JP2004536244A - 建築物開口部用のシャッター式カバー - Google Patents

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Abstract

【解決手段】農園様式のシャッターに似たベネチア様式の窓用ブラインド(10)が開示されている。或る好適な実施形態では、ヘッドレールは、ヘッドレールから垂下する複数の羽根板と似た形状をしており、窓枠の両側面に、取付ブラケットによって回転可能に接続されており、中空の内部を有している。ヘッドレールから垂下している複数の羽根板をチルトさせるのは、ヘッドレールに回転可能に接続されている作動器ロッドを垂直方向に動かすことによって行われる。複数の羽根板が、コードはしごによってヘッドレールから吊り下げられ、ヘッドレールと調和してチルトする。ブラインドアッセンブリを閉位置までチルトさせる際には、同時に、ヘッドレールと垂下している羽根板が、窓ガラスに向かって内向きに滑動する。羽根板は、作動器ロッドに滑動可能に取り付けられており中に羽根板を所望の位置に保持するためのロック機構が入っているリフトハンドルを操作することによって引き上げられる。
【選択図】図1

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、概括的には、建築物開口部用のカバー、厳密には、開閉位置からの移動だけでなく収縮させることもできる複数の水平方向羽根板を備えた、少なくとも部分的には懐かしい農園様式シャッターの外観を有している窓用のブラインドアッセンブリに関している。
【背景技術】
【0002】
本特許出願は、2001年7月16日出願の米国仮特許出願第60/305,947号及び2002年5月17日出願の米国仮特許出願第60/381,587号の両方に対し優先権を請求する。本出願は、更に、「建築物開口部用のシャッター様カバー及びハードウェア」に関して2002年7月16日に同時出願しており、2001年7月16日出願の米国仮特許出願第60/306,049号に対し優先権を請求する米国実用特許出願第 号にも関係しており、その全体を参考文献としてここに援用する。
【0003】
ベネチア様式ブラインドと農園様式シャッターは、住宅及び商業用途に一般的に用いられている窓用カバーの2つの代表的な様式である。
従来型のベネチア様式ブラインドアッセンブリは、通常、ヘッドレールと、ボトムレールと、両者の間に配置されている複数の水平方向羽根板とを備えている。リフトコードは、ヘッドレールのキャッチ機構からボトムレールまで伸張している。キャッチを解放し、ヘッドレール及びキャッチから伸張しているリフトコードの部分を引っ張るか又は案内することによって、羽根板の垂直方向の分布を、開口部に亘る収縮位置と伸張位置との間で、上下に動かすことができる。更に、複数の羽根板それぞれは、通常、コード又はテープはしごによって支持されている。はしごは、通常、ヘッドレールのチルト機構に取り付けられており、羽根板の長手方向軸回りに回転して、それによってロッドを回転させるか又は機構から伸張しているコードを引っ張り、ユーザーが開口部を通してどれだけ光を通過させたいか次第で複数の羽根板を開閉させることができるようになっている。
【0004】
概略的に言えば、ベネチア様式ブラインドは、農園様式シャッターよりも薄くて軽く、農園様式シャッターに必要な周辺フレームを有していない。ブラインドの作動を制御するのに必要な機構を通常は含んでいるベネチア様式ブラインドアッセンブリのヘッドレールは、構造的にはあまり好ましくないことが多く、目障りでさえある。ベネチア様式ブラインドを有している建築物開口部は、垂れ幕又は他のインテリア設計要素を利用してヘッドレールを隠すのが一般的である。
【0005】
農園様式シャッターは、通常、ベネチア様式ブラインドのような複数の水平羽根板を備えており、しかも外観が嵩張る傾向にある。複数の羽根板は、通常、建築物開口部を取り囲む周辺のフレームワーク内に収められている。羽根板は、フレームワークに直接取り付けられているので、上下に動かすことはできない。しかしながら、羽根板は、通常、羽根板に緩く取り付けられている作動器ロッドを操作することによって、開位置と閉位置との間で回転させることができ、作動器ロッドの上下運動によって羽根板を開位置と閉位置との間で回転させるようになっている。
【0006】
農園様式シャッターはベネチア様式ブラインドより魅力的であると考える人は多いが、購買意欲を削ぐ欠点もある。恐らく、最大の欠点は、農園様式シャッターは窓から容易に取り外すことができないので、ユーザーには、羽根板を開位置にするか閉位置にするかという限定的な選択しか残されず、ベネチア様式ブラインドを収縮したときに提供されるような窓を通して見える全く障害物のない眺めを提供する能力はないということである。更に、シャッターは、通常、非常に分厚く、フレームワークは内壁の表面を越えて伸張するこが多いので、シャッター型のブラインドを壁表面と同一平面に設置できるのは、奥行きの深い窓だけである。
【特許文献1】
米国仮特許出願第60/305,947号
【特許文献2】
米国仮特許出願第60/381,587号
【特許文献3】
米国仮特許出願第60/306,049号
【特許文献4】
米国実用特許出願第 号
【特許文献5】
米国特許出願第10/003,097号
【発明の開示】
【発明を解決するための手段】
【0007】
以下に様々な実施形態で説明する建築物開口部用のカバーは、ベネチア様式ブラインドとシャッターを混合した物であり、シャッターに見られるような周辺フレームはない。一般的には、ヘッドレールは、フットレール(又はボトムレール)と同じ外観を有しており、好適な変更例では、ヘッドレールは、ヘッドレールから垂れ下がっている複数の羽根板と同じ形状を備えている。
【0008】
1つの好適な実施形態では、カバーのヘッドレールは、長手方向水平軸回りに回転運動できるように、一対の取付ブラケットに回転可能に接続されている。水平方向に配置されている複数の羽根板は、ヘッドレールから吊り下げられており、コードはしごによってヘッドレールに連結されている。ヘッドレールに作動的に取り付けられ垂直に伸張している作動器ロッドの垂直運動は、羽根板を、開位置と閉位置との間で長手方向水平軸回りに回転運動させるように作用する。建築物開口部に亘ってカバーを収縮又は伸張させるため、リフトコードは、底部羽根板に固定され、羽根板を横切って上方向に伸張し、次に水平方向にヘッドレールに沿ってその内側を側方位置まで伸張し、そこでリフト作動器において終結する。リフト作動器を垂直に動かすことにより、羽根板を、建築物開口部に亘って収縮又は伸張させることができる。第1の変更形態では、作動器ロッドの底端部は、窓枠に回転可能に取り付けられている。第2の変更形態では、作動器ロッドの底端部は、長手方向水平軸回りに回転運動できるように取り付けられている底部羽根板(又は、フットレール)に、回転可能に取り付けられている。
【0009】
この1つの好適な実施形態の別の変更形態では、ヘッドレールの両端からブラッケットの別々の溝内へと水平方向に伸張する一対のピンを受け入れる取付ブラッケットが設けられている。ヘッドレールを開位置から閉位置へ回転させると、溝内で滑動するピンが、ヘッドレールを、建築物開口部に向かって水平方向に滑動させる。建築物開口部内で窓表面などから相当の距離を伸張する幅広の羽根板は、これによって、閉位置にあるときには羽根板が表面と同面、又は略同面になる位置まで動かされるが、開かれる際には、羽根板の幅が収まるように表面から離れる方向に動かされる。更に、ヘッドレールは、その長手方向軸回りに回転するが横方向には動かない、他の変更形態が説明されている。
【0010】
カバーの第2の好適な実施形態では、水平方向の羽根板を動かすための平衡チルト機構が、作動器ロッドの代わりに組み込まれている。平衡チルト機構によって、チルト作動器コードの端部から垂れている重り付飾り房を軽く上げるか又は引くことにより、水平方向ブラインドの羽根板(又はベーン)を、最小の力で時計回り又は反時計回りに回転させることができるようになっている。この第2の好適な実施形態の変更形態は、回転式ヘッドレール内に入れられているリフトコードロック機構を利用している。
【0011】
本発明のこの他の態様、特徴及び詳細は、好適な実施形態に関する以下の詳細な説明を図面と関連付けて参照し、更に特許請求の範囲を読めば、更によく理解頂けるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1−12に、本発明の好適な実施形態によるウインドウブラインドアッセンブリ10を示す。以下、本発明を、ウインドウブラインドとして用いるものとして説明するが、本発明は、戸口、アーチ通路等、どの様な建築物開口部にも用いることができる。ブラインドアッセンブリは、(i)一対の取付ブラケット14によって窓枠に回転可能に連結されている、水平方向の、自己支持性のある、概ね剛体の羽根板形状のヘッドレール12と、(ii)1つ又は複数のリフトコード22によってヘッドレールに連結されている、水平方向の、自己支持性のある、幾分剛性のある下部羽根板(又はフットレール)と、(iii)上部羽根板と底部羽根板との間に配置され、コードはしご26によってそれらに連結されている複数の水平方向羽根板24と、(iv)羽根板を上昇させ、且つチルトさせるための作動器ロッド28と、を備えている。羽根板は、管状で、繊維性材料で作られており、幾らか剛性を備えているので、水平方向に自己支持できるようになっている。管状織布羽根板については、本発明の譲受人が所有する同時係属同時出願の米国特許出願「建築物開口部用のシャッター様カバー及びハードウェア」(米国特許出願第 号)に更に詳しく説明されている。なお、本発明の代替実施形態では、繊維性材料の羽根板の代わりに木製又はアルミニウム製のような他の種類の羽根板も使用できるものと理解頂きたい。
【0013】
ヘッドレール12は、管状で、リフトコード22を受け入れて案内するためのプーリ30及び32の入る中空内部空間を有しているのが望ましい。ヘッドレール12は、アルミニウムで作るのが望ましいが、代替形態では、プラスチックのような他の適材で作ることもできる。ヘッドレール12は、通常、不織布で覆われており、ブラインドアッセンブリ10の他の羽板24と調和している。ヘッドレール12は、更に、窓枠の各側に取り付けられている2つの取付ブラケット14へ回転可能に取り付けるための、端部キャップ34を含んでいる。
【0014】
水平方向底部羽根板16も管状で、内側にプラスチック部片20を配して補強した不織布外殻18で作るのが望ましい(図11、12に図示)が、必ずしもそうでなくともよい。底部羽根板16は、通常、水平方向に間隔を空けて配置されている複数の垂直方向に伸張するリフトコード対22によってヘッドレール12から垂下しており、ウインドウブラインドアッセンブリのフットレールとして働く。リフトコード対22は、羽根板の相対する両端で底部羽根板16に固定的に取り付けられており、他の羽根板24の前後の縁部に沿ってヘッドレールまで上方向に伸びている。リフトコード対は、コードはしごの垂直部分と絡み合わせてもよい。リフトコードは、ヘッドレール12の中空内部まで伸び、そこでプーリの回りを通って、ヘッドレールの一端まで横方向に伸びる。各リフトコード対22は、(図8でよく分かるように)羽根板24の前縁部に沿って伸張する前方リフトコードと、羽根板24の後縁部に沿って伸張する後方リフトコードを含んでいる。
【0015】
図51及び52に示すように、3つ又はそれ以上のコードはしご26を使用する幅の広いウインドウブラインドアッセンブリでは、前方リフトコード7005と後方リフトコード7010は、コードはしご26の位置に対応する、羽根板又はヘッドレール12の長手方向の同じ位置で一緒に対をなす必要はない。例えば図51に示すように、3つのコードはしごを使用している場合、必要なのは3本のリフトコードだけであり、即ち、左コードはしご(図示せず)の前方上昇コードと絡み合わすことのできる左前方リフトコード7110Aと、右コードはしご(図示せず)の前方上昇コードと絡み合わすことのできる右前方リフトコード7110Bと、中央コードはしご(図示せず)の後方上昇コードと絡み合わすことのできる中央後方リフトコード7105である。図52に示すように、4つのコードはしごを使用している場合、必要なのは4本のリフトコードだけであり、即ち、前方左端及び右端のリフトコード7110A及び7110Bそれぞれと、両端部リフトコードの間に位置する後方左及び右リフトコード7105A及び7105Bそれぞれである。リフトコードは、コードはしご(図示せず)の上昇コードと絡み合わすことができる。代わりに、4つのコードはしごブラインドアッセンブリに関しては、2つの端部リフトコードを羽根板の後方に沿って伸張させ、中間に配置されているリフトコードを羽根板の前方に沿って伸張させてもよい。
【0016】
或る代替実施形態では、図44、45に示すように、リフトコードを1本だけ使用している。リフトコード22は、羽根板24の後縁部(窓に隣接する縁部)に沿って伸張させるのが望ましいが、代わりに羽根板の前縁部に沿って伸張させてもよい。従って、羽根板24が引き上げられるのに従って、底部羽根板16の前端部及び下部羽根板24の前端部は、図44で良く分かるように、コードはしご26の前方上昇コード36と羽根板に付帯する横桟との張力によって、羽根板前方端部がそれ以上、下方に動かなくなるまで、下方向に下がる。その結果、底部羽根板16と、関連する下部羽根板24は、側面又は断面図で見て、図45に示すように、各ベーンが花弁の中心から放射する花弁に似て、花の一部分を思わせるような見栄えの良い、花の四分の一に似た積層物を形成する。
【0017】
図1−12に戻るが、水平方向の羽根板24は、上部羽根板12と底部羽根板16との間に、垂直方向に等間隔に配置されており、複数のコードはしご26によって上部及び底部羽根板に連結されている。或る好適な実施形態では、羽根板24は、上向き凸型弓形側面と下向き凸型弓形側面とを有しており、それぞれ、羽根板の前縁部及び後縁部の近くで交差し、終結している。ブラインドアッセンブリを収縮させ、各羽根板をヘッドレールの直下に垂直に積み重ねた場合のように、羽根板を圧縮すると、(図4及び5を見るとよく分かるように)羽根板の両側面は、潰れて重なり合い、各水平方向羽根板24の高さは相当に減少する。
【0018】
各コードはしご26は、通常、互いに間隔を空けて配置され、その間隔の間に複数の横桟38が渡されている2つの垂直方向に向いた上昇コード36を備えている。各水平方向羽根板24は、複数のコードはしご26の対応する横桟38に載せられている。各上昇コード36は、一般的に、図8に示すように、リフトコード22と共に伸張し、リフトコード22は上昇コードと絡み合っており、2つの垂直方向に間隔を空けて配置された隣接する横桟38の間を周期的に縫って配索されている。各コードはしご26の各上昇コードは、底端部で底部羽根板16に固定的に取り付けられており、上端部でヘッドレール12に固定的に取り付けられている。
【0019】
垂直方向に向いた作動器ロッド28は、上端部がヘッドレール12に、底端部が窓枠に回転可能に取り付けられている。羽根板24は、作動器ロッド28を垂直に動かすことによって、チルトさせ、開くか又は閉じることができるようになっている。一対のリフトハンドル部材90及び92が、作動器ロッド28内に滑動可能に配置され、互いに連結され且つ複数のリフトコード22にも連結されており、リフトハンドル90及び92を作動器ロッド28に沿って滑動運動させると、ブラインドアッセンブリ10が上昇又は下降するようになっており、これについては、以下更に詳細に説明する。
羽根板のチルト動作に関連するブラインドアッセンブリの構造とその作用
先に述べたように、ヘッドレール12は、両端部が、窓取付プレート14に回転可能に取り付けられている。ヘッドレール12は、限定するわけではないが、締まり嵌め、接着剤、リベット締め等を始めとする何らかの好適な手段によってヘッドレール12の各端部に固定的に取り付けられている一対の端部キャップ34によって、取り付けられている。図18に示すように、各端部キャップ34は、ばね負荷ピン44及び46が収容され保持されている2つの受容器42を含んでいる。ピン44及び46は、端部キャップ34の面に対し垂直に、且つヘッドレール12の長手方向軸と実質的に平行に伸張する姿勢で付勢されているのが望ましい。ピンの先端48及び49は、取付プレート14の溝50及び52内に回転及び滑動可能に収容される大きさとなっている。一方のピン44は、ヘッドレール12の断面中心に近接して各端部キャップ34上に配置されており、他方のピン46は、ヘッドレール12の後方長手方向縁部に向けて配置されている。ピンを押し下げることによって、ヘッドレールを2つの相対する取付プレート14の間にそれと整列させて配置し、離すとピンを取付プレートの溝50及び52と係合させることができ、これによって、ブラインドアッセンブリ10は窓開口部に固定されることになる。
【0020】
図46−50に、第1代替実施形態のヘッドレール端部キャップ4605を示す。上記端部キャップと同様に、本端部キャップは、ばね負荷ピン44及び46(図示せず)を収容し保持する2つの受容器4610を有している。上記のように、ピンは、関連する取付プレート14又は取付ブラッケット3305(後に説明する)の適切な溝内に収容されるようになっている。しかしながら、端部キャップ34とは異なり、代替端部キャップ4605は、ヘッドレール12の端部と同面に取り付けられるのではなく、ヘッドレールを超えて伸張し、図49を見るとよく分かるように、ヘッドレール12の断面形状と同様な断面形状を備えている。作動器ロッド28の代替上端部キャップ4650は、代替端部キャップ4605に回転可能に取り付けられ、それと一体になっている。受容器4615は、作動器ロッド上端部部片4650の管状軸突起4655を受け入れるよう、代替端部キャップに設けられている。受容器4610及び4615は、それぞれ、代替端部部片4605からヘッドレール12内へと内向きに伸張する内向き伸張部分4630、4635及び4640を有している。ピン受容器の内向き伸張部分4630及び4635内には、ピン部材に付帯するばね(図示せず)が入っている。ばね4620は、管状軸受容器4615の内向き伸張部分4640内にも入っている。このばね4620は、一端が代替上端部部片4650に取り付けられ、他端が、内向き伸張部分4640の内側縁部でばねホルダー4625に取り付けられている。ばね4620は、上端部キャップ4650を、ヘッドレール端部キャップ4605に対して弾性的に保持するよう働く。更に、作動器ロッドは、作動器ロッド上端部部片を介してヘッドレール端部キャップへばね接続されているので、管状突起4655を受容器4615から引っ張り出し、作動器ロッドを、関連するブラインドアッセンブリを梱包し出荷するのに備えて、ヘッドレールに対し平らに、且つヘッドレールと実質的に平行に折り畳むことができる。ブラインドを開梱すると、管状突起はばねによって受容器内に付勢され、ブラインドアッセンブリを適切に取り付けた後に使用するのに備え、作動器ロッドの位置決めをする。ヘッドレール12の縁部に近接して配置されている2つの内向き伸張受容器部分4630及び4640も、端部キャップ4605をヘッドレール内に固定するよう働く。ヘッドレールを超えて伸張している端部キャップ部分にも、作動器ロッドの上端部キャップ4650を受け入れるための凹部領域4645が設けられており、ブラインドアッセンブリを開くと、端部キャップ4605の外側表面4660と端部キャップの上部表面4665が、作動器ロッドの端部キャップ4650の同様な表面4670及び4675と基本的に整列し、2つの端部キャップ4605及び4650は、相補的で見栄えの良い外観を形成する。
【0021】
図54−57は、第2代替ヘッドレール端部キャップ6405と、第2代替作動器ロッド端部キャップ6410と、代替接続構造体6415及び6420とを示している。図示の構成要素は、代替リフト機構6150及び第2代替回転機構6005に関連して以下詳細に説明する代替作動器バー6060と共に使用するようになっている。上記代替実施形態と同様に、第2代替実施形態も、出荷に備えて、作動器ロッドアッセンブリをヘッドレールに対して、平行に格納できるようになっているが、そのやり方は第1代替実施形態とは幾らか異なる。
【0022】
図54に示すように、第2代替ヘッドレール端部キャップ6405は、ヘッドレールの端部と同面になってはおらず、第1代替実施形態のヘッドレール端部キャップと同じくヘッドレールを超えて伸張している。端部キャップが管状ヘッドレールの端部内に確実に収容されるように、端部キャップまで拡張部6470が設けられている。フランジ付き端部6485を有する1つのプラスチック取付円筒6465は、以下詳細に説明するように、代替取付ブラケット6505と連結するのに使用される。なお、他の説明済みの取付システムを、第2代替実施形態の端部キャップを適切に修正して利用してもよい旨理解頂きたい。ヘッドレール端部キャップは、更に、第1代替ヘッドレール端部キャップ実施形態の凹部と同様な凹部領域6475を備えているので、第2代替作動器ロッド端部キャップ6410は、図53を見るとよく分かるように、ヘッドレール端部キャップと見栄えのよい方法で連結できるようになっている。ほぼ水平な穴6480がヘッドレール端部キャップを貫通して設けられており、リフトコード22が、ヘッドレールの内側から作動器ロッド端部キャップを貫通して作動器ロッド6060の内側まで進めるようになっている。穴は、更に、第2代替作動器ロッド端部キャップと回転可能に連結するためのインターフェースを提供している。
【0023】
第2代替作動器ロッド端部キャップ6410は、図53及び図57に示すように、対応する第2代替作動器ロッド6060と同様な外側形状を有している。作動器ロッド端部キャップは、更に、底部6490を備えており、この部分が、図55に示すように、作動器ロッドの上端部の内側に収まって、端部キャップとロッドを一体に固定するようになっている。図55に示すように、作動器ロッド端部キャップ側に貫通穴を有する突起6460が設けられており、突起のサイズは、ヘッドレール端部キャップの対応する穴6480に入る大きさになっている。突起の穴を通して、リフトコードを、作動ロッド端部キャップ内に回転可能に取り付けられているプーリ6435へ巻くことができるようになっている。プーリは、リフトコードを作動ロッドの内側へ向かわせる働きをする。プラスチックキャップ6465は、図53に示すように、通常、作動ロッド端部キャップの上側に対してスナップ式に嵌め込んで、プーリを見えないように隠し、端部キャップの見栄えを良くしている。モールド成形された逆棘付端部6430を有する、少なくとも可撓性のプラスチックロープ6425が、作動器ロッド端部キャップと一体に成形され、そこから伸張している。
【0024】
逆棘付端部6430は、図56に示すばねストッパ6420内の開口6450に通して固定される。ばねストッパには、リフトコードを通す穴6455が設けられている。図55を見るとよく分かるように、コイルばね6415の一端は、穴6455の皿穴部に収まっている。ばねの他端は、ヘッドレール端部キャップを貫通する穴6480の皿穴部に収まっている。リフトコードは、ばねの中心部を通っている。なお、ばねストッパは、ヘッドレールに固定されてはいないが、ヘッドレールの内側に収まっている。
【0025】
第2代替ヘッドレール端部キャップ6405及び第2代替作動器ロッド端部キャップ6410を組み込んだブラインドアッセンブリを搬送する際には、ユーザーは、単に、作動器ロッド6060とその端部キャップを引っ張ってヘッドレール端部キャップから離し、作動器ロッドをヘッドレールと平行方向に折り畳めばよい。作動器ロッド端部キャップは、ばねストッパ6420に固定されているプラスチックロープ6425を介してヘッドレールに接続されたままである。なお、作動器ロッド端部キャップがヘッドレール端部キャップから外されると、ばねストッパは右へ引っ張られて、ばね6415を圧縮する。ブラインドアッセンブリを取付に向けて準備する際には、圧縮されたばねによる付勢力によって、作動器ロッド端部キャップの突起が、ヘッドレール端部キャップの対応する穴内の位置まで引っ張り込まれる。更に、ばねの付勢力は、作動器ロッド端部キャップをヘッドレール端部キャップに対して所定の位置に保持するよう働く。
【0026】
図18−20には、取付プレート14の1例を示している。側辺取付プレート14は、通常、適したプラスチック又は金属で製作される。取付プレート14には、スクリュー又は他のファスナーを通して、取付プレート14を窓枠に固定するための複数のファスナー穴54が設けられている。取付プレート14には、更に、2つの溝50と52が設けられており、ばね負荷ピン44及び46の先端部48及び49がその中に収まる。通常、溝50及び52の幅は、ピン先端部48及び49の幅よりも僅かに広くなっており、溝内でピン先端部が滑動できるようになっている。溝は、取付プレートを貫通していてもよいし、ばね負荷ピンの先端部を収容するのに必要な深さだけ、プレート厚さに部分的に彫り込んだものでもよい。第1溝50は、真っ直ぐ且つ略水平に配置され、中央ピン44の先端部48を受け入れる。第2溝52は、略垂直に配置され僅かにV字型になっており、「V」の両脚は第1溝50に向かって傾斜し、「V」の両脚間の角度は、可成り鈍角で150°に近い。第2溝52は弓形でもよい。なお、本明細書に述べる溝の配置と形状は単に分かり易くするためのものであり、ここに示す様式と機能的に同様に作動するのであれば、別の適した溝形状であってもよい。溝の配置によって、羽根板を開閉する際にヘッドレール12が中央ピン44回りに回転できるようになるだけでなく、後に明らかにする理由のために、ヘッドレール12を、他のピン46を介して第2溝52によって案内して、側方に動かすことができるようになっている。
【0027】
図33−36及び図41に、第1代替実施形態取付ブラケット3305を示す。代替取付ブラケット3305は、窓枠に取り付けられる外側部片3310と、外側部片3310に取り付ける内側部片3315と、内側部片と外側部片の間に挟まれるスライダ部片3320とを含んでいる。内側及び外側部片の両方は、ヘッドレール12の上部又は底部表面の曲線を成す断面形状に近い曲線面3325を有している。内側及び外側部片の両方は、更に、ファスナーを通して、取付ブラケット3305を窓枠に固定するための穴3330を備えている。内側部片は、略垂直に配置された細長い曲線溝3335を含んでいる。細長い溝3335は、ピン先端部49を受け入れるよう構成されており、取付プレート14の第2溝52と同じ働きをする。内側部片3315は、更に、スライダ部片3320の一部を受け入れるよう構成されている幅広の水平方向に配置された溝3340を含んでいる。外側部片3310は、縦方向中心近くに全幅に亘って配置された水平方向チャネル3345を有している。チャネル3345は、スライダ部片3320を滑動可能に収容するよう構成されている。チャネル3345は、外側部片の前縁部に近似する第1部分3350と、第1部分より広く、後縁部から伸張してチャネルの第1部分に繋がる第2部分3355とを有している。第1部分3350の幅は、スライダ部片3320の前方部分3365の幅に対応しており、第2部分の幅は、スライダ部片の後方部分3360の幅と対応している。スライダ部片の前方部分3365は、更に、ピン先端部48を受け入れるよう構成された溝3370を含んでいる。図34及び35は、アッセンブリされた状態のブラケット3305を示しており、それぞれ、滑動部片3320が引込位置と伸張位置にある状態を示している。図36は、ヘッドレール12が装着されているブラケット3305の上から見た断面を示しており、図41は、窓カバーが装着されている取り付けブラケット3305の別の断面図を示している。滑動部片3320は、以下に詳しく説明するように、取付プレート14の溝50と同じ機能を果たす。
【0028】
図58から61は、ヘッドレール6520の長手方向回転軸に沿ってキャップ端部から突出する単一のフランジ付きプラスチック円筒部材6515を組み込んでいる代替ヘッドレール端部キャップ6510と共に使用する第2代替実施形態取付ブラケット6505を示している。主に図60に示すように、第2代替取付ブラケットは、通常、端部キャップの端部と略平行な垂直方向に向いたプラスチックプレート6525を備えている。プレートには、ブラケットを建築物開口部の窓枠に固定するためのファスナーを通す複数の取り付け穴6350が設けられている。プレートの上縁部と後縁部の両方から、一体成形されたフランジ6535と6540が、プレートから垂直に、外方向に、概ねヘッドレールの方向に伸張している。両フランジは、取付ブラケットの上側後方の角部で繋がっており、各フランジには、貫通する複数のファスナー穴6545及び6550が設けられている。従って、取付ブラケットは、代わりにフランジの取り付け穴を使って、建築物開口部の窓枠に取り付けることもできる。プレートの前方底縁部近くには、略半円弓形の壁6555が、プレートの内側表面から、略直角外向きに伸張している。壁の前端縁部から、フランジ6560が半径方向内向きに短い距離だけ伸張して半円形の揺架溝6565を形成しており、その中に、端部キャップのプラスチック円筒のフランジ6570が回転可能に収容され、ヘッドレールと、建築物開口部を覆うブラインドアッセンブリとを支持する。図60を見るとよく分かるように、揺架溝の開放側は、垂直方向から約30−45度上方向、前方に向いている。
【0029】
主に図59及び図61に示すように、フランジ付き円筒部材6515は、ヘッドレール6520の端部キャップ6510にスナップ式に嵌め込まれ、円筒部材はヘッドレール端部キャップに対して回転しないようになっている。フランジ付き円筒部材は、ヘッドレール内を長手方向に滑動して、ヘッドレールを幅が1インチほど異なる開口部にも取り付けられるよう構成されている。フランジ付き円筒部材は円筒形部分6575を有しており、円筒形部分6575は、端部キャップの開口部から、円筒形部分の直径より大きい直径を有し円形フランジを形成する円形プレート6580の形となる先端部まで伸張している。円筒形部分の他端は、端部キャップ及びヘッドレールの内側で終結しており、そこから、相対する2本の脚部6585が、ヘッドレールの長手方向内向きに伸張している。各脚部は、その自由端に外向きの爪6590を有している。爪は、端部キャップ内に形成されている側方伸張壁6600に形成されている細孔6595を通り弾力的に支持され、フランジ付き円筒部材の、端部キャップの端部からの最大長手方向限度を制限している。両脚の上部表面と下部表面の内の一方は、フランジ付き円筒部材が、ヘッドレールに対して回転するのを防ぐように、端部キャップ又はヘッドレールの内側表面の上に当接している。コイルばね6605は、側方伸張壁と円形プレートの背面との間に伸び、フランジ付き円筒部材をその一杯に伸張した位置へと付勢している。
【0030】
ヘッドレール6520を、一対の取り付けられている第2代替実施形態取付ブラケット6505内に作動的に配置するには、ユーザー(又は、ブラインドが幅4フィートを超える場合には2人のユーザー)は、フランジ付き円筒部材6515を、対応する取付ブラケットの揺架溝6565と整列させるのに必要なだけ、ヘッドレール端部キャップ6510内へ押し込めばよい。そうすると、円筒部材のフランジ付き端部6570は揺架溝内に着座し、ヘッドレールを所定の位置に回転可能に保持するようになる。
【0031】
図9は、コードはしご26のヘッドレール12への取り付けを示している。各コードはしごの各上昇コード35の上端は、対応する長手方向位置で、ヘッドレール12の前方又は後方長手方向縁部のどちらか近い穴を通る。上昇コード35の上端は、コードはしごをヘッドレール12に固定するため結び目が作られている。コードはしご26と、コードはしごの横桟コード38に載っている複数の羽根板24の重量を支持できるほどしっかりと接続できるのであれば、コードはしご26をヘッドレール12に取り付けるのに、この他各種手段を使うこともできる。
【0032】
コードはしご26(及びリフトコード22)の底端部は、図10−12に示すように、底部羽根板16に固定されている。コードはしご26の上昇コード36の各底端部は、円筒形アンカーブロック56の横穴を通して結び目が作られ、底端部を円筒形アンカーブロック56に固定している。次に、各円筒形アンカーブロック56を、底部羽根板16の前方又は後方長手方向縁部の適切な大きさの穴58を通して、底部羽根板の内側へ入れ、回転させて、底部羽根板の中空内部に捕捉されるようにする。底部羽根板がリフトコード及び上昇コードから吊り下げられると、円筒58は、底部羽根板の内側凹部表面にぴったり収まり、コードはしごが底部羽根板に連結される。
【0033】
コードはしご上昇コード及びリフトコードの長さを調整して固定するためのコード調整部材を含む第1代替フットレールアッセンブリを、図62−85に示す。代替フットレールの基本的な構成要素を図62−67に示しており、(i)半透明のプラスチックベーン6660と、(ii)有色ベーンインサート6655と、(iii)長手方向に伸張する押し出し部材6665と、(iv)後縁部プラグ6670とが含まれている。ブラインドアッセンブリの様々なリフトコード及び上昇コードをフットレールに取り付けるために、図68−70に示す、複数のコード調整部材6675が使用されている。最後に、代替フットレールの両端を閉じ、更に、随意のフットレール取付ブラケット6685を代替フットレールアッセンブリ6650に取り付ける方法を提供するため、端部キャップ6680が設けられている。
【0034】
図62−64に示すように、代替フットレール6650は、望ましくは半透明のプラスチックベーン6660を備えているが、有色ベーン又は代替材料で作られたベーンを使用してもよい。半透明ベーンは、前縁部6700で連結される上部及び底部の外方向に凸の弓形側面6690及び6695で形成されている。ベーンは、関連ブラインドアッセンブリの羽根板に概略似ており、ほぼ同じ大きさである。しかしながら羽根板とは異なり、プラスチックベーンの両側面は、両側面の共通の後縁部で出会い、又は一体に連結されることはない。そうではなく、上部側面及び底部側面の壁は、最後部縁部6705及び6710で内向きに曲がり、それぞれ上部側面又は底部側面から下方向又は上方向に伸張して、逆棘6720を有する先の尖ったフック6715を形成する。先が尖った各フックは、互いに他方の先が尖ったフックと相対し、離れて配置されている。図63を見るとよく分かるように、先が尖ったフックは、長手方向に伸張する押し出し部材6665内に形成されている対応する上部チャネル6725又は底部チャネル6730内に収容される。
【0035】
長手方向に伸張する押し出し部材6665は、図62及び図65を見ると分かり易い。押し出し部材は、プラスチックの押し出し部材を利用してもよいが、通常、アルミニウム又はマグネシウム製である。押し出し部材は、代替フットレールでは、幾つかの目的を担っている。先ず、押し出し部材は、プラスチックベーン6660の先が尖ったフック6715を受け入れるようになっている1つの上向きの上部チャネル6725と1つの下向き底部チャネル6730を有している。リップ6735及び6740が各チャネルの開口部に設けられ、各チャネルの開口部の幅が、対応するフックの最大幅より狭くなるようにしている。各チャネルの幅は、各リップより下で大きくなっている。従って、フックをチャネルに挿入する際には、逆棘6720は、チャネルのリップを越えて挿入されるまでフックの隣接面に対して弾性的に押し付けられ、リップを越えたところで弾性的に元の状態に戻る。図63に示すように、各逆棘の先端は、対応するリップの裏面に当接し、プラスチックベーンを、押し出し部材に対して所定の位置に効果的に保持する。図63を見るとよく分かるように、押し出し部材は、更に、プラスチックベーン内に入る管状部分6745を有している。管状部分は、フットレールに剛性を与え、重みを加える。最後に、後ろ向きチャネル6750が設けられている。後ろ向きチャネルは、後方に開いていてチャネルの主空洞6760よりも幅が狭い喉部6755を有している。従って、2つのリップ6765が、喉部と主空洞の交差部に形成されている。後方チャネルは、後縁部プラグ6670と各コード調整部材6675の両方をスナップ式に受け入れ、そこに固定することができるようになっている。
【0036】
後縁部プラグ6670は、図62及び図66を見るとよく分かる。プラグは、通常、弾性材料で製作され、窓ガラスのような面にフットレールが衝突しても窓ガラスに損傷を与えないようになっている。プラグの露出した縁部6770は、通常丸みが付けられ、略半円形の断面を形成している。プラグの裏側から脚部6775が伸張し、2対の相対する逆棘6780及び6785が脚から伸張している。脚部を後方チャネルの喉部に挿入すると、逆棘が脚に押し付けられる。先端部の逆棘の対6785がチャネルの喉部を通過して主空洞内に入ると、逆棘は弾性的に拡張し、後方チャネルのリップとしなやかに係合することによって、プラグを所定の位置にロックする。
【0037】
図62及び67に示すように、特に半透明のベーン6660を使用する場合は、有色インサート6655を、代替フットレールと組み合わせて用いてもよい。有色インサートは、通常、ブラインドアッセンブリの羽根板と同じ材料で作られる。インサートは、半透明ベーンの内側の所定の位置に滑動挿入できるように、羽根板の後縁部を切り落として作るのが望ましい。半透明プラスチックベーンの内側にインサートを配置することによって、インサート材は、フットレールが下枠まで下げられるか或いは下枠に接触している場合、窓の下枠に蓄積している埃及び汚れから守られる。
【0038】
図68−71に示すように、代替フットレール6650の端部を覆うため、端部キャップ6680が設けられている。各端部キャップは、通常、モールド成形のプラスチックで製作され、端面6790には、フットレールの回転軸に対応する箇所に半球形のくぼみ6795が形成されている。くぼみは、随意のフットレール取付ブラケット6785と係合し、フットレールを、建築物開口部の窓枠に対して所定の位置に固定する。更に、端部キャップは、プラスチックベーン6660内に、それも望ましくは有色インサート6655の下側に挿入して端部キャップをフットレールに固定する働きをする伸張壁6800を有している。更に、端部キャップは、それぞれ、押し出し部材の後方チャネル6750の端部内に滑動挿入される所定の長さの後縁部分6805を有している。後縁部分の外側面6810は、通常、後縁部プラグ6670と同様に丸みが付けられている。後縁部分の長さは、対応するコード調整部材6675を後縁部分に当接させて、コード調整部材を、ヘッドレールと垂下するリフトコード及び上昇コードに対して適切な位置に整列させることができる長さとなっている。
【0039】
先に述べたように、半球状のくぼみ6795は、フットレール取付ブラケット6685と連結できるようになっている。フットレール取付ブラケットは、図70及び71を見るとよく分かる。フットレール取付ブラケットは、通常、一体にモールド成形されたプラスチック製のL字型ブラケットであり、ブラケットの各脚部6820及び6825には、ブラケット両脚部の交差点に略近い位置にノックアウト型ファスナー取り付け穴6815が設けられており、ブラケットを、異なる向きの垂直面に取り付けることができるようになっている。長い脚部6820の先端には、半球状の突起部6830が、長い脚部の内側面と一体に形成されている。半球状突起部は、対応する端部キャップの半球状のくぼみと係合する大きさになっている。従って、フットレールを2つの適切に配置された取付ブラケットの間に配置し、半球状の突起部を半球状のくぼみに入れておくことによって、フットレールを回転可能に保持し、フットレールが望ましくない揺動及び垂直運動をするのを防ぐことができる。なお、フットレール取付ブラケットを使用する場合、最初にフットレールをブラケットから取り外さなければ、ブラインドアッセンブリを収縮させることはできない旨理解頂きたい。ドアの窓を覆う場合のような特定の装着条件では、フットレールを所定の位置に固定することが望ましいこともある。フットレールを固定すると、ブラインドアッセンブリは、関連するドアを開閉する度に、前後に揺動することはなくなる。
【0040】
コード調整部材6675の各種図面を図68−85に示す。コード調整部材は、(i)コードはしごの上昇コード6915及び6925と、リフトコード6910及び6920をフットレールに固定する機能と、(ii)特定の長さのブラインドアッセンブリと共に用いるために、コードの長さを容易に調整できるようにする機能、という2つの基本的な機能を実行する。
【0041】
主に図72−73を参照しながら、コード調整部材6675の様々な要素について説明する。コード調整部材は、それが設置されているフットレールの部分に沿って代替フットレール6650の後縁部を形成する長手方向に伸張する後縁部材6835を含んでいる。従って、部材の後部表面は、後縁部プラグ6670と同じ様に丸みが付けられている。後縁部材の反対側は、押し出し部材6665の後方チャネル6750の喉部6755内に収まるようになっている。
【0042】
縁部材6835の長手方向中心近くにコード開口部6845が設けられており、図74に示すように、この開口を通して、前方及び後方上昇コード6915及び6925と、リフトコード6910及び6920を、コード調整部材の裏側へ引き込み、最終的に後方チャネル6750まで導けるようになっている。前方リフトコード及び上昇コードは、プラスチックベーンの底部に沿って、その前縁部から縁部材へ伸張する前方コード案内6840によってコード開口部へ案内される。コード調整部材の或る変更形態では、図73に示すように、中心及び中間のリフトコード及び上昇コードにはコード案内は設けられておらず、図51及び図52を参照しながら後に説明するように、前方リフトコード又は上昇コードは使用されていない。
【0043】
一般的なコード調整部材6675と長手方向に伸張する後縁部材6835の両方の正面側を、図68−69に詳しく示す。コード穴6845に加えて、縁部材には4つの追加貫通穴又は孔が設けられている。両端にある2つの穴はクランプボルト穴6870で、以下に詳しく説明するクランプブロック6855内にねじが切られている。クランプボルト穴は皿穴で、クランプボルト6900の頭が収まるようになっている。他の2つの穴は、セットスクリュー用の孔6880であり、セットスクリュー6905をねじ込んで、リフトコード部材を後方チャネル6750内の所定の位置に固定する。
【0044】
後縁部材6835の裏側には、幾つかの戻り止め6880及び6885がある。1つの下向きの戻り止め6885は、縁部材のコード開口部6845の下から突き出ており、2つの上向きの戻り止め6880は、下向きの戻り止めの左右に等距離の位置から突き出ている。各戻り止めは、図83、84を見ればよく分かるように、後方チャネルのリップ6765を越えてスナップ式に嵌め込んで(又は押し出し部材の開口端から滑り込ませて)、コード調整部材を所定の位置に固定することができるようになっている。各上向き戻り止めの下には、先に述べたねじが切られたセットスクリュー用孔6870がある。図84に示すように、所定のセットスクリュー6905を締め込むと、スクリューは、押し出し部材の喉部6755の底面と、対応する上向き戻り止め6880の底面を押し付けることになり、コード調整部材を後方チャネル内に摩擦力で固定し、チャネルに沿う望ましくない長手方向の動きを防ぐ。
【0045】
図74に戻るが、コードは、コード穴6845を通した後、前方コードか後方コードかによって左か右に送られる。図示の例では、後方コードは、右へ送られる。図74に示すように、一対のコードの一方は、垂直に向いたガイドプレート6895の上を通り、右側の上向き戻り止めの脚部の上部、及びクランプブロック6855と後縁部材の裏側面の間に設けられたチャネルを通り、クランプブロックのクランプコード通路6875を出て、後方チャネルの主空洞6760に入り、通常そこでコートは終結する。図示の前方コードである一対のコードの内の他方のコードは、ガイドプレートの下を、プレートに設けられた切込みを通して、クランプブロックの間に送られ、クランプコード通路を通って主空洞に送られ、同様に通常はそこで終結する。図74に示すように、プレート6895の底縁部に設けられた切込みは、コードを、後方チャネルの主空洞に向けて、セットスクリュー6905の回りを案内するので、これと干渉することはない。なお、後方コードは、コード調整部材の同様な要素を通してコード穴の左へ同じ様に送られる。
【0046】
クランプブロック6855は、図74と82を見るとよく分かる。クランプブロック6855は、弾性舌状部6865によって後縁部材に取り付けられている。各クランプブロックには、後縁部材の垂直突起6850に対応する垂直三角形チャネル6860が設けられている。クランプが、クランプボルト6900によって後縁部材に締め付けられると、突起と三角形チャネルが、そこを通過するコードをクリンプし、コードを所定の位置に効果的にロックする。クランプブロックと後縁部材の間の所定の位置にクランプされている左コードを図85に示している。
【0047】
リフトコードと上昇コードを、図74に示す位置に通した後で、その長さを調整するには、先ず、ユーザーは、クランプコード通路を通してコードを引っ張り、適切な長さにする。次に、ユーザーは、クランプボルトによってクランプブロックを後縁部材に締め付ける。同じ処置を、他のクランプブロックにも繰り返す。コード調整部材が、まだフットレールの後方チャネル内に配置されていなければ、コード調整部材を、所定の位置にスナップ嵌合するか、又はフットレールの一方の端部から所定の位置に滑り込ませる。最後に、フットレールの後方チャネルに沿って適切な位置に配置した後、コード調整部材を、セットスクリューを後方チャネルの喉部内に締め込むことによって、フットレールに沿うその長手方向位置にロックする。
【0048】
先に述べたように、複数の羽根板の各羽根板24は、図11を見るとよく分かるように、一式の対応する横桟38に抱えられ、支持されている。好適な実施形態では、各羽根板24は、1滴又は複数滴の糊60(図示)又は別の何らかの適する手段によって、羽根板の底面側が横桟38に取り付けられている。各羽根板は、2次元の断面と重心を有する3次元の物体である。羽根板24が水平方向開位置にあるときに、横桟部分38を羽根板24に、重心の下ではあるが、実質的に重心線上にあり重心から離れている点で接続することにより、羽根板は、重力によって桟コードとの接続点回りに回転するようになり、閉じたときに垂直位置を取り易くなる。羽根板24を閉位置に向けてチルトしたとき、上向きに伸張する上昇コード36に接続されている端部を有する桟コード38の半分は、羽根板24の対応する側面を引き上げるように作用し、一方で、桟コードのもう半分と、その隣接する上昇コード36は、羽根板のその側面を下げるように作用する。このチルト動作が行われると、重心は、接続点と更に水平方向に整列した関係に向かって回転する。羽根板が約45度回転すると、羽根板は自身の重量を受けて接続点回りに下向きに回転する。羽根板が完全閉位置にある場合、重心は、接続点に対して水平方向に離れているので、羽根板を更にチルトさせるように働く。最終的な羽根板のチルト量は、隣接する羽根板と係合することによって制限され、その係合によって隣接する羽根板の間が密着し、その間を光が通過できないようにする。羽根板と横桟との間が接続されていない先行技術のブラインドでは、羽根板と、それを支えているコードはしごとの相互関係は、行程の終端に向けてこの緊密な閉鎖を促進するのではなく、むしろ妨げる傾向がある。なお、羽根板の横桟部分との接続は、薄い金属羽根板ブラインドでも、羽根板が開いて水平方向にあるときには、羽根板の重心が、接続点の上ではなく下にあるという事実にも関わらず、効果的である。金属羽根板は、過剰チルトが起こるまでには、相当量、殆ど90度近く回転させる必要がある。横桟に固定されている羽根板及びその利点に関するもっと完全な説明は、本出願と同じ所有権下にある2001年12月6日出願の同時係属米国特許出願第10/003,097号「建築物開口部用の、固定ベーンを有するはしご作動カバー」に述べられており、これを参考文献としてここに援用する。
【0049】
図2及び図3に示すように、作動器ロッド28を上方向又は下方向に動かすと、羽根板24が開閉する。作動器ロッド28は、アルミニウムの押し出し成形で作られ、以下に説明するリフト機構に関係する構成要素を受け入れるため、内部に幾つかのチャネルを有するよう成形されているのが望ましい。垂直方向に向いたロッドの上端部は、作動器ロッド上端部キャップ62を通して、ヘッドレールの前方長手方向縁部(ヘッドレールのどちらかの長手方向端部付近)に、回転可能に取り付けられる。上端部キャップ62は、通常、作動器バー28の上端部に差し込まれ、そこに固定されている。図15−17に示すように、舌状部64は、垂直な作動器バー28からヘッドレール12の前方長手方向縁部に向かって実質的に水平上向き方向に伸張しており、舌状部の前端部はヘッドレールに回転可能に取り付けられている。上端部キャップ62は、コネクタコード72用のプーリ(図23に示している)に加えて、更に、開口66とプーリ68を備えており、リフトコードを受け入れ作動器バーへ向かわせるが、これについては以下に更に詳しく説明する。
【0050】
図46−50に示すように、代替作動器ロッド上端部キャップ4650は、代替ヘッドレール端部キャップ4605と組み合わせて使用される。上記のように代替ヘッドレール端部キャップ4605と組み合わせて、作動器ロッド上端部キャップ4650は、管状軸突起4655によってヘッドレール端部キャップに回転可能に取り付けられる。随伴するウインドブラインドアッセンブリのリフトコードは、ヘッドレール12の内側から、代替端部キャップ4605上の管状軸受容器4615の内向き伸張部分4640を通り、次いで管状軸突起4655を通る。上端部部片内にはプーリ4685が配備されており、リフトコードを下向きに作動器バー28内へと導く。上端部キャップ4650は、更に、下向き伸張部分4680を有しており、この部分が作動器ロッド28の内側に差し込まれて上端部キャップをそこに固定する。図46を見るとよく分かるように、上端部キャップは、上記プーリの回りに、スナップ連結、接着、ねじで留め、その他何らかの方法で接合される2つの部片で作られているのが望ましい。上端部キャップは、様々な材料及び方法で作ることができるが、モールド成形プラスチックで製作するのが望ましい。
【0051】
図13及び14Aに示すように、底端部キャップ74は、作動器バー28の底端部に固定されている。舌状部76は、垂直な作動器バーの底端部から回転アーム80へ向かって実質的に水平方向下向き伸張しており、舌状部76の端部は回転アーム80に回転可能に接続されている。底端部キャップは、更に、コネクタコードプーリ78を備えている。回転アームは、作動器ロッド取り付けブラケット82の一部である。作動器ロッド取付ブラケット82は、窓枠の底端部近くに固定されている。図13に示すように、回転アーム80は、取付ブラケット82の固定部分に回転可能に取り付けられており、羽根板24の端部に平行な実質的に垂直な面内を回転する。回転アーム80は、基本的に、作動器ロッド28を上方向又は下方向に動かす働きがあり、ある種の代替実施形態では、複数の羽根板24をチルトさせるときの作動器ロッド28の全般的な作用に大きな影響を及ぼすことなく削除することもできる。
【0052】
図37−40は、上記底端部キャップ74の代わりに、作動器ロッド28と共に用いるための代替回転機構4005の構成要素を示している。図41は、窓枠に固定されている代替回転機構4005と、それに取り付けられている作動器ロッド28を示している。図41を見るとよく分かるように、代替回転機構4005は、作動器バー28の底部のプーリと一体ではないが、作動器バー端部の上方に配置されている。必要であれば、プーリを組み込んだ別体の端部キャップ(図示せず)が設けられる。代替回転機構4005は、窓枠取付部片3705と、回転アーム3805と、作動器ロッド取り付け部片3905とを備えている。窓枠取付部片3705は、略L字型で、「L」の一方のアーム3710の外側面が窓枠と直接当接する。貫通する内孔3720を有するボス3715は、前記一方のアーム3710の内側表面から水平方向に伸張している。ボス3715は、回転アーム3805の軸として働き、回転アーム3805には、一方の端部近くに孔3715が設けられ、図40に示すように、ボス上に装着される。孔3720及び3810の両方を貫通してスクリュー4010を差し込み、窓取付部片3705及び回転アーム3805の両方を窓枠に取り付ける。回転アーム3805は、窓取付部片3705から窓枠に平行な方向に伸張している。回転アーム3805には、他端側に小さな貫通孔3815が設けられ、更に、この他端には前記小さな孔3815と垂直に溝3820が形成されている。作動器ロッド取付部片3905から伸張している垂直に向いた舌状部3910は、溝3820内に収まり、そこに固定ピン(図示せず)を、回転アーム3805の小さな孔3815と、舌状部3910の小さな孔3915を通して滑り込ませ、回転アーム3805を作動器取付部片3905に回転可能に取り付ける。つまり、回転アームの典型的なクレビスが、取付部片3905の舌状部3915を受け入れる溝3820であり、クレビスピンが、舌状部と回転アームとを回転可能に接続するのに用いられている。作動器アーム取付部片3905には、貫通するねじ孔3920が設けられており、この部分が作動器ロッド28の端部に収まるようになっている。図40を見らとよく分かるように、ねじ孔3920に装着されているセットスクリュー4015を締め込んで、取付部片と回転機構を作動器バーに固定する。
【0053】
図86−92は、第2代替回転機構6005を示している。第2代替回転機構は、構造と組み立てに違いはあるが、その作用と作動器ロッドへの取付位置に関しては第1代替回転機構と略同じである。先ず図88に示すように、第2代替回転機構の主な構成要素は、(i)窓枠取付部片6015と、(ii)作動器ロッド取付部片6010と、(iii)回転アームと、(iv)回転アームカバーである。窓枠取付部片は略L字型で、各部片面を貫通して取付穴6030が設けられ、その中にスクリュー型ファスナー6035を差し込んで締め込めば、部片を、関連する窓枠6040の前面又は側面に固定することができる。窓枠取付部片の一方の脚の内側表面から、略円筒形のボス6045が略水平方向に伸張している。このボスは、以下詳細に説明するように、回転アームの軸として働く。ボスには、更に、回転アームの対応する孔6055の互いに反対側にあるキー溝に入るような形をした外向きリップ型逆棘6050が設けられている。
【0054】
作動器バー取付部片6010は、押出成形代替作動器バー6060の内側に収容される。図86に示すように、この代替作動器バーは、別の回転機構実施形態と共に使用される作動器バー28とは異なる構造である。代替作動器バーは、以下詳細に説明するボール及びウェッジ型代替リフト機構と組み合わせて使用される。取付部片は、作動器バーの内側チャネル6065内に収容され、2つのねじ孔6070を有しており、その中にセットスクリュー6075を締め込んで、取付部片を、代替作動器バーの、長手方向に伸張する内側チャネル6095の正面壁6080と、長手方向に伸張する開口6090の境界を定める向かい合うリップ6085との間に支持する。略垂直に向いた舌状部6100は、取付部片6010の本体から伸張し、回転アーム6020を回転可能に受け入れるための水平方向貫通孔6105を有している。なお、第1代替回転機構の作動器バー取付部片と同様に、第2実施形態の作動器バー取付部片も、作動器バー長さに沿う何れの箇所にでも取り付けることができるが、通常、取付部片は、作動器バーの底端部近くに固定される。
【0055】
回転アーム6020は、作動器ロッドと窓枠取付部片の両方に回転可能に連結されている。普通はアームの一端に一体成形されそこから伸張する回転アームボス6110は、作動器バー取付部片の舌状部6100に設けられた対応する水平方向の孔6105内に収まる。回転アームカバー6025には3つの一体成形ピン6115が設けられており、これを回転アーム内の対応する開口部6120にスナップ嵌合するが、回転アームボスの開口部の1つは、舌状部6100を回転可能に挟んで、回転アームの一端に保持する。回転アームと窓枠取付部片との回転接続構造を、図89と図90に示す。図示のように、回転アームは、回転アーム孔6055から伸張する互いに反対側にあるキー溝とアームの長手方向軸が略垂直に向く方向に向けられている。次いで、この孔を円筒形ボス6045上に滑らせ、図90に示すように、リップ付き逆棘6050をキー溝6125に通す。回転アームをボスの回りに回転させると、逆棘のリップがアームの内側表面6130上に動き、アームが垂直に上又は下方向に向けられない限り、アームが窓枠取付部片6015から外れないようにする。上記回転アームカバーを所定の位置にスナップ嵌合することにより、図86及び87に分かり易く示すように、回転機構は完成した外観を呈することになる。
【0056】
図91及び92は、それぞれ、関連ブラインドアッセンブリの全開位置と全閉位置に相当する位置にある第2代替回転機構の回転アーム6020を示している。明確に示されているように、ブラインドアッセンブリが全閉位置にある場合でも、リップ付き逆棘のリップの少なくとも一部は回転アームの内側表面に重なっており、それによって回転アームが窓枠取付部片6015と分離するのを防いでいる。通常、窓取付部片を回転アームから切り離すには、回転アームカバーを取り外し、作動器ロッド部片6010の舌状部を回転アームと分離し、回転アームを垂直位置まで回転させて、キー溝をリップ付き逆棘と整列させなければならない。
【0057】
図1−3及び図15−17は、好適な実施形態のチルト作動を示している。図1は、ブラインドアッセンブリ10が伸張位置にあって実質的に窓全体を覆っており、羽根板24は水平方向の開位置にあって、最大量の光が通過する状態を示している。羽根板が開位置にある場合の、ヘッドレール端部キャップ34のばね負荷ピン44及び46の位置を図15に示す。中心のピン44は、水平方向溝50の前端部に位置し、後方のピン46は、V字型溝52の両脚の交差点、V字型溝内の垂直方向の中心に位置している。図15は、壁の内側へ浅く凹んでいるだけの窓に取り付けられたブラインドアッセンブリ10を示しており、羽根板24が開いているとき、ヘッドレール12及び対応する下部羽根板24の後方長手方向縁部が窓ガラスと干渉しないように、ヘッドレール12の中心のピン44が壁の表面の前方に位置しなければならない。
【0058】
図2に示すように、作動器バー28を下方向に動かすことにより、羽根板24を第1閉位置へとチルトさせることができる。図16に示すように、ヘッドレール12は時計回りに回転し、ヘッドレールの前方長手方向縁部は下方に動き、ヘッドレールの裏側即ち後方長手方向縁部は上方に動く。理解頂けるように、後方上昇コード36の上端部がヘッドレール12の後方長手方向縁部に固定的に取り付けられているので、コードはしご26の後方上昇コード36は上方に引っ張られる。同時に、前方上昇コード36は下げられる。このため、桟コード38とこれに支えられている羽根板24は時計回りに回転し、その後方長手方向縁部に近い羽根板の上面側が、その直ぐ上の羽根板の前方長手方向縁部に近い底面側と接触する。ヘッドレール12が時計回りに回る際には、「V」字型溝52が後方ピン46を上方向に案内するにつれ、中心ピン44は水平方向溝50内を後方に移動する。このピンの運動によって、ヘッドレールの後方長手方向縁部は、後向きに、窓枠の上側面の下方で、それに非常に近接した位置まで動き、それにより、ヘッドレールが内向きに回転しなかった場合よりも良好に光を遮断する。ヘッドレールが後方に運動することにより、ヘッドレールから垂下しているブラインドアッセンブリ10の残りの部分も、内向きに動くので、羽根板24が閉じられると、ブラインドアッセンブリは窓ガラスに非常に近接し、実質的に窓枠内に収まり、羽根板が、対応する壁の表面を越えて大きく突き出ることはない。これによって、窓枠の垂直方向の両側面と羽根板の両端部との間で、羽根板が側方に窓ガラスに向かって動かなかった場合に比べ、優れた光遮蔽性が得られる。
【0059】
図3に示すように、作動器バーを上方向に動かすことにより、羽根板を第2閉位置へとチルトさせることができる。図17に示すように、ヘッドレール12は、反時計回りに回転し、ヘッドレールの前方長手方向縁部は上方に動き、ヘッドレールの後方長手方向縁部は下方に動く。理解頂けるように、前方上昇コード36の上端部がヘッドレール12の前方長手方向縁部に固定的に取り付けられているので、コードはしご26の前方上昇コード36も上方に引っ張られる。同時に、後方上昇コード36は下げられる。このため、桟コード38とこれに支えられている羽根板24は反時計回りに回転し、その後方長手方向縁部に近い羽根板の上側面が、その直ぐ上の羽根板の前方長手方向縁部に近い底面側と接触する。ヘッドレール12が反時計回りに回る際には、「V」字型溝52が後方ピン46を下方向に案内するにつれ、中心ピン44は水平方向溝50内を後方に移動する。このピンの運動によって、ヘッドレールの上方長手方向縁部は、後向きに、窓枠の上側面の下方で、これと窓ガラスに非常に近接した位置まで動き、それにより、ヘッドレールが内向きに動かなかった場合よりも良好に光を遮断する。ヘッドレールが後方即ち側方に移動することにより、ヘッドレールから垂下しているブラインドアッセンブリ10の残り部分も、内向きに動くので、羽根板24が閉じられると、ブラインドアッセンブリは実質的に窓のサッシ及び枠内に含まり、羽根板が、対応する壁の表面を超えて大きく突き出ることはない。上記のように、これによって、窓枠の垂直方向の両側面と羽根板の両端部との間で、羽根板が内向きに動かなかった場合に比べ、優れた光遮断性が得られる。
【0060】
羽根板を、何れかの閉位置から開位置へ動かす際には、作動器バー28を、羽根板の元の閉位置次第で、上方又は下方に動かす。ヘッドレール12の一方の縁部が上方に動いて、付随する上昇コード36を上方向に引っ張ると、他方の縁部は下方に動く。上昇コード38の動きによって、取り付けられている桟コード38と、対応する羽根板は、水平位置まで回転する。ヘッドレールが水平位置まで動く際には、「V」字型溝52が後方ピンを「V」の2つの脚の交差点に向けて上方又は下方に案内するにつれ、中心ピン44は、水平方向溝50内を前方に移動する。従って、ヘッドレール12と、垂下する複数の羽根板24は、建築物開口部から外向きに側方に動く。浅く凹んだ窓に取り付けられている場合、この側方外向きの動きによって、羽根板の後縁部が窓ガラスと干渉しないようになる。
【0061】
図42及び43は、代替取付ブラケット3305と代替回転機構4005を使用している代替実施形態の窓カバーアッセンブリのチルト作動を示している。概括的には、代替取付ブラケット及び代替回転機構は、共に、直ぐ上で説明したのと同じ様式で作動する。図42に示すように、羽根板24は水平位置、即ち開位置にある。開位置では、前方中心ピン44は最前方位置にあり、ピン先端部48は滑動部片3320の溝3370内にあり、滑動部片は、取り付けブラケット3305内の最前方位置へと伸張している。滑動部片3320は、スライダ3320の広い後部3360と水平方向溝3345の狭い第1部分3350の間の衝突によって内側及び外側部片3315及び3310から滑り出るのを防がれている。滑動部片は、窓枠の前方表面を越えて伸張できるので、幅広の羽根板24は、開位置にあっても窓の表面と干渉することはない。開位置では、代替回転機構4005の回転アーム3810も、一杯に伸張して、水平方向に配置されている。
【0062】
作動器バー28を下方に動かすことにより、羽根板24を第1閉位置へとチルトさせることができる。図43に示すように、ヘッドレール12は、時計回りに回転し、ヘッドレールの前方長手方向縁部は下方に動き、ヘッドレールの裏側即ち後方長手方向縁部は上方に動く。ヘッドレール12が時計回りに回転すると、中心ピン44は、最初は溝3370の中を溝の端部に到達するまで動き、次に、滑動部片3320を、取付ブラケットの外側部片3310と内側部片3315内で溝3345に沿って後方に滑動させることにより後方に動く。前方及び後方ピンは互いに一定の距離だけ離れているので、後方ピンの先端部49は、曲線溝内を略上方に滑動する。この動きによって、ヘッドレール12は内向きに回転し、ヘッドレールの後方長手方向縁部は、略上方向に、窓枠の上側面の下方で、それに非常に近接した位置まで動き、それにより、ヘッドレールが内向きに回転しなかった場合よりも良好に光を遮断する。代替取付ブラケット3305は、取付プレート14とは違って、閉位置では完全に窓枠内に収まっているので、ウインドブラインドアッセンブリの何れの要素も窓枠の前面を越えて飛び出しておらず、見栄え上望ましい。閉位置では、スライダ3320は、取付ブラケット3305の曲線表面3325の後ろに引き込まれている。図43で明らかなように、ヘッドレール12の上表面は、取付ブラケットの曲線表面と略整列しているので、閉じられたウインドウブラインドアッセンブリは、非常にすっきりとした一体感のある外観を与え、シャッターのような外観を呈する役に立っている。
【0063】
ブラインドアッセンブリの別の代替実施形態では、ヘッドレールの各端部に1本の中心ピンだけが設けられ、それに対応する各取付ブラケットには中心ピンを収容するための穴が1つ設けられている。加えて、第2代替実施形態取付ブラケットとそれに適合するヘッドレールも同様に用いることができる。なお、この場合、閉じる際に、ヘッドレールと、対応する下部羽根板は、側方には動かないが、ブラインドアッセンブリを、壁の内側表面に対してずっと深く凹んでいる窓に用いる場合は、そのような動きは必要ない。ヘッドレールが、その取付ブラケットに対して回転運動することのできる別の代替取付ブラケット及び関連ヘッドレールの構成について、以下詳細に説明する。
【0064】
ブラインドアッセンブリの羽根板が、第1又は第2の何れかの位置まで一杯にチルトしたとき、上げられた上昇コード36はピンと張っており、下げられた上昇コード36は、ヘッドレール12との接続部に対し弛んでいることが望ましい。従って、前に水平であった横桟コード38は、上げられた上昇コード36に沿って実質的に垂直になる。理論的には、横桟コード38は、上げられた上昇コード36との接続部によって、上からだけ支持されている。この構成では、ブラインドの羽根板24は、できる限り完全に垂直な姿勢に近づくようチルトし、隣接する羽根板24の縁部との接触によって制限されるだけなので、効果的に光を遮断する。なお、或る程度洗練された高性能の先行技術によるブラインドアッセンブリは、チルト機構内にカム型ドラムを使用して、下げられた上昇コードの下向きの行程を、上げられた上昇コードの上向きの行程より長くしているので、一杯にチルトした位置では、下げられた上昇コードが確実に弛むようになっている。
【0065】
好適な実施形態では、ヘッドレール12は、このヘッドレールから垂下している複数の羽根板24より幅が広く、高性能の先行技術によるチルト機構のカム型ドラムと同じ結果を達成するよう構成されている。各コードはしご26の一方の上昇コード36は、ヘッドレール12の前縁部に取り付けられており、他方の上昇コード36は後縁部に取り付けられている。図30、31に示すように、ヘッドレール12を開いた水平位置から略垂直の閉位置までチルトさせると、コードはしご26の一方の上昇コード36Aは、ヘッドレール12の幅の半分に等しい距離だけ略上方向に移動して、上昇コード36と第1桟コード38の間の接続点61を同じ距離だけ引き上げる。同時に、他方の上昇コード36Bは、ヘッドレール12の幅の半分に等しい距離だけ下げられる。他方の接点63も同様に下げられるが、横桟コード38の長さは、両上昇コード36の間の移動距離の差よりも短いので、下げられた降下コード36Bの、他方の接点63より上方の部分は、完全に荷重が取り除かれ弛むことになる。従って、垂下する羽根板24の全重量は、横桟上の糊付け点60の接続点を介して、上げられた上昇コード36Aによって支持されるので、下げられた上昇コード36Bが、対応する横桟コード38から、その接続部63を通して、羽根板24ができる限り垂直近くに回転するのを妨げかねない抗力を受けることはない。
【0066】
ヘッドレール12の、垂下する羽根板24に対する幅の比率も非常に重要である。ヘッドレール12の幅が広すぎると、垂下する羽根板24は、ヘッドレールが完全に回転する前に閉位置に達し、その結果、ブラインドが閉位置にあるとき非均一な外観を呈することになる。更に、ヘッドレール12と垂下する羽根板24の間の寸法差が大きすぎると、見栄えを損なうことがあり、ヘッドレールのその大きさが、そうでなければ均一な外観を呈する羽根板の見栄えを損ずることになる。垂下する羽根板が完全に閉じるのを確実に保証し、且つブラインドアッセンブリの見栄えを損なわないという両方の条件を満たす最適なヘッドレールの幅は、垂下する羽根板24の幅よりも10から15%広いということが分かった。しかしながら最低でも、はしごの上昇コードとヘッドレール12の両接続点の間の距離は、羽根板24の幅又は対応する横桟接続点61及び63の間の距離と少なくとも等しくなければならない。
羽根板の上げ下げに関係するブラインドアッセンブリの構造とその作動
先に述べたように、対応する前方及び後方リフトコードのセットは、ブラインドアッセンブリ10上に水平方向に間隔を空けて配置されている。当該コードは、図10−13に示し、先の節で説明したように、底部羽根板16に固定的に取り付けられている。リフトコード22は、図8に示すように、上昇コード36に隣接し、これと絡み合わせて配置され、コードはしご26の桟コード38の間を周期的に縫って配索されている。リフトコード22は、ヘッドレール12の開口部を通って、ヘッドレールの中空の内側に入り、図9を見るとよく分かるように、各リフトコード22は、開口部近くに配置されている第1セットのプーリ30の回りを導かれ、ヘッドレール12の一端に配置されている集合プーリ32に向かう。集合プーリ32は、作動器バー28の上端部キャップ62がヘッドレールの前方長手方向縁部に回転可能に取り付けられている位置近くに配置されている。複数のリフトコード22は、集合プーリ32から、ヘッドレール内のもう1つの開口部を通り、図15に示すように上部キャップ62の舌状部64に形成されている開口66へと導かれる。或いは、リフトコードは、ヘッドレール端部キャップの内向き伸張部分4650の孔の中のばね4620の内側を通り、管状突起4655端部の開口部を通って代替上部キャップ4650内へと進む。次に、リフトコード22は、ガイドロッド又はプーリ70又は4685を越えて、作動器ロッド28の内側チャネル84内へ進む。最終的に、図23に示すように、リフトコードは、第1リフトハンドル部材90内のタイオフ円筒88の回りで終結する。
【0067】
図21に示すように、或る実施形態では、リフトハンドル部材90及び92は、作動器ロッド28内に形成された別個の隣接するチャネル84及び86内に滑動可能に収容されている。前記両チャネルは、作動器ロッド28の各外側側壁96を貫通して伸張する互いに反対側にある垂直に向いた開口94を有しており、この開口は作動器ロッドの全長に亘っている。各リフトハンドル90及び92は、本体部材98を備えており、第1リフトハンドル部材は、更に、複数のリフトコード22を第1ハンドル部材90へ固定し、且つ羽根板24を所望の垂直位置で所定の位置に固定するための、ロックアッセンブリ100を備えている。
【0068】
図21−23に示すように、本体部材98は、本体部材98が収容されているチャネル84又は86の長さ及び幅よりも僅かに小さい長さ及び幅を有する上部壁102及び底部壁104を有している。上部及び底部壁102及び104には、接続コード72又は73を通して、そのの結び目端部を収容し、固定するための結び目穴106が設けられている。上部及び底部壁102及び104は、少なくとも1つの側壁106で接続されている。突出部108は、各本体部材の側壁106から、作動器ロッド中心側壁内の先に述べた開口を通って垂直に伸張しており、リフトハンドル部材90及び92を上下に滑動させるために使用する摘み110を形成するよう構成されている。最後に、各本体部材98は、側壁106に向かい合う部分側壁112を有しており、部分側壁112は、底部壁104から本体部材98の長さの約1/5だけ上方向に伸張している。第1ハンドル部材(又は第1本体部材)の本体部材98は、更に、上部壁102に開口部114を有しており、複数のリフトコード22がこの開口部を通る。
【0069】
図21、23に示すように、各本体部材98は、それぞれの作動器ロッドチャネル84及び86内に入っている。第1接続コード92は、第1本体部材98の底部壁104の結び目穴106に固定されており、コードはそこから一方のチャネル84内を下向きに進み、底端部キャップ74に配置されているプーリ78に掛かっている。次に、第1接続コード92は、他方のチャネル86内を上向きに通り、そこで他方の本体部材98の底部壁104の結び目穴106に固定されている。第2接続コード73は、第1本体部材98の上部壁102の結び目穴106に固定されており、コードはそこからチャネル84内を上向きに進み、上端部キャップ62に配置されているコネクタコードプーリ70に掛かっている。次に、第2接続コード73は、他方のチャネル86内を下向きに通り、そこで他方の本体部材98の上部壁102の結び目穴106に固定されている。相互接続されているループは、一方のハンドル部材を、付帯する摘みを介して或る方向に滑動させると、他方のハンドル部材が反対方向に動くよう作動的に作られている。好都合に、背の低い人でも、羽根板の最初の位置に関わらず、取り付けられているブラインドアッセンブリの少なくとも一方のハンドル部材に概ね手が届き、羽根板を上げ下げすることができるようになっている。
【0070】
第1ハンドル部材90のロックアッセンブリ100は、図22−26を見るとよく分かる。ロックアッセンブリ100は細長いベース部材116を備えており、ベース部材116の長さは、以下に明らかになる理由で、本体部材の上部壁の下面と底部壁の上面との間の距離よりも、少なくとも測定可能な距離だけ短くなっている。ベース部材116は、第1本体部材98内に上部壁102と底部壁104の間に入っており、ベース部材116の幅は、本体部材の側壁106と反対側の部分側壁112との間の距離より僅かに短くなっている。ベース部材116には、水平方向の孔118が設けられ、この水平方向孔118近くに切除部分がある。水平方向孔118は、タイオフ円筒88の一端が入る大きさとなっており、この円筒の回りでリフトコード22のループ状又は結び目状端部が終結する。ベース部材116には、更に、(i)ウェッジカム122の回転ピンが入る大きさの水平方向回転ピン孔120と、(ii)前記2つの孔の間に、マシンスクリューを締め込むためのねじ付き穴125とが設けられている。タイオフ円筒88と、ウェッジカム122が回転可能に取り付けられている回転ピンとが、ベース部材116のそれぞれの孔に組み付けられると、固定プレート124が、該円筒及び回転ピンの端部の上に配置され、固定プレート124の穴を通って基本部材116のねじ付き穴125に締め込まれるスクリューによって、ベース部材116に締め付けられる。
【0071】
ウェッジカム122は、図25及び26を見るとよく分かる。ウェッジカムは、上部区画126aと下部区画126bを有する係合縁部126を含んでいる。上部区画126aは、関連作動器ロッドチャネル84の、第1本体部材98の部分側壁112に隣接する内側側壁128と略平行であり、通常は前記内側側壁128に対して付勢されている。下部区画126bは、弓形であり、作動器ロッド側壁128から、ウェッジカム122の底縁部130との交差点で終結するまで曲線を描いている。ウェッジカム122は、更に、ウェッジカム122の本体から上向きに伸張し、ベース部材116の水平面134によって制限され、それによって、上部係合縁部126aをチャネル84の内側側壁128に対して付勢する弓形ばねアーム132を有している。或る好適な実施形態では、ウェッジカム122はポリウレタン材で作られ、優れた寸法特性を有しており、且つウェッジカム122の係合表面126と内側側壁128との間に高い摩擦係数を作り出している。
【0072】
ブラインドアッセンブリ10の羽根板24を、図4に示す位置から図5に示す位置まで作動的に引き上げ、収縮させるには、ユーザーは、第1ハンドル部材90の摘み110を引き下げるか、又は他方のハンドル部材92の摘み110を引き上げればよい。羽根板が引き上げられるにつれ、ウェッジカム122が入っている第1ハンドル部材90は、作動器ロッドチャネル84内で下方向に移動する。ウェッジカム122は、第1ハンドル部材90の望まない上向き運動を防ぐためだけに設計されているので、第1ハンドル部材90の下向きの動きを妨げることはない。実際、第1ハンドル部材90が作動器ロッドチャネル側壁128に対して下向きに動く場合、係合縁部の上部区画126aは、時計回りに回転し、作動器ロッドチャネルの側壁128から離れるように作用する(図26参照)。
【0073】
羽根板が所望の位置まで引き上げられ、操作人がハンドル部材の摘み110を離すと、底部羽根板16に作用している重力は、底部羽根板を下向きに引っ張り、リフトコード22に引張力を掛けはじめる。この引張力によって、第1ハンドル部材90がチャネル84内で上向きに引っ張られる。第1ハンドル部材が、ごく僅かな距離だけ上向きに引っ張られると、ウェッジカム122は、ばねアーム132の付勢力と、チャネル内側側壁128とカムの係合縁部126aの間の摩擦によって、反時計回りに回転する。係合縁部の上部区画126aは下向きに、チャネルの内側側壁128に対して楔効果で押し付けられ、第1ハンドル部材90と、それに連結されている羽根板とを所望の垂直位置に保持する。
【0074】
通常は、図25に示すように、本体部材98の上部壁102の下面は、ロックアッセンブリベース部材116の上縁部上に当接し、本体部材の底部壁104の上面とベース部材116の底縁部の間に小さな隙間ができる。更に、カム122の底縁部と部分側壁112の上縁部136との間にも、小さな隙間ができる。この小さな隙間によって、ウェッジカム122には、チャネル側壁128まで回転し、ロックアッセンブリ100及び羽根板を垂直方向の適所に固定できるだけの余地が与えられる。ユーザーが何れかの摘み110を適切な方向に動かして羽根板を下げると、第1本体部材98は、上向きに、ベース部材116の底縁部と底部壁104の上面の間の隙間が無くなるまで移動するが、もっと重要なのは、部分側壁112の上縁部136が、ウェッジカム122の底縁部130に突き当たり、係合縁部126の上部区画126aを上向きに動かし、回転させ、それによって第1ハンドル部材90が解放され上向きに自由に動けるようになることである。部分側壁112が係合面126の上部区画126aを、チャネル84の内側側壁128から離れるように押している限り、部分的には底部羽根板16の重量による重力の助けを借りて、羽根板24は下げられる。ユーザーが摘み110を離すと、本体部材98は通常位置へ戻り、カムウェッジ122の底部と部分側壁112の上縁部136の間に、上記のようにカムの係合面126を内側側壁128に向けて動かし、羽根板を適所にロックするのに、十分な距離が生じる。
【0075】
なお、ハンドル部材及びそれに関わる構造は、単に説明のためのものと理解頂きたい。上記ハンドル部材及び作動器ロッドアッセンブリの利点を提供できるので有れば、他の方法及び構造を利用してもよい。例えば、リフトコードをハンドル部材に接続する手段は変更してもよい。例として、コードは、ベース部材の1つ又は複数の穴を通して結び目を作り、コードを適所に固定してもよい。更に、他の変更形態では、ハンドル部材を、回転カムを使用して又はしないで、作動器バー上又は内の適所にロックするのに、他の手段を利用することができる。更に別の変更形態では、第2ハンドル部材を取り除いてもよい。
【0076】
リフト機構の第1代替実施形態を図24に示しており、この例では複数の下向きに伸張するリフトコード18が、プーリと置き換えることもできる円筒88の回りでループを描き、チャネル84を通って上向きに進み、上部キャップ62に固定されている。この装置は、ハンドル部材の操作人に2:1の機械的利益を提供し、ハンドル部材を1インチ垂直に動かせば、底部羽根板は2インチ動くことになる。
【0077】
リフト機構6150の第2代替実施形態を、図93−102に示す。図93、96に示すように、リフト機構は、長手方向に伸張する開口6090を通して、押し出し成形された代替作動器バー6060の内側チャネル6065内に滑動可能に収められている。主として図95の分解組み立て図に示すように、第2代替実施形態のリフト機構の主要構成要素は、(i)リフト機構主要本体を含むロック機構6155と、(ii)弓形摘み6165と、(iii)ロック解除レバー6170である。
【0078】
図95を見るとよく分かるように、第2代替リフト機構の主要本体6160の上端部近くに、プーリ空洞6175が形成されている。図102を見るとよく分かるように、2つの小さな整列した水平方向の孔6180は、それぞれプーリ空洞の前方及び後方壁6185及び6190からプーリ空洞内へ伸張している。リフトコードプーリ6200の中心を貫通するプーリピン6195は、この両孔に差し込まれ、従ってリフトコードプーリは、プーリ空洞内に回転可能に保持されている。先に第1代替リフト機構に関して論じたのと同じように、1つ又は複数のリフトコード18が、プーリの回りでループを描き、代替作動器バー6060の上部キャップで終結している。左側壁6205は(図95を見るとよく分かるように)、作動器チャネル6095の左側に隣接するプーリ空洞から下向きに伸張している。左壁の内側表面の上部6210は、垂直方向下向きに短い距離、右に鋭角で内向きにテーパが付いているテーパ付部分6215とぶつかるまで伸張している。テーパ付部分は、メインハウジングの底部6225まで垂直方向下向きに伸張する左壁の下部6220と交差する点で終結している。従って、左側壁の内側表面と作動器バーチャネル6095の相対する右壁6230の間の水平方向距離は、下部よりも上部で大きくなっている。なお、実質的に全ての底部、左壁、及びプーリ空洞を含む構造体は、作動器バーのチャネル6095内に、滑動可能に収容されている。
【0079】
図95に戻るが、垂直方向に伸張する溝6235は、プーリ空洞構造体と底部の両方の後側壁6240及び6245の後部表面と、それに対応する逆棘側壁6250及び6255との間に形成されている。後側壁と、対応する上部及び下部逆棘壁との間を後方に伸張するインターフェース6260が、作動器バー開口6090のリップの間に収まると、溝には、代替作動器バーのリップ6085が収まる。従って、逆棘壁6250及び6255は、作動器バーチャネル6065の外側に配置される。上部及び下部逆棘タブ6265及び6270は、それぞれ主要本体の上部及び下部逆棘壁から、垂直方向に間隔を空けた位置に、略水平方向後方に伸張しており、上部逆棘6275が上を向いており、下部逆棘6280が下を向いている。図102を見るとよく分かるように、逆棘は、以下に更に詳細に説明するが、弓形摘み6265内に形成されている対応する上部及び下部棚部6285及び6290とスナップ接続される。
【0080】
なお図95に示すように、ロック機構は、更に、プラスチックのウェッジボール6295と、コイルばね6300と、ばね端部キャップ6305とを含んでいる。図97に示すように、ボールは、ばね端部キャップを介して作用するばねによって、テーパ付部分と作動器バーの右側壁の間の空間の、その通常位置に付勢されている。ウェッジボールは、左側壁6205の上部6210と作動器チャネルの右側壁6230の間の距離より短いが、左側壁の下部6220と作動器チャネルの右側壁の間の距離より長い直径を有している。従って、リフトコード18によってリフト機構の主要本体6160に、上向きに作用する力が掛けられると、ウェッジボールはテーパ付部分と右側壁に押し付けられ、ウェッジ効果で主要本体を所定の位置に保持し、主要本体が作動器バーチャネル6065内を上向きに滑動するのを防ぐ。従って、1つ又は複数のリフトコード18を介して主要本体に相互接続されているブラインドアッセンブリの羽根板は、適所に保持される。
【0081】
弓形摘み6165とロック解除レバー6170を組み合わせて使ってウェッジボール6295を解放すれば、リフト機構を上向き又は下向きに滑動させて、羽根板の高さを調整することができる。図93、94、95及び102に概略的に示すように、摘みは、代替作動器バー6060のリップ6085及び開口6090から略後方に伸張している。摘みは、後部湾曲表面6310を形成する弓形長手方向形状を有している。更に、弓形摘みの幅は、作動器バーの幅と略同じである。(図95で見て)摘みの左側6315は、作動器バーの左リップの外側表面に当接する、実質的に垂直方向に伸張する真っ直ぐな縁部を有している。図93を見るとよく分かるように、摘みの反対の右側6320は、作動器バーの後側を越えて伸張し、作動器バーの右壁6230の相当部分を覆っている。図95を見るとよく分かるように、摘みの湾曲後部表面及び右側面は長手方向中心で2つに分かれており、そこに開口部が設けられ、ロック解除レバー6170が収められている。略長方形の一体成形されたプレート部材6325は、2つに分かれた右側を繋いでおり、半円形の閉じた端部6335を有する後ろに向いた溝6330が設けられている。溝の閉じた端部に対応する略水平方向の位置に、突起6340が、左側の内側表面6315から内向きに隆起している。突起には、前向きの半円形の溝6345が設けられており、その中心点は、半円形の閉じた端部を有する後ろに向いた溝の中心点と実質的に一致している。更に、半円形の閉じた端部と半円形の溝の両方は、実質的に同じ半径を有しており、以下に詳しく説明するように、ロック解除レバーを回転可能に接続できるようになっている。長方形部材の上部及び下部の後縁部から、先に述べた弓形摘みの上部及び下部棚部6285及び6290が、弓形摘みの左側へ伸張しており、ロック機構の主要本体6160の逆棘6275及び6280をスナップ嵌合で受け入れることができるようになっている。
【0082】
先に述べたように、ロック解除レバー6170は、弓形摘み6155内に回転可能に収まっており、レバーを回転作動させることにより、ロック機構6155を解放して、関連する羽根板を上昇又は降下させることができる。レバーについて、図99−101、図93、96に関連付けて説明する。ロック解除レバーは、後端部に、(図99でよく分かるように)弓形摘みの後方表面6310の上部と下部の間の空間を繋ぐ、略垂直方向に伸張する部分的弓形の後方区画6350を有している。前記後方区画は、(図93でよく分かるように)弓形摘みの右側壁6320の上部と下部との間の隙間の相当部分に亘る前方に伸張する側面区画6355と交差している。右側区画は、弓形摘みの前縁部を越えて前方に続いており、指状先端作動器6360を形成している。図99を見るとよく分かるように、レバーアーム6365は、後方区画と側面区画との内側交差点に近い位置から前方に伸張して、作動器ロッドの開口6090を通り、チャネル6095内で終結している。図97に示すように、レバーアームの端部6370は、ウェッジボール6295の下に当接している。突起6375は、レバーアームから左方向に伸張し、摘みの左側壁に形成されている半円溝6345内に回転可能に収まっている。更に、レバーアームの右側には、長方形プレート部材6325内に形成されている溝の半円の端部6335に収まるように形成されている部分6380が設けられている(図101参照)。レバーを摘み内に滑り込ませると、長方形部材は、弾性変形して、レバーアームが半円径溝及び溝端部の所定の位置にスナップ嵌合する。摘み及び主要本体に対して、ロック解除レバーは、幾つかの段階の回転運動をさせることができる。
【0083】
作動時、第2代替リフト機構6150を備えたブラインドアッセンブリの羽根板を上昇及び収縮させるには、ユーザーは、指を弓形摘み6165上に置き、図94に示すように、指状先端作動器6360を優しく押し上げ、弓形摘みを上方向又は下方向に動かせばよい。図98に示すように、指状先端作動器を押すと、レバーアーム6365は、半円溝6345及び溝端部6335の回りに回転し、ウェッジボール6295と接触している端部6370を上向きに動かす。それによって、ボールは、主要本体の左側壁と作動器ロッドの右側壁との間で押し付けられている位置から動かされ、主要本体は、作動器ロッドチャネル内を自由に滑動できるようになる。指状先端部を解放すると、コイルばね6300は、ウェッジボールを、ウェッジボールが左側壁のテーパ付部分と右側壁の間に押し込まれる位置まで押し戻し、それによって主要本体の動きが阻止される。
2つのチルト作動器ロッドを組み込んだ代替実施形態
代替ブラインドアッセンブリ200を図27−29に示す。本アッセンブリは、端部キャップ234を有する底部羽根板16と、好適な実施形態に関して先に述べたような、ヘッドレール12を窓枠に固定するのに用いたのと非常によく似た、取付ブラケット214とを備えている。代替ブラインドアッセンブリ200は、更に一対の作動器ロッド28を備えており、ロッドは、コードはしご及びリフトコードと垂直に整列しその前方に配置されているのが望ましい。作動器ロッドの底端部キャップ74は、取付ブラケットに接続されるのではなく、底部羽根板16の前縁部に回転可能に取り付けられている。リフトコードは、先に述べたように、底部羽根板に取り付けられており、ヘッドレール12内へと上向きに伸張している。リフトコードは、そこからヘッドレールの内部を出て、作動器ロッド28の一方へ入り、先に述べたのと同様に、作動器ロッドのチャネル内を通り、ハンドル部材アッセンブリ96で終結する。作動時、先に述べたのと殆ど同じ様式で何れかの作動器ロッド28を用いてシェードを上下にチルトさせることもできるし、先に述べたのと同じ様式でハンドル部材を使って羽根板を上下させることもできるが、上下させる場合、底部羽根板は、残りの羽根板がヘッドレールの直ぐ下に垂直に積み重ねられるか、又は上部羽根板と底部羽根板との間に分布しているとき、元の位置に留まっている。
平衡チルト機構を組み込んだ代替実施形態
平衡チルト機構、及び平衡チルト機構を組み込んだブラインドアッセンブリについて、図103−126を参照しながら説明する。代替実施形態の代表的な平衡チルト機構では、チルト作動器コードの端部から垂れ下がって下向きの付勢力を掛けている重りは、ヘッドレール内に配置され、チルト作動コードに逆の上向きの付勢力を掛けるばねに対し平衡を保っている。コードは、1つ又は複数の歯車を介してヘッドレールに作動的に連結されているボビンの回りに巻き付けられており、ヘッドレールを、取付ブラケットに付帯している回転軸回りに回転させることができるようになっている。作動時、チルト作動器コードを軽く押し上げ下げ、又は引き上げ下げすると平衡が破れ、コードが収縮又は伸張し、それに従ってヘッドレールがチルトする。なお、機構の平衡が保たれているので、ブラインドをチルトさせるのに、労力はほとんど要らないと理解頂きたい。
【0084】
図103−108に、平衡チルト機構を組み込んだ1つの代替実施形態のブラインドアッセンブリ5100を示す。ブラインドアッセンブリ5100は、(i)一対の取付ブラケット5115によって窓枠5100に回転可能に連結されている水平方向に伸張する羽根板形状の剛体ヘッドレール5105と、(ii)複数のリフトコード(図示せず)とはしごテープ5125によって上部羽根板に連結されている水平方向に伸張する幾分剛性のある下部羽根板5120と、(iii)ヘッドレールと下部羽根板の間に配置され、はしごテープによって支持されている複数の水平方向羽根板5130と、(iv)羽根板を上下させるためのリフト作動器コード5135と、(v)重り付き端部飾り房5145を含むチルト作動器コード5140とを備えている。
【0085】
図示のブラインドアッセンブリは、幾分翼形の中空羽根板と、底部羽根板と、ヘッドレールを使用している。平衡チルト機構を使用している代替構成のブラインドアッセンブリでは、羽根板を、何らかの適した形状に、何らかの適した材料で製作することができると期待されている。例えば、プラスチック、布、金属及び木で製作された羽根板が考えられる。更に、ヘッドレールは、付帯する羽根板と同様又は異なる、どの様な形状構成であってもよい。
【0086】
リフトコード5335及び羽根板5130を適所に固定するための代表的なリフトコードロック機構5350を、図122−126に示す。当業者には明らかなように、代わりに、別の従来型のリフト機構及びロック機構を利用してもよい。更に、平衡チルト機構を組み込んでいるブラインドアッセンブリと組み合わせて使用するのに必要であれば、上に詳細に説明したものと同様なリフト及びロック機構を修正してもよい。
【0087】
図122に示すように、リフトコードロック機構5350は、ヘッドレール端部キャップ内に入っている。ヘッドレール端部キャップ5106は、通常、モールド成形されたプラスチックで製作されており、普通は押し出し成形された剛性のある管状の長手方向に伸張するヘッドレール区画5108の端部内に、少なくとも部分的には滑り込ませることができるようになっている。ヘッドレール端部キャップは、様々な構成とすることができる。例えば、図122に示すヘッドレール端部キャップは、リフトロック機構だけを入れるようになっており、図177に示すヘッドレール端部キャップは、平衡チルト機構を入れることができるようになっている。更に、平衡チルト機構とリフトコードロック機構の両方を入れるよう端部キャップを構成することも考えられる。図122に示す端部キャップに戻るが、端部キャップは、先に詳細に説明した第2代替取付ブラケット6505と同様な取付ブラケットに取り付けることができるようになっており、端部キャップに滑動可能に取付けられるフランジ付き円筒形部材6515を含んでいる。なお、別の型式の取付ブラケットシステムを利用してもよいと理解頂きたい。図示の端部キャップは、ヘッドレールの長さの一部を形成してもいるので、カバー5420が、ロック機構を見えなくなるように隠し、且つロック機構の構成要素を所定の位置に支持、保持するために備えられている。
【0088】
図123−126に示すように、ロック機構は、(i)第1回転ピン5370を介して端部キャップに回転可能に接続されている第1U字型コードロック部材5360と、(ii)第2回転ピン5375を介して第1U字型部材の脚部5380に回転可能に接続されている第2U字型コードロック部材5365とを備えている。第1U字型部材の一部は、「U」の基部5385を超えて伸張し、コード接触縁部5390を形成している。リフトコード5355は、ヘッドレール5105内へ入り、ロック機構の側方に配置されている水平方向回転プーリ5395の回りに導かれる。次に、コードは、第2U字型部材を通って、「U」の基部5400の内側表面に当たりながら進む。次いで、コードは、第1U字型部材のコード接触縁部の上を越え、その後、端部キャップを出て飾り房5405で終結する。図122、123を見るとよく分かるように、第1U字型部材は、コードがロック機構に向かって伸張する際にプーリから分かれる、そのプーリ上の点5410から、ヘッドレールの長手方向に間隔を空けた位置にある、第1回転ピンの回りに、略水平方向に回転する。この間隔は、ロック機構の効果的な作動に重要である。
【0089】
図123と125は、ロック機構5350が通常のロック位置にある状態を示す。ロック機構は、リフトコード5355を通して作用するフットレール5120と当てはまる羽根板5130の重量によって、この位置に付勢されている。この重量によって加えられる付勢力は、図123に矢印5414で示している。付勢力がリフトコードを力の方向に引こうとすると、リフトコードは、第2U字型部材の基部5400の内側表面に沿って滑動し、摩擦を起こす。この摩擦のために、第1U字型部材の回転位置にモーメントが掛けられる。このモーメントは、ロック機構を、第1回転ピン5370回りに時計回りに回転させ、コード接触縁部6490に沿ってコードに対して回転力を掛ける。図125でよく分かるように、ロック機構にこれらの力が作用する結果、リフトコードをクリンプし、ロック機構内のリフトコードの摩擦を増し、コードを効果的に適所にロックする。羽根板を上で下げする際には、ユーザーは、リフトコードを、端部キャップの端部から長手方向遠くに動かすに足る力を掛け、ロック機構を反時計回りに回転させ、コード接触縁部がリフトコードから離れるようにする。そうすると、リフトコードには、ロック機構を通過する比較的真っ直ぐな経路が提供され、上下させることができるようになる。一旦リフトコードが解放されるか、又は端部キャップの端部から長手方向遠くに引っ張られないようになれば、羽根板及びフットレールの重量によって加えられる力によって、ロック機構が時計回りに回転して、リフトコードを適所に再びロックする。
【0090】
図103−105に図示するはしごテープ5125は、通常、それぞれ羽根板の前縁部と後縁部に沿って垂直に伸張する前方及び後方垂直コードを備えている。横桟(特に示していない)は、各垂直コードのセットの間に、垂直に間隔を置いた位置で張られ、羽根板5130を支持し、載せている。或る実施形態では、各垂直コードの上端部は、(図109に示すように)ヘッドレールの前縁部か後縁部の一方に固定されており、垂直コードの上部は、ヘッドレールの縁部の穴を通して、結び目又は接着剤ビード5150によってそこに固定されている。従って、ヘッドレールを、図106に示すように時計回りにチルトさせると、各はしごテープ5125の前方垂直コードは下げられ、後方垂直コードは上げられるので、横桟は、上に載っている羽根板と共に時計回りに回転する。反対に、図108に示すように、ヘッドレールを反時計回りにチルトさせると、各はしごテープ5125の前方垂直コードは上げられ、後方垂直コードは下げられるので、横桟は、上に載っている羽根板と共に反時計回りに回転する。
【0091】
図105は、羽根板が全開状態のブラインドアッセンブリを示している。この位置では、羽根板、ヘッドレール及びフットレールは、その幅方向に実質的に水平に向いている。チルト作動器コード5140の端部に取り付けられている重り付飾り房5145は、中間垂直位置に在り、その位置は、ユーザーが楽に手を伸ばして、羽根板を第1又は第2閉位置まで動かすことのできる位置である。
【0092】
図118−121に、重り付飾り房の1つの実施形態を示す。飾り房は、一定の引張ばねと平衡を保つため、所定の重量の中心金属片5305を備えている。金属片は、曲面と丸みを付けた縁部を有する略楕円形である。金属片の上縁部近くに、チルト作動器コード5140の端部を通すために、タイオフ穴5310が設けられている。金属片の左右の弓形側部それぞれに沿う複数の位置に溝5315が設けられ、嵌合対となる対応するプラスチックカバー5325及び5330の逆棘アーム5320が収まるようになっている。プラスチックカバーは、見栄えを良くするために、金属片を包み込んでいる。雄型プラスチックカバー5325は、金属片の溝と対応する位置に、縁部から伸張する複数の逆棘アームを有している。雌型プラスチックカバー5330は、逆棘脚に対応するその縁部付近にモールド成形されたリップ5335を有しており、その中に逆棘アームの逆棘が収まり、金属片を覆ってプラスチックカバーを固定する。各プラスチック部片の上部には、半円形の溝5345が設けられており、相手方のプラスチック部片の同様な半円形の溝と一緒に円形開口部を形成し、リフトコードがその開口部を通って、金属片のタイオフ穴に到る。
【0093】
図106−108に矢印で示すように、飾り房5145及び/又は付帯するチルト作動器コード5140を上向き又は下向きに引くことによって、ヘッドレールは、取付ブラケット5115の回りに回転し、関連する羽根板5130を同様に回転させる。図106に示すように、小さな力で飾り房5145を下向きに引っ張ると、有効下向き作用力が、反対方向ばね5218によって掛けられている上向き作用力を上回る量まで増大する(以下詳細に説明する図116A−Cを見るとでよく分かる)。従って、ヘッドレールと羽根板は、第1閉位置に達するまで時計回りに回転する。第1閉位置を、図107に示す。逆に、飾り房5145又はリフト作動器コード5140を軽く上向きに引くか押すかすると、飾り房の重量によって掛けられている有効下向き作用力が、反対方向ばねによって掛けられている上向き作用力を下回る量まで減少する。従って、ヘッドレールと羽根板は、図108に示す第2閉位置に達するまで、反時計回りに回転する。
【0094】
なお、ユーザーが掛けなければならない力は非常に小さく、チルト機構に備わっている回転摩擦に打ち勝つのに必要な程度の力である。摩擦の大きさは、機構の設計に依るところが大きく、小さいのが望ましいが、例えば開いた窓を風が吹き抜けるときに生じるような非常に小さな外力に出会ったときには羽根板が前後にチルトしないようにする程度には必要である。代替実施形態では、チルト機構又はヘッドレールの何れかの1つ又は複数の回転軸回りにクランプ装置のような機構を設けて、システムの摩擦レベルを調整可能にすることを考慮している。
【0095】
図109−116Cに、平衡チルト機構の好適な実施形態5200を示す。概括すると、平衡チルト機構は、(i)チルト作動器コード5140と、(ii)重り付飾り房5145と、(iii)ボビン軸5214でヘッドレール内に回転可能に取り付けられているテーパ付ボビン5212と、ボビン平歯車5216と、一定張力型ばね5218とを含むボビン/ばねアッセンブリ5210と、(iv)回転軸5246によって取り付けられている大きい平歯車5242と小さい平歯車5244とを含む平歯車アッセンブリ5240と、(v)回転可能に取り付けられた平歯車5252と、ヘッドレールの回転中心となるヘッドレール軸5254とを含む取付ブラケット接続機構アッセンブリ5250とを備えている。
【0096】
ボビン/ばねアッセンブリ5210は、図109−111を見るとよく分かるが、テーパ付ボビン5212の断面図を図115A−C及び116A−Cに示している。ボビン/ばねアッセンブリの主要構成要素はテーパ付ボビン5212である。テーパ付ボビンは、ばね5218からのばね力を、チルト作動器コード5140に伝え、チルト作動器コードをチルト機構に連結するように作用する。テーパ付ボビン5212は、テーパ付円錐断面を有する略円筒形をしており、テーパ付ボビンの長手方向軸を通って伸張するボビン軸5214の回りを回転するようになっている。テーパ付ボビンは、金属、プラスチック及び複合材料を含むどの様な適する材料で製作してもよいが、好適な実施形態では、テーパ付ボビンは、射出成形プラスチックで製作されている。ボビン軸5214は、通常、金属材料で製作され、ボビンの長手方向軸に沿ってボビンに圧入される。代わりに、軸は、軸にキー結合してもよいし、軸に接着剤で接着して一体に回転するようにしてもよい。或る代替実施形態では、ボビン軸は、ボビンと一体成形することができる。ボビン軸は、ボビンのどちらかの端部で、ヘッドレール5105内に形成されている溝又は開口内に回転可能に収まっている。なお、図109−111に示すように、チルト機構は、ヘッドレール5105の長手方向に伸張する通常は押し出し成形された区画5108内に収容されているヘッドレールの端部キャップ区画5106内に支持されている。
【0097】
テーパ付ボビン/ボビン軸の組み合わせは、長手方向長さに沿って、テーパ付ボビン5212の一端にに設けられたばね区画5220を含む複数の区画を備えている。ばね巻き区画5220は、基本的に円筒形であり、第1及び第2半径方向フランジ5222及び5224によって両端の境界が定められている。ばね5218の鉤状端部5228を固定するために、長手方向に伸びる溝5226(図116Aを見るとよく分かる)が、円筒形ばね区画の壁を通して設けられている。チルト機構5200の作動の間に、羽根板が何れかの方向にチルトすると、一定張力型ばね5218は、ばね区画5220の回りに巻き取られるか、又はばね区画5220から巻き戻され、ヘッドレール5105内に設けられているポスト5230の回りに巻き取られる。
【0098】
テーパ付ボビン5212は、更に、第2半径方向フランジ5224と第3半径方向フランジ5234の間にテーパ付区画5232を含んでおり、ボビンの壁は、第2半径方向フランジ近くの第1直径から、第3半径方向フランジ近くの第2小直径へとテーパが付いている。直径を変えることで、ばね区画5220の回りに巻き付けられるばねの量に依って変わる、ばね5218が付与する付勢力の変化を補正している。テーパ付区画の表面には連続する溝5236が設けられ、区画5232の一端から他端まで伸張し、テーパ付区画の表面を何度も回っている。この溝は、チルト作動器コード5140を中に収容して、チルト操作の間にコードがボビン5212に対して巻き付け巻き戻しされる際に、コードを案内できるような大きさになっている。第2フランジ5222近くに、チルト作動器コードの上端部を受け入れることができるほどの直径を有する穴5238が、連続溝5236の一端に、テーパ付区画5232の壁を貫通して設けられている(図115Cを見るとよく分かる)。この穴は、コードを通して、端部を結ぶか、接着剤ビード5160をコードの端部に付けるかして、コードが穴から抜け出ないようにして、チルト作動器コードをボビンに連結するのに用いられる。
【0099】
最後に、テーパ付ボビン5214を貫通し、これに固定的に取り付けられているボビン軸5214は、テーパ付区画5232上方の第3フランジ5234の反対側に配置されているボビン平歯車5260を有している。ボビン平歯車5260は、ボビン軸と一体回転するようにボビン軸に固定的に取り付けられている。ボビン平歯車は、ボビン軸に、キー結合しても、圧入しても、接着剤で接着しても、或いは何らかの適する手段で軸に取り付けてもよい。ボビン軸がテーパ付ボビンと一体に作られている代替実施形態では、ボビン平歯車も、テーパ付ボビンと一体にモールド成形することができる。
【0100】
図109及び図116A−Cに示すように、そして先にも触れたように、一定張力型ばね5218の一端は、ボビン5212のばね区画5220の溝5226内に引っ掛けられている。ばねの他端は、ばねを受け取るためにヘッドレール5105内に設けられているばねポスト5230の回りに巻き付けられている。ばねは、通常、ばね鋼で製作されており、ばね区画5220の回りに巻き付けられているばねの部分と、ばねポスト5230の回りに巻き付けられているばねの部分との間のばねのスパンに亘って、図116A−Cの矢印で示しているように、ばね区画の方向に、略連続する張力を供給する。従って、ばねは、テーパ付ボビン5212を時計回りに付勢する。
【0101】
ばね5218の連続する層がばね区画5232の回りに巻き付けられるにつれ、長手方向軸からばねの付勢位置までの距離は増大し、ばねによって加えられる力は一定なので、ばねからテーパ付ボビン5212に掛けられる有効反時計回り回転モーメントが増す(回転モーメントは、長手方向軸から荷重が加えられる位置までの距離に、加えられる力を掛けたものに等しい)。理解頂けるように、チルト機構が操作されていないときに、ボビンが静止しているためには、重り付飾り房5145によって、チルト作動器コード5140を介して掛けられる反時計回りの回転モーメントは、ばねによって掛けられる反対向きの回転モーメントと同じでなければならない。時計回り回転モーメントが増大すると、反時計回りの回転モーメントも増大しなければならない。テーパ付ボビンのテーパ付区画5232は、反時計回り回転モーメントと協力して反時計回り回転モーメントを変化させる。
【0102】
例えば、図116Cに示すように、ばねが、最大限、ボビン5212のばね区画5220の回りに巻き付けられている場合、チルト作動器コードは、テーパ付区画から完全に巻き戻されて、図111に示すようにテーパ付区画の最大直径部分に位置することになる。ばねとチルト作動器コードが、それぞれテーパ付ボビン上のこの位置にある場合、ベーンは、図106に示す第1閉位置にある。
【0103】
逆に、図116Bに示すように、ばねが、最小限しか、ボビン5212のばね区画5220の回りに巻き付けられていない場合、チルト作動器コード5140は、一杯にテーパ付区画5232の回りに巻き付けられ、テーパ付区画から出て来るコードの位置は、図110に示すようにテーパ付区画の最小直径部分に位置することになる。ばねとチルト作動器コードが、それぞれテーパ付ボビン上のこの位置にある場合、ベーンは、図108に示す第2閉位置にある。
【0104】
平歯車アッセンブリ5240と取付ブラケットアッセンブリ5250は、チルト操作の間にテーパ付ボビン5212の回転運動を、ヘッドレール5105及び関連する羽根板5130の回転運動に換えるために設けられている。平歯車アッセンブリ5240と取付ブラケットアッセンブリ5250は、図109−114を見るとよく分かる。平歯車アッセンブリは、ヘッドレールに回転可能に取り付けられており、一端に大きい平歯車5242が取り付けられ、他端に小さい平歯車5244が取り付けられている平歯車軸5246を含んでいる。(図114を見るとよく分かるように)大きい平歯車は、ボビン平歯車5216と噛み合わされ、ボビン平歯車の時計回りの回転が、大きい平歯車と平歯車アッセンブリ全体を反時計回りに回転させるようになっている。平歯車アッセンブリの各種構成要素は、プラスチック、金属及び複合材料を含む様々な適する材料で作ることができる。更に、平歯車は、限定するわけではないが、圧入嵌合、接着剤接着、溶接、ロウ付け及びキー結合を含む何らかの適する方法で、平歯車軸に取り付けることができる。更に、或る代替実施形態では、平歯車アッセンブリ全体を、適する強化又は非強化プラスチックを使って、1つの部片として射出成形することができる。
【0105】
図109と113を見るとよく分かるように、小さい平歯車5244は、取付ブラケットアッセンブリの固定平歯車5252と噛み合っている。固定平歯車は、取付ブラケット5115に固定的に取り付けられている取付ブラケットパッド5256のヘッドレール軸5254の端部に取り付けられている。従って、固定平歯車は回転しない。逆に、小さい平歯車5244が固定平歯車の表面の回りを移動し、そして小さい平歯車と、平歯車アッセンブリと、テーパ付ボビンアッセンブリの全てがヘッドレール内に入っており、ヘッドレールに取り付けられているので、ヘッドレールも固定平歯車に対して回転する。
【0106】
平衡チルト機構を組み込んでいるブラインドアッセンブリの或る代替実施形態では、固定平歯車5252は、図113を見るとよく分かるように、ヘッドレール軸5254の対応する部分にキー結合されている軸方向開口部を有している。ヘッドレール軸は、更に、その端部に半径方向フランジ5258が設けられ、固定平歯車を所定の位置に保持して、ヘッドレール軸の端部から滑り落ちないようにしている。ヘッドレール軸のこの部分には、軸5254の壁に2つの向かい合う溝5260が設けられ、固定平歯車5252を所定の位置にスナップ嵌合するときに、壁の残り部分が弾性的に内向きに撓むようになっている。代替実施形態では、歯車5252は、溶接及び接着を含む何らかの適する方法でヘッドレール軸に固定することができる。
【0107】
図109と112を見るとよく分かるように、ヘッドレール5105の端部は、ヘッドレール軸5254のもう1つの部分で、取付ブラケットアッセンブリ5250に回転可能に取り付けられている。ヘッドレールは、軸回りに自由に回転できるが、一方の側は、通常は軸5254と一体になっている取付ブラケットパッド5256に、他方の側は、固定平歯車5252に妨げられて、長手方向に軸から滑り落ちることはできない。なお、ヘッドレール5105は、固定平歯車は必要無いが、ヘッドレールの他端上で回転運動できるように、修正された取付ブラケットアッセンブリに長手方向に取り付けられていると理解頂きたい。
【0108】
平衡チルト機構を組み込んでいるこの実施形態では、取付ブラケットパッド5256は、そこにモールド成形されているか、そうでなければパッドに取り付けられているばねキャッチ(図示せず)を含んでいる。ばねキャッチは、取付ブラケット5215に、ヘッドレール軸5254の長手方向軸と一致する中心点の回りに間隔を空け円上の位置に配置されている複数の取付穴(図示せず)の中に収容されるように設計されている。従って、ブラインドを開口部に取り付ける場合、先ず取付ブラケット5215の位置を決定し、開口部の枠5110に固定する。次に、チルト機構5200を作動させて、取付ブラケットパッド5256を取付ブラケットに取り付ける前に、ブラインドを閉位置の内の一方の位置まで動かす。最後に、パッド5256をブラケットと整列させて、ヘッドレールと羽根板を側方向で実質的に垂直に配置し、そしてパッドを所定の位置にスナップ嵌合する。
【0109】
なお、当業者には明白であるように、羽根板5130を一方の閉位置からもう一方の閉位置まで動かすのに必要な重り付飾り房の移動量は、チルト機構5200に用いられている平歯車5216、5242、5244、5252の多様な大きさ次第で変わるものと理解頂きたい。或る実施形態では、作動器コード5140と、付帯する重り付飾り房5145の総移動距離は約22インチであるが、特に、あまり高くない小さなシェードに使う場合は、歯車比を変えて、この移動距離を低減することもできる。羽根板を第2閉位置へと回転させるときにチルト作動器コードがテーパ付ボビン5212に過剰に巻き付かないようにするために、チルト作動器コードに接着剤ビード5155が取り付けられており、コード羽根板が一杯にチルトし、コードがテーパ付ボビンの回りに完全に巻き付けられたときに、ヘッドレールのコード開口部に当たって踏ん張るようになっている。
【0110】
図106−107に図示し上に説明したように、シェードを完全開位置から第1閉位置まで回転させるには、ユーザーは、重り付飾り房5145又はチルト作動器コード5140を軽く引けばよい。チルト機構に生じる摩擦に打ち勝つ力を掛けるだけでよい。図115Aに示すように、テーパ付ボビンが反時計回りに回されると、図116Cに示すように、追加のばねが、ボビンのばね区画5220に巻き付けられ、ボビンに掛かる時計回りに作用する回転モーメントが増す。力の平衡を維持するために、チルト作動器コードは、溝5236に沿って、図111に示すように、テーパ付区画5232の大きい直径を有する部分まで動く。テーパ付ボビン5212と、固定的に取り付けられているボビン平歯車が反時計回りに回転すると、大きい平歯車5242を介してボビン平歯車と噛み合っている平歯車アッセンブリは時計回りに回転する。固定平歯車5252に対して噛み合っている小さい平歯車5244は、固定平歯車の回りを時計回りに動く。平歯車アッセンブリはヘッドレール5105に取り付けられているので、小さい平歯車が固定平歯車の回りを動くにつれ、ヘッドレールは、取付ブラケットアッセンブリ5250の回りを時計回りに回転する。ヘッドレールが反時計回りに回転すると、はしごテープ5125の前方垂直コードは上がり、後方垂直コードは下がり、羽根板は、図107に示す第2閉位置へとチルトする。
【0111】
以上、平衡チルト機構を、チルト式ヘッドレールを組み込んでいるブラインドアッセンブリと共に使用するという前提で説明した。但し、平衡チルト機構の各要素は、固定ヘッドレールを備えた広く使われているベネチア様式ブラインドアッセンブリにも利用できるものと理解頂きたい。その場合、テーパ付ボビン/ばねアッセンブリは、ヘッドレール内を伸張するチルトロッドと、直接、或いは、1つ又は複数の歯車を介して、連結されることになる。重り付飾り房を上げるか引くかすると、力の平衡が破れ、テーパ付ボビンとチルトロッドが回転して、ブラインドアッセンブリの羽根板をチルトさせる。平衡チルト機構は、羽根板をチルト又は回転させる他の型式の窓カバーに組み込むこともできる。
【0112】
更に、チルト機構の各種構成要素について、多くの変更が考えられる。例えば、使用されるばねの種類を変更してもよいし、もう1つの実施形態では、ばねを、ブラインドの裏側に垂下する第2重りと取り替えて、重り付飾り房に対抗させている。別の実施形態では、各種歯車を、所望によってプーリと駆動ベルトに取り替えることができる。別の変更形態では、ボビンにはテーパが付いていなくともよい。
平衡チルト機構ブラインドアッセンブリでリフトコードと共に使用する分離型飾り房
図133−149は、平衡チルト機構を組み込んだブラインドアッセンブリのリフトコードと共に使用する分離型飾り房の2つの実施形態7005及び7105を示している。また、上記分離型飾り房は、他の型式のブラインド及び窓カバーに用いることもできる。別のコードに掛けられる別の荷重とは異なるベクトル有する垂直方向に向いていない荷重が、飾り房に繋がる1本又は複数のリフトコードに掛けられると、分離型飾り房は、複数の部片に分離するよう設計されている。例えば、子どもの身体の一部がリフトコードに絡まって、1本のコードが首を左側へ引っ張り、別のリフトコードが右側へ引っ張る場合、飾り房は分離して、子どもは、怪我をする前に解放される。
【0113】
図133−137に示す第1実施形態の分離型飾り房7005は、3つの周辺コード固定部材7010と、コード固定プラグ7020と、中心連結部材7015を備えている。主に図133に示すように、中心連結部材は、略三角形の水平方向断面を有し、長さに沿って内向き且つ下向きに細くなっている中心本体部7045を有している。本体部の中心を貫通して、垂直内孔7055が伸張している。内孔は、(i)上縁部付近が円形で、或る距離の間は下向き且つ外向きにテーパが付いている上部と、(ii)この上部の底部から、断面がほぼ四角形の底縁部まで伸張する下部とを有している。連結部材の外側表面の各角部から、3つのフィン7050が半径方向外向きに伸張している。図134を見るとよく分かるように、フィンの外縁部は、周辺コード固定部材7010の縁部に沿っており、周辺部材は、フィンの外縁部近くのフィン側面と当接している。
【0114】
更に図133に示すように、3つの周辺部材7010は、それぞれ外側表面と内側表面を有する弓形の略垂直に向いた壁を有している。周辺部材の上縁部近くに、コードタイオフ7025が内側表面から内向きに伸張しており、そこにリフトコード7085を固定的に結び付けることができるようになっている。タイオフの垂直方向下方に、下向き鉤付突出部7035が、略水平方向内向きに伸張している。更に、上向き鉤付突出部7040が、周辺部材の底縁部近くの内側表面から内向きに伸張している。図133及び135に示すように、鉤は、周辺部材を、中心本体部7045の側面の1つの上縁部と下縁部にスナップ嵌めできるように設計されている。従って、リフトコードを3本まで、飾り房に固定することができる。所望され必要であれば、中心本体部の垂直内孔7055内に収まるコード固定プラグ7020を使って、4本目のリフトコードを飾り房に固定することもできる。
【0115】
コード固定プラグは、図136、137を見るとよく分かる。コード固定プラグは、垂直内孔の上部と略合致する外方向下向きに徐々に緩やかにテーパの付いた円筒形部分7065を有している。しかし、プラグの上部には、垂直内孔の上縁部の直径よりも、常態では大きい直径を有するフランジ付き部分7070が設けられている。更に、テーパ付のV字型溝7080が、プラグの上縁部からテーパ付円筒形部分の長さの約三分の二ほど下向きに伸張している。プラグは、更に、垂直内孔の底部とぴったり合致する略四角形の断面を有する下部7075を含んでいる。従って、プラグは、図135に示すように、フランジ付き部分を内孔の上縁部7060を越してスナップ挿入し、垂直内孔内に嵌め込むことができるようになっている。4本目のリフトコードは、プラグを垂直内孔にスナップ嵌合する前に、プラグの底部回りに巻き付け、V溝内に押し込んでおけば、飾り房に固定することができる。図134に示すように、4本目の飾り房は、通常、飾り房の底部から垂れており、ブラインドアッセンブリを上げ下げする際に、コードを掴めるようにしている。
【0116】
作動時、等しくない側方力がリフトコード7085に掛かると、飾り房の全要素のような、普通はモールド成形プラスチックで作られている弾性周辺部材は、中心連結部材7015からスナップ嵌合が外れて分離する。第1実施形態の変更例は、4つの周辺部材と、コード固定プラグを利用せずに4本のリフトコードを固定することのできる略方形の断面を持つ1つの中央連結部材とを有するように考えられている。
【0117】
第2実施形態の分離型飾り房7105を図138−149に示しており、4つの周辺コード固定部材7115と、中心連結部材7125を備えている。図146を見るとよく分かるように、中心コード固定部材は、貫通する垂直内孔7140を有する円筒形下部7135を含んでいる。円筒形部分の底縁部7145は、以下に説明する理由で、その外側表面から内孔の表面まで内向きに回り込んでいる。図146に示すように、4つのフィン部材7050が、円筒形部分7135の表面から半径方向に伸張しており、更に、円筒形部材の上縁部7060の垂直方向上方に伸張している。図141、図142を見るとよく分かるように、各フィンの端部7155は、以下に述べる理由で、水平方向断面において、その端部の裏側が、フィンの残り部分との交差部で半円形曲面の棚部7160を形成している。
【0118】
4つの周辺コード固定部材7115は、略三角形の上面と底面(図139、141)、及び略長方形の垂直側面を有する略C字型をしている。コード固定部材の垂直側面は、図140を見るとよく分かるように凹部を有している。各コード固定部材の上面を貫通してリフトコード7110を通す穴7120が設けられ、コードの端部には結び目を作ってコードをコード固定部材に固定する。コード固定部材の底面の内側表面7170は、図149を見るとよく分かるように、内向き上方に回り込んでいる。図146を見るとよく分かるように、底面は、円筒形部分の底縁部と沿うようになっている。
【0119】
図146及び142に示すように、リフトコードを各周辺コード固定部材7115に固定した後、コード固定部材の底面の内側表面7170を、円筒形部分7135の中心連結部材の底縁部7145に相対して配置する。次に、コード固定部材の凹んだ側縁部がフィンの半円形端部7155を超えてスナップ嵌合し、曲面状棚部7160に面して保持されるようになるまで、各コード固定部材を、連結部材7125に向かって内向きに回転させる。図139及び146に示すように、コード固定部材の上面の縁部は、互いに合わさり当接する。同様に、コード固定部材の底面の縁部も互いに当接するが、図141に示すように、リフト引っ張りコード7165を通す中央開口部7130が形成される。図146に示すように、円筒形部分に随意の引っ張りコードを通して、結び目を作って円筒形部分に固定することができる。ユーザーは、円筒形引っ張りコードを掴んで、ブラインドアッセンブリの羽根板を収縮及び伸張させることができる。
【0120】
リフトコードに非均一な横向きの力が掛かった場合の分離型飾り房の挙動について、図147−149を参照しながら説明する。図147に示すように、各リフトコードに非均一な横向きの力が掛かると、力を受けたコード固定部材は、その上縁部が飾り房から外向きに引っ張られ、コード固定部材は、連結部材の円筒形部分の底縁部との当接部回りに、効果的に外向きに回される。次に、図148に示すように、コード固定部材の凹んだ側部が、半円形フィンの端部の曲面状棚部から弾性的に弾き出される。最終的には、図149に示すように、何本かのコード固定部材が連結部材から完全に分離し、他のコード固定部材は、なお連結部材に接続されたまま残る。
片側式中心コードはしごを用いている代替実施形態
上記のように、コードはしごは、通常、前方及び後方上昇コードと、両上昇コードの間に渡され、関連する羽根板を支える横桟とを備えている。図127−132に示すように、部分的横桟5505が接着又は他の方法で羽根板5510に取り付けられている片側式コードはしごを、ブラインドアッセンブリの代替実施形態と共に使用することができる。羽根板を、両側式はしごテープの横桟に直接接続する利点及び有利性は、上記2001年12月6日出願の米国出願第10/003,097号に詳しく記載されており、参考文献として、その全体をここに援用する。ここで特定しているような比較的剛性のある羽根板を使用している場合、部分的横桟を中心のコードはしごの羽根板に接着剤で接着することによって、羽根板の回転を妨げることなく、前方上昇コードを取り除いて後方上昇コード5515だけを残すことができることが確認されている。前方上昇コードを取り除くことにより、幅広ブラインドアッセンブリの全体的外観が、従来技術による両側式中心コードはしごを使っている幅広ブラインドアッセンブリに比べ、大幅に改善されるものと理解頂きたい。片側式中心コードはしごを使用している代替実施形態のブラインドアッセンブリ5520の代表的な前方及び後方図を図127に示す。図示のように、代替ブラインドアッセンブリは、平衡チルト機構を組み込んでいる型式のものであるが、片側式コードはしごは、中心コードはしごを必要とするほど幅の広い上記何れの実施形態のブラインドアッセンブリにでも使用できるものと理解頂きたい。
【0121】
図129に示すように、ブラインドアッセンブリの羽根板の端部5525近くに配置されているコードはしごは、2つの上昇コード5530及び5535と、その間に渡された横桟5540とを含んでいる。前方及び後方リフトコード5545か、又は前方リフトコードだけが、図示のように上昇コードと絡み合っている。図131に示すように、横桟は、1つ又は2つの接着剤ビード5550によって羽根板に固定されている。コードはしごが羽根板の比較的端部近くに配置されており、横桟が、上昇コード近くで羽根板から部分的に滑り落ちて、ブラインドの作動が不適切になる恐れがある場合、2つの接着剤ビードを使用する。横桟が羽根板端部の内側に配置されており、横桟の端部が羽根板から滑り落ちる恐れのない場合には、唯1つの接着剤ビードを、通常は羽根板の側方中心近くに配置すればよい。
【0122】
図130に示すように、中心のコードはしご5500は、後方上昇コード5535一本だけと、羽根板の底面に(図132に示すように)接着剤で接着されるか、又は別の方法で固定されている部分的横桟5505とを備えている。羽根板は比較的剛性があるので、前方上昇コードが無くても、中央で垂れたり捻れたりはしない。更に、ブラインドアッセンブリの羽根板が何れかの方向へ何れかの閉位置まで回される場合、部分的に接着剤で接合されている横桟は、羽根板を、隣接する羽根板に対し、適切な垂直姿勢に吊り下げ又は支える。図130を見るとよく分かるように、後方リフトコード5545だけが片側式コードはしごと共に用いられ、リフトコードは後方上昇コード絡み合う。
【0123】
以上、本発明を、ある程度特定して説明してきたが、本開示は1つの例としてなされており、特許請求の範囲に定義する本発明の精神から逸脱することなく、本明細書で具体的に説明していない細部又は構造における変更を行い得る旨理解頂きたい。例えば、本発明の多くの代替実施形態及び本発明に用いられている様々な構成要素に対する多くの変更実施形態について、同時係属出願の米国特許出願「建築物開口部用のシャッター様カバー及びハードウェア」に記載及び説明されている。
【図面の簡単な説明】
【0124】
【図1】ブラインドアッセンブリの前面等角図であり、伸張位置にあり、羽根板は開位置にある状態を示す。
【図2】ブラインドアッセンブリの前面等角図であり、伸張位置にあり、羽根板は第1閉位置にある状態を示す。
【図3】ブラインドアッセンブリの前面等角図であり、伸張位置にあり、羽根板は第2閉位置にある状態を示す。
【図4】ブラインドアッセンブリの前面等角図であり、部分的に引き上げられ収縮している位置にある状態を示す。
【図5】ブラインドアッセンブリの前面等角図であり、完全にに引き上げられ収縮している位置にある状態を示す。
【図6】ブラインドアッセンブリの正面図である。
【図7】図6の7−7線に沿うブラインドアッセンブリの垂直方向断面図である。
【図8】図6の8−8線に沿うブラインドアッセンブリの垂直方向断面図である。
【図9】図6の9−9線に沿うブラインドアッセンブリの水平方向断面図である。
【図10】図6の10−10線に沿うブラインドアッセンブリの水平方向断面図である。
【図11】図6の11−11線に沿うブラインドアッセンブリの部分垂直方向断面図である。
【図12】剛体底部羽根板の部分等角図であり、本発明の1つの実施形態による、リフトコードとコードはしごを該底部羽根板に取り付けるための手段を示している。
【図13】図10の13−13線に沿う、作動器ロッドの下部端と関連下部取付ブラケットの回転運動を示す部分断面図である。
【図14】作動器ロッドの下部端と、関連下部取付ブラケットを示す部分正面図である。
【図15】図9の15−15線に沿う部分垂直方向断面図であり、剛体ヘッドレールと、その窓枠取付ブラケットとの回転可能接続部を示している。
【図16】図15と同様な部分断面図であり、ヘッドレールが第1閉位置に回転した状態を示す。
【図17】図15と同様な部分断面図であり、ヘッドレールが第2閉位置に回転した状態を示す。
【図18】図15の線18−18に沿う、ヘッドレールと、関連取付プレートの部分水平方向断面図である。
【図19】取付ブラケットの側面図である。
【図20】取付ブラケットの等角側面図である。
【図21】図7の21−21線に沿う作動器ロッドの水平方向断面図である。
【図22】図21の22−22線に沿う作動器ロッドの部分垂直方向断面図であり、ロックアッセンブリを含むハンドル部材を示す。
【図23】図22の23−23線に沿う作動器ロッドの垂直方向断面図であり、両ハンドル部材と、その2つのコネクタコードを介する相互接続部を示している。
【図24】図23の断面図と同様の拡大垂直方向断面図であり、リフトコードが、ロックアッセンブリ上の円筒形部材の回りでループ状になり、作動器バーの上部キャップに固定されている、本ブラインドアッセンブリの代替実施形態を示す。
【図25】1つのハンドル部材と関連ロックアッセンブリの通常位置で静止している状態の拡大垂直方向断面図である。
【図26】図25の断面図と同様の、1つのハンドル部材と関連ロックアッセンブリの拡大垂直方向断面図であり、ブラインドアッセンブリの羽根板が降下しているときのハンドル部材とロックアッセンブリを示す。
【図27】開位置且つ伸張位置にある、底部羽根板に回転可能に接続されている2つの作動器ロッドを備えている代替実施形態のブラインドアッセンブリの等角正面図である。
【図28】代替実施形態のブラインドアッセンブリの等角正面図であり、羽根板が部分的に引き上げられ収縮している状態を示す。
【図29】図28の29−29線に沿う代替実施形態のブラインドアッセンブリの垂直断面図である。
【図30】開位置にある、ヘッドレールと、ヘッドレールから垂下している数個の羽根板の部分垂直方向断面図である。
【図31】閉位置にある、ヘッドレールと、ヘッドレールから垂下している数個の羽根板の部分垂直方向断面図である。
【図32】代替取付ブラケットと回転機構を組み込んでいる窓ブラインドアッセンブリの部分正面図である。
【図33】代替ヘッドレール取付ブラケットの分解組み立て図である。
【図34】代替取付ブラケットの等角図であり、スライダ部片が収縮位置にある状態を示す。
【図35】代替取付ブラケットの等角図であり、スライダ部片が伸張位置にある状態を示す。
【図36】図32の36−36線に沿うヘッドレール及び代替取付ブラケットの断面図である。
【図37】代替回転機構の窓枠取付部片の等角図である。
【図38】第1代替回転機構の回転部片の等角図である。
【図39】第1代替回転機構の回転部片の等角図である。
【図40】図32の40−40線に沿う、第1代替回転機構の断面図である。
【図41】図32の41−41線に沿う、代替取付ブラケット及び回転機構を組み込んでいる窓ブラインドアッセンブリの断面図である。
【図42】図32の42−42線に沿う、代替取付ブラケット及び回転機構を組み込んでいる窓ブラインドアッセンブリの断面図である。
【図43】図32の42−42線に沿う、代替取付ブラケット及び回転機構を組み込んでいる窓ブラインドアッセンブリの断面図であり、羽根板が閉位置にある状態を示す。
【図44】ヘッドレールの後方に取り付けられている1本のリフトコードと、垂下している羽根板とを組み込んでいる代替窓ブラインドアッセンブリの垂直方向断面図であり、下部の羽根板が部分的に上昇している状態を示す。
【図45】図44と同様の垂直方向断面図であり、羽根板が完全上昇位置にある状態を示す。
【図46】代替作動器ロッド上端部キャップと代替ヘッドレール端部キャップの分解組み立て等角図である。
【図47】代替作動器ロッド上端部キャップと代替ヘッドレール端部キャップの等角図であり、上端部キャップがヘッドレール端部キャップに取り付けらた状態を示す。
【図48】代替作動器ロッド上端部キャップと代替ヘッドレール端部キャップの断面上面図である。
【図49】図48の49−49線に沿う、代替作動器ロッド上端部キャップと代替ヘッドレール端部キャップの断面図である。
【図50】図48の50−50線に沿う、代替作動器ロッド上端部キャップと代替ヘッドレール端部キャップの断面図である。
【図51】ヘッドレールに沿う異なる長手方向位置に間隔を空けて配置された3本のリフトコードを使用しているカバーのリフトコードの配置を示す概略図である。
【図52】ヘッドレールに沿う異なる長手方向位置に間隔を空けて配置された4本のリフトコードを使用しているカバーのリフトコードの配置を示す概略図である。
【図53】第2代替実施形態のヘッドレール、作動器ロッド端部キャップ、及び関連接続構造体の等角図である。
【図54】ブラインドアッセンブリを出荷し易くするために、作動器ロッドを、関連ヘッドレールと基本的に並行な位置に配置したことを除き、図53と同じ等角図である。
【図55】図53の55−55線に沿う断面図である。
【図56】ばねストッパの等角図である。
【図57】第2代替実施形態の作動器ロッド端部キャップの等角図である。
【図58】第2代替取付ブラケットと関連ヘッドレールアッセンブリの一部を示す等角図である。
【図59】取付ブラケットと、ヘッドレール端部に入っている回転式のばね付勢されたプラスチック円筒の部分断面図である。
【図60】取付ブラケットと、対応するヘッドレールの関連部分の分解組み立て等角図である。
【図61】第2代替取付ブラケットと共に使用されるフランジ付きプラスチック円筒の等角図である。
【図62】第1代替実施形態のフットレールの等角図であり、カラーインサートが部分的に装着された状態を示す。
【図63】図62の63−63線に沿う代替フットレールの断面側面図である。
【図64】代替フットレールの一部を成す半透明プラスチックベーンの断面側面図である。
【図65】代替フットレールの一部を成す長手方向に伸張する押し出し部材の断面側面図である。
【図66】代替フットレールの一部を成す長手方向に伸張する後縁部プラグの断面側面図である。
【図67】代替フットレールの一部を成すカラーインサートの断面図である。
【図68】代替フットレールの部分端面等角図であり、コード調整部材と随意のフットレール取付ブラケットを示す。
【図69】代替フットレールの部分底面等角底図であり、コード調整部材を示す。
【図70】代替フットレールの分解組み立て等角図であり、コード調整部材を示す。
【図71】代替フットレールの異なる角度から見た分解組み立て等角図であり、同じくコード調整部材を示す。
【図72】代替フットレールの両端に近接して使用するためのコード調整部材の等角図である。
【図73】片側式コードはしご及び代替フットレールと共に使用するためのコード調整部材の変更形態の等角図である。
【図74】コード調整部材の上面等角図であり、コードはしごのリフトコードと上昇コードが通されている状態を示す。
【図75】調整部材の部分断面上面図である。
【図76】調整部材の側面図である。
【図77】図75の76−76線に沿う、調整部材の部分断面側面図である。
【図78】図76の78−78線に沿う、調整部材の部分断面端面図である。
【図79】図76の79−79線に沿う、調整部材の部分断面端面図である。
【図80】図76の80−80線に沿う、調整部材の部分断面端面図である。
【図81】図76の81−81線に沿う、調整部材の部分断面端面図である。
【図82】図76の82−82線に沿う、調整部材の部分断面側面図である。
【図83】図68の83−83線に沿う、装着された調整部材を示す代替フットレールの断面図である。
【図84】図68の84−84線に沿う、装着された調整部材を示す代替フットレールの部分断面図である。
【図85】図68の85−85線に沿う、装着された調整部材を示す代替フットレールの部分断面図である。
【図86】作動器バーの下部を建築物開口部の枠と連結するための第2代替回転機構の前面等角図である。
【図87】第2代替回転機構の後面等角図である。
【図88】第2代替回転機構の分解組み立て等角図である。
【図89】第2代替回転機構の主要構成要素の等角図であり、各部片が回転可能にどのように繋がるのかを示している。
【図90】第2代替回転機構の主要構成要素の等角図であり、各部片が回転可能にどのように繋がったかを示している。
【図91】図86の91−91線に沿う断面図であり、羽根板が完全に開いている位置に対応する位置にある回転機構を示している。
【図92】図86の91−91線に沿う断面図であり、羽根板が完全に閉じている位置に対応する位置にある回転機構を示している。
【図93】代替作動器ロッドの一部上にある第2代替リフト機構を示す等角図である。
【図94】図93と同様の等角図であり、ユーザーが、リフト機構を上方向又は下方向に動かすのにロック解除レバーを動かさなければならない方向を示している。
【図95】リフト機構の分解組み立て等角図である。
【図96】図94の96−96線に沿うリフト機構の上面図である。
【図97】図89の90−90線に沿う、リフト機構及び作動器ロッドの関連部分の断面図であり、リフト機構がロック位置にある状態を示す。
【図98】図90と同様な断面図であり、リフト機構がロック解除位置にある状態を示す。
【図99】図98の99−99線に沿う、リフト機構と作動器ロッドの断面上面図である。
【図100】図99の100−100線に沿う、リフト機構の部分断面側面図である。
【図101】図99の101−101線に沿う、リフト機構の部分断面側面図である。
【図102】図97の102−102線に沿う、リフト機構の断面側面図である。
【図103】平衡チルト機構を組み込んだブラインドアッセンブリの前面等角図であり、伸張位置にあり、羽根板は開位置にある状態を示す。
【図104】図103の水平方向ブラインドアッセンブリの部分正面図であり、チルト作動コードの端部に取り付けられた重り付飾り房を示す。
【図105】図104の105−105線に沿う、図103の水平方向ブラインドアッセンブリの断面図である。
【図106】図105と同様な水平方向に伸張するブラインドアッセンブリの断面図であり、羽根板(又はベーン)が図示のチルト位置にある状態を示している。
【図107】図105と同様な水平方向に伸張するブラインドアッセンブリの断面図であり、羽根板(又はベーン)が図示のチルト位置にある状態を示す。
【図108】図105と同様な水平方向に伸張するブラインドアッセンブリの断面図であり、羽根板(又はベーン)が図示のチルト位置にある状態を示す。
【図109】図105の109−109線に沿う平衡チルト機構の上面図であり、ベーンが図105に示す完全開チルト位置にある場合の、チルト作動コードのテーパ付ボビン上の位置を示す。
【図110】図104の109−109線に沿う平衡チルト機構の上面図であり、ベーンが図108に示す第2閉チルト位置にある場合の、チルト作動コードのテーパ付ボビン上の位置を示す。
【図111】図104の109−109線に沿う平衡チルト機構の上面図であり、ベーンが図107に示す第1閉チルト位置にある場合の、チルト作動コードのテーパ付ボビン上の位置を示す。
【図112】図109の112−112線に沿う平衡チルト機構の断面図である。
【図113】図109の113−113線に沿う平衡チルト機構の断面図である。
【図114】図109の114−114線に沿う平衡チルト機構の断面図である。
【図115】図115A−Cは、図109の115A−115A線に沿う平衡チルト機構の部分断面図であり、羽根板が、それぞれ完全開位置、第2閉位置及び第1閉位置の3つの異なるチルト位置にある場合の、チルト作動コードのボビンに対する位置を示す。
【図116】図116A−Cは、図109の116A−116A線に沿う平衡チルト機構の部分断面図であり、羽根板が、それぞれ完全開位置、第2閉位置及び第1閉位置の3つの異なるチルト位置にある場合の、一定張力型ばねの位置を示す。
【図117】平衡チルト機構の分解組み立て等角図であり、端部キャップを含めチルト機構を構成する様々な部品を詳細に示す。
【図118】重り付飾り房の等角図である。
【図119】図118の119−119線に沿う飾り房の断面上面図である。
【図120】図121の120−120線に沿う重り付飾り房の雌型プラスチックカバーのリップ付き縁部の部分図である。
【図121】重り付飾り房の分解組み立て等角図である。
【図122】チルトコードロック機構を組み込んだヘッドレール端部キャップの等角図である。
【図123】図122の123−123線に沿うロック機構の上面図であり、ロック機構がロック位置にある状態を示す。
【図124】図123の124−124線に沿うロック機構の断面側面図である。
【図125】図124の125−125線に沿うロック機構の断面上面図である。
【図126】図122の123−123線に沿うロック機構の上面図であり、ロック機構がロック解除位置にある状態を示す。
【図127】片側式コードはしごを使用している代替実施形態カバーの前面等角図である。
【図128】片側式コードはしごを使用している代替実施形態カバーの後面等角図である。
【図129】図127の129−129線に沿う、図127のカバーの断面側面図である。
【図130】図127の130−130線に沿う、図127のカバーの断面側面図である。
【図131】図129の131−131線に沿う羽根板の部分底面図である。
【図132】図130の132−132線に沿う羽根板の部分底面図である。
【図132】図130の132−132線に沿う羽根板の部分底面図である。
【図133】複数のリフトコードと共に使用される第1実施形態の分離型飾り房の分解組み立て等角図である。
【図134】第1実施形態の分離型飾り房の等角図である。
【図135】図134の135−135線に沿う第1実施形態の分離型飾り房の断面側面図である。
【図136】中心リフトコード保持ピンの等角図であり、リフトコードがどのようにピンに固定されるかを示す。
【図137】中心リフトコード保持ピンの等角図であり、リフトコードがどのようにピンに固定されるかを示す。
【図138】第2実施形態の分離型飾り房の等角図である。
【図139】第2実施形態の分離型飾り房の上面図である。
【図140】第2実施形態の分離型飾り房の側面図である。
【図141】第2実施形態の分離型飾り房の底面図である。
【図142】図140の142−142線に沿う分離型飾り房の断面底面図である。
【図143】図140の143−143線に沿う分離型飾り房の断面上面図である。
【図144】図139の144−144線に沿う第2実施形態の分離型飾り房の断面側面図である。
【図145】図139の145−145線に沿う第2実施形態の分離型飾り房の断面側面図である。
【図146】図139の145−145線に沿う第2実施形態の分離型飾り房の断面側面図である。
【図147】図139の145−145線に沿う断面図であり、飾り房が分離し始めた状態を示す。
【図148】図143と同様な図であり、コード固定部材が第2実施形態の分離型飾り房の中心連結部材から分離し始めた状態を示す。
【図149】コード固定部材が中心連結部材から分離した後の、第2実施形態の飾り房の断面側面図である。

Claims (103)

  1. 建築物開口部用のカバーにおいて、
    前記建築物開口部の窓枠に取り付けるための1つ又は複数の取付ブラケットと、
    前記1つ又は複数の取付ブラケットに回転可能に取り付けられている左及び右端部を有する水平方向ヘッドレールであって、その長手方向軸回りに、開位置と閉位置の間で回転できるようになっているヘッドレールと、
    前記ヘッドレールから垂下している複数の水平方向に向いた羽根板であって、各羽根板は、(i)隣接する羽根板から垂直方向に間隔を空けて配置されており、(ii)各羽根板の長手方向軸回りに開位置と閉位置の間で回転可能であり、(iii)カバーが伸張しているときの第1位置と、カバーが収縮しているときの第2位置との間で垂直方向に移動することができ、更に、前記開位置では、前記建築物開口部への入射光の実質的に大部分が直接そこを通過することができ、前記閉位置では、入射光の実質的に大部分が直接そこを通過するのを妨げられるように構成されている羽根板と、を備えているカバー。
  2. 前記ヘッドレールの断面形状は、前記複数の羽根板の各羽根板の断面形状と略同じである、請求項1に記載のカバー。
  3. 前記ヘッドレールの幅は、前記複数の羽根板の各羽根板の幅よりも大きい、請求項1に記載のカバー。
  4. 前記ヘッドレールは、弓形凸型上面と弓形凸型底面とを備えており、前記上面と前記底面とは共通の前縁部及び後縁部で交差する、請求項1に記載のカバー。
  5. 前記ヘッドレールは、押出成形金属製である、請求項4に記載のカバー。
  6. 前記ヘッドレールの幅は、前記複数の羽根板の各羽根板の幅の約110%である、請求項3に記載のカバー。
  7. 前記ヘッドレールの前記左及び右端部は、前記ヘッドレールの前記長手方向軸に実質的に垂直な方向に、略水平方向に移動できるよう、前記1つ又は複数のブラケットに取り付けられている、請求項1に記載のカバー。
  8. 前記1つ又は複数の取り付けブラケットは、左及び右取付ブラケットを含んでおり、前記ヘッドレールの前記左端部は、前記左取付ブラケットに取り付けられており、前記ヘッドレールの前記右端部は、前記右取付ブラケットに取り付けられている、請求項7に記載のカバー。
  9. 前記ヘッドレールの前記左及び右端部は、それぞれそこから長手方向外向きに伸張する1つ又は複数のピンを含んでおり、前記1つ又は複数のピンは、前記左又は右取付ブラケットそれぞれに回転可能に収容されるようになっている、請求項8に記載のカバー。
  10. 前記1つ又は複数のピンは、(i)実質的に前記ヘッドレールの前記長手方向軸に沿って伸張する第1ピンと、(ii)前記第1ピンから離れた位置にある第2ピンとを備えており、前記第1及び第2ピンは、対応する左及び右取付ブラケットの第1及び第2溝それぞれに収容されている、請求項9に記載のカバー。
  11. 前記第1溝は、前記取付ブラケット内を、略水平方向に前端部から後端部まで伸張している、請求項10に記載のカバー。
  12. 前記第2溝は、前記第1溝の前記後端部に近い最も後方の位置を有しており、(a)前記最も後方の位置から略上向き前方に上端部まで伸張し、(b)前記最も後方の位置から下向き前方に底端部まで伸張している、請求項11に記載のカバー。
  13. 前記第2溝は略V字型である、請求項12に記載のカバー。
  14. 前記第2溝は弓形である、請求項12に記載のカバー。
  15. 前記左及び右取付ブラケットは、それぞれ更に、水平方向に向いた舌状部材を含んでおり、前記舌状部材は、前記取付ブラケットの本体内に、水平方向に移動し、前記本体の前縁部の前方に伸張できるように滑動可能に収容されており、前記第1溝は前記舌状部材内に設けられている、請求項12に記載のカバー。
  16. 前記取付ブラケットの前記左及び右端部の1つ又は複数のピンの内の少なくとも1つのピンは、ばね力が負荷されている、請求項9に記載のカバー。
  17. 前記複数の羽根板は、2つ又はそれ以上のコードはしごによって前記ヘッドレールから垂下しており、各コードはしごは、前方垂直伸張上昇コードと後方垂直伸張上昇コードを備えており、前記前方及び後方上昇コードは、複数の横桟によって接続されており、各羽根板は、前記コードはしごの横桟によって支えられるか又は吊り下げられており、前記前方上昇コードと前記後方上昇コードは、それぞれ上端部を有しており、前記前方上昇コードの上端部は、前記ヘッドレールの長手方向に伸張する前縁部近くで前記ヘッドレールに取り付けられており、前記後方上昇コードの上端部は、前記ヘッドレールの長手方向に伸張する後縁部近くで前記ヘッドレールに取り付けられている、請求項1に記載のカバー。
  18. 各羽根板は、前記複数の横桟の内の1つの横桟に接着剤で取り付けられている、請求項17に記載のカバー。
  19. 各羽根板は、前記複数の横桟の内の1つの横桟に支えられている、請求項18に記載のカバー。
  20. 前記2つ又はそれ以上のコードはしごの内の左コードはしごは、前記ヘッドレールの左端から約1インチ未満の位置で前記ヘッドレールの前記前縁部と後縁部に取り付けられており、前記2つ又はそれ以上のコードはしごの内の右コードはしごは、前記ヘッドレールの右端から約1インチ未満の位置で前記ヘッドレールの前記前縁部と後縁部に取り付けられている、請求項17に記載のカバー。
  21. 前記2つ又はそれ以上のコードはしごの内の左コードはしごは、前記ヘッドレールの左端近くで前記ヘッドレールに取り付けられており、前記2つ又はそれ以上のコードはしごの内の右コードはしごは、前記ヘッドレールの右端近くで前記ヘッドレールに取り付けられており、更に、1つ又は複数の片側式コードはしごを備えており、前記1つ又は複数の片側式コードはしごは、後方上昇コードと、前記後方上昇コードに沿って間隔を空けて配置された複数の桟とを含んでいるが、前方上昇コードは有しておらず、各片側式コードはしごは、前記第1コードはしごの取付位置と前記第2コードはしごの取付位置の間の位置で前記ヘッドレールに取り付けられており、前記1つ又は複数の片側式コードはしごの各横桟は、前記複数の羽根板の内の1つの羽根板に接着剤で接着されている、請求項17に記載のカバー。
  22. 更に、前記2つ又はそれ以上のコードはしごそれぞれに対し一式のリフトコードセットを備えており、各リフトコードセットは前方リフトコードと後方リフトコードを有しており、前記前方リフトコードは、関連するコードはしごの前記前方上昇コードと略同一の空間に亘って、フットレールの底端部から前記ヘッドレールの前縁部まで伸張しており、前記後方リフトコードは、関連するコードはしごの前記後方上昇コードと略同一の空間に亘って、前記フットレールの底端部から前記ヘッドレールの前縁部まで伸張しており、前記前方及び後方リフトコードは、それぞれ、前記ヘッドレールの前記前縁部及び後縁部から前記ヘッドレールの内側へ続いている、請求項17に記載のカバー。
  23. 前記後方リフトコードは、前記関連するコードはしごの前記同一の空間に亘って伸張している後方上昇コードと絡み合っている、請求項22に記載のカバー。
  24. 細長くて実質的に垂直方向に向いたチルト作動器ロッドを更に備えており、前記作動器ロッドは、前記ヘッドレールの長手方向に伸張する前縁部と回転可能に接続されており、前記作動器ロッドを垂直方向に動かすと、前記ヘッドレールが開位置と閉位置の間で回転するようになっている、請求項1に記載のカバー。
  25. 細長くて実質的に垂直方向に向いたチルト作動器ロッドを更に備えており、前記作動器ロッドは、前記ヘッドレールの長手方向に伸張する前縁部と回転可能に接続されており、前記作動器ロッドを垂直方向に動かすと、前記ヘッドレールが前記開位置と閉位置の間で回転するようになっている、請求項22に記載のカバー。
  26. 前記作動器ロッドに滑動可能に取り付けられているリフト作動器を更に備えており、前記リフト作動器を滑動させると、前記複数の羽根板が前記伸張位置と収縮位置の間で動くようになっている、請求項24に記載のカバー。
  27. 前記作動器ロッドに滑動可能に取り付けられており、且つ前記リフトコードセットに取り付けられているリフト作動器を更に備えており、前記リフト作動器を滑動させると、前記複数の羽根板が前記伸張位置と収縮位置の間で動くようになっている、請求項25に記載のカバー。
  28. 前記リフト作動器は、前記作動器ロッドに沿う垂直位置に前記リフト作動器を選択的に保持するよう構成されているロック機構を更に備えている、請求項27に記載のカバー。
  29. 前記リフトコードのセットは、前記ヘッドレールの内側から、前記ヘッドレールの前記前縁部に近い開口を通り、前記作動器ロッドの内側に入り、下向きに前記リフト作動器まで伸張し、そこで各リフトコードが終結している、請求項27に記載のカバー。
  30. 前記作動器ロッドは、前記カバーを正面から見たとき、前記2つ又はそれ以上のコードはしごの内の1つのコードはしごの前記前方上昇コードを実質的に隠すように、前記ヘッドレールの前記前縁部に沿った位置に配置されている、請求項25に記載のカバー。
  31. 前記作動器ロッドを建築物開口部の枠に前記作動器ロッドの底端部に略近い垂直位置で接続するための回転アームと回転アーム取付ブラケットとを更に備えており、前記取付ブラケットは、前記建築物開口部の枠に取り付けられるようになっており、前記回転アームは、第1端部が前記取付ブラケットに、第2端部が前記作動器ロッドに回転可能に取り付けられている、請求項24に記載のカバー。
  32. 建築物開口部用のカバーにおいて、
    前記建築物開口部の窓枠に取り付けることができるようになっているヘッドレールと、
    前記ヘッドレールから垂下している複数の羽根板であって、各羽根板が長手方向軸を有している複数の羽根板と、
    前記複数の羽根板の下に配置されているフットレールと、
    1つ又は複数のコードはしごとチルトロッドとを含んでおり、前記チルトロッドを作動させると、前記各羽根板が前記羽根板の前記長手方向軸回りにチルトするようになっているチルト機構アッセンブリと、
    1つ又は複数のリフトコードと第1リフト作動器とを含んでおり、前記1つ又はそれ以上のリフトコードは前記フットレールから前記ヘッドレール及び前記第1リフト作動器まで伸張しており、前記第1リフト作動器は、前記チルトロッドに滑動可能に取り付けられ、前記1つ又は複数のリフトコードと連結されており、前記チルトロッドに沿って前記第1リフト作動器を動かすと、前記羽根板が伸張位置と収縮位置の間で垂直方向に移動するようになっているリフト機構アッセンブリと、を備えている建築物開口部用のカバー。
  33. 前記第1リフト作動器は、前記リフト作動器を前記作動器ロッドに沿って垂直位置に選択的に保持することができるようになっているロック機構を含んでいる、請求項32に記載のカバー。
  34. 前記チルトロッドを垂直方向に動かすと、前記羽根板が、開位置と閉位置の間で回転するようになっている、請求項32に記載のカバー。
  35. 前記チルトロッドは、少なくとも部分的には中空の内部を有しており、前記第1リフト作動器の相当な部分は前記中空内に入っている、請求項32に記載のカバー。
  36. 前記第1リフト作動器は本体と摘みとを含んでおり、前記本体は、前記少なくとも部分的には中空の内部内に実質的に入っており、前記摘みは、前記本体から前記チルトロッドの長手方向に伸張する開口を通って外向きに伸張している、請求項35に記載のカバー。
  37. 前記第1リフト作動器を前記チルトロッドに沿って第1距離だけ上向きに動かすと、前記フットレールが第2距離だけ下がるようになっている、請求項32に記載のカバー。
  38. 前記第1距離は、前記第2距離と略等しい、請求項37に記載のカバー。
  39. 前記第1距離は、前記第2距離より短い、請求項37に記載のカバー。
  40. 前記第1距離は、前記第2距離の実質的に半分である、請求項39に記載のカバー。
  41. 前記1つ又は複数のリフトコードは、前記第1リフト作動器の軸の回りに、その回りを滑動できるように巻き付けられており、前記1つ又は複数のリフトコードの端部は、前記チルトロッドのチルトロッド端部近くに固定されている、請求項32に記載のカバー。
  42. 第2リフト作動器を更に備えており、前記第2リフト作動器は、前記チルトロッドに滑動可能に取り付けられ、前記第1リフト作動器と作動的に連結されている、請求項32に記載のカバー。
  43. 前記第1リフト作動器と第2リフト作動器の少なくとも一方は、前記第1及び第2リフト作動器を前記作動器ロッドに沿って垂直位置に選択的に保持することができるようになっているロック機構を含んでいる、請求項42に記載のカバー。
  44. 前記第1及び第2リフト作動器は、1つ又は複数のコネクタコードによって作動的に連結されており、前記コネクタコードの各端部は、前記第1及び第2リフト作動器の1つに固定されている、請求項42に記載のカバー。
  45. 前記ロック機構はウェッジを備えており、前記ウェッジは、前記リフト作動器の本体に回転可能に取り付けられており、前記チルトロッドの表面に押し付けられている、請求項33に記載のカバー。
  46. 前記ロック機構はボールを備えており、前記ボールは、(i)前記リフト作動器の本体の表面と(ii)前記チルトロッドの表面とに接触し、両者の間に押し付けられている、請求項33に記載のカバー。
  47. 先端部を有するレバーを更に備えており、前記先端部は前記ボールと接触しており、前記レバーを操作すると、前記ボールを、(i)前記リフト作動器の前記本体の前記表面と(ii)前記チルトロッドの前記表面との間に押し付けられている位置から外に動かすこと
    ができるようになっている、請求項46に記載のカバー。
  48. 前記ヘッドレールは、前記ヘッドレールの長手方向に伸びる軸の回りに回転運動できるように、前記窓枠に回転可能に取り付けられている、請求項32に記載のカバー。
  49. 前記チルトロッドは、前記ヘッドレールの長手方向に伸張する前縁部と回転可能に接続されており、前記チルトロッドを垂直方向に動かすと、前記ヘッドレールが前記ヘッドレールの長手方向に伸張する軸の回りに回転するようになっている、請求項48に記載のカバー。
  50. 前記チルトロッドを建築物開口部の前記枠に前記チルトロッドの底端部に略近い垂直位置で接続するための回転アームと回転アーム取付ブラケットとを更に備えており、前記取付ブラケットは、前記建築物開口部の枠に取り付けられるようになっており、前記回転アームは、第1端部が前記取付ブラケットに、第2端部が前記チルトロッドに回転可能に取り付けられている、請求項48に記載のカバー。
  51. 建築物開口部用のカバーにおいて、
    前記建築物開口部の窓枠に取り付けることができるようになっているヘッドレールと、
    前記ヘッドレールから垂下している複数の羽根板であって、各羽根板が長手方向軸を有している複数の羽根板と、
    前記複数の羽根板の下に配置されているフットレールと、
    1つ又は複数の片側式コードはしごを含んでいるチルト機構アッセンブリであって、前記1つ又は複数の片側式コードはしごは、後方上昇コードと、前記後方上昇コードに沿って間隔を空けて配置されている複数の桟とを含んでいるが、前方上昇コードは含んでおらず、前記片側式コードはしごは、それぞれ、前記フットレールから前記ヘッドレールまで伸張しており、前記複数の横桟の各横桟は、前記複数の羽根板の各羽根板に接着剤で連結されている、チルト機構アッセンブリと、を備えている建築物開口部用カバー。
  52. 少なくとも2つのコードはしごを更に備えており、各コードはしごは、前方の垂直に伸張する上昇コードと後方の垂直の伸張する上昇コードとを備えており、前記前方及び後方の上昇コードは複数の横桟によって接続されており、各羽根板は、前記コードはしごの横桟によって支えられるか、又は吊り下げられており、前記少なくとも2つのコードはしごの各コードはしごは、前記フットレールから前記ヘッドレールまで伸張している、請求項51に記載のカバー。
  53. 前記複数の羽根板の各羽根板は、前記複数の横桟の各横桟に接着剤で連結されている、請求項52に記載のカバー。
  54. 各羽根板は、前記複数の横桟の各横桟に支えられている、請求項53に記載のカバー。
  55. 各羽根板は底面を有しており、前記複数の横桟の各横桟は、前記羽根板の前記底面に2つの離れた位置で接着剤により接着されている、請求項54に記載のカバー。
  56. 前記少なくとも2つのコードはしごは、第1コードはしごと第2コードはしごを備えており、前記第1コードはしごは、前記複数の羽根板の各羽根板の左端から約1インチ以内に配置されており、前記第2コードはしごは、前記複数の羽根板の各羽根板の右側から約1インチ以内に配置されている、請求項52に記載のカバー。
  57. 前記片側式コードはしごは、それぞれ、前記少なくとも2つのコードはしごの間に、前記複数の羽根板の各羽根板に沿う長手方向の位置に配置されている、請求項52に記載のカバー。
  58. 前記ヘッドレールは、前記ヘッドレールの長手方向に伸びる軸の回りに回転運動できるように、前記窓枠に回転可能に取り付けられている、請求項52に記載のカバー。
  59. 前記ヘッドレールの断面形状は、前記複数の羽根板の各羽根板の断面形状と略相似形である、請求項58に記載のカバー。
  60. 前記ヘッドレールの幅は、前記複数の羽根板の各羽根板の幅よりも大きい、請求項59に記載のカバー。
  61. 前記片側式コードはしごと前記少なくとも2つのコードはしごの前記後方上昇コードは、前記ヘッドレールの長手方向に伸張する後縁部に沿って、且つそれに近い位置で、前記ヘッドレールに取り付けられている、請求項58に記載のカバー。
  62. 前記少なくとも2つのコードはしごの前記前方上昇コードは、前記ヘッドレールの長手方向に伸張する前縁部に沿って、且つそれに近い位置で、前記ヘッドレールに取り付けられている、請求項61に記載のカバー。
  63. 複数のリフトコードを更に備えており、前記複数のリフトコードは、少なくとも1つの前方リフトコードと少なくとも1つの後方リフトコードを含んでおり、前記複数のリフトコードの内の前記少なくとも1つの前方リフトコードは、前記少なくとも2つのはしごテープの内の1つ又はそれ以上の、前方上昇コードの1つと略同一の空間に亘って前記フットレールから前記ヘッドレールまで伸張しており、前記少なくとも1つの後方リフトコードは、前記少なくとも2つのコードはしごの内の1つ又はそれ以上の、後方上昇コードの1つと略同一の空間に亘って前記フットレールから前記ヘッドレールまで伸張している、請求項52に記載のカバー。
  64. 前記後方リフトコードは、関連する同一の空間に亘って伸張している後方上昇コードと絡み合わされている、請求項63に記載のカバー。
  65. 細長くて実質的に垂直方向に向いているのチルト作動器ロッドを更に備えており、前記作動器ロッドは、前記ヘッドレールの長手方向に伸張する前縁部と回転可能に接続されており、前記作動器ロッドを垂直方向に動かすと、前記ヘッドレールが、前記作動器ロッドの長手方向に伸張する軸の回りに回転するようになっている、請求項58に記載のカバー。
  66. リフト機構アッセンブリを更に備えており、前記リフト機構アッセンブリは、1つ又は複数のリフトコードと、リフト作動器とを含んでおり、前記リフト作動器は前記作動器ロッドに滑動可能に取り付けられており、前記1つ又は複数のリフトコードは、前記フットレールから前記ヘッドレールへ、そして前記ヘッドレールに沿って、更に前記作動器アッセンブリの少なくとも一部に沿って前記リフト作動器まで伸張している、請求項65に記載のカバー。
  67. 前記1つ又は複数のリフトコードは前記リフト作動器で終結している、請求項66に記載のカバー。
  68. 前記リフト作動器は、前記リフト作動器を前記作動器ロッドに沿って垂直位置に選択的に保持するよう構成されているロック機構を更に備えている、請求項66に記載のカバー。
  69. 建築物開口部用のカバーにおいて、
    ヘッドレールと、
    1つ又は複数のコードはしごによって前記ヘッドレールから吊り下げられている複数の羽根板と、
    前記複数の羽根板を選択的にチルトさせるために前記1つ又は複数のコードはしごに作動的に接続されているチルト機構であって、(i)重りと、(ii)前記重りと連結されているチルト作動器コードと、(iii)前記チルト作動器コードの一部分を周囲に巻き付け、前記重りによって第1回転方向に回転するよう付勢されているボビンと、(iv)前記ボビンを前記第1回転方向とは反対の第2回転方向に付勢するカウンターバランスとを含んでいるチルト機構と、を備えているカバー。
  70. 前記ヘッドレールは、前記建築物開口部の窓枠に取り付けて、前記ヘッドレールの長手方向に伸張する軸の回りに回転運動させることができるようになっている、請求項69に記載のカバー。
  71. 前記カウンターバランスは、ばねである、請求項69に記載のカバー。
  72. 前記重りは、前記チルト作動器コードの自由端に固定されている飾り房である、請求項69に記載のカバー。
  73. 前記ボビンにはテーパが付いている、請求項69に記載のカバー。
  74. 前記ボビンの表面には、前記チルト作動器コード受け入れることができる大きさの連続する溝が渦巻き状に形成されている、請求項69に記載のカバー。
  75. 左及び右の取付ブラケットを更に備えており、各ブラケットは、前記建築物開口部の窓枠に固定されるようになっており、そこから伸張する軸を含んでいて、前記軸は、前記ヘッドレールの対応する左又は右の端部の内の1つを、その上に回転可能に受け入れるようになっている、請求項69に記載のカバー。
  76. 前記左及び右の取付ブラケットの内の1つは、前記軸に固定されている歯車とプーリの内の1つを含んでおり、前記チルト機構は、更に、前記軸に固定されている前記歯車とプーリの内の前記1つに作動的に連結されている1つ又は複数のプーリ又は歯車を備えている、請求項75に記載のカバー。
  77. 前記カウンターバランスよって掛けられる付勢力と前記重りよって掛けられる付勢力とは実質的に同じである、請求項69に記載のカバー。
  78. 前記ボビンは、前記ヘッドレール内に入っている、請求項69に記載のカバー。
  79. 前記ボビンは前記ヘッドレールに連結されており、前記ボビンが前記ヘッドレールの長手方向軸回りに回転できるようになっている、請求項78に記載のカバー。
  80. 前記ばねは一定張力型ばねである、請求項71に記載のカバー。
  81. 前記ヘッドレールが取付ブラケットに対して回転できるようになっている取付ブラケットを更に備えており、前記取付ブラケットは、更に、前記取付ブラケットに取り付けられている歯車とプーリの内の1つを備えており、前記歯車とプーリの内の前記1つが前記取付ブラケットに対して回転運動するのを防いでいる、請求項79に記載のカバー。
  82. 前記ボビンは、1つ又は複数の接続歯車又はプーリを通して、前記歯車とプーリの内の1つと作動的に連結されている、請求項81に記載のカバー。
  83. 前記歯車とプーリの内の1つは歯車である、請求項82に記載のカバー。
  84. 前記1つ又は複数のコードはしごの上端は、前記ヘッドレールの前方又は後方の長手方向に伸張する縁部に取り付けられている、請求項70に記載のカバー。
  85. 前記1つ又は複数のコードはしごの上端は、前記ヘッドレールの前方又は後方の長手方向に伸張する縁部に取り付けられている、請求項82に記載のカバー。
  86. 建築物開口部用のカバーにおいて、
    複数の羽根板と、
    前記羽根板を接続している1つ又は複数のコードはしごと、
    前記複数の羽根板を、前記複数の羽根板の回転軸回りに時計回り及び反時計回りに回転させるための平衡チルト機構であって、第1カウンターバランスと第2カウンターバランスとを含んでおり、前記第1カウンターバランスは前記複数の羽根板に時計回りに付勢し、前記第2カウンターバランスは前記複数の羽根板を反時計回りに付勢するように構成されている平衡チルト機構と、を備えているカバー。
  87. 前記第1カウンターバランスは重りである、請求項86に記載のカバー。
  88. 前記第2カウンターバランスはばねである、請求項86に記載のカバー。
  89. 前記ばねは一定張力型ばねである、請求項88に記載のカバー。
  90. 前記第1カウンターバランスによって掛けられる時計回りの付勢力は、前記第2カウンターバランスによって掛けられる反時計回りの付勢力と実質的に等しい、請求項86に記載のカバー。
  91. 前記第1及び第2カウンターバランスは、ボビンによって作動的に連結されている、請求項86に記載のカバー。
  92. 前記ボビンは前記カバーのヘッドレール内に入っている、請求項91に記載のカバー。
  93. 前記ヘッドレールは、建築物開口部に取り付けられているとき、前記ヘッドレールの長手方向軸回りに回転できるようになっている、請求項92に記載のカバー。
  94. 前記ボビンは、前記ヘッドレールに連結されており、前記ボビンが、前記ヘッドレールに対して前記ヘッドレールの前記長手方向軸回りに回転できるようにしている、請求項93に記載のカバー。
  95. 前記ボビンは、取付ブラケットと作動的に連結されており、前記取付ブラケットは、前記建築物開口部の表面に取り付けられるようになっている、請求項94に記載のカバー。
  96. ヘッドレールを更に備えており、前記1つ又は複数のコードはしごは、前記ヘッドレールの長手方向に伸張する縁部に接続されている、請求項86に記載のカバー。
  97. コードとカウンターバランス連結機構とを更に備えており、前記コードは、一端が前記重りに、他端が前記カウンターバランス連結機構に取り付けられている、請求項87に記載のカバー。
  98. 前記カウンターバランス連結機構は、前記カバーのヘッドレールに入っているボビンを備えている、請求項97に記載のカバー。
  99. 建築物開口部用の複数の羽根板を有しているカバーに用いられる平衡チルト機構において、
    前記複数の羽根板を、その長手方向回転軸回りに時計回りに付勢するようになっている第1カウンターバランスと、
    前記複数の羽根板を、その長手方向回転軸回りに反時計回りに付勢するようになっている第2カウンターバランスであって、前記第1及び第2カウンターバランスによって掛けられる互いに反対方向の付勢力は実質的に等しくなっている第2カウンターバランスと、
    前記第1カウンターバランスと前記第2カウンターバランスを作動的に接続するためのカウンターバランス連結機構と、
    前記カウンターバランス連結機構に連結され、前記羽根板を選択的にチルトさせるようになっているチルト作動器と、を備えている平衡チルト機構。
  100. 前記第1カウンターバランスは重りである、請求項99に記載の平衡チルト機構。
  101. 前記第2カウンターバランスはばねである、請求項99に記載の平衡チルト機構。
  102. 前記チルト作動器はコードを備えており、前記コードの一端は前記重りに連結されており、他端は前記カウンターバランス連結機構に連結されている、請求項100に記載の平衡チルト機構。
  103. 前記カウンターバランス連結機構は、前記カバーのヘッドレールに回転可能に連結されるようになっているボビンを備えている、請求項102に記載の平衡チルト機構。
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