JP2004534998A - 照会を構築する方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】単純なドラッグ・アンド・ドロップ技法を用いて照会を構築する方法とシステムを実現する。
【解決手段】グラフィカル・ユーザ・インタフェースを備えたデータ処理システムにおいて探索照会を構築する方法、システム、およびコンピュータ・プログラムを提供する。まず、ユーザ入力に応答して、第１のシステム・オブジェクトを表わすグラフィック・コンポーネントを照会機能を表わすグラフィック・コンポーネント上にドロップする。次いで、前記第１のシステム・オブジェクトの属性の組を提示する。最後に、ユーザの選択に応答して、選択された属性の組から探索照会を生成する。
【選択図】図８
【解決手段】グラフィカル・ユーザ・インタフェースを備えたデータ処理システムにおいて探索照会を構築する方法、システム、およびコンピュータ・プログラムを提供する。まず、ユーザ入力に応答して、第１のシステム・オブジェクトを表わすグラフィック・コンポーネントを照会機能を表わすグラフィック・コンポーネント上にドロップする。次いで、前記第１のシステム・オブジェクトの属性の組を提示する。最後に、ユーザの選択に応答して、選択された属性の組から探索照会を生成する。
【選択図】図８
Description
【技術分野】
【０００１】
本発明は改良されたデータ処理システムに関する。本発明は特に照会を構築する方法およびシステム、さらに特にドラッグ・アンド・ドロップ技法を用いて照会を構築する方法およびシステムを提供する。
【背景技術】
【０００２】
多くのデータ処理システムでは、クライアント／サーバ・アーキテクチャを用いて分散処理を利用している。このアーキテクチャでは、データベースをフロントエンドすなわちクライアント部とバックエンドすなわちサーバ部とに二分している。クライアント部はサーバ部が管理しているデータを要求し、処理し、表示することに専念している。サーバ部はサーバ・ソフトウェアを実行し並行かつ共用のデータ・アクセスに必要な機能を扱う。無論、クライアント−サーバ・アーキテクチャはネットワーク全体に分散させることができる。たとえば、各クライアント・アプリケーションをネットワークの異なるノードで実行する一方、ネットワーク上の他の少なくとも１つのノードを、データベースを格納し、ユーザがクライアント・ノードで送信するデータベース要求を処理するサーバ・ソフトウェアを実行するのに使用する。
【０００３】
データベースにデータを要求するために、クライアント・アプリケーションは任意個数のプログラミング言語で書かれた照会を備えている。このような言語の１つがＩＳＯ（International Standards Oragnization：国際標準化機構）が定めた業界標準のＳＱＬ（Structured Query Language:構造化照会言語）である。クライアント・アプリケーションを実行するのに合わせて、クライアントはサーバ部にデータベース中の情報に関して必要なオペレーションを実行させることができる。
【０００４】
照会はＳＱＬコマンドをタイプ入力することにより、あるいはグラフィカル・ユーザ・インタフェース（ＧＵＩ）を用いて条件、それらに付随する値、および照会手順を形成する論理表現を選択することにより、人手で構築することができる。構築したのち照会を実行すると、当該照会の結果はユーザが当該結果に基づいて行動しうるように返される。照会を実行する通常の目的はきわめて大量のデータを少量に、すなわち管理可能な量にまで低減させることである。
【０００５】
しかしながら、ＧＵＩで照会を構築することは困難であるとともに時間がかかる。通常、ユーザはＩＰ（Internet Protocol)アドレスやマシンの種類などのオブジェクトのプロパティを理解し、ＡＮＤ、ＯＲ、ＮＯＴ、ＬＩＫＥなど、照会の結果を管理可能な照会結果の組にまで低減させる論理演算子を用いて一連のステートメントを構築する必要がある。通常、コンピュータ・システムの多くのエンドユーザはプログラミングや技術論理に高度に熟練しているわけではない。エンドユーザの主目標はアプリケーションまたはプログラムの基礎を理解することではなく、仕事を完遂することである。設計がオブジェクトのきわめて分かりやすい属性をドラッグ・アンド・ドロップして選択する確立した原理に適合していればいるほど、ユーザが仕事を即座に理解して完了する可能性が高くなる。したがって、ＳＱＬ論理を使って検索を実行することは多くのエンドユーザにとって抽象的に感じられる。ＳＱＬ論理を使用することは多くの場合、ユーザが一致させようとするオブジェクトを企画する段階とそれらの属性を実際に検索する段階との間に位置する。その結果、エンドユーザがＳＱＬを理解していないと多くの場合、当該エンドユーザは多すぎるオブジェクトを返す単純な検索を実行するか、ＳＱＬ検索の諸側面を学習しようとして貴重な時間を浪費するかすることになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
それゆえ、ユーザがＳＱＬ型コマンドを入力する必要がなく、ＧＵＩコントロールを使用して照会構文を構築する必要さえなく、より単純でより効率的な技法を使用することによりユーザが照会を構築しうるようにすることが求められている。
【０００７】
したがって、単純なドラッグ・アンド・ドロップ技法を用いて照会を構築する方法とシステムを実現することは有益である。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明はグラフィカル・ユーザ・インタフェースを備えたデータ処理システムにおいて探索照会を構築する方法、システム、およびコンピュータ・プログラムを提供するものである。まず、ユーザ入力に応答して、第１のシステム・オブジェクトを表わすグラフィック・コンポーネントを照会機能を表わすグラフィック・コンポーネント上にドロップする。次いで、前記第１のシステム・オブジェクトの属性の組を提示する。最後に、ユーザの選択に応答して、選択された属性の組から探索照会を生成する。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
次に、図面を参照する。図１は本発明を実現しうる分散データ処理システムを絵画的に示す図である。分散データ処理システム１００は本発明を実現しうるコンピュータのネットワークである。分散データ処理システム１００はネットワーク１０２を備えている。ネットワーク１０２は分散データ処理システム１００内で互いに接続された様々な装置とコンピュータの間の通信リンクを実現するのに使用する媒体である。ネットワーク１０２にはワイヤ・ケーブルまたは光ファイバ・ケーブルなどの永続接続や電話接続を通じて形成される一時接続がある。
【００１０】
図示した例では、サーバ１０４は記憶装置１０６とともにネットワーク１０２に接続されている。さらに、ネットワーク１０２にはクライアント１０８、１１０、１１２も接続されている。クライアント１０８、１１０、１１２はたとえばパーソナル・コンピュータまたはネットワーク・コンピュータである。本願の目的のためには、ネットワーク・コンピュータにはネットワークに接続され、当該ネットワークに接続された別のコンピュータからプログラムまたは他のアプリケーションを受信する任意のコンピュータを用いることができる。図示した例では、サーバ１０４はクライアント１０８〜１１２にデータたとえばブート・ファイル、オペレーティング・システム・イメージ、アプリケーションなどを供給する。クライアント１０８、１１０、１１２はサーバ１０４に対するクライアントである。分散データ処理システム１００には図示しない別のサーバ、クライアント、および他の装置が含まれている。図示した例では、分散データ処理システム１００はネットワーク１０２を備えたインターネットであり、ＴＣＰ／ＩＰプロトコル・スイートを用いて互いに通信しあう世界規模のネットワークおよびゲートウェイの集積を表わしている。インターネットの心臓部にはデータとメッセージをルーティングする数千の商用、政府用、教育用、および他のコンピュータ・システムから成る主要なノードすなわちホスト・コンピュータを結ぶ高速データ通信線から成るバックボーンがある。無論、分散データ処理システム１００は多数の別の種類のネットワークたとえばイントラネット、ＬＡＮ（local area network）、ＷＡＮ（wide area network)などとしても実現することができる。図１は一例であり、本発明のアーキテクチャ上の限界を意図していない。
【００１１】
図２は本発明の好適な実施形態に従いサーバとして実現しうるデータ処理システムのブロック図である。図２は図１のサーバ１０４のようなサーバとして実現することができる。データ処理システム２００にはシステム・バス２０６に接続された複数のプロセッサ２０２、２０４を備えた対称型マルチプロセッサ（ＳＭＰ）システムを用いることができる。あるいは、単一プロセッサ・システムを用いてもよい。また、システム・バス２０６にはローカル・メモリ２０９へのインタフェースを提供するメモリ・コントローラ／キャッシュ２０８も接続されている。さらに、システム・バス２０６にはＩ／Ｏバス・ブリッジ２１０が接続されており、Ｉ／Ｏバス２１２へのインタフェースを提供している。メモリ・コントローラ／キャッシュ２０８とＩ／Ｏバス・ブリッジ２１０は図示したように集積化することができる。
【００１２】
Ｉ／Ｏバス２１２に接続されたＰＣＩ（peripheral component interconnect)バス・ブリッジ２１４はＰＣＩローカル・バス２１６へのインタフェースを提供している。ＰＣＩバス２１６には多数のモデムが接続されている。典型的なＰＣＩバス実装では、４個のＰＣＩ拡張スロットまたはアドイン・コネクタをサポートすることができる。図１のネットワーク・コンピュータ１０８〜１１２への通信リンクはアドイン・ボードを通じてＰＣＩローカル・バス２１６に接続されたモデム２１８とネットワーク・アダプタ２２０を通じて実現することができる。
【００１３】
追加のＰＣＩバス・ブリッジ２２２、２２４は追加のモデムまたはネットワーク・アダプタをサポートする追加のＰＣＩバス２２６、２２８用のインタフェースを提供している。このように、データ処理システム２００では複数のネットワーク・コンピュータへの接続が可能になっている。また、図に示すように、Ｉ／Ｏバス２１２にはメモリ・マップ・グラフィックス・アダプタ２３０およびハード・ディスク２３２も直接にあるいは間接的に接続されている。
【００１４】
当業者が認識しうるように、図２に示すハードウェアは変更することができる。たとえば、図示したハードウェアに加え、あるいはその代わりに光ディスク駆動装置などの周辺装置も使用することができる。図示した例は本発明に対するアーキテクチャ上の限界を示唆するものではない。
【００１５】
図２に示すデータ処理システムはたとえばＩＢＭ ｅサーバ ｐシリーズ（IBM eServer pSeries 、商標) （ニューヨーク州アーモンク所在のインターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション（International Business Machines Corporation)の製品）であり、ＡＩＸ（Advanced Interative Executive 、商標）オペレーティング・システムまたはＬｉｎｕｘオペレーティング・システムを実行している。
【００１６】
図３は本発明を実現しうるデータ処理システムを示すブロック図である。データ処理システム３００はクライアント・コンピュータの一例である。データ処理システム３００はＰＣＩ（peripheral component interconnect)ローカル・バス・アーキテクチャを採用している。図示した例ではＰＣＩバスを採用しているが、他のバス・アーキテクチャたとえばＡＧＰ（Accelerated Graphics Port)やＩＳＡ（Industry Standard Architecture）を用いてもよい。プロセッサ３０２とメインメモリ３０４はＰＣＩブリッジ３０８を通じてＰＣＩローカル・バス３０６に接続されている。ＰＣＩブリッジ３０８はプロセッサ３０２用の集積化されたメモリ・コントローラとキャッシュ・メモリも備えている。ＰＣＩローカル・バス３０６への追加の接続は直接コンポーネント相互接続またはアドイン・ボードを通じて行う。図示した例では、ＬＡＮ（local area network）アダプタ３１０、ＳＣＳＩホスト・バス・アダプタ３１２、および拡張バス・インタフェース３１４がＰＣＩローカル・バス３０６に直接コンポーネント相互接続によって接続されている。これに対して、音声アダプタ３１６、グラフィックス・アダプタ３１８、および音声／画像アダプタ３１９は拡張スロットに挿入されたアドイン・ボードによってＰＣＩローカル・バス３０６に接続されている。拡張バス・インタフェース３１４はキーボード／マウス・アダプタ３２０、モデム３２２、および追加のメモリ３２４用の接続を提供している。ＳＣＳＩ（small computer system interface)ホスト・バス・アダプタ３１２はハード・ディスク駆動装置３２６、テープ駆動装置３２８、およびＣＤ−ＲＯＭ駆動装置用の接続を提供している。典型的なＰＣＩローカル・バス実装では３個または４個のＰＣＩ拡張スロットまたはアドイン・コネクタをサポートすることができる。
【００１７】
プロセッサ３０２ではオペレーティング・システムが実行されており、図３のデータ処理システム３００内に存在する様々なコンポーネントを調整するとともに制御するのに使われている。このオペレーティング・システムには市販のオペレーティング・システム、たとえばＷｉｎｄｏｗｓ（Ｒ）２０００（マイクロソフト・コーポレーション（Microsoft Corporation)から入手できる）を用いることができる。このオペレーティング・システムとともにＪａｖａ（Ｒ）のようなオブジェクト指向プログラミング・システムを実行することができる。これにより、データ処理システム３００で実行されているＪａｖａプログラムまたはＪａｖａアプリケーションから上記オペレーティング・システムを呼び出すことができる。「Ｊａｖａ」はサン・マイクロシステムズ社（Sun Microsystems, Inc.）の商標である。上記オペレーティング・システム、上記オブジェクト指向オペレーティング・システム、およびアプリケーションまたはプログラム用の命令は記憶装置（たとえばハード・ディスク駆動装置３２６）に格納されており、メインメモリ３０４にロードしてプロセッサ３０２が実行する。
【００１８】
当業者が認識しうるように、図３のハードウェアは実装に応じて変化しうる。図３に示したハードウェアに加えまたはそれらに代えて、他の内部ハードウェアまたは周辺装置たとえばフラッシュＲＯＭ（または等価の不揮発性メモリ）、光ディスク駆動装置などを用いることができる。また、本発明のプロセスはマルチプロセッサ型のデータ処理システムに適用することができる。
【００１９】
たとえば、任意にネットワーク・コンピュータとして構成されている場合、データ処理システム３００は任意的装備品を表わすために図３で破線で囲まれているＳＣＳＩホスト・バス・アダプタ３１２、ハード・ディスク駆動装置３２６、テープ駆動装置３２８、およびＣＤ−ＲＯＭ３３０を備えていない。その場合、コンピュータ（正確にはクライアント・コンピュータ）はある種のネットワーク通信インタフェースたとえばＬＡＮアダプタ３１０やモデム３２２などを備えている必要がある。別の例として、データ処理システム３００がある種のネットワーク通信インタフェースを備えているか否かと無関係に、ある種のネットワーク通信インタフェースに依存することなくブートしうるように構成されたスタンドアローン・システムが挙げられる。さらに別の例として、オペレーティング・システム・ファイルおよび／またはユーザ作成データを格納する不揮発性メモリを実現するためにＲＯＭおよび／またはフラッシュＲＯＭを備えるように構成されたＰＤＡ（Personal Digital Assistant）装置が挙げられる。（「Ａおよび／またはＢ」は「ＡおよびＢ、Ａ、またはＢ」を表わす。）
【００２０】
図３に示した例および上述した例はアーキテクチャ上の限界を示唆するものではない。たとえば、データ処理システム３００はＰＤＡの形態をとるのに加えノートブック型コンピュータまたはハンドヘルド・コンピュータであってもよい。また、データ処理システム３００はキヨスクまたはウェブ・アプライアンスであってもよい。
【００２１】
本発明はドラッグ・アンド・ドロップ技法を用いて照会を構築する方法を提供するものである。まず、空（から）のフォルダを作成する。次いで、ファインド（find）技法またはナビゲーション技法によってオブジェクトを突き止める。次いで、これら突き止めたオブジェクトを空のフォルダにドロップする。以上の操作が完了したら、さらに探索が必要なのはどの種類のオブジェクトであるのかを示している特定のオブジェクトを選択する。
【００２２】
たとえば、「管理が難しいワークステーション（hard to manage workstations)」なる名称のフォルダを作成する。次いで、問題にあうことが知られているワークステーションの探索を開始する。次いで、問題のあるワークステーションを「管理が難しいワークステーション」なる名称のフォルダ中にドラッグ・アンド・ドロップする。次いで、上記フォルダ内の１つのオブジェクトをたとえばマウスのような入力装置を用いて当該オブジェクト上でたとえば右クリックすることにより選択する。そして、このオブジェクトを「テンプレート」として使用することを表示する。すると、選択したオブジェクトのどのプロパティを照会用に使用するかＧＵＩが尋ねる。これに対してたとえば、選択したオブジェクトのオペレーティング・システムを選択する。次いで、「照会構築」なる選択肢を選択する。次いで、本発明に付随するソフトウェアがたとえば各サーバまたは各管理サーバを探索し、選択したオブジェクトと同じオペレーティング・システムを有するマシンをすべて突き止め、たとえば上記特定のオペレーティング・システムを有するすべてのワークステーションを上記フォルダに収容する。上記フォルダに他のオブジェクトを追加することを繰り返すことにより、本発明を用いて複雑な照会を徐々に構築することができる。また、要すれば、収集したオブジェクトの他のプロパティを選択することにより、追加の照会を構築することができる。
【００２３】
図４は本発明の好適な実施形態に従う、典型的なオブジェクトのリストを示す図である。ディレクトリ・ツリー４０２のようなディレクトリ・ツリーには多数のフォルダが含まれている。ディレクトリ・ツリー４０２内の各フォルダの内部にはたとえば、各特定のフォルダに付随するファイル４０４または追加のフォルダ（たとえば「prints」フォルダ４０６）が存在する。従来技術では、ディレクトリ・ツリー４０２内の各フォルダの探索は困難である。そして、各フォルダ内のファイルに対して特定の特徴が必要な場合には、一層困難になる。しかしながら、本発明は下で詳述するように、この問題の解決を指向するものである。
【００２４】
図５は本発明の好適な実施形態に従い図４に示すオブジェクトのリストからドラッグ・アンド・ドロップ技法を用いてオブジェクトを選択する様子を示す図である。各フォルダを個別に探索することに付随する困難、またはＳＱＬコマンドを用いてたとえば図４に示すディレクトリ・ツリー４０２を探索することに付随する困難を避けるために、たとえばフォルダ内のファイルを照会テンプレート（たとえば照会テンプレート５０４）内にドラッグ・アンド・ドロップする。この例では、「Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ」ファイル５０２を照会テンプレート５０２内にドラッグ・アンド・ドロップしている。
【００２５】
図６は本発明の好適な実施形態に従い照会探索用にプロパティを選択する様子を示す典型的なグラフィカル・ユーザ・インタフェース（ＧＵＩ）を示す図である。図６はたとえば図５に示すドラッグ・アンド・ドロップ技法によって照会テンプレート内に挿入したあとのファイルのプロパティ群を示している。ファイルのプロパティはたとえばＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ表示６００に示される。Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ表示６００はたとえば図５で選択したＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎファイル５０２のようなファイル名から成る。また、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ表示６００にはＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎファイル５０２に付随する属性群が含まれている。ユーザはこの属性群から照会を生成する属性を選択する。照会では、ユーザが選択したすべての属性とシステム内のオブジェクトの属性とが一致するか否か比較する。照会ではたとえば、フォルダ内、ネットワーク内、組織の全マシン内などを探索する。この比較に基づいて一致する属性はたとえば図５の照会テンプレート５０４に含めるために返される。この例では、属性６０２にはマシン種別６０４、場所６０６、サービス・パッチ６０８、およびオペレーティング・システム６１０などの特徴が含まれている。この例では、照会に含めるために、ユーザは場所６０６を選択している。
【００２６】
また、属性６０２にはＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２に付随する、プロパティ６１２のような様々なプロパティが含まれている。マシン種別６０４、場所６０６、サービス・パス（path）６０８、およびオペレーティング・システム６１０と同様に、これらのプロパティはＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２に付随するプロパティである。この例では、プロパティ２（６１４）とプロパティ７（６１６）が照会に含めるべきものとして選択されている。プロパティ２（６１４）とプロパティ７（６１６）はたとえばそれぞれ、たとえばＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２に付随する問題点を明確にする、あるアプリケーションの特定のバージョン、およびあるサブシステム・コンポーネントである。Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２用に属性６０２を選択したら、「照会実行」なる仮想ボタン６２２を選択することにより照会を実行する、あるいは「キャンセル」なる仮想ボタン６２４を選択することにより「Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ」６００をキャンセルする。図６はある照会探索用にプロパティを選択する様子を示す特定の実装を示すものであるが、別のパネルを用いることもできる。たとえば、最初のパネルには最も頻繁に使用する検索項目を表示する。そして、「拡張（advanced）」なる項目を選択すると、オブジェクトの追加の属性を表示するパネルが表示される。また、当業者が認識しうるように、本発明のプロセスを実行する際に他の例を使用することができる。
【００２７】
図７は本発明の好適な実施形態による照会探索の結果を示す図である。照会の結果はたとえば図５の照会テンプレート５０４のような照会テンプレートに挿入される。照会テンプレート５０４には、オブジェクトのリストからドラッグ・アンド・ドロップした、またはコンテキスト・メニューから選択した元のＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎファイル５０２が含まれている。エントリ７０２〜７２２は図６の「Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ」６００で定義されたＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２と同様の特徴を備えている。本発明を用いると、「Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ」パネル６００で選択したものと同様の特徴を備えたファイルのみが照会テンプレート５０４に含められる。
【００２８】
この例では、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２を選択して探索照会に含めている。照会テンプレート５０４にはＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２の特定の属性と一致する特定の属性を備えたオブジェクトも含められている。たとえば、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２はたとえば特定のオペレーティング・システムを使用している。Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２を選択し、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２が使用しているオペレーティング・システムを特定すると、探索照会はたとえばその特定のオペレーティング・システムを使用しているオブジェクトをも返す。この例では、探索照会はＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２について特定した特定のオペレーティング・システムを使用しているＷｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−１（７０２）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−２（７０４）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−３（７０６）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−４（７０８）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−５（７１０）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−８８（７１２）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−１０２（７１４）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−４４（７１６）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−５５（７１８）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−１２２（７２０）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−１０５（７２２）を返している。これらのオブジェクトは照会テンプレート５０４中に含められている。留意点を挙げると、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２は上記特定のオペレーティング・システムを使用しているから、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２も照会テンプレート５０４に含められている。
【００２９】
図８は本発明の好適な実施形態に従い照会を構築する典型的なドラッグ・アンド・ドロップ技法を示すフローチャートを示す図である。この例では、オペレーションは照会を実行する要求を受け取ることにより開始する（ステップ８０２）。次いで、プロパティ識別情報を受け取る（ステップ８０４）。プロパティ識別情報はデータ処理システム上のサブシステムの特性、データ処理システム上のサブシステムに付随する問題点などである。次いで、ファインド機能によって代表的なＧＵＩオブジェクトを受け取る（ステップ８０６）。ファインド機能は受け取ったプロパティ識別情報と同様のプロパティを備えたオブジェクトを突き止める。次いで、オブジェクトをテンプレート探索フォルダ内にドラッグするか否かについて判断する（ステップ８０８）。オブジェクトをテンプレート探索フォルダ内にドラッグしない場合（ステップ８０８：ＮＯ）、オブジェクトの探索を実行する。そして、オブジェクトを突き止める（ステップ８１４）。次いで、新たな探索フォルダを作成し（ステップ８１６）、突き止めたオブジェクトをその探索フォルダに配置する（ステップ８１８）。次いで、オペレーションはステップ８２０に進み、代表的なＧＵＩオブジェクトの選択結果を受け取る。
【００３０】
ステップ８０８に戻り、オブジェクトをテンプレート探索フォルダ内にドラッグする場合（ステップ８０８：ＹＥＳ）、代表的なＧＵＩオブジェクトをテンプレート探索フォルダ内にドラッグする命令を受け取る（ステップ８１０）。次いで、代表的なＧＵＩオブジェクトの選択結果を受け取る（ステップ８２０）。次いで、代表的なＧＵＩオブジェクトのプロパティを表示する（ステップ８２２）。次いで、代表的なＧＵＩオブジェクトのプロパティの適切な選択結果を受け取る（ステップ８２４）。次いで、照会命令を受け取り（ステップ８２６）、探索照会を構築する（ステップ８２８）。次いで、照会探索を実行する（ステップ８３０）。次いで、テンプレート・オブジェクトの選択したプロパティと一致するオブジェクトの照会結果をフォルダに戻す（ステップ８３２）。次いで、実行すべき照会が他にもあるか否かを判断する（ステップ８３４）。実行すべき照会が他にない場合（ステップ８３４：ＮＯ）、オペレーションは終了する。実行すべき照会が他にもある場合（ステップ８３４：ＹＥＳ）、オペレーションはステップ８０４に戻り、プロパティの決定結果を受信する。
【００３１】
以上のように、本発明は簡単なドラッグ・アンド・ドロップ技法を用いて照会を構築する方法を提供するものである。まず、オブジェクトを１つ指定し、データ処理システム内の同様の特徴を備えた他のオブジェクトを突き止めるうるように、それを参照として使用する。次いで、そのオブジェクトを、同様の特徴を備えた他のオブジェクトを突き止めるテンプレートとして使用するフォルダ内にドロップする。次いで、照会を実行し、同様の特徴を備えたオブジェクトを特定し、それらを上記フォルダ内に挿入する。このプロセスにより、同様の特徴を備えたオブジェクトを特定するのに要する時間と探索技法の知識の量を低減させることが可能になる。
【００３２】
重要な留意点を挙げると、完全に動作するデータ処理システムの文脈で本発明を説明したが、当業者が認識しうるように、本発明のプロセスは命令から成るコンピュータ読み取り可能な媒体の形態など様々な形態で配布することができる。そして、本発明は配布するのに実際に使用する信号担持媒体の特定種別と無関係に等しく適用することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体の例としては、記録可能型媒体（たとえばフロッピー・ディスク、ハード・ディスク駆動装置、ＲＡＭ、ＣＤ−ＲＯＭ）と伝送型媒体（たとえばディジタル通信リンク、アナログ通信リンク）とがある。
【００３３】
以上、本発明の記述を説明および記述を目的として提示したが、本発明はこれで尽きているわけではなく、また、ここに開示した形態に限られるわけでもない。多くの変更と変形をなしうることは当業者にとって明らかである。実施形態は本発明の原理および実際的な用途を最もよく説明しうるように、かつ、考えうる特定の使用方法に適した様々な変更を備えた様々な実施形態について当業者が本発明を理解しうるように選定して説明した。
【図面の簡単な説明】
【００３４】
【図１】本発明を実現しうる分散データ処理システムを絵画的に示す図である。
【図２】本発明の好適な実施形態に従いサーバとして実現しうるデータ処理システムのブロック図である。
【図３】本発明を実現しうるデータ処理システムを示すブロック図である。
【図４】本発明の好適な実施形態に従う、典型的なオブジェクトのリストを示す図である。
【図５】本発明の好適な実施形態に従い図４に示すオブジェクトのリストからドラッグ・アンド・ドロップ技法を用いてオブジェクトを選択する様子を示す図である。
【図６】本発明の好適な実施形態に従い照会探索用にプロパティを選択する様子を示す典型的なグラフィカル・ユーザ・インタフェース（ＧＵＩ）を示す図である。
【図７】本発明の好適な実施形態による照会探索の結果を示す図である。
【図８】本発明の好適な実施形態に従い照会を構築する典型的なドラッグ・アンド・ドロップ技法を示すフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
【００３５】
１００ 分散データ処理システム
１０２ ネットワーク
１０４ サーバ
１０６ 記憶装置
１０８ クライアント・コンピュータ
１１０ クライアント・コンピュータ
１１２ クライアント・コンピュータ
２００ データ処理システム
２０２ プロセッサ
２０４ プロセッサ
２０６ システム・バス
２０８ メモリ・コントローラ／キャッシュ
２０９ ローカル・目メモリ
２１０ Ｉ／Ｏブリッジ
２１２ Ｉ／Ｏバス
２１４ ＰＣＩバス・ブリッジ
２１６ ＰＣＩバス
２１８ モデム
２２０ ネットワーク・アダプタ
２２２ ＰＣＩバス・ブリッジ
２２４ ＰＣＩバス・ブリッジ
２２６ ＰＣＩバス
２２８ ＰＣＩバス
２３０ グラフィックス・アダプタ
２３２ ハード・ディスク
３００ データ処理システム
３０２ プロセッサ
３０４ メインメモリ
３０６ バス
３０８ ＰＣＩブリッジ
３１０ ＬＡＮアダプタ
３１２ ＳＣＳＩホスト・バス・アダプタ
３１４ 拡張バス・インタフェース
３１６ 音声アダプタ
３１８ グラフィックス・アダプタ
３１９ 音声／画像アダプタ
３２０ キーボード／マウス・アダプタ
３２２ モデム
３２４ メモリ
３２６ ディスク
３２８ テープ
３３０ ＣＤ−ＲＯＭ
４０２ ディレクトリ・ツリー
４０４ ファイル
５０２ Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎファイル
５０４ 照会テンプレート
６０２ 属性
６０４ マシン種別
６０６ 場所
６０８ サービス・パッチ
６１０ オペレーティング・システム
６１２ プロパティ
６１４ プロパティ２
６１６ プロパティ７
６２２ 「照会実行」仮想ボタン
６２４ 「キャンセル」仮想ボタン
【０００１】
本発明は改良されたデータ処理システムに関する。本発明は特に照会を構築する方法およびシステム、さらに特にドラッグ・アンド・ドロップ技法を用いて照会を構築する方法およびシステムを提供する。
【背景技術】
【０００２】
多くのデータ処理システムでは、クライアント／サーバ・アーキテクチャを用いて分散処理を利用している。このアーキテクチャでは、データベースをフロントエンドすなわちクライアント部とバックエンドすなわちサーバ部とに二分している。クライアント部はサーバ部が管理しているデータを要求し、処理し、表示することに専念している。サーバ部はサーバ・ソフトウェアを実行し並行かつ共用のデータ・アクセスに必要な機能を扱う。無論、クライアント−サーバ・アーキテクチャはネットワーク全体に分散させることができる。たとえば、各クライアント・アプリケーションをネットワークの異なるノードで実行する一方、ネットワーク上の他の少なくとも１つのノードを、データベースを格納し、ユーザがクライアント・ノードで送信するデータベース要求を処理するサーバ・ソフトウェアを実行するのに使用する。
【０００３】
データベースにデータを要求するために、クライアント・アプリケーションは任意個数のプログラミング言語で書かれた照会を備えている。このような言語の１つがＩＳＯ（International Standards Oragnization：国際標準化機構）が定めた業界標準のＳＱＬ（Structured Query Language:構造化照会言語）である。クライアント・アプリケーションを実行するのに合わせて、クライアントはサーバ部にデータベース中の情報に関して必要なオペレーションを実行させることができる。
【０００４】
照会はＳＱＬコマンドをタイプ入力することにより、あるいはグラフィカル・ユーザ・インタフェース（ＧＵＩ）を用いて条件、それらに付随する値、および照会手順を形成する論理表現を選択することにより、人手で構築することができる。構築したのち照会を実行すると、当該照会の結果はユーザが当該結果に基づいて行動しうるように返される。照会を実行する通常の目的はきわめて大量のデータを少量に、すなわち管理可能な量にまで低減させることである。
【０００５】
しかしながら、ＧＵＩで照会を構築することは困難であるとともに時間がかかる。通常、ユーザはＩＰ（Internet Protocol)アドレスやマシンの種類などのオブジェクトのプロパティを理解し、ＡＮＤ、ＯＲ、ＮＯＴ、ＬＩＫＥなど、照会の結果を管理可能な照会結果の組にまで低減させる論理演算子を用いて一連のステートメントを構築する必要がある。通常、コンピュータ・システムの多くのエンドユーザはプログラミングや技術論理に高度に熟練しているわけではない。エンドユーザの主目標はアプリケーションまたはプログラムの基礎を理解することではなく、仕事を完遂することである。設計がオブジェクトのきわめて分かりやすい属性をドラッグ・アンド・ドロップして選択する確立した原理に適合していればいるほど、ユーザが仕事を即座に理解して完了する可能性が高くなる。したがって、ＳＱＬ論理を使って検索を実行することは多くのエンドユーザにとって抽象的に感じられる。ＳＱＬ論理を使用することは多くの場合、ユーザが一致させようとするオブジェクトを企画する段階とそれらの属性を実際に検索する段階との間に位置する。その結果、エンドユーザがＳＱＬを理解していないと多くの場合、当該エンドユーザは多すぎるオブジェクトを返す単純な検索を実行するか、ＳＱＬ検索の諸側面を学習しようとして貴重な時間を浪費するかすることになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
それゆえ、ユーザがＳＱＬ型コマンドを入力する必要がなく、ＧＵＩコントロールを使用して照会構文を構築する必要さえなく、より単純でより効率的な技法を使用することによりユーザが照会を構築しうるようにすることが求められている。
【０００７】
したがって、単純なドラッグ・アンド・ドロップ技法を用いて照会を構築する方法とシステムを実現することは有益である。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明はグラフィカル・ユーザ・インタフェースを備えたデータ処理システムにおいて探索照会を構築する方法、システム、およびコンピュータ・プログラムを提供するものである。まず、ユーザ入力に応答して、第１のシステム・オブジェクトを表わすグラフィック・コンポーネントを照会機能を表わすグラフィック・コンポーネント上にドロップする。次いで、前記第１のシステム・オブジェクトの属性の組を提示する。最後に、ユーザの選択に応答して、選択された属性の組から探索照会を生成する。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
次に、図面を参照する。図１は本発明を実現しうる分散データ処理システムを絵画的に示す図である。分散データ処理システム１００は本発明を実現しうるコンピュータのネットワークである。分散データ処理システム１００はネットワーク１０２を備えている。ネットワーク１０２は分散データ処理システム１００内で互いに接続された様々な装置とコンピュータの間の通信リンクを実現するのに使用する媒体である。ネットワーク１０２にはワイヤ・ケーブルまたは光ファイバ・ケーブルなどの永続接続や電話接続を通じて形成される一時接続がある。
【００１０】
図示した例では、サーバ１０４は記憶装置１０６とともにネットワーク１０２に接続されている。さらに、ネットワーク１０２にはクライアント１０８、１１０、１１２も接続されている。クライアント１０８、１１０、１１２はたとえばパーソナル・コンピュータまたはネットワーク・コンピュータである。本願の目的のためには、ネットワーク・コンピュータにはネットワークに接続され、当該ネットワークに接続された別のコンピュータからプログラムまたは他のアプリケーションを受信する任意のコンピュータを用いることができる。図示した例では、サーバ１０４はクライアント１０８〜１１２にデータたとえばブート・ファイル、オペレーティング・システム・イメージ、アプリケーションなどを供給する。クライアント１０８、１１０、１１２はサーバ１０４に対するクライアントである。分散データ処理システム１００には図示しない別のサーバ、クライアント、および他の装置が含まれている。図示した例では、分散データ処理システム１００はネットワーク１０２を備えたインターネットであり、ＴＣＰ／ＩＰプロトコル・スイートを用いて互いに通信しあう世界規模のネットワークおよびゲートウェイの集積を表わしている。インターネットの心臓部にはデータとメッセージをルーティングする数千の商用、政府用、教育用、および他のコンピュータ・システムから成る主要なノードすなわちホスト・コンピュータを結ぶ高速データ通信線から成るバックボーンがある。無論、分散データ処理システム１００は多数の別の種類のネットワークたとえばイントラネット、ＬＡＮ（local area network）、ＷＡＮ（wide area network)などとしても実現することができる。図１は一例であり、本発明のアーキテクチャ上の限界を意図していない。
【００１１】
図２は本発明の好適な実施形態に従いサーバとして実現しうるデータ処理システムのブロック図である。図２は図１のサーバ１０４のようなサーバとして実現することができる。データ処理システム２００にはシステム・バス２０６に接続された複数のプロセッサ２０２、２０４を備えた対称型マルチプロセッサ（ＳＭＰ）システムを用いることができる。あるいは、単一プロセッサ・システムを用いてもよい。また、システム・バス２０６にはローカル・メモリ２０９へのインタフェースを提供するメモリ・コントローラ／キャッシュ２０８も接続されている。さらに、システム・バス２０６にはＩ／Ｏバス・ブリッジ２１０が接続されており、Ｉ／Ｏバス２１２へのインタフェースを提供している。メモリ・コントローラ／キャッシュ２０８とＩ／Ｏバス・ブリッジ２１０は図示したように集積化することができる。
【００１２】
Ｉ／Ｏバス２１２に接続されたＰＣＩ（peripheral component interconnect)バス・ブリッジ２１４はＰＣＩローカル・バス２１６へのインタフェースを提供している。ＰＣＩバス２１６には多数のモデムが接続されている。典型的なＰＣＩバス実装では、４個のＰＣＩ拡張スロットまたはアドイン・コネクタをサポートすることができる。図１のネットワーク・コンピュータ１０８〜１１２への通信リンクはアドイン・ボードを通じてＰＣＩローカル・バス２１６に接続されたモデム２１８とネットワーク・アダプタ２２０を通じて実現することができる。
【００１３】
追加のＰＣＩバス・ブリッジ２２２、２２４は追加のモデムまたはネットワーク・アダプタをサポートする追加のＰＣＩバス２２６、２２８用のインタフェースを提供している。このように、データ処理システム２００では複数のネットワーク・コンピュータへの接続が可能になっている。また、図に示すように、Ｉ／Ｏバス２１２にはメモリ・マップ・グラフィックス・アダプタ２３０およびハード・ディスク２３２も直接にあるいは間接的に接続されている。
【００１４】
当業者が認識しうるように、図２に示すハードウェアは変更することができる。たとえば、図示したハードウェアに加え、あるいはその代わりに光ディスク駆動装置などの周辺装置も使用することができる。図示した例は本発明に対するアーキテクチャ上の限界を示唆するものではない。
【００１５】
図２に示すデータ処理システムはたとえばＩＢＭ ｅサーバ ｐシリーズ（IBM eServer pSeries 、商標) （ニューヨーク州アーモンク所在のインターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション（International Business Machines Corporation)の製品）であり、ＡＩＸ（Advanced Interative Executive 、商標）オペレーティング・システムまたはＬｉｎｕｘオペレーティング・システムを実行している。
【００１６】
図３は本発明を実現しうるデータ処理システムを示すブロック図である。データ処理システム３００はクライアント・コンピュータの一例である。データ処理システム３００はＰＣＩ（peripheral component interconnect)ローカル・バス・アーキテクチャを採用している。図示した例ではＰＣＩバスを採用しているが、他のバス・アーキテクチャたとえばＡＧＰ（Accelerated Graphics Port)やＩＳＡ（Industry Standard Architecture）を用いてもよい。プロセッサ３０２とメインメモリ３０４はＰＣＩブリッジ３０８を通じてＰＣＩローカル・バス３０６に接続されている。ＰＣＩブリッジ３０８はプロセッサ３０２用の集積化されたメモリ・コントローラとキャッシュ・メモリも備えている。ＰＣＩローカル・バス３０６への追加の接続は直接コンポーネント相互接続またはアドイン・ボードを通じて行う。図示した例では、ＬＡＮ（local area network）アダプタ３１０、ＳＣＳＩホスト・バス・アダプタ３１２、および拡張バス・インタフェース３１４がＰＣＩローカル・バス３０６に直接コンポーネント相互接続によって接続されている。これに対して、音声アダプタ３１６、グラフィックス・アダプタ３１８、および音声／画像アダプタ３１９は拡張スロットに挿入されたアドイン・ボードによってＰＣＩローカル・バス３０６に接続されている。拡張バス・インタフェース３１４はキーボード／マウス・アダプタ３２０、モデム３２２、および追加のメモリ３２４用の接続を提供している。ＳＣＳＩ（small computer system interface)ホスト・バス・アダプタ３１２はハード・ディスク駆動装置３２６、テープ駆動装置３２８、およびＣＤ−ＲＯＭ駆動装置用の接続を提供している。典型的なＰＣＩローカル・バス実装では３個または４個のＰＣＩ拡張スロットまたはアドイン・コネクタをサポートすることができる。
【００１７】
プロセッサ３０２ではオペレーティング・システムが実行されており、図３のデータ処理システム３００内に存在する様々なコンポーネントを調整するとともに制御するのに使われている。このオペレーティング・システムには市販のオペレーティング・システム、たとえばＷｉｎｄｏｗｓ（Ｒ）２０００（マイクロソフト・コーポレーション（Microsoft Corporation)から入手できる）を用いることができる。このオペレーティング・システムとともにＪａｖａ（Ｒ）のようなオブジェクト指向プログラミング・システムを実行することができる。これにより、データ処理システム３００で実行されているＪａｖａプログラムまたはＪａｖａアプリケーションから上記オペレーティング・システムを呼び出すことができる。「Ｊａｖａ」はサン・マイクロシステムズ社（Sun Microsystems, Inc.）の商標である。上記オペレーティング・システム、上記オブジェクト指向オペレーティング・システム、およびアプリケーションまたはプログラム用の命令は記憶装置（たとえばハード・ディスク駆動装置３２６）に格納されており、メインメモリ３０４にロードしてプロセッサ３０２が実行する。
【００１８】
当業者が認識しうるように、図３のハードウェアは実装に応じて変化しうる。図３に示したハードウェアに加えまたはそれらに代えて、他の内部ハードウェアまたは周辺装置たとえばフラッシュＲＯＭ（または等価の不揮発性メモリ）、光ディスク駆動装置などを用いることができる。また、本発明のプロセスはマルチプロセッサ型のデータ処理システムに適用することができる。
【００１９】
たとえば、任意にネットワーク・コンピュータとして構成されている場合、データ処理システム３００は任意的装備品を表わすために図３で破線で囲まれているＳＣＳＩホスト・バス・アダプタ３１２、ハード・ディスク駆動装置３２６、テープ駆動装置３２８、およびＣＤ−ＲＯＭ３３０を備えていない。その場合、コンピュータ（正確にはクライアント・コンピュータ）はある種のネットワーク通信インタフェースたとえばＬＡＮアダプタ３１０やモデム３２２などを備えている必要がある。別の例として、データ処理システム３００がある種のネットワーク通信インタフェースを備えているか否かと無関係に、ある種のネットワーク通信インタフェースに依存することなくブートしうるように構成されたスタンドアローン・システムが挙げられる。さらに別の例として、オペレーティング・システム・ファイルおよび／またはユーザ作成データを格納する不揮発性メモリを実現するためにＲＯＭおよび／またはフラッシュＲＯＭを備えるように構成されたＰＤＡ（Personal Digital Assistant）装置が挙げられる。（「Ａおよび／またはＢ」は「ＡおよびＢ、Ａ、またはＢ」を表わす。）
【００２０】
図３に示した例および上述した例はアーキテクチャ上の限界を示唆するものではない。たとえば、データ処理システム３００はＰＤＡの形態をとるのに加えノートブック型コンピュータまたはハンドヘルド・コンピュータであってもよい。また、データ処理システム３００はキヨスクまたはウェブ・アプライアンスであってもよい。
【００２１】
本発明はドラッグ・アンド・ドロップ技法を用いて照会を構築する方法を提供するものである。まず、空（から）のフォルダを作成する。次いで、ファインド（find）技法またはナビゲーション技法によってオブジェクトを突き止める。次いで、これら突き止めたオブジェクトを空のフォルダにドロップする。以上の操作が完了したら、さらに探索が必要なのはどの種類のオブジェクトであるのかを示している特定のオブジェクトを選択する。
【００２２】
たとえば、「管理が難しいワークステーション（hard to manage workstations)」なる名称のフォルダを作成する。次いで、問題にあうことが知られているワークステーションの探索を開始する。次いで、問題のあるワークステーションを「管理が難しいワークステーション」なる名称のフォルダ中にドラッグ・アンド・ドロップする。次いで、上記フォルダ内の１つのオブジェクトをたとえばマウスのような入力装置を用いて当該オブジェクト上でたとえば右クリックすることにより選択する。そして、このオブジェクトを「テンプレート」として使用することを表示する。すると、選択したオブジェクトのどのプロパティを照会用に使用するかＧＵＩが尋ねる。これに対してたとえば、選択したオブジェクトのオペレーティング・システムを選択する。次いで、「照会構築」なる選択肢を選択する。次いで、本発明に付随するソフトウェアがたとえば各サーバまたは各管理サーバを探索し、選択したオブジェクトと同じオペレーティング・システムを有するマシンをすべて突き止め、たとえば上記特定のオペレーティング・システムを有するすべてのワークステーションを上記フォルダに収容する。上記フォルダに他のオブジェクトを追加することを繰り返すことにより、本発明を用いて複雑な照会を徐々に構築することができる。また、要すれば、収集したオブジェクトの他のプロパティを選択することにより、追加の照会を構築することができる。
【００２３】
図４は本発明の好適な実施形態に従う、典型的なオブジェクトのリストを示す図である。ディレクトリ・ツリー４０２のようなディレクトリ・ツリーには多数のフォルダが含まれている。ディレクトリ・ツリー４０２内の各フォルダの内部にはたとえば、各特定のフォルダに付随するファイル４０４または追加のフォルダ（たとえば「prints」フォルダ４０６）が存在する。従来技術では、ディレクトリ・ツリー４０２内の各フォルダの探索は困難である。そして、各フォルダ内のファイルに対して特定の特徴が必要な場合には、一層困難になる。しかしながら、本発明は下で詳述するように、この問題の解決を指向するものである。
【００２４】
図５は本発明の好適な実施形態に従い図４に示すオブジェクトのリストからドラッグ・アンド・ドロップ技法を用いてオブジェクトを選択する様子を示す図である。各フォルダを個別に探索することに付随する困難、またはＳＱＬコマンドを用いてたとえば図４に示すディレクトリ・ツリー４０２を探索することに付随する困難を避けるために、たとえばフォルダ内のファイルを照会テンプレート（たとえば照会テンプレート５０４）内にドラッグ・アンド・ドロップする。この例では、「Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ」ファイル５０２を照会テンプレート５０２内にドラッグ・アンド・ドロップしている。
【００２５】
図６は本発明の好適な実施形態に従い照会探索用にプロパティを選択する様子を示す典型的なグラフィカル・ユーザ・インタフェース（ＧＵＩ）を示す図である。図６はたとえば図５に示すドラッグ・アンド・ドロップ技法によって照会テンプレート内に挿入したあとのファイルのプロパティ群を示している。ファイルのプロパティはたとえばＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ表示６００に示される。Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ表示６００はたとえば図５で選択したＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎファイル５０２のようなファイル名から成る。また、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ表示６００にはＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎファイル５０２に付随する属性群が含まれている。ユーザはこの属性群から照会を生成する属性を選択する。照会では、ユーザが選択したすべての属性とシステム内のオブジェクトの属性とが一致するか否か比較する。照会ではたとえば、フォルダ内、ネットワーク内、組織の全マシン内などを探索する。この比較に基づいて一致する属性はたとえば図５の照会テンプレート５０４に含めるために返される。この例では、属性６０２にはマシン種別６０４、場所６０６、サービス・パッチ６０８、およびオペレーティング・システム６１０などの特徴が含まれている。この例では、照会に含めるために、ユーザは場所６０６を選択している。
【００２６】
また、属性６０２にはＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２に付随する、プロパティ６１２のような様々なプロパティが含まれている。マシン種別６０４、場所６０６、サービス・パス（path）６０８、およびオペレーティング・システム６１０と同様に、これらのプロパティはＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２に付随するプロパティである。この例では、プロパティ２（６１４）とプロパティ７（６１６）が照会に含めるべきものとして選択されている。プロパティ２（６１４）とプロパティ７（６１６）はたとえばそれぞれ、たとえばＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２に付随する問題点を明確にする、あるアプリケーションの特定のバージョン、およびあるサブシステム・コンポーネントである。Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２用に属性６０２を選択したら、「照会実行」なる仮想ボタン６２２を選択することにより照会を実行する、あるいは「キャンセル」なる仮想ボタン６２４を選択することにより「Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ」６００をキャンセルする。図６はある照会探索用にプロパティを選択する様子を示す特定の実装を示すものであるが、別のパネルを用いることもできる。たとえば、最初のパネルには最も頻繁に使用する検索項目を表示する。そして、「拡張（advanced）」なる項目を選択すると、オブジェクトの追加の属性を表示するパネルが表示される。また、当業者が認識しうるように、本発明のプロセスを実行する際に他の例を使用することができる。
【００２７】
図７は本発明の好適な実施形態による照会探索の結果を示す図である。照会の結果はたとえば図５の照会テンプレート５０４のような照会テンプレートに挿入される。照会テンプレート５０４には、オブジェクトのリストからドラッグ・アンド・ドロップした、またはコンテキスト・メニューから選択した元のＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎファイル５０２が含まれている。エントリ７０２〜７２２は図６の「Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ」６００で定義されたＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２と同様の特徴を備えている。本発明を用いると、「Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ」パネル６００で選択したものと同様の特徴を備えたファイルのみが照会テンプレート５０４に含められる。
【００２８】
この例では、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２を選択して探索照会に含めている。照会テンプレート５０４にはＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２の特定の属性と一致する特定の属性を備えたオブジェクトも含められている。たとえば、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２はたとえば特定のオペレーティング・システムを使用している。Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２を選択し、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２が使用しているオペレーティング・システムを特定すると、探索照会はたとえばその特定のオペレーティング・システムを使用しているオブジェクトをも返す。この例では、探索照会はＷｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２について特定した特定のオペレーティング・システムを使用しているＷｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−１（７０２）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−２（７０４）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−３（７０６）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−４（７０８）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−５（７１０）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−８８（７１２）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−１０２（７１４）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−４４（７１６）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−５５（７１８）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−１２２（７２０）、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ ＮＹＣ−１０５（７２２）を返している。これらのオブジェクトは照会テンプレート５０４中に含められている。留意点を挙げると、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２は上記特定のオペレーティング・システムを使用しているから、Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎ５０２も照会テンプレート５０４に含められている。
【００２９】
図８は本発明の好適な実施形態に従い照会を構築する典型的なドラッグ・アンド・ドロップ技法を示すフローチャートを示す図である。この例では、オペレーションは照会を実行する要求を受け取ることにより開始する（ステップ８０２）。次いで、プロパティ識別情報を受け取る（ステップ８０４）。プロパティ識別情報はデータ処理システム上のサブシステムの特性、データ処理システム上のサブシステムに付随する問題点などである。次いで、ファインド機能によって代表的なＧＵＩオブジェクトを受け取る（ステップ８０６）。ファインド機能は受け取ったプロパティ識別情報と同様のプロパティを備えたオブジェクトを突き止める。次いで、オブジェクトをテンプレート探索フォルダ内にドラッグするか否かについて判断する（ステップ８０８）。オブジェクトをテンプレート探索フォルダ内にドラッグしない場合（ステップ８０８：ＮＯ）、オブジェクトの探索を実行する。そして、オブジェクトを突き止める（ステップ８１４）。次いで、新たな探索フォルダを作成し（ステップ８１６）、突き止めたオブジェクトをその探索フォルダに配置する（ステップ８１８）。次いで、オペレーションはステップ８２０に進み、代表的なＧＵＩオブジェクトの選択結果を受け取る。
【００３０】
ステップ８０８に戻り、オブジェクトをテンプレート探索フォルダ内にドラッグする場合（ステップ８０８：ＹＥＳ）、代表的なＧＵＩオブジェクトをテンプレート探索フォルダ内にドラッグする命令を受け取る（ステップ８１０）。次いで、代表的なＧＵＩオブジェクトの選択結果を受け取る（ステップ８２０）。次いで、代表的なＧＵＩオブジェクトのプロパティを表示する（ステップ８２２）。次いで、代表的なＧＵＩオブジェクトのプロパティの適切な選択結果を受け取る（ステップ８２４）。次いで、照会命令を受け取り（ステップ８２６）、探索照会を構築する（ステップ８２８）。次いで、照会探索を実行する（ステップ８３０）。次いで、テンプレート・オブジェクトの選択したプロパティと一致するオブジェクトの照会結果をフォルダに戻す（ステップ８３２）。次いで、実行すべき照会が他にもあるか否かを判断する（ステップ８３４）。実行すべき照会が他にない場合（ステップ８３４：ＮＯ）、オペレーションは終了する。実行すべき照会が他にもある場合（ステップ８３４：ＹＥＳ）、オペレーションはステップ８０４に戻り、プロパティの決定結果を受信する。
【００３１】
以上のように、本発明は簡単なドラッグ・アンド・ドロップ技法を用いて照会を構築する方法を提供するものである。まず、オブジェクトを１つ指定し、データ処理システム内の同様の特徴を備えた他のオブジェクトを突き止めるうるように、それを参照として使用する。次いで、そのオブジェクトを、同様の特徴を備えた他のオブジェクトを突き止めるテンプレートとして使用するフォルダ内にドロップする。次いで、照会を実行し、同様の特徴を備えたオブジェクトを特定し、それらを上記フォルダ内に挿入する。このプロセスにより、同様の特徴を備えたオブジェクトを特定するのに要する時間と探索技法の知識の量を低減させることが可能になる。
【００３２】
重要な留意点を挙げると、完全に動作するデータ処理システムの文脈で本発明を説明したが、当業者が認識しうるように、本発明のプロセスは命令から成るコンピュータ読み取り可能な媒体の形態など様々な形態で配布することができる。そして、本発明は配布するのに実際に使用する信号担持媒体の特定種別と無関係に等しく適用することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体の例としては、記録可能型媒体（たとえばフロッピー・ディスク、ハード・ディスク駆動装置、ＲＡＭ、ＣＤ−ＲＯＭ）と伝送型媒体（たとえばディジタル通信リンク、アナログ通信リンク）とがある。
【００３３】
以上、本発明の記述を説明および記述を目的として提示したが、本発明はこれで尽きているわけではなく、また、ここに開示した形態に限られるわけでもない。多くの変更と変形をなしうることは当業者にとって明らかである。実施形態は本発明の原理および実際的な用途を最もよく説明しうるように、かつ、考えうる特定の使用方法に適した様々な変更を備えた様々な実施形態について当業者が本発明を理解しうるように選定して説明した。
【図面の簡単な説明】
【００３４】
【図１】本発明を実現しうる分散データ処理システムを絵画的に示す図である。
【図２】本発明の好適な実施形態に従いサーバとして実現しうるデータ処理システムのブロック図である。
【図３】本発明を実現しうるデータ処理システムを示すブロック図である。
【図４】本発明の好適な実施形態に従う、典型的なオブジェクトのリストを示す図である。
【図５】本発明の好適な実施形態に従い図４に示すオブジェクトのリストからドラッグ・アンド・ドロップ技法を用いてオブジェクトを選択する様子を示す図である。
【図６】本発明の好適な実施形態に従い照会探索用にプロパティを選択する様子を示す典型的なグラフィカル・ユーザ・インタフェース（ＧＵＩ）を示す図である。
【図７】本発明の好適な実施形態による照会探索の結果を示す図である。
【図８】本発明の好適な実施形態に従い照会を構築する典型的なドラッグ・アンド・ドロップ技法を示すフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
【００３５】
１００ 分散データ処理システム
１０２ ネットワーク
１０４ サーバ
１０６ 記憶装置
１０８ クライアント・コンピュータ
１１０ クライアント・コンピュータ
１１２ クライアント・コンピュータ
２００ データ処理システム
２０２ プロセッサ
２０４ プロセッサ
２０６ システム・バス
２０８ メモリ・コントローラ／キャッシュ
２０９ ローカル・目メモリ
２１０ Ｉ／Ｏブリッジ
２１２ Ｉ／Ｏバス
２１４ ＰＣＩバス・ブリッジ
２１６ ＰＣＩバス
２１８ モデム
２２０ ネットワーク・アダプタ
２２２ ＰＣＩバス・ブリッジ
２２４ ＰＣＩバス・ブリッジ
２２６ ＰＣＩバス
２２８ ＰＣＩバス
２３０ グラフィックス・アダプタ
２３２ ハード・ディスク
３００ データ処理システム
３０２ プロセッサ
３０４ メインメモリ
３０６ バス
３０８ ＰＣＩブリッジ
３１０ ＬＡＮアダプタ
３１２ ＳＣＳＩホスト・バス・アダプタ
３１４ 拡張バス・インタフェース
３１６ 音声アダプタ
３１８ グラフィックス・アダプタ
３１９ 音声／画像アダプタ
３２０ キーボード／マウス・アダプタ
３２２ モデム
３２４ メモリ
３２６ ディスク
３２８ テープ
３３０ ＣＤ−ＲＯＭ
４０２ ディレクトリ・ツリー
４０４ ファイル
５０２ Ｗｉｎｄｏｗｓ ９５ Ｗｏｒｋｓｔａｔｉｏｎファイル
５０４ 照会テンプレート
６０２ 属性
６０４ マシン種別
６０６ 場所
６０８ サービス・パッチ
６１０ オペレーティング・システム
６１２ プロパティ
６１４ プロパティ２
６１６ プロパティ７
６２２ 「照会実行」仮想ボタン
６２４ 「キャンセル」仮想ボタン
Claims (16)
- グラフィカル・ユーザ・インタフェースを備えたデータ処理システムにおいて探索照会を構築する方法であって、
ユーザ入力に応答して、第１のシステム・オブジェクトを表わすグラフィック・コンポーネントを照会機能を表わすグラフィック・コンポーネント上にドロップするステップと、
前記第１のシステム・オブジェクトの属性の組を提示するステップと、
ユーザの選択に応答して、選択された属性の組から探索照会を生成するステップと
を備えた
方法。 - さらに、
前記探索照会を用いて前記選択された属性の組と同様の属性を有するシステム・オブジェクトの組を組み立てるステップ
を備えた、
請求項１に記載の方法。 - 前記サブシステム属性がグラフィカル・ユーザ・インタフェース（ＧＵＩ）サブシステム属性である、
請求項１に記載の方法。 - さらに、
システム・オブジェクトの前記組を組み立てるための探索範囲を画定するステップ
を備えた、
請求項２に記載の方法。 - 前記第１のシステム・オブジェクトが分散コンピューティング環境における前記データ処理システムを表わしている、
請求項１に記載の方法。 - バス・システムと、
前記バス・システムに接続された入力装置と、
前記バス・システムに接続され１組の命令を格納したメモリと、
前記バス・システムに接続された処理装置と
を備え、
前記処理装置は前記入力装置からのユーザ入力に応答し、前記１組の命令を実行して第１のシステム・オブジェクトを表わすグラフィック・コンポーネントを照会機能を表わすグラフィック・コンポーネント上にドロップし、前記処理装置は前記第１のシステム・オブジェクトの属性の組を提示し、前記処理装置は前記入力装置からのユーザの選択に応答し、選択された属性の組から探索照会を生成する
システム - グラフィカル・ユーザ・インタフェースを備えたデータ処理システムにおいて探索照会を構築するシステムであって、
ユーザ入力に応答して、第１のシステム・オブジェクトを表わすグラフィック・コンポーネントを照会機能を表わすグラフィック・コンポーネント上にドロップするドロップ手段と、
前記第１のシステム・オブジェクトの属性の組を提示する提示手段と、
ユーザの選択に応答して、選択された属性の組から探索照会を生成する生成手段と
を備えた
システム。 - さらに、
前記探索照会を用いて前記選択された属性の組と同様の属性を有するシステム・オブジェクトの組を組み立てる組立手段
を備えた、
請求項７に記載のシステム。 - 前記サブシステム属性がグラフィカル・ユーザ・インタフェース（ＧＵＩ）サブシステム属性である、
請求項７に記載のシステム。 - さらに、
システム・オブジェクトの前記組を組み立てるための探索範囲を画定する画定手段
を備えた、
請求項８に記載のシステム。 - 前記第１のシステム・オブジェクトが分散コンピューティング環境における前記データ処理システムを表わしている、
請求項７に記載のシステム。 - グラフィカル・ユーザ・インタフェースを備えたデータ処理システムにおいて探索照会を構築する、コンピュータ読み取り可能な媒体に格納されたコンピュータ・プログラムであって、
ユーザ入力に応答して、第１のシステム・オブジェクトを表わすグラフィック・コンポーネントを照会機能を表わすグラフィック・コンポーネント上にドロップする命令群と、
前記第１のシステム・オブジェクトの属性の組を提示する命令群と、
ユーザの選択に応答して、選択された属性の組から探索照会を生成する命令群と
を備えた
コンピュータ・プログラム。 - さらに、
前記探索照会を用いて前記選択された属性の組と同様の属性を有するシステム・オブジェクトの組を組み立てる命令群
を備えた、
請求項１２に記載のコンピュータ・プログラム。 - 前記サブシステム属性がグラフィカル・ユーザ・インタフェース（ＧＵＩ）サブシステム属性である、
請求項１２に記載のコンピュータ・プログラム。 - さらに、
システム・オブジェクトの前記組を組み立てるための探索範囲を画定する命令群
を備えた、
請求項１３に記載のコンピュータ・プログラム。 - 前記第１のシステム・オブジェクトが分散コンピューティング環境における前記データ処理システムを表わしている、
請求項１２に記載のコンピュータ・プログラム。
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