JP2004537560A - 毛髪着色組成物及びそれらの使用 - Google Patents

毛髪着色組成物及びそれらの使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、
(iv)酸化を受けることが可能であり、その後たった1つの求電子性攻撃反応を受けることが可能であるアミノ芳香族系から選択される少なくとも1つの顕色剤と、
(v)酸化を受けることが可能であり、その後少なくとも2つの求電子性攻撃反応を受けることが可能であるアミノ芳香族系から選択される少なくとも1つの顕色剤と、
(vi)少なくとも1つのカップラーとを含み、
改良された毛根から毛先までの均一性及び改良された毛髪の色をもたらす毛髪着色組成物を提供する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪を着色するための新しい組成物、及び毛髪着色プロセスにおいて本組成物を使用する方法に関する。特に、顕色剤成分の新しい組み合わせ及び特定の効果を達成するためのその使用に関する。
【背景技術】
【0002】
毛髪着色組成物は、一般に通常は顕色剤として知られる(前駆体又は一次中間体としても知られる)種々の芳香族化合物類と、通常はカップラーとして知られる種々の他の化合物類とを含む。色の形成のために酸化剤を必要とするため、これらは、酸化的毛髪着色剤といわれる。顕色剤として記載される化合物は、酸化剤と反応して反応性酸化中間体を形成する化合物である。次いで、この中間体は、1つのカップラー又は複数のカップラーと反応して着色した分子が得られる。いくつかの顕色剤は、同じ型の別の分子との反応、即ち自己カップリングが可能である。カップラーは、一般的に酸化剤とは反応しないが、その代わり顕色剤と酸化剤との反応によって形成される反応性酸化中間体と反応する。
【0003】
本願発明者らの以前の刊行物、PCT国際公開特許WO98/52591、WO98/52520、WO98/52521、WO98/52522、及びWO98/52523において、定義された型の酸化的毛髪着色剤を使用する毛髪着色組成物を記載している。特に、これらの刊行物において、カップラーが、3つの群(A)、(B)、及び(C)から選択されることが必須であり、それらは定義された顕色剤とカップリングする場合、それぞれ、シアン、黄色、及びマゼンタ色を発する。これらの刊行物において、顕色剤は酸化を受けることが可能であり、その後たった1つの求電子性攻撃を受けることが可能な種類でなければならない。好ましい組成物及び例示的な組成物は、これらの定義された顕色剤及びカップラーのみを含有するが、他の型の酸化的毛髪着色剤がさらに存在してもよいことが理解される。
【0004】
この一般的な型の顕色剤(たった1つの求電子性攻撃を受ける顕色剤)を開示する他の刊行物としては、EP−A−079,540(これは種々のカップラーと組み合わせる顕色剤として、2,6−ジクロロ−パラ−アミノフェノールを開示しているが、他の顕色剤は開示していない)、及びEP−A−951,900(これは必須成分として2,6−ジクロロ−パラ−アミノフェノールを含み、様々なカップラー及び他のたった1つの求電子性攻撃を受ける顕色剤と共に例示している)が挙げられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
たった1つの求電子性攻撃反応を受ける顕色剤を含有する組成物は、最終的な色を正確に予測するという観点からは利点があるが、これらは色の均一性に関しては問題点があることを見出した。具体的には、以前に着色され、及び/又は漂白され、及び/又はパーマをかけられた毛髪において、毛根の状態が毛先の状態と異なっていることが多い。従って、毛根から毛先までの着色の均一性は、満足できるものではないこともある。毛髪に適用される色を維持又は改良し、この欠点を改善することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、
(i)酸化を受けることが可能であり、その後たった1つの求電子性攻撃反応を受けることが可能であるアミノ芳香族系から選択される少なくとも1つの顕色剤と、
(ii)酸化を受けることが可能であり、その後少なくとも2つの求電子性攻撃反応を受けることが可能なアミノ芳香族系から選択される少なくとも1つの顕色剤と、
(iii)少なくとも1つのカップラーとを含む毛髪着色組成物を提供する。
【0007】
酸化を受けることが可能であり、その後たった1つの求電子性攻撃反応を受けることが可能である顕色剤(たった1つの求電子性攻撃反応を受ける顕色剤)及び酸化を受けることが可能であり、その後少なくとも2つの求電子性攻撃反応を受けることが可能である顕色剤(複数の求電子性攻撃を受ける顕色剤)の組み合わせの使用により、驚くべきことにたった1つの求電子性攻撃反応を受ける顕色剤のみを含有する組成物が、改良された毛根から毛先までの均一性をもたらし、また複数の求電子性攻撃を受ける顕色剤のみを含有する組成物と比較して、改良された毛根から毛先までの均一性をもたらすことができることを見い出した。これはまた、改良された色質ももたらす。
【0008】
従って、本発明はまた、毛髪に適用される色の毛根から毛先までの均一性を向上させるように、(i)たった1つの求電子性攻撃を受ける顕色剤と、(ii)複数の求電子性攻撃を受ける顕色剤と、(iii)カップラーとを含む組成物の使用を提供する。具体的には、たった1つの求電子性攻撃を受ける顕色剤及びカップラーを含む毛髪着色組成物によって提供される、毛根から毛先までの均一性を向上させるように、複数の求電子性攻撃を受ける顕色剤の使用を提供する。
【0009】
本発明の組成物は、毛髪を着色する方法において使用してもよい。本発明はまた、たった1つの求電子性攻撃を受ける顕色剤及び複数の求電子性攻撃を受ける、顕色剤及びカップラーを含有する個別に封入された着色成分並びに個別に封入された酸化成分を含むキットを提供し、これは毛髪を着色するための組成物を提供するために使用されてもよい。
【0010】
本発明において、少なくとも2つの異なる型の顕色剤が使用されることが必須である。顕色剤は、酸化剤と反応して、その後にカップラーと反応する反応中間体を形成する組成物成分である。
【0011】
第1の顕色剤は、酸化を受けることが可能であり、その後たった1つの求電子性攻撃を受けることが可能である。
【0012】
好ましくは、置換基の1つが一級アミン基であり、他の置換基が異なる基であるパラ−及びオルト−二置換ベンゼン化合物類から選択され、好ましくはニトロ、ヒドロキシル又は二置換アミンから選択される。好ましくは、置換及び非置換のパラアミノフェノール類から選択される。パラアミノフェノール自体を使用してもよく、ハロがクロロ又はブロモであってもよいジハロパラアミノフェノール類を使用してもよい。特に良好な結果は、2,6−ジクロロパラアミノフェノールによって得られる。
【0013】
組成物はまた、複数の求電子性攻撃を受ける顕色剤を含有する。これは、パラ−及びオルト−二置換ベンゼン化合物類、二置換ピリジン化合物類、二置換ピリミジン類、及びジアミノ置換ピラゾール類から選択されてもよい。ジアミノベンゼン類及びジアミノピラゾール類、例えば、1−(2ヒドロキシエチル)−4,S−ジアミノピラゾールが好ましい。
【0014】
パラフェニレンジアミンを用いた毛根から毛先までの均一性において、特に望ましい改善が認められる。
【0015】
自己カップリングを受けることが可能である、即ち1つの顕色剤分子の酸化によって形成される反応性酸化中間体が、同じ型の第2の顕色剤分子との反応を受けることが可能である複数の求電子性攻撃を受ける顕色剤の使用によって、有益な結果が得られると考えられる。
【0016】
全顕色剤の適切な量は、毛髪に適用される組成物全体に基づいて0.01〜5又は7重量%である。好ましい量は、0.3〜2又は4%、好ましくは0.4〜1.5又は3%である。
【0017】
一般に、たった1つの求電子性攻撃を受ける顕色剤と複数の求電子性攻撃を受ける顕色剤との比は、例えば、5:95〜95:5、特に20:80〜80:20、好ましくは60:40〜40:60であってもよい。
【0018】
組成物はまた、カップラーを含む。カップラーは、顕色剤の酸化によって形成される反応性中間体と反応する。一般に、毛髪着色プロセスにおいて使用される条件下で、それ自体は酸化剤とは反応しない。
カップラーは、PCT国際公開特許WO98/52522の中で述べられる型のものであってもよい。
【0019】
例えば、顕色剤とのシアン着色反応を与えるカップラーは、式Iの化合物から選択されてもよい。
【0020】
【化1】
Figure 2004537560
(式中、ZはH又は別の活性脱離基である。好ましくは、ZはHである。
【0021】
1、R2、R3、及びR4は、独立して、H、OH、−CH2H、−CO2R、F、Cl、Br、−CN、−NO2−、CF3、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アルカリール、アラルキル、−NH2、−NHR、−NHCOR、−NR2、−NHCOR、−R’NHCOR、−CONHR、R’CONHR、−R’OH、−SO2R、SO2NHR、−R’SO2R、−R’SO2R、−R’SO2NHR、−SO3H、−OR、−R’OR又は−CORであり、これらのいずれものRは、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アルカリール又はアラルキルであり、及びR’は、アルキレン、アルケニレン、シクロアルキレン、シクロアルケニレン、アリーレン、アルカリーレン又はアラルキレン、又はこれらのいずれかの置換型である)。さらに、R1及びR2は、共に置換又は非置換のシクロアルキル、シクロアルケニル又はアリール基を形成してもよい。置換基は、OH、−OR、Cl、Br、F、−CO2H、−CO2R、−NH2、及び−CORを含む。
【0022】
これらはヒドロキシル基に対してパラに活性脱離基を有するフェノール及びナフトール化合物から選択されてもよい。活性脱離基Zは、毛髪着色プロセスの間に一般的な条件下で除去可能な任意の基であり、その結果顕色剤の酸化によって形成する反応性酸化中間体は、カップラー分子中のその位置で反応する。従って、カップラーと顕色剤分子との結合は、活性脱離基の部位で形成される。活性脱離基の例は、H、PhO、Cl、Br、フェノキシPhOのようなアルコキシ(RO)、及びRS−(Rは、アルキル又はアリール)であるが、反応の間に脱離して顕色剤から形成される反応中間体と、カップラーとのカップリングを可能にするいかなる脱離基も適切である。好ましい化合物は、1−アセトキシ−2−メチルナフタレンである。
【0023】
シアンカップラーは、比較的少量で使用してもよく、毛髪に適用される全組成物の重量に基づく百分率で、例えば、0.001〜1%、好ましくは0.004又は0.00〜0.5%、例えば、0.05%未満で使用してもよい。
【0024】
カップラーは、あるいは式IIの1,3−ジケトン類から選択されてもよい。
【0025】
【化2】
Figure 2004537560
(式中、X及びYは非脱離置換基であり、Zは活性脱離基であり、その結果、酸化剤の存在下に、その顕色剤又は各々の顕色剤は実質的にその活性脱離基Zを有する位置でのみ、そのカップラー又は各々のカップラーと反応する)。これらは、黄色カップラーとしてPCT国際公開特許WO98/52522に開示されているものと同じ一般型のものである。これらのカップラーは、顕色剤分子と反応し黄色を生成する。
【0026】
X及びYのそれぞれは独立して、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アルカリール、アラルキル、−R’NHCOR、−R’CONHR、−ROH、−R’CO2R、−R’CO2NHR、−NHCOR、−NR2、−NHR、−NH2、−R’OR及び−ROである。これらの基において、Rは、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アルカリール又はアラルキルであり、及びR’は、アルキレン、シクロアルキレン、アルケニレン、シクロアルケニレン、アリーレン、アルカリーレン又はアラルキレンであり得る。これらのいずれかの置換型も使用できる。適切な置換基は、OH、−OR、Cl、Br、S−CO2H、−CO2R、−NH2及び−CORを含む。
【0027】
式IIにおいて、X及びYは、好ましくはそれぞれメチル又はエチルであり、式IIの好ましいカップラーは、ジメチルアセトアセトアミド(dimethyl acetoaetamide)及びジエチルアセトアセトアミドである。
式IIにおいて、活性脱離基Zは、式Iのシアン型カップラーに関して上述の活性脱離基のいずれかであってもよい。
【0028】
黄色カップラーもまた、式IIIの化合物:
【0029】
【化3】
Figure 2004537560
(式中、R1、R2、及びR3は独立して、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アルカリール、アラルキル、−R’NHCOR、−CONHR、−R’CONHR、−R’OH、−R’CO2R、−R’SO2NHR、−R’OR又は−CORであり、これらのいずれものRは、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アルカリール、又はアラルキルであり、またR1は、アルキレン、アルケニレン、シクロアルキレン、シクロアルケニレン、アリーレン、アルカリーレン、又はアラルキレン、又はこれらのいずれかの置換型である)から選択されてもよい。
【0030】
好ましい黄色カップラーは、式IIのカップラーである。
黄色カップラーの量は、0.05〜4重量%、例えば0.05〜3重量%であることが多いが、場合によっては5又は6%までである。例えば、毛髪に適用される組成物の重量に基づいて、0.2〜3重量%、例えば、0.2〜2重量%である。
【0031】
カップラーはまた、式IVの化合物から選択されてもよい。
【0032】
【化4】
Figure 2004537560
(式中、Xは非脱離置換基であり、Zは活性脱離基であり、Yは活性脱離基又は非脱離置換基であり、その結果、酸化剤の存在下に、その顕色剤又は各々の顕色剤が、実質的にその活性脱離基Zを有する位置、及びYが活性脱離基である場合Yを有する位置でのみ、そのカップラー又は各々のカップラーと反応する)。通常は、Yは非脱離置換基である。活性脱離基は式Iに関して上述のものと同じであってもよい。
【0033】
Xは、H、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、アルカリール、アラルキル、−R’NHCOR、−R’CONHR、−R’OH、−R’SO2R、−R’SO2NHR、又は−R’ORであってもよい。Yは、H、−OH、−CO2H、−CO2R、F、Cl、Br、−CN、−NO2、CF3、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アルカリール、アラルキル、−NH2、−NHR、NR2、−NHCOR、−R’NHCOR、−CONHR、−R’CONHR、NHCONHR、−R’OH、−SO2R、−SO2NHR、−R’SO2R、−R’SO2NHR、−SO3H、−OR、−R’OR、又は−CORであってもよい。これらのすべてにおいて、Rは、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アルカリール、又はアラルキルであってもよく、R’は、アルキレン、シクロアルキレン、アルケニレン、シクロアルケニレン、アリーレン、アルカリーレン、又はアラルキレン(又はこれらのいずれかの置換体)であってもよい。適切な置換基は、OH、−OR、Cl、Br、F、−CO2H、−CO2R、−NH2、及び−CORを含む。
【0034】
これらのカップラーは、PCT国際公開特許WO98/52522に開示されるものと同じ一般型のものであり、顕色剤分子と酸化剤との反応によって形成される反応性酸化中間体との反応でマゼンタ色を発する。
【0035】
Yはフェニルから、Rはアルキルである−NHCORから選択されることが好ましい。Yがフェニル及びN−アセチルから選択されることがさらに好ましい。
【0036】
好ましいカップラー化合物において、Xはメチル及びYはフェニルであり;Xはフェニル及びYはNHCOR、好ましくはN−アセチルであり;Xはメチル及びYはNHCOR、好ましくはN−アセチルであり;Xはメチル又はフェニル、及びYはNHCOPhNH2であり;Xはフェニル及びYはフェニルである。
【0037】
この型のカップラーは、例えば、0.01〜4%、好ましくは0.01〜2%、より好ましくは0.03〜3%、例えば0.03〜2%、及びいくつかの組成物においては1%又は0.5%を超えない量で使用することができる。
【0038】
カップラーは、従来のカップラー化合物、特に二置換ベンゼン化合物類、特にメタ−二置換ベンゼン化合物類から選択されてもよい。
【0039】
顕色剤及びカップラーの全濃度は、一般的に必要とされるシェードに基づいて変動する。金色シェードに関して、0.001〜4重量%の量が好ましい。赤色シェードに関して、0.001〜4質量%の量が好ましい。褐色シェードに関して、0.01〜4質量%の量が好ましい。黒色シェードに関して、0.1〜4質量%の量が好ましい。
【0040】
組成物は、毛髪を着色する方法において使用してもよい。これらの方法において、毛髪に適用する直前に、組成物中に酸化剤を含むことが一般的に必要である。通常は、本発明の組成物は少なくとも2つの個々の包装物(例えば、瓶)に入って供給され、酸化剤は1つの包装物中、顕色剤は別の包装物中に含まれる。
【0041】
好ましい酸化剤は、過酸化水素である。これは、毛髪に適用される組成物の重量に基づいて、10重量%までの量で使用されることが多い。使用されてもよい他の酸化剤としては、他の無機過酸素酸化剤類、あらかじめ形成された有機過オキソ酸酸化剤類、及び他の有機ペルオキシド類(例えば、尿素ペルオキシド、メラミンペルオキシド)、及びこれらのいずれかの混合物が挙げられる。
【0042】
適切な酸化剤は、好ましくは水溶性であり、即ち25℃で脱イオン水1,000mlに少なくとも約5gの溶解度を有する(「化学(Chemistry)」、C.E.モーティマー(C.E. Mortimer)、第5版、p.277)。
【0043】
通常は、本発明の着色組成物は、7を超えるpH、特にpH8又は9を超えるpHを有する。9〜12のpHが適することが多い。本発明のシステムはまた、低いpH(例えば、pH1〜6)の毛髪着色システムへと組み込むことができる。
【0044】
実際には、本発明の第一の態様の組成物は、瓶のような単独のユニット中に、顕色剤及びカップラーを含有する単独の包装物として消費者に供給されてもよい。
【0045】
また、顕色剤とカップラーがそれぞれ個別に包装されるように、組成物を供給することも可能である。カップラーは、特定の色を出すために選択されたあらかじめ形成された混合物として供給されてもよい。あるいは、種々の異なる毛髪の色を出すために消費者が混合するように、別個に供給されることもできる。
【0046】
全ての場合において、必須成分は毛髪に適用する前に本発明の組成物を形成するために混合される。
【0047】
一般に、酸化剤はどの着色成分からも独立して個別に包装される。毛髪着色組成物の成分を形成するために、毛髪に適用する前にこれらと混合されることが多い。あるいは、毛髪着色組成物の前又は後のいずれかで、別々に髪に適用することができる。
【0048】
顕色剤、カップラー、及び酸化剤、及び本発明の組成物の成分として毛髪に適用される他のいかなる物質も、適切な任意の物理的形態において提供されてもよい。好ましい物理的形態は液体である。液体は低粘度のものでもよく、例えば、水で薄められたものでもよいし、又はより高い粘度を有してもよい。物質は、ゲルネットワーク中に懸濁されてもよい。ゲルは固体であるか、又は低粘度のものでもよい。
【0049】
毛髪を着色するための物質は、それらが毛髪に適用するための本発明の組成物を形成するために混合されると、毛髪に適用するのに好都合なクリーム様の粘稠度を有する生成物を形成するように配合されることが多い。毛髪に適用される最終組成物は、多くの場合、エマルションの形態である。
【0050】
個々の各物質は、それを含有する組成物が7を超えるか又は7未満のpHを有するような形態で供給されてもよい。例えば、pH1〜11であってもよい。水ベースのキャリア中の様々な成分、特に顕色剤及びカップラーの溶解を補助するために、キャリアは6.1又は6.5を超えるpH、又は7を越えるpHでもよく、例えば、pH8又は9〜pH10又は11を有してもよい。供給されるときの1〜6のpHで、成分の安定性の改善を補助することができる。
【0051】
たとえ最終組成物を形成するために使用される成分の1つが7を超えるpHを有していても、毛髪に適用するために混合されるときの、最終組成物のpHが7未満を有するような物質が得られる。5〜10又は25%の量のエタノールのようなアルコール類が、顕色剤、及び特にカップラーの水ベースのキャリア中での溶解性を補助するために含まれていてもよい。
【0052】
組成物は、他の任意成分を含んでもよい。これらには、他の酸化的及び非酸化的着色剤類、緩衝剤類、毛髪膨潤剤類、酸化剤のための触媒類、増粘剤類、希釈剤類、酵素類、界面活性剤類(特に、陰イオン性両性、非イオン性又は双極性界面活性剤類)、たんぱく質類、ポリペプチド類、及びこれらの誘導体類;水溶性又は可溶化性の防腐剤類;染料除去剤類;H22安定化剤類;保湿剤類;溶媒類;抗菌剤類;低温域改質剤類;粘度調整剤類;ヘアコンディショニング剤類;酵素安定化剤類;TiO2及びTiO2被覆雲母;香料及び香料安定化剤類;キレート剤類が挙げられる。他の任意の物質としては、ZPTのような抗ふけ活性物質が挙げられる。適切な任意成分の詳細は、PCT国際公開特許WO98/52522で見出すことができる。
【実施例】
【0053】
次の実施例において、種々の標準試験が次のように用いられる。
【0054】
I(初期色及び色変化の評価(ΔEの測定))
本発明の着色組成物で染色された素地(毛髪/皮膚)の初期色及び色変化の測定に使用した装置は、ハンター・カラークエスト(HunterColourquest)分光光度計である。任意特定の素地の色変化の度合いを表すために使用される値は、デルタEである(ΔE)。デルタEは、本明細書中で定義されるとき、次のようなL、a、及びbの実際の合計で表される。
ΔE=(ΔL2+Δa2+Δb21/2
【0055】
Lは明るさと暗さの指標(色強度)であり、L=100は白色に相当し、L=0は黒色に相当する。さらに、aは、正の数は赤に等しく負の数は緑に等しい、赤及び緑の指数の測定値(色調)であり、bは、正の数は黄に等しく負の数は青に等しい、黄及び青の指数の測定値(色調)である。
【0056】
ハンター・カラークエスト測定は、L、a、及びb値に関して、試験ヘアピース(髪の束)の色を記録する400〜700ナノメートルの波長を有する全走査分光比色計であるハンターラブスキャン比色計で行うこともできる。機械を次のように設定する。モード−0/45、ポートサイズ−1インチ(2.5cm)、開口サイズ−1インチ(2.5cm)、光−D65、視界−10°、UVランプ/フィルター−なし。毛髪を測定中均一な方向に保持するように設計されたサンプルホルダーに毛髪を入れる。同等の比色計の使用も可能であるが、測定中に毛髪が完全に動かないようにしなければならない。色測定の間、1インチ(2.5cm)のポートを覆うように毛髪を広げなければならない。ピースホルダーに点を打ち、ポートでのホルダーの位置決めの目安にする。この点をポートの印と並べ、各点で読取りを行う。
【0057】
ピースあたり8回の測定(各面に対して4回)を行ない、1回の処理あたり3つのピースが実行される。
【0058】
II(ヘアピース着色方法)
毛髪を着色するために、約8インチ(20cm)長の毛髪の4グラムピース(又は4インチ(10cm)長の毛髪の2グラムピース)を、適切な容器の上に吊るす。次いで試験着色製品を調製(即ち、適切な場所で別個の瓶成分を共に混合する)し、毛髪1グラムあたり製品約2グラムを試験ヘアピースに直接適用する。着色剤を約1分間ヘアピースにもみ、次いで約30分間ヘアピース上に放置する。流水で約1〜2分すすいだ後、着色したヘアピースを(以下のシャンプープロトコルIVに従って)洗浄し、乾燥させる。乾燥は、自然に(熱の補助なしで)又はドライヤーを用いてのいずれかで実施することができる。着色し、洗浄し、乾燥した試験ヘアピースの着色(初期色)を、次に、ハンター・カラークエスト分光光度計を用いて評価することができる。
【0059】
III(ヘアピースクレンジング方法)
4グラム、8インチ(20cm)の試験ピース(又は2グラム、4インチ(10cm)試験ピース)の着色毛髪を適切な容器の上ではさみ、温水(約100°F(38℃)、約1.5ガロン/分の圧力(6.8L/分)で)を用いて約10秒間完全にすすぐ。次いで、シャンプー(毛髪1グラムあたりノンコンディショニングシャンプー約0.1ml)を、注射器を用いて濡れた試験ピースに直接適用することができる。毛髪を約30秒泡立てた後、流水で約30秒間毛髪をすすぐ。次いでシャンプー及び泡立てプロセスを、60秒の最終すすぎとともに繰り返す。余分の水は、指を用いて試験ピースから除去する(絞る)ことができる。次いで試験ピースを、自然に又は約140°F(60℃)であらかじめ加熱したドライヤーボックスを用いて乾燥する(約30分)。
【0060】
IV(漂白プロトコル)
未処理のヤク毛のピースを市販の漂白クライロール(Clairol)「ボーンブロンド(Born Blond)(カモミール入り)」を用いて漂白する。これを指示に従って混合し、物質10グラムを各々のピースに適用し、十分にもむ。各々のピースをラップフィルムでゆるく包み、30分間放置する。その後37℃の水道水中で2分間すすぐ。次いで1回シャンプーする。
【0061】
V(均一性試験)
各試験において、3本の未処理ヤク毛ピースを上述のプロトコルに従って着色する。比較ピースを上述の漂白プロトコルに従って3回漂白し、次いで着色する。デルタE値は、各ヘアピースのセットについて測定され、未処理ピースの平均デルタEと3回漂白したピースのデルタEとの差を均一性の値として記録する。
【0062】
VI(エマルションベース処方)
エマルションベース処方は、次のとおりであった。
【0063】
【表1】
Figure 2004537560
実施例のエマルションベースを作成する方法は次のとおりである。
1.容器に水を加える。脂肪族アルコール類の融点を超えるまで攪拌しながら加熱する。
2.脂肪族アルコール類及びエトキシル化脂肪族アルコール類、即ちセテアレス(Ceteareth)−25、セチルアルコール、ステアリルアルコール及びステアレス(Steareth)−2を添加し、溶解させる。攪拌を強くする。
3.他の界面活性剤類、即ちジヒドロキシエチル大豆アミンジオレエート(ロウェノール(Lowenol)S216)及びジ−PEG−2大豆アミンIPDIを添加する。
4.剪断力を加えながら混合を続ける。
5.剪断力を加えながら冷却を始め、防腐剤類(安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノール、ベンジルアルコール)を適切な温度で添加する。
6.冷却しながら混合しつつシリコーン含有コンディショニング剤(DC Q2−8220)を添加する。均一になるまで混合する。
7.室温まで冷却する。
【0064】
(実施例1)
本実施例の組成物は、(量は、ヘアピースに最終的に適用する組成物中の百分率である)たった1つの求電子性攻撃を受ける顕色剤としての0.4%の2,6−ジクロロ−パラ−アミノフェノール(DCP)、複数の求電子性攻撃を受ける顕色剤としての0.4%のパラフェニレンジアミン(PPD)、及びシアンカップラーとしての1.2%の3−アセトアミドフェノール(3AP)を含有していた。上述の組成物を有するエマルションベースを、キレート剤として0.1%のEDTA、酸化防止剤として0.1%のアスコルビン酸及び0.1%の亜硫酸ナトリウム、及び緩衝剤としての1.23%の酢酸アンモニウム(すべての量は、毛髪に最終的に適用する組成物に基づく量である)と共に、あらかじめ水に溶解する(必要ならば溶解を補助するために加熱しながら)ことによって色プレミックスを形成した着色成分と混合する。毛髪に適用する組成物中のエマルションベースの量は49%であった。水酸化アンモニウムを添加して、最終pHを10にする(この量は、毛髪に最終的に適用する組成物に基づいて1.8%であった)。次いでヘアピースに適用する前に、この混合物を、毛髪に最終的に適用される組成物が3%の過酸化水素を含有するような量で36%の過酸化水素と混合した。
【0065】
均一性の結果は次のとおりであった。
組成物 1(DCPプラス3AP)6.70
組成物 2(PPDプラス3AP)5.00
組成物 3(DCPプラスPPD及び3AP)2.65
【0066】
従って、2つの顕色剤の組み合わせは、同じカップラーを用いていずれか1つの顕色剤のみを使用した場合よりも、毛根から毛先までの均一性が良好であった。
【0067】
さらに、組成物3によって作られる色は有益であった。組成物1からの色は、毛髪の上で緑色を有していた。組成物2は、非常に暗い青色/黒色を出し、その青色の色相は消える傾向があった。組成物3は満足のいく鮮やかな青色/黒色を出した。
【0068】
(実施例2)
本実施例において、同じたった1つの求電子性攻撃を受ける顕色剤及び複数の求電子性攻撃を受ける顕色剤を実施例1におけるように使用した。カップラーはマゼンタカップラー、3−(N−アセチル)アミノ−1−フェノール−2−ピラゾリン−5−オン(NAPP)であった。マゼンタカップラーを実施例1のシアンカップラーと交換した以外は、実施例1と同量の同じ成分を有する組成物を毛髪に適用した。毛根から毛先までの均一性の値は次のとおりであった。
【0069】
組成物 4:(DCPプラスNAPP)13.47
組成物 5:(PPDプラスNAPP)2.44
組成物 6:(DCPプラスPPD及びNAPP)5.36
【0070】
従って、本発明の組成物6は、組成物4と比較して顕著に改良された均一性をもたらすことがわかる。
【0071】
さらに、得られる色は有益である。組成物4は、まさにピンク/マゼンタ色となり、この色は消費者には好まれない。組成物5は、まさに暗い紫色を生じ、さらにマゼンタの色相は消失していた。組成物6は、鮮やかな紫色/マゼンタ色となった。

Claims (13)

  1. (i)酸化を受けることが可能であり、その後たった1つの求電子性攻撃反応を受けることが可能であるアミノ芳香族系から選択される少なくとも1つの顕色剤と、
    (ii)酸化を受けることが可能であり、その後少なくとも2つの求電子性攻撃反応を受けることが可能であるアミノ芳香族系から選択される少なくとも1つの顕色剤と、
    (iii)少なくとも1つのカップラーとを含む毛髪着色組成物。
  2. 酸化を受けることが可能であり、その後たった1つの求電子性攻撃反応を受けることが可能である前記顕色剤(i)が、置換及び非置換のパラ及びアミノフェノール類、好ましくはジハロ−パラ−アミノフェノール類から選択される少なくとも1つの化合物、さらに好ましくは2,6−ジクロロパラ−アミノフェノールを含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記顕色剤(ii)が、パラ−及びオルト−二置換ベンゼン化合物類、二置換ピリジン化合物類、二置換ピリミジン類、及びジアミノ置換ピラゾール類から選択される少なくとも1つの顕色剤、好ましくはパラ−フェニレンジアミンを含む、請求項1〜2のいずれか一項に記載の組成物。
  4. 前記顕色剤(ii)が、酸化を受けることが可能であり、その後自己カップリングを受けることが可能である少なくとも1つの顕色剤を含む、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記カップラー(iii)が、メタ−二置換ベンゼン化合物類から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記カップラーが、ヒドロキシル基に対してパラ位に活性脱離基を有するフェノール類及びナフトール類から選択される少なくとも1つのカップラーを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記カップラー(iii)が、
    式IIの1,3−ジケトン類から選択される少なくとも1つの化合物:
    Figure 2004537560
    (式中、X及びYは非脱離置換基であり、Zは活性脱離基であり、その結果、酸化剤の存在下に、該顕色剤又は各々の顕色剤が、実質的に該活性脱離基Zを有する位置でのみ、該カップラー又は各々のカップラーと反応する)
    及び/又は
    式IIIの少なくとも1つの化合物:
    Figure 2004537560
    (式中、R1、R2及びR3は独立して、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アルカリール、アラルキル、−R’NHCOR、−CONHR、−R’CONHR、−R’OH、−R’SO2R、−R’SO2NHR、−R’OR又は−CORであり、これらのいずれものRは、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アルカリール又はアラルキルであり、及びR’は、アルキレン、アルケニレン、シクロアルキレン、シクロアルケニレン、アリーレン、アルカリーレン又はアラルキレン、又はこれらのいずれかの置換型である)
    を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記カップラーが、式IVの化合物:
    Figure 2004537560
    (式中、Xは非脱離置換基であり、Zは活性脱離基であり、Yは活性脱離基又は非脱離置換基であり、その結果、酸化剤の存在下に、該顕色剤又は各々の顕色剤が、実質的に該活性脱離基Zを有する位置、及びYが活性脱離基である場合、Yを有する位置でのみ、該カップラー又は各々のカップラーと反応する)
    から選択される少なくとも1つのカップラーを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 毛髪、好ましくは以前に着色され、及び/又は漂白され、及び/又はパーマをかけられた毛髪に適用される着色の、毛根から毛先までの均一性を向上させる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物の使用。
  10. 酸化を受けることが可能であり、その後たった1つの求電子性攻撃反応を受けることが可能である少なくとも1つの顕色剤、及び少なくとも1つのカップラーを含む毛髪着色組成物によって与えられる、毛根から毛先までの均一性を向上させるように酸化を受けることが可能であり、その後少なくとも2つの求電子性攻撃反応を受けることが可能であるアミノ芳香族系から選択される顕色剤の使用。
  11. (i)酸化を受けることが可能であり、その後たった1つの求電子性攻撃反応を受けることが可能であるアミノ芳香族系から選択される1つ以上の顕色剤と、(ii)酸化を受けることが可能であり、その後少なくとも2つの求電子性攻撃反応を受けることが可能である1つ以上の顕色剤と、(iii)1つ以上のカップラーとを前記毛髪に適用することを含む、毛髪を着色する方法。
  12. 前記毛髪に酸化剤を適用することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. (a)(i)酸化を受けることが可能であり、その後たった1つの求電子性攻撃反応を受けることが可能であるアミノ芳香族系から選択される1つ以上の顕色剤と、(ii)酸化を受けることが可能であり、その後少なくとも2つの求電子性攻撃反応を受けることが可能であるアミノ芳香族系から選択される1つ以上の顕色剤と、(iii)1つ以上のカップラーとを含む、個別に包装された着色成分、並びに
    (b)個別に包装された酸化剤成分
    を含む毛髪着色キット。
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