JP2005003036A - 空圧緩衝器 - Google Patents

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Tadashi Jo
忠 城
Kenichi Inami
健一 居波
Koji Mitsushima
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【課題】特に車両のサスペンションとして使用可能であって、作動媒体である気体の発生するバネ力の上昇を抑制することを可能とする空圧緩衝器を提供する。
【解決手段】補償室Rと第1室R1とを第1通路30,31および第2通路32を介して連通するとともに、第1通路30,31の途中に補償室Rから第1室R1へ向う気体の流れのみを許容する第1逆止弁N1を設けるとともに、第2通路32の途中に第1室から補償室へ向う気体の流れのみを許容する第1リリーフ弁V1を設け、補償室Rと第2室R2とを第3通路33および第4通路34を介して連通するとともに、第3通路33の途中に補償室Rから第2室R2へ向う気体の流れのみを許容する第2逆止弁N2を設けるとともに、第4通路34の途中に第2室R2から補償室Rへ向う気体の流れのみを許容する第2リリーフ弁V2を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、空圧緩衝器に関し、特に車両のサスペンションとして使用可能な空圧緩衝器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用の空圧緩衝器としては、たとえば、シリンダと、シリンダ内に摺動自在に挿入されたピストンと、シリンダ内にピストンを介して移動自在に挿入されるピストンロッドと、ピストンに設けた減衰力発生要素を備えたものが提案されている。
【0003】
そして、この提案では、空圧緩衝器に入力される振動の周波数が高さに応じて大きな減衰力を発生する減衰力特性を、振動周波数が高い場合に流路を開放するリリーフ弁を設けて、減衰力が増大することを防止する機構が示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−104778号公報(第3頁右欄第41行目から第4頁左欄第22行目まで、図2および図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
さて、上述のような従来の空圧緩衝器は、作動媒体を気体としているので、軽量でありエアレーションも招来しないので非常に有用であるが、そのまま車両のサスペンション等として利用するには、以下の問題がある。
【0006】
すなわち、空圧緩衝器は、作動媒体に気体を用いているが、気体は油と比較して圧縮性高く、また、流路を流れる流速に限界があるので流速が高くなる高周波数域では気体はバネとして作用するようになり、空圧緩衝器が発生する減衰力も頭打ちとなる。
【0007】
そして、気体が発生するバネとしての反力も、作用面積の変化を招いて指数的に上昇し、空圧緩衝器全体としてのバネ定数が懸架バネ定数をしのぐ場合もある。
【0008】
このことは、緩衝器として蓄え得るエネルギーが増大することとなるので、利点として考えることもできるが、振動周波数が高い場合には、特に車両用のサスペンション全体として、懸架バネ定数およびバネ反力が上昇することとなり、サスペンション振幅の減少、すなわち、サスペンションとしての変位が少なくなるので、車両の乗り心地を悪化させる原因になりかねない。
【0009】
そして、従来の空圧緩衝器では、この車両の乗り心地の悪化に対して配慮されていない。
【0010】
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、特に車両のサスペンションとして使用可能であって、作動媒体である気体の発生するバネ力の上昇を抑制することを可能とする空圧緩衝器を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の課題解決手段の空圧緩衝器は、隔壁部材で区画された第1室と第2室と、第1室と第2室とを連通する流路と、流路の途中に設けた減衰力発生要素と、補償室とを備え、車両の車体と車軸との間に介装される空圧緩衝器において、補償室と第1室とを第1通路および第2通路を介して連通するとともに、第1通路の途中に補償室から第1室へ向う気体の流れのみを許容する第1逆止弁を設けるとともに、第2通路の途中に第1室から補償室へ向う気体の流れのみを許容する第1リリーフ弁を設け、補償室と第2室とを第3通路および第4通路を介して連通するとともに、第3通路の途中に補償室から第2室へ向う気体の流れのみを許容する第2逆止弁を設けるとともに、第4通路の途中に第2室から補償室へ向う気体の流れのみを許容する第2リリーフ弁を設けたこと特徴とする。
【0012】
第1の課題解決手段によれば、空圧緩衝器が所定の周波数以上の周波数領域で伸縮しても第1室内および第2室内の圧力上昇が抑制されるので、気体の圧縮性に起因するバネ反力の上昇を効果的に抑制する事ができる。
【0013】
したがって、この空圧緩衝器では、伸長時および収縮時のどちらでも気体の圧縮性に起因するバネ反力の上昇を抑制でき、このことは同時に懸架バネ定数の上昇を抑制することを意味するので、車両における乗り心地を飛躍的に向上することができるのである。
【0014】
また、上述の第2および第4の通路を開放して、過剰なバネ反力を抑制することと同時に、この空圧緩衝器が、たとえば、伸長する場合にあっては、補償室から拡大する第2室に気体が供給されるので、第2室内の圧力低下を抑制することとなり、この空圧緩衝器がその状態から収縮すると、第2室内の圧力上昇が早期に達成されるから、より大きな減衰力が早期に得られることとなり、逆に、空圧緩衝器が収縮してから伸長する場合においても、同様の結果を得ることができる。この現象を換言すれば、減衰力の応答性を高めることができるということであり、サスペンションとしての機能を向上させることができる。そして、補償室を設けずに第1室と第2室とを連通しただけの従来の空圧緩衝器に比較して、本発明の空圧緩衝器のほうが、補償室の気体容積が多いので、この拡大する部屋(第1室もしくは第2室)の圧力低下抑制効果が高くなる。したがって、従来の空圧緩衝器に比較して減衰力の応答性を高める効果も優れている。
【0015】
そして、この空圧緩衝器にあっては、補償室から拡大する部屋(第1室もしくは第2室)に気体が供給されるので、伸縮を繰り返すと、徐々に第1室および第2室内の圧力は第1および第2リリーフ弁の開弁圧の設定に依存するが高まっていく。したがって、この空圧緩衝器では、伸縮により第1室および第2室内が蓄圧されて減衰力を発生するために必要な圧力を確保することができる、すなわち、伸縮により自動的に必要圧力を確保可能であり、製造段階で当初から気体の封入圧力を高いものとする必要はないので、製造段階における封入作業が容易となるばかりでなく、封入作業者が安全に作業を行えることとなる。さらに、大容量のコンプレッサーを備えていない封入装置でも封入作業を行えるようになるので、装置自体安価なものを使用できるとともに、封入気体に高価な気体を使用する場合には気体費用を低減することが可能となる。
【0016】
また、補償室内の気体は、拡大する低圧となる第1室もしくは第2室内に流入するから、補償室内の気体圧は温度上昇を除き封入圧力を超えることはない。したがって、外筒の強度は気体の封入圧力を目安に設計すればよく、圧力が変動する従来の空圧緩衝器に比較して強度確保が確実となる。
【0017】
また、本発明の空圧緩衝器にあっては、その振動周波数が所定の周波数以下の場合では第2および第4の通路が遮断状態となるので、振動周波数が低い場合であっても、充分な減衰力を発生できる。すなわち、本発明の空圧緩衝器を車両に適用した際には、車両のサスペンションの動作し始めの振動抑制も可能であるから、車両における姿勢変化を抑制しえることとなる。
【0018】
本発明の第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段において、第1室と第2室がシリンダとシリンダ内に摺動自在に挿入したピストンにより隔成されるとともに、補償室がシリンダとシリンダを覆う外筒との隙間で形成され、当該ピストンに接続され当該ピストンを介してシリンダ内に移動自在に挿入されるピストンロッドを設け、ピストンもしくはピストンロッドに第1室と第2室とを連通する流路と減衰力発生要素とを設け、シリンダ端部をそれぞれ第1封止部材と第2封止部材で封止するとともに、第1封止部材に、第1通路と、第2通路と、第1逆止弁と、第1リリーフ弁とを設け、第2封止部材に、第3通路と第4通路と、第2逆止弁と、第2リリーフ弁とを設けたことを特徴とする。
【0019】
第2の課題解決手段によれば、外筒とシリンダの間に補償室を形成したので、空圧緩衝器がコンパクトとなるので有利である。
【0020】
第3の課題解決手段は、第2の課題解決手段において、第1封止部材および第2封止部材の一方又は両方は有底筒状に形成され、その外周を外筒内周に嵌合し、その底部でシリンダ端部を封止するとともに、その内方に挿入されるシール部材で第1封止部材の内方に補償室に接続される空間を隔成したことを特徴とする。
【0021】
第3の課題解決手段によれば、補償室のシールについて、第1封止部材および第2封止部材の一方又は両方の内方に隔成した空間によりシール部材に作用する作用圧力は気体の封入圧力以下に限定されるので、シール部材の耐久性、信頼性が確保されることとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の空圧緩衝器を図1に基づいて説明する。図1は、一実施の形態における空圧緩衝器を原理的に示す概略断面図である。
【0023】
以下、詳細に説明すると、本実施の形態における空圧緩衝器は、図1に示すように、円筒状のシリンダ3と、第1室R1および第2室R2とに区画する隔壁部材たるピストン1と、シリンダ3内にピストン1を介して移動自在に挿入されたピストンロッド2と、シリンダ3を覆う外筒10と、シリンダ3と外筒10との間に形成した補償室Rと、上記第1室R1と第2室R2とを連通する流路L1,L2と、第1室R1と補償室Rとを連通する第1通路30,31および第2通路32と、第1通路30,31の途中に設けた補償室Rから第1室R1へ向う気体の流れのみを許容する第1逆止弁N1と、第2通路32の途中に第1室R1から補償室Rへ向う気体の流れのみを許容する第1リリーフ弁V1と、補償室Rと第2室R2とを連通する第3通路33および第4通路34と、第3通路33の途中に設けた補償室Rから第2室R2へ向う気体の流れのみを許容する第2逆止弁N2と、第4通路34の途中に設けた第2室R2から補償室Rへ向う気体の流れのみを許容する第2リリーフ弁V2とで構成され、第1室R1および第2室R2および補償室Rには気体が封入されている。なお、空圧緩衝器に封入される気体圧についてであるが、具体的には、この空圧緩衝器が適用される車種に応じて、その車両に最適となる減衰力を発揮するように設定すればよいが、後述するように、この空圧緩衝器にあっては、伸縮時に第1室R1および第2室R2内は蓄圧されるので、あらかじめ、低め気体圧で封入されるとしてもよい。また、本実施の形態においては、補償室Rを外筒10とシリンダ2との間に隙間で形成しているが、別途補償室として容器をシリンダ3の外方に設けてもよいが、外筒10とシリンダ3の間に補償室を形成するほうが、空圧緩衝器がコンパクトとなるので有利である。
【0024】
以下、各部材について詳細に説明すると、シリンダ3内には、摺動自在にピストン1が挿入され、ピストン1の図1中上端には、ピストンロッド2の先端が接続されている。そして、ピストン1には各流路L1,L2が設けられ、流路L1,L2にはそれぞれ減衰力発生要素11,12が設けられている。詳しくは、流路L1は、減衰力発生要素11が第2室R2から第1室R1への気体の流れのみを許容するように設定されているので、空圧緩衝器の圧縮行程時にのみ気体が通過するようになっており、他方、流路L2は、減衰力発生要素12が第1室R1から第2室R2への気体の流れのみを許容するように設定されているので、空圧緩衝器の伸長行程時にのみ気体が通過するようになっている。そして、減衰力発生要素としては、たとえば、リーフバルブが用いられ、具体的には、図示はしないが、ピストン1に流路L1,L2たるポートをそれぞれ設けて、流路L1たるポートの第1室R1側の開口部にリーフバルブを当接するとともに、流路L2たるポートの第2室R2側の開口部にリーフバルブを当接させるとすればよい。なお、減衰力発生要素としては、上述のように、リーフバルブが使用されるが、他に公知の減衰力発生要素を適用してもよい。そして、シリンダ3の図1中上端は、ピストンロッド2を摺動自在に支持する第1封止部材たるロッドガイド20が嵌合されるとともに、その下端は第2封止部材たるボトム部材21が嵌合されている。そして、シリンダ3内はピストン1で第1室R1と第2室R2とに区画され、また、シリンダ3は円筒状の外筒10に覆われており、この外筒10とシリンダ3との間の隙間で補償室Rが形成されている。さらに、外筒10の図1中上端部内周には、上述のロッドガイド20およびストップリング7が挿入されており、当該外筒10の図1中上端の管端をカシメることにより、ロッドガイド6およびストップリング7が外筒10内から開放へ脱落することが防止されている。図1中下端部内周には、外筒10内を封止するキャップCが圧入や溶接等により固定されている。そして、このキャップCは有底筒状に形成されており、その内周側に上述のボトム部材21が嵌合している。また、ロッドガイド20は有底筒状となっており、その外周が外筒10の内周に嵌合し、当該ロッドガイド20の外周と外筒10の内周はOリング50でシールされるとともに、
その内周にはシールSを溶着したシール部材6が嵌合しており、このシール部材6はストップリング7に当接しており、このシール部材6もストップリング7によって外筒10の外方に脱落することが防止されている。したがって、ロッドガイド20およびシリンダ3およびボトム部材21は外筒10の図1中上端のカシメられた部分とキャップCとにより挟持されているので、外筒10に対して、これら部材が固定されている。さらに、外筒10内は上述のキャップCおよびシール部材6およびロッドガイド20により密封状態とされている。なお、外筒10を円筒としているが、キャップCを廃して有底筒状に形成してもよい。
【0025】
そして、第1封止部材たるロッドガイド20は、有底筒状に形成され、その図1中下端側に小径部20aが設けられ、この小径部20aがシリンダ3の内周に嵌合している。また、ロッドガイド20は内周側に上述のようにシール部材6が空間Aが形成されるように嵌合し、軸心部にはピストンロッド2が摺動自在に貫通しているが、ピストンロッド2の摺動性を確保するために、軸受(図示せず)が設けられている。さらに、このロッドガイド20には、小径部20aの図1中下面と補償室Rとを連通する第1通路30,31が設けられるとともに、小径部20aの図1中下面と空間Aとを連通する第2通路32が設けられている。上記第1通路30,31のうち第1通路30は、小径部20aの図1中下面と空間Aとを連通し、第1通路31は、第1通路30の途中と補償室Rとを連通しているので、ロッドガイド20の内周、すなわち、空間Aは、補償室Rと連通している。したがって、第2通路31も補償室Rと連通していることとなる。また、ロッドガイド20の小径部20aの図1中下面は、第1室Rに面しているので、結果的に、第1室R1と補償室Rとは、この第1通路30,31と第2通路32とで連通されていることとなる。なお、空間Aを設けず、第1通路および第2通路を直接的に補償室Rに連通させても良いことは無論である。
【0026】
さらに、第1通路30の途中であって、第1通路31が接続されている位置より第1室R1側には、補償室Rから第1室R1へ向う気体の流れのみを許容する第1逆止弁N1が設けられ、第2通路32の途中に第1室R1から補償室Rへ向う気体の流れのみを許容する第1リリーフ弁V1が設けられている。
【0027】
他方、第2封止部材たるボトム部材21は、小径部21bと拡径部21cとを有する段付円柱状に形成され、この小径部21bがシリンダ3の内周に嵌合している。また、拡径部21cの外周に切欠21aが設けられ、さらに、ボトム部材21の図1中下面とキャップCとの間には、空間Bが設けられている。
【0028】
なお、第1リリーフ弁V1は、附勢バネ39で附勢され、第1室R1から補償室Rへと向う気体の流れのみを許容し、かつ、第2通路32を常時遮断する常閉型に設定されるとともに、第1室R1内の圧力が、空圧緩衝器が所定の周波数で伸長したときに発生する開弁圧となると第2通路32を開放するようになっている。したがって、気体は、この空圧緩衝器が伸長する場合であって、第1室R1内の圧力が開弁圧に達するときに第2通路32を通過することができるが、それ以外の状態では第2通路32を通過することができないようになっている。
【0029】
そして、図示したところでは、空圧緩衝器の伸長時に気体が通過しうる第2通路を1つ設けているが、複数設けるとしてもよい。
【0030】
また、さらに、このボトム部材21には、小径部21bの図1中上面と空間Bとを連通する第3通路33が設けられるとともに、小径部21bの図1中上面と空間Bとを連通する第4通路34が設けられている。そして、空間Bは、上述の切欠21aを介して補償室Rに連通しており、他方、小径部21bの図1中上面は第2室R2に面しているので、結果的に、第2室R2と補償室Rとは、この第3通路33と第4通路34とで連通されていることとなる。なお、空間Bを設けず、第3通路および第4通路を直接的に補償室Rに連通させても良いことは無論である。ちなみに、本実施の形態においては、第2封止部材を上記形状としているが、第2封止部材を、ピストンロッド2が貫通する孔(付示せず)を廃した第1封止部材と同様の構成としてもよいし、いわゆる両ロッド型の緩衝器に設定される場合にあっては、第2封止部材を第1封止部材と同様の構成としてもよい。特に、両ロッド型の緩衝器に設定される場合には、シール部材を適宜設ければ良い。
【0031】
さらに、第3通路33の途中には、補償室Rから第2室R2へ向う気体の流れのみを許容する第2逆止弁N2が設けられ、第4通路34の途中に第2室R2から補償室Rへ向う気体の流れのみを許容する第2リリーフ弁V2が設けられている。
【0032】
そして、第2リリーフ弁V2は、附勢バネ40で附勢され、第2室R2から補償室Rへと向う気体の流れのみを許容し、かつ、第4通路34を常時遮断する常閉型に設定されるとともに、第2室R2内の圧力が、空圧緩衝器が所定の周波数で収縮したときに発生する開弁圧となると第4通路34を開放するようになっている。したがって、この空圧緩衝器が収縮する場合であって、第2室R2内の圧力が開弁圧に達するときに第4通路34を通過することができるが、それ以外の状態では第4通路34を通過することはできないようになっている。
【0033】
なお、上述のように第1リリーフ弁V1および第2リリーフ弁V2は、空圧緩衝器の伸縮の振動周波数が所定の周波数以上となったときに、それぞれ第2通路32,第4通路34を開放するようになっているが、詳しくは、所定の周波数となったときの第1室R1内および第2室R2内生じる圧力で各リリーフ弁V1,V2が開弁する。そして、この開弁圧は附勢バネ39,40のバネ定数により決定され、当該開弁圧を生じさせる所定の周波数の値は、気体の圧縮性に起因して高周波数域で発生するバネ反力を考慮して、この空圧緩衝器が搭載されるであろう車両における乗り心地を悪化させることがないように、その車両の車重等から適切な値が選択される。
【0034】
ちなみに、この第1および第2リリーフ弁V1,V2としては、たとえば、リーフバルブやポペット等の公知のリリーフ弁が使用されうる。
【0035】
さて、上述のように構成された空圧緩衝器の作用について図1に基づいて説明する。ピストンロッド2がシリンダ3内から退出する、すなわち、空圧緩衝器が伸長する場合には、第1室R1が収縮するので第1室R1内の空圧が高まり、第1室R1内の気体はピストン1に設けた流路L2および第1通路30,31および第2通路32を通過して第2室R2もしくは補償室Rに流入しようとする。そして、流路L2に設けた減衰力発生要素12で減衰力が発生されるが、このとき、ピストン1のシリンダ3に対する移動速度が遅く、空圧緩衝器の振動周波数が所定の周波数より低い場合には、第2通路32の途中に設けられた第1リリーフ弁V1は、第1室R1内の圧力が開弁圧に達しないので、第2通路32を遮断したままとなり、他方、第1通路30,31も第1逆止弁N1にて遮断されているので、気体は、第1通路30,32および第2通路32を通過することはできない。反対に、拡大する第2室R2内では、圧力が減少するので、気体が流路L2を介して第1室R1から流入するとともに、気体が補償室Rから第3通路33を介して第2室R2内に流入するので、拡大する第2室R2内の圧力低下を抑制する事ができる。したがって、空圧緩衝器の伸長時の振動周波数が所定の値以下の場合には、減衰力発生要素12にて減衰力が発生されることとなる。
【0036】
さらに、ピストン1のシリンダ3に対する移動速度が速くなり、空圧緩衝器の伸長時の振動周波数が所定の値以上に高くなると、今度は、第1室R1内の圧力が第1リリーフ弁V1の開弁圧に達し、第1リリーフ弁V1は、空圧によって押圧され附勢バネ39のバネ力に抗して、第2通路32を開放することとなる。したがって、第1室R1内の気体は流路L2だけでなく第2通路32をも通過することとなるので、空圧緩衝器の伸長時の振動周波数が所定の値以上の場合には、減衰力発生要素12のみならず第1リリーフ弁V1の圧力損失によっても減衰力が発生されるが、このとき、第2通路32も開放されるので、空圧緩衝器の伸長時の振動周波数が所定の値以下のときのゲインの高い減衰力に比較して、振動周波数が所定の値以上となったときの方が、気体の流路面積は第2通路32が開放される分大きくなるので、その発生減衰力は、低ゲインとなる。ここで、ゲインとは、発生減衰力を振動数で除したものを指し、振動数に対する減衰力の変化割合を示す。このとき、第2室R2側では、第2室R2が拡大し圧力が減少するので、気体が流路L2を介して第1室R1から流入するとともに、第2通路32の開放で補償室Rへの気体流入分を含めて気体が補償室Rから第3通路33を介して第2室R2内に流入するので、拡大する第2室R2内の圧力低下を抑制する事ができる。
【0037】
逆に、ピストンロッド2がシリンダ3内に侵入する、すなわち、空圧緩衝器が収縮する場合には、第2室R2が収縮するので第2室R2内の空圧が高まり、第2室R2内の気体はピストン1に設けた流路L1および第3通路33および第4通路34を通過して第1室R1もしくは補償室Rに流入しようとする。そして、流路L1に設けた減衰力発生要素11で減衰力が発生されるが、このとき、ピストン1のシリンダ3に対する移動速度が遅く、空圧緩衝器の振動周波数が所定の周波数より低い場合には、第4通路34の途中に設けられた第2リリーフ弁V2は、第2室R2内の圧力が開弁圧に達しないので、第4通路34を遮断したままとなり、他方、第3通路33も第2逆止弁N2にて遮断されているので、気体は、第3通路33および第4通路34を通過することはできない。反対に、拡大する第1室R1内では、圧力が減少するので、気体が流路L1を介して第2室R2から流入するとともに、気体が補償室Rから第1通路30,31を介して第1室R1内に流入するので、拡大する第1室R1内の圧力低下を抑制する事ができる。したがって、空圧緩衝器の収縮時の振動周波数が所定の値以下の場合には、減衰力発生要素11にて減衰力が発生されることとなる。
【0038】
さらに、ピストン1のシリンダ3に対する移動速度が速くなり、空圧緩衝器の収縮時の振動周波数が所定の値以上に高くなると、今度は、第2室R2内の圧力が第2リリーフ弁V2の開弁圧に達し、第2リリーフ弁V2は、空圧によって押圧され附勢バネ40のバネ力に抗して、第4通路34を開放することとなる。したがって、第2室R2内の気体は流路L1だけでなく第4通路34をも通過することとなるので、空圧緩衝器の収縮時の振動周波数が所定の値以上の場合には、減衰力発生要素11のみならず第2リリーフ弁V2の圧力損失によっても減衰力が発生されるが、このとき、第4通路34も開放されるので、空圧緩衝器の収縮時の振動周波数が所定の値以下のときのゲインの高い減衰力に比較して、振動周波数が所定の値以上となったときの方が、気体の流路面積は第4通路34が開放される分大きくなるので、その発生減衰力は、低ゲインとなる。このとき、第1室R1側では、第1室R1が拡大し圧力が減少するので、気体が流路L1を介して第2室R2から流入するとともに、第4通路34を介して補償室Rへの気体流入分を含めて気体が補償室Rから第1通路30,31を介して第1室R1内に流入するので、拡大する第1室R1内の圧力低下を抑制する事ができる。
【0039】
上記したように、空圧緩衝器の伸縮時の振動周波数が低い場合には、第2および第4の通路32,34は遮断され、振動の周波数が所定の周波数以上となる場合には第2および第4の通路32,34のいずれか一方は開放される。ここで、作動媒体は気体であるので、油等の液体に比較して圧縮性が極めて高いので、前述のごとく空圧緩衝器の伸縮時の振動周波数が高くなればなるほどバネとしての反力も指数的に上昇するが、この空圧緩衝器にあっては、所定の周波数以上の周波数で伸長する場合、すなわち、車両における乗り心地を悪化するようなバネ反力を気体が発生してしまうような周波数領域では、第2通路32が開放されるので、例えば、収縮する側の第1室R1内の気体は流路L2を通過して第2室R2内に流入するだけでなく、第2通路32をも通過して補償室R内へ流入することとなり、第1室R1内の圧力上昇を抑制する事ができる。逆に、空圧緩衝器が収縮する場合においても、気体の流れが上記とは反対となるが、同じように、第2室R2内の圧力上昇を抑制する。
【0040】
すると、空圧緩衝器が所定の周波数以上の周波数領域で伸縮しても第1室R1内および第2室R2内の圧力上昇が抑制されるので、気体の圧縮性に起因するバネ反力の上昇を効果的に抑制する事ができる。
【0041】
したがって、この空圧緩衝器では、伸長時および収縮時のどちらでも気体の圧縮性に起因するバネ反力の上昇を抑制でき、このことは同時に懸架バネ定数の上昇を抑制することを意味するので、車両における乗り心地を飛躍的に向上することができるのである。
【0042】
また、上述の第2および第4の通路32,34を開放して、過剰なバネ反力を抑制することと同時に、この空圧緩衝器が、たとえば、伸長する場合にあっては、第2通路32を経て第1室R1から補償室Rに、さらに補償室Rから拡大する第2室R2に気体が供給されるので、第2室R2内の圧力低下を抑制することとなり、この空圧緩衝器がその状態から収縮すると、第2室R2内の圧力上昇が早期に達成されるから、より大きな減衰力が早期に得られることとなり、逆に、空圧緩衝器が収縮してから伸長する場合においても、同様の結果を得ることができる。この現象を換言すれば、減衰力の応答性を高めることができるということであり、サスペンションとしての機能を向上させることができる。そして、補償室Rを設けずに第1室R1と第2室R2とを連通しただけの従来の空圧緩衝器に比較して、本発明の空圧緩衝器のほうが、補償室Rの気体容積が多いので、この拡大する部屋(第1室もしくは第2室)の圧力低下抑制効果が高くなる。したがって、従来の空圧緩衝器に比較して減衰力の応答性を高める効果も優れている。
【0043】
そして、この空圧緩衝器にあっては、補償室Rから拡大する部屋(第1室もしくは第2室)に気体が供給されるので、伸縮を繰り返すと、徐々に第1室R1および第2室R2内の圧力は第1および第2リリーフ弁V1,V2の開弁圧の設定に依存するが高まっていく。したがって、この空圧緩衝器では、伸縮により第1室R1および第2室R2内が蓄圧されて減衰力を発生するために必要な圧力を確保することができる、すなわち、伸縮により自動的に必要圧力を確保可能であり、製造段階で当初から気体の封入圧力を高いものとする必要はないので、製造段階における封入作業が容易となるばかりでなく、封入作業者が安全に作業を行えることとなる。さらに、大容量のコンプレッサーを備えていない封入装置でも封入作業を行えるようになるので、装置自体安価なものを使用できるとともに、封入気体に高価な気体を使用する場合には気体費用を低減することが可能となる。
【0044】
なお、上述したところから明らかなように、この空圧緩衝器にあっては、伸縮時に徐々に第1室R1および第2室R2内の圧力は高まっていくので、第1室R1および第2室R2の容積が拡大しても補償室R内の圧力より高くなる場合には、補償室Rから第1室R1および第2室R2へは気体供給が行われなくなる。しかし、この場合にあっても、第1室R1および第2室R2内の圧力は高まっているので、高い減衰力を発生可能であるとともに、空圧緩衝器が所定の周波数以上の周波数領域で伸縮しても第1および第2のリリーフ弁V1,V2により第1室R1内および第2室R2内の圧力上昇が抑制されるので、気体の圧縮性に起因するバネ反力の上昇を効果的に抑制する事ができる。
【0045】
また、補償室R内の気体は、拡大する低圧となる第1室R1もしくは第2室R2内に流入するから、補償室R内の気体圧は温度上昇を除き封入圧力を超えることはない。したがって、外筒の強度は気体の封入圧力を目安に設計すればよく、圧力が変動する従来の空圧緩衝器に比較して強度確保が確実となる。さらに、補償室Rのシールについても、第1封止部材たるロッドガイド20の内方に隔成した空間Aによりシール部材に作用する作用圧力は気体の封入圧力以下に限定されるので、シール部材の耐久性、信頼性が確保されることとなる。
【0046】
また、本発明の空圧緩衝器にあっては、その振動周波数が所定の周波数以下の場合では第2および第4の通路32,34が遮断状態となるので、振動周波数が低い場合であっても、充分な減衰力を発生できる。すなわち、本発明の空圧緩衝器を車両に適用した際には、車両のサスペンションの動作し始めの振動抑制も可能であるから、車両における姿勢変化を抑制しえることとなる。
【0047】
なお、本実施の形態においては、空圧緩衝器をいわゆる片ロッド型緩衝器として説明してきたが、いわゆる両ロッド型としてもよい。
【0048】
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
【0049】
【発明の効果】
各請求項の発明によれば、空圧緩衝器が所定の周波数以上の周波数領域で伸縮しても第1室内および第2室内の圧力上昇が抑制されるので、気体の圧縮性に起因するバネ反力の上昇を効果的に抑制する事ができる。
【0050】
したがって、この空圧緩衝器では、伸長時および収縮時のどちらでも気体の圧縮性に起因するバネ反力の上昇を抑制でき、このことは同時に懸架バネ定数の上昇を抑制することを意味するので、車両における乗り心地を飛躍的に向上することができるのである。
【0051】
また、上述の第2および第4の通路を開放して、過剰なバネ反力を抑制することと同時に、この空圧緩衝器が、たとえば、伸長する場合にあっては、第2通路を経て第1室から補償室に、さらに補償室から拡大する第2室に気体が供給されるので、第2室内の圧力低下を抑制することとなり、この空圧緩衝器がその状態から収縮すると、第2室内の圧力上昇が早期に達成されるから、より大きな減衰力が早期に得られることとなり、逆に、空圧緩衝器が収縮してから伸長する場合においても、同様の結果を得ることができる。この現象を換言すれば、減衰力の応答性を高めることができるということであり、サスペンションとしての機能を向上させることができる。そして、補償室を設けずに第1室と第2室とを連通しただけの従来の空圧緩衝器に比較して、本発明の空圧緩衝器のほうが、補償室の気体容積が多いので、この拡大する部屋(第1室もしくは第2室)の圧力低下抑制効果が高くなる。したがって、従来の空圧緩衝器に比較して減衰力の応答性を高める効果も優れている。
【0052】
そして、この空圧緩衝器にあっては、補償室から拡大する部屋(第1室もしくは第2室)に気体が供給されるので、伸縮を繰り返すと、徐々に第1室および第2室内の圧力は第1および第2リリーフ弁の開弁圧の設定に依存するが高まっていく。したがって、この空圧緩衝器では、伸縮により第1室および第2室内が蓄圧されて減衰力を発生するために必要な圧力を確保することができる、すなわち、伸縮により自動的に必要圧力を確保可能であり、製造段階で当初から気体の封入圧力を高いものとする必要はないので、製造段階における封入作業が容易となるばかりでなく、封入作業者が安全に作業を行えることとなる。さらに、大容量のコンプレッサーを備えていない封入装置でも封入作業を行えるようになるので、装置自体安価なものを使用できるとともに、封入気体に高価な気体を使用する場合には気体費用を低減することが可能となる。
【0053】
また、補償室内の気体は、拡大する低圧となる第1室もしくは第2室内に流入するから、補償室内の気体圧は温度上昇を除き封入圧力を超えることはない。したがって、外筒の強度は気体の封入圧力を目安に設計すればよく、圧力が変動する従来の空圧緩衝器に比較して強度確保が確実となる。
【0054】
また、本発明の空圧緩衝器にあっては、その振動周波数が所定の周波数以下の場合では第2および第4の通路が遮断状態となるので、振動周波数が低い場合であっても、充分な減衰力を発生できる。すなわち、本発明の空圧緩衝器を車両に適用した際には、車両のサスペンションの動作し始めの振動抑制も可能であるから、車両における姿勢変化を抑制しえることとなる。
【0055】
請求項2の発明によれば、外筒とシリンダの間に補償室を形成したので、空圧緩衝器がコンパクトとなるので有利である。
【0056】
請求項3の発明によれば、補償室のシールについて、第1封止部材および第2封止部材の一方又は両方の内方に隔成した空間によりシール部材に作用する作用圧力は気体の封入圧力以下に限定されるので、シール部材の耐久性、信頼性が確保されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における空圧緩衝器を原理的に示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 ピストン
2 ピストンロッド
3 シリンダ
6 シール部材
10 外筒
11,12 減衰力発生要素
20 第1封止部材たるロッドガイド
21 第2封止部材たるボトム部材
30,31 第1通路
32 第2通路
33 第3通路
34 第4通路
39,40 附勢バネ
A,B 空間
L1,L2 流路
N1 第1逆止弁
N2 第2逆止弁
R1 第1室
R2 第2室
R 補償室
V1 第1リリーフ弁
V2 第2リリーフ弁
S シール

Claims (3)

  1. 隔壁部材で区画された第1室と第2室と、第1室と第2室とを連通する流路と、流路の途中に設けた減衰力発生要素と、補償室とを備え、車両の車体と車軸との間に介装される空圧緩衝器において、補償室と第1室とを第1通路および第2通路を介して連通するとともに、第1通路の途中に補償室から第1室へ向う気体の流れのみを許容する第1逆止弁を設けるとともに、第2通路の途中に第1室から補償室へ向う気体の流れのみを許容する第1リリーフ弁を設け、補償室と第2室とを第3通路および第4通路を介して連通するとともに、第3通路の途中に補償室から第2室へ向う気体の流れのみを許容する第2逆止弁を設けるとともに、第4通路の途中に第2室から補償室へ向う気体の流れのみを許容する第2リリーフ弁を設けたこと特徴とする空圧緩衝器。
  2. 第1室と第2室がシリンダとシリンダ内に摺動自在に挿入したピストンにより隔成されるとともに、補償室がシリンダとシリンダを覆う外筒との隙間で形成され、当該ピストンに接続され当該ピストンを介してシリンダ内に移動自在に挿入されるピストンロッドを設け、ピストンもしくはピストンロッドに第1室と第2室とを連通する流路と減衰力発生要素とを設け、シリンダ端部をそれぞれ第1封止部材と第2封止部材で封止するとともに、第1封止部材に、第1通路と、第2通路と、第1逆止弁と、第1リリーフ弁とを設け、第2封止部材に、第3通路と第4通路と、第2逆止弁と、第2リリーフ弁とを設けたことを特徴とする請求項1に記載の空圧緩衝器。
  3. 第1封止部材および第2封止部材の一方又は両方は有底筒状に形成され、その外周を外筒内周に嵌合し、その底部でシリンダ端部を封止するとともに、その内方に挿入されるシール部材で第1封止部材の内方に補償室に接続される空間を隔成したことを特徴とする請求項2に記載の空圧緩衝器。
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JP2006349138A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Kayaba Ind Co Ltd 空圧緩衝器
JP2008082545A (ja) * 2006-08-29 2008-04-10 Kayaba Ind Co Ltd 空圧緩衝器
JP2008095953A (ja) * 2006-09-14 2008-04-24 Kayaba Ind Co Ltd 空圧緩衝器
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