JP2004535002A - レポートサマリに診断所見を動的に含める方法 - Google Patents
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Abstract
医療レポートの作成を支援するソフトウェアプログラム。本ソフトウェアプログラムは、(a)予め選ばれた複数の所見とサマリセクションを含む医療レポートを電子ディスプレイに同時に表示し、(b)これら予め選ばれた複数の所見から選択された所見を医療レポートのサマリセクションに電子的に自動コピーする。
Description
【0001】
患者が心エコー図のような診断手続きを経ると、検査結果がそれを読んだ医師により書かれたレポートに含められる。このレポートの作成に関するステップの1つは、もとになる診断を説明する診断所見及び/または検査に関する関連情報の選択である。これらの所見は、診察場面で出てくると予想される広い範囲の病状を説明し、特定のレポートスキームに適合するようユーザがカスタマイズすることができる記述テキストフレーズである。関連所見の集まりがレポート作成者により選ばれる。これらの所見はレポートに現れる。レポートの他のセクションには、その研究のための重要な結果のサマリが含まれる。
【0002】
レポートは相異なるセクションに分割可能である。例えば、心エコー図レポートのグループは、左心室、右心室、三尖弁、大動脈弁、肺動脈弁、大動脈、心膜/胸膜のような心臓の異なる構成要素を含みうる。これらのグループのそれぞれは、レポートの個々の対応するセクションを含んでいるかもしれない。関連所見が各セクションと関係付けられる。
【0003】
典型的に、レポートは上部にサマリセクションを、各グループの所見を含むグループセクションから構成されてもよい。サマリセクションは、最も重要なグループセクションの選択された所見を繰り返す。このようにして、レポートの読み手は、単にサマリセクションを読むことによりどの所見が最も重要であるかを即座に特定することができる。さらなる詳細として、読み手はすべての所見を含むグループセクションを読むことができる。
【0004】
レポートを作成する医師は、典型的には、サマリセクションにグループセクションの特定の所見を含めたい。従来、医師がこのようなことを容易に行う方法はなかった。
【0005】
ある所見をサマリセクションに選択的に含める従来の方法は、ある所見がサマリセクションに現れるよう予めプログラムされている。例えば、予め重要と決められた所見は自動的にサマリセクションにコピーされる。
【0006】
しかしながら、この方法による問題は、医師が再プログラムされた所見とは別に、追加的な所見がサマリセクションに含められるべきかを決めることができるということである。また医師は、特定のケースにおいて、サマリセクションに現れるよう予めプログラムされた所見がそこに現れるべきでないと判断できる。
【0007】
医師が上記問題点を解消できる1つの方法は、所見をサマリセクションに手で記入することによってである。しかしながら、この方法は医師にとっては負担になるものであり、タイプミスが生じる可能性もある。さらに、医師がどの所見がサマリセクションに含められるべきか初期的にはわからない場合、サマリセクションを手で編集するのに膨大な時間が費やされるかもしれない。
【0008】
従って、必要とされるものは、医師が自ら選んだ所見に基づくサマリセクションを動的かつ負担のかからない方法で自動生成できる医療レポートの生成方法である。
【0009】
本発明は、医師が動的かつ簡単な方法で医療レポートを生成することが可能なソフトウェアプログラムに関する。このソフトウェアプログラムは、
(a)予め選ばれた複数の所見とサマリセクションを含む個々の医療レポートを電子ディスプレイに同時に表示し、
(b)これら予め選ばれた所見から選択された各予め選ばれた所見を医療レポートのサマリセクションに電子的に自動コピーする
ことにより動作する。
【0010】
さらに、本発明はまた、装置及びコンピュータに上記方法を実行させるコンピュータ読取り可能な記憶媒体を含む。
【0011】
本発明の詳細は、添付された図面とともに以下の好適な実施例の説明から容易に理解されるであろう。
【0012】
本発明の好適な実施例が詳細に参照され、その例が添付された図面の中で例示される。ここでは、同様の参照番号は同様の構成要素を参照している。
【0013】
図1は、本発明の実施例によるソフトウェアの動作を示す画面例であり、より詳細にはレポート領域と作業領域を示す。図1を参照するに、ディスプレイは、典型的には、レポート領域101と作業領域105を備える。レポート領域は医療レポート103を表示する。
【0014】
レポート選択ボックス102は、医師が作業を行うある特定のレポートのタイプを選ぶことを可能にする。この例では、「成人」レポートが選ばれる。しかしながら、例えば、「小児科」や「ストレス」などの他の様々なタイプのレポートが生成可能である。レポートタイプの選択はディスプレイの他の特徴やオプションを変更してもよい。例えば、レポート選択ボックス102においてレポートタイプの変更により、選択されたレポートに適用できるよう変更するため、以下で説明される表示される選択肢の何れかが変更されてもよい。
【0015】
作業領域105は、典型的には、レポートページタブ107を表示してもよい。本例では、レポートタブは、情報タブ109、測定タブ111、スコアタブ112、インタープリットタブ113及びコメントタブ115である。レポートページタブ107は、医師が作業を行いたいレポートの特定部分を選択することを可能にする。例えば、情報タブ109では、医師は患者の氏名、年齢などの患者情報に入ることができる。これらは単なるタブの例であり、本発明はこれらの例に制限されるものではない。
【0016】
作業領域105は、典型的には、セクションボタン117を表示してもよい。本例では、インタープリットタブ113が選ばれると、表示セクションボタン117が表示される。セクションボタン117は、LVセクションボタン119、RVセクションボタン121、アトリア(Atria)セクションボタン123、MVセクションボタン125、TVセクションボタン127、AVセクションボタン129、PVセクションボタン131、大動脈セクションボタン133及びPEセクションボタン135である。セクションボタン117により、医師は所望のセクションを選ぶことが可能である。本例では、各セクションは、例えば、LVは「左心室」、RVは「右心室」などのように、心臓の異なる解剖領域を表している。表示されたセクションボタン117は、レポート選択ボックス102の選択に基づく。本例では、成人レポートタイプがレポート選択ボックス102において現在選択されているので、セクションボタン117は成人レポートに関連したセクションに対応している。これらは単なるセクションの例であり、本発明はこれらの例に制限されるものでない。さらに、特定のレポートタイプのために表示されるセクションは、特定のタイプの医療レポートのより柔軟な作成が可能となるようユーザにより構成可能なものであってもよい。このような構成可能性は、医療レポート生成プログラムの他の部分、あるいは構成用の他の補助プログラムにおいて実現されうる。
【0017】
作業領域105はまた、典型的には、所見グループボックス139を表示してもよい。本例では、所見グループボックス139は、LVサイズ/形状所見グループボックス141、LV血栓/VSD所見グループボックス143、LV厚さ所見グループボックス145、LV機能所見グループボックス147及びLV壁動作所見グループボックス149である。表示される所見グループボックス139は、セクションボタン117の何れかの押下に対応している。これらは単なる所見グループボックスの例であり、本発明はこれらの例に制限されるものではない。さらに、あるセクションのために表示される所見グループボックスは、医療レポートのより柔軟な作成を可能にするようユーザにより構成可能なものであってもよい。このような構成可能性は、医療レポート生成プログラムの他の部分、あるいは構成用の他の補助プログラムにおいて実現されうる。図2は、本発明の実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細には所見の選択を示している。ユーザが所見グループボックス139の1つを選択すると、選択されたグループに対し利用可能な所見のリストが表示される。ユーザが所見グループボックス139の1つを選択する1つの方法は、所望の所見グループボックスにマウスをあてて、左右どちらかクリックすることによってである。しかしながら、例えば、トラックボールや音声認識などのような他の選択方法が利用されてもよい。
【0018】
医師がLV壁動作所見グループボックス149を選ぶと、LV壁動作所見グループの利用可能な所見のリストが表示される。図2を参照するに、利用可能な所見リスト202が図1のLV壁動作所見グループボックス149の選択により表示される。その後、医師は作成されるレポートに適用可能な所望の所見を選んでもよい。この選択は、典型的には、マウスやキーボードを使ってなされうる。本例では、中隔無運動(septal akinesis)204が医師により選ばれる。選ばれた所見がハイライトされる。これらは単なる所見の例であり、本発明はこれらの例に制限されるものでない。さらに、特定のグループのために表示される所見は、医療レポートのより柔軟な作成を可能にするようユーザによる構成可能なものであってもよい。この構成可能性は、医療レポート生成プログラムの他の部分、あるいは構成用の他の補助プログラムにおいて実現されうる。図3は、本発明の実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細にはグループセクションの生成を示している。
【0019】
図3を参照するに、レポート領域101は医療レポート103を表示する。本例で表示される医療レポートは、インタープリテーションサマリ(interpretation summary)306と左心室グループセクション308からなる。中隔無運動が予め選択所見として医師により選ばれているので、LV壁動作所見グループボックス149はその内部に中隔無運動所見310を含む。さらに、左心室グループセクション308はまた中隔無運動所見312を表示する。LV壁動作所見グループボックス149に現れる中隔無運動所見310は左心室グループセクション308に表示される中隔無運動所見312とはやや異なって表される。典型的には、所見グループボックスにおいて使われる所見の表現はボックス内部で適応するよう短縮あるいは省略されてもよい。レポートのグループセクションで利用される所見は、典型的には、より冗長で記述的なものである。
【0020】
図4は、本発明の実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細には様々なグループセクションからの所見のリストを示している。上述の方法を利用して医師が様々な所見コードを選択すると仮定すると、様々なグループセクションに多数の所見を含む医療レポートが作成されうる。
【0021】
図4を参照するに、医療レポート103は、インタープリテーションサマリ306と多数のグループセクション413を含んでいる。グループセクション413は、左心室グループセクション308、三尖弁グループセクション414、大動脈弁グループセクション416、肺弁グループセクション418、大動脈420及び心膜/胸膜グループセクション422である。医療レポート103は、本発明の方法により作成可能なレポートの1例である。
【0022】
ここで、LVセクションボタン119が押されているので、作業領域105に表示されるすべての所見は左心室グループセクション308に関するものである。LV血栓/VSDグループボックス143の排除不能血栓所見(can not exclude thrombus finding)424、LV厚さグループボックス145のno LVOT障害所見426、及びLV壁動作グループボックス149の中隔無運動所見310が、医療レポート103の左心室グループセクション308にすべて表示される。
【0023】
図示されていないが、医師がその他のセクションボタン117の何れかを押すと、対応する所見グループボックスがそのグループに対し表示される。例えば、医師がTVセクションボタン127を押すと、対応する所見グループボックスが、三尖弁グループセクション414の選択された所見をリストするため表示される。
【0024】
図5は、ソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細には、所見のインタープリテーションサマリ306への自動コピータグを示している。図1〜4において、インタープリテーションサマリ306は空欄であった。インタープリテーションサマリ306は、典型的には、医師が最も重要な所見を配置するセクションである。医師がインタープリテーションサマリ306にある所見を含めたい場合、医師が単に所望の所見を選択すると、その所見がインタープリテーションサマリ306に自動的に含められる。この選択は、例えば、マウスを使って所望の所見を指定し、マウスをクリックするなど様々な方法により実行されうる。しかしながら、所見をインタープリテーションサマリ306にコピーするのに使われる選択方法は、所見を初期的に選択するのに使われるこれまでの選択方法とは異なっているべきである。
【0025】
図5を参照するに、医師は、インタープリテーションサマリ306に含めるべきものとして、LV血栓/VSDグループボックス143の排除不能血栓所見424とLV壁動作グループボックス149の中隔無運動所見310を選択したと仮定する。ソフトウェアプログラムは、この選択された所見をインタープリテーションサマリ306に自動的にコピーする。インタープリテーションサマリ306は、中隔無運動存在所見(There is septal akinesis finding)526と血栓排除不能所見(Thrombus can not be excluded finding)528を含んでいる。医師による所見コードを手でタイプすることなく、自動コピーが電子的に実行される。この自動コピーの実現方法の1つは、選択された所見を表すデータをインタープリテーションサマリが記憶されているコンピュータの記憶領域に電子的に転送することにより行われうる。さらに、選択された所見を容易に含めたり、除いたりできるデータ構造を使って、レポートを保存することができる。例えば、選ばれる所見を指定するポインタや識別子の単なる蓄積リストにより、インタープリテーションサマリを記憶することができる。そしてインタープリテーションサマリは、リストの中の選択された所見のそれぞれを表示することにより作成されうる。
【0026】
さらに、ある所見がインタープリテーションサマリに含まれるようグループボックスで選択される場合、その所見を特定するインジケータが利用される。血栓排除不能所見424の隣にアスタリスク528が表示され、この所見のインタープリテーションサマリへの表示を特定する。LV壁動作グループボックス149の中隔無運動所見310の隣にアスタリスク530が表示され、この所見のインタープリテーションサマリへの表示を特定する。本例では、インタープリテーションサマリに含めるためにアスタリスクが使用されているが、所見をハイライトしたり、下線を引いたりするような任意のタイプの識別子が利用可能であると考えられる。
【0027】
もし医師の気が変わって、ある所見をインタープリテーションサマリにもはや含めることを望まない場合、医師はグループボックスでその所見を再び選べばよい。選ばれた所見はインタープリテーションサマリから自動的に削除され、グループボックスのその所見の隣のインジケータが削除される。
【0028】
図6は、本発明の実施例による医療レポートを作成するために実行される典型的な動作を示すフローチャートである。図示された動作は、説明された通りに実行される必要はないということを当業者は認識するであろうが、本発明の単なる一実現例として与えられる。
【0029】
図6を参照するに、工程601として示されるように、医療レポート作成において実行される第1工程では、レポートのタイプが選択されうる。図1に示されるレポート選択ボックス102は、レポートのタイプがどのように選ばれるかについての1つのアプローチを示している。さらに、本発明の実施例のいくつかは、あるタイプのレポートのみしか必要でないため、レポートタイプの選択を要求しないものもある。
【0030】
工程601が完了すると、処理は工程602に移行し、ここで医師は選択ボタン117を使って、操作するレポートのセクションを選ぶことができる。図1に示される選択ボタン117は、セクション選択方法に関する1つのアプローチを示している。さらに、本発明の実施例の中には、工程602が不要な場合、1つだけのセクションしか利用されなくてもよい。
【0031】
工程602が完了すると、処理は工程603に移行し、ここで医師はグループを選択することができる。図1に示される所見グループボックス139は、グループ選択方法に関する1つのアプローチを示している。医師が所見の入力のため、所望の所見グループボックス139が選択される。
【0032】
工程603が完了すると、処理は工程605に移行し、ここで医師は各グループに対し適用可能な所見を選択することができる。図2に示される利用可能所見リストは、所見選択方法に関する1つのアプローチを示している。表示される利用可能所見は、選択された所見グループボックスに対応している。
【0033】
ここで、処理は工程605から工程602または603に戻ってもよく、医師は任意の順序でセクションやグループに適用可能な所見を自由に選ぶことができる。
【0034】
処理は工程605から工程607に移行し、そこで医師は工程605で選ばれた所見からいくつかを選択し、レポートのサマリセクションに置くことができる。
【0035】
処理は工程607から工程609に移行し、そこで医師は選ばれている所見の選択解除を行うことができる。これは、医師の気が変わり、工程605において選ばれた所見がもはやサマリセクションになくてもよい場合に対応している。医師は前に選ばれた所見を単に再び選択すると、その所見はサマリセクションから自動的に削除される。
【0036】
さらに、工程602から609は任意の順序で連続的に実行可能であり、医師は好きなように作成されたレポートを自由に改良することができる。
【0037】
上述した工程の結果、医師は容易に医療レポートの作成を完了させることができる。医療レポートは、典型的には、その作成後印刷装置で印刷される。さらに、上述の方法により作成された医療レポートは、典型的には、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ、光学式記憶装置などのコンピュータ読み出し可能な記憶媒体に保存される。さらに、上述の方法により作成された医療レポートは、インターネット、電子ファクシミリや他の手段により離れた場所にいる読み手に利用可能とすることができる。
【0038】
ここで、上述の方法は、典型的には、デジタルコンピュータにおいて実行される。このデジタルコンピュータは、特定タイプのコンピュータに制限されるものでなく、例えば、メインフレームコンピュータ、ミニコン、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、上述の方法を実現するソフトウェアプログラムの実行が可能な他のタイプの携帯計算装置や計算装置であってもよい。典型的な場面としては、コンピュータは、標準的なMicrosoft Windows(登録商標)ベースのオペレーティングシステムが実行されているラップトップコンピュータである。もちろん、本発明はコンピュータ上で実行される特定のオペレーティングシステムに制限されるものではない。さらに、上述のように選択されたものは、典型的には、標準的なマウスあるいはキーボードを使って実行されうる。しかしながら、トラックボールや音声入力などの他の入力装置が、上述した工程の実行のため利用されうる。さらに、医療レポートは、CRTモニタやLCDディスプレイなどの任意のタイプの出力装置や表示ユニットにおいて表示されうる。
【0039】
さらに、上述の方法をデジタルコンピュータにおいて実現するために利用されるソフトウェアプログラムは、前に述べたものを含め任意のタイプのコンピュータ読み出し可能な記憶媒体に保存されうる。
【0040】
本発明のいくつかの実施例が示され、説明されてきたが、本発明の原理と意図、クレームで定義される範囲、及びそれらに均等するものから逸脱することなく、これらの実施例への変更が可能であるということは当業者には理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】図1は、本発明の一実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細にはレポート領域と作業領域を示す。
【図2】図2は、本発明の一実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細には所見の選択を示す。
【図3】図3は、本発明の一実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細にはグループセクションの生成を示す。
【図4】図4は、本発明の一実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細には様々なグループセクションからの所見のリスト化を示す。
【図5】図5は、本発明の一実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細には所見のサマリへの自動コピーを示す。
【図6】図6は、本発明の一実施例による医療レポートの作成のため実行される典型的な動作を示すフローチャートである。
患者が心エコー図のような診断手続きを経ると、検査結果がそれを読んだ医師により書かれたレポートに含められる。このレポートの作成に関するステップの1つは、もとになる診断を説明する診断所見及び/または検査に関する関連情報の選択である。これらの所見は、診察場面で出てくると予想される広い範囲の病状を説明し、特定のレポートスキームに適合するようユーザがカスタマイズすることができる記述テキストフレーズである。関連所見の集まりがレポート作成者により選ばれる。これらの所見はレポートに現れる。レポートの他のセクションには、その研究のための重要な結果のサマリが含まれる。
【0002】
レポートは相異なるセクションに分割可能である。例えば、心エコー図レポートのグループは、左心室、右心室、三尖弁、大動脈弁、肺動脈弁、大動脈、心膜/胸膜のような心臓の異なる構成要素を含みうる。これらのグループのそれぞれは、レポートの個々の対応するセクションを含んでいるかもしれない。関連所見が各セクションと関係付けられる。
【0003】
典型的に、レポートは上部にサマリセクションを、各グループの所見を含むグループセクションから構成されてもよい。サマリセクションは、最も重要なグループセクションの選択された所見を繰り返す。このようにして、レポートの読み手は、単にサマリセクションを読むことによりどの所見が最も重要であるかを即座に特定することができる。さらなる詳細として、読み手はすべての所見を含むグループセクションを読むことができる。
【0004】
レポートを作成する医師は、典型的には、サマリセクションにグループセクションの特定の所見を含めたい。従来、医師がこのようなことを容易に行う方法はなかった。
【0005】
ある所見をサマリセクションに選択的に含める従来の方法は、ある所見がサマリセクションに現れるよう予めプログラムされている。例えば、予め重要と決められた所見は自動的にサマリセクションにコピーされる。
【0006】
しかしながら、この方法による問題は、医師が再プログラムされた所見とは別に、追加的な所見がサマリセクションに含められるべきかを決めることができるということである。また医師は、特定のケースにおいて、サマリセクションに現れるよう予めプログラムされた所見がそこに現れるべきでないと判断できる。
【0007】
医師が上記問題点を解消できる1つの方法は、所見をサマリセクションに手で記入することによってである。しかしながら、この方法は医師にとっては負担になるものであり、タイプミスが生じる可能性もある。さらに、医師がどの所見がサマリセクションに含められるべきか初期的にはわからない場合、サマリセクションを手で編集するのに膨大な時間が費やされるかもしれない。
【0008】
従って、必要とされるものは、医師が自ら選んだ所見に基づくサマリセクションを動的かつ負担のかからない方法で自動生成できる医療レポートの生成方法である。
【0009】
本発明は、医師が動的かつ簡単な方法で医療レポートを生成することが可能なソフトウェアプログラムに関する。このソフトウェアプログラムは、
(a)予め選ばれた複数の所見とサマリセクションを含む個々の医療レポートを電子ディスプレイに同時に表示し、
(b)これら予め選ばれた所見から選択された各予め選ばれた所見を医療レポートのサマリセクションに電子的に自動コピーする
ことにより動作する。
【0010】
さらに、本発明はまた、装置及びコンピュータに上記方法を実行させるコンピュータ読取り可能な記憶媒体を含む。
【0011】
本発明の詳細は、添付された図面とともに以下の好適な実施例の説明から容易に理解されるであろう。
【0012】
本発明の好適な実施例が詳細に参照され、その例が添付された図面の中で例示される。ここでは、同様の参照番号は同様の構成要素を参照している。
【0013】
図1は、本発明の実施例によるソフトウェアの動作を示す画面例であり、より詳細にはレポート領域と作業領域を示す。図1を参照するに、ディスプレイは、典型的には、レポート領域101と作業領域105を備える。レポート領域は医療レポート103を表示する。
【0014】
レポート選択ボックス102は、医師が作業を行うある特定のレポートのタイプを選ぶことを可能にする。この例では、「成人」レポートが選ばれる。しかしながら、例えば、「小児科」や「ストレス」などの他の様々なタイプのレポートが生成可能である。レポートタイプの選択はディスプレイの他の特徴やオプションを変更してもよい。例えば、レポート選択ボックス102においてレポートタイプの変更により、選択されたレポートに適用できるよう変更するため、以下で説明される表示される選択肢の何れかが変更されてもよい。
【0015】
作業領域105は、典型的には、レポートページタブ107を表示してもよい。本例では、レポートタブは、情報タブ109、測定タブ111、スコアタブ112、インタープリットタブ113及びコメントタブ115である。レポートページタブ107は、医師が作業を行いたいレポートの特定部分を選択することを可能にする。例えば、情報タブ109では、医師は患者の氏名、年齢などの患者情報に入ることができる。これらは単なるタブの例であり、本発明はこれらの例に制限されるものではない。
【0016】
作業領域105は、典型的には、セクションボタン117を表示してもよい。本例では、インタープリットタブ113が選ばれると、表示セクションボタン117が表示される。セクションボタン117は、LVセクションボタン119、RVセクションボタン121、アトリア(Atria)セクションボタン123、MVセクションボタン125、TVセクションボタン127、AVセクションボタン129、PVセクションボタン131、大動脈セクションボタン133及びPEセクションボタン135である。セクションボタン117により、医師は所望のセクションを選ぶことが可能である。本例では、各セクションは、例えば、LVは「左心室」、RVは「右心室」などのように、心臓の異なる解剖領域を表している。表示されたセクションボタン117は、レポート選択ボックス102の選択に基づく。本例では、成人レポートタイプがレポート選択ボックス102において現在選択されているので、セクションボタン117は成人レポートに関連したセクションに対応している。これらは単なるセクションの例であり、本発明はこれらの例に制限されるものでない。さらに、特定のレポートタイプのために表示されるセクションは、特定のタイプの医療レポートのより柔軟な作成が可能となるようユーザにより構成可能なものであってもよい。このような構成可能性は、医療レポート生成プログラムの他の部分、あるいは構成用の他の補助プログラムにおいて実現されうる。
【0017】
作業領域105はまた、典型的には、所見グループボックス139を表示してもよい。本例では、所見グループボックス139は、LVサイズ/形状所見グループボックス141、LV血栓/VSD所見グループボックス143、LV厚さ所見グループボックス145、LV機能所見グループボックス147及びLV壁動作所見グループボックス149である。表示される所見グループボックス139は、セクションボタン117の何れかの押下に対応している。これらは単なる所見グループボックスの例であり、本発明はこれらの例に制限されるものではない。さらに、あるセクションのために表示される所見グループボックスは、医療レポートのより柔軟な作成を可能にするようユーザにより構成可能なものであってもよい。このような構成可能性は、医療レポート生成プログラムの他の部分、あるいは構成用の他の補助プログラムにおいて実現されうる。図2は、本発明の実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細には所見の選択を示している。ユーザが所見グループボックス139の1つを選択すると、選択されたグループに対し利用可能な所見のリストが表示される。ユーザが所見グループボックス139の1つを選択する1つの方法は、所望の所見グループボックスにマウスをあてて、左右どちらかクリックすることによってである。しかしながら、例えば、トラックボールや音声認識などのような他の選択方法が利用されてもよい。
【0018】
医師がLV壁動作所見グループボックス149を選ぶと、LV壁動作所見グループの利用可能な所見のリストが表示される。図2を参照するに、利用可能な所見リスト202が図1のLV壁動作所見グループボックス149の選択により表示される。その後、医師は作成されるレポートに適用可能な所望の所見を選んでもよい。この選択は、典型的には、マウスやキーボードを使ってなされうる。本例では、中隔無運動(septal akinesis)204が医師により選ばれる。選ばれた所見がハイライトされる。これらは単なる所見の例であり、本発明はこれらの例に制限されるものでない。さらに、特定のグループのために表示される所見は、医療レポートのより柔軟な作成を可能にするようユーザによる構成可能なものであってもよい。この構成可能性は、医療レポート生成プログラムの他の部分、あるいは構成用の他の補助プログラムにおいて実現されうる。図3は、本発明の実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細にはグループセクションの生成を示している。
【0019】
図3を参照するに、レポート領域101は医療レポート103を表示する。本例で表示される医療レポートは、インタープリテーションサマリ(interpretation summary)306と左心室グループセクション308からなる。中隔無運動が予め選択所見として医師により選ばれているので、LV壁動作所見グループボックス149はその内部に中隔無運動所見310を含む。さらに、左心室グループセクション308はまた中隔無運動所見312を表示する。LV壁動作所見グループボックス149に現れる中隔無運動所見310は左心室グループセクション308に表示される中隔無運動所見312とはやや異なって表される。典型的には、所見グループボックスにおいて使われる所見の表現はボックス内部で適応するよう短縮あるいは省略されてもよい。レポートのグループセクションで利用される所見は、典型的には、より冗長で記述的なものである。
【0020】
図4は、本発明の実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細には様々なグループセクションからの所見のリストを示している。上述の方法を利用して医師が様々な所見コードを選択すると仮定すると、様々なグループセクションに多数の所見を含む医療レポートが作成されうる。
【0021】
図4を参照するに、医療レポート103は、インタープリテーションサマリ306と多数のグループセクション413を含んでいる。グループセクション413は、左心室グループセクション308、三尖弁グループセクション414、大動脈弁グループセクション416、肺弁グループセクション418、大動脈420及び心膜/胸膜グループセクション422である。医療レポート103は、本発明の方法により作成可能なレポートの1例である。
【0022】
ここで、LVセクションボタン119が押されているので、作業領域105に表示されるすべての所見は左心室グループセクション308に関するものである。LV血栓/VSDグループボックス143の排除不能血栓所見(can not exclude thrombus finding)424、LV厚さグループボックス145のno LVOT障害所見426、及びLV壁動作グループボックス149の中隔無運動所見310が、医療レポート103の左心室グループセクション308にすべて表示される。
【0023】
図示されていないが、医師がその他のセクションボタン117の何れかを押すと、対応する所見グループボックスがそのグループに対し表示される。例えば、医師がTVセクションボタン127を押すと、対応する所見グループボックスが、三尖弁グループセクション414の選択された所見をリストするため表示される。
【0024】
図5は、ソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細には、所見のインタープリテーションサマリ306への自動コピータグを示している。図1〜4において、インタープリテーションサマリ306は空欄であった。インタープリテーションサマリ306は、典型的には、医師が最も重要な所見を配置するセクションである。医師がインタープリテーションサマリ306にある所見を含めたい場合、医師が単に所望の所見を選択すると、その所見がインタープリテーションサマリ306に自動的に含められる。この選択は、例えば、マウスを使って所望の所見を指定し、マウスをクリックするなど様々な方法により実行されうる。しかしながら、所見をインタープリテーションサマリ306にコピーするのに使われる選択方法は、所見を初期的に選択するのに使われるこれまでの選択方法とは異なっているべきである。
【0025】
図5を参照するに、医師は、インタープリテーションサマリ306に含めるべきものとして、LV血栓/VSDグループボックス143の排除不能血栓所見424とLV壁動作グループボックス149の中隔無運動所見310を選択したと仮定する。ソフトウェアプログラムは、この選択された所見をインタープリテーションサマリ306に自動的にコピーする。インタープリテーションサマリ306は、中隔無運動存在所見(There is septal akinesis finding)526と血栓排除不能所見(Thrombus can not be excluded finding)528を含んでいる。医師による所見コードを手でタイプすることなく、自動コピーが電子的に実行される。この自動コピーの実現方法の1つは、選択された所見を表すデータをインタープリテーションサマリが記憶されているコンピュータの記憶領域に電子的に転送することにより行われうる。さらに、選択された所見を容易に含めたり、除いたりできるデータ構造を使って、レポートを保存することができる。例えば、選ばれる所見を指定するポインタや識別子の単なる蓄積リストにより、インタープリテーションサマリを記憶することができる。そしてインタープリテーションサマリは、リストの中の選択された所見のそれぞれを表示することにより作成されうる。
【0026】
さらに、ある所見がインタープリテーションサマリに含まれるようグループボックスで選択される場合、その所見を特定するインジケータが利用される。血栓排除不能所見424の隣にアスタリスク528が表示され、この所見のインタープリテーションサマリへの表示を特定する。LV壁動作グループボックス149の中隔無運動所見310の隣にアスタリスク530が表示され、この所見のインタープリテーションサマリへの表示を特定する。本例では、インタープリテーションサマリに含めるためにアスタリスクが使用されているが、所見をハイライトしたり、下線を引いたりするような任意のタイプの識別子が利用可能であると考えられる。
【0027】
もし医師の気が変わって、ある所見をインタープリテーションサマリにもはや含めることを望まない場合、医師はグループボックスでその所見を再び選べばよい。選ばれた所見はインタープリテーションサマリから自動的に削除され、グループボックスのその所見の隣のインジケータが削除される。
【0028】
図6は、本発明の実施例による医療レポートを作成するために実行される典型的な動作を示すフローチャートである。図示された動作は、説明された通りに実行される必要はないということを当業者は認識するであろうが、本発明の単なる一実現例として与えられる。
【0029】
図6を参照するに、工程601として示されるように、医療レポート作成において実行される第1工程では、レポートのタイプが選択されうる。図1に示されるレポート選択ボックス102は、レポートのタイプがどのように選ばれるかについての1つのアプローチを示している。さらに、本発明の実施例のいくつかは、あるタイプのレポートのみしか必要でないため、レポートタイプの選択を要求しないものもある。
【0030】
工程601が完了すると、処理は工程602に移行し、ここで医師は選択ボタン117を使って、操作するレポートのセクションを選ぶことができる。図1に示される選択ボタン117は、セクション選択方法に関する1つのアプローチを示している。さらに、本発明の実施例の中には、工程602が不要な場合、1つだけのセクションしか利用されなくてもよい。
【0031】
工程602が完了すると、処理は工程603に移行し、ここで医師はグループを選択することができる。図1に示される所見グループボックス139は、グループ選択方法に関する1つのアプローチを示している。医師が所見の入力のため、所望の所見グループボックス139が選択される。
【0032】
工程603が完了すると、処理は工程605に移行し、ここで医師は各グループに対し適用可能な所見を選択することができる。図2に示される利用可能所見リストは、所見選択方法に関する1つのアプローチを示している。表示される利用可能所見は、選択された所見グループボックスに対応している。
【0033】
ここで、処理は工程605から工程602または603に戻ってもよく、医師は任意の順序でセクションやグループに適用可能な所見を自由に選ぶことができる。
【0034】
処理は工程605から工程607に移行し、そこで医師は工程605で選ばれた所見からいくつかを選択し、レポートのサマリセクションに置くことができる。
【0035】
処理は工程607から工程609に移行し、そこで医師は選ばれている所見の選択解除を行うことができる。これは、医師の気が変わり、工程605において選ばれた所見がもはやサマリセクションになくてもよい場合に対応している。医師は前に選ばれた所見を単に再び選択すると、その所見はサマリセクションから自動的に削除される。
【0036】
さらに、工程602から609は任意の順序で連続的に実行可能であり、医師は好きなように作成されたレポートを自由に改良することができる。
【0037】
上述した工程の結果、医師は容易に医療レポートの作成を完了させることができる。医療レポートは、典型的には、その作成後印刷装置で印刷される。さらに、上述の方法により作成された医療レポートは、典型的には、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ、光学式記憶装置などのコンピュータ読み出し可能な記憶媒体に保存される。さらに、上述の方法により作成された医療レポートは、インターネット、電子ファクシミリや他の手段により離れた場所にいる読み手に利用可能とすることができる。
【0038】
ここで、上述の方法は、典型的には、デジタルコンピュータにおいて実行される。このデジタルコンピュータは、特定タイプのコンピュータに制限されるものでなく、例えば、メインフレームコンピュータ、ミニコン、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、上述の方法を実現するソフトウェアプログラムの実行が可能な他のタイプの携帯計算装置や計算装置であってもよい。典型的な場面としては、コンピュータは、標準的なMicrosoft Windows(登録商標)ベースのオペレーティングシステムが実行されているラップトップコンピュータである。もちろん、本発明はコンピュータ上で実行される特定のオペレーティングシステムに制限されるものではない。さらに、上述のように選択されたものは、典型的には、標準的なマウスあるいはキーボードを使って実行されうる。しかしながら、トラックボールや音声入力などの他の入力装置が、上述した工程の実行のため利用されうる。さらに、医療レポートは、CRTモニタやLCDディスプレイなどの任意のタイプの出力装置や表示ユニットにおいて表示されうる。
【0039】
さらに、上述の方法をデジタルコンピュータにおいて実現するために利用されるソフトウェアプログラムは、前に述べたものを含め任意のタイプのコンピュータ読み出し可能な記憶媒体に保存されうる。
【0040】
本発明のいくつかの実施例が示され、説明されてきたが、本発明の原理と意図、クレームで定義される範囲、及びそれらに均等するものから逸脱することなく、これらの実施例への変更が可能であるということは当業者には理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】図1は、本発明の一実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細にはレポート領域と作業領域を示す。
【図2】図2は、本発明の一実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細には所見の選択を示す。
【図3】図3は、本発明の一実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細にはグループセクションの生成を示す。
【図4】図4は、本発明の一実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細には様々なグループセクションからの所見のリスト化を示す。
【図5】図5は、本発明の一実施例によるソフトウェアプログラムの動作を示す画面例であり、より詳細には所見のサマリへの自動コピーを示す。
【図6】図6は、本発明の一実施例による医療レポートの作成のため実行される典型的な動作を示すフローチャートである。
Claims (18)
- 予め選ばれた複数の所見とサマリセクションを含む医療レポートを電子ディスプレイに同時に表示するステップ;及び
前記予め選ばれた複数の所見から選択された所見を前記医療レポートの前記サマリセクションに電子的に自動コピーするステップ;
からなることを特徴とする医療レポート作成方法。 - 請求項1記載の医療レポート作成方法であって、前記医療レポートは、さらに、複数のグループセクションを備え、各予め選ばれた所見を前記複数のグループセクションの前記予め選ばれた所見に対応するグループセクションに電子的に自動コピーすることを特徴とする医療レポート作成方法。
- 請求項1記載の医療レポート作成方法であって、さらに:
以前に選択され、前記医療レポートの前記サマリセクションにコピーされた2回選択された予め選ばれた所見を受け取るステップ;及び
前記医療レポートの前記サマリセクションから前記2回選択された予め選ばれた所見を電子的に自動削除するステップ;
を備えることを特徴とする医療レポート作成方法。 - 請求項1記載の医療レポート作成方法であって、さらに、利用可能な所見のリストから前記予め選ばれた所見を選択するステップを備えることを特徴とする医療レポート作成方法。
- 請求項1記載の医療レポート作成方法であって、さらに、前記電子ディスプレイの前記医療レポートから離れた前記選択された予め選ばれた所見の隣にインディケータを表示するステップを備えることを特徴とする医療レポート作成方法。
- 請求項5記載の医療レポート作成方法であって、さらに:
以前に選択され、前記医療レポートにコピーされた2回選択された予め選ばれた所見を受け取るステップ;
前記医療レポートの前記サマリセクションから前記2回選択された予め選ばれた所見を電子的に自動消去するステップ;及び
前記2回選択された予め選ばれた所見の隣の前記インディケータを電子的に自動消去するステップ;
を備えることを特徴とする医療レポート作成方法。 - 請求項1記載の医療レポート作成方法であって、前記コピーするステップは、さらに、前記サマリセクションへのコピー前に、前記選択された予め選ばれた所見をより記述的な形式に変換するステップを備えることを特徴とする医療レポート作成方法。
- 所定の所見のリストと医療レポートを電子ディスプレイに同時に表示するステップ;及び
前記リストから所定の所見が電子的に選択されると、該所定の所見を前記医療レポートに電子的に自動コピーするステップ;
からなることを特徴とする方法。 - コンピュータに医療レポート作成方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読み出し可能な記憶媒体であって、前記方法は:
予め選ばれた複数の所見とサマリセクションを含む医療レポートを電子ディスプレイに同時に表示するステップ;及び
前記予め選ばれた複数の所見から選択された所見を前記医療レポートの前記サマリセクションに電子的に自動コピーするステップ;
からなることを特徴とする記憶媒体。 - 請求項9記載のコンピュータ読み出し可能な記憶媒体であって、前記医療レポートは、さらに、複数のグループセクションを備え、各予め選ばれた所見を前記複数のグループセクションの前記予め選ばれた所見に対応するグループセクションに電子的に自動コピーすることを特徴とする記憶媒体。
- 請求項9記載のコンピュータ読み出し可能な記憶媒体であって、前記方法は、さらに:
以前に選択され、前記医療レポートの前記サマリセクションにコピーされた2回選択された予め選ばれた所見を受け取るステップ;
前記医療レポートの前記サマリセクションから前記2回選択された予め選ばれた所見を電子的に自動消去するステップ;
を備えることを特徴とする記憶媒体。 - 請求項9記載のコンピュータ読み出し可能な記憶媒体であって、前記方法は、さらに、利用可能な所見のリストから前記予め選ばれた所見を選択するステップを備えることを特徴とする記憶媒体。
- 請求項9記載のコンピュータ読み出し可能な記憶媒体であって、前記方法は、さらに、前記電子ディスプレイの前記医療レポートから離れた前記選択された予め選ばれた所見の隣にインディケータを表示するステップを備えることを特徴とする記憶媒体。
- 請求項13記載のコンピュータ読み出し可能な記憶媒体であって、前記方法は、さらに:
以前に選択され、前記医療レポートにコピーされた2回選択された予め選ばれた所見を受け取るステップ;
前記医療レポートの前記サマリセクションから前記2回選択された予め選ばれた所見を電子的に自動消去するステップ;及び
前記2回選択された予め選ばれた所見の隣の前記インディケータを電子的に自動消去するステップ;
を備えることを特徴とする記憶媒体。 - 請求項9記載のコンピュータ読み出し可能な記憶媒体であって、前記コピーするステップは、さらに、前記サマリセクションへのコピー前に、前記選択された予め選ばれた所見をより記述的な形式に変換するステップを備えることを特徴とする記憶媒体。
- コンピュータに医療レポート作成方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読み出し可能な記憶媒体であって、前記方法は:
所定の所見のリストと医療レポートを電子ディスプレイに同時に表示するステップ;及び
前記リストから所定の所見が電子的に選択されると、該所定の所見を前記医療レポートに電子的に自動コピーするステップ;
からなることを特徴とする記憶媒体。 - 所定の所見のリストと医療レポートを電子ディスプレイに同時に表示する手段;及び
前記リストから所定の所見が電子的に選択されると、該所定の所見を前記医療レポートに電子的に自動コピーする手段;
からなることを特徴とする装置。 - 予め選ばれた複数の所見とサマリセクションを含む医療レポートを電子ディスプレイに同時に表示する表示ユニット;及び
前記予め選ばれた複数の所見から選択された所見を前記医療レポートの前記サマリセクションに電子的に自動コピーする処理ユニット;
からなることを特徴とする装置。
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