JP2004530298A - エネルギ調節用のオフセット経路構成 - Google Patents
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Abstract
少なくとも部分的にシーケンシャルな製造工程で形成され、電気的に相対するかおよび/または相補的なエネルギ部分の合流のために実施可能および/または動作可能な、既定のアセンブリ(複数可)および/またはアセンブリの変形例の一部として結合および/または形成されるように動作可能で、構成アマルガムによってエネルギ調節の部分が電圧を印加された回路の一部として動作可能になる、選択されたエネルギ経路と他の素子の融合。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は1997年4月8日に出願番号第08/841,940号として提出され、米国特許第5,909,350号として発行された特許の部分継続出願である、1998年1月19日に出願番号第09/008,769号として提出され、米国特許第6,097,581号として発行された特許の部分継続出願である、1998年4月7日に出願番号第09/056,379号として提出され、米国特許第6,018,448号として発行された特許の継続出願である、1999年12月13日に係属出願第09/460,218号として提出され、米国特許第6,331,926号の部分継続出願である、2000年5月26日の係属出願第09/579,606号の部分継続出願である、2000年6月15日に提出された係属出願09/594,447号の部分継続出願である、2000年8月3日に提出された係属出願09/632,048号の部分継続出願である、20001年2月5日に提出された係属出願第09/777,021号の部分継続出願である、2001年3月22日に提出された係属出願09/815,246号の部分継続出願である、2001年4月30日に提出された係属出願09/845,680号の部分継続出願である。
【0002】
さらに本発明は、2001年4月2日に提出された米国仮出願第60/280,819号、2001年7月2日に提出された米国仮出願60/302,429号、2000年8月8日に提出された米国仮出願第60/310,962号、2002年1月7日に提出された米国仮出願第60/__の権利を主張するものである。
【0003】
本出願は、相対的なオフセットグループ化が多数のエネルギ調節機能について次に実現可能である、電極などの、種々のエネルギ部分の伝播に関するエネルギ経路の相補的で相対的なオフセットグループ化を使用する、既定の、実質的に対称的にバランスのとれたアマルガムに関する。これらの構成および/または少なくともこれらの構成の選択された変形例は、アマルガムによって、エネルギ部分の合流が、電圧を印加された回路の一部としてエネルギ調節の一部を受ける、電気的に相対するかおよび/または相補的なエネルギ部分の合流を維持するように実現可能および/または動作可能な、離散的または非離散的な実施形態として動作可能である。
【背景技術】
【0004】
今日、典型的なシステム用途の中の電子部品の密度が増大するにつれて、望ましくないノイズという増大した密度の副産物によって、重要な電子回路も重要でない電子回路も性能が制限されている。この結果、望ましくないノイズの影響から回路部分を分離または閉じ込めるなど、望ましくないノイズという副産物の影響を避けることは、ほとんどの回路構成と回路設計にとって重要な考慮点となっている。
【0005】
差分モードノイズエネルギとコモンモードノイズエネルギは、エネルギ経路、ケーブル、回路板トラックまたはトレース、高速伝送ライン、および/または、バスライン経路によって生成され、これらに沿って伝播するかおよび/またはこれらをめぐって伝播する。多くの場合、これらのエネルギ導電体はたとえばアンテナ放射エネルギ場として作用する。このアンテナに似た性能は、高い周波数では、関連技術の受動素子を使用して伝播するエネルギの部分が、種々の容量性寄生および/または誘導性寄生などのエネルギ寄生干渉の増大したレベルを経験するという点で、ノイズという副産物の問題を悪化させる場合がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これらの増大は、部分的には、関連技術の固有の製造上および/または設計上のアンバランスおよび/または性能の欠点と、関連技術の解決法の機能的および/または構造的限度による制限が組み合わさって生じる場合がある。これらの欠点は固有に、関連づけられた電気回路に結合される望ましくないおよび/またはアンバランスな干渉エネルギに非常に導電的な動作性を生成するかまたは誘導するので、これらの寄生とEMIから少なくとも部分的なシールディングを作成することが望ましい。この結果、広周波数の動作環境では、これらの課題の解決法は、少なくとも、入力線と出力線を同時にフィルタリングすること、種々のアースまたはアンチノイズ構成を有する注意深いシステムレイアウトと、少なくとも部分的な静電シールドおよび/または電磁シールドと組み合わされた大規模で少なくとも部分的な分離の組み合わせを必要とする。
【0007】
したがって、離散構成要素または非離散構成要素に組み込むと、シールディングエネルギ経路構成から導出された、少なくとも部分的に物理的なシールディングと少なくとも部分的に静電的なシールディングを使用する、少なくともデカップリング機能、一時抑制機能、ノイズキャンセル機能、エネルギブロック機能、エネルギ抑制機能のうちから選択された、効果的で、対称的にバランスのとれた、持続可能な、同時のエネルギ調節機能を提供するために、ほとんど任意の回路用途で使用できる、エネルギ経路と他の既定の素子の、簡単で既定の構成を使用した、内蔵型のエネルギ調節構成に対するニーズがある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
例としての実施形態の理解は、同様な数字は同様な部分を指す付随する図面と共に、例としての実施形態の次の詳細な説明を考慮すれば容易に得られるであろう。
【0009】
本出願は、1997年4月8日に出願番号第08/841,940号として提出され、米国特許第5,909,350号として発行された特許の部分継続出願である、1998年1月19日に出願番号第09/008,769号として提出され、米国特許第6,097,581号として発行された特許の部分継続出願である、1998年4月7日に出願番号第09/056,379号として提出され、米国特許第6,018,448号として発行された特許の継続出願である、1999年12月13日に係属出願第09/460,218号として提出され、米国特許第6,331,926号の部分継続出願である、2000年5月26日の係属出願第09/579,606号の部分継続出願である、2000年6月15日に提出された係属出願09/594,447号の部分継続出願である、2000年8月3日に提出された係属出願09/632,048号の部分継続出願である、20001年2月5日に提出された係属出願第09/777,021号の部分継続出願である、2001年3月22日に提出された係属出願09/815,246号の部分継続出願である、2001年4月30日に提出された係属出願09/845,680号の部分継続出願であり、これらの各出願は参照により本明細書に組み込まれている。
【0010】
さらに本発明は、2001年4月2日に提出された米国仮出願第60/280,819号、2001年7月2日に提出された米国仮出願60/302,429号、2000年8月8日に提出された米国仮出願第60/310,962号、2002年1月7日に提出された米国仮出願第60/__の権利を主張するものであり、これらの各出願は参照により本明細書に組み込まれている。
【0011】
図面と説明は、エネルギ経路構成(energy pathway arrangement、エネルギ経路配置)のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態を示すものであり、いくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態を明確に理解するために適切な要素を説明するために単純化されており、明確化のために、典型的なエネルギ調節素子、システム、方法に見出される多くの他の要素は除去されていることを理解されたい。当業者であれば、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態を実装するために他の要素が望ましいかおよび/または必要であることが理解されるであろう。しかし、このような要素は当業界ではよく知られており、これらは本明細書に提示された例としての実施形態のよりよい理解を促進しないので、このような要素の議論な本明細書では提供しない。当業者であれば理解されるように、次の開示は、知られたエネルギ調節素子、システム、および/または方法に対する変形例と修正例に関するものである。
【0012】
エネルギ経路構成の多くの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、本明細書で一般に使用される”エネルギ経路”という用語は、各々がエネルギ部分の伝播を維持するために動作可能な、少なくとも1つまたはいくつかの導電材部分であってもよい。エネルギ経路は、エネルギ経路に直接結合されるかおよび/または隣接する非導電材または半導電材と比較すると、種々の電気および/またはエネルギをよりよく伝播するように、導電的であるか、および/または物理的な構成によって導電的であってもよい。
【0013】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態内のエネルギ経路は、エネルギ経路構成内のエネルギ経路の向きと配置により、エネルギ部分に対して種々の同時なエネルギ調節機能を可能にすることによって、エネルギ部分の伝播を容易にすることができ、さらに、種々のエネルギ部分と、伝播する相補的な他のエネルギ部分の相互作用を可能にすることができる。
【0014】
エネルギ経路は、エネルギ経路部分、全エネルギ経路、エネルギ経路、および/または導電体、および/またはエネルギ導電体、および/または電極、および/または少なくとも1つの工程で生成された導電体、および/または電極、および/またはシールディングを含んでいてもよい。複数のエネルギ経路は、エネルギ経路に関して上述した複数の各デバイスまたは素子を含んでいてもよい。
【0015】
あるタイプのエネルギ経路はシールディングを含んでいてもよい。シールディングは、シールディングエネルギ経路、シールディングエネルギ経路部分、被シールド側エネルギ経路部分、被シールド側エネルギ経路、および/または被シールド側導電体、および/または被シールド側エネルギ導電体、および/または被シールド側電極、および/または少なくとも1つの工程で生成された被シールド側エネルギ経路部分、および/または被シールド側導電体、および/または被シールド側エネルギ導電体、および/または”被シールド側電極”を含んでいてもよい。複数のシールディングは、シールディングに関して上述した複数のデバイスまたは素子を含んでいてもよい。
【0016】
1つのタイプのエネルギ経路は導電体および/または電極であってよい。本明細書に一般に使用されるように、伝播するエネルギ部分に関して、個別のまたは相補的に配置されるかおよび/または相補的な方向の導電体および/またはエネルギ導電体および/または電極は、たとえば、互いに物理的に相対するか、または、互いに相対的に方向付けられ、これによって、電気的に相補的であるかおよび/または電気的に差分である導電体の対および/または電極の対を含む。さらに、一般に本明細書に使用されるように、導電体(複数可)および/または電極(複数可)は、たとえば、抵抗リード、導電材部分、たとえば少なくとも1つの媒体801および/または分離部分などによって分離されたプレートなどの電気プレートなどの、個別の導電材部分、電気ワイヤを含んでいてもよい。
【0017】
例としての実施形態では、エネルギ経路構成は、一部または全体として少なくとも部分的にシールドエネルギ経路に配置されるか、および/または、相補的な電極対などの電極などの少なくとも2つのエネルギ経路の、分離するかおよび/または導電的に分離された少なくとも1つの対に関して、導電シールディング構造として配置された、少なくとも1つのシールディングを含んでいてもよい。
【0018】
さらに、本明細書に一般に使用される”AOC”813という用語は、エネルギ調節を受ける相補的なエネルギ部分の合流および/または相互作用を維持するために実現可能なエネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態内に、既定のおよび/または選択された三次元領域の少なくとも一部を含んでいてもよい。したがって、AOC813は、エネルギ経路とシールディングの対の種々の選択されたおよび/または既定のおよび/または配置された対の、既定の製造されたシーケンスの結果であってもよく、これらの経路は、エネルギ伝播から生じる既定のエネルギ調節機能が、AOC813内を通過する(pathed、経路)、相補的に伝播するエネルギの部分に対して行われることを可能にする。
【0019】
本明細書に使用される”ALI”という用語は、たとえばスペース、空隙または非電気的な物理領域、絶縁領域、またはエネルギ経路の構成によって生成された領域など他のタイプの領域をALIが含み、この結果、他の方法ではよりバランスの取れたエネルギ合流の相互作用が可能になるエネルギ経路構成の少なくとも一部が欠如する結果になるという事実に少なくとも一部基づいて、同等のAOC813よりも、相補的なエネルギ部分の合流が維持できなくなるように実現可能である、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の、既定のおよび/または選択された三次元の領域の一部を含んでいてもよい。たとえば、6400、806、666、6300、6500の各領域は、同等のAOC813より少ないエネルギ調節および/またはバランスのとれた相互作用および/または合流機能を有するので、ALIは、それぞれ806、6400、666 6300、6500と示された部分から構成してもよいかまたはこれらを含んでいてもよい。
【0020】
さらに本明細書で一般に使用される”外側”または”外部”という用語は、上記に定義されたAOC813の典型的な有効なエネルギ調節範囲または影響、スペースまたは領域までの場所および/またはこれを超えた場所を含んでいてもよい。本明細書で一般に使用される”外側”または”外部”は、AOC813と別々である必要はなく、エネルギ経路構成および/またはAOC813に含まれる他の素子と隣接して離れている必要もない。したがってたとえば本明細書で使用される、外側または外部は、電極の本体部分80との隣接した関係にかかわらず、AOC813に対して、電極拡張部79’X’のすべての場所または大部分の場所に適用することができる。
【0021】
特にたとえば図1、図2、図3、図7Aに関して描かれているような例示的なエネルギ経路構成の実施形態では、種々の伝播するエネルギ部分は相補的であり、エネルギ経路構成は回路構成(複数可)内に配置されると、エネルギ経路構成のエネルギ経路の所定の部分の中および/またはこの所定の部分に沿ってエネルギが伝播することを可能にし、これによって、相補的な導電体の各々から外向きに放射するエネルギ場の流れの伝播が生成する、電極をソースとする磁場の反対向きに移動する部分が相互作用できるようにする。この相互キャンセルは、所定の電極が他の相補的な電極から部分的または完全に物理的にシールドされ、影響を与える距離(複数可)内に配置される場合に発生しうる。さらに、それぞれの相補的な電極の大きさおよび/または形状の実質的な同一性、電極の間隔を開けて配置された関係、シールディングの介在、電極の導電的に分離された関係も、この相互のキャンセル効果に寄与することができる。
【0022】
さらに、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、相補的な電極は実質的に同じ大きさ、および/または形状、位置であり、静電シールディングがシールディング構造を介して伝播するかまたはシールディング構造の周囲で伝播するエネルギの部分に作用する、同時に動作するシールディング構造の中で、部分的に、複数のシールディングダイナミクスを受けることができる。当業者であれば、実質的に同様または等しい大きさまたは形状、相補的な大きさまたは形状、または同じまたは等しい大きさまたは形状などという用語の使用は、本明細書に説明されたエネルギ経路構成の製造において、相手先商標製品の製造会社(OEM)が使用するような製造慣行など、最新の製造業界で一般に理解されてるかおよび/または一般に慣行されている製造誤差を含むことが理解されるであろう。
【0023】
静電シールディングはシールディングの時それぞれの相補的な導電体の各部に対して相互に排他的であってもよいが、ダイナミックシールディングはさらにエネルギ経路内部の特定の既定の相対的な配置から生じ、この配置は複数の変数に依存する静電シールディングという結果を生む。複数の変数の中には、それぞれの電極部分に電圧を印加している間にエネルギが伝播するそれぞれの相補的な電極部分の各々の既定の物理的な配置と位置とが含まれるが、これに限定されるものではない。たとえば、選択された電極および/またはシールディングの既定の合成は、少なくとも部分的には、マルチ機能エネルギコンディショナを形成するときに使用されるなどのシーケンシャルな製造工程を使用して形成することができる。
【0024】
したがって、上に論じたシールディングのダイナミックな動作は、それぞれの相補的な電極のうち第2の電極に対する、それぞれの相補的な電極のうち第1の電極の既定の配置に少なくとも部分的に基づく。ここで相補的な電極のうち第1の電極と第2の電極は互いに相補的であり、”対になった一組”を形成することができる。さらに、シールディング動作は、導電性静電シールディング構造の少なくとも一部に対する、対になった電極の組の相対的な配置に基づいていてもよい。少なくともここで論じた相補的なエネルギ調節機能と静電的なシールディングダイナミクスは、AOC813の中で種々の既定のエネルギ経路に沿って種々の方向で伝播する種々のエネルギ部分に対して作用し、たとえば、所望のマスタ回路挙動を必要とする既定のマスタ回路の中のエネルギ経路構成の経路動作と同時に動作することができる。
【0025】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、電磁的/静電的に作動しているインピーダンス状態のサブ組み合わせが、エネルギ経路構成に沿って発生するかまたはその一部の中に発生するか、および/または、シールディングエネルギ経路に導電結合された、緊密に結合した既定の外部の導電部分に沿って発生するかまたはその中で発生し、これによって、既定のエネルギ調節回路を形成することができる。これらの電磁的/静電的に作動されたインピーダンス状態は、たとえば、エネルギ経路対に電圧を印加したことによって発生しうる。
【0026】
上述のエネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、各シールディングは本体部分81を含んでいてもよい。本体部分81は全体として互いに導電結合され、同時に、電極(複数可)の本体部分80を実質的に閉じ込めシールドすることができる。別法としては、シールディング本体部分81全体は、電極本体部分80を部分的にだけ閉じ込めるおよび/またはシールドする場合もある。
【0027】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、対称性、所定の重なったシールディングエネルギ経路、相補的なエネルギ経路の大きさと形状、相補的なエネルギ経路の互いに対する相互的な配置と対によって、バランスのとれた対称的なエネルギ経路構成が結果として形成される。ダイナミックなエネルギ伝播、、および/または、相補的なエネルギ伝播または量など種々のダイナミックな量の相互作用または対または組み合わせが、同時に測定することができないか、および/または、典型的なテスト装置の精度の基本的な限度未満で動作する可能性のある、エネルギ経路の製造可能なバランスのとれたおよび/または対称的な物理構成が結果として形成されうる。したがって、測定回路に平行なスペースなど、AOC813などのスペースの範囲内でこれらの相補的なエネルギ量の部分が同時に相互作用する時、エネルギ部分および/またはその相互作用は、典型的なテスト機器の定量化可能な範囲を超える可能性があり、”テストフロア”より下である可能性がある。
【0028】
固定されたポイントまたは想像上のポイントまたは中央の基準軸および/またはポイント999に対する相補的なバランス、対称性を維持する、素子の既定の構成により、測定機能や、電気的な強化または特徴的な変化など所望の結果を得ることができる。
【0029】
したがって、測定が得られる範囲は制御可能であり、これによって電気的な特性または電気的な特性に対する作用は、提供すべき所望の測定可能性または挙動または強化をあらかじめ決めるか、素子の構成によるか、また、所望の測定可能性または作用を提供するように素子を配置するかによって、制御可能である。たとえば、所望の電気的な特性および/または変動は、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つに関して次に説明し、図4から図9に描かれているように、少なくとも1つのエネルギ経路対の相補的なバランス、大きさ、形状、および/または対称性の少なくとも一部を変えることによって、所望の強化を受けるようにあらかじめ決めることができる。
【0030】
したがってたとえば、エネルギの相互作用の範囲、または、相互的なエネルギ伝播のタイミング、干渉などの変数は、エネルギ経路構成内で誤差を制御することによって制御可能である。これらの誤差は、たとえば製造工程を手動で調節するか、または半導体工程制御などコンピュータによる誤差制御によって制御可能である。したがって当業者であれば明らかなように、例としての実施形態のエネルギ経路は、受動素子工程などの製造工程を使用して形成することができ、この工程の誤差は当業者には明らかであろう。したがって、当業界のこれらの用語の普通の理解によれば、例としての実施形態のエネルギ経路構成を形成することによって、相互エネルギ部分伝播タイミングまたは測定はキャンセルまたは抑制できる。
【0031】
したがって、少なくとも1つの既定の製造工程を使用して、既定のエネルギ経路のバランスの取れたグループを有する合成された電子構造内で、相対的に配置された電極のグループのシーケンシャルに配置された構成という結果をもたらす、エネルギ経路構成が作成できる。既定のエネルギ経路のバランスのとれたグループは、対称的で数が相補的であり、互いに対して相補的に配置されるかおよび/または中央に配置されたシールディングのそれぞれの側面に実質的に等距離に配置された、スタックされた(stacked、積み重ねられた)電極のハイアラーキを有する、既定の電極アーキテクチャを含むことができる。ここで、各シールディングエネルギ経路は、全体の電極ハイアラーキに対して対称的なバランスポイントの少なくとも一部を提供することができる。したがって、既定の差分および/または相補的な大きさ、形状、および/または、配置の電極が、中央に配置されたシールディングのいずれかの側に存在する。これによって、エネルギ経路は、少なくとも1つの介在するシールディングを挟む、差分および/または相補的な大きさおよび/または形状の電極の対の、逆鏡像配置を含む、既定の相補的な物理的なフォーマットに対称的に分割される。この例としての実施形態は、対称的な相補的エネルギ経路構成と名づけられ、たとえば、たった今上記に論じた実施形態の反映されるかまたは回転された平行移動を含んでいてもよい。
【0032】
エネルギ経路構成はさらに、外部デバイス、または、回路、回路部分へエネルギ経路構成の素子を接着するために実行可能なものなどの、導電性構造、または、電極部分、電極終端素子、導電部分などを含んでいてもよい。さらに当業者であれば、少なくとも1つの既定の外部デバイス、または、回路、回路部分と組み合わせるかおよび/またはこれらに導電結合することによって、入力する外部エネルギの調節など既定の効果のために、エネルギ経路構成を動作させることができることが理解されるであろう。たとえば、少なくとも1つの外部デバイス、または、回路、回路部分へ、エネルギ経路構成の少なくとも一部を既定の方法で導電結合することにより、外部デバイス、または、回路、回路部分と、少なくとも1つのエネルギ経路の少なくとも一部に向かって伝播するか、これらから伝播するか、および/またはこれらを介して伝播する少なくとも1つのエネルギ部分に、特に達成可能なエネルギ調節機能が適用できるようになる。このような少なくとも1つのエネルギ部分は、相補的なエネルギ、電気的に相対するおよび/または電気的な極性を有する、相対するエネルギ部分を含んでいてもよい。さらに、エネルギ経路構成は離散構成要素としても動作可能である。
【0033】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、各電極はたとえば、基板、蒸着、エッチング、たとえばドーピング加工の結果などであってよく、シールディングはたとえば、電極基板、蒸着、エッチング、たとえばドーピング加工の結果であってもよく、たとえば、抵抗性を有していてもよい。
【0034】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、シールディングは、たとえば、低インピーダンスエネルギ経路、および/または共通電圧基準、および/またはイメージ平面機能、および/またはエネルギブロック機能を同時に回路に提供するなど、少なくとも2つのエネルギ調節機能のために動作可能である。ここでたとえば、図3Aの400などシールディングエネルギ経路は、静電的シールディングのために動作可能な、少なくとも部分的に物理的に挟み込まれたシールディング分離バリアとしての機能を少なくとも果たす。これらの機能はたとえば、シールディングエネルギ経路が、相補的な電極対の同じ大きさの相補的な各電極の少なくとも一部を挟むことによって提供される。同じ大きさの相補的な電極を使用することによって、たとえば、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の多くの可能な変形例を経済的に構成することができる。たとえば、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の、内部の、平行な相補的なエネルギ経路を近くに配置することによって、直接電圧を印加された回路動作に統合されず、また、内部の平行で相補的なエネルギ経路に直接結合されているわけでもない、シールディングエネルギ経路の上またはこれに沿って生成する、低インピーダンスエネルギ経路またはブロッキング機能の生成が可能になる。
【0035】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態内に見出される少なくとも第3のエネルギ経路の一部は、第1のエネルギ経路と第2のエネルギ経路の少なくとも一部のうち全部でなくてもほとんどに近接するか、または、間接的に隣接して部分的に囲むことができる。これによって、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、少なくとも2つ、しかし3つまたは3つ以上の、分離したエネルギ経路が提供される。たとえば、第1のエネルギ経路と第2のエネルギ経路が、差分および/または相補的なエネルギ経路および/または電力/戻り経路の少なくとも1つの対の少なくともそれぞれである場合、同時に、少なくとも第3のエネルギ経路は、媒体801および/または材料部分801の少なくとも一部によって、第1のエネルギ経路と第2のエネルギ経路から物理的および導電的に分離することができる。
【0036】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、少なくとも第3のエネルギ経路は、たとえば互いの直接物理的な結合から動作可能に電気的に分離された、回路および/またはバスラインの少なくとも第1の既定の部分と第2の既定の部分を使用するのではなく、たとえば回路および/またはバスラインおよび/または分離したアースおよび/または分離した導電領域および/または外部の導電領域(全部は図示せず)の既定の部分に導電結合するために使用でき、これによって、ブロードバンド周波数バイパスおよび/またはデカップリングの手段を提供することができる。
【0037】
このエネルギ経路構成はこのようにして、たとえば、外部に結合され配置された回路部分またはデバイスと組み合わせて配置することによる、差分モード電流とコモンモード電流などから生じる、望ましい場合もあれば望ましくない場合もある電気放射または電磁気放射を最小化、抑制、デカップリング、フィルタリング、またはその他の方法で修正することができる。さらに、エネルギ経路構成は、シールディングエネルギ経路が、奇数の重なったシールディング電極から形成される導電シールディング構造を含むという点で、バランスを提供することができ、全シールディング構造は、シールディングエネルギ経路に隣接する相補的な電極対に対してバランス作用を行なう。
【0038】
したがって、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態は、スムーズ化とエネルギ調節動作を可能にしながら、種々のスムーズ化および/またはエネルギ調節動作の望ましい程度は、集合的に本体の相補的電極部分80の互いに対する種々のそれぞれ既定の構成、および、対および/または本体シールディング電極部分81に対する構成による、望ましいエネルギ調節の既定のコントラストの関数となりうる。これらの望ましい関数(複数可)は、部分的には、種々のそれぞれの相対的な大きさの差、対称性および/またはバランス構成、全体およびそれぞれの支点に対する配置、800/800−IMなどのエネルギ経路、および/または、位置および/または配置の相補性、シールドおよび/またはシールディング電極の重なりまたは許可される望ましいエネルギの漏れ、および/または、新しいエネルギ経路構成ファミリーのいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態に対して外部であるかおよび/またはエネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の内部での、所定の素子の非接続および/または非結合など、互いの関係に部分的に拠るものである。
【0039】
さらに、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態は、回路、または、デバイス、回路部分内に配置することができ、電圧を印加して、差分モードフィルタリングとコモンモードフィルタリングを同時に行うなど、所望のおよび/または既定の周波数範囲全体にわたって電磁干渉(EMI)フィルタリングを提供することができる。当業者であれば理解されるように、既定の周波数範囲は、選択に従って広くても狭くてもよく、電極、および/または、媒体801、および/または、シールディング選択、および/または、素子配置選択に依存している。差分モードフィルタリングとコモンモードフィルタリングを同時に行う機能は、多くの場合、ソースとエネルギ使用負荷の間に接続された回路にも使用することのできるサージ防止機能を提供するために、新しいエネルギ経路構成ファミリーの多くの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態で使用することができる。
【0040】
例としての実施形態のマルチレイヤのオフセット電極対の既定の位置的なシフトは、たとえば、実質的にバイパスされた構成またはフィードスルー構成で構成することができ、たとえば単一のチップまたはマルチターミナルまたはマルチポイント電極チップアレイアセンブリの一部として形成することができ、また本明細書に説明するように、近くのおよび/または隣接するオフセット電極の互いから、全体としてまたは部分的に物理的にシールドすることができる。より具体的には、例としての実施形態のエネルギ経路は、たとえば、電圧印加時などに劣化または障害なしに、比較的広い周波数のエネルギを伝送するために、少なくとも1つの既定の構成の中で、受動的な重なったシールディングと電極のアーキテクチャを含むことができる。
【0041】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態のより具体的な実施形態では、既定の所望の調節特性を有する材料801は、エネルギ経路および/または電極の間に間隔を提供するか、および/または、エネルギ経路内の導電部分の間の導電結合を容易にするか、および/または、構成の電極を絶縁するか、および/または構造的な支持を提供するか、および/または、構成のシールディングと電極の間に正しい間隔で離れた距離を提供するために、エネルギ経路の導電体および/または電極など種々の素子を囲む相当な数のポイントの間に介在させ、これらに非導電結合することができる。
【0042】
これらの材料801は、たとえば、電極に対して、全般に包み込み隣接する関係で方向づけることができる。材料801は各材料801全体または材料801の間で均一な性質を有しない場合もあり、非均一性は、エネルギ経路構成の全部または一部の電気的な性質を変える場合もある。材料801またはその一部は、空気、半絶縁体、高いK定数と低いK定数の誘電体を含む絶縁体、容量性材料、誘電材料、強磁性体材料、フェライト、シェール(shales)、金属酸化物、バリスタ(varistors)、積層板、化学的にドーピングされた材料、マルチ積層材料、シリコンやゲルマニウムやガリウムヒ酸やガリウムヒ素などの半導体材料、または、これらの材料と他の材料の化合物や組み合わせなどを含む絶縁体から選択できる。典型的な実施形態では、材料801は、たとえばX7R、MOV、COG材料801などの絶縁性を含む。さらに当業者であれば理解されるように、たとえば、無水ピロメリット酸と4ジアミノフェニルエーテルの間の重縮合反応から生じるフレキシブルフィルムのフォームファクタの形であるポリイミドポリマまたはこの任意の誘導体などを、材料801として実装することができ、このポリマはさらに他の化合物または材料と組み合わせることもできる。
【0043】
材料801の既定の性質を有する部分は、導電材とは別に提供しなくてもよいことに注意されたい。この場合、まず第1に材料801は必ずしも、電極材料蒸着を受けるように実現可能か動作可能である必要はなく、あとから受け取るように動作可能に作成してもよい。たとえば、電極799またはエネルギ経路材料799は、化学的に変化したか、操作されたか、ドーピングされたか、触媒で処理されて、元の半導電性または非導電性の状態から導電性の状態になった、材料801の少なくとも一部を含む工程によって部分的に導出するか、または部分的または全体的に作成してもよい。
【0044】
さらに、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態のこのより具体的な実施形態では、導電体および/またはフレキシブルな導電材などのエネルギ経路は、Ag、Ag/Pd、Cu、Ni、Pt、Au、Pd、および/または他の金属、および/または導電的に作成された材料、および/またはこれらの組み合わせから選択することができ、これらの導電体は、抵抗性材料が適切な希釈剤で希釈された酸化ルテニウムなどの金属酸化物など抵抗性材料と組み合わせて、エネルギ経路を形成することができる。さらに、エネルギ経路は、たとえばマイラーフィルムまたは印刷回路基盤材料、ポリシリコンのドーピング、焼結した多結晶、金属、ポリシリコンケイ酸塩、ポリシリコンケイ化物などの導電材を作成するために使用される物質および工程を含むか、および/またはこれらから形成することができる。さらに、米国特許第6,214,422号で教示されたような、種々のハイブリッドポリマフィルム、プラズマ処理した面、真空蒸着、金属化した薄膜、箔キャパシタ、受動素子用のPPとPPT、プラズマ処理された面(複数可)を有する放射で硬化可能なアクリル酸ポリマを使用してエネルギ経路を形成することができ、この特許は参照により本明細書に組み込まれている。当業者であれば明らかなように、エネルギ経路は全体として均一な性質を有しなくてもよく、エネルギ経路間で一貫した性質を有しなくてもよい。
【0045】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、たとえば、薄膜受動素子は、少なくとも0.5J/cm.sup3のエネルギ密度を有するマルチレイヤ受動構成要素などのマルチレイヤ受動構成要素を使用して形成できる。ここで、少なくとも3つの交互に配置され真空蒸着された金属電極層があり、各電極層は、まずモノマ層を蒸着し、ついでモノマ層を放射硬化して形成された、蒸着または真空蒸着され、硬化または放射で硬化されたポリマ誘電体部分によって分離されて、電極の有効領域を画定する。これらの交互に配置された複数の金属電極層は、単一の層かマルチレイヤの、スパッタリングまたは半田付けされた材料部分または導電材でコーティングされた終端部分によって、各外側の周辺縁部分において終了していてもよい。この素子の形成は、たとえば真空内の連続的な1ステップ加工を含んでいてもよく、各電極は金属蒸発によって形成することができる。ポリマ層の上に金属層を形成することを繰り返して、真空蒸着され放射硬化されたポリマ誘電部分によって分離された、種々の複数の真空蒸着され交互に配置された金属電極を形成することができる。マルチレイヤの受動構成要素は、たとえば、第1の方向に沿って切断して単一の受動エネルギ調節ストリップを形成し、次に第1の方向と直交する第2の方向に沿って切断して個別の受動エネルギ調節構成要素に切断するなどで、複数のマルチレイヤ受動構成要素に切断してもよい。個別の受動エネルギ調節構成要素を切断することによって、電極層は、たとえば、ポリマ層に必ずしも組み込むか入れられなくてもよい相対する電極端に直交する電極縁に沿ったポリマ層に組み込むか入れることができ、これによって、直交する縁または周辺部分に沿った電極層の間のアークおよび/または漏れ電流を防ぐ非導電部分または非導電領域を形成することができる。
【0046】
このより具体的な実施形態では、実質的に共通の形状と大きさを有し、各々が互いに導電結合された少なくとも第1のシールディング、第2のシールディング、第3のシールディングは、実質的に共通の大きさと形状の少なくとも第1の電極と第2の電極を挟む。第1の電極は少なくとも部分的に第1のシールディングと第2のシールディングの間に挟まれ、第2の電極は少なくとも部分的に第2のシールディングと第3のシールディングの間に挟まれる。第1の電極と第2の電極は互いから、少なくとも部分的にまたは完全に分離されシールドされ、互いに対して対称的であるかおよび/または相補的な構成で配置され、第1の電極と第2の電極は各々、少なくとも1つの対応する領域において他に対して大きさが実質的に等しい少なくとも1つの対応する対面する電極領域を有し、さらに、第1の電極と第2の電極は各々、他の対応しない対面する領域と実質的に等しい、少なくとも1つの対応する対面しない電極領域を有する。対面領域、非対面領域、電極、および/またはシールディングはどれも、フレキシブルまたはセミフレキシブルか、剛性であってもよい。
【0047】
このエネルギ経路構成はついで、テストまたは調節などのためにより大きな回路構成に結合することができる。たとえば、回路構成回路は、グループ化された隣接する電極内部の分圧と相対する圧力のバランス化を示してもよく、および/または回路構成内の最小化されたヒステリシスまたは圧電効果を可能にする。瞬間的なエネルギ伝播を提供するためにスイッチング応答または特定の時間制限が必要であった関連技術では、これらの効果に頻繁に遭遇する可能性があったが、例としての実施形態を使用することによって改善することができる。これによって、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態では、実施形態はたとえば、エネルギソースからそれぞれの負荷、および/または負荷からソースへ戻るように接続または結合されたエネルギ入力経路およびエネルギ出力経路に沿うなど、上述の第3のエネルギ経路などの共通エネルギ基準の両方の電気側面上に同時に開いたエネルギ伝播として、バイパス構成またはフィードスルー構成とすることができる。エネルギ経路構成のいくつかの実施形態のうち少なくとも1つの実施形態による、電極とエネルギ経路が交互に配置された材料は、全体的な大きさとシールディングの間に配置された電極対の数に少なくとも部分的に依存する、ナノファラッド(nF)から1ファラッド(F)範囲のキャパシタンスを伴う、1000ボルト(V)まで有効なエネルギコンディショナとして動作することができる。
【0048】
このより具体的な実施形態では、構成の他の素子を、互いに対して全般に平行な関係の方向に配置してもよいし、および/または所定の素子を垂直な関係で配置してもよい。したがって、エネルギ経路は水平に配置してもよいし垂直に配置してもよい。本明細書に記載されたすべての素子は、たとえば、隣接する素子または回路と別々の電気的な関係を維持しながら、非絶縁の導電的な開口部または導電性のスルーバイアスを含むことができる。
【0049】
例としての実施形態の差分容量バランスまたは誤差バランス特徴が生じる場合があり、これは、素子の配置、大きさ、分離、接続配置によって制御可能であり、たとえば、3%の内部の容量誤差で製造されたエネルギ経路構成を可能にする。バランスは図4から図10に関してさらに次に論じる。この内部バランスは、相関する3%の容量誤差で、接着されるかまたは結合され、電圧を印加された回路に渡されてもよい。
【0050】
図1、図2、図3に関しては、エネルギ経路構成のいくつかの可能性な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態は、それぞれ電極リード部分812”XX”と79Gなどの長い拡張部分または拡張を含むことのできる、相補的なエネルギ経路および/またはシールディングエネルギ経路を有する。相補的なエネルギ経路および/またはシールディングエネルギ経路の本体部分80、81はそれぞれ、これらの電極リード部分812”XX”と79Gを含むか、またはこれらに電気的に接続することができる。たとえば、本体部分80と、812A1に関して拡張部分(複数可)812”XX”を有するエネルギ経路は、近接するかまたは隣接して挟むシールディングエネルギ経路および/またはそれぞれの本体部分81の間に少なくとも部分的に位置合わせされた本体部分80を有することができる。
【0051】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によって、使用されるケージ状の導電シールド構造の一部を図1から図3に示す。図3Aは、図1から3と同様な、ケージ状の電極シールド構造400の一部を示し、同様な実施形態の同様な断面図999を図3Bと図3Cに示す。図1では、中央に配置され共有されたシールディングエネルギ経路800/800−IMが既定の性質を有する材料801または部分800−Pの上の一部の上に配置されて(deposed、供述する、退ける)示される。材料部分801または材料801のプレートの上に配置されたエネルギ経路800/800−IM、バイパス電極855BTと855BBは、それぞれ855BT−Pと855BB−Pであってもよい。プレート855BT−Pと855BB−Pは、共有され中央に配置されたシールディングエネルギ経路800/800−IM−Pを挟むために配置された、全般に平行なシーケンシャルスタックに配置された、既定の性質を有する材料801の少なくとも一部であってもよい。
【0052】
本明細書に全般に説明されたように、シールディングエネルギ経路800/800−IMと、バイパスエネルギ経路855BTと855BBは、対称的な逆鏡像の関係に配置され、スタックされたシーケンシャルな製造工程に基づいていてもよい。この配置の結果、たとえば図1、図2、図3Cに示されるように、バイパスエネルギ経路855BTと855BBと、中央に配置された経路800/800−IMの上と下に、シールディングエネルギ経路のスタッキングが形成される。
【0053】
たとえば媒体材料801がバイパス経路855BTと855BBの上と下に配置できる。中央に配置され共有されたシールディングエネルギ経路800/800−IM,シールディングエネルギ経路815、810、オプションのシールディングエネルギ経路855/855−IMと850/850−IM、差分バイパスエネルギ経路855BTと855BBは各々、平行に介在するかまたは蒸着された材料801によって全般に分離された本体部分81と80を含む。
【0054】
各シールディングエネルギ経路は、重なった位置合わせの関係がシールディングエネルギ経路の縁805の実質的に全部に共通で共有される周辺縁アライメントという結果になるように実質的に並べることができる。805縁は各シールディングエネルギ経路のコプラナな周辺部周辺に位置し、上記のように拡張部79Gのような各シールディングエネルギ経路と一体化した本体部分81と、隣接する拡張部とを含んでいてもよい。
【0055】
図1から図3に示されるように、隣接する電極拡張部79Gは、各シールディングエネルギ経路855/855−IM、845、835、825、815、800/800−IM、810、820、830、840、850/850−IMと隣接して形成され、それぞれ本体部分81から離れ周辺および/または境界縁817に向かって伸びる形態で形成または製造された、導電材799の並んだ部分であってもよい。各隣接する拡張部79Gは、最終的にはそれぞれ、導電部802Bまたは802Aと結合される。少なくとも1つの実施形態によって、多数の導電性結合ローカルを各シールディングエネルギ経路855/855−IM、845、835、825、815、800/800−IM、810、820、830、840、850/850/−IMの縁805の一部に提供するか、および/または、少なくとも4つの側面のうち少なくとも3つのすべてに追加のシールディング分離を提供するために、互いに1つの共通導電性結合を少なくとも共有するシールディングエネルギ経路を含む、相互接続されたシールディング導電性構造に加えて、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の本体周辺に少なくとも270度から360度で伸びる導電材料部分802として巻きつける形で含めてもよい。このエネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態は、実施形態の離散チップバージョンと共に使用でき、802A部分と802B部分の必要性をなくし、少なくとも1つの相補的なエネルギ経路対の相補的なエネルギ経路に導電結合されない外部に配置されるエネルギ経路を伴う。参照により本明細書に組み込まれた1997年4月8日に提出された米国特許第5,909,350号は導電材料部分802の例を含み、このコンセプトを説明するために使用できることに注意されたい。既定の中央に配置されたシールディングエネルギ経路は、層の数、バランスの取れた素子の位置的な配置、これらの種々の素子に与えられた距離関係に関して、バランスの取れた三次元の対称的な層の構成のバランスポイント、または支点/仕切りとしての役割を果たし、これによってこの結果できたバランスの取れた三次元の対象性の構成が、シールディングの少なくとも一部について存在、維持できるようにし、これによって離散実施形態と共に使用するために導電材802の単一の”包み込む”応用を使用することによって外部に配置されたエネルギ経路への少なくとも1つの共通導電性結合を共有することを可能にし、これによって、部分802Aと802Bと示されている同じ導電材802の2つの”非包み込み部分”を除去することを可能にする。ここで802Aと802Bなどの導電材部分は外部に配置された共通エネルギ経路と導電結合される。
【0056】
シールディングエネルギ経路の本体部分81の部分の実質的に全部が、既定の外側の縁817に対して少なくとも平均で既定の距離814だけオフセットできることに注意されたい。さらに、エネルギ経路855BTと855BBは、各エネルギ経路855BTと855BBの外側の縁803の部分が、重なったシールディングエネルギ経路の縁部分805のアライメント部によって重なることができるように、シールディングエネルギ経路の並んだ縁の外側の縁805から、追加の距離806をオフセットしてもよい。したがって、エネルギ経路855BTと855BBは、エネルギ部分が伝播するために動作可能な任意の所与のシールディング領域の、エネルギ部分が伝播するために動作可能な導電領域より小さな、エネルギ部分が伝播するために動作可能な導電領域を、またはエネルギ部分が伝播するために動作可能な導電領域を含むことができる。このようにして、挟み込むシールディングエネルギ経路のうち任意の1つは、任意の1つの相補的な電極の上下の合計の、合計の動作可能な領域よりも大きな、上下の合計の導電領域を所有することができる。
【0057】
導電材部分802Aと802Bが既定のシールディング805の一部と導電結合することができる場合回路の一部として動作でき、差分経路は少なくとも2つのシールディングによって少なくとも部分的に挟まれ、各差分電極は重なったシールディングの各々に対して全体の大きさがより小さい、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、差分電極は重なったシールディング内でオフセットされ、間隙領域806を形成する。これによって、少なくとも2つの重なったシールディングエネルギ経路の各々の少なくとも一部は、電極によって直接ブロックされるこれらの少なくとも2つのシールディング経路の間の視野方向を有しない場合がある。図3Aの典型的な実施形態では、差分電極855Bが差分電極855BTと相対して配置されることを除いて、単一のケージ状構造800Eは単一のケージ状構造800Dの鏡像である。
【0058】
エネルギ経路リード部分79’X’、812’X’または798’X’は好ましくは導電性である。これらの電極リード部分79’X’は、エネルギコンディショナ本体の側面の異なる側面部分に関して相対的で相補的な対になった関係で配置でき、より大きなシール
ディング電極8”XX”によって分離できる。
【0059】
図3Aに示されるように、885BT、865BT、855BB、875BBの差分電極のグループと、875BT、855BT、865BB、885BBの差分電極のグループは、共通の導電性ケージ状シールディング構造内で既定のシーケンスで3次元配置スキーマの中に入れることができる。
【0060】
たとえば図3Aに示されるようにたとえば構造800C、800D、800E、800F、800Gは、個別に見ると6つのシールディング825、815、800/800−IM、810、820、830を含み、シールディング構造900A、900B、900Cとして動作可能な時は、6つのシールディング825、815、800/800−IM,810、820、830は、動作可能なシールディング構造900Aがシールディング800/800−IM、810、820を使用し、動作可能なシールディング構造900Bがシールディング815、800/800−IM,810を使用し、動作可能なシールディング構造900Bがシールディング810、820、830を使用するように既定の方法で混ぜ合わせ、重ねることができる。面白いことに、すべての3つの動作可能なシールディング構造900”X”がシールディング810を使用できることに注意されたい。さらに、800Eと800Fは、被シールド側導電コンテナの対としての役割を果たす単一のより大きな共通導電性ケージ状電極シールド構造900Aを生成し、800Eと800Fはまたそれぞれ、900Cと900Bの一部を構成する。
【0061】
各コンテナ800”X”は、より大きな構造900”X”の中に、必ずしも物理的に相対していない等しい数の同じ大きさの差分電極を含んでいてもよい。各コンテナ800”X”は、全般に(generally、大体、ほぼ、概ね)同質な物理的および電気的に平行で共通の方向に配置できる。当業者であれば理解されるように、より大きなケージ状の導電シールディング構造900Aは、共に作用する800Eと800Fの個別のシールド状導電構造と共に、電圧を印加されると、逆流半田導電エポキシ、接着剤などによって導電材部分802Aと802Bによって同じ外部の共通導電経路領域(図示せず)に接着される。
【0062】
図1では、外側の2つの追加の挟む側のシールディングエネルギ経路815と810の中で、差分電極855BTと855BBの間の介在に関して、中央のシールディングエネルギ経路800/800−IMは、電圧を印加されないケージ状の電極シールド構造900Bを形成する。これによって、差分電極855BTと855BBの両方が中央のシールディングエネルギ経路800/800−IMを同時に使用し、電荷切り替えに関して反対の結果を生むことができる。他のエネルギ経路855BTと855BBの間、および/またはここに結合された外側の差分エネルギ経路の間の近場結合の低減という結果を生む、電圧を印加されたファラデー状ケージシステムの静電シールディング効果がなければ、エネルギ経路855BTと855BBの縁803を越えて伸びていたであろうエネルギ束フィールドの部分に対してシールドを提供するために、オフセット距離と領域806により、シールディングエネルギ経路800/800−IMは、エネルギ経路855BTと855BBのアライメントを超えて伸びることが可能になる。
【0063】
水平領域806はたとえば、エネルギ経路855BTまたは855BBとシールディングエネルギ経路800/800−IMの間の垂直距離よりも0倍から25+倍または25倍以上であってもよい。このオフセット距離806は、特定の用途に関して最適化できるが、理想的には各経路の間の重なりの距離806はすべて、平均でほぼ同じである。たとえば図2の静電シールディングが完全に犠牲にならない限りは、経路間の領域806の間の大きさの間の小さな差は重要ではない。
【0064】
電極855BTまたは855BBを、800Bのいずれかの側面など855BTまたは855BBの外部に位置する外部のエネルギ経路にそれぞれ結合するために、エネルギ経路855BTと855BBは、重なったシールディング800/800−IM、810、815の縁805を拡張部812Aと812Bだけ越えて伸びる1つまたは複数の部分812を有することができる。これらの拡張部はさらに、材料890Aと890Bに導電結合され、これによって、バイパスエネルギ経路855BTと855BBが、シールディング経路800/800−IMのいずれかの側面に電気的に配置された外側の差分エネルギ経路に電気的に結合できる。マルチレイヤ構成要素は、少なくとも1つの材料890Aおよび/または890Bと、複数の電気端末部分802Aと802Bとを含み、各材料890Aまたは890Bは、図2にそれぞれ示されるように少なくとも第1の電極または第2の電極にそれぞれ導電結合できる。たとえば、少なくとも3つの素子が、同時のキャンセルおよび/または抑制、および/または差分モードフィルタリングとコモンモードフィルタリングを同時に行うなどのほかのエネルギ調節機能を提供できるという事実のため、マルチレイヤ構成要素は、マルチプロセシングユニット、コネクタアセンブリ、バイパスとデカップリングキャパシタ、バイパスキャパシタアレイ、フィードスルーキャパシタアレイのためにデカップリングキャパシタを画定するように構成できる。
【0065】
さらに、内部で生成したエネルギ寄生が帯電して閉じ込められる、ケージ状効果または静電シールディング効果は、それぞれ対になった相補的なエネルギ経路本体部分80からシールドするために発生する。部分的な静電シールディングは、近くの対になる相補的な導電エネルギ経路に、内部で生成されたエネルギ寄生の一部が逃げることを防ぐための保護を提供する。静電シールディング機能はまた、既定の領域内の既定の相補的なエネルギ経路のバランスのとれたおよび/または比例して(proportional、つりあって、相対的に)対称的に一致したはめ込みの、少なくとも実質的に閉じ込めるまたは実質的に物理的なシールディングによって、電圧を印加された相補的なエネルギ経路によるエネルギ寄生を最小化する助けともなる。
【0066】
図3Bと図3Cに関して、共通エネルギ経路に含まれる、位相が相対する電気的に相補的な動作の分離の距離が非常に小さくても、材料801’シールディング’機能を含む導電材部分と非導電材部分の介在を使用できることに注意されたい。共通導電シールド構造の相対する側面の間でバランスのとれた方法で、種々の電気的に相対する等しい大きさのエネルギ経路の反対物を使用するエネルギ部分が相互作用できるように、共通導電部分への結合が行われた時、さらに動作が発生する。
【0067】
遊離寄生の抑制と封じ込め機能が同時に行われ、位相が相対する電気的に相補的な動作の直接的分離または間接的分離またはその両方の、非常にわずかな距離(複数可)だけ互いから離れている電気的に相対する導電エネルギ経路対に沿って伝播するエネルギの種々の部分の例外的な相互エネルギ束キャンセルは、協力して動作して例としての実施形態の機能を強化する。H場場束は、伝送経路、トレース、ライン、導電体または導電層部分に沿ってアンペアの法則によって伝播する。1つの実施形態では、エネルギ入力経路とエネルギ戻り経路が互いに非常に近接し、少なくとも2つの材料部分801だけの最小分離でほとんど直接隣接し平行になっており、シールディングエネルギ経路と、対応する相補的なエネルギ場の部分は、別の個別の効果の相互のキャンセルまたは最小化のために組み合わせることができる。相補的で対称的な経路が近づけば近づくほど、相互キャンセル効果はよくなる。
【0068】
#−IM’X’と示されるような所定のシールディングエネルギ経路は、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態のエネルギ経路の残りと非常に近接してその外側でこれらを挟んだ位置の、追加に配置されたシールディングエネルギ経路であってもよい。
【0069】
図3B、図8B、図8Cに開示されているように、追加に配置された外側のシールディングエネルギ経路は−IMO−’X’と示される。追加に配置された内側のシールディングエネルギ経路は8”XX”/8”XX”−IM−Cを例外として、−IMI−X’として示され、オプションであってもよい。追加に配置された外側と内側のシールディングエネルギ経路はまた、他のシールディングエネルギ経路との間でまた互いに、8”XX”/8”XX”−IMと示された中央のシールディングエネルギ経路に対して、及び少なくとも1つの実施形態の最終的なスタティックな形態の複数のシールディングエネルギ経路のほとんど任意の他の部材に対して、導電結合してもよい。中央に配置された共通エネルギ経路電極8”XX”/8”XX”−IMの追加の数は合計で、既存の中央に配置されたシールディングエネルギ経路またはシールディングエネルギ経路8”XX”/8”XX”−IMに追加できる奇数であり、マルチ回路エネルギ調整を強化できる特定の独特な特徴を提供できることが企図されている。
【0070】
図3Bと図3Cでは、たとえば801材料の一部で満たすことのできる間隔分離距離は、806、814、814A、814B、814C、814D、814E、814Fと示すことができ、通常は素子関連構成で最終的であってもよい。
【0071】
たとえば分離または間隔距離806、814、814A、814B、814C、814D、814E、814F、814Eは全般に、所望のエネルギ経路の支持と分離または間隔機能を助けるために、814Eなどエネルギ経路および/または電極部分に形成される、ほとんど隣接するか近接してスタックされたエネルギ経路材料の間にある3次元分離距離の一部または間隔に近接していてもよく、たとえば、シールディングエネルギ経路825とシールディングエネルギ経路815の間の関係を示し、相補的なエネルギ経路865BTの一部だけを含むのではなく、材料801または材料801の同等物の少なくとも一部を含んでいてもよい。間隔666は、たとえば817周辺部内または817周辺部を超えて見いだされる領域を示し、本明細書に記述されるように同時のエネルギ調節機能が動作可能であるために最小である。
【0072】
1実施形態では、エネルギ経路構成のマルチレイヤ構成要素は、互いに導電結合され、既定の性質を有する支持材の上に形成できる、少なくとも3つの共通の大きさの重なったシールディング電極を含んでいてもよい。少なくとも第1の電極と少なくとも第2の電極は、既定の性質を有する支持材の上に既定の方法で形成でき、第1の電極は、少なくとも3つの共通の大きさの電極のうち少なくとも2つの共通の大きさの電極の間にスタックできる。第2の電極は少なくとも3つの共通の大きさの電極のうち少なくとも2つの共通の大きさの電極の間にスタックでき、これによって、第1の電極と第2の電極は3つの共通の大きさの電極のうち1つの中心に配置された共通の大きさの電極を挟み、一方、第1の電極と第2の電極は既定の距離などで3つの共通の大きさの電極に対して実質的に等しくオフセットすることができ、支持材は3つの共通の大きさの電極を第1の電極と第2の電極から分離することができ、これによって、第1の電極と第2の電極と、少なくとも3つの共通の大きさの電極の間の直接導電結合を防ぐことができる。
【0073】
これによって、第1の電極は少なくとも3つの共通の大きさの電極のうち少なくとも2つの共通の大きさの電極の間にスタックでき、第2の電極は少なくとも3つの共通の大きさの電極のうち少なくとも2つの共通の大きさの電極の間にスタックすることができ、これによって、第1の電極と第2の電極が、少なくとも1つの中央に配置された共通の大きさの電極に対して実質的に等しくオフセットされ、これらの電極の間の直接電気結合を防ぎ、非離散的または離散的エネルギ調節電極構造を形成するように、第1の電極と第2の電極は、少なくとも3つの共通の大きさの電極のうち少なくとも1つの中央に配置された共通の大きさの電極の少なくとも一部を挟む。
【0074】
当業者であれば、ここに論じた素子の形状、厚さまたは大きさは、電気的な用途に依存して変えてもよいことが明らかであろう。例としての実施形態の素子は、エネルギ経路の構成が少なくとも2つの既定の導電シールディングコンテナを形成し、ついで少なくとも1つのより大きな、少なくとも部分的にファラデーケージ状のシールド構成を形成し、さらに電圧印加など所定の状態で、少なくとも1つの電圧を印加された回路部分との組み合わせなどで離散変形例または非離散変形例のいずれかで、開示された原理で動作する相補的な差分電極対の部分に、同時にシールディング機能を提供するように変更してもよい。
【0075】
典型的なエネルギ経路構成の1実施形態は、図4A、図4B、図4Cに、相補的で対称的にバランスのとれたエネルギ経路構成として示される。特に図4Cを参照すると、複数の連続して重なったエネルギ経路815、855BT、800/800−IM、855BT、810が示されている。これらのエネルギ経路は、たとえば、バリスタ材特性、または、主に強磁性材特性、主に誘電性材特性を有する材料801から作成してもよく、図示されているように806、814、814A、814C、814D、814E、814Fによって離してもよい。続くエネルギ経路の各々は、前のエネルギ経路の上に重なっており、たとえば、第3の経路800/800−IMは第2の経路855Bの上に配置されている。第1のエネルギ経路815は第3の経路800/800−IMと第5の経路810の両方に導電結合され、1組のシールドを形成できる。シールドの組の各経路は、実質的に同じ大きさであってもよい。
【0076】
1組の電極はシールドから導電的に分離されている。電極の組は、第4のエネルギ経路855BTから少なくとも部分的に導電的に分離された第2のエネルギ経路855BTを含む。電極は互いに面して配置された同様な導電領域80を有する。各電極は実質的に同じ大きさであり、各シールドよりも小さい。
【0077】
図3Aでは、示されたマルチレイヤ構成要素の例はまた、内側のエネルギ経路と外側のエネルギ経路の間の外側の導電「連絡」のために使用される、890Aおよび890Bなどの少なくとも1つまたは複数の電極結合材部分を含んでいてもよい。802A、802B、890A、890Bなどの結合材部分は、回路接続に関して、ほとんど任意の’連絡’方法に置き換えてもよいか、または直接結合導電素子に置き換えてもよいことに注意されたい。たとえば、図4Bと図4Cでは、結合導電素子は、バイアホール導電体(via hole conductor、バイア正孔伝導体)888Aなどのバイアホール導電体として示され、当業界で知られた共通導電結合加工によって、少なくとも第1の複数の電極885BT、865BT、855BB、875BBに導電結合され、さらに、バイアホール導電体888Bは、少なくとも第2の複数の電極875BT、855BT、865BB、885BBに導電結合され、バイアホール導電体777Aとバイアホール導電体777Bはたとえば、両方とも845、835、825、815、800/800−IM、810、820、830、840にそれぞれ導電結合され、場合によってはそれぞれ最終的には、外部の共通エネルギ経路に共通に導電結合することができる。
【0078】
図4Aから図4Cの他のエネルギ経路構成はまた、少なくともバイパス伝播モード855BT、855BBエネルギ経路構成として動作可能であり、第1の経路、第3の経路、第5の経路、815、800/800−IM、810は、少なくとも第2のエネルギ経路と第4のエネルギ経路855BTと855BBの一部のシールディングとして動作可能であり、複数の経路815、855BT、800/800−IM、855BB、810はまた、容量性ネットワークの一部として共に動作可能である。エネルギ経路構成は、サージ防止機能を伴う、コモンモードフィルタリングと差分モードフィルタリングを同時に実行することができる。たとえば800/800−IMに示すように、複数のシールド815、800/800−IM、810のうち少なくとも1つのシールドは、電圧バイパスおよび/または分圧を受けるように動作可能であり、ラインからラインのキャパシタンスの値はラインからアースのキャパシタンスの値の約半分である。
【0079】
図4Aから図4Cのエネルギコンディショナは、複数のシールドに結合された、少なくとも2つの外側の重なった電極を含んでいてもよく、このシールドは誘電性、バリスタ性、フェライト性を有する材料から構成することができ、重なった電極は分圧器として動作可能である。典型的な実施形態では、これらの2つの外側の重なった電極は、エネルギ使用負荷の役割を果たす回路アセンブリに関して、コモンモードフィルタリングと差分モードフィルタリングを同時に実行するために、電圧を印加された動作のために基板、モータ、回路などの別の素子に導電結合される。
【0080】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、図4Aから図4Cのエネルギコンディショナは、近場電気束の一部が図4Aから図4Cのエネルギコンディショナ全体の部分から逃げるのを防ぐように動作しながら、エネルギ寄生の合計量のうち一部の静電シールディングを維持する。図4Aから図4Cのエネルギコンディショナは、離散構成要素または非離散構成要素のいずれかとして、センサの一部または演算増幅器回路アセンブリの一部として動作可能である。1実施形態では、経路、共通エネルギ経路電極、等しい大きさの差分帯電バイパス電極、フィードスルー導電経路電極の数は、既定の方法で増やして、全般に物理的に平行で電気的に並列な関係でいくつかの導電エネルギ経路要素の組み合わせを作成することができ、物理的および電気的に並列な構成は、少なくとも回路エネルギソースと少なくとも回路エネルギ使用負荷の間の、電圧を印加された配置に関して電気的に並列であってもよい。この回路アセンブリ構成はまた、それにより増大したキャパシタンス値を生成する。
【0081】
図4Aから図4Cを参照すると、共通導電シールド構造が使用できる。この図では、回路接続に使用される任意の外側の導電素子は示されていない。さらに出願者は、主に所定の電気調節機能または結果に分類される既定の性質801を有する材料の使用も企図している。これには、たとえば、スーパーキャパシタ用途またはナノサイズのエネルギ調節構成など、製造された非離散集積回路金型の中で非離散の容量性または誘電性の構造または電極を使用する積層された応用も含まれる。たとえば、離散エネルギ経路構成は、樹脂材から製造された材料部分801を有するように動作可能であってもよい。同様に、離散エネルギ経路構成の形成は、30分内に少なくとも摂氏15度、エネルギ経路構成の少なくとも一部の温度を上げる、焼成または加熱プロセスを含むか、フォトリソグラフィ(photolithography)の使用を含んでいてもよい。
【0082】
図5A、図6A、図7A、図8Aは、実質的に同じ大きさと形状の複数のシールド845、835、825、815、800/800−IM、810、820、830、840を示す。この複数は、777Bと777Aの両方に導電結合できる、少なくとも第1、第2、第3のシールド810、800/800−IM、815を含む。第1の電極855BBと第2の電極855BTは、対称的で相互に相補的な方向で、互いから実質的に分離されシールドされるように配置できる。第1の電極と第2の電極は各々、大きさが等しい少なくとも1つの対応する対面した電極部分813Eを有する。6400と6500などのALI領域の一部を占める非対面電極領域は、実質的に等しい大きさである。各電極は、非対面領域6400、6500と実質的に大きさが等しく比例した、対面電極領域および/または伝播領域813Eを有することができる。しかし図示されたように、1実施形態では、相補的な電極の対面領域は、部分的にしか重ならない。さらに、図示された実施形態の電極は、シールディングエネルギ経路の重なった縁805の外側の周囲内に完全に囲まれていなくてもよい。
【0083】
図9Aと図9Bには、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態のシールディングエネルギ経路が示されており、種々の分割(split)エネルギ経路構成と共に動作可能な少なくとも1つの実施形態を示す。分割エネルギ経路855/855−IMO−1と855/855−IMO−2は、855/855−IMO非分割エネルギ経路と同様に機能する。すべてのエネルギ経路、シールド、電極は、分割エネルギ経路構成を含んでいてもよいが、中央に配置されたシールディングエネルギ経路である任意の既定の800/800−IMは例外である。対応する重なった緊密に配置された855/855−IMO−1と855/855−IMO−2経路の対の分割構成は、薄い導電性または導電抵抗性材料(複数可)を含んでいてもよく、これは、図8Bに示されるように、855/855−IMOと隣接するシールディングエネルギ経路845の間にある間隔など、814または814Aの間隔および/または距離よりも、通常は薄いかまたは量が少ない、間隔および/または距離814Bを占める絶縁材部分801を含む、半導電性または非導電性支持材801の一部によってわずかに分離される814B。分割エネルギ経路は、非分割エネルギ回路より合計エネルギ経路伝播領域を増やすことが可能なので、一部の構成では有利である。
【0084】
855/855−IMOなどのより大きな共通シールディング導電体は、少なくともエネルギ伝導量の増大のため、また、電圧を印加された動作からよりよい熱放散を提供するなど所定の他のエネルギ経路機能を増大するためなどに、分割経路素子を使用するより大きな汎用シールディング構成の一部として含むことができる。分割エネルギ経路構成は、非分割エネルギ経路と比べて、構成されたエネルギ経路の相対的な電流搬送能力を実質的に増大できるので、非分割構成に対して全体の電流処理機能を高めるだけでなく、同じキャパシタンスの同等な構成要素の全体の大きさを低減することができる。
【0085】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態では、各差分導電エネルギ経路対は、内部のシールディングエネルギ経路の少なくとも一部に沿って生成されたゼロ電圧基準イメージノードを使用することができる。一定の程度のエネルギ調節機能は常に発生できるが、シールディングを受け取る回路の部分が挟む側のシールディング経路の足跡の中にある既定の領域で最適となる。
【0086】
たとえば、少なくとも部分的にシールドされたエネルギ経路からシールドされた、内部で生成されたエネルギ寄生の閉じ込められた部分の帯電した閉じ込めを有する、物理的なシールディングケージ状効果または静電シールディング効果は、少なくとも部分的にシールドされたエネルギ経路に関して、外部で生成されたエネルギ寄生結合からの、少なくとも一部の物理的なシールディング保護を提供することができる。
【0087】
さらに、既定の性質801を有する材料の部分を伴う、導電材799の選択的な介在の既定の構成は、相対して帯電した有効な導電性エネルギ経路の分離が非常に小さな距離でも動作可能な実施形態を可能にする。中央のシールド8”XX”またはシールド800/800−IMに対して、相対的にバランスのとれた相補的に対称的な構成は、バランスのとれた相互の導電部分の構成支点として使用される。
【0088】
バランスが取れているがシフトされた実施形態内の、電気的に相対する相補的な電極対に沿って伝播するエネルギの少なくとも部分的な束場キャンセル。さらに、遊離エネルギ寄生、相補的に帯電した抑制、物理的および静電的シールディング抑制も同時に発生しうる。この結果は、RF戻り経路が対応するソールエネルギ経路と通常は平行で隣接しているエネルギ経路に少なくとも部分的に沿って、磁束エネルギが移動するため達成される。ここで、磁束エネルギは時々、戻りエネルギ経路に対して測定されるか観察することができる。
【0089】
相互に相対する場を組み合わせると、通常はキャンセル効果または最小化効果が観察される。相補的で対称的な方向に配置されたシールドが近づけば近づくほど、相対するエネルギ伝播への相互の相対するよりよいキャンセル効果が生まれる。相補的で対称的な方向に配置されたシールドの方向が重なれば重なるほど、寄生の抑制とキャンセル効果によりよい結果が得られる。これに対応して、これらの特徴は、本明細書で論じたシフトにより変えられる。
【0090】
シフトされたエネルギ経路の対は、シールディングエネルギ経路800/800−IMなど既定の中央のエネルギ経路に関して、相対的にバランスのとれた相補的に対称的および/または相互の配置であってもよいという事が注目される。1実施形態は、既定のシールドと、たとえば800/800−IMなどの中央に配置されたシールドを相補的に挟む電極の、相対的にシフトされた、バランスの取れた、相補的で対称的な構成を含むことができる。
【0091】
図4から図8Cなどのエネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、シフトしたエネルギ経路構成は、シフトされない形かまたはシフトされた形で、シールディングエネルギ経路、エネルギ経路、シールディングエネルギ経路、エネルギ経路、シールディングエネルギ経路を有するように構成された多数の層を含むことができる。これらの多数の層の各々は、既定の中央に配置されたシールディングエネルギ経路を中心とし、これに対して相補的であり、多数は、既定の中央シールディングエネルギ経路を中心としている。相補性とバランスは、既定の中央のシールディングエネルギ経路の周囲で維持することができるが、個別のシールディングエネルギ経路および/またはエネルギ経路は、既定の一致したエネルギ経路対の間で全体のバランスと対称性を維持する既定の構成で、離散オフセットまたはシフトした相補的なエネルギ経路を生成するようにシフトすることができる。さらに、相補的なエネルギ経路のシフトは、重なったシールディングエネルギ経路の周辺の外側で少なくとも部分的に少なくとも1つの相補的なエネルギ経路に暴露し、これによって寄生、漏れなどを可能にし、これによって、既定の回路部分に関してたとえば所望のインピーダンス特性を変えることができる。
【0092】
たとえば、所与の電極は左に5ポイントシフトすることができる。このシフトは、中央のシールド周囲の一致した対を占めてもよく、この結果、相対する極性の隣接する一致した電極の対が5ポイントシフトするか、または相対する極性の5つの隣接する各電極が1ポイントシフトし、これによりバランスと相補性を維持する。また、シールドが所与の極性の電極に対してより大きな程度でシフトし、相対する極性を有する電極が反対にシフトしてバランスと相補性を維持する場合でもこのことは真である。さらに、エネルギ経路を、重なったシールディングエネルギ経路の周辺内に維持しながら、その条件でシフトすることもできる。このようなシールディングエネルギ経路の下のシフトでも、所望の全体的な対称性とバランスを生成することができる。しかし、電極がシールドの中央に向けて引っ張られシールドの下に維持することのできる図6Aなどの一部の典型的な実施形態は、所望のバランスのとれた対称的な状態を維持しながら、誘導的挙動など異なる電気特性を示すこともある。
【0093】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、抵抗器/分圧器ネットワークのセンタータップを模倣することができることが注目される。他のエネルギ調節機能は、デカップリング機能、一時抑制機能、相補的エネルギキャンセル機能、エネルギ遮断機能、エネルギ寄生抑制機能など、少なくとも部分的な物理的シールディングによって提供できる。上記の静電シールディングは、電圧を印加するか、および/または種々のエネルギ経路を種々の既定の回路部分構成に既定の通りに接続または結合すると発生することに注意されたい。
【0094】
抵抗器/分圧器ネットワークは通常、種々の集積回路抵抗器の比率を使用して構成できる。しかし種々の集積回路抵抗器は、特定の導電性/抵抗性材料799Aを使用するか、または、導電材799として動作可能なほとんど任意のタイプの材料または材料の組み合わせの自然に発生する抵抗性を使用するか、最終的に一致した対のアライメント、重ね合わせ、相補性など物理的なレイアウトを変えるかのいずれかによって、例としての実施形態を使用することによって置き換えることができる。分圧機能は、少なくとも回路の一部に対して、共通電極シールド構造の両方のそれぞれの側面に瞬時に配置される共通電圧基準を定義するために使用できる、共通で共有された電極シールド構造の一部として存在する。
【0095】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、相対的に共動する差分電極の対のうちいずれかまたは両方から発する望ましくないエネルギ寄生は、シールディングエネルギ経路の物理的な位置と構成に従って、例としての実施形態の実質的にバランスのとれた動作により、回路へ導電結合するなどの時に、少なくとも部分的に最小化または抑圧することができる。さらに、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、差分モードエネルギとコモンモードエネルギの形態の、続く回路の中の望ましくないエネルギ寄生とエネルギ場の部分も最小化できる。
【0096】
図示したように、可能なエネルギ調節構成(複数可)の例およびその変形例を示し、説明したが、当業者であれば例としての実施形態の精神と範囲から離れることなく、他の修正および変形も行えることを理解されるであろう。示された種々の実施形態と要素の種々の態様と要素の制限は、全体としておよび/または部分的な、置き換えおよび/または修正が可能であり、上述の説明は例示的なものに過ぎず、出願者は、付随する請求項にさらに記述された例としての実施形態を制限することを目的としていないことが容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0097】
【図1】エネルギ経路構成の例としてのいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態による、オプションとしての外側の”−IM”シールディング電極を伴うバイパス電極を有する、シールディング電極アーキテクチャの例としての実施形態の、最小スタッキングシーケンスの拡大図である。
【図2】エネルギ経路構成の例としてのいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態による、オプションとしての最終的な挟む側の外側の”−IM”シールディング電極を伴わないで示されたバイパス電極を有する、シールディング電極アーキテクチャの少なくとも1つの例としての実施形態のスタッキングシーケンスの拡大図である。
【図3A】一部が900”X”と示されているグループ化されたシールディング構造を有し、さらに、一部が800”X”として示されているシールディング電極コンテナ対を含む場合がある、合成されたシールディング構造の例としての実施形態の拡大図である。中心軸999は線999Bと線999Cとして描かれており、この各々は、エネルギ経路構成の、例としてのいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態による断面図を表す。
【図3B】図1の例としての実施形態による、多数のエネルギ経路構成の例としての実施形態の一部の999B断面図である。
【図3C】図2の例としての実施形態による、多数のエネルギ経路構成の例としての実施形態の一部の999C断面図である。
【図4A】エネルギ経路構成の、例としてのいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の、半透明な上面図である。
【図4B】図4Aに示された既定のエネルギ部分相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な例としての実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999B”断面図である。
【図4C】図4Aに示された既定のエネルギ部分相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な例としての実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999C”断面図である。
【図5A】エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の、半透明な上面図である。
【図5B】図5Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999B”断面図である。
【図5C】図5Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999C”断面図である。
【図6A】エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の、半透明な上面図である。
【図6B】図6Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999B”断面図である。
【図6C】図6Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999C”断面図である。
【図7A】エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の、半透明な上面図である。
【図7B】図7Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999B”断面図である。
【図7C】図7Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999C”断面図である。
【図8A】エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の、半透明な上面図である。
【図8B】図8Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999B”断面図である。
【図8C】図8Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999C”断面図である。
【図9A】典型的な”分割”電極構成を描く典型的なシールディングエネルギ経路の部分のオフセットを伴う上面図である。
【図9B】図9Aを描く側面図の一部を示す図である。
【0001】
本発明は1997年4月8日に出願番号第08/841,940号として提出され、米国特許第5,909,350号として発行された特許の部分継続出願である、1998年1月19日に出願番号第09/008,769号として提出され、米国特許第6,097,581号として発行された特許の部分継続出願である、1998年4月7日に出願番号第09/056,379号として提出され、米国特許第6,018,448号として発行された特許の継続出願である、1999年12月13日に係属出願第09/460,218号として提出され、米国特許第6,331,926号の部分継続出願である、2000年5月26日の係属出願第09/579,606号の部分継続出願である、2000年6月15日に提出された係属出願09/594,447号の部分継続出願である、2000年8月3日に提出された係属出願09/632,048号の部分継続出願である、20001年2月5日に提出された係属出願第09/777,021号の部分継続出願である、2001年3月22日に提出された係属出願09/815,246号の部分継続出願である、2001年4月30日に提出された係属出願09/845,680号の部分継続出願である。
【0002】
さらに本発明は、2001年4月2日に提出された米国仮出願第60/280,819号、2001年7月2日に提出された米国仮出願60/302,429号、2000年8月8日に提出された米国仮出願第60/310,962号、2002年1月7日に提出された米国仮出願第60/__の権利を主張するものである。
【0003】
本出願は、相対的なオフセットグループ化が多数のエネルギ調節機能について次に実現可能である、電極などの、種々のエネルギ部分の伝播に関するエネルギ経路の相補的で相対的なオフセットグループ化を使用する、既定の、実質的に対称的にバランスのとれたアマルガムに関する。これらの構成および/または少なくともこれらの構成の選択された変形例は、アマルガムによって、エネルギ部分の合流が、電圧を印加された回路の一部としてエネルギ調節の一部を受ける、電気的に相対するかおよび/または相補的なエネルギ部分の合流を維持するように実現可能および/または動作可能な、離散的または非離散的な実施形態として動作可能である。
【背景技術】
【0004】
今日、典型的なシステム用途の中の電子部品の密度が増大するにつれて、望ましくないノイズという増大した密度の副産物によって、重要な電子回路も重要でない電子回路も性能が制限されている。この結果、望ましくないノイズの影響から回路部分を分離または閉じ込めるなど、望ましくないノイズという副産物の影響を避けることは、ほとんどの回路構成と回路設計にとって重要な考慮点となっている。
【0005】
差分モードノイズエネルギとコモンモードノイズエネルギは、エネルギ経路、ケーブル、回路板トラックまたはトレース、高速伝送ライン、および/または、バスライン経路によって生成され、これらに沿って伝播するかおよび/またはこれらをめぐって伝播する。多くの場合、これらのエネルギ導電体はたとえばアンテナ放射エネルギ場として作用する。このアンテナに似た性能は、高い周波数では、関連技術の受動素子を使用して伝播するエネルギの部分が、種々の容量性寄生および/または誘導性寄生などのエネルギ寄生干渉の増大したレベルを経験するという点で、ノイズという副産物の問題を悪化させる場合がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これらの増大は、部分的には、関連技術の固有の製造上および/または設計上のアンバランスおよび/または性能の欠点と、関連技術の解決法の機能的および/または構造的限度による制限が組み合わさって生じる場合がある。これらの欠点は固有に、関連づけられた電気回路に結合される望ましくないおよび/またはアンバランスな干渉エネルギに非常に導電的な動作性を生成するかまたは誘導するので、これらの寄生とEMIから少なくとも部分的なシールディングを作成することが望ましい。この結果、広周波数の動作環境では、これらの課題の解決法は、少なくとも、入力線と出力線を同時にフィルタリングすること、種々のアースまたはアンチノイズ構成を有する注意深いシステムレイアウトと、少なくとも部分的な静電シールドおよび/または電磁シールドと組み合わされた大規模で少なくとも部分的な分離の組み合わせを必要とする。
【0007】
したがって、離散構成要素または非離散構成要素に組み込むと、シールディングエネルギ経路構成から導出された、少なくとも部分的に物理的なシールディングと少なくとも部分的に静電的なシールディングを使用する、少なくともデカップリング機能、一時抑制機能、ノイズキャンセル機能、エネルギブロック機能、エネルギ抑制機能のうちから選択された、効果的で、対称的にバランスのとれた、持続可能な、同時のエネルギ調節機能を提供するために、ほとんど任意の回路用途で使用できる、エネルギ経路と他の既定の素子の、簡単で既定の構成を使用した、内蔵型のエネルギ調節構成に対するニーズがある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
例としての実施形態の理解は、同様な数字は同様な部分を指す付随する図面と共に、例としての実施形態の次の詳細な説明を考慮すれば容易に得られるであろう。
【0009】
本出願は、1997年4月8日に出願番号第08/841,940号として提出され、米国特許第5,909,350号として発行された特許の部分継続出願である、1998年1月19日に出願番号第09/008,769号として提出され、米国特許第6,097,581号として発行された特許の部分継続出願である、1998年4月7日に出願番号第09/056,379号として提出され、米国特許第6,018,448号として発行された特許の継続出願である、1999年12月13日に係属出願第09/460,218号として提出され、米国特許第6,331,926号の部分継続出願である、2000年5月26日の係属出願第09/579,606号の部分継続出願である、2000年6月15日に提出された係属出願09/594,447号の部分継続出願である、2000年8月3日に提出された係属出願09/632,048号の部分継続出願である、20001年2月5日に提出された係属出願第09/777,021号の部分継続出願である、2001年3月22日に提出された係属出願09/815,246号の部分継続出願である、2001年4月30日に提出された係属出願09/845,680号の部分継続出願であり、これらの各出願は参照により本明細書に組み込まれている。
【0010】
さらに本発明は、2001年4月2日に提出された米国仮出願第60/280,819号、2001年7月2日に提出された米国仮出願60/302,429号、2000年8月8日に提出された米国仮出願第60/310,962号、2002年1月7日に提出された米国仮出願第60/__の権利を主張するものであり、これらの各出願は参照により本明細書に組み込まれている。
【0011】
図面と説明は、エネルギ経路構成(energy pathway arrangement、エネルギ経路配置)のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態を示すものであり、いくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態を明確に理解するために適切な要素を説明するために単純化されており、明確化のために、典型的なエネルギ調節素子、システム、方法に見出される多くの他の要素は除去されていることを理解されたい。当業者であれば、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態を実装するために他の要素が望ましいかおよび/または必要であることが理解されるであろう。しかし、このような要素は当業界ではよく知られており、これらは本明細書に提示された例としての実施形態のよりよい理解を促進しないので、このような要素の議論な本明細書では提供しない。当業者であれば理解されるように、次の開示は、知られたエネルギ調節素子、システム、および/または方法に対する変形例と修正例に関するものである。
【0012】
エネルギ経路構成の多くの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、本明細書で一般に使用される”エネルギ経路”という用語は、各々がエネルギ部分の伝播を維持するために動作可能な、少なくとも1つまたはいくつかの導電材部分であってもよい。エネルギ経路は、エネルギ経路に直接結合されるかおよび/または隣接する非導電材または半導電材と比較すると、種々の電気および/またはエネルギをよりよく伝播するように、導電的であるか、および/または物理的な構成によって導電的であってもよい。
【0013】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態内のエネルギ経路は、エネルギ経路構成内のエネルギ経路の向きと配置により、エネルギ部分に対して種々の同時なエネルギ調節機能を可能にすることによって、エネルギ部分の伝播を容易にすることができ、さらに、種々のエネルギ部分と、伝播する相補的な他のエネルギ部分の相互作用を可能にすることができる。
【0014】
エネルギ経路は、エネルギ経路部分、全エネルギ経路、エネルギ経路、および/または導電体、および/またはエネルギ導電体、および/または電極、および/または少なくとも1つの工程で生成された導電体、および/または電極、および/またはシールディングを含んでいてもよい。複数のエネルギ経路は、エネルギ経路に関して上述した複数の各デバイスまたは素子を含んでいてもよい。
【0015】
あるタイプのエネルギ経路はシールディングを含んでいてもよい。シールディングは、シールディングエネルギ経路、シールディングエネルギ経路部分、被シールド側エネルギ経路部分、被シールド側エネルギ経路、および/または被シールド側導電体、および/または被シールド側エネルギ導電体、および/または被シールド側電極、および/または少なくとも1つの工程で生成された被シールド側エネルギ経路部分、および/または被シールド側導電体、および/または被シールド側エネルギ導電体、および/または”被シールド側電極”を含んでいてもよい。複数のシールディングは、シールディングに関して上述した複数のデバイスまたは素子を含んでいてもよい。
【0016】
1つのタイプのエネルギ経路は導電体および/または電極であってよい。本明細書に一般に使用されるように、伝播するエネルギ部分に関して、個別のまたは相補的に配置されるかおよび/または相補的な方向の導電体および/またはエネルギ導電体および/または電極は、たとえば、互いに物理的に相対するか、または、互いに相対的に方向付けられ、これによって、電気的に相補的であるかおよび/または電気的に差分である導電体の対および/または電極の対を含む。さらに、一般に本明細書に使用されるように、導電体(複数可)および/または電極(複数可)は、たとえば、抵抗リード、導電材部分、たとえば少なくとも1つの媒体801および/または分離部分などによって分離されたプレートなどの電気プレートなどの、個別の導電材部分、電気ワイヤを含んでいてもよい。
【0017】
例としての実施形態では、エネルギ経路構成は、一部または全体として少なくとも部分的にシールドエネルギ経路に配置されるか、および/または、相補的な電極対などの電極などの少なくとも2つのエネルギ経路の、分離するかおよび/または導電的に分離された少なくとも1つの対に関して、導電シールディング構造として配置された、少なくとも1つのシールディングを含んでいてもよい。
【0018】
さらに、本明細書に一般に使用される”AOC”813という用語は、エネルギ調節を受ける相補的なエネルギ部分の合流および/または相互作用を維持するために実現可能なエネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態内に、既定のおよび/または選択された三次元領域の少なくとも一部を含んでいてもよい。したがって、AOC813は、エネルギ経路とシールディングの対の種々の選択されたおよび/または既定のおよび/または配置された対の、既定の製造されたシーケンスの結果であってもよく、これらの経路は、エネルギ伝播から生じる既定のエネルギ調節機能が、AOC813内を通過する(pathed、経路)、相補的に伝播するエネルギの部分に対して行われることを可能にする。
【0019】
本明細書に使用される”ALI”という用語は、たとえばスペース、空隙または非電気的な物理領域、絶縁領域、またはエネルギ経路の構成によって生成された領域など他のタイプの領域をALIが含み、この結果、他の方法ではよりバランスの取れたエネルギ合流の相互作用が可能になるエネルギ経路構成の少なくとも一部が欠如する結果になるという事実に少なくとも一部基づいて、同等のAOC813よりも、相補的なエネルギ部分の合流が維持できなくなるように実現可能である、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の、既定のおよび/または選択された三次元の領域の一部を含んでいてもよい。たとえば、6400、806、666、6300、6500の各領域は、同等のAOC813より少ないエネルギ調節および/またはバランスのとれた相互作用および/または合流機能を有するので、ALIは、それぞれ806、6400、666 6300、6500と示された部分から構成してもよいかまたはこれらを含んでいてもよい。
【0020】
さらに本明細書で一般に使用される”外側”または”外部”という用語は、上記に定義されたAOC813の典型的な有効なエネルギ調節範囲または影響、スペースまたは領域までの場所および/またはこれを超えた場所を含んでいてもよい。本明細書で一般に使用される”外側”または”外部”は、AOC813と別々である必要はなく、エネルギ経路構成および/またはAOC813に含まれる他の素子と隣接して離れている必要もない。したがってたとえば本明細書で使用される、外側または外部は、電極の本体部分80との隣接した関係にかかわらず、AOC813に対して、電極拡張部79’X’のすべての場所または大部分の場所に適用することができる。
【0021】
特にたとえば図1、図2、図3、図7Aに関して描かれているような例示的なエネルギ経路構成の実施形態では、種々の伝播するエネルギ部分は相補的であり、エネルギ経路構成は回路構成(複数可)内に配置されると、エネルギ経路構成のエネルギ経路の所定の部分の中および/またはこの所定の部分に沿ってエネルギが伝播することを可能にし、これによって、相補的な導電体の各々から外向きに放射するエネルギ場の流れの伝播が生成する、電極をソースとする磁場の反対向きに移動する部分が相互作用できるようにする。この相互キャンセルは、所定の電極が他の相補的な電極から部分的または完全に物理的にシールドされ、影響を与える距離(複数可)内に配置される場合に発生しうる。さらに、それぞれの相補的な電極の大きさおよび/または形状の実質的な同一性、電極の間隔を開けて配置された関係、シールディングの介在、電極の導電的に分離された関係も、この相互のキャンセル効果に寄与することができる。
【0022】
さらに、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、相補的な電極は実質的に同じ大きさ、および/または形状、位置であり、静電シールディングがシールディング構造を介して伝播するかまたはシールディング構造の周囲で伝播するエネルギの部分に作用する、同時に動作するシールディング構造の中で、部分的に、複数のシールディングダイナミクスを受けることができる。当業者であれば、実質的に同様または等しい大きさまたは形状、相補的な大きさまたは形状、または同じまたは等しい大きさまたは形状などという用語の使用は、本明細書に説明されたエネルギ経路構成の製造において、相手先商標製品の製造会社(OEM)が使用するような製造慣行など、最新の製造業界で一般に理解されてるかおよび/または一般に慣行されている製造誤差を含むことが理解されるであろう。
【0023】
静電シールディングはシールディングの時それぞれの相補的な導電体の各部に対して相互に排他的であってもよいが、ダイナミックシールディングはさらにエネルギ経路内部の特定の既定の相対的な配置から生じ、この配置は複数の変数に依存する静電シールディングという結果を生む。複数の変数の中には、それぞれの電極部分に電圧を印加している間にエネルギが伝播するそれぞれの相補的な電極部分の各々の既定の物理的な配置と位置とが含まれるが、これに限定されるものではない。たとえば、選択された電極および/またはシールディングの既定の合成は、少なくとも部分的には、マルチ機能エネルギコンディショナを形成するときに使用されるなどのシーケンシャルな製造工程を使用して形成することができる。
【0024】
したがって、上に論じたシールディングのダイナミックな動作は、それぞれの相補的な電極のうち第2の電極に対する、それぞれの相補的な電極のうち第1の電極の既定の配置に少なくとも部分的に基づく。ここで相補的な電極のうち第1の電極と第2の電極は互いに相補的であり、”対になった一組”を形成することができる。さらに、シールディング動作は、導電性静電シールディング構造の少なくとも一部に対する、対になった電極の組の相対的な配置に基づいていてもよい。少なくともここで論じた相補的なエネルギ調節機能と静電的なシールディングダイナミクスは、AOC813の中で種々の既定のエネルギ経路に沿って種々の方向で伝播する種々のエネルギ部分に対して作用し、たとえば、所望のマスタ回路挙動を必要とする既定のマスタ回路の中のエネルギ経路構成の経路動作と同時に動作することができる。
【0025】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、電磁的/静電的に作動しているインピーダンス状態のサブ組み合わせが、エネルギ経路構成に沿って発生するかまたはその一部の中に発生するか、および/または、シールディングエネルギ経路に導電結合された、緊密に結合した既定の外部の導電部分に沿って発生するかまたはその中で発生し、これによって、既定のエネルギ調節回路を形成することができる。これらの電磁的/静電的に作動されたインピーダンス状態は、たとえば、エネルギ経路対に電圧を印加したことによって発生しうる。
【0026】
上述のエネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、各シールディングは本体部分81を含んでいてもよい。本体部分81は全体として互いに導電結合され、同時に、電極(複数可)の本体部分80を実質的に閉じ込めシールドすることができる。別法としては、シールディング本体部分81全体は、電極本体部分80を部分的にだけ閉じ込めるおよび/またはシールドする場合もある。
【0027】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、対称性、所定の重なったシールディングエネルギ経路、相補的なエネルギ経路の大きさと形状、相補的なエネルギ経路の互いに対する相互的な配置と対によって、バランスのとれた対称的なエネルギ経路構成が結果として形成される。ダイナミックなエネルギ伝播、、および/または、相補的なエネルギ伝播または量など種々のダイナミックな量の相互作用または対または組み合わせが、同時に測定することができないか、および/または、典型的なテスト装置の精度の基本的な限度未満で動作する可能性のある、エネルギ経路の製造可能なバランスのとれたおよび/または対称的な物理構成が結果として形成されうる。したがって、測定回路に平行なスペースなど、AOC813などのスペースの範囲内でこれらの相補的なエネルギ量の部分が同時に相互作用する時、エネルギ部分および/またはその相互作用は、典型的なテスト機器の定量化可能な範囲を超える可能性があり、”テストフロア”より下である可能性がある。
【0028】
固定されたポイントまたは想像上のポイントまたは中央の基準軸および/またはポイント999に対する相補的なバランス、対称性を維持する、素子の既定の構成により、測定機能や、電気的な強化または特徴的な変化など所望の結果を得ることができる。
【0029】
したがって、測定が得られる範囲は制御可能であり、これによって電気的な特性または電気的な特性に対する作用は、提供すべき所望の測定可能性または挙動または強化をあらかじめ決めるか、素子の構成によるか、また、所望の測定可能性または作用を提供するように素子を配置するかによって、制御可能である。たとえば、所望の電気的な特性および/または変動は、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つに関して次に説明し、図4から図9に描かれているように、少なくとも1つのエネルギ経路対の相補的なバランス、大きさ、形状、および/または対称性の少なくとも一部を変えることによって、所望の強化を受けるようにあらかじめ決めることができる。
【0030】
したがってたとえば、エネルギの相互作用の範囲、または、相互的なエネルギ伝播のタイミング、干渉などの変数は、エネルギ経路構成内で誤差を制御することによって制御可能である。これらの誤差は、たとえば製造工程を手動で調節するか、または半導体工程制御などコンピュータによる誤差制御によって制御可能である。したがって当業者であれば明らかなように、例としての実施形態のエネルギ経路は、受動素子工程などの製造工程を使用して形成することができ、この工程の誤差は当業者には明らかであろう。したがって、当業界のこれらの用語の普通の理解によれば、例としての実施形態のエネルギ経路構成を形成することによって、相互エネルギ部分伝播タイミングまたは測定はキャンセルまたは抑制できる。
【0031】
したがって、少なくとも1つの既定の製造工程を使用して、既定のエネルギ経路のバランスの取れたグループを有する合成された電子構造内で、相対的に配置された電極のグループのシーケンシャルに配置された構成という結果をもたらす、エネルギ経路構成が作成できる。既定のエネルギ経路のバランスのとれたグループは、対称的で数が相補的であり、互いに対して相補的に配置されるかおよび/または中央に配置されたシールディングのそれぞれの側面に実質的に等距離に配置された、スタックされた(stacked、積み重ねられた)電極のハイアラーキを有する、既定の電極アーキテクチャを含むことができる。ここで、各シールディングエネルギ経路は、全体の電極ハイアラーキに対して対称的なバランスポイントの少なくとも一部を提供することができる。したがって、既定の差分および/または相補的な大きさ、形状、および/または、配置の電極が、中央に配置されたシールディングのいずれかの側に存在する。これによって、エネルギ経路は、少なくとも1つの介在するシールディングを挟む、差分および/または相補的な大きさおよび/または形状の電極の対の、逆鏡像配置を含む、既定の相補的な物理的なフォーマットに対称的に分割される。この例としての実施形態は、対称的な相補的エネルギ経路構成と名づけられ、たとえば、たった今上記に論じた実施形態の反映されるかまたは回転された平行移動を含んでいてもよい。
【0032】
エネルギ経路構成はさらに、外部デバイス、または、回路、回路部分へエネルギ経路構成の素子を接着するために実行可能なものなどの、導電性構造、または、電極部分、電極終端素子、導電部分などを含んでいてもよい。さらに当業者であれば、少なくとも1つの既定の外部デバイス、または、回路、回路部分と組み合わせるかおよび/またはこれらに導電結合することによって、入力する外部エネルギの調節など既定の効果のために、エネルギ経路構成を動作させることができることが理解されるであろう。たとえば、少なくとも1つの外部デバイス、または、回路、回路部分へ、エネルギ経路構成の少なくとも一部を既定の方法で導電結合することにより、外部デバイス、または、回路、回路部分と、少なくとも1つのエネルギ経路の少なくとも一部に向かって伝播するか、これらから伝播するか、および/またはこれらを介して伝播する少なくとも1つのエネルギ部分に、特に達成可能なエネルギ調節機能が適用できるようになる。このような少なくとも1つのエネルギ部分は、相補的なエネルギ、電気的に相対するおよび/または電気的な極性を有する、相対するエネルギ部分を含んでいてもよい。さらに、エネルギ経路構成は離散構成要素としても動作可能である。
【0033】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、各電極はたとえば、基板、蒸着、エッチング、たとえばドーピング加工の結果などであってよく、シールディングはたとえば、電極基板、蒸着、エッチング、たとえばドーピング加工の結果であってもよく、たとえば、抵抗性を有していてもよい。
【0034】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、シールディングは、たとえば、低インピーダンスエネルギ経路、および/または共通電圧基準、および/またはイメージ平面機能、および/またはエネルギブロック機能を同時に回路に提供するなど、少なくとも2つのエネルギ調節機能のために動作可能である。ここでたとえば、図3Aの400などシールディングエネルギ経路は、静電的シールディングのために動作可能な、少なくとも部分的に物理的に挟み込まれたシールディング分離バリアとしての機能を少なくとも果たす。これらの機能はたとえば、シールディングエネルギ経路が、相補的な電極対の同じ大きさの相補的な各電極の少なくとも一部を挟むことによって提供される。同じ大きさの相補的な電極を使用することによって、たとえば、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の多くの可能な変形例を経済的に構成することができる。たとえば、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の、内部の、平行な相補的なエネルギ経路を近くに配置することによって、直接電圧を印加された回路動作に統合されず、また、内部の平行で相補的なエネルギ経路に直接結合されているわけでもない、シールディングエネルギ経路の上またはこれに沿って生成する、低インピーダンスエネルギ経路またはブロッキング機能の生成が可能になる。
【0035】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態内に見出される少なくとも第3のエネルギ経路の一部は、第1のエネルギ経路と第2のエネルギ経路の少なくとも一部のうち全部でなくてもほとんどに近接するか、または、間接的に隣接して部分的に囲むことができる。これによって、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、少なくとも2つ、しかし3つまたは3つ以上の、分離したエネルギ経路が提供される。たとえば、第1のエネルギ経路と第2のエネルギ経路が、差分および/または相補的なエネルギ経路および/または電力/戻り経路の少なくとも1つの対の少なくともそれぞれである場合、同時に、少なくとも第3のエネルギ経路は、媒体801および/または材料部分801の少なくとも一部によって、第1のエネルギ経路と第2のエネルギ経路から物理的および導電的に分離することができる。
【0036】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、少なくとも第3のエネルギ経路は、たとえば互いの直接物理的な結合から動作可能に電気的に分離された、回路および/またはバスラインの少なくとも第1の既定の部分と第2の既定の部分を使用するのではなく、たとえば回路および/またはバスラインおよび/または分離したアースおよび/または分離した導電領域および/または外部の導電領域(全部は図示せず)の既定の部分に導電結合するために使用でき、これによって、ブロードバンド周波数バイパスおよび/またはデカップリングの手段を提供することができる。
【0037】
このエネルギ経路構成はこのようにして、たとえば、外部に結合され配置された回路部分またはデバイスと組み合わせて配置することによる、差分モード電流とコモンモード電流などから生じる、望ましい場合もあれば望ましくない場合もある電気放射または電磁気放射を最小化、抑制、デカップリング、フィルタリング、またはその他の方法で修正することができる。さらに、エネルギ経路構成は、シールディングエネルギ経路が、奇数の重なったシールディング電極から形成される導電シールディング構造を含むという点で、バランスを提供することができ、全シールディング構造は、シールディングエネルギ経路に隣接する相補的な電極対に対してバランス作用を行なう。
【0038】
したがって、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態は、スムーズ化とエネルギ調節動作を可能にしながら、種々のスムーズ化および/またはエネルギ調節動作の望ましい程度は、集合的に本体の相補的電極部分80の互いに対する種々のそれぞれ既定の構成、および、対および/または本体シールディング電極部分81に対する構成による、望ましいエネルギ調節の既定のコントラストの関数となりうる。これらの望ましい関数(複数可)は、部分的には、種々のそれぞれの相対的な大きさの差、対称性および/またはバランス構成、全体およびそれぞれの支点に対する配置、800/800−IMなどのエネルギ経路、および/または、位置および/または配置の相補性、シールドおよび/またはシールディング電極の重なりまたは許可される望ましいエネルギの漏れ、および/または、新しいエネルギ経路構成ファミリーのいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態に対して外部であるかおよび/またはエネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の内部での、所定の素子の非接続および/または非結合など、互いの関係に部分的に拠るものである。
【0039】
さらに、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態は、回路、または、デバイス、回路部分内に配置することができ、電圧を印加して、差分モードフィルタリングとコモンモードフィルタリングを同時に行うなど、所望のおよび/または既定の周波数範囲全体にわたって電磁干渉(EMI)フィルタリングを提供することができる。当業者であれば理解されるように、既定の周波数範囲は、選択に従って広くても狭くてもよく、電極、および/または、媒体801、および/または、シールディング選択、および/または、素子配置選択に依存している。差分モードフィルタリングとコモンモードフィルタリングを同時に行う機能は、多くの場合、ソースとエネルギ使用負荷の間に接続された回路にも使用することのできるサージ防止機能を提供するために、新しいエネルギ経路構成ファミリーの多くの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態で使用することができる。
【0040】
例としての実施形態のマルチレイヤのオフセット電極対の既定の位置的なシフトは、たとえば、実質的にバイパスされた構成またはフィードスルー構成で構成することができ、たとえば単一のチップまたはマルチターミナルまたはマルチポイント電極チップアレイアセンブリの一部として形成することができ、また本明細書に説明するように、近くのおよび/または隣接するオフセット電極の互いから、全体としてまたは部分的に物理的にシールドすることができる。より具体的には、例としての実施形態のエネルギ経路は、たとえば、電圧印加時などに劣化または障害なしに、比較的広い周波数のエネルギを伝送するために、少なくとも1つの既定の構成の中で、受動的な重なったシールディングと電極のアーキテクチャを含むことができる。
【0041】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態のより具体的な実施形態では、既定の所望の調節特性を有する材料801は、エネルギ経路および/または電極の間に間隔を提供するか、および/または、エネルギ経路内の導電部分の間の導電結合を容易にするか、および/または、構成の電極を絶縁するか、および/または構造的な支持を提供するか、および/または、構成のシールディングと電極の間に正しい間隔で離れた距離を提供するために、エネルギ経路の導電体および/または電極など種々の素子を囲む相当な数のポイントの間に介在させ、これらに非導電結合することができる。
【0042】
これらの材料801は、たとえば、電極に対して、全般に包み込み隣接する関係で方向づけることができる。材料801は各材料801全体または材料801の間で均一な性質を有しない場合もあり、非均一性は、エネルギ経路構成の全部または一部の電気的な性質を変える場合もある。材料801またはその一部は、空気、半絶縁体、高いK定数と低いK定数の誘電体を含む絶縁体、容量性材料、誘電材料、強磁性体材料、フェライト、シェール(shales)、金属酸化物、バリスタ(varistors)、積層板、化学的にドーピングされた材料、マルチ積層材料、シリコンやゲルマニウムやガリウムヒ酸やガリウムヒ素などの半導体材料、または、これらの材料と他の材料の化合物や組み合わせなどを含む絶縁体から選択できる。典型的な実施形態では、材料801は、たとえばX7R、MOV、COG材料801などの絶縁性を含む。さらに当業者であれば理解されるように、たとえば、無水ピロメリット酸と4ジアミノフェニルエーテルの間の重縮合反応から生じるフレキシブルフィルムのフォームファクタの形であるポリイミドポリマまたはこの任意の誘導体などを、材料801として実装することができ、このポリマはさらに他の化合物または材料と組み合わせることもできる。
【0043】
材料801の既定の性質を有する部分は、導電材とは別に提供しなくてもよいことに注意されたい。この場合、まず第1に材料801は必ずしも、電極材料蒸着を受けるように実現可能か動作可能である必要はなく、あとから受け取るように動作可能に作成してもよい。たとえば、電極799またはエネルギ経路材料799は、化学的に変化したか、操作されたか、ドーピングされたか、触媒で処理されて、元の半導電性または非導電性の状態から導電性の状態になった、材料801の少なくとも一部を含む工程によって部分的に導出するか、または部分的または全体的に作成してもよい。
【0044】
さらに、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態のこのより具体的な実施形態では、導電体および/またはフレキシブルな導電材などのエネルギ経路は、Ag、Ag/Pd、Cu、Ni、Pt、Au、Pd、および/または他の金属、および/または導電的に作成された材料、および/またはこれらの組み合わせから選択することができ、これらの導電体は、抵抗性材料が適切な希釈剤で希釈された酸化ルテニウムなどの金属酸化物など抵抗性材料と組み合わせて、エネルギ経路を形成することができる。さらに、エネルギ経路は、たとえばマイラーフィルムまたは印刷回路基盤材料、ポリシリコンのドーピング、焼結した多結晶、金属、ポリシリコンケイ酸塩、ポリシリコンケイ化物などの導電材を作成するために使用される物質および工程を含むか、および/またはこれらから形成することができる。さらに、米国特許第6,214,422号で教示されたような、種々のハイブリッドポリマフィルム、プラズマ処理した面、真空蒸着、金属化した薄膜、箔キャパシタ、受動素子用のPPとPPT、プラズマ処理された面(複数可)を有する放射で硬化可能なアクリル酸ポリマを使用してエネルギ経路を形成することができ、この特許は参照により本明細書に組み込まれている。当業者であれば明らかなように、エネルギ経路は全体として均一な性質を有しなくてもよく、エネルギ経路間で一貫した性質を有しなくてもよい。
【0045】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、たとえば、薄膜受動素子は、少なくとも0.5J/cm.sup3のエネルギ密度を有するマルチレイヤ受動構成要素などのマルチレイヤ受動構成要素を使用して形成できる。ここで、少なくとも3つの交互に配置され真空蒸着された金属電極層があり、各電極層は、まずモノマ層を蒸着し、ついでモノマ層を放射硬化して形成された、蒸着または真空蒸着され、硬化または放射で硬化されたポリマ誘電体部分によって分離されて、電極の有効領域を画定する。これらの交互に配置された複数の金属電極層は、単一の層かマルチレイヤの、スパッタリングまたは半田付けされた材料部分または導電材でコーティングされた終端部分によって、各外側の周辺縁部分において終了していてもよい。この素子の形成は、たとえば真空内の連続的な1ステップ加工を含んでいてもよく、各電極は金属蒸発によって形成することができる。ポリマ層の上に金属層を形成することを繰り返して、真空蒸着され放射硬化されたポリマ誘電部分によって分離された、種々の複数の真空蒸着され交互に配置された金属電極を形成することができる。マルチレイヤの受動構成要素は、たとえば、第1の方向に沿って切断して単一の受動エネルギ調節ストリップを形成し、次に第1の方向と直交する第2の方向に沿って切断して個別の受動エネルギ調節構成要素に切断するなどで、複数のマルチレイヤ受動構成要素に切断してもよい。個別の受動エネルギ調節構成要素を切断することによって、電極層は、たとえば、ポリマ層に必ずしも組み込むか入れられなくてもよい相対する電極端に直交する電極縁に沿ったポリマ層に組み込むか入れることができ、これによって、直交する縁または周辺部分に沿った電極層の間のアークおよび/または漏れ電流を防ぐ非導電部分または非導電領域を形成することができる。
【0046】
このより具体的な実施形態では、実質的に共通の形状と大きさを有し、各々が互いに導電結合された少なくとも第1のシールディング、第2のシールディング、第3のシールディングは、実質的に共通の大きさと形状の少なくとも第1の電極と第2の電極を挟む。第1の電極は少なくとも部分的に第1のシールディングと第2のシールディングの間に挟まれ、第2の電極は少なくとも部分的に第2のシールディングと第3のシールディングの間に挟まれる。第1の電極と第2の電極は互いから、少なくとも部分的にまたは完全に分離されシールドされ、互いに対して対称的であるかおよび/または相補的な構成で配置され、第1の電極と第2の電極は各々、少なくとも1つの対応する領域において他に対して大きさが実質的に等しい少なくとも1つの対応する対面する電極領域を有し、さらに、第1の電極と第2の電極は各々、他の対応しない対面する領域と実質的に等しい、少なくとも1つの対応する対面しない電極領域を有する。対面領域、非対面領域、電極、および/またはシールディングはどれも、フレキシブルまたはセミフレキシブルか、剛性であってもよい。
【0047】
このエネルギ経路構成はついで、テストまたは調節などのためにより大きな回路構成に結合することができる。たとえば、回路構成回路は、グループ化された隣接する電極内部の分圧と相対する圧力のバランス化を示してもよく、および/または回路構成内の最小化されたヒステリシスまたは圧電効果を可能にする。瞬間的なエネルギ伝播を提供するためにスイッチング応答または特定の時間制限が必要であった関連技術では、これらの効果に頻繁に遭遇する可能性があったが、例としての実施形態を使用することによって改善することができる。これによって、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態では、実施形態はたとえば、エネルギソースからそれぞれの負荷、および/または負荷からソースへ戻るように接続または結合されたエネルギ入力経路およびエネルギ出力経路に沿うなど、上述の第3のエネルギ経路などの共通エネルギ基準の両方の電気側面上に同時に開いたエネルギ伝播として、バイパス構成またはフィードスルー構成とすることができる。エネルギ経路構成のいくつかの実施形態のうち少なくとも1つの実施形態による、電極とエネルギ経路が交互に配置された材料は、全体的な大きさとシールディングの間に配置された電極対の数に少なくとも部分的に依存する、ナノファラッド(nF)から1ファラッド(F)範囲のキャパシタンスを伴う、1000ボルト(V)まで有効なエネルギコンディショナとして動作することができる。
【0048】
このより具体的な実施形態では、構成の他の素子を、互いに対して全般に平行な関係の方向に配置してもよいし、および/または所定の素子を垂直な関係で配置してもよい。したがって、エネルギ経路は水平に配置してもよいし垂直に配置してもよい。本明細書に記載されたすべての素子は、たとえば、隣接する素子または回路と別々の電気的な関係を維持しながら、非絶縁の導電的な開口部または導電性のスルーバイアスを含むことができる。
【0049】
例としての実施形態の差分容量バランスまたは誤差バランス特徴が生じる場合があり、これは、素子の配置、大きさ、分離、接続配置によって制御可能であり、たとえば、3%の内部の容量誤差で製造されたエネルギ経路構成を可能にする。バランスは図4から図10に関してさらに次に論じる。この内部バランスは、相関する3%の容量誤差で、接着されるかまたは結合され、電圧を印加された回路に渡されてもよい。
【0050】
図1、図2、図3に関しては、エネルギ経路構成のいくつかの可能性な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態は、それぞれ電極リード部分812”XX”と79Gなどの長い拡張部分または拡張を含むことのできる、相補的なエネルギ経路および/またはシールディングエネルギ経路を有する。相補的なエネルギ経路および/またはシールディングエネルギ経路の本体部分80、81はそれぞれ、これらの電極リード部分812”XX”と79Gを含むか、またはこれらに電気的に接続することができる。たとえば、本体部分80と、812A1に関して拡張部分(複数可)812”XX”を有するエネルギ経路は、近接するかまたは隣接して挟むシールディングエネルギ経路および/またはそれぞれの本体部分81の間に少なくとも部分的に位置合わせされた本体部分80を有することができる。
【0051】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によって、使用されるケージ状の導電シールド構造の一部を図1から図3に示す。図3Aは、図1から3と同様な、ケージ状の電極シールド構造400の一部を示し、同様な実施形態の同様な断面図999を図3Bと図3Cに示す。図1では、中央に配置され共有されたシールディングエネルギ経路800/800−IMが既定の性質を有する材料801または部分800−Pの上の一部の上に配置されて(deposed、供述する、退ける)示される。材料部分801または材料801のプレートの上に配置されたエネルギ経路800/800−IM、バイパス電極855BTと855BBは、それぞれ855BT−Pと855BB−Pであってもよい。プレート855BT−Pと855BB−Pは、共有され中央に配置されたシールディングエネルギ経路800/800−IM−Pを挟むために配置された、全般に平行なシーケンシャルスタックに配置された、既定の性質を有する材料801の少なくとも一部であってもよい。
【0052】
本明細書に全般に説明されたように、シールディングエネルギ経路800/800−IMと、バイパスエネルギ経路855BTと855BBは、対称的な逆鏡像の関係に配置され、スタックされたシーケンシャルな製造工程に基づいていてもよい。この配置の結果、たとえば図1、図2、図3Cに示されるように、バイパスエネルギ経路855BTと855BBと、中央に配置された経路800/800−IMの上と下に、シールディングエネルギ経路のスタッキングが形成される。
【0053】
たとえば媒体材料801がバイパス経路855BTと855BBの上と下に配置できる。中央に配置され共有されたシールディングエネルギ経路800/800−IM,シールディングエネルギ経路815、810、オプションのシールディングエネルギ経路855/855−IMと850/850−IM、差分バイパスエネルギ経路855BTと855BBは各々、平行に介在するかまたは蒸着された材料801によって全般に分離された本体部分81と80を含む。
【0054】
各シールディングエネルギ経路は、重なった位置合わせの関係がシールディングエネルギ経路の縁805の実質的に全部に共通で共有される周辺縁アライメントという結果になるように実質的に並べることができる。805縁は各シールディングエネルギ経路のコプラナな周辺部周辺に位置し、上記のように拡張部79Gのような各シールディングエネルギ経路と一体化した本体部分81と、隣接する拡張部とを含んでいてもよい。
【0055】
図1から図3に示されるように、隣接する電極拡張部79Gは、各シールディングエネルギ経路855/855−IM、845、835、825、815、800/800−IM、810、820、830、840、850/850−IMと隣接して形成され、それぞれ本体部分81から離れ周辺および/または境界縁817に向かって伸びる形態で形成または製造された、導電材799の並んだ部分であってもよい。各隣接する拡張部79Gは、最終的にはそれぞれ、導電部802Bまたは802Aと結合される。少なくとも1つの実施形態によって、多数の導電性結合ローカルを各シールディングエネルギ経路855/855−IM、845、835、825、815、800/800−IM、810、820、830、840、850/850/−IMの縁805の一部に提供するか、および/または、少なくとも4つの側面のうち少なくとも3つのすべてに追加のシールディング分離を提供するために、互いに1つの共通導電性結合を少なくとも共有するシールディングエネルギ経路を含む、相互接続されたシールディング導電性構造に加えて、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の本体周辺に少なくとも270度から360度で伸びる導電材料部分802として巻きつける形で含めてもよい。このエネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態は、実施形態の離散チップバージョンと共に使用でき、802A部分と802B部分の必要性をなくし、少なくとも1つの相補的なエネルギ経路対の相補的なエネルギ経路に導電結合されない外部に配置されるエネルギ経路を伴う。参照により本明細書に組み込まれた1997年4月8日に提出された米国特許第5,909,350号は導電材料部分802の例を含み、このコンセプトを説明するために使用できることに注意されたい。既定の中央に配置されたシールディングエネルギ経路は、層の数、バランスの取れた素子の位置的な配置、これらの種々の素子に与えられた距離関係に関して、バランスの取れた三次元の対称的な層の構成のバランスポイント、または支点/仕切りとしての役割を果たし、これによってこの結果できたバランスの取れた三次元の対象性の構成が、シールディングの少なくとも一部について存在、維持できるようにし、これによって離散実施形態と共に使用するために導電材802の単一の”包み込む”応用を使用することによって外部に配置されたエネルギ経路への少なくとも1つの共通導電性結合を共有することを可能にし、これによって、部分802Aと802Bと示されている同じ導電材802の2つの”非包み込み部分”を除去することを可能にする。ここで802Aと802Bなどの導電材部分は外部に配置された共通エネルギ経路と導電結合される。
【0056】
シールディングエネルギ経路の本体部分81の部分の実質的に全部が、既定の外側の縁817に対して少なくとも平均で既定の距離814だけオフセットできることに注意されたい。さらに、エネルギ経路855BTと855BBは、各エネルギ経路855BTと855BBの外側の縁803の部分が、重なったシールディングエネルギ経路の縁部分805のアライメント部によって重なることができるように、シールディングエネルギ経路の並んだ縁の外側の縁805から、追加の距離806をオフセットしてもよい。したがって、エネルギ経路855BTと855BBは、エネルギ部分が伝播するために動作可能な任意の所与のシールディング領域の、エネルギ部分が伝播するために動作可能な導電領域より小さな、エネルギ部分が伝播するために動作可能な導電領域を、またはエネルギ部分が伝播するために動作可能な導電領域を含むことができる。このようにして、挟み込むシールディングエネルギ経路のうち任意の1つは、任意の1つの相補的な電極の上下の合計の、合計の動作可能な領域よりも大きな、上下の合計の導電領域を所有することができる。
【0057】
導電材部分802Aと802Bが既定のシールディング805の一部と導電結合することができる場合回路の一部として動作でき、差分経路は少なくとも2つのシールディングによって少なくとも部分的に挟まれ、各差分電極は重なったシールディングの各々に対して全体の大きさがより小さい、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、差分電極は重なったシールディング内でオフセットされ、間隙領域806を形成する。これによって、少なくとも2つの重なったシールディングエネルギ経路の各々の少なくとも一部は、電極によって直接ブロックされるこれらの少なくとも2つのシールディング経路の間の視野方向を有しない場合がある。図3Aの典型的な実施形態では、差分電極855Bが差分電極855BTと相対して配置されることを除いて、単一のケージ状構造800Eは単一のケージ状構造800Dの鏡像である。
【0058】
エネルギ経路リード部分79’X’、812’X’または798’X’は好ましくは導電性である。これらの電極リード部分79’X’は、エネルギコンディショナ本体の側面の異なる側面部分に関して相対的で相補的な対になった関係で配置でき、より大きなシール
ディング電極8”XX”によって分離できる。
【0059】
図3Aに示されるように、885BT、865BT、855BB、875BBの差分電極のグループと、875BT、855BT、865BB、885BBの差分電極のグループは、共通の導電性ケージ状シールディング構造内で既定のシーケンスで3次元配置スキーマの中に入れることができる。
【0060】
たとえば図3Aに示されるようにたとえば構造800C、800D、800E、800F、800Gは、個別に見ると6つのシールディング825、815、800/800−IM、810、820、830を含み、シールディング構造900A、900B、900Cとして動作可能な時は、6つのシールディング825、815、800/800−IM,810、820、830は、動作可能なシールディング構造900Aがシールディング800/800−IM、810、820を使用し、動作可能なシールディング構造900Bがシールディング815、800/800−IM,810を使用し、動作可能なシールディング構造900Bがシールディング810、820、830を使用するように既定の方法で混ぜ合わせ、重ねることができる。面白いことに、すべての3つの動作可能なシールディング構造900”X”がシールディング810を使用できることに注意されたい。さらに、800Eと800Fは、被シールド側導電コンテナの対としての役割を果たす単一のより大きな共通導電性ケージ状電極シールド構造900Aを生成し、800Eと800Fはまたそれぞれ、900Cと900Bの一部を構成する。
【0061】
各コンテナ800”X”は、より大きな構造900”X”の中に、必ずしも物理的に相対していない等しい数の同じ大きさの差分電極を含んでいてもよい。各コンテナ800”X”は、全般に(generally、大体、ほぼ、概ね)同質な物理的および電気的に平行で共通の方向に配置できる。当業者であれば理解されるように、より大きなケージ状の導電シールディング構造900Aは、共に作用する800Eと800Fの個別のシールド状導電構造と共に、電圧を印加されると、逆流半田導電エポキシ、接着剤などによって導電材部分802Aと802Bによって同じ外部の共通導電経路領域(図示せず)に接着される。
【0062】
図1では、外側の2つの追加の挟む側のシールディングエネルギ経路815と810の中で、差分電極855BTと855BBの間の介在に関して、中央のシールディングエネルギ経路800/800−IMは、電圧を印加されないケージ状の電極シールド構造900Bを形成する。これによって、差分電極855BTと855BBの両方が中央のシールディングエネルギ経路800/800−IMを同時に使用し、電荷切り替えに関して反対の結果を生むことができる。他のエネルギ経路855BTと855BBの間、および/またはここに結合された外側の差分エネルギ経路の間の近場結合の低減という結果を生む、電圧を印加されたファラデー状ケージシステムの静電シールディング効果がなければ、エネルギ経路855BTと855BBの縁803を越えて伸びていたであろうエネルギ束フィールドの部分に対してシールドを提供するために、オフセット距離と領域806により、シールディングエネルギ経路800/800−IMは、エネルギ経路855BTと855BBのアライメントを超えて伸びることが可能になる。
【0063】
水平領域806はたとえば、エネルギ経路855BTまたは855BBとシールディングエネルギ経路800/800−IMの間の垂直距離よりも0倍から25+倍または25倍以上であってもよい。このオフセット距離806は、特定の用途に関して最適化できるが、理想的には各経路の間の重なりの距離806はすべて、平均でほぼ同じである。たとえば図2の静電シールディングが完全に犠牲にならない限りは、経路間の領域806の間の大きさの間の小さな差は重要ではない。
【0064】
電極855BTまたは855BBを、800Bのいずれかの側面など855BTまたは855BBの外部に位置する外部のエネルギ経路にそれぞれ結合するために、エネルギ経路855BTと855BBは、重なったシールディング800/800−IM、810、815の縁805を拡張部812Aと812Bだけ越えて伸びる1つまたは複数の部分812を有することができる。これらの拡張部はさらに、材料890Aと890Bに導電結合され、これによって、バイパスエネルギ経路855BTと855BBが、シールディング経路800/800−IMのいずれかの側面に電気的に配置された外側の差分エネルギ経路に電気的に結合できる。マルチレイヤ構成要素は、少なくとも1つの材料890Aおよび/または890Bと、複数の電気端末部分802Aと802Bとを含み、各材料890Aまたは890Bは、図2にそれぞれ示されるように少なくとも第1の電極または第2の電極にそれぞれ導電結合できる。たとえば、少なくとも3つの素子が、同時のキャンセルおよび/または抑制、および/または差分モードフィルタリングとコモンモードフィルタリングを同時に行うなどのほかのエネルギ調節機能を提供できるという事実のため、マルチレイヤ構成要素は、マルチプロセシングユニット、コネクタアセンブリ、バイパスとデカップリングキャパシタ、バイパスキャパシタアレイ、フィードスルーキャパシタアレイのためにデカップリングキャパシタを画定するように構成できる。
【0065】
さらに、内部で生成したエネルギ寄生が帯電して閉じ込められる、ケージ状効果または静電シールディング効果は、それぞれ対になった相補的なエネルギ経路本体部分80からシールドするために発生する。部分的な静電シールディングは、近くの対になる相補的な導電エネルギ経路に、内部で生成されたエネルギ寄生の一部が逃げることを防ぐための保護を提供する。静電シールディング機能はまた、既定の領域内の既定の相補的なエネルギ経路のバランスのとれたおよび/または比例して(proportional、つりあって、相対的に)対称的に一致したはめ込みの、少なくとも実質的に閉じ込めるまたは実質的に物理的なシールディングによって、電圧を印加された相補的なエネルギ経路によるエネルギ寄生を最小化する助けともなる。
【0066】
図3Bと図3Cに関して、共通エネルギ経路に含まれる、位相が相対する電気的に相補的な動作の分離の距離が非常に小さくても、材料801’シールディング’機能を含む導電材部分と非導電材部分の介在を使用できることに注意されたい。共通導電シールド構造の相対する側面の間でバランスのとれた方法で、種々の電気的に相対する等しい大きさのエネルギ経路の反対物を使用するエネルギ部分が相互作用できるように、共通導電部分への結合が行われた時、さらに動作が発生する。
【0067】
遊離寄生の抑制と封じ込め機能が同時に行われ、位相が相対する電気的に相補的な動作の直接的分離または間接的分離またはその両方の、非常にわずかな距離(複数可)だけ互いから離れている電気的に相対する導電エネルギ経路対に沿って伝播するエネルギの種々の部分の例外的な相互エネルギ束キャンセルは、協力して動作して例としての実施形態の機能を強化する。H場場束は、伝送経路、トレース、ライン、導電体または導電層部分に沿ってアンペアの法則によって伝播する。1つの実施形態では、エネルギ入力経路とエネルギ戻り経路が互いに非常に近接し、少なくとも2つの材料部分801だけの最小分離でほとんど直接隣接し平行になっており、シールディングエネルギ経路と、対応する相補的なエネルギ場の部分は、別の個別の効果の相互のキャンセルまたは最小化のために組み合わせることができる。相補的で対称的な経路が近づけば近づくほど、相互キャンセル効果はよくなる。
【0068】
#−IM’X’と示されるような所定のシールディングエネルギ経路は、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態のエネルギ経路の残りと非常に近接してその外側でこれらを挟んだ位置の、追加に配置されたシールディングエネルギ経路であってもよい。
【0069】
図3B、図8B、図8Cに開示されているように、追加に配置された外側のシールディングエネルギ経路は−IMO−’X’と示される。追加に配置された内側のシールディングエネルギ経路は8”XX”/8”XX”−IM−Cを例外として、−IMI−X’として示され、オプションであってもよい。追加に配置された外側と内側のシールディングエネルギ経路はまた、他のシールディングエネルギ経路との間でまた互いに、8”XX”/8”XX”−IMと示された中央のシールディングエネルギ経路に対して、及び少なくとも1つの実施形態の最終的なスタティックな形態の複数のシールディングエネルギ経路のほとんど任意の他の部材に対して、導電結合してもよい。中央に配置された共通エネルギ経路電極8”XX”/8”XX”−IMの追加の数は合計で、既存の中央に配置されたシールディングエネルギ経路またはシールディングエネルギ経路8”XX”/8”XX”−IMに追加できる奇数であり、マルチ回路エネルギ調整を強化できる特定の独特な特徴を提供できることが企図されている。
【0070】
図3Bと図3Cでは、たとえば801材料の一部で満たすことのできる間隔分離距離は、806、814、814A、814B、814C、814D、814E、814Fと示すことができ、通常は素子関連構成で最終的であってもよい。
【0071】
たとえば分離または間隔距離806、814、814A、814B、814C、814D、814E、814F、814Eは全般に、所望のエネルギ経路の支持と分離または間隔機能を助けるために、814Eなどエネルギ経路および/または電極部分に形成される、ほとんど隣接するか近接してスタックされたエネルギ経路材料の間にある3次元分離距離の一部または間隔に近接していてもよく、たとえば、シールディングエネルギ経路825とシールディングエネルギ経路815の間の関係を示し、相補的なエネルギ経路865BTの一部だけを含むのではなく、材料801または材料801の同等物の少なくとも一部を含んでいてもよい。間隔666は、たとえば817周辺部内または817周辺部を超えて見いだされる領域を示し、本明細書に記述されるように同時のエネルギ調節機能が動作可能であるために最小である。
【0072】
1実施形態では、エネルギ経路構成のマルチレイヤ構成要素は、互いに導電結合され、既定の性質を有する支持材の上に形成できる、少なくとも3つの共通の大きさの重なったシールディング電極を含んでいてもよい。少なくとも第1の電極と少なくとも第2の電極は、既定の性質を有する支持材の上に既定の方法で形成でき、第1の電極は、少なくとも3つの共通の大きさの電極のうち少なくとも2つの共通の大きさの電極の間にスタックできる。第2の電極は少なくとも3つの共通の大きさの電極のうち少なくとも2つの共通の大きさの電極の間にスタックでき、これによって、第1の電極と第2の電極は3つの共通の大きさの電極のうち1つの中心に配置された共通の大きさの電極を挟み、一方、第1の電極と第2の電極は既定の距離などで3つの共通の大きさの電極に対して実質的に等しくオフセットすることができ、支持材は3つの共通の大きさの電極を第1の電極と第2の電極から分離することができ、これによって、第1の電極と第2の電極と、少なくとも3つの共通の大きさの電極の間の直接導電結合を防ぐことができる。
【0073】
これによって、第1の電極は少なくとも3つの共通の大きさの電極のうち少なくとも2つの共通の大きさの電極の間にスタックでき、第2の電極は少なくとも3つの共通の大きさの電極のうち少なくとも2つの共通の大きさの電極の間にスタックすることができ、これによって、第1の電極と第2の電極が、少なくとも1つの中央に配置された共通の大きさの電極に対して実質的に等しくオフセットされ、これらの電極の間の直接電気結合を防ぎ、非離散的または離散的エネルギ調節電極構造を形成するように、第1の電極と第2の電極は、少なくとも3つの共通の大きさの電極のうち少なくとも1つの中央に配置された共通の大きさの電極の少なくとも一部を挟む。
【0074】
当業者であれば、ここに論じた素子の形状、厚さまたは大きさは、電気的な用途に依存して変えてもよいことが明らかであろう。例としての実施形態の素子は、エネルギ経路の構成が少なくとも2つの既定の導電シールディングコンテナを形成し、ついで少なくとも1つのより大きな、少なくとも部分的にファラデーケージ状のシールド構成を形成し、さらに電圧印加など所定の状態で、少なくとも1つの電圧を印加された回路部分との組み合わせなどで離散変形例または非離散変形例のいずれかで、開示された原理で動作する相補的な差分電極対の部分に、同時にシールディング機能を提供するように変更してもよい。
【0075】
典型的なエネルギ経路構成の1実施形態は、図4A、図4B、図4Cに、相補的で対称的にバランスのとれたエネルギ経路構成として示される。特に図4Cを参照すると、複数の連続して重なったエネルギ経路815、855BT、800/800−IM、855BT、810が示されている。これらのエネルギ経路は、たとえば、バリスタ材特性、または、主に強磁性材特性、主に誘電性材特性を有する材料801から作成してもよく、図示されているように806、814、814A、814C、814D、814E、814Fによって離してもよい。続くエネルギ経路の各々は、前のエネルギ経路の上に重なっており、たとえば、第3の経路800/800−IMは第2の経路855Bの上に配置されている。第1のエネルギ経路815は第3の経路800/800−IMと第5の経路810の両方に導電結合され、1組のシールドを形成できる。シールドの組の各経路は、実質的に同じ大きさであってもよい。
【0076】
1組の電極はシールドから導電的に分離されている。電極の組は、第4のエネルギ経路855BTから少なくとも部分的に導電的に分離された第2のエネルギ経路855BTを含む。電極は互いに面して配置された同様な導電領域80を有する。各電極は実質的に同じ大きさであり、各シールドよりも小さい。
【0077】
図3Aでは、示されたマルチレイヤ構成要素の例はまた、内側のエネルギ経路と外側のエネルギ経路の間の外側の導電「連絡」のために使用される、890Aおよび890Bなどの少なくとも1つまたは複数の電極結合材部分を含んでいてもよい。802A、802B、890A、890Bなどの結合材部分は、回路接続に関して、ほとんど任意の’連絡’方法に置き換えてもよいか、または直接結合導電素子に置き換えてもよいことに注意されたい。たとえば、図4Bと図4Cでは、結合導電素子は、バイアホール導電体(via hole conductor、バイア正孔伝導体)888Aなどのバイアホール導電体として示され、当業界で知られた共通導電結合加工によって、少なくとも第1の複数の電極885BT、865BT、855BB、875BBに導電結合され、さらに、バイアホール導電体888Bは、少なくとも第2の複数の電極875BT、855BT、865BB、885BBに導電結合され、バイアホール導電体777Aとバイアホール導電体777Bはたとえば、両方とも845、835、825、815、800/800−IM、810、820、830、840にそれぞれ導電結合され、場合によってはそれぞれ最終的には、外部の共通エネルギ経路に共通に導電結合することができる。
【0078】
図4Aから図4Cの他のエネルギ経路構成はまた、少なくともバイパス伝播モード855BT、855BBエネルギ経路構成として動作可能であり、第1の経路、第3の経路、第5の経路、815、800/800−IM、810は、少なくとも第2のエネルギ経路と第4のエネルギ経路855BTと855BBの一部のシールディングとして動作可能であり、複数の経路815、855BT、800/800−IM、855BB、810はまた、容量性ネットワークの一部として共に動作可能である。エネルギ経路構成は、サージ防止機能を伴う、コモンモードフィルタリングと差分モードフィルタリングを同時に実行することができる。たとえば800/800−IMに示すように、複数のシールド815、800/800−IM、810のうち少なくとも1つのシールドは、電圧バイパスおよび/または分圧を受けるように動作可能であり、ラインからラインのキャパシタンスの値はラインからアースのキャパシタンスの値の約半分である。
【0079】
図4Aから図4Cのエネルギコンディショナは、複数のシールドに結合された、少なくとも2つの外側の重なった電極を含んでいてもよく、このシールドは誘電性、バリスタ性、フェライト性を有する材料から構成することができ、重なった電極は分圧器として動作可能である。典型的な実施形態では、これらの2つの外側の重なった電極は、エネルギ使用負荷の役割を果たす回路アセンブリに関して、コモンモードフィルタリングと差分モードフィルタリングを同時に実行するために、電圧を印加された動作のために基板、モータ、回路などの別の素子に導電結合される。
【0080】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、図4Aから図4Cのエネルギコンディショナは、近場電気束の一部が図4Aから図4Cのエネルギコンディショナ全体の部分から逃げるのを防ぐように動作しながら、エネルギ寄生の合計量のうち一部の静電シールディングを維持する。図4Aから図4Cのエネルギコンディショナは、離散構成要素または非離散構成要素のいずれかとして、センサの一部または演算増幅器回路アセンブリの一部として動作可能である。1実施形態では、経路、共通エネルギ経路電極、等しい大きさの差分帯電バイパス電極、フィードスルー導電経路電極の数は、既定の方法で増やして、全般に物理的に平行で電気的に並列な関係でいくつかの導電エネルギ経路要素の組み合わせを作成することができ、物理的および電気的に並列な構成は、少なくとも回路エネルギソースと少なくとも回路エネルギ使用負荷の間の、電圧を印加された配置に関して電気的に並列であってもよい。この回路アセンブリ構成はまた、それにより増大したキャパシタンス値を生成する。
【0081】
図4Aから図4Cを参照すると、共通導電シールド構造が使用できる。この図では、回路接続に使用される任意の外側の導電素子は示されていない。さらに出願者は、主に所定の電気調節機能または結果に分類される既定の性質801を有する材料の使用も企図している。これには、たとえば、スーパーキャパシタ用途またはナノサイズのエネルギ調節構成など、製造された非離散集積回路金型の中で非離散の容量性または誘電性の構造または電極を使用する積層された応用も含まれる。たとえば、離散エネルギ経路構成は、樹脂材から製造された材料部分801を有するように動作可能であってもよい。同様に、離散エネルギ経路構成の形成は、30分内に少なくとも摂氏15度、エネルギ経路構成の少なくとも一部の温度を上げる、焼成または加熱プロセスを含むか、フォトリソグラフィ(photolithography)の使用を含んでいてもよい。
【0082】
図5A、図6A、図7A、図8Aは、実質的に同じ大きさと形状の複数のシールド845、835、825、815、800/800−IM、810、820、830、840を示す。この複数は、777Bと777Aの両方に導電結合できる、少なくとも第1、第2、第3のシールド810、800/800−IM、815を含む。第1の電極855BBと第2の電極855BTは、対称的で相互に相補的な方向で、互いから実質的に分離されシールドされるように配置できる。第1の電極と第2の電極は各々、大きさが等しい少なくとも1つの対応する対面した電極部分813Eを有する。6400と6500などのALI領域の一部を占める非対面電極領域は、実質的に等しい大きさである。各電極は、非対面領域6400、6500と実質的に大きさが等しく比例した、対面電極領域および/または伝播領域813Eを有することができる。しかし図示されたように、1実施形態では、相補的な電極の対面領域は、部分的にしか重ならない。さらに、図示された実施形態の電極は、シールディングエネルギ経路の重なった縁805の外側の周囲内に完全に囲まれていなくてもよい。
【0083】
図9Aと図9Bには、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態のシールディングエネルギ経路が示されており、種々の分割(split)エネルギ経路構成と共に動作可能な少なくとも1つの実施形態を示す。分割エネルギ経路855/855−IMO−1と855/855−IMO−2は、855/855−IMO非分割エネルギ経路と同様に機能する。すべてのエネルギ経路、シールド、電極は、分割エネルギ経路構成を含んでいてもよいが、中央に配置されたシールディングエネルギ経路である任意の既定の800/800−IMは例外である。対応する重なった緊密に配置された855/855−IMO−1と855/855−IMO−2経路の対の分割構成は、薄い導電性または導電抵抗性材料(複数可)を含んでいてもよく、これは、図8Bに示されるように、855/855−IMOと隣接するシールディングエネルギ経路845の間にある間隔など、814または814Aの間隔および/または距離よりも、通常は薄いかまたは量が少ない、間隔および/または距離814Bを占める絶縁材部分801を含む、半導電性または非導電性支持材801の一部によってわずかに分離される814B。分割エネルギ経路は、非分割エネルギ回路より合計エネルギ経路伝播領域を増やすことが可能なので、一部の構成では有利である。
【0084】
855/855−IMOなどのより大きな共通シールディング導電体は、少なくともエネルギ伝導量の増大のため、また、電圧を印加された動作からよりよい熱放散を提供するなど所定の他のエネルギ経路機能を増大するためなどに、分割経路素子を使用するより大きな汎用シールディング構成の一部として含むことができる。分割エネルギ経路構成は、非分割エネルギ経路と比べて、構成されたエネルギ経路の相対的な電流搬送能力を実質的に増大できるので、非分割構成に対して全体の電流処理機能を高めるだけでなく、同じキャパシタンスの同等な構成要素の全体の大きさを低減することができる。
【0085】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態では、各差分導電エネルギ経路対は、内部のシールディングエネルギ経路の少なくとも一部に沿って生成されたゼロ電圧基準イメージノードを使用することができる。一定の程度のエネルギ調節機能は常に発生できるが、シールディングを受け取る回路の部分が挟む側のシールディング経路の足跡の中にある既定の領域で最適となる。
【0086】
たとえば、少なくとも部分的にシールドされたエネルギ経路からシールドされた、内部で生成されたエネルギ寄生の閉じ込められた部分の帯電した閉じ込めを有する、物理的なシールディングケージ状効果または静電シールディング効果は、少なくとも部分的にシールドされたエネルギ経路に関して、外部で生成されたエネルギ寄生結合からの、少なくとも一部の物理的なシールディング保護を提供することができる。
【0087】
さらに、既定の性質801を有する材料の部分を伴う、導電材799の選択的な介在の既定の構成は、相対して帯電した有効な導電性エネルギ経路の分離が非常に小さな距離でも動作可能な実施形態を可能にする。中央のシールド8”XX”またはシールド800/800−IMに対して、相対的にバランスのとれた相補的に対称的な構成は、バランスのとれた相互の導電部分の構成支点として使用される。
【0088】
バランスが取れているがシフトされた実施形態内の、電気的に相対する相補的な電極対に沿って伝播するエネルギの少なくとも部分的な束場キャンセル。さらに、遊離エネルギ寄生、相補的に帯電した抑制、物理的および静電的シールディング抑制も同時に発生しうる。この結果は、RF戻り経路が対応するソールエネルギ経路と通常は平行で隣接しているエネルギ経路に少なくとも部分的に沿って、磁束エネルギが移動するため達成される。ここで、磁束エネルギは時々、戻りエネルギ経路に対して測定されるか観察することができる。
【0089】
相互に相対する場を組み合わせると、通常はキャンセル効果または最小化効果が観察される。相補的で対称的な方向に配置されたシールドが近づけば近づくほど、相対するエネルギ伝播への相互の相対するよりよいキャンセル効果が生まれる。相補的で対称的な方向に配置されたシールドの方向が重なれば重なるほど、寄生の抑制とキャンセル効果によりよい結果が得られる。これに対応して、これらの特徴は、本明細書で論じたシフトにより変えられる。
【0090】
シフトされたエネルギ経路の対は、シールディングエネルギ経路800/800−IMなど既定の中央のエネルギ経路に関して、相対的にバランスのとれた相補的に対称的および/または相互の配置であってもよいという事が注目される。1実施形態は、既定のシールドと、たとえば800/800−IMなどの中央に配置されたシールドを相補的に挟む電極の、相対的にシフトされた、バランスの取れた、相補的で対称的な構成を含むことができる。
【0091】
図4から図8Cなどのエネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、シフトしたエネルギ経路構成は、シフトされない形かまたはシフトされた形で、シールディングエネルギ経路、エネルギ経路、シールディングエネルギ経路、エネルギ経路、シールディングエネルギ経路を有するように構成された多数の層を含むことができる。これらの多数の層の各々は、既定の中央に配置されたシールディングエネルギ経路を中心とし、これに対して相補的であり、多数は、既定の中央シールディングエネルギ経路を中心としている。相補性とバランスは、既定の中央のシールディングエネルギ経路の周囲で維持することができるが、個別のシールディングエネルギ経路および/またはエネルギ経路は、既定の一致したエネルギ経路対の間で全体のバランスと対称性を維持する既定の構成で、離散オフセットまたはシフトした相補的なエネルギ経路を生成するようにシフトすることができる。さらに、相補的なエネルギ経路のシフトは、重なったシールディングエネルギ経路の周辺の外側で少なくとも部分的に少なくとも1つの相補的なエネルギ経路に暴露し、これによって寄生、漏れなどを可能にし、これによって、既定の回路部分に関してたとえば所望のインピーダンス特性を変えることができる。
【0092】
たとえば、所与の電極は左に5ポイントシフトすることができる。このシフトは、中央のシールド周囲の一致した対を占めてもよく、この結果、相対する極性の隣接する一致した電極の対が5ポイントシフトするか、または相対する極性の5つの隣接する各電極が1ポイントシフトし、これによりバランスと相補性を維持する。また、シールドが所与の極性の電極に対してより大きな程度でシフトし、相対する極性を有する電極が反対にシフトしてバランスと相補性を維持する場合でもこのことは真である。さらに、エネルギ経路を、重なったシールディングエネルギ経路の周辺内に維持しながら、その条件でシフトすることもできる。このようなシールディングエネルギ経路の下のシフトでも、所望の全体的な対称性とバランスを生成することができる。しかし、電極がシールドの中央に向けて引っ張られシールドの下に維持することのできる図6Aなどの一部の典型的な実施形態は、所望のバランスのとれた対称的な状態を維持しながら、誘導的挙動など異なる電気特性を示すこともある。
【0093】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、抵抗器/分圧器ネットワークのセンタータップを模倣することができることが注目される。他のエネルギ調節機能は、デカップリング機能、一時抑制機能、相補的エネルギキャンセル機能、エネルギ遮断機能、エネルギ寄生抑制機能など、少なくとも部分的な物理的シールディングによって提供できる。上記の静電シールディングは、電圧を印加するか、および/または種々のエネルギ経路を種々の既定の回路部分構成に既定の通りに接続または結合すると発生することに注意されたい。
【0094】
抵抗器/分圧器ネットワークは通常、種々の集積回路抵抗器の比率を使用して構成できる。しかし種々の集積回路抵抗器は、特定の導電性/抵抗性材料799Aを使用するか、または、導電材799として動作可能なほとんど任意のタイプの材料または材料の組み合わせの自然に発生する抵抗性を使用するか、最終的に一致した対のアライメント、重ね合わせ、相補性など物理的なレイアウトを変えるかのいずれかによって、例としての実施形態を使用することによって置き換えることができる。分圧機能は、少なくとも回路の一部に対して、共通電極シールド構造の両方のそれぞれの側面に瞬時に配置される共通電圧基準を定義するために使用できる、共通で共有された電極シールド構造の一部として存在する。
【0095】
エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、相対的に共動する差分電極の対のうちいずれかまたは両方から発する望ましくないエネルギ寄生は、シールディングエネルギ経路の物理的な位置と構成に従って、例としての実施形態の実質的にバランスのとれた動作により、回路へ導電結合するなどの時に、少なくとも部分的に最小化または抑圧することができる。さらに、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態によれば、差分モードエネルギとコモンモードエネルギの形態の、続く回路の中の望ましくないエネルギ寄生とエネルギ場の部分も最小化できる。
【0096】
図示したように、可能なエネルギ調節構成(複数可)の例およびその変形例を示し、説明したが、当業者であれば例としての実施形態の精神と範囲から離れることなく、他の修正および変形も行えることを理解されるであろう。示された種々の実施形態と要素の種々の態様と要素の制限は、全体としておよび/または部分的な、置き換えおよび/または修正が可能であり、上述の説明は例示的なものに過ぎず、出願者は、付随する請求項にさらに記述された例としての実施形態を制限することを目的としていないことが容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0097】
【図1】エネルギ経路構成の例としてのいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態による、オプションとしての外側の”−IM”シールディング電極を伴うバイパス電極を有する、シールディング電極アーキテクチャの例としての実施形態の、最小スタッキングシーケンスの拡大図である。
【図2】エネルギ経路構成の例としてのいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態による、オプションとしての最終的な挟む側の外側の”−IM”シールディング電極を伴わないで示されたバイパス電極を有する、シールディング電極アーキテクチャの少なくとも1つの例としての実施形態のスタッキングシーケンスの拡大図である。
【図3A】一部が900”X”と示されているグループ化されたシールディング構造を有し、さらに、一部が800”X”として示されているシールディング電極コンテナ対を含む場合がある、合成されたシールディング構造の例としての実施形態の拡大図である。中心軸999は線999Bと線999Cとして描かれており、この各々は、エネルギ経路構成の、例としてのいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態による断面図を表す。
【図3B】図1の例としての実施形態による、多数のエネルギ経路構成の例としての実施形態の一部の999B断面図である。
【図3C】図2の例としての実施形態による、多数のエネルギ経路構成の例としての実施形態の一部の999C断面図である。
【図4A】エネルギ経路構成の、例としてのいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の、半透明な上面図である。
【図4B】図4Aに示された既定のエネルギ部分相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な例としての実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999B”断面図である。
【図4C】図4Aに示された既定のエネルギ部分相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な例としての実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999C”断面図である。
【図5A】エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の、半透明な上面図である。
【図5B】図5Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999B”断面図である。
【図5C】図5Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999C”断面図である。
【図6A】エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の、半透明な上面図である。
【図6B】図6Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999B”断面図である。
【図6C】図6Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999C”断面図である。
【図7A】エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の、半透明な上面図である。
【図7B】図7Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999B”断面図である。
【図7C】図7Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999C”断面図である。
【図8A】エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の、半透明な上面図である。
【図8B】図8Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999B”断面図である。
【図8C】図8Aに示された既定のエネルギ部分の相互作用の種々の選択された領域を伴う、エネルギ経路構成のいくつかの可能な実施形態のうち少なくとも1つの実施形態の”999C”断面図である。
【図9A】典型的な”分割”電極構成を描く典型的なシールディングエネルギ経路の部分のオフセットを伴う上面図である。
【図9B】図9Aを描く側面図の一部を示す図である。
Claims (33)
- 複数の、重ねられ導電結合されたエネルギ経路であって、少なくとも第1の重ねられたエネルギ経路、第2の重ねられたエネルギ経路、及び、第3の重ねられたエネルギ経路を含む前記複数のエネルギ経路と、
実質的に同様な大きさと形状の、少なくとも第1と第2のエネルギ経路と
を備え、
前記第1のエネルギ経路は、前記第1と前記第2の重ねられたエネルギ経路によって少なくとも部分的にシールドされて挟まれ、前記第2のエネルギ経路は、前記第2と前記第3の重ねられたエネルギ経路によって少なくとも部分的にシールドされて挟まれ、
前記第1と前記第2のエネルギ経路は、各々少なくとも対応する対面領域を有し、前記対面領域の各々は、第1の表面領域を含み、前記第1と前記第2のエネルギ経路は、各々少なくとも対応する非対面領域を有し、前記非対面領域の各々は第2の表面領域を含み、
前記第1の表面領域のそれぞれは、前記第2の表面領域のそれぞれに比例するエネルギ経路構成。 - 前記第1または前記第2のエネルギ経路は、各々、前記複数の重ねられたエネルギ経路のうち任意の1つよりも小さい請求項1に記載のエネルギ経路構成。
- 第1の複数の導電結合され重ねられたエネルギ経路と、
第2の複数の導電結合され重ねられたエネルギ経路と、
第3の複数の導電結合され重ねられたエネルギ経路と
を備え、
前記第1、前記第2及び前記第3の複数の重ねられたエネルギ経路のそれぞれは、互いから導電的に分離され、
前記第2と前記第3の複数の重ねられたエネルギ経路のうち、各重ねられたエネルギ経路は、実質的に共通の大きさと形状であり、
前記第1の複数の重ねられたエネルギ経路のうち任意の1つの重ねられたエネルギ経路は、前記第2または前記第3の複数の重ねられたエネルギ経路のうち任意の1つの重ねられたエネルギ経路よりも大きく、
前記第1の複数の重ねられたエネルギ経路のうち少なくとも1つの重ねられたエネルギ経路は、前記第2または前記第3の複数の重ねられたエネルギ経路からの少なくとも1つの重ねられたエネルギ経路を、前記第2または前記第3の複数の重ねられたエネルギ経路のうち他のエネルギ経路から少なくとも部分的にシールドし、
前記第1の複数の重ねられたエネルギ経路の数は奇数であり、
前記第2と前記第3の複数の重ねられたエネルギ経路の数は、合計で偶数であるエネルギ経路構成。 - 前記エネルギ経路構成は、コモンモードノイズと差分モードノイズのうち少なくとも1つをフィルタリングする請求項1乃至3のいずれかに記載のエネルギ経路構成。
- 前記エネルギ経路構成は、スタックされたエネルギ経路構成である請求項1乃至4のいずれかに記載のエネルギ経路構成。
- 前記エネルギ経路構成は、支持を提供し、及び、前記エネルギ経路のうち少なくとも1つを、前記重ねられたエネルギ経路のうち少なくとも他の1つから実質的に分離するための支持材
をさらに備える請求項1乃至4のいずれかに記載のエネルギ経路構成。 - 前記第1、前記第2及び前記第3の複数の重ねられたエネルギ経路のうち少なくとも1つの複数の重ねられたエネルギ経路を、前記第1、前記第2及び前記第3の複数の重ねられたエネルギ経路のうち少なくとも他の1つの複数の重ねられたエネルギ経路から実質的に分離するための支持材
をさらに備える請求項3に記載のエネルギ経路構成。 - 前記エネルギ経路構成は、絶縁材、半絶縁材、誘電材、導電材、強磁性材、フェライト材、シェール材、金属酸化物材、バリスタ材、化学的にドープされた材料、半導電材、またはこれらの組み合わせからなる材料のグループから選択された少なくとも1つの材料をさらに含む請求項1乃至4のいずれかに記載のエネルギ経路構成。
- 少なくとも前記第1と第2のエネルギ経路を支持するための複数の誘電材部分をさらに備える請求項2に記載のエネルギ経路構成。
- 前記支持材は、樹脂材を含む請求項7に記載のエネルギ経路構成。
- 前記支持材は、フェライト材を含む請求項7に記載のエネルギ経路構成。
- 前記支持材は、誘電材を含む請求項7に記載のエネルギ経路構成。
- 前記エネルギ経路構成は、30分間に少なくとも摂氏15度温度が上昇する請求項10に記載のエネルギ経路構成。
- 前記エネルギ経路構成のうち任意の1つのエネルギ経路は、フォトリソグラフィ加工される請求項10に記載のエネルギ経路構成。
- 前記第2の複数の重ねられたエネルギ経路と前記第3の複数の重ねられたエネルギ経路は、相対的に実質的に対称的で、方向が相対する請求項3に記載のエネルギ経路構成。
- 前記第1のエネルギ経路と前記第2のエネルギ経路は、少なくとも第1の電極と第2の電極である請求項2に記載のエネルギ経路構成。
- 前記複数の重ねられたエネルギ経路のうち任意の1つの重ねられたエネルギ経路は、シールディング電極である請求項16に記載のエネルギ経路構成。
- 前記第1のエネルギ経路と前記第2のエネルギ経路は、少なくとも第1の電極と第2の電極である請求項9に記載のエネルギ経路構成。
- 請求項1、または、2、7、9、10、11、12、15、16、17、18のうちいずれかに記載のエネルギ経路構成であって、容量性ネットワークの一部として動作可能な前記エネルギ経路構成。
- 請求項1、または、2、7、9、10、11、12、15、16、17、18のうちいずれかに記載のエネルギ経路構成であって、分圧器として動作可能な前記エネルギ経路構成。
- 請求項1、または、2、7、9、10、11、12、15、16、17、18のうちいずれかに記載のエネルギ経路構成であって、エネルギコンディショナとして動作可能な前記エネルギ経路構成。
- 請求項1、または、2、7、9、10、11、12、15、16、17、18のうちいずれかに記載のエネルギ経路構成であって、キャパシタとして動作可能な前記エネルギ経路構成。
- エネルギソースと、
エネルギ使用負荷と
をさらに備え、
前記第1、前記第2及び前記第3の複数の重ねられたエネルギ経路は、共通電圧基準に対応して、エネルギソースとエネルギ使用負荷の間の電圧バランスを維持する請求項7に記載のエネルギ経路構成。 - 少なくとも1つの導電材部分によって前記第1の複数の重ねられたエネルギ経路に導電結合される中立的な導電体と、
少なくとも別の導電材部分によって前記第2の複数の重ねられたエネルギ経路に導電結合される正の導電体と、
少なくとも1つの他の導電材部分によって前記第3の複数の重ねられたエネルギ経路に導電結合される負の導電体と
をさらに備える請求項23に記載のエネルギ経路構成。 - 前記少なくとも1つの他の導電材部分は、前記少なくとも1つの別の導電材部分と重ならない請求項24に記載のエネルギ経路構成。
- 前記少なくとも1つの導電材部分は、前記少なくとも1つの別の導電材部分と重ならない請求項24に記載のエネルギ経路構成。
- 前記少なくとも1つの導電材部分は、前記少なくとも1つの他の導電材部分と重ならない請求項24に記載のエネルギ経路構成。
- 前記エネルギ経路構成は、少なくとも2つの外側のシールディングエネルギ経路をさらに備える請求項1乃至4のいずれかに記載のエネルギ経路構成。
- 少なくとも前記第1の電極と少なくとも前記第2の電極は、少なくとも第1と少なくとも第2の分割電極を備える請求項16に記載のエネルギ経路構成。
- 請求項1、または、2、7、9、10、11、12、15、16、17、18、23、24、29のいずれかに記載のエネルギ経路構成であって、バイパスキャパシタとして動作可能な前記エネルギ経路構成。
- 実質的に等しい大きさと形状の導電結合された第1の複数のエネルギ経路であって、前記第1の複数の各々は前記第1の複数の他の各々と並列である前記第1の複数のエネルギ経路と、
実質的に等しい大きさと形状の導電結合された第2の複数のエネルギ経路であって、前記第2の複数の各々は前記第2の複数の他の各々と並列である前記第2の複数のエネルギ経路と、
実質的に等しい大きさと形状の導電結合された第3の複数のエネルギ経路であって、前記第3の複数の各々は前記第3の複数の他の各々と重なり、かつ、並列である、前記第3の複数のエネルギ経路と
を備え、
前記第1の複数のエネルギ経路のうち少なくとも1つは、前記第3のエネルギ経路のうち少なくとも1つと少なくとも部分的に重ならず、及び、前記第1の複数のエネルギ経路のうち少なくとも1つと前記第3の複数のエネルギ経路のうち少なくとも1つとが重ならないことを補償するために、前記第2の複数のエネルギ経路のうち少なくとも1つは前記第3の複数のエネルギ経路のうち少なくとも1つと相補的に部分的に重ならないエネルギ経路構成。 - 前記第1の複数のエネルギ経路のうち少なくとも1つの部分的に重ならないエネルギ経路を除く前記第1の複数のエネルギ経路の残りは、前記第3の複数のエネルギ経路と実質的に重ねられる請求項31に記載のエネルギ経路構成。
- 前記部分的に重ならない領域は、シフトした領域を含む請求項31に記載にエネルギ経路構成。
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