JP2005001885A - 物体移動装置 - Google Patents

物体移動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005001885A
JP2005001885A JP2004091564A JP2004091564A JP2005001885A JP 2005001885 A JP2005001885 A JP 2005001885A JP 2004091564 A JP2004091564 A JP 2004091564A JP 2004091564 A JP2004091564 A JP 2004091564A JP 2005001885 A JP2005001885 A JP 2005001885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric field
resin layer
surface shape
variable film
shape variable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004091564A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sato
謙治 佐藤
Hiroshi Sugimoto
博司 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2004091564A priority Critical patent/JP2005001885A/ja
Publication of JP2005001885A publication Critical patent/JP2005001885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】動力源や動力伝達機構を別途使用せずに、その表面に接触している移動対象物体を移動させることができる物体移動装置を提供する。
【解決手段】電場に対して垂直方向に伸縮する電場応答性を有する電場応答樹脂層21と電場応答樹脂層21を隔てて互いに向きあう複数の対向電極対22とを備えた表面形状可変膜20と、表面形状可変膜20の裏面と密に接合してこれと一体化した基材30とを備え、対向電極対22に印加する電圧を電極対22ごとに制御して、電場応答樹脂層21の表面に局所的な起伏15を発生させるとともに起伏15の発生位置を連続的に変化させることにより、表面形状可変膜20の表面に接触している移動対象物体100を移動させる。
【選択図】図15

Description

本発明は、その表面に接触している物体を移動させる物体移動装置に関する。
一般に、何らかの物体を強制的に移動させる装置は、動力源とその動力源の力を移動対象物体に作用させるための動力伝達機構とを備えている。たとえば、自動車のワイパは、動力源として電動モータを、動力伝達機構としてリンク機構などを備え、電動モータの力をリンク機構などを介してワイパブレードに伝達してこれをフロントガラスの表面に沿って左右に振り動かすことにより、フロントガラスの表面に接触している移動対象物体である雨水や雪を掃き除く。
本発明が解決しようとする課題は、動力源や動力伝達機構を別途必要とせず、その表面に接触している移動対象物体を移動させることができる物体移動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかる物体移動装置は、電場に対して垂直方向に伸縮する電場応答性を有する電場応答樹脂層と当該電場応答樹脂層を隔てて互いに向き合う複数の対向電極対とを備えた表面形状可変膜と、前記表面形状可変膜の裏面と密に接合してこれと一体化した基材(非弾性体、あるいは少なくとも表面形状可変膜よりも変形し難い物体)とを備え、前記対向電極対に印加する電圧を電極対ごとに制御することにより、前記電場応答樹脂層に局所的な起伏を発生させるとともに当該起伏の発生位置を変化させて、前記表面形状可変膜の表面に進行波を発生させることにより、前記表面形状可変膜の表面に接触している移動対象物体を移動させるものである。
上記のように構成された物体移動装置は、移動対象物体と接触するその表面形状可変膜自体をその内部の電場応答樹脂層の電場応答性を利用して局所的に変形させてその表面に局所的な起伏を発生させるとともにその起伏の発生位置を変化させることにより、その表面に進行波を発生させて、その表面に接触している移動対象物体を移動させる。
本発明にかかる物体移動装置は、電場応答樹脂層の電場応答性を利用してその表面に進行波を発生させることにより、その表面に接触している移動対象物体を移動させるので、動力源や動力伝達機構を別途必要とせずに、その表面に接触している移動対象物体を移動させることができる。
本発明にかかる物体移動装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明にかかる物体移動装置の一形態例を示す平面図である。図2(a)は本発明にかかる物体移動装置の一形態例を示す斜視図である。図2(b)は本発明にかかる物体移動装置の一形態例を示す断面図である。
物体移動装置10は、表面形状可変膜20と、この表面形状可変膜20によってその片面(図示の例では上面)が覆われた平板状の基材30とを有する。表面形状可変膜20と基材30との間には、接着層40が介在している。この接着層40を介して、表面形状可変膜20と基材30とが互いに密に固定され一体化している。
表面形状可変膜20は、電場に対して垂直方向に伸縮する電場応答性を有する電場応答樹脂層21と、電場応答樹脂層21を隔てて互いに向きあう複数の対向電極対22とを備える。
電場応答樹脂層21は、誘電エラストマやアクリル系エラストマなどの電場応答性ポリマからなる。
対向電極対22の表面側の電極22aは、電場応答樹脂層21の表面に積層された表面電極層23内にマトリクス状に配置されている。対向電極対22の裏面側の電極22bは、電場応答樹脂層21の裏面に積層された裏面電極層24内にマトリクス状に配置されている。表面電極層23の表面および裏面電極層24の表面(裏面電極層24と接着層40との間)には全面を覆うようにして図示しない薄い保護層が形成されている。電極22a、22bは、伸縮性を有する導体フィルム(導体膜)からなり、電場応答樹脂層21の変形に追従して伸縮ならびに変形可能である。電極22a、22bは、たとえば炭素を混ぜた柔らかな高分子材料で形成することができる。透明な電極とすることも可能である。表面電極層23側の保護層は絶縁性が高く伸縮性を有する柔らかい高分子材料で形成される。
表面電極層23内および裏面電極層24内には、図3に示すように、複数の電力線25が配線されており、各電力線25が各電極22a、22bに各々個別に接続されている。各電力線25は、各電極22a、22bとの接続部から表面電極層23および裏面電極層24の端部まで延びている。電力線25は、それが接続された電極のみに導通しておりその他の電極に対しては絶縁されている。当然ながら電力線同士も互いに絶縁されている。電力線25は、伸縮性を有する導体フィルム(導体膜)からなり、電場応答樹脂層21の変形に追従して伸縮ならびに変形可能である。電力線25は、たとえば炭素を混ぜた柔らかな高分子材料で形成することができる。透明な電力線25とすることも可能である。
電力線25の端部には金属端子26が接続されている。金属端子26は、図示しない制御装置に接続されている。制御装置は、各対向電極対22に印加する電圧を対向電極対22ごとに制御して、電場応答樹脂層21の表面に局所的な起伏を発生させるとともに当該起伏の発生位置を連続的に変化させる。
基材30は、表面形状可変膜20よりも遙かに大きな剛性を有している。具体的には、ガラス板、合成樹脂板、金属板などが基材30として用いられる。
接着層40は、接着対象である表面形状可変膜20と基材30の材質に応じてその材料が選定される。すなわち、表面形状可変膜20と基材30とを接着する力が強く且つ耐久性に優れた各種接着材料の中から、求められる使用条件や設計・製造条件に最も適した材料が使用される。接着層40にゴム様の弾力性を持った材料を使用することも可能である。
表面形状可変膜20、基材30、そして接着層40の全てを透明すなわち可視光を良好に透過する材料で形成すれば、透明な物体移動装置10を実現できる。
図4〜図7により本発明の動作原理を説明する。図4および図5は電場応答樹脂層21の電場応答性を説明するための参考図である。図6および図7は本発明の原理説明図である。
図4に示すように、自由に変形できる(すなわち基材30に束縛されていない)状態の表面形状可変膜20の全ての対向電極対22に電圧を印加すると、上下の電極22a、22b間に形成された電場Eに対する電場応答樹脂層21の応答および上下の電極22a、22b間に働く引力により、電場Eと直交する方向すなわち面方向に電場応答樹脂層21が膨張する。このとき、対向電極対22の上下の電極22a、22bも電場応答樹脂層21に追従して面方向に伸びるため、表面形状可変膜20全体がほぼ均一に面方向に膨張する。電圧の印加を停止すると、表面形状可変膜20は元の形状に戻る。
また、図5に示すように、自由に変形できる(すなわち基材30に束縛されていない)状態の表面形状可変膜20の対向電極対22に列(または行)ごとに電圧を印加した場合、表面形状可変膜20の電圧が印加された電極列の部分のみ面方向に膨張するとともに厚さが減少する。電圧が印加された電極列に隣接する部分は若干隆起する。その結果、電圧が印加された電極列の部分を凹部、その両側を凸部とする起伏が表面形状可変膜20の両面に形成される。
一方、図6に示すように、基材30に片面が固定されている表面形状可変膜20の対向電極対22に列(または行)ごとに電圧を印加した場合、表面形状可変膜20の下面は変形できないが、上面(表面)側は厚さ方向および面方向に変形可能であるため、電圧が印加された電極列の部分の厚さが減少するとともにその両側が隆起する。その結果、電圧が印加された電極列の部分を凹部、その両側を凸部とする波状の起伏が表面形状可変膜20の上面に形成される。
また、図7に示すように、基材30に片面が固定されている表面形状可変膜20の対向電極対22に対し1つの列を隔ててその両側の2列に電圧を印加した場合、電圧が印加された2つの電極列の部分の厚さが減少する。その結果、電圧が印加された両電極列の部分を凹部、両電極列に挟まれた電圧が印加されていない電極列の部分を凸部とする波状の起伏が表面形状可変膜20の上面に形成される。
図6または図7に例示した起伏の発生位置は、電圧を印加する電極列を切り換ることにより変化させることが可能であり、電圧を印加する電極列を順次隣の列に切り換えていくことにより、表面形状可変膜20の上面に図8および図9に示すような進行波Wを発生させることができる。図8および図9はそれぞれ図6および図7に対応している。これらの進行波によって、図10および図11に示すように、表面形状可変膜20上の移動対象物体100が面方向に強制的に移動させられることになる。図10および図11はそれぞれ図8および図9に対応している。図10および図11は移動対象物体100が球体または円柱体である場合を示しているが、移動対象物体100が液体(あるいは流動性を有する粒体)であっても、図12および図13に示すように進行波によって強制的に移動させることができる。
図14は物体移動装置10の動作例を示す概念図であり、(a)〜(g)はそれぞれ各瞬間の状態を示している。この動作例では、表面形状可変膜20の対向電極対22に対し、列(または行)ごとに電圧を印加することにより、具体的には三列分を隔てて左右二列ずつに電圧を印加することにより、表面形状可変膜20の表面に列方向(紙面に対して垂直方向)に延びる波状の局所的な起伏を発生させている。図14中には、電圧が印加されている対向電極対22の列番号が示されている。
図14(a)においては、第1列、第2列、第6列、および第7列の対向電極対22に電圧が印加されている。その結果、第3列から第5列の部分の表面形状可変膜20の表面が隆起し、その隆起部を凸部、その両側を凹部とする波状の起伏15が発生している。この状態から、電圧を印加する電極列を順次移動(図示の例では右側に平行移動)させていくことにより、図14(b)〜(g)に示すように、表面形状可変膜20の表面に波状の起伏15からなる進行波(ソリトン波)を発生させることができる。表面形状可変膜20の表面にこのような進行波を発生させることにより、表面形状可変膜20の表面に接触している移動対象物体100を強制的に移動させることができる(図15参照)。表面形状可変膜20の一端から他端まで連続的に進行する進行波を発生させれば、表面形状可変膜20の表面に接触している全ての移動対象物体100を表面形状可変膜20上から除去することも可能である。また、移動対象物体100に応じて進行波の速度や波高を適切に調整すれば、移動対象物体100を表面形状可変膜20の表面から弾ませるようにして移動させることも可能である。
上記の形態例の物体移動装置10は、平板状の基材30に表面形状可変膜20を接合した構造になっているが、基材30として、湾曲しているものや、平板状または曲板状でその表面に凹凸あるいは起伏を有するものなど、様々な形状のものを使用することが可能である。たとえば全体的に湾曲した基材30を使用することにより、全体的に湾曲した形状の物体移動装置10を製造することができる。
物体移動装置10の適用例として、自動車のフロントガラス(windshield)を挙げることができる。この場合、物体移動装置10は、自動車の窓枠に嵌め付けることができる形状・寸法に形成されたガラス製の透明な基材30の表面に接着層40を介して表面形状可変膜20を密着させて接合することにより製造される。無論、表面形状可変膜20および接着層40にも透明なものが使用される。
物体移動装置10を自動車のフロントガラスに適用した場合の移動対象物体100は雨水や雪である。すなわち、物体移動装置10からなるフロントガラスを作動させてその表面形状可変膜20の表面(前面)に、図12、図13または図14に示したような波状の起伏15からなる進行波Wを発生させることにより、フロントガラスの表面に接触している雨水や雪を運転席の前方から移動させて、運転席からの良好な前方視界を確保することができる。フロントガラスを作動させている時、表面形状可変膜20の屈折率が波状の起伏15の部分だけ局所的に変化しその部分が移動することになるが、これはドライバにとってはフロントガラスに沿って移動する細い線(レンズ効果による筋状領域)が周期的に短時間見えるだけであって、運転に支障を来すことはない。むしろ不透明な物体であるワイパブレードがフロントガラスに沿って目の前を往復移動している状況よりも、運転席からの前方視界が良好になる。したがって、このフロントガラスによれば、長年にわたって自動車に搭載され続けてきたワイパを不要なものとすることが可能である。このフロントガラスの表面を酸化チタン光触媒で被覆して、雨水と太陽光とによるセルフクリーニング機能をフロントガラスに持たせておけば、より効果的に運転席からの良好な前方視界を確保することができる。また、物体移動装置10からなるフロントガラスと従前どおりのワイパとを共に装備しておき、たとえば、雨の時はフロントガラスを作動させ、フロントガラスの表面が汚れた時はワイパを作動させるようにしてもよい。
物体移動装置10を自動車のフロントガラスに適用した場合、進行波を発生させる領域は任意に設定できる。ただし、少なくともフロントガラスの運転席側の領域すなわち、右側に運転席が設けられている自動車にあっては右側の領域、左側に運転席が設けられている自動車にあっては左側の領域に、進行波を発生させることが必要であり、全領域に進行波を発生させるようにすることが最も好ましい。また、進行波の発生周期、波高、波形状、進行方向などを、降雨量や走行速度など運転状況に応じて変化させることが望ましい。たとえば、降雨量が比較的少ない時には進行波の発生周期を長く及び/又は波高を低くし、降雨量が多くなってきたら進行波の発生周期を短く及び/又は波高を高くするといった制御を行うのである。進行波の波高は、対向電極対22に印加する電圧を制御することにより制御可能である。また、進行波の形(平面形状、断面形状)や進行方向は、対向電極対22に対する電圧印加パタン(面内パタン)を制御することにより制御可能である。たとえば、高速走行時においては、フロントガラスの下側から上側に向けて移動する進行波を発生させることにより、フロントガラスに付着した雨水を走行方向後方に移動させて効率良く雨水をフロントガラス上から除去することができる場合がある。
また、物体移動装置10の別の適用例として、ベルトコンベアなどに代わる物品の搬送装置を挙げることができる。この搬送装置は、物体移動装置10をその表面形状可変膜20を上にして水平または傾斜させた姿勢で支持部材上に安定に保持してなり、表面形状可変膜20の表面に発生させる進行波の進行方向や平面形状を制御することにより、表面形状可変膜20上に載っている移動対象物体100を表面形状可変膜20の表面に沿って任意の方向に移動させたり所望の位置に集めたりすることができる。進行波の平面形状は直線に限らず、図16に示すように、円弧状や円環状とすることもできる。この場合の移動対象物体100は、球状体(機械軸受け用の球、パチンコ球、ビーズ球、等)、機械部品(ねじ、ボルト、ナット、等)、粉粒体(薬剤、粉状食品、等)、食器(コップ、皿、等)など様々である。この搬送装置を、たとえば飲食店に設置されるテープルやカウンタの天板に使用すれば、皿盛りの料理やグラス入りのビールやカクテルなどを天板上を滑らせるようにして客の前などに搬送することができる。
また、物体移動装置10は、家屋の窓材、外壁材、屋根材などにも適用することができる。
本発明にかかる物体移動装置10の実施態様は上述したものに限定されない。たとえば、上記形態例に示した物体移動装置10の表面形状可変膜20は、電場応答樹脂層21を1層のみ有しているが、図17に示すように、電場応答樹脂層21を複数層積み重ねた構造としてもよい。
また、上記形態例では、表面形状可変膜20の対向電極対22を構成する表面側および裏面側の電極22a、22bがマトリクス状に配置されているが、表面形状可変膜20の表面に発生させる起伏15が直線状のものに限られ、その移動方向が1方向のみである場合は、たとえば図18に示すように、帯状電極27a、27bを電場応答樹脂層21を介して対向させて配置した電極構造を採用することができる。また、図19に示すように、帯状電極28a、28bを表面側と裏面側とで交差させた電極構造としてもよい。図18および図19に示す電極構造の場合、電力線25は不要であり、帯状電極27a、27b、28a、28bに金属端子26が接続される。
また、表面形状可変膜20の対向電極対22を構成する表面側および裏面側の電極を各々正六角形または円形に形成し、それらをハニカム状に配置した電極構造としてもよい。
また、電場応答樹脂層21と電極22a、22b、27a、27b、28a、28bとの間に、伸縮性および柔軟性を有する誘電体層を介在させてもよい。
つぎに、本発明にかかる物体移動装置10の材料等についてより詳細に説明する(参考文献:特表2003−526213号公報)。
電場応答樹脂層21を構成する電場応答性ポリマの例として、シリコンエラストマ、アクリルエラストマ、ポリウレタン、熱可塑性エラストマ、PVDFを含んだコポリマ、圧感接着剤、フルオロエラストマ、シリコン成分およびアクリル成分を備えるポリマなどが挙げられる。これらを数種類混ぜ合わせることにより得られた材料も、適切な電場応答性ポリマの例に含まれる。一例として、シリコンエラストマとアクリルエラストマとの混合材料が挙げられる。
電場応答樹脂層21に使用する電場応答性ポリマは、周知のタイプのモノマを重合させることにより生成できる。たとえば、不飽和のモノエチレン系モノマ(またはモノマの組み合わせ)をもとにして生成することができる。好ましい不飽和モノエチレン系モノマとしては、イソオクチルアクリラート、アクリロニトリル、2−エチルヘキシルアクリラート、デシルアクリラート、ドデシルアクリラート、ヘキシルアクリラート、イソノニルアクリラート、イソオクチルメタクリラート、2−エチルヘキシルメタクリラートなどが挙げられる。また、これらのいずれのモノマも、フッ素などの1つまたはそれ以上のハロゲンによってハロゲン化してよい。
コポリマも考慮すると、電場応答樹脂層21に適するポリマの範囲が大幅に広がる。その1つは、熱可塑性エラストマのスチレンブタジエンスチレン(SBS)ブロックコポリマである。別の適切なコポリマとしては、シリコンエラストマ成分およびアクリルエラストマ成分の両方を含んだものが挙げられる。さらに別の例としては、アクリル成分、シリコン成分、スチレン/ブタジエン成分を含んだものが挙げられる。好ましい特定のコポリマブロックの1つは、アクリル酸とイソオクチルアクリラートとを含有する。別の特定のコポリマは、アクリロニトリルと、アクリル酸と、イソオクチルアクリラートとを備える。さらに別の特定のコポリマは、別のシリコン鎖に橋かけ結合された鎖の中に、これら3種類のアクリル成分を備える。他の可能性も数多く存在する。
コポリマ成分の部分のモル比は、所望の結果を得られるように調整することができる。イソオクチルアクリラートとアクリル酸とからなる好ましい1つのコポリマでは、イソオクチルアクリラートが優勢であることが一般に好ましい。具体的には、イソオクチルアクリラート対アクリル酸のモル比はおよそ85/15であることが望ましい。
電場応答樹脂層21に使用する電場応答性ポリマの弾性特性および熱的特性は、その架橋構造および密度を制御することによって所望の特性とすることができる。物理的な架橋結合は、スチレンに含まれるフェニル成分などの、剛性の基を凝集させることによって得られる。
ポリマの側鎖を適切に選択すれば、要求に合った物理特性および材料特性を提供することができる。具体的には、ポリマの基幹の側基を変更することによって、より多量の電荷を塊で蓄積させることを可能にする。これは、たとえば、側鎖をリチウムイオンおよび/または遷移金属の有機配位子錯体で変更することによって達成することができる。これとは別にあるいはこれに加えて、側基を加えてポリマの誘電率を増大させることもできる。このように機能する一例として、シアノ基が挙げられる。このような基は、たとえばフェニルニトリル基などの様々な形で提供される。また、側鎖または部分鎖に含まれる共役オリゴマを加えることにより、分極率および絶縁耐力を増大させることができる。
電場応答樹脂層21を構成する電場応答性ポリマとして、市販のポリマを用いることが可能である。このようなポリマとしては、たとえば、市販の任意のシリコンエラストマ、ポリウレタン、PVDFコポリマ、接着性のエラストマが挙げられる。また、製造時に光硬化される脂肪族アクリートの混合物を含む市販のアクリルエラストマを使用することも可能である。
このような市販のポリマの1つは、米国カリフォルニア州カーペンテリア所在のNuSilテクノロジーによるNuSil CF19−2186である。適切なシリコンエラストマの一例は、米国ディラウェア州ウィルミントン所在のダウコーニング社によるダウコーニング HS3である。適切なフルオロシリコンの一例は、米国ディラウェア州ウィルミントン所在のダウコーニング社によるダウコーニング 730である。適切なアクリルの例としては、米国ミネソタ州セントポール所在の3Mコーポレーションによる4900 VHB アクリルシリーズの任意のアクリルが挙げられる。
また、電場応答樹脂層21を構成する電場応答性ポリマは、様々な物理的特性および化学的特性を改善する目的で、1つまたはそれ以上の添加物を含んでいてもよい。適切な材料の例としては、可塑剤、抗酸化剤、そして高誘電率の微粒子などが挙げられる。添加物によって制御/変更することができる特性の例として、ポリマの接着性や、ポリマが有する電気エネルギと機械エネルギとの変換能力などが挙げられる。ポリマが有する電気エネルギと機械エネルギとの変換能力に関連した、ポリマ材料の特性およびパラメータには、たとえば、絶縁破壊強度、ひずみの最大値、誘電率、弾性率、粘弾性に関連した特性、クリープに関連した特性、応答時間、そして作動電圧などが含まれる。
絶縁破壊強度を改善すれば、ポリマに対し、より大きな電動ひずみを使用することが可能になる。例えば、可塑剤をポリマに添加し、ポリマの絶縁破壊強度を増大させてもよい。あるいは、この目的のために特定の合成樹脂を添加してもよい。たとえば、スチレンブタジエンスチレンブロックコポリマを添加することにより、特定のポリマの絶縁破壊強度を向上させることができる。例として、米国テキサス州ヒューストン所在のシェルケミカル社によるKraton D2104の絶縁破壊強度を向上させる目的で、Kraton D2104に、米国ディラウェア州ウィルミントン所在のハーキュール社によるペンタリン−Hを添加した場合が挙げられる。この具体例では、添加するペンタリン−Hの割合は、重量にして約0から2:1の範囲が好ましい。別のアプローチとして、SF6などの電子捕獲基を添加し、破壊電場を増大させることによって、絶縁破壊強度を増大させてもよい。
ポリマの誘電率を増大させる添加物の一種として、たとえば、ファインセラミックス粉末などの高誘電率の微粒子(たとえば、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、二酸化チタンなど)がある。あるいは、ポリウレタンなどのポリマを部分的にフッ素化して誘電率を増大させてもよい。さらには、共役ポリマ、グラファイト、カーボンファイバ、カーボンナノチューブなどの高分極性または高弾性率の材料からなる層を、この目的のために添加してもよい。
弾性率を減少させることを目的として、ポリマに添加物を含ませてもよい。弾性率を減少させると、ポリマを大きくひずませることが可能になる。たとえば、Kraton Dは、その溶液にミネラルオイルを添加することにより弾性率を減少させることができる。この場合に添加されるミネラルオイルの割合は、重量にして約0から2:1の範囲が好ましい。アクリルポリマの弾性率を減少させるためにその溶液に添加される具体的な材料としては、任意のアクリル酸、アクリル接着剤、イソオクチル基や2−エチルヘキシル基などの可撓性の側基を含んだアクリル酸、そしてアクリル酸とイソオクチルアクリラートとの任意のコポリマなどが挙げられる。
電場応答樹脂層21を構成する電場応答性ポリマに添加する可塑剤の例として、高分子量の炭化水素オイル、高分子量の炭化水素グリース、Pentalyne H、Piccovar(登録商標) AP 炭化水素樹脂、Admex 760、Plastolein 9720、シリコーンオイル、シリコングリース、Floral 105、シリコンエラストマ、非イオン性表面活性剤等などが挙げられる。もちろん、これらの材料を組み合わせたものを使用してもよい。
1つまたはそれ以上の材料特性を向上させる目的で、複数の添加物をポリマに含ませてもよい。たとえば、Kraton D2104の絶縁破壊強度を増大させて且つその弾性率を減少させるには、その溶液にミネラルオイルおよびペンタリン−Hの両方を添加することが有効である。なお、ペンタリン−Hは、Kraton D2104の接着力を向上させることも可能である。
第1の添加物によって生じた問題を解決するために、第2の添加物を加えることもできる。たとえば、誘電率を増大させる目的で使用されたファインカーボン粉末によって剛性を増した市販のシリコンゴムに対しては、炭素または銀で満たされたシリコングリースを添加することによって、その剛性を減少させることができる。この場合、この添加物は電気エネルギと機械エネルギとの変換にも有用である。
電場応答樹脂層21の厚さは、広い範囲から移動対象物体の種類や使用条件に応じて選定することができる。たとえば、移動対象物体が水や油など流体の場合、電場応答樹脂層21の厚さは、数マイクロメートル〜数十センチメートルの範囲から適切な値が選ばれる。また、移動対象物体が固体粒子の場合、粒子の形状や粒子径に応じて、1ミリメートル〜数十センチメートルの範囲から適切な値が選ばれる。
表面形状可変膜20の作動電圧は、電場応答樹脂層21の誘電率はもちろんのこと、電場応答樹脂層21の厚さや面積に応じて適切に設定すればよい。たとえば誘電性エラストマの場合、約0V/m〜約440MV/mの範囲で変化させることにより、約0Paから約10MPaの範囲の圧力を発生することができる。より大きい力を発揮できるようにするには、電場応答樹脂層21の厚さを増大させればよい。電場応答樹脂層21の作動電圧を減少させるためには、たとえば、電場応答樹脂層21の誘電率を増大させたり、電場応答樹脂層21の厚さを薄くしたり、弾性率を減少させたりすればよい。電場応答樹脂層21の弾性率は約100MPaより小さくてもよい。
最後に、手続補正または分割出願等によって将来クレーム化する可能性のある事項について記載しておく。
本発明の別の課題は、動力源や動力伝達機構を別途必要とせず、その表面に接触している雨水や雪を移動させることができる乗り物の窓遮蔽体を提供することにある。
この課題を解決するために、本発明にかかる窓遮蔽体は、電場に対して垂直方向に伸縮する電場応答性を有する電場応答樹脂層と当該電場応答樹脂層を隔てて互いに向きあう複数の対向電極対とを備えた透明な表面形状可変膜と、前記表面形状可変膜の裏面と透明な接着層を介して密に接合してこれと一体化した透明な基材とを備え、前記対向電極対に印加する電圧を電極対ごとに制御して、前記電場応答樹脂層の表面に局所的な起伏を発生させるとともに当該起伏の発生位置を連続的に変化させることにより、前記表面形状可変膜の表面に接触している雨水や雪を移動させることを特徴としている。
本発明のさらに別の課題は、動力源や動力伝達機構を別途必要とせず、その表面に接触している雨水や雪を移動させることができる窓遮蔽体を備えた乗り物(車両、船舶、飛行機、等)を提供することにある。
この課題を解決するために、本発明にかかる乗り物は、電場に対して垂直方向に伸縮する電場応答性を有する電場応答樹脂層と当該電場応答樹脂層を隔てて互いに向きあう複数の対向電極対とを備えた透明な表面形状可変膜と、前記表面形状可変膜の裏面と透明な接着層を介して密に接合してこれと一体化した透明な基材とを備えた窓遮蔽体を備え、前記対向電極対に印加する電圧を電極対ごとに制御して、前記電場応答樹脂層の表面に局所的な起伏を発生させるとともに当該起伏の発生位置を連続的に変化させることにより、前記表面形状可変膜の表面に接触している雨水や雪を移動させることを特徴としている。
前記表面形状可変膜は、前記電場応答樹脂層の変形を増幅する高分子ゲル層をその表層部に有していることが望ましい。前記電場応答樹脂層の変形を高分子ゲル層により増幅することで、前記表面形状可変膜の表面に現れる起伏を大きくすることができる。高分子ゲル層の表面は伸縮性および柔軟性を有する透明な薄膜からなる保護層で被覆されていることが望ましい。保護層は紫外線を遮断する機能を有していることが望ましい。紫外線を保護層で遮断することにより、電場応答樹脂層、電極層、高分子ゲル層が紫外線の影響で不透明化あるいは着色(変色)するのを防止できる。
前記表面形状可変膜の表面には酸化チタンを含む光触媒層が形成されていることが望ましい。前記表面形状可変膜の表面を光触媒層で被覆しておくことにより、雨水と太陽光とによるセルフクリーニング機能を前記表面形状可変膜に持たせることができる。
本発明の物体移動装置は、動力源や動力伝達機構を別途必要とせず、その表面に接触している移動対象物体を移動させることができるので、これを透明な材料を用いて製造することにより、自動車のフロント、サイド、リア、ルーフの全ての窓の遮蔽体として利用できる。
本発明の物体移動装置を自動車の窓遮蔽体に適用することにより、動力源や動力伝達機構を別途必要とせず、その表面に接触している雨水や雪を移動させることができる窓遮蔽体を備えた自動車を実現できる。
本発明にかかる物体移動装置の一形態例を示す平面図 (a)は本発明にかかる物体移動装置の一形態例を示す斜視図 (b)は本発明にかかる物体移動装置の一形態例を示す断面図 本発明にかかる物体移動装置における電極の配置および電力線の配線構造を例示する平面図 電場応答樹脂層の電場応答性を説明するための参考図 電場応答樹脂層の電場応答性を説明するための参考図 基材に片面が固定された表面形状可変膜の表面に起伏が発生するメカニズムの説明図 基材に片面が固定された表面形状可変膜の表面に起伏が発生するメカニズムの説明図 図6の起伏の発生位置を移動させることにより生じる進行波を示す概念図 図7の起伏の発生位置を移動させることにより生じる進行波を示す概念図 図8の進行波によって球体または円柱体状の移動対象物体が強制的に移動させられる様を例示する概念図 図9の進行波によって球体または円柱体状の移動対象物体が強制的に移動させられる様を例示する概念図 図8の進行波によって流動性を有する移動対象物体が強制的に移動させられる様を例示する概念図 図9の進行波によって流動性を有する移動対象物体が強制的に移動させられる様を例示する概念図 (a)〜(g)は本発明にかかる物体移動装置の動作例を示す概念図 (a)〜(g)は本発明にかかる物体移動装置によって表面形状可変膜の表面に接触している移動対象物体を強制的に移動させる様を例示する概念図 (a)は円弧状の進行波によって移動対象物体を移動させる例を示す概念図(平面図) (b)は円環状の進行波によって移動対象物体を移動させる例を示す概念図(平面図) 表面形状可変膜の一形態例を示す側面図 表面形状可変膜の電極構造を例示する分解斜視図 表面形状可変膜の電極構造を例示する分解斜視図
符号の説明
10 物体移動装置
15 起伏
20 表面形状可変膜
21 電場応答樹脂層
22 対向電極対
22a 電極
23 表面電極層
22b 電極
24 裏面電極層
25 電力線
26 金属端子
27a 帯状電極
27b 帯状電極
28a 帯状電極
28b 帯状電極
30 基材
40 接着層
W:進行波

Claims (1)

  1. 電場に対して垂直方向に伸縮する電場応答性を有する電場応答樹脂層と当該電場応答樹脂層を隔てて互いに向き合う複数の対向電極対とを備えた表面形状可変膜と、
    前記表面形状可変膜の裏面と密に接合してこれと一体化した基材とを備え、
    前記対向電極対に印加する電圧を電極対ごとに制御することにより、前記電場応答樹脂層に局所的な起伏を発生させるとともに当該起伏の発生位置を変化させて、前記表面形状可変膜の表面に進行波を発生させることにより、前記表面形状可変膜の表面に接触している移動対象物体を移動させることを特徴とする物体移動装置。
JP2004091564A 2004-03-26 2004-03-26 物体移動装置 Pending JP2005001885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004091564A JP2005001885A (ja) 2004-03-26 2004-03-26 物体移動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004091564A JP2005001885A (ja) 2004-03-26 2004-03-26 物体移動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005001885A true JP2005001885A (ja) 2005-01-06

Family

ID=34101332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004091564A Pending JP2005001885A (ja) 2004-03-26 2004-03-26 物体移動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005001885A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013579A1 (ja) * 2005-07-29 2007-02-01 Kyushu Institute Of Technology カーボンナノチューブ駆動機構
JP2007267471A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Sony Corp ポリマーアクチュエータ
WO2011136440A1 (en) * 2010-04-27 2011-11-03 Korea Institute Of Science And Technology Dielectric elastomer composites and actuators using the same
US8354774B2 (en) 2007-08-17 2013-01-15 Kuraray Co., Ltd. Dielectric material for polymeric actuator, and polymeric actuator using the same
WO2015050138A1 (ja) * 2013-10-01 2015-04-09 住友理工株式会社 搬送装置
US9425383B2 (en) 2007-06-29 2016-08-23 Parker-Hannifin Corporation Method of manufacturing electroactive polymer transducers for sensory feedback applications
US9553254B2 (en) 2011-03-01 2017-01-24 Parker-Hannifin Corporation Automated manufacturing processes for producing deformable polymer devices and films
US9590193B2 (en) 2012-10-24 2017-03-07 Parker-Hannifin Corporation Polymer diode
US9761790B2 (en) 2012-06-18 2017-09-12 Parker-Hannifin Corporation Stretch frame for stretching process
US9786834B2 (en) 2012-04-12 2017-10-10 Parker-Hannifin Corporation EAP transducers with improved performance
US9876160B2 (en) 2012-03-21 2018-01-23 Parker-Hannifin Corporation Roll-to-roll manufacturing processes for producing self-healing electroactive polymer devices

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4867017B2 (ja) * 2005-07-29 2012-02-01 国立大学法人九州工業大学 カーボンナノチューブ駆動機構
WO2007013579A1 (ja) * 2005-07-29 2007-02-01 Kyushu Institute Of Technology カーボンナノチューブ駆動機構
JP2007267471A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Sony Corp ポリマーアクチュエータ
US9425383B2 (en) 2007-06-29 2016-08-23 Parker-Hannifin Corporation Method of manufacturing electroactive polymer transducers for sensory feedback applications
US8354774B2 (en) 2007-08-17 2013-01-15 Kuraray Co., Ltd. Dielectric material for polymeric actuator, and polymeric actuator using the same
WO2011136440A1 (en) * 2010-04-27 2011-11-03 Korea Institute Of Science And Technology Dielectric elastomer composites and actuators using the same
US9553254B2 (en) 2011-03-01 2017-01-24 Parker-Hannifin Corporation Automated manufacturing processes for producing deformable polymer devices and films
US9876160B2 (en) 2012-03-21 2018-01-23 Parker-Hannifin Corporation Roll-to-roll manufacturing processes for producing self-healing electroactive polymer devices
US9786834B2 (en) 2012-04-12 2017-10-10 Parker-Hannifin Corporation EAP transducers with improved performance
US9761790B2 (en) 2012-06-18 2017-09-12 Parker-Hannifin Corporation Stretch frame for stretching process
US9590193B2 (en) 2012-10-24 2017-03-07 Parker-Hannifin Corporation Polymer diode
JPWO2015050138A1 (ja) * 2013-10-01 2017-03-09 住友理工株式会社 搬送装置
US9409719B2 (en) 2013-10-01 2016-08-09 Sumitomo Riko Company Limited Conveying apparatus
WO2015050138A1 (ja) * 2013-10-01 2015-04-09 住友理工株式会社 搬送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005001885A (ja) 物体移動装置
CN1047107C (zh) 弹性体微机电系统
US7787646B2 (en) Surface deformation electroactive polymer transducers
CN1650377A (zh) 压力激活开关和触摸板
JP5410973B2 (ja) ポリフッ化ビニリデン表面を有する光起電性モジュール
CN110125941B (zh) 一种变尺度驱动仿生干黏附机构
KR100714783B1 (ko) 내충격성 향상 유리
KR20120030044A (ko) 전기-스위치가능한 중합체 필름 배열체 및 그의 용도
CA2463981A1 (en) Light-emitting or light-receiving semiconductor module, and method for manufacturing the same
EP2614542A1 (en) Electroactive polymer actuator
EP1271561A3 (en) Conductive film
DE602004031664D1 (de) Transparentes leitfähiges laminat und transparente berührungstafel damit
US20180175746A1 (en) Actuator device and array of the same
JP2004521384A5 (ja)
WO2004111152A1 (ja) 透明ゲル粘着剤、透明ゲル粘着シート、及びディスプレイ用光学フィルタ
CN110211495A (zh) 一种柔性显示面板及柔性显示装置
JP2003114762A (ja) 透明座標入力装置
CN108659794B (zh) 电场响应微纳米材料控制表面浸润性的器件及其制备方法
CN101587224B (zh) 镜头模组
KR20110105377A (ko) 전도체 트랙 전극이 있는 박막 태양 전지
KR20130050449A (ko) 염료감응 태양전지를 갖는 자동차의 선루프
CN210211634U (zh) 一种柔性ito导电薄膜
US20220214570A1 (en) Optical path control member and display device comprising same
JP2012185751A (ja) タッチパネル
US10635205B1 (en) Flexible microstructured and textured metamaterials

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20041012

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070326

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20071127