JP2005003030A - ストラットマウント - Google Patents

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JP2005003030A
JP2005003030A JP2003164873A JP2003164873A JP2005003030A JP 2005003030 A JP2005003030 A JP 2005003030A JP 2003164873 A JP2003164873 A JP 2003164873A JP 2003164873 A JP2003164873 A JP 2003164873A JP 2005003030 A JP2005003030 A JP 2005003030A
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JP
Japan
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elastic body
strut mount
strut
mount
rubber
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JP2003164873A
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Tatsu Sato
龍 佐藤
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Abstract

【課題】外筒および内筒を含む複数の金具とゴム状弾性材製の弾性体との組み合わせよりなり、ストラット式サスペンションの上部位置に組み付けられるストラットマウントにおいて、前記金具と前記弾性体とを非接着で組み立てられた場合であって大荷重大振幅の振動Pが入力されたときでも、弾性体12に座屈現象が発生するのを抑止することができ、もってマウントの防振機能の低下を抑制し、耐久性を向上することができるストラットマウントを提供する。
【解決手段】ベアリング受け15における弾性体12と接する面の形状をゴム部側に凸方向に反らせた形状であることとした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等車両の防振技術分野等に用いられるストラットマウントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、軽乗用車や普通乗用車等に用いられる車体の防振支持機構として、図4に示すようなショックアブソーバ2をストラットとして用いるストラット式サスペンション1が知られており、このストラット式サスペンション1には、ショックアブソーバ2やコイルスプリング3等とともに、その上部位置にストラットマウント11が備えられている(特許文献1参照)。
【0003】
このストラットマウント11は、複数の金具とゴム状弾性材製の弾性体12との組み合わせによって構成されており、図示の例では、複数の金具は、車両の車体側に取付ボルト4によって取り付けられる外筒13と、ショックアブソーバ2のストラッドロッド5の上端部にベアリング6を介して取り付けられる内筒14およびベアリング受け15とにより構成されている。
【0004】
このストラットマウント11においては、近年製造コストの低減を図るべく図6に示すようにゴム状の弾性体12と複数の金具とを非接着で組み立てることが行われている。このため、該マウント11の作動時に大荷重大振幅の振動Pが該マウント11に繰返し入力された場合、弾性体12の下部位置であって内筒との接触面12aに座屈現象Gが発生し、該マウント11の防振機能が早期に低下する。座屈現象Gは、図示したように弾性体12の下部内径面であって内筒14との接触面に凹みが形成される形で発生する。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−1177351号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した問題点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、大荷重大振幅の振動Pがストラットマウントに繰返し入力された場合でも、弾性体に座屈現象が発生するのを抑制し、もってマウントの耐久性を向上させることができるストラットマウントを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係るストラットマウントは、外筒、内筒およびベアリング受けより構成される複数の部品とゴム状弾性材製の弾性体との組み合わせよりなり、ストラット式サスペンションの上部位置に組み付けられるストラットマウントにおいて、前記部品と前記弾性体とを非接着で組み立てるとともに、前記ベアリング受けにおける前記弾性体と接する部位の形状が前記弾性体側に凸方向に反らせた形状であることを特徴とするものである。
【0008】
上記構成を備えた本発明のストラットマウントは、ベアリング受けにおける弾性体と接する部位の形状が前記弾性体側に凸方向に反らせた形状であるので、弾性体に予め座屈とは逆方向のモーメントを与えることができる。したがって、大荷重大振幅の振幅Pがマウントに入力された場合であっても、座屈の発生を未然に防止することができ、もって、歪を緩和し耐久性の向上を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施例に係るストラットマウント11であって、ゴム状の弾性体12と、該弾性体とで組みたてられる3種類の金具である外筒13、内筒14、およびベアリング受け15とを備えている。
【0011】
弾性体12は、外径側を後述する外筒13の筒状部13aによって保持された上部弾性体12bを有しており、この上部弾性体12bの下方に、外径側を開放された下部弾性体12cが一体に設けられている。上部弾性体12bの外径面12dは軸方向に真直ぐな円筒面状に形成されているが、下部弾性体12cの外径面12eは下方へ向けて漸次縮径するテーパー面状に形成されている。また、上部弾性体12bの更に上方には、上記外筒の内向きフランジ部13bと後述する内筒14の外向きフランジ部14bとの間に配置される上端弾性体12fが一体に設けられている。該弾性体12は上記内筒14の外径側に非接着で嵌着されており、この弾性体12の上部弾性体12bの外径側に外筒13が非接着で嵌着されている。
【0012】
上記外筒13は、筒状部13aを有しており、この筒状部13aの上端に径方向内方へ向けて内向きフランジ部13bが一体に設けられるとともに、筒状部13aの下端に径方向外方へ向けて外向きフランジ部13cが一体に設けられている。外向きフランジ部13cには、取付ボルト(図示せず)を差し通すためのボルト挿通孔(図示せず)等が設けられている。
【0013】
上記内筒14は、上記外筒13の内径側に配置される筒状部14aを有しており、この筒状部14aの上端に径方向外方へ向けて外向きフランジ部14bが一体に設けられるとともに、筒状部14aの下端に径方向内方に向けて内向きフランジ部14cが一体に設けられている。外向きフランジ部14bは、上記外筒13の内向きフランジ部13bの上方に配置されている。
【0014】
ベアリング受け15は、上記内筒14の下方に配置され内筒14の内向きフランジ部14cに接合している内側接合部15aと、該内側接合部15aの周縁部にあって弾性体の下端面12gと接している外側接合面15bと、外側接合部15bの更に周縁部にあって、ベアリング(図示せず)を保持するための下向き屈曲部15cとから構成されており、これらが一体に設けられている。
【0015】
上記構成において、該ストラットマウント11がストラットマウント式サスペンションの上部位置に組みつけられて作動した場合、上述したように当該マウント11に大荷重大振動の振幅Pが繰返し入力されると、弾性体12の下部位置12cに座屈現象が発生する虞がある。
【0016】
そのため、弾性体12に予め座屈とは逆方向のモーメントを与えるために、更に前記ベアリング受け15における前記弾性体12と接する部位の形状を前記弾性体側に凸方向に反らせた形状としている。
【0017】
ベアリング受け15における前記弾性体12と接する部位の形状を前記弾性体側に凸方向に反らした形状としては、図1に示す通り、外側接合部15bが軸方向外側(図面では上方向)に向かって漸次拡大し、弾性体12の下端面12gを軸方向外側に向けて圧迫する形状であることが好ましい。
【0018】
なお、ベアリング受け15における前記弾性体12と接する部位の形状を前記弾性体側に凸方向に反らした形状としては、上記形状に限定されるものではなく、弾性体12に予め座屈とは逆方向のモーメントを与えることができる形状であればどのような形状であっても良い。
【0019】
したがって、図3の(A)に示すように、ベアリング受け15における外側結合部15bが軸方向外側に向かって拡大して、下部弾性体12cの下端面12gを軸方向外側に向けて圧迫すると同時に、径方向外側の面12eを径方向内側(図面では左方向)に向かって圧迫する形状である場合や、
また、(B)に示すように、下向き屈曲部15cが弾性体12側の方に折り返されて外側接合部15bと重なった形状であって、下部弾性体12cの下端面12gを軸方向外側に向けて圧迫する形状である場合や、
更に、(C)に示すように、外側結合部15bが軸方向外側に向かって拡大する部分が弾性体12の下端面12gと接しない部分であって、弾性体12の径方向外側の面12eだけを径方向内側に向かって圧迫するような形状の場合であっても良い。
【0020】
弾性体の材質としては、ゴム状弾性材製であれば、合成ゴム以外の天然ゴムであっても良い。
【0021】
また、ベアリング受けを含む複数の部品の材質は、金属であることを問わない。したがって、樹脂等であっても良い。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0023】
すなわち、上記構成を備えた本発明のストラットマウントは、ベアリング受けにおける弾性体と接する面の形状が前記弾性体側に反らせた形状であるので、弾性体に予め座屈とは逆方向のモーメントを与えることができる。したがって、大荷重大振幅の振幅Pがマウントに入力された場合であっても、図2に示す通り座屈を発生させる局所的な大歪部の発生を未然に防止することによる座屈の発生を防止し、もって、歪の緩和による耐久性の向上をはかることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るストラットマウントの取付断面図
【図2】図1における振動入力時の状態を示す断面図
【図3】(A)乃至(C)は、図1におけるベアリング受けの他の実施例
【図4】ストラットサスペンションの一般構造の断面図
【図5】従来例に係るストラットマウントの取付断面図
【図6】図5における振動入力時の状態を示す断面図
【符号の説明】
1 ストラット式サスペンション
2 ショックアブソーバ
3 コイルスプリング
4 取付ボルト
5 ストラットロッド
6 ベアリング
11 ストラットマウント
12 弾性体
12a 内径面
12b 上部弾性体
12c 下部弾性体
12d・12e 外径面
12f 上端弾性体
12g 下端面
13 外筒
13a・14a 筒状部
13b・14b 内向きフランジ部
13c・14c 外向きフランジ部
14 内筒
15 ベアリング受け
15a 内側接合部
15b 外側接合部
15c 下向き屈曲部

Claims (1)

  1. 外筒、内筒およびベアリング受けより構成される複数の部品とゴム状弾性材製の弾性体との組み合わせよりなり、ストラット式サスペンションの上部位置に組み付けられるストラットマウントにおいて、前記部品と前記弾性体とを非接着で組み立てるとともに、前記ベアリング受けにおける前記弾性体と接する部位の形状が前記弾性体側に凸方向に反らせた形状であることを特徴とするストラットマウント。
JP2003164873A 2003-06-10 2003-06-10 ストラットマウント Pending JP2005003030A (ja)

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