JP2005003416A - 微小寸法計測方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】微小寸法計測方法に関し、計測対象を傾斜させて撮像したSEM画像間に於ける相関値の低下を抑制できるようにする。
【解決手段】計測対象を垂直方向(角度θ)で撮像したθ画像中で計測箇所の左右からテンプレートAとEを切り出し、計測基準点PA0とPE0を定め、PA0−PE0間の距離Lを測長し、計測対象を左に傾け撮像したθ画像中でテンプレートAと一致するテンプレートAを探索し計測基準点PA0に対応する計測基準点PA1を求め、計測基準点PA1と寸法計測箇所の距離aを測長し、計測対象を更に左に傾け撮像した画像中でテンプレートAと一致する領域を探索し計測基準点を求め、該計測基準点と寸法計測箇所との距離を測長し、又、前記とは逆に計測対象を右に傾け撮像したθ画像中及び更に右に傾け撮像した画像中で前記同様の操作で距離eなどを測長し、各距離の値から目的とする寸法を算出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直上からの観測が困難な微小な物体、例えばハードディスクドライブ(hard disk drive:HDD)に於ける磁気ヘッドの磁極幅を高精度で計測したい場合などに適用して好適な微小寸法計測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5はHDDの磁気ヘッドに於ける計測対象である磁極を説明する為の要部斜面図であり、図に於いて、1はベース、2は磁極、2Aは下部磁極、2Bは上部磁極、3はギャップを生成させる絶縁体、3A及び3Bはギャップ中央、Hは磁極の高さ、wはギャップ中央位置に於ける磁極幅、Gはギャップ(絶縁体3の厚さに相当)をそれぞれ示している。尚、図示の磁極2に於いて、磁極2の高さHは5〔μm〕、磁極2のギャップ位置に於ける磁極幅は0.5〔μm〕、ギャップGは0.2〔μm〕である。尚、本明細書で記号wは磁極の場合に用い、一般的な寸法計測箇所の寸法の場合にはwを用いる。
【0003】
図示のような微小物体の計測は、通常、走査電子顕微鏡(scanning electron microscopy:SEM)を用いて行うのであるが、書き込みヘッドの磁極の場合、図から明らかなように、逆台形をなしている為、直上から俯瞰したSEM観測で磁極2のギャップ中央位置に於ける磁極幅wを計測することは不可能である。
【0004】
従って、従来、磁極2のギャップ位置に於ける磁極幅Wを計測するには、集束イオン・ビーム(focused ion beam:FIB)装置などで磁極2を加工、即ち、切断してからSEM観測で計測を行う必要があり、従って、
▲1▼ 破壊計測になる。
▲2▼ FIBに依る加工に時間を要する。
などの問題がある。
【0005】
そこで、本発明者等は、さきに前記▲1▼及び▲2▼に挙げた問題を解消することができる微小寸法計測方法を開発した。
【0006】
その概略は、計測対象をベース1ごと傾斜させて現れるギャップ中央3A若しくは3Bとベース1の表面模様(テクスチャ)を利用して仮定した基準点との間の距離を計測対象上方に配置したSEMで観測して得られたデータを基にして磁極幅の寸法を割り出す方法であって、実際のデータを収集するに当たっては、計測対象を左右二段階に亙って傾斜させて計測を行ない、傾斜角が0度である場合を含め5つの距離データを取得して計算処理するものである。
【0007】
図6はHDDの磁気ヘッドに於ける磁極幅の計測を行なう場合を説明する為の計測装置の一部及び計測対象を表す要部斜面図であり、図5に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0008】
図に於いて、11は傾斜ステージ、11Aは傾斜ステージの回動軸、12はSEMの対物レンズ、13は磁気ヘッドをそれぞれ示している。
【0009】
図7及び図8は磁極幅の計測方法を説明する為のSEM画像を表す要部説明図であり、図5及び図6に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。尚、図7及び図8は一つに纏められるべき図なのであるが、分断して明瞭となる大きさに表してあるので、矢印A1を矢印A2に、そして、矢印B1を矢印B2にそれぞれ連結して見ると良い。
【0010】
図に於いて、A及びEはテンプレート、A及びEは角度補正後のテンプレート、hは水平方向の画素、vは垂直方向の画素、Lは計測基準点PA0及び計測基準点PE0間のSEM測長値(観測角θ)、A11は角度補正後のテンプレートAと略一致する領域、E13は角度補正後のテンプレートEと略一致する領域、aは計測基準点PA1とギャップ中央3Aまでの距離、eは計測基準点PE3とギャップ中央3Bまでの距離をそれぞれ示している。
【0011】
図9は磁極幅の計測方法を説明する為の説明図であり、図に於いて、wはギャップ位置の磁極幅、Lはテンプレートに於ける計測基準点間の距離のSEM測長値(観測角θ)、θは水平観測角、θは左傾斜第1観測角、θは左傾斜第2観測角(θ>θ)、θは右傾斜第1観測角、θは右傾斜第2観測角(θ>θ)、aは左テンプレートA(図7参照)の計測基準点PA0と左ギャップ中央3Aとの間の距離、aはaのSEM測長値(観測角θ)、aはaのSEM測長値(観測角θ)、eは右テンプレートE(図7参照)の計測基準点PE0と右ギャップ中央3Bとの間の距離、eはeのSEM測長値(観測角θ)、eはeのSEM測長値(観測角θ)、αはaが水平と成す角度(左仰角)、εはeが水平と成す角度(右仰角)をそれぞれ示している。尚、ここに挙げられた各記号のうち、図9には現れていないものもあるが、それ等の記号は、計測対象を2段階に亙って傾けた場合に必要となるものであって、それ等については、図10を参考にされると良い。
【0012】
図6乃至図9を参照しつつ磁極幅の計測方法について説明すると、
(1) 図6に見られるように、計測対象の磁気ヘッド13をSEMの傾斜ステージ11上に載置し、少なくとも5つの角度、即ち、水平観測角θ、左傾斜第1観測角θ、左傾斜第2観測角θ、右傾斜第1観測角θ、右傾斜第2観測角θについて磁極2の撮影を行なう。
【0013】
(2) 図7及び図8に見られるように、磁極2の両側に展延するベース1に於ける表面模様を利用し、各画像間の位置の対応をとる。但し、図7及び図8では、原理を説明する為、左傾斜第2観測角θ及び右傾斜第2観測角θの場合については省略してあり、これについては後に図10並びに図11を用いて説明する。尚、本明細書に於ける説明に於いては、簡明にする為、SEM画像の識別に観測角に関する記号θ、θ、θ、θ、θを援用する。
【0014】
計測過程を具体的に説明すると、
▲1▼ 傾斜ステージ11を水平θに維持し、SEM画像の撮像を行ない、図7(A)に見られるSEM画像θ(0度)を得る。寸法計測箇所に於ける左右に展延するベース1の表面模様領域に適当なサイズ、例えば水平h画素×垂直v画素とするテンプレートA(左テンプレート)及びE(右テンプレート)を設定する。尚、図7(B)及び(C)にはテンプレートA及びEを抜き出して表示してある。
【0015】
▲2▼ テンプレートA及びEの中心(図では+マークで表示)を計側基準点(計測基準点PA0、及び、計測基準点PE0)とし、テンプレートAの計測基準点PA0からテンプレートEの計測基準点PE0までの距離Lを計測する。尚、ここでは、計測基準点を各テンプレートの中心としたが、一般的には任意の位置を選択して良い。
【0016】
▲3▼ テンプレートAに於ける水平方向サイズを左傾斜第1観測角θとして角度補正する。即ち、h→h・cos(θ−θ)となるように水平方向のみ縮小する。この角度補正後のテンプレートを図7(D)に記号Aで表してある。尚、左傾斜第2観測角θとする角度補正も行なうのであるが説明を省略する。
【0017】
▲4▼ テンプレートEに於ける水平方向サイズを右傾斜第1観測角θとして角度補正する。即ち、h→h・cos(θ−θ)となるように水平方向のみ縮小する。この角度補正後のテンプレートを図7(E)に記号Eで表してある。尚、右傾斜第2観測角θとする角度補正についても説明を省略する。
【0018】
▲5▼ 図8(A)に見られるように、SEM画像θ中を探索して角度補正後のテンプレートAと一致するか、或いは、最も似ている領域A11を選定し、領域A11の中心(計測基準点PA1)から寸法計測箇所である左ギャップ中央3Aまでの距離aを計測する。
【0019】
角度補正後のテンプレートAと領域A11との一致度の判定には、例えば、正規化相関マッチングを利用する。
【0020】
正規化相関マッチングは、テンプレートAと比較する画像である領域A11の正規化相関値γが最大となる位置を検出するものであり、γは下記の数式3で表される。
【0021】
【数3】
Figure 2005003416
【0022】
▲6▼ 図8(B)に見られるように、SEM画像θ中を探索して角度補正後のテンプレートEと一致するか、或いは、最も似ている領域E13を選定し、領域E13の中心(計測基準点PE3)から寸法計測箇所である右ギャップ中央3Bまでの距離eを計測する。
【0023】
▲7▼ 前記のようにして得た距離L、a(及びa)、e(及びe)のそれぞれの値から磁極2の磁極幅w(=w)を下記の数式4を用いて算出する。
【0024】
【数4】
Figure 2005003416
【0025】
前記したように、先行発明では、各画像間に於ける基準位置の対応付けをする為にテクスチャマッチングの方法を利用しているのであるが、その左傾斜第1観測角と左傾斜第2観測角、また、右傾斜第1観測角と右傾斜第2観測角のように2段階に傾斜させてデータを得ているプロセスに起因して問題が起こる。
【0026】
図10及び図11は従来の技術に於ける問題点を説明する為の計測対象(SEM画像)を表す要部説明図であり、図5乃至図9に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。尚、図10並びに図11は一つに纏められるべき図なのであるが、分断して明瞭となる大きさに表してあるので、矢印A1を矢印A2に、そして、矢印B1を矢印B2にそれぞれ連結して見ると良い。
【0027】
従来の技術では、計測対象を複数段階に亙って傾斜させて観測する場合、基準は、常に水平θのSEM画像から切り出したテンプレート、即ち、図10に見られるテンプレートA及びテンプレートEである。
【0028】
その計測に於いては、
▲1▼ 水平θ(例えば0°)画像の左基準点PA0
左傾斜第1観測角θ(例えば+20°)画像の左基準点PA1
▲2▼ 水平θ(例えば0°)画像の左基準点PA0
左傾斜第2観測角θ(例えば+40°)画像の左基準点PA2
▲3▼ 水平θ(例えば0°)画像の右基準点PE0
右傾斜第1観測角θ(例えば−20°)画像の右基準点PE3
▲4▼ 水平θ(例えば0°)画像の右基準点PE0
右傾斜第2観測角θ(例えば−40°)画像の右基準点PE4の対応を求めている。
【0029】
ところが、上記▲2▼及び▲4▼の場合に於いては、水平θ(0°)から左右傾斜第2観測角θ、θ(±40°)までの傾斜角度の差が大きい為、SEM画像のテクスチャの変化(変形)が大きくなり、結果としてマッチングの度合いを計る正規化相関値が低くなる旨の問題が起こる。
【0030】
【特許文献1】
特開平6−241731号公報
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、左右傾斜第2観測角、或いは、それより更に深い左右傾斜観測角のSEM画像に於ける相関値の低下を簡単な手段で抑制できるようにする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
本発明に依る微小寸法計測方法に於いては、
(a) 計測対象を略垂直な方向(角度θ)、左に角度θだけ傾けた方向、左に角度θ(θ>θ)だけ傾けた方向、右に角度θだけ傾けた方向、右に角度θ(θ>θ)だけ傾けた方向から撮像してθ画像、θ画像、θ画像、θ画像、θ画像を取得する過程に於いて、
(b) θ画像中の計測箇所の左右からそれぞれ適当な大きさの画像を切り出して左側のテンプレートをAとし、また、右側のテンプレートをEとし、テンプレートA及びテンプレートE中の適切な位置をそれぞれ計測基準点PA0及びPE0と定め、
(c) 計測基準点PA0−PE0間の距離Lを測長し、
(d) θ画像中からテンプレートAと一致する領域を探索して計測基準点PA0に対応するθ画像中の計測基準点PA1を求め、計測基準点PA1と計測対象の寸法計測箇所の一端までの距離aを測長し、
(e) θ画像から計測基準点PA1を含む適当な大きさの画像を切り出してテンプレートAとし、
(f) θ画像中からテンプレートAと一致する領域を探索して計測基準点PA1に対応するθ画像中の計測基準点PA2を求め、計測基準点PA2と計測対象の寸法計測箇所の一端までの距離aを測長し、
(g) θ画像中からテンプレートEと一致する領域を探索して計測基準点PE0に対応するθ画像中の計測基準点PE3を求め、計測基準点PE3と計測対象の寸法計測箇所の一端までの距離eを測長し、
(h) θ画像から計測基準点PE3を含む適当な大きさの画像を切り出してテンプレートEとし、
(i) θ画像中から画像θ中のテンプレートEと一致する領域を探索して計測基準点PE3に対応するθ画像中の計測基準点PE4を求め、計測基準点PE4と計測対象の寸法計測箇所の一端までの距離eを測長し、
(j) 前記のようにして得た距離L、a、a、e、eの値から計測対象に於いて目的とする寸法計測箇所の寸法wを下記の数式5を用いて算出すること
【数5】
Figure 2005003416
が基本の構成になっている。
【0033】
前記手段を採ることに依り、複数段階に亙る左右傾斜観測角を設定してSEM画像間の画像マッチング、即ち、対応点の探索を行なう場合、SEM画像の変形を最小限に抑えることができ、相関値の低下を防止することが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】
実施例1
図1及び図2は計測対象である磁気ヘッドに於ける磁極幅の計測方法を説明する為のSEM画像を表す要部説明図であり、図5乃至図10に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。尚、図1及び図2は一つに纏められるべき図なのであるが、分断して明瞭となる大きさに表してあるので、矢印A1を矢印A2に、そして、矢印B1を矢印B2にそれぞれ連結して見ると良い。
【0035】
図1及び図2を参照。
(1) 荷電粒子を用いる方法、或いは、光学的な方法を適用することに依り、計測対象を略垂直な方向である角度θ(例えば0°)方向から撮像してθ画像を得る。
θ画像中の計測箇所の左右から適当な大きさの画像を切り出し、何れか一方の側、例えば左側をテンプレートA、及び、他方の側、例えば右側をテンプレートEとする。
それぞれに於ける例えば中心位置などの適切な位置を計測基準点PA0及び計測基準点PE0として定める。
第1の計測基準点PA0並びに計測基準点PE0間の距離Lを測長する。
【0036】
(2) 計測対象を左に角度θ(例えば+20°)だけ傾け、その状態で撮像してθ画像を得る。
θ画像中からテンプレートAと一致する領域を探索して計測基準点PA0に対応するθ画像中の計測基準点PA1を求め、計測基準点PA1から計測対象の寸法計測箇所、例えば磁気ヘッド13(図6参照)に於けるギャップ中央3Aまでの距離aを測長する。
θ画像中で計測基準点PA1を含む適当な大きさの画像を切り出してテンプレートAとする。
【0037】
(3) 計測対象を左に角度θ(例えば+40°)だけ傾け、その状態で撮像してθ画像を得る。
θ画像中からテンプレートAと一致する領域を探索して計測基準点PA1に対応する画像θ中の計測基準点PA2を求め、計測基準点PA2から計測対象の寸法計測箇所、即ち、磁気ヘッド13(図6参照)に於けるギャップ中央3Aまでの距離aを測長する。
実施の形態1に於いては、計測対象を傾けるのは2段階で終わりであるから不要なのであるが、θ画像中で記号を付与するのであれば、計測基準点PA2を含む適当な大きさの画像を切り出してテンプレートAとして良い。
【0038】
(4) 計測対象を左に角度θ(例えば−20°)だけ傾け、その状態で撮像してθ画像を得る。
θ画像中からテンプレートEと一致する領域を探索して計測基準点PE0に対応するθ画像中の計測基準点PE3を求め、計測基準点PE3から計測対象の寸法計測箇所、即ち、磁気ヘッド(図6参照)に於けるギャップ中央3Bまでの距離eを測長する。
θ画像中で計測基準点PE3を含む適当な大きさの画像を切り出してテンプレートEとする。
【0039】
(5) 計測対象を左に角度θ(例えば−40°)だけ傾け、その状態で撮像してθ画像を得る。
θ画像中からテンプレートEと一致する領域を探索して計測基準点PE3に対応するθ画像中の計測基準点PE4を求め、計測基準点PE4から計測対象の寸法計測箇所、即ち、磁気ヘッド13(図6参照)に於けるギャップ中央3Bまでの距離eを測長する。
実施の形態1に於いては、計測対象を傾けるのは2段階で終わりであるから不要なのであるが、θ画像中で記号を付与するのであれば、計測基準点PE4を含む適当な大きさの画像を切り出してテンプレートEとして良い。
【0040】
(6) 前記のようにして得た距離L、a及びa、e及びeの値から計測対象に於ける磁極2(図6及び図9参照)の磁極幅W(=w)を下記の数式6を用いて算出する。
【0041】
【数6】
Figure 2005003416
【0042】
実施例2
図3及び図4は磁気ヘッドに於ける磁極幅の計測方法を説明する為のSEM画像を表す要部説明図であり、図1及び図2に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。尚、図3及び図4は一つに纏められるべき図なのであるが、分断して明瞭となる大きさに表してあるので、矢印A1を矢印A2に、そして、矢印B1を矢印B2にそれぞれ連結して見ると良い。
【0043】
図3及び図4を参照。
(1) 計測対象を左に角度θ(例えば+20°)だけ傾け、その状態で撮像してθ画像を得る。
θ画像中の計測箇所の左から適当な大きさの画像を切り出してテンプレートAとする。
テンプレートAに於ける例えば中心位置などの適切な位置を計測基準点PA1と定める。
計測基準点PA1から計測対象に於ける寸法計測箇所、即ち、磁気ヘッド13(図6参照)に於ける例えばギャップ中央3Aまでの距離aを測長する。
【0044】
(2) 計測対象を右に角度θ(例えば−20°)だけ傾け、その状態で撮像してθ画像を得る。
θ画像中の計測箇所の右から適当な大きさの画像を切り出してテンプレートEとする。
テンプレートEに於ける例えば中心位置などの適切な位置を計測基準点PE3と定める。
計測基準点PE3から計測対象に於ける寸法計測箇所、即ち、磁気ヘッド13(図6参照)に於ける例えばギャップ中央3Bまでの距離eを測長する。
【0045】
(3) 計測対象を略垂直な方向である角度θ(例えば0°)方向から撮像してθ画像を得る。
θ画像中からテンプレートAと一致する領域を探索して計測基準点PA1に対応する位置を求め、θ画像中でテンプレートEと一致する領域を探索して計測基準点PE3に対応する位置を求め、計測基準点PA1に対応する位置と計測基準点PE3に対応する位置との間の距離Lを測長する。
【0046】
(4) 計測対象を左に角度θ(例えば+40°)だけ傾け、その状態で撮像してθ画像を得る。
θ画像中からテンプレートAと一致する領域を探索して計測基準点PA1に対応する位置を求め、計測基準点PA1に対応する位置から計測対象の寸法計測箇所、即ち、磁気ヘッド13(図6参照)に於けるギャップ中央3Aまでの距離aを測長する。
【0047】
(5) 計測対象を右に角度θ(例えば−40°)だけ傾け、その状態で撮像してθ画像を得る。
θ画像中からテンプレートEと一致する領域を探索して計測基準点PE3に対応する位置を求め、計測基準点PE3に対応する位置から計測対象の寸法計測箇所、即ち、磁気ヘッド13(図6参照)に於けるギャップ中央3Bまでの距離eを測長する。
【0048】
(6) 前記のようにして得た距離L、a及びa、e及びeの値から計測対象に於ける磁極2(図6及び図9参照)の磁極幅w(=w)を下記の数式7を用いて算出する。
【0049】
【数7】
Figure 2005003416
【0050】
【発明の効果】
本発明に依る微小寸法計測方法に於いては、
(a) 計測対象を略垂直な方向(角度θ)、左に角度θだけ傾けた方向、左に角度θ(θ>θ)だけ傾けた方向、右に角度θだけ傾けた方向、右に角度θ(θ>θ)だけ傾けた方向から撮像してθ画像、θ画像、θ画像、θ画像、θ画像を取得する過程に於いて、
(b) θ画像中の計測箇所の左右からそれぞれ適当な大きさの画像を切り出して左側のテンプレートをAとし、また、右側のテンプレートをEとし、テンプレートA及びテンプレートE中の適切な位置をそれぞれ計測基準点PA0及びPE0と定め、
(c) 計測基準点PA0−PE0間の距離Lを測長し、
(d) θ画像中からテンプレートAと一致する領域を探索して計測基準点PA0に対応するθ画像中の計測基準点PA1を求め、計測基準点PA1と計測対象の寸法計測箇所の一端までの距離aを測長し、
(e) θ画像から計測基準点PA1を含む適当な大きさの画像を切り出してテンプレートAとし、
(f) θ画像中からテンプレートAと一致する領域を探索して計測基準点PA1に対応するθ画像中の計測基準点PA2を求め、計測基準点PA2と計測対象の寸法計測箇所の一端までの距離aを測長し、
(g) θ画像中からテンプレートEと一致する領域を探索して計測基準点PE0に対応するθ画像中の計測基準点PE3を求め、計測基準点PE3と計測対象の寸法計測箇所の一端までの距離eを測長し、
(h) θ画像から計測基準点PE3を含む適当な大きさの画像を切り出してテンプレートEとし、
(i) θ画像中から画像θ中のテンプレートEと一致する領域を探索して計測基準点PE3に対応するθ画像中の計測基準点PE4を求め、計測基準点PE4と計測対象の寸法計測箇所の一端までの距離eを測長し、
(j) 前記のようにして得た距離L、a、a、e、eの値から計測対象に於いて目的とする寸法計測箇所の寸法wを下記の数式8を用いて算出すること
【数8】
Figure 2005003416
が基本の構成になっている。
【0051】
前記構成を採ることに依り、複数段階に亙る左右傾斜観測角を設定してSEM画像間の画像マッチング、即ち、対応点の探索を行なう場合、SEM画像の変形を最小限に抑えることができ、相関値の低下を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】計測対象である磁気ヘッドに於ける磁極幅の計測方法を説明する為のSEM画像を表す要部説明図である。
【図2】計測対象である磁気ヘッドに於ける磁極幅の計測方法を説明する為のSEM画像を表す要部説明図である。
【図3】磁気ヘッドに於ける磁極幅の計測方法を説明する為のSEM画像を表す要部説明図である。
【図4】磁気ヘッドに於ける磁極幅の計測方法を説明する為のSEM画像を表す要部説明図である。
【図5】HDDの磁気ヘッドに於ける計測対象である磁極を説明する為の要部斜面図である。
【図6】HDDの磁気ヘッドに於ける磁極幅の計測を行なう場合を説明する為の計測装置の一部及び計測対象を表す要部斜面図である。
【図7】磁極幅の計測方法を説明する為のSEM画像を表す要部説明図である。
【図8】磁極幅の計測方法を説明する為のSEM画像を表す要部説明図である。
【図9】磁極幅の計測方法を説明する為の説明図である。
【図10】従来の技術に於ける問題点を説明する為の計測対象(SEM画像)を表す要部説明図である。
【図11】従来の技術に於ける問題点を説明する為の計測対象(SEM画像)を表す要部説明図である。
【符号の説明】
1 ベース
2 磁極
2A 下部磁極
2B 上部磁極
3 ギャップを生成させる絶縁体
3A及び3B ギャップ中央
11 傾斜ステージ
11A 傾斜ステージの回動軸
12 SEMの対物レンズ
13 磁気ヘッド
H 磁極の高さ
ギャップ中央位置に於ける磁極幅
w 寸法計測箇所の寸法
G ギャップ(絶縁体3の厚さに相当)
L 計測基準点間の距離のSEM測長値(観測角θ
θ 水平観測角
θ 左傾斜第1観測角
θ 左傾斜第2観測角(θ>θ
θ 右傾斜第1観測角
θ 右傾斜第2観測角(θ>θ
左テンプレート
右テンプレート
a 計測基準点PA0と左ギャップ中央3Aとの間の距離
aのSEM測長値(観測角θ
aのSEM測長値(観測角θ
e 計測基準点PE0と右ギャップ中央3Bとの間の距離
eのSEM測長値(観測角θ
eのSEM測長値(観測角θ
α aが水平と成す角度(左仰角)
ε eが水平と成す角度(右仰角)

Claims (5)

  1. (a) 計測対象を略垂直な方向(角度θ)、左に角度θだけ傾けた方向、左に角度θ(θ>θ)だけ傾けた方向、右に角度θだけ傾けた方向、右に角度θ(θ>θ)だけ傾けた方向から撮像してθ画像、θ画像、θ画像、θ画像、θ画像を取得する過程に於いて、
    (b) θ画像中の計測箇所の左右からそれぞれ適当な大きさの画像を切り出して左側のテンプレートをAとし、また、右側のテンプレートをEとし、テンプレートA及びテンプレートE中の適切な位置をそれぞれ計測基準点PA0及びPE0と定め、
    (c) 計測基準点PA0−PE0間の距離Lを測長し、
    (d) θ画像中からテンプレートAと一致する領域を探索して計測基準点PA0に対応するθ画像中の計測基準点PA1を求め、計測基準点PA1と計測対象の寸法計測箇所の一端までの距離aを測長し、
    (e) θ画像から計測基準点PA1を含む適当な大きさの画像を切り出してテンプレートAとし、
    (f) θ画像中からテンプレートAと一致する領域を探索して計測基準点PA1に対応するθ画像中の計測基準点PA2を求め、計測基準点PA2と計測対象の寸法計測箇所の一端までの距離aを測長し、
    (g) θ画像中からテンプレートEと一致する領域を探索して計測基準点PE0に対応するθ画像中の計測基準点PE3を求め、計測基準点PE3と計測対象の寸法計測箇所の一端までの距離eを測長し、
    (h) θ画像から計測基準点PE3を含む適当な大きさの画像を切り出してテンプレートEとし、
    (i) θ画像中から画像θ中のテンプレートEと一致する領域を探索して計測基準点PE3に対応するθ画像中の計測基準点PE4を求め、計測基準点PE4と計測対象の寸法計測箇所の一端までの距離eを測長し、
    (j) 前記のようにして得た距離L、a、a、e、eの値から計測対象に於いて目的とする寸法計測箇所の寸法wを下記の数式1を用いて算出すること
    Figure 2005003416
    を特徴とする微小寸法計測方法。
  2. (a) 計測対象を略垂直な方向(角度θ)、左に角度θだけ傾けた方向、左に角度θ(θ>θ)だけ傾けた方向、右に角度θだけ傾けた方向、右に角度θ(θ>θ)だけ傾けた方向から撮像してθ画像、θ画像、θ画像、θ画像、θ画像を取得する過程に於いて、
    (b) θ画像中の計測箇所の左から適当な大きさの画像を切り出してテンプレートAとし且つテンプレートA中の適切な位置を計測基準点PA1と定め、
    (c) 計測基準点PA1から計測対象の寸法計測箇所までの距離aを測長し、
    (d) θ画像中の計測箇所の右から適当な大きさの画像を切り出してテンプレートEとし且つテンプレートE中の適切な位置を計測基準点PE3と定め、
    (e) 計測基準点PE3から計測対象の寸法計測箇所までの距離eを測長し、
    (f) θ画像中からテンプレートAと一致する領域を探索して計測基準点PA1に対応する位置を求め、θ画像中でテンプレートEと一致する領域を探索して計測基準点PE3に対応する位置を求め、計測基準点PA1に対応する位置と計測基準点PE3に対応する位置との間の距離Lを測長し、
    (g) θ画像中からテンプレートAと一致する領域を探索して計測基準点PA1に対応する位置を求め、計測基準点PA1に対応する位置から計測対象の寸法計測箇所までの距離aを測長し、
    (h) θ画像中からテンプレートEと一致する領域を探索して計測基準点PE3に対応する位置を求め、計測基準点PE3に対応する位置から計測対象の寸法計測箇所までの距離eを測長し、
    (i) 前記のようにして得た距離L、a、a、e、eの値から計測対象に於いて目的とする寸法計測箇所の寸法wを下記の数式2を用いて算出すること
    Figure 2005003416
    を特徴とする微小寸法計測方法。
  3. 計測対象を角度θm だけ傾けて撮像した画像から切り出したテンプレートと一致する領域を角度θn だけ傾けて撮像した画像中で探索する際、
    角度θn 画像中のテンプレート画像の傾き方向のサイズを
    h・cosθn /cosθm
    但し
    h:角度θm 画像に於けるテンプレートの傾き方向のサイズ
    とすること
    を特徴とする請求項1或いは2記載の微小寸法計測方法。
  4. 計測対象を角度θm だけ傾けて撮像した画像から切り出したテンプレートと一致する領域を角度θn だけ傾けて撮像した画像中で探索する際、
    角度θn 画像中のテンプレート画像の傾き方向のサイズを
    h・cos(θn −θslope )/cos(θm −θslope
    但し
    h:角度θm 画像に於けるテンプレートの傾き方向のサイズ
    θslope :テンプレート領域の水平方向に対する傾斜角
    とすること
    を特徴とする請求項1或いは2記載の微小寸法計測方法。
  5. 計測対象を角度θm だけ傾けて撮像した画像からテンプレートと一致する領域を探索する際に正規化相関マッチングの手段を適用すること
    を特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の微小寸法計測方法。
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CN111932283A (zh) * 2020-09-22 2020-11-13 北京大鱼梦想科技有限公司 一种防伪检测方法及装置

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