JP2004534231A - リング・レーザ・ジャイロスコープのスパッタ寿命を延ばす電極設計 - Google Patents
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Abstract
リング・レーザ・ジャイロスコープなどのガス放電管がブロックを含む。陰極が、ブロックと係合する内側に延びるフットを有する。加えて、または別法として、ブロック内のプラズマと陰極のフランジとの間の短絡を抑制するように絶縁体が配置される。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスレーザやリング・レーザ・ジャイロスコープなどのガス放電管用の陰極に関する。
【背景技術】
【0002】
リング・レーザ・ジャイロスコープは、飛行機、ロケット、戦車、船、潜水艦、掘削装置などの様々な乗物を誘導および操縦する目的で角速度を感知するのに頻繁に使用される。図1に示すように、リング・レーザ・ジャイロスコープ10は通常、熱膨張係数が小さいZerodur(R)などの材料のブロック12で形成される。したがって、ブロック12は、広い温度範囲にわたって耐膨張性がある。ブロック12は、ブロック12の各コーナの開口と連通する内部通路14を備える。鏡16、18、および20が各コーナに設けられ、鏡16、18、および20のうちの1つが読出し装置として使用される。内部通路14と、鏡16、18、および20とにより、閉じたレーザ共振経路の形のプラズマチャンバが画定される。
【0003】
陰極22と、陽極24および26とは、ブロック12の対応する各面と、ブロック12の各面を貫く開口のところで係合する。陰極22と、陽極24および26とは、内部通路14中にレーザプラズマを形成する目的で、ガスを励振するように電気源28に結合される。
【0004】
図2に示す陰極22は標準的陰極である。陰極22は、ドーム30および円筒壁32を有する。ドーム30および円筒壁32は、リング・レーザ・ジャイロスコープ10のプラズマ放電の一部である穴34を形成する。したがって、プラズマの一部は穴34に進入する。円筒壁32は、陰極22をリング・レーザ・ジャイロスコープ10のブロック12に取り付けるのに使用される。陰極22は、ガスを内部通路14内に入れるためにシール36によってブロック12に対して適切に封止される。シール36は、例えばインジウムシールでよい。陽極24および26を、ブロック12に対して同様に封止することができる。
【0005】
ガスイオンは、リング・レーザ・ジャイロスコープ10での放電の実行中に陰極22に衝突する。このイオン衝突により、陰極22から金属がスパッタリングされる。さらに、ガスイオンは当初、電気源28からのバイアスのために陰極22の表面上に一時的に保たれる。陰極22からスパッタリングされた金属は、陰極22のより冷たい領域と、陰極22の隣のブロック12とに再付着する。陰極22からスパッタリングされた金属が陰極22上に再付着するとき、その金属は、陰極22の表面上に保たれるガスイオンを覆う。このガスの捕獲により、レイジングおよび放電を維持するのに利用可能なガスが欠乏するので、リング・レーザ・ジャイロスコープ10の寿命が低下しやすくなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、ガス放電管のスパッタ寿命を向上させるために、ガス放電管の陰極上の電流密度を低減し、したがってスパッタ速度を低減する陰極設計を対象とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、ガス放電管が、ブロックおよび陰極を備える。陰極は、内側に延びるフットを有し、内側に延びるフットは、ブロックと係合するソールを有する。
本発明の別の態様によれば、リング・レーザ・ジャイロスコープが、ブロック、陽極、および陰極を備える。ブロックはプラズマ支持通路を有する。陽極および陰極は通路に結合される。陰極は、ソールを有する内側に延びるフットを有し、ソールはブロックに係合する。
【0008】
本発明のさらに別の態様によれば、ガス放電管が、ブロック、陽極、および陰極を備える。ブロックはプラズマキャビティを有する。陽極および陰極はプラズマキャビティに結合される。陰極は、ソールおよび内側に延びるトー(toe)を有するフットを有し、ソールはブロックに係合する。
【0009】
上記およびその他の特徴および利点は、図面と共に行われる本発明の詳細な考察から明らかとなるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明による陰極40を図3に示す。陰極40は、リング・レーザ・ジャイロスコープ10に対して使用することができるものであり、ドーム42および円筒壁44を有する。ドーム42および円筒壁44は、リング・レーザ・ジャイロスコープのプラズマ放電の一部である穴46を形成する。
【0011】
円筒壁44は、内向きのトー52およびソール54を有するフット50を備える。フット50のソール54は、シール56を介してブロック12に当接する。シール56はインジウムシールでよい。内向きのトー52を有するフット50により、円筒壁44の内径を、図2に示す陰極22の円筒壁32の内径よりも大きくすることが可能となる。陰極22と40との比較を図4に示す。円筒壁44のこの内径が大きいことにより、陰極22と比べて、陰極40の電流密度と、得られるスパッタ速度とが低下し、したがって陰極40のスパッタ寿命が延びる。
【0012】
同時に、内向きのトー52を有するフット50により、陰極40が、陰極22とほぼ同一の封止領域を有することが可能となり、したがってシール56の寿命が維持される。さらに、陰極40の円筒壁44の周りの外径を、陰極22の円筒壁32の周りの外径とほぼ同一にすることができる。したがって、本明細書で論じる利点を得ると共に、陰極40を限られた空間で使用することができる。
【0013】
加えて、または別法として、図5に示すようにブロック12から穴46に延びる絶縁体58を設けることができる。絶縁体58は、リング・レーザ・ジャイロスコープ10の放電におけるプラズマと、フット50の内向きのトー52との間の短絡を低減する。図5に示すように、絶縁体58は、ブロック12のリング型の延長として形成することができる。さらに、図5に示すように、フット50の内向きのトー52は、空間によって絶縁体58から分離される。
【0014】
あるいは、図6に示すように、リング・レーザ・ジャイロスコープ10のブロック12に穴60を形成することもできる。この穴60は、陰極40の円筒壁44の端部のフット50を受け、その結果、ブロック12の穴60で囲まれる部分62が、プラズマとフット50の内向きのトー52との間の短絡を低減または抑制する目的で穴46に十分延びる。
【0015】
上述の陰極40により、陰極40の表面のガスイオンの電流密度が減少することによってスパッタ速度が低下し、それによってリング・レーザ・ジャイロスコープ10のスパッタ寿命が延びる。したがって、スパッタ速度が低下し、それによってガスの捕獲が減少し、それによってスパッタ寿命が延びる。
【0016】
本発明の一定の修正形態を上記で論じた。本発明の技術分野の技術者は、その他の修正形態を思い浮かぶであろう。例えば、ブロック12は図1および6に示すような三角形の形状である必要はなく、その代わりに、正方形や長方形の形状などのその他の形状を有することもできる。
【0017】
さらに、上記では、特にリング・レーザ・ジャイロスコープの状況で本発明を説明した。しかし、本発明は、ガスレーザなどのその他のガス放電管の状況で実施することもできる。
【0018】
さらに、上記では、円筒形陰極によって本発明を説明した。しかし、本発明は、球形陰極、楕円形陰極などのその他の陰極にも当てはまる。
したがって、本発明の説明は、単に例示と解釈すべきであり、本発明を実施する最良の形態を当業者に教示するためのものである。本発明の精神から実質的に逸脱することなく、細部を変更することができ、添付の特許請求の範囲内のすべての修正形態の独占的使用権が留保される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】従来技術のリング・レーザ・ジャイロスコープを示す図である。
【図2】図1のリング・レーザ・ジャイロスコープと共に使用される従来技術の陰極を示す図である。
【図3】本発明による陰極を示す図である。
【図4】図2の陰極と図3の陰極とを比較した図である。
【図5】図3の陰極とリング・レーザ・ジャイロスコープのプラズマとの間の短絡を低減する絶縁体を示す図である。
【図6】図4に示す絶縁体の代替実施形態を示す図である。
【0001】
本発明は、ガスレーザやリング・レーザ・ジャイロスコープなどのガス放電管用の陰極に関する。
【背景技術】
【0002】
リング・レーザ・ジャイロスコープは、飛行機、ロケット、戦車、船、潜水艦、掘削装置などの様々な乗物を誘導および操縦する目的で角速度を感知するのに頻繁に使用される。図1に示すように、リング・レーザ・ジャイロスコープ10は通常、熱膨張係数が小さいZerodur(R)などの材料のブロック12で形成される。したがって、ブロック12は、広い温度範囲にわたって耐膨張性がある。ブロック12は、ブロック12の各コーナの開口と連通する内部通路14を備える。鏡16、18、および20が各コーナに設けられ、鏡16、18、および20のうちの1つが読出し装置として使用される。内部通路14と、鏡16、18、および20とにより、閉じたレーザ共振経路の形のプラズマチャンバが画定される。
【0003】
陰極22と、陽極24および26とは、ブロック12の対応する各面と、ブロック12の各面を貫く開口のところで係合する。陰極22と、陽極24および26とは、内部通路14中にレーザプラズマを形成する目的で、ガスを励振するように電気源28に結合される。
【0004】
図2に示す陰極22は標準的陰極である。陰極22は、ドーム30および円筒壁32を有する。ドーム30および円筒壁32は、リング・レーザ・ジャイロスコープ10のプラズマ放電の一部である穴34を形成する。したがって、プラズマの一部は穴34に進入する。円筒壁32は、陰極22をリング・レーザ・ジャイロスコープ10のブロック12に取り付けるのに使用される。陰極22は、ガスを内部通路14内に入れるためにシール36によってブロック12に対して適切に封止される。シール36は、例えばインジウムシールでよい。陽極24および26を、ブロック12に対して同様に封止することができる。
【0005】
ガスイオンは、リング・レーザ・ジャイロスコープ10での放電の実行中に陰極22に衝突する。このイオン衝突により、陰極22から金属がスパッタリングされる。さらに、ガスイオンは当初、電気源28からのバイアスのために陰極22の表面上に一時的に保たれる。陰極22からスパッタリングされた金属は、陰極22のより冷たい領域と、陰極22の隣のブロック12とに再付着する。陰極22からスパッタリングされた金属が陰極22上に再付着するとき、その金属は、陰極22の表面上に保たれるガスイオンを覆う。このガスの捕獲により、レイジングおよび放電を維持するのに利用可能なガスが欠乏するので、リング・レーザ・ジャイロスコープ10の寿命が低下しやすくなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、ガス放電管のスパッタ寿命を向上させるために、ガス放電管の陰極上の電流密度を低減し、したがってスパッタ速度を低減する陰極設計を対象とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、ガス放電管が、ブロックおよび陰極を備える。陰極は、内側に延びるフットを有し、内側に延びるフットは、ブロックと係合するソールを有する。
本発明の別の態様によれば、リング・レーザ・ジャイロスコープが、ブロック、陽極、および陰極を備える。ブロックはプラズマ支持通路を有する。陽極および陰極は通路に結合される。陰極は、ソールを有する内側に延びるフットを有し、ソールはブロックに係合する。
【0008】
本発明のさらに別の態様によれば、ガス放電管が、ブロック、陽極、および陰極を備える。ブロックはプラズマキャビティを有する。陽極および陰極はプラズマキャビティに結合される。陰極は、ソールおよび内側に延びるトー(toe)を有するフットを有し、ソールはブロックに係合する。
【0009】
上記およびその他の特徴および利点は、図面と共に行われる本発明の詳細な考察から明らかとなるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明による陰極40を図3に示す。陰極40は、リング・レーザ・ジャイロスコープ10に対して使用することができるものであり、ドーム42および円筒壁44を有する。ドーム42および円筒壁44は、リング・レーザ・ジャイロスコープのプラズマ放電の一部である穴46を形成する。
【0011】
円筒壁44は、内向きのトー52およびソール54を有するフット50を備える。フット50のソール54は、シール56を介してブロック12に当接する。シール56はインジウムシールでよい。内向きのトー52を有するフット50により、円筒壁44の内径を、図2に示す陰極22の円筒壁32の内径よりも大きくすることが可能となる。陰極22と40との比較を図4に示す。円筒壁44のこの内径が大きいことにより、陰極22と比べて、陰極40の電流密度と、得られるスパッタ速度とが低下し、したがって陰極40のスパッタ寿命が延びる。
【0012】
同時に、内向きのトー52を有するフット50により、陰極40が、陰極22とほぼ同一の封止領域を有することが可能となり、したがってシール56の寿命が維持される。さらに、陰極40の円筒壁44の周りの外径を、陰極22の円筒壁32の周りの外径とほぼ同一にすることができる。したがって、本明細書で論じる利点を得ると共に、陰極40を限られた空間で使用することができる。
【0013】
加えて、または別法として、図5に示すようにブロック12から穴46に延びる絶縁体58を設けることができる。絶縁体58は、リング・レーザ・ジャイロスコープ10の放電におけるプラズマと、フット50の内向きのトー52との間の短絡を低減する。図5に示すように、絶縁体58は、ブロック12のリング型の延長として形成することができる。さらに、図5に示すように、フット50の内向きのトー52は、空間によって絶縁体58から分離される。
【0014】
あるいは、図6に示すように、リング・レーザ・ジャイロスコープ10のブロック12に穴60を形成することもできる。この穴60は、陰極40の円筒壁44の端部のフット50を受け、その結果、ブロック12の穴60で囲まれる部分62が、プラズマとフット50の内向きのトー52との間の短絡を低減または抑制する目的で穴46に十分延びる。
【0015】
上述の陰極40により、陰極40の表面のガスイオンの電流密度が減少することによってスパッタ速度が低下し、それによってリング・レーザ・ジャイロスコープ10のスパッタ寿命が延びる。したがって、スパッタ速度が低下し、それによってガスの捕獲が減少し、それによってスパッタ寿命が延びる。
【0016】
本発明の一定の修正形態を上記で論じた。本発明の技術分野の技術者は、その他の修正形態を思い浮かぶであろう。例えば、ブロック12は図1および6に示すような三角形の形状である必要はなく、その代わりに、正方形や長方形の形状などのその他の形状を有することもできる。
【0017】
さらに、上記では、特にリング・レーザ・ジャイロスコープの状況で本発明を説明した。しかし、本発明は、ガスレーザなどのその他のガス放電管の状況で実施することもできる。
【0018】
さらに、上記では、円筒形陰極によって本発明を説明した。しかし、本発明は、球形陰極、楕円形陰極などのその他の陰極にも当てはまる。
したがって、本発明の説明は、単に例示と解釈すべきであり、本発明を実施する最良の形態を当業者に教示するためのものである。本発明の精神から実質的に逸脱することなく、細部を変更することができ、添付の特許請求の範囲内のすべての修正形態の独占的使用権が留保される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】従来技術のリング・レーザ・ジャイロスコープを示す図である。
【図2】図1のリング・レーザ・ジャイロスコープと共に使用される従来技術の陰極を示す図である。
【図3】本発明による陰極を示す図である。
【図4】図2の陰極と図3の陰極とを比較した図である。
【図5】図3の陰極とリング・レーザ・ジャイロスコープのプラズマとの間の短絡を低減する絶縁体を示す図である。
【図6】図4に示す絶縁体の代替実施形態を示す図である。
Claims (29)
- ブロックと、
内側に延びるフットを有する陰極であって、前記内側に延びるフットが前記ブロックと係合するソールを有する陰極とを備えるガス放電管。 - 前記陰極が円筒壁を有し、前記内側に延びるフットが、前記円筒壁の端部で環状である請求項1に記載のガス放電管。
- 前記内側に延びる環状フットにより、前記陰極が、標準的陰極と比べてより大きな内径を有することが可能となる請求項2に記載のガス放電管。
- 前記内側に延びるフットにより、前記陰極が、標準的陰極と比べてより長い内周を有することが可能となる請求項1に記載のガス放電管。
- 前記内側に延びるフットに隣接する絶縁体をさらに備え、前記絶縁体が、プラズマと前記内側に延びるフットとの間の短絡を抑制するように構成される請求項1に記載のガス放電管。
- 前記内側に延びるフットがトーを有し、前記絶縁体と前記トーが空間的に分離する請求項5に記載のガス放電管。
- 前記絶縁体が、前記ブロックの延長である請求項5に記載のガス放電管。
- 前記ブロックが、前記絶縁体を画定する穴を有し、前記内側に延びるフットが、前記ブロックの前記穴で受けられる請求項5に記載のガス放電管。
- 前記陰極が円筒壁を有し、前記内側に延びるフットが、前記円筒壁の端部で環状である請求項5に記載のガス放電管。
- 前記内側に延びるフットにより、前記陰極が、標準的陰極と比べてより大きな内径を有することが可能となる請求項5に記載のガス放電管。
- 前記ソールと前記ブロックの間にシールをさらに備える請求項1に記載のガス放電管。
- プラズマ支持通路を有するブロックと、
前記通路に結合された陽極と、
前記通路に結合された陰極であって、ソールを有する内側に延びるフットを有し、前記ソールが前記ブロックと係合する陰極とを備えるリング・レーザ・ジャイロスコープ。 - シールをさらに備え、前記ソールが、前記シールを介して前記ブロックと係合する請求項12に記載のリング・レーザ・ジャイロスコープ。
- 前記陰極が円筒壁を有し、前記内側に延びるフットが、前記円筒壁の端部で環状である請求項13に記載のリング・レーザ・ジャイロスコープ。
- 前記内側に延びるフットにより、前記陰極が、標準的陰極と比べてより大きな内径と、ほぼ同一のシール領域とを有することが可能となる請求項13に記載のリング・レーザ・ジャイロスコープ。
- 前記内側に延びるフットにより、前記陰極が、標準的陰極と比べてより長い内周を有することが可能となる請求項12に記載のリング・レーザ・ジャイロスコープ。
- 前記内側に延びるフットに隣接する絶縁体をさらに備え、前記絶縁体が、プラズマと前記内側に延びるフットとの間の短絡を抑制するように構成される請求項12に記載のリング・レーザ・ジャイロスコープ。
- 前記内側に延びるフットがトーを有し、前記絶縁体と前記トーが空間的に分離する請求項17に記載のリング・レーザ・ジャイロスコープ。
- 前記絶縁体が、前記ブロックの延長である請求項17に記載のリング・レーザ・ジャイロスコープ。
- 前記ブロックが、前記絶縁体を画定する穴を有し、前記内側に延びるフットが、前記ブロックの前記穴で受けられる請求項17に記載のリング・レーザ・ジャイロスコープ。
- 前記陰極が円筒壁を有し、前記内側に延びるフットが、前記円筒壁の端部で環状である請求項17に記載のリング・レーザ・ジャイロスコープ。
- 前記内側に延びるフットにより、前記陰極が、標準的陰極と比べてより大きな内径を有することが可能となる請求項17に記載のリング・レーザ・ジャイロスコープ。
- プラズマキャビティを有するブロックと、
前記プラズマキャビティに結合された陽極と、
前記プラズマキャビティに結合された陰極であって、ソールおよび内側に延びるトーを有するフットを有し、前記ソールが前記ブロックと係合する陰極とを備えるガス放電管。 - 前記陰極が円筒壁を有し、前記内側に延びるフットが、前記円筒壁の端部で環状である請求項23に記載のガス放電管。
- 前記環状フットにより、前記陰極が、標準的陰極と比べてより大きな内径を有することが可能となる請求項24に記載のガス放電管。
- 前記フットにより、前記陰極が、標準的陰極と比べてより長い内周を有することが可能となる請求項23に記載のガス放電管。
- 前記内側に延びるフットに隣接する絶縁体をさらに備え、前記絶縁体が、プラズマと前記フットの前記トーとの間の短絡を抑制するように構成される請求項23に記載のガス放電管。
- 前記絶縁体と前記トーが空間的に分離する請求項27に記載のガス放電管。
- シールをさらに備え、前記ソールが、前記シールを介して前記ブロックと係合する請求項23に記載のガス放電管。
Applications Claiming Priority (2)
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