JP2004537919A - パケットベースの通信システムのための前方エラー訂正システム及び方法 - Google Patents
パケットベースの通信システムのための前方エラー訂正システム及び方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004537919A JP2004537919A JP2003518119A JP2003518119A JP2004537919A JP 2004537919 A JP2004537919 A JP 2004537919A JP 2003518119 A JP2003518119 A JP 2003518119A JP 2003518119 A JP2003518119 A JP 2003518119A JP 2004537919 A JP2004537919 A JP 2004537919A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- payload
- block
- lost
- blocks
- received
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/12—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
- H04L1/16—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
- H04L1/18—Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
- H04L1/1829—Arrangements specially adapted for the receiver end
- H04L1/1854—Scheduling and prioritising arrangements
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/12—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
- H04L1/16—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
- H04L1/18—Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
- H04L1/1829—Arrangements specially adapted for the receiver end
- H04L1/1835—Buffer management
- H04L1/1845—Combining techniques, e.g. code combining
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/12—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
- H04L1/16—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
- H04L1/18—Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
- H04L1/1809—Selective-repeat protocols
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/12—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
- H04L1/16—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
- H04L1/18—Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
- H04L1/1812—Hybrid protocols; Hybrid automatic repeat request [HARQ]
- H04L1/1816—Hybrid protocols; Hybrid automatic repeat request [HARQ] with retransmission of the same, encoded, message
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W28/00—Network traffic management; Network resource management
- H04W28/02—Traffic management, e.g. flow control or congestion control
- H04W28/10—Flow control between communication endpoints
- H04W28/14—Flow control between communication endpoints using intermediate storage
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Communication Control (AREA)
Abstract
複数のペイロードブロックを有するパケットのシーケンスがソースノードから宛て先ノードに送信される(100)パケットスイッチネットワークにおいて失われたペイロードブロックの回復を提供するシステム及び方法が開示される。この回復プロセスは、特定のパケット中の前記複数のペイロードブロックのうちの少なくとも1つが前記送信の間に失われたかどうか決定し(110)、前記特定のパケット中の正常に受信された他のペイロードブロックを後の取得のために記憶媒体に記憶し(120)、引き続き、前記失われたペイロードブロックを含む前記特定のパケットの再送の要求を前記ソースノードに送信し(130)、前記記憶されたペイロードブロックを前記引き続きの送信により取得された前記失われたペイロードブロックとシーケンシャルに組み合わせる(150)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システムにおけるエラー処理に関する。より詳細には、本発明は複数のFECコーディング方式をサポートするデジタル通信システムにおける自動再送要求(ARQ)を使用したエラー訂正を扱う方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
典型的なパケット交換ネットワークにおいて、メッセージは固定又は可変の長さの多くのデータパケット又はブロックに分割される。これらのパケットは複数の位置を通じてネットワーク上を個別に送信され、受信側で再組立てされた後で意図されたユーザに配信される。通常、受信側におけるブロックの正確な伝送を保証するために、シーケンス、確認及びエラー訂正の情報を含む種々の制御データがパケットヘッダの形で各パケットに追加される。
【0003】
IEEE 802.11標準規格は、ワイヤレスローカルエリアネットワークのメディアアクセス制御(MAC)及び物理(PHY)特性を特定する。IEEE 802.11標準規格はl999年版の国際標準規格ISO/IEC 8802−111、「Information Technology− Telecommunications and information exchange area networks」にて規定されており、これは全体が本願明細書に参照により組み込まれている。IEEE 802.11e MACプロトコルは、より信頼性が高いデータフレームの送信のためのオプションのMAC前方エラー訂正(FEC)を規定する。MAC FECプロトコルは遅延承認(DlyAck)方式と共に使用されることが可能であり、この遅延承認方式はIEEE 802.11 MAC仕様書に規定されている従来型の承認(ACK)とは異なる。従来型のACK方式は、フレームの受信器がフレームの正常な受信の後にACKフレームを送信することを可能にする。しかし、遅延ACK方式は、受信器が正常なフレーム受信の後幾らか時間が経過した後にACKフレームを送信することができるように構成される。遅延ACK方式は、特にMAC FECデコーディングの重い演算要求のために規定される。現在、IEEE 802.11MACは、FEC方式を有しない。これに応じて、本発明はIEEE 802.11の環境において実現することができる新規なFEC機構を提案する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ソースシステムと宛て先システムとの間にFEC機構を提供する方法及びシステムを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様によれば、失われたペイロードブロックの回復を可能にする方法は、
ソースノードから宛て先ノードへパケットのシーケンスを送信するステップであって、前記シーケンス中の各パケットは複数のペイロードブロックを有するステップと、
前記送信の間に特定のパケット中の前記複数のペイロードブロックのうちの少なくとも1つが失われたかどうか決定するステップと、
前記特定のパケット中の正常に受信された他のペイロードブロックを後の取得のために記憶媒体に記憶するステップと、
引き続き前記失われたペイロードブロックを含む前記特定のパケットの再送の要求を送信するステップと、
前記記憶されたペイロードブロックを前記引き続きの送信により取得された前記失われたペイロードブロックとシーケンシャルに組み合わせるステップと、
を含む。
【0006】
本発明の別の態様では、パケットスイッチネットワークにおいて失われたペイロードブロックの回復を可能にするシステムは、
変調された信号を受信して復調し、復調されたパケットのシーケンスを生成する復調器であって、前記シーケンスの各パケットは所定の数のペイロードブロックを有する復調器と、
前記復調されたパケットを複数のデコードされたフレームにデコ―ドするための、前記復調器に動作的に結合されたデコーダと、
前記デコーダに結合されたプロセッサであって、前記複数のデコードされたフレームを受信してチェックし、特定のデコードされたフレーム中の複数の誤って受信されたペイロードブロックを識別するプロセッサと、
特定のフレーム中の正常に受信された他のペイロードブロックを後の取得のために記憶媒体に記憶する記憶手段と、
引き続き前記誤って受信されたブロックを有する前記特定のフレームの再送の要求を送信する送信器と、
前記記憶されたペイロードブロックを前記引き続きの送信により取得された前記誤って受信されたペイロードブロックとシーケンシャルに組み合わせるコンバイナと、
を含む。
【0007】
これらの及び他の利点は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を読むことにより当業者に明らかになるであろう。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下の説明においては、制限ではなく説明の目的のために、本発明の完全な理解を与えるために特定のアーキテクチャ、インタフェース及び技術等の詳細が記載される。加えて、明快さ及び簡潔さのために、周知の装置、回路及び方法の詳細な説明は、不必要な細部によって本発明の説明を不明瞭にしないようにするために省略される。
【0009】
本発明は、従来型のFEC方式と関連したオーバーヘッドを最小化すると共に失われたデータパケットの回復を規定制限範囲で可能にするエラー訂正機構に関する。特に本発明は、IEEE 802.11標準規格に従うデジタル通信システムに適用できる。IEEE 802.11eは、データパケットが周知のリード・ソロモン(RS)種のコードを使用してエンコードされる、オプションのMAC FEC方式を規定する。このサービスは、基礎を成すPHY−levelサービスを利用することによりMACサービスデータユニット(MSDU)を交換する機能を有するエンティティを提供する。
【0010】
現在、IEEE 802.11eの下の従来型のエラー回復方式は、復調及びFECデコーディングの後、各ブロックがブロックチェックシーケンス及び周知の巡回冗長検査技術を使用してエラーを評価されるようにする。FECデコーディングの後にエラーがある場合、再送の要求が送信エンティティに送信される。このために、送信エンティティ及び受信エンティティの両方が、FECコーディング及び/又は変調方式の如何なる組合せが再送用に使用されるのかを知らなければならない。しかし、好ましい実施例において、要求及び再送システムを使用するのではなく、正しく受信されたRSコードブロックを再利用して同じフレームの再送された版の他の正しく受信されたRSコードブロックと組み合わせることによって、パケット損失補正においてより大きな効率が達成されることができる。
【0011】
本発明のデジタル通信システムは、FEC及び変調方式に加えて、誤って受信された情報が受信器に再送信されることを可能にする自動再送要求(ARQ)技術を使用する。ARQ技術は、受信されたデータブロックを分析してエラーを探し、エラーを含むブロックの再送を要求することを伴う。FEC技術は、例えば、変調の前のデータの畳込み又はブロックコーディングを含む。畳込みコードをこれら畳込みコードのコードレート(即ち1/2及び1/3)で参照することは一般的であり、より低いコードレートは、より大きなエラー防御を提供するが、所与のチャネルビットレートに対してユーザビットレートを低下させる。それゆえに、FECコーディングは、特定の数のコードビットを使用して特定の数のデータビットを表すことを伴う。FEC技術が当業者にとって周知であることに注意すべきである。
【0012】
図1は、IEEE 802.11eにおいて提案されたRSエンコードされたMACプロトコルデータユニット(MPDU)フレーム形式を示す。図1に示すように、MAC FEC方式においてRSコーデックが用いられる。MSDUは208バイトより遥かに大きくなることができるため、MSDUは最高10ブロックに分割されることができ、ここで、各ブロックは、RSエンコーダによって独立してエンコードされる。この例において本発明で使用されるエンコーダは、(224, 228)という(n,k)値を有するRSブロックコーダである。従ってコーダは、入って来るシーケンスのあらゆるMSDUペイロードブロックに対してFECコード又は冗長ブロックを導出する。本発明によれば、エンコーダは各ペイロードブロックにこれらの冗長ブロックをそれぞれ追加する。好ましい実施例においてデコーディングを容易にするために、好適には本発明によって送信されるパケットは、シーケンス番号又はパケット番号の指示((n,k)値)を含む。これは、MACヘッダフィールドのペイロード/データ長、ペイロード/データブロック情報と示される。示された以外のデータ構造が使用可能であり、これは、異なった大きさのフィールド、フィールドを異なった順序に配列すること、及び、図1に存在しない追加のフィールドを含むがこれらに限らないことは当業者には明らかであろう。
【0013】
図2は、本発明の好ましい実施例に従って動作するデコーダ10を示す。説明の便宜上、以下の説明はオーディオ又はビデオ信号が、デジタルデータストリームに変換されており、ネットワーク中でソースノードから宛て先ノードへ送信されることになっていると仮定する。この説明は、デジタルデータストリーム又はペイロードがフレーム又はペイロードパケットのシーケンスに分割されていると例として更に仮定する。本発明の実施例によれば、デコーダ10は、復調器(又は逆パケット化器(depacketizer))12、デコーダ14、パケットバッファ16、ヘッダ及びFEC除去プロセッサ18、FECプロセッサ20、コントローラ24、バッファ22、コンバイナモジュール26及び送信器28を含む。
【0014】
動作中に、図2に示すように、パケットのストリームは宛て先ノードに到着する。使用するパケット交換プロトコルに依存して、これらのパケットは、順番に又はばらばらに到着し得る。デコーダ14は復調器12から復調されたデータブロックを受信してデータブロックのシーケンスを再構築し、次に、データブロックのシーケンスは個々のデータブロックとしてパケットバッファ16に提供される。その後、ヘッダ及びFEC除去プロセッサ18は、MACヘッダ情報を除去し、ヘッダ情報を調べて、当該データブロックが処理されるべきかどうか、またパケットバッファ16に記憶されているデータブロックがどんな種類のエラー訂正デコーディングを使用することができるか、を決定するように動作する。FECプロセッサ20は、コントローラ24の管理下でエラー訂正動作を実行する。エラーが検出されたら、コントローラ24は、送信器28にソースエンドシステムへのエラーパケットの再送を要求させる。同時に、好適には、正常に到着したペイロードブロックは後の取得のために直接バッファ22に送り届けられ、該バッファは、エンドユーザによる受信のためにペイロードブロックを正しいシーケンスに並べる役目を果たす。ここで、バッファ22において記憶されるブロックの数は、エンコーディング用に元々使用されたブロックコーダの(n,k)値に依存してよい。再送されたデータを受信した後に、コントローラ24は、前述の段落にて説明したように復調及びFEC動作を実行し、次に、再送されたデータが行方不明の情報を回復するのを助けることができるかどうか決定する。例えば、図3に示すように、ソースノードが10個のRSブロック(ブロック1〜10)を有するフレームを宛て先ノードに送信したときに、宛て先ノードはブロック1及び2が訂正可能でないと分かるかもしれない。宛て先ノードは、再送のためにDlyAckをソースノードに送信して、引き続いて受信されたブロック3〜10を廃棄するのではなくキャッシュする。次に、ソースは再び要求されたフレームを送信する。今度は宛て先ノードは、ブロック9及び10に訂正可能でないエラーがあると決定する。宛て先ノードは、オリジナルの受信からブロック9及び10の正しいバージョンを記憶していたので、ソースノードに誤ったフレーム受信(ブロック9及び10)を知らせる必要はない。オリジナルの受信からのブロック3〜10を新規な受信からのブロック1及び2と組み合わせることによって、全部のフレームが正しく再構築されることができる。デコーダ10が行方不明のペイロードブロック1及び2を回復して、バッファ22に記憶されていた残りのブロックとシーケンシャルに組み合わせたら、コントローラ24はエンドユーザに整列されたペイロードを送り届ける。その結果、本発明の再送組み合わせは、潜在的な再送の数を低減することによって、チャネル条件に著しく依存するシステム性能を改良することができる。加えて、正常にフレームを送信するのにより小さい数の再送を必要とするので、限界的なチャネル条件で待ち時間要求を満たす確率は増加される。
【0015】
本発明に従って動作するデコーダは如何なる種類の形式(ハードウェア、ソフトウェア又はファームウェア)も取ることができるが、好適には、エンコーディング及びデコーディング機能の両方は、メモリに記憶された機械語命令の組を動作するコンピュータプロセッサ又はマイクロプロセッサによって実行される。このようなコンピュータプログラムは、実行されると、ここで議論されるような本発明の機能をコンピュータシステムが実行することを可能にする。図4は、ユーザ推薦を提供するために本発明によって実行される処理を示している流れ図である。長方形の要素は、コンピュータソフトウェア命令を示し、ダイヤモンド形の要素は、長方形のブロックで表されるコンピューターソフトウェア命令の実行に影響を及ぼすコンピューターソフトウェア命令を表す。
【0016】
図4を参照すると、ステップ100においてデータのストリームが宛て先ノードで受信される。ステップ110において、デコーダ10は受信されたデータパケットを調べて、修復できないパケットが検出されるかどうか決定する。もし検出されたならば、ステップ120においてデコーダ10は、誤って受信されたパケット中の正しく受信されたブロックを後の取得のためにバッファ22に保存する。同時に、デコーダ10はステップ130において再びデータパケットの再送を要求する。ステップ110で得られたエラーブロックがステップ140において依然としてエラーを含んでいる場合、同じデータパケットの再送の要求が再び送信される。検出されなかった場合には、ステップ150で、ステップ110で見られたエラーデータパケットが再送されたデータパケットから取得され、バッファ22に記憶されていた残りの正しく受信されたブロックと組み合わせられる。最後に、ステップ160において、シーケンシャルに再び組み合わせられたデータパケットはエンドユーザに送信される。 前述から明らかなように、本発明は、デコーダ10が失われたパケットの再送のための要求を繰り返す必要を最小化することができ、これにより多くの潜在的な再送要求に関連したオーバヘッドを最小化するという利点がある。好適な実施例の前述の説明は、いかなる当業者でも本発明を利用することができるようにするために提供されていることに注意されたい。当業者にとってはこれらの実施例の種々の変形例は、発明の能力を使用せずに、他の実施例と共に、容易に明らかになるであろう。従って、本発明はここで示される実施例に制限されず、ここで開示される原理及び新規な機能と調和した最も広い範囲が与えられることを意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】提案されたIEEE 802.11e標準規格にて説明されているような、情報を交換するのに用いられるMACフレーム形式の表示である。
【図2】本発明のエラー訂正制御方式を利用することができる受信器の簡略ブロック図である。
【図3】本発明の動作ステップの図である。
【図4】本発明の動作ステップを示すフローチャートである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システムにおけるエラー処理に関する。より詳細には、本発明は複数のFECコーディング方式をサポートするデジタル通信システムにおける自動再送要求(ARQ)を使用したエラー訂正を扱う方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
典型的なパケット交換ネットワークにおいて、メッセージは固定又は可変の長さの多くのデータパケット又はブロックに分割される。これらのパケットは複数の位置を通じてネットワーク上を個別に送信され、受信側で再組立てされた後で意図されたユーザに配信される。通常、受信側におけるブロックの正確な伝送を保証するために、シーケンス、確認及びエラー訂正の情報を含む種々の制御データがパケットヘッダの形で各パケットに追加される。
【0003】
IEEE 802.11標準規格は、ワイヤレスローカルエリアネットワークのメディアアクセス制御(MAC)及び物理(PHY)特性を特定する。IEEE 802.11標準規格はl999年版の国際標準規格ISO/IEC 8802−111、「Information Technology− Telecommunications and information exchange area networks」にて規定されており、これは全体が本願明細書に参照により組み込まれている。IEEE 802.11e MACプロトコルは、より信頼性が高いデータフレームの送信のためのオプションのMAC前方エラー訂正(FEC)を規定する。MAC FECプロトコルは遅延承認(DlyAck)方式と共に使用されることが可能であり、この遅延承認方式はIEEE 802.11 MAC仕様書に規定されている従来型の承認(ACK)とは異なる。従来型のACK方式は、フレームの受信器がフレームの正常な受信の後にACKフレームを送信することを可能にする。しかし、遅延ACK方式は、受信器が正常なフレーム受信の後幾らか時間が経過した後にACKフレームを送信することができるように構成される。遅延ACK方式は、特にMAC FECデコーディングの重い演算要求のために規定される。現在、IEEE 802.11MACは、FEC方式を有しない。これに応じて、本発明はIEEE 802.11の環境において実現することができる新規なFEC機構を提案する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ソースシステムと宛て先システムとの間にFEC機構を提供する方法及びシステムを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様によれば、失われたペイロードブロックの回復を可能にする方法は、
ソースノードから宛て先ノードへパケットのシーケンスを送信するステップであって、前記シーケンス中の各パケットは複数のペイロードブロックを有するステップと、
前記送信の間に特定のパケット中の前記複数のペイロードブロックのうちの少なくとも1つが失われたかどうか決定するステップと、
前記特定のパケット中の正常に受信された他のペイロードブロックを後の取得のために記憶媒体に記憶するステップと、
引き続き前記失われたペイロードブロックを含む前記特定のパケットの再送の要求を送信するステップと、
前記記憶されたペイロードブロックを前記引き続きの送信により取得された前記失われたペイロードブロックとシーケンシャルに組み合わせるステップと、
を含む。
【0006】
本発明の別の態様では、パケットスイッチネットワークにおいて失われたペイロードブロックの回復を可能にするシステムは、
変調された信号を受信して復調し、復調されたパケットのシーケンスを生成する復調器であって、前記シーケンスの各パケットは所定の数のペイロードブロックを有する復調器と、
前記復調されたパケットを複数のデコードされたフレームにデコ―ドするための、前記復調器に動作的に結合されたデコーダと、
前記デコーダに結合されたプロセッサであって、前記複数のデコードされたフレームを受信してチェックし、特定のデコードされたフレーム中の複数の誤って受信されたペイロードブロックを識別するプロセッサと、
特定のフレーム中の正常に受信された他のペイロードブロックを後の取得のために記憶媒体に記憶する記憶手段と、
引き続き前記誤って受信されたブロックを有する前記特定のフレームの再送の要求を送信する送信器と、
前記記憶されたペイロードブロックを前記引き続きの送信により取得された前記誤って受信されたペイロードブロックとシーケンシャルに組み合わせるコンバイナと、
を含む。
【0007】
これらの及び他の利点は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を読むことにより当業者に明らかになるであろう。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下の説明においては、制限ではなく説明の目的のために、本発明の完全な理解を与えるために特定のアーキテクチャ、インタフェース及び技術等の詳細が記載される。加えて、明快さ及び簡潔さのために、周知の装置、回路及び方法の詳細な説明は、不必要な細部によって本発明の説明を不明瞭にしないようにするために省略される。
【0009】
本発明は、従来型のFEC方式と関連したオーバーヘッドを最小化すると共に失われたデータパケットの回復を規定制限範囲で可能にするエラー訂正機構に関する。特に本発明は、IEEE 802.11標準規格に従うデジタル通信システムに適用できる。IEEE 802.11eは、データパケットが周知のリード・ソロモン(RS)種のコードを使用してエンコードされる、オプションのMAC FEC方式を規定する。このサービスは、基礎を成すPHY−levelサービスを利用することによりMACサービスデータユニット(MSDU)を交換する機能を有するエンティティを提供する。
【0010】
現在、IEEE 802.11eの下の従来型のエラー回復方式は、復調及びFECデコーディングの後、各ブロックがブロックチェックシーケンス及び周知の巡回冗長検査技術を使用してエラーを評価されるようにする。FECデコーディングの後にエラーがある場合、再送の要求が送信エンティティに送信される。このために、送信エンティティ及び受信エンティティの両方が、FECコーディング及び/又は変調方式の如何なる組合せが再送用に使用されるのかを知らなければならない。しかし、好ましい実施例において、要求及び再送システムを使用するのではなく、正しく受信されたRSコードブロックを再利用して同じフレームの再送された版の他の正しく受信されたRSコードブロックと組み合わせることによって、パケット損失補正においてより大きな効率が達成されることができる。
【0011】
本発明のデジタル通信システムは、FEC及び変調方式に加えて、誤って受信された情報が受信器に再送信されることを可能にする自動再送要求(ARQ)技術を使用する。ARQ技術は、受信されたデータブロックを分析してエラーを探し、エラーを含むブロックの再送を要求することを伴う。FEC技術は、例えば、変調の前のデータの畳込み又はブロックコーディングを含む。畳込みコードをこれら畳込みコードのコードレート(即ち1/2及び1/3)で参照することは一般的であり、より低いコードレートは、より大きなエラー防御を提供するが、所与のチャネルビットレートに対してユーザビットレートを低下させる。それゆえに、FECコーディングは、特定の数のコードビットを使用して特定の数のデータビットを表すことを伴う。FEC技術が当業者にとって周知であることに注意すべきである。
【0012】
図1は、IEEE 802.11eにおいて提案されたRSエンコードされたMACプロトコルデータユニット(MPDU)フレーム形式を示す。図1に示すように、MAC FEC方式においてRSコーデックが用いられる。MSDUは208バイトより遥かに大きくなることができるため、MSDUは最高10ブロックに分割されることができ、ここで、各ブロックは、RSエンコーダによって独立してエンコードされる。この例において本発明で使用されるエンコーダは、(224, 228)という(n,k)値を有するRSブロックコーダである。従ってコーダは、入って来るシーケンスのあらゆるMSDUペイロードブロックに対してFECコード又は冗長ブロックを導出する。本発明によれば、エンコーダは各ペイロードブロックにこれらの冗長ブロックをそれぞれ追加する。好ましい実施例においてデコーディングを容易にするために、好適には本発明によって送信されるパケットは、シーケンス番号又はパケット番号の指示((n,k)値)を含む。これは、MACヘッダフィールドのペイロード/データ長、ペイロード/データブロック情報と示される。示された以外のデータ構造が使用可能であり、これは、異なった大きさのフィールド、フィールドを異なった順序に配列すること、及び、図1に存在しない追加のフィールドを含むがこれらに限らないことは当業者には明らかであろう。
【0013】
図2は、本発明の好ましい実施例に従って動作するデコーダ10を示す。説明の便宜上、以下の説明はオーディオ又はビデオ信号が、デジタルデータストリームに変換されており、ネットワーク中でソースノードから宛て先ノードへ送信されることになっていると仮定する。この説明は、デジタルデータストリーム又はペイロードがフレーム又はペイロードパケットのシーケンスに分割されていると例として更に仮定する。本発明の実施例によれば、デコーダ10は、復調器(又は逆パケット化器(depacketizer))12、デコーダ14、パケットバッファ16、ヘッダ及びFEC除去プロセッサ18、FECプロセッサ20、コントローラ24、バッファ22、コンバイナモジュール26及び送信器28を含む。
【0014】
動作中に、図2に示すように、パケットのストリームは宛て先ノードに到着する。使用するパケット交換プロトコルに依存して、これらのパケットは、順番に又はばらばらに到着し得る。デコーダ14は復調器12から復調されたデータブロックを受信してデータブロックのシーケンスを再構築し、次に、データブロックのシーケンスは個々のデータブロックとしてパケットバッファ16に提供される。その後、ヘッダ及びFEC除去プロセッサ18は、MACヘッダ情報を除去し、ヘッダ情報を調べて、当該データブロックが処理されるべきかどうか、またパケットバッファ16に記憶されているデータブロックがどんな種類のエラー訂正デコーディングを使用することができるか、を決定するように動作する。FECプロセッサ20は、コントローラ24の管理下でエラー訂正動作を実行する。エラーが検出されたら、コントローラ24は、送信器28にソースエンドシステムへのエラーパケットの再送を要求させる。同時に、好適には、正常に到着したペイロードブロックは後の取得のために直接バッファ22に送り届けられ、該バッファは、エンドユーザによる受信のためにペイロードブロックを正しいシーケンスに並べる役目を果たす。ここで、バッファ22において記憶されるブロックの数は、エンコーディング用に元々使用されたブロックコーダの(n,k)値に依存してよい。再送されたデータを受信した後に、コントローラ24は、前述の段落にて説明したように復調及びFEC動作を実行し、次に、再送されたデータが行方不明の情報を回復するのを助けることができるかどうか決定する。例えば、図3に示すように、ソースノードが10個のRSブロック(ブロック1〜10)を有するフレームを宛て先ノードに送信したときに、宛て先ノードはブロック1及び2が訂正可能でないと分かるかもしれない。宛て先ノードは、再送のためにDlyAckをソースノードに送信して、引き続いて受信されたブロック3〜10を廃棄するのではなくキャッシュする。次に、ソースは再び要求されたフレームを送信する。今度は宛て先ノードは、ブロック9及び10に訂正可能でないエラーがあると決定する。宛て先ノードは、オリジナルの受信からブロック9及び10の正しいバージョンを記憶していたので、ソースノードに誤ったフレーム受信(ブロック9及び10)を知らせる必要はない。オリジナルの受信からのブロック3〜10を新規な受信からのブロック1及び2と組み合わせることによって、全部のフレームが正しく再構築されることができる。デコーダ10が行方不明のペイロードブロック1及び2を回復して、バッファ22に記憶されていた残りのブロックとシーケンシャルに組み合わせたら、コントローラ24はエンドユーザに整列されたペイロードを送り届ける。その結果、本発明の再送組み合わせは、潜在的な再送の数を低減することによって、チャネル条件に著しく依存するシステム性能を改良することができる。加えて、正常にフレームを送信するのにより小さい数の再送を必要とするので、限界的なチャネル条件で待ち時間要求を満たす確率は増加される。
【0015】
本発明に従って動作するデコーダは如何なる種類の形式(ハードウェア、ソフトウェア又はファームウェア)も取ることができるが、好適には、エンコーディング及びデコーディング機能の両方は、メモリに記憶された機械語命令の組を動作するコンピュータプロセッサ又はマイクロプロセッサによって実行される。このようなコンピュータプログラムは、実行されると、ここで議論されるような本発明の機能をコンピュータシステムが実行することを可能にする。図4は、ユーザ推薦を提供するために本発明によって実行される処理を示している流れ図である。長方形の要素は、コンピュータソフトウェア命令を示し、ダイヤモンド形の要素は、長方形のブロックで表されるコンピューターソフトウェア命令の実行に影響を及ぼすコンピューターソフトウェア命令を表す。
【0016】
図4を参照すると、ステップ100においてデータのストリームが宛て先ノードで受信される。ステップ110において、デコーダ10は受信されたデータパケットを調べて、修復できないパケットが検出されるかどうか決定する。もし検出されたならば、ステップ120においてデコーダ10は、誤って受信されたパケット中の正しく受信されたブロックを後の取得のためにバッファ22に保存する。同時に、デコーダ10はステップ130において再びデータパケットの再送を要求する。ステップ110で得られたエラーブロックがステップ140において依然としてエラーを含んでいる場合、同じデータパケットの再送の要求が再び送信される。検出されなかった場合には、ステップ150で、ステップ110で見られたエラーデータパケットが再送されたデータパケットから取得され、バッファ22に記憶されていた残りの正しく受信されたブロックと組み合わせられる。最後に、ステップ160において、シーケンシャルに再び組み合わせられたデータパケットはエンドユーザに送信される。 前述から明らかなように、本発明は、デコーダ10が失われたパケットの再送のための要求を繰り返す必要を最小化することができ、これにより多くの潜在的な再送要求に関連したオーバヘッドを最小化するという利点がある。好適な実施例の前述の説明は、いかなる当業者でも本発明を利用することができるようにするために提供されていることに注意されたい。当業者にとってはこれらの実施例の種々の変形例は、発明の能力を使用せずに、他の実施例と共に、容易に明らかになるであろう。従って、本発明はここで示される実施例に制限されず、ここで開示される原理及び新規な機能と調和した最も広い範囲が与えられることを意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】提案されたIEEE 802.11e標準規格にて説明されているような、情報を交換するのに用いられるMACフレーム形式の表示である。
【図2】本発明のエラー訂正制御方式を利用することができる受信器の簡略ブロック図である。
【図3】本発明の動作ステップの図である。
【図4】本発明の動作ステップを示すフローチャートである。
Claims (19)
- 失われたペイロードブロックの回復を可能にする方法であって、
(a) ソースノードから宛て先ノードへパケットのシーケンスを送信するステップであって、前記シーケンス中の各パケットは複数のペイロードブロックを有するステップと、
(b) 前記送信の間に特定のパケット中の前記複数のペイロードブロックのうちの少なくとも1つが失われたかどうか決定するステップと、
(c) 前記特定のパケット中の正常に受信された他のペイロードブロックを後の取得のために記憶媒体に記憶するステップと、
(d) 引き続き、前記失われたペイロードブロックを含む前記特定のパケットの再送の要求を前記ソースノードに送信するステップと、
(e) 前記記憶されたペイロードブロックを前記引き続きの送信により取得された前記失われたペイロードブロックとシーケンシャルに組み合わせるステップと、
を有する方法。 - 請求項1に記載の方法であって、前記複数のペイロードブロックのうちの前記少なくとも1つのペイロードブロックと関連したリンク品質を監視するステップを更に有する方法。
- 請求項1に記載の方法であって、前記送信の間に誤って受信された複数のペイロードブロックをカウントするステップを更に有する方法。
- 請求項1に記載の方法であって、前記ステップ(b)は、前記失われたペイロードブロックを回復させるためにエラー訂正を実行するステップを更に有する方法。
- 請求項4の方法であって、前記エラー訂正が失敗したら前記ステップ(c)〜(e)を実行する方法。
- 請求項1に記載の方法であって、前記ステップ(d)は、前記引き続きの送信から前記失われたペイロードブロックを取得するステップを更に有する方法。
- 請求項1に記載の方法であって、前記ステップ(d)は、
前記引き続きの送信からの前記失われたペイロードに対応する前記ペイロードブロックが正常に受信されたかどうか決定するステップと、
受信されたならば前記ステップ(e)を実行するステップと、
受信されていないならば、前記失われたペイロードブロックを含む前記特定のパケットの再送を再び要求するステップと、
を更に有する方法。 - 失われたペイロードブロックの回復を可能にする方法であって、
(a) ソースノードからのエンコードされた信号のシーケンスを宛て先ノードで受信するステップと、
(b) 特定のデコード形式に従って各受信信号をデコードして複数のデコードされたフレームを生成するステップであって、前記デコードされたフレームの各々は複数のペイロードブロックを有するステップと、
(c) 前記複数のデコードされたフレームを調べて特定のデコードされたフレーム中の複数の誤って受信されたペイロードブロックを識別するステップと、
(d) 前記特定のフレーム中の正常に受信された他のペイロードブロックを後の取得のために記憶媒体に記憶するステップと
(e)引き続き、前記誤って受信されたブロックを有する前記特定のフレームの再送の要求を送信するステップと、
(f) 前記記憶されたペイロードブロックを前記引き続きの送信により取得された前記誤って受信されたペイロードブロックとシーケンシャルに組み合わせるステップと、
を有する方法。 - 請求項8に記載の方法であって、前記複数のデコードされたフレームを生成するために特定の復調形式に従って前記エンコードされた信号を復調するステップを更に有する方法。
- 請求項8に記載の方法であって、前記復調形式はIEEE 802.11標準規格によって特定される方法。
- 請求項8に記載の方法であって、エンコードされた信号はリードソロモンブロックコーダを使用することを含む方法。
- 請求項8に記載の方法であって、前記誤って受信されたペイロードブロックを回復するためにエラー訂正を実行するステップを更に有する方法。
- 請求項8に記載の方法であって、前記エラー訂正が失敗した場合に前記ステップ(d)〜(f)を実行する方法。
- 請求項8に記載の方法であって、前記ステップ(e)は、
前記引き続きの送信からの前記失われたペイロードに対応する前記ペイロードブロックが正常に受信されたかどうか決定するステップと、
受信されたならば前記ステップ(f)を実行するステップと、
受信されていないならば、前記失われたペイロードブロックを含む前記特定のパケットの再送を再び要求するステップと、
を更に有する方法。 - パケットのシーケンスがソースノードから宛て先ノードに送信されるパケットスイッチネットワークにおいて失われたペイロードブロックの回復を可能にする装置であって、前記シーケンス中の各パケットは複数のペイロードブロックを含み、該装置は、
メモリと、
プロセッサと、
前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサによって実行される機械語命令の組と、
を有し、前記プロセッサは、
前記送信の間に特定のパケット中の前記複数のペイロードブロックのうちの少なくとも1つが失われたかどうか決定するステップと、
前記特定のパケット中の正常に受信された他のペイロードブロックを後の取得のために記憶媒体に記憶するステップと、
引き続き、前記失われたペイロードブロックを含む前記特定のパケットの再送の要求を前記ソースノードに送信するステップと、
前記記憶されたペイロードブロックを前記引き続きの送信により取得された前記失われたペイロードブロックとシーケンシャルに組み合わせるステップと、
を実行する装置。 - 請求項15に記載の装置であって、ワイヤレスネットワークの遠距離通信受信器に含まれている装置。
- パケットスイッチネットワークにおいて失われたペイロードブロックの回復を可能にするシステムであって、
変調された信号を受信して復調し、復調されたパケットのシーケンスを生成する復調器であって、前記シーケンスの各パケットは所定の数のペイロードブロックを有する復調器と、
前記復調されたパケットを複数のデコードされたフレームにデコ―ドするための、前記復調器に動作的に結合されたデコーダと、
前記デコーダに結合されたプロセッサであって、特定のデコードされたフレーム中の複数の誤って受信されたペイロードブロックを識別するために、前記複数のデコードされたフレームを受信してチェックするプロセッサと、
特定のフレーム中の正常に受信された他のペイロードブロックを後の取得のために記憶媒体に記憶する記憶手段と、
引き続き、前記誤って受信されたブロックを有する前記特定のフレームの再送の要求を送信する手段と、
前記記憶されたペイロードブロックを前記引き続きの送信により取得された前記誤って受信されたペイロードブロックとシーケンシャルに組み合わせる手段と、
を有するシステム。 - 請求項17に記載のシステムであって、前記誤って受信されたペイロードブロックを回復するためにエラー訂正を実行するエラー訂正手段を更に有するシステム。
- 請求項17に記載のシステムであって、前記復調形式はIEEE 802.11標準規格によって特定されるシステム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/918,163 US20030023915A1 (en) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | Forward error correction system and method for packet based communication systems |
PCT/IB2002/002708 WO2003013067A1 (en) | 2001-07-30 | 2002-07-02 | Forward error correction system and method for packet based communication systems |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004537919A true JP2004537919A (ja) | 2004-12-16 |
JP2004537919A5 JP2004537919A5 (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=25439903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003518119A Withdrawn JP2004537919A (ja) | 2001-07-30 | 2002-07-02 | パケットベースの通信システムのための前方エラー訂正システム及び方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20030023915A1 (ja) |
EP (1) | EP1415438A1 (ja) |
JP (1) | JP2004537919A (ja) |
KR (1) | KR20040023568A (ja) |
CN (1) | CN1476699A (ja) |
WO (1) | WO2003013067A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012527824A (ja) * | 2009-06-02 | 2012-11-08 | インテル コーポレイション | Macヘッダプロテクションを増大させる装置及び方法 |
Families Citing this family (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100547871B1 (ko) * | 2001-11-08 | 2006-02-01 | 삼성전자주식회사 | 이동 통신시스템의 기지국 제어기와 기지국간 패킷 데이터재전송 방법 및 장치 |
US20030112780A1 (en) * | 2001-12-17 | 2003-06-19 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Time diversity combining to increase the reliability of the IEEE 802.11 WLAN receiver |
US7317735B1 (en) * | 2002-06-27 | 2008-01-08 | Broadcom Corporation | Scrambler initialization in a wireless local area network |
US6925094B2 (en) * | 2002-09-23 | 2005-08-02 | Symbol Technologies, Inc. | System and method for wireless network channel management |
US7653043B2 (en) * | 2003-02-03 | 2010-01-26 | Sony Corporation | Communication method, communication device, and computer program |
KR100547844B1 (ko) * | 2003-02-05 | 2006-01-31 | 삼성전자주식회사 | 이동 통신 시스템에서 데이터 브로드캐스팅 방법 |
US7668201B2 (en) * | 2003-08-28 | 2010-02-23 | Symbol Technologies, Inc. | Bandwidth management in wireless networks |
US20050135321A1 (en) * | 2003-12-17 | 2005-06-23 | Jacob Sharony | Spatial wireless local area network |
US7724858B2 (en) * | 2004-11-29 | 2010-05-25 | Intel Corporation | Techniques to manage latency for multiple receivers |
US20060221928A1 (en) * | 2005-03-31 | 2006-10-05 | Jacob Sharony | Wireless device and method for wireless multiple access |
US20060221904A1 (en) * | 2005-03-31 | 2006-10-05 | Jacob Sharony | Access point and method for wireless multiple access |
US20060221873A1 (en) * | 2005-03-31 | 2006-10-05 | Jacob Sharony | System and method for wireless multiple access |
JP4513725B2 (ja) * | 2005-11-09 | 2010-07-28 | ソニー株式会社 | パケット送信装置、通信システム及びプログラム |
US20070160016A1 (en) * | 2006-01-09 | 2007-07-12 | Amit Jain | System and method for clustering wireless devices in a wireless network |
JP2007258817A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Fujitsu Ltd | パケット伝送装置 |
US20080063105A1 (en) * | 2006-09-13 | 2008-03-13 | Via Telecom, Inc. | System and method for implementing preamble channel in wireless communication system |
US8458518B2 (en) | 2007-02-07 | 2013-06-04 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Method and a device for improved retransmissions |
FR2918832A1 (fr) * | 2007-07-11 | 2009-01-16 | Canon Kk | Procedes de transmission de donnees par des noeuds relais dans un reseau de communication synchrone, procede de reception, produit programme d'ordinateur, moyen de stockage et noeuds correspondants. |
US20090028127A1 (en) * | 2007-07-26 | 2009-01-29 | Gordon Kent Walker | Methods and apparatus for providing computational load allocation in a network environment |
KR101420099B1 (ko) * | 2007-09-21 | 2014-07-16 | 삼성전자주식회사 | 방송 컨텐트 재생 방법 및 장치와 방송 컨텐트 제공 방법및 장치 |
CN101933271B (zh) * | 2008-03-17 | 2013-08-14 | 美国博通公司 | 用于具有受保护mac序列号的安全块应答的方法和系统 |
US8553547B2 (en) * | 2009-03-30 | 2013-10-08 | Broadcom Corporation | Systems and methods for retransmitting packets over a network of communication channels |
KR101121591B1 (ko) * | 2009-07-22 | 2012-03-06 | 전자부품연구원 | 인체이식형 의료 장치를 위한 무선통신망에서의 통신 효율이 향상된 프레임 형성 방법 |
WO2011010782A1 (ko) * | 2009-07-22 | 2011-01-27 | 전자부품연구원 | 인체이식형 의료 장치를 위한 무선통신망에서의 프레임 형성 방법 |
US9848029B2 (en) * | 2012-12-28 | 2017-12-19 | Opentv, Inc. | Highly-scalable data transmission |
JP6331263B2 (ja) * | 2013-05-16 | 2018-05-30 | 富士通株式会社 | 通信装置、通信システム、及び通信方法 |
KR20150050133A (ko) * | 2013-10-31 | 2015-05-08 | 삼성전자주식회사 | 통신 시스템에서 패킷 송수신 방법 및 장치 |
CN105743805A (zh) * | 2016-01-28 | 2016-07-06 | 昭文科技(北京)股份有限公司 | 一种数据传输方法及装置 |
CN106877974B (zh) * | 2016-12-21 | 2019-10-08 | 百富计算机技术(深圳)有限公司 | 数据传输方法及装置 |
US10631200B2 (en) * | 2017-06-28 | 2020-04-21 | Qualcomm Incorporated | System and method for packet transmission |
CN115189810B (zh) * | 2022-07-07 | 2024-04-16 | 福州大学 | 一种面向低时延实时视频fec编码传输控制方法 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5553083B1 (en) * | 1995-01-19 | 2000-05-16 | Starburst Comm Corp | Method for quickly and reliably transmitting frames of data over communications links |
US5918019A (en) * | 1996-07-29 | 1999-06-29 | Cisco Technology, Inc. | Virtual dial-up protocol for network communication |
US5983382A (en) * | 1996-12-31 | 1999-11-09 | Lucent Technologies, Inc. | Automatic retransmission query (ARQ) with inner code for generating multiple provisional decodings of a data packet |
FI103541B (fi) * | 1997-04-28 | 1999-07-15 | Nokia Mobile Phones Ltd | Menetelmä pakettikytkentäisen datan siirtoon matkapuhelinjärjestelmäss ä |
US6145109A (en) * | 1997-12-12 | 2000-11-07 | 3Com Corporation | Forward error correction system for packet based real time media |
DE69805849T2 (de) * | 1997-12-12 | 2003-01-23 | 3Com Corp | Ein vorwärtsfehlerkorrektionssystem für packetbasierte echtzeitmedien |
FI108902B (fi) * | 1997-12-19 | 2002-04-15 | Nokia Corp | Menetelmä ja järjestelmä pakettivälitteiseen tiedonsiirtoon |
EP1919117B1 (en) * | 1998-11-30 | 2014-10-15 | Panasonic Corporation | Packet retransmission control using priority information |
JP2002536873A (ja) * | 1999-01-29 | 2002-10-29 | ノキア ネットワークス オサケ ユキチュア | データブロックを合成できる増分的冗長度通信システムにおけるシグナリング方法 |
US6430617B1 (en) * | 1999-03-22 | 2002-08-06 | Hewlett-Packard Co. | Methods and systems for dynamic measurement of a system's ability to support data collection by network management system applications |
US6728920B1 (en) * | 1999-05-24 | 2004-04-27 | Adaptive Broadband Corporation | Method for correcting errors in transfer of information |
KR100305352B1 (ko) * | 1999-05-25 | 2001-09-26 | 심지섭 | 연쇄부호를 사용한 적응형 하이브리드 arq 방법 |
US6928123B2 (en) * | 2000-04-17 | 2005-08-09 | Intel Corporation | Wireless network with enhanced data rate |
US6920108B1 (en) * | 2000-06-26 | 2005-07-19 | Nortel Networks Limited | Method and apparatus for collision avoidance in bufferless networks |
US6853641B2 (en) * | 2000-12-20 | 2005-02-08 | Nortel Networks Limited | Method of protecting traffic in a mesh network |
-
2001
- 2001-07-30 US US09/918,163 patent/US20030023915A1/en not_active Abandoned
-
2002
- 2002-07-02 KR KR10-2003-7004358A patent/KR20040023568A/ko not_active Application Discontinuation
- 2002-07-02 JP JP2003518119A patent/JP2004537919A/ja not_active Withdrawn
- 2002-07-02 WO PCT/IB2002/002708 patent/WO2003013067A1/en not_active Application Discontinuation
- 2002-07-02 CN CNA028030699A patent/CN1476699A/zh active Pending
- 2002-07-02 EP EP02741106A patent/EP1415438A1/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012527824A (ja) * | 2009-06-02 | 2012-11-08 | インテル コーポレイション | Macヘッダプロテクションを増大させる装置及び方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1415438A1 (en) | 2004-05-06 |
WO2003013067A1 (en) | 2003-02-13 |
KR20040023568A (ko) | 2004-03-18 |
CN1476699A (zh) | 2004-02-18 |
US20030023915A1 (en) | 2003-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004537919A (ja) | パケットベースの通信システムのための前方エラー訂正システム及び方法 | |
US8356224B2 (en) | Communication method and system using two or more coding schemes | |
US7151754B1 (en) | Complete user datagram protocol (CUDP) for wireless multimedia packet networks using improved packet level forward error correction (FEC) coding | |
JP3634800B2 (ja) | パリティチェック結合を用いたハイブリッド自動再送要求を実施するシステム及び方法 | |
US7031257B1 (en) | Radio link protocol (RLP)/point-to-point protocol (PPP) design that passes corrupted data and error location information among layers in a wireless data transmission protocol | |
US8004992B2 (en) | Adding hybrid ARQ to WLAN protocols with MAC based feedback | |
US7003710B2 (en) | Communications method, communications apparatus and communications system using same communications apparatus | |
US8386901B2 (en) | Method, device and software application for transmitting data packets in a communication system | |
JP5461414B2 (ja) | 部分的に崩壊したデータパケットからの値の抽出方法 | |
US11252603B2 (en) | Retransmission schemes based on LLR combining in WLAN | |
KR20130123436A (ko) | 개선된 라디오 링크 프로토콜에 대한 순방향 에러 정정 스케쥴링 | |
JP2011507321A (ja) | 圧縮されたネットワークヘッダの確実な送信のための方法と装置 | |
JP2005518142A (ja) | Arqによる再送を実行する方法および装置 | |
WO2006044980A1 (en) | Enhanced transmission systems for use in wireless personal area networks | |
US8341478B2 (en) | Method and apparatus for selective acknowledgement | |
EP1392025A2 (en) | Wireless communication method and wireless communication device | |
JP5236735B2 (ja) | 送信機及び受信機間の改良されたデータ構造境界同期 | |
JP3476788B2 (ja) | 通信方式ならびに送信装置、受信装置およびこれらを備えた通信システム | |
KR20020019334A (ko) | 비동기식 무선통신 시스템에서의 하이브리드 자동재전송요구 2/3 방식 적용 방법과 그의 성능 향상을 위한에러 처리 방법 | |
JP2006314120A (ja) | 無線通信方法 | |
GB2489281A (en) | Automatic Repeat Request (ARQ) scheme | |
JP2004140861A (ja) | 通信方式ならびに送信装置、受信装置およびこれらを備えた通信システム | |
GB2489280A (en) | Hybrid Automatic Repeat Request (HARQ) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20041202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050701 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050701 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070712 |