JP2004534112A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. ガスおよび固体粒子を受入れるための入口と、その上端部におけるガス出口と、下側チューブ状部分とが設けられたサイクロン分離器であって、下側チューブ状部分には閉鎖下端部が設けられ、この閉鎖下端部を介し実質的に垂直な粒子抜取り導管が閉鎖下端部の下の位置からガスおよび固体粒子を受入れるための前記入口より下の該下側チューブ状部分中の位置まで延在し、前記導管にはサイクロン分離器から固体粒子を抜取るための開口部が設けられ、前記導管は下側チューブ状部分よりも小さい断面積を有し、これにより導管と下側チューブ状部分の内壁部との間に空間を規定し、前記空間の下側部分には一次流動化用媒体を添加するための主たる手段が存在することを特徴とするサイクロン分離器。
2. 粒子抜取り導管の上方には、ガスおよび触媒を受入れるための前記入口の下にて前記開口部から離間して渦流ファインダを位置せしめる請求項１に記載のサイクロン分離器。
3. 複数の開口部が、一次流動化用媒体を供給する手段より上方またはそれと同レベルにて粒子抜取り導管に存在する請求項１または２に記載のサイクロン分離器。
4. 粒子抜取り導管にはチューブ状部分と粒子抜取り導管とを流体接続する１本もしくはそれ以上の実質的に水平な導管が設けられ、前記実質的に水平な導管は、二次流動化用媒体を添加する手段を備えると共に、一次流動化用媒体を添加する主たる手段の位置より下に位置する請求項１または２に記載のサイクロン分離器。
5. 請求項１〜４のいずれか一項に記載の１個もしくはそれ以上のサイクロン分離器を備えた反応容器であって、これら分離器を反応器ライザーの下流に流体接続し、更に反応容器にはガス出口と固体粒子出口とが設けられてなる反応容器。
6. ストリッピング領域が容器の下端部に存在する請求項５に記載の反応容器。
7. ガス分解炭化水素を流体接触分解プロセスにて触媒粒子から分離するための請求項１〜４のいずれか一項に記載のサイクロン分離器の使用。
8. ３７０℃以上で沸騰する炭化水素供給源料を３７０℃未満で沸騰する燃料まで接触分解するための請求項５または６に記載の反応器の使用。
9. 固体粒子の流動床から制御して固体粒子を抜取るのに適し、一次流動化用媒体を添加する主たる手段を備えた固体粒子抜取り手段であって、該抜取り手段は、流動床を下から突入する実質的に垂直な粒子抜取り導管を備え、粒子抜取り導管には主たる流動化手段の下の位置にて流動床と粒子抜取り導管とを流体接続する１本もしくはそれ以上の実質的に水平な導管が設けられ、前記実質的に水平な導管には二次流動化用媒体を添加する手段が設けられてなる固体粒子抜取り手段。
10. 前記実質的に垂直な粒子抜取り導管が開口上端部を有する請求項９に記載の固体粒子抜取り手段の使用。