JP2004538271A - リンホカイン製剤と増殖性細胞障害の局部制御又は局部と全身との両方の制御へのその使用法 - Google Patents

リンホカイン製剤と増殖性細胞障害の局部制御又は局部と全身との両方の制御へのその使用法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004538271A
JP2004538271A JP2003504898A JP2003504898A JP2004538271A JP 2004538271 A JP2004538271 A JP 2004538271A JP 2003504898 A JP2003504898 A JP 2003504898A JP 2003504898 A JP2003504898 A JP 2003504898A JP 2004538271 A JP2004538271 A JP 2004538271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formulation
tumor
local
peg
administration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003504898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004538271A5 (ja
Inventor
ゼントナー,ゲイレン・エム
バウディス,ミロスロフ
ジュレク,マリア
サムロウスキー,ウォルフラム
Original Assignee
マクロメド・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マクロメド・インコーポレーテッド filed Critical マクロメド・インコーポレーテッド
Publication of JP2004538271A publication Critical patent/JP2004538271A/ja
Publication of JP2004538271A5 publication Critical patent/JP2004538271A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/30Macromolecular organic or inorganic compounds, e.g. inorganic polyphosphates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0019Injectable compositions; Intramuscular, intravenous, arterial, subcutaneous administration; Compositions to be administered through the skin in an invasive manner
    • A61K9/0024Solid, semi-solid or solidifying implants, which are implanted or injected in body tissue
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/17Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • A61K38/19Cytokines; Lymphokines; Interferons
    • A61K38/20Interleukins [IL]
    • A61K38/2013IL-2
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/30Macromolecular organic or inorganic compounds, e.g. inorganic polyphosphates
    • A61K47/34Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyesters, polyamino acids, polysiloxanes, polyphosphazines, copolymers of polyalkylene glycol or poloxamers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Abstract

有効量のIL−2又は他のリンホカインと、逆熱ゲル化特性を有する生分解性ポリマー担体とを含む治療製剤、及び、増殖性細胞障害の局部又は局部と全身との両方の制御へのその使用法が開示される。本製剤は、腫瘍内/腫瘍周囲に投与することが可能であり、IL−2含有デポーを生じる。IL−2含有デポーは、許容し得ない副作用を引き起こすことなく、局部と全身との両方で機能する細胞傷害性Tリンパ球の産生を刺激するのに十分なIL−2の連続し長期化した放出をもたらす。

Description

【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、温血動物へのリンホカインの局在化持続送達(デリバリー)の分野にある。より具体的には、本発明は、治療製剤と、増殖性細胞障害の局部制御又は局部と全身との両方の制御へのその使用法に関する。
【背景技術】
【0002】
背景
免疫系の生物学の理解における最近の進歩により、サイトカイン、又はリンパ球により産生される場合にはリンホカインと一般に呼ばれる、免疫応答の重要なモジュレータが同定された。Rosenberg, Steven A.「癌の免疫療法及び遺伝子治療(The Immunotherapy and Gene Therapy of Cancer)」, J. Clin. Oncology 10: 180-199 (1992).サイトカインは、免疫系の細胞だけからというわけではないが、主に免疫系の細胞から分泌される小さなタンパク質であり、他の細胞の増殖及び/又は分化機能を促進する。サイトカインの例には、インターロイキン、インターフェロン、造血性コロニー刺激因子(CSF)、及び腫瘍壊死因子(TNF)のような炎症誘発性因子が含まれる。サイトカインと関連の免疫調節薬の投与は、様々な種類の新生物を有する患者において目的の腫瘍応答をもたらしてきた。Sarna, Gregory et al.,「リンパ管内インターロイキン−2のパイロット試験.II.臨床及び生物学的効果(A Pilot Study of Intralymphatic Interleukin-2. II. Clinical and Biological Effects)」, J. Biol. Response Modifiers, 9: 81-86 (1990)。しかしながら、現行のサイトカイン投与の形式は、これら薬剤の治療価値を制限する毒性と結び付くことが多い。
【0003】
インターロイキン−2(IL−2)は、植物レクチン、抗原、又は他の刺激への露出の後で抗原又はマイトジェン刺激T細胞の増殖を誘導する、正常末梢血リンパ球により産生されるリンホカインであり、Morgan, D. A., et al., Science (1976), 193: 1007-1008 により初めて記載された。IL−2は、3つの主要な種類のリンパ球:T細胞、B細胞、及びNK細胞に作用し、それらが増殖するように刺激し、その分化機能を強める。IL−2は、NK細胞を刺激することによって先天性又は本来の宿主防御を高めるだけでなく、T細胞及びB細胞を刺激することによって抗原特異的な後天性免疫反応性を高める。当初、IL−2は、例えば米国特許第4,401,756号に記載される通り、ヒト末梢血リンパ球(PBL)又は他のIL−2産生細胞系を培養することによって作製された。組換えDNA技術は、IL−2を産生するためのPBLや他の細胞系に代わる選択肢を提供してきた。Taniguchi, T. et al., Nature (1983), 302:305-310 及び、Devos, R., Nucleic Acids Research (1983), 11: 4307-4323 は、ヒトIL−2遺伝子をクローニングして、それを微生物中で発現させることを報告した。
【0004】
米国特許第4,518,584号は、野生型又は未変性(native)の分子の125位に通常存在するシステインがセリン又はアラニン等の中性アミノ酸で置換されたIL−2の突然変異タンパク質を記載して特許請求する。米国特許第4,530,787号及び4,569,790号は、組換え未変性IL−2とそのムテインを精製する方法、並びにIL−2の精製型を開示して特許請求する。米国特許第4,604,377号は、酸化された微生物産生組換えIL−2を含む、製剤的に許容される水性担体中での再構成に適したIL−2組成物を開示する。
【0005】
ヘルパーT細胞と呼ばれるリンパ球のサブセットは、腫瘍抗原に応答して、少量のIL−2を分泌する。このIL−2は、腫瘍抗原刺激の部位で局部的に作用して、全身性の腫瘍細胞破壊を仲介する細胞傷害性T細胞及びナチュラルキラー細胞を活性化する。IL−2の静脈内、リンパ管内、及び病巣内投与は、一部の癌患者において臨床的に有意な応答をもたらした。組換えIL−2の高用量での全身投与は、マウスにおいて確立された転移癌の退縮を引き起こし、ヒトにおいてリンホカイン活性化キラー細胞及び腫瘍浸潤性リンパ球を刺激することが示された。Rosenberg et al., J. Exp. Med. (1985) 161: 1169-1188; Rosenberg, S. et al., New Eng. J. Med. (1985) 313: 1485-1492; Rosenberg et al., Science (1986) 233: 1318-1321。しかしながら、重篤な毒性(低血圧と浮腫)により、静脈内及びリンパ管内IL−2投与の用量及び効力は制限される。Hoover, H. C. Jr. et al. Cancer Res. (1984), 44(4): 1671-6。全身投与されるリンホカインのこの毒性は、これら薬剤が局部の細胞相互作用を仲介し、そしてそれらが通常はごく少量しか分泌されないので、驚くにあたらない。さらに、インターロイキン−4(IL−4)、α−インターフェロン(α−IFN)、及びγ−インターフェロン(γ−IFN)等の他のサイトカインも腫瘍細胞への免疫応答を刺激するために使用されてきた。IL−2と同じように、現行の投与形式には不都合な副作用がある。
【0006】
IL−2全身投与の毒性を回避するために、数名の研究者は、IL−2の病巣内注射を試験した。このアプローチにより、全身性IL−2投与に関連した毒性は除去される。しかしながら、治療効果を最適化するには、多数の病巣内注射が必要とされる。Bubenik, J. et al., Immunology Letters. 23: 287-292 (1989/1990); Borden, Ernest C., 及び Sondel, Paul M Cancer. 1990年2月1日;65 (3 補遺): 800-14; Rosenberg, Steven A. et al., 108: 853-864 (1988)。従って、これらの注射は多くの患者にとって非実用的であり、注射のために腫瘍部位へ接近すると病的状態を引き起こす可能性がある場合には特にそうである。
【0007】
米国特許第6,045,788号は、低用量の天然及び組換えIL−2を、長期間、例えば3ヶ月より長く患者へ連続投与することが可能であり、実質的な毒性を引き起こさずにその免疫系を活性化及び/又は刺激することを開示する。しかしながら、長期間に頻繁に投与することが必要とされるか、あるいはまた、この特許において記載されていない最適な持続放出製剤が必要とされる。
【0008】
潜在的な毒性に加えて、IL−2の全身投与のもう1つの問題は、速やかな腎消失である。IL−2を静脈内で投与すると、6〜12分の初期消失半減期と40〜80分の終期消失半減期を伴って急速に消失する。
【0009】
従って、温血動物へ局部投与された後でIL−2含有デポーを形成するIL−2の製剤への要求がある。IL−2含有デポーは、IL−2の連続し長期化した十分な放出を提供し、許容し得ない副作用を引き起こすことなく、局部又は局部と全身との両方で機能する細胞傷害性Tリンパ球(CTTL)の産生を刺激する。本発明の製剤中の注射可能又は埋め込み可能なポリマー性薬物キャリアとしての使用に最適な材料は、生分解性で、薬物と適合し、水等の単純で安全な溶媒を用いた加工を可能とするべきであり、投与の後で追加の重合化や他の共有結合形成反応を必要としてはならない。
【発明の開示】
【0010】
発明の要約
本発明は、可逆的熱ゲル化(thermally reversible gelation)特性を有する生分解性ブロックコポリマー性薬物キャリアと有効量のリンホカインとを含む治療製剤を提供し、前記製剤は、腫瘍内/腫瘍周囲で投与可能であり、リンホカイン含有デポーを生じる。リンホカイン含有デポーは、IL−2等のリンホカインの連続し長期化した十分な放出を提供し、望ましくない重大な全身性副作用を引き起こすことなく、局部又は局部と全身との両方で機能する細胞傷害性Tリンパ球の産生を刺激する。用語「リンホカイン」は、IL−2又は他のインターロイキン活性を有する任意の薬剤を指し、天然、組換え、及び変異のIL−2又は他のインターロイキン、その類似体及び誘導体が含まれる。好ましいリンホカインは、インターロイキン−2(IL−2)、インターロイキン−4、インターロイキン−12、及びそれらの誘導体からなる群より選択可能である。
【0011】
本発明はまた、局部投与後に薬物含有デポーを形成しうる生分解性薬物キャリアの中へIL−2又は他のリンホカインを取込むことによって、きわめて有毒な薬物、即ちIL−2又は他のリンホカインを、許容し得ない副作用が最小化された完全に有効な薬物へ変換する方法を提供する。好ましくは、生分解性薬物キャリアは逆熱ゲル化(reverse thermal gelation)特性を有する、即ち、そのような薬物キャリアは、体温未満では液体状態にあって、温められるにつれてゲル又は固体状態へ転移し、体温又は体温付近ではゲルとして存在する。本開示の残り部分において、記述は概ねIL−2に言及するが、他に記載しない限り、本教示は本明細書に含まれる残りの薬剤へも拡張される。好ましくは、IL−2は組換えヒトIL−2である。
【0012】
さらに本発明は、温血動物宿主における腫瘍負荷の治療的又は予防的処置の方法を提供し、この方法は、逆熱ゲル化特性を有する生分解性薬物キャリアとともに製剤化した、有効量のIL−2又は他のリンホカインを含む製剤を前記宿主へ局部投与することを含む。
【0013】
本発明は、癌又は疣等の増殖性細胞障害を治療/治癒するために使用可能である。本発明の製剤は、局部に投与されるとき、高レベルのIL−2又は他のリンホカイン(それでも全身露出に基づくと低い全体量)の持続した局部放出を治療すべき病的組織、即ち腫瘍又は疣へ直接的に提供し、許容し得ない全身性副作用を引き起こすことなく、局所部位と身体全体の両方で病的組織を攻撃する細胞傷害性T−リンパ球の産生を刺激する。本製剤において使用される薬物キャリアが存在しなければ、IL−2は、CTTL刺激が起こる前に、注射部位からの迅速なクリアランスによりほとんど無効になる。薬物、即ちIL−2又は他のリンホカインは、身体自身の防御を刺激して病的組織を攻撃するので、薬物耐性の潜在的な問題は除去される。従って、本発明は、簡略な低用量の局部注射により、多くの種類の局部及び転移癌を治療するための製剤とその使用法を提供する。本発明の製剤は、毎日〜毎月に及ぶ間隔で投与してよい。本発明の製剤はまた、全身的に投与される場合には治療に至らないであろう量のIL−2を局在化して注射することにより、局部又は局部と全身との両方の抗癌療法を提供する。
【0014】
発明の詳細な説明
本発明の治療製剤と薬物送達、特にIL−2送達のためのその使用法を開示して記載する前に、本発明は、本明細書に開示される特別の配置、工程段階、及び材料に限定されないことが理解されるべきである。こうした配置、工程段階、及び材料は、多少変動する可能性があり、これらも本発明の範囲内に含まれることが意図される。また、本発明の範囲を限定するのは添付の特許請求項とその均等物のみであるため、本明細書で利用される用語は特別の態様を記載する目的のためにのみ使用されるのであって、限定的であることを意図していないと理解されるべきである。
【0015】
本明細書と添付の特許請求項において使用する、単数形の「a」、「an」、及び「the」(不定冠詞と定冠詞)には、文脈が明らかにそうでないことを述べていなければ、複数の指示物が含まれることに注意すべきである。従って、例えば、「薬物(a drug)」を送達する組成物という言及には、1、2、又はそれより多い薬物への言及が含まれる。本発明について記載して特許請求する場合、以下の用語を以下に示す定義に従って使用する。
【0016】
「非経口」は、腫瘍内、腫瘍周囲、病巣内、病巣周囲、くも膜下腔内、腹膜内(intraperitoneal)、及び腹腔内(intra-abdominal)を意味する。
用語「細胞増殖障害」には、癌のように新生物又は悪性と通常みなされる、細胞の増殖及び分化の障害が含まれる。癌には、例えば、癌腫、黒色腫、骨髄腫、肉腫、等が含まれる。用語「癌」には、治療せずにおく場合には真性の癌へ進行することが知られている、前癌性の組織及び細胞も含まれる。他の細胞増殖障害の例は、疣である。
【0017】
用語「治療的」処置とは、患者が癌を発症した後で(即ち、腫瘍の負荷が決定された後で)、当該技術分野の手段により測定して、既存の腫瘍負荷が結果的に減少又は消失することを目標として、薬物、特にIL−2を患者へ投与することを指す。
【0018】
用語「予防的」処置とは、治療的処置が行われた後で、癌の再発を予防するためにそのような投与をすることに指す。
用語「薬理学的有効量」とは、有意義な患者利益、即ち、寿命の延長及び/又は疾患の抑制及び/又は臨床的に有意な意味での改善を示すのに十分である、本明細書の方法又は組成物の各有効成分の量を指す。本明細書で定義される有効量を利用する場合、一方の成分を単独で使用するよりも併用剤を使用すると、より多くの効力が得られる。単独投与される個別の有効成分へ適用される場合には、この用語は、その成分単独に関連するが、併用剤が使用される場合、この用語は、治療的又は予防的効果をもたらす調製物中の組併用量を指す。
【0019】
用語「組換え」は、組換えDNA技術により産生される薬物を指し、ここで、IL−2の特定の事例では、IL−2をコードする遺伝子が既知の組換えDNA技術によりクローニングされる。
【0020】
用語「製剤的に許容される」とは、薬物の生物学的活性の有効性に干渉せず、それが投与される宿主に対して有毒でないキャリア媒体に関連する。
「ゲル化温度」は、生分解性ブロックコポリマーが逆熱ゲル化を受ける温度を意味する。換言すると、この温度未満では、ブロックコポリマーが明らかに水中に溶けているか又は均一コロイド系として存在し、そして自由流動流体として存在し、この温度より高いところでは、ブロックコポリマーが相転移を受けて粘度を高めるか又は半固体ゲルを生じる。用語「ゲル化温度」及び「逆熱ゲル化温度」又はこの類似物は、ゲル化温度に関連するときに交換可能的に使用される。
【0021】
「ポリマー溶液」、「水性溶液」、「溶液」、「均質溶液」等は、このような溶液中に含有される生分解性ブロックコポリマーに関連して使用される場合、このようなブロックコポリマーが機能濃度(functional concentration)で溶解しているか又は均一コロイド状態にあり、ブロックコポリマーのゲル化温度未満の温度に維持されている、水ベースの溶液を意味する。それらには、添加剤のない水;又は、pH緩衝剤、張度調整用成分、抗酸化剤、保存剤、薬物安定化剤等の医薬製剤の調製に通常使用される添加剤又は賦形剤を含有する水性溶液;が含まれる。
【0022】
「逆熱ゲル化(thermal reverse gelation)」は、溶液の温度がコポリマーのゲル化温度より高くなるとブロックコポリマーの溶液が自発的に粘度を増加し、多くの場合、半固体ゲルへ転換する現象である。本発明の目的では、用語「ゲル」には半固体ゲルと、ゲル化温度より高い温度で存在する高粘性状態の両方が含まれる。ゲル化温度未満へ冷却されると、このゲルは、数分〜数時間の期間にわたって自発的に逆戻りし、より低い粘性の自由流動流体を再形成する。ゲルを創出する相互作用は、全て本質的に物理的であり、共有結合の形成も切断も関与しない。
【0023】
「薬物送達液」又は「逆熱ゲル化特性を有する薬物送達液」は、温血動物への投与に適した薬物(薬物そのものは溶解していても、分散していても、コロイドであってもよい)を含有するポリマー溶液を意味する。薬物含有ポリマー溶液は、温度が薬物送達液のゲル化温度以上へ高くなると、ゲル化した薬物デポーを生じる。
【0024】
「デポー(depot)」は、濃縮された活性剤又は薬物を含有する、身体中の局在化部位を意味する。デポーを生じる製剤の例は、ゲル、インプラント、ミクロスフェア、マトリックス、粒子等である。
【0025】
「ゲル」は、「ポリマー溶液」又は「薬物送達液」の温度がブロックコポリマーのゲル化温度以上へ高められるにつれて自発的に生じる半固体相を意味する。
「ゲル混合物」又は「トリブロックコポリマーの混合物」とは、2つ以上のABA又はBABトリブロックコポリマー成分を含む逆熱ゲル化系を指す。この混合物は、2つ以上の個別に合成したトリブロックコポリマー成分を単に混合することによって作製することもでき、又は2つ以上の種類のコポリマー系を1つの合成容器において合成することによって作製することもできる。上記2つの方法により製造される混合物を水と組み合わせてポリマー溶液を形成することができ、このポリマー溶液のゲル化特性及びゲル品質は同じであっても異なってもよい。
【0026】
溶液又は溶解状態に関連する、「溶液」、「可溶化」、「溶解」、及び他のすべての用語には、均質溶液、ミセル溶液、又は乳液若しくは懸濁液等の一見均一なコロイド状態が含まれる。
【0027】
「生分解性」は、ブロックコポリマーが体内で化学的に破壊又は分解されて無毒の成分を生じ得ることを意味する。分解の速度は、薬物放出の速度と同じでも異なってもよい。
「薬物」は、治療目的に適用又は使用可能である、生物学的又は薬理学的活性を有するあらゆる有機若しくは無機の化合物又は物質を意味する。
【0028】
「ペプチド」、「ポリペプチド」、「オリゴペプチド」、及び「タンパク質」は、ペプチド又はタンパク質の薬物へ言及するときに交換可能的に使用され、特に断らなければ、ある特別の分子量、ペプチドの配列若しくは長さ、生物活性の場、又は治療目的に関して限定されない。
【0029】
「インターロイキン」は、インターロイキン活性、特にIL−2及びIL−12活性を有する任意のタンパク質/ポリペプチド薬剤又はその誘導体、類似体、又は模倣体(mimetic)を意味し、天然及び組換えのIL−2及びIL−12、天然及び組換えインターロイキンの製剤的に許容される融合タンパク質、それらの誘導体及び混合物が含まれる。
【0030】
「hIL−2」は、ヒトインターロイキン−2を特徴づける活性のスペクトルを示すタンパク質に関連する。特に、このタンパク質は、S. Gillis et al, J. Immunol. (1978) 120: 2027-2032 及び J. Watson, J. Exp. Med. (1979) 150: 1510-1519 の標準アッセイに示される通り、hIL−2に依存した細胞溶解性ヘルパーT細胞系の増殖を刺激することが可能でなければならない。修飾されたIL−2及びIL−12も、生物学的活性がそれにより損なわれない限りにおいて、この定義に含まれる。
【0031】
「PLGA」は、乳酸及びグリコール酸の縮合−共重合から、又はラクチド及びグリコリドの開環共重合により誘導されるコポリマー又はコポリマーラジカルを意味する。用語「乳酸」及び「ラクテート」は交換可能的に使用され、「グリコール酸」及び「グリコラート」も交換可能的に使用される。
【0032】
「PLA」は、乳酸の縮合から、又はラクチドの開環重合により誘導されるポリマーを意味する。
「PGA」は、グリコール酸の縮合から、又はグリコリドの開環重合により誘導されるポリマーを意味する。
【0033】
「生分解性ポリエステル又はポリ(オルトエステル)」は、任意の生分解性ポリエステル又はポリ(オルトエステル)を指し、ここでポリエステルは、好ましくは、D,L−ラクチド、D−ラクチド、L−ラクチド、D,L−乳酸、D−乳酸、L−乳酸、グリコリド、グリコール酸、ε−カプロラクトン、ε−ヒドロキシヘキサン酸、γ−ブチロラクトン、γ−ヒドロキシ酪酸、δ−バレロラクトン、δ−ヒドロキシ吉草酸、ヒドロキシ酪酸、リンゴ酸からなる群より選択されるモノマーとこれらのコポリマーから合成される。
【0034】
「ReGel(登録商標)」は、本明細書に援用される米国特許第6,004,573号、6,117,949号、6,201,072号、及び6,287,588号に記載される、逆熱ゲル化特性を有する低分子量の生分解性ブロックコポリマーのクラスについてのMacroMed社の商品名である。それにはまた、本明細書に援用する係属中の米国特許出願第09/906,041号及び09/559,799号に開示される組成物も含まれる。生分解性薬物キャリアは、ABA型又はBAB型のトリブロックコポリマー又はその混合物を含み、ここでAブロックは相対的に疎水性であって生分解性ポリエステル又はポリ(オルトエステル)を含み、そしてBブロックは相対的に親水性であって、ポリエチレングリコール(PEG)を含み、前記コポリマーは、50.1〜83重量%の疎水性含量と17〜49.9重量%の親水性含量を有し、ブロックコポリマー全体の分子量は2000と8000の間にある。この薬物キャリアは、正常な哺乳動物体温未満の温度で水溶性を示し、生理学的な哺乳動物体温に等しい温度では逆熱ゲル化を受けてゲルとして存在する。生分解性の疎水性A重合体ブロックはポリエステル又はポリ(オルトエステル)を含み、ここで、ポリエステルは、D,L−ラクチド、D−ラクチド、L−ラクチド、D,L−乳酸、D−乳酸、L−乳酸、グリコリド、グリコール酸、ε−カプロラクトン、ε−ヒドロキシヘキサン酸、γ−ブチロラクトン、γ−ヒドロキシ酪酸、δ−バレロラクトン、δ−ヒドロキシ吉草酸、ヒドロキシ酪酸、リンゴ酸からなる群より選択されるモノマーとこれらのコポリマーから合成され、約600と3000の間の平均分子量を有する。親水性Bブロックセグメントは、好ましくは、約500と2200の間の平均分子量を有するポリエチレングリコール(PEG)である。
【0035】
ブロックコポリマーがゲル化温度未満の温度で可溶である濃度は、機能濃度とみなしてよい。概して言えば、3%〜約50重量%までのブロックコポリマー濃度が使用可能であり、依然として機能的であり得る。しかしながら、約5〜40重量%の範囲にある濃度が好ましく、約10〜30重量%の範囲にある濃度が最も好ましい。より低い機能濃度範囲では、相転移が弱いゲル又は粘稠性の液体の形成をもたらす場合があるが、これらの系は、本発明の目的にとって依然として機能的である。
【0036】
本発明の製剤はまた、液体ポリエチレングリコール(PEG)、PEG誘導体、又はPEG及びPEG誘導体の混合物を含む再構成促進及び可能化剤(reconstitution enhancing and enabling agent)を含んでよく、前記PEG又はPEG誘導体は150〜1100ダルトンの分子量を有する。PEG誘導体には、D,L−ラクチド、D−ラクチド、L−ラクチド、D,L−乳酸、D−乳酸、L−乳酸、グリコリド、グリコール酸、及びこれらのコポリマーからなる群より選択されるメンバーで誘導されたPEGが含まれる。PEG誘導体はまた、R−CO−O−(PEG)−CO−R又はR−O−(PEG)−Rにより表されるメンバーであってよく、ここでR及びRは、独立して、H及びC〜C10アルキルからなる群より選択されるメンバーである。
【0037】
生分解性コポリマーとIL−2等の薬物との混合物は、ゲル化温度未満でコポリマーの水性溶液又は均一コロイドとして調製し、IL−2送達液を形成することが可能であり、ここでIL−2は部分的に溶けてもよく、又は完全に溶けてもよい。次いで、このIL−2送達液を腫瘍内又は腫瘍周囲等の局部の送達経路により患者へ投与すると、ここで、体温はゲル化温度より高いので、それが逆熱ゲル化を受ける。このことにより、IL−2の全身毒性が実質的に抑制されるか、又は多くの場合除去され、癌細胞に対する免疫系の応答が最大化される。可能性のある本発明のIL−2製剤の他の応用には、外科的介入/腫瘍切除の部位へ局部的に投与し、手術の後で残存する癌細胞を殺傷することが含まれる。悪性腫瘍を処置するための他の可能な局部送達経路には、腹膜中に局在化した腫瘍/転移巣への腹膜内投与、及び、頭蓋中に局在化した腫瘍への頭蓋内投与が含まれる。
【0038】
本発明はまた、IL−2、IL−4、IL−12を含むリンホカイン等のきわめて有毒なサイトカイン及び関連薬物、並びにその誘導体及び模倣体を、負の副作用を最小化すると同時に有効な抗癌剤へ変換する一般的方法を提供する。本発明の製剤は、単一又はいくつかの局在化腫瘍部位で腫瘍内/腫瘍周囲に形成される局部デポーからの薬物の持続された送達をもたらし、それにより、局部又は局部と全身との両方の免疫応答が誘発される。
【0039】
局部の持続送達薬物デポーを腫瘍内/腫瘍周囲に形成することによって、腫瘍部位では、比較的高い局部サイトカイン定常状態濃度が達成される。IL−2の高い局部濃度は、局部的、並びに身体全体の両方で腫瘍組織を攻撃する腫瘍特異的CTTLの活性化及び産生を刺激する一方で、身体全体のIL−2レベルは、許容されない重大な副作用を回避するほど低い。
【0040】
本発明の製剤及び方法は、悪性又は前癌性組織により形成されうる癌疾患の発現として存在する何れの腫瘍(癌腫、肉腫、黒色腫、骨髄腫等が含まれる)の処置にも有用である。本発明の製剤及び方法は、きわめて有毒な薬物、特にIL−2、IL−4、IL−12等のサイトカイン及びその誘導体並びに模倣体を、望ましくない重大な副作用を伴わずに有効な治療製剤へ変換する方法を提供する。投与されるリンホカインの全用量が、全身処置に必要とされるIL−2又は他のリンホカインの用量に比べて1桁低い場合であっても、本発明の製剤は、なおより優れているか又は同等の薬理学的効果をもたらす。
【0041】
本発明の1つの態様において、IL−2は、溶解した形態又は懸濁液若しくは他のコロイドの形態で、逆熱ゲル化特性を有する生分解性ブロックコポリマー性薬物キャリア(ReGel(登録商標))中に取込まれ、そのゲル化温度未満で保存される。体温がReGel(登録商標)のゲル化温度より高い患者又は病気の動物(温血の哺乳動物宿主)へ腫瘍内又は腫瘍周囲で投与されたると、本製剤は、IL−2の連続した持続放出をもたらすことができる局部デポーを形成する。このIL−2/ReGel(登録商標)製剤はまた、糖を含むポリオール、界面活性剤、アミノ酸、他のタンパク質、及び緩衝塩等の様々な添加剤を含有してもよい。これらの添加剤は、注射前の液体状態において、又は注射後のゲル中の局部IL−2デポー部位において、IL−2、IL−4、IL−12を含む特定のリンホカイン及びその誘導体並びに模倣体の機能的及び/又は物理的安定化剤として役立つ場合がある。
【0042】
本発明の製剤は、1回だけ投与してもよいが、好ましくは、毎日〜毎月のベースで反復的に投与され、腫瘍サイズの退縮等の改善された治療効果をもたらし、それにより癌疾患を長期的に(chronically)管理するか、又は腫瘍の完全な消失若しくは非再出現を引き起こす。同一の注射部位での反復投与は、生分解性ブロックコポリマーの自発的な in vivo 化学分解により、薬物キャリアの種類に依存して、数日〜4週の期間にわたり注射部位から製剤が迅速に除去されることにより可能になる。
【0043】
一般に、本発明の製剤は、十分に確立された診断造影技術によって同定された腫瘍部位で腫瘍周囲又は腫瘍内に投与することが可能である。正確な腫瘍の位置測定を必要とする悪性腫瘍治療のための、本発明のIL−2製剤の特定の投与経路の一つは、頭蓋内の腫瘍への頭蓋内投与である。特定の腫瘍の位置測定を必要としない悪性腫瘍治療のための、本発明のIL−2製剤の別の特定の局部投与経路は、腹膜中に局在化した原発性腫瘍及び腫瘍転移巣への腹膜内IL−2投与である。洗練された造影技術を必要としない別の特定の投与経路は、皮膚中に局在化した腫瘍、例えば原発性及び転移性の黒色腫腫瘍の隣に本発明のIL−2製剤を皮下注射することである。別の特定の投与経路は、外科手術の後で残存する癌細胞を殺傷するために外科的介入/腫瘍切除の部位に局部的にIL−2製剤を投与することである。
【0044】
投与する最適用量は、癌の種類、宿主の種類、腫瘍の局在、投与の経路、投与のスケジュール及び順序、すでに存在している腫瘍の負荷(疾患状態)、サイトカイン、特にIL−2、IL−4、IL−12とその誘導体及び模倣体の種類、又は他に使用するリンホカインに依存する。しかしながら、一般的な範囲は、本発明のIL−2製剤について1000I.U.〜1x10I.U.の範囲内にある。
【0045】
本発明の方法は、温血の哺乳動物宿主(マウス、ラット、ウサギ、霊長動物、ブタ、又はヒトの宿主が含まれる)、好ましくはヒト患者へ、薬物、特にIL−2の薬理学的有効量を投与することを伴う。この系は、材料の生物学的適合性とゲルの可撓性(pliability)のため、周囲の組織に対して許容し得ない毒性も機械的な損傷も引き起こすことなく、特定の時間間隔の内に乳酸、グリコール酸、又は他の対応モノマーとポリエチレングリコールとへ完全に生物分解される。IL−2放出速度、ゲル強度、ゲル化温度、及び分解速度は、様々な薬物キャリアの適切な設計及び調製により制御可能である。例えば、Aブロック及びBブロックの重量比率、Aブロックを含むモノマーのモル比率、並びに、ABA又はBABの3ブロックコポリマーの分子量及び多分散性を変更してもよい。IL−2放出もまた薬物送達キャリア中のポリマーの濃度の調整により制御可能である。
【0046】
IL−2を含有するポリマー溶液、即ち薬物送達液を含む投与形を身体へ投与する。次いで、この製剤は、製剤の温度が体温まで上昇するにつれて、ブロックコポリマーの逆熱ゲル化特性により、自発的にゲル化して薬物デポーを生じる。ほとんどの場合、IL−2は、1mlの薬物送達液につき、約1000I.U.〜1x10I.U.の間を占める。ある場合には、様々な添加剤を水性溶液又は懸濁液へ添加することにより、インターロイキンの機能性又は物理安定性を高めることが可能である。(糖を含む)ポリオール、アミノ酸、界面活性剤、保存剤、抗酸化剤、安定化剤、張度調整剤、他のタンパク質、及びある種の塩等の添加剤を使用してよい。これらの添加剤は、薬物送達液へ容易に取込むことができる。
【0047】
最も有効であると思われる投与量は、腫瘍のサイズの退縮、腫瘍の完全な消失又は非再出現をもたらし、宿主に対して有毒でないか又は許容し得る毒性を有するものである。この最適用量レベルは、多くの因子、例えば、宿主の種類、癌の種類、投与の経路、スケジュール、及び順序、既存の腫瘍負荷、IL−2の種類、並びに毒性の定義に依存する。
【0048】
本発明の1つの態様において、IL−2(20x10I.U.)をReGel(登録商標)と組み合わせて液体製剤を生じ、次いでこれを腫瘍周囲に注射する。IL−2/ReGel(登録商標)は、体温まで温められると注射部位でゲルを生じ、デポーからの長期化された放出をもたらし、IL−2が数日間ゆっくりと連続的に放出される。ゲルから放出されるIL−2は、活性があり、局部的かつ全身的にCTTLを刺激する。対照的に、慣用の製剤(即ち、ReGel(登録商標)キャリアがない)におけるIL−2の単回注射は、腫瘍増殖を制御するのに無効であると証明されている。よって、本発明のIL−2/ReGel(登録商標)製剤は、全身的に投薬した場合には治療に至らないであろう量のIL−2の局部注射による、局部又は局部と全身との両方の抗癌療法を提供する。
【0049】
以下の実施例は、本発明の組成物を調製する方法とその組成物を使用する方法を例示するために提示する。
本発明の追加の特徴及び利点は、以下に示す詳細な説明と付帯の図面の考察から明らかになろう。
【実施例】
【0050】
実施例1
本実施例は、本発明のIL−2製剤からのIL−2の in vitro 放出を説明する。
本実施例における生分解性ブロックコポリマーキャリアは、2.4のPLG/PEG−1000重量比、75/25のL/Gモル比、4,000ダルトンの分子量、及び14℃のゲル化温度を有するブロックコポリマーの23重量%溶液である。
【0051】
50,000I.U.(3μg)のIL−2(Proleukin(登録商標)、カイロンからの市販品)を含有する一定量(1mL)の滅菌IL−2製剤を、同一2検体で50mL組織培養フラスコの底へ入れた。25mLの組織培養培地(RPMI 1640,BioWittaker社)の存在下に、このフラスコを37℃でインキュベートした。予め選択した時点で、放出培地のアリコート(0.5mL)を吸引し、適切な希釈の後でIL−2含量についてアッセイした。IL−2含量は、特異的な酵素結合免疫アッセイ(OptEIA ヒトIL−2セット、ファーミンゲン)により、そしてCTTL−20指標細胞へのH−チミジン取込み(37℃での24時間インキュベーション)に続いてこの細胞を使用する定量的な細胞増殖アッセイによりアッセイした。後者では、標準IL−2の系列希釈液を用いて用量応答曲線を作成した。時間に対する累積IL−2放出量として結果をプロットする(図1A:ELISAにより測定したIL−2について、図1B:細胞増殖アッセイにより測定したIL−2について)。両方の方法とも、IL−2放出が定量的であり、3〜4日間続き、放出されたIL−2に十分に生物活性があることを示した。
【0052】
実施例2
本実施例は、実施例1の記載と同一のIL−2製剤を使用することによって、本発明の製剤から放出されたIL−2が細胞傷害性リンパ球を誘導する能力を例示する。
【0053】
順次増大させた量のIL−2(Proleukin(登録商標);12,500I.U.;25,000I.U.;50,000I.U.)を含有する実施例1に記載の滅菌IL−2製剤の一定量(0.5mL)を、同一2検体で25mL組織培養フラスコの底へ入れた。マウス脾臓細胞を含有する25mLの組織培養培地(RPMI 1640,BioWittaker社)の存在下に、このフラスコを37℃で3日間インキュベートした。活性化されたリンパ球を採取し、RD−995線維肉腫腫瘍細胞を殺傷するその能力について、51Cr放出アッセイにおいて溶解を受けた腫瘍細胞の比率(%)を決定することによって分析した。図2に示すように、ReGel(登録商標)から放出されたIL−2は、この放出期間のはじめに放出培地へ加えた遊離IL−2と比べて、十分に生物活性がある。図2におけるE:T細胞比は、サンプルあたりの数(10個)を一定に保った標的細胞(RD−995腫瘍細胞)に対するエフェクター細胞(活性化リンパ球)の比率を表す。結論として、本発明の製剤から放出されたIL−2は十分に生物活性があり、本製剤は、in vivo での持続される局部的な腫瘍周囲IL−2送達に有効な送達系として使用可能である。
【0054】
実施例3
本実施例は、本発明のIL−2製剤のマウスへの単回腫瘍周囲注射による腫瘍退縮を説明する。
【0055】
マウス(C3H/HEN)にRD−995線維肉腫腫瘍細胞を皮下移植した。この固形腫瘍が4〜5mmのサイズになったとき、(6匹の群へ分けた)マウスへ実施例1に記載のIL−2製剤を0.2mL(腫瘍周辺の反対側に2x0.1mL)注射した。このIL−2製剤は、順次増大する量のIL−2(100,000I.U.;250,000I.U.又は500,000I.U.)を含有する。対照群においては、薬物キャリア単独を注射した。3週の間、腫瘍サイズの測定結果を隔日で得た(図3)。各群で、対照群に比べて腫瘍増殖が抑制された。
【0056】
実施例4
本実施例は、20℃を超えるゲル化温度を有する薬物キャリアからのIL−2の in vitro 放出を説明する。
【0057】
本実施例における生分解性ポリマーキャリアは、20/80のPEG(1000)/PEG(1450)重量比、2.06のPLG/PEG重量比、85/15のL/Gモル比、4,800ダルトンの分子量、及び26℃のゲル化温度を有するブロックコポリマーの13重量%溶液である。
【0058】
50,000I.U.(3μg)のIL−2(Proleukin(登録商標))を含有する一定量(1mL)の滅菌IL−2製剤を、同一2検体で50mL組織培養フラスコの底へ入れた。25mLの組織培養培地(RPMI 1640,BioWittaker社)の存在下に、このフラスコを37℃でインキュベートした。予め選択した時点で、放出培地のアリコート(0.5mL)を吸引し、適切な希釈の後でIL−2含量について、特異的な酵素結合免疫アッセイ(OptEIA ヒトIL−2セット、ファーミンゲン)によりアッセイした。時間に対するIL−2累積放出量として結果をプロットした(図4)。ReGel(登録商標)中に装填されたIL−2は、生物活性型において定量的に、ゲルデポーから4日間にわたり in vitroで放出された。
【0059】
実施例5
本実施例は、IL−2製剤をマウスへ単回で腫瘍周囲に注射することによる腫瘍退縮を説明する。IL−2製剤は、実施例4の記載と同じであった。
【0060】
マウス(C3H/HEN)にRD−995線維肉腫腫瘍細胞を皮下移植した。この固形腫瘍が4〜5mmのサイズになったとき、(10匹の群へ分けた)マウスへ順次増大する量のIL−2(500,000I.U.;2,000,000I.U.又は4,000,000I.U.)を含有するIL−2製剤を0.2mL(腫瘍周辺の反対側に2x0.1mL)注射した。対照群においては、ReGel(登録商標)だけの製剤(薬物フリー)又は慣用のIL−2製剤(500,000I.U.)を腫瘍周囲に注射した。26日間、腫瘍サイズの測定結果を隔日で得た(図5)。各ReGel(登録商標)/IL−2群においては、対照群に比べて約3週の間腫瘍増殖が抑制された。各群の動物において投与から3日目及び5日目に血圧を測定した。血圧値はいずれも生理学の範囲に留まり、血圧の有害な減少は検出されず、本発明のIL−2製剤が有害な副作用を何も引き起こさないことを示した。
【0061】
実施例6
本実施例は、IL−2製剤のマウスへの毎週の腫瘍周囲注射による腫瘍退縮を説明する。IL−2製剤は、実施例4の記載と同じであった。
【0062】
マウス(C3H/HEN)にRD−995線維肉腫腫瘍細胞を皮下移植した。この固形腫瘍が4〜5mmのサイズになったとき、(10匹の群へ分けた)マウスへ2,000,000I.U.のIL−2を含有するIL−2製剤を0.2mL(腫瘍周辺の反対側に2x0.1mL)注射した。対照群においては、薬物キャリアだけの製剤(薬物フリー)又は慣用のIL−2製剤(500,000I.U.)を腫瘍周囲に注射した。別の対照群は、全身(S.C.)投与する慣用IL−2製剤(180,000I.U.)を1日2回(B.I.D.)、5連続日(マウスにおける全身性IL−2の最大耐薬量レベル)使用して処置した。慣用の全身性B.I.D.群を除き、投与を第7日、14日、21日目に繰り返した。腫瘍サイズの測定結果を隔日で得た(図6)。IL−2製剤群においては、対照群に比べて約4.5週の間、腫瘍増殖が抑制された。各群の動物において最初の投与から8日目に血圧を測定した。血圧値はいずれも生理学の範囲に留まり、血圧の有害な減少は検出されなかった。
【0063】
実施例7
本実施例は、MethA腹腔内腫瘍マウスモデルへIL−2製剤を毎週腹腔内注射することを説明する。IL−2製剤は、実施例4の記載と同じであった。
【0064】
マウス(Balb C)に10個のMethA線維肉腫腫瘍細胞を腹腔内に注射した。3日後(第0日、図7)、(10匹の群へ分けた)マウスへ順次増大する量のIL−2(100,000I.U.;500,000I.U.又は2,000,000I.U.)を含有するIL−2製剤の0.2mLを腹腔内注射した。対照群は、腫瘍を有する(tumor bearing)未処置マウス、薬物フリー製剤注射マウス、慣用の全身性IL−2(180,000I.U.,S.C.,B.I.D.x5日間)で処置したマウス、及び500,000I.U.の慣用IL−2製剤を腹腔内注射したマウスからなった。慣用の全身性B.I.D.群を除き、毎週7、14、21、28、及び35日目に注射を繰り返した。生存についてマウスを追跡した(図7)。慣用IL−2製剤を使用する陽性対照に比べて、本発明のIL−2製剤がより優れた生存データを与えることが実証された。
【0065】
実施例8
本実施例は、B16黒色腫固形腫瘍を有するマウスへ本発明のIL−2製剤を毎週腫瘍周囲に注射することによる生存率を例示する。IL−2製剤は、実施例4の記載と同じであった。
【0066】
マウス(C57/B16)にB16黒色腫腫瘍細胞を皮下移植した。この固形腫瘍が4〜5mmのサイズになったとき、(8匹の群へ分けた)マウスへ2,000,000I.U.のIL−2を含有する本発明のIL−2製剤を0.2mL(腫瘍周辺の反対側に2x0.1mL)注射した。対照群においては、薬物キャリアだけの製剤(薬物フリー)又は慣用のIL−2製剤(2,000,000I.U.)を腫瘍周囲に注射した。7、14、21、28、及び35日目に投与を繰り返した。腫瘍増殖及び生存率についてマウスを追跡した。各動物群において1、2、3、4、及び5日目(最初の投与後)と、繰り返し14、15、16、17、及び18日目(第三回目の投与後)に血圧を測定した。血圧値は全て生理学の範囲に留まり、血圧の有害な減少は検出されなかった。本発明のIL−2製剤では対照群に比べて腫瘍増殖が有意に遅延し、本発明のIL−2製剤は、慣用IL−2製剤を使用する陽性対照に比べてより優れた生存データをもたらした(図8)。
【0067】
実施例9
本実施例は、マウスへIL−2製剤を毎週腫瘍周囲注射することによる全身性免疫の活性化を例示し、薬物キャリアは、実施例1の記載と同じである。
【0068】
マウス(C3H/HEN)に2つの腫瘍を皮下移植し、RD−995線維肉腫腫瘍細胞を使用してそれぞれのわき腹に1つの腫瘍とする。この固形腫瘍が4〜5mmのサイズになったとき、(10匹の群へ分けた)マウスへ、2,000,000I.U.のIL−2を含有する実施例1に記載の製剤を0.2mL(腫瘍周辺の反対側に2x0.1mL)、右側の腫瘍だけ(5匹のマウス)又は左側の腫瘍だけ(5匹のマウス)に注射する。対照群は、2つの腫瘍を有する未処置マウス、薬物キャリアのみを(5匹のマウスは左側の腫瘍に、5匹のマウスは右側の腫瘍に)注射するマウス、慣用のIL−2製剤(2,000,000I.U.)で腫瘍周囲に(5匹のマウスは左側の腫瘍に、5匹のマウスは右側の腫瘍に)注射するマウスからなる。各群において、同一の予め選択した腫瘍部位に、投与を毎週、8連続週の間繰り返す。IL−2/製剤群においては、処置並びに未処置の腫瘍の増殖がいずれも抑制される(又は腫瘍が完全に退縮する)のに対し、対照群においては、いずれの腫瘍も進行的に増殖する。従って、IL−2製剤群の生存データは、腫瘍周囲の慣用IL−2群を含む対照群について得られるものに優り、全身性免疫応答が本発明のIL−2製剤でのみ達成されることを実証する。
【0069】
実施例10
本実施例は、マウスへIL−2製剤を毎週腫瘍周囲注射することによる全身性免疫の活性化を例示する。薬物キャリアは、実施例4の記載と同じである。
【0070】
マウス(C3H/HEN)に2つの腫瘍を皮下移植し、RD−995線維肉腫腫瘍細胞を使用してそれぞれのわき腹に1つの腫瘍とする。この固形腫瘍が4〜5mmのサイズになったとき、(10匹の群へ分けた)マウスへ、2,000,000I.U.のIL−2を含有する実施例4に記載のIL−2製剤を0.2mL(腫瘍周辺の反対側に2x0.1mL)、右側の腫瘍だけ(5匹のマウス)又は左側の腫瘍だけ(5匹のマウス)に注射する。対照群は、2つの腫瘍を有する未処置マウス、薬物キャリアのみを(5匹のマウスは左側の腫瘍に、5匹のマウスは右側の腫瘍に)注射するマウス、慣用IL−2製剤(2,000,000I.U.)で腫瘍周囲に(5匹のマウスは左側の腫瘍に、5匹のマウスは右側の腫瘍に)注射するマウスからなる。各群において、同一の予め選択した腫瘍部位に、投与を毎週、8連続週の間繰り返す。IL−2/製剤群においては、処置並びに未処置の腫瘍の増殖がいずれも抑制される(又は腫瘍が完全に退縮する)のに対し、対照群においては、いずれの腫瘍も進行的に増殖する。従って、IL−2製剤群の生存データは、腫瘍周囲の慣用IL−2群を含む対照群について得られるものに優り、全身性免疫応答が本発明のIL−2製剤でのみ達成されることを実証する。
【0071】
上記の実施例は、例示の目的のためにのみ提示するのであって、本発明を限定することを意図しておらず、何れの方式によっても限定すると解釈してはならない。本発明の化合物及び方法の様々な変更をその趣旨又は範囲から逸脱することなく行うことが可能である。当業者には、以下の特許請求項とその機能的均等物によってのみ限定される本発明の範囲から逸脱することなく様々な変更を行うことが可能であることが直ちに明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1−A】図1Aは、ELISAにより分析及びモニターされる、実施例1によるIL−2製剤からの in vitro でのIL−2放出を説明する。
【図1−B】図1Bは、細胞増殖アッセイにより分析及びモニターされる、実施例1によるIL−2製剤からの in vitro でのIL−2放出を説明する。
【図2】図2は、特異的な細胞溶解の比率により測定される、実施例1によるIL−2製剤の細胞毒性アッセイ結果を説明する。
【図3】図3は、腫瘍サイズの経時変化により測定される、実施例1によるIL−2製剤の投与が線維肉腫腫瘍増殖に及ぼす効果を説明する。
【図4】図4は、ELISAによりモニターされる、実施例4によるIL−2製剤からの in vitro でのIL−2放出を説明する。
【図5】図5は、腫瘍サイズの経時変化により測定される、実施例4によるIL−2製剤の投与が腫瘍増殖に及ぼす用量漸増効果を説明する。
【図6】図6は、腫瘍サイズの経時変化により測定される、実施例4によるIL−2製剤の反復投与が腫瘍増殖に及ぼす効果を説明する。
【図7】図7は、実施例4によるIL−2製剤の反復投与がMetA線維肉腫腫瘍モデルにおけるマウス生存率に及ぼす効果を説明する。
【図8】図8は、実施例4によるIL−2製剤の反復投薬がB16黒色腫腫瘍モデルにおけるマウス生存率に及ぼす効果を説明する。

Claims (10)

  1. a)有効量のリンホカイン;
    b)i)生分解性ポリエステル又はポリ(オルトエステル)を含む、51〜83重量%の生分解性で疎水性のAブロック、及び
    ii)ポリエチレングリコール(PEG)を含む、17〜49重量%の親水性Bブロックを含み、
    約2000〜4990の間の重量平均分子量を有し、逆熱ゲル化特性を有する、生分解性ABA又はBAB型のトリブロックコポリマー;及び、
    c)ポリエチレングリコール(PEG)、PEG誘導体、又はPEGとPEG誘導体との混合物を含む再構成促進及び可能化剤(前記PEG又はPEG誘導体は、150〜1100ダルトンの重量平均分子量を有する);を含み、
    投与された後でリンホカイン含有デポーを生じ、連続し持続したリンホカインの放出を提供する、
    局部又は局部と全身との両方の治療効果を提供するために温血動物へリンホカインを局部投与するための製剤。
  2. リンホカインが、インターロイキン−2(IL−2)、インターロイキン−4、インターロイキン−12、これらの誘導体及び模倣体からなる群より選択されるメンバーである、請求項1に記載の製剤。
  3. 投与前において注射可能な液体である、請求項1に記載の製剤。
  4. 糖を含むポリオール、界面活性剤、アミノ酸、タンパク質、保存剤、抗酸化剤、安定化剤、張度調整剤、緩衝塩、及びこれらの同等物からなる群より選択される生体適合性添加物をさらに含む、請求項1に記載の製剤。
  5. PEG誘導体が、D,L−ラクチド、D−ラクチド、L−ラクチド、D,L−乳酸、D−乳酸、L−乳酸、グリコリド、グリコール酸、及びこれらのコポリマーからなる群より選択されるメンバーで誘導されたPEGを含む、請求項1に記載の製剤。
  6. PEG誘導体が、R−CO−O−(PEG)−CO−R又はR−O−(PEG)−Rにより表され、
    ここでR及びRは、独立してH及びC〜C10アルキルからなる群より選択されるメンバーである、請求項1に記載の製剤。
  7. a)請求項1〜6の1項のリンホカイン製剤を調製し;
    b)増殖性細胞障害が起きている前記温血動物の領域の近傍又はその中へ前記製剤を投与し;
    c)局部又は局部と全身との両方の治療効果が許容し得ない副作用を引き起こすことなく達成されるよう、前記製剤に連続し持続したリンホカインの放出を提供するリンホカイン含有デポーを形成させる;
    工程を含む、温血動物の増殖性細胞障害の局部制御又は局部と全身との両方の制御のための方法。
  8. 増殖性細胞障害が癌又は疣である、請求項7に記載の方法。
  9. 投与が、腫瘍内、腫瘍周囲、病巣周囲、病巣内、くも膜下腔内、腹膜内、及び腹腔内からなる群より選択される非経口の方法による、請求項7に記載の方法。
  10. 製剤が、毎日〜毎月投与される、請求項7に記載の方法。
JP2003504898A 2001-06-14 2002-06-14 リンホカイン製剤と増殖性細胞障害の局部制御又は局部と全身との両方の制御へのその使用法 Pending JP2004538271A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US29859401P 2001-06-14 2001-06-14
US10/172,805 US20030003074A1 (en) 2001-06-14 2002-06-13 Formulations of lymphokines and method of use thereof for local or both local and systemic control of proliferative cell disorders
PCT/US2002/018807 WO2002102309A2 (en) 2001-06-14 2002-06-14 Formulation of lymphokines and method of use thereof for local or bath local and systemic control of proliferative cell disorders

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004538271A true JP2004538271A (ja) 2004-12-24
JP2004538271A5 JP2004538271A5 (ja) 2006-01-05

Family

ID=26868470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003504898A Pending JP2004538271A (ja) 2001-06-14 2002-06-14 リンホカイン製剤と増殖性細胞障害の局部制御又は局部と全身との両方の制御へのその使用法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20030003074A1 (ja)
EP (1) EP1446423A4 (ja)
JP (1) JP2004538271A (ja)
KR (1) KR20040052510A (ja)
CN (1) CN1610694A (ja)
AU (1) AU2002312499B8 (ja)
CA (1) CA2449288C (ja)
WO (1) WO2002102309A2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014185309A1 (ja) * 2013-05-13 2014-11-20 学校法人関西大学 癒着防止材及びその製造方法
JP2017127747A (ja) * 2017-05-02 2017-07-27 川澄化学工業株式会社 癒着防止材及びその製造方法
JP2019530738A (ja) * 2016-08-31 2019-10-24 アンスティトゥート・ナシオナル・ドゥ・ラ・サンテ・エ・ドゥ・ラ・ルシャルシュ・メディカル・(インセルム) 局所領域的腫瘍治療後の免疫調節

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6824822B2 (en) * 2001-08-31 2004-11-30 Alkermes Controlled Therapeutics Inc. Ii Residual solvent extraction method and microparticles produced thereby
US20040185101A1 (en) * 2001-03-27 2004-09-23 Macromed, Incorporated. Biodegradable triblock copolymers as solubilizing agents for drugs and method of use thereof
US7649023B2 (en) 2002-06-11 2010-01-19 Novartis Ag Biodegradable block copolymeric compositions for drug delivery
PT1734971E (pt) 2004-04-15 2012-02-02 Amylin Pharmaceuticals Inc Dispositivo de libertação sustentada baseado em polímero
US7456254B2 (en) * 2004-04-15 2008-11-25 Alkermes, Inc. Polymer-based sustained release device
JP2010522196A (ja) * 2007-03-22 2010-07-01 アルカームズ,インコーポレイテッド コアセルベーション工程
EP2596802A1 (en) 2011-11-23 2013-05-29 PLS-Design GmbH Pharmaceutical composition for treatment of allergic reactions
EP2674168A1 (en) 2012-06-14 2013-12-18 PLS-Design GmbH Modulation of effector T cell responses by local depletion of complement component C3
EP2674167A1 (en) 2012-06-14 2013-12-18 PLS-Design GmbH Controlled activation of complement components for use as endogenous adjuvant
EP2746396A1 (en) 2012-12-20 2014-06-25 PLS-Design GmbH Selective local inhibition of TNFR1-mediated functions at the site of antigen/allergen presentation
US10668017B2 (en) * 2016-08-15 2020-06-02 Wisconsin Alumni Research Foundation Perivascular drug delivery system

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3377363D1 (en) * 1982-03-31 1988-08-18 Ajinomoto Kk Gene coding for interleukin-2 polypeptide, recombinant dna carrying said gene, cell lines possessing the recombinant dna,and method for producing interleukin-2 using said cells
US5102872A (en) * 1985-09-20 1992-04-07 Cetus Corporation Controlled-release formulations of interleukin-2
US4863726A (en) * 1987-05-29 1989-09-05 Cetus Corporation Combination therapy using immunotoxins with interleukin-2
AU4525589A (en) * 1988-10-27 1990-05-14 Regents Of The University Of Minnesota Liposome immunoadjuvants containing il-2
ATE219519T1 (de) * 1989-01-23 2002-07-15 Chiron Corp Rekombinanttherapien für infektionen und hyperproliferative störungen
US5830452A (en) * 1990-11-20 1998-11-03 Chiron Corporation Method for enhancing the anti-tumor therapeutic index of interleukin-2
US5681562A (en) * 1991-06-25 1997-10-28 Sidney Kimmel Cancer Center Lymphokine gene therapy of cancer
NZ244306A (en) * 1991-09-30 1995-07-26 Boehringer Ingelheim Int Composition for introducing nucleic acid complexes into eucaryotic cells, complex containing nucleic acid and endosomolytic agent, peptide with endosomolytic domain and nucleic acid binding domain and preparation
US5419900A (en) * 1993-05-19 1995-05-30 The United States Of America As Represented By The Department Of Of Health And Human Services Immunologic enhancement with intermittent interleukin-2 therapy
US5631236A (en) * 1993-08-26 1997-05-20 Baylor College Of Medicine Gene therapy for solid tumors, using a DNA sequence encoding HSV-Tk or VZV-Tk
US6156305A (en) * 1994-07-08 2000-12-05 Baxter International Inc. Implanted tumor cells for the prevention and treatment of cancer
US5626862A (en) * 1994-08-02 1997-05-06 Massachusetts Institute Of Technology Controlled local delivery of chemotherapeutic agents for treating solid tumors
GB9506466D0 (en) * 1994-08-26 1995-05-17 Prolifix Ltd Cell cycle regulated repressor and dna element
US5641665A (en) * 1994-11-28 1997-06-24 Vical Incorporated Plasmids suitable for IL-2 expression
EP0815204B1 (en) * 1995-03-17 2006-09-06 The Regents Of The University Of California Method for treating tumors by alloactivated human donor lymphocytes
US6045788A (en) * 1996-02-28 2000-04-04 Cornell Research Foundation, Inc. Method of stimulation of immune response with low doses of IL-2
US6034072A (en) * 1997-02-10 2000-03-07 Genemedicine, Inc. IL-2 gene expression and delivery systems and uses
CN1195788C (zh) * 1997-10-03 2005-04-06 麦克罗梅德公司 具有可逆热胶凝性质的可生物降解低分子量三嵌段聚(丙交酯-共聚-乙交酯)聚乙二醇共聚物
US6004573A (en) * 1997-10-03 1999-12-21 Macromed, Inc. Biodegradable low molecular weight triblock poly(lactide-co-glycolide) polyethylene glycol copolymers having reverse thermal gelation properties
CN1321092A (zh) * 1998-06-30 2001-11-07 安姆根有限公司 用于生物活性剂的延缓给药的热敏生物可降解水凝胶
US6998137B2 (en) * 2000-04-07 2006-02-14 Macromed, Inc. Proteins deposited onto sparingly soluble biocompatible particles for controlled protein release into a biological environment from a polymer matrix
US20030228366A1 (en) * 2002-06-11 2003-12-11 Chung Shih Reconstitutable compositions of biodegradable block copolymers

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014185309A1 (ja) * 2013-05-13 2014-11-20 学校法人関西大学 癒着防止材及びその製造方法
JP2014221736A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 学校法人 関西大学 癒着防止材及びその製造方法
JP2019530738A (ja) * 2016-08-31 2019-10-24 アンスティトゥート・ナシオナル・ドゥ・ラ・サンテ・エ・ドゥ・ラ・ルシャルシュ・メディカル・(インセルム) 局所領域的腫瘍治療後の免疫調節
JP7086077B2 (ja) 2016-08-31 2022-06-17 アンスティトゥート・ナシオナル・ドゥ・ラ・サンテ・エ・ドゥ・ラ・ルシャルシュ・メディカル・(インセルム) 局所領域的腫瘍治療後の免疫調節
JP2017127747A (ja) * 2017-05-02 2017-07-27 川澄化学工業株式会社 癒着防止材及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20030003074A1 (en) 2003-01-02
CA2449288A1 (en) 2002-12-27
AU2002312499B2 (en) 2007-04-19
CA2449288C (en) 2018-01-02
AU2002312499A1 (en) 2003-01-02
EP1446423A2 (en) 2004-08-18
WO2002102309A2 (en) 2002-12-27
AU2002312499B8 (en) 2007-08-30
KR20040052510A (ko) 2004-06-23
EP1446423A4 (en) 2010-07-21
CN1610694A (zh) 2005-04-27
WO2002102309A3 (en) 2004-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Younes et al. Interferon‐γ therapy: Evaluation of routes of administration and delivery systems
Shaker et al. Interleukin-2: evaluation of routes of administration and current delivery systems in cancer therapy
TWI221777B (en) Polyol/oil suspensions for the sustained release of proteins
US4863727A (en) Combination therapy using interleukin-2 and tumor necrosis factor
US5098702A (en) Combination therapy using interleukin-2 and tumor necrosis factor
CA2449288C (en) Formulations of lymphokines and method of use thereof for local or both local and systemic control of proliferative cell disorders
EP0863745B1 (en) Thermosensitive biodegradable polymers based on poly(ether-ester) block copolymers
Packhaeuser et al. In situ forming parenteral drug delivery systems: an overview
US6287588B1 (en) Agent delivering system comprised of microparticle and biodegradable gel with an improved releasing profile and methods of use thereof
US4832686A (en) Method for administering interleukin-2
US6589549B2 (en) Bioactive agent delivering system comprised of microparticles within a biodegradable to improve release profiles
AU2006213168B2 (en) Controlled release compositions for interferon based on PEGT/PBT block copolymers
Eliaz et al. Delivery of soluble tumor necrosis factor receptor from in-situ forming PLGA implants: in-vivo
KR20060130076A (ko) 하나 이상의 활성 성분의 지속성 배출을 위한 약학적 제제및 이의 치료적 용도
JP2010144178A (ja) 逆熱的ゲル化特性を有する生分解性低分子量トリブロックポリ(ラクチド−co−グリコリド)−ポリエチレングリコールコポリマー
JP3283288B2 (ja) 生理活性ペプチド製剤
Gu et al. Sustained release of bioactive therapeutic proteins from a biodegradable elastomeric device
WO2018011404A1 (en) Antibody compositions
JP3187410B2 (ja) 脳内投与用徐放性製剤
Thomas et al. Microparticulate formulations for the controlled release of interleukin-2
JPH03503647A (ja) 黒色腫の治療のためのil‐2とdticとの組合せ療法
Gu et al. Osmotic-driven release kinetics of bioactive therapeutic proteins from a biodegradable elastomer are linear, constant, similar, and adjustable
KR20060134936A (ko) 인터루킨의 지속성 배출을 위한 약학적 제제 및 이의치료적 용도
JP2528114B2 (ja) 腫瘍壊死因子を含んで成る組成物
KR20060111594A (ko) 인터페론의 지속성 배출을 위한 약학적 제제 및 이의치료적 용도

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050608

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080814

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081113

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081120

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081212

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081219

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090109

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090407