JP2005000843A - 木炭式水質浄化装置 - Google Patents

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淳 昇高
Masato Shimoyama
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    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Abstract

【課題】木炭式水質浄化装置により高い脱窒効果が得られるようにする。
【解決手段】水質浄化装置20は、木炭24からなる浄化槽25と、被処理水を浄化槽25に通過させるための水中ポンプ34および集水管52と、浄化槽25の上側に設けられ、植物32が植生された植生基盤30と、木炭に付着した汚泥の除去を行うための送風機40および空気導入管36と、送風機40からの空気を植生基盤30に供給するための曝気配管42とを備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は水質浄化装置に係り、特に、木炭を用いて水質を浄化する木炭式水質浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特許文献1に開示される如く、木炭を用いた水質浄化装置が知られている。この水質浄化装置は、図4にその概略構成を示すように、集水孔1を有する外体2と、通水孔3を有する集水管4とを備えている。外体2と集水管4との間には木炭5を詰めた処理層6が設けられている。集水管4の中にはリフト管7が配設されており、このリフト管7の中には第1の空気導入管9が配設されている。第1の空気導入管9の先端部にはノズル8が設けられており、空気導入管9は、このノズル8がリフト管7の下部近傍に位置するように配置されている。また、外体2の底面10には、ノズル11を有する第2の空気導入管12が設けられている。第1の空気導入管9および第2の空気導入管12には、切替弁17を介して空気圧縮機16,18が接続されている。
【0003】
以上の構成によれば、第1の空気導入管9へ圧縮空気が送られると、この空気がノズル8から噴出してリフト管7内を上昇する。かかる空気の流れに伴って、被処理水が外体2の集水孔1から吸い込まれて処理層6を通過することで浄化され、さらに、集水管4の通水孔3を通って、リフト管7の流入口14から吸い込まれて、流出口13から吐出される。また、第2の空気導入管12に圧縮空気が送られると、この空気はノズル11から処理層6へ向けて上向きに噴出される。
こうして噴出された空気により処理層6の木炭5に付着した汚泥が落とされ、外体2から外部へ放出される。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−187496号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記従来の水質浄化装置は、被処理水を、木炭5からなる処理層6に通過させることにより浄化している。すなわち、木炭に生息する好気性微生物の働きにより、被処理水に含まれるアオコや各種有機物を分解することで被処理水を浄化するのである。
【0006】
ところで、湖沼等の水中には、汚染物質として窒素化合物も含まれている。したがって、水質浄化にあたっては、アオコ等の有機物のみならず、窒素化合物の除去(脱窒)も行えることが望ましい。しかしながら、従来の木炭式水質浄化装置は、アオコ等は十分に除去できるものの、脱窒の能力は低かった。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、木炭式水質浄化装置により高い脱窒効果を得られるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、木炭で構成された浄化手段に被処理水を通過させることにより当該被処理水を浄化する木炭式水質浄化装置であって、前記浄化手段の上部に設けられ、植物が植生された植生部と、当該植生部に空気を供給する曝気手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、浄化手段の上部に植生部が設けられるため、植生された植物がその根部から被処理水中の窒素化合物を吸収することで脱窒効果が得られる。また、曝気手段により植生部に空気が供給されるので、植物の根部が好気雰囲気となって植物の成長が促進され、それに応じて、植物による脱窒効果も高まることになる。
【0010】
また、本発明において、前記浄化手段の木炭に付着した汚泥を除去するための空気導入管と、該空気導入管に空気を供給する給気手段とを備え、前記曝気手段は、前記給気手段を用いて前記植生部に空気を供給することを特徴とする。
【0011】
また、前記植生部は、浄化手段の上側に配設された植生基盤であってもよいし、あるいは、前記浄化手段の上面に直接植物を植生することにより構成されていてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態である水質浄化装置20の断面図である。図1に示すように、水質浄化装置20は、被処理水の水面Sに浮かべられたフロート50により、水面S近傍の水中に保持されている。
【0013】
図1に示すように、水質浄化装置20は本体容器22を備えている。本体容器22には、多数の木炭24が詰められており、浄化槽25を構成している。木炭24は、例えば、粒径10〜50mm程度の多孔質(例えば1g当りの表面積が300m程度)の木炭であり、その表面に生息する好気性微生物の働きにより、被処理水に含まれるアオコ等の各種有機物を分解することで被処理水を浄化する。
【0014】
本体容器22の上面22aは、例えば通水孔が設けられ、あるいは、メッシュ材で構成されることなどにより、水を通過させ得るようになっている。この上面22aの上側には、例えばヨシ等の植物32が植生された植生基盤30が配設されている。植生基盤30の側部は水を通過させ得るように構成されている。この植生基盤30は、例えば、発砲スチロールのビーズが詰められて構成されており、軽量で植物32の根が付き易くなっている。ただし、浄化槽25自体に植物32を根付かせることができる場合は、植生基盤30を省略して、直接、浄化槽25の上面に植物32を植生してもよい。また、植物32としては、ヨシの他、シロガヤツリ、クレソン等の窒素の吸収効率の高い植物を用いることができる。
【0015】
また、フロート50には、植生基盤30と同様の構成の、植物32が植生された植生基盤からなる浮島34が連結されている。植生基盤34はフロート50によって水質浄化装置20の近傍の水面に保持されている。
【0016】
本体容器22の底部には、上向きのノズル孔36を有する空気導入管38が設けられている。空気導入管38は、配管39を介して送風機40に接続されている。また、配管39は途中で分岐して、植生基盤30および浮島34に設けられた曝気配管42,44に接続されている。配管39の曝気配管42,44への分岐部には、バルブ46,48が設けられている。バルブ46,48は、後述するように、制御装置60により制御され、送風機40の接続先を、空気導入管38又は曝気配管42,44に切り替える。
【0017】
本体容器22の底部には、更に、水中ポンプ50が設けられている。水中ポンプ50の吸入口には、集水管52が接続されている。集水管52には集水孔54が設けられている。また、水中ポンプ50の吐出口には、放水管56が接続されている。放水管56は上向きに延びて水面から突き出し、その先端部には、例えばT字型に分岐された放水口58が設けられている。
【0018】
送風機40、水中ポンプ50、および上記したバルブ46,48は、制御装置60により制御される。なお、送風機40および制御装置60は例えばフロート50あるいはこれとは別のフロートで支持された架台上に設置されてもよいし、あるいは、陸地上に設置されていてもよい。
【0019】
次に、水質浄化装置20によりアオコや各種有機物を除去する通常の動作について説明する。
【0020】
水質浄化装置20による通常の浄化処理を行う場合には、制御装置60により、水中ポンプ50を作動させると共に、バルブ46,48を制御して送風機40と曝気配管42,44とを接続し、更に、送風機40を送風量が比較的小さい状態で運転させる。この送風機40の送風量は、曝気配管42から植生基盤30へ供給される空気の上向きの流れが、植生基盤30を経て浄化槽25へ向かう被処理水の下向きの流れを阻害しない程度の量に設定する。
【0021】
上記運転状態では、被処理水が水中ポンプ50に吸入されて集水孔54から集水管52へ流入し、ポンプ50から吐出された被処理水は、放水口58から本体容器22の周囲の水面へ放出される。これにより、図1中に矢印で示すように、被処理水が植生基盤30から本体容器22の上面22aを経て浄化槽25へ流入し、浄化槽25を下向きに通過して、本体容器22の底部の集水管52に吸入される。こうして被処理水が浄化槽25を通過することにより浄化される。また、送風機40と曝気配管42とが接続されることで、植生基盤32に空気が供給されて植物32の根部は好気雰囲気となり、これにより、植物32の生育が促進される。上記のように、植物32として窒素の吸収効率の大きい植物を用いているが、その窒素の吸収効率は、成長の度合いが大きいほど向上する。したがって、被処理水が植生基盤30を通過する際に、被処理水に含まれる窒素化合物が植物32の根部からより効率的に吸収される。このように、水質浄化装置20によれば、被処理水から窒素化合物を除去する効果も得ることができる。
【0022】
ところで、上述したように、浄化槽25による被処理水の浄化は、木炭24に付着した好気性細菌が被処理水中のアオコ等の有機物を分解することにより行われるが、この有機物はシルト等の無機微粒成分が核となって形成されている。このため、有機物が分解されると、その核であった無機微粒成分が汚泥となって木炭24の表面に蓄積し、浄化性能が次第に低下する。そこで、浄化処理を一定時間行った後、木炭24に付着した汚泥を除去する処理(以下、逆洗処理という)を行う。この逆洗処理は、制御装置60により、水中ポンプ50を停止させると共に、バルブ46,48を切り替えて送風機40と空気導入管38とを接続し、さらに、送風機40を送風量の大きい運転状態とすることにより行われる。この場合、送風機40から空気導入管38へ多量の空気が導入され、空気導入管38のノズル孔36から上向きに噴出される。この空気により木炭24内の汚泥が除去されて、本体容器22の上面22aから植生基盤30を経て被処理水中へ排出される。
【0023】
以上説明したように、本実施形態の水質浄化装置20によれば、木炭24で構成された浄化槽25により被処理水に含まれるアオコや各種有機物を除去できると共に、植物32が有する脱窒作用により、被処理水に含まれる窒素化合物も除去することができる。また、曝気配管42から植生基盤30へ空気を供給することで、植物32の成長を促進して、窒素の吸収効率を高めることができ、しかも、植生基盤30への空気の供給は、逆洗用の送風機40を用いて行うので、新たな送風機を設置することは不要である。
【0024】
また、浄化槽25の上側に植物32が植生されることで、水質浄化装置20はその上部が植物32で覆われる。このため、水質浄化装置20の傍らに植生された浮島54が配置されることと相俟って、全体に浮島が点在するような景観を呈することとなり、水質浄化装置20が湖沼等に設置された場合の景観面も大幅に改善することができる。
【0025】
なお、上記実施形態の水質浄化装置20では水中ポンプ50が本体容器22の内側の底部近傍に設置されるものとしたが、これに限らず、例えば図2に示すように上部近傍に設置して被処理水を本体容器22の底面22bから浄化槽25へ供給するようにしてもよい。また、図3に示すように、水中ポンプ50を本体容器22の外側に設置して、植生基盤30の上方から水を供給するようにしてもよい。その他、例えば、上記従来例のように、リフト管へ空気を供給することにより被処理水を浄化槽に吸入させる構成など、木炭からなる浄化槽を用いたあらゆる水質浄化装置において、浄化槽の上側に植物を植生する構成が本発明の範囲に含まれる。
【0026】
【発明の効果】
本発明に係る木炭式水質浄化装置によれば、被処理水の脱窒処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である水質浄化装置の断面図である。
【図2】本実施形態の水質浄化装置の第1の変形例を示す断面図である。
【図3】本実施形態の水質浄化装置の第2の変形例を示す断面図である。
【図4】従来の水質浄化装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
20 水質浄化装置
22 本体容器
24 木炭
25 浄化槽(浄化手段)
26 ノズル孔
28 空気導入管
30 植生基盤
32 植物
36 空気導入管
40 送風機
42 曝気配管

Claims (4)

  1. 木炭で構成された浄化手段に被処理水を通過させることにより当該被処理水を浄化する木炭式水質浄化装置であって、前記浄化手段の上部に設けられ、植物が植生された植生部と、当該植生部に空気を供給する曝気手段とを備えることを特徴とする装置。
  2. 前記浄化手段の木炭に付着した汚泥を除去するための空気導入管と、該空気導入管に空気を供給する給気手段とを備え、前記曝気手段は、前記給気手段を用いて前記植生部に空気を供給することを特徴とする請求項1記載の木炭式水質浄化装置。
  3. 前記植生部は、浄化手段の上側に配設された植生基盤であることを特徴とする請求項1又は2記載の木炭式水質浄化装置。
  4. 前記植生部は、前記浄化手段の上面に直接植物を植生することにより構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の木炭式水質浄化装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013007174A1 (zh) * 2011-07-08 2013-01-17 深圳地大水务工程有限公司 立体生态除臭除磷脱氮方法及装置和应用

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