JP5236735B2 - 送信機及び受信機間の改良されたデータ構造境界同期 - Google Patents

送信機及び受信機間の改良されたデータ構造境界同期 Download PDF

Info

Publication number
JP5236735B2
JP5236735B2 JP2010524448A JP2010524448A JP5236735B2 JP 5236735 B2 JP5236735 B2 JP 5236735B2 JP 2010524448 A JP2010524448 A JP 2010524448A JP 2010524448 A JP2010524448 A JP 2010524448A JP 5236735 B2 JP5236735 B2 JP 5236735B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
boundary identifier
boundary
receiver
identifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010524448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010539768A (ja
Inventor
ウェンシェン ファン,
ボグダン ストコウスキー,
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Publication of JP2010539768A publication Critical patent/JP2010539768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5236735B2 publication Critical patent/JP5236735B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0078Avoidance of errors by organising the transmitted data in a format specifically designed to deal with errors, e.g. location
    • H04L1/0091Avoidance of errors by organising the transmitted data in a format specifically designed to deal with errors, e.g. location arrangements specific to receivers, e.g. format detection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0072Error control for data other than payload data, e.g. control data
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1829Arrangements specially adapted for the receiver end

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

本発明は一般に通信システムに関し、特に送信機及び受信機間の改良されたデータ構造境界同期に関する。
現在の通信ネットワークは、開放型システム間相互接続第7層参照モデル(OSI−7)又はその変形物等の階層化アーキテクチャを採用し、様々なメディア(例えば、光ファイバ、銅線、無線インタフェース等)を介してエンドユーザにデータを送信する。プロトコルスタックとしても既知の階層化アーキテクチャは、IPパケット等の上位レベル論理データ構造から種々のメディアの下位レベル実装の詳細を隠す。送信機においてプロトコルスタックを「下げて」データが処理されるにつれて、上位レベル論理データ構造からのデータは、より下位レベルの、一般により小さな特定の転送媒体向けに最適化されたデータ構造に圧縮される。そのプロトコル層においてデータを処理するのに必要な情報を含むヘッダが付加され、且つデータは、誤り検出訂正符号化、暗号化、及び同等のもの等、さらに処理されてもよい。この処理はデータの下位レベル論理データ構造への「カプセル化」と称される。
多数の下位レベル論理データ構造はチャンネルを介して受信機に送信される。受信機は下位レベル論理データ構造を順序付けるヘッダ内の情報に依存し、且つ誤り訂正、復号化、及び同様のもの等の処理を実行する。上位レベル論理構造で全てのデータがうまく受信されたとき、下位レベル論理構造ヘッダは廃棄され、且つ上位レベル論理構造は再構築されて(「カプセル除去」と称される)さらなる処理のためにプロトコルスタックを「上げて」通過する。上述したように、上位レベル論理データ構造は、それらがカプセル化される下位レベル論理データ構造よりも一般にはるかにに大きいことが多い。上位レベル論理構造の境界についての情報を保存して且つ送信する1つの方法は、下位レベル論理構造が上位レベル論理構造の境界を含むか否かを識別する識別子を各下位レベル論理構造に定義することである。例えば、境界識別子(BI)ビットが定義されてもよい(BIビットはヘッダの一部と考えられてもよく考えられなくてもよい)。BI=1であるなら、下位レベル論理構造は上位レベル論理構造の終端を含み、且つ第2の上位レベルデータ構造の始端を含んでもよい(又はあらゆる追加スペースが埋め込まれてもよい)。BI=0であるなら、下位レベル論理構造は中間論理構造であり、且つ少なくとも1つの連続する下位レベル論理構造は、同じ上位レベル論理構造に対するデータも含むだろう。
もちろん、上位レベル論理データ構造の境界に関して、送信機/受信機の同期というこの形式の様々な変形が知られている。境界識別子が誤って受信され、且つ誤りが検出されないなら、送信機及び受信機の間の同期は失われる。上記の例を使用すると、上位層論理データ構造の終端を示すBI=1が送信されたがBI=0として受信されたなら、受信機はより下位レベル論理データ構造を待つであろうし、上位レベル論理構造をカプセルから取り出さないだろうし且つ上位レベル論理構造を見送らないだろう。受信機はタイムアウトし、「見当たらない」データに対する明確な送信要求を作り出し、または、さらに下位レベル論理データ構造を受信していないという認知されたエラーを処理する。逆に、BI=0が送信されたがBI=1として受信されたなら、受信機は時期尚早に不完全な上位レベル論理構造をカプセルから取り出し且つ上位レベル論理構造を見送るだろう。この場合、上位レベルのプロトコル層における処理は結局エラーを発見するだろうし、且つその上位レベル論理構造の一部または全部を再送信する契機となるだろう。何れにせよ、送信は中断され且つエラー処理ルーチンは送信機および受信機の間での上位層論理データ構造の境界同期を再確立しなければならない。
従って、境界識別子の正確な受信を保証することは、通信ネットワークの効率を改良する。達成するいくつかの方法が当業者に既知である。例えば、BIは追加の誤り訂正コーディング(ECC)によって保護されてもよい。しかしながら、誤り訂正コーディングは余分なものを追加することによって動作する。このことはユーザデータに対するECCビットの全体比率を増加させることによって効率を低下させる。別の例として、BIそれ自体が複製されてもよい。複製BIビットと一致する、多数ビットエラーの可能性は統計的にシングルビットBIエラーの可能性よりも低い。しかしながら、このこともユーザデータに対する付加(冗長BI)ビットの比率を増加させることによって効率を低下させる。
ここで開示され且つクレームされる一つ以上の実施形態によると、上位層論理データ構造の境界に関する送信機及び受信機の間の同期は、送信された境界識別子の値の統計的な尤度と、送信中の通信路の質との両方を考慮することによって改良される。上位層論理構造が多くの下位層論理データ構造にカプセル化されるなら、正の境界識別子よりも統計的に負の境界識別子であることが多い。統計的にありそうもない値に復号化される、低質な通信路の下で受信される境界識別子は疑わしく且つ一つ以上の再送信が要求される。信頼性のある境界識別値は、高質な通信路の状態中に受信される再送信された境界識別子、同じ値に復号化される2つの境界識別子の値が連続して受信されたなら低質な通信路の状態の下での両方の境界識別子、または、3つの連続した境界識別子の過半数すなわち低質な通信路の状態の下で受信された最初の2つの境界識別子である。1又は多くとも2回の再送信のコストで、受信された境界識別子の正確性が向上する。
一実施形態は、変質する通信路を介して送信機から受信機に送信される境界識別子の値を決定する方法に関し、その境界識別子は統計的にありそうな値および統計的にありそうもない値を有する。境界識別子は受信され且つ復号化されて第1の値を取得する。通信路品質メトリックは監視される。通信路品質メトリックが予め定められた閾値以下であり且つ第1の値が統計的にありそうもない値であるなら、第1の値の表示は格納され且つ境界識別子の再送信が要求される。
別の実施形態は受信機に関する。受信機は、統計的にありそうな値または統計的にありそうもない値を有する境界識別子を、変質する通信路を介して受信するように動作し、且つ境界識別子を復号化して第1の値を取得するようにさらに動作する受信機を含む。受信機は受信機を制御するように動作し且つ少なくとも一つの通信路品質メトリックを監視するように動作するコントローラも含んでもよい。受信機はコントローラと組み合わされて動作するメモリをさらに含む。通信路品質メトリックが予め定められた閾値以下であり且つ第1の値が統計的にありそうもない値であるなら、コントローラは第1の値の表示を格納し且つ受信機に境界識別子の再送信を要求させるように更に動作する。
図1は、ネットワークプロトコル層のブロック図である。 図2は、LLCPDUのRLCブロックへのカプセル化を描写する図である。 図3は、RLCブロックのブロック図である。 図4は、EGPRS送信に対するRLCブロックのペイロードのブロック図である。 図5は、代表的なFBIセット決定表である。 図6は、受信された境界識別子の値を決定する方法のフローチャートである。
本発明の実施形態は、ここでは拡張汎用パケット無線サービス(EGPRS)システムとの関連で説明され、具体例を提供する。しかしながら、当業者は、本発明はEGPRSまたは他のシステムに限定されず、且つあらゆるメディアを介して、あらゆるプロトコル層で、あらゆる通信ネットワークで送信機および受信機の間での論理構造の境界同期を改良するように有利に実行されてもよいことを容易に認識するだろう。
EGPRSは、GPRS基準を介して更に高いデータ転送レートおよび改良されたデータ転送の信頼性を提供する第3世代(3G)デジタル無線通信技術である。EGPRSはグローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM)無線基準のユーザに利用可能な、デジタルのパケット交換サービスである。EGPRSは、ワイヤレス・アプリケーション・プロトコル(WAP)アクセス、ショート・メッセージ・サービス(SMS)、マルチメディア・メッセージング・サービス(MMS)、ボイス・オーバー・アイピー(プッシュトークまたはPTTとしても既知である、VoIP)、インスタント・メッセージ(IM)、および電子メールやワールドワイドウェブ(WWW)アクセス等のインターネット通信サービス等のサービスをサポートする。
EGPRSでのパケットデータトランザクションは、論理リンク制御(LLC)プロトコル層パケットデータユニット(PDU)を送信機及び受信機の間で転送するテンポラリ・ブロック・フロー(TBF)を確立することによって実行される。LLCプロトコルは、使用される無線インタフェースプロトコルとは独立した最も下位のEGPRSプロトコルである。このことは、EGPRSを、無線インタフェースとはできる限り独立したコアネットワーク設計にする。この議論では、(一連のLLCPDUを備える)TBFは、送信されるべき上位層論理データ構造である。図1はLLC層以下のプロトコルスタック構造を描写する。それは、無線リンク制御(RLC)、メディア・アクセス制御(MAC)、および物理(PHY)層を含む。PHYはネットワークノードを接続する物理的リンクである。EGPRSの場合、これは無線インタフェースである。MAC層は、アクセス、共有、およびトラフィック・チャネル等の無線インタフェースリソースのリリースに関するタスクを実行する特定の伝送媒体−この場合、無線インタフェース−へのデバイスのアクセスを制御する。無線リンク制御プロトコル層は、トラフィック・チャネルを介して送信されるデータが、受信機がエラーを検出したらデータブロックの再送信を要求する自動再送要求(ARQ)プロトコルを適用することによって、正確に受信されることを保証する。ここではRLCブロックと称されるデータブロックはヘッダおよびデータ領域、またはペイロードを含む固定サイズのデータ構造である。この議論では、RLCブロックは下位レベル論理データ構造である。送信機において、RLC層は各LLCPDUを送信のための連続したRLCブロックペイロードにカプセル化する。受信機においてRLC層はRLCブロックをカプセルから取り出し且つTBFを形成するLLCPDUを再構築する。
図2においてRLC層のカプセル化が図式的に描写される。LLCPDUの区分およびRLCブロックのカプセル化は、シングルRLCブロックのペイロードよりも大きいLLCPDUの転送を許可するようにサポートされる。LLCPDUのコンテンツが整数個のRLCブロックを満たさないなら、次のLLCPDUの始端が、最初のLLCPDUの最後のRLCブロックに配置され、最初のLLCPDUの終端及び次のLLCPDUの始端の間には何も無くまたはスペースも無い。TBFにおけるLLCPDUは様々な長さを有してもよく、且つ様々な数のTBFにおけるLLCPDUが存在してもよい。TBFにおける最後のLLCPDUが整数個のRLCブロックを満たさないなら、最後のマークアップブロックはフィラーオクテットに詰められる。図3はRLCブロックの構造を描写する。各RLCブロックのペイロードは一つ以上のLLCPDUからのオクテットを含む。EGPRSのデータ転送のためのRLCブロックは結合RLC/MACヘッダを含み、結合RLC/MACヘッダはRLCブロックが送信されたのと同じオーダで受信機において再構築されることを保証するブロックシーケンス番号(BSN)を含む。RLCブロックは、変調体系およびコード体系に依存する1つまたは2つのデータブロックも含む。図4に描写される、各RLCブロックは、拡張(E)ビットおよび最終ブロック識別子(FBI)ビットを含み、そしてEGPRSのRLCデータが後に続く。
ネットワークは送信機および受信機の間でテンポラリ・ブロック・フロー(TBF)を最初に確立し、そして(RLCブロックにカプセル化された)TBFを形成するLLCPDUを連続して送信することによってEGPRSデータを送信する。ネットワークは、「1」に設定されたFBIビットを伴うRLCデータブロック(最後の1つ以外のTBFにおける全てのRLCブロックは「0」に設定されたFBIビットを有する)を送信することによって、TBFの終了を示す。受信機において検出されないままのFBIビットの不正確な復号化はシステムエラーを引き起こす。例えば、FBI=0がFBI=1として復号化されたなら、送信機がTBFの終端を示したと誤って信じて、受信機は継続するTBFを取りやめるだろうしまう。送信機からのその次のRLCブロックは無視されるだろうし、上位プロトコルレベルにおいて検出され改善されるに違いないTBFに対する送信の失敗に帰結し、結局再送信に帰結する。一方、FBI=1がFBI=0として復号化されたなら、受信機はTBFの意図される終了を認識できないだろうし、且つさらなるRLCブロックを待って最後のLLCPDUを再構築および転送しないだろう。このエラーは、タイムアウト処理手順を介して等、上位プロトコルレベルにおいて検出且つ改善もされるだろうが、結局再送信に帰結する。何れにせよ、送信は中断され且つ無線インタフェースリソースは必要以上にTBF全体を再送信することによって無駄となる。従って、FBIビットが十分に雑音のある通信路に対して保護されることが明らかである。しかしながら、いつもこのような場合であるとは限らない。
図3を再び参照すると、RLCヘッダ及びRLCデータの両方は1/3畳み込み符号化され且つ周期的冗長検査(CRC)で保護され、低質な通信路条件の下で受信機においてRLC層を正確に復号化する可能性を増加させる。ヘッダ及びペイロードでの符号化の1つの違いは、ペイロードデータはひどいパンク状態であり、誤り訂正符号を用いて符号化した後、冗長符号化ビットのいくつかを取り除く処理である。このことは、ペイロードデータがヘッダよりもはるかに保護されていないことに帰結する。例えば、MCS−9では、畳み込み符号レートは1/3であるが、しかしながら全ての畳み込み符号化されたペイロードビットの2/3がその後パンク状態であり、符号化利得が全くない状態に帰結する。FBIビットがRLCペイロードに存在するので、FBIビットは畳み込み符号化によって保護されておらず、且つ全ての誤り検出は12ビットCRCに依存する。
CRCの誤り検出機能は限定的である。CRC誤り検出機能は、CRC奇偶検査ビット、CRC奇偶検査ビットの数、及び情報ビットの長さをカプセル化するために使用されるバイナリ多項式に依存する。12ビットCRCに対しては、エラーが検出されない可能性は1/(212)、すなわち0.0244%である。このエラーの可能性は小さいが、低質な通信路条件で作用する4つのダウンリンクスロットを伴うMCS−9に対して、(リンク適応がないと仮定すると)20.5秒につき1回程度の頻度で検出されないエラーが起こりうる。ファイル転送、ストリーミングオーディオまたはビデオ、及び同等のもの等の多くのアプリケーションでは、LLCPDUはRLCブロックよりもはるかに大きく、且つTBFは多数のLLCPDUを含んでもよい。従って、FBI=1よりもFBI=0ビットの方が多く存在し、FBI=0の受信を統計的にはるかに多く作り出すことになる。この統計的な可能性は、通信路条件の監視と共に、FBIビットでのCRC非検出エラーの場合に、送信機及び受信機の間でのフレーム境界同期のロスを避けるために利用されてもよい。
一実施形態において、受信機は各RLCブロックの受信の間、通信路の質を監視し、且つRLCブロックのFBIを復号化する。通信路の質は、当業者に既知の、いくつかの通信路品質メトリックに従って確認されてもよい。例えば、受信機は、ビット誤り確率(BEP)、フレーム誤り率(FER)、ソフトフレーム品質(SFQ)、または他の特定の実装に適した通信路品質メトリック、を監視してもよい。通信路条件が良ければ−すなわち通信路品質メトリックが予め定められた閾値を超過したなら−復号化されたFBIビットの値は信頼されてもよく、且つ従ってTBFは終端となる又はならない。通信路条件が悪ければ−すなわち通信路品質メトリックが予め定められた閾値以下であるなら−復号化されたFBIビットの値は検査される。FBIビットが統計的にありそうもない値(すなわち、FBI=1)を有するなら、低質な通信路条件を考慮すると復号化された値は疑わしい。統計的にありそうもない値への依存および時期尚早にTBFを取りやめるリスクよりもむしろ、復号化されたTBF値および(RLCヘッダのブロックシーケンス番号(BSN)によって識別される)そのRLCブロックの指標が格納され、且つ受信機はRLCブロックの再送信を要求する。図5は、FBIビット意思決定マトリクスの1つの形式の文書としてのFBI設定決定(FSD)テーブルを描写する。
再送信されたRLCブロックを受信するとすぐに、再送信の間の通信路条件が上で議論されたように評価される。通信路条件が良ければ、再送信されたFBIビットの値は信頼されてもよく、且つ従ってTBFは終了されるまたはされない。この例はFSDテーブルのエントリ2である。13のBSNを有するRLCブロックで受信されたFBIビットはFBI=1として復号化されたが、しかしながら通信路の質は悪かった。良い通信路品質で、RLCブロック13が再送信され、且つFBI=0が復号化された。使用のために決定されたFBI値は通信路品質のために、FBI=0である。
再送信の間の通信路品質が悪ければ、再送信されたFBIビットの復号化された値は格納されたFBIビットの値と比較される。2つの値が合致すれば、同じRLCデータ上で連続して起こる2つの非検出CRCエラーの可能性は非常に小さいので、それら共通の値は信頼される。この例はFSDテーブルのエントリ1である。8というBSNを有するRLCブロックで受信されたFBIビットはFBI=1として復号化されたが、しかしながら、通信路品質は悪かった。RLCブロック8は再送信され、且つFBIビットは再びFBI=1として復号化された。FBIビットの連続したCRC非検出エラーの可能性が低いせいで、決定されたFBI値はFBI=1である。品質が高ければ、FBI=1はそのような理由で信頼されるだろうから、この場合、再送信の間の通信路品質は重要ではないことに留意すべきである。従って、1つの最適化として、通信路条件を評価すること無しに、再送信されたFBI=1ならそれは決定されたFBI値である。
再送信されたFBIビットの値が格納されたFBIビットの値と合致しないなら、且つ通信路品質が両方の場合で悪ければ、ビットの1つは誤って復号化されている。この場合、どちらの値をFBIに対して割り当てるかの決定は2つの方法でなされてもよい。一実施形態において、統計的にありそうなFBI値が仮定される(すなわち、FBI=0)。別の実施形態において、受信機は再送信されたFBIビットの値の指標を格納し、且つRLCブロックに対する第2の再送信要求を出す。第2の再送信されたRLCブロックを受信するとすぐに、元のFBI値および2つの再送信されたFBI値のうち過半数によってFBIビット値が決定される。最初の2つのFBI値が一致しないならこの状況は唯一到達されるので、第2の再送信されたFBI値は過半数の結果であろうし、且つそれは決定されたFBIとして捉えられてもよいことに留意すべきである。第2の再送信されたFBI値はその送信の間通信路品質が高ければ信頼されてもよいので、RLCブロックの第2の再送信の間に通信路条件を評価する必要はない。この例はFSDテーブルのエントリ3である。RLCブロック256で受信されたFBIビットは、元は悪い通信路条件の下でFBI=1として復号化された。悪い通信路条件の下でも受信された、再送信されたFBIビットはFBI=0として復号化された。RLC256の第2の再送信が要求され、且つ(FBIビットの値は、低質な通信路条件の下で過半数を得る、または高質な通信路条件の下で信頼されるので)FBIビットの値は−通信路条件に関わらず−決定されたFBIビット値として捉えられるだろう。このようにして、1つまたは最も悪くとも2つのRLCブロックの再送信のコストで、FBIビットが、誤って復号化されて統計的にありそうもない値を示す低質な通信路条件の下で受信される可能性が低減される。
当業者は図5のFSDテーブルは詳細な説明のための決定マトリクスであり、且つ全てのデータ構造を表すわけではなく、ある実施形態において実際に格納されたデータを表すわけでもないことを認識するだろう。実際には、少量のデータのみ格納される必要がある。各エントリに対して、BSNは、疑わしいFBIビットとそのRLCブロックとを関連付けるために必要である。しかしながら、FBI=1として復号化され且つ通信路品質が悪ければFBIビットは唯一格納されるので、「第1の復号化」の行は全てのエントリに対して同一であろうし且つ従って冗長である。同様に、FBIビットは第1の再送信されたFBIビット(及び、第2のエントリに対しては、通信路品質)の検査に関して最初の2つのエントリの場合に決定されるので、「第2の復号化」の行の下では、第3のエントリのみが実際にメモリに何かを格納するだろう。さらにその上、第2の再送信要求はFBI=0であり且つ通信路が低質であることの両方の場合にのみなされるので、「第2の複合化」の行の下ではシングルビットで十分である。ここで使用されるように、境界識別子の値の指標を格納する工程は、実際の値を格納する工程に限定されないが、その値を示すのに十分なあらゆるデータを格納する工程を備えてもよい。もちろん、本発明は、上で示されたような、EGPRSにおいてTBFのLLCPDUカプセル化するRLCブロックでのFBIビットに限定されない。図6は、低質な通信路条件の下における送信機および受信機の間での、上位レベル論理データ構造の改良された境界同期の一般的な方法100を描写し、ここで、上位レベル論理データ構造をカプセル化する、多数の下位レベル論理データ構造のそれぞれにおける境界識別子は統計的にありそうな値および統計的にありそうもない値を有する。方法100は、受信機で実行されるが、境界識別子を受信し且つ復号化することによって開始する(ブロック102)。CRCチェック等の、誤り訂正チェックは、境界識別子が送信された下位レベル論理データ構造で実行されてもよい(ブロック104)。誤り訂正チェックが失敗したら(ブロック104)、受信機は下位レベル論理データ構造の再送信を要求する(ブロック106)。
例え下位レベル論理データ構造が誤り訂正チェック(ブロック104)を通過しても、境界識別子はまだ誤って復号化されていたかもしれない。受信された境界識別子が特定の下位レベル論理データ構造に対する第2の再送信(第3の復号化)であるかどうかを決定するために、境界識別子決定(BID)テーブルが参照される(ブロック108)。そうであるなら、境界識別子に対する2つの前値が一致しない場合にのみ第2の再送信が要求されるので、境界識別子の現在値は境界識別子に対する最終決定として捉えられる(ブロック110)。BIDテーブルでの対応するエントリは消去され、且つ下位レベル論理データ構造の正確な受信に応答する工程等、さらに処理が進む。
現在の境界識別子が第2の再送信でないなら(ブロック108)、それが第1の再送信された境界識別子であるかどうかを決定するためにBIDテーブルが参照される(ブロック112)。BIDテーブルのどのエントリも(シーケンス番号によって等)下位レベル論理データ構造と一致しないなら、それは再送信ではなく,且つ境界識別子の値が検査される(ブロック114)。境界識別子の値が統計的にありそうな値であるなら、その値は受け入れられる(ブロック116)、且つ下位レベル論理データ構造の正確な受信に応答する工程等、さらに処理が進む(ブロック118)。
境界識別子の値が統計的にありそうもない値であるなら(ブロック114)、通信路品質が評価される(ブロック120)。通信路品質が良ければ(すなわち、1つ以上の通信路品質メトリックが予め定められた閾値を超過した場合)、統計的にありそうもない値は境界識別子に対する適切な値として受け入れられ(ブロック122)、且つさらに処理が進む(ブロック118)。通信路品質が悪ければ(すなわち、1つ以上の通信路品質メトリックが予め定められた閾値以下である場合)(ブロック120)、エントリがBIDテーブルに創出され、(シーケンス番号によって等)下位レベル論理構造と関連づけられ(ブロック124)、且つ(下位レベル論理データ構造の再送信を備えてもよい)境界識別子の再送信が要求される(ブロック126)。
現在の境界識別子が第1の再送信された境界識別子であるなら(ブロック112)、境界識別子の値は検査される(ブロック128)。境界識別子の値が統計的にありそうもない値であるなら、同じビットで連続した非検出エラーの非常に低い可能性、または再送信の間の高質な通信路条件のどちらかに起因して、その値は受け入れられる(ブロック130)BIDテーブルでの対応するエントリは消去され(ブロック132)、且つさらに処理が進む(ブロック118)。
第1の再送信された境界識別子の値が統計的にありそうな値であるなら(ブロック128)、第1の再送信された境界識別子は元の復号化された境界識別子と一致しない(再送信は元の値が統計的にありそうもない値である場合にのみ要求されるだろう)。一実施形態において、ブロック128の「NO」の出力からの点線経路によって示されるように、統計的にありそうもない値が境界識別子に対する適切な値として採用される(ブロック136)。対応するBIDテーブルエントリは消去され(ブロック132)、且つさらに処理が進む(ブロック118)。
別の実施形態において、第1の再送信された境界識別子が統計的にありそうな値を有することを発見するとすぐに(ブロック128)、再送信の間の通信路品質が評価される(ブロック134)。通信路品質が高ければ、その値は受け入れられ(ブロック136)、BIDテーブルエントリは消去され(ブロック132)、且つさらに処理が進む(ブロック118)。通信路品質が低ければ(ブロック134)、元の境界識別子および第1の再送信された境界識別子の1つは誤って復号化され、且つ両方が低質な通信路条件の下で受信された。この場合、再送信された境界識別子の値の指標がBIDテーブルに格納され(ブロック138)、且つ第2の再送信が要求される(ブロック106)。受信するとすぐに、第2の再送信された境界識別子の値(すなわち、第3の復号化)は適切な境界識別子として受け入れられるだろう(以下のブロック102、104、108、110の経路)。
このようにして、統計的にありそうもない値に復号化される、低質な通信路条件の下で受信された境界識別子は、1つ以上の境界識別子(および、必要なら、それを含む下位レベル論理構造)の再送信を介して検証されまたは有効にされる。再送信された境界識別子が高質な通信路条件の間に受信された場合、低質な通信路条件の下で受信された連続した境界識別子が同じ値に復号化された場合、または全てが低質な通信路条件の下で受信された3つの連続した境界識別子の過半数によって、境界識別子に対する受け入れ可能な値が取得される。これらのどの場合でも、受け入れられた境界識別子の値が実際に送信された値であるという信頼性レベルは、低質な通信路条件の下で受信された境界識別子が統計的にありそうもない値に復号化される場合よりもはるかに高い。従って、受信された境界識別子の信頼性レベルを増加させることによって、1つのみまたは多くとも2つの境界識別子(または境界識別子を含む下位レベル論理データ構造)の再送信という不利益を招来する一方、上位レベル論理データ構造に関して送信機および受信機の間での境界同期を誤って失う可能性が低減する。
図6に描写される境界識別子決定方法100は、汎用コンピュータ上で実行する専門のソフトウェアまたは要素を処理する専用ネットワークによって、または、ソフトウェアの組み合わせ、専用ハードウェア、ファームウェア、またはコンピュータの当業者に既知の同様のものによって、実行されてもよい。ここで使用されるように、境界識別子は、少なくとも1つの統計的にありそうもない値および少なくとも1つの統計的にありそうな値を有するシングルビット値またはマルチビット値であってもよい。境界識別子の値の統計的可能性は、関心のある通信の送信の間に他の境界識別子の値に関してそれが起こる相対的な可能性である。本発明は、もちろん、ここで具体的に説明された方法以外の本発明に不可欠な特徴を逸脱しない他の方法で実行されてもよい。本実施形態はあらゆる点で実例であって且つ限定的ではないものと考えられるべきであり、且つ、添付の特許請求の範囲の意味および均等の範囲での全ての変形が包含されることが意図される。

Claims (23)

  1. 質が変化する通信路を介して送信機から受信機に送信される下位レベル論理データ構造に含まれる上位レベル論理データ構造の境界を示す境界識別子の値を決定する方法であって、前記境界識別子は、統計的に尤度が高い値または統計的に尤度が低い値を持ち
    境界識別子を受信する工程および前記境界識別子を復号化して第1の値を取得する工程と、
    通信路品質メトリックを監視する工程と、
    前記通信路品質メトリックが予め定められた閾値以下であり且つ前記第1の値が前記統計的に尤度が低い値であるなら、前記第1の値という指標を格納する工程および前記境界識別子の再送信を要求する工程と、
    を有することを特徴とする方法。
  2. 再送信された境界識別子を受信する工程および前記再送信された境界識別子を復号化して第2の値を取得する工程と、
    前記第2の値が前記第1の値と合致するなら、前記境界識別子の値は前記統計的に尤度が低い値であると決定する工程と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 再送信された境界識別子を受信する工程および前記再送信された境界識別子を復号化して第2の値を取得する工程と、
    前記第2の値が前記第1の値と異なるなら、前記境界識別子の値は前記統計的に尤度が高い値であると決定する工程と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 再送信された境界識別子を受信する工程および前記再送信された境界識別子を復号化して第2の値を取得する工程と、
    通信路品質メトリックを監視する工程と、
    前記通信路品質メトリックが予め定められた閾値よりも大きいなら、前記境界識別子の前記値は前記第2の値であると決定する工程と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 再送信された境界識別子を受信する工程および前記再送信された境界識別子を復号化して第2の値を取得する工程と、
    通信路品質メトリックを監視する工程と、
    前記通信路品質メトリックが予め定められた閾値以下であるなら、前記第2の値という指標を格納する工程および前記境界識別子の2回目の再送信を要求する工程と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 2回目に再送信された境界識別子を受信する工程および前記2回目に再送信された境界識別子を復号化して第3の値を取得する工程と、
    前記境界識別子の前記値は前記第3の値であると決定する工程と、
    をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 境界識別子を受信する工程は、前記境界識別子を含む下位レベル論理データ構造を受信する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記境界識別子の前記値は、複数の下位レベル論理データ構造にカプセル化された上位レベル論理データ構造が、前記境界識別子を含む前記下位レベル論理データ構造で終了するかどうかを示すことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記境界識別子の前記統計的に尤度が高い値は、前記上位レベル論理データ構造が前記境界識別子を含む前記下位レベル論理データ構造で終了しないことを示すことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記通信路品質メトリックがビット誤り確率(BEP)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記通信路品質メトリックがフレーム誤りレート(FER)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 前記通信路品質メトリックがソフトフレーム品質(SFQ)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 前記境界識別子は、拡張汎用パケット無線サービス(EGPRS)システムにおける無線インタフェースを介して送信機から受信機に送信される無線リンク制御(RLC)層データブロックでの最終ブロック識別子(FBI)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 前記FBIビットは、複数の論理リンク制御(LLC)パケットデータユニット(PDU)を有するテンポラリ・ブロック・フロー(TBF)が前記FBIビットを含む前記RLCブロックで終了するかどうかを示すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 受信機であって、
    統計的に尤度が高い値または統計的に尤度が低い値を持ち下位レベル論理データ構造に含まれる上位レベル論理データ構造の境界を示す境界識別子を変質する通信路を介して受信するように動作し、且つ前記境界識別子を復号化して第1の値を取得するようにさらに動作する受信機と、
    前記受信機を制御するように動作し、且つ少なくとも1つの通信路品質メトリックを監視するようにさらに動作するコントローラと、
    前記コントローラと組み合わされて動作するメモリと、を備え、
    通信路品質メトリックが予め定められた閾値以下であり且つ前記第1の値が前記統計的に尤度が低い値であるなら、前記コントローラは、前記第1の値の指標を格納し且つ前記受信機に前記境界識別子の再送信を要求するようにさらに動作することを特徴とする受信機。
  16. 前記受信機は、再送信された境界識別子を受信し且つ前記再送信された境界識別子を復号化して第2の値を取得するようにさらに動作し、
    前記第2の値が前記第1の値と合致するなら、前記コントローラは、前記境界識別子の前記値は前記統計的に尤度が低い値であると決定するようにさらに動作することを特徴とする請求項15に記載の受信機。
  17. 前記受信機は、再送信された境界識別子を受信し且つ前記再送信された境界識別子を復号化して第2の値を取得するようにさらに動作し、
    前記第2の値が前記第1の値と異なるなら、前記コントローラは、前記境界識別子の前記値は前記統計的に尤度が高い値であると決定するようにさらに動作することを特徴とする請求項15に記載の受信機。
  18. 前記受信機は、再送信された境界識別子を受信し且つ前記再送信された境界識別子を復号化して第2の値を取得するようにさらに動作し、
    前記第2の値と関連付けられた前記通信路品質メトリックが予め定められた閾値よりも大きければ、前記コントローラは、前記境界識別子の前記値は前記第2の値であると決定するようにさらに動作することを特徴とする請求項15に記載の受信機。
  19. 前記受信機は、再送信された境界識別子を受信し且つ前記再送信された境界識別子を復号化して第2の値を取得するようにさらに動作し、
    前記第2の値と関連付けられた前記通信路品質メトリックが予め定められた閾値以下であるなら、前記コントローラは、前記第2の値という指標を格納し且つ前記受信機に前記境界識別子の2回目の再送信を要求するようにさらに動作することを特徴とする請求項15に記載の受信機。
  20. 前記受信機は、2回目に再送信された境界識別子を受信し且つ前記2回目に再送信された境界識別子を復号化して第3の値を取得するようにさらに動作し、
    前記コントローラは、前記境界識別子の前記値は前記第3の値であると決定するようにさらに動作することを特徴とする請求項19に記載の受信機。
  21. 前記通信路品質メトリックがビット誤り確率(BEP)であることを特徴とする請求項15に記載の受信機。
  22. 前記通信路品質メトリックがフレーム誤りレート(FER)であることを特徴とする請求項15に記載の受信機。
  23. 前記通信路品質メトリックがソフトフレーム品質(SFQ)であることを特徴とする請求項15に記載の受信機。
JP2010524448A 2007-09-18 2008-08-27 送信機及び受信機間の改良されたデータ構造境界同期 Active JP5236735B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/856,898 US8270436B2 (en) 2007-09-18 2007-09-18 Data structure boundary synchronization between a transmitter and receiver
US11/856,898 2007-09-18
PCT/EP2008/061229 WO2009037079A1 (en) 2007-09-18 2008-08-27 Improved data structure boundary synchronization between a transmitter and receiver

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010539768A JP2010539768A (ja) 2010-12-16
JP5236735B2 true JP5236735B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=40039685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010524448A Active JP5236735B2 (ja) 2007-09-18 2008-08-27 送信機及び受信機間の改良されたデータ構造境界同期

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8270436B2 (ja)
EP (1) EP2191602B1 (ja)
JP (1) JP5236735B2 (ja)
AT (1) ATE545229T1 (ja)
WO (1) WO2009037079A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8566929B2 (en) * 2008-01-14 2013-10-22 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Integrity check failure detection and recovery in radio communications system
US8416808B2 (en) * 2008-09-12 2013-04-09 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Packet indicator for RLC protocol
US8392810B2 (en) * 2010-01-25 2013-03-05 Qualcomm Incorporated Majority vote error correction
US9736684B2 (en) * 2011-06-01 2017-08-15 Qualcomm Incorporated Mechanisms for detection of and recovery from ciphering parameter mismatch on communication networks
WO2012149724A1 (zh) * 2011-09-05 2012-11-08 华为技术有限公司 一种快速通道互连链路监控方法和设备及系统
US8687753B1 (en) 2012-10-19 2014-04-01 Hamilton Sundstrand Corporation Fast syncing method of handling data

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20010056560A1 (en) * 1998-10-08 2001-12-27 Farooq Khan Method and system for measurement based automatic retransmission request in a radiocommunication system
FI112842B (fi) * 1999-01-11 2004-01-15 Nokia Corp Menetelmä ja laitteet jatketun pakettikytkentäisen radioyhteyden toteuttamiseksi
FI110563B (fi) * 2000-06-20 2003-02-14 Nokia Corp Resurssien varaus pakettimuotoisessa tiedonsiirrossa
TW511340B (en) * 2000-12-12 2002-11-21 Elan Microelectronics Corp Method and system for data loss detection and recovery in wireless communication
US6909758B2 (en) * 2001-04-27 2005-06-21 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Systems and methods for decoding data blocks
US6741554B2 (en) * 2002-08-16 2004-05-25 Motorola Inc. Method and apparatus for reliably communicating information packets in a wireless communication network
US6937564B2 (en) * 2003-05-30 2005-08-30 Nokia Corporation Management of downlink TBF in an EGPRS and in a GPRS mobile station using final block indicator and relative reserved block period field
CN101300803B (zh) 2005-11-01 2011-11-16 捷讯研究有限公司 在egprs移动电子通信设备中接收和管理下行链路无线电链路控制数据块的方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2191602A1 (en) 2010-06-02
US20090074046A1 (en) 2009-03-19
US8270436B2 (en) 2012-09-18
EP2191602B1 (en) 2012-02-08
WO2009037079A1 (en) 2009-03-26
JP2010539768A (ja) 2010-12-16
ATE545229T1 (de) 2012-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2353063C2 (ru) Способ и устройство для сокращения служебных сигналов в усовершенствованной восходящей линии связи в системе беспроводной связи
EP2517361B1 (en) Broadcast system with incremental redundancy transmitted over a unicast system
EP1543644B1 (en) Method and devices for error tolerant data transmission, wherein retransmission of erroneous data is performed up to the point where the remaining number of errors is acceptable
JP4703310B2 (ja) 通信方法および通信システム
JP3634800B2 (ja) パリティチェック結合を用いたハイブリッド自動再送要求を実施するシステム及び方法
JP5650332B2 (ja) 集約されたパケットの送信におけるパケットレベル消去保護コーディング
AU715820B2 (en) Method and apparatus for data recovery in arq systems
US20030023915A1 (en) Forward error correction system and method for packet based communication systems
US8745470B2 (en) Method and system for data transmission in a data network
JP2000244461A (ja) 高い信頼度でパケットデータを伝送するための方法および装置
US20220209893A1 (en) Adaptive Payload Extraction and Retransmission in Wireless Data Communications with Error Aggregations
JP5236735B2 (ja) 送信機及び受信機間の改良されたデータ構造境界同期
KR20190127862A (ko) 데이터 처리 방법 및 장치
US20110206022A1 (en) QoS WIRELESS NETWORKING FOR HOME ENTERTAINMENT
TWI840997B (zh) 一種接收裝置
Soltani et al. Performance evaluation of error control protocols over finite-state Markovian channels
GB2489280A (en) Hybrid Automatic Repeat Request (HARQ)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5236735

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250