JP2004530903A - 電子的に支援された記憶補助 - Google Patents

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JP2004530903A JP2003507638A JP2003507638A JP2004530903A JP 2004530903 A JP2004530903 A JP 2004530903A JP 2003507638 A JP2003507638 A JP 2003507638A JP 2003507638 A JP2003507638 A JP 2003507638A JP 2004530903 A JP2004530903 A JP 2004530903A
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Abstract

本発明は、容器(20)を具備した記憶補助デバイス(10)に関するものであって、容器の前面パネル(21)が、手書きの消去可能な表示内容を受領し得るよう構成された複数の部分(24)を備え、前面パネルが、さらに、複数の部分のそれぞれに関連して設置された複数のインジケータライト(26)を備えている。記憶補助デバイス(10)は、電子的日時計時手段や、マイクロプロセッサ手段や、デジタルデータ格納手段や、前面パネルに配置されたデジタルディスプレイ手段や、可聴音アラームを鳴らし得るよう構成された可聴音生成手段や、デバイスに対しての電源をなす一次電池を収容するためのバッテリ隔室や、前面パネルに配置された複数のファンクションキー、を具備することができる。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、想起メッセージを書き留めるためのデバイスに関するものであり、より詳細には、計時機能とアラーム機能とに関連させつつ、消去可能な複数のメッセージを記録し得るようなデバイスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
忙しい日常生活の中で多数の作業を行っている大多数の人々は、多くの場合、想起システムを必要としている。職場と家庭との双方において通常的に使用されているシステムは、ホワイトボードである。ホワイトボードは、家族にとっての、あるいは、作業を必要とするスタッフにとっての、一時的記録媒体として機能することができる。
【0003】
単なるホワイトボードの欠点は、メッセージが見過ごされてしまいやすいことであり、その動作に関する期限を逃してしまうことが多いことである。これは、特に、忘れっぽくなったようなすなわち記憶能力が減少したような年長者の場合に当てはまる。なお、本出願人の知る限りにおいては、本出願に関連性を有する先行技術文献は存在しない。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の目的は、上記欠点を克服することである。
【0005】
したがって、本発明の広義な一見地においては、容器を具備した記憶補助デバイスであって、容器の前面パネルが、手書きの消去可能な表示内容を受領し得るよう構成された複数の部分を備え、前面パネルが、さらに、複数の部分のそれぞれに関連して設置された複数のインジケータライトを備えているような記憶補助デバイスが提供される。
【0006】
好ましくは、記憶補助デバイスは、電子的日時計時手段を具備している。
【0007】
好ましくは、記憶補助デバイスは、マイクロプロセッサ手段と、デジタルデータ格納手段と、を具備している。
【0008】
好ましくは、記憶補助デバイスは、前面パネルに配置されたデジタルディスプレイ手段を具備している。
【0009】
好ましくは、記憶補助デバイスは、可聴音アラームを鳴らし得るよう構成された可聴音生成手段を具備している。
【0010】
好ましくは、記憶補助デバイスは、デバイスに対しての電源をなす一次電池を収容するためのバッテリ隔室を具備している。
【0011】
好ましくは、記憶補助デバイスは、前面パネルに配置された複数のファンクションキーを具備している。
【0012】
好ましくは、複数のファンクションキーは、デジタルディスプレイ手段上に表示してデジタルデータ格納手段内に格納するためのデータを入力し得るよう構成されている。
【0013】
好ましくは、複数のファンクションキーは、デジタルデータ格納手段からデータを読み出し得るとともに読み出されたデータをデジタルディスプレイ手段上に表示し得るよう構成されている。
【0014】
好ましくは、複数のファンクションキーは、日時計時手段から日付データおよび時刻データを読み出し得るとともに読み出されたデータをデジタルディスプレイ手段上に表示し得るよう構成されている。
【0015】
好ましくは、複数のデータ領域の各々に関して、デジタルデータ格納手段内において、複数のデータ領域にそれぞれ対応したインジケータライトに対して、デジタルディスプレイ手段上において設定した日付および時刻を対応づけることによって、アラーム状況が確立される。
【0016】
好ましくは、デジタルデータ格納手段は、水平方向に配置された複数のデータ領域の各々に対応づけられた少なくとも日付と時刻とアラーム条件とに関しての格納手段を備えている。
【0017】
好ましくは、デジタルディスプレイ手段は、
a.現在時刻と、
b.現在日付と、
c.インジケータライトの各々に対応づけられて設定された時刻と、
d.インジケータライトの各々に対応づけられて設定された日付と、
e.複数のデータ領域の各々に対して確立されたアラーム状況の現状と、
f.一次電池の現在の電力蓄積量と、
を選択的に表示し得るよう構成されている。
【0018】
好ましくは、デジタルディスプレイ手段は、初期設定表示として現在時刻を表示する。
【0019】
好ましくは、複数のデータ領域の各々に対応づけられたアラーム条件は、1回だけ駆動され得るよう、単一アラームとして設定されることを特徴とする記憶補助デバイス。
【0020】
好ましくは、複数のデータ領域の各々に対応づけられたアラーム条件は、周期的に駆動され得るよう、周期的アラームとして設定され、その周期的アラームのサイクルは、日単位および週単位および月単位の中から選択可能とされている。
【0021】
好ましくは、インジケータライトは、押しボタンスイッチの形態とされる。
【0022】
好ましくは、インジケータライトは、発光ダイオードとされる。
【0023】
好ましくは、インジケータライトをなす発光ダイオードの各々は、各データ領域にそれぞれ対応するインジケータライトに対応づけられた日付および時刻が現在日付および現在時刻に一致したときには、点滅信号を放出する。
【0024】
好ましくは、可聴音アラームは、複数のデータ領域の各々に対応づけられて格納された日付および時刻が現在日付および現在時刻に一致したときに、起動される。
【0025】
好ましくは、点滅中の押しボタンスイッチを押すことによって、スイッチをなす発光ダイオードの点滅と、可聴音の鳴動と、が停止する。
【0026】
好ましくは、点滅中の押しボタンスイッチを押すことによって、デジタルデータ格納手段内において、当該データ領域に対応するアラーム状況が『認識』されたものとされる。
【0027】
好ましくは、アラームが周期的アラームとして設定されている場合には、所定サイクル経過時点で、信号の点滅と可聴音アラームの鳴動とが、再開される。
【0028】
好ましくは、複数のファンクションキーは、デジタルデータ格納手段から複数のデータ領域の各々に関する現在アラーム条件を読み出し得るとともにデジタルディスプレイ手段上に表示し得るよう構成されている。
【0029】
好ましくは、複数のファンクションキーは、デジタルデータ格納手段から複数のデータ領域の各々に関する設定日付と設定時刻とを読み出し得るとともにデジタルディスプレイ手段上に表示し得るよう構成されている。
【0030】
好ましくは、手書きの消去可能な表示内容は、フェルトマーカーペンによって付与される。
【0031】
好ましくは、手書きの消去可能な表示内容は、鉛筆によって付与される。
【0032】
好ましくは、バッテリ隔室には、バックアップバッテリを収容するための付加的スペースが設けられ、バックアップバッテリは、一次電池の交換時には、日時計時手段の機能とデジタル格納手段の機能とを維持するための電力を供給する。
【0033】
好ましくは、容器には、容器の背面パネル上に配置された磁気的支持手段が設けられ、この磁気的支持手段は、スチール面に対して容器を付着させ得るよう構成されている。
【0034】
好ましくは、容器の背面パネルには、背面パネルの2つの上コーナー部分に向けて配置された複数の穴が設けられ、これら穴は、実質的な鉛直方向面上の適切な支持取付具に対して係合し得るよう構成されている。
【0035】
好ましくは、容器には、特定用途のデータを記録し得るよう構成された引出可能なパネルが設けられている。
【0036】
好ましくは、容器には、前面パネルの底部に取り付けられたトラフの形態をなすレセプタクルが設けられ、このレセプタクルは、マーカーペンまたは鉛筆を付帯し得るよう構成されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下においては、本発明の様々な実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
【0038】
本発明の好ましい実施形態について、図1を参照して説明する。図1において、記憶補助デバイス(10)は、全体的にフラットなボックス形状の容器(20)を備えている。容器(20)は、前面パネル(21)を有している。
【0039】
前面パネル(21)には、デジタルディスプレイ手段(22)が設けられている。デジタルディスプレイ手段(22)は、好ましくは、前面パネル(21)の左上コーナーに配置されている。
【0040】
前面パネル(21)には、さらに、複数の水平方向データ領域(24)を規定する全体的にフラットな部分(23)が設けられている。水平方向データ領域(24)は、例えば通常使用されているホワイトボート等におけるマーカーペンといったようなものによる、手書きの消去可能な表示内容(25)を受領し得るよう構成されている。
【0041】
各データ領域(24)には、好ましくは数字によって認識可能とされたインジケータライト(26)が設けられている。この場合、一番上のインジケータライトには、数字‘1’が付されており、残りのライトには、上から下に向けて順次的に数字が付されている。
【0042】
好ましくは、インジケータライト(26)は、発光ダイオード(LED)を内包した押しボタンスイッチの形態とされる。
【0043】
図3に示すように、記憶補助デバイスには、電子的な日時計時手段(27)と、デジタルデータ格納手段(28)と、マイクロプロセッサ(29)と、可聴音生成源(30)と、が設けられている。
【0044】
本発明のこの実施形態においては、デジタルディスプレイ手段(22)は、液晶ディスプレイ(LCD)モジュールを備えている。液晶ディスプレイモジュールは、少なくとも、
a)付加的にはAMまたはPMという表示と一緒に、好ましくはHH:MMという書式で、時間と分とを表す現在時刻と、
b)好ましくはDD.MM.YYという書式で、日と月と年とを表す現在日付と、
c)特定のデータ領域に割り当てられた場合には、日付および時刻と、
d)すべてのデータ領域に現時点で関連しているすべてのアラーム状況の状態と、
e)一次電池の電力蓄積量と、
f)選択されたデータ領域の識別番号と、
を含む一連のデータを選択的に表示することができるよう構成されている。
【0045】
好ましい実施形態においては、デジタルディスプレイ手段(22)は、デバイスの使用者のパスワードを規定する一連の桁の入力を受領し得るよう構成されている。これにより、以前に格納されたパスワードの入力によって認証されない限り、新たなデータをデータを入力したりあるいは格納済みデータの修正を行ったりすることができないようになっている。
【0046】
前面パネル(21)には、さらに、複数のファンクションキー(31)が設けられている。これらファンクションキー(31)は、好ましくは、デジタルディスプレイ手段(22)の下方において、2つのグループ(32,33)として設置されている。好ましくは、第1グループをなす複数のファンクションキー(32)は、LCD上に表示された表示を選択し得るように、また、LCD上に表示された表示を増減し得るように、構成されている。
【0047】
好ましくは、第2グループをなす複数のファンクションキー(33)は、複数の利用可能な表示からの選択を行い得るように、また、様々な操作オプションからの選択を行い得るように、構成されている。
【0048】
この好ましい実施形態においては、ファンクションキー(31)は、各々がLEDを内包した押しボタンスイッチとされている。
【0049】
図2に示すように、記憶補助デバイス(10)は、バッテリ隔室(35)内に収容された複数の一次電池(34)によって電力供給される。バッテリ隔室(35)は、好ましくは、背面パネル(36)からアクセス可能とされる。バッテリ隔室(35)には、さらに、消耗した一次電池に取って代わることが要求された場合に、デバイスに対して電力を供給し得るバックアップバッテリ(37)が設けられている。
【0050】
好ましくは、デバイスの容器(20)には、図2に示すように、引出可能なパネル(あるいは、収容可能なパネル)(38)が設けられている。このパネル(38)は、デバイスの使用態様に関連するあるいはデバイスの使用者に関連する特定の情報を記録するために使用することができる。すなわち、例えば、デバイスが患者の介護を観測するために使用されている状況においては、例えば治療状況とか投薬状況とかいったような患者固有のデータを、このパネル上に記録することができる。
【0051】
好ましくは、図1に示すように、デバイスには、前面パネル(21)の下エッジに沿って、トラフ(39)の形態とされたレセプタクルが設けられている。このレセプタクルは、マーカーペンや鉛筆を収納するためのものである。
【0052】
本発明のさらなる好ましい実施形態においては、背面パネル(36)には、磁気的支持手段(40)が設けられている。磁気的支持手段(40)は、デバイスの重量を支持し得るよう構成されており、このため、実質的に鉛直方向を向いたスチール面に対してのデバイスの取付を可能とする。
【0053】
背面パネル(36)には、鉛直方向面に対して固定された例えばフックやネジ等といったような適切な支持取付具に対してデバイスを引っ掛けることを可能とするための複数の穴(41)が設けられている。
【0054】
使用時には、記憶補助デバイス(10)の一次的な機能は、データ領域(24)すなわちそのデータ領域上に記録された表示内容と、選択された日時と、の間の関連性を確立するという機能である。これにより、そのデータ領域に関するアラーム状況を形成することができる。ここで、データ領域は、対応するインジケータライト押しボタンスイッチ(26)を押すことによって、選択することができ、さらに、デジタルディスプレイ手段(22)を使用して将来的時点を規定する日時を入力することによって、デジタルデータ格納手段(28)内に格納させる。
【0055】
このようにして確立されたアラーム状況は、さらに、単一アラームとして、あるいは、周期的アラームとして、規定することができる。周期的アラームの場合には、そのサイクルは、日単位や週単位や月単位で、設定することができる。
【0056】
選択された特定のデータ領域に対応して格納された日時が、日時計時手段によって生成された現在日時と一致した場合には、そのデータ領域のインジケータライトLEDを点滅させ、可聴音生成手段によって生成された可聴アラーム音を発生させ、これにより、そのデータ領域上に記録された表示内容に注意を引く。
【0057】
インジケータライトLEDの点滅と、可聴アラーム音の発生とは、所定時間の終了前にアラームが認識されない場合には、所定時間にわたって継続させる。アラームは、インジケータライト押しボタンスイッチを押すことによって、認識される。
【0058】
好ましくは、所定時間内にアラームが認識されなかった場合には、第2の所定時間にわたってのライト点滅とアラーム音発生とを、所定インターバル時間の後に、再開させる。第1アラーム時間でも第2アラーム時間でもアラームが認識されなかったときには、データ領域のアラーム状況を、未認識アラームとして、デジタルデータ格納手段内に格納する。すべてのデータ領域のアラーム状況の現状は、デジタルデータ格納手段からアラーム状況に関する現状を読み出すことによって、獲得することができ、デジタルディスプレイ手段上に表示することができる。
【0059】
データ領域上に既に記録された表示内容が、もはや不要なものである場合には、それら不要な表示内容を消去することができ、データ領域を、新たな記録内容のために利用可能な状態とすることができ、新たな日時の入力を行うことができる。
【0060】
以下、本発明の特に好ましい実施形態を例にとって説明する。しかしながら、本願発明の精神および範囲を逸脱することなく、その実施形態に対して、当業者には自明であるような修正を加えることができる。
【0061】
[実施例−技術的仕様]
例示のため、第1の好ましい実施形態を参照しつつ、以下の説明は、デバイスの機能的特徴点を特定するために適切な技術的仕様である。以下の説明においては、記憶補助(10)は、『作業想起』を意味している。
【0062】
[機能的仕様]
1.序
この文書は、作業想起用の製品/デバイスに関する機能的仕様書を構成する。特に、この文書は、複数のデバイスキーと、それらの機能と、デバイスの動作モードと、特殊な機能的特徴点と、を記述している。
【0063】
2.定義
この文書においては、いくつかの用語が使用されており、それら用語について、以下のように定義する。
−システム時刻:作業想起クロックに関する時刻。使用者は、初期的には、このシステム時刻を現在時刻に設定する。
−システム日付:作業想起クロックに関する日付。使用者は、初期的には、このシステム日付を現在日付に設定する。
−アラーム:大きな可聴音の生成、および/または、ライト点滅の生成。これらは、使用者の注意を引くことを意図したものである。
−アラーム状況:アラームを起動するための事象。このアラーム状況は、システム時刻およびシステム日付が、アラームを可能とする日時に一致した時点で、発生する。
−第X番目のアラームの時刻:第X番目のアラームが予定されている時刻。
−第X番目のアラームの日付:第X番目のアラームが予定されている日付。第X番目のアラームは、また、「毎日」あるいは「毎週」として予定することもできる。
−第X番目のアラームの現状:アラームの現状を意味している。この現状は、「アラーム実行」あるいは「アラーム禁止」とすることができる。第X番目のアラームが、「アラーム禁止」とされている場合には、アラーム状況を起動することができない。
−パラメータ:これは、変更可能とされた任意の値である。パラメータには、日付や、時刻や、現状や、設定、がある。
−保護状態:これは、「ロック状態」あるいは「非ロック状態」とすることができる。「ロック状態」とされたシステムにおいては、正当なパスワードの入力を行わない限りは、パラメータの変更を行うことができない。「非ロック状態」とされたシステムにおいては、自由に、パラメータの変更を行うことができる。
通常動作:システムに対して電力が供給されている状態での動作モードであって、LCDディスプレイは、システム時刻を表示している。
ここで、上記におけるXは、1〜12のうちのいずれかの整数であることに注意されたい。
【0064】
3.一般的製品の説明
作業想起デバイスは、知的障害を有した人や痴呆症の人のために構成された電子的記憶補助デバイスである。介護者または他の人は、予定された時刻に特定のメッセージ/想起内容に関して、患者の注意を引くために、この製品を使用することができる。
【0065】
[機能的仕様]
可聴音アラームと点滅ライトとによって、特定のメッセージ/想起内容に関して、注意が引かれる。
【0066】
この製品は、12個の個別のアラームを有している。各アラームは、キーパッドとLCDディスプレイとを使用することによって、容易にプログラムすることができる。各々のメッセージ/想起内容は、12個に区分された各ホワイトボード領域上に書き込まれる。各領域は、特定の日付および時刻に対応しており、アラーム状況時に点滅する個別のキーを有している。点滅中のキーを押すことによって、患者は、メッセージ/想起内容に気付いたことを通知し、アラーム状況がクリアされる(あるいは、解除される)。
【0067】
4.システムの各構成要素
4.1 LCD
作業想起デバイスは、LCDを備えており、LCDは、6個の桁を有しており、各桁は、7個のセグメントから構成されている。複数の桁は、水平方向に配置することができる。この文書においては、各桁は、左から右に向けて、第1桁から第6桁と称される。第2桁と第3桁との間には、小数点が設けられている。第4桁と第5桁との間には、小数点とコロンとが設けられている。LCDは、さらに、‘AM’インジケータセグメントと‘PM’インジケータセグメントとを有している。
【0068】
LCDは、日付情報と、時刻情報と、他のデバイス現状と、を表示するために使用される。
【0069】
日付は、DD.MM.YYという書式で表示される。
【0070】
時刻は、AMインジケータまたはPMインジケータを有しつつ、HH:MMという書式で表示される。
【0071】
4.2 ファンクションキー
作業想起デバイスは、以下の表4.1に示すような複数のファンクションキーを備えている。
【0072】
【表1】
Figure 2004530903
【0073】
[機能的仕様]
これらキーは、使用者が1回のキー押しを意図したときに複数回のキー押圧が発生することを停止し得るよう、ソフトウェア的に「制御」される。
【0074】
4.3 スピーカー/ブザー
作業想起デバイスは、可聴音を生成し得る作り付けのトランスデューサを有している。この可聴音は、キー押し時に使用者に対してのフィードバックをもたらすために、また、アラーム状況を示すために、使用される。
【0075】
4.4 リアルタイムクロックカレンダー
作業想起デバイスは、現在時刻および日付を追跡し得る作り付けの(ハードウェアベースの)クロック/カレンダーを有している。
【0076】
4.5 バッテリバックアップ
バックアップバッテリは、メインバッテリの交換時には、クロックカレンダーの動作を支持するとともにシステムパラメータを保持する。
【0077】
[機能的仕様]
5.機能的説明
5.1 パワーダウン
省電力化のために、作業想起デバイスは、通常動作時において、30秒間以上にわたってキー入力がない場合には、パワーダウンされる。パワーダウン時には、すべてのキーの照明が消され(LEDのスイッチオフ)、LCDのスイッチがオフとされ(ブランク)、可聴音トランスデューサが音消しされる。
【0078】
システムは、キーが押されたときにはあるいは正当なアラーム状況が発生した場合には、パワーダウンモードを抜け出す。
【0079】
注意事項:詳細なパワー消費計画は、LCDを常に点灯するという可能性を決定するための開発段階において、決定される。
【0080】
5.2 システム時刻およびシステム日付機能
5.2.1 システム時刻とシステム日付との表示
時刻/日付キーを1回押すことにより、時刻/日付キーが点灯し、LCDには、現在のシステム時刻(時間と分のみ)が表示される。時刻を表示する際には、時間と分とを区分するためのコロンが、1秒ごとに点滅し、時刻が進行中であることを示す。
【0081】
時刻/日付キーを再度押すことにより、LCDには、現在のシステム日付が表示される。時刻/日付キーをさらに押すごとに、LCDには、システム時刻とシステム日付とが交互に表示される。
【0082】
30秒間以上にわたってキーが押されなかった場合には、システムは、パワーダウンモードに移行し、LCDのスイッチがオフとされる。
【0083】
5.2.2 システム時刻とシステム日付との修正
作業想起デバイスの最初の起動時には、時刻と日付とは、設定されていない(時刻は、12:00pmに初期化され、日付は、01/01/00に初期化される)。この状況を示すために、時刻と日付とは、点滅表示される。使用者がシステム時刻とシステム日付とを設定した後には、時刻と日付との表示の際に、それらが点滅表示されることはない。
【0084】
システム時刻を修正(あるいは、変更)するに際しては、使用者は、まず最初に、設定キーを5秒間にわたって押し続け、システム時刻を表示させる必要がある(システム時刻とシステム日付の表示に関する上記詳細を参照されたい)。それにより、システム時刻の桁が点滅し始め、矢印キーを使用して修正可能な状況であることが示される(詳細に関しては、「パラメータ変更」の項を参照されたい)。
【0085】
同様に、システム日付を修正(あるいは、変更)するに際しては、使用者は、まず最初に、設定キーを5秒間にわたって押し続け、システム日付を表示させる必要がある。それにより、システム日付が点滅し始め、矢印キーを使用して修正可能な状況であることが示される。
【0086】
システム日付およびシステム時刻の変更後には、設定キーを押すことにより、変更が承認され、通常動作へと復帰する(典型的には、システム時刻が表示される)。
【0087】
[機能的仕様]
注意事項:現在のシステム時刻またはシステム日付を修正(あるいは、変更)するに際しては、使用者は、最初に、パスワード保護機能を解除する、あるいは、正当なパスワードを入力する、という必要がある。パスワード保護機能が動作中であって、正当なパスワードが入力されなかった場合には、システムは、設定キーが押されたときに、パスワード保護状態の表示を初期化する(詳細に関しては、「パスワード保護機能」の項を参照されたい)。
【0088】
5.2.3 週単位でのアラームおよび日単位でのアラーム
作業想起デバイスは、さらに、日単位でのアラームおよび週単位でのアラームを支持する。日単位としてアラーム日付を設定するためには、使用者は、日付の修正時に、(設定キーを、5秒間にわたって押した後に)時刻/日付キーを押すだけで良い。LCDは、『日単位』というコードワードを表示する。
【0089】
時刻/日付キーを再度押すことにより、LCDは、『第X曜日』というキーワードを表示する。ここで、Xは、1〜7のいずれかの数字によって1週間のうちのある曜日(月曜日〜土曜日)を示している。この曜日は、第X番目のアラーム時刻において毎週アラームを鳴らす曜日である。矢印キーを使用することによって、Xを増分または減分することができる。
【0090】
時刻/日付キーを再度押すことにより、第X日にアラームを鳴らすかを表示させることができる。設定キーを押すことによって、システムは、通常動作へと戻り、日によるアラーム設定や周単位または日単位でのアラーム設定を受領する。
【0091】
5.3 アラーム機能
5.3.1 アラーム
アラームは、第X番目のアラーム時刻と日付とが、システム時刻およびシステム日付と同じとなったときに、起動される。
【0092】
アラームの起動時には、作業想起デバイスは、第X番目の作業キー(アラームを鳴らすべき第X番目の時刻に対応したキー)を連続的に点滅させ、システム時刻を表示して、可聴アラーム音を発生させる。注意事項:可聴音アラームは、システム構成においては、操作によって禁止することもできる(「システムオプション」の項を参照されたい)。
【0093】
また、必要であれば、各アラームに対してそれぞれ個別の可聴音特性を付与することができる。しかしながら、これには、付加的な開発作業を必要とする。
【0094】
第X番目の作業キーが、押されなかったときには、アラーム音は、50秒後に停止する。第X番目の作業キーは、点滅を継続する(システムが、パワーダウンモードに移行しない)。第X番目の作業キーが、未だ押されない場合には、アラーム音は、その後の10分間については、50秒にわたる鳴動を繰り返す。その後、システムは、通常動作に戻る。
【0095】
第X番目の作業キーが、第1アラームにおいてあるいは第2アラームにおいて押された時点で、即座にアラーム音が停止し、第X番目の作業キーが、消灯され、アラームが、『認識された』ものと見なされる。第1アラームと第2アラームとの間に、第X番目の作業キーが押された場合には、即座に第X番目の作業キーが消灯され、アラームが、『認識された』ものと見なされる。『認識』済みのアラームは、次にアラーム時刻を設定しない限り、再発生することはない。
【0096】
[機能的仕様]
認識されなかったアラームに関する情報は、一覧キー(あるいは、サマリーキー)を押すことにより、得ることができる(「アラーム一覧機能」の項を参照されたい)。
【0097】
また、同時に2つ以上のアラームを鳴動させることもできる。この場合、それらアラームに関連する複数の作業キーが、同時に点滅することとなる。各アラームは、それぞれの作業キーを押すことによって、それぞれ個別に認識されなければならない。点滅中の作業キーが押されたときには、その作業キーは、即座に消灯される。すべての点滅作業キーが押されたときに、アラーム音が停止する。
【0098】
5.3.2 アラーム日付、アラーム時刻、および、現状の閲覧
アラーム状況が存在しておらず、第X番目の作業キーが押された場合には、作業想起デバイスは、第X番目の作業キーを点灯させ、LCD上に、対応する第X番目のアラーム時刻を表示する。10秒以内にその第X番目の作業キーが再度押されたときには、第X番目のアラーム日付が表示される。
【0099】
第X番目の作業キーが再度押された場合には、アラームに関する現状が表示される。アラーム現状は、アラームが実行可能状態とされているかあるいは禁止状態とされているかを決定する。禁止状態とされた第X番目のアラームは、システム時刻およびシステム日付がその第X番目のアラーム時刻および日付と一致した場合であっても、起動されない。禁止状態とされたアラームは、LCD上において、“OFF”というキーワードによって示され、実行可能状態とされたアラームは、LCD上において、“On”というキーワードによって示される。
【0100】
その後に第X番目の作業キーが再度押すたびごとに(すべて互いに10秒以内)、LCD上には、第X番目のアラームに関する日付と時刻と現状とが交互的に表示される。10秒間にわたってキー押しがなかった場合には、LCDは、現在時刻を表示するという初期状態に復帰し、第X番目の作業キーが消灯される(LEDのスイッチがオフとされる)。
【0101】
30秒間以上にわたってキー操作がなかった場合には、システムは、通常動作へと復帰する。
【0102】
5.3.3 アラーム時刻とアラーム日付と現状との変更
第X番目のアラーム時刻を変更するに際しては、使用者は、まず最初に、設定キーを5秒間にわたって押し続け、第X番目のアラーム時刻を表示させる必要がある(第X番目のアラーム時刻の表示に関する上記詳細を参照されたい)。それにより、LCD上において、第X番目のアラーム時刻が点滅し始め、矢印キーを使用して修正可能な状況であることが示される(詳細に関しては、「パラメータ変更」の項を参照されたい)。
【0103】
同様に、第X番目のアラーム日付を変更するに際しては、使用者は、まず最初に、設定キーを5秒間にわたって押し続け、第X番目のアラーム日付を表示させる必要がある。それにより、LCD上には、第X番目のアラーム日付の桁が点滅し始め、矢印キーを使用して修正可能な状況であることが示される。
【0104】
同様に、第X番目のアラーム現状の変更は、まず最初に、設定キーを5秒間にわたって押し続け、第X番目のアラーム現状を表示させることによって、可能である。必要がある。それにより、LCD上には、第X番目のアラーム現状の桁が点滅し始め、矢印キーを使用して修正可能な状況であることが示される。
【0105】
第X番目のアラーム時刻およびアラーム日付および現状を変更した後には、使用者は、設定キーを押すことによって、変更を承認することができ、システムを、通常動作へと復帰させることができる。
【0106】
[機能的仕様]
注意事項:現在の第X番目のアラーム時刻またはアラーム日付または現状を変更するに際しては、使用者は、最初に、パスワード保護機能を解除する、あるいは、正当なパスワードを入力する、という必要がある。パスワード保護機能が動作中であって、正当なパスワードが入力されなかった場合には、システムは、設定キーが押されたときに、パスワード保護状態の表示を初期化する(詳細に関しては、「パスワード保護機能」の項を参照されたい)。
【0107】
5.4 パスワード保護機能
5.4.1 パスワード保護
システムパラメータに対しての不正介入を防止し得るよう、作業想起デバイスは、パスワード保護特性を支持している。この特性が動作状態とされたときには、すべてのパラメータの変更を禁止する。パラメータが変更できないようになっているシステムは、「ロックされた」システムと称される。
【0108】
これに代えて、パスワード保護は、恒久的にあるいは一時的に解除することができる。パスワード保護機能が恒久的に解除されたシステムは、「非ロック状態」のシステムと称される。パスワード保護機能が一時的に解除されたシステムは、「一時的な非ロック状態」のシステムと称される。
【0109】
「非ロック状態」から「ロック状態」へとシステム保護状況を変更するには、パスワードを入力しなければならない。「ロック状態」から「非ロック状態」へとシステム保護状況を変更するには、最後にシステムを「ロック」した際に使用されたのと同じパスワードを、入力しなければならない。
【0110】
同様に、「一時的にロックされた状態」へとシステム保護状況を変更するには、パスワードを入力しなければならない。「一時的に非ロック状態」とされたシステムは、パワーダウン後に(パスワードの入力の必要なく)、「ロック状態」へと自動的にシステム保護状況を変化させる。
【0111】
システムを「ロック解除」する場合とは違って、「ロック状態」のシステムを「一時的にロック解除した状態」へと変更する場合の利点は、パラメータを変更した後にシステムを「再ロック」する際に、パスワードを再入力する必要がないことである(自動的に進められる)。
【0112】
起動時には、初期設定として、パスワード保護機能は、実行しないものとされている。
【0113】
5.4.2 保護状態の閲覧
ロックキーが押された場合には、ロックキーを点灯させ、LCD上に、システム保護状況を表示を表示する。システムが「ロック」されている場合には、LCD上に、「ロック状態(‘LOCd’)」というキーワードが表示される。システムが「非ロック状態」である場合には、LCD上に、「ロック解除状態(‘unLOCd’)」というキーワードが表示される。これに代えて、システムが「一時的なロック状態」である場合には、「自動(‘AUTO’)」というキーワードが表示される。
【0114】
30秒間以上にわたってキー操作がなかった場合には、システムは、通常動作へと復帰する。
【0115】
5.4.3 保護状態の変更
システム保護状態を変更するに際しては、使用者は、設定キーを5秒間にわたって押し続け、システム保護状態を表示させる必要がある。これにより、保護状態に関するキーワードが、点滅する。その後、キーワードを変更することができる。
【0116】
[機能的仕様]
上矢印キーと下矢印キーとを使用する。選択後には、設定キーを押して完了する。
【0117】
システムが非ロック状態であって(変更前)、キーワード「ロック状態(‘LOCd’)」が選択された場合には、パスワード入力シーケンスを開始する。パスワードの入力後に、システム保護状態は、「非ロック状態」に変更される。
【0118】
システムがロック状態であって、キーワード「ロック解除状態(‘unLOCd’)」または「自動(‘AUTO’)」が選択されたときには、パスワードが正当であれば(つまり、入力されたパスワードが、システムを「ロック」するために最後に使用されたパスワードに適合した場合には)、システム保護状態が、「非ロック状態」へと変更される。正当なパスワードが入力されなかった場合には、システムは、通常動作へと復帰し、システム保護状態は、「ロック状態」のままとされる。
【0119】
パスワード入力シーケンスの際には、LCD上の第1桁〜第4桁には、‘0000’が表示され、第1桁を点滅させる。LCD上の点滅中の桁は、矢印キーを使用して変更することができる(詳細については、「パラメータ変更」の項を参照されたい)。所望の変更が完了した際には、設定キーを押すことによって、入力した値が、入力したパスワードとして受領される。
【0120】
(パスワード入力も含めた)システム保護状態の変更時には常に、30秒間を超えてキー操作がなかったときには、変更操作が中止され、システムは通常動作へと戻り、システム保護状態は、変更されない。
【0121】
システムが「ロック」されている場合に、(設定キーを押すことによって)例えばシステム時刻といったようなパラメータを変更しようとしても、LCDは、現在のシステム状況を表示し、変更の試みは、受け付けられない。
【0122】
5.5 アラーム一覧機能
一覧キー(あるいは、サマリーキー)が押されたときには、作業想起デバイスは、すべての未認識アラームの一覧を表示する。未認識アラームは、第X番目の作業キーを押すことによってアラームが解除されなかった場合に、発生する。この機能により、介護者は、患者がそのアラームに気付いたかどうかを判断することができる。
【0123】
アラームが認識されなかった場合には、対応する第X番目の作業キーを点灯させ、一覧キーを押した場合には、対応する第X番目の作業キーを点滅させる。実行可能とされたアラームが未だ発生していない場合には、点灯させるものの、点滅はさせない。アラームを認識または解除した場合には、対応作業キーを消灯する。
【0124】
30秒間以上にわたってキー操作がなかった場合には、システムは、通常動作へと復帰する。
【0125】
5.6 システムオプション
5.6.1 アラーム音量の閲覧
アラーム音量は、3段階(オフも含めて)で設定することができる。アラーム音量の設定は、システムキーを押すことによって、表示される。最初の起動後には、音量は、大音量に初期設定されている。
【0126】
[機能的仕様]
アラーム音が禁止されている場合には、システムキーが押されたときには、LCD上に、キーワード‘OFF’が表示される。音量が小音量である場合には、キーワード‘Lo’が表示される。音量が大音量である場合には、キーワード‘Hi’が表示される。
【0127】
30秒間以上にわたってキー操作がなかった場合には、システムは、通常動作へと復帰する。
【0128】
5.6.2 アラーム音量の変更
アラーム音量を変更するに際しては、使用者は、まず最初に、設定キーを5秒間にわたって押し続け、音量設定を表示させる必要がある(アラーム音量の表示に関する上記詳細を参照されたい)。それにより、LCD上において、アラーム音量キーワードが点滅し始め、矢印キーを使用して修正可能な状況であることが示される(詳細に関しては、「パラメータ変更」の項を参照されたい)。
【0129】
アラーム音量の変更後には、設定キーを押すことにより、変更が承認され、システムは、通常動作へと復帰する。
【0130】
5.7 パラメータ変更
5.7.1 変更対象をなすパラメータの選択
パラメータを変更するに際しては、使用者は、まず最初に、設定キーを5秒間にわたって押し続け、変更すべきパラメータを表示させる。これにより、編集可能な最も左の桁が点滅する。例えば「ロック状態」といったようなコードワードの場合には、キーボード全体が点滅する。
【0131】
5.7.2 パラメータの増分または減分または変更
上キーを押すことにより、点滅中の桁/コードワードを、増分/変更することができる。最大値に到達した場合に、上キーが押されたときには、点滅桁は、最小値へと移行する。
【0132】
下キーを押すことにより、点滅中の桁/コードワードを、減分/変更することができる。最小値に到達した場合に、下キーが押されたときには、点滅桁は、最大値へと移行する。
【0133】
注意事項:日付の入力時には、最大値および最小値は、カレンダーに則った適切な値に依存する。
【0134】
5.7.3 変更対象をなす桁の選択
右矢印キーを押すことにより、編集可能な次の桁を点滅させる(他の桁は、点滅させない)。最も右側の桁に到達した場合に、右キーが押されたときには、一番左の桁を点滅させる。同様に、最も左側の桁に到達した場合に、左キーが押されたときには、一番右の桁を点滅させる。
【0135】
これにより、すべての桁を、順次的に点滅させることができ、上キーおよび下キーを使用することによって、変更することができる。
【0136】
[機能的仕様]
5.7.4 パラメータ変更の承認または中止
パラメータ変更時に、設定キーを押すことにより、現在の変更値が確定される。他のキー(例えば、時刻/日付キー)が押された場合には、変更操作が中止され、元の値が保持される。その後、システムは、押されたキーに応じた機能を実行する。
【0137】
5.8 バッテリ容量低下状況
バッテリの容量低下が検出されたときには、システムは、パワーダウンモードを抜けるたびごとに、5秒間にわたってキーワード“Lo Bat”を表示する。
【0138】
バッテリの容量が深刻に低下したときには、システムは、もはや、バッテリが交換されるまでは、パワーダウンモードから抜け出さない。
【図面の簡単な説明】
【0139】
【図1】本発明の好ましい実施形態による記憶補助デバイスを示す正面図である。
【図2】図1の記憶補助デバイスを示す背面図である。
【図3】本発明の好ましい実施形態における電気回路を概略的に示す図である。
【符号の説明】
【0140】
10 記憶補助デバイス
20 容器
21 前面パネル
22 デジタルディスプレイ手段
24 データ領域(部分)
25 手書きの消去可能な表示内容
26 インジケータライト
27 電子的な日時計時手段
28 デジタルデータ格納手段
29 マイクロプロセッサ
30 可聴音生成源
31 ファンクションキー
34 一次電池
35 バッテリ隔室
36 背面パネル
37 バックアップバッテリ
38 引出可能なパネル
39 トラフ(レセプタクル)
40 磁気的支持手段
41 穴

Claims (32)

  1. 容器を具備した記憶補助デバイスであって、
    前記容器の前面パネルが、手書きの消去可能な表示内容を受領し得るよう構成された複数の部分を備え、
    前記前面パネルが、さらに、前記複数の部分のそれぞれに関連して設置された複数のインジケータライトを備えていることを特徴とする記憶補助デバイス。
  2. 請求項1記載の記憶補助デバイスにおいて、
    電子的日時計時手段を具備していることを特徴とする記憶補助デバイス。
  3. 請求項2記載の記憶補助デバイスにおいて、
    マイクロプロセッサ手段と、デジタルデータ格納手段と、を具備していることを特徴とする記憶補助デバイス。
  4. 請求項3記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記前面パネルに配置されたデジタルディスプレイ手段を具備していることを特徴とする記憶補助デバイス。
  5. 請求項4記載の記憶補助デバイスにおいて、
    可聴音アラームを鳴らし得るよう構成された可聴音生成手段を具備していることを特徴とする記憶補助デバイス。
  6. 請求項5記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記デバイスに対しての電源をなす一次電池を収容するためのバッテリ隔室を具備していることを特徴とする記憶補助デバイス。
  7. 請求項6記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記前面パネルに配置された複数のファンクションキーを具備していることを特徴とする記憶補助デバイス。
  8. 請求項7記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記複数のファンクションキーが、前記デジタルディスプレイ手段上に表示して前記デジタルデータ格納手段内に格納するためのデータを入力し得るよう構成されていることを特徴とする記憶補助デバイス。
  9. 請求項8記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記複数のファンクションキーが、前記デジタルデータ格納手段からデータを読み出し得るとともに読み出されたデータを前記デジタルディスプレイ手段上に表示し得るよう構成されていることを特徴とする記憶補助デバイス。
  10. 請求項9記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記複数のファンクションキーが、前記日時計時手段から日付データおよび時刻データを読み出し得るとともに読み出されたデータを前記デジタルディスプレイ手段上に表示し得るよう構成されていることを特徴とする記憶補助デバイス。
  11. 請求項10記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記複数のデータ領域の各々に関して、前記デジタルデータ格納手段内において、前記複数のデータ領域にそれぞれ対応した前記インジケータライトに対して、前記デジタルディスプレイ手段上において設定した日付および時刻を対応づけることによって、アラーム状況を確立することを特徴とする記憶補助デバイス。
  12. 請求項11記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記デジタルデータ格納手段が、水平方向に配置された前記複数のデータ領域の各々に対応づけられた少なくとも日付と時刻とアラーム条件とに関しての格納手段を備えていることを特徴とする記憶補助デバイス。
  13. 請求項12記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記デジタルディスプレイ手段が、
    a.現在時刻と、
    b.現在日付と、
    c.前記インジケータライトの各々に対応づけられて設定された時刻と、
    d.前記インジケータライトの各々に対応づけられて設定された日付と、
    e.前記複数のデータ領域の各々に対して確立された前記アラーム状況の現状と、
    f.一次電池の現在の電力蓄積量と、
    を選択的に表示し得るよう構成されていることを特徴とする記憶補助デバイス。
  14. 請求項13記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記デジタルディスプレイ手段が、初期設定表示として現在時刻を表示することを特徴とする記憶補助デバイス。
  15. 請求項14記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記複数のデータ領域の各々に対応づけられた前記アラーム条件が、1回だけ駆動され得るよう、単一アラームとして設定されることを特徴とする記憶補助デバイス。
  16. 請求項15記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記複数のデータ領域の各々に対応づけられた前記アラーム条件が、周期的に駆動され得るよう、周期的アラームとして設定され、
    その周期的アラームのサイクルが、日単位および週単位および月単位の中から選択可能とされていることを特徴とする記憶補助デバイス。
  17. 請求項16記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記インジケータライトが、押しボタンスイッチの形態とされていることを特徴とする記憶補助デバイス。
  18. 請求項17記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記インジケータライトが、発光ダイオードとされていることを特徴とする記憶補助デバイス。
  19. 請求項18記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記インジケータライトをなす前記発光ダイオードの各々が、前記各データ領域にそれぞれ対応するインジケータライトに対応づけられた日付および時刻が現在日付および現在時刻に一致したときには、点滅信号を放出することを特徴とする記憶補助デバイス。
  20. 請求項19記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記可聴音アラームが、前記複数のデータ領域の各々に対応づけられて格納された日付および時刻が現在日付および現在時刻に一致したときに、起動されることを特徴とする記憶補助デバイス。
  21. 請求項20記載の記憶補助デバイスにおいて、
    点滅中の押しボタンスイッチを押すことによって、前記スイッチをなす前記発光ダイオードの点滅と、前記可聴音の鳴動と、が停止することを特徴とする記憶補助デバイス。
  22. 請求項21記載の記憶補助デバイスにおいて、
    点滅中の押しボタンスイッチを押すことによって、前記デジタルデータ格納手段内において、当該データ領域に対応するアラーム状況が『認識』されたものとされることを特徴とする記憶補助デバイス。
  23. 請求項22記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記アラームが周期的アラームとして設定されている場合には、所定サイクル経過時点で、前記信号の点滅と前記可聴音アラームの鳴動とが、再開されることを特徴とする記憶補助デバイス。
  24. 請求項23記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記複数のファンクションキーが、前記デジタルデータ格納手段から前記複数のデータ領域の各々に関する現在アラーム条件を読み出し得るとともに前記デジタルディスプレイ手段上に表示し得るよう構成されていることを特徴とする記憶補助デバイス。
  25. 請求項24記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記複数のファンクションキーが、前記デジタルデータ格納手段から前記複数のデータ領域の各々に関する設定日付と設定時刻とを読み出し得るとともに前記デジタルディスプレイ手段上に表示し得るよう構成されていることを特徴とする記憶補助デバイス。
  26. 請求項25記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記手書きの消去可能な表示内容が、フェルトマーカーペンによって書かれたものであることを特徴とする記憶補助デバイス。
  27. 請求項26記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記手書きの消去可能な表示内容が、鉛筆によって書かれたものであることを特徴とする記憶補助デバイス。
  28. 請求項27記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記バッテリ隔室には、バックアップバッテリを収容するための付加的スペースが設けられ、
    前記バックアップバッテリが、前記一次電池の交換時には、前記日時計時手段の機能と前記デジタル格納手段の機能とを維持するための電力を供給することを特徴とする記憶補助デバイス。
  29. 請求項28記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記容器には、前記容器の背面パネル上に配置された磁気的支持手段が設けられ、
    この磁気的支持手段は、スチール面に対して前記容器を付着させ得るよう構成されていることを特徴とする記憶補助デバイス。
  30. 請求項29記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記容器の背面パネルには、前記背面パネルの2つの上コーナー部分に向けて配置された複数の穴が設けられ、
    これら穴は、実質的な鉛直方向面上の適切な支持取付具に対して係合し得るよう構成されていることを特徴とする記憶補助デバイス。
  31. 請求項30記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記容器には、特定用途のデータを記録し得るよう構成された引出可能なパネルが設けられていることを特徴とする記憶補助デバイス。
  32. 請求項31記載の記憶補助デバイスにおいて、
    前記容器には、前記前面パネルの底部に取り付けられたトラフの形態をなすレセプタクルが設けられ、
    このレセプタクルが、マーカーペンまたは鉛筆を付帯し得るよう構成されていることを特徴とする記憶補助デバイス。
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