JP2004533905A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、独立特許請求項の前提部に基づいたコンタクトレンズ用容器に関する。
コンタクトレンズ用容器は、長年、おびただしい種類のものが市場に出回ってきている。コンタクトレンズの洗浄及び/又は殺菌を行う場合に、ある(コンタクトレンズ)ケアシステムでは、過酸化水素溶液が用いられており、この場合、満足できる程度にコンタクトレンズの洗浄及び/又は殺菌が行われるようにするために、洗浄及び/又は殺菌されるコンタクトレンズを、ある一定の時間だけ過酸化水素溶液と接触させる必要がある。この洗浄又は殺菌の工程の間に、過酸化水素溶液中の過酸化水素(H2O2)は、例えば、分解工程を起こさせたり促進させたりするカタラーゼの放出を遅らせるカタラーゼ錠剤の助けを借りて、水(H2O)と酸素(O2)に分解する。この分解工程が完了した後に、洗浄及び/又は殺菌は終了し、コンタクトレンズを容器から取り出して、そのまま目に装着することもできるし、リンス溶液で処理した後に目に装着することもできる。
典型的なコンタクトレンズ用容器では、洗浄されるコンタクトレンズを中に入れて、そして閉じることのできるバスケットを備えている。このバスケットは、通常、コンタクトレンズ用容器のキャップに接続されるコンタクトレンズホルダ上に備えられる。キャップが取り付けられる前に、過酸化水素溶液が容器に注入される。カタラーゼの放出を遅らせるカタラーゼ錠剤は、すぐに加えることもできるし、過酸化水素溶液を追加する前に加えてもよい。最後に、キャップを容器にねじ込むことによって、容器は防水シールされた状態で閉じられる。そして、コンタクトレンズホルダ上のコンタクトレンズは、過酸化水素溶液に浸されて、洗浄及び/又は殺菌の工程(コンタクトレンズを過酸化水素溶液に接触させること)が行われ、引き続いて、過酸化水素の分解が起こる。過酸化水素が分解するときに発生した酸素は、容器内に過剰な圧力を生じさせないように、容器から逃げるようになっていなければならない。
既に最初に述べたように、この種のコンタクトレンズ用容器は、既に市場に出回っている。溶液の漏れを防ぐシールが備えられており、例えば、キャップの中に設置されていて、キャップが容器にねじ込まれたときに、容器とキャップの間で挟み込まれ、従って、容器からの漏れを防ぐシールワッシャの働きによる。過酸化水素の分解の間に生成される酸素を容器から逃がすためには、原則として3つの基本的な構造的配置が考えられる。
最初の配置は、キャップに通気口が設けられており、この通気口は、シールワッシャの裏側の空間からキャップを貫通して伸びている。シールワッシャには、開口部(例えば、スリット)が設けられており、この開口部は、基本的に水を通さないが、過酸化水素の分解中に生成される酸素を通して、容器の内部から外部へ逃がせるようになっている。従って、これを実現するためには、少なくともスリットのある領域では、シールワッシャが反対側に変形できるようになっていなければならず、この理由のためにシールワッシャとキャップとの間のこれら開口部の領域に一定の空間が設けられている。
2番目の配置は、同様にキャップに通気口が設けられ、この通気口は、キャップ内に配置されたシール膜の裏側の空間からキャップを貫通して伸びている。このシール膜は、気体は通すが、液体は通さないようになっており、酸素は逃げることができるが、液体はこのシール膜を通ってこの空間へ入ることができないようになっている。もちろん、もし、コンタクトレンズ用容器が通常の位置にない場合(例えば、横向きにされていたり、落下してしまったりした場合等)で、洗浄及び/又は殺菌工程中に、生成された酸素と液体が同時にシール膜を押す場合には、残った溶液がシール膜を通過して、シール膜の裏側の空間に浸入する恐れがある。更に、シール膜がキャップの内部に溶着される場合には、製造の観点から言って、非常に大きなコストにつながる。
3番目の配置では、キャップに設けられた通気口による通気は行わず、容器とキャップとの間のネジ山によって通気を行う。これを行うためには、酸素が、ネジ山のピッチを通過して容器の内側から出られるように、シールワッシャは、その外周部で反対側に変形できるようになっていなければならない。この場合においても、外周の領域には、シールワッシャとキャップとの間に、一定の空間が設けられていなければならない。
上記のいずれの場合においても、シールワッシャとキャップとの間に、一定の空間が設けられている。残った溶液がこの空間に達して、細菌による汚染(細菌)の危険があることが明らかになった。従って、この細菌による汚染が、引き続いて容器の内部に達する危険もあり、コンタクトレンズの着用者を保護するために、洗浄及び殺菌されたコンタクトレンズを無菌状態に置くという観点から、避けなければならない。
従って、問題を解決するには、上述の種類のコンタクトレンズ用容器において、コンタクトレンズの細菌による汚染の恐れを少なくとも大幅に減少させ、かつ、技術的な観点から、簡単に製造できるコンタクトレンズ用容器を提案する必要がある。
この問題は、独立特許請求項の特徴部分に規定された本発明のコンタクトレンズ用容器によって解決される。本発明のコンタクトレンズ用容器の更なる有効な開発事項も、独立特許請求項の特徴部分に示されている。
シールワッシャには、キャップの側壁との境界部分にシールリップが備えられているという事実により、このリップは、シールワッシャが空間の中へ変形しても、キャップの側壁との間で、確実に防水シールがなされるように設計されており、シールワッシャが変形したときに、残った液体がキャップの底部とシールワッシャとの間の空間に達することができず、そこに液体が溜まることもないようになっている。従って、そこで細菌による汚染も生じる恐れもなく、容器の内部に達することもない。もし、容器に面する側のシールワッシャの端部にシールリップが備えられていれば、側壁との間のシールを、溶液との接触領域に限りなく近くすることができるので、有利である。
約200N/mm2の(引張)弾性率(試験基準ISO527、DIN 53 457)を有するプラスチックから作製されたシールワッシャ、とりわけ、低密度ポリエチレン(LDPE)から作製されたシールワッシャが適している。しかし、基本的には、この種の低密度ポリエチレン(LDPE)と同じように、反対向きに変形可能であって、シールワッシャとキャップの側壁との間で同等以上の気密性を有する、液体や気体を通さないその他のプラスチックも考慮することができる。
キャップをねじ込んだり取りはずしたりするために、ネジ山がほんのわずかな巻き数からなり、好ましくは1又は2巻きからなることについても、有利な点である。この場合、キャップをねじ込んだり取りはずしたりするために要する労力は、非常に小さく、取り扱い易さが増す。
更に有利な実施態様としては、コンタクトレンズホルダが備えられており、キャップに固定できるようになっている。容器の中に突き出たコンタクトレンズホルダの端部には、回転軸を中心に回転可能な2つの凹形のバスケットと共に、2つの凸形の保持面が備えられている。各々のバスケットはウェッブを有し、このウェッブの間には、洗浄及び/又は殺菌の溶液のために通路が備えられている。凸形の保持面の表面は、凹形のバスケットのウェッブの表面よりも実質的に大きくなっている。これによって、バスケットが開かれたときに、大半の場合は、より大きな粘着力によってコンタクトレンズは凸形の保持面上に残り、これにより、凹形バスケットから取り出すよりも、より容易にコンタクトレンズを取り出すことができるので、有利である。凸形の保持面は、うねの有る完面像のように成型されているのが望ましい。
もし、それぞれのバスケットの回転軸から離れた側の端部に、凹形のバスケットを掴んで回転させるための識別ラグが備えられていれば、このことも有利な点である。これによって、それぞれのバスケットの開閉を簡略化して、取り扱い易さを増す。
最後に、少なくとも1つのバスケットのラグにシンボルを付ければ、このシンボルは、特に特定のコンタクトレンズ(例えば、左のコンタクトレンズ)用のバスケットであることを識別できるので有利である。このことは、右と左のコンタクトレンズを整理することを簡略化し、バスケットに異なる色をつけることによって更に効果が増す。このシンボルは、例えば、左のコンタクトレンズ用のバスケットの識別ラグに“L”の浮き出し文字にすることができ、もし、周囲に灯りが少ない場合でも、それぞれのコンタクトレンズを十分識別して整理することができる。
更なる有利な開発が、図面における次の有利な実施態様の記述から明らかである。
図1は、本発明に基づくコンタクトレンズ用容器(以後、簡略化して“コンタクトレンズ用容器”と称する。)とそのコンポーネントの実施態様を示す分解組立図である。図1において、コンタクトレンズ用容器1(図2に組立状態を示す)は、外側のネジ山20を備えた容器2と、内側のネジ山30を備えたキャップ3とを備え、キャップ3を容器2にねじ込むことによって、内側のネジ山30を外側のネジ山20と係合させることができる。キャップ3の中央の位置には、コンタクトレンズホルダ5のための固定部材31が備えられている。シールワッシャ4をキャップ3に導くことができる。シールワッシャ4は中央開口部41が設けられており、この中央開口部41を通して、コンタクトレンズホルダ5の近接端部51を取り付けることができる。従って、シールワッシャ4の中央開口部41を通して、コンタクトレンズホルダ5を、キャップ3の固定部材31に挿入することができる。2つのバスケット50と50aとは、回転軸を介してコンタクトレンズホルダ5に取り付けられる。
図2では、図1で分解された状態を示すコンタクトレンズ用容器1の、組み立てられた状態を示す。シールワッシャ4はキャップ3に挿入されており、コンタクトレンズホルダ5の近接端部51は、シールワッッシャ4の中央開口部41を通して、キャップ3の固定部材31に挿入されている。コンタクトレンズホルダ5は、圧入(摩擦力によるもの)によって、固定部材31に固定できるし、例えば、開放可能な留金(リリーサブルスナップ)によって固定することもできる。シールワッシャ4の中央開口部41は、コンタクトレンズホルダ5が中央開口部41を通して押し込まれるとき、コンタクトレンズホルダ5の近接端部51の対応する外表面に、半径方向内向きに面するシールワッシャ4の面が、コンタクトレンズホルダ5の近接端部51の外表面に対して気密性を持って載置されるような寸法になっている。コンタクトレンズホルダ5が、正しくキャップ3に挿入されたときには、コンタクトレンズホルダ5上の外周突起部52は、同様に、シールワッシャ4の形状に沿って接している。
同様に図2又は図3に示されるように、シールワッシャ4は、キャップ3の側壁32の内面320に放射状に伸びている。キャップ3がねじ込まれると、シールワッシャ4はキャップの底部33と容器端部23との間に封入され、容器2は防水シールされる。シールワッシャ4が容器端部23とキャップの底部33との間に封入された領域において(例えば、シールワッシャ4の放射状外側端部において)、キャップの底部33に空間が設けられ、ドーナツ状の溝34が形成される。
作業中において、過酸化水素が分解するとき、生成される酸素によって過剰な圧力が容器2にかかる。この瞬間、特に容器端部23とキャップの底部33との間に封入された領域では、シールワッシャ4が溝34の方へ変形し、酸素は、これによってシールワッシャ4と容器端部23との間に形成された微小な隙間を通って、気密状態になっていないネジ山のピッチ部分へ到達することができる。その結果、過酸化水素の分解によって生成された酸素を、このようにして、容器2の内部からネジ山を通って外部へ逃がすことができる。
初めに述べたように、このような洗浄システムを有する既存のコンタクトレンズ用容器の場合の問題は、シールワッシャ4が、シールワッシャ4の裏側の空間の方(この場合では溝34側)へ変形するときに、残った溶液が漏れて浸入し、細菌による汚染も発生する。従って、このような汚染(例えば細菌)は増え続けて、容器2の内部へも達することになるので、避けなければならない。
図3は、図2の断面IIIの部分を拡大した図である。ここでは上記と同様に、シールワッシャ4が、その外側の領域、例えば、キャップの底部33と容器端部23との間に封入されている領域で、形成されている様子が示されている。図3には、変形していない状態のシールワッシャ4が示されている。図4にもシールワッシャ4が示されており、図4の断面Vが、再び拡大されて図5に示されている。図3及び図5に特に良く示されているが、組み立てられた場合に、シールワッシャ4には、キャップ3の側壁32の内面との境界部分であって、容器端部23と隣接した側の端部に、シールリップ42が備えられている。シールリップ42は、シールワッシャ4が変形したときに、つまり、過酸化水素の分解の間に酸素が逃げたときに、それにもかかわらず、側壁の内面に載置されている。また、シールワッシャ4が更に変形しても、キャップ3の側壁32の内面に対して、防水シールがなされている。その結果、溶液が溝34に達することはなく、細菌性の汚染がそこへ到達することもない。
シールワッシャ4は低密度ポリエチレン(LDPE)から作製されることが好ましく、約1mmから1.5mmの範囲の厚みのシールワッシャにおいて、約200N/mm2の(引張)弾性率を有することが好ましい。シールリップ42の領域において、シールワッシャは、特に1mmの厚みを有し、一方、シールリップ42自体は約0.2mmの厚み(軸方向)を有するので、この領域では、合計約1.2mmの厚みを有する。
シールワッシャ4に用いられる材料としては、特に“Lupolen(登録商標)1810H”という名前で知られるポリエチレンを用いることができ、この材料は、バーゼルポリオレフィン社(ドイツ、D-77694 Kehl)から購入可能であり、シールワッシャ4は、この材料を射出成型して作られる。この材料は、コンタクトレンズの洗浄及び/又は殺菌に関する用途分野で適用することができる。しかしながら、基本的には、他の材料の適用も考えられる。シールワッシャ4は、供給されるコンタクトレンズ用容器において、キャップ3から外れることがないように、キャップ3にしっかり固定されておくことが好ましい。
図2から及び図3からも明らかなように、キャップ3をネジ込んだり取りはずしたりするためのネジ山は、少ない巻き数でよく、好ましくは1巻き又は2巻きである。ここに示された実施態様では、完全な1巻きよりも少し多い巻き数であり、これは、キャップ3を容器2に安全にはめて堅く固定するのに、十分な巻き数である。従って、何回もキャップをまわす必要がないので、キャップ3の着脱には労力を要さない。
図6に、コンタクトレンズホルダ5の平面図を示す。既に述べたように、突起部52は、コンタクトレンズホルダ5の近接端部51に接続される。コンタクトレンズホルダ5の近接端部51は、外周突起部52がシールワッシャ4に当接するまで(図2参照)、シールワッシャ4の中央開口部41を通して、キャップ3の固定部材31へ挿入される。コンタクトレンズホルダ5の先端部、例えば、工程中に、容器2内に突き出した、又は、その中に入ている過酸化水素溶液中に突き出した端部には、2つの凸形の保持面53及び54が備えられている。図6では、もう一方の保持面54は、もう一方の方向に面した側にあるので、保持面53のみが見えている。図示されるように、保持面53と54は、山部530と谷部531があるうねのある完面像のように成型されていることが望ましい。
これらの保持面53と54の周囲には、過酸化水素溶液が通過できる開口部55が備えられて、リンスが行えるようになっている。洗浄及び/又は殺菌工程を行う前に、各々の凸形の保持面53と54とにコンタクトレンズを1つづつ載せ、次に、バスケット50又は50aを、コンタクトレンズホルダ5にカチンと留まるまで、回転軸56及び57の廻りを回転させ、コンタクトレンズを収納する。
バスケット50と50aは、例えば、1つのバスケット50の平面図である図7の実施例に示されるように成型することができる。特に、2つの留め具500と501が示されており、バスケット50と50aが回転軸56と57の廻りを回転できるように、2つの留め具500と501を回転軸56と57からぶら下げるようにしてもよい。図7に示されるように、留め具500と501は、各々、中立面502から異なる距離に設置されている。なぜならば、どのような場合でも、もう一方のバスケットは必ず反対側から吊り下げられなければならなくなり、1つのバスケットの留め具は、もう一方のバスケットの留め具を邪魔することにはならないからである。バスケット50と50aは、(コンタクトレンズに面する側、又は、保持面53と54に面する側において)凹形の形状をしている。これらのバスケットは開口部503を備え、この開口部503の間には、ウエッブ504が伸びている。リンスは、この開口部503を通して行われ、このことは、工程中に、過酸化水素溶液が繰り返し循環して、新鮮な過酸化水素溶液が、連続的にコンタクトレンズと接触することができることを意味する。
既に上述したように、保持面53と54はうねのある完面像のように成型されていることが好ましいが、常にそうでなければならないという訳ではない。基本的には、凸形の保持面53と54の表面は、凹形のバスケットのウェッブの表面よりも大きいほうが好ましい。これによって、洗浄及び/又は殺菌工程を終了した後にバスケットを開けたときに、大半の場合には、コンタクトレンズが(より大きな粘着力によって)凸形の保持面53と54上に残り、これによって、バケット50又は50aから取り出すよりもより簡便に取り出すことができので、有利である。
最後に、各々のバスケット50と50aには、回転軸56と57から離れた側の端部に、それによって、バスケットを掴んで回転軸56と57の廻りを回転させることができる識別ラグ505が備えられている。このラグ505には、シンボル506が付けられ、この場合には、“L”の浮き出し文字が付けられ、バスケットが左のコンタクトレンズ用であることが識別できるようになっている。他のバスケットのラグは、先端部であるが、横方向の他端部に、同様にシンボルを付けることもできるし、又は、何も付けないでおくこともできる。少なくとも1つのバスケットにこのようなシンボルが付けられれば、左のコンタクトレンズ用のバスケットであるか、右のコンタクトレンズ用のバスケットであるか、明確に識別することができる。これに加えて、あるいはまた、バスケットが左のコンタクトレンズ用か右のコンタクトレンズ用かを単純に識別するために、バスケットに異なる色を着色することも好ましい。
Claims (8)
- 洗浄用及び/又は殺菌用溶液を収容するための容器(2)と、
ネジ山(20,30)によって容器(2)にねじ込み可能なキャップ(3)と、
キャップ(3)の内側のキャップの底部(33)上に配置され、キャップ(3)の側壁(32)の方へ伸びる防水性及び気密性を有する材料から作製されたシールワッシャ(4)と、を有し、キャップ(3)が容器(2)にねじ込まれたとき、シールワッシャ(4)が容器端部(23)とキャップの底部(33)との間に封入されて容器の内部が防水シールされ、それによって、キャップ(3)は、シールワッシャ(4)が容器端部(23)とキャップの底部(33)との間に封入された領域において、シールワッシャ(4)とキャップの底部(33)との間に空間(34)が形成されるように設計され、容器(2)内に過剰な圧力が生じたときに、シールワッシャ(4)がこの空間(34)の方に変形して、気体をネジ山(20,30)を通して容器の内部から容器(2)の外部へ逃がすことができるコンタクトレンズ用容器であって、
シールワッシャ(4)には、キャップ(3)の側壁(32)との境界部分においてシールリップ(42)が備えられ、リップは、シールワッシャ(4)が空間(34)の方に変形するとき、キャップ(3)の側壁(32)との間で確実に防水シールがなされるように設計さていることを特徴とするコンタクトレンズ用容器。 - シールリップ(42)が、容器端部(23)に面するシールワッシャ(4)の端部に備えられている、請求項1に記載のコンタクトレンズ用容器。
- シールワッシャ(4)が、およそ200N/mm2の弾性率を有するプラスチックからなり、特に、低密度ポリウレタンから作製される、請求項1又は2に記載のコンタクトレンズ用容器。
- キャップ(3)をねじ込んだり取りはずしたりするためのネジ山(20,30)が、ほんのわずかな巻き数、好ましくは1又は2巻きである、請求項1から3のいずれか1項に記載のコンタクトレンズ用容器。
- キャップ(3)に固定できるコンタクトレンズホルダ(5)が備えられ、
容器(2)の中に突き出たホルダの端部は、回転軸(56,57)のまわりを回転可能な2つの凹形のバスケット(50、50a)と共に、2つの凸形の保持面(53,54)を備え、
各々のバスケットはウェッブ(504)を備え、ウェッブ(504)の間には洗浄用及び/又は殺菌用溶液のための出口(503)が設けられ、それにより、凸形の保持面(53,54)の表面は、凹形のバスケット(50,50a)のウェッブ(504)の表面よりも実質的に大きい、請求項1から4のいずれか1項に記載のコンタクトレンズ用容器。 - 凸形の保持面(53,54)が、うねのある完面像のように成型されている、請求項5に記載のコンタクトレンズ用容器。
- 凹形のバスケット(50,50a)を掴み、回転させるための識別ラグ(505)が、回転軸(56,57)から離れた側の各々の凹形のバスケット(50,50a)の端部に備えられている、請求項5又は6に記載のコンタクトレンズ用容器。
- シンボル(506)が、少なくとも1つのバスケット(50)のラグ(505)に備えられ、シンボルが、特定のコンタクトレンズ用、例えば左のコンタクトレンズ用のバスケット(50)であることを識別するために備えられていることを特徴とする、請求項7に記載のコンタクトレンズ用容器。
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