JP2004538531A - ネットワークを介してソフトウエアを配布する方法 - Google Patents
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Abstract
コンピュータネットワークにおいてソフトウエアの配布を効率的かつ高信頼性の下で行う方法とシステムに関する。コンピュータネットワーク(100)は、例えば、中央制御局(CMS)(110)、複数の主要なネットワークエレメント(NES)’130、140、150、160、170、180)、および、主要なNEsに接続された複数の下位のNEs(S−NEs)(182,184、186)を有する。CMSとNEsは好ましくは、X.25ネットワーク(120)のようなネットワークに接続されている.CMSはロードマネージャ(LM)(210)と複数のNEsおよび/またはS−NEsに配布されるべき少なくとも1つのソフトウエアユニットを有する.複数のMEはロードエージェント(LA)(230、240、250、260、270、280)を有し、これらがLMによるソフトウエアの配布を支援する.少なくとも1つのLAはインストラクションとソフトウエアユニットをCMSからLMの制御の下でネットワーク経由で受信する。特定のLAがソフトウエアユニットを他のNEsに対して全体又は部分的にローディングすることについて責任を有する(438)。ソフトウエアをアップグレード又はインストールするプロセスは複数のNEに対して分散される。
Description
【0001】
【発明の背景】
発明の属する技術分野
本発明は一般的にはネットワークによって接続された演算エレメントに関し、特に、ネットワークに収容された個々のエレメントにソフトウエアをローディング(たとえば、インストール又はアップグレード)させるための、効率的で部分的には自発的なソフトウエアの配布方法に関するものである。
【0002】
関連技術に関する記述
今日のコンピュータ環境において、コンピュータソフトウエアは急速に変化しつつある。新しいプログラムが紹介され、古いプログラムは常に改良されている。このため、競争力を維持するためには頻繁にコンピュータエレメントにソフトウエアをローディングしなければならないということが起きる。ソフトウエアをローディングするとは新しいソフトウエアのインストールおよび/または既に存在するソフトウエアのアップグレートを含むものである。従来は、オペレータが実際にそれぞれのコンピュータの場所に出向いてソフトウエアのローディング作業を行っていた。
【0003】
コンピュータがネットワークで接続されるようになると、中央のコンピュータからネットワークを通じて個々のコンピュータエレメントにソフトウエアをローディングすることが可能である。通信ネットワークのネットワークエレメント(NEs)に具備されたコンピュータ装置は、ソフトウエアの遠隔ローディングを行うことができる種対のコンピュータの一種である。実際、遠隔搭載はNEsに既にローディングされているソフトウエアをアップグレードしたりアップデートする際にキーとなる要素であると考えられている。通信ネットワークのオペレータにとっては、例えば、スイッチや基地局についてソフトウエアの遠隔ローディングを利用するという利益がある。利点の一つは、現存するネットワークに新規な特性をより早く導入することができ、したがってオペレータの処理能力を増大することができる。したがって、ネットワーク装置とアップグレードサービスの提供者は、共に処理能力を増大させることができる。
【0004】
スイッチ、BSや他のNEsの遠隔ソフトウエアローディング作業を行う際には、関連するソフトウエア情報を有する大きなファイルが遠隔サイトから地理的に隔たった各NEsに転送される。遠隔サイトは、それぞれのNEsに対して(物理又は論理)データ通信リンクを使用する。アップグレート過程において、例えば、アップグレードに必要なソフトウエアを収容したファイルが遠隔サイトのローカルファイルストア(FS)空通信リンクを解して配布される。ファイルは、複数のNEに配布されて、そこでファイルはローカル記憶媒体(LSM)(例えば、エリクソン社のAXE入力・出力部のような入出力グループ(IOG))に格納される。
【0005】
配布を開始する時刻は、配布をシーケンシャルに行うべきか(1つ又は複数の物理接続を利用して)並列的に行うべきかに関する情報と共に特定されている。ファイルが相手に転送された後に、遠隔サイトは対象NEsに対して命令(例えば、マン−マシン言語(MML)コマンド)を送って新しいソフトウエアを実行させる。遠隔サイトは、遠隔ローディングをサポートする(例えば、ファイル転送と命令の取り扱いに関するサポート)オペレーティングサポートシステム(OSS)を有していても良い。
【0006】
上述の手順によって遠隔地からのソフトウエアローディングが可能であるが、この方法は十分な耐性を有していない。例えば、遠隔ローディングにはしばしば、容量の小さなリンクを介して大量のデータを転送する必要が生じる。さらに、遠隔ローディングのすべての制御は1つの制御局(例えば、OSS)に集中し、リンクは中央制御局(CMS)と対称NEsとの間の単一の(又は幾つかの)リンクに集中している。したがって、ローディング過程において、CMsとそのリンクは転送の容量と信頼性に関してどちらも極めて重要である。例えば、物理的又は論理的な損傷又は容量オーバーによってこれらの一方でも機能を喪失すると、ソフトウエアの配布はすべて無効になる。
【0007】
【発明の要旨】
上述の従来技術の課題は本発明による方法とシステムによって解決することができる。例えば、従来は認識されていなかったが、ソフトウエアのローディングが、CMSとネットワークの他の部分のクリティカルなリンクが切断された後にもソフトウエアのローディングを継続することができれば効果がある。ソフトウエアのローディングをネットワークに属するNEの間で拠出して1つのNE(又は複数のNE)が他のNE(又は他の多くのNEs)にたいしてソフトウエアを提供して、場合によってはさらにその後にそのNE(又は多くのNEs)にソフトウエアをロードさせることができれば利益がある。
【0008】
ネットワークの方法とシステムは、少なくとも部分的に、ソフトウエアのローディングに関する責任を分担することによってソフトウエアを効率的かつ高信頼性の下で配布することができる。ネットワークは例えば、1つのCMSと複数のNEを収容している。CMSと複数のNEsはネットワークの階層に1つのレベルに直接接続されているものであっても良い。本発明の1つの実施例にしたがえば、CMSは少なくとも1つのNEに対して、ソフトウエアをロードさせるためにソフトウエアローディング指示を送信する。当該少なくとも1つのNEは次に、他のNEsに対して当該ソフトウエアをローディングさせるためにソフトウエアと命令の両方を送る。したがって、ネットワークの全体に対してソフトウエアのローディングを完了するまでの時間が最小化される。
【0009】
他の実施例の場合には、CMSは、ネットワーク部の一部又はネットワークの全体を通じてソフトウエアのローディング(例えば、新規なソフトウエアのインストール、既に存在するソフトウエアのアップグレード等)を制御するロード制御装置(LM)を具備する。各NEはさらに、LMからソフトウエアと指示を受信するロードエージェント(LA)を具備する。この種のNEsは、CMSから直接ソフトウエアを受信するものは1次NEsと称する。1次NEsのLAは次に指示を受け入れ、対応するLAsを経由して他のNEs(たとえば2次NEs)に対するソフトウエアのローディングを制御する。2次NEsは同様の方法によって3次NEsに対して、さらに3次NEsに直接接続されている下位のNE(S−NEs)に対してソフトウエアをロードする。配布の過程はCMSによる計画に従って多くの段階を経て行われる。
【0010】
さらに別の実施例にしたがえば、ネットワークはやはり複数のS−NEsを具備する。単一のS−NE(s)またはS−NEsのグループがネットワークの階層構造上でサブオーディネートのレベルで1つのNEに接続されている。各NEは、ソフトウエアに含まれている指示、またはCMSから受信された指示に従って直接接続されているS−NE(s)に対してソフトウエアをロードさせる。特定のNEに接続されたS−NE(s)に対するソフトウエアのローディングは当該特定のNEが他のNEをアップデート前後あるいは同時に行われる。
【0011】
さらに別の実施例によれば、LMは対象とするNEのLAに対して、ロードすべきソフトウエアに加えて(さらに、場合によってはソフトウエアをロードすべき指示を含むファイルに加えて)、他のNEsに対してソフトウエアをすべてあるいは部分的にロードする指示を送る。当該指示には、ローディングに関する多くの選択事項が含まれる。これらの選択事項には例えば、(1)2次、3次等の対象NEsのアドレス、(2)ソフトウエアのローディングと起動のために予定されている時間、及び(3)受信したソフトウエアのうちノードの部分を他のNEsやS−NEsに転送すべきかに関する記述が含まれる。
【0012】
本発明の重要な技術的利点は、ソフトウエアのローディングの基点を複数も受けることによって信頼性が高く効率のよいソフトウエアの配布が可能になることである。
【0013】
本発明の他の技術的な利点は、ちゅうしんとなるLMのソフトウエアローディングの責任を軽減しネットワークの不具合に対応することができるNEsのLAsを提供することである。
【0014】
本発明のさらに別な技術的利点は、NEsに対して配布の1つの段階で単純又は詳細な設定を提供し、配布の次の段階ではこれを使用し、場合によっては配布全体を通じてこれを使用する能力が提供されることである。
【0015】
本発明に関する上述の特徴及び他の特徴は添付の図面を参照して貴下の発明の詳細な説明において記述する。添付の実施例が理解を助けるための例示であって例示されたもの以外に多くの等価な実施例が存在することは、当業者には理解されるはずである。
本発明にかかる方法とシステムのより完全な理解が、図面と以下の発明の詳細な説明によって得られるはずである。
【0016】
本発明の好ましい実施例とそれらの利点は添付の図1〜図4Cを参照することで最もよく理解される。これらの図においては、同じ又は対応する部分に対しては複数の図面を通じて同じ番号を付番した。
【0017】
本発明に基本概念はネットワーク一般に適用することができるものである。しかし、これに限定する趣旨ではないが、本発明の特定の側面について無線通信システムとの関係において記述することにする。例えば、無線ネットワークシステムの有線部分(移動サービススイッチングセンター(MSCs)、BSs等)についても実施例で参照している。より具体的には、日本のパーソナルデジタルセルラーシステム(PDC)(RCR STD−27f)(従来日本デジタルセルラーシステム(JDC)と称していたもの)を利用して本発明の実施例について記述する。
【0018】
図1Aは、従来のソフトウエアローディング過程を図示したものである。無線通信ネットワーク1は通信リンク15を介してネットワーク20に接続されたCMSノード10を有する。4つのNEノード30、40、50と60がそれぞれ通信リンク35、45、55と65とを介してネットワーク20に接続されている。CMSノード10からNEノード30、40、50と60に対してソフトウエアをロードするときは、CMSノード10は通信リンク15を介してネットワーク20に対してソフトウエアを送信し、次に通信リンク35、45、55と65を介してNEノード30、40、50と60に対してソフトウエアを送信する。各送信を線で示す。ジグザグの線、1点鎖線、点線と鎖線はそれぞれのNEノード30、40、50と60に対する送信を表す。そうするとウエアのローディングはそれぞれCMSノード10によって制御され、単一のクリティカル通信リンク15を介して送信される。
【0019】
本発明は好ましくは、(i)CMSノードの故障か又はCMSノードとネットワークを接続している通信リンクの故障の影響を小さくするためと、(ii)ソフトウエアローディングに必要な相似関数を最小化するために、ソフトウエアローディングの責任を分担する。図1Bは、本発明の1つの実施例に基づき、ネットワークを使用したソフトウエアの配布とローディングの過程を図示したものである。ネットワーク120に対して通信リンク115を介して接続されているCMSノード110を有する無線通信ネットワーク100が例示されている。4つのNEノード130,140,150と160が通信リンク135,145,155と165を介してネットワーク120に接続されている。CMSノード110からNEノード130、140、150と160にソフトウエアをロードするときは、CMSノード110はソフトウエア配布の責任を分担するため日本発明の概念を利用する。本発明にしたがって、CMSノード110の1つのLMと各NEノード130、140、150と160のLAsが図示されている;これらについては以下に詳細に説明する。説明を簡潔にするために4つのNEノードを図示したが、通信ネットワーク100には他に多くのノードが収容されていてもよい。
【0020】
ロードすべきソフトウエアとそれに伴う指示(もし有れば)はそれぞれ線で図示した。ジグザグの線、1点鎖線、点線及び破線が書くNEノード130、140、150と160への通信を示す。CMSノード110はソフトウエアと、さらに別のNEノードに対してローディングを行うべき旨の指示を含む第1の割り振り情報を、ネットワーク120への通信リンク115を介してNEノード160に、次に通信リンク165と介してNEノード160に送付する。この送信を破線で示す。NEノード160は第1の割り振り情報を解釈してそれに対応する指示を埋め込む。
【0021】
まず、NEノード160は第1の割り振り情報に応答して、ロードすべきソフトウエアをNEノード150にネットワーク120への通信リンク165を介して送信し、つぎにNEノード150に対して通信リンク155を介して送信する。この通信は点線で示す。第2に、NEノード160は、ロードすべきソフトウエアと第2の割り振り情報(異なる指示を含む)をネットワーク120への通信リンク165を介してNEノード140に送信し、次に通信リンク145を介してNEノード140に送信する。この送信を1点鎖線で示す。第3に、NEノード140は、第2の割り振り情報を解釈して次にこれに対応する指示を埋め込む。NEノード140は、第2の割り振り情報に従って、ロードされるべきソフトウエアをネットワーク120への通信リンク145を介してNEノード130を送信し、次に通信リンク135を介してNEノード130に送信する。この通信をジグザグの線で示す。上述の例では、NEノード160は、CMSノード110から直接ソフトウエアを受け取るので、1次的な目標である。したがって、NEノード140と150は、2次目標であり、NEノード130は3次の目標である。
【0022】
CMSノード110は、例えば、NEノード160に加えて、第2、第3等のノードに次々煮ソフトウエアを送信(さらに場合によっては割り振り情報を送信)しても良いことに注意する必要がある。本発明の場合には、ローディングの順序が上述のとおりでなければならない制限はないので、ソフトウエアのローディングを行う順序は何れでも良いことにも注意が必要である。例えば、NEノード160に対して(第1の割り振り情報において)ソフトウエアをNEノード150に対して送信する前に、ソフトウエアと第2の割り振り情報をNEノード140に送信すれば、上述の手順に比較してネットワーク全体のローディングに要する時間を短くすることができる。結果として、NEノード160と140は、NEノード150と130に対するソフトウエアのローディングを同時に行わせることになる。さらに、以下に詳細に説明するように、最近ローディングされたソフトウエアを起動するコマンドに関する指示もまた送信してNEノードに格納させることもできる。本発明に基づく、複数のNEノードにおけるソフトウエアのローディングは故障する可能性を有するクリティカルノードや通信リンクに依存せずに同時に実行することもできる。
【0023】
図2は、本発明の他の実施例に基づく無線通信ネットワークを示すものである。例示した無線通信ネットワーク100では、2つの追加のNEノードつまりNEノード170と180がそれぞれ通信リンク175と185を介して通信ネットワーク100の1つの階層化された層としてネットワーク120に接続されている。同様に、S−NEノード172が通信リンク173NEノード170に接続されており、S−NEノード182,184と186が通信リンク183,185、187をそれぞれ通じて通信ネットワーク100の下位の階層レベルでNEノード180に接続されている。S−NEノードの1つ又は複数がNEノードを介してではなく直接X.25ネットワークに接続されていても良いことに注意する必要がある。
【0024】
例示した無線通信ネットワーク100では、ネットワーク120が、機知の通信プロトコルで制御されるX.25ネットワークの例である。X.25ネットワークは公衆用又はプライベート用である。擬似的回路(VCs)(例えば、スイッチと擬似回路(SVCs)及び/または恒久擬似回路(PVCs))が、NEノードからいずれかの他のNEノードまで、およびCMSノード110からいずれかのNEノードまでX.25ネットワーク内において形成されても良い。CMSノード110は、例えば、OSSである。NEノード130、140、150、160、170と180は例えば、MSCであり、S−NEノード172、182、184と186は例えば、小型BSsであっても良い。CMSノード110はFS215を含み、各NEノード(130、140、150、160、170と180)は、LSM(それぞれ235、245、255、265、275と285)を含む。FS215とLSMsは揮発性記憶素子(例えばRAM)および/または不揮発性の記憶素子(例えば、独立ディスクの冗長アレイ(RAID))であっても良い。通信ネットワーク100を介して配布されてNEノードにロードされるソフトウエア(及び関連データ)は、FS215に格納される。ソフトウエアは、例えば、一組の完全なプログラム、単一のプログラム、モジュール又はサブルーチンであっても良い。
【0025】
本発明に基づくアプリケーションは無線通信通信ネットワーク100の種々のノードに収容される。LM210アプリケーションはCMSノード110に存在する。LA(230、240、250、260、270及び280)アプリケーションは、各NEノード(130、140、150、160、170と180)に設けられる。各アプリケーションとは、ソフトウエア、ファームウエア、ハードウエア等又はこれらの組み合わせである。同様に、各アプリケーション半オードの記憶素子の揮発性又は不揮発性の部分に格納されていることができる。LAsはネットワーク120を通じてNEノードにまずダウンロードされ、CMSノード110の制御の下で(LM210を使用して)インストールされることができる。
【0026】
図3は、本発明に基づくソフトウエア配布に関連する情報を示すものである。情報は全体として番号300とそれに対する括弧で示す。エレメント番号310と対応するカッコはソフトウエアローディングに関連するファイル(単数又は複数)310を示すものである。ソフトウエアローディングに関連するファイル310の一部である、ソフトウエア315はネットワーク100の全体又は一部を通じて配布(例えば、送信されロード)されるべきソフトウエアである。さらに1つ以上のロードスクリプト/ロードモジュール320が含まれる。ロードスクリプトとは、ソフトウエアのロードの方法を記述して一連又は一群の指示の集合である。ロードモジュールとは、これに対して、ソフトウエア315をロードするために実行される実行可能なファイルである。「ロードファイル]という用語は、少なくともロードスクリプトとロードモジュールを含む意味の用語である。しかし、ロードスクリプトは個々では簡潔な説明のために特に制限をせずに使用する。ソフトウエア315とロードスクリプト320はネットワーク100の収容されるCMSノードのFS215内に位置するCMSノード110(以下にCMS110と称する)のFS215に収容されていても良い。CMSノード110はしたがってソフトウエア315とロードスクリプト(320を通信リンク115を介してLM210の制御の元に送信するものであっても良い。
【0027】
上述のように、ソフトウエアのローディングに関連するファイル310がCMS110からネットワーク120を通じて特定のNEでローディングのために送信されている間、割り振り情報330がその同じNEに対して送信されて、当該NEが次に他のNEsに対してソフトウエア315の全体又は一部をロードさせるようにする。割り振り情報330はネットワーク100を通じてソフトウエアローディングの責任をどのように配分するかを特定するものである。指示はソフトウエア及び/またはソフトウエアの部分335を特定し、第2の配布段階において2次的NEに対して、1次配布段階においてCMS110から直接ソフトウエアローディング関連ファイル310と割り振り情報330を受信した1次NEから、ソフトウエア315のどの部分を配布すべきかを特定する。
【0028】
本発明の基本的な考え方を添付の図面と共に強調するために例を挙げた。以下に述べる実施例は本発明を制限するものと解釈してはならない。上述のように、1次NEは、CMS110の制御、ガイド又は指示の下でソフトウエアがアップデートされるものであれば、どのNEであってもよ良い。2次NEは、1次NEの直接の制御、ガイド又は指示の下でソフトウエアがアップデートされるものであれば何れのNEであってもよい。3次NEはしたがって、2次NEの制御、ガイド、又は指示の下でソフトウエアがロードされるいずれかのNEである。
【0029】
この例では、CMS110がソフトウエア等を1次NEs130、160と180に対して、ソフトウエアの第1段階目の配布として送信する。「等」とは、それぞれの配布に関連して以下に詳細に述べるように、ソフトウエアローディング関連ファイル310の種々のコンポーネントおよび/または割り振り情報330である。1次NE160はソフトウエア等を2次NE150に対して、配布の第2の段階で送信する。配布の第2段階では、1次NE180はソフトウエア等を2次NEs140と170およびS−NEs182と184に対して送信する。配布の第3の段階では、2次NE170がソフトウエア等をS−NE172に対して送信する。さらに、この配布の例では、ソフトウエア315はA部とB部とを有する。第3のNEsはこの例には含まれていないが、本発明の基本概念について理解した当業者であれば、さらに多くの配布段階を設けることができることを理解するはずである。
【0030】
(図3に示した)割り振り情報330は、対象エレメント340のアドレスを含むことができる。ネットワーク120のアドレス及び特定された対象エレメント340のアドレスは、例えば、X.25ネットワークのアドレスであっても良い。対象エレメント340のアドレスはどのNE、場合によってはS−NE、がソフトウエアローディング過程の対象になっているかを特定する。例えば、この実施例にしたがってCMS110がソフトウエアローディング関連ファイル310と割り振り情報330をNE180に対して送信するとき、対象エレメント340のアドレスはNE140のアドレスとNE170のアドレスを含んでいても良い。これらはNE180の2次対象だからである。さらに、S−NEはこの例の場合にはソフトウエアローディング過程の対象なので、対象エレメント340のアドレスは、S−NEs182と184を含んでいても良い。さらに、S−NEs182と184は、ソフトウエア及び/またはソフトウエアの部分335を特定する指示のデータ/指示にしたがって、ソフトウエア315のB部だけを含むものであっても良い。
【0031】
割り振り情報330はスケジュール情報345を含むものであっても良い。モジュール情報345は、(i)配布と、(ii)従前のソフトウエアから最近配布されたソフトウエア315への変更コマンド(例えば、最近配布されたソフトウエア315を起動するもの)の両方に関するタイミングパラメータを含む。さらにこの例に基づけば、スケジュール情報345の配布タイミングの側面は、NE180がソフトウエア関連ファイル310をNE170とNE140に対して、所定の日の午後2時に送信しなければならないことを特定するものであっても良い。スケジュール情報345の変更コマンドはさらに、NE180がNE170とNE140に対して、翌日の午前3時にコマンドを送信することを特定し、例えば、その次にNE170とNE140は従来のソフトウエアから前日の午前2次に受信したソフトウエアに切り替えることを指定する。本発明のすべての実施例においてコマンドが必要なわけではないことを理解する必要がある。例えば、ソフトウエア315を起動する指示は例えばロードスクリプト320に含まれていても良い。
【0032】
割り振り情報330はさらに例外次章350に対する予定された応答の形で、異常な状態に対する応答を含むこともできる。上述の例に引き続き基づけば、例外次章35に対する予め予定された応答は、例えば、NE170に接続できないときにNE180がどのように応答すべきかを含むものである。もし、NE170がソフトウエアローディング関連ファイル310をNE180から受信したことを公定する応答を返信してこなければ、NE180は(異常事象350に対する予め予定された応答にしたがって)ソフトウエアローディング関連ファイル310をその翌日及び/または予め設定された回数だけ送付を試みることができる。さらに、異常事象350に対する予め設定された応答は、NE180に対して、NE140が新たに受信した新しいソフトウエア315に切り替えた後に不具合を生じたときにどうするべきかについての指示を含むことができる。ソフトウエア315を起動した後でNE140がクラッシュ又は機能未問題を生じたとき、NE180はNE140に対して前のバージョンのソフトウエアに戻るように(あるいは単にソフトウエア315が新しいモジュールであって旧版の単なるアップデートや差し替えでない場合には、ソフトウエア315の使用を停止するように)指示しても良い。
【0033】
図4Aは、図示した本発明の1つの側面に従ってソフトウエアの配布を行う手順をフローチャートにして示したものである。フローチャート410は、CMS110に関連するソフトウエアの配布を示すものである。最初に、CMS110はネットワーク100全体又はその関連部分を解析して、ソフトウエアローディング要件を決定する(ステップ412)。CMS110は、ソフトウエア315のどの部分がネットワーク100に含まれるどのノードに配布されるべきかを決定する(例えば、現在の例に従えば、ソフトウエア315のB部がS−NE182と184に配布される)。
【0034】
CMS110はネットワーク100全体のソフトウエアアップデート時間を最も短くするためにソフトウエア配布のスケジュールを決定することもできる(ステップ414)。例えば、同様なソフトウエアを既に有しているネットワークノードはグループとして一括してアップグレードすることもできる。グループとしてのネットワークノードのアップグレードは、この場合、特定のソフトウエア構成を有する第1のネットワークノードが、均等又は同一のソフトウエア構成を有する第2のネットワークノードをアップグレードすることを意味する。別の例では、ネットワーク100は、セグメント又はエリアに分割されている。各セグメント又はエリアは個別に解析され、ソフトウエアローディング過程の効率はそのそれぞれに対して最大化される。さらに別の例では、ソフトウエアローディング過程は、各NEがソフトウエア配布の各段階で他のNEをアップデートする。換言すれば、CMS110は第1の段階で第1のNEにソフトウエアをロードさせる、第2段階では、第1のNEが第2のNEにソフトウエアをロードさせる。第3段階では、第1と第2のNEが第3と第4のNEにソフトウエアをダウンロードさせる。第4の段階では、第1、第2第3と第4のNEが第5、第6、第7及び第8のNEにそれぞれソフトウエアをダウンロードさせる。結果として、段階が進むにつれてソフトウエアがロードされるノードの数は倍増する。したがって、最終的な段階では、ネットワークノードの半分(ソフトウエアをロードしなければならないノードの半分)が同時にソフトウエアのロードを行うことになる。(CMSノードも各段階でソフトウエアをローディングさせることに加わって、全体としてのソフトウエアローディング時間を短縮することもできる。)
【0035】
図4Aではさらに、CMS110が1つ以上の割り振り情報を作成する(ステップ416)。各割り振り情報は図3で括弧で示した割り振り情報330に対応している。CMS110は次にソフトウエア315を送信し、ソフトウエアロードスクリプト(および/またはロードモジュール)320と1つ以上の割り振り情報330を1次NEに送信する(ステップ418)。この例の場合には、この1次NEはNE130、160と180が対応する。CMS110は、LM210の制御の下で、ソフトウエアローディング関連ファイル310と場合によっては割り振り情報330をFS215から取り出す(例えば、さもなければ実時間で作成しても良い)。LM210は次に、エレメント番号300で呼ばれるエレメントの選択された部分(又は全体)と対応するブラケットを通信リンク115を通じてX.25ネットワーク120に対して、次に通信リンク135、165と185を通じてNE130、160とNE180に対して送信する。
【0036】
図4Bは、本発明の別の側面に従ったソフトウエアの配布方法を示すフローチャートである。フローチャート430は、CMS110から1次NEへのソフトウエア、他の情報及び指示の受信と組み込みに関連するソフトウエアの配布を示したものである。1次NEはソフトウエア315、ソフトウエアロードスクリプト320と割り振り情報330をCMS110から対応するLAを介して受信する(ステップ432)。この例では、NE130、NE160とNE180がネットワーク120と関連する通信リンクを使用してそれぞれLA230、LA260とLA280から集合的に(例えば、図3に示したエレメント300の全体又は部分)ソフトウエア配布情報を受信する。ソフトウエア315とロードスクリプト320は次に対応する各NEに格納される(ステップ434)。本発明の場合には、NE130、NE160とNE180はソフトウエア関連ファイルをLSM235、LSM265とLSM285にそれぞれ格納する。別な方法では、各NEは(そのような指示があった場合には)、ロードスクリプトおよび/またはロードモジュール320とをすぐに組込み、したがって即座にソフトウエア315をローディングする(層指示された場合にはさらにこれらに切り替える)。
【0037】
1次NEはそれぞれ対応する受信割り振り情報330を解析する(ステップ436)。割り振り情報330に対応して、1次NEはソフトウエア315(又はその部分)、ロードスクリプト320、及び割り振り情報330を2次NEに対して送信する(ステップ438)。1次NEから2次NEに対して送信された割り振り情報330は、解析によって決定されても良い。この例では、1次NE160は2次NE150に対して処理を行い、1次NE180は2次NE140と170に対して処理を行う。以下に詳細に説明するように、図4Cに従って、配布過程は交互に又は同時に行われる。
【0038】
1次NEは、受信した割り振り情報330にしたがって、ソフトウエア315とローディングスクリプト/モジュール320の全体又は部分を対応するS−NEに対して送信することもできる(ステップ440)。この例では、1次NE180はS−NE182と184」に対してこのステップを実行する。1次NEはさらに場合によってはその2次対象NEおよび/または対応するS−NEに対して1つ又はそれ以上のコマンドを送信することもできる(ステップ442)。コマンドは、ローディングスクリプト/モジュール320を起動して、その前に受信したソフトウエア315をロードする(例えば、インストールおよび/またはアップグレードし、あるいは切り替える)こともできる。ソフトウエアのローディングは、例えばローディングスクリプト/モジュール320の指示に従って、即座に、又は受信の少し後に、あるいはスケジュールで決められた時刻に自動的に実行することもできることに注意されたい。この例の場合には、1次NE160と180はその2次対象に対してコマンドを送信してソフトウエアの切替を指示することもできる。
【0039】
図4Cは、本発明のさらに別の側面に基づくソフトウエアの配布方法を示すフローチャートである。フローチャート460は、1次NEから2次NEに対するソフトウエア、他の情報及び指示の受信と組込みに関連するソフトウエア配布の側面を示したものである。2次NEはソフトウエア315、ソフトウエアロードスクリプト320、と割り振り情報330を1次NE(たとえば1次NEの対応するLA)から、対応するLAを介して受信する(ステップ462)。この例では、NE140、NE150とNE170が、NE180、NE160とNE180からそれぞれ受信する。もし、特定の2次NEが他のNE(下位又はその他のNE)のソフトウエアローディングを取り扱わなければ(制御、ガイド又は指示しなければ)、割り振り情報330は当該特定の2次NEに対しては与えられない。
【0040】
受信されたソフトウエア315とローディングスクリプト/モジュール320は2次NEの記憶媒体に格納することができる(ステップ464)。この例の場合には、NE140、NE150、NE170が受信した情報をLSM245、LSM255とLSM275にそれぞれ格納する。2次NEは次に受信した割り振り情報330を解析する(ステップ466)。解析した後、2次NEはソフトウエア315、ローディングスクリプト/モジュール320と割り振り情報330を3次NEに対して送信する(468)。この例の場合には、3次NEに相当するNEはないのでこのステップは実施されない。2次NE150がソフトウエアをロードさせるNEは何れも3次NEである。フローチャート430と460を延長して、例えば3次NEがさらに対象となるNE(下位のNE等)を有するように、ソフトウエアの配布が3段以上の段階で実行されるように拡張することができることに留意する必要がある。
【0041】
2次NEはソフトウエア315とローディングスクリプト/モジュール3320の全体又は一部を対応するS−NEの1つ又はそれ以上に対して(受信した割り振り情報330に基づいて)送信することもできる(ステップ470)。この例に従えば、2次NE170はS−NE172に対してこのステップを実行する。2次NEはまた3次対象NEおよび/またはS−NEに対して1つ又はそれ以上のコマンドを送信することもできる(ステップ472)。コマンドは、ローディングスクリプト/モジュール320を起動して直前に受信されたソフトウエア315をロードさせる(例えば、インストール及び/またはアップグレードし、あるいは切り替える)こともできる。ソフトウエアのローディングは、例えばローディングスクリプト/モジュール320の指示に従って、即座に、又は受信の少し後に、あるいはスケジュールで決められた時刻に自動的に実行することもできることに注意されたい。この例の場合には、2次NE170はその2次対象、S−NE172に対してコマンドを送信してソフトウエアの切替を指示することもできる。
【0042】
上記の起動コマンドはCMS110から発することもできる。例えば、当該コマンドは、1次対象又は全ネットワーク110(あるいは、ソフトウエアは配布を行うネットワークの少なくとも一部)に対して向けられたものであっても良い。さらに、フローチャート410、430と460に記載された順序とは異なる順序で実施することも可能である、例えば、この実施例にしたがえば、1次NE180はステップ438の前にステップ440を実施してもよい。
【0043】
本発明の好ましい実施例に基づいて方法とシステムを図面を参照しつつ詳細に説明したが、本発明の添付の特許請求の範囲に規定された技術的思想の範囲内において多くの改変、修正及び置換が可能であることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは、従来例に基づくネットワークを介したソフトウエアローディング過程を示す図であり、図1Bは本発明の1つの実施例に基づくネットワークを介したソフトウエアの配布とローディング過程を示す。
【図2】本発明に他の実施例に基づく通信ネットワークを示す。
【図3】本発明に基づくソフトウエアの配布に関連した情報を示す。
【図4】図4Aは本発明の1つの側面に基づくソフトウエアの配布方法をフローチャートの形式で示したものであり、図4Bは本発明の別の実施例に基づくソフトウエアの配布方法をフローチャート形式で示すものであり、図4Cは本発明のさらに別の側面に基づくソフトウエアの配布をフローチャとの形式で示すものである。
【発明の背景】
発明の属する技術分野
本発明は一般的にはネットワークによって接続された演算エレメントに関し、特に、ネットワークに収容された個々のエレメントにソフトウエアをローディング(たとえば、インストール又はアップグレード)させるための、効率的で部分的には自発的なソフトウエアの配布方法に関するものである。
【0002】
関連技術に関する記述
今日のコンピュータ環境において、コンピュータソフトウエアは急速に変化しつつある。新しいプログラムが紹介され、古いプログラムは常に改良されている。このため、競争力を維持するためには頻繁にコンピュータエレメントにソフトウエアをローディングしなければならないということが起きる。ソフトウエアをローディングするとは新しいソフトウエアのインストールおよび/または既に存在するソフトウエアのアップグレートを含むものである。従来は、オペレータが実際にそれぞれのコンピュータの場所に出向いてソフトウエアのローディング作業を行っていた。
【0003】
コンピュータがネットワークで接続されるようになると、中央のコンピュータからネットワークを通じて個々のコンピュータエレメントにソフトウエアをローディングすることが可能である。通信ネットワークのネットワークエレメント(NEs)に具備されたコンピュータ装置は、ソフトウエアの遠隔ローディングを行うことができる種対のコンピュータの一種である。実際、遠隔搭載はNEsに既にローディングされているソフトウエアをアップグレードしたりアップデートする際にキーとなる要素であると考えられている。通信ネットワークのオペレータにとっては、例えば、スイッチや基地局についてソフトウエアの遠隔ローディングを利用するという利益がある。利点の一つは、現存するネットワークに新規な特性をより早く導入することができ、したがってオペレータの処理能力を増大することができる。したがって、ネットワーク装置とアップグレードサービスの提供者は、共に処理能力を増大させることができる。
【0004】
スイッチ、BSや他のNEsの遠隔ソフトウエアローディング作業を行う際には、関連するソフトウエア情報を有する大きなファイルが遠隔サイトから地理的に隔たった各NEsに転送される。遠隔サイトは、それぞれのNEsに対して(物理又は論理)データ通信リンクを使用する。アップグレート過程において、例えば、アップグレードに必要なソフトウエアを収容したファイルが遠隔サイトのローカルファイルストア(FS)空通信リンクを解して配布される。ファイルは、複数のNEに配布されて、そこでファイルはローカル記憶媒体(LSM)(例えば、エリクソン社のAXE入力・出力部のような入出力グループ(IOG))に格納される。
【0005】
配布を開始する時刻は、配布をシーケンシャルに行うべきか(1つ又は複数の物理接続を利用して)並列的に行うべきかに関する情報と共に特定されている。ファイルが相手に転送された後に、遠隔サイトは対象NEsに対して命令(例えば、マン−マシン言語(MML)コマンド)を送って新しいソフトウエアを実行させる。遠隔サイトは、遠隔ローディングをサポートする(例えば、ファイル転送と命令の取り扱いに関するサポート)オペレーティングサポートシステム(OSS)を有していても良い。
【0006】
上述の手順によって遠隔地からのソフトウエアローディングが可能であるが、この方法は十分な耐性を有していない。例えば、遠隔ローディングにはしばしば、容量の小さなリンクを介して大量のデータを転送する必要が生じる。さらに、遠隔ローディングのすべての制御は1つの制御局(例えば、OSS)に集中し、リンクは中央制御局(CMS)と対称NEsとの間の単一の(又は幾つかの)リンクに集中している。したがって、ローディング過程において、CMsとそのリンクは転送の容量と信頼性に関してどちらも極めて重要である。例えば、物理的又は論理的な損傷又は容量オーバーによってこれらの一方でも機能を喪失すると、ソフトウエアの配布はすべて無効になる。
【0007】
【発明の要旨】
上述の従来技術の課題は本発明による方法とシステムによって解決することができる。例えば、従来は認識されていなかったが、ソフトウエアのローディングが、CMSとネットワークの他の部分のクリティカルなリンクが切断された後にもソフトウエアのローディングを継続することができれば効果がある。ソフトウエアのローディングをネットワークに属するNEの間で拠出して1つのNE(又は複数のNE)が他のNE(又は他の多くのNEs)にたいしてソフトウエアを提供して、場合によってはさらにその後にそのNE(又は多くのNEs)にソフトウエアをロードさせることができれば利益がある。
【0008】
ネットワークの方法とシステムは、少なくとも部分的に、ソフトウエアのローディングに関する責任を分担することによってソフトウエアを効率的かつ高信頼性の下で配布することができる。ネットワークは例えば、1つのCMSと複数のNEを収容している。CMSと複数のNEsはネットワークの階層に1つのレベルに直接接続されているものであっても良い。本発明の1つの実施例にしたがえば、CMSは少なくとも1つのNEに対して、ソフトウエアをロードさせるためにソフトウエアローディング指示を送信する。当該少なくとも1つのNEは次に、他のNEsに対して当該ソフトウエアをローディングさせるためにソフトウエアと命令の両方を送る。したがって、ネットワークの全体に対してソフトウエアのローディングを完了するまでの時間が最小化される。
【0009】
他の実施例の場合には、CMSは、ネットワーク部の一部又はネットワークの全体を通じてソフトウエアのローディング(例えば、新規なソフトウエアのインストール、既に存在するソフトウエアのアップグレード等)を制御するロード制御装置(LM)を具備する。各NEはさらに、LMからソフトウエアと指示を受信するロードエージェント(LA)を具備する。この種のNEsは、CMSから直接ソフトウエアを受信するものは1次NEsと称する。1次NEsのLAは次に指示を受け入れ、対応するLAsを経由して他のNEs(たとえば2次NEs)に対するソフトウエアのローディングを制御する。2次NEsは同様の方法によって3次NEsに対して、さらに3次NEsに直接接続されている下位のNE(S−NEs)に対してソフトウエアをロードする。配布の過程はCMSによる計画に従って多くの段階を経て行われる。
【0010】
さらに別の実施例にしたがえば、ネットワークはやはり複数のS−NEsを具備する。単一のS−NE(s)またはS−NEsのグループがネットワークの階層構造上でサブオーディネートのレベルで1つのNEに接続されている。各NEは、ソフトウエアに含まれている指示、またはCMSから受信された指示に従って直接接続されているS−NE(s)に対してソフトウエアをロードさせる。特定のNEに接続されたS−NE(s)に対するソフトウエアのローディングは当該特定のNEが他のNEをアップデート前後あるいは同時に行われる。
【0011】
さらに別の実施例によれば、LMは対象とするNEのLAに対して、ロードすべきソフトウエアに加えて(さらに、場合によってはソフトウエアをロードすべき指示を含むファイルに加えて)、他のNEsに対してソフトウエアをすべてあるいは部分的にロードする指示を送る。当該指示には、ローディングに関する多くの選択事項が含まれる。これらの選択事項には例えば、(1)2次、3次等の対象NEsのアドレス、(2)ソフトウエアのローディングと起動のために予定されている時間、及び(3)受信したソフトウエアのうちノードの部分を他のNEsやS−NEsに転送すべきかに関する記述が含まれる。
【0012】
本発明の重要な技術的利点は、ソフトウエアのローディングの基点を複数も受けることによって信頼性が高く効率のよいソフトウエアの配布が可能になることである。
【0013】
本発明の他の技術的な利点は、ちゅうしんとなるLMのソフトウエアローディングの責任を軽減しネットワークの不具合に対応することができるNEsのLAsを提供することである。
【0014】
本発明のさらに別な技術的利点は、NEsに対して配布の1つの段階で単純又は詳細な設定を提供し、配布の次の段階ではこれを使用し、場合によっては配布全体を通じてこれを使用する能力が提供されることである。
【0015】
本発明に関する上述の特徴及び他の特徴は添付の図面を参照して貴下の発明の詳細な説明において記述する。添付の実施例が理解を助けるための例示であって例示されたもの以外に多くの等価な実施例が存在することは、当業者には理解されるはずである。
本発明にかかる方法とシステムのより完全な理解が、図面と以下の発明の詳細な説明によって得られるはずである。
【0016】
本発明の好ましい実施例とそれらの利点は添付の図1〜図4Cを参照することで最もよく理解される。これらの図においては、同じ又は対応する部分に対しては複数の図面を通じて同じ番号を付番した。
【0017】
本発明に基本概念はネットワーク一般に適用することができるものである。しかし、これに限定する趣旨ではないが、本発明の特定の側面について無線通信システムとの関係において記述することにする。例えば、無線ネットワークシステムの有線部分(移動サービススイッチングセンター(MSCs)、BSs等)についても実施例で参照している。より具体的には、日本のパーソナルデジタルセルラーシステム(PDC)(RCR STD−27f)(従来日本デジタルセルラーシステム(JDC)と称していたもの)を利用して本発明の実施例について記述する。
【0018】
図1Aは、従来のソフトウエアローディング過程を図示したものである。無線通信ネットワーク1は通信リンク15を介してネットワーク20に接続されたCMSノード10を有する。4つのNEノード30、40、50と60がそれぞれ通信リンク35、45、55と65とを介してネットワーク20に接続されている。CMSノード10からNEノード30、40、50と60に対してソフトウエアをロードするときは、CMSノード10は通信リンク15を介してネットワーク20に対してソフトウエアを送信し、次に通信リンク35、45、55と65を介してNEノード30、40、50と60に対してソフトウエアを送信する。各送信を線で示す。ジグザグの線、1点鎖線、点線と鎖線はそれぞれのNEノード30、40、50と60に対する送信を表す。そうするとウエアのローディングはそれぞれCMSノード10によって制御され、単一のクリティカル通信リンク15を介して送信される。
【0019】
本発明は好ましくは、(i)CMSノードの故障か又はCMSノードとネットワークを接続している通信リンクの故障の影響を小さくするためと、(ii)ソフトウエアローディングに必要な相似関数を最小化するために、ソフトウエアローディングの責任を分担する。図1Bは、本発明の1つの実施例に基づき、ネットワークを使用したソフトウエアの配布とローディングの過程を図示したものである。ネットワーク120に対して通信リンク115を介して接続されているCMSノード110を有する無線通信ネットワーク100が例示されている。4つのNEノード130,140,150と160が通信リンク135,145,155と165を介してネットワーク120に接続されている。CMSノード110からNEノード130、140、150と160にソフトウエアをロードするときは、CMSノード110はソフトウエア配布の責任を分担するため日本発明の概念を利用する。本発明にしたがって、CMSノード110の1つのLMと各NEノード130、140、150と160のLAsが図示されている;これらについては以下に詳細に説明する。説明を簡潔にするために4つのNEノードを図示したが、通信ネットワーク100には他に多くのノードが収容されていてもよい。
【0020】
ロードすべきソフトウエアとそれに伴う指示(もし有れば)はそれぞれ線で図示した。ジグザグの線、1点鎖線、点線及び破線が書くNEノード130、140、150と160への通信を示す。CMSノード110はソフトウエアと、さらに別のNEノードに対してローディングを行うべき旨の指示を含む第1の割り振り情報を、ネットワーク120への通信リンク115を介してNEノード160に、次に通信リンク165と介してNEノード160に送付する。この送信を破線で示す。NEノード160は第1の割り振り情報を解釈してそれに対応する指示を埋め込む。
【0021】
まず、NEノード160は第1の割り振り情報に応答して、ロードすべきソフトウエアをNEノード150にネットワーク120への通信リンク165を介して送信し、つぎにNEノード150に対して通信リンク155を介して送信する。この通信は点線で示す。第2に、NEノード160は、ロードすべきソフトウエアと第2の割り振り情報(異なる指示を含む)をネットワーク120への通信リンク165を介してNEノード140に送信し、次に通信リンク145を介してNEノード140に送信する。この送信を1点鎖線で示す。第3に、NEノード140は、第2の割り振り情報を解釈して次にこれに対応する指示を埋め込む。NEノード140は、第2の割り振り情報に従って、ロードされるべきソフトウエアをネットワーク120への通信リンク145を介してNEノード130を送信し、次に通信リンク135を介してNEノード130に送信する。この通信をジグザグの線で示す。上述の例では、NEノード160は、CMSノード110から直接ソフトウエアを受け取るので、1次的な目標である。したがって、NEノード140と150は、2次目標であり、NEノード130は3次の目標である。
【0022】
CMSノード110は、例えば、NEノード160に加えて、第2、第3等のノードに次々煮ソフトウエアを送信(さらに場合によっては割り振り情報を送信)しても良いことに注意する必要がある。本発明の場合には、ローディングの順序が上述のとおりでなければならない制限はないので、ソフトウエアのローディングを行う順序は何れでも良いことにも注意が必要である。例えば、NEノード160に対して(第1の割り振り情報において)ソフトウエアをNEノード150に対して送信する前に、ソフトウエアと第2の割り振り情報をNEノード140に送信すれば、上述の手順に比較してネットワーク全体のローディングに要する時間を短くすることができる。結果として、NEノード160と140は、NEノード150と130に対するソフトウエアのローディングを同時に行わせることになる。さらに、以下に詳細に説明するように、最近ローディングされたソフトウエアを起動するコマンドに関する指示もまた送信してNEノードに格納させることもできる。本発明に基づく、複数のNEノードにおけるソフトウエアのローディングは故障する可能性を有するクリティカルノードや通信リンクに依存せずに同時に実行することもできる。
【0023】
図2は、本発明の他の実施例に基づく無線通信ネットワークを示すものである。例示した無線通信ネットワーク100では、2つの追加のNEノードつまりNEノード170と180がそれぞれ通信リンク175と185を介して通信ネットワーク100の1つの階層化された層としてネットワーク120に接続されている。同様に、S−NEノード172が通信リンク173NEノード170に接続されており、S−NEノード182,184と186が通信リンク183,185、187をそれぞれ通じて通信ネットワーク100の下位の階層レベルでNEノード180に接続されている。S−NEノードの1つ又は複数がNEノードを介してではなく直接X.25ネットワークに接続されていても良いことに注意する必要がある。
【0024】
例示した無線通信ネットワーク100では、ネットワーク120が、機知の通信プロトコルで制御されるX.25ネットワークの例である。X.25ネットワークは公衆用又はプライベート用である。擬似的回路(VCs)(例えば、スイッチと擬似回路(SVCs)及び/または恒久擬似回路(PVCs))が、NEノードからいずれかの他のNEノードまで、およびCMSノード110からいずれかのNEノードまでX.25ネットワーク内において形成されても良い。CMSノード110は、例えば、OSSである。NEノード130、140、150、160、170と180は例えば、MSCであり、S−NEノード172、182、184と186は例えば、小型BSsであっても良い。CMSノード110はFS215を含み、各NEノード(130、140、150、160、170と180)は、LSM(それぞれ235、245、255、265、275と285)を含む。FS215とLSMsは揮発性記憶素子(例えばRAM)および/または不揮発性の記憶素子(例えば、独立ディスクの冗長アレイ(RAID))であっても良い。通信ネットワーク100を介して配布されてNEノードにロードされるソフトウエア(及び関連データ)は、FS215に格納される。ソフトウエアは、例えば、一組の完全なプログラム、単一のプログラム、モジュール又はサブルーチンであっても良い。
【0025】
本発明に基づくアプリケーションは無線通信通信ネットワーク100の種々のノードに収容される。LM210アプリケーションはCMSノード110に存在する。LA(230、240、250、260、270及び280)アプリケーションは、各NEノード(130、140、150、160、170と180)に設けられる。各アプリケーションとは、ソフトウエア、ファームウエア、ハードウエア等又はこれらの組み合わせである。同様に、各アプリケーション半オードの記憶素子の揮発性又は不揮発性の部分に格納されていることができる。LAsはネットワーク120を通じてNEノードにまずダウンロードされ、CMSノード110の制御の下で(LM210を使用して)インストールされることができる。
【0026】
図3は、本発明に基づくソフトウエア配布に関連する情報を示すものである。情報は全体として番号300とそれに対する括弧で示す。エレメント番号310と対応するカッコはソフトウエアローディングに関連するファイル(単数又は複数)310を示すものである。ソフトウエアローディングに関連するファイル310の一部である、ソフトウエア315はネットワーク100の全体又は一部を通じて配布(例えば、送信されロード)されるべきソフトウエアである。さらに1つ以上のロードスクリプト/ロードモジュール320が含まれる。ロードスクリプトとは、ソフトウエアのロードの方法を記述して一連又は一群の指示の集合である。ロードモジュールとは、これに対して、ソフトウエア315をロードするために実行される実行可能なファイルである。「ロードファイル]という用語は、少なくともロードスクリプトとロードモジュールを含む意味の用語である。しかし、ロードスクリプトは個々では簡潔な説明のために特に制限をせずに使用する。ソフトウエア315とロードスクリプト320はネットワーク100の収容されるCMSノードのFS215内に位置するCMSノード110(以下にCMS110と称する)のFS215に収容されていても良い。CMSノード110はしたがってソフトウエア315とロードスクリプト(320を通信リンク115を介してLM210の制御の元に送信するものであっても良い。
【0027】
上述のように、ソフトウエアのローディングに関連するファイル310がCMS110からネットワーク120を通じて特定のNEでローディングのために送信されている間、割り振り情報330がその同じNEに対して送信されて、当該NEが次に他のNEsに対してソフトウエア315の全体又は一部をロードさせるようにする。割り振り情報330はネットワーク100を通じてソフトウエアローディングの責任をどのように配分するかを特定するものである。指示はソフトウエア及び/またはソフトウエアの部分335を特定し、第2の配布段階において2次的NEに対して、1次配布段階においてCMS110から直接ソフトウエアローディング関連ファイル310と割り振り情報330を受信した1次NEから、ソフトウエア315のどの部分を配布すべきかを特定する。
【0028】
本発明の基本的な考え方を添付の図面と共に強調するために例を挙げた。以下に述べる実施例は本発明を制限するものと解釈してはならない。上述のように、1次NEは、CMS110の制御、ガイド又は指示の下でソフトウエアがアップデートされるものであれば、どのNEであってもよ良い。2次NEは、1次NEの直接の制御、ガイド又は指示の下でソフトウエアがアップデートされるものであれば何れのNEであってもよい。3次NEはしたがって、2次NEの制御、ガイド、又は指示の下でソフトウエアがロードされるいずれかのNEである。
【0029】
この例では、CMS110がソフトウエア等を1次NEs130、160と180に対して、ソフトウエアの第1段階目の配布として送信する。「等」とは、それぞれの配布に関連して以下に詳細に述べるように、ソフトウエアローディング関連ファイル310の種々のコンポーネントおよび/または割り振り情報330である。1次NE160はソフトウエア等を2次NE150に対して、配布の第2の段階で送信する。配布の第2段階では、1次NE180はソフトウエア等を2次NEs140と170およびS−NEs182と184に対して送信する。配布の第3の段階では、2次NE170がソフトウエア等をS−NE172に対して送信する。さらに、この配布の例では、ソフトウエア315はA部とB部とを有する。第3のNEsはこの例には含まれていないが、本発明の基本概念について理解した当業者であれば、さらに多くの配布段階を設けることができることを理解するはずである。
【0030】
(図3に示した)割り振り情報330は、対象エレメント340のアドレスを含むことができる。ネットワーク120のアドレス及び特定された対象エレメント340のアドレスは、例えば、X.25ネットワークのアドレスであっても良い。対象エレメント340のアドレスはどのNE、場合によってはS−NE、がソフトウエアローディング過程の対象になっているかを特定する。例えば、この実施例にしたがってCMS110がソフトウエアローディング関連ファイル310と割り振り情報330をNE180に対して送信するとき、対象エレメント340のアドレスはNE140のアドレスとNE170のアドレスを含んでいても良い。これらはNE180の2次対象だからである。さらに、S−NEはこの例の場合にはソフトウエアローディング過程の対象なので、対象エレメント340のアドレスは、S−NEs182と184を含んでいても良い。さらに、S−NEs182と184は、ソフトウエア及び/またはソフトウエアの部分335を特定する指示のデータ/指示にしたがって、ソフトウエア315のB部だけを含むものであっても良い。
【0031】
割り振り情報330はスケジュール情報345を含むものであっても良い。モジュール情報345は、(i)配布と、(ii)従前のソフトウエアから最近配布されたソフトウエア315への変更コマンド(例えば、最近配布されたソフトウエア315を起動するもの)の両方に関するタイミングパラメータを含む。さらにこの例に基づけば、スケジュール情報345の配布タイミングの側面は、NE180がソフトウエア関連ファイル310をNE170とNE140に対して、所定の日の午後2時に送信しなければならないことを特定するものであっても良い。スケジュール情報345の変更コマンドはさらに、NE180がNE170とNE140に対して、翌日の午前3時にコマンドを送信することを特定し、例えば、その次にNE170とNE140は従来のソフトウエアから前日の午前2次に受信したソフトウエアに切り替えることを指定する。本発明のすべての実施例においてコマンドが必要なわけではないことを理解する必要がある。例えば、ソフトウエア315を起動する指示は例えばロードスクリプト320に含まれていても良い。
【0032】
割り振り情報330はさらに例外次章350に対する予定された応答の形で、異常な状態に対する応答を含むこともできる。上述の例に引き続き基づけば、例外次章35に対する予め予定された応答は、例えば、NE170に接続できないときにNE180がどのように応答すべきかを含むものである。もし、NE170がソフトウエアローディング関連ファイル310をNE180から受信したことを公定する応答を返信してこなければ、NE180は(異常事象350に対する予め予定された応答にしたがって)ソフトウエアローディング関連ファイル310をその翌日及び/または予め設定された回数だけ送付を試みることができる。さらに、異常事象350に対する予め設定された応答は、NE180に対して、NE140が新たに受信した新しいソフトウエア315に切り替えた後に不具合を生じたときにどうするべきかについての指示を含むことができる。ソフトウエア315を起動した後でNE140がクラッシュ又は機能未問題を生じたとき、NE180はNE140に対して前のバージョンのソフトウエアに戻るように(あるいは単にソフトウエア315が新しいモジュールであって旧版の単なるアップデートや差し替えでない場合には、ソフトウエア315の使用を停止するように)指示しても良い。
【0033】
図4Aは、図示した本発明の1つの側面に従ってソフトウエアの配布を行う手順をフローチャートにして示したものである。フローチャート410は、CMS110に関連するソフトウエアの配布を示すものである。最初に、CMS110はネットワーク100全体又はその関連部分を解析して、ソフトウエアローディング要件を決定する(ステップ412)。CMS110は、ソフトウエア315のどの部分がネットワーク100に含まれるどのノードに配布されるべきかを決定する(例えば、現在の例に従えば、ソフトウエア315のB部がS−NE182と184に配布される)。
【0034】
CMS110はネットワーク100全体のソフトウエアアップデート時間を最も短くするためにソフトウエア配布のスケジュールを決定することもできる(ステップ414)。例えば、同様なソフトウエアを既に有しているネットワークノードはグループとして一括してアップグレードすることもできる。グループとしてのネットワークノードのアップグレードは、この場合、特定のソフトウエア構成を有する第1のネットワークノードが、均等又は同一のソフトウエア構成を有する第2のネットワークノードをアップグレードすることを意味する。別の例では、ネットワーク100は、セグメント又はエリアに分割されている。各セグメント又はエリアは個別に解析され、ソフトウエアローディング過程の効率はそのそれぞれに対して最大化される。さらに別の例では、ソフトウエアローディング過程は、各NEがソフトウエア配布の各段階で他のNEをアップデートする。換言すれば、CMS110は第1の段階で第1のNEにソフトウエアをロードさせる、第2段階では、第1のNEが第2のNEにソフトウエアをロードさせる。第3段階では、第1と第2のNEが第3と第4のNEにソフトウエアをダウンロードさせる。第4の段階では、第1、第2第3と第4のNEが第5、第6、第7及び第8のNEにそれぞれソフトウエアをダウンロードさせる。結果として、段階が進むにつれてソフトウエアがロードされるノードの数は倍増する。したがって、最終的な段階では、ネットワークノードの半分(ソフトウエアをロードしなければならないノードの半分)が同時にソフトウエアのロードを行うことになる。(CMSノードも各段階でソフトウエアをローディングさせることに加わって、全体としてのソフトウエアローディング時間を短縮することもできる。)
【0035】
図4Aではさらに、CMS110が1つ以上の割り振り情報を作成する(ステップ416)。各割り振り情報は図3で括弧で示した割り振り情報330に対応している。CMS110は次にソフトウエア315を送信し、ソフトウエアロードスクリプト(および/またはロードモジュール)320と1つ以上の割り振り情報330を1次NEに送信する(ステップ418)。この例の場合には、この1次NEはNE130、160と180が対応する。CMS110は、LM210の制御の下で、ソフトウエアローディング関連ファイル310と場合によっては割り振り情報330をFS215から取り出す(例えば、さもなければ実時間で作成しても良い)。LM210は次に、エレメント番号300で呼ばれるエレメントの選択された部分(又は全体)と対応するブラケットを通信リンク115を通じてX.25ネットワーク120に対して、次に通信リンク135、165と185を通じてNE130、160とNE180に対して送信する。
【0036】
図4Bは、本発明の別の側面に従ったソフトウエアの配布方法を示すフローチャートである。フローチャート430は、CMS110から1次NEへのソフトウエア、他の情報及び指示の受信と組み込みに関連するソフトウエアの配布を示したものである。1次NEはソフトウエア315、ソフトウエアロードスクリプト320と割り振り情報330をCMS110から対応するLAを介して受信する(ステップ432)。この例では、NE130、NE160とNE180がネットワーク120と関連する通信リンクを使用してそれぞれLA230、LA260とLA280から集合的に(例えば、図3に示したエレメント300の全体又は部分)ソフトウエア配布情報を受信する。ソフトウエア315とロードスクリプト320は次に対応する各NEに格納される(ステップ434)。本発明の場合には、NE130、NE160とNE180はソフトウエア関連ファイルをLSM235、LSM265とLSM285にそれぞれ格納する。別な方法では、各NEは(そのような指示があった場合には)、ロードスクリプトおよび/またはロードモジュール320とをすぐに組込み、したがって即座にソフトウエア315をローディングする(層指示された場合にはさらにこれらに切り替える)。
【0037】
1次NEはそれぞれ対応する受信割り振り情報330を解析する(ステップ436)。割り振り情報330に対応して、1次NEはソフトウエア315(又はその部分)、ロードスクリプト320、及び割り振り情報330を2次NEに対して送信する(ステップ438)。1次NEから2次NEに対して送信された割り振り情報330は、解析によって決定されても良い。この例では、1次NE160は2次NE150に対して処理を行い、1次NE180は2次NE140と170に対して処理を行う。以下に詳細に説明するように、図4Cに従って、配布過程は交互に又は同時に行われる。
【0038】
1次NEは、受信した割り振り情報330にしたがって、ソフトウエア315とローディングスクリプト/モジュール320の全体又は部分を対応するS−NEに対して送信することもできる(ステップ440)。この例では、1次NE180はS−NE182と184」に対してこのステップを実行する。1次NEはさらに場合によってはその2次対象NEおよび/または対応するS−NEに対して1つ又はそれ以上のコマンドを送信することもできる(ステップ442)。コマンドは、ローディングスクリプト/モジュール320を起動して、その前に受信したソフトウエア315をロードする(例えば、インストールおよび/またはアップグレードし、あるいは切り替える)こともできる。ソフトウエアのローディングは、例えばローディングスクリプト/モジュール320の指示に従って、即座に、又は受信の少し後に、あるいはスケジュールで決められた時刻に自動的に実行することもできることに注意されたい。この例の場合には、1次NE160と180はその2次対象に対してコマンドを送信してソフトウエアの切替を指示することもできる。
【0039】
図4Cは、本発明のさらに別の側面に基づくソフトウエアの配布方法を示すフローチャートである。フローチャート460は、1次NEから2次NEに対するソフトウエア、他の情報及び指示の受信と組込みに関連するソフトウエア配布の側面を示したものである。2次NEはソフトウエア315、ソフトウエアロードスクリプト320、と割り振り情報330を1次NE(たとえば1次NEの対応するLA)から、対応するLAを介して受信する(ステップ462)。この例では、NE140、NE150とNE170が、NE180、NE160とNE180からそれぞれ受信する。もし、特定の2次NEが他のNE(下位又はその他のNE)のソフトウエアローディングを取り扱わなければ(制御、ガイド又は指示しなければ)、割り振り情報330は当該特定の2次NEに対しては与えられない。
【0040】
受信されたソフトウエア315とローディングスクリプト/モジュール320は2次NEの記憶媒体に格納することができる(ステップ464)。この例の場合には、NE140、NE150、NE170が受信した情報をLSM245、LSM255とLSM275にそれぞれ格納する。2次NEは次に受信した割り振り情報330を解析する(ステップ466)。解析した後、2次NEはソフトウエア315、ローディングスクリプト/モジュール320と割り振り情報330を3次NEに対して送信する(468)。この例の場合には、3次NEに相当するNEはないのでこのステップは実施されない。2次NE150がソフトウエアをロードさせるNEは何れも3次NEである。フローチャート430と460を延長して、例えば3次NEがさらに対象となるNE(下位のNE等)を有するように、ソフトウエアの配布が3段以上の段階で実行されるように拡張することができることに留意する必要がある。
【0041】
2次NEはソフトウエア315とローディングスクリプト/モジュール3320の全体又は一部を対応するS−NEの1つ又はそれ以上に対して(受信した割り振り情報330に基づいて)送信することもできる(ステップ470)。この例に従えば、2次NE170はS−NE172に対してこのステップを実行する。2次NEはまた3次対象NEおよび/またはS−NEに対して1つ又はそれ以上のコマンドを送信することもできる(ステップ472)。コマンドは、ローディングスクリプト/モジュール320を起動して直前に受信されたソフトウエア315をロードさせる(例えば、インストール及び/またはアップグレードし、あるいは切り替える)こともできる。ソフトウエアのローディングは、例えばローディングスクリプト/モジュール320の指示に従って、即座に、又は受信の少し後に、あるいはスケジュールで決められた時刻に自動的に実行することもできることに注意されたい。この例の場合には、2次NE170はその2次対象、S−NE172に対してコマンドを送信してソフトウエアの切替を指示することもできる。
【0042】
上記の起動コマンドはCMS110から発することもできる。例えば、当該コマンドは、1次対象又は全ネットワーク110(あるいは、ソフトウエアは配布を行うネットワークの少なくとも一部)に対して向けられたものであっても良い。さらに、フローチャート410、430と460に記載された順序とは異なる順序で実施することも可能である、例えば、この実施例にしたがえば、1次NE180はステップ438の前にステップ440を実施してもよい。
【0043】
本発明の好ましい実施例に基づいて方法とシステムを図面を参照しつつ詳細に説明したが、本発明の添付の特許請求の範囲に規定された技術的思想の範囲内において多くの改変、修正及び置換が可能であることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは、従来例に基づくネットワークを介したソフトウエアローディング過程を示す図であり、図1Bは本発明の1つの実施例に基づくネットワークを介したソフトウエアの配布とローディング過程を示す。
【図2】本発明に他の実施例に基づく通信ネットワークを示す。
【図3】本発明に基づくソフトウエアの配布に関連した情報を示す。
【図4】図4Aは本発明の1つの側面に基づくソフトウエアの配布方法をフローチャートの形式で示したものであり、図4Bは本発明の別の実施例に基づくソフトウエアの配布方法をフローチャート形式で示すものであり、図4Cは本発明のさらに別の側面に基づくソフトウエアの配布をフローチャとの形式で示すものである。
Claims (30)
- 第1のネットワークエレメントから第2のネットワークエレメントに対して第1のメッセージを送信し、
第2のネットワークエレメントから第3のネットワークエレメントに対して、前記第1のメッセージに対応すると共にソフトウエアを含む第2のメッセージを送信し、
当該第3のネットワークエレメントに前記ソフトウエアの少なくとも1部をローディングするステップを含むネットワークにおいてソフトウエアを配布する効率的かつ信頼性の高い方法。 - 前記ネットワークは無線通信ネットワークである、
前記ネットワークエレメントはオペレーションサポートシステムエレメントであり、前記第2のネットワークエレメントと第3のネットワークエレメントのうちの少なくとも1つは移動サービススイッチセンターエレメントである請求項1に記載の方法。 - 前記第2のネットワークエレメントと前記第3のネットワークエレメントは共にネットワークの同一の階層レベルに接続されている請求項1に記載の方法。
- 前記ソフトウエアの少なくとも一部を前記第3のネットワークエレメントにローディングするステップは、さらに前記ソフトウエアを有する新しいモジュールをインストールするステップと、ソフトウエアを有する既に存在するモジュールをアップグレードするステップのうちの少なくとも1つを含む請求項1に記載の方法。
- 前記ネットワークの少なくとも一部を解析し、
前記ネットワークの少なくとも一部のソフトウエアをローディングする必要性を決定し、
前記ネットワークの少なくとも一部に対する合計アップデート時間を短くするために当該ソフトウエアの配布スケジュールを立案するステップを含む請求項1に記載の方法。 - 前記第1のメッセージは前記のソフトウエアと少なくとも1つのソフトウエア配布に関する指示を含み、前記ソフトウエア配布はソフトウエアの送信とソフトウエアのローディングの少なくとも一方に関するものである請求項1に記載の方法。
- 前記ソフトウエアの配布に関連する少なくとも1つの指示は、前記第3のネットワークエレメントのアドレスを含む請求項6に記載の方法。
- 前記ソフトウエア配布に関連する少なくとも1つの指示は、異常事象時の応答に関する少なくとも1つの指示を含む請求項6に記載の方法。
- 前記ソフトウエア配布に関連する少なくとも1つの指示は、前記第2のメッセージを第2のネットワークエレメントから第3のネットワークエレメントに送信を実行する時刻に関する請求項6に記載の方法。
- 前記ソフトウエアの少なくとも一部を第3のネットワークエレメントにローディングするステップは、第1のネットワークエレメントと第2のネットワークエレメントのうちの少なくとも一方によってネットワークを介して送信されたコマンドに応答して実行される請求項1に記載の方法。
- 前記第2のメッセージはソフトウエアの配布に関する少なくとも1つの指示を含んでおり、前記ソフトウエアの配布はソフトウエアの送信とソフトウエアのローディングのうちの少なくとも一方に関するものである請求項1に記載の方法。
- さらに、
前記第3のネットワークエレメントから第4のネットワークエレメントに対して第3のメッセージを送信し、当該第3のメッセージは第2のメッセージに応答して送信されるものであり、前記第3のメッセージは前記ソフトウエアの少なくとも一部を含み、
前記第2、第3及び第4のネットワークエレメントはすべて階層化されたネットワークの1つの層に接続されている請求項1に記載の方法。 - さらに、
前記第2のネットワークエレメントから第4のネットワークエレメントに第3のメッセージを送信し、前記第1のメッセージに応答して第3のメッセージを送信し、前記第3のメッセージは前記ソフトウエア又はそれ以外のソフトウエアの少なくとも一部を含み、
前記ソフトウエア又は前記別のソフトウエアの少なくとも一部を第4のネットワークエレメントにローディングし、
前記第2と第3のネットワークエレメントは共にネットワークの1つの階層レベルに接続されており、前記第4のネットワークエレメントはネットワークの当該階層レベルには直接接続されていない請求項1に記載の方法。 - さらに、
第1のメッセージとして受信したソフトウエアの少なくとも一部を、第1のメッセージに応答して前記第2のネットワークエレメントにローディングするステップを含む請求項1に記載の方法。 - 第1のネットワークエレメントから第2のネットワークエレメントに対して第1のメッセージを送信し、当該第2のネットワークエレメントは第1のネットワークエレメントに対して通信ネットワークの単一のサブネットワークを介して接続されており、当該第1のメッセージはソフトウエアを含み、
第2のネットワークエレメントから第3のネットワークエレメントに対して、第2のメッセージを送信し、当該第3のネットワークエレメントは通信ネットワークの単一のサブネットワークを介して第1と第2のネットワークエレメントに接続されており、前記第2のメッセージは第1のメッセージに応答して送信され、前記第2のメッセージは前記ソフトウエアの少なくとも一部を含み、
前記第2のメッセージに含まれる情報に少なくとも一部は基づいて、当該第3のネットワークエレメントに前記ソフトウエアの少なくとも1部をローディングするステップを含むネットワークにおいて効率的かつ高い信頼性をもってソフトウエアを配布する方法。 - 前記第1のメッセージが、前記ソフトウエアをローディングするためのファイル、当該ソフトウエアの1つ以上の部分を特定する指示、及びソフトウエアの配布又は起動に関するスケジュールの内から選択された1つを含む請求項15に記載の方法。
- 第2のネットワークエレメントに対して第1のメッセージを送信することができる第1のネットワークエレメントと、
前記第1のネットワークエレメントと、前記第2のネットワークエレメントと第3のネットワークエレメントは当該ネットワークの共通のサブセットを介して通信を確立しており、
前記第2のネットワークエレメントは前記第1のメッセージを第1のネットワークエレメントから受信して、第2のメッセージを前記第3のネットワークエレメントに送信し、前記第2のメッセージは第1のメッセージに応答して送信され、前記第2のメッセージはソフトウエアを含み、
前記第3のネットワークエレメントは第2のメッセージの一部として受信したソフトウエアの少なくとも一部をローディングする、ネットワークにおいて効率的にかつ高信頼性をもってソフトウエアを配布するシステム。 - 前記ネットワークは無線通信システムであり、
前記第1のネットワークエレメントはオペレーションサポートシステムネットワークエレメントであり、前記第2と第3のネットワークエレメントのうちの少なくとも1つは移動サービススイッチセンターネットワークエレメントである請求項17に記載のシステム。 - 前記ソフトウエアの少なくとも一部の第3のネットワークエレメントによるローディングは、さらに、当該ソフトウエアを有する新しいモジュールのインストール又は当該ソフトウエアを有する既に存在するモジュールのアップグレードを含む請求項17に記載のシステム。
- 前記第1のネットワークエレメントはさらに、
前記ネットワークの少なくとも一部を解析し、
当該ネットワークの少なくとも一部のソフトウエアローディングに関する必要性を決定し、
前記ネットワークの少なくとも一部に対してソフトウエアをアップデートするために必要な相似間を短くするために配布スケジュールを立案する機能を有する請求項17に記載のシステム。 - 前記第1のメッセージは前記のソフトウエアと少なくとも1つのソフトウエア配布に関する指示を含み、前記ソフトウエア配布はソフトウエアの送信とソフトウエアのローディングの少なくとも一方に関するものである請求項17に記載のシステム。
- 前記ソフトウエアの配布に関連する少なくとも1つの指示は、前記第3のネットワークエレメントのアドレスを含む請求項21に記載のシステム。
- 前記ソフトウエア配布に関連する少なくとも1つの指示は、異常事象時の応答に関する少なくとも1つの指示を含む請求項21に記載のシステム。
- 前記ソフトウエア配布に関連する少なくとも1つの指示は、前記第2のメッセージを第2のネットワークエレメントから第3のネットワークエレメントに送信を実行する時刻に関するものである請求項21に記載のシステム。
- 前記ソフトウエアの少なくとも一部を第3のネットワークエレメントにローディングするステップは、第1のネットワークエレメントと第2のネットワークエレメントのうちの少なくとも一方によってネットワークを介して送信されたコマンドに応答して実行される請求項17に記載のシステム。
- 前記第2のメッセージはソフトウエアの配布に関する少なくとも1つの指示を含んでおり、前記ソフトウエアの配布はソフトウエアの送信とソフトウエアのローディングのうちの少なくとも一方に関するものである請求項17に記載のシステム。
- 前記第3のネットワークエレメントから第4のネットワークエレメントに対して第3のメッセージを送信し、当該第3のメッセージは第2のメッセージに応答して送信されるものであり、前記第3のメッセージは前記ソフトウエアの少なくとも一部を含み、
前記第2、第3及び第4のネットワークエレメントはすべてネットワークのサブセットを介して接続が確立されている請求項17に記載のシステム。 - 前記第2のネットワークエレメントから第4のネットワークエレメントに第3のメッセージを送信し、前記第1のメッセージに応答して第3のメッセージを送信し、前記第3のメッセージは前記ソフトウエア又はそれ以外のソフトウエアの少なくとも一部を含み、
前記ソフトウエア又は前記別のソフトウエアの少なくとも一部を第4のネットワークエレメントにローディングし、
前記第2と第3のネットワークエレメントは共にネットワークの1つの階層レベルに接続されており、前記第4のネットワークエレメントはネットワークの前記サブセットを介して第1のネットワークエレメントには直接接続されていない請求項17に記載のシステム。 - 第1のメッセージとしてネットワークのサブセットを介して受信したソフトウエアの少なくとも一部を、第1のメッセージに応答して前記第2のネットワークエレメントにローディングする請求項17に記載のシステム。
- 前記ネットワークエレメントはファイルストアとロードマネジャーを具備し、
前記第2と第3のネットワークエレメントそれぞれローカルな記憶媒体とロードエージェントを具備する請求項17に記載のシステム。
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