JP2005004216A - 大きな有効断面積を有する逆分散補償ファイバ、およびそれを組み込んだ光ファイバ通信システム - Google Patents

大きな有効断面積を有する逆分散補償ファイバ、およびそれを組み込んだ光ファイバ通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】負の分散、および負の分散スロープを持つ大きな有効断面積を持つ逆分散補償光ファイバ(IDF)を提供する。
【解決手段】 IDFは、コア領域21とクラッド領域27と、それらの中間にあって、負の比屈折率を有する第1の溝領域22と、第1の溝領域22に隣接する正の比屈折率を有する第1の障壁領域23と、第1の障壁領域23に隣接する負の比屈折率を有する第2の障壁領域24とを含む。IDFの有効断面積Aeffは、好ましくはおおよそ1550nmの伝送波長においておおよそ31μmである。
【選択図】 図2

Description

本発明は逆分散補償光ファイバに関する。より詳しくは、大きな有効断面積を持つ正分散ファイバの分散補償に好適な、従来の逆分散補償ファイバと比較して相対的に低い光損失を示す大きな有効断面積を有する逆分散補償光ファイバに関する。
光ファイバは、長距離にわたり比較的低い減衰量でかなり大量の情報を含む光信号を伝送できるガラス、あるいはプラスチックの細い糸である。一般に光ファイバはガラス、あるいは他の適当な材料からなる保護クラッド領域に囲まれた屈折率の高いコア領域を構成する光プリフォームの一部を加熱し、線引きすることによって作られる。一般にプリフォームから線引きされた光ファイバは、さらにクラッド領域にかけられた1層、あるいはそれ以上のコーティングによって保護されている。
光ファイバ伝送における進歩は、光ファイバが膨大な帯域幅の容量を持つことを可能にした。そのような帯域幅は、数千の電話による会話と数百のテレビ・チャネルを髪の毛のように細いファイバで同時に伝送することを可能にしている。光ファイバの伝送容量は、複数のチャネルが1本のファイバ上で多重化され各チャネルが異なる波長で動作する波長分割多重(WDM)システムにおいて増加している。しかしながら、WDMシステムにおいて4光子混合のようなチャネル間の非線形干渉が発生し、それが著しくシステム容量を減ずる。この問題は本出願の譲受人が保有する米国特許第5,327,516号(以下、516特許)で大きく解決されている。516特許は、動作波長において少量の分散を導入することによりこれらの非線形干渉を減ずる光ファイバについて開示している。1本の光ファイバ上を伝送されるWDMチャネル数が増えるに伴い、光ファイバによって伝えられる光の強度も増加する。光の強度が増加すると、チャネル間の干渉によって引き起こされる非線形効果もまた増加する。したがって、光ファイバにとってはチャネル間の非線形干渉を少なくするためにWDMチャネルのそれぞれに少量の分散を与えることは、特に増え続ける帯域幅に対する要求の観点から望ましいことである。しかしながら、伝送路を伝播した後、信号を復元可能にするために、導入された分散のばらつきが、異なるWDMチャネル間で可能な限り小さいことが重要である。
米国特許第5,327,516号
光ファイバの製造に使われる材料の品質には重要な進歩がある。1970年には、ガラス・ファイバの許容される損失は20dB/km程度であったが、現在、損失は一般に0.25dB/kmよりも小さい。石英ベースのファイバの理論上の最小損失は約0.15dB/kmであり、それは約1550ナノメータ(nm)の波長で出現する。ガラス・ファイバ中での光の速度は光の伝送波長の関数であるという事実により、ガラス・ファイバ中での分散はある範囲の波長を含むパルスに対してパルスを広げる原因となる。パルスの広がりはファイバの分散、ファイバ長、および光源のスペクトル幅の関数である。通常、個々のファイバの分散は縦軸に分散(単位は、ナノメータ(nm)あたりのピコ秒(ps)、ps/nm)、あるいはps/nm−km(キロメータ)、および横軸に波長をとったグラフ(図示せず)により図示される。正、および負の分散が有り得るので縦軸は、例えば、−250から+25ps/nm−kmの範囲となることもある。分散がゼロになる横軸上の波長はファイバのもっとも高い帯域幅に対応する。しかしながら、一般にこの波長はファイバが最小の減衰で光を伝送する波長とは一致しない。
例えば、一般的なシングル・モード・ファイバは約1550nmにおいて最良(つまり、最小の減衰で)の伝送をし、その場合、そのファイバの分散は1310nmでほぼゼロになる。また、先に述べたガラス・ファイバの理論上の最小損失は約1550nmの伝送波長で出現する。減衰が最も少ないことが分散がゼロであることよりも優先されるため、通常そのようなファイバ上で伝送される波長は一般に1550nmである。また、今日、光ファイバで伝送される光信号の増幅にもっとも一般的に使われるエルビウム・ドープ増幅器は、1530〜1565nmで動作する。そのようなファイバの分散は通常1550nmの最適伝送波長よりも波長1310nmでもっともゼロに近くなるので、ベストな全システム性能(つまり、低い光損失と低い分散)を提供するために伝送経路全般にわたる分散補償を改善するための試みが常になされている。
1550nmの伝送波長における分散補償を改善するために、通常、正の分散を有するファイバ(Positive Dispersion Fiber:PDF)からなる伝送ファイバを逆分散ファイバ(Inverse Dispersion Fiber:IDF)と連結することが知られている。一般に、正の分散を有する伝送ファイバは、波長チャネル間の非線形干渉を低減するために分散を導入するように設計されたシングル・モード・ファイバからなる。逆分散ファイバは、対象とする伝送ファイバの分散、および分散スロープ補償を可能にするために必要な負の分散、および負の分散スロープを有する。伝送PDFは、接合することによりある長さのIDFと連結される。PDFとIDFの組み合わせは、本来のファイバ損失と接合損失の両方を持っている。もちろん、伝送路の全光損失は最小に維持される必要がある。伝送品質の劣化を防止するために、より多くの増幅器が伝送路に沿って必要であるという事実により、長い伝送路が含まれるときには光損失を最小にする必要性はより重要である。
例えば、海洋横断通信システムにおいては、特定の波長、通常は伝送帯の中間で適合した相対分散スロープ(Relative Dispersion Slop:RDS)を持つ極めて大きな有効断面積(Super-Large-effective-Area)のPDFとIDFの組み合わせを使うことが好都合である。ファイバのRDSは、ファイバの分散Dに対するファイバの分散スロープSの比である。分散と分散スロープの適切な管理のためには、IDFのRDSはPDFのRDSと適合していることが必要である。しかしながら、単に伝送PDFと補償IDFとが適合するだけでは全ての問題は解決されない。先に述べた非線形効果の処理、曲げ損失、および光の減衰などの他の問題もまた考慮されねばならない。例えば、SLA伝送ファイバで分散補償に使われる従来のIDFは、1550nmにおいておよそ0.246dB/kmのメディアン損失がある。伝送路の全損失を少なくする一つの方法は、現在SLA伝送ファイバと組み合わせて使われる従来のIDFよりも低いファイバ損失のIDFを提供することである。しかしながら、現在、これらのSLA PDFsに使われる従来のIDFsは有効断面積がかなり小さく、問題がある。例えば、IDFの有効断面積が小さいことは、チャネル間の全非線形効果、および減衰損失が低減される度合いを制限し、またシステムの伝送性能の劣化を防止する度合いを制限してしまう。もちろん、システムの伝送性能が劣化すると、これらのシステムが支えるWDMチャネルの数も制限されることになる。
Tsukitaniほかの米国特許No.6,301,419B1(特許文献2)は、全体として伝送路の分散と分散スロープを低減するために、伝送ファイバとともに巻き枠に巻き、つなぎ合わせた分散補償モジュールへの使用に適するよう曲げ損失を少なくするべく設計された分散等化ファイバについて開示している。Tsukitaniは、分散等化ファイバは15〜19平方ミクロン(μm)の有効断面積を有し、これらの有効断面積を有する分散等化ファイバが前記非線形効果を抑制することを開示している。結果として、分散等化ファイバは直径20mmで巻いたとき1550nmの波長の光について10〜50dB/mの曲げ損失を有する。
Tsukitaniは、全伝送路(つまり、分散等化ファイバの長さ+伝送ファイバの長さ)に対する分散等化ファイバの長さの比(TsukitaniはDEF比としている)を非線形効果の抑制のために25%〜40%に維持することが望ましいとしている。Tsukitaniが図2に示すように、DEF比が25%〜40%の間にあるとき、分散等化ファイバの有効断面積Aeffは約15μm〜19μmの範囲にある。Tsukitaniは、分散等化ファイバの有効断面積が約15μm〜19μmの範囲にあり、かつコア領域の直径と溝領域の直径の比Rがおおよそ0.6よりも大きいとき、非線形指数は曲げ損失が低い許容範囲内に維持可能であるとしている。かくして、曲げ損失が低い分散等化ファイバの設計において、DEFだけでなく比Rも考慮される。一般に、コア領域の直径は溝領域の直径の変化量と比較してあまり大きく変化しない。Tsukitaniの図3−9から、有効断面積Aeffが約15μm〜約19μmの範囲にあり、Rが0.6よりも大きいとき、分散等化ファイバは比較的低い20mm曲げ損失を示し、良好な非線形指数を持つことがわかる。
米国特許No.6,301,419B1
Tsukitaniによって開示された分散等化ファイバの不都合の一つは、Tsukitaniの図からわかるように、有効断面積Aeffおよび/あるいはRの増加がファイバの非線形効果の抑制を損ない、かつ/あるいは曲げ損失を増大させることである。大きな有効断面積Aeffを有し、例えば0.45よりも小さいか等しいRであっても、例えば低い減衰損失、チャネル間の低減された非線形干渉などの前記の望ましい伝送特性を保持可能である逆分散ファイバ(IDF)を提供することが望ましい。また、低いカットオフ波長(例えば、1500nm以下)、ケーブルに加工するときの光損失の低減につながる低い曲げ損失感受性を持つ有効断面積の大きいIDFを提供することが望ましい。
本発明は負の分散、および負の分散スロープを持つ大きな有効断面積を持つ逆分散補償光ファイバ(IDF)を提供するものである。ここで言う「逆分散ファイバ」とは、負の分散、および負の分散スロープを持つ分散補償ファイバを意味するものとする。有効断面積Aeffは次の式で定義される。
Figure 2005004216
ここでE(r)は電界分布である。本発明の大きな有効断面積を持つIDFの有効断面積Aeffは、おおよそ1550nmの伝送波長において、おおよそ31平方ミクロン(μm)よりも大きい。大きな有効断面積を持つIDFは、波長チャネル間の非線形効果、およびケーブル加工に伴う損失を低減する一方、極めて大きな有効断面積(SLA)を持つ伝送ファイバとともに使い、SLA伝送ファイバの分散補償をするために適していて、それは特に海洋横断、および長距離地上システムに有効である。これらの非線形効果は、ファイバの有効断面積とは反比例の関係にある(つまり、非線形性〜1/Aeff)。かくして、ファイバの有効断面積の増加は非線形干渉の減少へとなり、それは帯域幅の拡張と信号劣化を抑制する。さらに、本発明の大きな有効断面積を持つIDFは、非常に望ましい伝送特性を有する。加えて、IDFの溝領域に対するIDFのコア領域の比が、好ましくは0.45よりも小さいか等しい。また、本発明は少なくとも1つの本発明の大きな有効断面積を持つIDF光ファイバからなる伝送システムを提供する。
本発明の大きな有効断面積を持つIDFは種々のプロファイルを持つことが出来る。例えば、第1の実施例によれば、ファイバのコア領域のプロファイルは一般に次式のαパラメータにより定義される。
Figure 2005004216
ここで、nはコアの比屈折率差、rは半径方向の位置、aはコアの半径、αは形状パラメータ、dはセンターディップの幅、γは傾斜の形状パラメータ、nおよびnγはそれぞれコア、およびセンターディップの比屈折率差を定義するパラメータである。コア領域は正の屈折率を持ち、負の比屈折率を持つ第1の環状領域(すなわち第1の溝領域)に囲まれている。第1の環状領域は、正の比屈折率を持つ第2の環状領域(すなわち第1の障壁領域)に囲まれている。第2の溝領域は、負の比屈折率を持つ第3の環状領域(すなわち第2の溝領域)に囲まれている。第3の環状領域は、比屈折率が0である第4の環状領域に囲まれていてもよい。
ここで、「比屈折率」という句は、クラッド領域以外のファイバの領域の屈折率の値はクラッド領域の屈折率に対する相対値として与えられることを意味している。クラッド領域は0.0%の比屈折率を持つと言われる。第4の環状領域は、負の屈折率を持つ第5の環状領域(すなわち、第3の溝領域)に囲まれている。第5の環状領域は、クラッド領域に囲まれていて、他の領域の屈折率の値はクラッド領域の屈折率に対して正規化されているので、その屈折率は上記のように0である。
第2の実施例によれば、コア領域のプロファイルは非放物線形(つまりカーブしていない)である。コア領域は正の屈折率を持ち、負の比屈折率を持つ第1の環状領域(すなわち第1の溝領域)に囲まれている。第1の環状領域は、正の比屈折率を持つ第2の環状領域(すなわち第1の障壁領域)に囲まれている。第2の環状領域は、負の比屈折率を持つ第3の環状領域(すなわち第2の溝領域)に囲まれている。第3の環状領域は、比屈折率が0である第4の環状領域に囲まれていている。第4の環状領域は、負の屈折率を持つ第5の環状領域(すなわち、第3の溝領域)に囲まれていてもよい。第5の環状領域は、クラッド領域に囲まれていて、他の領域の屈折率の値はクラッド領域の屈折率に対して正規化されているので、その屈折率は上記のように0である。
第3の実施例によれば、ファイバのコア領域のプロファイルはその頂点で形がややカーブしていて、一般的にはそれから頂点の両側に直線的に下がっていく。コア領域は正の屈折率を持ち、負の比屈折率を持つ第1の環状領域(すなわち第1の溝領域)に囲まれている。第1の環状領域は、正の比屈折率を持つ第2の環状領域(すなわち第1の障壁領域)に囲まれている。第2の環状領域は、クラッド領域のそれに等しい(すなわち0%)比屈折率を持つ第3の環状領域に囲まれている。第3の環状領域は、負の比屈折率を持つ第4の環状領域(すなわち第2の溝領域)に囲まれている。第4の環状領域は、上記のように屈折率が0であるクラッド領域に囲まれている。
ある領域の屈折率は式(nregion−ncladding)/ncladdingで与えられる。ここで、nregionはある特定の領域の屈折率に対応し、ncladdingはクラッドの屈折率に対応する。したがって、ここでファイバのいろいろな領域の屈折率について議論されるとき、それは実際には比屈折率(すなわちクラッド領域の屈折率、0に対する相対値)について議論されていると理解されるべきである。
クラッド領域は、コアの中心から外側に向けて測ったほぼ62.5μmの半径を有する。ただし、それはある特定の寸法に限定されるものではない。上記の例からわかるように、それぞれのプロファイルは比屈折率が負である少なくとも1つの環状領域を持つ。本発明によれば、これらの例のプロファイル、および他の類似のプロファイルが、大きな有効断面積を持ち加えて望ましい伝送特性を有するIDFをもたらすと結論付けられる。
本発明のこれら、および他の特長と利点とは以下の説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
本発明によれば、大きな有効断面積を持つIDFが提供される。さらに、大きな有効断面積を持つIDFは、望ましい伝送特性を持つ。特に、大きな有効断面積を持つIDFは、好ましくは1500nm以下のケーブル・カットオフ波長、および低いケーブル加工損失を達成できる曲げ損失感受性を有する。さらに、これらの望ましい特長に加えて、同時にIDFは所望の(距離×ビット・レート)伝送能力の達成に足る十分な精度まで分散を補償する。
本発明の大きな有効断面積を持つIDFは、例えば、「超低非線形低損失純石英コア・ファイバ」(エレクトロニクス・レター・オンラインNo.19991094、3 August 1999)に述べられている住友電気工業株式会社の正分散純石英コア・ファイバ、コーニングインコーポレート社のVascade 100ファイバ、富士通社の大きな有効断面積を持つファイバ、およびOFSファイテル社のウルトラウエーブTMSLAファイバなど、多くの形式の光ファイバの分散補償に適している。本発明の大きな有効断面積を持つIDFは、海洋横断、および超長距離地上伝送システム用途に非常に適しているが、ある特別の伝送システム用に限定されるものではない。上記のように、そのようなシステムにおいては、現在使われている小さな有効断面積を持つIDFは、波長チャネル間の非線形干渉が低減される程度、および減衰損失が低減される程度を制約する。このような制約は、伝送システム性能の劣化、および対応可能な波長分割多重(WDM)チャネルの数の減少となって現れる。本発明の大きな有効断面積を持つIDFは、このような問題を取り除き、望ましい伝送特性を保持する。
「超低非線形低損失純石英コア・ファイバ」(エレクトロニクス・レター・オンラインNo.19991094、3 August 1999)
図1は、光伝送源2、少なくとも1つの伝送ファイバ3、本発明の大きな有効断面積を持つIDF10、および光受信機4からなる本発明の伝送システム1のブロック図である。伝送ファイバ3は位置5で大きな有効断面積を持つファイバ10と接合される。分散補償ファイバが他のファイバと接合される方法はよく知られた技術である。したがって、接合方法の議論はここでは行わない。伝送ファイバは、例えばOFSファイテル社によって作られるSLAウルトラウエーブTM・ファイバなどのSLAファイバであってもよい。しかしながら、本発明は伝送ファイバ3としてある特定のファイバ形式に限定されるものではないことに注目されねばならない。
先に述べたとおり、分散を適切に補償するために、分散、および分散スロープ補償ファイバは伝送ファイバ3の比分散スロープ(Ratio Dispersion Slope:RDS)と適合するRDSを持っていなければならない。例えば、SLAウルトラウエーブTM・ファイバは、1550nmにおいてRDSが0.0030である。したがって、SLAウルトラウエーブTM・ファイバは伝送ファイバ3として使われ、本発明の大きな有効断面積を持つIDF10は0.0030に近いRDSを持つべきである。IDFとPDFの分散曲線の曲率は同一ではないので、利用できる帯域幅を増やすために2つのファイバのRDSが帯域の中心で少しずれていることが時には望ましいことに注目する必要がある。伝送ファイバ3は正の分散、および正の分散スロープを持ち、それに対して大きな有効断面積を持つIDF10は負の分散、および負の分散スロープを持っている。したがって、先に述べたように、ファイバのRDSはファイバの分散Dに対する分散スロープSの比であるから、RDSの値は正である。IDFの有効断面積Aeffは約31平方ミクロン(μm)より大きいことが好ましく、それは、当業者には明らかなように、IDFとしては非常に大きい。図2、3、および4に対応して以下に述べるプロファイルの例は、約31μmよりも大きな有効断面積と、非常に望ましい伝送特性を持つ。これら本発明のIDFの屈折率プロファイル例を、それと対応する伝送特性に沿って説明する。
図2の実施例に示すプロファイル20は、図5に示すファイバ50に対応する。ファイバ50と対応するプロファイル20を一緒に議論する。ファイバ50は一般にプロファイル部21(図2)が放物線形(つまりカーブしている)であるコア領域51(図5)を持つ。コア領域のプロファイル21は、好ましくは約0.85%から約0.9%の範囲で、好ましくは約0.87%の値の正の最大比屈折率nを持つ。コア領域は、好ましくは約1.6であるアルファ(α)として知られる形状パラメータによって定義されるプロファイル形状を持つ。コア領域は、好ましくは約―0.20%から−0.40%の範囲で、かつ好ましくは約−0.29%である負の比屈折率nを持つ第1の環状領域(すなわち第1の溝領域)52(図5)に囲まれている。
第1の溝領域52に対応するプロファイル部は数字22で表わされる。コア領域52の半径は“A”で、コア領域の直径は2Aで表わされる。溝領域52の半径はBで表わされ、溝領域52の直径は2Bで表わされる。溝領域52の直径に対するコア領域51の直径の比Rは約0.45より小さいか、あるいは等しい。したがって、本発明によれば、大きな比Rを持つことなくIDFの有効断面積を増すことが可能である。
溝領域52は、好ましくは約0.20%から0.40%の範囲で、かつ好ましくは約0.24%である正の比屈折率nを持つ第2の環状領域(すなわち第1の障壁領域)53(図5)に囲まれている。第2の環状領域に対応するプロファイル部は数字23で表わされる。第2の環状領域53は、好ましくは約―0.20%から−0.40%の範囲で、かつ好ましくは約−0.33%である負の比屈折率nを持つ第3の環状領域(すなわち第2の溝領域)54(図5)に囲まれている。第3の環状領域54に対応するプロファイル部は数字24で表わされる。
第3の環状領域54は、数字25がついたプロファイル部で表わされる第4の環状領域55(図5)に囲まれている。この領域55は0.0%の比屈折率nを持ち、それはクラッド領域57(図5)のそれと同じである。第4の環状領域55は、数字26がついたプロファイル部で表わされる第5の環状領域56(すなわち第3の溝領域)(図5)に囲まれている。この領域は好ましくは約−0.20%の比屈折率nを持つ。第5の環状領域はクラッド領域に対応する第6の環状領域に囲まれている。プロファイル部27は0.0%の比屈折率nを持つクラッド領域に対応する。
水平軸上の数字は、ミクロン(μm)で表わしたコア領域の中心からの距離に対応する。この例における各領域のおおよその半径方向の位置と幅の範囲は、図に示すプロファイル図から容易に確認できる。垂直軸上の数字は比屈折率の値に対応する。本発明は、これら特定の半径方向位置、および/あるいは概略値に限定されるものではないことは注目されねばならない。以下は図2に示すプロファイル20により表わされるIDFの例50の伝送特性である。図2には示されていないが、クラッド57の外側エッジまでの半径は、例えば、62.5ミクロンまであってもよい。
図2に示す例として、以下に述べる伝送特性は非常によいものであることがわかる。IDF50は非常に大きい有効断面積を持ち、この例では38.38μmである。また、IDF50のRDSは、例えば先に述べたSLAウルトラウエーブTM・ファイバのようなSLAファイバのRDSに適合していることがわかる。加えて、IDF50はかなり低い曲げ損失とかなり低いケーブル・カットオフ波長を持っている。
IDF50の伝送特性
有効断面積Aeff:38.38μm
分散:−34.66ps/nm−km
スロープ:−0.103ps/nm/km
RDS:0.003nm−1
32ミリメータ(mm)曲げ損失:<0.5dB/巻
ケーブル・カットオフ波長:<1530nm
もちろん、これらの伝送特性は互いに、屈折率プロファイルの形に、またいろいろな領域の位置に関連する傾向にあるため、表1に示すように屈折率を変化させることにより1つ、あるいはそれ以上の伝送特性を変化させることが出来る。
Figure 2005004216
例1の望ましいプロファイル・パラメータは以下の表2のとおりである。
Figure 2005004216
本発明の大きな有効断面積を持つIDFは、これら特定の伝送特性を持つものに限定されるものではなく、それは表1に示すものとは異なるが、同じく非常に望ましい伝送特性を持つ大きな有効断面積を持つ逆分散ファイバの屈折率プロファイルを示す図3、および4の議論から明らかになるであろう。
図3のプロファイル30は、放物線形ではない(つまり、α=2.9)コア領域プロファイル部31を持つ。図3のプロファイル30と、それに対応する大きな有効断面積を持つIDF60(図6)とを一緒に説明する。コア領域61は、それに対応する好ましくは約0.85%≦n≦1.055%の範囲にあり、かつ好ましくは値が0.91%である正の最大比屈折率nのプロファイル部31を持つ。コア領域61は、好ましくは値が約2.9である形状パラメータαで定義されるプロファイル形状を持つ。コア領域61は、好ましくは約−0.15%≧n≧−0.35%の範囲にあり、かつ好ましくは約−0.28%である負の比屈折率nの第1の環状領域62(つまり第1の溝領域)に囲まれている。第1の溝領域62に対応するプロファイル部は数字32で示される。コア領域61の半径は“A”で示され、コア領域の直径は2Aで示される。溝領域62の半径はBで示され、溝領域62の直径は2Bで示される。溝領域62の直径に対するコア領域61の直径の比Rは約0.45より小さいか、あるいは等しい。
溝領域62は、好ましくは約0.05%≦n≦0.25%の範囲にあり、かつ好ましくは約0.12%である正の比屈折率nの第2の環状領域63(つまり第1の障壁領域)に囲まれている。第2の環状領域63に対応するプロファイル部は数字33で示される。第2の環状領域63は、好ましくは約−0.15%≧n≧−0.35%の範囲にあり、かつ好ましくは約−0.30%である負の比屈折率nの第3の環状領域64(つまり第2の溝領域)に囲まれている。第3の環状領域64に対応するプロファイル部は数字34で示される。
第3の環状領域64は、数字35がついたプロファイル部で表わされる第4の環状領域65に囲まれている。この領域65は0.0%の比屈折率nを持ち、それはクラッド領域のそれと同じである。第4の環状領域65は、数字36がついたプロファイル部で表わされる第5の環状領域66(つまり第3の溝領域)に囲まれている。この領域66は、好ましくは約−2.0%より小さいか、あるいは等しい負の比屈折率nを持つ。第5の環状領域66は、クラッド領域に対応する第6の環状領域67に囲まれている。プロファイル部37は、比屈折率nが0.0%であるクラッド領域67に対応する。
図2の場合と同様に、図3の水平軸上の数字はミクロン(μm)で表わしたコア領域の中心からの外側方向への距離に対応する。垂直軸上の数字は、比屈折率の値に対応する。この例における各領域のおおよその半径方向の位置と幅の範囲は、図3から容易に確認できる。本発明はこれら特定の半径方向位置、および/あるいは概略値に限定されるものではない。以下は図3に示すプロファイル30により表わされるIDF50の伝送波長約1550nmにおける伝送パラメータである。図3には示されていないが、クラッドの外側エッジまでの半径は、例えば、62.5ミクロン(すなわち直径約125ミクロン)まであってもよい。
IDF60の伝送特性は非常によく、IDF60は非常に大きな有効断面積を持ち、この例ではその値は40.6μmであることがわかる。また、RDSは伝送ファイバとして使われるSLAファイバのそれと適合している。加えて、IDF50はかなり低い曲げ損失とかなり低いケーブル・カットオフ波長を持っている。
IDF60の伝送特性
有効断面積Aeff:40.6μm
分散:−39.34ps/nm−km
スロープ:−0.109ps/nm/km
RDS:0.0028nm−1
32ミリメータ(mm)曲げ損失:<0.5dB/巻
ケーブル・カットオフ波長:<1530nm
これらの伝送特性は、互いに屈折率プロファイルの形に、またいろいろな領域の位置に関連する傾向にあるため、表3に示すように屈折率を変化させることにより、1つ、あるいはそれ以上の伝送特性を変化させることが出来る。
Figure 2005004216
この例の望ましいプロファイル・パラメータは以下の表4のとおりである。
Figure 2005004216
図4は、本発明の大きな有効断面積を持つIDFの他の実施例の屈折率プロファイル図である。図4のプロファイル40は、図7に示す対応する大きな有効断面積を持つIDF70を参照しながら説明する。図4の実施例に示すプロファイル40は、対応するプロファイル部41がほぼ三角形だが比屈折率nの最大のところ(この例では約1.17%)でわずかにカーブしているコア領域71を持つ。コア領域71の形状は、好ましくは約1.0である形状パラメータαによって定義される。コア領域71は、好ましくは約0.0%≧n≧−0.20%の範囲にあり、かつ好ましくは約−0.133%である負の比屈折率nの第1の環状領域72(つまり第1の溝領域)に囲まれている。第1の溝領域72に対応するプロファイル部は数字42で示される。コア領域71の半径は“A”で示され、コア領域の直径は2Aで示される。溝領域72の半径はBで示され、溝領域72の直径は2Bで示される。溝領域72の直径に対するコア領域71の直径の比Rは約0.36より小さいか、あるいは等しい。
この例では、溝領域72は好ましくは約0.0%≦n≦0.20%の範囲にあり、かつ好ましくは約0.107%である正の比屈折率nの第2の環状領域73(つまり第1の障壁領域)に囲まれている。第2の溝領域73に対応するプロファイル部は数字43で示される。第2の溝領域73は、好ましくはクラッド領域74の比屈折率(つまり0.0%)に等しい比屈折率nを持つ第3の環状領域74に囲まれている。第3の溝領域74に対応するプロファイル部は数字44で示される。
第3の環状領域74は、数字45がついたプロファイル部で表わされる第4の環状領域75(つまり第2の溝領域)に囲まれている。この例では、この溝領域75は好ましくは約0.0%≧n≧−0.20%の範囲にあり、かつ好ましくは約−0.08%である負の比屈折率nを持つ。第4の環状領域75は、数字46がついたプロファイル部で表わされるクラッド領域76に囲まれている。クラッド領域76に対応するプロファイル部は、0.0%の比屈折率nを持つ。
図2、および3と同様に、水平軸上の数字はミクロン(μm)で表わしたコア領域の中心からの距離に対応する。この例における各領域のおおよその半径方向の位置と幅は、図4に示すプロファイル図から容易に確認できる。本発明は、これら特定の半径方向位置、および/あるいは概略値に限定されるものではないことは注目されねばならない。垂直軸上の数字は、比屈折率の値に対応する。以下の表5は、図4に示すプロファイル40により表わされるIDFの伝送波長約1550nmにおける伝送パラメータである。図2には示されていないが、クラッドの外側エッジまでの半径は、例えば、62.5ミクロンまであってもよい。
以下はIDF70の伝送特性である。IDFの伝送特性は非常によく、IDFは非常に大きな有効断面積を持ち、この例ではその値は39.50μmである。他の例の場合と同様に、このRDSは伝送ファイバとしてしばしば使われるSLAファイバのそれと適合している。加えて、IDF70はかなり低い曲げ損失とかなり低いケーブル・カットオフ波長を持っている。この例では、1550nmでの減衰は、0.25dB/kmよりも小さい。
IDF70の伝送特性
有効断面積Aeff:39.50μm
分散:−40.06ps/nm−km
スロープ:−0.131ps/nm/km
RDS:0.003nm−1
32ミリメータ(mm)曲げ損失:<0.5dB/巻
ケーブル・カットオフ波長:<1450nm
上に述べたように、これらの伝送特性は、互いに屈折率プロファイルの形に、またいろいろな領域の位置に関連する傾向にあるため、以下の表5に示すように、屈折率を変化させることにより、1つ、あるいはそれ以上の伝送特性を変化させることが出来る。もちろん、本発明の大きな有効断面積を持つIDFは、これら特定の伝送特性を持つものに限定されるものではない。
Figure 2005004216
例3の望ましいプロファイル・パラメータは以下の表6のとおりである。
Figure 2005004216
図2、3、および4のプロファイルで表される各々のファイバは、好ましくはゲルマニウムをドープした石英(SiO)のコア(例えば、適量のGeOをドープしたSiO)、コア領域を取り囲むフッ素(F)および/あるいはゲルマニウム(Ge)をドープした溝領域(例えば、適量のGeOおよびF)、および溝領域を取り囲む純粋石英の外側クラッドからなる。ファイバの中の正の比屈折率を持つ環状領域は、好ましくは適量のGeOをドープしたSiOからなる。
これまでに述べた光ファイバの実施例に対して、以下に添付する請求の範囲に含まれる本発明の範囲、および本技術から発展した同等のすべての範囲から逸脱することなく、種々の改良、変更が行われ得るものであることは、当業者には明らかであろう。そのような変更、改良は、種々のプロファイル形状を実現するための異なるドーピング材料の使用、および光ファイバを作るためにガラスに代えてプラスチック材料を使用することを含むが、それに限定されるものではない。
本発明の大きな有効断面積を持つ逆分散光ファイバが利用される伝送システムの構成図である。 図5に示される本発明の大きな有効断面積を持つ逆分散光ファイバの屈折率プロファイル図である。 図6に示される本発明の大きな有効断面積を持つ逆分散光ファイバの屈折率プロファイル図である。 図7に示される本発明の大きな有効断面積を持つ逆分散光ファイバの屈折率プロファイル図である。 図2に示される屈折率プロファイルを持つ逆分散光ファイバの横断面図である。 図3に示される屈折率プロファイルを持つ逆分散光ファイバの横断面図である。 図4に示される屈折率プロファイルを持つ逆分散光ファイバの横断面図である。
符号の説明
2 光伝送源
3 伝送ファイバ
4 光受信機
5 所定位置
10 大きな有効断面積を持つIDF
20 プロファイル
21 コア領域のプロファイル
22 第1の環状領域(第1の溝領域)のプロファイル
23 第2の環状領域(第1の障壁領域)のプロファイル
24 第3の環状領域(第2の溝領域)のプロファイル
25 第4の環状領域のプロファイル
26 第5の環状領域(第3の溝領域)のプロファイル
27 クラッド領域のプロファイル
50 ファイバ
51 コア領域
52 第1の環状領域(第1の溝領域)
53 第2の環状領域(第1の障壁領域)
54 第3の環状領域(第2の溝領域)
55 第4の環状領域
56 第5の環状領域(第3の溝領域)
57 クラッド領域

Claims (10)

  1. 光ファイバ通信システム(1)であって、
    少なくとも1つの光エネルギー源(2)と、
    前記少なくとも1つのエネルギー源(2)に結合された少なくとも1つの正の分散光ファイバ(3)と前記正の分散光ファイバ(3)に結合された少なくとも1つの逆分散光ファイバ(10)とを含む光ファイバ・ケーブルと、
    光エネルギー源(2)からの光エネルギーを受けるために逆分散光ファイバ(10)に結合された少なくとも1つの受信機(4)とからなり、
    前記逆分散光ファイバ(10)が、
    屈折率n、半径A、および直径2A(Aは正の数)を有するコア領域(51)と、
    屈折率がnであるクラッド領域(57)と、
    コア領域(51)とクラッド領域(57)の間にあって、前記コア領域(51)に隣接する第1の溝領域(52)とを含み、前記第1の溝領域(52)は負の比屈折率nを有し、前記第1の溝領域(52)は半径B、直径2B(Bは正の数)を有し、そして比(2×A)/(2×B)がおおよそ0.45以下であり、前記逆分散光ファイバ(10)はさらに、
    ドープされたコア領域(51)とクラッド領域(57)の間にあって、溝領域(52)に隣接する第1の障壁領域(53)を含み、前記第1の障壁領域(53)は正の比屈折率nを有し、前記逆分散光ファイバ(10)はさらに、
    ドープされたコア領域(51)とクラッド領域(57)の間にあって、第1の障壁領域(53)に隣接する第2の溝領域(54)を含み、前記第2の溝領域(54)は負の比屈折率nを有し、前記逆分散光ファイバ(10)がおおよそ1550ナノメータ(nm)の伝送波長において31平方ミクロン(μm)より大きい有効断面積Aeffを有することを特徴とする光ファイバ通信システム(1)。
  2. 逆分散光ファイバ(10)の比分散スロープ(RDS)が、おおよそ1550nmの伝送波長において、おおよそ0.0022nm−1≦RDS≦0.0067nm−1の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ通信システム(1)。
  3. 逆分散光ファイバ(10)の比分散スロープ(RDS)が、おおよそ1550nmの伝送波長において、おおよそ0.003nm−1であることを特徴とする、請求項2に記載の光ファイバ通信システム(1)。
  4. 逆分散光ファイバ(10)の有効断面積Aeffが、おおよそ1550nmの伝送波長において、おおよそ31.53μmより大きいか、または等しいことを特徴とする、請求項1に記載の光ファイバ通信システム(1)。
  5. 逆分散光ファイバ(10)の分散が、おおよそ1550nmの伝送波長において、おおよそ−20から−50ピコ秒/ナノメータ−キロメータ(ps/nm−km)の範囲にあることを特徴とする、請求項4に記載の光ファイバ通信システム(1)。
  6. 大きな有効断面積を有する逆分散光ファイバ(10)であって、該ファイバ(10)が、
    屈折率n、半径A、および直径2A(Aは正の数)を有するコア領域(51)と、
    屈折率がnであるクラッド領域(57)と、
    コア領域(51)とクラッド領域(57)の間にあって、コア領域(51)に隣接する第1の溝領域(52)とを有し、前記第1の溝領域(52)は負の比屈折率nを有し、第1の溝領域(52)は半径B、直径2B(Bは正の数)を有し、そして比(2×A)/(2×B)がおおよそ0.45よりも小さいか、あるいは等しいものであり、前記逆分散光ファイバはさらに、
    ドープされたコア領域(51)とクラッド領域(57)の間にあって、溝領域(52)に隣接する第1の障壁領域(53)を有し、前記第1の障壁領域(53)は正の比屈折率nを有し、前記逆分散光ファイバはさらに、
    ドープされたコア領域(51)とクラッド領域(57)の間にあって、第1の障壁領域(53)に隣接する第2の溝領域(54)を有し、前記第2の溝領域(54)は負の比屈折率nを有し、そして前記逆分散光ファイバ(10)がおおよそ1550ナノメータ(nm)の伝送波長において31平方ミクロン(μm)より大きい有効断面積Aeffを有することを特徴とする逆分散光ファイバ(10)。
  7. 逆分散光ファイバ(10)の比分散スロープ(RDS)が、おおよそ1550nmの伝送波長において、おおよそ0.003nm−1であることを特徴とする、請求項6に記載の光ファイバ(10)。
  8. 光ファイバ(10)の有効断面積Aeffが、おおよそ1550nmの伝送波長において、おおよそ31.53μmより大きいか、または等しいことを特徴とする、請求項6に記載の光ファイバ(10)。
  9. 光ファイバ(10)の分散が、おおよそ1550nmの伝送波長において、おおよそ−20から−50ピコ秒/ナノメータ−キロメータ(ps/nm−km)の範囲にあることを特徴とする、請求項8に記載の光ファイバ(10)。
  10. 光ファイバ(10)の分散スロープが、おおよそ1550nmの伝送波長において、おおよそ−0.08から−0.2ピコ秒/平方ナノメータ/キロメータ(ps/nm2/km)の範囲にあることを特徴とする、請求項8に記載の光ファイバ(10)。
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