JP2005000260A - 遮光裏地付き幕体による遮光方法及びその遮光裏地付き幕体 - Google Patents

遮光裏地付き幕体による遮光方法及びその遮光裏地付き幕体 Download PDF

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Abstract

【課題】表地幕体に取付けられる裏地幕体の着脱作業及び遮光性を変更する作業が簡単且つ容易に行える遮光裏地付き幕体による遮光方法及びその遮光裏地付き幕体を提供する。
【解決手段】裏地カーテンBを、略1.5倍仕様又は略2倍仕様の表地カーテンAの裏面側に重ね合わせた後、吊下げ具4を構成する吊下げ具本体5の吊下げ部5cを、表地カーテンAの差込み部Aa…及びその差込み部Aa…と連通する裏地カーテンBの孔部Ba…に差込み、表地カーテンA及び裏地カーテンBの上縁部に沿って所定間隔に隔てて取付けられた吊下げ具4…を、カーテンレール2に挿入されたランナー3…に吊下げる。且つ、遮光用の裏地カーテンBを、略1.5倍仕様又は略2倍仕様の表地カーテンAに兼用して取付け、表地カーテンAの遮光性を変更する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばカーテンやスクリーン等の幕体を表裏一体に重ね合わせて遮光するときに吊下げられる遮光裏地付き幕体による遮光方法及び遮光裏地付き幕体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のカーテンを2枚吊設する遮光方法としては、例えば遮光可能なカーテン生地で全体が形成された前部カーテンを、ヘッドボックスの長手側前面部に吊設し、採光可能なカーテン生地で上部が形成され、遮光可能なカーテン生地で下部が形成された後部カーテンを、ヘッドボックスの長手側後面部に取付けられたカーテンレールに吊設する特許文献1のカーテンがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−262394号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のヘッドボックスは、前部カーテン及び後部カーテンを前後に独立して吊設する特異な構造を有しているので、既に吊下げられたカーテンの後側に遮光用のカーテンを吊設する場合、ヘッドボックス全体を交換しなければならない。また、1枚のカーテンを吊設するものよりも構造が複雑且つ略2倍の部品が必要であるため、遮光性を変更する作業に手間及び時間が掛かる。
【0005】
上述のカーテンを2枚吊設する一般的な方法として、例えば裏地カーテンを表地カーテンの裏面側に縫い付ける方法があるが、カーテン全体を交換しなければ、遮光性を変更することができない。また、裏地カーテン及び表地カーテンを面ファスナーで貼着固定する方法もあるが、表地カーテンの縫製サイズによって面ファスナーの取付け位置が異なるため、様々な縫製サイズの表地カーテンに対応して複数縫製しなければならず、取扱い枚数及び種類が多くなるため、取扱い及び管理が難しく、縫製コストが高くなる。
【0006】
この発明は上記問題に鑑み、吊下げ具の吊下げ部を表地幕体及び裏地幕体の上縁側重ね合わせ部に係止し、該表地幕体及び裏地幕体を表裏一体に重ね合わせて吊設することにより、表地幕体及び裏地幕体を着脱する作業と、その遮光性を変更する作業とが簡単且つ容易に行え、作業性の向上を図ることができる遮光裏地付き幕体による遮光方法及びその遮光裏地付き幕体の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、表地幕体の上縁部に取付けられる複数の吊下げ具を、取付け部に架設されたレールに沿って移動する複数のランナーに吊下げて遮光する遮光方法であって、上記表地幕体の裏面側に該表地幕体の裏面側と略対応する大きさに形成された裏地幕体を重ね合わせた後、上記吊下げ具の吊下げ部を、上記表地幕体の上縁部に形成した複数の差込み部及び該各差込み部と連通する位置且つ間隔に隔てて上記裏地幕体の上縁部に形成した複数の孔部に差込み、上記表地幕体及び裏地幕体を表裏一体に重ね合わせたまま、該表地幕体及び裏地幕体の上縁側重ね合わせ部に取付けられた複数の吊下げ具を上記各ランナーに吊下げて遮光する遮光裏地付き幕体による遮光方法であることを特徴とする。
【0008】
上述の遮光裏地付き幕体は、実施例のカーテンやスクリーン等の遮光性を有する表地幕体及び裏地幕体で構成される。且つ、表地幕体及び裏地幕体を、例えば略同等の遮光性を有する幕体生地で構成するか、何れか一方の幕体を遮光性が低い幕体生地又は遮光性が高い幕体生地等で構成することもできる。また、取付け部は、例えば窓部や壁部、天井部等で構成される。また、レールは、例えばカーテンレールやポール型レール、ボックス型レール等で構成される。
【0009】
つまり、遮光用の裏地幕体を表地幕体の裏面側に重ね合わせた後、吊下げ具の吊下げ部を、表地幕体に形成した複数の差込み部及びその差込み部と連通する位置且つ間隔に隔てて裏地幕体に形成した複数の孔部に差込み、吊下げ具を、表地幕体及び裏地幕体の上縁部に沿って所定間隔に隔てて複数取付けた後、複数の吊下げ具を、取付け部に架設されたレールに沿って移動する複数のランナーに吊下げて、表地幕体及び裏地幕体を表裏一体に重ね合わせたまま吊設する。且つ、吊下げ具の吊下げ部を、表地幕体の差込み部及び裏地幕体の孔部から抜き取り、表地幕体及び裏地幕体を分離又は交換する。
【0010】
実施の形態として、表地幕体の上縁部に取付けられる複数の吊下げ具を、取付け部に架設されたレールに沿って移動する複数のランナーに対して吊下げ可能に設け、上記吊下げ具の吊下げ部が差込み許容される差込み部を、上記表地幕体の上縁部に沿って所定間隔に隔てて複数形成し、上記吊下げ具の吊下げ部が挿通許容される孔部を、上記表地幕体の差込み部と連通する位置且つ間隔に隔てて該表地幕体の裏面側に重ね合わされる裏地幕体の上縁部に複数形成して遮光裏地付き幕体を構成することができる。
【0011】
また、上記差込み部が異なる位置且つ間隔に隔てて形成された複数の表地幕体に略対応して、該各表地幕体の差込み部と連通する位置及び間隔に隔てられた孔部を上記裏地幕体の上縁部に複数形成した遮光裏地付き幕体を構成することができる。例えば略100cm幅の表地カーテンを縫製する際に、略1.5倍の表地カーテンに形成した略7箇所の差込み部及び略2倍の表地カーテンに形成した略9箇所の差込み部と連通する位置且つ間隔に隔てて予め形成する。その差込み部を、例えば略8箇所に変更するか、略7箇所以下及び略9箇所以上に変更してもよい。また、上記裏地幕体を、上記表地幕体の裏面側全体に重ね合わされる大きさに形成することができる。
【0012】
【作用及び効果】
この発明によれば、吊下げ具の吊下げ部を、表地幕体に形成した複数の差込み部及びその差込み部と連通する裏地幕体に形成した複数の孔部に差込むだけで、表地幕体及び裏地幕体を表裏一体に重ね合わせたまま吊下げることができ、表地幕体及び裏地幕体を着脱する作業と、その遮光性を変更する作業とが簡単且つ容易に行え、作業性の向上を図ることができる。
【0013】
且つ、複数の表地幕体に形成された差込み部と連通する位置及び間隔に隔てられた孔部を、遮光用の裏地幕体に予め余分に設けておくので、1枚の裏地幕体を様々な縫製仕様の表地幕体に兼用及び共有して取付けることができ、裏地幕体の縫製枚数が少なくて済み、取扱い及び管理が容易に行え、縫製コストの低減を図ることができる。
【0014】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
【0015】
図面は、幕体の一例である表地カーテン及び裏地カーテンを表裏一体に重ね合わせてなる遮光裏地付きカーテンによる遮光方法及びその遮光裏地付きカーテンを示し、図1及び図2に於いて、上述の表地カーテンA及び裏地カーテンBを表裏一体に重ね合わせてなる遮光裏地付きカーテンを左右開閉自在に吊設する片開き式のカーテン開閉装置1は、室内側に吊下げられる表地カーテンA及び窓部側に吊下げられる裏地カーテンBが表裏一体に重ね合わせたまま吊下げられるカーテンレール2を、ブラケット(図示省略)を介して、例えば窓部や壁部、天井部等の取付け部に架設し、表地カーテンAの上縁部に沿って所定間隔に隔てて取付けられた吊下げ具4…が吊下げられるランナー3…を、カーテンレール2の下面部全長(又は前面部全長)に形成した軌条2a,2a間に対して走行移動可能に挿入している。
【0016】
且つ、表地カーテンAは、例えばカーテンレール2の一端側に垂下したループ状の開閉紐(図示省略)を手動で開閉操作するか、カーテンレール2の一端側に取付けたモータの動力で電動開閉する等して左右の何れか一方に開閉される。また、ランナー3を、カーテンレール2の下面部全長(又は前面部全長)に形成した1条の軌条2aに対して走行移動可能に係止することもできる。
【0017】
なお、上述の表地カーテンAを窓部側に吊下げ、裏地カーテンBを室内側に吊下げることもできる。また、表地カーテンA及び裏地カーテンBを、例えば略同等の遮光性を有するカーテン生地で構成するか、何れか一方のカーテンを遮光性が低いカーテン生地又は遮光性が高いカーテン生地で構成する等してもよい。
【0018】
上述の表地カーテンAは、後述する吊下げ具本体5の吊下げ部5cが下方から差込み許容される略袋状の差込み部Aaを、カーテン生地の上縁部に沿って幅方向に対して所定間隔に隔てて複数形成すると共に、カーテン生地の上縁部を裏面側に折返した後、その折返し部を幅方向に寄せ集めてなる例えばギャザーやヒダ等の皺寄せ部Ab…にそれぞれ形成している。
【0019】
且つ、表地カーテンAの一般的な仕立て方法としては、例えば吊下げ幅が略100cm幅の表地カーテンAを縫製する際に、略1.5倍のカーテン生地(略150cm)を使用して仕立てる仕様方法(略1.5倍ヒダ)と、略2倍のカーテン生地(略200cm)を使用して仕立てる仕様方法(略2倍ヒダ)とがあり、略1.5倍仕様の表地カーテンAには、そのカーテン生地の上縁部に形成される皺寄せ部Ab…と略対応して、差込み部Aa…を略7箇所形成している。また、略2倍仕様の表地カーテンAには、そのカーテン生地の上縁部に形成される皺寄せ部Ab…と対応して、差込み部Aa…を略9箇所形成している。
【0020】
なお、上述の表地カーテンAを、例えば略1.5倍(略150cm)以下及び略2倍(略200cm)以上のカーテン生地で縫製仕立てするもよい。また、差込み部Aa…及び皺寄せ部Ab…の数を、例えば略8箇所に変更するか、略7箇所以下及び略9箇所以上に変更する等してもよい。
【0021】
前述の裏地カーテンBは、図5及び図6にも示すように、上述の表地カーテンAの裏面側全体(又は裏面側一部)に重ね合わされる大きさ及び形状に縫製され、後述する吊下げ具本体5の吊下げ部5cが挿通許容される孔部Baを、カーテン生地の上縁部に沿って幅方向に対して所定間隔に隔てて複数形成すると共に、図5に示す略1.5倍仕様の表地カーテンAに形成した略7箇所の差込み部Aa…及び図6に示す略2倍仕様の表地カーテンAに形成した略9箇所の差込み部Aa…と連通する位置且つ間隔に隔てて予め形成している。且つ、孔部Ba…は、例えば手縫いやミシン等でボタンホール仕上げしている。また、例えばハトメ金具やプラスチック等で保護してもよい。
【0022】
なお、上述の裏地カーテンBを、例えば略1.5倍(略150cm)以下及び略2倍(略200cm)以上のカーテン生地で縫製するもよい。また、孔部Ba…の数及び位置を、例えば表地カーテンAの差込み部Aa…と略対応して略8箇所に変更するか、略7箇所以下及び略9箇所以上に変更する等してもよい。
【0023】
前述の吊下げ具4は、図3、図4にも示すように、例えばプラスチックや金属、ガラス、セラミックス、木等の単一又は複合した材質で形成した吊下げ具本体5及び吊下げ部材6で構成され、ランナー3の下端部に形成した吊下げ環3a(又は吊下げ孔)に吊下げ及び係止される吊下げ部材6を、吊下げ具本体5の両側部全長に形成した溝部5a,5aに対して上下移動可能に取付けると共に、ランナー3の吊下げ環3aが差込み許容される拡張状態と、その吊下げ環3aが抜け止めされる復元状態とに弾性変位可能な側面から見て略鉤状のフック部6aを、吊下げ部材6の後面側上端部から後面側下端部に向けて下方に屈曲及び延長して形成している。
【0024】
且つ、溝部5aの後側壁部全長に沿って形成した側面から見て略鋸歯状の段部5b…に対して上方移動が阻止される状態(垂下方向と相反する方向)に係止され、下方移動が許容される状態に弾性変位可能な爪部6b,6bを、溝部5a,5aの段部5b…と対向して吊下げ部材6の下端側両側部に形成している。つまり、吊下げ部材6を、吊下げ具本体5の溝部5a,5aに沿って下方に移動させ、吊下げ部材6の爪部6b,6bを、溝部5a,5aに形成した何れか一つの段部5b,5bに係止して、表地カーテンA及び裏地カーテンBを吊下げるのに適した任意の取付け位置に段階的に可変調節する。また、段部5b…を、吊下げ具本体5の後側左右縁部又は後面側両側部に沿って形成してもよい。
【0025】
且つ、表地カーテンAの差込み部Aa…に差込み許容及び裏地カーテンBの孔部Ba…に挿通許容される側面から見て滑らかな先細形状の吊下げ部5cを、吊下げ具本体5の前面側下端部から前面側上端部に向けて上方に屈曲及び延長すると共に、表地カーテンAの上縁側折返し部或いは第1&裏地カーテンBの上縁側重ね合わせ部が差込み許容される拡張状態と、その表地カーテンAの上縁側折返し部或いは第1&裏地カーテンBの上縁側重ね合わせ部が挟持される復元状態とに弾性変位可能に設けている。
【0026】
なお、上述の吊下げ具本体5及び吊下げ部材6で構成される吊下げ具4に代えて、例えば吊下げ部5c及びフック部6aが一体的に形成された吊下げ具を用いてもよい。また、吊下げ具4…で表裏一体に重ね合わせた状態に吊下げられる表地カーテンA及び裏地カーテンBの上縁部を除く、下縁部及び左右縁部を、例えばボタンやホック、面ファスナー、マグネット、クリップ等で着脱可能に固定してもよい。
【0027】
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、片開き式のカーテン開閉装置1に吊下げられる表地カーテンAに、遮光用の裏地カーテンBを取付けて遮光する遮光方法を説明する。
【0028】
先ず、図3、図4に示すように、表地カーテンA及び裏地カーテンBを表裏一体に重ね合わせて吊設する場合、裏地カーテンBを、略1.5倍仕様(図5参照)又は略2倍仕様(図6参照)に縫製された何れか一方の表地カーテンAの裏面側に重ね合わせて、表地カーテンAに形成した差込み部Aa…及びその差込み部Aa…と連通する位置且つ間隔に隔てて裏地カーテンBに形成した孔部Ba…とを連通した後、吊下げ具4…を構成する吊下げ具本体5…の吊下げ部5c…を、裏地カーテンBの孔部Ba…に挿通して、表地カーテンAの差込み部Aa…に対して下方から差込み及び挿入する。
【0029】
且つ、吊下げ具本体5及び吊下げ部5cの対向面間を、吊下げ部5cの復元力に抗して、表地カーテンA及び裏地カーテンBの上縁側重ね合わせ部で強制的に拡張しながら、その上縁側重ね合わせ部を吊下げ具本体5及び吊下げ部5cの対向面間に差込み、表地カーテンA及び裏地カーテンBの上縁側重ね合わせ部を、吊下げ部5cの復元力により、吊下げ具本体5及び吊下げ部5cの対向面で厚み方向に挟持して抜け止め固定する。
【0030】
且つ、上述と同様にして、吊下げ具4…を、表地カーテンA及び裏地カーテンBの上縁部に沿って所定間隔に隔てて取付けた後、図1、図2に示すように、吊下げ部材6…のフック部6a…を、カーテンレール2に挿入されたランナー3…の吊下げ環3a…に係止して、表地カーテンA及び裏地カーテンBを表裏一体に重ね合わせたまま左右開閉自在に吊設するので、遮光用の裏地カーテンBを、略1.5倍仕様又は略2倍仕様の表地カーテンAに取付ける作業及びその表地カーテンAの遮光性を変更する作業が簡単且つ容易に行える。
【0031】
また、吊下げ具4を構成する吊下げ具本体5の吊下げ部5cを、表地幕体Aの差込み部Aa及び裏地幕体Bの孔部Baから抜き取るだけで、表地幕体A及び裏地幕体Bを簡単に分離することができ、着脱作業及び交換作業が容易に行える。
【0032】
一方、遮光用の裏地カーテンBを、既存のカーテン開閉装置1に吊下げられた略1.5倍仕様又は略2倍仕様の表地カーテンAに取付ける場合、吊下げ具4…を、カーテンレール2に挿入したランナー3…に吊下げたままで、吊下げ具4…を構成する吊下げ具本体5…の吊下げ部5c…を、表地カーテンAに形成した差込み部Aa…及びその差込み部Aa…と連通する裏地カーテンBに形成した孔部Ba…から抜き取り、表地カーテンAをカーテンレール2から取り外した後、裏地カーテンBを、略1.5倍仕様又は略2倍仕様に縫製された何れか一方の表地カーテンAの裏面側に重ね合わせて、表地カーテンAに形成した差込み部Aa…及び裏地カーテンBに形成した孔部Ba…を連通する。
【0033】
且つ、吊下げ具4…を構成する吊下げ具本体5…の吊下げ部5c…を、表地カーテンAの差込み部Aa…及びその差込み部Aa…と連通する裏地カーテンBの孔部Ba…に差込み、吊下げ具4…を、表地カーテンA及び裏地カーテンBの上縁部に沿って所定間隔に隔てて取付けた後、カーテンレール2に挿入されたランナー3…に吊下げるので、吊下げ具4をランナー3に吊下げる吊下げ構造であれば、裏地カーテンBを、既存のカーテン開閉装置1に吊下げられた表地カーテンAの裏面側に対して簡単に取付けることができ、表地カーテンAの遮光性を変更する作業が容易に行える。
【0034】
また、吊下げ具4…を、カーテンレール2に挿入されたランナー3…から取り外した後、兼用型の裏地カーテンBを、略1.5倍仕様又は略2倍仕様の表地カーテンAの裏面側に取付けて遮光性を変更することもできる。
【0035】
以上のように、吊下げ具4を構成する吊下げ具本体5の吊下げ部5cを、表地カーテンAの差込み部Aa…及びその差込み部Aa…と連通する裏地カーテンBの孔部Ba…に差込むだけで、表地カーテンA及び裏地カーテンBを表裏一体に重ね合わせたまま吊下げることができ、従来例のように2枚の幕体が個々に吊下げられるレールを前後に架設するか、2枚の幕体を吊下げるのに適した構造のレールに交換する等の手間及び作業が省けると共に、表地カーテンA及び裏地カーテンBを着脱する作業と、その遮光性を変更する作業とが簡単且つ容易に行え、作業性の向上を図ることができる。
【0036】
且つ、略1.5倍仕様又は略2倍仕様の表地カーテンAの差込み部Aa…と連通する位置及び間隔に隔てられた孔部Ba…を、遮光用の裏地カーテンBに予め余分に形成しておくので、裏地幕体Bを、様々な縫製仕様の表地幕体Aと対応して複数縫製するか、表地幕体A及び裏地幕体Bが一体的に縫い付けられた2重幕体を複数縫製する必要がなく、1枚の裏地カーテンBを、略1.5倍仕様及び略2倍仕様の表地カーテンAの両方に兼用及び共有して取付けることができるため、裏地カーテンBの縫製枚数が少なくて済み、取扱い及び管理が容易に行え、縫製コストの低減を図ることができる。
【0037】
且つ、略1.5倍仕様及び略2倍仕様以外のサイズを有する表地カーテンAの差込み部Aa…と連通する位置及び間隔に隔てられた孔部Ba…を、1枚の裏地カーテンBに予め余分に設けておけば、実施例以外の様々なサイズの表地カーテンAにも取付けることができる。
【0038】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この考案の遮光裏地付き幕体は、実施例の表地カーテンA及び裏地カーテンB、スクリーン、緞帳等を表裏一体に重ね合わせた2重幕体に対応し、
以下同様に、
表地幕体は、表地カーテンAに対応し、
裏地幕体は、裏地カーテンBに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0039】
上述の遮光カーテンの遮光方法及び遮光カーテンは、例えば2枚のカーテンを左右両方向に開閉する両開き式のカーテン開閉装置(図示省略)に適用することができる。且つ、本発明の幕体開閉装置は、例えば建物(住居を含む)や自動車、列車、船舶、飛行機等の内部に架設することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表裏カーテンを重合して吊下げたカーテン開閉装置を示す背面図。
【図2】表裏カーテンを吊下げ具に吊下げた状態を示す縦断側面図。
【図3】吊下げ具を表裏カーテンの上縁部に差込んだ状態を示す斜視図。
【図4】吊下げ具を表裏カーテンの上縁部に差込む方法を示す縦断側面図。
【図5】吊下げ具を略1.5倍の表地カーテンに取付けた例を示す背面図。
【図6】吊下げ具を略2倍の表地カーテンに取付けた他の例を示す背面図。
【符号の説明】
A…表地カーテン
Aa…差込み部
B…裏地カーテン
Ba…孔部
1…カーテン開閉装置
2…カーテンレール
3…ランナー
4…吊下げ具
5…吊下げ具本体
5c…吊下げ部
6…吊下げ部材
6a…フック部

Claims (4)

  1. 表地幕体の上縁部に取付けられる複数の吊下げ具を、取付け部に架設されたレールに沿って移動する複数のランナーに吊下げて遮光する遮光方法であって、
    上記表地幕体の裏面側に該表地幕体の裏面側と略対応する大きさに形成された裏地幕体を重ね合わせた後、
    上記吊下げ具の吊下げ部を、上記表地幕体の上縁部に形成した複数の差込み部及び該各差込み部と連通する位置且つ間隔に隔てて上記裏地幕体の上縁部に形成した複数の孔部に差込み、
    上記表地幕体及び裏地幕体を表裏一体に重ね合わせたまま、該表地幕体及び裏地幕体の上縁側重ね合わせ部に取付けられた複数の吊下げ具を上記各ランナーに吊下げて遮光する
    遮光裏地付き幕体による遮光方法
  2. 表地幕体の上縁部に取付けられる複数の吊下げ具を、取付け部に架設されたレールに沿って移動する複数のランナーに対して吊下げ可能に設け、
    上記吊下げ具の吊下げ部が差込み許容される差込み部を、上記表地幕体の上縁部に沿って所定間隔に隔てて複数形成し、
    上記吊下げ具の吊下げ部が挿通許容される孔部を、上記表地幕体の差込み部と連通する位置且つ間隔に隔てて該表地幕体の裏面側に重ね合わされる裏地幕体の上縁部に複数形成した
    遮光裏地付き幕体。
  3. 上記差込み部が異なる位置且つ間隔に隔てて形成された複数の表地幕体に略対応して、該各表地幕体の差込み部と連通する位置且つ間隔に隔てられた孔部を上記裏地幕体の上縁部に複数形成した
    請求項2記載の遮光裏地付き幕体。
  4. 上記裏地幕体を、上記表地幕体の裏面側全体に重ね合わされる大きさに形成した請求項2又は3記載の遮光裏地付き幕体。
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