部302,各部の処理を制御する制御部(図示せず。),ネットワーク103を介してデータを送信する送信部(図示せず。),またはネットワーク103を介してデータを受信する受信部(図示せず。)を備える。
【0115】
上記サブコンテンツ記憶部301は,放送局105から提供されるサブコンテンツを記憶する。サブコンテンツは,ネットワーク103を介して送受信可能な映像コンテンツ,パッケージ,出版物,イベント,番組情報,不特定多数のユーザーとコミュニケーション可能な掲示板,またはチャットサービスなどを例示することができる。
【0116】
また,サブコンテンツ記憶部301は,サブコンテンツを販売するためのWebサイト情報などもサブコンテンツとして記憶する。なお,サブコンテンツ記憶部301は,特に番組に関連するWebサイト情報を記憶する。
【0117】
また,本実施の形態にかかるサブコンテンツは,例えば,放送局内に設置されるコンテンツサービスサーバ107のサブコンテンツ記憶部301内に存在するほかに,ネットワーク103上の他のコンテンツサービスサーバ107に備わるサブコンテンツ記憶部301内に分散して存在してもよい。
【0118】
上記サブコンテンツにECG情報として提供されるサブメタ情報を付加することができる。サブメタ情報記憶部302は,上記サブメタ情報を記憶する。
【0119】
サブコンテンツにサブメタ情報を付加することができるため,情報受信装置101は,上記サブメタ情報を鍵(キー)としてサブコンテンツを検索することができる。
【0120】
なお,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システム100には,複数の放送局105が備わる場合,1のコンテンツサービスサーバ107を複数の放送局105で共用する場合であっても実施可能である。
【0121】
次に,本実施の形態にかかるディレクトリサービスサーバ106は,例えば,ディレクトリサービス専用のサーバとして,運営される。図9に示すように,ディレクトリサービスサーバ106は,アクセス情報を取得して解析する解析部303と,メタ情報記憶部304と,メタ情報検索部305と,各部の処理を制御する制御部(図示せず。)と,ネットワーク103を介してデータを送信する送信部(図示せず。)と,ネットワーク103を介してデータを受信する受信部(図示せず。)とを備える。
【0122】
メタ情報記憶部304は,ECG情報としてコンテンツサービスサーバ107から提供される各種サブコンテンツの所在,タイトル,ジャンル,関連する人名(出演者,著者など),価格,またはサービス有効期限など様々な属性に関する複数のサブメタ情報の集まりであるサブメタ情報群と,メインメタ情報群(番組メタ情報群)を保持する。
【0123】
また,メタ情報記憶部304は,通常の番組に関する番組メタ情報と上記サブメタ情報群とを関連付けて保持している。なお,番組メタ情報も,複数の番組メタ情報からなる番組メタ情報群として構成される場合であってもよい。
【0124】
メタ情報記憶部304は,番組メタ情報,サブメタ情報,またはメタ情報参照IDなどを放送局105ごとに独立して記憶し,管理する場合であっても実施可能である。
【0125】
メタ情報検索部305は,情報受信装置101から送信される検索指示情報に基づき,メタ情報記憶部304が記憶するメタ情報を検索する。検索対象となる上記メタ情報は,番組メタ情報またはサブメタ情報が含まれたメタ情報群全体とする。
【0126】
また,メタ情報検索部305は,情報受信装置101から指示されたメタ情報群を検索すると,メタ情報群のうち該当する番組メタ情報またはサブメタ情報のみを部分的に抽出し,検索指示情報の送信元の情報受信装置101に抽出された番組メタ情報またはサブメタ情報を送信する。
メタ情報検索部306は,情報受信装置101から送信されるメタ情報要求情報に基づき,メタ情報の更新の可能性があるものを検索する。なお,上記メタ情報には,番組メタ情報またはサブメタ情報が含まれる。
【0127】
メタ情報検索部306は,メタ情報要求情報に基づきメタ情報を検索すると,上記メタ情報に含まれるメタ情報バージョンをの属性値であるバージョン情報を取得し,情報受信装置101にバージョン情報を送信する。なお,上記メタ情報検索部306は,情報受信装置101にバージョン情報を送信せず,メタ情報要求情報に含まれるメタ情報バージョンのバージョン情報と,取得したメタ情報バージョンのバージョン情報とを比較判定してもよい。
【0128】
上記サブメタ情報は,放送局105側で番組ごとの単位に編集され,1又は2以上のサブメタ情報からなるサブメタ情報群として構成される。また,上記サブメタ情報群を参照するためのメタ情報参照IDが割り当てられる。
【0129】
情報受信装置101は,上記メタ情報参照IDに基づき,ディレクトリサービスサーバ106にアクセスすることにより,サブメタ情報等のメタ情報を取得する。なお,ディレクトリサービスサーバ106は,情報受信装置101からアクセスがある度に発生するアクセス情報を取得し,情報受信装置101ごとに上記アクセス情報を蓄積することができる。
【0130】
さらに,解析部303は,上記蓄積されたアクセス情報を解析することが可能であるため,放送局105は,上記解析結果に基づき,ユーザー(視聴者)に対して適当なサブメタ情報等を生成することができる。なお,放送局105は,ディレクトリサーバ106からネットワーク103を介して,アクセス情報を受信することも可能である。
【0131】
なお,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システム100には複数の放送局105が備わる場合,1のディレクトリサービスサーバ106を複数の放送局105で共用する場合であっても実施可能である。
【0132】
ここで,図10に示すように,放送局105,ディレクトリサービスサーバ106,またはコンテンツサービスサーバ107が保持するメインメタ情報,サブメタ情報について説明する。図10は,本実施の形態にかかるメインメタ情報およびサブメタ情報の概略的な構成を示す説明図である。
【0133】
図10に示すように,放送局105は,メタ情報参照IDごとにメインメタ情報とメインコンテンツとを保有し,ディレクトリサービスサーバ106は,上記メタ情報参照IDに関連付けられたメインメタ情報(番組メタ情報など)またはサブメタ情報を保有する。
【0134】
コンテンツサービスサーバ107は,上記サブメタ情報に関連付けられた複数のサブコンテンツを保有する。なお,本実施の形態にかかる情報提供装置104には放送局105が備わる場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されない。
【0135】
図10に示すディレクトリサービスサーバ106が保有するサブメタ情報は,コンテンツサービスサーバ107から集められた番組メタ情報とサブメタ情報とがメタ情報参照IDを介して関連付けられている。
【0136】
上記説明したように,ディレクトリサービスサーバ106が保有するメインメタ情報またはサブメタ情報のうち少なくとも一方から構成されるグループ化されたグループメタ情報が存在する場合,グループメタ情報の属性であるグループIDを介して,メインメタ情報またはサブメタ情報からなるグループ間で相互に関連付けられる。
【0137】
なお,本実施の形態にかかるグループIDは,グループメタ情報の属性である場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,グループIDが各メタ情報の属性である場合,グループメタ情報のグループIDを示すインデックス(タグ)である場合などでも実施可能である。
【0138】
また,コンテンツサービスサーバ107により保有されるサブメタ情報は,例えば,図7に示すように,サブメタ情報(A),サブメタ情報(B),サブメタ情報(C)の1又は2以上のサブメタ情報から構成される。各コンテンツには,上記サブメタ情報がそれぞれ付加されている。
【0139】
情報受信装置101は,番組と関連付けられたメタ情報参照IDに基づき,ディレクトリサービスサーバ106にアクセスし,上記メタ情報参照IDに関連付けられたサブメタ情報等を要求する。
【0140】
情報受信装置101は,上記アクセスにより,上記メタ情報参照IDである“A−1”に関連付けられたメタ情報群を取得する。なお,メタ情報参照IDに関連付けられたメタ情報群のうち,情報受信装置101が必要なメタ情報だけを部分的に取得する場合であっても実施可能である。メタ情報の部分取得については後述する。
【0141】
ディレクトリサービスサーバ106から取得したサブメタ情報には,例えば,コンテンツサービスサーバ107が保有するサブコンテンツの所在情報等が含まれているため,情報受信装置101は,上記所在情報に従い,コンテンツサービスサーバ107にアクセスできる。
【0142】
コンテンツサービスサーバ107が保有するサブメタ情報は,不特定多数のサブコンテンツを検索する場合,検索する際のキーとなる。
【0143】
なお,図10に示すように,本実施の形態にかかるディレクトリサービスサーバ106およびコンテンツサービスサーバ107には,それぞれサブメタ情報が記憶された場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,ディレクトリサービスサーバ106には,メインメタ情報またはサブメタ情報からなるメタ情報群が記憶され,コンテンツサービスサーバ107には,サブコンテンツのみが記憶される場合等であっても実施可能である。
【0144】
次に,図11を参照しながら,本実施の形態にかかるメインメタ情報およびサブメタ情報のデータ構造について説明する。図11は,本実施の形態にかかるメインメタ情報およびサブメタ情報のデータ構造を示す説明図である。
【0145】
図11に示すように,各サブメタ情報には,あるコンテンツがどの情報受信端末101で利用可能なものであるかを判別するための情報が付加される。ここでは判別のために付加する情報として,図11(a)と図11(b)の2通りの場合を挙げるが,ここで挙げる場合だけに限定されない。
【0146】
まず,図11(a)に示す例1から説明する。例1は,コンテンツのメタ情報としてコンテンツの種別情報を,サブメタ情報に付加する。
【0147】
コンテンツの種別情報は,コンテンツがどのような種別に分類されるものであるかという情報である。つまりコンテンツの種別情報は,情報受信装置101側から対象となるコンテンツを選択する判断材料となる。
【0148】
上記コンテンツ種別情報としては,例えば「DVD販売」用の「HTMLコンテンツ」,「DVD販売」用の「コンパクトHTMLコンテンツ」,または「ストリーム配信」用の「MPEG動画」,というように用途とフォーマットを判別する情報を組み合わせるなど,情報受信装置101が提供するコンテンツの種別を判別するのに十分な情報を付加するものとする。
【0149】
なお,コンテンツ種別情報を設けるのは,同じフォーマットでも提供するコンテンツによっては利用できないなど,情報受信装置101の実装によっては,上記場合も考えられるためである。例えば単に閲覧のためのHTMLコンテンツを利用することはできるが,セキュリティ通信を介した販売などをともなうHTMLコンテンツの利用はできないなどを例示することができる。
【0150】
また,上記場合に限られず,情報受信装置101がコンテンツのメタ情報の該当部分を参照して,上記コンテンツの利用ができるか否かを判別することが可能であれば項目の構成はどのような形式でも構わない。
【0151】
次に,図11(b)に示す例2について説明する。上記例2は,コンテンツのメタ情報として対象端末の指定情報を付加する。
【0152】
上記対象端末の指定情報は,上記コンテンツがどのような種類の情報受信装置101で利用可能なものであるか,という情報である。コンテンツ側が対象となる情報受信装置101を選別する,という考え方にあたる。例えば,上記対象端末の指定情報は,「PC」用,「携帯電話」用,または「ゲーム機」用などを例示することができる。
【0153】
情報受信装置101は,上記対象端末の指定情報を元に,コンテンツの利用が可能であるか否かを判別する。上記例1または例2のようなメタ情報をそれぞれ単独で利用してもよいし,組み合わせて利用してもよい。
【0154】
例1または例2に示すメタ情報は,メインコンテンツとサブコンテンツの両方に含むことができる。
【0155】
したがって,情報受信装置101は,メインコンテンツを利用可能であることを前提として,メインコンテンツにアクセスすることが想定されるが,そこに関連付けられたサブコンテンツが利用可能であるか否かを判断するために上記例1又は例2に示すメタ情報を用いる。
【0156】
また,サブコンテンツに関連するメタ情報はサブコンテンツごとにグループ化されていて,グループ単位で扱えるものとする。
【0157】
次に,図12を参照しながら,本実施の形態にかかるメタ情報群のデータ構造について説明する。図12は,本実施の形態にかかるメタ情報群のデータ構造を示す説明図である。
【0158】
図12に示すように,複数のメインメタ情報またはサブメタ情報からなるメタ情報群のデータ構造は,XML形式からなる。メタ情報は,番組メタ情報,基本EPG情報,グループID,またはメタ情報参照IDなどを示す要素または属性を含むタグから構成される。
【0159】
上記属性のうち,メタ情報参照IDを含むタグは,図12に示す“<メタ情報全体 メタ情報参照ID=「A−1」>”であり,グループIDを含み,グループを示すタグは,“<グループ グループID=「0001」 グループタイプ=「出演者」・・・>のグループを示すタグである。
【0160】
なお上記メタ情報参照ID,グループIDなどは,メタ情報の属性である場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,メタ情報参照ID,グループIDなどは,インデックス的機能を有するタグ等の場合でも実施可能である。
【0161】
図12に示すように,同一のメタ情報参照IDにかかるメタ情報群のうち,グループ化されたメタ情報と,グループ化されないメタ情報とが複数混在した場合であってもグループ実施可能である。
【0162】
なお,本実施の形態にかかるメタ情報群のデータ構造は,XML形式の場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,メタ情報群のデータ構造は,HTML(Hyper Text Markup Language)形式などの場合であっても実施可能である。
【0163】
次に,図9に示す本実施の形態にかかる情報受信装置101について説明する。情報受信装置101は,例えば,放送用STB(セットトップボックス),ビデオレコーダー,またはゲーム機などの各種CE機器,PC(パーソナルコンピュータ),PDA(Personal Digital Assistant),または携帯電話をはじめとするモバイル機器などを例示することができる。
【0164】
情報受信装置101は,識別情報受信部102と,ネットワーク受信部501と,検索情報送信部502と,メタ情報取得/記憶部503と,第1分析部504と,第1コンテンツアクセス部505と,キーワード検索部506と,第2コンテンツアクセス部507と,表示部508と,第2分析部510と,入力部511と,検索情報獲得部512と,転送登録部514とを備える。
【0165】
なお,本実施の形態にかかる検索情報送信部502は,例えば検索を要求するための検索手段等に該当し,本実施の形態にかかるメタ情報取得/記憶部503は,例えば要求手段等に該当し,本実施の形態にかかる第1分析部504は,例えば第1の分析手段等に該当し,本実施の形態にかかる第1コンテンツアクセス部505は,例えば,第1のコンテンツアクセス手段等に該当し,本実施の形態にかかるキーワード検索部506は,例えば嗜好検索手段等に該当し,本実施の形態にかかる第2コンテンツアクセス部507は,例えば第2のコンテンツアクセス手段等に該当し,本実施の形態にかかる表示部508は,例えば表示手段等に該当し,本実施の形態にかかる第2分析部510は,例えば第2の分析手段等に該当し,本実施の形態にかかる転送登録部514は,例えば転送登録手段,ID転送登録手段等に該当する。
【0166】
識別情報受信部102は,アンテナ等から放送波を介して,基本EPG情報とメタ情報参照IDとを受信し,記憶する。ネットワーク受信部501は,ネットワーク103を介して基本EPG情報とメタ情報参照IDとを受信し,記憶する。
【0167】
なお,本実施の形態にかかる情報受信装置101は,データ放送を放送する放送局105から受信する場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,上記放送局105以外のISP等からメタ情報参照IDだけを受信する場合でも実施可能である。
【0168】
また,本実施の形態にかかる情報受信装置101は,メタ情報参照IDを識別情報受信部102から取得する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,提供サービスがCD販売の場合で,メインコンテンツが音楽CDなどの“CD”の場合,CDを再生可能な情報受信装置101は,CDの拡張記憶領域に記憶されたメタ情報参照IDを読み取ることにより,情報提供装置104からメタ情報参照IDを取得する機能を備える場合であっても実施可能である。
【0169】
また,例えば,提供サービスが書籍出版の場合で,メインコンテンツが書籍の場合で,上記書籍の表紙等にメタ情報参照IDが直接記載された場合,情報受信装置101は,メタ情報参照IDを,情報受信装置101に備わるキーボードなどの入力部511により,メタ情報参照IDを取得する場合であっても実施可能である。なお,上記メタ情報参照IDは,1次元,2次元,または3次元バーコードなどの場合でもよい。
【0170】
また,ネットワーク受信部501は,ディレクトリサービスサーバ106のURI等の所在情報を,ネットワーク103を介して受信し,上記URIを記憶する。また,情報受信装置101に備わる入力部511からURI等の所在情報が入力され,記憶される場合等でもよい。上記URIにより,情報受信装置101は,ディレクトリサービスサーバ106にアクセスできる。
【0171】
なお,情報受信装置101は,ダイアルアップ接続,またはADSL/FTTHなどそれに類する方法でネットワーク103に接続することができる。
【0172】
情報受信装置101は放送波またはネットワーク103を介して配信される基本EPG情報を受信するとともに,各番組に付加されたメタ情報参照IDを受信する。
【0173】
情報受信装置101は各局に対応したディレクトリサービスサーバ106のインターネット上の所在情報(URIなど)をそれぞれ管理する。URIが変更された場合には,上記URIを更新することにより常に最新のURIを記憶している。放送波またはネットワーク103を介して受信する更新データによって,URIが更新される。
【0174】
放送波受信部102またはネットワーク受信部501は,放送波によるSIまたはネットワーク103を介して送信されるメタ情報参照IDが付加された基本EPG情報を受信し,各メタ情報参照IDを保存する。
【0175】
メタ情報参照IDを取得する際,受信するメタ情報参照IDに該当する番組は,どの放送局の番組であるかを判別することができるようにするため,メタ情報参照IDを保存する際には放送局情報(図示せず。)と関連付けて保存しておく。
【0176】
なお,SIからメタ情報参照IDを取得する場合,上記放送局情報を受信することにより,どの放送局の番組であるかを判別することが可能である。例えば,ARIB(Association of Radio Industriesand Businesses:社団法人 電波産業会)が定める放送規格によれば,SIには,放送局を示すサービスIDが必ず含まれる。上記サービスIDを含む放送局情報と,メタ情報参照IDとを関連付ける。
【0177】
ネットワーク103を介してEPGサービスサーバ108が放送局情報を提供する場合,放送局情報が判別可能な形式で配信される必要がある。以下,図13を参照しながら,ネットワーク103を介して配信されるEPGデータについて説明する。図13は,本実施の形態にかかるEPGデータのデータ構造を示す説明図である。
【0178】
図13に示すように,EPGデータのデータ構造は,XML形式からなる。EPGデータは,基本EPG情報であることを示すタグ,放送局情報であることを示すタグ,または番組メタ情報であることを示すタグ等から構成される。なお,本実施の形態にかかるEPGデータのデータ構造は,XML形式の場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,EPGデータのデータ構造は,HTML形式などの場合であっても実施可能である。
【0179】
基本EPG情報とともに配信されるメタ情報参照IDは必ず放送局を表す放送局情報と共に配信される,なお,放送局情報は,メタ情報であるが,かかる例に限定されない。
【0180】
なお,図13に示すメタ情報参照IDは,属性である場合を例にあげて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,メタ情報参照IDは,メタ情報参照IDであることを示すインデックス的機能を有するタグの場合でも実施可能である。
【0181】
図13に示すように,放送局を示すのは,“放送局ID”である。また,上記“放送局ID”には,“TPS”,または“ブシテレビ”が設定されている。なお,かかる例に限定されず,上記“放送局ID”に,適当なIDが割当てられてもよい。
【0182】
図13に示す放送局情報は,“放送局タグ(<放送局>)”と“番組タグ(<番組>)”が階層構造になっている。番組ごとのメタ情報参照IDは,放送局を示す要素(“放送局ID”)の子要素として定義されている。
【0183】
図13に示すデータ構造の場合,メタ情報参照IDを取得する際,階層構造の親要素である“放送局ID”を参照することにより,どの放送局に属するものかを判定することができる。
【0184】
また,ネットワーク103を介して配信される他の放送局情報は,メタ情報参照IDのIDの命名規則を設ける放送局情報がある。メタ情報参照IDとしてIDの先頭などに放送局を判別するための文字列を必ず入れておくように定義する。
【0185】
情報受信装置101は,上記所定の文字列が設定されたメタ情報参照IDを参照することで,どの放送局105に属するものかを判定することができる。ただし,放送局105ごとにIDを独自に管理できる利点を失う可能性がある。
【0186】
したがって,放送局105が独自に命名したメタ情報参照ID(放送局105を判定するための文字列を含まない。)を,EPGサービスサーバ108で配信する際,放送局判別のための文字列を付加する。
【0187】
情報受信装置101は,メタ情報参照IDなどのデータを取得する際,放送局105を判別するための文字列を削除し放送局105が指定したメタ情報参照IDに戻す処理を追加する必要がある。
【0188】
基本EPG情報を取得した情報受信装置101は,表示部508にEPG表示画面を表示する。視聴者により,EPG表示画面に表示された適当な番組に関するサブメタ情報を表示するよう指示されると,メタ情報参照IDおよび該当する放送局105のディレクトリサービスサーバ106のURI情報に基づき,情報受信装置101は,該当するサブメタ情報を取得する。
【0189】
なお,本実施の形態にかかるディレクトリサービスサーバ106およびコンテンツサービス107は,放送局105ごとに独立して運用される場合であっても実施可能である。情報受信装置101は,上記放送局105ごとに,メタ情報参照ID,サブメタ情報などを区別し,サブコンテンツを取得する。
【0190】
例えば,放送局105−Aから取得したサブメタ情報に含まれるキーワードに基づき,放送局105−Bのサブメタ情報を検索し,サブコンテンツにアクセスすることが可能であり,視聴者は放送局105の違いを意識せずにサブコンテンツを取得できる。
【0191】
また,本実施の形態にかかるディレクトリサービスサーバ106およびコンテンツサービス107は,例えば,番組のスポンサーまたはコンテンツ提供者等ごとに独立して運用される場合であっても実施可能である。なお,上記番組のスポンサーまたはコンテンツ提供者等ごとに運用される場合であっても,放送局105がメタ情報参照IDを割当てる。
【0192】
番組のスポンサーまたはコンテンツ提供者ごとに独立して運用する場合,例えば,ディレクトリサービスサーバ106−Aは,A番組のスポンサーにかかるメタ情報参照IDまたはサブメタ情報等を保有し,ディレクトリサービスサーバ106−Bは,B番組のスポンサーにかかるメタ情報参照IDサブメタ情報等を保有する。
【0193】
図9に示す本実施の形態にかかる情報受信装置101に備わる入力部511は,ユーザーから操作指示を受けることが可能なマウス,トラックボール,トラックパッド,スタイラスペン,またはジョイスティックなどのポインティングデバイスや,キーボードなどからなるが,かかる例に限定されない。
【0194】
入力部511は,メインコンテンツに関連付けられたメインメタ情報から取得の対象となるサブメタ情報のみを選択することができる。また,表示部508に表示されたメインメタ情報に関連するサブメタ情報を検索することができるとともに,上記サブメタ情報に関連付けられたサブコンテンツを取得することができる。なお,サブメタ情報に限定されず,入力部511は,メインメタ情報を選択することも可能である。
【0195】
検索情報獲得部512は,入力部511から送信されるメインメタ情報またはサブメタ情報を検索する対象が設定された検索対象情報を獲得する。上記検索対象情報は,ユーザーからの操作指示に基づき,入力部511により,生成される。
【0196】
検索情報送信部502は,受信したメタ情報参照ID及び/又は検索対象情報に基づき,ディレクトリサービスサーバ106が保有するメインメタ情報またはサブメタ情報のうち該当するメタ情報を検索するため検索指示情報を生成する。
【0197】
また,検索情報送信部502は,生成した検索指示情報を,ネットワーク103を介して,ディレクトリサービスサーバ106に送信する。
【0198】
メタ情報取得/記憶部503は,ディレクトリサービスサーバ106に対して,上記検索情報送信部502またはキーワード検索部506が検索したメインメタ情報またはサブメタ情報を送信するよう要求し,ネットワーク103を介して上記サブメタ情報を受信し,記憶する。
【0199】
情報受信装置101は,サブメタ情報またはサブコンテンツなどを取得するためにディレクトリサービスサーバ106にアクセスしたアクセス情報などに基づき,視聴者の嗜好情報を蓄積または分析する第1分析部504を備える。
【0200】
また,キーワードの検索により,検索されたサブコンテンツまたはサブコンテンツに付属するサブメタ情報がメタ情報取得/記憶部503に蓄積される。第2分析部504は,上記検索されたサブメタ情報またはサブコンテンツの実体を分析し,嗜好情報を生成する。なお,上記生成された嗜好情報を記憶/管理する。
【0201】
第1コンテンツアクセス部505は,検索情報送信部502が送信することにより検索されたメインメタ情報またはサブメタ情報に基づき,サブメタ情報記憶部302にネットワーク103を介してアクセスし,当該サブメタ情報に関連付けられたサブコンテンツを取得する。
【0202】
キーワード検索部506は,視聴者から入力部511を介して指定されるキーワード,または上記嗜好情報に基づき,メタ情報記憶部304に記憶されたメインメタ情報またはサブメタ情報を検索する。なお,メインメタ情報またはサブメタ情報が検索された場合,メタ情報取得/記憶部503は,検索されたメインメタ情報またはサブメタ情報を取得する。
【0203】
なお,本実施の形態にかかるキーワード検索部506は,検索情報送信部502とは別の構成である場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,検索情報送信部502にキーワード検索部506が備わる場合であっても実施可能である。
【0204】
第2コンテンツアクセス部507は,上記キーワード検索部506により検索されたサブメタ情報に基づき,サブメタ情報記憶部302にネットワーク103を介してアクセスし,当該サブメタ情報に関連付けられたサブコンテンツを取得する。
【0205】
可能性判定部513は,メタ情報取得/記憶部503に記憶管理されたメインメタ情報もしくはサブメタ情報のうちいずれか一方または双方からなるメタ情報群が今後更新する可能性の有無を判定する。
【0206】
また,可能性判定部513は,メタ情報取得/記憶部503に記憶管理された上記メタ情報群のうち,グループ化されたメタ情報(グループメタ情報)が含まれる場合,上記グループメタ情報についても今後更新する可能性の有無を判定する。
【0207】
転送登録部514は,情報受信装置101の種類に応じてコンテンツを取得不可能な場合,ディレクトリサービスサーバ106から受信したメタ情報群またはグループメタ情報,またはメタ情報参照IDを,当該コンテンツを取得または利用可能な情報受信装置101にアクセスしてもらうため,アカウントアグリゲーションサーバ109に転送し,転送した旨の登録をする。
【0208】
以下に,図11に示した例1又は例2のメタ情報を元にした情報受信装置101およびディレクトリサービスサーバ106の処理について,まず図14,図15を参照しながら,説明する。図14および図15は,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される処理の概略的な動作を示す説明図である。
【0209】
図14に示すように,情報受信装置101は利用できないコンテンツの情報は取得しない場合,情報受信端末101に依存するコンテンツの扱いにおいて,情報受信装置101はメインコンテンツのひとつに付加されたメタ情報参照IDを元にディレクトリサービスサーバ106に対し対応するメタ情報の検索を要求し,検索されたメタ情報の取得を要求する。
【0210】
メタ情報の構成が上述の例1の場合,メタ情報参照IDと共に,情報受信装置101で利用可能なコンテンツ種別を示す情報を「検索対象情報」として送信する。
【0211】
図14に示すように,検索対象情報は,コンテンツ種別情報が,「BBコンテンツ」,「書籍販売」,または「DVD販売」などを検索対象としている。
【0212】
次に,図14に示すように,ディレクトリサービスサーバ106に備わるメタ情報検索部305はメタ情報参照IDに関連付けられたメタ情報群のうち,検索対象となっているコンテンツ種別情報に該当しないものを除いたメタ情報群を情報受信装置101に送信する。
【0213】
また,図15に示すように,コンテンツメタ情報の構成が上述の例2の場合,情報受信装置101に備わる検索情報送信部502は,メタ情報参照IDと共に,情報受信装置101の種別を表す情報を「端末情報」として送信する。
【0214】
図15に示すように,上記端末情報は,端末は「PC」である旨の情報を含んでいる。上記端末情報がネットワーク103を介して,ディレクトリサービスサーバ106に送信される。
【0215】
図15に示すように,ディレクトリサービスサーバ106は検索し,メタ情報参照IDに関連付けられたメタ情報群のうち,該当する情報受信端末101で利用不可能なものを除いたメタ情報群を情報受信装置101にネットワーク103を介して送信する。
【0216】
情報受信装置101は取得したメタ情報を元にメインコンテンツ情報やそれに関連するサブコンテンツの情報を表示部508に表示する。なお,情報受信装置101で利用できないサブコンテンツの情報は取得していないので表示されない。
【0217】
次に,図16,図17を参照しながら,説明する。図16および図17は,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される処理の概略的な動作を示す説明図である。
【0218】
図16に示すように,情報受信装置101は利用できないコンテンツの情報も取得するが表示しない場合,情報受信端末101に依存するコンテンツの扱いにおいて,情報受信装置101はメインコンテンツのひとつに付加されたメタ情報参照IDを元にディレクトリサービスサーバ106に対し対応するメタ情報の検索を要求し,検索されたメタ情報の送信を要求する。
【0219】
次に,ディレクトリサービスサーバ106はメタ情報参照IDに関連付けられたメタ情報群全てをメタ情報参照IDとともに,ネットワーク103を介して,情報受信装置101に送信する。なお,図16に示すメタ情報は,コンテンツ種別情報を含む場合を例に挙げて説明する。
【0220】
メタ情報群を受信した情報受信装置101は受信したメタ情報群のうち,その情報受信装置で利用可能なコンテンツのみを選択して表示する。選択のための情報としては例1のコンテンツ種別情報などを用いる。
【0221】
図17に示すように,情報受信装置101は利用できないコンテンツの情報も取得するが表示しない場合,情報受信端末101に依存するコンテンツの扱いにおいて,情報受信装置101はメインコンテンツのひとつに付加されたメタ情報参照IDを元にディレクトリサービスサーバ106に対し対応するメタ情報の検索を要求し,検索されたメタ情報の送信を要求する。
【0222】
次に,ディレクトリサービスサーバ106はメタ情報参照IDに関連付けられたメタ情報群全てをメタ情報参照IDとともに,ネットワーク103を介して,情報受信装置101に送信する。なお,図17に示すメタ情報は,端末情報を含む場合を例に挙げて説明する。
【0223】
メタ情報群を受信した情報受信装置101は受信したメタ情報群のうち,その情報受信装置で利用可能なコンテンツのみを選択して表示する。選択のための情報としては例2の端末情報などを用いる。
【0224】
次に,図18を参照しながら,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される情報受信装置に表示される画面表示例について説明する。図18は,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される情報受信装置に表示される画面の構成を示す説明図である。
【0225】
図18に示す情報受信装置101の表示部508に表示される画面は,図14〜図17において説明した,コンテンツを受信した際に表示される画面である。
【0226】
図18に示すように,ディレクトリサービスサーバ106から送信されるメタ情報に含まれる情報によって,表示部508に表示される情報が異なる。
【0227】
表示部508−1は,図18に示すように,情報受信装置101がPCである場合の表示部であるため,BBコンテンツ情報,書籍コンテンツ情報など,PCで利用可能なコンテンツが表示される。
【0228】
また,表示部508−2は,情報受信装置101が携帯電話などの場合の表示部であるため,モバイルコンテンツ情報など,携帯電話などで利用可能なコンテンツが表示部508−2に表示される。
【0229】
次に,図19,図20を参照しながら,説明する。図19および図20は,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される処理の概略的な動作を示す説明図である。
【0230】
図19に示すように,情報受信装置101は利用できないコンテンツの情報も取得し表示するが利用はできない場合,情報受信端末101に依存する上記コンテンツの扱いにおいて,情報受信装置101はメインコンテンツのひとつに付加されたメタ情報参照IDを元にディレクトリサービスサーバ106に対し対応するメタ情報の検索を要求し,検索されたメタ情報の送信を要求する。
【0231】
次に,ディレクトリサービスサーバ106のメタ情報検索部305は,メタ情報群の検索をし,メタ情報参照IDに関連付けられたメタ情報群とメタ情報参照IDを,ネットワーク103を介して,情報受信装置101に送信する。
【0232】
次に,ネットワーク103を介してメタ情報群を受信した情報受信装置101は,受信したサブコンテンツにかかるメタ情報およびサブコンテンツ情報の一覧を利用可否に関わらず,表示部508に表示する(S1901)。
【0233】
なお表示の際には,図19に示すように,それぞれのサブコンテンツがその情報受信装置101で利用できるかどうかというコンテンツ種別情報をあわせて表示する。表示制御のための情報としては例1のコンテンツ種別情報などを用いる。
【0234】
例えば,BBコンテンツメタ情報,書籍メタ情報,モバイルコンテンツメタ情報などのサブコンテンツの種別情報などから,それが情報受信装置101で利用可能なコンテンツであり,利用形態は「閲覧」であるということを判断した場合は,「見る」ボタンなどコンテンツの利用形態を表す項目を表示部508に表示する。
【0235】
したがって,情報受信装置101は,情報受信装置101で利用可能なコンテンツであると判断した場合,情報受信装置101は,入力部511からの選択指示または自動的に,表示されたメタ情報に基づき,サブコンテンツを取得または,サブコンテンツを利用することができる(S1903)。
【0236】
利用不可能なコンテンツであった場合には,表示部508は「この情報受信装置では利用不可である」等の旨のメッセージを表示する。ただし,サブコンテンツの利用可否に関わらず,さらに詳細情報を表示するための「くわしく」ボタンなどは表示部508に表示することができる。
【0237】
「くわしく」ボタンなどで表示される詳細情報はメタ情報として取得できる情報であるため,その情報受信装置101で利用できないサブコンテンツに関しても情報の表示は可能である。
【0238】
次に,図20に示すように,情報受信装置101は利用できないコンテンツの情報も取得し表示するが利用はできない場合,情報受信端末101に依存する上記コンテンツの扱いにおいて,情報受信装置101はメインコンテンツのひとつに付加されたメタ情報参照IDを元にディレクトリサービスサーバ106に対し対応するメタ情報の検索を要求し,検索されたメタ情報の送信を要求する。
【0239】
次に,ディレクトリサービスサーバ106のメタ情報検索部305は,メタ情報群の検索をし,メタ情報参照IDに関連付けられたメタ情報群とメタ情報参照IDを,ネットワーク103を介して,情報受信装置101に送信する。
【0240】
次に,ネットワーク103を介してメタ情報群を受信した情報受信装置101は,受信したサブコンテンツにかかるメタ情報およびサブコンテンツ情報の一覧を利用可否に関わらず,表示部508に表示する(S2001)。
【0241】
なお表示の際には,図19に示すように,それぞれのサブコンテンツがその情報受信装置101で利用できるかどうかというコンテンツ種別情報をあわせて表示する。表示制御のための情報としては例2の端末情報などを用いる。
【0242】
例えば,対象端末が「PC」であるBBコンテンツメタ情報,対象端末が「PC」である書籍メタ情報,対象端末が「携帯電話」であるモバイルコンテンツメタ情報などの端末情報などから,それが情報受信装置101で利用可能なコンテンツであり,利用形態は「閲覧」であるということを判断した場合は,「見る」ボタンなどコンテンツの利用形態を表す項目を表示部508に表示する。
【0243】
したがって,情報受信装置101は,情報受信装置101で利用可能なコンテンツであると判断した場合,情報受信装置101は,入力部511からの選択指示または自動的に,表示されたメタ情報に基づき,サブコンテンツを取得または,サブコンテンツを利用することができる(S2003)。
【0244】
利用不可能なコンテンツであった場合には,表示部508は「この情報受信装置では利用不可である」等の旨のメッセージを表示する。ただし,サブコンテンツの利用可否に関わらず,さらに詳細情報を表示するための「くわしく」ボタンなどは表示部508に表示することができる。
【0245】
「くわしく」ボタンなどで表示される詳細情報はメタ情報として取得できる情報であるため,その情報受信装置101で利用できないサブコンテンツに関しても情報の表示は可能である。
【0246】
次に,図21,図22を参照しながら,説明する。図21および図22は,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される処理の概略的な動作を示す説明図である。
【0247】
図21に示すように,情報受信装置101は利用できないコンテンツの情報を利用できる受信装置へ転送する場合,情報受信端末101に依存する上記コンテンツの扱いにおいて,情報受信装置101はメインコンテンツのひとつに付加されたメタ情報参照IDを元にディレクトリサービスサーバ106に対し対応するメタ情報の検索を要求し,検索されたメタ情報の送信を要求する。
【0248】
当該情報受信装置101で利用できないコンテンツに関して,利用不可であることを表示する以外に,当該利用不可能なコンテンツを利用可能であり情報受信装置101にメタ情報を転送することができる。
【0249】
前提として,コンテンツ提供システムのサービスのユーザーはサービス利用のためにユーザー登録をしているとする。またサービスを利用するために複数の種別の情報受信装置101を登録しているとする。ここでは例としてユーザーが少なくともPCと携帯電話を登録しているとして説明をする。
【0250】
図23に示すように,ユーザーが情報受信装置101としてPCを使用し,アカウントアグリゲーションサーバ109などユーザー管理をしているサーバを通して,登録済みのユーザーIDやパスワードを利用して本サービスにログインし,サービスを利用していることを想定する。
【0251】
情報受信装置101はユーザーの指示に従って,メインコンテンツのメタ情報を取得し,メインコンテンツやサブコンテンツのメタ情報を表示する。その際,当該情報受信装置101で利用不可のコンテンツに対しては利用不可である旨を表示する。
【0252】
例えば情報受信装置101がPCである場合,PCで利用不可である携帯電話専用のコンテンツに関する情報を提示し,さらに詳細情報を見るための「くわしく」ボタンを表示するが,利用のための「見る」ボタンの代わりに「PCでは見られない」という情報を提示する。
【0253】
また情報受信装置101はユーザーIDまたはユーザーメタ情報参照IDを保持しており,それを元にアカウントアグリゲーションサーバ109などユーザー管理を行うサーバからユーザー情報を取得する。
【0254】
サービスにログインしている状態でユーザーの端末登録情報を取得する要求を送信し,要求を受信したアカウントアグリゲーションサーバ109は該当する情報を情報受信装置101に送信する。
【0255】
情報受信装置101は取得した情報からユーザーが登録している情報受信端末101の情報を得ることができる。ここでは仮にその結果,PCと携帯電話が登録されていたとする。
【0256】
図23に示すように,ユーザーが本サービスを利用する情報受信装置101として携帯電話を登録していることが分かっているときには,サブコンテンツが携帯電話専用だった場合には「PCでは見られない」という情報と,例えば「携帯電話で見る」「携帯電話に送る」というようなボタンなどの情報を有効な状態で表示する。
【0257】
ユーザーが「携帯電話で見る」ボタンを押下(S601)すると,情報受信装置101はアカウントアグリゲーションサーバ109に対し,ユーザーIDまたはユーザーメタ情報参照IDなどユーザーを一意に特定できる情報と,該当するサブコンテンツの情報を送信する。
【0258】
アカウントアグリゲーションサーバ109は,情報受信端末101から「携帯電話で見る」指定されると(S601),携帯電話でログイン中であるか否か確認する(S602)。
【0259】
サブコンテンツの情報としては「メインコンテンツのメタ情報参照IDと,それに関連付けられるサブコンテンツのID」,またはサブコンテンツそのものにメタ情報参照IDなど一意に特定できるものが付加されていればそれを送信する,さらに必要に応じてそのコンテンツを利用可能な情報受信装置101の種別情報も送信する(ここでは「携帯電話」)(S604)。
【0260】
また,ディレクトリサービスサーバ106はサービス提供者ごとに管理されている場合があるため,ディレクトリサービスサーバ106を特定する情報(ID,URIなど)もあわせて送信する。
【0261】
ここでサブコンテンツを特定するための情報としては上記の例を想定するが,対象となるサブコンテンツを一意に特定できる情報であれば,上記の組み合わせに限定されない。また,必要に応じて情報を追加してもよい(S605)。
【0262】
アカウントアグリゲーションサーバ109は該当するユーザーの該当する情報受信装置101(ここでは携帯電話)の「転送されたコンテンツ情報」を示す項目に,受信した各種の情報を記憶する(S606)。ここで当該情報受信装置101の情報としてメールアドレスやIPアドレスなどが登録されている場合には,必要に応じて,サブコンテンツ転送が行われた旨を通知する。
【0263】
図24に示すように,この例ではユーザーは最初にPCでサービスを利用しており,その中で携帯電話専用のサブコンテンツを転送するという流れで転送を行った。次にユーザーが携帯電話でこの転送されたサブコンテンツを利用するまでの流れを説明する。
【0264】
ユーザーがこの時点で携帯電話からはサービスにログインしていなかった場合,次回に携帯電話でログインしたときに,当該情報受信装置101の「転送されたコンテンツ情報」を参照し,該当するディレクトリサービスサーバ106から該当するコンテンツのメタ情報を取得することで,直接そのコンテンツ情報を表示し,あとは「見る」などのコンテンツの利用を指示するだけで利用が可能であるような表示状態にする。それにより,ユーザーが再度目的のコンテンツを表示させるまでのページ遷移作業の手間などを省略することができる。
【0265】
ユーザーがPCから携帯電話へコンテンツ転送を指示したときに,すでにユーザーがサービスにログインしていた場合,ユーザーが画面内のメニューやボタン,または受信装置のボタンなどとして提供される「転送されたコンテンツを見る」ためのボタンを押下すると,受信装置はアカウントアグリゲーションサーバのユーザー情報のうち,当該受信装置の「転送されたコンテンツ情報」を参照し,ディレクトリサービスサーバ情報および,メタ情報参照IDとそれに関連付けられるサブコンテンツに関する情報(例えばID)を取得し,該当するディレクトリサービスサーバから該当するコンテンツのメタ情報を取得することで,直接そのコンテンツ情報を表示し,あとは「見る」などのコンテンツの利用を指示するだけで利用が可能であるような表示状態にする。
【0266】
ここではアカウントアグリゲーションサーバ109からユーザーの端末へ送信する情報として,ディレクトリサービスサーバ106の情報および,メタ情報参照IDとそれに関連付けられるサブコンテンツに関する情報(例えばID)を使用し,その情報を元に端末がディレクトリサービスサーバ106からサブコンテンツに関するメタ情報を取得する,という流れを例としてあげた。
【0267】
しかしここでは,アカウントアグリゲーションサーバ109から情報受信端末101へ情報を送信する際に,アカウントアグリゲーションサーバ109がメタ情報参照IDなどを元にディレクトリサービスサーバ106からサブコンテンツに関するメタ情報を取得し,取得したメタ情報を情報受信端末101に送信するという形式でもよい。
【0268】
また,サービスにログインしている情報受信装置101は定期的にアカウントアグリゲーションサーバ109の該当する情報を参照し,コンテンツ転送の情報の有無を確認する。転送情報があった場合にはその旨を表示(画面内に文字で表示,マークで表示,受信装置のランプ点灯で表示,など)し,ユーザーが「転送されたコンテンツを見る」のボタンを押下することを促す。
【0269】
ユーザーがログイン時や転送されてきたサブコンテンツを見る指示をし,転送されたサブコンテンツの情報を参照した時に,複数のコンテンツ転送情報が登録されていた場合には候補を一覧表示し,そこから選択することでコンテンツ情報表示画面へと移行する。
【0270】
次に,上記のサブコンテンツ転送は同一ユーザーIDの他種の情報受信端末101への転送を例としてあげたが,同一ユーザーIDでない他のユーザーに対して転送を行うことも可能とする。その場合は転送時にコンテンツ情報などとあわせて転送先のユーザーを一意に特定するためのユーザーIDやユーザーメタ情報参照IDを送信する。アカウントアグリゲーションサーバ109では送信されてきたユーザーIDなどによりユーザーを判断し,そのユーザー情報内にサブコンテンツ転送の情報と転送してきたユーザーを特定するユーザーIDなどを記憶する。
【0271】
次に,図25,図26を参照しながら,本実施の形態にかかるメタ情報の画面表示について説明する。図25,図26は,本実施の形態にかかるメタ情報の画面表示の処理の概略を示す説明図である。
【0272】
図25に示すように,該当するメタ情報を情報受信端末101に取得後,必要に応じて情報を選択し画面表示のために利用するという流れを想定している。
【0273】
図25に示すように,EPGサービスからメタ情報参照IDが送信され,情報受信端末101は,上記メタ情報参照IDの取得し(S2501),メタ情報参照IDに基づき,メタ情報群の検索要求し(S2503),ディレクトリサービスサーバ106は,上記メタ情報群の検索をし,該当するメタ情報群をネットワーク103を介して送信する。
【0274】
情報受信端末101は,ネットワーク103を介して上記メタ情報群を取得し(S2505),上記メタ情報を情報受信端末固有のテンプレートを用いて,フィルタリングし,余分な情報をそぎ落とす。なお,フィルタリングする手段としては,例えばXMLとXSLTによる変換などを用いる。
【0275】
上記フィルタリング後,情報受信端末101の表示部508は,表示画面用のデータを生成する(S2507)。そして,表示部508は,画面表示する(S2509)。
【0276】
次に,図26に示すように,EPGサービスからメタ情報参照IDが送信され,情報受信端末101は,上記メタ情報参照IDの取得し(S2601),メタ情報参照IDに基づき,メタ情報群の検索要求し(S2603),ディレクトリサービスサーバ106は,上記メタ情報群の検索をし,該当するメタ情報群を抽出する。
【0277】
ディレクトリサービスサーバ106は,テンプレートDBから適当なテンプレートを呼び出し,上記メタ情報群を,フィルタリングし,余分な情報をそぎ落とす。
【0278】
上記フィルタリング後,ディレクトリサービスサーバ106は,表示画面用のデータを生成する(S2605)。
【0279】
そして,ディレクトリサービスサーバ106は,上記生成された表示画面用のデータの存在場所をURIに設定し,上記URI情報をネットワーク103を介して,情報受信端末101に送信する。
【0280】
上記URI情報を受信した情報受信端末101は,上記URI情報に基づき,画面表示する(S2607)。
【0281】
図25,図26に示すように,ディレクトリサービスサーバ106側で必要な情報を元に画面生成用の情報を作成し,その情報を情報受信端末101に送信する,または表示用の画面までを生成し,そのURIを送信する,というシステムでも同様のサービスは可能である。
【0282】
情報受信端末101は必要に応じて受信した情報を表示する,または受信したURIに従い表示ページにアクセスする。
【0283】
情報受信端末101やディレクトリサービスサーバ106で情報をフィルタリングする手段としては,例えばXMLとXSLTによる変換などを用いる。またはキーワードを元にした検索を利用して,条件に当てはまるものだけを取り出す,という手法を用いる。
【0284】
次に,複数の情報受信端末101からの統合嗜好分析について説明する。
【0285】
本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムでは情報受信装置101でユーザーの嗜好分析を行うことを想定しているが,さらにアカウントアグリゲーションサーバ109などユーザー情報を統合的に管理するサーバで,複数種の情報受信装置101で得られた嗜好情報を統合管理する。
【0286】
各種の情報受信装置101のうち嗜好分析機能を持つものについては情報受信装置101内での分析結果を定期的にアカウントアグリゲーションサーバ109に送信し,ユーザーメタ情報のデータを更新する。
【0287】
複数の種類の情報受信装置101からここで集められた情報をもとに嗜好分析を行い,その分析結果もまた複数の種類の情報受信装置101で利用できるようにする。
【0288】
また,情報受信装置101は,各放送局105のディレクトリサービスサーバ106から取得したサブメタ情報等のメタ情報群を情報受信装置101内部のデータベースに一元管理する。
【0289】
ディレクトリサービスサーバ106にアクセスした際,情報受信装置101は,取得されたサブメタ情報などのメタ情報をデータベース(図示せず。)に追加し,メタ情報の同一カテゴリーへのアクセス頻度などを別途保存する。さらに,情報受信装置101は,実際にコンテンツを購入した情報等も保存する。
【0290】
情報受信装置101は,これらの情報を,視聴者にかかる嗜好情報のメタ情報(図示せず。)として管理する。上記嗜好情報に関するメタ情報から視聴者のコンテンツの実体に対する嗜好分析や性格診断等する。表示部にコンテンツを表示する際,上記結果に基づき,興味を示す可能性が高いコンテンツを優先的に表示(リコメンド)する。
【0291】
次に,本実施の形態にかかる情報受信装置101が取得したサブメタ情報等のメタ情報群からサブコンテンツにアクセスする動作について説明する。
【0292】
まず,図27および図28を参照しながら,本実施の形態にかかるサブメタ情報に含まれるURIに基づき,サブコンテンツにアクセスする動作について説明する。
【0293】
図27(a)に示すように,ディレクトリサービスサーバ106から送信されるメタ情報群にあらかじめURIを含む情報が付加されている場合には視聴者はそれを直接選択することでコンテンツサービスサーバ107の該当するサブコンテンツにアクセスすることができる。
【0294】
サブコンテンツにアクセスするためには,図27(a)に示すように,情報受信装置101のEPG表示画面に表示される「グッと楽」などの番組が選択され,“関連情報”ボタンがマウスなどの入力部511により押下される。
【0295】
なお,本実施の形態にかかるEPG表示画面には,メタ情報参照IDである“参照ID:A−1”が表示される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,EPG表示画面には,上記メタ情報参照IDが表示されない場合であっても実施可能である。
【0296】
番組のタイトル「グッと楽」と表示された矩形の枠線が入力部511により黒色太線のアクティブ状態となり,さらに矩形が入力部511によりダブルクリックされると,番組名,出演者情報,またはURLが含まれる特別サイトなどが見出し部1201に表示される。なお,「特別サイト」には,URLが表示されずメールアドレスなどの場合であってもよい。
【0297】
次に,視聴者は,見出し部1201に表示された「特別サイト」を選択し,さらに“関連情報”ボタンを選択すると,情報受信装置101は,「特別サイト」に指定されたURLのコンテンツサービスサーバ107にアクセスする。
【0298】
図27に示す見出し部1201に表示された「特別サイト」が,入力部511により選択されると,情報受信装置101の第1コンテンツアクセス部505は,記憶された「特別サイト」に含まれるURLを抽出する。
【0299】
図28に示すように,第1コンテンツアクセス部505は,情報受信装置101のメタ情報取得/記憶部503が記憶するメタ情報参照ID801−1のメタ情報群のうち,属性が“特別サイト”であるメタ情報を読み込み,属性値である“http://・・・”を抽出する
【0300】
次に,図28に示すように,第1コンテンツアクセス部505は,上記URL(http://・・・)に基づき,ネットワーク103を介して,コンテンツサービスサーバ107にアクセスする。
【0301】
コンテンツサービスサーバ107は,図28に示すように,上記URLに該当するWeb画面などから構成された特別サイト情報を,ネットワーク103を介して情報受信装置101に送信する。
【0302】
コンテンツサービスサーバ107から送信される特別購買サイト情報を受信すると,情報受信装置101は,図27(b)に示すように,EPG表示画面などに表示する。
【0303】
特別サイト情報が表示部508に表示されることにより,図27(b)に示す楽曲などの商品を購入することができる。商品の購入は,画面に表示される“購入”ボタンの押下により,実行される。上記“購入”ボタン押下以降の課金・決済処理については,後述する。
【0304】
放送局105側でURLが含まれるサブメタ情報を生成するため,放送局が意図的に,情報受信装置101から所定のサイトにアクセスさせることが容易となる。なお,上記サイトにアクセスする情報受信装置101は,サイトが有するコンテンツに興味を持っている可能性が高い。
【0305】
次に,図29および図30を参照しながら,本実施の形態にかかるサブメタ情報に含まれるキーワードに基づき,サブコンテンツにアクセスする動作について説明する。
【0306】
ディレクトリサービスサーバ106から送信されるメタ情報群に含む属性値またはインデックスをキーワードとして,情報受信装置101は,ネットワーク103に接続されたディレクトリサービスサーバ106またはコンテンツサービスサーバ107が保有するサブコンテンツや放送予定(または放送済み)の番組にかかる番組メタ情報を,検索することができる。
【0307】
上記インデックスは,メタ情報のうち番組メタ情報,グループメタ情報,またはサブメタ情報のうちいずれかを示す。例えば,インデックスは,図12等に示すメタ情報に設定されるタグなどに該当する。なお,カテゴリーは,かかる例に限定されず,メタ情報群全体がどの分野のメインコンテンツに関連するメタ情報であるのかを示す場合であっても実施可能である。
【0308】
図29(a)に示すように,例えば,EPG表示画面に表示される「グッと楽」が選択され,入力部511によりダブルクリック等が実行されると,情報受信装置101は,「グッと楽」のメタ情報参照IDに関連するメタ情報を見出し部1401に表示する。
【0309】
なお,本実施の形態にかかるEPG表示画面には,メタ情報参照IDである“参照ID:A−1”が表示される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,EPG表示画面には,上記メタ情報参照IDが表示されない場合であっても実施可能である。
【0310】
上記見出し部1401には,「番組名」,「ジャンル」,「出演」,または「特別購買サイト」などが表示される。上記見出し部1401のうち,「出演」に表示された“木室拓哉”に関連するサブコンテンツを表示する場合,表示された「木室拓哉」が選択され,“キーワード検索”ボタンが押下される。
【0311】
図30に示すように,情報受信装置101は,選択された“木室拓哉”をキーワードとして,ネットワーク103に接続された全放送局分のディレクトリサービスサーバ106またはコンテンツサービスサーバ107のメタ情報群を検索する。なお,情報受信装置101が全放送局分のディレクトリサービスサーバ106のURIを記憶していない場合,URIが記憶された放送局のディレクトリサービスサーバ106にメタ情報の検索を依頼する。
【0312】
さらに,上記指定されたキーワード“木室拓哉”の他に,“木室拓哉”と関連性が強い略称“キムタ”もキーワードとして一緒に検索する。なお,“キムタ”と“木室拓哉”は,予め関連付テーブル(図示せず。)により関連性が強いと定義されている。検索のために必要なメタ情報が情報受信装置101内にない場合には,ディレクトリサービスサーバ106から部分取得する。
【0313】
検索結果,属性値が“木室拓哉”もしくは“キムタ”であるメタ情報が存在した場合,上記メタ情報にと関連付けられた番組メタ情報のEPG表示画面に表示されるタイトル等の色を変更するなどして明示する。
【0314】
また検索された番組メタ情報(基本EPG情報)をソートして一覧表示などすることも可能とする。一覧表示の画面からさらに番組ごとの詳細情報を表示することもできる。
【0315】
情報受信装置101は,ディレクトリサービスサーバ106に,メタ情報参照ID801−1などに基づき,ネットワーク103を介して,アクセスする。アクセス後,情報受信装置101は,ディレクトリサービスサーバ106,サブメタ情報等のメタ情報群の検索を依頼する。
【0316】
情報受信装置101は,コンテンツサービスサーバ107に,「特別サイト」などに含むURLに基づきネットワーク103を介して,アクセスする。アクセス後,情報受信装置101は,コンテンツサービスサーバ107に,該当するメタ情報の検索を依頼する。なお,上記URLを取得することができない場合,情報受信装置101は,コンテンツサービスサーバ107にアクセスしない。
【0317】
検索の依頼を受けたディレクトリサービスサーバ106またはコンテンツサービスサーバ107は,情報受信装置101から送信されるキーワード“木室拓哉”を含むメタ情報群を,まず検索し,上記“木室拓哉”を有するメタ情報のみを抽出し,部分的に取得する。なお,本実施の形態にかかるキーワードは,木室拓哉であるが,かかる例に限定されない。
【0318】
図29(b)に示すように,キーワード“木室拓哉”の検索により,放送局105−Aのコンテンツサービスサーバ107は,“商品”「本」に関するサブメタ情報群を検索し,放送局105−Bのコンテンツサービスサーバ107は,“商品”「CD」に関するサブメタ情報群を検索し,キーワードを有するサブメタ情報を抽出し,部分的に取得する,またはサブメタ情報群全体を取得する。
【0319】
検索されたサブメタ情報等のメタ情報は,ネットワーク103を介して,コンテンツサービスサーバ107またはディレクトリサービスサーバ106から情報受信装置101に送信される。
【0320】
次に,図29(c)に示すように,情報受信装置101の表示部508は,検索結果として,上記サブメタ情報を表示する。なお,該当するサブメタ情報が存在しない場合,表示部508には何も表示されない。
【0321】
図29(c)に示すように,表示部508に表示される“購入”ボタンが押下されることにより,該当する商品などのサブコンテンツを購入することができる。なお,表示部508には,“購入”ボタンのみが備えられる場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,表示部508には,さらにWebサイトなどにアクセスするための“サイト遷移”ボタンなどが備えられる場合であっても実施可能である。
【0322】
また,検索されたサブメタ情報に含むURLに基づき,サブコンテンツにアクセスした後,情報受信装置101は,コンテンツに付加されたサブメタ情報をさらに検索することもできる。
【0323】
また,検索されたサブメタ情報に含むURLに基づき,サブコンテンツにアクセスした後,第2分析部510で上記コンテンツまたはサブメタ情報を分析し,嗜好情報を再生成する。
【0324】
次に,情報受信装置101は,再生成された嗜好情報に基づき,キーワードを再抽出して,コンテンツに付加されたサブメタ情報をさらに検索することもできる。
【0325】
検索対象は,上述の場合と同様に,サブコンテンツまたは番組メタ情報等であり,これにより番組に関連するサブコンテンツから番組に関する番組メタ情報等を逆引きで検索することも可能である。
【0326】
検索のために使用するキーワードは,単数の場合でも,複数の場合でもよい。複数のキーワードを選択することにより,さらに検索対象を絞り込むことができる。例えば「木室拓哉」「ドラマ」をキーワードとして検索した場合,「木室拓哉のドラマ」に関連したサブコンテンツのみが結果として表示される。
【0327】
また情報受信装置101に備わる入力部511に専用のキーワード入力インターフェースを備えることで,表示部508に表示される“木室拓哉”などのメタ情報から得られるキーワードのみでなくユーザー(視聴者)が任意にキーワードを入力又は登録することも可能となる。
【0328】
したがって,キーワードを入力する,または入力部511により表示部508に表示されるメインメタ情報等を選択し,メインメタ情報に関連付けられたサブメタ情報などをアクセスすることにより,一の番組から他の番組の検索,一の番組に関連付けられたサブコンテンツの検索,一のサブコンテンツから他のサブコンテンツの検索,または一のサブコンテンツから他の番組の検索を実現することが可能である。
【0329】
次に,図31および図32を参照しながら,本実施の形態にかかる情報受信装置101が管理する嗜好情報に基づいてサブコンテンツにアクセスする動作について説明する。
【0330】
情報受信装置101は,上述した嗜好情報に基づいて,キーワード検索する。上記嗜好情報は,ディレクトリサービスサーバ106等にアクセスした結果を蓄積し,結果を分析することにより生成される。
【0331】
図31(a)に示すように,EPG表示画面に備えられる“おすすめ”ボタンなどが押下される。“おすすめ”ボタンが押下されると,情報受信装置101の嗜好分析エンジン部(図示せず。)は,第1分析部504または第2分析部510に管理された嗜好情報に基づき,ユーザーが特に興味を持っているキーワードを抽出する。
【0332】
なお,本実施の形態にかかるEPG表示画面には,メタ情報参照IDである“参照ID:A−1”が表示される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,EPG表示画面には,上記メタ情報参照IDが表示されない場合であっても実施可能である。
【0333】
また,本実施の形態にかかる嗜好分析エンジン部は,第1分析部504内に備える場合,第2分析部510内に備える場合,情報受信装置101内に備える場合,または,ネットワーク103に接続されたサーバ内に備える場合などであっても実施可能である。
【0334】
図32に示すように,情報受信装置101は,メタ情報を取得する際に発生するアクセス情報に基づき,嗜好情報を生成する。生成された嗜好情報は,第1分析部504に記憶される。
【0335】
図31(a)に示す“おすすめ”ボタンが押下されると,情報受信装置101の嗜好分析エンジンは,上記嗜好情報に基づき,視聴者が興味を示すようなキーワードを抽出する。
【0336】
キーワードを抽出すると,視聴者の興味を示す優先順位が設定される。図32に示すように,「木室拓哉」と「音楽」とが“★”の数が多く,興味を示す優先順位が高い。したがって,上記「木室拓哉」と「音楽」とが,検索するキーワードになる。
【0337】
情報受信装置101は,全放送局105のディレクトリサービスサーバ106またはコンテンツサービスサーバ107に,ネットワーク103を介して,アクセスする。アクセス後,情報受信装置101は,上記キーワードに該当するメタ情報群の検索を依頼する。
【0338】
なお,情報受信装置101が全放送局105のディレクトリサービスサーバ106のURIを記憶していない場合,情報受信装置101は,URIを記憶しているディレクトリサービスサーバ106に対して検索する。
【0339】
図31(b)に示すように,キーワード“木室拓哉”,“音楽”の検索により,放送局105−Aのコンテンツサービスサーバ107は,“商品”「本」に関するサブメタ情報群を検索し,放送局105−Bのコンテンツサービスサーバ107は,“商品”「CD」に関するサブメタ情報群を検索する。
【0340】
検索されたサブメタ情報等のメタ情報は,ネットワーク103を介して,コンテンツサービスサーバ107またはディレクトリサービスサーバ106から情報受信装置101に送信される。
【0341】
次に,図31(c)に示すように,情報受信装置101の表示部508は,検索結果として,上記サブメタ情報を表示する。なお,該当するサブメタ情報が存在しない場合,表示部508には存在しない旨のメッセージが表示,もしくは何も表示されない。
【0342】
図31(c)に示すように,表示部508に表示される“購入”ボタンが押下されることにより,情報受信装置101は,該当する商品などのサブコンテンツを購入することができる。
【0343】
また,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムでは,視聴者であるユーザーが情報受信装置101により,ディレクトリサービスサーバ106にアクセスして取得したメタ情報は視聴者の嗜好に適合している可能性が高い。
【0344】
したがって,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムでは,情報受信装置101がディレクトリサービスサーバ106にアクセスして取得したメタ情報に基づき,情報受信装置101ごとの嗜好分析を行う機能を備えているが,条件選択式EPG表示画面のため,取得したメタ情報はEPG表示画面全体の基本EPG情報に関連するメタ情報を表示することだけを目的としている場合があり,その際に部分取得などで取得したメタ情報は必ずしも視聴者の嗜好にあっているとはいえない可能性がある。
【0345】
そのため,嗜好分析の元情報としてこれらの情報を扱う場合にはそのまま利用するだけではなくメタ情報ごとに重み付けをする。例えば,EPG表示画面に詳細情報として表示するために,最初に選択し取得したメタ情報には重みづけを大きくし,さらに上記メタ情報に基づき,他のメタ情報を検索した検索結果を表示するためだけに取得したメタ情報は重み付けを小さくするなどの重み付けをすることが可能である。
【0346】
(統合認証・決済)
次に,例えば,視聴者がキーワードでサブコンテンツを検索した結果,コンテンツサービスサーバ107で上記キーワードに該当するサブコンテンツが検索された場合,情報受信装置101の表示部508に表示されたサブコンテンツを“購入”ボタンが押下されることで,複数のコンテンツサービスサーバ107から所望の商品を一括して購入することが可能である。
【0347】
上記一括購入を実現するために,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システム100には,アカウントアグリゲーションサーバ109が備わる。まず情報受信装置101は,上記アカウントアグリゲーションサーバ109にアクセスし,統合ユーザーIDとパスワードをアカウントアグリゲーションサーバ109に登録する。
【0348】
上記統合ユーザーIDは,複数のコンテンツサービスサーバ107で共通して利用可能な統合されたIDである。したがって,1の統合ユーザーIDを利用することで,情報受信装置101は,複数のコンテンツサービスサーバ107が保有するサブコンテンツを購入することが可能となる。
【0349】
次に,情報受信装置101は,統合ユーザーIDとパスワードを利用してアカウントアグリゲーションサーバ109にログインする。コンテンツサービスサーバ107が保有するサブコンテンツ一覧から所望のサブコンテンツを選択する。
【0350】
より具体的には,所望のサブコンテンツを選択するために,情報受信装置101は,所望のサブコンテンツを自分の「バスケット」にいれるとアカウントアグリゲーションサーバ109に指示し,購入候補として登録させる。
【0351】
さらに情報受信装置101は他のコンテンツサービスサーバ107が保有するサブコンテンツ一覧から所望のサブコンテンツを購入する場合,情報受信装置101は,上記所望のサブコンテンツを選択すると,アカウントアグリゲーションサーバ109は,上記サブコンテンツを購入候補として登録する。
【0352】
購入候補として上記バスケットに登録された複数のサブコンテンツに対し,ユーザーが「購入」を指示する。具体的には,表示部508に表示された“購入”ボタンが入力部511により押下されるなどが例示される。
【0353】
「購入」が指示されると,アカウントアグリゲーションサーバ109はバスケットに入ったサブコンテンツの金額に応じて,アカウントアグリゲーションサーバ109内の課金・決済機能により,決済を行う。
【0354】
上記決済は,サブコンテンツを管理するコンテンツサービスサーバ107単位で行う。決済が終了すると,アカウントアグリゲーションサーバ109は,決済結果(完了報告)をそれぞれのコンテンツサービスサーバ107に送信する。
【0355】
上記決済結果に応じて,コンテンツサービスサーバ107はサブコンテンツをユーザーに提供する。なお,決済結果によっては,コンテンツサービスサーバ107は,サブコンテンツをユーザーに提供しない。例えば,残高不足により決済できない場合等が例示される。
【0356】
さらに,アカウントアグリゲーションサーバ109は,課金・決済を代行したサブコンテンツの代金を清算するため,適当な期間内にコンテンツサービスサーバ107に対し,代金を振込んだ結果を示す清算データ送信する。
【0357】
(リアルタイム更新)
次に,基本EPG情報の配信を放送波のSIを利用して行う場合,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システム100においては,メタ情報参照IDのみが基本EPG情報に付加されて配信される。
【0358】
サブメタ情報等は,基本EPG情報とともに配信されず,ネットワーク103に接続されたディレクトリサービスサーバ106に保有されている。またサブコンテンツもコンテンツサービスサーバ107に保有されている。
【0359】
基本EPG情報とともに配信されるメタ情報参照IDを一意に定め,そこから参照される先(ディレクトリサービスサーバ106,コンテンツサービスサーバ107)のコンテンツまたはサブメタ情報を更新することで,視聴者がメタ情報を取得しようとした際,常に最新の情報を提示することが可能となる。
【0360】
図33に示すように,アクセス1801の場合,情報受信装置101は,ディレクトリサービスサーバ106から“最新CDを購入「http://abc.com/」”を示すサブメタ情報を取得する。
【0361】
さらに,アクセス1802の場合,情報受信装置101は,コンテンツサービスサーバ107に保有された“最新CD「SAKURAとロープ」「http://abc.com/」”のサブコンテンツにアクセスする。
【0362】
アクセス1803の場合,情報受信装置101が取得するサブメタ情報は,上記アクセス1801の場合と同様である。アクセス1804の場合,サブコンテンツが更新されているため,情報受信装置101は,最新のサブコンテンツ(“最新CD「カラス」「http://abc.com/」”)にアクセスすることができる。
【0363】
アクセス1805の場合,ディレクトリサービスサーバ106が保有するサブメタ情報が更新されたため,情報受信装置101は,最新のサブメタ情報(“新番組特設サイト「http://new.com/」”)を取得することができる。
【0364】
またアクセス1806の場合,コンテンツサービスサーバ107が保有するサブコンテンツが更新されたため,情報受信装置101は,最新のサブコンテンツ(“新番組主題歌CD先行販売「http://new.com/」”)にアクセスすることができる。
【0365】
なお,上記サブコンテンツまたはサブメタ情報等が更新された場合,EPGサービスサーバ108に対して,上記更新されたサブコンテンツまたはサブメタ情報等を送信する必要がない。
【0366】
したがって,放送局105は,上記サブコンテンツまたはサブメタ情報等の更新により発生する編成情報の更新処理などの処理を省略できる。また,上記サブコンテンツまたはサブメタ情報等の更新は,SI情報に影響を与えず,そのままSI情報を使用することができる。
【0367】
上記説明の応用例として「番組録画予約の延長対応」を示す。番組を録画可能な情報受信装置101が基本EPG情報に基づき録画予約をする場合,コンテンツ提供システム100を利用することにより,放送局105側が提供するメタ情報参照IDを介して放送番組の番組メタ情報と,基本EPG情報で表現される番組情報とが一意的に対応付けられる。
【0368】
なお,現状の基本EPG情報は,放送局105が放送する番組との明確な対応関係を持つことができない。
【0369】
例えば,「プロ野球」番組を録画予約したとする。情報受信装置101は,基本EPG情報等に基づき,「プロ野球」番組のメタ情報参照IDが「B−1」であることを把握する。
【0370】
さらに,情報受信装置101は,メタ情報参照ID「B−1」をキーとしてディレクトリサービスサーバ106から関連するサブメタ情報等を取得する。なお,上記サブメタ情報等のメタ情報は,属性として番組延長の可能性があることを示す延長フラグ(図示せず。)を備える。
【0371】
情報受信装置101は,延長フラグが立っている場合には定期的(例えば10分ごと,など)にディレクトリサービスサーバ106が保有する「B−1」のメタ情報を参照する。
【0372】
情報受信装置101は,番組が予約された時刻になると録画を開始するが,録画中も,定期的にディレクトリサービスサーバ106が保有する当該メタ情報を参照する。
【0373】
上記参照する上記サブメタ情報等のメタ情報は,属性として延長フラグの他に,録画時間変更後の開始時刻,または終了時刻などを含む。
【0374】
放送局105は,放送時間の延長や変更があった場合,リアルタイムにディレクトリサービスサーバ106が保有する番組メタ情報に付属する開始時刻または終了時刻などを更新する。
【0375】
上記番組メタ情報などのメタ情報に付属する録画時刻情報が更新されていた場合,情報受信装置101は,自動的に録画時間を延長するなどの処理を行うことができる。なお,録画予約した番組が延長される場合に限らず,録画予約した番組よりも前の時間に放送された番組が延長された場合等であっても,リアルタイムにメタ情報の付属する録画時間を変更することができる。
【0376】
また,番組を録画可能な情報受信装置101は,番組を録画保存する際,基本EPG情報と,上記基本EPG情報に対応する番組のメタ情報参照IDも保存する。
【0377】
視聴者が録画した番組に関連する情報を取得するため,上述した“関連情報”ボタンが押下されると,上記番組に対応するメタ情報参照IDに基づき,情報受信装置101は,ディレクトリサービスサーバ106にアクセスし,関連するメタ情報を要求する。
【0378】
情報受信装置101は,メタ情報参照IDの有効期限が切れていない限り,サブメタ情報等のメタ情報を,ネットワーク103を介してディレクトリサービスサーバ106から取得することができる。
【0379】
ディレクトリサービスサーバ106に存在するメタ情報群の内容は,リアルタイムに更新可能である。したがって,情報受信装置101は,ディレクトリサービスサーバ106にアクセスするタイミングに応じて,内容が相違するメタ情報を取得することができる。
【0380】
上記一の番組から参照可能なメタ情報やサブコンテンツの内容が更新されても,同一のメタ情報参照IDであれば,情報受信装置101は,更新後のメタ情報またはサブコンテンツを取得することができる。
【0381】
本実施の形態にかかるコンテンツ提供システム100の特徴として,ディレクトリサービスサーバ106とコンテンツサービスサーバ107とを,放送局105ごとに独自に管理することが可能である。
【0382】
これにより各放送局105が管理するメタ情報同士の間で依存しないため,各放送局105は,独自に管理するメタ情報の範囲内で,本実施の形態にかかるコンテンツ提供システム100を運用することができる。
【0383】
また,全ての放送局105が一斉にコンテンツ提供システム100の運用を開始せずに,放送局105は,運用開始日時を問わず,随時,コンテンツ提供システム100の運用を開始することができる。
【0384】
情報受信装置101は,取得したメタ情報を,放送局105ごとに識別して,管理する必要があるが,適当な形式のフォーマットに変換することができる。これにより複数の放送局105から取得したメタ情報等を,情報受信装置101は,一元的に管理または利用し,さらに情報受信装置101は,複数のコンテンツサービスサーバ106が保有するサブコンテンツ等にアクセスすることができる。
【0385】
また,情報提供装置104は,メタ情報群全体ではなくメタ情報参照IDのみを情報受信装置101に配信し,必要に応じてメタ情報参照IDに関連付けられたメタ情報群を送信する。したがって,配信時のデータ量および情報受信装置101に蓄積されるデータ量を軽減,処理の効率化を図ることができるとともに,所望のコンテンツを情報受信装置101に提供することができる。
【0386】
情報提供装置104が情報受信装置101に対してサブコンテンツ等を提示する際に,情報受信装置101に属する視聴者の嗜好に合わせて提示することにより,情報提供装置104は,情報受信装置101に無駄なく効率的に宣伝情報を提供できる。
【0387】
情報受信装置101は,メタ情報に基づき,上記メタ情報に関連するサブコンテンツ等を容易に検索することができる。また,検索する際に複数の情報提供装置104から得たメタ情報等に基づき,情報受信装置101は,複数の情報提供装置が保有するサブコンテンツ等を取得することができる。
【0388】
情報提供装置104は,情報受信装置101が情報提供装置104にアクセスして,メタ情報を受信する際のアクセス情報を取得することができる。
【0389】
情報受信装置101は,メタ情報参照IDに基づき,情報提供装置104から常に最新のサブコンテンツまたはサブメタ情報等を受信することができる。
【0390】
メタ情報全体ではなくメタ情報参照IDのみを基本EPG情報とともに配信することにより,配信時に付加するデータ量および視聴者の受信装置に蓄積される情報を小さくできる。またそのために大きな新規インフラや放送における規格変更を必要としない。
【0391】
放送局105やコンテンツを提供する情報提供装置104が視聴者に対して提供したいコンテンツを提示する際に,視聴者の嗜好を絞って提示することにより効果的な宣伝が可能となる。
【0392】
視聴者は自分の興味のある内容に関連するコンテンツを容易に検索することができ,無駄な情報を省いて目的のコンテンツにたどり着ける。その際に複数の放送局105から得た情報を元に複数の放送局が用意したコンテンツへアクセスできる。視聴者は放送局105ごとの区別を意識する必要がない。
【0393】
放送局105単位でディレクトリサービスサーバ106,コンテンツサービスサーバ107を独立して管理できる。サービスに全放送局105が参加しなくてもサービスを開始でき,後からの追加も可能である。
【0394】
基本EPG情報はEPGサービスの配信会社などが一括して収集して配信することになるが,その他の付加的なECG情報は放送局内で閉じて管理することが可能。EPGサービス配信会社にデータを出す必要がないためデータの更新のために発生する作業が少なくてすみ,またディレクトリサービスサーバ106やコンテンツサービスサーバ107の内容の変更が放送波(SI情報)に影響を与えない。
【0395】
メタ情報参照IDは放送局105内で一意であればよく,発番にあたり他の放送局と調整する必要がない。
【0396】
視聴者が詳細情報や関連情報のメタ情報を取得する際にディレクトリサービスサーバ106にアクセスするため,メタ情報の提供者(主に放送局105)はその際のアクセス情報を取得することができる。(メタ情報全体を情報受信装置101に蓄積し処理するやり方ではこういった情報は視聴者が明示的にデータを送信しない限り取得できない。)
ひとつの番組から参照されるメタ情報やコンテンツ内容を時間の経過により更新しても受信装置が受け取る情報は常に同一のメタ情報参照IDでよい。視聴者のアクセスタイミングにあわせて常に最新の情報を提示することができる。リアルタイムな放送に関しての場合と同様に録画された番組に関する情報も扱うことができる。
【0397】
メタ情報参照IDや各種メタ情報の各属性,有効期間を放送局105側で制御することができる。
【0398】
複数のサービス提供者によって提供されるサービスを,統合された一つのユーザーIDで利用することができる。
【0399】
ユーザー情報管理を本サービスで管理するアカウントアグリゲーションサーバ109ではなく,ユーザーが管理するディレクトリサービスサーバ106内で行うことにより,必要以上のユーザー情報をサービス提供者に知らせる必要が無く,ある程度ユーザー側で情報を保護することが可能となる。
【0400】
情報受信装置106側またはディレクトリサービスサーバ106側でのフィルタリングにより,当該情報受信装置101で利用できるコンテンツの情報のみを表示することができる。
【0401】
当該情報受信装置で利用できないコンテンツの情報を表示するが,それを利用できる受信装置に対してコンテンツ情報を転送することで,ユーザーが利用したいコンテンツを発見して,それを適した情報受信装置101で利用するまでの手順を簡略化することができる。
【0402】
あるユーザーが注目したコンテンツ情報を他のユーザーに伝えることにより,コンテンツの宣伝効果向上が期待できる。
【0403】
複数の情報受信装置101で収集されたユーザー嗜好情報を統合的に分析,利用することにより,ユーザーの利用頻度の高い受信装置でも低い受信装置でも,より精度の高い嗜好情報を利用したサービスを提供することができる。
【0404】
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例を想定し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0405】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,コンテンツを取得するために必要な情報を,上記コンテンツの提供対象となり得る受信装置に転送することにより,受信装置がコンテンツを効率的に取得することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムの概略的な構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態にかかる放送局の概略的な構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態にかかるECG情報のデータ構造の概略を示す説明図であり,
【図4】本実施の形態にかかるECG情報に含まれるメタ情報の概略を示す説明図である。
【図5】本実施の形態にかかるメタ情報のグループ化されたデータ構造の概略を示す説明図である。
【図6】本実施の形態にかかるユーザーメタ情報とユーザー端末メタ情報のデータ構造の概略を示す説明図である。
【図7】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムの概略的な構成を示す説明図である。
【図8】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムの概略的な構成を示す説明図である。
【図9】本実施の形態にかかる情報受信装置,ディレクトリサービスサーバ,およびコンテンツサービスサーバの概略的な構成を示すブロック図である。
【図10】本実施の形態にかかるメタ情報のグループ化されたデータ構造の概略を示す説明図である。
【図11】本実施の形態にかかるメインメタ情報およびサブメタ情報のデータ構造を示す説明図である。
【図12】本実施の形態にかかるメタ情報群のデータ構造を示す説明図である。
【図13】本実施の形態にかかるEPGデータのデータ構造を示す説明図である。
【図14】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される処理の概略的な動作を示す説明図である。
【図15】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される処理の概略的な動作を示す説明図である。
【図16】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される処理の概略的な動作を示す説明図である。
【図17】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される処理の概略的な動作を示す説明図である。
【図18】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される情報受信装置に表示される画面の構成を示す説明図である。
【図19】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される処理の概略的な動作を示す説明図である。
【図20】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される処理の概略的な動作を示す説明図である。
【図21】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される処理の概略的な動作を示す説明図である。
【図22】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される処理の概略的な動作を示す説明図である。
【図23】本実施の形態にかかるメタ情報のグループ化されたデータ構造の概略を示す説明図である。
【図24】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される情報受信装置に表示される画面の構成を示す説明図である。
【図25】本実施の形態にかかるメタ情報の画面表示の処理の概略を示す説明図である。
【図26】本実施の形態にかかるメタ情報の画面表示の処理の概略を示す説明図である。
【図27】本実施の形態にかかるサブメタ情報に含まれるURIに基づき,サブコンテンツにアクセスする動作について説明する。
【図28】本実施の形態にかかるサブメタ情報に含まれるURIに基づき,サブコンテンツにアクセスする動作について説明する。
【図29】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される情報受信装置に表示される画面の構成を示す説明図である。
【図30】本実施の形態にかかるサブメタ情報に含まれるURIに基づき,サブコンテンツにアクセスする動作について説明する。
【図31】本実施の形態にかかるコンテンツ提供システムに適用される情報受信装置に表示される画面の構成を示す説明図である。
【図32】本実施の形態にかかるサブメタ情報に含まれるURIに基づき,サブコンテンツにアクセスする動作について説明する。
【図33】本実施の形態にかかる情報受信装置からディレクトリサービスサーバまたはコンテンツサービスサーバにアクセスする動作の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
100 :コンテンツ提供システム
101 :情報受信装置
103 :ネットワーク
104 :情報提供装置。
105 :放送局
106 :ディレクトリサービスサーバ
107 :コンテンツサービスサーバ
108 :EPGサービスサーバ
109 :アカウントアグリゲーションサーバ

Claims (12)

  1. 少なくとも1つの機器に依存するコンテンツを提供するコンテンツ提供方法において:
    所定の機器において所望のコンテンツを検索し,
    検索されたコンテンツと,前記コンテンツが依存する機器に関する情報を表示することを特徴とする,コンテンツ提供方法。
  2. 前記検索されたコンテンツが,前記所定の機器に依存するコンテンツであれば,前記コンテンツへアクセスすることを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
  3. 前記検索されたコンテンツが,前記所定の機器以外の機器に依存するコンテンツであれば,前記コンテンツが依存する機器へ前記コンテンツメタ情報を転送することを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
  4. 前記検索されたコンテンツは,前記コンテンツが依存する機器のメールアドレスに転送されることを特徴とする,請求項3に記載のコンテンツ提供方法。
  5. 前記検索されたコンテンツが,前記所定の機器以外の機器に依存するコンテンツであれば,前記コンテンツが依存する機器へ前記コンテンツのメタ情報参照IDを転送することを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
  6. 前記検索されたコンテンツが,前記所定の機器以外の機器に依存するコンテンツであれば,前記コンテンツが依存する機器へ前記メタ情報参照IDを転送することを特徴とする,請求項5に記載のコンテンツ提供方法。
  7. 少なくとも1つの機器に依存するコンテンツの検索を行なう検索装置において:
    所望のコンテンツを検索する検索手段と,
    前記検索手段において検索されたコンテンツと,前記コンテンツが依存する機器に関する情報を表示させる表示手段と,
    を備えることを特徴とする検索装置。
  8. 前記検索手段において検索されたコンテンツが,前記検索装置に依存するコンテンツであれば,前記コンテンツへアクセスするアクセス手段とを更に備えることを特徴とする,請求項7に記載の検索装置。
  9. 前記検索手段において検索されたコンテンツが前記検索装置以外の機器に依存するコンテンツであれば,前記コンテンツが依存する機器へ前記コンテンツに関連するメタ情報を転送登録する転送登録手段を更に備えることを特徴とする,請求項7に記載の検索装置。
  10. 前記検索手段において検索されたコンテンツは,前記コンテンツが依存する機器のメールアドレスに転送されることを特徴とする,請求項9に記載の検索装置。
  11. 前記検索手段において検索されたコンテンツが前記検索装置以外の機器に依存するコンテンツであれば,前記コンテンツが依存する機器へ前記コンテンツのメタ情報参照IDを転送登録するID転送登録手段を更に備えることを特徴とする,請求項7に記載の検索装置。
  12. 前記検索手段において検索されたコンテンツが,前記コンテンツが依存する機器のメールアドレスに転送されることを特徴とする,請求項11に記載の検索装置。
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